JPH1156837A - 超音波イメージング・システム及び超音波イメージング・システムの開口をアポダイズする方法 - Google Patents

超音波イメージング・システム及び超音波イメージング・システムの開口をアポダイズする方法

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JPH1156837A
JPH1156837A JP10128838A JP12883898A JPH1156837A JP H1156837 A JPH1156837 A JP H1156837A JP 10128838 A JP10128838 A JP 10128838A JP 12883898 A JP12883898 A JP 12883898A JP H1156837 A JPH1156837 A JP H1156837A
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    • G01S7/52047Techniques for image enhancement involving transmitter or receiver for elimination of side lobes or of grating lobes; for increasing resolving power

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受信信号の振幅を正確に制御することのでき
る超音波イメージング・システムを提供する。 【解決手段】 各々の素子によって形成され各々の受信
チャンネルによって遅延されたエコー信号は加算され
て、方向付けされ、動的に集束されると共に動的にウィ
ンドウ設定された受信ビームを形成する。受信器内の複
数のチャンネルは、エコー信号が受信されている際に、
トランスデューサ・アレイ素子によって形成されサンプ
リングされたエコー信号を、ウィンドウ関数加重ファク
タに従ってアポダイズする。各々の受信チャンネル制御
回路が、メモリ240内の連続したアドレス位置に1組
のウィンドウ関数加重ファクタを記憶していると共に、
アドレス決定回路を含んでおり、記憶されている上述の
組から各々の受信チャンネルに対してウィンドウ関数加
重ファクタを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動エネルギによるイ
メージングに関し、具体的には、動的ウィンドウ設定機
能を備えたフェイズド・アレイ(整相列型)超音波イメ
ージング・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を用いて物体の画像を形成するこ
とが可能な1つの方式は、物体の一方の側に超音波送信
器を配置し、他方の側に配置されている超音波受信器に
向かって物体を介して音波を送信することを含んでいる
(「送信モード」)。送信モード法を用いると、各々の
ピクセルの輝度が、受信器に到達する超音波の振幅の関
数であるような画像(「減衰」モード)か、又は各々の
ピクセルの輝度が、音波が受信器に到達するのに必要な
時間の関数であるような画像(「タイム・オブ・フライ
ト」若しくは「音速」モード)かのいずれかの画像が形
成される。代替的には、受信器は、物体に対して送信器
と同じ側に配置されていてもよく、このときには、各々
のピクセルの輝度が、物体から反射して受信器に戻る超
音波の振幅の関数であるような画像が形成される(「屈
折」、「後方散乱」又は「エコー」モード)。本発明
は、超音波画像を形成するための後方散乱法に関するも
のである。
【0003】超音波データを収集するための周知の後方
散乱法は多数存在する。元来の「Aスキャン」法では、
超音波パルスがトランスデューサによって物体内に導か
れ、反射した音波の振幅が時間に対して記録される。エ
コー信号の振幅は、物体内の反射体(又は「散乱体」
(scatterer))の散乱強度に比例しており、時間遅延
は、散乱体におけるトランスデューサからのレンジ(到
達距離範囲)に比例している。元来のいわゆる「Bスキ
ャン」法では、トランスデューサは、一連の超音波パル
スを送信しながら、単一の移動軸に沿って物体を走査す
る。結果として得られるエコー信号は、Aスキャン法の
場合と同様に記録され、これらのエコー信号の振幅を用
いて、表示装置上のピクセルの輝度を変調させる。Bス
キャン法の場合には、屈折体の画像を再構成し得る十分
なデータが収集される。
【0004】医療用途の超音波トランスデューサは、一
対の電極の間に挟まれた(サンドウィッチされた1つ又
は複数の圧電素子で構成されている。このような圧電素
子は典型的には、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ポ
リ二フッ化ビニリデン(PVDF)又はPZTセラミッ
ク/ポリマー複合材で構成されている。電極は電圧源に
接続されており、電圧波形が印加されると、各々の圧電
素子は、その素子が結合されている媒体内に、励起波形
内に含められた周波数で超音波を放出する。逆に、超音
波が圧電素子に衝突すると、素子は対応する電圧をその
電極間に発生する。典型的には、素子の前面は音響マッ
チング層で被覆されており、超音波が伝播する媒体との
結合性を向上させている。加えて、圧電素子の後面には
バッキング材が結合されており、素子の後方側から発生
する超音波が干渉しないように、これらの超音波を吸収
している。
【0005】超音波イメージングに用いられるときに
は、トランスデューサは典型的には、列を成して配置さ
れていると共に個別の電圧で駆動されている(アポダイ
ジング)多数の圧電素子を有している。印加される電圧
の時間遅延(又は位相)及び振幅を制御することによ
り、圧電素子によって発生される超音波(送信モード)
を合計して、好ましいビーム方向に沿って走行している
と共にビームに沿った選択された点で集束されているよ
うな正味の超音波が形成される。印加される電圧を次々
に印加する際の時間遅延及び振幅を制御することによ
り、ビーム及びその焦点を、物体の走査平面内で移動さ
せることができる。
【0006】トランスデューサを用いて反射音波を受信
するとき(受信モード)には、アレイ(・アレイ)内の
トランスデューサ素子に電圧が発生され、この電圧を合
計して、正味の信号が被検体内の単一の焦点から反射さ
れる音波を表示するようにする。送信モードの場合と同
様に、各々のトランスデューサ・アレイ素子からの信号
に対して、個別の時間遅延(及び/又は位相シフト)並
びに個別のゲインを付与することにより、上述のような
超音波エネルギの集束された受信が行えるようになる。
加えて、受信ビームのサイド・ローブを減少させるため
に、各々のトランスデューサ素子の信号の振幅は、合計
して集束されたビームとする前に、ウィンドウ関数に従
って修正される。
【0007】超音波走査は、方向付け(steer)された
超音波が送信されると、システムが短時間の後に受信モ
ードに切り替わり、反射した超音波が受信されて記憶さ
れるといった一連の測定で構成されている。典型的に
は、送受信は、各々の測定中には同一の方向(θ)に方
向付けされており、音響ビーム又は走査線に沿った一連
の点からデータを収集している。受信器は、反射した超
音波が受信されている際には、走査線に沿った一連のレ
ンジ(R)に動的に集束されている。全走査を実行する
ための所要時間は、各々の測定を行うための所要時間
と、関心領域の全体を所望の分解能及び所望の信号対雑
音比で網羅するのに必要な測定の数との関数である。例
えば、90°のセクタ(扇形)では、各々の走査線を
0.70°の増分で方向付けして、全部で128の走査
線を収集すればよい。
【0008】方向付けされ集束されている受信ビームを
発生するために、各々のトランスデューサ・アレイ素子
によって受信される信号に対して適用される時間遅延及
び位相シフトは、反射した超音波が受信されるにつれて
変化する。加えて、各々のトランスデューサ素子信号の
振幅は、集束された受信ビームのサイド・ローブを減少
させるためにウィンドウ関数に従って修正される。振幅
に加重するこの滑らかなウィンドウ関数は、任意の瞬間
に作動状態でエコー信号を受信しているトランスデュー
サ素子のアレイ全体にわたって適用されるものであり、
作動状態にあるトランスデューサ素子の数は時間の関数
として変化するので、ウィンドウ関数の適用の仕方も
又、同様に変化する。即ち、受信ビームに対して滑らか
なウィンドウ関数を適用するために、各々のトランスデ
ューサ素子によって受信されるエコー信号に対して適用
される振幅に加重するファクタは、時間の関数として変
化するので、受信工程中に絶えず計算し直されなければ
ならない。
【0009】任意のトランスデューサ素子用のウィンド
ウ関数加重ファクタの計算は、セクタ走査が行われてい
ると共にビームがトランスデューサ・アレイの中心付近
に形成されているときには比較的単純である。この場合
には、アレイの受信開口(アパーチャ)は、受信ビーム
にトランスデューサ素子信号を中心の素子の両側で対称
に次々に加算することにより、均一な速度で開放され
る。その結果、ウィンドウ関数の広がりは均一になり、
すべてのトランスデューサ素子が受信ビームに寄与する
ようになるまで、ウィンドウ関数の中心がトランスデュ
ーサ・アレイの中心に配置されている状態にある。
【0010】アレイがリニア走査モード又はオフセット
・セクタ走査モードで動作しているときには、これらの
モードは従来、位相中心がθ=0°(イメージング用)
又はθ=20°(ドップラ用)のいずれかを目標として
トランスデューサ・アレイの長さに沿って横方向に移動
するようにしてビームを形成しているので、ウィンドウ
関数加重ファクタの算出が複雑になる。コンベクス又は
曲線型(curvilinear)のトランスデューサの場合にも
同じ問題が起こる。結果的に、ウィンドウ関数は、第1
の受信時間中には、(アレイの中心軸ではなく)ビーム
の原点又は位相中心に関して対称に広がっているが、第
2の受信時間中には、異なる速度で広がり続け、ビーム
の原点を中心としなくなる。第1の受信時間は、ビーム
原点に対して一方の側にあるトランスデューサ素子のす
べてが受信開口内に含まれたときに終了し、第2の受信
時間は、他方の側にあるすべてのトランスデューサ素子
が含まれたときに終了する。続いて、受信開口は完全に
開いて、ウィンドウ関数はすべてのトランスデューサ素
子に対して一定に適用されて、素子の信号を適正に加重
する。
【0011】本出願の譲受人に譲渡されたEngeler等の
米国特許第5,345,939号は、超音波イメージン
グ・システムにおいて各々の受信チャンネルに適用され
るウィンドウ関数加重ファクタの動的な調節法を開示し
ている。このシステムは、各々の受信チャンネルについ
て、ディジタル回路によってエコー信号を受信している
間に動的に変化するようなウィンドウ加重ファクタを供
給する。これにより、この回路を、他のディジタル受信
チャンネル回路と共に1つのディジタル集積回路の一部
として含めることが可能になる。この従来のシステム
は、アレイを成している各々のトランスデューサ素子の
エコー信号のための動的なウィンドウ加重ファクタを提
供し、アレイ内の任意の位置から発しているビームを形
成する。ビームの中心が、トランスデューサ・アレイの
物理的な中心以外の位置から発しているときには、ウィ
ンドウ関数は、3つの個別の段階で受信開口と共に開
く。動的演算回路が、いつ、これらの段階の各々が適用
されるのかを決定して、その段階にある間に、対応する
ウィンドウ加重ファクタを動的に算出する。
【0012】米国特許第5,345,935号に開示さ
れたシステムは更に、受信ビームに対して様々なウィン
ドウ関数を適用するように構成することのできる動的デ
ィジタル回路を提供している。この回路は、アレイ内の
どのトランスデューサ素子にも適用可能であり、アレイ
内のどの位置から発するビームにも適合する。各々のビ
ーム発射の前に、各々の受信チャンネル付属の集積回路
に対して初期条件がダウンロードされ、アレイ内の受信
チャンネル・トランスデューサの位置に応じて、且つビ
ームの中心が発している位置に応じて決定された1組の
パラメータを用いて、その発射のための動的な計算回路
が構築される。
【0013】
【課題を解決するための手段】超音波イメージング・シ
ステムにおいては、アレイ内の各々の素子によって受信
される信号の振幅を正確に制御することが必要である。
本発明は、ディジタル集積回路で効率的に実現され得る
開口の「シェーディング」又は「アポダイジング」を提
供する方法である。
【0014】超音波イメージング装置内にウィンドウ、
シェード又はテーパを備えた開口が必要であることは、
開口の関数と超音波ビームの形状との間の近似的なフー
リエ変換関係を考察することによりわかる。音波が生体
内のより深い位置から受信されるのに応じて、作動状態
にある開口を拡大していくことが必要なので、ウィンド
ウ関数は時間と共に変化する必要がある。
【0015】本発明の目的は、リニア・アレイ及び曲線
型アレイのような複雑な開口に対するウィンドウ関数を
算出することにある。セクタ・アレイも又、この方法で
テーパを備えることができる。形成する必要のある開口
は、以下のように表現することができる。 a(x,t)=f[(x+c(t))/w(t)] (1) 式(1)において、fはウィンドウ関数であり、w
(t)はその幅であり、c(t)は開口の中心からのそ
のオフセットである。動的シェーディング又は動的アポ
ダイジングは、リニア・トランスデューサ及び曲線型ト
ランスデューサの場合には、位相の中心及び開口の物理
的な中心が一致していないので、複雑になる。従属関数
fは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を用いて
実現される。従来技術とは対照的に、このRAMは、R
AMの大きさを最小化するために、補間装置(interpol
ator)なしで用いられる。本発明では、制御構造は、R
AMのように設計効率上好ましいより単純な回路機構で
置き換えられている。
【0016】本発明の回路機構は更に、RAMアドレス
を発生する手段を含んでいる。オフセットc(t)及び
ウィンドウ関数幅w(t)は、開口全体の観点から見る
と、単純な関数形態を有している。即ち、 w(t)=k1 t (2) n≦ne ならば、 c(t)=p ne <n≦nm ならば、c(t)=p+k2 t n>nm ならば、 c(t)=xmax /2 (3) ここで、xmax は開口の広さの2分の1であり、pはそ
の位相中心であり、nはレンジ・クロック・カウント
(本発明では、10MHz)であり、k1 及びk2は定
数である。しかしながら、この集積回路は、1つのチャ
ンネルの振幅の時間の関数としての展開を扱っているの
みである。この不便な単一チャンネルの形態に対して良
好な近似を行うために、振幅を区分型双曲線関数として
取り扱う。
【0017】 n≦ns ならば、 y(n)=0 ns <n≦ne ならば、y(n)=gss −gss 2/n ne <n≦nm ならば、y(n)=gee −gee 2/n n>nm ならば、 y(n)=gmm −gmm 2/n (4) ここでgs 、ge 及びgm は、ne の前、ne とnm
の間、及びnm の後での動的シェーディング勾配であ
り、ここで、ns は、所与のチャンネルがデータを受信
し始めたときのレンジ・クロック・カウントであり、n
e は、開口の近い方のエッジについてのカウントnであ
り、nm は、開口の遠い方のエッジについてのカウント
nである。式(4)は、アドレスy(n)の最も複雑な
形態を記述しており、これは、開口内でのチャンネルの
位置を特定するパラメータns 、ne及びnm がns
e ≦nm によって関係付けられているときに起こるも
のである。式(4)の符号と異なる可能性のある符号を
有している3つまでの双曲線を発生させる必要がある
が、関数y(n)は、連続であるものと仮定することが
できる。その理由は、動的シェーディングの目的が、開
口の開放の最中のどの時刻においても振幅の一切の不連
続性を回避することにあるからである。米国特許第5,
345,939の従来のシステムは、臨界時刻ns 、n
e 及びnm において、回路が複雑なリセット動作を実行
することを要求している。従来のシステムにおいてn
s 、ne 及びnm において生ずるこれらのリセットを回
避するために、本発明の方法は、関数y(n)自体では
なく、所望の関数の導関数dy/dnを計算する。本発
明のルック・アップ・テーブル駆動式設計の背景があれ
ば、ウィンドウ関数が記憶されるRAMアドレスを唐突
に変更する必要はない。これにより、回路の実現が単純
になる。
【0018】
【実施例】図1は、トランスデューサ・アレイ(配列)
11を含んでいる超音波イメージング・システムを示し
ている。トランスデューサ・アレイ11は、個別に駆動
される複数の素子12で構成されており、素子12はそ
れぞれ、送信器13によって形成されるパルス型の波形
によってエネルギを与えられたときに1単位の超音波エ
ネルギのバーストを発生する。被検体からトランスデュ
ーサ・アレイ11へ反射して戻る超音波エネルギは、各
々のトランスデューサ素子12によって電気信号に変換
されて、1組の送受信(T/R)スイッチ15を介して
受信器14に個別に印加される。送信器13、受信器1
4及びスイッチ15は、ディジタル制御器及びシステム
・メモリ16の制御下で、操作者の命令に応答して動作
している。1回の完全な走査は、スイッチ15が送信位
置に設定され、送信器13が瞬間的にゲート・オンされ
て各々のトランスデューサ素子12にエネルギを与え、
次いで、スイッチ15が受信位置に設定されて、各々の
トランスデューサ素子12によって発生される順次的な
エコー信号が受信器14に印加されるといった一連のエ
コーの収集によって実行される。各々のトランスデュー
サ素子12からの個別のエコー信号は、受信器14内で
合計されて、単一のエコー信号を形成し、この単一のエ
コー信号を用いて、表示システム17上の画像内の1つ
の線が形成される。
【0019】送信器13は、発生される超音波エネルギ
がビームとして方向付けされるようにトランスデューサ
・アレイ11を駆動している。従って、トランスデュー
サ・アレイ11を物理的に移動させるのではなく、この
ビームを、1組の角度にわたって点から点へ移動させる
ことにより、Bスキャンを実行することができる。これ
を行うために、送信器13は、連続したトランスデュー
サ素子12に印加されるそれぞれのパルス型波形20に
対して時間遅延(Ti )を付与する。時間遅延がゼロ
(Ti =0)であれば、すべてのトランスデューサ素子
12は同時にエネルギを与えられて、結果として得られ
る超音波ビームは、トランスデューサの表面に垂直で且
つトランスデューサ・アレイ11の中心を起点とした軸
21に沿って方向付けされる。図1に示すように時間遅
延(Ti )が増大するにつれて、超音波ビームは、中心
軸12から角度θだけ下方に方向付けされる。トランス
デューサ・アレイの一方の端部(i=1)から他方の端
部(i=n)に向かって各々のi番目の信号に次々に加
算される時間遅延の増分Ti の間の関係は、以下の関係
式によって表される。
【0020】 Ti =RT /C− [(RT /C)2 +(x/C)2 +2xRT sinθ/C21/2 (5) ここで、xはトランスデューサ・アレイの位相中心から
の素子iの中心の距離、θは送信ビームの角度、Cは被
検体内での音速、RT は送信ビームが集束するレンジで
ある。
【0021】式(5)の時間遅延Ti は、ビームを所望
の角度に方向付けして、固定したレンジRT の所でビー
ムを集束する効果を有している。セクタ走査は、順次的
な励起の際に時間遅延Ti を漸進的に変更することによ
り実行される。従って、角度θは、送信されるビームを
一連の方向に方向付けするような増分で変化する。ビー
ムの方向が中心軸21の上方にあるときには、パルス2
0のタイミングは反転するが、式(5)はこのときにも
適用することができる。
【0022】各々の超音波エネルギのバーストによって
発生されるエコー信号は、超音波ビームに沿った連続し
た位置(R)に位置している反射物体から発している。
これらのエコー信号は、トランスデューサ11の各々の
素子12によって個別に感知され、特定の時間点におけ
るエコー信号の振幅の1つのサンプルは、特定のレンジ
(R)において生じた反射の量を表している。しかしな
がら、反射点Pと、各々のトランスデューサ素子12と
の間の伝播経路にはそれぞれ差があるので、これらのエ
コー信号は同時には生じないし、又、エコー信号の振幅
は等しくない。受信器14の作用は、これらの個別のエ
コー信号を増幅すると共に復調し、適正な時間遅延及び
位相シフトをそれぞれのエコー信号に対して付与すると
共に、これらを合計して、角度θで配向した超音波ビー
ムに沿ったレンジRに位置している点Pから反射する全
体の超音波エネルギを正確に示す単一のエコー信号を形
成することにある。受信器14は又、適用しなければビ
ームのコントラスト分解能を低減させることにより集束
受信ビームの質を劣化させたであろうサイド・ローブ信
号を抑制するために、滑らかなウィンドウ関数を適用す
るように、個別のエコー信号に対して加重ファクタを適
用する。
【0023】表示システム17は、受信器14によって
発生された一連のデータ点を受け取って、このデータ
を、所望の画像を形成するような形態に変換する。例え
ば、Aスキャンが望ましい場合には、この一連のデータ
点の大きさを時間の関数として単にグラフ化するのみで
ある。Bスキャンが望ましい場合には、連鎖内の各々の
データ点を用いて画像内のピクセルの輝度を制御するの
で、表示に必要なデータを形成するために、連続した方
向角度(θ)での一連の測定値で構成されている走査を
実行する。
【0024】各々のトランスデューサ素子12において
受信されたエコーによって形成される電気信号を位相を
合わせて(コヒーレントに)合計するために、受信器1
4の各々の個別のトランスデューサ素子チャンネルに対
して時間遅延及び位相シフトを導入する。受信のための
ビームの時間遅延は、上述の送信時の遅延と同じ遅延
(Ti )である。但し、受信ビームを動的に集束するた
めに、各々の受信用チャンネルの時間遅延及び位相シフ
トはエコーの受信中に絶えず変更され、エコー信号が発
しているレンジRにおける受信ビームの動的な集束を可
能にしている。各々のトランスデューサ素子によって受
信される信号に付与される時間遅延についての方程式
は、以下のとおりである。
【0025】 Td =t/2− [(t/2)2 +(x/C)2 −(xt/C)sinθ]1/2 (6) ここで、tは、音波がトランスデューサ・アレイの中心
から送信された後の満了時間である(即ち、STAR
T)。同じ計算を適切にスケーリングして、正しい位相
シフトも得ることができる。
【0026】ディジタル制御器16の指令下で、受信器
14は、受信器14の方向付けが送信器13によって方
向付けされたビームの方向を追跡するように走査中に遅
延を提供し、一連のレンジにおいてエコー信号をサンプ
リングすると共に、適正な遅延と位相シフトとを与えて
ビームに沿った各点Pにおいて動的な集束を行う。この
ように、超音波パルス波形の各々を射出することによ
り、超音波ビームに沿って位置している対応する一連の
Pからの反射した音波の量を表す一連のデータ点が収集
される。
【0027】適正な受信アポダイゼーションを行うため
に、受信開口は、受信器がスイッチ・オンされていると
きにトランスデューサの位相中心を起点として動的に開
放され、時間の関数として拡大される。この動作を行わ
せるために、作動させられるトランスデューサ素子の数
及び選択されるf−ストップの寸法が設計上の選択肢と
なっている。トランスデューサ素子の数の好都合な選択
は128である。好ましい実施例では、fストップFと
して「2」が提供されており、これは、エコー信号の受
信時の任意の時点において、作動状態にあるアレイ素子
の実効幅が、動的に変化している焦点までの距離Rの2
分の1であることを意味している。fストップは、レン
ジRに対する作動状態にあるアレイの長さの比として定
義してもよい。目的は、fストップの数Fを、受信開口
が開く際に一定に維持することにある。図1と併せて図
7(A)を参照すると、同図は、エコー信号の受信時
に、ビーム方向21に隣接した少数のトランスデューサ
素子12のみが当初にイネーブルとされて(時刻t=t
1 又は同等の意味でn=ns )、受信ビームに寄与して
いるが、時間が経過し(時刻t=t2 又はn=ne )、
エコー信号がより長いレンジにわたって受信されるする
につれて、イネーブル状態にある受信用チャンネルの数
が増大して、受信開口を増大させることを表している。
最終的に(時刻t=t3 又はn=nm において)、開口
は完全に開放されて、128のトランスデューサ・アレ
イ素子12のすべてを含むようになる。ビームの位相中
心は、トランスデューサ・アレイ11の中心に位置して
いるので、図7(A)から、受信開口は、開口が128
の素子において完全に開放されるまで均一の速度で中心
軸21に関して対称に開いていることがわかる。
【0028】現時点で作動状態にある受信開口内の各々
のトランスデューサ素子12からのエコー信号が同等に
加重されるならば(すべてのチャンネルxについてW
(x)=1)、受信ビームに高いサイド・ローブ・レベ
ルが発生される。その原因は、当業界で公知のようにフ
ェイズド・アレイ(整相列型)システムの物理的要因に
あり、このことは、両方の側のビーム角度θの位置から
のエコー信号が、受信器14によって発生される集束さ
れたビーム信号に寄与していることを意味している。受
信信号に対するこの寄与は、信号の解読を困難にし、
又、例えば、嚢胞のように小さく低信号の構造の画像を
探ったり、これらの構造が高反射性の構造によって包囲
されていたりする場合に特に厄介である。均一に加重さ
れている開口を用いると、受信器の感度パターンは、ビ
ームがアレイに対して垂直(broadside)に方向付けさ
れているときには、sinc[(πNΔx/λ)sin
θ]で近似される。ここで、Nは素子の数であり、Δx
はビーム間隔であり、λは波長である。
【0029】上述のサイド・ローブの問題に対する解決
法は、受信開口内の個別のトランスデューサ素子からの
信号を非均一の方式で加重するものである。このような
開口加重ファクタは当業界では、ウィンドウ関数、アポ
ダイジング関数又はシェーディング関数W(x)と呼ば
れている。本発明のシステムは、設計時の選択によって
選択される様々なウィンドウ関数の任意の1つと共に動
作することが可能である。ウィンドウ関数は、受信開口
の中心では値「1」を有しており、開口の各々の端部に
おいて小さな値又はゼロになるまで、値は滑らかに且つ
対称に低下する。このようなウィンドウ関数は、図7
(A)では、時刻t=t1 における開口については曲線
25によって、時刻t=t2 においては曲線26によっ
て、又、時刻t=t3 においては曲線27によって示さ
れている。図7(A)に示すように、ビームの方向がト
ランスデューサ・アレイの中心を横切っているときに
は、ウィンドウ関数W(x)は、受信開口が開放される
速度によって決定される均一な速度でその幅が拡大し、
ビームの軸に関する対称性を常に維持している。従っ
て、任意の受信チャンネルについて、関連するトランス
デューサ素子によって発生されるエコー信号に印加され
るべきウィンドウ関数加重ファクタの値を算出すること
ができる。
【0030】ビームの中心がトランスデューサ・アレイ
11の中心と対応しない可能性のあるようなリニア・ト
ランスデューサ・アレイと共にシステムが動作するとき
には、演算はより複雑化する。図7(B)を参照する
と、ビーム30が中心軸21の所のアレイの中心から発
していないときに、受信開口は2段階で開く。時刻t=
1 の第1段階では、受信開口は、ビーム30の軸に関
して対称であり、曲線31によって示すように、ウィン
ドウ関数も又、対称である。この第1段階は、受信開口
が時刻t=te において、関連するトランスデューサ1
1の近い方の端部(図7(B)の右手の端部)に到達す
る点まで開放されるまで継続する。このことが生じたと
きに第2段階が開始し、第2段階においては、受信開口
は開き続けているが、ビーム軸の一方の側(図7(B)
の左手の側)についてのみ開き、且つ2分の1の速度で
開く。その結果、時刻t=t2 におけるウィンドウ関数
32が採用されるが、この関数32は、図7(A)の中
心に位置するビームにおける対応するウィンドウ関数2
6ほど広くもなく、又、ビーム30の軸に関して対称で
もない。最終的には勿論、受信開口は時刻t=tm にお
いて完全に開放され、得られるウィンドウ関数33は、
図7(A)の中心に位置するビームについてのウィンド
ウ関数27と同一になる。本発明の主な目的は、開いて
いる受信開口に対して適正なウィンドウ関数を発生する
ように、受信用チャンネルの各々についてのウィンドウ
加重ファクタを提供することにある。これを実現する方
法を、以下に詳述する。
【0031】図1と共に図2(A)〜図2(C)を参照
すると、送信器13は、メモリ50として集合的に示さ
れている1組のチャンネル・パルス・コード・メモリを
含んでいる。好ましい実施例では、128の個別のトラ
ンスデューサ素子12が存在しているおり、従って、1
28の個別のチャンネル・パルス・コード・メモリ50
が存在している。各々のパルス・コード・メモリ50は
典型的には、2ビット×512ビットのメモリであり、
発生されるべき超音波パルス52(図2(C)を見よ)
の周波数を決定するビット・パターン51(図2(B)
を見よ)を記憶している。好ましい実施例では、このビ
ット・パターンは、各々のパルス・コード・メモリ50
から40MHzのマスタ・クロック(MASTER CLOCK)に
よって読み出されて、それぞれのドライバ53に印加さ
れる。ドライバ53は、それぞれのトランスデューサ素
子12(図1)を駆動するのに適した出力レベルまで信
号を増幅する。図2(B)に示す実施例では、このビッ
ト・パターンは、4つの「1」ビットが4つの「0」ビ
ットと交番しているシーケンスであり、5MHzの超音
波パルス52を形成している。但し、他の搬送周波数
(F0 )、例えば、2.5MHz、3.75MHz、
6.25MHz、7.5MHz、8.75MHz及び1
0MHz等を、好ましい実施例において代替的に採用し
てもよい。これらの超音波パルス52が印加されるトラ
ンスデューサ素子11(図1)は、超音波エネルギを発
生することにより応答する。
【0032】前述のように、超音波エネルギの送信され
るビームを所望の方向(θ)に方向付けするために、n
個のチャンネルの各々のためのパルス52は、適正な量
だけ遅延されなければならない。これらの遅延は、送信
制御部54がディジタル制御器16(図1)から4つの
制御信号(START、MASTER CLOCK、R
T 及びθ)を受け取ることにより提供される。入力制御
信号θ、固定された送信焦点RT 及び式(5)を用い
て、送信制御部54は、連続した送信チャンネルの間に
要求される遅延増分Ti を算出する。START制御信
号を受け取ると、送信制御器54は、第1の送信チャン
ネル(チャンネル#1)に対して40MHzのMAST
ER CLOCK信号の4つの可能な位相のうちの1つ
をゲート通過させる。その後の各々の順次的な遅延時間
間隔(Ti )において、n=128のチャンネルのすべ
てが各自の超音波パルス52(図2(C))を発生する
まで、40MHzのMASTER CLOCK信号が次
のチャンネル・パルス・コード・メモリ50へゲート通
過する。各々の送信チャンネル50は、そのビット・パ
ターン51(図2(B))の全体が送信された後にリセ
ットされ、次いで、送信器13は、ディジタル制御器1
6からの次のθ制御信号及び次のSTART制御信号を
待つ。上述のように、本発明の好ましい実施例では、完
全なBスキャンは、トランスデューサ11の中心軸21
(図1)を中心とする90°のセクタの全体にわたって
Δθ増分を0.70°として方向付けされた128の超
音波パルスで構成されている。図1と共に図3を参照す
ると、受信器14は、時間−ゲイン制御部100、ビー
ム形成部101及びミッド・プロセッサ102の3つの
部分で構成されている。時間−ゲイン制御部100は、
n=128の受信用チャンネルの各々のための増幅器1
05と、時間−ゲイン制御回路106とを含んでいる。
各々の増幅器105への入力は、トランスデューサ素子
12の各々と結合されており、トランスデューサ素子1
2が受け取るエコー信号を増幅している。増幅器105
によって提供される増幅の量は、時間−ゲイン制御回路
106によって制御されている。エコー信号のレンジが
増大するにつれて、その振幅は小さくなる。その結果、
より遠隔の反射体から放出されているエコー信号を、近
接の反射体からのエコー信号よりも大きく増幅しない限
り、画像の輝度は、レンジ(R)の関数として急速に小
さくなる。この増幅は、操作者が(典型的には)8つの
線形ポテンシオメータ108を、セクタ走査のレンジの
全体にわたって比較的均一な輝度を提供するような値に
手動で設定することにより制御される。エコー信号が収
集される時間間隔は、エコー信号が放出されるレンジを
決定しており、この時間間隔は、時間−ゲイン制御回路
106によって8つのセグメントに分割されている。8
つのポテンシオメータの設定を用いて、収集時間の全体
にわたってエコー信号が常に増大する量として増幅され
るように、8つのそれぞれの時間間隔の各々の間の増幅
器105のゲインを設定する。
【0033】受信器14のビーム形成部101は、n=
128の個別の受信用チャンネル110を含んでいる。
各々の受信用チャンネル110は、入力111で増幅器
105の1つからのアナログのエコー信号を受け取り、
Iバス112及びQバス113上にディジタル化された
出力値のストリームを発生する。これらのI値及びQ値
の各々は、特定のレンジ(R)におけるエコー信号の包
絡線のサンプルに相当する。これらのサンプルは、合計
点114及び115において他の受信用チャンネル11
0の各々からのIサンプル及びQサンプルと合計される
ときにこれらのサンプルが方向付けされたビーム(θ)
上のレンジRに位置している点Pから反射したエコー信
号の振幅及び位相を示すように、遅延されると共に位相
シフトされている。好ましい実施例では、各々のエコー
信号は、走査線(典型的には、40mm〜200mm)
のレンジ全体にわたって約150μmの等分の間隔でサ
ンプリングされる。
【0034】ミッド・プロセッサ部102は、合計点1
14及び115からのビームのサンプルを受け取る。各
々のビーム・サンプルのI値及びQ値は、点(R,θ)
から反射した音波の振幅の同相成分及び直交成分を表す
20ビットのディジタル数である。ミッド・プロセッサ
102は、これらのビーム・サンプルに対して様々な演
算を行うことができ、その選択の仕方は、再構成される
べき画像の種類によって決まる。例えば、通常の振幅の
画像を形成したければ、検出プロセッサ120が、以下
の式 M=(I2 +Q21/2 (7) に従って、各々のビーム・サンプルからディジタルの振
幅Mが算出されると共に出力121に発生されるような
検出処理を実行する。
【0035】図1と共に図4を参照すると、受信器14
は、その出力121において8ビットのディジタル数の
ストリームを発生しており、このストリームが表示シス
テム17の入力へ印加されている。この「走査データ」
は、アレイとしてメモリ150に記憶されており、走査
データ・アレイ150の行は、収集されたそれぞれのビ
ーム角度(θ)に対応しており、走査データ・アレイ1
50の列は、各々のビームに沿ってサンプルが収集され
た位置であるそれぞれのレンジ(R)に対応している。
受信器14からのR制御信号151及びθ制御信号15
2は、各々の入力値がアレイ150のどこに記憶される
べきかを示しており、メモリ制御回路153が、アレイ
150内の適正なメモリ位置にその値を書き込む。走査
は、連続して繰り返されることが可能であるので、受信
器14からの値の流れは、走査データ・アレイ150を
連続して更新し続ける。
【0036】アレイ150内の走査データは、ディジタ
ル・スキャン・コンバータ154によって読み出され
て、所望の画像を形成するような形態に変換される。従
来のBスキャン画像を形成しようとしているならば、例
えば、走査データ・アレイ150に記憶されている振幅
の値M(R,θ)を、画像内のピクセル位置(x,y)
における大きさを示す大きさの値M(x,y)に変換す
る。
【0037】ディジタル・スキャン・コンバータ154
によって実行される特定の変換に拘わらず、結果として
得られる画像データはメモリ155に書き込まれ、メモ
リ155は、変換された走査データの2次元アレイ(配
列)を記憶する。表示プロセッサ157が更新されたデ
ータを読み込んでいるときにディジタル・スキャン・コ
ンバータ154がメモリ155内の値を新たな値に連続
して更新することができるように、メモリ制御器156
がメモリ155へのデュアル・ポート・アクセスを提供
している。表示プロセッサ157は、制御パネル158
から受け取った操作者のコマンドに応答して、メモリ1
55内の変換された走査データに対して従来の画像処理
作用を実行する。例えば、メモリ155内の変換された
走査データが示す輝度レベルの範囲が、表示装置160
の輝度範囲を大幅に超過しているかもしれない。実際、
メモリ155内の変換された走査データの輝度分解能
は、人間の目の輝度分解能を大幅に超過している可能性
があるので、操作者が、最大の画像コントラストが達成
されるような輝度値のウィンドウを選択することができ
るように、手動操作可能な制御手段が典型的には設けら
れている。表示プロセッサは、メモリ155から変換さ
れた走査データを読み込み、所望の画像強調を行うと共
に、強調後の輝度値を表示メモリ161に書き込む。
【0038】表示メモリ161は、メモリ制御回路16
3を介して表示制御用回路162と共有されており、メ
モリ161の輝度値はマップされて、表示装置160の
対応するピクセルの輝度を制御する。表示制御器162
は、用いられている特定の表示装置160の種類を動作
させるように設計された市販の集積回路である。例え
ば、表示装置160はCRT(陰極線管)であってもよ
く、この場合には、表示制御器162は、水平及び垂直
の掃引回路に要求される同期パルスを供給して掃引中の
適当な時刻にCRTに表示データをマップするCRT制
御用チップである。
【0039】表示システム17は、特定の超音波システ
ムの能力及び柔軟性に応じて、多くの形態のうちの1つ
を採ることができる。好ましい実施例では、プログラム
されたマイクロプロセッサを採用して、ディジタル・ス
キャン・コンバータ及び表示プロセッサの作用を実現す
る。図3と関連して前述したように、受信器14のビー
ム形成部101は、トランスデューサ11の各々の素子
12(図1)に対して1つずつ設けられている受信用チ
ャンネル110の組で構成されている。図5に示すよう
に、各々の受信用チャンネル110は、ディジタル制御
器16(図1)からのSTARTコマンド、40MHz
MASTER CLOCK(マスタ・クロック)及びビ
ーム角度信号(θ)に応答して、ディジタル・ビーム形
成作用を実行する。これらの作用は、アナログ−ディジ
タル(アナログからディジタルへの)コンバータ200
内でアナログの入力信号をサンプリングし、復調器20
1内でサンプリングされた信号を復調し、復調器201
によって発生された高周波数の和信号をロウ・パス・フ
ィルタ202によってフィルタ除去し、デシメータ20
3内でデータ速度を低下させ、遅延FIFO(即ち、先
入れ先出しメモリ)204及び位相回転器205におい
て、結果として得られたディジタル・データ・ストリー
ムを、それぞれ時間遅延させると共に位相調節すること
を含んでいる。これらの素子はすべて、受信チャンネル
制御器206によって制御されており、この受信チャン
ネル制御器206は、ディジタル制御器16(図1)か
らのコマンドに応答して、要求されるクロック信号及び
制御信号を発生する。好ましい実施例では、これらの素
子のすべては、単一の集積回路に収容されている。
【0040】アナログ−ディジタル変換器200は、受
信チャンネル制御器206からのサンプル・クロック信
号の前方エッジによって決定される規則的な間隔でアナ
ログ信号をサンプリングする。好ましい実施例では、サ
ンプル・クロック信号は、40MHzである。これによ
り、ナイキスト・サンプリング規準に抵触しないで20
MHzまでの超音波周波数を用いることが可能になる。
例えば、5MHzの超音波搬送周波数が採用されている
ときには、搬送波サイクル当たり8回のサンプリングが
行われて、アナログ−ディジタル変換器の出力の所で4
0MHzの速度で10ビットのディジタル・サンプルが
形成される。これらのサンプルは、復調器201に供給
され、復調器201は、各々のサンプルを、送信された
超音波搬送波に対して同相の基準信号、及び送信された
搬送波に対して直交する基準信号の両者と混成する。復
調器の基準信号は、記憶されているSINEテーブル及
びCOSINEテーブルから形成されており、これらの
テーブルは、受信チャンネル制御器206からの40M
Hz基準クロック信号によって、それぞれのROM(リ
ード・オンリ・メモリ)から読み出されている。COS
INE値は、サンプリングされた入力信号とディジタル
で乗算されて、復調された同相値(I)信号を形成し、
この信号はロウ・パス・フィルタ202に供給される。
一方、SINE値は、同じサンプリングされた入力信号
とディジタルで乗算されて、復調された直交位相値Q信
号を形成し、この信号は他のロウ・パス・フィルタ20
2に供給される。ロウ・パス・フィルタ202は、復調
器201によって供給される差周波数を通過させるが、
より高い和周波数はブロックするように調節された有限
インパルス応答フィルタである。各々のロウ・パス・フ
ィルタからの出力信号は、エコー信号の包絡線のI成分
又はQ成分の大きさを示す40MHzのディジタル値の
ストリームである。
【0041】復調されたエコー信号のI成分及びQ成分
がサンプリングされる速度は、デシメータ203によっ
て低下させられる。12ビットのディジタル・サンプル
が40MHzの速度でデシメータに供給されるが、この
速度は、精度の観点からは不必要に高く、又、システム
全体で維持するには難しいデータ速度である。従って、
デシメータ203は、8つのディジタル・サンプルごと
に1つを選択して、データ速度を5MHzの速度に低下
させる。これは、受信チャンネル制御器206によって
発生され、受信用チャンネル内の残りの素子を動作させ
るのに採用されているベースバンド・クロック信号の周
波数に対応している。このようにして、デシメータ20
3のI出力信号及びQ出力信号は、ディジタル化された
エコー信号の包絡線のサンプル219となる。デシメー
ションの比及びベースバンド・クロック信号の周波数
は、8:1及び5MHz以外の値に変更することができ
る。
【0042】次いで、復調されデシメートされたディジ
タル・サンプルによって表されているエコー信号の包絡
線は、遅延FIFO204によって遅延されると共に位
相回転器205によって位相シフトされて、所望のビー
ム方向付け及び所望のビーム集束を行う。位相回転器2
05からのI出力信号及びQ出力信号は、一対の乗算器
225の入力へ印加される。乗算器225の各々への他
方の入力は、受信チャンネル制御器206から、0から
1.0の範囲の値にわたっている8ビットのウィンドウ
加重ファクタを受け取る。乗算器225からのI出力及
びQ出力は、加重後の受信チャンネル出力信号を構成し
ており、これらの信号を合計して受信ビームを形成す
る。
【0043】本発明は、図1に示すように、そのトラン
スデューサ素子12がトランスデューサ・アレイ11の
中心から距離ui に位置しているような特定の受信チャ
ンネルについて、ウィンドウ加重ファクタL(a)の値
を算出するものである。この値は、0から1.0の範囲
にわたっており、図8の曲線250によって示すよう
に、変数aの関数である。ウィンドウ関数曲線250の
データは、図6に示すように、受信チャンネル制御器2
06のランダム・アクセス・メモリ(RAM)240内
に、aの16の等間隔の値における16の値として記憶
されており、ウィンドウ関数の値は、0から1.0にわ
たっている。好ましい実施例では、aの値は、受信チャ
ンネル制御器206(図5)によって、エコー信号が受
信チャンネルで処理されているときに実時間で算出さ
れ、その値を用いて、図8のウィンドウ関数曲線250
についての記憶されているデータから適正なウィンドウ
加重ファクタW(a)を決定する。ウィンドウ加重ファ
クタL(a)は、乗算器225(図5)に供給されて、
発生されているエコー信号サンプルを加重する。例え
ば、トランスデューサ・アレイの中心から距離ui に位
置しているトランスデューサ素子が、エコー信号受信の
初期には受信開口より外側に位置しているかもしれな
い。このときの加重ファクタL(a)はゼロとなる。受
信開口が、トランスデューサ・アレイの中心から距離u
i に位置しているトランスデューサ素子を含むように開
放されているときには、aの値は1.0であり、受信開
口が更に開放されると、aの値は小さくなり、加重ファ
クタL(a)は図8のウィンドウ関数曲線250に沿っ
て増大する。
【0044】図9に示すように、任意の瞬間に図8のウ
ィンドウ関数曲線250上で適正な加重ファクタL
(a)の位置を突き止めるのに要求されるaの値は、時
刻(t)及びビーム角度(θ)を含めたいくつかの変数
の関数として算出される。トランスデューサ・アレイ1
1の位相中心(up )は、u=−Dからu=Dまでのそ
の長さに沿った任意の位置に配置され得る。受信開口の
中心(ua )は、位相の中心(up )から開始して、時
刻t=te にアレイ11の近い方の端部に到達するまで
の対称開放段階中は位相中心に留まっている。受信開口
の中心ua は、次の受信開口の非対称開放中には移動
し、開口が時刻t=tm に完全に開放されたときにトラ
ンスデューサ・アレイの中心(u=0)において終了す
る。非対称段階中の開口中心の移動は、フリー・エッジ
(エッジに到達していない)の際の速度の2分の1で生
ずる。開口の半幅は、uhw(θ,t)として定義するこ
とができ、開口の中心の位置は、ua (θ,t)として
定義することができる。開口を中心とするウィンドウ
は、開口方程式として以下の式を用いることにより発生
されることになる。
【0045】 W(a)=W[|ui −ua (θ,t)|/uhw(θ,t)] (8) この開口方程式を展開するために、いくつかの重要な変
数が必要であるが、これらの変数は容易に算出される。
先ず行われるのは、実効速度Ca 、近い方のエッジに衝
突する時刻te 、遠い方のエッジに衝突する時刻tm
及び「ターン・オン(開始)」時刻t0 を用いることに
より、以下の式(9)〜(12)に定義されるようにし
て幾何項の単純化を行うことである。
【0046】 Ca =(C/2)/2Fcosθ (9) te =(D−|up |)/Ca (10) tm =(D+|up |)/Ca (11) t0 =(u−|up |)/Ca (12) アレイの位相中心に中心(x=0)を有している座標系
を用いるとより簡便である。ウィンドウがメモリ内のア
レイとなるように定義されているならば、引数(a)
を、何らかの最大テーブル・アドレスMにおいて開始し
てゼロまで変化するテーブル・アドレス関数Add
(t,x)であるものと考えることができる。次いで、
アドレス関数をこの表記法に照らして定義することがで
きる。トランスデューサ・アレイ内の各々の素子につい
て個別のAdd(t,x)の値が存在する。これらが一
緒に作用して、所望の時間変化する開口が得られる。
【0047】図10に示す各領域について、ウィンドウ
関数のアドレスAdd(t,x)の動的な算出について
最も利用し易い形態が、米国特許第5,345,939
号で以下のように定式化されている。領域1について
は、 t0 ≦t≦te について、 Add(t,x)=M(t0 /t) (13a) 領域2及び領域3については、 te ≦t≦tm について、 Add(t,x) =M|[2(te −Rt0 )/(te +t)]−1| (13b) 並びに領域4については、 tm ≦tについて、 Add(t,x) =M|t0 +R(tm −te )/2| /[t+(te −tm )/2] (13c) ここで、図10の領域AについてはR=+1であり、領
域B及び領域Cについては、R=−1である。対称的な
開口開放である第1段階では、テーブル・アドレスは、
Mt0 /tに従って変化する。非対称的な開放段階であ
る第2段階では、アドレスは1/tの関数として変化す
るが、遅延を伴っている。この遅延は、解にオフセット
・バイアスを加算することにより調節され得る。最後
に、開口が全開した後の第3段階では、仮想的な開口が
トランスデューサ・アレイの物理的な中心を中心として
対称に開き続けている可能性がある。非対称的な開放段
階及び仮想的開口の開放段階における解は、変数Rに依
存している。
【0048】図10に示すところによれば、トランスデ
ューサ・アレイは、アレイの物理的な中心uの左方に位
置している位相中心up を有している。この形状では、
トランスデューサ・アレイの近い方のエッジは、開放さ
れている開口の左側によって「衝突」され、時刻te
画定する。開口の開放が続行するにつれて、トランスデ
ューサ・アレイの遠い方のエッジが衝突され、時刻tm
を画定する。右方の位相中心については、図10の鏡像
が適用される。
【0049】式(13a)〜式(13c)は、各々の受
信チャンネル制御器206(図5)によってエコー信号
を受信している最中に動的に計算される。これらの動的
な演算は、図6に示す動的ウィンドウ関数発生器202
によって実行され、発生器202が形成する結果のウィ
ンドウ加重関数は、前述のように乗算器225に印加さ
れる。各々の受信チャンネルについて、そのトランスデ
ューサ素子の位置xは固定されており、且つ各々の発射
についての位相中心(up )は固定されているので、演
算の多くは、発射に先立ってディジタル制御器16(図
1)によって実行され、その後、動的ウィンドウ関数発
生器にダウンロードされる。
【0050】本発明の改良された動的ウィンドウ関数発
生器を図6に示す。図6の回路は、各々のビーム発射の
開始時に、ディジタル制御器16(図1)からダウンロ
ードされた値に初期化される。これらの値は、値n0
e 及びnm を含んでおり、値n0 、ne 及びnm は、
それぞれの時刻t0 、te 及びtm を5MHzのレンジ
・クロックのカウントとして測定したもの表している。
これらの値は、カウンタ206、208及び210にそ
れぞれ記憶されており、開口の開放の様々な段階の指標
となる。
【0051】3つのアキュムレータ212、214及び
216は、各々の10MHzレンジ・クロックに対して
勾配パラメータ(rs 、re 及びrm )を繰り返し加算
する。これらの勾配パラメータは、以下の式に従って決
定されている。 rs =(S/cs Wns1/2 (14a) re =[{S(1−ne /nm )}/{W(ce −cm )ne }]1/2 (14b) rm =(S/cm Wnm1/2 (14c) ここで、Wはシェーディング除数(典型的な値として、
512を有している)であり、cs はRAM240内の
最大のアドレス(典型的には、127)であり、ce
e における動的シェーディング・アドレスであり、c
m はnm における動的シェーディング・アドレスであ
る。本発明によれば、勾配パラメータの値が異なれば、
Sの異なる選択が要求される。S-1/2は、3つの勾配す
べてについてのスケーリング・パラメータとして作用す
る。この値は、丸め誤差を最小化することにのみ関わっ
ており、最終的な結果のスケーリングには影響を及ぼさ
ない。Sは、式(3)と式(4)との間の差を最小化す
るように計算機シミュレーションによって決定され、
又、回路が実際には何を発生するのかによって決定され
る。Sの典型的な値は、109 〜1010の範囲にある。
【0052】アキュムレータ212、214及び216
からの出力信号は、マルチプレクサ220のそれぞれの
入力へ印加される。マルチプレクサは、n0 、ne 及び
mのそれぞれのカウントに応じてスイッチし、これに
より、それぞれの勾配パラメータをエンコーダ222へ
選択的に通過させる。これらのアキュムレータからの出
力信号は、エンコーダ222への入力信号が以下のよう
になるように多重化されている。
【0053】 n≦ns ならば、 r(n)=0 ns <n≦ne ならば、r(n)=rs n ne <n≦nm ならば、r(n)=re n n>nm ならば、 r(n)=rm n (15) エンコーダは、式(15)のスイッチされている勾配波
形を対数圧縮する。この圧縮は、式(4)で与えられた
y(n)の導関数のダイナミック・レンジが区分型1/
2 関数であるので必要となる。エンコーダによって計
算される実際の関数は、4log2 r(n)である。こ
れは、RAM224のアドレスを形成し、このアドレス
は、最も単純な形態では、アドレスの−2倍に比例する
出力信号を有している。整数計算が実行されるので、ス
ケーリング・ファクタ4log2 SがRAM224内の
データに加算される。従って、RAM224からの出力
信号は、−8log2 {r(n)/S-1/2}に従って時
間と共に変化する。数値的条件を改善するために、ビッ
ト・シフタ226がデータを2ビット左にシフトさせる
(4を乗じる)。その後に、デコーダ228が関数2
x/16を計算して、1/[Sr2 (n)]の出力信号を発
生する。次いで、この出力信号を、ビット・シフタ23
0を用いてW(典型的には、512に等しい)で除算す
る。ビット・シフタ230からの出力信号は、インバー
タ232によって反転される。マルチプレクサ234に
対して、反転されたビット・シフタ出力信号及び反転さ
れていないビット・シフタ出力信号の両方が入力され、
マルチプレクサ234は、必要ならば(これが必要か否
かは、ns とne との相対的な大きさに依存する。)信
号を反転させる。式(4)によって記述された例では、
マルチプレクサ234からの出力信号は、以下のような
導関数となる。
【0054】 n≦ns ならば、 d(n)=0 ns <n≦ne ならば、d(n)=S/[rs 22 ] ne <n≦nm ならば、d(n)=−S/[re 22 ] n>nm ならば、 d(n)=S/[rm 22 ] (16) アキュムレータ236がこの関数を積分して、導関数を
所望のアドレスy(n)へ変換する。
【0055】 n≦ns ならば、 y(n)=0 ns <n≦ne ならば、 y(n)=−S/[rs 2n] ne <n≦nm ならば、 y(n)=−S/[rs 2e ]+S/[re 2n] n>nm ならば、 y(n)=−S/[rs 2e ]+S/[re 2m ]−S/[rm 2n] (17) 勾配パラメータ(rs 、re 及びrm )を適切に選択す
れば、式(17)は式(4)に等しくなる。アキュムレ
ータ236の後方に設けられている絶対値関数238が
単純な手法を実行して、RAM240内で必要とされる
メモリの大きさを2分の1にする。要求されるウィンド
ウ関数は、式(3)のシェーディング関数の中心に関し
て常に対称であるので、アキュムレータ236によって
発生されるアドレスの大きさに完全に応答するために
は、ウィンドウ関数の2分の1のみを記憶するだけで済
む。RAM240に記憶されるデータは、任意の種類の
テーパ型開口用である[例えば、Proc.IEEE、
第66巻、第1号、第51頁〜第83頁(1978年)
のF.J.Harrisの「離散フーリエ変換を用いた調和解析の
ためのウィンドウの使用について」("On the use of w
indows for harmonic analysis with the discrete Fou
rier transform")に開示されたようなBlackman-Harris
ウィンドウ]。RAM240によって発生された加重
ファクタは、超音波音響信号を受信するもう1つの入力
を有している乗算器225に供給される。乗算器225
は、時間に依存する方式でチャンネルのゲインを変調さ
せ、所望のウィンドウ関数が実現される。
【0056】本発明のいくつかの好ましい特徴のみを図
示すると共に記載してきたが、当業者には多くの改変及
び変更が想到されよう。従って、特許請求の範囲は、本
発明の要旨の範囲内に包含されるこのようなすべての改
変及び変更を網羅するものと考えられていることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用している超音波イメージング・シ
ステムのブロック線図である。
【図2】図2(A)は図1のシステムの一部を形成して
いる送信器のブロック線図であり、図2(B)及び図2
(C)は図2(A)に示す送信器の任意のチャンネルに
おける信号のグラフ図である。
【図3】図1のシステムの一部を形成している受信器の
ブロック線図である。
【図4】図1のシステムの一部を形成している表示シス
テムのブロック線図である。
【図5】図3の受信器の一部を形成している受信用チャ
ンネルのブロック線図である。
【図6】本発明の好ましい実施例による動的ウィンドウ
回路のブロック線図である。
【図7】図7(A)及び図7(B)はそれぞれ、中心に
あるビーム及び中心から逸れたビームについて、受信開
口が開放されている際のウィンドウ関数のグラフ図であ
る。
【図8】図5の回路によって記憶されているウィンドウ
関数曲線のグラフ図である。
【図9】受信開口の開き方、及び本発明によるウィンド
ウ関数加重ファクタの決定に関与するパラメータのグラ
フ図である。
【図10】本発明による動的ウィンドウの決定時に相異
なる考え方を要求する様々な領域を示すと共に、受信開
口の開き方を示すグラフ図である。
【符号の説明】
11 トランスデューサ・アレイ 12 トランスデューサ素子 13 送信器 14 受信器 15 送受信(T/R)スイッチ 16 ディジタル制御器及びシステム・メモリ 17 表示システム 20 パルス波形 21 トランスデューサ表面に対する垂直軸 25、26、27、31 対称のウィンドウ関数 30 ビーム 32、33 非対称のウィンドウ関数 50 チャンネル・パルス・コード・メモリ 51 超音波パルス周波数決定用ビット・パターン 52 超音波パルス 53 ドライバ 54 送信制御器 100 時間−ゲイン制御部 101 ビーム形成部 102 ミッド・プロセッサ 105 増幅器 106 時間−ゲイン制御回路 108 線形ポテンシオメータ 110 受信用チャンネル 111 受信用チャンネルへの入力 112 Iバス 113 Qバス 114、115 加算点 120 検波プロセッサ 121 ミッド・プロセッサからの出力 150 走査データ・メモリ 151 R制御信号 152 θ制御信号 153、156、163 メモリ制御回路 154 ディジタル・スキャン・コンバータ 155 変換後の走査データ・メモリ 157 表示プロセッサ 158 制御パネル 160 表示装置 161 表示メモリ 162 表示制御用回路 200 アナログ−ディジタル変換器 201 復調器 202(図5) ロウ・パス・フィルタ 202(図6) 動的ウィンドウ関数発生器 203 デシメータ 204 遅延用FIFOメモリ 205 位相回転器 206(図5) 受信チャンネル制御器 206(図6)、208、210 カウンタ 212、214、216、236 アキュムレータ 219 ディジタル化されたサンプル 220、234 マルチプレクサ 222 エンコーダ 224、240 RAM 225 乗算器 226、230 ビット・シフタ 228 デコーダ 232 インバータ 238 絶対値関数 250 ウィンドウ関数加重ファクタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンを成して設けられており、送信
    モード時に媒体を介して超音波エネルギのパルスを発生
    し、受信モード時に当該アレイ素子に入射した超音波エ
    ネルギに応答してエコー信号を発生するように、それぞ
    れ個別に動作することが可能な1組のアレイ素子を有し
    ている超音波トランスデューサ・アレイと、 該超音波トランスデューサ・アレイに結合されており、
    前記送信モード時に、方向付けされた送信ビームが前記
    アレイにより発生されるように、所定のアレイ素子に対
    して個別の信号を印加するように動作することが可能な
    送信器と、 前記超音波トランスデューサ・アレイに結合されてお
    り、前記受信モード時に、前記超音波エネルギが当該ア
    レイ素子に入射する際に、選択されたアレイ素子により
    発生される前記エコー信号をサンプリングすると共に、
    各々のアレイ素子からサンプリングされたそれぞれの前
    記エコー信号を個別に遅延し、アポダイズして加算する
    ことにより、サンプリングされた前記エコー信号から受
    信ビーム信号を形成するように動作することが可能な受
    信器と、 前記受信ビーム信号を受け取って、該受信ビーム信号か
    ら画像を形成するように結合されている表示システムと
    を備えており、 前記受信器は、前記エコー信号が受信されている際に、
    前記トランスデューサ・アレイ素子により発生された前
    記サンプリングされたエコー信号をそれぞれの選択され
    たウィンドウ関数加重ファクタによりアポダイズするよ
    うに、それぞれの受信チャンネル制御回路により動作す
    ることが可能な複数のチャンネルを有しており、各々の
    受信チャンネル制御回路は、 連続したメモリ・アドレス位置に1組のウィンドウ関数
    加重ファクタを記憶するメモリ手段と、 記憶されている前記1組のウィンドウ関数加重ファクタ
    から各々の受信チャンネルについての所望のウィンドウ
    関数加重ファクタを発生するように、前記メモリ手段に
    より用いることの可能なアドレスを発生するアドレス決
    定手段とを含んでおり、 該アドレス決定手段は、前記アドレスの導関数を表す信
    号を発生する導関数信号発生手段と、前記アドレスの導
    関数を表す前記信号を積分する手段とを含んでいる超音
    波イメージング・システム。
  2. 【請求項2】 前記各々の受信チャンネル制御回路は、 第1、第2及び第3のカウント時にそれぞれのマルチプ
    レクサ・スイッチング信号を発生する第1、第2及び第
    3のカウンタと、 前記それぞれのマルチプレクサ・スイッチング信号に応
    答してスイッチされるように接続されているマルチプレ
    クサと、 該マルチプレクサのそれぞれの入力に並列に接続された
    それぞれの出力と、第1、第2及び第3の勾配パラメー
    タをそれぞれ受け取るためのそれぞれの入力とを有して
    おり、前記第1、第2及び第3の勾配パラメータをそれ
    ぞれ蓄積する第1、第2及び第3のアキュムレータとを
    更に含んでおり、 前記マルチプレクサは、前記それぞれのマルチプレクサ
    ・スイッチング信号に応答して、蓄積された前記第1、
    第2及び第3の勾配パラメータを多重化してスイッチさ
    れた勾配波形を形成するように構成されている請求項1
    に記載の超音波イメージング・システム。
  3. 【請求項3】 前記各々の受信チャンネル回路は、前記
    マルチプレクサからの出力信号に応答して、前記スイッ
    チされた勾配波形の圧縮形態を形成するエンコーダを更
    に含んでいる請求項2に記載の超音波イメージング・シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記エンコーダは、関数4log2
    (n)を算出するように構成されており、ここで、r
    (n)は、前記スイッチされた勾配波形を表している請
    求項3に記載の超音波イメージング・システム。
  5. 【請求項5】 前記各々の受信チャンネル回路は、前記
    圧縮されたスイッチされた勾配波形によりアドレス決定
    される第1のランダム・アクセス・メモリを更に含んで
    おり、該ランダム・アクセス・メモリは、該第1のラン
    ダム・アクセス・メモリのアドレスの−2倍に比例した
    出力信号を供給するように、データを記憶するように構
    成されている請求項3に記載の超音波イメージング・シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記各々の受信チャンネル回路は、前記
    圧縮されたスイッチされた勾配波形によりアドレス決定
    される第1のランダム・アクセス・メモリを更に含んで
    おり、該ランダム・アクセス・メモリは、−8log2
    {r(n)/S-1/2}に従って時間と共に変化する出力
    信号を供給するように、データを記憶するよう構成され
    ており、ここで、Sは、スケーリング・パラメータであ
    る請求項4に記載の超音波イメージング・システム。
  7. 【請求項7】 前記各々の受信チャンネル回路は、前記
    第1のランダム・アクセス・メモリの出力信号を受け取
    るデコーダを更に含んでおり、該デコーダは、1/[S
    2 (n)]により表される出力信号を発生するよう
    に、関数2x/16を算出するように構成されている請求項
    6に記載の超音波イメージング・システム。
  8. 【請求項8】 前記アドレスの導関数を表す前記信号を
    積分する前記手段は、前記デコーダの出力信号を積分す
    る第4のアキュムレータを含んでおり、前記メモリ手段
    は、第2のランダム・アクセス・メモリと、乗算器とを
    含んでおり、前記第2のランダム・アクセス・メモリ
    は、前記アドレス決定手段からの信号に応答して前記乗
    算器への印加のためのウィンドウ関数加重ファクタを選
    択するように構成されている請求項7に記載の超音波イ
    メージング・システム。
  9. 【請求項9】 パターンを成して設けられている1組の
    アレイ素子を有している超音波トランスデューサ・アレ
    イを備えた超音波イメージング・システムの開口をアポ
    ダイズする方法であって、 前記アレイ素子を個別に動作させて、送信モード時に媒
    体を介して超音波エネルギのパルスを発生し、受信モー
    ド時に前記アレイ素子に入射した超音波エネルギに応答
    してエコー信号を発生する工程であって、前記送信モー
    ドにおける前記パルスは、方向付けされた送信ビームを
    形成しており、前記エコー信号は、前記受信モードにお
    いてサンプリングされて、各々のアレイ素子からサンプ
    リングされたそれぞれの前記エコー信号を個別に遅延さ
    せ、アポダイズして加算することによりサンプリングさ
    れた前記エコー信号から受信ビーム信号を形成する、エ
    コー信号を発生する工程と、 前記受信ビーム信号の関数として画像を形成する工程と
    を備えており、前記アポダイズする工程は、 前記エコー信号が受信されている際に、前記トランスデ
    ューサ・アレイ素子により発生された前記サンプリング
    されたエコー信号に、それぞれの選択されたウィンドウ
    関数加重ファクタを乗算する工程を含んでおり、該ウィ
    ンドウ関数加重ファクタは、アドレス決定関数の導関数
    を先ず算出し、次いで、該導関数を積分して当該ランダ
    ム・アクセス・メモリから所要のウィンドウ関数加重フ
    ァクタを選択するためのアドレスを供給することにより
    ランダム・アクセス・メモリから検索される超音波イメ
    ージング・システムの開口をアポダイズする方法。
JP10128838A 1997-05-12 1998-05-12 超音波イメージング・システム及び超音波イメージング・システムの開口をアポダイズする方法 Withdrawn JPH1156837A (ja)

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