JPH1160362A - 堆肥化資材製造設備 - Google Patents

堆肥化資材製造設備

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JPH1160362A
JPH1160362A JP22349297A JP22349297A JPH1160362A JP H1160362 A JPH1160362 A JP H1160362A JP 22349297 A JP22349297 A JP 22349297A JP 22349297 A JP22349297 A JP 22349297A JP H1160362 A JPH1160362 A JP H1160362A
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JP
Japan
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mixing
supply
manure
mixture
waste
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Application number
JP22349297A
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English (en)
Inventor
Kentaro Kimura
健太郎 木村
Tsuneo Nishio
恒雄 西尾
Ryuzo Nakamura
隆三 中村
Koichi Yamade
光一 山出
Masatoshi Yoshitomi
正資 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質な堆肥化資材を製造できるようにする。 【解決手段】 水分を含有した有機物含有廃棄物と、低
水分の副資材とを混合して排出する混合手段Cと、有機
物含有廃棄物を搬送して混合手段に供給する廃棄物供給
手段Hと、副資材を搬送して混合手段に供給する副資材
供給手段Jと、廃棄物供給手段による有機物含有廃棄物
の混合手段への供給開始時と、副資材供給手段による副
資材の混合手段への供給開始時とのタイミングを調節す
る調節手段Gとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分を含有した有
機物含有廃棄物と、低水分の副資材とを混合して排出す
る混合手段を備えた堆肥化資材製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上記堆肥化資材製造設備は、有機物含有
廃棄物と副資材とを混合部にて醗酵に適した水分含有率
となる混合比で混合して、その混合部から排出される混
合物を醗酵させて堆肥化資材を製造するものである。そ
して、従来、必要量の有機物含有廃棄物と必要量の副資
材とを混合手段へ供給するにあたって、有機物含有廃棄
物と副資材とを人手を使って混合手段へ投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、有機物含有廃
棄物と副資材の混合部への供給作業が煩わしい欠点があ
る。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、
有機物含有廃棄物と副資材の混合部への供給作業を省力
化できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の堆肥化資
材製造設備は、廃棄物供給手段によって有機物含有廃棄
物を搬送して混合手段に供給し、副資材供給手段によっ
て副資材を搬送して混合手段に供給することができる。
そして、廃棄物供給手段と副資材供給手段とによって有
機物含有廃棄物と副資材を混合部へ供給することを開始
する際に、両種の供給手段を単に同時に作動させるだけ
では、供給すべき有機物含有廃棄物や副資材の搬送距離
の違いによって、有機物含有廃棄物の搬送開始から混合
部への供給開始までの所要時間や、副資材の搬送開始か
ら混合部への供給開始までの所要時間が異なるものとな
り、有機物含有廃棄物の混合手段への供給開始が副資材
の混合手段への供給開始に比べて早過ぎたり遅過ぎたり
すると、副資材が不足して水分が過剰な混合物が生成さ
れたり、副資材が過剰で水分が不足する混合物が生成さ
れたりして、堆肥化資材の品質にむらが生じる欠点があ
る。ところが、本発明においては、廃棄物供給手段によ
る有機物含有廃棄物の混合手段への供給開始時と、副資
材供給手段による副資材の混合手段への供給開始時との
タイミングを調節する調節手段とが設けられているの
で、混合手段による混合開始時から、有機物含有廃棄物
と副資材とが所望のタイミングで混合手段へ供給される
ように、有機物含有廃棄物の混合手段への供給開始時
と、副資材の混合手段への供給開始時とのタイミングを
調節することができる。従って、有機物含有廃棄物と副
資材の混合部への供給作業を省力化できるとともに、供
給すべき有機物含有廃棄物や副資材の搬送距離の違いに
よって、有機物含有廃棄物の搬送開始から混合部への供
給開始までの所要時間や、副資材の搬送開始から混合部
への供給開始までの所要時間が異なる場合でも、有機物
含有廃棄物の混合手段への供給開始時と、副資材の混合
手段への供給開始時とのタイミングを調節して、混合手
段による混合開始時から、有機物含有廃棄物と副資材と
が所望の混合比で混合された混合物を生成することがで
き、均質な堆肥化資材を製造することができる。請求項
2記載の堆肥化資材製造設備は、低水分の副資材の設定
量を混合手段に供給してから、水分を含有した有機物含
有廃棄物の混合手段への供給を開始するので、有機物含
有廃棄物に含まれる水分を副資材に万遍なく付着させた
り吸水させ易く、混合物の全体を堆肥化に適した水分含
有率に調節し易い。つまり、有機物含有廃棄物を副資材
よりも先に供給した場合には、有機物含有廃棄物に含ま
れる水分がその有機物含有廃棄物のうちの下部に溜まり
易く、後から供給される副資材をその水分に接触させに
くいので、混合物の水分含有率にむらがあり、混合物の
全体を堆肥化に適した水分含有率に調節しにくいが、副
資材の設定量を供給してから有機物含有廃棄物を供給す
る場合は、有機物含有廃棄物に含まれる水分を副資材に
接触させ易く、混合物の全体を堆肥化に適した水分含有
率に調節し易いのである。請求項3記載の堆肥化資材製
造設備は、廃棄物供給手段による有機物含有廃棄物の搬
送開始時を基準にして、有機物含有廃棄物の搬送開始か
ら混合手段への供給開始までの所要時間を考慮した設定
時間が経過すると、副資材供給手段による副資材の搬送
を開始すれば良いので、有機物含有廃棄物の搬送状態を
センサー等で監視することなく、有機物含有廃棄物の供
給開始時と副資材の供給開始時とのタイミングを簡便に
調節できる。請求項4記載の堆肥化資材製造設備は、家
畜糞尿を有機物含有廃棄物として有効に利用できる。ま
た、副資材貯留部を糞尿溜部よりも混合手段に近接して
設けて、副資材貯留部と混合手段とをコンパクトに配置
しながら、有機物含有廃棄物と副資材とが所望の混合比
で混合された混合物を生成することができる。請求項5
記載の堆肥化資材製造設備は、混合部にて混合された混
合物を混合物供給手段にて加圧混練部に供給し、その加
圧混練部にて加圧状態で混練された混練物を混練物供給
手段にて醗酵部に供給することができるので、有機物含
有廃棄物と副資材の混合部への供給から、混練物の醗酵
部への供給までの工程の省力化を図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態を、水分を含有
した有機物含有廃棄物として家畜の糞尿を利用する堆肥
化資材製造設備について説明する。図1は本発明による
堆肥化資材製造設備全体の概略構成を示し、家畜として
の牛が排泄した糞尿を貯留しておく糞尿溜部A1を設け
てある牛舎(家畜飼育場)Aと、藁や草,籾殻,おが屑
等のセルロースを含有した低水分の副資材を貯留する副
資材タンクBと、糞尿溜部A1から供給される糞尿と副
資材タンクBから供給される副資材とを混合して排出す
る混合手段としての混合部Cと、その混合部Cにて混合
された混合物を貯留並びに排出自在な貯留部としての混
合物タンクDと、その混合物タンクDから排出された混
合物を加圧状態で混練して排出する加圧混練部Eと、そ
の加圧混練部Eにて加圧混練された混練物を堆積発酵さ
せて堆肥化資材を生成する発酵部Fと、制御部Gとを備
えている。
【0006】更に、牛舎Aにおける糞尿溜部A1の糞尿
を取得保持して混合部Cに対する供給位置まで搬送し
て、その供給位置にて保持している糞尿を混合部Cに供
給するように構成された糞尿供給手段Hと、副資材タン
クB内の副資材を混合部Cに供給する副資材供給手段J
と、混合物タンクDから排出される混合物を加圧混練部
Eに供給する混合物供給手段Kと、加圧混練部Eから排
出される混練物を発酵部Fに供給する混練物供給手段L
と、発酵部Fにて生成された堆肥化資材を排出する堆肥
化資材排出手段Mとを備えている。
【0007】前記制御部Gは、図2のブロック図で示す
ように、制御盤32にて設定された稼働開始時刻や糞尿
と副資材との混合比、堆肥化資材の製造量、後述する糞
尿供給所要時間Taや副資材供給所要時間Tb等の情報
に基づいて、混合部Cと加圧混練部E、並びに、各供給
手段H,J,K,L,Mの作動を制御するように構成さ
れている。そして、設定された稼働開始時刻になると、
糞尿供給手段Hと副資材供給手段Jにて糞尿と副資材と
を混合部Cに供給して、その糞尿と副資材とを混合しな
がらその混合物を混合物タンクDに貯留し(混合工
程)、その混合物タンクDに貯留されている混合物を混
合物供給手段Kにて加圧混練部Eへ供給して、加圧状態
で混練し(加圧混練工程)、加圧混練部Eにて生成され
た混練物を混練物供給手段Lにて発酵部Fに供給して堆
積醗酵させ(醗酵工程)、発酵部Fにて生成された醗酵
済の混練物を堆肥化資材として堆肥化資材排出手段Mで
排出する(堆肥化資材排出工程)までの作業を、制御部
Gによる制御によって自動的に行うように構成されてい
る。
【0008】前記糞尿供給手段Hは、図3,図4に示す
ように、糞尿搬送コンベア1にて構成してあり、この糞
尿搬送コンベア1は、牛舎Aの糞尿溜部A1、及び、混
合部Cに対する供給位置(後述する混合タンク5に設け
たホッパ3の上方位置に相当する)を巡る所定の周回経
路に沿って周回するように敷設した無端周回チェーン1
aと、その無端周回チェーン1aに設定間隔をあけて片
持ち状に付設されて、糞尿を係止保持する多数の係止搬
送体1bと、無端周回チェーン1aを周回駆動する糞尿
供給用電動モータ1cとを備えて構成してある。尚、糞
尿搬送コンベア1のうちの、糞尿を混合部Cに対する供
給位置にまで揚上搬送する揚上搬送部1Aは、係止搬送
体1bが傾斜姿勢の受け板1d上を移動するように設け
られ、受け板1dの上端では係止搬送体1bが受け板1
dの先端よりも突出する状態で旋回するよう設けられて
いる。
【0009】前記糞尿溜部A1は、牛舎Aの床に排泄さ
れた糞尿が流れ込むように溝状に形成され、その溝状糞
尿溜部A1と受け板1dの下端部分とは、地面等に形成
した溝状搬送路A2にて連結してあり、無端周回チェー
ン1aは、溝状糞尿溜部A1内、溝状搬送路A2内、及
び、受け板1d上を移動するように敷設してある。そし
て、溝状糞尿溜部A1内の糞尿を係止搬送体1bに係止
保持させた状態で、溝状糞尿溜部A1内、溝状搬送路A
2内及び受け板1d上を経て、ホッパ3の上方の供給位
置まで搬送し、そこで、落下させて、混合部Cに供給す
るように構成してある。
【0010】前記副資材タンクBは、図6〜図8に示す
ように、糞尿溜部A1よりも混合部Cの横側部に近接し
て設けられ、副資材供給手段Jは、副資材タンクB内の
底部に設けられていて、副資材をタンク外に排出する副
資材排出スクリュー2と、その副資材排出スクリュー2
にて排出される副資材を受けて、ホッパ3の上方まで揚
上搬送して、ホッパ3に落下供給する副資材揚上搬送コ
ンベア4とを設けて構成してある。
【0011】尚、混合部Cにおいて糞尿と副資材とを混
合した混合物の水分含有率が発酵に適した水分含有率に
なるように、糞尿供給手段H及び副資材供給手段J夫々
による供給量を調節してある。例えば、牛の糞尿の場
合、糞尿の水分含有率は85%程度であり、籾殻、おが
屑等の副資材の水分含有率は15〜20%程度であり、
それらの糞尿と副資材とを、混合後の水分含有率が例え
ば60〜70%、望ましくは65%程度になるような供
給量比で供給する。
【0012】前記混合部Cは、図5〜図8に示すよう
に、糞尿搬送コンベア1から供給される糞尿、及び、副
資材揚上搬送コンベア4から供給される副資材が投入さ
れる前述のホッパ3と、横向き円筒状の混合タンク5
と、混合物を混合物タンクD内に投入する為の混合物投
入路6と、ホッパ3の底部から糞尿及び副資材を混合タ
ンク5内に供給する供給スクリュー7と、混合タンク5
内の糞尿及び副資材を攪拌混合して所定混合比の混合物
を生成する多数の攪拌混合羽根8と、攪拌混合羽根8で
攪拌混合された混合物を混合物投入路6に向けて撥ね上
げる板状の撥ね上げ羽根9とを備えて構成され、糞尿と
副資材とを混合しながら、その混合物を混合物タンクD
内に排出するように構成されている。前記供給スクリュ
ー7と攪拌混合羽根8及び撥ね上げ羽根9は、混合用電
動モータ10で駆動される同じ回転軸11に取り付けら
れ、糞尿と副資材とを供給スクリュー7で混合タンク5
の一端側に供給しながら、混合タンク5内で攪拌混合さ
れている混合物を混合タンク5の他端側に押し出して、
その混合物を撥ね上げ羽根9で撥ね上げ、混合物投入路
6を通って混合物タンクD内に投入するように構成して
ある。尚、混合部Cで混合された混合物を混合物タンク
D内に投入するに当たって、混合タンク5から排出され
る混合物をスリューコンベア等で混合物タンクD上部に
搬送して投入するように構成しても良い。
【0013】前記混合物タンクDには、図5,図6,図
8に示すように、貯留されている混合物が分離しないよ
うに攪拌する多数の攪拌羽根12aを備えた攪拌用回転
体12が設けられている。
【0014】前記混合物供給手段Kは、図6〜図8に示
すように、混合物タンクDの底部に設けた排出口13か
ら混合物を落下排出させる混合物排出スクリュー14
と、その混合物排出スクリュー14で落下排出された混
合物を受け止めて搬送する混合物スクリューコンベア1
5とを設けて構成してあり、混合物スクリューコンベア
15は、混合物を後述する加圧混練部Eの受入れホッパ
16の上方まで搬送して、そこから受入れホッパ16に
落下供給するように設けてある。そして、排出用電動モ
ータ17の駆動で回動する伝動ベルト17aを、攪拌用
回転体12の回転軸12b及び混合物排出スクリュー1
4の回転軸14aに巻掛けて、攪拌用回転体12と混合
物排出スクリュー14とを連動して回転させるように構
成されている。
【0015】前記加圧混練部Eは、図5〜図8に示すよ
うに、横向き円筒状の加圧混練タンク18と、その加圧
混練タンク18内に供給された混合物をタンクの一端側
から他端側に移動させながら加圧状態で混練する駆動回
転体としての加圧混練スクリュー19と、そのスクリュ
ー回転軸19aを駆動回転させる混練用電動モータ20
とを備えた加圧混練機を設けて構成されている。前記加
圧混練タンク18には、混合物スクリューコンベア15
から落下供給される混合物を受け入れる受入れホッパ1
6と、その受入れホッパ16に受け入れた混合物を加圧
混練タンク18内の一端側に供給する供給口16aと、
加圧混練タンク18の他端側を塞ぐ着脱自在な蓋体18
aとが設けられ、その蓋体18aには加圧混練された混
練物が押し出されてくる多数の貫通孔21を形成して、
混合物を加圧状態で混練しながら、その貫通孔21から
混練物を排出するように構成されている。また、図9に
示すように、スクリュー回転軸19aの蓋体18a側端
部には、加圧混練スクリュー19と共に一体回転するカ
ッター22が設けられ、加圧混練用タンク18には、カ
ッター22の回転に伴う混合物の共回りを防止する突起
部材23が螺着固定されている。そして、加圧混練スク
リュー19の駆動に伴う混合物の移動を蓋体18aで規
制することで、その混合物を加圧状態で混練して、その
混練に伴って発生する圧縮熱及び摩擦熱によって、混合
物を醗酵させ易い適温、例えば、好気性細菌が繁殖し易
い50℃程度の温度に加熱するように構成され、蓋体1
8a内面で受け止められている適温の混合物を、蓋体1
8a内面に沿って摺動回転するカッター22で切断しな
がら貫通孔21から押し出すように構成されている。
【0016】前記加圧混練物供給手段Lは、加圧混練物
用ベルトコンベアを設けて構成してあり、図1に示すよ
うに、この加圧混練物用ベルトコンベアLは、加圧混練
用タンク18の蓋体18aに設けた貫通孔21から押し
出されて落下する混練物を受け止めて発酵部Fとしての
堆肥舎25内まで搬送し、堆肥舎25内に落下供給する
ように設けてある。
【0017】前記発酵部Fを構成している堆肥舎25
は、図1に示すように、太陽熱が舎内に供給されるよう
にしたビニールハウス等を設けて構成され、混練物用ベ
ルトコンベアLから供給された混練物を、新しいものほ
ど上層になるように堆肥舎25内に堆積して、太陽熱に
よってその発酵を促進しながら、2〜3ヵ月の期間に亘
って発酵処理するようにしてある。従って、堆積中の混
練物は、下層のものほど発酵が進んでおり、最下層の最
も発酵が進んでいる水分含有率が50%程度の混練物を
堆肥化資材として、順次、堆肥化資材排出手段Mにて取
り出すようになっている。
【0018】前記堆肥化資材排出手段Mは、図1に示す
ように、堆積中の混練物のうちの最下層の混練物を堆肥
化資材として舎外に排出するように設けた堆肥化資材排
出スクリュー24と、その堆肥化資材排出スクリュー2
4にて排出される堆肥化資材を受け止めて所定の保管場
所に搬送する堆肥化資材排出用ベルトコンベア26とを
設けて構成してある。
【0019】前記制御部Gは、副資材供給手段Jによっ
て設定量の副資材が混合部Cに供給されてから、糞尿供
給手段Hによる糞尿の混合部Cへの供給を開始するタイ
ミングとなるように、糞尿供給手段Hの作動を制御する
ように構成されている。つまり、予め実測した糞尿搬送
コンベア1の駆動を開始してから糞尿の混合部Cへの供
給が開始される迄に要する糞尿供給所要時間Taと、予
め実測した副資材排出スクリュー2及び副資材揚上搬送
コンベア4の駆動を開始してから設定量の副資材が混合
部Cに供給される迄に要する副資材供給所要時間Tbと
の時間差Tcを設定時間として、制御盤32に設けた調
節ダイヤルNで設定する。そして、制御部Gは、図10
のタイムチャートで示すように、その設定時間Tcに基
づいて、糞尿搬送コンベア1による糞尿の搬送開始時、
つまり糞尿搬送コンベア1の駆動開始時刻を基準にし
て、その駆動開始時刻から設定時間Tcが経過すると、
副資材排出スクリュー2及び副資材揚上搬送コンベア4
の駆動を開始させるように制御する。従って、調節ダイ
ヤルNと制御部Gとが、糞尿供給手段Hによる糞尿の混
合部Cへの供給開始時と、副資材供給手段Jによる副資
材の混合部Cへの供給開始時とのタイミングを調節する
調節手段に対応している。尚、糞尿溜部A1のうちの特
定箇所に糞尿が偏って溜まっていて、実際の糞尿供給所
要時間Taが変化するような場合にも、調節ダイヤルN
による設定時間Tcを変更調節して、糞尿供給手段Hに
よる糞尿の混合部Cへの供給開始時を調節することがで
きる。
【0020】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
て、糞尿と副資材の混合手段(混合機)Cへの供給開始
が同時になるタイミングとなるように、糞尿供給手段H
と副資材供給手段Jの作動を制御するように構成しても
良い。つまり、予め実測した糞尿搬送コンベア1の駆動
を開始してから糞尿の混合部Cへの供給が開始される迄
に要する糞尿供給所要時間Taと、予め実測した副資材
排出スクリュー2及び副資材揚上搬送コンベア4の駆動
を開始してから副資材の混合部Cへの供給が開始される
迄に要する副資材供給所要時間Tbとの時間差Tcを設
定時間として、制御盤32に設けた調節ダイヤルNで設
定する。そして、制御部Gは、図10のタイムチャート
で示したと同様に、その設定時間Tcに基づいて、糞尿
搬送コンベア1による糞尿の搬送開始時、つまり糞尿搬
送コンベア1の駆動開始時刻を基準にして、その駆動開
始時刻から設定時間Tcが経過すると、副資材排出スク
リュー2及び副資材揚上搬送コンベア4の駆動を開始さ
せるように制御する。その他の構成は第1実施形態と同
様である。
【0021】〔第3実施形態〕図11は、本発明の第3
実施形態を示し、副資材供給手段Jは、副資材タンクB
の底部から副資材をタンク外に排出する副資材排出スク
リュー28と糞尿搬送コンベア1における揚上搬送部1
Aとで構成して、副資材排出スクリュー28にて排出さ
れる副資材を糞尿搬送コンベア1における揚上搬送部1
Aで混合手段(混合機)Cに供給するように設けてあ
り、家畜糞尿と副資材とが糞尿搬送コンベア1の揚上搬
送部1Aで搬送するようにしてある。そして、副資材排
出スクリュー28による単位時間当たり副資材供給量
と、糞尿搬送コンベア1による単位時間当たり糞尿供給
量との比が、混合部Cにおける糞尿と副資材との混合比
と略等しくなるようにしてある。
【0022】また、揚上搬送部1Aで搬送される家畜糞
尿、及び、副資材を受入れホッパ29から受け入れて、
排出部31に向けて搬送しながら攪拌混合する混合用ス
クリューコンベア30を設けてあり、この混合用スクリ
ューコンベア30にて混合された混合物を加圧混練部E
の受入れホッパ16内に落下供給するように構成して、
この混合用スクリューコンベア30を、混合部C及び混
合物供給手段Kとして機能させるように構成してある。
【0023】前記制御部Gは、糞尿及び副資材の混合部
Cへの供給が略同時に開始されるように、糞尿搬送コン
ベア1の作動を制御するように構成されている。つま
り、予め実測した糞尿搬送コンベア1の駆動を開始して
から糞尿が副資材排出スクリュー28による副資材の落
下位置に到着する迄の糞尿搬送所用時間Taと、予め実
測した副資材排出スクリュー28の駆動を開始してから
副資材の揚上搬送部1Aへの落下供給が開始される迄に
要する副資材供給所要時間Tbとの時間差Tcを設定時
間として、制御盤32に設けた調節ダイヤルNで設定す
る。そして、制御部Gは、図12のタイムチャートで示
すように、その設定時間Tcに基づいて、副資材排出ス
クリュー28による副資材の搬送開始時刻を基準にし
て、その搬送開始時刻から設定時間Tcが経過すると、
糞尿搬送コンベア1の駆動を開始させるように構成され
ている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0024】〔その他の実施形態〕 1.本発明による堆肥化資材製造設備は、調節手段が、
設定量の有機物含有廃棄物が混合手段へ供給されてか
ら、副資材の混合手段への供給を開始するタイミングに
調節するように構成されていても良い。 2.本発明による堆肥化資材製造設備は、混合物供給手
段が、混合手段で混合された混合物を加圧混練部に直接
供給するように構成されていても良い。 3.本発明による堆肥化資材製造設備は、混合手段が、
混合物を貯留並びに排出自在な貯留部内において有機物
含有廃棄物と副資材とを混合するように構成されていて
も良い。 4.本発明による堆肥化資材製造設備は、加圧混練部で
混練された混練物を堆肥化資材として製造するものであ
っても良い。 5.本発明による堆肥化資材製造設備は、有機物含有廃
棄物と副資材とを混合してから、その混合物の全量を排
出するバッチ処理方式の混合部を備えていても良い。 6.本発明による堆肥化資材製造設備は、ペレット状に
加工した堆肥化資材を製造するものであっても良い。 7.本発明による堆肥化資材製造設備は、牛以外の家
畜、例えば豚や鶏等の糞尿を有機物含有廃棄物として利
用するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる堆肥化資材製造設備の全
体構成を示すブロック図
【図2】制御ブロック図
【図3】糞尿搬送コンベアを示す平面図
【図4】糞尿搬送コンベアを示す一部断面側面図
【図5】混合部を示す一部断面側面図
【図6】要部の平面図
【図7】要部の側面図
【図8】図6のVIII-VIII 線矢視一部断面側面図
【図9】加圧混練機の要部断面図
【図10】タイムチャート
【図11】第3実施形態にかかる堆肥化資材製造設備の
全体構成を示すブロック図
【図12】タイムチャート
【符号の説明】
A 家畜飼育場 A1 糞尿溜部 B 副資材貯留部 C 混合手段 E 加圧混練部 F 醗酵部 G,N 調節手段 H 廃棄物供給手段 J 副資材供給手段 K 混合物供給手段 L 混練物供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山出 光一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 吉富 正資 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を含有した有機物含有廃棄物と、低
    水分の副資材とを混合して排出する混合手段を備えた堆
    肥化資材製造設備であって、 前記有機物含有廃棄物を搬送して前記混合手段に供給す
    る廃棄物供給手段と、前記副資材を搬送して前記混合手
    段に供給する副資材供給手段と、前記廃棄物供給手段に
    よる有機物含有廃棄物の前記混合手段への供給開始時
    と、前記副資材供給手段による副資材の前記混合手段へ
    の供給開始時とのタイミングを調節する調節手段とが設
    けられている堆肥化資材製造設備。
  2. 【請求項2】 前記調節手段が、設定量の副資材が前記
    混合手段へ供給されてから、有機物含有廃棄物の前記混
    合手段への供給を開始するタイミングに調節するように
    構成されている請求項1記載の堆肥化資材製造設備。
  3. 【請求項3】 前記調節手段が、前記廃棄物供給手段に
    よる有機物含有廃棄物の搬送開始時を基準にして、その
    基準となる搬送開始時から設定時間が経過すると、前記
    副資材供給手段による副資材の搬送を開始するタイミン
    グに調節するように構成されている請求項1記載の堆肥
    化資材製造設備。
  4. 【請求項4】 前記有機物含有廃棄物が、家畜飼育場に
    おける糞尿溜部に貯留される家畜糞尿で構成されてい
    て、前記廃棄物供給手段が、前記糞尿溜部の家畜糞尿を
    取得保持して前記混合手段に対する供給位置まで搬送す
    るように構成され、 前記副資材を貯留する副資材貯留部が、前記糞尿溜部よ
    りも前記混合手段に近接して設けられている請求項1〜
    3のいずれか1項記載の堆肥化資材製造設備。
  5. 【請求項5】 前記混合手段にて混合された混合物を加
    圧状態で混練する加圧混練部と、前記加圧混練部にて混
    練された混練物を醗酵させる醗酵部と、前記混合手段に
    て混合された混合物を前記加圧混練部に供給する混合物
    供給手段と、前記加圧混練部にて混練された混練物を前
    記醗酵部に供給する混練物供給手段とが設けられている
    請求項1〜4のいずれか1項記載の堆肥化資材製造設
    備。
JP22349297A 1997-08-20 1997-08-20 堆肥化資材製造設備 Pending JPH1160362A (ja)

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