JP2001187054A - 超音波ビーム経路の数値的最適化方式 - Google Patents

超音波ビーム経路の数値的最適化方式

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    • G01S7/5209Details related to the ultrasound signal acquisition, e.g. scan sequences using multibeam transmission

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2対1の超音波ビーム形成においては、理想
的な送信ビームは2つのピーク位置を有し、各々のピー
クが受信ビームのそれぞれ一方に追従すべきである。ア
ポダイゼーションによる二重ビーム・ステアリングはこ
のような送信ビームを形成するが、得られるビームは単
一の深さについてのみ最適化されており、この深さから
離隔した位置ではかなりの線の歪みが生じ得る。 【解決手段】 送信ビームを数値的に最適化、すなわち
アパーチャ関数を数値的に最適化することにより、超音
波多重線取得における送信ビームの形状が改善され、こ
の結果、音場の深さ全体にわたって線の歪みが生じなく
なる。アパーチャ関数は、アパーチャ関数に依存してい
る評価関数を数値的に最適化することにより最適化され
る。次いで、この数値的に最適化されたアパーチャ関数
は、超音波イメージング・システムの多重線取得モード
において用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波イメージング
・システムに関し、より具体的には、超音波画像の音波
フレーム・レートを高める方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】理想的な超音波イメージング・システム
は、関心区域の全体にわたって撮像分解能を最適な値に
維持する。これを達成する一つの方法はしばしば、完全
なデータ集合によるビーム形成又はN2 再構成と呼ばれ
ている。この方法によれば、データ取得処理連鎖は次の
ように進行する。すなわち、トランスデューサ素子1に
よって送信してトランスデューサ素子1乃至Nによって
受信する、トランスデューサ素子2によって送信してト
ランスデューサ素子1乃至Nによって受信する、以下同
様である。
【0003】このアプローチはN2 回の送受信動作を必
要とするので、データ取得時間の要求条件のため臨床的
撮像には明らかに適さない。しかしながら、このアプロ
ーチは、画像の個々のピクセルの各々がピクセル固有の
ビーム形成パラメータの特定の集合を有するようなビー
ム形成方法を可能にする。この方法によれば、送信ビー
ム形成時及び受信ビーム形成時の動的集束(ダイナミッ
ク・フォーカシング)を行なうことができるので、N2
再構成はしばしば、臨床に適したアプローチを計る比較
対象又は比較点と考えられている。従って、フレーム・
レートへの影響を最小限に抑えながらN2 方法に近付く
データ取得方法が望ましい。
【0004】従来の超音波画像は、多数の画像走査線で
構成されている。単一の走査線(又は走査線の局在化し
た小群)は、関心領域内の1つの点に集束した超音波エ
ネルギを送信し、次いで、反射したエネルギを時間にわ
たって受信することにより取得される。集束した送信エ
ネルギを送信ビームと呼ぶ。送信後の時間中に、1つ又
はこれよりも多い受信ビームフォーマが、各々のチャネ
ルによって受信したエネルギを位相回転又は遅延を動的
に変化させながらコヒーレントに加算して、経過時間に
比例したレンジにおける所望の走査線に沿ったピーク感
度を形成する。得られた集束した感度パターンを受信ビ
ームと呼ぶ。走査線の分解能は、関連する送信ビームと
受信ビームとの対の指向性の結果となる。
【0005】ビームフォーマ・チャネルの出力信号はコ
ヒーレントに加算されて、物体の関心領域又は関心空間
の各々のサンプル空間についてそれぞれのピクセル強度
を形成する。これらのピクセル強度値は対数圧縮され、
走査変換された後に、走査されている解剖学的構造の画
像として表示される。
【0006】医用超音波イメージング・システムのフレ
ーム・レートは、フレーム当たり必要とされる送信事象
の数によって決定される。従来の超音波イメージング・
システムでは、送信事象とは、集束したビームを特定の
方向又は特定の焦点位置へ送信することである。医用超
音波撮像でのフレーム・レートは貴重なリソースであ
る。フレーム・レートを増大させることにより、より広
い領域(カラー・フロー撮像若しくは3次元撮像の場合
等)又は相対的に高速な物体(例えば、心臓)を撮像す
ることができる。加えて、ビデオ統合(雑音低減)又は
合成(スペックル低減)等の画像強調方法もフレーム・
レートを徹底的に活用し得る。
【0007】従来の医用超音波撮像では、特定の方向に
単一のパルスが送信され、反射したエコーがコヒーレン
トに加算されて、画像フレーム内の単一の線を形成して
いる。この走査線を形成するのに必要な時間量は、超音
波パルスの往復の通過時間によって大部分決定される。
更に、解剖学的構造の関心領域を緻密にサンプリングす
るために、画像フレーム内に多数の走査線が存在してい
る。従って、従来の医用超音波撮像でのフレーム・レー
トは、音波の伝播速度及び関心領域の寸法によって決定
されている。
【0008】高フレーム・レートのシステムは、現行の
2次元撮像には望ましいものであり、また、将来の実時
間3次元撮像には必須である。フレーム・レートは、フ
レーム当たりの送信事象の数を減少させることにより向
上させることができる。これは従来、各々の送信事象に
用いられる送信素子の数を比例して減少させることによ
り達成されてきたが、信号対ノイズ比(SNR)の劣化
を齎している。
【0009】従来の超音波ビームフォーマは、エコーの
受信時にダイナミック・フォーカシングを利用してい
る。この方法によれば、ビーム形成処理は各々の深さ毎
に最適化されて、可能な限り良好なビーム形状(即ち、
ビーム幅が狭く、且つサイドローブが少ない)を実現す
ることができる。しかしながら、殆どのシステムでは、
送信ビーム形成時には、単一の固定された焦点を用いて
合計後のビーム形状を良好に維持しようとしている。従
って、送信焦点から離隔した区域では、結果として得ら
れるビームのビーム幅が広がり、サイドローブが増大す
る。
【0010】1つの公知の超音波イメージング・システ
ムでは、異なる焦点位置又は焦点ゾーンに向けられた多
数回の送信を用いることにより、焦点特性の改善が行な
われている。これらの焦点ゾーンからのエコーを用いて
小画像(subimage)を形成し、次いで、これらの小画像
を「継ぎ合わせ」して最終画像とする。この方法は、画
像の殆どの区域でビーム特性を最適化し、従って、N2
の性能に近付き始めているが、フレーム・レートについ
ては大きな不利益があり、すなわち、音速が十分に遅い
ので、フレーム・レートを5フレーム/秒までにも低速
化してしまう。典型的な例では、8箇所もの焦点位置が
用いられるので、フレーム・レートに8倍の低下が生じ
る。この不利益は、深い浸透を要求する臨床用環境で用
いられる低めの周波数のプローブについては極めて深刻
である。
【0011】関心のある方向に典型的には4回乃至16
回の送信が行われて臨床用途に十分なデータを取得する
ドプラ方式のカラー・フロー・マッピング手法では、デ
ータ取得時間に関連する同様の制限が更に深刻化して生
ずる。この制限を克服しようとして具現化されている一
つのアプローチは、相対的に広いビームを送信して、送
信包絡線の内部に多数の受信ビームを配置するものであ
る。結果として得られるビームは必ずしも良い品質を有
しているとは言えないが、ドプラ処理に比較的穏当な要
求条件が課せられている場合にはこの方法は十分良好に
作用する。しかしながら、このようなビームの品質は、
Bモード撮像には不十分である。
【0012】相対的に速い速度及び十分な画質でデータ
を取得する一つの試みが、1998年11月23日に出
願され本出願人に譲渡されているトメニウス(Thomeniu
s) 等の米国特許出願第09/197,744号に開示
されている。この出願は、高フレーム・レートで且つ高
分解能(すなわち低fナンバ)の超音波撮像においてデ
ータを取得する方法及び装置を開示している。この手法
は、物理的に離隔した多数のビームを同時に送信して、
受信時には1つよりも多い走査線についての撮像データ
を取得することを含んでいる。追加のタイミング電子回
路を利用しないでトランスデューサ・アレイ素子の単一
回のファイアリングによって送信ビーム形成に作用を及
ぼすと共に、制御され集束した空間的に離隔した2つの
ビームを形成するために、空間的アポダイゼーションが
用いられている。この方法は「アポダイゼーションによ
る二重ビーム・ステアリング(方向制御)」と呼ばれて
いる。アポダイゼーションによる二重ビーム・ステアリ
ングは、時間遅延を付与された集束した単一の信号の送
信を含んでおり、この単一の信号は、送信を行なうフェ
ーズド・アレイの素子から送信される信号に余弦アポダ
イゼーションを付与することにより、2つの別個のビー
ムに同時に分離されている。この方法は、相対的に大き
な走査角度及び二重ビームの相対的に大きな角度分離に
ついての向上した性能を提供するように拡張され得る。
また、この概念は、単一回の送信ファイアリングによる
多数の(2つよりも多い)送信ビームに拡張することが
できる。また、この概念を2次元のアレイに適用するこ
とができ、2次元の送信ビーム集合を扱うことが可能に
なっている。
【0013】また、超音波多重線取得においては、単一
の送信パルスから多数の受信ビームが取得される。この
取得モードでのアーティファクトは、送信ビームが受信
ビームの合間に集束されている場合に生じ得る線の歪み
である。送信ビーム幅が変化するため、実効的な受信ビ
ーム位置は送信焦点の区域の中心に引き寄せられる。従
って、線の歪みの問題を解決することが可能な手法に対
する必要性が存在している。
【0014】
【発明の概要】二重線超音波ビーム形成においては、理
想的な送信ビームは2つのピーク位置を有し、各々のピ
ークが受信ビームのそれぞれ一方に追従すべきである。
アポダイゼーションによる二重ビーム・ステアリングは
このような送信ビームを形成するが、得られるビームは
単一の深さについてのみ最適化されており、この深さか
ら離隔した位置ではかなりの線の歪みが生じ得る。本発
明は、送信ビームを数値的に最適化することにより、す
なわちアパーチャ関数を数値的に最適化することによ
り、超音波多重線取得における送信ビームの形状を改善
しており、この結果、音場の深さ全体にわたって線の歪
みが生じなくなる。アパーチャ関数は、アパーチャ関数
に依存している評価関数(cost function)を数値的に
最小化することにより最適化されている。
【0015】本発明はまた、多数のピークを有するビー
ムを送信するためのアパーチャ関数を数値的に最適化し
た多重線取得手法を用いた超音波撮像を指向している。
【0016】
【好適実施形態の詳細な説明】図1には、典型的な従来
のディジタル式実時間超音波イメージング・システムが
全体的に示されている。この超音波イメージング・シス
テムは、別個に駆動される複数のトランスデューサ素子
12で構成されているトランスデューサ・アレイ10を
含んでおり、トランスデューサ素子12の各々が、送信
器14によって発生されるパルス波形によってエネルギ
を与えられると超音波エネルギのバーストを発生する。
被検体から反射されてトランスデューサ・アレイ10に
帰投した超音波エネルギは、受信を行なう各々のトラン
スデューサ素子12によって電気信号へ変換されて、一
組の送受信(T/R)スイッチ18を介して受信器16
へ別個に印加される。送信器14及び受信器16は、操
作者による命令(コマンド)に応答するホスト・コンピ
ュータ20の制御下で動作する。ホスト・コンピュータ
20は、中央処理ユニットと付設されているメモリとを
含んでいる。完全な1回の走査は一連のエコーを取得す
ることにより実行され、このときには、送信器14が瞬
間的にオンにゲート制御されて各々のトランスデューサ
素子12にエネルギを与え、各々のトランスデューサ素
子12によって発生された後続のエコー信号が受信器1
6へ印加される。1つのチャネルは、他のチャネルがま
だ送信している間に受信を開始してもよい。受信器16
は、各々のトランスデューサ素子からの別個のエコー信
号を合計して単一のエコー信号を発生し、この単一のエ
コー信号を用いて表示サブシステム22のモニタ上で画
像の1つの線を形成する。
【0017】各々のトランスデューサ素子によって送信
される基本波形は、送信系列メモリ26に記憶されてい
るディジタルの送信系列によって決定される。送信アパ
ーチャ内に位置する各々のトランスデューサ素子12が
それぞれの二極パルサ24によって発生されたパルス波
形によりパルス駆動され、パルサ24は、送信系列メモ
リ26から当該パルサへ供給されるそれぞれの送信系列
に応答して動作する。
【0018】ホスト・コンピュータ20の指令下で、送
信器14は、超音波エネルギが指向性集束ビームとして
送信されるようにトランスデューサ・アレイ10を駆動
する。集束を達成するために、送信集束遅延28によっ
て二極パルサ24に対してそれぞれの時間遅延が付与さ
れる一方で、それぞれのパルス振幅は、各々のパルサに
対して電源圧を設定する高電圧制御器等の送信レベル制
御(アポダイゼーション発生)30によって設定され
る。ホスト・コンピュータ20は、音波パルスが送信さ
れる際の条件を決定する。この情報によって、送信集束
遅延及び送信レベル制御は、パルサ24によって発生さ
れるべき送信パルスの各々についてのタイミング及び振
幅をそれぞれ決定する。パルサ24は続いて、トランス
デューサ・アレイ10の素子12の各々に対してT/R
(送受信)スイッチ18を介して送信パルスを送る。送
信集束時間遅延を従来の態様で適当に調節することによ
り、超音波ビームを送信焦点位置に指向させ集束させる
ことができる。本発明の好適実施例によれば、ホスト・
コンピュータは、送信器14を制御して空間アポダイゼ
ーション及び時間遅延を利用させて、制御され集束した
空間的に離隔した2つのビームをトランスデューサ・ア
レイ素子の単一回のファイアリングで形成するようにプ
ログラムされている。このことを達成するために用いら
れるアポダイゼーション関数及びタイミング関数につい
ては後に詳述する。
【0019】超音波エネルギの各々のバーストによって
発生されるエコー信号は、各々の超音波ビームに沿って
連続したレンジに位置する物体から反射している。反射
点と各々のトランスデューサ素子12との間の伝播経路
に差があるので、エコー信号は同時には検出されず、
又、エコー信号の振幅は等しくならない。各回の送信毎
に、トランスデューサ素子12からのエコー信号は受信
器のそれぞれの受信チャネル32へ供給される。ホスト
・コンピュータ20の指令下で、受信器は、送信された
ビームの方向を追跡する。受信器は、受け取った各々の
エコー信号に対して適正な受信集束時間遅延34を付与
する。受信集束時間遅延は、特殊化されたハードウェア
を用いて実時間で算出されるか、又はルックアップ・テ
ーブルから読み込まれる。時間遅延を付与された受信信
号は、各回の送信ファイアリング毎に受信ビーム加算器
36において加算されて、超音波ビームに沿った特定の
レンジに位置する点から反射した全超音波エネルギを正
確に指示するエコー信号を形成する。
【0020】アポダイゼーションによる二重ビーム・ス
テアリングを用いる場合には、ホスト・コンピュータ2
0は受信器16を制御して、2つの送信ビームの方向を
追跡させて、各々のビームに沿った一連のレンジでのエ
コー信号をサンプリングする。受信器16は、各々の増
幅後のエコー信号に対して適正な時間遅延を付与すると
共に増幅後のエコー信号を加算して、それぞれの超音波
ビームに沿って特定のレンジに位置する点から反射した
全超音波エネルギを正確に表わす合成エコー信号を形成
する。最も広く用いられている従来のシステムは、2つ
のビームを同時に受信する能力を有している。この能力
は通常、ビームフォーマ・チャネルの完全な2つのセッ
トを要求する訳ではなく、別個のビームは、ディジタル
・ビームフォーマにおいて、幾つかの工程から成る共通
処理を経た後に形成される。このようにして、受信器1
6は従来の態様で2つの受信ビームを発生し、各受信ビ
ームは、本発明の好適実施例に従って、異なる角度で送
信された2つの超音波ビームに対応する。従来のビーム
フォーマで二重線受信ビーム形成を行なう場合には、送
信ビームは通常、2つの受信ビームの面積を覆うように
拡大される。本発明は、追加のタイミング回路を一切必
要とせずに、飛躍的に改善されたビーム形成を(2つの
分離した送信ビームを用いることにより)得ることを可
能にする。
【0021】従来のシステムでは、ビーム加算された受
信信号は帯域通過フィルタ処理されて、信号プロセッサ
又は検波器38へ供給される。帯域通過フィルタ(図示
されていない)は、所望の信号成分を通過させる。検波
器38は、帯域通過フィルタ処理後の受信信号を表示デ
ータへ変換する。Bモード(グレイ・スケール)では、
信号の包絡線は、エッジ強調及び対数圧縮のような何ら
かの追加処理を施した表示データで構成されている。ス
キャン・コンバータ40が、検波器38から表示データ
を受け取り、このデータを表示に望ましい画像へ変換す
る。具体的には、スキャン・コンバータ40は、音波画
像データを極座標(R−θ)のセクタ型フォーマット又
はデカルト座標のリニア型フォーマットから、適当にス
ケーリングされたビデオ・レートのデカルト座標の表示
ピクセル・データへ変換する。次いで、これらの走査変
換(スキャン・コンバート)された音波データは、表示
サブシステム22に組み込まれているビデオ・プロセッ
サによって処理されて、表示システムのモニタ上での表
示用に形成され、これにより、信号の包絡線の時間変化
する振幅をグレイ・スケールとして画像化する。単一回
の送信ファイアリング中に送信された空間的に分離した
各々のビーム毎にそれぞれの走査線が表示される。
【0022】アポダイゼーションによる二重ビーム・ス
テアリング(2つよりも多いビームに拡張することもで
きる)は、数学的に説明することができる。狭帯域ビー
ムフォーマの応答は、その焦点の付近では次の表現によ
って与えられる。
【0023】
【数5】
【0024】ここで、f(u)はu=sin(θ)の関
数としての送信応答であり、θはアレイの法線に対する
角度であり、k0 =2π/λは波数である。周知のよう
に、この表現は、アパーチャ関数a(x)とuの関数と
しての音場応答との間にフーリエ変換関係を生ずる。典
型的な超音波応用では、関数a(x)はアポダイゼーシ
ョンの目的のために用いられ、すなわちギプスの現象の
帰結として生ずるサイドローブを抑制するために用いら
れる。
【0025】二重ビーム・ステアリングの実施例による
手法は、式(1)のa(x)成分を用いて、単一回の送
信から2つ又はこれよりも多い送信ビームの形成を可能
にするような態様でビーム・パターンを修正する。2つ
の点源を用いると正弦音場分布が生じることは干渉計測
定から周知である。このことは、狭帯域遠距離音場(す
なわち集束式)ビーム形成のフーリエ変換特性の直接的
な帰結である。本発明は、正弦加重(アポダイゼーショ
ン)がアレイ素子に適用されると、音場パターンは空間
的に離隔した2つのδ関数のパターンになるという相互
関係を利用している。すなわち、次の加重 a(x)=cos(2πx/d) (2) が適用され、dが正弦曲線の空間周波数であるとする
と、得られる音場パターンは、
【0026】
【数6】
【0027】となる。
【0028】このように、余弦加重関数を導入するだけ
で、多数素子のフェイズド・アレイの単一回のファイア
リング時に2つのビームが送信される。このことは、タ
イミング信号の発生、又はこのような目的のために通常
用いられるその他の手段を用いずとも達成される。式
(1)〜式(3)は無限のアパーチャを仮定している。
アパーチャが有限で長さLを有すると仮定する場合に
は、音場応答は次のようになる。
【0029】
【数7】
【0030】ここで、略号siは、sinc(すなわち
sin(x)/x)の代わりに用いられている。
【0031】式(4)を導くために用いられるa(x)
関数は、rect{L}関数によってウィンドウ設定さ
れ、従って応答におけるsinc項によってウィンドウ
設定される。rect関数は次のように定義され得る。
【0032】 x≦L/2のときに、rect{x}=1 x>L/2のときに、rect{x}=0 (5)。
【0033】sinc関数に関連したサイドローブを抑
制するためには、更に適切な加重関数を用いることがで
きる。図2は、サイドローブ抑制のためのガウス型アポ
ダイゼーションを重ね合わせた正弦加重関数の実例であ
る。ガウス関数は、アパーチャ応答のエッジを平滑化す
るが、本発明の具現化に必須である訳ではない。図3
は、結果として得られるシミュレーションによるビーム
形状を示しており、同図では、アポダイゼーションによ
って2つのビームが19°及び25°で右方へステアリ
ングされている。同じfナンバを用いて送信を行ないな
がらアポダイゼーションを除去すると、図3の一点鎖線
で示すような単一のビームが形成される。
【0034】余弦アポダイゼーションを用いると、広帯
域信号については横方向分解能及びコントラスト分解能
の若干の損失が生じ得る。このため、実際には、シミュ
レーションにおいてアパーチャ・サイズが制限されてい
る。実用上は、この損失は、二重ビーム性能が望ましい
状況では相対的に低いfナンバを用いることにより補償
することができる。可能なアポダイゼーション曲線のか
なり広い選択肢が与えられているので、設計者は所与の
状況に合わせて性能を最適化することができる。
【0035】正弦関数又は余弦関数には、これらの関数
を本発明において実効的にするような自然の性質が備わ
っている。余弦加重は次のように表現することができ
る。
【0036】
【数8】
【0037】式(6)の右辺を解釈する1つの方法は、
これらの項が、所望の2つの方向にビームをステアリン
グするのに必要とされるステアリング遅延に対応する位
相遅延(通常、複素指数として表現される)であるとす
るものである。
【0038】式(2)のような余弦アポダイゼーション
は、比較的単純な表現であって、医用超音波等の応用で
は限定された範囲の有効性しか有さない。より一般的に
適用可能な表現は、前述の米国特許出願第09/19
7,744号において与えられており、この表現は、ガ
ウス型送信波形及び目標からの単一の散乱という仮定に
基づいている。送信信号及び受信信号を加算することに
より、点拡がり関数(PSF)についての表現が形成さ
れる。送信動作時に用いられるアポダイゼーション関数
を変化させることにより、多数のピークを有するビーム
を形成することができる。
【0039】超音波多重線取得モードでのアーティファ
クトは、送信ビームが受信ビームの間に集束されている
ときに生じ得る線の歪みである。図4は、中心に位置す
る送信ビーム42が2つの受信ビームに挟まれている実
例を示している。所望の受信ビーム位置44は点線で示
されている。しかしながら、送信ビーム幅が変化するの
で、実効的な受信ビーム位置46は送信焦点の区域の中
心に引き寄せられてしまう。
【0040】二重ビーム・ステアリング手法は、所望の
受信ビームの位置に横方向のピークを有する送信ビーム
を形成することにより線の歪みを軽減する。このこと
は、アパーチャ加重関数及び遅延関数を適切に選択する
ことにより達成される。この方法は図4に示す線の歪み
を解消するが、異なる形式の歪みを生ずる可能性もあ
る。ビームの分割は、単一の深さでのみ制御されてい
る。この深さの前方及び後方では、ビームは何らかの自
然の経路を辿るが、この経路が所望の受信ビーム経路と
異なっている可能性もある。図5は、リニア型アレイ1
0についてのこの状況を示している。所望の受信ビーム
経路44(破線)はトランスデューサ・アレイに垂直で
あるが、実効的な送信ビーム経路48(点線)はアレイ
10に対して斜めになっている。実効的な送信ビーム経
路48は、アレイ10の中心の近くでアレイ10に交差
しているので、これらのようなビーム経路はセクタ画像
に適している。しかしながら、直線型又は台形型の画像
形式では若干の線の歪みが生ずる。
【0041】本発明の好適実施例によれば、この線の歪
みについての問題は、実効的な送信ビーム経路を制御す
ることにより克服される。アパーチャ加重関数及び遅延
関数は、実効的な送信ビーム経路が図6の破線50によ
って示すように所望の受信ビーム経路に一致するように
最適化され、すなわち、何らかの所望の経路を辿る送信
ビームを形成するような送信遅延関数及び加重関数が見
出される。このことは、数値的最適化方法を用いること
により達成される。実際のビーム形状が所望のビーム形
状から逸脱するときに増大するような評価関数が定義さ
れる。この評価関数を最小化すると、最適な遅延関数及
び加重関数が得られる。このアプローチを実例によって
最も分かり易く説明する。図7は、リニア型アレイ10
を用いた数値的最適化のための幾何形状を示している。
所望の送信ビームは2つの横方向強度ピーク52(破
線)を有しており、これらのピーク52はアレイの中心
54の両側にξ0 ずつオフセットしている。強度ピーク
は平行に走行していなければならない。実際的な理由か
ら、任意の深さ範囲にわたってこのようなビームを形成
することは可能ではない。従って、最適化は[ymin
max ]の範囲に限定される。(最終的には、この範囲
は最適化の精度、横方向の分離等と共に代償関係を有す
るパラメータの1つとなる。) 所望の送信ビームは次の特性を有している。
【0042】(a)ビームはアレイの中心の周りに対称
である; (b)メインローブの領域では、ξ0 において、ビーム
は所定のパルス・エネルギを有していなければならな
い; (c)サイドローブの領域では、パルス・エネルギは可
能な限り低くなければならない; (d)横方向ビーム・プロファイルはξ0 にピークを有
していなければならない。
【0043】これらのビーム特性は、アパーチャ最適化
のための評価関数へ変換される。幾つかの変形で類似の
結果を得ることができるので評価関数は一意ではない。
ここに示すものは、良好に作用する1つの具現化形態で
ある。評価関数を確定するためには、ビーム・プロファ
イルがまず必要とされる。ビーム・プロファイルは最適
化の際に多数回にわたって評価されるので、狭帯域近似
(フェイザ(phasor))方法が適用される。図7の幾何
形状から、振幅自乗したビーム・プロファイルが次のよ
うにして導出される。
【0044】
【数9】
【0045】ここで、a(x)は複素アパーチャ関数で
あり、kは波数である。
【0046】上で述べた(a)〜(d)の特性は、ビー
ム・プロファイルb(ξ,y)について解釈される。
【0047】(a)対称性:アパーチャ遅延関数及び加
重関数はxについて対称であり、すなわちa(x)=a
(−x)である。
【0048】(b)メインローブ領域では、ビームは所
定のパルス・パワーW0 を有していなければならず、す
なわち、
【0049】
【数10】
【0050】である。
【0051】式(8)は、送信パワーに対する制限と関
連している場合にのみ意味を成す。従って、送信パワー
は、
【0052】
【数11】
【0053】によって制限される。
【0054】(c)サイドローブ領域では、パルス・エ
ネルギは可能な限り低くなければならず、すなわち、
【0055】
【数12】
【0056】でなければならない。
【0057】(d)横方向ビーム・プロファイルは、ξ
0 にピークを有していなければならず、すなわち、プロ
ファイルの導関数が次のようにゼロでなければならない
ことを意味している。すなわち、
【0058】
【数13】
【0059】である。
【0060】この基準は音場の深さ全体にわたって有効
でなければならないので、自乗積分しなければならな
い。すなわち、
【0061】
【数14】
【0062】である。
【0063】式(7)〜式(12)は、ビーム・プロフ
ァイルb(ξ,y)が複素アパーチャ関数a(x)に依
存しているので、a(x)に暗黙のうちに依存してい
る。
【0064】ここにおいて、評価関数を次のように定義
することができる。
【0065】
【数15】
【0066】係数A、B及びCは、評価関数に対する式
(13)の各成分の相対的な寄与を制御する。最適化の
結果は、これらの係数の選択にある程度まで依存してい
る。但し、経験的な係数選択でも十分である。
【0067】最適なアパーチャ関数は、a(x)=a
(−x)及び∫|a(x)|2 dx≦WTXの条件を与え
てCost[a(x)]を最小化することにより求める
ことができる。最後の制約条件は、送信パワーを恣意的
に増大させることなくビームのピーク・エネルギを維持
することを保証するのに必要とされる。
【0068】数値的最適化は多くのアルゴリズムによっ
て行なうことができる。以下に述べる実例では最小自乗
法を用いている。最小自乗法アルゴリズムは極小値を見
出すのみであるので、適当な開始点を選択しておかなけ
ればならない。この開始点として余弦アポダイゼーショ
ンを用いる。
【0069】先ず、最適化問題は、全ての積分が加算と
なるように離散化され、すなわち、a(x)→an とす
る。ここで、nは素子数である。
【0070】次に、この制約条件付き最適化問題は、無
制約の最適化問題へ変換される。対称性の制約条件(a
n =a-n)は、アパーチャ(n>0)の2分の1のみを
最適化して、残りの2分の1を鏡映することにより遂行
される。送信エネルギの制約条件は、アパーチャをアパ
ーチャ自体の自乗平均(rms)値によってスケーリン
グすることにより具現化される。従って、
【0071】
【数16】
【0072】となる。
【0073】この正規化は、最適化によって新たなアパ
ーチャ関数を算出するときには常に適用しなければなら
ない。これにより、最適化は無制約問題に簡略化され、
すなわち、Cost(an )をn=[0,N/2]及び
式(14)からの上述のパワー正規化によって最小化す
る。
【0074】最小自乗法での最適化によって実行される
工程を図8に示す。この好適実施例によれば、初期アパ
ーチャ関数a(x)として余弦アポダイゼーションが選
択される(図8のステップ60)。次のステップ62に
おいて、現在のアパーチャ関数について評価関数の勾配
を決定する。すなわちg=grad[Cost(a)]
とする。次いで、ステップ64において、評価関数を勾
配に沿って最小化するスカラλを求める。すなわちmi
n[Cost(a+λg)]とし、この最適値をλopt
と表わす。ステップ66において、アパーチャ関数が更
新され、すなわち古いアパーチャ関数をaold として記
憶すると共に、新たなアパーチャ関数をa:=a+λ
opt gとして算出する。次いで、新たな評価関数が算出
される。判定ステップ68において、新たな評価関数と
古い評価関数との間の差の絶対値が第1の所定の限度よ
りも小さいか否かについての判定を行なう。|ΔCos
t|が第1の所定の限度よりも小さくなるまでステップ
62、64、66及び68が繰り返され、小さくなった
ら、ステップ70において、norm(λopt g)が第
2の所定の限度よりも小さいか否かについての判定を行
なう。小さくなければ、ステップ62、64、66、6
8及び70が繰り返される。norm(λoptg)が第
2の所定の限度よりも小さくなったら、現在のアパーチ
ャ関数を最適化されたアパーチャとして採用する。図1
を参照しながら述べると、次いで、ホスト・コンピュー
タ20は、各回の送信ファイアリングについてこの最適
化されたアパーチャ関数に従って送信レベル及び送信集
束遅延を制御する。
【0075】多くの類似の最適化方法が実質的に同じ結
果を与える。例えば、The Mathworks, Inc.社、199
6年12月刊行の「最適化ツールボックス:ユーザーズ
・ガイド(Optimization Toolbox; User's Guide)」及
びJohn Wiley & Sons社、1975年刊行のG. R. Walsh
著「最適化の諸方法(Methods of Optimization)」に
開示されている数値的最適化方法を参照されたい。更
に、これらの方法のいずれのものも多くの変形を与え
る。本発明は、如何なる特定の最適化方法の利用にも限
定されていない。
【0076】本発明の基本的な概念によれば、所望のビ
ーム特性は評価関数へ変換され、この評価関数が数値的
に最適化、例えば最小化される。評価関数は、アパーチ
ャ関数(振幅及び時間遅延)からビーム・パターンを算
出し、ビーム・パターンから幾つかのパラメータを抽出
して、これらのパラメータを評価関数に組み入れること
により確定される。
【0077】以下の数値的な実例は、開示された方法の
能力を実証している。このシミュレーションの目標は、
アパーチャの中心から±2mmだけオフセットした2つ
の平行なビームを形成することにあった。所望の音場の
深さは20mm〜30mmであり、焦点は25mmに位
置していた。図9は、水平軸をアジマスとし、垂直軸を
深さとした送信ビーム・パターンを示している。このプ
ロファイルは、数値的最適化を行なわない余弦アポダイ
ゼーションによって形成された。所望の±2mmのビー
ム分割は焦点の深さ(25mm)の所で生じた。しかし
ながら、この分割は深さにわたって一定ではなかったの
で、図9に示すビームは平行にならない。図10は、余
弦アポダイゼーションを数値的最適化と組み合わせた場
合の結果を示している。図10のビームが実質的に平行
であることは明らかである。また、最適化によって音場
の深さが所望の20mm〜30mmまで増大した。
【0078】以上の実例は説明の目的のためにのみ提示
されている。2つよりも多い横方向強度ピークを有する
送信ビームを最適化することも可能である。更に、適正
な評価関数を指定することにより、平行ではなくセクタ
形式、台形形式又はその他の形式に従うような送信経路
も可能である。
【0079】本発明は医用超音波撮像に適用することが
できる。しかしながら、その性質から、本発明はまた、
他のコヒーレントな撮像方法(例えば、レーダ、側方監
視レーダ又はマイクロ波等)にも適用することができ
る。
【0080】本発明によれば、従来の多重線取得方法の
線の歪みのアーティファクトが減少する。従来、多重線
取得は、歪みのアーティファクトが比較的目立たないカ
ラー・フロー撮像に限定されていた。本発明は、Bモー
ド撮像に多重線取得を適用する可能性を開くものであ
る。
【0081】本発明の幾つかの好ましい特徴についての
み図解すると共に記述したが、当業者には多くの改変及
び変形を想到されよう。従って、特許請求の範囲は、本
発明の主旨に含まれるような全ての改変及び変形を網羅
することを意図しているものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例による超音波イメージング
・システムのブロック図である。
【図2】本発明の1つの好適実施例による128素子の
フェーズド・アレイからの1対のステアリングされた超
音波ビームの送信のための送信アポダイゼーション・プ
ロファイルのグラフである。
【図3】図2に示す送信アポダイゼーション加重関数の
適用により得られる二重ビームのプロファイル(実線)
及び同じfナンバを有するがアポダイゼーションを行な
わない送信についての単一ビームのプロファイルのグラ
フである。
【図4】二重線ビーム取得及び関連する線の歪みを示す
概略図であって、太線が実効的な受信ビーム位置を示し
ており、実線が送信ビーム及びビーム幅を示しており、
点線が所望の受信ビーム位置を示している図である。
【図5】所望の受信ビーム経路と、数値的最適化を行な
わないアポダイゼーションによる二重ビーム・ステアリ
ングを用いて達成される実効的な送信ビーム経路との間
の不整合を示す概略図であって、実線が送信の中心を示
しており、破線が所望の受信ビーム経路を示しており、
点線が実効的な送信ビーム経路を示している図である。
【図6】本発明の好適実施例による数値的最適化を行な
ったアポダイゼーションによる二重ビーム・ステアリン
グを用いて達成される最適化された送信ビーム経路を示
す概略図であって、実線が送信の中心を示しており、破
線が所望の受信ビーム経路及び実効的な送信ビーム経路
を示している図である。
【図7】数値的ビーム最適化のための例示的な幾何形状
が示されている点を除けば図6と同一の概略図である。
【図8】本発明の好適実施例による数値的最適化手法の
流れ図である。
【図9】余弦アポダイゼーションを用いて数値的最適化
を行なわずに形成されたシミュレーションによる二重線
送信ビームを示すコンピュータ形成画像である。
【図10】余弦アポダイゼーションを用いて本発明の好
適実施例による数値的最適化を行なって形成されたシミ
ュレーションによる二重線送信ビームを示すコンピュー
タ形成画像である。
【符号の説明】
10 トランスデューサ・アレイ 12 トランスデューサ素子 42 送信ビーム 44 受信ビーム位置 46 実効的な受信ビーム位置 48 実効的な送信ビーム経路 50 送受信ビーム経路の一致 52 横方向強度ピーク 54 アレイの中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B06B 1/02 B06B 1/02 A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波散乱体を撮像するシステムであっ
    て、 多数のトランスデューサ素子(12)を含んでいて、超
    音波を送信すると共に超音波散乱体により反射された超
    音波エコーを検出する超音波トランスデューサ・アレイ
    (10)と、 前記多数のトランスデューサ素子にそれぞれ結合されて
    いて、それぞれの多数の送信波形により送信アパーチャ
    を形成する選択されたトランスデューサ素子をパルス駆
    動する多数のパルサ(24)と、 前記パルサに結合されていて、前記送信アパーチャの前
    記選択されたトランスデューサ素子に送信ファイアリン
    グ時に第1及び第2の送信ビーム経路に沿って第1及び
    第2の送信ビームを送信させるように設計されているア
    パーチャ関数に従って決定されたそれぞれの時間遅延及
    びそれぞれのアポダイゼーション加重を有する前記多数
    の送信波形を発生するパルサ起動回路(26、28、3
    0)と、 前記トランスデューサ・アレイに結合されていて、前記
    送信ファイアリングに続いて、受信アパーチャを形成す
    る選択されたトランスデューサ素子から1組の受信信号
    を受け取って、第1及び第2の受信ビーム経路に対応す
    る前記1組の受信信号から第1及び第2のビーム加算さ
    れた受信信号を形成する受信器(16)と、 前記第1のビーム加算された受信信号の関数である第1
    の走査線と、前記第2のビーム加算された受信信号の関
    数である第2の走査線とを有する画像を表示する表示サ
    ブシステム(22)とを備え、 前記第1及び第2の送信ビーム経路が前記第1及び第2
    の受信ビーム経路にそれぞれ実質的に一致しているこ
    と、を特徴とする撮像システム。
  2. 【請求項2】 前記アパーチャ関数は余弦関数から導出
    される請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記アパーチャ関数は、ビーム・プロフ
    ァイル関数の関数である評価関数の数値的最適化により
    前記余弦関数から導出される請求項2に記載のシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記評価関数は、次の式 【数1】 である請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記数値的最適化は最小自乗法アルゴリ
    ズムに基づいている請求項3に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 超音波散乱体を撮像する方法であって、 送信アパーチャを成す選択されたトランスデューサ素子
    に送信ファイアリング時に第1及び第2の送信ビーム経
    路に沿って第1及び第2の送信ビームを送信させるよう
    に設計されているアパーチャ関数に従って決定されたそ
    れぞれの時間遅延及びそれぞれのアポダイゼーション加
    重を有する多数の送信波形を発生する工程と、 送信ファイアリング時に送信アパーチャを形成するよう
    に前記多数の送信波形に従ってトランスデューサ・アレ
    イの前記選択されたトランスデューサ素子をパルス駆動
    する工程と、 前記送信ファイアリングに続いて受信アパーチャを形成
    する選択されたトランスデューサ素子から1組の受信信
    号を受け取る工程と、 第1及び第2の受信ビーム経路に対応する前記1組の受
    信信号から第1及び第2のビーム加算された受信信号を
    ビーム形成する工程と、 前記第1のビーム加算された受信信号の関数である第1
    の走査線と、前記第2のビーム加算された受信信号の関
    数である第2の走査線とを有する画像を表示する工程と
    を含み、 前記第1及び第2の送信ビーム経路が前記第1及び第2
    の受信ビーム経路にそれぞれ実質的に一致しているこ
    と、を特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 前記アパーチャ関数は余弦関数から導出
    される請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アパーチャ関数は、ビーム・プロフ
    ァイル関数の関数である評価関数の数値的最適化により
    前記余弦関数から導出される請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記評価関数は、次の式 【数2】 である請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記数値的最適化は最小自乗法アルゴ
    リズムに基づいている請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 多数の超音波トランスデューサ素子を
    含んでいる超音波トランスデューサ・アレイを起動する
    超音波送信器をプログラムする方法であって、 (a) 前記多数の超音波トランスデューサ素子につい
    ての送信時間遅延及びアポダイゼーション加重を定義す
    るアパーチャ関数の関数として評価関数を定式化する工
    程と、 (b) i番目のアパーチャ関数について前記評価関数
    のi番目の値を算出する工程と、 (c) 前記i番目のアパーチャ関数と異なる(i+
    1)番目のアパーチャ関数を決定する工程と、 (d) 前記(i+1)番目のアパーチャ関数について
    前記評価関数の(i+1)番目の値を算出する工程と、 (e) 前記評価関数の前記i番目の値と前記(i+
    1)番目の値との間の差を算出する工程と、 (f) i=1から開始して工程(b)乃至工程(e)
    を繰り返し式で反復する工程と、 (g) 前記工程(e)における前記差が第1の所定の
    限度よりも小さいような1つ又はこれよりも多いアパー
    チャ関数から、最適化されたアパーチャ関数を決定する
    工程と、 (h) 該最適化されたアパーチャ関数に従って送信時
    間遅延及びアポダイゼーション加重により前記送信器を
    プログラムする工程と、を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 i=1についての前記アパーチャ関数
    は余弦関数である請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 (i+1)番目のアパーチャ関数を決
    定する前記工程は、 前記i番目のアパーチャ関数について前記評価関数の勾
    配を決定する工程と、 該勾配に沿って前記評価関数を最小化するスカラ値を求
    める工程と、 前記i番目のアパーチャ関数及び前記勾配と前記スカラ
    値との積の関数として前記(i+1)番目のアパーチャ
    関数を決定する工程と、を含んでいる請求項11に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記評価関数は、次の式 【数3】 である請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 最適化されたアパーチャ関数を決定す
    る前記工程は、前記勾配と前記スカラ値との前記積のノ
    ルムが第2の所定の限度よりも小さいか否かを決定する
    工程を含んでいる請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 電気的な起動に応答して波動エネルギ
    を送信すると共に、帰投した波動エネルギを電気信号へ
    変換する多数のトランスデューサ素子(12)を含んで
    いるトランスデューサ・アレイ(10)と、表示画像デ
    ータを表示する表示サブシステム(22)と、コンピュ
    ータ(20)とを備えるイメージング・システムであっ
    て、前記コンピュータが、 送信ファイアリング時に第1及び第2の送信ビーム経路
    に沿って第1及び第2の送信ビームを送信するように前
    記アレイのトランスデューサ素子を起動する工程と、 前記送信ファイアリングに続いて、第1及び第2の受信
    ビーム経路に対応する第1及び第2のビーム加算された
    受信信号をビーム形成する工程であって、前記第1及び
    第2の送信ビーム経路は前記第1及び第2の受信ビーム
    経路にそれぞれ実質的に一致している、ビーム形成する
    工程と、 前記第1のビーム加算された受信信号の関数である第1
    の走査線と、前記第2のビーム加算された受信信号の関
    数である第2の走査線とを有する画像を表示するように
    前記表示サブシステムを制御する工程とを開始するよう
    にプログラムされていること、を特徴とするイメージン
    グ・システム。
  17. 【請求項17】 アパーチャ関数が余弦関数から導出さ
    れる請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記アパーチャ関数は、ビーム・プロ
    ファイル関数の関数である評価関数の数値的最適化によ
    り前記余弦関数から導出される請求項17に記載のシス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記評価関数は、次の式 【数4】 である請求項18に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記数値的最適化は最小自乗法アルゴ
    リズムに基づいている請求項18に記載のシステム。
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