JPH1156860A - 脈管内閉塞器具 - Google Patents

脈管内閉塞器具

Info

Publication number
JPH1156860A
JPH1156860A JP10157315A JP15731598A JPH1156860A JP H1156860 A JPH1156860 A JP H1156860A JP 10157315 A JP10157315 A JP 10157315A JP 15731598 A JP15731598 A JP 15731598A JP H1156860 A JPH1156860 A JP H1156860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
tubular member
closure device
blood vessel
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10157315A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael S Williams
エス ウィリアムズ マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Medtronic Vascular Inc
Original Assignee
Arterial Vascular Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arterial Vascular Engineering Inc filed Critical Arterial Vascular Engineering Inc
Publication of JPH1156860A publication Critical patent/JPH1156860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12131Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device
    • A61B17/12168Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device having a mesh structure
    • A61B17/12177Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device having a mesh structure comprising additional materials, e.g. thrombogenic, having filaments, having fibers or being coated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12099Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder
    • A61B17/12109Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12131Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device
    • A61B17/12168Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device having a mesh structure
    • A61B17/12172Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device having a mesh structure having a pre-set deployed three-dimensional shape

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に頭蓋内血管に有効な脈管内閉塞器具を提
供する。 【解決手段】 脈管内閉塞器具は、アンカー(10)及び
閉塞材料(16)を有する。アンカーは、複数のワイヤ状
部材(12)から成る自己拡張フレーム(10)の形態をし
ている。閉塞材料の例としては、フィラメント状ストラ
ンド又は繊維束(16)と不撓性又は非弾性閉鎖部材の両
方又はいずれか一方が挙げられる。ストランド又は繊維
束(16)は、結束法により又は接着剤でアンカーに固定
されている。不撓性の閉鎖部材は、結束法、成形法、被
覆法、接着法、誘導加熱法、溶接法又は熱収縮法により
アンカーに結合される。繊維束(16)は、トロンボゲン
形成反応を引き起こす材料で作られている。繊維束(1
6)と非弾性閉鎖材料の両方にはトロンボゲン形成材料
又はトロンボゲン形成物質の被覆又は含浸を施すのがよ
い。さらに、閉塞器具のトロンボゲン形成反応を増強さ
せるようアンカー表面を加工するのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内管腔を永続的
に閉塞する方法及び器具に関し、特に、閉塞材料を脈管
系内の部位、より詳細には、例えば脳血管系中に存在す
るような細い血管内の部位に運び、位置決めし、維持す
る器具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】必要と
される処置又は治療において、人体内の血管又は管腔の
永続的な閉塞が必要になるような種々の場合がある。脈
管内治療法に関する関連処置としては、内部出血の止
血、外科手術中における出血の抑制、動脈瘤に近接した
部位における血管壁圧の減圧、動静脈相互連絡(即ち、
動静脈奇形)の除去、及び腫瘤への血液供給の遮断が挙
げられる。非脈管用途の例としては、治療的尿管閉塞、
ファロピーオ管閉塞、肺動脈閉塞、中隔動脈疾患閉塞が
ある。血管の閉塞を行うための幾つかの手法及び器具が
用いられている。かかる手法は、血栓形成粒子、接着
剤、着脱自在なバルーン、コイル又はコイル状ワイヤ、
及び可撓性クロージャ部材が取り付けられたステントの
使用を含む。しかしながら、これら手法と関連した欠点
がある。
【0003】血栓形成粒子は、配置が不正確であるとい
う欠点がある。かかる粒子は代表的には、投入された
後、血流によって血管直径が粒子直径以下の箇所まで運
ばれる。これは腫瘤への流れを止める際に用いるのは適
しているが、結果的には、閉塞箇所の処置ができなくな
る。また、閉塞後に血管の再疎通が生じることになって
閉塞が一時的なものに過ぎない場合がある。接着剤は、
血管内に注入され、血液に接触すると重合して血管壁上
に凝固する液状化合物、例えばイソブチルシアノアクリ
レートをさしている。血流内における接着剤の硬化速度
に起因して接着剤の配置の制御は殆どできない。さら
に、接着剤を市や待って母動脈又は標的にしていない他
の血管に差し向ける恐れがある。
【0004】バルーン閉塞器具に関する欠点は、これら
が多少予測ができず、しかも性質上有害であることに起
因している。バルーン閉塞器具の送達又は給送バリシス
テムが剛性なので、これらバルーン閉塞器具を曲がりく
ねった度合いの強い末端の部位に送り進めることができ
ず、従って、太い血管に用途が制限される。バルーン閉
塞器具は又、これら給送システムからの離脱時期が尚早
になるという恐れがある。さらに、これらバルーンは、
萎む場合があり、或いは他方において、これが設けられ
た血管を破ってしまう場合がある。血管を閉塞するのに
用いられるコイル及び他の粒状物は、正確な位置決めが
できないという欠点を有している。さらに、これらは、
いったん給送カテーテルから血管内へ放出されると散っ
てしまいがちである。もう一つの欠点は、これらが標的
である血管の完全な閉塞をもたらさない場合が多いとい
うことである。
【0005】また、可撓性クロージャ部材が取り付けら
れたステントは、血管内の流れを止めるための脈管内手
段として考えられている。ステントは、慢性再狭窄症又
は他の脈管内狭窄症の治療用として設計され、従来用い
られている医用インプラント器具である。ステントは通
常、血管内の問題箇所まで送られ、次に拡張されて通路
を開放状態に維持する。かくして、ステントは、脈管内
閉塞とは正反対の役目を果たすよう設計されている。ス
テントに取り付けられた可撓性クロージャ部材は物理的
に血管通路を塞いで閉塞を行う。しかしながら、この可
撓性又は弾性の部材が伸びると、ステントの戻り度が増
加することになる。したがって、ステントは、変位防止
のために大き目のサイズにする必要があり、かくして血
管を損傷又は切開する危険性が増大する。さらに、ステ
ント器具の伸長自在な材料によって生じる応力により、
ステント器具は、ある期間経過後に血管壁から離脱する
場合がある。
【0006】動脈瘤の脈管外(外科的)治療では、動脈
瘤の頸部を挟んでこの頸部の縫合結紮を行うか、或いは
動脈瘤の巻き処置を行っている。これら処置は、余計で
あって危険性が高く、死亡率及び罹病率が高い。したが
って、特に頭蓋内血管を閉塞するのに有効な脈管内閉塞
器具、より詳細には、一つだけで閉塞を迅速且つ完全に
行え、正確に位置決めでき、いったん位置決めされると
変位しないような脈管内閉塞器具、及び例えば脳血管系
の特徴であるような曲がりくねった度合いの強い部分内
へ進めることができる閉塞器具が要望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、正確且つ固定
的に位置決めされ、単一の器具で永続的な閉塞を達成す
る改良型脈管内閉塞器具に関する。さらに、本発明は、
迅速且つ完全に閉塞を行うことができ、慢性脈管再生が
生じることは殆ど又は全くない。さらに、本発明は、母
血管及び枝血管を閉塞でき、しかも細く曲がりくねった
度合いの強い血管に送り進めることができる。本発明の
特徴を具体化した閉塞器具は、実質的に不撓性の部材と
フィラメント状ストランド、繊維又は繊維束の両方又は
いずれか一方が取り付けられたアンカーを有する。閉塞
器具の閉塞性質の原因は、機械的、流動学(レオロジ
ー)的且つトロンボゲン形成手段にある。これら多数の
機構は閉塞効力を確実にする。
【0008】アンカーは、閉塞器具を血管内の所定部位
に永続的に配置するために送達時に拡張して血管に係合
できる任意の数のフレームの形体をとるのがよい。フレ
ームの特定の形態は、複数のワイヤ状部材又は拡張可能
な全体として円筒形の管状部材を含む。種々のフレーム
は好ましくは、本質的にステンレス鋼、ニッケル、チタ
ン、タンタル、コバルトクロム、金、銅及びこれらの合
金から成る群から選択された材料で作られる。フィラメ
ント状ストランド、繊維又は繊維束は好ましくは、トロ
ンボゲン形成反応を引き起こす材料で作られる。具体的
には、本発明で用いられるフィラメント状ストランド
は、本質的に絹、綿、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ウール、コラーゲン糸、セルロース等から
成る群から選択される。不撓性材料は好ましくは、本質
的にポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アリーレーンスルフィド及びポリアミドから成る材料群
から選択される。
【0009】本発明の方法によれば、アンカー及び不撓
性膜と繊維又は繊維束の両方又はいずれか一方から成る
閉塞器具を血管内の所定位置に配置することにより血管
を永続的に閉塞する。本発明の脈管内閉塞器具を血管内
に挿入し、任意形式の従来型送達又は給送システムを用
いて所定位置まで送る。本発明は又、トロンボゲン形成
作用を促進し、又は他の効用、例えば薬物給送等を有す
る被膜の使用を意図している。本発明の意図する薬物給
送の一方法は、化合物を、繊維と不撓性膜の両方又はい
ずれか一方から成るポリマー中へ入れ、モノリシック薬
物とポリマーマトリックスの両方又はいずれか一方を形
成する。本発明の特徴及び利点の一層深い理解のために
以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び次に添付の図面
を参照されたい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の脈管内閉塞器具は、脈管
内閉塞のための外科的に的確な治療の分野において著し
い技術的進歩をもたらす。本発明は、コイル、バルー
ン、粒子、シアノアクリレート等を用いる脈管内治療の
ために現在用いられている治療手段による成果を上回る
新治療手段による成果をもたらす。本発明は、外科手術
の延期のための的確で信頼がおけるブリッジ形成及び外
科手術の良好な成果をあげることができ、場合によって
は、本発明によって待期療法を上回る結果が得られる。
本発明の脈管内閉塞器具は、特に次の治療、即ち硬膜瘻
孔、頭蓋内動脈瘤、動静脈奇形(網状病巣と瘻孔の両
方)、頸動脈海綿静脈洞瘻を治療する際の外科的に的確
な治療、他の種々の塞栓形成法及び局所薬物又は麻薬給
送用途において使用できる。本発明は、細い頭蓋内血管
を閉塞するのに特に有用である。
【0011】本発明の脈管内閉塞器具は、アンカー及び
閉塞要素を有している。アンカーは、複数のワイヤ状部
材から成るフレーム又は全体として円筒形の管状部材の
形態であるのがよい。円筒形管状のアンカーは、代表的
には医用器具分野において「ステント」と称されている
ものと構成が類似している。ステントは一般に、血管形
成術の実施後に問題の血管を開放状態に機械的に維持す
るのに用いられる。しかしながら、ステントの公知の意
図した用途とは逆に、本発明は、脈管内閉塞用ステント
と類似した構成を利用している。図1a〜図1cを参照
すると、血管20を通る流体の流れを永続的に止める管
腔内器具の第1の実施形態が示されている。この器具
は、全体を符号10で示すフレームを有している。フレ
ーム10は、連結要素14によって互いに保持された複
数のワイヤ状部材12を有する。ワイヤ12は、任意適
当な材料、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、
ニッケルチタン、ニチノール、タンタル、コバルトクロ
ム、銅、金等又はこれらの任意の合金で作られるのがよ
い。
【0012】ワイヤ12の好ましい厚さは、1〜10ミ
ルである。ただし、1ミル未満のもの及び20ミルを越
える厚さのものも本発明の範囲に属する。連結要素14
は好ましくは、ワイヤ12上に折り曲げられていて、X
線透視検査のもとで閉塞器具の位置がどこであるかを容
易に分かるようにするためのラジオパクマーカーバンド
である。マーカーバンド14は、所望のX線不透過度を
もたらす任意の材料、例えば金、プラチナ、タンタル、
イリジウム及びこれらの合金で作られるのがよい。ラジ
オパクマーカーバンド14はまた、ワイヤ12に溶接し
てもよく、或いははんだ付けしてもよい。変形例とし
て、ワイヤ12を互いに溶接又ははんだ付けして、フレ
ーム10の表面の少なくとも一部をラジオパク材料で被
覆し又はメッキしてもよい。
【0013】フィラメント状ストランド、繊維又は繊維
束16をワイヤ12の周りにぐるりと絡み合わせ、或い
はこれらをワイヤ12の周りに織って、その後にマーカ
ーバンド14をワイヤ12の周りに締めつけ、それによ
り繊維束をフレームに固定してもよい。本発明で用いら
れるフィラメント状ストランドは、血管内に配置される
とトロンボゲンによる閉塞を行うことができる任意公知
のタイプ又は構成のものであるのがよい。かかるフィラ
メント状ストランドの例としては、ポリマー、例えばナ
イロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート等、天
然繊維、例えば絹、コラーゲン糸、綿、ウール、セルロ
ース等、及び金属が挙げられる。各要素は、モノフィラ
メント又は糸の形態であるのがよく、これは延伸されて
いても延伸されていなくてもよい。特定のフィラメント
状ストランドを開示しているが、トロンボゲンによる閉
塞を行うことができる任意のフィラメント状ストランド
又は他のトロンボゲン形成反応を引き起こす要素を本発
明の閉塞要素として用いてもよい。
【0014】図1cは、流れを止めるための不撓性又は
非弾性膜18を示している。膜18は、血管内に配置さ
れると血管20を機械的に閉塞することができる実質的
に不撓性の材料から作られている。適当な材料の例とし
て、ポリマー、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアリーレーンスルフィド、ポリフェノ
ールスルフィド、ポリアミド等が挙げられる。膜18
を、任意適当な方法、例えば熱結合法、熱収縮法、被覆
法、接着法、溶接法または誘導加熱法によってフレーム
10に取り付けるのがよい。図1cはまた、ワイヤ12
の周りに絡み合わされた繊維16を示しているが、この
実施形態では繊維16を用いないで流れを止めることが
できることは理解されるべきである。図1cに示す実施
形態の変形例として、適当な閉塞器具をラジオパクマー
カーバンド14から延びる短いワイヤ状部材12だけを
用いて製作してもよい。この変形例(図示せず)は、短
く一層コンパクトな器具で閉塞を達成する。ラジオパク
マーカーバンドを備えたこの装置の端部は、膜18と繊
維16の両方又はいずれか一方を支持したフレームの反
対側の端部に対して流体の流れの上流側に配置される。
【0015】図1a及び図1bを参照して、閉塞器具の
展開又は配置方法を以下に説明する。フレーム10のワ
イヤ状部材12をまず最初に図1bに示す形態に形成す
る。次に、ワイヤ12の端部を弾性的に圧縮し又は真っ
直ぐにしてカテーテル24内に配置する。ピストン28
及びピストンロッド26を、閉塞器具の一端に当たるま
で進める。次に、ガイドワイヤを脈管系又は血管系内の
所望の配置部位まで前進させる。次に、システム全体を
ガイドワイヤにロードし、ガイドワイヤに沿って血管2
0内の配置部位まで前進させる。次に、カテーテルを引
き抜いている間、閉塞器具をピストン28で定位置に保
持する。変形例として、カテーテル24を、ピストン2
8の前進中に静止状態に保持する。これにより閉塞器具
を解除し、ワイヤの端部を広げて内壁22に係合させ、
器具を血管20内に固定することができる。
【0016】しかしながら、もしワイヤ12が形状記憶
合金、例えばニチロールで作られていれば、閉塞器具の
製作法及びローディング法は幾分異なるが、当該技術分
野で周知の方法で行われる。ニチロールワイヤをまず最
初にこれらの転移温度まで加熱する。ワイヤを次に図1
に示す形状にし、ここでワイヤの端を外方に曲げる。次
に、ワイヤを、これらの結晶構造がその高温オーステナ
イト相を呈するまで加熱する。次に、ワイヤを、原子の
再配列によってマルテンサイト相になるまで冷却する。
今や、ワイヤを真っ直ぐにすることができ、そして閉塞
器具を図1aに示すようにカテーテル内にロードする。
ワイヤはニチロールで作られているので、これらがオー
ステナイト相に転移する温度まで加熱すると、もとの形
態、即ち折り曲げ形態に戻ることになる。
【0017】ニリロールワイヤの転移温度は好ましく
は、室温よりも高く、体温又はそれに近い温度である。
このように、システムを配置部位まで進めてカテーテル
を引き抜くと、フレームはそのもとの形状に戻って閉塞
器具に係合しこれを血管の内壁に固定する。当業者には
理解されるように、ニチロールの転移温度を、ニッケル
とチタンの割合を変えることにより、少量の他の元素を
添加することにより、そして変形工程及び焼きなまし工
程を変えることにより広範に操作できる。同様に、当業
者であれば、ニチロールの超弾性も使用できることは容
易に理解されよう。次に、図2a〜図2cを参照して本
発明の第2の実施形態を説明する。特に図2aを参照す
ると、閉塞器具は、フレーム10′のワイヤ状部材1
2′がラジオパクマーカーバンド14で両端が互いに締
めつけられたその初期形体で示されている。ワイヤ1
2′は、好ましくは1〜20ミルの範囲にわたる厚さを
有している。ただし、厚さが1ミル未満のもの及び20
ミルを越えるものも本発明の範囲に属する。
【0018】また、ラジオパクマーカーバンド14をワ
イヤ12′の端部に溶接又ははんだ付けするのがよい。
変形例として、ワイヤ12′の両端を互いに溶接又はは
んだ付けして、フレーム10′の表面の少なくとも一部
をラジオパク材料で被覆又はメッキしてもよい。フィラ
メント状ストランド、繊維又は繊維束16が、ワイヤ1
2′の周りにぐるりと絡み合わされている。また、図1
cに符号18で示すものと類似した実質的に不撓性の膜
をワイヤ12′に付けるのがよい。ワイヤ12′をその
両端の中間で外方に曲げる。フレーム10′をカテーテ
ル内に弾性的に圧縮してロードし、上述の図1a〜図1
cの実施形態と関連して説明した方法と類似の方法で血
管内の所望位置に配置する。
【0019】変形例として、もしワイヤが形状記憶合
金、例えばニチロールで作られていれば、閉塞器具もま
た、図1a〜図1cと関連して上述した方法で形成して
配置する。具体的に述べると、ワイヤ12′をこれらの
転移温度まで加熱し、これらを図2aに示す折り曲げ形
体にしてから加熱してオーステナイト相にし、冷却して
マルテンサイト相にし、次に平らにし又は真っ直ぐにし
て、カテーテル24内へロードする。図2b及び図2c
は、図2aに示す閉塞器具の別のロック形態を示してい
る。ワイヤ状部材12′を、好ましくはラジオパクマー
カーバンド14によってこれらの外端部を互いに締めつ
ける。中央ワイヤ状部材28は、その基端部に摺動ロッ
ク30を有している。ワイヤ12′の基端部は、固定ロ
ック32の内部フランジに当接する。(固定ロック32
は好ましくは、マーカーバンド14と類似したラジオパ
ク材料で作られる。)次に、固定ロック32の内方フラ
ンジの反対側の側部は、可撓性ハイポチューブ34に当
接している。摺動ロック30は着脱自在なロック用マン
ドレル36に螺合している。
【0020】閉塞器具の別のロック形態は、まず最初に
これを血管20内の所定部位まで進めることによって配
置される。次に、システムを、定位置に保持した状態で
ロック用マンドレルを引っ込め、ついには摺動ロック3
0が図2cに示すように固定ロック32の内方フランジ
の基端側側部に着座するようにする。変形例として、ロ
ック用マンドレル36を定位置に保持した状態でハイポ
チューブ34を前進させてついには摺動ロック30が固
定ロック32に着座するようにする。次に、ロック用マ
ンドレル36を摺動ロック30から取り外してハイポチ
ューブ34と一緒に取り出す。図2aと関連して上述し
た実施形態の場合と同様に、フィラメント状ストラン
ド、繊維又は繊維束がワイヤ12′の周りに絡み合わさ
れている。図3a〜図3fでは、アンカーは、全体とし
て円筒形の管状フレーム30を有している。管状フレー
ム30は、1又は2以上のセグメント32から成るのが
よい。各セグメント32は、単一のワイヤを複数の実質
的に真っ直ぐな部分又はストラット34の状態に折り曲
げられたものである。これらストラット34は、別個の
軸方向曲げ部又はクラウン36によって一体的に接合さ
れて、正弦波の形を有する全体として円筒形の管状セグ
メント32を形成している。
【0021】もし2又は3以上のセグメントを用いる場
合、セグメント32を1又は2以上の整列したクラウン
のところで溶接部38又は他の公知の連結手段、例えば
ポリマー内への封入によって結合し、最大軸方向及び半
径方向可撓性が得られるようにする。血管20を通る流
れを止めるために、1又は複数のフィラメント状ストラ
ンド16をクラウン36に取り付ける。図3aの実施形
態では、2つの繊維束16が異なる状態でクラウン36
に固定されている。一方の繊維束は、締結用糸又はスレ
ッド40によってクラウン36に固定されている。他方
の繊維束は、クラウン36の周りにループ状になってい
て、フィラメント状ストランド自体を用いて管状セグメ
ント32に固定され、結び目41が形成されている。一
層長いフィラメント状ストランドを用いると、閉塞器具
のトロンボゲン形成反応を引き起こす領域を増大させる
ことができる。フィラメント状ストランド又は繊維束を
任意適当な方法でステントに固定できるので、図3aに
示すアンカーへのフィラメント状ストランドの固定方法
が例示に過ぎないことは理解されるべきである。ストラ
ンド又は繊維束を管状アンカーに固定する任意適当な方
法を用いることができ、かかる方法としては、接着法、
加熱結合法、化学的結合法、機械的締結法又はこれらの
組合せが挙げられる。同様に、ストランド又は繊維束を
クラウン36とは異なる管状アンカーの部分で固定して
もよい。例えば、1本のストランド又は複数本のストラ
ンドを、溶接部38に結合してもよく、この場合、別の
束をクラウン36に固定する。
【0022】締結用糸40は、フィラメント状ストラン
ドと同一の材料又はこれとは異なる適当な材料で構成さ
れる。かくして、締結用糸40は、トロンボゲン形成要
素で構成でき、或いはトロンボゲンによる閉塞を促進し
ない材料で構成できるので有利である。この実施形態で
用いられるフィラメント状ストランド又は繊維束16
は、上述の図1a〜図1c及び図2a〜図2cの実施形
態と関連して説明した同一の材料群から作られる。図3
bは、熱結合法、熱収縮法、被覆法、接着法、溶接法、
誘導加熱法等によって管状フレーム30に取り付けられ
た図1cと関連して上述したような不撓性又は非弾性膜
18を示している。しかしながら、この実施形態では、
膜18をフレーム30に取り付ける方法としては、膜の
開口端をクラウン36上に折り曲げることが挙げられ
る。さらに、フィラメント状ストランド又は繊維束16
を、その一端を膜18の折曲げ部内に捕捉することによ
ってアンカーに固定しても有利である。さらに、1又は
2以上のラジオパクマーカー42を膜18の折曲げ部内
に配置してもよい。
【0023】図3cは、本発明の別の実施形態を示して
いる。実質的に不撓性の要素44が、フレーム30のク
ラウン36に固定されている。要素44は、トロンボゲ
ン形成反応を引き起こす材料で作られた布製の筒体であ
る。一端が締結用糸46によってクラウンに結束され、
他端は締結用糸48によって固定されている。トロンボ
ゲン形成要素44は、図3cでは左端のクラウン36に
糸で取り付けられた状態で示されているが、フレーム3
0の実質的に外面全体を包囲するよう寸法決めされ、図
3cにおいて取付け手段となるクラウンと反対側の自由
端付きクラウンに糸で留めるのがよい。図3a及び図3
bに示す本発明の特定の実施形態は、展開直径が約3.
5mm、長さが約18mmの全体として円筒形の管状アンカ
ーを有し、トロンボゲン形成反応を引き起こす要素とし
て、0.002インチ(約0.05mm)径のポリエチレ
ンテレフタレートモノフィラメントが用いられている。
ポリエチレンテレフタレートモノフィラメントを、アン
カーの長さ全体にわたる外面の周りに手巻きし、自由端
クラウンのうち一方のところで結束するのがよい。する
と、アンカーは、血管内の所定位置に位置決めできる準
備ができている。変形例として、ポリエチレンテレフタ
レートモノフィラメントストランドを用いて、或いは用
いないで、クラウンに固定し、或いはポリエチレンテレ
フタレートがクラウン上に折り曲げられていればそれ自
体でアンカーに固定された実質的に不撓性の膜としてア
ンカー30をポリエチレンテレフタレートで被覆しても
よい。
【0024】本発明の別の実施形態では、受け入れたま
まの状態のポリエチレンテレフタレート紡ぎ糸を分割し
て1本のストランドを3本にした。各分割ストランドを
さらに分割して7本のストランドにし、全部で21本の
ストランドを得た。次に、21本のストランドの各々を
4本のストランドに分割して全部で84本のストランド
を得た。次に、84本のストランドの各々をステントク
ラウンの周りに縫い進めてそれ自体の上に戻してループ
状にした。次に、ポリエチレン糸を用いてこの紡ぎ糸を
縛ってステントクラウン上に位置したままになるように
した。3つの外科結びを用いて分割紡績糸の各々をクラ
ウンに取り付けた。この手順を4回繰り返してステント
の一端から延びる4つのトロンボゲン形成要素を得た。
この例では、紡ぎ糸の分割により、トロンボゲンによる
閉塞を行うために多量の材料、即ち大きな表面積と薄型
の給送形体の組合せが可能である。
【0025】さらに別の実験例では、紡ぎ糸をその長さ
の一部だけに沿って分割し、それによりフィラメント状
ストランドを非分割コア部分及び分割部分に分ける。次
に、コア部分をクラウン又は他の部位に取り付け、分割
部分がトロンボゲンによる閉塞のためにアンカーの後を
追従する状態にしておく。当業者は、紡ぎ糸又は他の繊
維を結束すると共に或いは分割する他の方法を利用して
もトロンボゲンによる閉塞を最大限に実施できることは
理解されよう。図3a〜図3cに記載した閉塞器具を血
管内に配置する方法が図3d〜図3fに概略的に示され
ている。図3dを参照すると、閉塞器具30は、バルー
ンカテーテル50に取り付けられて所定位置52まで送
り進められ、血管54の脈管内閉塞を行う。従来型撮像
技術及びラジオパク染料を用いると、部位52における
閉塞器具30の正確な位置決めを容易に行うことができ
る。
【0026】図3eに示すように、部位50にカテーテ
ルを位置決めすると、バルーンを膨らませて閉塞器具3
0を拡張し、これを血管54の内側環状壁に係合させ
る。アンカーを、その比例塑性限界を越えて拡張して、
拡張形態のままで血管54と接触した状態のままである
ようにし、それにより部位52のところで定位置に固定
するようにする。次に、図3fに示すように、バルーン
を萎ませてこれを取り出す。このように、アンカーを血
管54の内壁内にめり込ませ、定位置に固定されたまま
であるようにし、かくしてこれに取り付けられた一閉塞
要素又は複数の閉塞要素が閉塞を引き起こすことができ
るようにする。アンカー30を血管内に配置するバルー
ンカテーテルの使用法は、ステントを配置するために通
常用いられる使用法と類似しており、したがって当該技
術分野においては周知である。したがって、これについ
ての詳細な説明は、本発明を理解する上で必要であると
は考えられない。当業者であれば、本発明の閉塞器具を
血管内の所定の部位に配置するよう他の給送システムを
使用できることは理解されよう。
【0027】図4a及び図4bを参照すると、自己拡張
式脈管内閉塞器具の配置状態が示されている。自己拡張
式脈管内閉塞器具は、符号60で指示されていてカテー
テル60内に配置された状態で示されている。1又は2
以上のフィラメント状ストランド又は繊維束がこの器具
のクラウンに固定されている。次に、カテーテルを血管
64内の所定部位まで送り進める。カテーテルを脈管内
閉塞のために所定位置に位置決めすると、プッシャ66
をカテーテル60内に挿入して、閉塞器具60をカテー
テル62の閉込め部の中から押し出す。カテーテルによ
る束縛を受けないので、閉塞器具60は自己拡張を行
い、図4bに示すように血管64の内壁にしっかりと当
接する。次に、カテーテル62及びプッシャ66を引き
抜き、正確に位置決めされた閉塞器具をその意図した機
能を発揮するよう定位置に固定された状態のままにす
る。閉塞器具が自己拡張性を備えるという特徴は、カテ
ーテル62によって圧縮され、次にこれから送り出され
ると拡張するバネ鋼からなる全体として円筒形の管状ア
ンカーを採用して達成できる。変形例として、閉塞器具
60は、形状記憶合金、例えばニッケルチタン合金から
成っていてもよく、これは図1a〜図1cに関して上述
したようにカテーテル62から押し出されると図4bに
示すその記憶形状を取ることになろう。当業者であれ
ば、本発明の閉塞器具のアンカー部分のために任意適当
な自己拡張材料を採用できることは理解されよう。
【0028】本発明の脈管内閉塞器具を用いると、任意
の血管内で閉塞を行うことができる。当業者であれば、
アンカーの側面形状又は直径、長さ及び材質を、血管の
サイズを考慮して特定の用途に応じて種々のものにする
ことができる。閉塞要素の形式、閉塞要素取付け方法及
び被覆方法もまた、特定の用途に合わせて種々のものに
することができる。例えば、非常に細い血管では、閉塞
及び血栓を引き起こすには閉塞要素を1つしか必要とせ
ず、これに対し大きな血管では、閉塞を引き起こすには
それ以上の要素が必要になる。本発明によれば、閉塞時
間は、アンカーの直径及び長さを変えることにより特定
のサイズの血管に合わせて最適化できる。1又は2以上
の閉塞要素に大きな荷重をかけると閉塞を迅速にするこ
とができる。本発明によれば、直径が約1.0mm〜5.
0mmの範囲の頭蓋内血管では、完全な閉塞は、約0.2
5〜20分間、好ましくは1〜3分未満で行うことがで
きる。
【0029】したがって、本発明を、上述した本発明の
目的のそれぞれ全部を達成する好ましい実施形態を用い
て開示したが、本発明は新規且つ改良型の脈管内閉塞器
具及びその使用方法を提供している。当業者であれば、
本発明の教示からの種々の改造例、設計変更例及び変形
例は、本発明の意図した精神及び範囲から逸脱すること
なく想到できよう。より詳細には、本発明のもう一つの
特徴は、繊維束16と膜18の両方又はいずれか一方に
トロンボゲン形成作用を増強する材料を塗布し又は入れ
ることにある。かかる材料の例としては、コラーゲン、
ペプチド、ポリマー、トロンビン及びタンパク質が挙げ
られる。さらに、繊維束と膜の両方又はいずれか一方に
薬剤を塗布し、又は入れるのがよく、それにより薬物又
は麻薬の局所給送を可能にする。たとえば、薬剤を封入
処理又は含浸処理によりポリマー中に含ませるのがよ
い。次に、ポリマー被覆要素を腫瘤の主要な栄養補給脈
管中に配置する。この手法は、中毒性薬物又は麻薬の正
確且つ局所給送及び組織的に管理された薬物又は麻薬レ
ベルと関連した病的状態を生じさせないで疾病の有効な
治療を可能にする。同時に、閉塞器具の閉塞特性は、腫
瘤への栄養補給を無くすと共に薬物又は麻薬のウォッシ
ュアウトを最小限に抑える。
【0030】さらに、本発明の特徴は、トロンボゲン形
成作用を引き起こすようフレーム10,10′,30又
は60の表面を処理することを含む。この処理は、フレ
ーム又はその一部の表面をトロンボゲン形成物質で被覆
し、或いは、フレーム表面又は少なくとも血管に接触し
ているフレーム表面の一部を、例えば機械的荒削り法、
化学的エッチング法又はレーザ法によりざらざらにする
という形態を取ってもよい。また、図3bに関して説明
したように、閉塞要素をクラウンの端部上に折り曲げる
方法は、図1a〜図1cに開示したワイヤ状フレームに
均等に適用できる。同様に、繊維と組み合わせた状態又
は繊維に変えて用いられる閉塞膜を、図4a及び図4b
に示す自己拡張管状フレームに同様な方法で被着させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の脈管内閉塞器具の第1の実施形態の
斜視図である。
【図1B】本発明の脈管内閉塞器具の第1の実施形態の
斜視図である。
【図1C】本発明の脈管内閉塞器具の第1の実施形態の
斜視図である。
【図2A】本発明の脈管内閉塞器具の第2の実施形態の
斜視図である。
【図2B】本発明の脈管内閉塞器具の第2の実施形態の
斜視図である。
【図2C】本発明の脈管内閉塞器具の第2の実施形態の
斜視図である。
【図3A】本発明の脈管内閉塞器具の第3の実施形態の
斜視図である。
【図3B】本発明の脈管内閉塞器具の第3の実施形態の
斜視図である。
【図3C】本発明の脈管内閉塞器具の第3の実施形態の
斜視図である。
【図3D】図3A〜図3Cに示す本発明の脈管内閉塞器
具のための例示の給送システム及び脈管内閉塞器具の使
用モードの略図である。
【図3E】図3A〜図3Cに示す本発明の脈管内閉塞器
具のための例示の給送システム及び脈管内閉塞器具の使
用モードの略図である。
【図3F】図3A〜図3Cに示す本発明の脈管内閉塞器
具のための例示の給送システム及び脈管内閉塞器具の使
用モードの略図である。
【図4A】図3A〜図3Fに示されたバルーン膨張式器
具の変形例を示す図である。
【図4B】図3A〜図3Fに示されたバルーン膨張式器
具の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 フレーム 12 ワイヤ状部材 14 ラジオパクマーカーバンド 16 フィラメント状ストランド又は繊維束 18 膜 20 血管 24 カテーテル 30 閉塞器具 32 管状部材

Claims (89)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管内の流体の流れを止める器具であっ
    て、アンカーと、アンカーに取り付けられた実質的に不
    撓性の膜とを有することを特徴とする閉塞器具。
  2. 【請求項2】 膜は、アンカーに被着されていることを
    特徴とする請求項1記載の閉塞器具。
  3. 【請求項3】 膜は、熱収縮法によりアンカーに取り付
    けられていることを特徴とする請求項1記載の閉塞器
    具。
  4. 【請求項4】 膜は、アンカーに熱接着されていること
    を特徴とする請求項1記載の閉塞器具。
  5. 【請求項5】 膜は、アンカーに接着されていることを
    特徴とする請求項1記載の閉塞器具。
  6. 【請求項6】 膜には、薬剤が塗布され又は入れられて
    いることを特徴とする請求項1記載の閉塞器具。
  7. 【請求項7】 膜は、本質的にポリエチレン、ポリエチ
    レンテレフタレート、ポリアリーレーンスルフィド及び
    ポリアミドから成る群から選択された材料で作られてい
    ることを特徴とする請求項1記載の閉塞器具。
  8. 【請求項8】 アンカーに取り付けられた少なくとも一
    本のフィラメント状ストランドを更に有することを特徴
    とする請求項1記載の閉塞器具。
  9. 【請求項9】 アンカーに取り付けられた複数本のフィ
    ラメント状ストランドを更に有することを特徴とする請
    求項1記載の閉塞器具。
  10. 【請求項10】 フィラメント状ストランドは、アンカ
    ーに結束されていることを特徴とする請求項9記載の閉
    塞器具。
  11. 【請求項11】 フィラメント状ストランドは、軟質接
    着剤でアンカーに取り付けられていることを特徴とする
    請求項9記載の閉塞器具。
  12. 【請求項12】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドは、本質的に絹、綿、ウール、セルロース、ナイ
    ロン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
    リプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、コラーゲ
    ン及び金属から成る群から選択された材料で作られてい
    ることを特徴とする請求項8記載の閉塞器具。
  13. 【請求項13】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドは、血栓形成を促進する材料で被覆されているこ
    とを特徴とする請求項8記載の閉塞器具。
  14. 【請求項14】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、血栓形成を促進する材料を含浸させてある
    ことを特徴とする請求項8記載の閉塞器具。
  15. 【請求項15】 血栓形成を促進する材料は、本質的に
    コラーゲン、ペプチド、ポリマー、トロンビン及びタン
    パク質から成る群から選択されていることを特徴とする
    請求項13記載の閉塞器具。
  16. 【請求項16】 血栓形成を促進する材料は、本質的に
    コラーゲン、ペプチド、ポリマー、トロンビン及びタン
    パク質から成る群から選択されていることを特徴とする
    請求項14記載の閉塞器具。
  17. 【請求項17】 複数本のフィラメント状ストランド
    は、血栓形成を促進する材料で被覆されていることを特
    徴とする請求項9記載の閉塞器具。
  18. 【請求項18】 複数本のフィラメント状ストランドに
    は、血栓形成を促進する材料を含浸させてあることを特
    徴とする請求項9記載の閉塞器具。
  19. 【請求項19】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項8記載の閉塞器具。
  20. 【請求項20】 アンカーは、本質的にステンレス鋼、
    ニッケル、チタン、ニッケルチタン、ニチロール、タン
    タル、コバルトクロム、銅及び金から成る群から選択さ
    れた材料で作られていることを特徴とする請求項1記載
    の閉塞器具。
  21. 【請求項21】 アンカーは、血栓形成を引き起こすよ
    うな処理が施されていることを特徴とする請求項1記載
    の閉塞器具。
  22. 【請求項22】 アンカーは、トロンボゲン形成物質で
    被覆されていることを特徴とする請求項21記載の閉塞
    器具。
  23. 【請求項23】 アンカーの表面の少なくとも一部は、
    血栓形成を引き起こすようざらざらになっていることを
    特徴とする請求項21記載の閉塞器具。
  24. 【請求項24】 アンカーは、複数のワイヤ状部材で構
    成されたフレームから成り、各ワイヤ状部材は、第1の
    端部及び第2の端部を有することを特徴とする請求項1
    記載の閉塞器具。
  25. 【請求項25】 ワイヤ状部材は、第1の束縛形体及び
    第2の展開形体を呈し、第2の展開形体では、ワイヤ状
    部材の第1及び第2の端部は、血管の内壁に係合してア
    ンカーを血管内の所定位置に維持することを特徴とする
    請求項24記載の閉塞器具。
  26. 【請求項26】 複数のワイヤ状部材は、これらの第1
    の端部と第2の端部との中間でラジオパクマーカーバン
    ドにより互いに締めつけられていることを特徴とする請
    求項25記載の閉塞器具。
  27. 【請求項27】 ワイヤ状部材は、第1の束縛形体及び
    第2の展開形体を呈し、ワイヤ状部材の第1の端部と第
    2の端部の中間のワイヤ状部材の部分は、血管の内壁に
    係合してアンカーを血管内の所定位置に維持することを
    特徴とする請求項24記載の閉塞器具。
  28. 【請求項28】 ワイヤ状部材の第1の端部を互いに固
    定する第1のラジオパクマーカーバンドと、ワイヤ状部
    材の第2の端部を互いに固定する第2のラジオパクマー
    カーバンドと、複数のワイヤ状部材を第2の展開形体に
    ロックする手段とを更に有することを特徴とする請求項
    27記載の閉塞器具。
  29. 【請求項29】 アンカーは、全体として円筒形の管状
    部材から成り、該管状部材は、閉塞すべき血管への管状
    部材の管腔内給送を可能にする第1の直径と、管状部材
    の内部から半径方向外方に向いた力が及ぼされると、管
    状部材を永久変形させてこれを血管の内壁に係合させ、
    閉塞器具を血管内の所定位置に維持する第2の拡張され
    た直径とを有することを特徴とする請求項1記載の閉塞
    器具。
  30. 【請求項30】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントと、前
    記軸方向曲げ部のうち少なくとも一つに連結された少な
    くとも一本のフィラメント状ストランドとを更に有する
    ことを特徴とする請求項29記載の閉塞器具。
  31. 【請求項31】 膜には、薬剤が塗布され又は入れられ
    ていることを特徴とする請求項29記載の閉塞器具。
  32. 【請求項32】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項30記載の閉塞器具。
  33. 【請求項33】 第1の端部及び第2の端部を備えた全
    体として円筒形の管状部材を更に有し、膜の一部が、管
    状部材の一端上に折り曲げられていることを特徴とする
    請求項29記載の閉塞器具。
  34. 【請求項34】 膜の前記折曲げ部分内に少なくとも一
    端が捕捉されることにより、閉塞器具に取り付けられた
    少なくとも一本のフィラメント状ストランドを更に有す
    ることを特徴とする請求項33記載の閉塞器具。
  35. 【請求項35】 膜の折曲げ部分内に配置された少なく
    とも一つのラジオパクマーカーを更に有することを特徴
    とする請求項33記載の閉塞器具。
  36. 【請求項36】 アンカーは、全体として円筒形の管状
    部材から成り、該管状部材は、閉塞すべき血管への管状
    部材の管腔内給送を可能にする第1の束縛された直径
    と、血管の内壁に係合して閉塞器具を血管内の所定位置
    に維持する第2の拡張された直径とを有することを特徴
    とする請求項1記載の閉塞器具。
  37. 【請求項37】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントと、前
    記軸方向曲げ部のうち少なくとも一つに連結された少な
    くとも一本のフィラメント状ストランドとを更に有する
    ことを特徴とする請求項36記載の閉塞器具。
  38. 【請求項38】 実質的に不撓性の膜には、薬剤が塗布
    され又は入れられていることを特徴とする請求項36記
    載の閉塞器具。
  39. 【請求項39】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項37記載の閉塞器具。
  40. 【請求項40】 第1の端部及び第2の端部を備えた全
    体として円筒形の管状部材を更に有し、膜の一部が、管
    状部材の一端上に折り曲げられていることを特徴とする
    請求項36記載の閉塞器具。
  41. 【請求項41】 膜の前記折曲げ部分内に少なくとも一
    端が捕捉されることにより、閉塞器具に取り付けられた
    少なくとも一本のフィラメント状ストランドを更に有す
    ることを特徴とする請求項40記載の閉塞器具。
  42. 【請求項42】 膜の折曲げ部分内に配置された少なく
    とも一つのラジオパクマーカーを更に有することを特徴
    とする請求項40記載の閉塞器具。
  43. 【請求項43】 アンカーは、形状記憶材料で作られて
    いて、第1の直径及び転移温度を有し、又は実質的に体
    温に近い温度状態にある全体として円筒形の管状部材を
    有し、管状部材は、閉塞すべき血管への管状部材の管腔
    内給送を可能にする第2の変形された直径を有し、アン
    カーは更に、閉塞器具が血管体の所定位置に配置される
    まで管状部材を第2の変形された直径に束縛する手段を
    有し、束縛手段を取り外すと、管状部材は前記第1の直
    径に移行し、血管の内壁に係合して閉塞器具を血管内の
    所定位置に維持することを特徴とする請求項1記載の閉
    塞器具。
  44. 【請求項44】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントと、前
    記軸方向曲げ部のうち少なくとも一つに連結された少な
    くとも一本のフィラメント状ストランドとを更に有する
    ことを特徴とする請求項43記載の閉塞器具。
  45. 【請求項45】 血管内の流体の流れを止める器具であ
    って、アンカーと、アンカーに取り付けられた少なくと
    も一本のフィラメント状ストランドとを有することを特
    徴とする閉塞器具。
  46. 【請求項46】 アンカーに取り付けられた複数本のフ
    ィラメント状ストランドを更に有することを特徴とする
    請求項45記載の閉塞器具。
  47. 【請求項47】 複数本のフィラメント状ストランド
    は、アンカーに結束されていることを特徴とする請求項
    46記載の閉塞器具。
  48. 【請求項48】 複数本のフィラメント状ストランド
    は、軟質接着剤でアンカーに取り付けられていることを
    特徴とする請求項46記載の閉塞器具。
  49. 【請求項49】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドは、本質的に絹、綿、ウール、セルロース、ナイ
    ロン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
    リプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、コラーゲ
    ン及び金属から成る群から選択された材料で作られてい
    ることを特徴とする請求項45記載の閉塞器具。
  50. 【請求項50】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドは、血栓形成を促進する材料で被覆されているこ
    とを特徴とする請求項45記載の閉塞器具。
  51. 【請求項51】 血栓形成を促進する材料は、本質的に
    コラーゲン、ペプチド、ポリマー、トロンビン及びタン
    パク質から成る群から選択されていることを特徴とする
    請求項50記載の閉塞器具。
  52. 【請求項52】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、血栓形成を促進する材料を含浸させてある
    ことを特徴とする請求項45記載の閉塞器具。
  53. 【請求項53】 血栓形成を促進する材料は、本質的に
    コラーゲン、ペプチド、ポリマー、トロンビン及びタン
    パク質から成る群から選択されていることを特徴とする
    請求項52記載の閉塞器具。
  54. 【請求項54】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項45記載の閉塞器具。
  55. 【請求項55】 アンカーは、血栓形成を引き起こすよ
    うな処理が施されていることを特徴とする請求項45記
    載の閉塞器具。
  56. 【請求項56】 アンカーは、トロンボゲン形成物質で
    被覆されていることを特徴とする請求項55記載の閉塞
    器具。
  57. 【請求項57】 アンカーの表面の少なくとも一部は、
    血栓形成を引き起こすようざらざらになっていることを
    特徴とする請求項55記載の閉塞器具。
  58. 【請求項58】 アンカーは、複数のワイヤ状部材で構
    成されたフレームから成り、各ワイヤ状部材は、第1の
    端部及び第2の端部を有することを特徴とする請求項4
    5記載の閉塞器具。
  59. 【請求項59】 ワイヤ状部材は、第1の束縛形体及び
    第2の展開形体を呈し、第2の展開形体では、ワイヤ状
    部材の第1及び第2の端部は、血管の内壁に係合してア
    ンカーを血管内の所定位置に維持することを特徴とする
    請求項58記載の閉塞器具。
  60. 【請求項60】 複数のワイヤ状部材は、これらの第1
    の端部と第2の端部との中間でラジオパクマーカーバン
    ドにより互いに締めつけられていることを特徴とする請
    求項59記載の閉塞器具。
  61. 【請求項61】 アンカーは、本質的にステンレス鋼、
    ニッケル、チタン、ニッケルチタン、ニチロール、タン
    タル、コバルトクロム、銅及び金から成る群から選択さ
    れた材料で作られていることを特徴とする請求項58記
    載の閉塞器具。
  62. 【請求項62】 ワイヤ状部材は、第1の形体及び第2
    の展開形体を呈し、第2の展開形体では、ワイヤ状部材
    の第1の端部と第2の端部の中間のワイヤ状部材の部分
    は、血管の内壁に係合してアンカーを血管内の所定位置
    に維持することを特徴とする請求項58記載の閉塞器
    具。
  63. 【請求項63】 ワイヤ状部材の第1の端部を互いに固
    定する第1のラジオパクマーカーバンドと、ワイヤ状部
    材の第2の端部を互いに固定する第2のラジオパクマー
    カーバンドと、複数のワイヤ状部材を第2の展開形体に
    ロックする手段とを更に有することを特徴とする請求項
    62記載の閉塞器具。
  64. 【請求項64】 アンカーは、全体として円筒形の管状
    部材から成り、該管状部材は、閉塞すべき血管への管状
    部材の管腔内給送を可能にする第1の直径と、管状部材
    の内部から半径方向外方に向いた力が及ぼされると、管
    状部材を永久変形させてこれを血管の内壁に係合させ、
    閉塞器具を血管内の所定位置に維持する第2の拡張され
    た直径とを有することを特徴とする請求項45記載の閉
    塞器具。
  65. 【請求項65】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントを更に
    有し、前記少なくとも一本のフィラメント状ストランド
    は、前記軸方向曲げ部のうち一つのところで管状部材に
    連結されていることを特徴とする請求項64記載の閉塞
    器具。
  66. 【請求項66】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項65記載の閉塞器具。
  67. 【請求項67】 アンカーは、本質的にステンレス鋼、
    ニッケル、チタン、ニッケルチタン、ニチロール、タン
    タル、コバルトクロム、銅及び金から成る群から選択さ
    れた材料で作られていることを特徴とする請求項64記
    載の閉塞器具。
  68. 【請求項68】 アンカーは、全体として円筒形の管状
    部材から成り、該管状部材は、閉塞すべき血管への管状
    部材の管腔内給送を可能にする第1の束縛された直径
    と、血管の内壁に係合して閉塞器具を血管内の所定位置
    に維持する第2の拡張された直径とを有することを特徴
    とする請求項45記載の閉塞器具。
  69. 【請求項69】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントを更に
    有し、前記少なくとも一本のフィラメント状ストランド
    は、前記軸方向曲げ部のうち一つのところで管状部材に
    連結されていることを特徴とする請求項68記載の閉塞
    器具。
  70. 【請求項70】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドには、薬剤が塗布され又は入れられていることを
    特徴とする請求項68記載の閉塞器具。
  71. 【請求項71】 アンカーは、形状記憶材料で作られて
    いて、第1の直径及び転移温度を有し、又は実質的に体
    温に近い温度状態にある全体として円筒形の管状部材を
    有し、管状部材は、閉塞すべき血管への管状部材の管腔
    内給送を可能にする第2の変形された直径を有し、アン
    カーは更に、閉塞器具が血管体の所定位置に配置される
    まで管状部材を第2の変形された直径に束縛する手段を
    有し、束縛手段を取り外すと、管状部材は前記第1の直
    径に移行し、血管の内壁に係合して閉塞器具を血管内の
    所定位置に維持することを特徴とする請求項45記載の
    閉塞器具。
  72. 【請求項72】 管状部材は、軸方向曲げ部のところで
    連結された複数の実質的に真っ直ぐなセグメントを更に
    有し、前記少なくとも一本のフィラメント状ストランド
    は、前記軸方向曲げ部のうち一つのところで管状部材に
    連結されていることを特徴とする請求項71記載の閉塞
    器具。
  73. 【請求項73】 形状記憶材料は、ニッケルチタン又は
    その合金であることを特徴とする請求項71記載の閉塞
    器具。
  74. 【請求項74】 血管内の流れをトロンボゲン形成によ
    り止める流れ遮断手段と、流れ遮断手段を血管内の所定
    位置に維持する維持手段とを有することを特徴とする脈
    管内閉塞器具。
  75. 【請求項75】 前記維持手段からトロンボゲン形成反
    応を引き起こす手段を更に有することを特徴とする請求
    項74記載の脈管内閉塞器具。
  76. 【請求項76】 流れ遮断手段のトロンボゲン形成作用
    を増強する手段を更に有することを特徴とする請求項7
    4記載の脈管内閉塞器具。
  77. 【請求項77】 流れ遮断手段を維持手段に固定する手
    段を更に有することを特徴とする請求項74記載の脈管
    内閉塞器具。
  78. 【請求項78】 維持手段及び流れ遮断手段を、閉塞す
    べき血管内の所定位置まで給送する手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項74記載の脈管内閉塞器具。
  79. 【請求項79】 薬剤を血管に送る手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項74記載の脈管内閉塞器具。
  80. 【請求項80】 血管内の流れを機械的に止める実質的
    に不撓性の機械的流れ遮断手段と、機械的流れ遮断手段
    を血管内の所定位置に維持する手段とを有することを特
    徴とする脈管内閉塞器具。
  81. 【請求項81】 血管をトロンボゲン形成により閉塞す
    る方法であって、閉塞材料をアンカーに取り付け、アン
    カー及び閉塞材料を血管内の所定位置に配置することを
    特徴とする方法。
  82. 【請求項82】 閉塞材料は、少なくとも一本のフィラ
    メント状ストランドから成り、前記方法では、少なくと
    も一本のフィラメント状ストランドをアンカーに取り付
    けることを特徴とする請求項81記載の方法。
  83. 【請求項83】 閉塞材料に薬剤を塗布し、又は入れる
    ことを特徴とする請求項81記載の方法。
  84. 【請求項84】 少なくとも一本のフィラメント状スト
    ランドに薬剤を塗布し、又は入れることを特徴とする請
    求項82記載の方法。
  85. 【請求項85】 アンカー及び閉塞材料を束縛手段内に
    配置し、アンカー及び閉塞材料を収容した束縛手段を血
    管内の所定位置まで給送し、束縛手段からのアンカー及
    び閉塞材料の取出しを行ってアンカーが前記所定位置で
    自己拡張を行うようにすることを特徴とする請求項81
    記載の方法。
  86. 【請求項86】 血管を永続的に閉塞する方法であっ
    て、少なくとも一つのトロンボゲン形成要素を全体とし
    て円筒形で管状の半径方向に拡張可能なアンカーに取り
    付け、アンカー及び少なくとも一つのトロンボゲン形成
    要素を、バルーン及びバルーンを膨らます手段を有する
    バルーンカテーテルに取り付け、バルーンカテーテル
    を、閉塞すべき血管内の所定部位まで送り進め、バルー
    ンを膨らませてアンカーを拡張させると共に永久変形さ
    せ、これを血管の内壁に係合させることを特徴とする方
    法。
  87. 【請求項87】 血管内の流れを機械的に止める方法で
    あって、実質的に不撓性の閉塞材料をアンカーに取り付
    け、アンカー及び実質的に不撓性の閉塞材料を血管内の
    所定位置に配置することを特徴とする方法。
  88. 【請求項88】 実質的に不撓性の閉塞材料を、本質的
    にポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリア
    リーレーンスルフィド及びポリアミドから成る群から選
    択することを特徴とする請求項87記載の方法。
  89. 【請求項89】 実質的に不撓性の閉塞材料に薬剤を塗
    布し、又は入れることを特徴とする請求項87記載の方
    法。
JP10157315A 1997-06-05 1998-06-05 脈管内閉塞器具 Pending JPH1156860A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US87014997A 1997-06-05 1997-06-05
US08/870149 1997-06-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1156860A true JPH1156860A (ja) 1999-03-02

Family

ID=25354874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10157315A Pending JPH1156860A (ja) 1997-06-05 1998-06-05 脈管内閉塞器具

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0882428A3 (ja)
JP (1) JPH1156860A (ja)
AU (1) AU718152B2 (ja)
CA (1) CA2239453A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521081A (ja) * 2003-06-27 2007-08-02 エイエムエス・リサーチ・コーポレーション 身体内腔の閉塞及び/或は治療薬剤の送達を為すための方法及び装置
JP2008528128A (ja) * 2005-01-25 2008-07-31 ビーナス メディカル テクノロジーズ、 インク. 中空解剖学的構造の永続的閉塞のための構造
JP2017023240A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 テルモ株式会社 止血デバイスおよびその使用方法
JP2018514358A (ja) * 2015-04-23 2018-06-07 エー ヴィエルツビッキ,マーク 生体適合性医用閉塞装置
JP2019141638A (ja) * 2013-03-15 2019-08-29 エンボ・メディカル・リミテッド 塞栓形成デバイス
JP2023500647A (ja) * 2019-11-01 2023-01-10 バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド 胸膜層の一部分を封止する際に使用するためのシステム

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6428558B1 (en) * 1999-03-10 2002-08-06 Cordis Corporation Aneurysm embolization device
EP1169969A1 (en) * 2000-07-05 2002-01-09 Medtronic Ave, Inc. Pedicle occlusion device
US7070605B2 (en) 2001-06-25 2006-07-04 Tsukada Medical Research Co., Ltd. Great saphenous vein varix treatment tool
US20030028209A1 (en) 2001-07-31 2003-02-06 Clifford Teoh Expandable body cavity liner device
US7695488B2 (en) 2002-03-27 2010-04-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Expandable body cavity liner device
ES2321300T3 (es) 2004-09-22 2009-06-04 Dendron Gmbh Implante medico.
EP1793743B1 (de) 2004-09-22 2009-11-18 Dendron GmbH Vorrichtung zur implantation von mikrowendeln
US8235047B2 (en) 2006-03-30 2012-08-07 Conceptus, Inc. Methods and devices for deployment into a lumen
EP2015683B1 (en) 2006-04-17 2015-12-09 Covidien LP System for mechanically positioning intravascular implants
US9017361B2 (en) 2006-04-20 2015-04-28 Covidien Lp Occlusive implant and methods for hollow anatomical structure
US7975697B2 (en) 2006-05-11 2011-07-12 Conceptus, Inc. Methods and apparatus for occluding reproductive tracts to effect contraception
JP5249249B2 (ja) 2007-03-13 2013-07-31 コヴィディエン リミテッド パートナーシップ コイルと耐伸張性部材とが含まれているインプラント
WO2008147861A1 (en) * 2007-05-22 2008-12-04 Wilson-Cook Medical Inc. Embolization coil delivery system
US8100129B2 (en) 2007-08-28 2012-01-24 Conceptus, Inc. Methods and devices for occluding an ovarian pathway
CN102300509A (zh) 2008-12-19 2011-12-28 泰科保健集团有限合伙公司 用于存储和/或引入用于中空解剖结构的植入物的方法和设备
US8854379B2 (en) 2009-02-25 2014-10-07 Empire Technology Development Llc Routing across multicore networks using real world or modeled data
US8876849B2 (en) 2010-07-20 2014-11-04 Cook Medical Technologies Llc False lumen occluder
US9579104B2 (en) 2011-11-30 2017-02-28 Covidien Lp Positioning and detaching implants
US9011480B2 (en) 2012-01-20 2015-04-21 Covidien Lp Aneurysm treatment coils
US9687245B2 (en) 2012-03-23 2017-06-27 Covidien Lp Occlusive devices and methods of use
GB2503013A (en) * 2012-06-14 2013-12-18 Cook Medical Technologies Llc Vascular occlusion device
US10660645B2 (en) 2013-03-15 2020-05-26 Embo Medical Limited Embolization systems
US10675039B2 (en) 2013-03-15 2020-06-09 Embo Medical Limited Embolisation systems
US9968432B2 (en) 2013-06-28 2018-05-15 Cook Medical Technologies Llc Occlusion device including bundle of occlusion wires having preformed shapes
GB2517169B (en) * 2013-08-13 2015-07-01 Cook Medical Technologies Llc Double baffle vascular occluder
GB2517283A (en) * 2013-08-13 2015-02-18 Cook Medical Technologies Llc Double baffle vascular occluder
US9713475B2 (en) 2014-04-18 2017-07-25 Covidien Lp Embolic medical devices
DE102017004700A1 (de) * 2017-05-17 2018-11-22 Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule (Rwth) Aachen Implantat zur Einbringung in Körperhohlräume
TR202015642A2 (tr) * 2020-10-01 2020-10-21 Gaziantep Ueniversitesi Rektoerluegue Vasküler tikaç
WO2024125805A1 (en) * 2022-12-16 2024-06-20 Clearstream Technologies Limited Embolization devices and methods of manufacturing

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4710192A (en) * 1985-12-30 1987-12-01 Liotta Domingo S Diaphragm and method for occlusion of the descending thoracic aorta
FR2608418B1 (fr) * 1986-12-18 1992-07-31 Pieronne Alain Dispositif permettant de provoquer l'obstruction d'un canal naturel tel une artere notamment dans une zone predeterminee
US5527338A (en) * 1992-09-02 1996-06-18 Board Of Regents, The University Of Texas System Intravascular device
US5683411A (en) * 1994-04-06 1997-11-04 William Cook Europe A/S Medical article for implantation into the vascular system of a patient
DE69536046D1 (de) * 1994-07-08 2010-04-01 Ev3 Inc System zum Durchführen eines intravaskulären Verfahrens
US6143007A (en) * 1995-04-28 2000-11-07 Target Therapeutics, Inc. Method for making an occlusive device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521081A (ja) * 2003-06-27 2007-08-02 エイエムエス・リサーチ・コーポレーション 身体内腔の閉塞及び/或は治療薬剤の送達を為すための方法及び装置
JP2008528128A (ja) * 2005-01-25 2008-07-31 ビーナス メディカル テクノロジーズ、 インク. 中空解剖学的構造の永続的閉塞のための構造
JP2012071143A (ja) * 2005-01-25 2012-04-12 Tyco Healthcare Group Lp 中空解剖学的構造の永続的閉塞のための構造
JP2019141638A (ja) * 2013-03-15 2019-08-29 エンボ・メディカル・リミテッド 塞栓形成デバイス
JP2018514358A (ja) * 2015-04-23 2018-06-07 エー ヴィエルツビッキ,マーク 生体適合性医用閉塞装置
JP2017023240A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 テルモ株式会社 止血デバイスおよびその使用方法
JP2023500647A (ja) * 2019-11-01 2023-01-10 バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド 胸膜層の一部分を封止する際に使用するためのシステム

Also Published As

Publication number Publication date
CA2239453A1 (en) 1998-12-05
EP0882428A2 (en) 1998-12-09
AU6979398A (en) 1998-12-17
EP0882428A3 (en) 2000-06-14
AU718152B2 (en) 2000-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1156860A (ja) 脈管内閉塞器具
US10433851B2 (en) Braided vascular devices having no end clamps
CN110269729B (zh) 支架
US8226660B2 (en) Vaso-occlusive coils with non-overlapping sections
JP4463690B2 (ja) 取り外し可能な動脈瘤の首部ブリッジ
US8398700B2 (en) Intravascular flow modifier and reinforcement device and deployment system for same
US7309345B2 (en) Method and system for delivering an implant utilizing a lumen reducing member
JP3045678B2 (ja) 繊維を備えた微小脈管閉塞デバイス
JP2018134477A (ja) 動静脈奇形の領域における血流に影響を与えるインプラント
US20070060994A1 (en) Blood flow diverters for the treatment of intracranial aneurysms
US20050283220A1 (en) Blood flow diverters for the treatment of intracranial aneurysms
KR20100049560A (ko) 관절 세그먼트에 의해 분리되는 반복된 확장 체적 세그먼트를 갖는 편조 폐색 장치
US7247159B2 (en) Activatable bioactive vascular occlusive device
EP2234546A1 (en) Polymeric slotted tube coils
AU2258700A (en) Intravascular occlusion device
AU2008305439B2 (en) Braided vascular devices having no end clamps