JPH1157999A - 開先切断装置および方法 - Google Patents

開先切断装置および方法

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JPH1157999A
JPH1157999A JP22848697A JP22848697A JPH1157999A JP H1157999 A JPH1157999 A JP H1157999A JP 22848697 A JP22848697 A JP 22848697A JP 22848697 A JP22848697 A JP 22848697A JP H1157999 A JPH1157999 A JP H1157999A
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Masaaki Hirayama
真明 平山
Hironobu Urabe
博信 占部
Toshihiko Yamazaki
俊彦 山崎
Kenji Bando
賢二 坂東
Muneo Suzuoki
宗夫 鈴置
Eiichirou Takase
瑛一郎 高瀬
Satoshi Kato
聡 加藤
Etsushi Hirata
悦志 平田
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Japan Oxygen Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切出した部材に対して正確に開先切断を行
う。 【解決手段】 部材11,12,13の外形に関する情
報は、NCデータとしてコントローラ7に与えられる。
門構形移動装置5には、TVカメラ9が備えられ、開先
切断の対象となる部材11上のコーナなどの基準点を撮
影し、粗い位置決めを行う。さらに3Dセンサ13によ
って、外形情報に基づき、センシング位置データとして
指定される位置を正確に検出し、部材11の正確な外形
を求める。外形が、直線、円、円弧および円弧と直線と
の結合として表され、各基本図形に対応して予め定めら
れる手順でガス溶断トーチ14の切断位置と傾斜とが決
定され、開先の切断が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隅肉肉盛溶接など
を行う際に必要となる開先を取るための開先切断装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、隅肉溶接などで肉盛溶接を行
う部材の外形部分は、予め傾斜して切断し、開先を取っ
ておく必要がある。開先を取る方法としては、数値制御
(以下「NC」と略称する)切断装置で部材の外形を切
断するときに同時に開先の加工も行ってしまう方法と、
部材を切り抜いた後で開先を取る方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】部材を、NC切断装置
で、外形を切断する際に同時に開先を取ることは可能で
ある。しかしながら、次のような問題点がある。 比較的単純な形状の部材の開先しか取ることができな
い。 切断と同時に開先を取る装置は、切断工具の姿勢の制
御に少なくとも2軸必要であり、三次元的な位置決めに
3軸必要であるので、5軸以上の多軸型が必要となって
NC切断装置としては高価になり、開先も取るとタクト
タイムが間に合わなくなって時間が掛かり、装置の稼働
率が低くなって生産効率が悪くなる。
【0004】部材を先に切出しておいて後から開先を取
る場合には、次のような問題点がある。 外形の位置が正確に判らないために、正確な開先位置
を決めることができない。 部材の大きさが、切断時の切り代などによって微妙に
異なるために、個々の部材に合わせてNC装置用のデー
タを作成することが困難となる。
【0005】本発明の目的は、安価な装置で効率よく開
先を取ることができる開先切断装置および方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、切出された部
材に対して開先を取る開先切断装置であって、部材の外
形を予め定める複数種類の基本図形の組合せとして表す
外形情報、開先幅および開先角度を入力する入力手段
と、部材を予め定める精度範囲内で位置決めする位置決
め手段と、位置決め手段によって位置決めされた部材の
外形位置を、入力手段に入力される外形情報に含まれる
基本図形毎に予め定める手順に従って検出する外形検出
手段と、外形検出手段によって検出される部材の外形に
沿って、入力手段に入力される開先幅および開先角度と
なるように切断工具で部材の外形に開先を切断する切断
手段とを含むことを特徴とする開先切断装置である。
【0007】本発明に従えば、切出された部材を位置決
め手段によって位置決めし、入力手段に入力された外形
情報に含まれる基本図形毎に予め定められる手順に従っ
て外形検出手段が外形位置を検出する。切断手段は、検
出される部材の外形に沿って、入力手段に入力される開
先幅および開先角度となるように切断工具で部材の外形
に開先を切断するので、部材の切断に用いる外形情報を
入力手段に入力すれば、外形検出手段によって実際の部
材の外形位置を検出し、切断手段によって外形に沿って
開先を切断することができる。多軸型のNC切断装置な
どは使用する必要はないので、安価な装置で効率よく開
先を取ることができる。
【0008】また本発明で前記切断手段は、多軸型のロ
ボットであり、前記切断工具は、ツールとしてロボット
の先端に取付けられる溶断用トーチであることを特徴と
する。
【0009】本発明に従えば、開先を取る位置は外形検
出手段によって実際の部材に合わせて検出されるので、
切断手段を多軸型のロボットで構成して、工具である溶
断用トーチをロボットの先端に取付けられるツールとし
て、所定の開先幅および開先角度で開先の切断を行うこ
とができる。NC切断装置を使用しないで多軸型のロボ
ットを使用するので、ロボット言語を用いて容易に制御
を行うことができる。
【0010】また本発明で前記入力手段に入力される外
形情報の基本図形には、直線、円、円弧および円弧と直
線との結合が含まれ、前記外形検出手段は、直線につい
ては2点以上、円および円弧については3点以上、円弧
と直線との結合については直線上に2点以上と円弧上に
1点以上の外形位置を検出し、円弧と直線との結合とな
る外形に沿って開先を切断する際には、予め定める手順
に従って円弧と直線との移行位置を算出し、前記切断手
段は、直線、または円および円弧の外形に沿う開先の切
断を、外形検出位置から開先幅だけ部材の内側で、切断
の向きが開先角度となるように切断工具の姿勢を制御し
ながら直線補間または円弧補間でそれぞれ行い、円弧と
直線との結合に対しては、外形検出手段によって算出さ
れる移行位置よりも直線側では直線補間で、移行位置よ
りも円弧側では円弧補間で、それぞれ切断することを特
徴とする。
【0011】本発明に従えば、部材の外形情報を、直
線、円、円弧および円弧と直線との結合を含む基本図形
で表し、各基本図形毎に予め定める手順に従って外形位
置を検出し、外形検出および開先切断を効率よく行うこ
とができる。外形情報が、円弧と直線との結合を含む場
合は、円弧と直線との移行位置を算出し、移行位置で直
線補間と円弧補間とを切換えて開先の切断を行うので、
外形に適合した開先を容易に切断することができる。
【0012】さらに本発明は、予め部材の外形を、予め
定める複数の基本図形の組合せとして表される外形情報
に従って切断し、基本図形毎に予め定められる手順に従
って部材の切断位置を検出し、検出された切断位置に基
づいて開先を切断することを特徴とする開先切断方法で
ある。
【0013】本発明に従えば、予め定める複数図形の組
合せとして表される外形情報に従って部材を切断し、基
本図形毎に予め定められる手順に従って部材の切断位置
を外形から検出し、検出された切断位置に基づいて開先
を切断するので、外形の切断と開先の切断を同時に行う
必要はなく、開先切断用にデータを作成することなく、
切断された外形に合せて開先を切断することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
開先切断装置1の概略的な構成を示す。ほぼ水平な床面
2には、たとえば3m程度の間隔Wをあけて平行に2本
のレール3,4が敷設される。レール3,4上を走行す
る門構形移動装置5には、6軸ロボット6が吊下げられ
る。門構形移動装置5には、制御のためのコントローラ
7も設けられ、門構形移動装置5とともに移動可能であ
る。コントローラ7には、入力手段として、開先を取る
べき部材についての外形情報が入力される。移動可能な
長さLは、たとえば9mである。門構形移動装置5がレ
ール3,4に沿って移動するときに、門構形移動装置5
への電力供給や外部とのデータ通信は、ケーブルベア8
を介して行う。6軸ロボット6の門構形移動装置5への
取付部付近には、TVカメラ9が設けられ、門構形移動
装置5が移動して予め指定されている原点位置を検出
し、画像処理でずれを補償するために使用される。床面
2のレール3,4間には、位置決め手段である位置決め
台10が設けられ、複数の部材11,12,13につい
て開先の切断が可能である。6軸ロボット6の先端の軸
には3Dセンサ13とともにガス溶断トーチ14が取付
けられる。3Dセンサ13は、レーザ光をスリット状に
して部材11の外形付近に照射し、エッジ部での反射光
の状態から、外形の切断位置を精度よく検出することが
できる。ガス溶断トーチ14は、高温のガスをジェット
状に吹出し、部材11,12,13の外形に沿って開先
を切断することができる。
【0015】図2は、図1の開先切断装置1でデータを
処理するための構成を示す。上位CADデータ20は、
たとえば図1の部材11,12,13の外形を切断する
NC切断装置用に予め作成される。上位CADデータ2
0の内容であるCADデータは、パーソナルコンピュー
タ(以下「パソコン」と略称する)21に入力され、N
Cデータ作成21が行われる。NCデータ作成21によ
って作成されたNCデータは、ロボットコントローラ7
に与えられて、開先切断動作22が行われる。
【0016】NC切断装置などに用いられるCADデー
タは、部材の外形を線分に分けて定義し、各線分毎に直
線、円弧あるいは円で表すようにしている。CADデー
タでは、各線分が直線/円弧/円がどの位置でどの方向
にあるかを示している。NCデータ作成21の際には、
これらのCADデータを読取って、各線分情報を得てい
る。
【0017】図3は、図2に示すデータ処理の具体的な
内容を示す。NCデータ作成21に入力されるCADデ
ータ30から、NCデータ31として、センシング位置
データ32および開先角度開先幅データ33が作成され
る。NCデータ31は、ロボットコントローラ7に与え
られ、開先切断動作22の際に、センシング位置データ
32に基づいて部材位置形状計測34が行われる。部材
位置形状計測34の計測結果と、開先角度開先幅データ
34とに基づいて、切断位置算出35が行われ、算出さ
れた切断位置で開先切断動作が行われる。
【0018】上位のCADデータ30から、部材の外形
情報として、直線、円弧の位置とどちら側に部材がある
かの情報あるいは開先幅Lおよび開先角度θが入力され
ると、NCデータ作成21としては、部材の外形位置か
ら開先切断動作22における切断位置算出35を行うた
めに必要なデータを作成する。図1に示すように、開先
切断装置1には、TVカメラ9と、スリット光を用いた
三次元レーザセンサでエッジの三次元位置の計測が可能
な3Dセンサ13を有している。部材11,12は、予
め定められる位置決め台10上の位置に、たとえば10
mm程度の精度で位置決めされて置かれる。部材11,
12の大きさに関しては、切り代が板厚などによって異
なるために、1mm程度のばらつきが生じる。各部材1
1,12には、たとえばコーナ部などが予め基準点とし
て定められており、TVカメラ9で基準点を撮影し、粗
い位置合せを行う。この粗い位置合せに基づいて、部材
11,12の位置と姿勢に関して、5mm程度の精度で
の位置合せが可能となる。
【0019】図3に示すセンシング位置データ32は、
直線、円、円弧あるいは円弧と直線との組合せである円
弧+直線のような幾何学的形状の基本図形に関して、予
め外形検出を行うセンシング位置が定められているの
で、その位置のデータを指定する。直線の場合には、直
線上に間隔をあけてエッジの正確な位置を2点以上計測
する。2点以上の位置が決まればそれらを通る直線の式
が得られる。3点以上を計測した場合は、最小自乗法に
従って直線の式を求める。開先切断の際には、求められ
る直線から開先幅Lだけ部材位置側の位置にガス溶断ト
ーチ14の先端を向け、ガス溶断トーチ14の姿勢を直
線に対して垂直な平面内で鉛直線に対して開先角度θだ
け傾斜させた状態で、直線に平行に移動させながら開先
の切断を行う。
【0020】図4は円の場合の開先の例を示し、図4
(a)は正面図、図4(b)は平面図をそれぞれ示す。
図5は、図3の部材位置形状計測34と切断位置算出3
5の考え方を示す。図3のセンシング位置データ32
は、3点間隔をあけて外形円40上に示される。センシ
ング位置データ32で示された位置を基準に、3Dセン
サ13でエッジの正確な位置を計測し、そのうちの1つ
x1を原点とする。x1と他の検出位置x2とを結ぶ直
線をX軸とし、これに垂直で点x1を通る直線をY軸と
する。外形円40上の3番目の点をx3とする。切断位
置算出35では、次の手順によって開先の切断を行う。
【0021】3点の位置x1,x2,x3から2点の
組合せによって、垂直二等分線を作成し、中心位置x0
を求める。 中心位置から外形円40の半径を求める。 計測された各点x1,x2,x3から中心方向に開先
幅Lだけ移動した点がロボットの移動点である切断位置
であるとし、x1に対応するx’1、x2に対応する
x’2、x3に対応するx’3をそれぞれ切断位置とし
て求める。これらの切断位置x’1,x’2,x’3
は、切断円41を決定する。切断円41は、外形円40
と同心である。 開先角度は、円の中心から半径方向外方に向かって、
ガス溶断トーチ14を開先角度θ傾けて切断することに
よって得られる。
【0022】図6は、以上説明した円の場合の開先切断
の全体の手順を示す。なお、3点を超えて計測部位があ
る場合には、中心位置が複数求められる場合が生じる。
このような場合には、平均の位置を求めるようにすれ
ば、精度を高めることができる。なお部材位置形状計測
34では、円周上の点の計測作業34aと、円の中心と
大きさを求める特徴点の算出34bとを行う。
【0023】図7は、円弧の両側に直線が接続される場
合の開先の形状を示し、図8は図3の切断位置算出35
に対応する考え方を示す。図7(a)は正面図、図7
(b)は平面図、図7(c)は図7(b)のコーナ部C
の拡大図を示す。コーナ部では、外形線50は、円弧5
0aの両側が直線50b,50cに移行し、滑らかにつ
ながっている。このような形状に対応する開先を切断す
るための切断線51を、図8(a)に示すような計算方
法に基づいて算出し、図8(b)に示すような教示点を
ロボットに与える。切断線51に沿って、ガス溶断トー
チ14で切断すると、開先52を取ることができる。
【0024】図8に示すような考え方を用いて、次のよ
うな手順で切断を行う。 3Dセンサ13によって、直線50b,50c上でエ
ッジの正確な位置を各2点、円弧50a上で1点の合計
5点を計測し、図8(a)のx1〜x5を求める。 直線50b,50cのエッジから直線の方程式を2本
求め、両者の交点x0を求める。2本の直線50b,5
0cが捩れの位置にあり、交点が求められない場合に
は、最も近くなる点を交点x0とする。 円弧50a上のx3と、2本の直線50b,51cと
の距離が等しくなる点x6を求める。点x6は、交点x
0で交わる2本の直線が成す角の二等分線上に存在す
る。x6が円弧50aの中心になり、x3とx6との間
の距離は、円弧50aの半径rとなる。 円の半径rと、直線の情報から円弧50aと直線の移
行位置x7,x8を求める。この移行位置x7,x8
は、中心x6から直線x1−x2,x5−x6に下ろし
た垂線の交点位置である。 移行位置x7,x8が、実際の部材で、直線から円
弧、円弧から直線に外形の形状が変わる位置である。 図8(b)に示すように、x1およびx7を内側にL
だけ移動させた点x’1,x’7を切断位置とする。同
様にx3,x8,x5を移動させ、x’3,x’8,
x’5を切断位置とする。x’7,x’3,x’8は円
弧補間し、他は直線補間とする。 ガス溶断トーチ14の傾き方向は、進行方向に対して
垂直に開先角度θだけ傾ける。
【0025】図9は、以上の手順を総合して、円弧50
aと直線50b,50cとの結合部について開先を切断
する手順を示す。特徴点の算出34bでは、直線の式か
ら直線の方向を求め、2つの直線の交点を求め、円弧と
直線の移行点を求め、円弧の半径を求める。
【0026】以上のように、本実施形態では、図1に示
す部材11,12,13の外形が、直線、円、円弧ある
いは円弧+直線の基本図形に基づいて切断されている場
合に、部材の構成要素の幾何学形状データを利用し、外
形を実際にセンシングして、架空の幾何学状の構成点を
算出することになる。切断位置を正確に検出し、幾何学
上の構成点を算出するので、部材の大きさなどを実際に
求めることができ、正確な開先位置を算出することがで
きる。6軸の産業用ロボットを用いることによって、装
置を安価に構成して正確な開先位置を切断することがで
きる。なお、門構形移動装置5や6軸ロボット6などの
構成は、他の構成、たとえば直交形ロボットやスカラ形
ロボットで置換えることもできる。また、ガス溶断トー
チ14の他にウォータジェットやレーザなどを用いるこ
ともできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、切出され
た部材に対して、部材の外形を予め定める複数種類の基
本図形の組合せとして表す外形情報に従って検出し、検
出された外形に合せて切断工具で部材の外形に開先を切
断するので、外形の切断と同時に開先を切断する必要は
なく、高価なNC切断装置などを使用しないで外形を切
出すことができる。しかも切断された部材の外形を検出
しながら開先を切断するので、開先切断用のデータを新
たに作成する必要もなく、効率よく開先の切断を行うこ
とができる。
【0028】また本発明によれば、溶断用トーチをツー
ルとして先端軸に取付けた多軸型のロボットを切断手段
として、開先の切断を行うので、汎用の多軸型ロボット
を利用して効率よく開先の切断を行うことができる。
【0029】また本発明によれば、部材の外形を定める
直線、円、円弧および円弧と直線との結合の基本図形に
基づいて部材の外形位置を検出し、検出された外形位置
に基づいて開先を切断するので、基本図形に基づいてN
C切断装置などで外形を切断する場合には、外形の切断
を効率よく行い、しかもその切断用の情報を用いて開先
の切断も効率よく行うことができる。
【0030】さらに本発明によれば、部材の外形を基本
図形の組合せとして表される外形情報に従って切断した
後、基本図形に基づいて外形位置を検出し、検出された
外形位置に基づいて開先の切断を行うので、外形情報に
従ってNC切断装置などで外形の切断を行い、その外形
情報を用いて効率よくかつ確実に開先の切断を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な構成を示す斜
視図である。
【図2】図1の実施形態でデータの処理のための構成を
示すブロック図である。
【図3】図2のデータ処理の際のフローを示す図であ
る。
【図4】外形が円の場合の開先の形状を示す正面図およ
び平面図である。
【図5】図4のような開先を切断するための切断位置算
出の考え方を示す図である。
【図6】外形が円の場合の開先切断の手順を示す図であ
る。
【図7】外形が円弧と直線との結合である部材の正面
図、平面図およびその部分的な拡大図である。
【図8】図7に示すような部材の円弧と直線との結合に
ついて開先を切断する考え方を示す図である。
【図9】部材の外形が円弧と直線の結合部を有する際の
開先切断の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 開先切断装置 5 門構形移動装置 6 6軸ロボット 7 コントローラ 9 TVカメラ 10 位置決め台 11,12 部材 13 3Dセンサ 14 ガス溶断トーチ 20 上位CADデータ 21 NCデータ 22 開先切断動作 30 CADデータ 31 NCデータ 32 センシング位置データ 33 開先角度開先幅データ 34 部材位置形状計測 35 切断位置算出 40 外形円 41 切断円 42,52 開先 50 外形線 50a 円弧 50b,50c 直線 51 切断線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 占部 博信 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 山崎 俊彦 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 坂東 賢二 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 鈴置 宗夫 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 高瀬 瑛一郎 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 加藤 聡 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 平田 悦志 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切出された部材に対して開先を取る開先
    切断装置であって、 部材の外形を予め定める複数種類の基本図形の組合せと
    して表す外形情報、開先幅および開先角度を入力する入
    力手段と、 部材を予め定める精度範囲内で位置決めする位置決め手
    段と、 位置決め手段によって位置決めされた部材の外形位置
    を、入力手段に入力される外形情報に含まれる基本図形
    毎に予め定める手順に従って検出する外形検出手段と、 外形検出手段によって検出される部材の外形に沿って、
    入力手段に入力される開先幅および開先角度となるよう
    に、切断工具で部材の外形に開先を切断する切断手段と
    を含むことを特徴とする開先切断装置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段は、多軸型のロボットであ
    り、前記切断工具は、ツールとしてロボットの先端に取
    付けられる溶断用トーチであることを特徴とする請求項
    1記載の開先切断装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段に入力される外形情報の基
    本図形には、直線、円、円弧および円弧と直線との結合
    が含まれ、 前記外形検出手段は、直線については2点以上、円およ
    び円弧については3点以上、円弧と直線との結合につい
    ては直線上に2点以上と円弧上に1点以上の外形位置を
    検出し、円弧と直線との結合となる外形に沿って開先を
    切断する際には、予め定める手順に従って円弧と直線と
    の移行位置を算出しておき、 前記切断手段は、直線、または円および円弧の外形に沿
    う開先の切断を、外形検出位置から開先幅だけ部材の内
    側で、切断の向きが開先角度となるように切断工具の姿
    勢を制御しながら直線補間または円弧補間でそれぞれ行
    い、円弧と直線との結合に対しては、外形検出手段によ
    って算出される移行位置よりも直線側では直線補間で、
    移行位置よりも円弧側では円弧補間で、それぞれ切断す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の開先切断装
    置。
  4. 【請求項4】 予め部材の外形を、予め定める複数の基
    本図形の組合せとして表される外形情報に従って切断
    し、基本図形毎に予め定められる手順に従って部材の切
    断位置を検出し、 検出された切断位置に基づいて開先を切断することを特
    徴とする開先切断方法。
JP09228486A 1997-08-25 1997-08-25 開先切断装置および方法 Expired - Fee Related JP3084259B2 (ja)

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