JPH1158565A - 微着性エアーセルラー結露防止シート、およびその製造法 - Google Patents

微着性エアーセルラー結露防止シート、およびその製造法

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JPH1158565A
JPH1158565A JP9229610A JP22961097A JPH1158565A JP H1158565 A JPH1158565 A JP H1158565A JP 9229610 A JP9229610 A JP 9229610A JP 22961097 A JP22961097 A JP 22961097A JP H1158565 A JPH1158565 A JP H1158565A
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JP
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cellular
air
synthetic resin
sheet
film
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JP9229610A
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Inventor
Tomokazu Yamazaki
知一 山崎
Hideki Hirata
英樹 平田
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Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素人がガラス面にワンタッチで簡易迅速に隙
間なく確実に張着することができて視界および室内光朗
を損なうことがなく、しかもその取り外しも至極簡単で
除去した跡は清浄で払拭などの後処理の必要がなく、ガ
ラス面の明瞭化に役立つ安価な微着性エアーセルラー結
露防止シート、ならびにその製造法を提供すること。 【解決手段】 エアセルラー結締組織を有する透明な合
成樹脂面状成形体の張付部とすべきフラットフイルム面
に微着性を付与した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微着性エアセルラ
ー(air cellular)結露防止シートとその製造方法に関
し、更に詳しくは、ワンタッチで簡単に窓ガラスに張り
付けて当該窓ガラスの結露を確実に防止でき、しかも必
要な限度の視界を確保することができて室内を暗くする
こともない頗る実用的な結露防止技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、寒冷の時期になると室内
と外気の間には大きな温度差が出来て外気に直接に接す
る窓ガラスは冷やされて室内空気が保有している湿気が
露点に達して其処に結露を生ぜしめる。このような結露
は、室内を石油ストーブなどで暖房していると特に甚だ
しく、窓廻りの塗装や壁面、更には床面などを汚損して
室内ムードを損うだけでなく、建物自体をも腐朽させる
といった弊害を齎らす。
【0003】従来、窓などのガラス面の結露防止対策と
しては、通常、ガラス製品等の破損防止用の緩衝材とし
て用いられているところのエアーセルラークッションシ
ート(air cellular cushioning sheet) 1aを転用し
て、これを図3又は図4に示すような状態に両面テープ
T・Tや接着剤Bにてガラス面Gに付着させることによ
り外気温で冷却されるガラス面Gと室内の暖気との接触
を遮断するという便法が採られていた。たしかに、この
方法によれば、ガラス面の結露を防止することができ、
その面では大いに役立った。
【0004】しかしながら、これら従来の結露防止対策
には、次のような難点が指摘されていたのである。
【0005】まず、両面テープTを使用する前者の方法
にあっては、次の難点が指摘されていた。 ガラス面Gとセルラークッションシート1aとの間
に不可避的に隙間が出来て其処に室内の空気が入って結
露が生じ、こうして生じた結露が徐々に成長してシート
1aと密着してない僅かな空隙に充満して毛細現象的に
滲み出して、そのまゝにしておくと遅かれ早かれ周囲を
汚損する虞れがある。 ガラス面の四周を隈なく両面テープTを張り繞らす
には多量の両面テープが必要でコスト的に負担が大きい
うえに、四周隈なく両面テープを張り繞らすことが素人
には困難である。 シーズンオフになってガラス面Gからセルラークッ
ションシート1aを取り除く際に、両面テープTの除去
が頗る困難で手間が掛かる。両面テープTの張り付けが
完全であればあるだけ、その除去作業が難しい。
【0006】他方、接着剤Bを窓ガラスGに塗布してセ
ルラークッションシート1aを張り付ける後者の方法に
は、次の欠点が指摘されていた。 ガラス面Gに均一に接着剤Bを塗布するには熟練を
要するうえに、接着剤も相当多量になるためコスト高に
なる。 シーズンオフになって窓ガラスGからセルラークッ
ションシート1aを取り除く際に、ガラス面Gに塗布し
た接着剤を完全に除去するにはシンナーなどの溶剤が必
要となり、一般人が日曜大工的に処理することが不可能
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、セルラーク
ッションシートが結露防止性能および光透過性能の点に
おいて利点を有しながらも、これをガラス面に張り付け
る従来技術に前述の如き難点があったのに鑑みて為され
たものであり、その技術的課題とするところは、ガラス
面にワンタッチで簡易迅速に隙間なく確実に張着するこ
とができ、しかもその取り外しも至極簡単で除去した跡
は清浄で払拭などの後処理の必要がなく、ガラス面の明
瞭化に役立つ微着性エアーセルラー結露防止シート、な
らびにその製造法を提供するにある。
【0008】また、本発明の他の技術的課題は、必要な
限度の視界を確保することができて室内を暗くすること
のない実用性の高い結露防止結露防止用材、ならびにそ
の製造法を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の他の技術的課題は、コス
ト的に安価で素人が気軽に日曜大工仕事で簡単に張り付
けと取り外し作業を行える使い勝手に富んだ結露防止シ
ートおよびその製造法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するために採用した手段】本発明者が上記
技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面
を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0011】即ち、本発明の微着性エアーセルラー結露
防止シートは、エアセルラー結締組織11を有する透明な
合成樹脂の面状成形体1を技術的前提とし、その面状成
形体1の張付部とすべきフラットフイルム12面には微着
性を付与するという接着・剥離手段を採用することによ
って上記技術的課題を解決した点に特徴がある。
【0012】また、本発明方法は、表面に多数の吸引パ
ンチ孔を有する真空成形ロールVに対し、合成樹脂フイ
ルム11′を加熱しながらフィードして接触させることに
より多数のエアーセルラー凹凸を一様に真空成形してゆ
く一方、こうしてエアーセルラー凹凸を形成するフィル
ム11′の一方側には任意の合成樹脂フィルム13′を層着
し、もう一方には微着性合成樹脂フィルム(フラットフ
ィルム)12′を層着させてエアーセルラー結締組織11の
状態に接合一体化せしめる,という加工手段を採用した
点に特徴がある。
【0013】そこで、本発明について若干の注釈を加え
ておくと、本発明においてエアセルラー結締組織11およ
び封止層13を組成する合成樹脂材料としては、透明にし
て、非水溶性で可撓性があれば低密度、中密度、高密度
の何れでもよくて殆どの合成樹脂材料が採択可能である
が、通常は引張強さ、伸び、低温下での柔軟性保持の面
から 0.910〜0.960 g/cc程度のポリエチレン樹脂を採用
するのが好ましい。
【0014】つぎに、本発明において、張付部となるべ
きフラットフイルム12面に微着性を付与するには、当該
フィルム12の素材としてメタロセン化合物(特に、Ti、
V、Cr、Ni、Fe、Zr、Mn、Mo、Tc、Ru、Pd、Rh、Ptなど
の如き四価の遷移金属を含むメタロセン化合物)を重合
触媒として得られるポリエチレン樹脂の如き微着性のポ
リオレフィン系樹脂フィルムや、ポリイソブチレンを含
有する微着性合成樹脂フィルムが採択可能であるけれど
も、特に、前者の微着性ポリオレフィン系樹脂フィルム
にあっては 0.860〜0.895 g/ccの低密度、かつ、MFR
(melt flow rate)が 2〜5 g/10min 程度(好ましく
は、3g/10min)の超低分子量のポリエチレン樹脂が低温
下でも適度の微着性を呈し、しかも原価的に有利であ
る。
【0015】そしてまた、フラットフイルム12面の微着
性は、張付面側のベース層を汎用合成樹脂フィルムで形
成して、その上に微着性の透明合成樹脂をラミネートす
るという手段によっても形成可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添附図面に表わす図示例を
参照しながら、本発明の実施形態を説明してゆきたい。
【0017】〔実施形態例〕本発明の好ましい実施の形
態例は図1に示される。図1中、符号1で指示するもの
は微着性エアーセルラー結露防止シートであって、透明
な合成樹脂を成形して成るエアセルラー結締組織11を中
間に有する3層の面状成形体構造の巻取り・敷延べ自由
な形態を成している。
【0018】そして、この面状成形体1の一方の表層は
四価のメタロセン化合物を重合触媒として反応生成され
た 0.860〜0.895 g/ccの低密度ポリエチレン樹脂を成形
して得られた厚さ 0.01mm の微着性のフラットフィルム
12が層着されて張付部を形成し、反対側の表層は密度が
0.920 g/cc 程度の周知の低密度ポリエチレンフィルム
が層着されて封止層13を形成している。なお、本実施形
態におけるエアセルラー結締組織11も密度が 0.920 g/c
c 程度の低密度ポリエチレンフィルムによって形成され
ている。
【0019】上記エアーセルラー結露防止シート1は、
図2に示す方法により製造される。即ち、図2において
符号11′および12′で指示するものは、図示しないイン
フレーションフィルム成形機で作製された密度 0.920 g
/cc 程度の低密度ポリエチレンフィルムであり、上下並
行に供給されてくる。上側の低密度ポリエチレンフィル
ム11′はエアーセルラー組織11を形成するために供給さ
れるものであって、下側の低密度フィルム12′はフラッ
トフィルムを形成するために供給されるようになってい
る。しかして、前記エアーセルラー形成用の低密度ポリ
エチレンフィルム11′は加熱ロールHで真空成形温度(1
10℃)に加熱されながら吸引パンチ孔を有する真空成形
ロールVに接触することによって、その際に履歴する吸
引圧でキャップ状のエアーセルラー凹凸が一様に形成さ
れ、もう一方の前記低密度フィルム12′はヒートシール
ロールS1 にて半溶融状態に加熱されながら前記真空成
形ロールVによってキャップ状エアーセルラー凹凸が成
形された上側のポリエチレンフィルム11′に圧着されて
熱融着により一体化される。
【0020】他方、こうして熱融着により一体化された
2枚の低密度ポリエチレンフィルム(11′・ 12′)のエ
アーセルラー凹凸面に対しては、その上方から厚さ 0.0
1 mmの微着性の低密度ポリエチレンのフィルム13′が導
入され、ヒートシールロールS2 で半溶融状態に加熱さ
れながら圧着されることによって、熱融着で一体化され
て微着性エアーセルラー結露防止シートとなる。
【0021】本願明細書に示す「微着性エアーセルラー
結露防止シート」およびその製造法の具体的な実施形態
を概ね上記のとおりであるが、本発明は上記実施形態に
限定するものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載
内において変更可能である。
【0022】例えば、前述の実施形態にあっては張付部
Pとなるフラットフィルム12に微着性を付与する手段と
して、四価のメタロセン化合物を重合触媒にして反応生
成された 0.860〜0.895 g/ccの低密度ポリエチレン樹脂
によってフラットフィルム12全体を作製する例を挙げて
説明したけれども、通常の非粘着性フィルムをベースに
して微着性の低密度ポリオレフィン系樹脂をラミネート
してもよく、また通常のポリエチレン樹脂にポリイソブ
チレン樹脂を練り込ませたフィルムをフラットフィルム
12としたり、その他通常のフィルム樹脂材料にポリイソ
ブチレン樹脂を練り込ませたフィルムをフラットフィル
ム12として採用することも可能であり、これらの変更実
施が本発明の技術的範囲に属することは云うまでもな
い。
【実施例】
【0023】つぎに、本発明によって得られる「微着性
エアーセルラー結露防止シート」の性能を実施例を挙げ
て検証しておくものとする。
【0024】〔実施例〕メタロセン化合物を重合反応
触媒として得られた密度が 0.875 g/cc:、MFRが 3g/
10min 超低分子量の微着性低密度ポリエチレン樹脂(Do
w Chemical社製の商品名:アフィニテ KC-8852) により
成形された微着性フィルムを、密度 0.921g/cc でMF
R 3g/10min の中密度ポリエチレンフィルムにラミネー
トし、こうして得られた微着性ポリエチレンフィルムを
エアーセルラー結締組織の面状成形体の張付部側にフラ
ットフィルムとして接合一体化させることにより実施例
の「微着性エアーセルラー結露防止シート」を作製し
た。
【0025】〔実施例〕実施例に使用した密度 0.8
75 g/cc:、MFRが 3g/10min 超低分子量の微着性低密
度ポリエチレン樹脂(Dow Chemical社製の商品名:アフ
ィニテ KC-8852)に対し、ポリイソブチレン樹脂を 1 w%
添加して微着性フィルムを成形し、これを密度 0.921
g/cc でMFR 3g/10min の中密度ポリエチレンフィル
ムにラミネートし、更に、こうして得られた微着性ポリ
エチレンフィルムをエアーセルラー結締組織の面状成形
体の張付部側にフラットフィルムとして接合一体化させ
ることにより「微着性エアーセルラー結露防止シート」
を作製した。
【0026】上記のようにして作製した実施例および
のガラスに対する張付・剥離強度試験をしたところ、
実施例にあっては 6.0g/cm、実施例にあっては 8.0
g/cmであり、また、実施例およびを剥ぎ取った跡の
ガラス面は汚れのない清浄な状態であった。なお、上記
試験は透明な平面ガラスの上に、横 120mm、縦 100mmに
カットした実施例を、対象面をガラス面にして置
き、その上に 94gr/cm2の荷重を加え放置した後、実施
例の試験片の端部をガラス面から剥離させ、その間
に合板で出来た幅15mm、長さ17mm、厚さ 3mmのロッドを
挟み、これを張着されているシート面方向へ200mm/min
で引っ張り、その時に単位幅当りに要する荷重を測定し
た。この測定法は、ASTM D 1893-67に準拠したものであ
る。
【0027】次に、実施例との「微着性エアーセル
ラー結露防止シート」を窓ガラスに張り付けて透視性に
ついて試験してみたところ、15m離れた位置に立った知
人の識別が可能であったのに対して、従来市販のエアー
セルラークッションシートを接着剤(水溶性ポリエチレ
ンオキシド樹脂液)で窓ガラスに張り付けて透視試験を
した場合には、接着剤でガラスが曇って10mで識別が出
来なくなった。また、後者のクッションシートの剥取り
には手間が掛かり、かつ前記接着剤の汚れ落としも困難
であった。
【0028】上記試験結果からみると、本発明の「微着
性エアーセルラー結露防止シート」は非常に使い勝手が
良く、しかも透視性も非常に良好であることが分かる。
【0029】
【発明の効果】以上実施形態を挙げて説明したとおり、
本発明はエアセルラー結締組織を有する透明な合成樹脂
面状成形体であって、張付部となるフラットフイルム面
は微着性が付与されているから、従来のエアーセルラー
クッションシートを流用する場合のごとく接着剤を必要
とせず、単に窓ガラス等に面合させるだけの簡単なワン
タッチ操作で隙間なくピッタリと張り付け得るから非常
に使い勝手が良く、素人でも日曜大工的に簡単に窓や戸
口などに断熱・結露防止を施すことができる。
【0030】また、本発明の「微着性エアーセルラー結
露防止シート」は透明の合成樹脂材料で作製されている
から、光の取り入れを損なうことがなく、また、多少視
界はぼやけるものゝ人や物体の動きを屋内から認識する
上には殆ど支障がない。
【0031】さらに、本発明の「微着性エアーセルラー
結露防止シート」はガラスから剥ぎ取っても、接着剤を
使用していないから跡を汚すことがなく却って清浄なガ
ラス面を得ることができる。
【0032】このように本発明によれば、従来のエアー
セルラークッションシートを転用する場合の如き不便が
全くないにも拘わらず、これを製造する工程も殆ど複雑
化することがないから、安価に提供することが可能であ
って、その実用上価値は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態である「微着性エア
ーセルラー結露防止シート」をガラスに張り付けた状態
を表わす断面図である。
【図2】図2は、本発明の「微着性エアーセルラー結露
防止シート」を製造する工程を表わす説明図である。
【図3】図3は、従来周知のセルラークッションシート
を両面テープによってガラスに張り付ける状態を表わし
た説明図である。
【図4】図4は、従来周知のセルラークッションシート
を接着剤によってガラスに張り付ける状態を表わした説
明図である。
【符号の説明】
1 微着性エアーセルラー結露防止シ
ート 11 エアーセルラー結締組織 12 フラットフィルム 13 封止層 11′・ 12′・ 13′ 低密度ポリエチレンフィルム B 接着剤 G ガラス H 加熱ロール V 真空成形ロール S1 ・ S2 ヒートシールロール T 両面テープ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアセルラー結締組織を有する透明な合
    成樹脂面状成形体であって、張付部とすべきフラットフ
    イルム面には微着性が付与されていることを特徴とする
    微着性エアーセルラー結露防止シート。
  2. 【請求項2】 合成樹脂面状成形体が透明のポリオレフ
    ィン系樹脂にて組成され、かつ、その張付部となるフラ
    ットフイルム面を構成するポリオレフィン系樹脂が、四
    価の遷移金属を含むメタロセン化合物を重合触媒として
    得られる密度0.860〜0.895 g/ccの微着性低密度ポリエ
    チレン樹脂であり、また、その他の部分を構成するポリ
    オレフィン系樹脂が、低密度もしくは中密度または高密
    度のポリエチレン、ポリプロピレンの如き汎用ポリオレ
    フィン系樹脂が用いられている請求項1記載の微着性エ
    アーセルラー結露防止シート。
  3. 【請求項3】 エアセルラー結締組織を有する透明な合
    成樹脂面状成形体であって、張付側となるべき面には汎
    用透明合成樹脂フィルム層に四価の遷移金属を含むメタ
    ロセン化合物を重合触媒として得られる密度 0.860〜0.
    895 g/ccの微着性低密度ポリエチレン樹脂フィルムがラ
    ミネートされて張付部を形成している請求項1記載の微
    着性エアーセルラー結露防止シート。
  4. 【請求項4】 張付部となるべきフラットフイルム面を
    構成する低密度ポリエチレン樹脂が、MFR 2〜5 g/
    10min 程度の超低分子量の微着性ポリエチレン樹脂であ
    る請求項2または3記載の微着性エアーセルラー結露防
    止シート。
  5. 【請求項5】 張付部となるフラットフィルム面の透明
    合成樹脂が、2〜5w%のポリイソブチレンを含有するこ
    とによって微着性を呈する請求項1記載の微着性エアー
    セルラー結露防止シート。
  6. 【請求項6】 エアセルラー結締組織を挟む張付部とは
    反対側に位置する面に透明フィルムが層着されて面一の
    面状部が形成されている請求項1〜5の何れか一つに記
    載の微着性エアーセルラー結露防止シート。
  7. 【請求項7】 表面に多数の吸引パンチ孔を有する真空
    成形ロールに対し、合成樹脂フイルムを帯熱柔軟状態で
    フィードしながら接触させることによって、多数のエア
    ーセルラー凹凸を一様に真空成形してゆく一方、こうし
    てエアーセルラー凹凸を形成するフィルムの一方側には
    任意の合成樹脂フィルムを層着し、もう一方には微着性
    合成樹脂フィルムを層着することによりエアーセルラー
    結締組織状態に接合一体化せしめることを特徴とした微
    着性エアーセルラー結露防止シートの製造法。
  8. 【請求項8】 表面に多数の吸引パンチ孔を有する真空
    成形ロールに対し、合成樹脂フイルムを加熱しながらフ
    ィードして接触させることによって、多数のエアーセル
    ラー凹凸を一様に真空成形してゆく一方、こうしてエア
    ーセルラー凹凸を形成するフィルムの両面側には任意の
    合成樹脂フィルムを層着してエアーセルラー結締組織状
    態の合成樹脂シートを得、更に前記一方側の合成樹脂フ
    ィルム層には微着性合成樹脂フィルムを層着することを
    特徴とした微着性エアーセルラー結露防止シートの製造
    法。
  9. 【請求項9】 微着性合成樹脂フィルムとして、四価の
    遷移金属を含むメタロセン化合物を重合触媒として得ら
    れる密度 0.860〜0.895 g/ccの微着性低密度ポリエチレ
    ン樹脂を用いる請求項7または8記載の微着性エアーセ
    ルラー結露防止シートの製造法。
JP9229610A 1997-08-26 1997-08-26 微着性エアーセルラー結露防止シート、およびその製造法 Pending JPH1158565A (ja)

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Cited By (4)

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