JPH1157368A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH1157368A
JPH1157368A JP9225227A JP22522797A JPH1157368A JP H1157368 A JPH1157368 A JP H1157368A JP 9225227 A JP9225227 A JP 9225227A JP 22522797 A JP22522797 A JP 22522797A JP H1157368 A JPH1157368 A JP H1157368A
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JP
Japan
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gas
liquid contact
air
water tank
liquid
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JP9225227A
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English (en)
Inventor
Katsumi Nishijima
勝美 西島
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によって水槽内などでの細
菌,カビ類などの発生及び室内への放出を抑制できる空
気清浄機を提供すること。 【解決手段】気液接触部36と、液滴分離部37と、気
液接触部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配置した
ファン32と、水槽35と、この水槽内の液体を気液接
触部内で噴射し微細な液滴を形成する噴射手段48,4
9と、これらの部品を囲んだケ−シング21とを具備し
た空気清浄機において、前記液滴分離部の軸中心部分に
紫外線透過性の中空体37Aを配置すると共に、その内
部に紫外線ランプ37Bを配置し、かつ中空体の外面又
は中空体に対向する液滴分離部の内壁面に光触媒層37
Cを形成することにより、細菌などを制菌し、室内への
放出を抑制した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気清浄機に関
し、特に気液接触部と液滴分離部とを備え、液滴分離部
から放出される微細水滴を利用して空気などを清浄化す
る空気清浄機において、細菌,かび類などの発生及び放
出の抑制機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種空気清浄機は、例えば図7
に示すように構成されている。同図において、1は室内
の空気を強制的に吸い込むためのファンであって、空気
の流動経路、例えばダクトの任意部分に配置されてい
る。このダクトの一端には空気吸い込み口が形成されて
おり、この空気吸い込み口には比較的に粒径の大きなゴ
ミなどを除去するフィルタ2が配置されている。このダ
クトの他端は気液接触部3が結合されている。この気液
接触部3は筒状に構成されており、その軸中心部分には
パイプが立設されており、所定部分に液体を噴射させる
複数の噴射ノズル4が放射状に配置されている。気液接
触部3の隣接部分には連通口5を介して液滴分離部6が
配置されている。この液滴分離部6は筒状に構成されて
おり、上部に清浄化された空気の排出口7が形成されて
いる。気液接触部3の軸中心部分に立設されたパイプの
下端にはポンプ8が接続されている。特に、気液接触部
3及び液滴分離部6の下方には給水タンク9から給水さ
れた液体、例えば水が貯えられる水槽10が設けられて
おり、この水槽10に貯えられた水はポンプ8によって
パイプに配置された噴射ノズル4から噴射されるように
構成されている。
【0003】このように構成された空気清浄機は次のよ
うに動作する。図7の状態において、まず、ファン1を
回転・駆動させると、室内の空気がフィルタ2を介して
ダクト内に吸い込まれる。尚、この際に、空気と共に吸
い込まれた粒径の大きなゴミなどはフィルタ2によって
ダクト内への流動は阻止される。ダクトに吸い込まれた
空気は気液接触部3に送り込まれる。特に、この空気は
気液接触部3の筒状部の内周に沿うように導入されるた
めに、気液接触部3の内壁面に沿って旋回しながら下降
する。
【0004】一方、水槽10に貯えられた水はポンプ8
によってパイプ内を圧送され、噴射ノズル4から気液接
触部3の内壁面に向けて噴射される。噴射ノズル4から
噴射された微細な水滴は気液接触部3の内壁面に衝突す
ることによってより一層に微細化されると同時に、旋回
中の空気と接触・混合されて旋回しながら下降し、連通
口5から液滴分離部6に導入される。空気と微細な水滴
との接触により、空気に含まれる微細なゴミ,煙草の煙
などはすべてが水滴に付着される。ゴミなどの付着した
水滴はゴミなどの大きさに応じて種々の粒径となり、当
初より大径化される。特に、粒径が大きな水滴は空気と
水滴との混合気に付与される旋回力によって旋回できな
くなり、落下したり、或いは気液接触部3の内壁面に衝
突して内壁面に伝って水槽10に流れ落ちる。
【0005】次いで、液滴分離部6に導入された空気と
微細な水滴との混合気には、液滴分離部6の上部に排気
口7が形成されていることもあって、有効に旋回力が作
用する。このために、混合気は液滴分離部6の内壁面に
沿って旋回しながら上昇する。この際に、混合気には旋
回による遠心力が作用するために、ゴミなどが付着して
いないと思われるミスト状の水滴を含む混合気だけが旋
回・上昇し、例えば微細なゴミなどが付着したり、或い
はゴミなどが付着していないものの粒径が数十μm以上
の水滴は混合気から分離され、水槽10に落下し回収さ
れる。尚、水槽10の水は長期間の使用によって汚れる
ために、定期的に新しい水に交換される。そして、排気
口7からは清浄化された空気及び水のミストが室内に継
続的に放出されることにより、室内の清浄化が促進され
る。尚、排気口7から放出されるミストの粒度分布はほ
ぼ0.5μm以下のものの占める割合が主体的になって
いる。
【0006】このように構成された空気清浄機によれ
ば、排気口7から清浄化された空気及び水のミストが室
内に継続的に放出されることによって、室内の清浄化が
促進されるのであるが、特に、ミストが室内を循環する
際に、空気中の微細なゴミ,煙草の煙や臭いなどを取り
込んで再び空気清浄機に吸い込まれるために、より品位
の高い清浄化が期待できるし、さらには噴射ノズル4か
ら噴射された水が気液接触部3の内壁面に衝突して微細
化され、空気と接触・混合される際にマイナスイオンが
多量に発生されるために、森や滝の近辺の自然環境に近
い状態が実現可能となり、心身の爽快感が得られるもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この空気清
浄機は、気液接触部3に導入された空気と噴射ノズル4
から噴射され微細化された水滴との接触・混合に基づい
て空気に含まれる微細なゴミなどを水滴に付着させると
共に、ゴミなどの付着した粒径の大きな水滴を気液接触
部3及び液滴分離部6にて遠心力を利用して水槽10に
落下させ、清浄化された空気及び水のミストだけを排気
口7から室内に継続的に放出することによって、室内の
清浄化を促進するものであるが、空気に含まれる微細な
ゴミなどは殆んどが水滴と共に水槽10に収容される。
【0008】しかしながら、気液接触部3に導入される
空気には微細なゴミの他に、細菌,カビ類なども含まれ
ることがあることから、これらが水槽10に収容され、
条件が満たされると繁殖し、水質が損なわれたり、藻や
カビ類などが発生したりするようになる。特に、細菌,
カビ類などが例えば1〜2μm以下の超微細な場合に
は、これらを含む水は噴射ノズル4から噴射され、空気
と混合されるものの、気液接触部3及び液滴分離部6に
おいて混合気に遠心力が作用しても混合気から分離する
ことができなくなることがある。従って、排気口7から
は清浄化された空気と共に室内に放出されるという危険
性を有している。
【0009】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によって水槽内などでの細菌,カビ類などの発生
及び室内への放出を抑制できる空気清浄機を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、気液接触部と、液滴分離部
と、気液接触部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配
置したファンと、水槽と、この水槽内の液体を気液接触
部内で噴射し微細な液滴を形成する噴射手段と、これら
の部品を囲んだケ−シングとを具備した空気清浄機にお
いて、前記気液接触部,液滴分離部,水槽のいずれかに
紫外線発生装置を配置したことを特徴とする。
【0011】又、本発明の第2の発明は、気液接触部
と、液滴分離部と、気液接触部,液滴分離部を含む空気
の流動経路に配置したファンと、水槽と、この水槽内の
液体を気液接触部内で噴射し微細な液滴を形成する噴射
手段と、これらの部品を囲んだケ−シングとを具備した
空気清浄機において、前記液滴分離部の軸中心部分に紫
外線発生装置を配置したことを特徴とし、第3の発明
は、前記液滴分離部の軸中心部分に紫外線透過性の中空
体を配置すると共に、その内部に紫外線発生装置を配置
したことを特徴とする。
【0012】又、本発明の第4の発明は、気液接触部
と、液滴分離部と、気液接触部,液滴分離部を含む空気
の流動経路に配置したファンと、水槽と、この水槽内の
液体を気液接触部内で噴射し微細な液滴を形成する噴射
手段と、これらの部品を囲んだケ−シングとを具備した
空気清浄機において、前記液滴分離部の軸中心部分に紫
外線発生装置を配置すると共に、紫外線の照射部分に光
触媒層を形成したことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の第5の発明は、気液接触
部と、液滴分離部と、気液接触部,液滴分離部を含む空
気の流動経路に配置したファンと、水槽と、この水槽内
の液体を気液接触部内で噴射し微細な液滴を形成する噴
射手段と、これらの部品を囲んだケ−シングとを具備し
た空気清浄機において、前記液滴分離部の軸中心部分に
紫外線透過性の中空体を配置すると共に、その内部に紫
外線発生装置を配置し、かつ中空体の外面又は中空体に
対向する液滴分離部の内壁面に光触媒層を形成したこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる空気清浄機
の1実施例について図1〜図6を参照して説明する。同
図において、20は空気清浄機であって、例えば外装ケ
−シング21と内部ケ−シング22とからなる二重構造
のケ−シングを有しており、外装ケ−シング21の前面
部分は左右に開閉可能な扉23,24で、上部は上方に
取り外し可能なトップカバ−25でそれぞれ構成されて
いる。一方の扉23の内側には給水タンク26が、凹所
27を利用して収納・配置されている。この扉23の下
方にはル−バによる吸い込み口28が、内部ケ−シング
22の通気孔22aに対向するように形成されており、
トップカバ−25の前面部分にル−バによる清浄化され
た空気及び水のミストの排気口30が形成されている。
尚、他方の扉24の内面には制御回路基板29が取り付
けられている。
【0015】上述の外装ケ−シング21は、例えば図示
しないキャスタを有する長方形の本体ベ−ス31に載置
されており、この本体ベ−ス31には室内の空気を取り
入れるためのファン32,水噴射用のポンプ33,排水
用のポンプ34が設置されており、これらの上方に水槽
35が、脚35aに載置して配置されており、さらに水
槽35の上方に気液接触部36と液滴分離部37とが並
立状態で配置されている。
【0016】上述の水槽35には蓋40がネジを用いて
固定されており、この蓋40には気液接触部36と液滴
分離部37とが垂直に配置されている。この気液接触部
36は、例えば水槽内部分36aと中間部分36bと上
側部分36cとに、液滴分離部37は、例えば水槽内部
分37aと中間部分37bとにそれぞれ分離可能なるよ
うに構成されており、各水槽内部分36a,37a、蓋
40及び後述の給水口52は、例えば樹脂材によって一
体的に成形されている。特に、液滴分離部37の中心部
分には紫外線透過性の中空体37Aが配置されており、
その内部には紫外線発生装置、例えば紫外線ランプ37
Bがソケット37Baを利用して収納・配置されてい
る。この紫外線ランプ37Bに対向し、紫外線の照射さ
れる液滴分離部37の内壁面(水槽内部分37aと中間
部分37bの内壁面)には酸化チタン(TiO2 )など
の光触媒層37Cが形成されている。尚、この光触媒層
37Cは中空体37Aの外表面に形成することもでき
る。この液滴分離部37の上方には円筒状の上向きの出
口51が設けられている。
【0017】又、蓋40に配置された気液接触部36と
液滴分離部37とは下部で、かつ水槽35の液面より上
方において連通管41により接線方向に連通・接続され
ている。気液接触部36の上部には空気の導入口43が
設けられており、この導入口43は下方に配置されたフ
ァン32から立ち上げた後、水平に導いた矩形断面のダ
クト44に接続されている。気液接触部36の中心部に
は噴射用のポンプ33の排出口に送水管38を介して接
続されたパイプ45が垂直に配置されており、このパイ
プ45の上下2個所には円板46,47が固定され、円
板46,47に向けて水を噴射する噴射手段、例えばノ
ズル48,49がパイプ45に連通するように配置され
ている。図2において、蓋40の左側部分には角錐凹面
状の給水口52が設けられており、給水タンク26はこ
の給水口52に対向するように蓋40に載置されてい
る。
【0018】上述の内部ケ−シング22の上部には、液
滴分離部37の出口51から放出される清浄化された空
気と水のミストとの混合気の旋回運動を水平方向に方向
転換する排出通路55が設けられている。この排出通路
55の断面積は液滴分離部37の出口51の断面積より
十分に大きくなるように設定されている。この排出通路
55は内部ケ−シング22の上端に取り付けた天板56
とこの天板56の上に下向きに乗せた浅い箱体57とで
構成されており、液滴分離部37の出口部分が嵌入され
る通路入口55aと外装ケ−シング21の前面の排出口
30に連通する通路出口55bとを備えている。上記天
板56には箱体57の形状に合わせた隆起部56aが形
成されており、この隆起部56aの部分に箱体57が嵌
合され、箱体側に形成した複数の爪57aを天板側にあ
けた孔56bに係合させて天板56と箱体57とが一体
化されている。又、通路出口55bの近傍には案内板5
8が配置されており、天板56との間に隙間55cが形
成されている。
【0019】次に、この空気清浄機の動作について説明
する。室内の空気は外装ケ−シング21の前面の吸気口
28,内部ケ−シング22の通気孔24を介してファン
32に吸い込まれ、ダクト44を通って気液接触部36
に導入され、その内部を内壁面に沿って旋回しながら下
降する。一方、ポンプ33は水槽35の水を底部の吸い
込みホ−ス39から吸引し、送水ホ−ス38を経て気液
接触部36の中心に立設されたパイプ45に圧送すると
共に、ノズル48,49から円板46,47に向けて水
を噴射する。噴射された水は円板46,47に当たり、
さらには気液接触部36の内壁面に当たって微細化さ
れ、気液接触部36の内部は微細な水滴で充満される。
この微細な水滴は気液接触部36の内部を旋回しながら
下降してくる空気と接触し混合される。この際に、空気
に含まれるゴミなどは微細な水滴に付着することにな
り、粒径が大きな水滴は空気と水滴との混合気に付与さ
れる旋回力によって旋回できなくなり、落下したり、或
いは気液接触部36の内壁面に衝突して内壁面に伝って
水槽35に流れ落ちる。
【0020】粒径の大きな水滴の除去された微細水滴と
空気との混合気は連通管41を通って液滴分離部37に
導入され、液滴分離部37の内壁面に沿って旋回しなが
ら上昇する。この際に、例えば粒径が数十μm以上の水
滴は混合気から分離され、水槽35に落下し回収され
る。これと同時に、液滴分離部37の内部空間はそれの
中心部分に配置された紫外線ランプ37Bから放射され
た紫外線によって照射されており、上述の混合気がこの
空間を旋回しながら上昇する時に、空気及びミストが紫
外線照射され、仮にミスト中に超微細な細菌などが付着
されていても制菌される。又、細菌などを含むミストが
液滴分離部37の内壁面に被着されても、その内壁面に
は光触媒層37Cが形成されているために、それの光触
媒作用によって分解される。従って、清浄化された空気
と水のミストの混合気は出口51から排出通路55を経
て排出口30から室内に放出される。
【0021】尚、長期の使用によって水槽35の水が汚
れた場合には、排水用のポンプ34を動作させて水槽内
の水を排水ホ−スを経て空の給水タンク26に移すと共
に、凹所27から給水タンク26を取り出し、給水タン
ク26の汚れた水を捨てた後に、再びきれいな水が入れ
られ、給水タンク26の水が給水口52から水槽35に
注入される。
【0022】この実施例によれば、気液接触部36から
液滴分離部37に送り込まれた空気と微細な水滴の混合
気に、超微細な細菌,バクテリアなどが含まれていたと
しても、その混合気が液滴分離部37の内部を旋回しな
がら上昇する際に、紫外線ランプ37Bから放射される
紫外線によって照射される。従って、出口51に移動す
る混合気に含まれる細菌などを制菌できる。
【0023】しかも、液滴分離部37の内壁面には光触
媒層37Cが形成されているために、この部分に細菌,
バクテリアなどが付着したとしても、紫外線照射に基づ
く光触媒作用により分解される。従って、液滴分離部3
7の内壁面は勿論のこと、水槽内での細菌,バクテリア
などの繁殖を効果的に抑制でき、清浄化された空気と共
に室内に放出されるという危険性を低減できる。
【0024】特に、紫外線ランプ37Bは液滴分離部3
7の中心部分に配置されており、その外周部分には中空
体37Aが、紫外線ランプ37Bを被覆するように配置
されているために、気液接触部36から液滴分離部37
に送り込まれた空気と微細な水滴の混合気が適切に旋回
するためのガイド機能が付与される。従って、混合気は
液滴分離部37の内壁面に沿って円滑に旋回して大きな
水滴の除去効果が向上し、清浄化された空気とより微細
な水のミストとを室内に有効に放出できる。
【0025】尚、本発明は何ら上記実施例にのみ制約さ
れることなく、例えば紫外線発生装置は液滴分離部に配
置する他、水槽内や気液接触部に配置することもできる
し、これに応じて光触媒層の形成部位も変更される。
又、紫外線発生装置は紫外線ランプを中空体で被覆して
構成する他、防水構造の紫外線ランプのみにて構成した
り、紫外線ランプ以外にて構成することもできる。さら
には、給水機構,気液接触部,ミストなどの放出機構は
図示例以外の構成を採用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、気液接
触部,液滴分離部,水槽のいずれかに紫外線発生装置が
配置されているために、気液接触部に導入された空気に
超微細な細菌,バクテリアなどが含まれていたとして
も、紫外線の照射によって細菌などが制菌でき、それら
の繁殖を抑制できる。
【0027】特に、紫外線発生装置を液滴分離部に配置
すれば、気液接触部から液滴分離部に送り込まれた空気
と微細な水滴の混合気に、超微細な細菌,バクテリアな
どが含まれていたとしても、その混合気が液滴分離部の
内部を旋回しながら上昇する際に、紫外線発生装置から
放射される紫外線によって照射される。従って、出口に
移動する混合気に含まれる細菌などを制菌できる。
【0028】その上に、液滴分離部の内壁面に光触媒層
を形成すれば、この部分に細菌,バクテリアなどが付着
したとしても、紫外線照射に基づく光触媒作用により分
解される。従って、液滴分離部の内壁面は勿論のこと、
水槽内での細菌,バクテリアなどの繁殖を効果的に抑制
でき、細菌などが清浄化された空気と共に室内に放出さ
れるという危険性を低減できる。
【0029】さらには、紫外線発生装置を液滴分離部の
中心部分に配置し、望ましくはその外周部分を中空体に
て被覆すれば、気液接触部から液滴分離部に送り込まれ
た空気と微細な水滴の混合気が適切に旋回するためのガ
イド機能が付与される。従って、混合気は液滴分離部の
内壁面に沿って円滑に旋回して不所望の水滴の除去効果
が向上し、清浄化された空気とより微細な水のミストと
を室内に有効に放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気清浄機の1実施例を示す斜
視図。
【図2】図1の内部構造を示す断面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図2に示す排出通路部分の斜視図。
【図5】図2のA−A断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】従来の空気清浄機の概略断面図。
【符号の説明】
20 空気清浄機 21,22 ケ−シング 26 給水タンク 30 排出口 32 ファン 33 ポンプ 35 水槽 36 気液接触部 37 液滴分離部 37A 中空体 37B 紫外線発生装置(紫外線ランプ) 37C 光触媒層 48,49 噴射手段(ノズル)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配置したファン
    と、水槽と、この水槽内の液体を気液接触部内で噴射し
    微細な液滴を形成する噴射手段と、これらの部品を囲ん
    だケ−シングとを具備した空気清浄機において、前記気
    液接触部,液滴分離部,水槽のいずれかに紫外線発生装
    置を配置したことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配置したファン
    と、水槽と、この水槽内の液体を気液接触部内で噴射し
    微細な液滴を形成する噴射手段と、これらの部品を囲ん
    だケ−シングとを具備した空気清浄機において、前記液
    滴分離部の軸中心部分に紫外線発生装置を配置したこと
    を特徴とする空気清浄機。
  3. 【請求項3】 前記液滴分離部の軸中心部分に紫外線透
    過性の中空体を配置すると共に、その内部に紫外線発生
    装置を配置したことを特徴とする請求項2に記載の空気
    清浄機。
  4. 【請求項4】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配置したファン
    と、水槽と、この水槽内の液体を気液接触部内で噴射し
    微細な液滴を形成する噴射手段と、これらの部品を囲ん
    だケ−シングとを具備した空気清浄機において、前記液
    滴分離部の軸中心部分に紫外線発生装置を配置すると共
    に、紫外線の照射部分に光触媒層を形成したことを特徴
    とする空気清浄機。
  5. 【請求項5】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部,液滴分離部を含む空気の流動経路に配置したファン
    と、水槽と、この水槽内の液体を気液接触部内で噴射し
    微細な液滴を形成する噴射手段と、これらの部品を囲ん
    だケ−シングとを具備した空気清浄機において、前記液
    滴分離部の軸中心部分に紫外線透過性の中空体を配置す
    ると共に、その内部に紫外線発生装置を配置し、かつ中
    空体の外面又は中空体に対向する液滴分離部の内壁面に
    光触媒層を形成したことを特徴とする空気清浄機。
JP9225227A 1997-08-21 1997-08-21 空気清浄機 Withdrawn JPH1157368A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000036695A (ko) * 2000-03-25 2000-07-05 임한진 광촉매를 이용한 습식 악취제거 장치
JP2003028460A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Matsushita Seiko Co Ltd 水 槽
JP2005205094A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Seiwa Kogyo Kk 空気浄化システム
JP2009291703A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Tazumi:Kk 湿式集塵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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