JPH1157858A - 管体矯正設備 - Google Patents

管体矯正設備

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Publication number
JPH1157858A
JPH1157858A JP23010597A JP23010597A JPH1157858A JP H1157858 A JPH1157858 A JP H1157858A JP 23010597 A JP23010597 A JP 23010597A JP 23010597 A JP23010597 A JP 23010597A JP H1157858 A JPH1157858 A JP H1157858A
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JP
Japan
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pipe
straightening
tube
pipes
bending
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Application number
JP23010597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Miyazaki
靖弘 宮崎
Masaru Monyama
勝 門乢
Noriaki Yuri
紀昭 由利
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矯正区域内の複数の管体を一時的にストック
するためのストックスペースを有効に利用すること。 【解決手段】 管体搬送経路の途中に管体Pの曲がり量
及び該管体Pの挿口の真円度を検査する検査装置が設け
られ、該検査装置の下流側で前記搬送経路より上方に曲
がり矯正装置及び楕円矯正装置を備えた矯正区域が設け
られており、前記検査装置の検査により不合格となった
管体を矯正区域に送り出して前記各矯正装置により矯正
し、その矯正管を前記搬送経路に戻すようにした管体矯
正設備において、前記矯正区域内に送り出して一時的に
ストックされる管体Pをその軸心方向に沿って移動させ
るための軸心方向移動装置12が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矯正区域内の複数
の管体を一時的にストックするためのストックスペース
を有効に利用することができるようにした管体矯正設備
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管体矯正設備として図1
9に示すものがある。これは、鉄管などの管体Pを搬送
する搬送経路1の途中に検査装置2が設けられ、該検査
装置2の下流側に搬送経路1を跨ぐようにして2階建て
の建屋3が設けられ、該建屋3の2階部分3a上に曲が
り矯正装置4、楕円矯正装置5及びマーキング装置6を
備えた矯正区域7が設けられると共に、該建屋3の上流
側と下流側とに昇降装置8,9が設けられている。
【0003】上記構成において、搬送経路1に沿って矢
印a方向に搬送された管体Pは検査装置2により検査さ
れ、その検査に合格した良品管Paはそのまま搬送経路
1に沿って搬送され、不合格の管体Pは、矢印b方向で
示すように、上流側昇降装置8により矯正区域7に送り
出されて一時的にストックされ、そのストックした複数
の管体が曲がり矯正装置4及び楕円矯正装置5に順次送
られて矯正されると共に、矯正不能のものにはマーキン
グ装置6により不良品マークがマーキングされ、その矯
正管Pbと不良管Pcとは、矢印cで示すように、下流
側昇降装置9により搬送経路1に戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
矯正区域内にストックした複数の管体Pの受口側フラン
ジどうしが互いに干渉して、その各管体P間の間隔が広
がるため、ストックスペースを有効に利用することがで
きない。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、矯正区域内
の複数の管体を一時的にストックするためのストックス
ペースを有効に利用することができるようにした管体矯
正設備を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、管体搬送経路の途中に管体の曲がり量及
び該管体の挿口の真円度を検査する検査装置が設けら
れ、該検査装置の下流側で前記搬送経路より上方に曲が
り矯正装置及び楕円矯正装置を備えた矯正区域が設けら
れており、前記検査装置の検査により不合格となった管
体を矯正区域に送り出して前記各矯正装置により矯正
し、その矯正管を前記搬送経路に戻すようにした管体矯
正設備において、前記矯正区域内に送り出して一時的に
ストックされる管体をその軸心方向に沿って移動させる
ための軸心方向移動装置が設けられていることを特徴と
している。
【0007】上記構成において、搬送経路に沿って搬送
された管体は検査装置により検査され、その検査に合格
した良品管はそのまま搬送経路に沿って搬送され、不合
格管は、矯正区域に送り出されて一時的にストックされ
た後、軸心方向移動装置により軸心方向に沿って移動さ
れる。これにより、そのストックされた複数の管体の受
口側フランジが互いに位置ずれされて、管体間の間隔が
狭められ、ストック本数が従来より増される。続いて、
一時的にストックされた管体は曲がり矯正装置及び楕円
矯正装置により矯正される。
【0008】この場合、矯正区域内に一時的にストック
される管体を軸心方向移動装置により軸心方向に沿って
移動させることにより、その複数の管体の受口側フラン
ジを互いに位置ずれさせて、管体間の間隔を狭めるよう
にしているので、ストックできる管体の本数を従来より
増やして、ストックスペースを有効に利用することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態である管体矯正設備を示すものであって、管体Pを
搬送する搬送経路1の途中に設けた検査装置2の下流側
に搬送経路1を跨ぐようにして3階建ての建屋3が設け
られ、該建屋3の2階部分3aに、曲がり矯正装置4及
び楕円矯正装置5を備えた矯正区域7が設けられると共
に、該矯正区域7内のストックスペース10に、第1搬
送手段11、軸心方向移動装置12、第2搬送手段1
3、第3搬送手段14及び芯出し装置15が設けられ、
前記両矯正装置4,5の下方に第4搬送手段16が設け
られている。
【0010】前記建屋3の3階部分3bに、矯正不能の
不良管Pcを回収するための回収区域17が設けられ、
該回収区域17の前後両出入口17aに送り出し装置1
8が設けられ、建屋3の上流側と下流側とに昇降装置
8,9が設けられている。
【0011】前記検査装置2は、図3〜図5に示すよう
に、管体Pを回転可能に水平に支持する左右一対の回転
装置2aと、該回転装置2aの上方において搬送経路1
の横断方向に沿って所定間隔をおいて複数(この実施の
形態では3)配置された曲がり量検査部2bと、回転装
置2aの側方に配置された真円度検査部2cとを有して
いる。
【0012】前記各回転装置2aは、図3及び図4に示
すように、搬送経路1の横断方向に沿って設けたガイド
レール20上に配置されてシリンダ装置21により水平
移動される台車22と、該台車22上に回転可能に設け
た前後一対の支持ローラ23とを有し、一方の回転装置
2aに支持ローラ23を回転駆動するための駆動モータ
24が設けられている。
【0013】図3及び図4に示すように、前記各曲がり
量検査部2bのうち、その中央の曲がり量検査部2b
は、基枠25上の基台26に設けた昇降駆動装置27に
より昇降される昇降枠28を有し、その左右両側の曲が
り量検査部2bは、基枠25上の搬送経路1の横断方向
に沿って設けたガイドレール29上に配置されてシリン
ダ装置30により水平移動される台車31に設けた昇降
駆動装置27により昇降される昇降枠28を有し、各昇
降枠28の下端部に投光部33aと受光部33bとから
なる遮光式レーザーセンサー33が設けられ、各昇降枠
28の中央部に近接スイッチからなる管体検知器34が
設けられると共に、該管体検知器34に対応して各昇降
枠28に昇降可能に設けたローラフォロア35a付き昇
降杆35に被検知部材36が設けられ、これらを制御す
るマイクロコンピュータからなる制御部37(図6参
照)が設けられている。
【0014】上記構成において、管体Pの曲がり量を検
査する場合の制御部37の作用を説明すると、管体Pの
全長に合わせて各回転装置2a及び左右両側の曲がり量
検査部2bの位置を調整した後(図3仮想線参照)、搬
送経路1から両回転装置2a上に管体Pを移し換えた状
態で、各曲がり量検査部2bの昇降駆動装置27を駆動
して昇降枠28を下降させる。これにより、図6に示す
ように、ローラフォロア35aが管体Pに当接して昇降
杆35が引き上げられて被検知部材36が管体検知器3
4に接近され、該管体検知器36の検知信号に基づいて
昇降駆動装置27の駆動を停止させ、続いて、駆動モー
タ24により支持ローラ23を回転駆動して管体Pを回
転させると共に、遮光式レーザーセンサー33の投光部
33aから受光部33bに向けて複数の光線Rを所定間
隔をおいて平行に投射し、その複数の投射光線Rの管体
Pの外周面により遮光される本数から管体Pの曲がり量
を検出する。
【0015】図3及び図5に示すように、前記真円度検
査部2cは上下一対の遮光式レーザーセンサー33を有
し、その下側の遮光式レーザーセンサー33は、シリン
ダ装置39により管体Pの軸心方向に移動される移動枠
40の下端部に固定され、その上側の遮光式レーザーセ
ンサー33は、移動枠40に設けたシリンダ装置41に
より昇降されるようになっており、これらを制御するマ
イクロコンピュータからなる制御部37(図7参照)が
設けられている。
【0016】上記構成において、管体Pの真円度を検査
する場合の制御部37の作用を説明すると、シリンダ装
置39を駆動して移動枠40を回転装置2a上の管体P
に接近させて、下側遮光式レーザーセンサー33を管体
Pの挿口の下面に対向させると共に、シリンダ装置41
を駆動して上側遮光式レーザーセンサー33を管体Pの
挿口の上面に対向させ(図7参照)、続いて、駆動モー
タ24により支持ローラ23を回転駆動して管体Pを回
転させると共に、両遮光式レーザーセンサー33の投光
部33aから受光部33bに向けて複数の光線Rを所定
間隔をおいて平行に投射し、その複数の投射光線Rの管
体Pの挿口外周面により遮光される本数から管体Pの真
円度を検出する。
【0017】上記検査の結果、合格した良品管Paはそ
のまま搬送経路1に沿って搬送される。この場合、検査
装置2として遮光式レーザーセンサー33を用いている
ので、管体Pの外周面の性状及び色などに関係なく、管
体Pの曲がり量及び該管体Pの挿口の真円度を正確に検
査することができる。
【0018】前記昇降装置8,9は、図1及び図2に示
すように、搬送経路1を間に挟んで立設した左右一対の
機枠43にチェン駆動機構44を介して昇降される左右
一対のリフター45からなり、その両リフター45上に
管体Pの両端を載置するようになっている。
【0019】上記構成において、上流側昇降装置8によ
り、前記検査により不合格となった管体Pのうち、矯正
可能なものを矯正区域7まで持ち上げると共に、矯正不
能の不良管Pcを回収区域17まで持ち上げ、下流側昇
降装置9により、矯正区域7で矯正された矯正管Pbを
搬送経路1まで降ろすと共に、矯正区域7で矯正できな
かった不良管Pcを回収区域17まで持ち上げるように
なっている。
【0020】前記第1搬送手段11は、図2に示すよう
に、ガイドレール47上に載置されてシリンダ装置48
により前後方向に移動される移動枠49を有し、該移動
枠49の両側面に一対の支持台50が設けられており、
図2に仮想線で示すように、移動枠49を前進させて、
上流側昇降装置8により持ち上げた管体Pを両支持台5
0で受け取った後、移動枠49を後退させて(図2実線
参照)、両支持台50上の管体Pを矯正区域7のストッ
クスペース10内に引き込むようになっている。
【0021】前記軸心方向移動装置12は、図2に示す
ように、前記第1搬送手段11の両側方に配置した昇降
駆動可能な左右一対の支持ローラ52を有し、その一方
の支持ローラ52を正逆回転させる駆動装置53が設け
られており、第1搬送手段11によりストックスペース
10内に引き込んだ管体Pを両支持ローラ52により受
け取った後、一方の支持ローラ52を正逆回転させるこ
とにより、図8に示すように、両支持ローラ52上の管
体Pを軸心方向に沿って移動させる。これにより、図2
に示すように、ストックスペース10内にストックされ
た複数の管体Pの受口側フランジP1が互いに位置ずれ
されて、管体P間の間隔hが狭められ、ストックスペー
ス10内にストックされる管体Pの本数が従来より増さ
れ、そのストックスペース10を有効利用することがで
きる。
【0022】前記第2搬送手段13は、図2に示すよう
に、軸心方向移動装置12の両側方に前後方向に沿って
配置された左右一対の支持レール55と、該各支持レー
ル55の前後両端に設けたスプロケットホイール56間
に巻回されたチェン57と、一方のスプロケットホイー
ル56を回転駆動させるための駆動装置58とを有して
おり、軸心方向移動装置12の両支持ローラ52から両
支持レール55上に管体Pを移し換えた後、両チェン5
7を走行させて、その管体Pを曲がり矯正装置4及び楕
円矯正装置5に向けて搬送するようになっている。
【0023】前記第3搬送手段14は、図2に示すよう
に、前期各支持レール55の内側面に設けたガイドレー
ル60に支持されてシリンダ装置61により前後方向に
移動される左右一対の移動枠62を有し、該各移動枠6
2に昇降駆動可能な一対の支持台63が設けられてお
り、各移動枠62の支持台63を上昇させて両支持レー
ル55の後端に位置する管体Pを持ち上げた後、各移動
枠62を前進させ(図2仮想線参照)、その各移動枠6
2の支持台63を下降させることにより、第4搬送手段
16(後述する)の昇降駆動可能な左右一対の支持ロー
ラ64上に載置するようになっている。
【0024】前期芯出し装置15は、図2及び図9に示
すように、前記支持ローラ64の側方の基台66に設け
たガイドレール67上に移動可能に載置された前段シリ
ンダ装置68と、該前段シリンダ装置68をガイドレー
ル67に沿って移動させるための後段シリンダ装置69
とを有し、前段シリンダ装置68のピストンロッド先端
に芯出し基準板70が設けられている。
【0025】上記構成において、前記左右一対の支持ロ
ーラ64上に管体Pを載置し、その一方の支持ローラ6
4を駆動装置71により駆動して、管体Pを左右方向に
移動させることにより、その管体Pの挿口端面をシリン
ダ装置68,69の伸縮駆動により位置決めされた芯出
し基準板70に当接させるだけで、その管体Pの芯出し
を行うことができる。
【0026】前記第4搬送手段16は、図2及び図9に
示すように、ガイドレール73上に載置されてシリンダ
装置74により前後方向に移動される移動枠75を有
し、該移動枠75の両側面の後端に前記左右一対の支持
ローラ64が設けられると共に、その両側面の前端に昇
降駆動可能な左右一対の支持台76が設けられており、
図2に仮想線で示すように、移動枠75を後退させるこ
とにより、芯出し装置15により芯出した管体Pを両支
持ローラ64により曲がり矯正装置4及び楕円矯正装置
5まで搬送すると共に、曲がり矯正装置4及び楕円矯正
装置5により矯正した矯正管Pb及び矯正不能の不良管
Pcを下流側昇降装置9まで搬送する。
【0027】前記曲がり矯正装置4は、図10〜図12
に示すように、左右一対の回転装置78のにより回転可
能に支持された管体Pをその長手方向に所定間隔をおい
て複数箇所で挟持して加圧変形させる上側2つの曲がり
矯正部材79aと下側3つの曲がり矯正部材79bとを
有し、その下側3つの曲がり矯正部材79bに管体Pの
曲がり量を測定する曲がり量測定装置80が設けられて
いる。
【0028】前記各回転装置78は、図10及び図12
に示すように、建屋3の2階部分3aに固定した支持台
78a上に回転可能に設けた前後一対の支持ローラ78
bを有し、一方の回転装置78に支持ローラ78bを回
転駆動するための駆動モータ81が設けられている。
【0029】前記上側2つの曲がり矯正部材79aは、
建屋3の3階部分3bに固定した軸受82に枢支軸83
を介して枢支されており、シリンダ装置84により揺動
される。また、前記下側3つの曲がり矯正部材79b
は、建屋3の2階部分3aに固定したラムシリンダ85
のピストンロッドに固定されている。前記曲がり量測定
装置80は、図14に示すように、前記曲がり量検査部
2bと同様に、ブラケット86を介してラムシリンダ8
5のピストンロッドに固定された投光部33aと受光部
33bとからなる遮光式レーザーセンサー33により構
成され、制御部37により制御されている。
【0030】上記構成において、管体Pの曲がりを矯正
する場合の作用を説明すると、駆動モータ81により支
持ローラ78bを回転駆動して管体Pを回転させると共
に、遮光式レーザーセンサー33の投光部33aから受
光部33bに向けて複数の光線Rを所定間隔をおいて平
行に投射し(図14参照)、その複数の投射光線Rの管
体Pの外周面により遮光される本数から管体Pの曲がり
量を測定し、その測定に基づいて管体Pを所定角度回転
させて位置決めすると共に、シリンダ装置84により上
側2つの曲がり矯正部材79aを垂下させると共に、ラ
ムシリンダ85により下側3つの曲がり矯正部材79b
を上昇させることにより、図15に示すように、その上
下各曲がり矯正部材79a,79bにより管体Pを挟持
して管体Pの曲がりを矯正する。次に、ラムシリンダ8
5により下側3つの曲がり矯正部材79bを下降させる
ことにより、管体Pを両回転装置78の支持ローラ78
b上に載置し、前記と同様の手順で管体Pの曲がり量を
測定し、その測定の結果、矯正が不足している場合に
は、更に前記動作を繰り返して管体Pを矯正する。
【0031】前記楕円矯正装置5は、図10、図11及
び図13に示すように、前記回転装置78により回転可
能に支持された管体Pの挿口を挟持して加圧変形させる
上下一対の楕円矯正部材88a,88bを有し、その一
対の楕円矯正部材88a,88bを支持する建屋3に管
体Pの挿口の真円度を測定する真円度測定装置89が設
けられている。
【0032】前記上下一対の楕円矯正部材88a,88
bは建屋3の2階部分3aと3階部分3bとに設けたラ
ムシリンダ90により昇降されるようになっている。ま
た、前記真円度測定装置89は、前記真円度検査部2c
と同様に、上下一対の遮光式レーザーセンサー33を有
しており、制御部37により制御されている。
【0033】上記構成において、管体Pの挿口の楕円状
変形を矯正する場合の作用を説明すると、シリンダ装置
39を駆動して移動枠40を回転装置78上の管体Pに
接近させて、下側遮光式レーザーセンサー33を管体P
の挿口の下面に対向させると共に、シリンダ装置41を
駆動して上側遮光式レーザーセンサー33を管体Pの挿
口の上面に対向させ(図13参照)、駆動モータ81に
より支持ローラ78bを回転駆動して管体Pを回転させ
ると共に、両遮光式レーザーセンサー33の投光部33
aから受光部33bに向けて複数の光線Rを所定間隔を
おいて平行に投射し、その複数の投射光線Rの管体Pの
挿口外周面により遮光される本数から管体Pの真円度を
測定し(図16参照)、その測定に基づいて管体Pを所
定角度回転させて位置決めすると共に、ラムシリンダ9
0により両楕円矯正部材88a,88bを互いに接近さ
せて管体Pの挿口を挟持し(図16仮想線参照)、その
挿口の楕円状変形を矯正する。次に、ラムシリンダ90
により両楕円矯正部材88a,88bを互いに離間させ
た後、駆動モータ81により支持ローラ78bを回転駆
動して管体Pを回転させて、前記と同様の手順で管体P
の真円度を測定し、その測定の結果、矯正が不足してい
る場合には、更に前記動作を繰り返して管体Pを矯正す
る。なお、矯正と同時に真円度を測定してもよい。これ
によって、矯正を短時間で能率良く行うことができる。
【0034】この場合、曲がり矯正装置4と楕円矯正装
置5とが一箇所に集められているので、専有スペースを
小さくすることができると共に、回転装置78を兼用し
ているので、構成が簡単で、製作費を安くすることがで
きる。また、曲がり量測定装置80が下側3つの曲がり
矯正部材79bに設けられると共に、真円度測定装置8
9が一対の楕円矯正部材88a,88bを支持する建屋
3に設けられているので、構成が簡単で、製作費を安く
することができると共に、矯正から測定までのサイクル
タイムが短くなり、能率的に矯正作業を行うことができ
る。
【0035】前記送り出し装置18は、図1、図17及
び図18に示すように、建屋3の3階部分3bに枢支軸
92を中心にシリンダ装置93により揺動レバー94を
介して揺動駆動される略三角形の揺動枠95を有し、該
揺動枠95の先端を上方に延ばして管体受取部95aが
設けられると共に、その後端面にストッパー部95bが
設けられている。
【0036】上記構成において、矯正不能の不良管Pc
が各昇降装置8,9のリフター45により回収区域17
の出入口17aまで持ち上げられると、シリンダ装置9
3により揺動枠95を下動させることにより(図17仮
想線参照)、リフター45から不良管Pcを管体受取部
95aにより受け取り、また、それと同時に、ストッパ
ー部95bにより出入口17aを閉鎖して、回収区域1
7内の不良管Pcが出入口17aから排出されないよう
にし、続いて、シリンダ装置93により、揺動枠95を
上動させることにより(図17実線参照)、管体受取部
95aに受け取られた不良管Pcを回収区域17内に送
り出すようになっている。
【0037】この場合、不良管Pcを受け取って回収区
域17内に送り出すための管体受取部95aと回収区域
17の出入口17aを開閉するためのストッパー部95
bとが揺動枠95に一体的に設けられているから、構成
が簡単で、製作費を安くすることができる。
【0038】上記構成に基づいて管体Pの矯正手順を説
明すると、図1及び図2に示すように、搬送経路1に沿
って矢印a方向に搬送された管体Pは検査装置2により
検査され、その検査に合格した良品管Paはそのまま搬
送経路1に沿って搬送される。
【0039】不合格の管体Pのうち、矯正可能なもの
は、矢印bに示すように、上流側昇降装置8及び第1搬
送手段11により矯正区域7のストックスペース10に
送り出され、軸心方向移動装置12、第2搬送手段1
3、第3搬送手段14、芯出し装置15及び第4搬送手
段16を介して回転装置78上に載置され、曲がり矯正
装置4及び楕円矯正装置5により矯正されると共に、そ
の矯正状態が曲がり量測定装置80及び真円度測定装置
89により測定された後、矢印cに示すように、下流側
昇降装置9を介して搬送経路1に戻される。
【0040】検査装置2の検査により矯正不能と判断さ
れた不良管Pcは、矢印dで示すように、上流側昇降装
置8及び上流側送り出し装置18により回収区域17に
送り出され、曲がり矯正装置4及び楕円矯正装置5によ
り矯正できなかった不良管Pcは、矢印eに示すよう
に、下流側昇降装置9及び下流側送り出し装置18によ
り回収区域17に送り出され、その回収区域17上の不
良管Pcはクレーンなどにより廃棄場所まで搬出され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、矯正区域内に一時的に
ストックされる管体を軸心方向移動装置により軸心方向
に沿って移動させることにより、その複数の管体の受口
側フランジを互いに位置ずれさせて、管体間の間隔を狭
めるようにしているので、ストックできる管体の本数を
従来より増やして、ストックスペースを有効に利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である管体矯正設備の
側面図である。
【図2】 同水平断面図である。
【図3】 同検査装置の正面図である。
【図4】 同検査装置の中央横断面図である。
【図5】 同検査装置の真円度検査部の側面図である。
【図6】 同検査装置による曲がり検査状態を示す要部
の側面図である。
【図7】 同検査装置による真円度検査状態を示す要部
の側面図である。
【図8】 同軸心方向移動装置の平面図である。
【図9】 同芯出し装置の正面図である。
【図10】 同曲がり矯正装置及び楕円矯正装置の正面
図である。
【図11】 同曲がり矯正装置及び楕円矯正装置の平面
図である。
【図12】 同曲がり矯正装置の横断面図である。
【図13】 同真円度測定装置の側面図である。
【図14】 同曲がり矯正装置の要部の拡大横断面図で
ある。
【図15】 同曲がり矯正装置による矯正状態を示す正
面図である。
【図16】 同楕円矯正装置の要部の拡大横断面図であ
る。
【図17】 同送り出し装置の側面図である。
【図18】 同送り出し装置の平面図である。
【図19】 従来例を示す概略側面図である。
【符号の説明】 1 搬送経路 2 検査装置 2a 回転装置 2b 曲がり量検査部 2c 真円度検査部 3 建屋 4 曲がり矯正装置 5 楕円矯正装置 7 矯正区域 10 ストックスペース 12 軸心方向移動装置 17 回収区域 17a 回収区域の出入口 18 送り出し装置 33 遮光式レーザーセンサー 33a 遮光式レーザーセンサーの投光部 33b 遮光式レーザーセンサーの受光部 78 回転装置 79a 曲がり矯正部材 79b 曲がり矯正部材 80 曲がり量測定装置 88a 楕円矯正部材 88b 楕円矯正部材 89 真円度測定装置 95 揺動枠 95a 揺動枠の管体受取部 95b 揺動枠のストッパー部 P 管体 Pa 良品管 Pb 矯正管 Pc 不良管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体搬送経路の途中に管体の曲がり量及
    び該管体の挿口の真円度を検査する検査装置が設けら
    れ、該検査装置の下流側で前記搬送経路より上方に曲が
    り矯正装置及び楕円矯正装置を備えた矯正区域が設けら
    れており、前記検査装置の検査により不合格となった管
    体を矯正区域に送り出して前記各矯正装置により矯正
    し、その矯正管を前記搬送経路に戻すようにした管体矯
    正設備において、前記矯正区域内に送り出して一時的に
    ストックされる管体をその軸心方向に沿って移動させる
    ための軸心方向移動装置が設けられていることを特徴と
    する管体矯正設備。
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