JPH1156755A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JPH1156755A JPH1156755A JP9223986A JP22398697A JPH1156755A JP H1156755 A JPH1156755 A JP H1156755A JP 9223986 A JP9223986 A JP 9223986A JP 22398697 A JP22398697 A JP 22398697A JP H1156755 A JPH1156755 A JP H1156755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- connector
- pressing member
- endoscope
- cover
- Prior art date
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単に第1レンズを外す等して視野くもりを
解消することができる対物光学系を備えた内視鏡を提供
する。 【解決手段】 先端構成部17に固着されるレンズ枠1
2の先端開口は第1レンズ14の外径より若干大きくし
た第1レンズ収納部21が設けられ、第1レンズ14が
その周囲に半円状にそれぞれ充填した接着剤22、23
により固定される。レンズ枠12には側方から第1レン
ズ収納部21に連通する押圧部材螺合孔27が設けら
れ、押圧部材24が第1レンズ14に押圧を加えない状
態で固定される。第1レンズ14の第2レンズ19側に
対向する空間部25に湿気がたまり、曇った場合には押
圧部材24を回転させて押し込むことにより、接着剤2
2を破壊して第1レンズ14を簡単に取り外し曇り除去
を可能にした。
解消することができる対物光学系を備えた内視鏡を提供
する。 【解決手段】 先端構成部17に固着されるレンズ枠1
2の先端開口は第1レンズ14の外径より若干大きくし
た第1レンズ収納部21が設けられ、第1レンズ14が
その周囲に半円状にそれぞれ充填した接着剤22、23
により固定される。レンズ枠12には側方から第1レン
ズ収納部21に連通する押圧部材螺合孔27が設けら
れ、押圧部材24が第1レンズ14に押圧を加えない状
態で固定される。第1レンズ14の第2レンズ19側に
対向する空間部25に湿気がたまり、曇った場合には押
圧部材24を回転させて押し込むことにより、接着剤2
2を破壊して第1レンズ14を簡単に取り外し曇り除去
を可能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体腔内患部等を光学
的に観察する対物光学系を備えた内視鏡に関する。
的に観察する対物光学系を備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の対物光学系においてその接合技
術、特に第1レンズについては従来より多くの技術が示
されている。例えば特開平5−113542号公報で
は、接着だまりをレンズ枠側に形成し、通常の全周接着
よりも外部からの湿気の浸入防止を確実に行うことを狙
ったものがある。
術、特に第1レンズについては従来より多くの技術が示
されている。例えば特開平5−113542号公報で
は、接着だまりをレンズ枠側に形成し、通常の全周接着
よりも外部からの湿気の浸入防止を確実に行うことを狙
ったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1レンズを接着剤に
よりレンズ枠に固定する構造では、どうしても長期間の
使用のうちに接着層が劣化し、その結果、外部の湿気が
第1レンズと第2レンズの間の空間部に浸入する。
よりレンズ枠に固定する構造では、どうしても長期間の
使用のうちに接着層が劣化し、その結果、外部の湿気が
第1レンズと第2レンズの間の空間部に浸入する。
【0004】浸入した湿気は、温度変化により、第1レ
ンズの内表面に微細な水滴として付着し、いわゆる視野
くもりとよばれる視野が妨げられる現象を引き起こす。
ンズの内表面に微細な水滴として付着し、いわゆる視野
くもりとよばれる視野が妨げられる現象を引き起こす。
【0005】特開平5−113542号公報の構造で
は、接着だまりが設けられているので通常の接着構造よ
りは視野くもりを起こすまでの期間は長いがいったん視
野くもりが発生すると、内視鏡を総分解して対物光学系
を新しい部品に交換しなければならなかった。
は、接着だまりが設けられているので通常の接着構造よ
りは視野くもりを起こすまでの期間は長いがいったん視
野くもりが発生すると、内視鏡を総分解して対物光学系
を新しい部品に交換しなければならなかった。
【0006】また別の修理方法として第1レンズのみを
外側からドライバのようなもので破壊して湿気を除去し
た後、部品の第1レンズを取り付けるという方法もある
が、第2レンズ以降を傷つけずに第1レンズのみを破壊
することは非常に難しかった。第1レンズのみを接着固
定したレンズ枠が先端構成部に対して着脱自在にした構
造も従来からあったが、先端部径が太くなるといったデ
メリットがあった。
外側からドライバのようなもので破壊して湿気を除去し
た後、部品の第1レンズを取り付けるという方法もある
が、第2レンズ以降を傷つけずに第1レンズのみを破壊
することは非常に難しかった。第1レンズのみを接着固
定したレンズ枠が先端構成部に対して着脱自在にした構
造も従来からあったが、先端部径が太くなるといったデ
メリットがあった。
【0007】(発明の目的)本発明は上記事情に基づく
もので、簡単に第1レンズを外す等して視野くもりを解
消ができる対物光学系を備えた内視鏡を提供することを
目的とする。
もので、簡単に第1レンズを外す等して視野くもりを解
消ができる対物光学系を備えた内視鏡を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、一方の面が外部に露出する第1レンズを有し、挿入
部の先端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定さ
れたレンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レ
ンズと第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤から
なる固定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部
外周から第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部
と、前記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動す
ることにより前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧
部材とを設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズ
を前記第1レンズ収納部外に取り外し可能とすることに
より、第1レンズの他方の面側が曇ったような場合には
押圧部材を移動させることにより、第1レンズ側に押圧
力を印加して簡単に第1レンズを第1レンズ収納部外に
取り外しでき、視野曇りを解消できる。
に、一方の面が外部に露出する第1レンズを有し、挿入
部の先端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定さ
れたレンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レ
ンズと第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤から
なる固定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部
外周から第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部
と、前記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動す
ることにより前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧
部材とを設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズ
を前記第1レンズ収納部外に取り外し可能とすることに
より、第1レンズの他方の面側が曇ったような場合には
押圧部材を移動させることにより、第1レンズ側に押圧
力を印加して簡単に第1レンズを第1レンズ収納部外に
取り外しでき、視野曇りを解消できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡を
示し、図2は先端部に取り付けられた対物光学系の第1
レンズをその光軸前方側から見た正面図とそのA−A線
断面とを示し、図3は第1レンズを取り外す様子を示
す。
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡を
示し、図2は先端部に取り付けられた対物光学系の第1
レンズをその光軸前方側から見た正面図とそのA−A線
断面とを示し、図3は第1レンズを取り外す様子を示
す。
【0010】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡1は細長の挿入部2、この挿入部2の後端に
設けられた太幅の操作部3と、この操作部3の側部から
延出されたユニバーサルコード4とからなる。
態の内視鏡1は細長の挿入部2、この挿入部2の後端に
設けられた太幅の操作部3と、この操作部3の側部から
延出されたユニバーサルコード4とからなる。
【0011】挿入部2は先端側から硬質の先端部5と、
この先端部5の後端に設けられ、湾曲自在の湾曲部6
と、この湾曲部6の後端から操作部3の前端まで延び、
可撓性を有する可撓管7とからなり、操作部3に設けた
湾曲ノブ8を回動する操作を行うことにより湾曲部6を
湾曲することができる。
この先端部5の後端に設けられ、湾曲自在の湾曲部6
と、この湾曲部6の後端から操作部3の前端まで延び、
可撓性を有する可撓管7とからなり、操作部3に設けた
湾曲ノブ8を回動する操作を行うことにより湾曲部6を
湾曲することができる。
【0012】先端部5の先端面には、照明光を出射する
照明窓9に取り付けられた照明レンズ10と、この照明
レンズ10を介して出射される照明光で照明された患部
等の被写体からの観察光を取り入れる観察窓に(図2に
示すレンズ枠12を介して)取り付けられる対物光学系
13と、この対物光学系13を構成する第1レンズ14
の外表面に対向するように設けられたノズル15と、吸
引を行う吸引口16が設けられている。
照明窓9に取り付けられた照明レンズ10と、この照明
レンズ10を介して出射される照明光で照明された患部
等の被写体からの観察光を取り入れる観察窓に(図2に
示すレンズ枠12を介して)取り付けられる対物光学系
13と、この対物光学系13を構成する第1レンズ14
の外表面に対向するように設けられたノズル15と、吸
引を行う吸引口16が設けられている。
【0013】照明窓9の照明レンズ10の内側には照明
光を伝送する図示しないライトガイドファイバが配置さ
れ、また、対物光学系13の内側(対物光学系13の結
像位置)には図示しない固体撮像素子が配置されてい
る。
光を伝送する図示しないライトガイドファイバが配置さ
れ、また、対物光学系13の内側(対物光学系13の結
像位置)には図示しない固体撮像素子が配置されてい
る。
【0014】ユニバーサルコード4の端部には図示しな
いコネクタが設けられ、光源装置に着脱自在で接続さ
れ、光源装置からの照明光をライトガイドファイバで伝
送し、照明窓から出射する。照明された被写体は対物光
学系13により、その結像位置に配置された固体撮像素
子に光学像を結び、この固体撮像素子により光電変換さ
れて電気信号となり、この電気信号は図示しないビデオ
プロセッサに入力され、信号処理されて標準的な映像信
号に変換された後、図示しないモニタに入力され、その
モニタ画面に被写体像を表示する。
いコネクタが設けられ、光源装置に着脱自在で接続さ
れ、光源装置からの照明光をライトガイドファイバで伝
送し、照明窓から出射する。照明された被写体は対物光
学系13により、その結像位置に配置された固体撮像素
子に光学像を結び、この固体撮像素子により光電変換さ
れて電気信号となり、この電気信号は図示しないビデオ
プロセッサに入力され、信号処理されて標準的な映像信
号に変換された後、図示しないモニタに入力され、その
モニタ画面に被写体像を表示する。
【0015】図2は先端部5にレンズ枠12を介して取
り付けられた対物光学系13における第1レンズ14付
近の構造を示すものであり、図2(A)は第1レンズ1
4を先端側から見た正面図を示し、図2(B)は図2
(A)のA−A断面を示す。
り付けられた対物光学系13における第1レンズ14付
近の構造を示すものであり、図2(A)は第1レンズ1
4を先端側から見た正面図を示し、図2(B)は図2
(A)のA−A断面を示す。
【0016】図2(B)に示したように、先端部5は硬
質の先端構成部17と、この先端構成部17の前端面及
びその外周に取り付けられた先端カバー18とからな
る。この先端構成部17には対物光学系13のうち第1
レンズ14に対向する第2レンズ19以降で形成される
後群レンズが取り付けられたレンズ枠12が位置決めさ
れた状態で固定されると共に、その前面が外部に露出す
る第1レンズ14のみは以下のように押圧部材24によ
って取り外しが容易にできる構造で取り付けられてい
る。
質の先端構成部17と、この先端構成部17の前端面及
びその外周に取り付けられた先端カバー18とからな
る。この先端構成部17には対物光学系13のうち第1
レンズ14に対向する第2レンズ19以降で形成される
後群レンズが取り付けられたレンズ枠12が位置決めさ
れた状態で固定されると共に、その前面が外部に露出す
る第1レンズ14のみは以下のように押圧部材24によ
って取り外しが容易にできる構造で取り付けられてい
る。
【0017】このレンズ枠12の前端内側には第1レン
ズ14の外径より少し大きい内径で第1レンズ14を収
納する第1レンズ収納部21が設けられ、第1レンズ1
4と第1レンズ収納部21とのクリアランスには2種類
の接着剤22、23が充填されてレンズ枠12に第1レ
ンズ14が固定されている。2種類の接着剤22、23
における一方の接着剤22はエポキシ系接着剤であり、
他方の接着剤23はシリコン系接着剤等の弾性接着剤で
ある。
ズ14の外径より少し大きい内径で第1レンズ14を収
納する第1レンズ収納部21が設けられ、第1レンズ1
4と第1レンズ収納部21とのクリアランスには2種類
の接着剤22、23が充填されてレンズ枠12に第1レ
ンズ14が固定されている。2種類の接着剤22、23
における一方の接着剤22はエポキシ系接着剤であり、
他方の接着剤23はシリコン系接着剤等の弾性接着剤で
ある。
【0018】そして、対物光学系13の光軸Oに沿った
後方側の結像位置には固体撮像素子が図示しない素子枠
を介して取り付けられている。
後方側の結像位置には固体撮像素子が図示しない素子枠
を介して取り付けられている。
【0019】レンズ枠12と先端構成部17との固定手
段は、エポキシ系接着剤又はシリコン系接着剤を用いた
接着固定やシリコン系接着剤とビス等のメカニカルな固
定でも構わないし、他の固定手段でも良い。硬質の部
材、具体的には金属体で形成された先端構成部17の外
表面には電気絶縁部材からなる先端カバー18が固定さ
れている。
段は、エポキシ系接着剤又はシリコン系接着剤を用いた
接着固定やシリコン系接着剤とビス等のメカニカルな固
定でも構わないし、他の固定手段でも良い。硬質の部
材、具体的には金属体で形成された先端構成部17の外
表面には電気絶縁部材からなる先端カバー18が固定さ
れている。
【0020】本実施の形態では上記のようにレンズ枠1
2に第1レンズ収納部21を設けて第1レンズ14を2
種類の接着剤22、23で水密的に固定すると共に、さ
らにこの第1レンズ14の側方に予め押圧部材24を
(第1レンズ14に対して無応力状態で)取り付けてお
いて、第1レンズ14と第2レンズ19との間の空間部
25に湿気がたまり視野曇りが発生したように、第1レ
ンズ14を取り外す必要がある場合には、この押圧部材
24を移動させて、第1レンズ14の側方側に押圧力を
印加して、押圧部材24と第1レンズ14との間にある
接着剤22を破壊して、第1レンズ14を第1レンズ収
納部21の外に取り外し可能な構造にして曇り除去或い
は曇り解消等が簡単に行える構造にしている。
2に第1レンズ収納部21を設けて第1レンズ14を2
種類の接着剤22、23で水密的に固定すると共に、さ
らにこの第1レンズ14の側方に予め押圧部材24を
(第1レンズ14に対して無応力状態で)取り付けてお
いて、第1レンズ14と第2レンズ19との間の空間部
25に湿気がたまり視野曇りが発生したように、第1レ
ンズ14を取り外す必要がある場合には、この押圧部材
24を移動させて、第1レンズ14の側方側に押圧力を
印加して、押圧部材24と第1レンズ14との間にある
接着剤22を破壊して、第1レンズ14を第1レンズ収
納部21の外に取り外し可能な構造にして曇り除去或い
は曇り解消等が簡単に行える構造にしている。
【0021】この構造にするため、先端カバー18の側
面にはビスなどからなる押圧部材24を挿入する押圧部
材挿入口26がレンズ枠12の第1レンズ収納部21の
側面に向かう方向、具体的には光軸Oに垂直な面内で第
1レンズ14が収納される第1レンズ収納部21の中心
に向かう方向に設けられている。
面にはビスなどからなる押圧部材24を挿入する押圧部
材挿入口26がレンズ枠12の第1レンズ収納部21の
側面に向かう方向、具体的には光軸Oに垂直な面内で第
1レンズ14が収納される第1レンズ収納部21の中心
に向かう方向に設けられている。
【0022】また、この押圧部材挿入口26に連通し、
レンズ枠12を貫通して第1レンズ収納部21の側面に
届く(開口する)押圧部材収納部として、押圧部材24
のネジ部に螺合するネジ孔からなる押圧部材螺合孔27
がレンズ枠12に設けられており、押圧部材24を移動
可能に螺着している。
レンズ枠12を貫通して第1レンズ収納部21の側面に
届く(開口する)押圧部材収納部として、押圧部材24
のネジ部に螺合するネジ孔からなる押圧部材螺合孔27
がレンズ枠12に設けられており、押圧部材24を移動
可能に螺着している。
【0023】つまり、ビスからなる押圧部材24は前記
押圧部材挿入口26から挿入され、レンズ枠12の押圧
部材螺合孔27に螺合している。押圧部材24の先端面
は第1レンズ収納部21の内面とほぼ同じ位置となる状
態で螺合している。この押圧部材24を収納後、押圧部
材挿入口26にはシリコン系接着剤等の弾性接着剤28
が充填されている。
押圧部材挿入口26から挿入され、レンズ枠12の押圧
部材螺合孔27に螺合している。押圧部材24の先端面
は第1レンズ収納部21の内面とほぼ同じ位置となる状
態で螺合している。この押圧部材24を収納後、押圧部
材挿入口26にはシリコン系接着剤等の弾性接着剤28
が充填されている。
【0024】押圧部材24が収納された後、第1レンズ
14が第1レンズ収納部21に先端面側から収納され、
位置決めして周りに接着剤22、23を充填して水密的
に接着固定される。この第1レンズ収納部21の開口形
状は図2(A)に示した形状である。
14が第1レンズ収納部21に先端面側から収納され、
位置決めして周りに接着剤22、23を充填して水密的
に接着固定される。この第1レンズ収納部21の開口形
状は図2(A)に示した形状である。
【0025】第1レンズ14を収納し、光学的に位置決
めされた状態では第1レンズ14と第1レンズ収納部2
1との間のクリアランスは、レンズ全周で均一でない。
第1レンズ14を挟んで押圧部材24と反対側のクリア
ランスDは押圧部材24側クリアランスdよりも大き
い。つまり、D>d。
めされた状態では第1レンズ14と第1レンズ収納部2
1との間のクリアランスは、レンズ全周で均一でない。
第1レンズ14を挟んで押圧部材24と反対側のクリア
ランスDは押圧部材24側クリアランスdよりも大き
い。つまり、D>d。
【0026】なお、図2(A)では、押圧部材24の中
心軸と第1レンズ14の中心とが一致しているが、別に
一致していなくても構わない。押圧部材24側のほぼ半
周のクリアランスには、エポキシ系接着剤22が充填さ
れ、その反対側のほぼ半周のクリアランスには弾性接着
剤23が充填され、水密を保つようにして第1レンズ1
4を固定している。なお、図2(A),(B)のように
2種類の接着剤を使用しなくても、弾性接着剤23、1
種類で全周を充填しても構わない。
心軸と第1レンズ14の中心とが一致しているが、別に
一致していなくても構わない。押圧部材24側のほぼ半
周のクリアランスには、エポキシ系接着剤22が充填さ
れ、その反対側のほぼ半周のクリアランスには弾性接着
剤23が充填され、水密を保つようにして第1レンズ1
4を固定している。なお、図2(A),(B)のように
2種類の接着剤を使用しなくても、弾性接着剤23、1
種類で全周を充填しても構わない。
【0027】図2に示したように第1レンズ14の固定
状態では、第1レンズ14に対する押圧部材24からの
応力はゼロ或いは殆どゼロである。つまり、第1レンズ
14を収納して接着剤22、23で固定する際の小さな
クリアランスを確保して押圧部材24を取付け、その後
から第1レンズ14を収納して接着剤22、23で固定
するので、第1レンズ14には押圧部材24から押圧す
る力が作用していない状態で固定される。
状態では、第1レンズ14に対する押圧部材24からの
応力はゼロ或いは殆どゼロである。つまり、第1レンズ
14を収納して接着剤22、23で固定する際の小さな
クリアランスを確保して押圧部材24を取付け、その後
から第1レンズ14を収納して接着剤22、23で固定
するので、第1レンズ14には押圧部材24から押圧す
る力が作用していない状態で固定される。
【0028】次に本実施の形態の作用を説明する。図3
は第1レンズ14を取り外す際の作用の説明図を示した
ものである。押圧部材挿入口26の弾性接着剤28を一
部除去するなどしてドライバ29等により押圧部材24
を回転させてこの押圧部材24を第1レンズ14側に押
し込むように移動すると、押圧部材24の先端面からの
押圧力により押圧部材24の先端に臨むエポキシ系接着
剤22の接着層が破壊され、第1レンズ14は弾性接着
剤23側へ移動する。
は第1レンズ14を取り外す際の作用の説明図を示した
ものである。押圧部材挿入口26の弾性接着剤28を一
部除去するなどしてドライバ29等により押圧部材24
を回転させてこの押圧部材24を第1レンズ14側に押
し込むように移動すると、押圧部材24の先端面からの
押圧力により押圧部材24の先端に臨むエポキシ系接着
剤22の接着層が破壊され、第1レンズ14は弾性接着
剤23側へ移動する。
【0029】弾性接着剤23が充填されている部分のク
リアランスは他の部分よりも広いので十分、第1レンズ
14の移動を吸収できる。上記により、第1レンズ14
側面の約半周が剥離され、その結果、第1レンズ14を
先端側に、つまり第1レンズ収納部21の外部に取り外
せる。
リアランスは他の部分よりも広いので十分、第1レンズ
14の移動を吸収できる。上記により、第1レンズ14
側面の約半周が剥離され、その結果、第1レンズ14を
先端側に、つまり第1レンズ収納部21の外部に取り外
せる。
【0030】次に視野くもりの除去方法を説明する。図
2(B)で説明すると、長期間使用している湿気が第1
レンズ14の裏側(第2レンズ19の対向する側)の空
間部25に浸入する。浸入した湿気は温度変化により、
第1レンズ14の内面に結露し、視野くもりを起こす。
2(B)で説明すると、長期間使用している湿気が第1
レンズ14の裏側(第2レンズ19の対向する側)の空
間部25に浸入する。浸入した湿気は温度変化により、
第1レンズ14の内面に結露し、視野くもりを起こす。
【0031】視野くもり、すなわち第1レンズ14裏側
の湿気を除去するために、図3を参照して説明した方法
で第1レンズ14を取り外す。第1レンズ14を開放し
た状態で強制乾燥又は十分に自然乾燥し湿気を除去す
る。
の湿気を除去するために、図3を参照して説明した方法
で第1レンズ14を取り外す。第1レンズ14を開放し
た状態で強制乾燥又は十分に自然乾燥し湿気を除去す
る。
【0032】湿気除去後、レンズ枠12の開口部周辺に
残っている接着剤22、23をきれいに除去する。この
時、押圧部材24の先端面の位置も元に戻しておく(図
2に示す位置に戻す)。
残っている接着剤22、23をきれいに除去する。この
時、押圧部材24の先端面の位置も元に戻しておく(図
2に示す位置に戻す)。
【0033】取り外した第1レンズ14が再利用可能で
あれば、きれいに洗滌後再度レンズ枠12に組み付け、
外周を元のように2種類の接着剤22、23を充填して
固定する。取り外した第1レンズ14が再利用不可能で
あれば、新しい第1レンズ14を組み付け、修理は完了
する。
あれば、きれいに洗滌後再度レンズ枠12に組み付け、
外周を元のように2種類の接着剤22、23を充填して
固定する。取り外した第1レンズ14が再利用不可能で
あれば、新しい第1レンズ14を組み付け、修理は完了
する。
【0034】本実施の形態は以下の効果を有する。押圧
部材24を先端部5の外側から直接動かすことができ、
かつ第1レンズ14のみを簡単に取り外すことができる
ので、視野くもりの除去あるいは解消を簡単に行える。
すなわち、補修費用を安くできる。
部材24を先端部5の外側から直接動かすことができ、
かつ第1レンズ14のみを簡単に取り外すことができる
ので、視野くもりの除去あるいは解消を簡単に行える。
すなわち、補修費用を安くできる。
【0035】また、第1レンズ14は第2レンズ19等
と共通のレンズ枠12に取り付ける構造であり、第1レ
ンズ14のみを別体のレンズ枠で着脱自在に固定するよ
うな構造にしていないので、先端部5の外径を太くしな
くて済む。
と共通のレンズ枠12に取り付ける構造であり、第1レ
ンズ14のみを別体のレンズ枠で着脱自在に固定するよ
うな構造にしていないので、先端部5の外径を太くしな
くて済む。
【0036】また、取り外す時のみ、第1レンズ14に
応力をかけるので、通常の固定状態では押圧部材24に
よって第1レンズ14を固定する(接着剤22、23
の)接着層の破壊はない。
応力をかけるので、通常の固定状態では押圧部材24に
よって第1レンズ14を固定する(接着剤22、23
の)接着層の破壊はない。
【0037】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4及び図5を参照して説明する。図4は
第2の実施の形態における先端部の第1レンズ付近の構
造を示し、図5は第1レンズを取り外す際の様子を示
す。
実施の形態を図4及び図5を参照して説明する。図4は
第2の実施の形態における先端部の第1レンズ付近の構
造を示し、図5は第1レンズを取り外す際の様子を示
す。
【0038】本実施の形態は押圧部材24の先端形状と
組み付け位置及び第1レンズ14外周の接着剤23の3
つが第1の実施の形態と異なる。図4に示すように押圧
部材24の先端形状は円錐形状をしている。この押圧部
材24の中心軸24aの位置は、第1レンズ14の後面
31よりも若干後方側となるようにしている。
組み付け位置及び第1レンズ14外周の接着剤23の3
つが第1の実施の形態と異なる。図4に示すように押圧
部材24の先端形状は円錐形状をしている。この押圧部
材24の中心軸24aの位置は、第1レンズ14の後面
31よりも若干後方側となるようにしている。
【0039】第1レンズ14の外周には弾性接着剤23
が充填されている。上記以外の構成は第1の実施の形態
と同じである。次に本実施の形態の作用を説明する。
が充填されている。上記以外の構成は第1の実施の形態
と同じである。次に本実施の形態の作用を説明する。
【0040】図5に示すようにドライバ29で押圧部材
24を押し込むと、押圧部材24の先端の円錐形状部分
で第1レンズ14が押圧されて斜め前方側に押し出され
ることになり、第1レンズ14を取り外すことができ
る。
24を押し込むと、押圧部材24の先端の円錐形状部分
で第1レンズ14が押圧されて斜め前方側に押し出され
ることになり、第1レンズ14を取り外すことができ
る。
【0041】その他の作用は第1の実施の形態と同じで
ある。また、本実施の形態の効果は第1の実施の形態と
殆ど同じである。
ある。また、本実施の形態の効果は第1の実施の形態と
殆ど同じである。
【0042】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図6ないし図8を参照して説明する。図6
は第2の実施の形態における先端部の第1レンズ付近の
構造を示し、図7は図6において、押圧部材を除去した
状態を示し、図8は第1レンズを取り外す際の様子を示
す。なお、図6(A)は第1レンズ14を先端面側から
見た正面図を示し、図6(B)は図6(A)のB−B断
面を示す。
実施の形態を図6ないし図8を参照して説明する。図6
は第2の実施の形態における先端部の第1レンズ付近の
構造を示し、図7は図6において、押圧部材を除去した
状態を示し、図8は第1レンズを取り外す際の様子を示
す。なお、図6(A)は第1レンズ14を先端面側から
見た正面図を示し、図6(B)は図6(A)のB−B断
面を示す。
【0043】本実施の形態の先端構成部32は電気絶縁
材料で形成され、この先端構成部32は第1の実施の形
態の先端構成部17と先端カバー18が一体になったも
のに相当する。
材料で形成され、この先端構成部32は第1の実施の形
態の先端構成部17と先端カバー18が一体になったも
のに相当する。
【0044】本実施の形態ではレンズ枠12に設けた第
1レンズ収納部21の内径は第1レンズ14の外径に殆
ど等しく、この第1レンズ収納部21に収納された第1
レンズ14はほぼ全周に渡り嵌合し、その嵌合面には、
弾性接着剤23が介在し水密固定されている。
1レンズ収納部21の内径は第1レンズ14の外径に殆
ど等しく、この第1レンズ収納部21に収納された第1
レンズ14はほぼ全周に渡り嵌合し、その嵌合面には、
弾性接着剤23が介在し水密固定されている。
【0045】また、本実施の形態における押圧部材24
は例えば四角柱など柱状部材或いは板状部材の先端側を
斜めに切り欠いた斜面を有するくさび形状にしてあり、
他端(基端)には、この押圧部材24を引き抜くため
の、連通孔33が設けられている。
は例えば四角柱など柱状部材或いは板状部材の先端側を
斜めに切り欠いた斜面を有するくさび形状にしてあり、
他端(基端)には、この押圧部材24を引き抜くため
の、連通孔33が設けられている。
【0046】この押圧部材24の外側には弾性部材34
が着脱自在に取り付くようになっている。そして、先端
構成部32の前端付近の側面にはこの弾性部材34を収
納する弾性部材収納部35が設けられ、かつレンズ枠1
2にはこの収納部35に連通して押圧部材24を収納す
る押圧部材収納孔36が形成されている。この押圧部材
収納孔36は空間部25に連通している。
が着脱自在に取り付くようになっている。そして、先端
構成部32の前端付近の側面にはこの弾性部材34を収
納する弾性部材収納部35が設けられ、かつレンズ枠1
2にはこの収納部35に連通して押圧部材24を収納す
る押圧部材収納孔36が形成されている。この押圧部材
収納孔36は空間部25に連通している。
【0047】そして、このレンズ枠12の押圧部材収納
孔36に嵌合するように収納された押圧部材24は弾性
接着剤23で水密的に固定されている。この状態では図
6(B)に示すように押圧部材24の斜面に第1レンズ
14の後面が殆ど接触する状態となっており、押圧部材
24を押圧部材収納孔36の奥の方に押し込んだ場合に
は第1レンズ14に前方に押圧する力が作用するように
している。その他は第1の実施の形態と同じ構成であ
る。
孔36に嵌合するように収納された押圧部材24は弾性
接着剤23で水密的に固定されている。この状態では図
6(B)に示すように押圧部材24の斜面に第1レンズ
14の後面が殆ど接触する状態となっており、押圧部材
24を押圧部材収納孔36の奥の方に押し込んだ場合に
は第1レンズ14に前方に押圧する力が作用するように
している。その他は第1の実施の形態と同じ構成であ
る。
【0048】次に本実施の形態の作用を説明する。図7
は図6(B)の状態から弾性部材4を外し、さらに押圧
部材24を引き抜いて外部と空間部25とを連通した状
態である。視野くもりレベルが軽い場合は、このように
して湿気を開放することもできる。
は図6(B)の状態から弾性部材4を外し、さらに押圧
部材24を引き抜いて外部と空間部25とを連通した状
態である。視野くもりレベルが軽い場合は、このように
して湿気を開放することもできる。
【0049】視野くもりレベルが非常にひどい場合は、
第1レンズ14の内面に水滴しみがついてしまうため、
上記のような対応はできず、この場合はレンズ交換とな
る。図8は第1レンズ14を取り外す際の様子を示した
ものであり、押圧部材24を押圧する治具37で押し込
むと押圧部材24の斜面で第1レンズ14の下側部分が
ほぼ前方に押し出される。
第1レンズ14の内面に水滴しみがついてしまうため、
上記のような対応はできず、この場合はレンズ交換とな
る。図8は第1レンズ14を取り外す際の様子を示した
ものであり、押圧部材24を押圧する治具37で押し込
むと押圧部材24の斜面で第1レンズ14の下側部分が
ほぼ前方に押し出される。
【0050】本実施の形態の効果は第1の実施の形態と
ほぼ同じである。その他に、押圧部材収納孔36の開口
面積を第1の実施の形態よりも広くできるので図7に示
した状態に設定することにより、視野くもりの程度が軽
い場合は、簡単に解消することができる。
ほぼ同じである。その他に、押圧部材収納孔36の開口
面積を第1の実施の形態よりも広くできるので図7に示
した状態に設定することにより、視野くもりの程度が軽
い場合は、簡単に解消することができる。
【0051】なお、第1ないし第3の実施の形態では押
圧部材24は光軸Oと垂直な方向に移動可能となるよう
に押圧部材螺合孔27等を形成しているが、これに限定
されるものでなく、例えば先端部5の外周面から斜め前
方側に形成し、その先端が第1レンズ収納部21の側面
或いは空間部25に開口するように設けても良い。
圧部材24は光軸Oと垂直な方向に移動可能となるよう
に押圧部材螺合孔27等を形成しているが、これに限定
されるものでなく、例えば先端部5の外周面から斜め前
方側に形成し、その先端が第1レンズ収納部21の側面
或いは空間部25に開口するように設けても良い。
【0052】また、第1ないし第3の実施の形態では押
圧部材24を第1レンズ収納部21或いは第1レンズ1
4側に移動することにより、押圧部材24の先端側で第
1レンズ14側に押圧力を印加して第1レンズ14を第
1レンズ収納部21の外に取り外し可能な構造にしてい
るが、これに限定されるものでなく、押圧部材24を第
1レンズ収納部21或いは第1レンズ14側から遠ざか
る方向に移動することにより、押圧部材24の先端側で
第1レンズ14を第1レンズ収納部21の外に取り外し
可能な構造にしても良い。
圧部材24を第1レンズ収納部21或いは第1レンズ1
4側に移動することにより、押圧部材24の先端側で第
1レンズ14側に押圧力を印加して第1レンズ14を第
1レンズ収納部21の外に取り外し可能な構造にしてい
るが、これに限定されるものでなく、押圧部材24を第
1レンズ収納部21或いは第1レンズ14側から遠ざか
る方向に移動することにより、押圧部材24の先端側で
第1レンズ14を第1レンズ収納部21の外に取り外し
可能な構造にしても良い。
【0053】なお、空間部25の側面と第2レンズ19
の後面側の空間部の側面とを連通させる連通孔を設け、
その連通孔をワイヤ状の部材で閉じ、第1レンズ14を
取り外した場合にはこのワイヤを引っ張る等して連通状
態にして第2レンズ19の後面側の空間部を強制乾燥な
どして後方側の空間部の曇りの除去を行えるようにして
も良い。
の後面側の空間部の側面とを連通させる連通孔を設け、
その連通孔をワイヤ状の部材で閉じ、第1レンズ14を
取り外した場合にはこのワイヤを引っ張る等して連通状
態にして第2レンズ19の後面側の空間部を強制乾燥な
どして後方側の空間部の曇りの除去を行えるようにして
も良い。
【0054】第2レンズ19の後面側の空間部は第1レ
ンズ14の後面の空間部25に比べると湿気が侵入し難
いので、第1レンズ14の後面の空間部25での曇り除
去した際に、内視鏡1を乾燥室内に収納する等して強制
乾燥すれば、連通孔を介して第2レンズ19の後面側の
空間部の湿気を除去することができる場合が多い。
ンズ14の後面の空間部25に比べると湿気が侵入し難
いので、第1レンズ14の後面の空間部25での曇り除
去した際に、内視鏡1を乾燥室内に収納する等して強制
乾燥すれば、連通孔を介して第2レンズ19の後面側の
空間部の湿気を除去することができる場合が多い。
【0055】ところで、例えば第3の実施の形態の内視
鏡1では、その取り扱い説明書38の材質は、アルコー
ル又はアルデヒド系消毒液に対して耐薬性のある材質で
できている。その文字は刻印又は印刷で形成されてい
る。印刷の場合、使用されるインクは、材質同様アルコ
ール又はアルデヒド系消毒液に対して耐薬性のあるイン
クが使用されている。
鏡1では、その取り扱い説明書38の材質は、アルコー
ル又はアルデヒド系消毒液に対して耐薬性のある材質で
できている。その文字は刻印又は印刷で形成されてい
る。印刷の場合、使用されるインクは、材質同様アルコ
ール又はアルデヒド系消毒液に対して耐薬性のあるイン
クが使用されている。
【0056】次にその作用を説明する。図9は上記取り
扱い説明書38を消毒液39に浸漬している様子を示
す。取り扱い説明書38は耐薬性のある材質でできてい
ると共に、その文字が刻印或いは印刷の場合には耐薬性
のある材質でできているので消毒液39に浸漬しても文
字が消える等の影響を受けることなく消毒できる。従っ
て、症例中に取り扱い説明書38を使用して汚しても洗
滌、消毒ができる効果がある。
扱い説明書38を消毒液39に浸漬している様子を示
す。取り扱い説明書38は耐薬性のある材質でできてい
ると共に、その文字が刻印或いは印刷の場合には耐薬性
のある材質でできているので消毒液39に浸漬しても文
字が消える等の影響を受けることなく消毒できる。従っ
て、症例中に取り扱い説明書38を使用して汚しても洗
滌、消毒ができる効果がある。
【0057】ところで、欧州地域(EU地域)におい
て、96年1月1日よりEMC指令(電磁的両立性に関
する指令)、98年6月14日よりMDD指令(医療機
器指令)への適用が内視鏡装置に義務付けられる。
て、96年1月1日よりEMC指令(電磁的両立性に関
する指令)、98年6月14日よりMDD指令(医療機
器指令)への適用が内視鏡装置に義務付けられる。
【0058】図10に示したものは、前記各指令に適合
した際に表示する義務のあるCEマーキングである。つ
まり、96年1月1日からはEMCのCEマーキング、
98年6月14日からはMDDのCEマーキングを表示
しなければEU地域に流通及び販売が許されない。ちな
みに両方表示する必要はない。
した際に表示する義務のあるCEマーキングである。つ
まり、96年1月1日からはEMCのCEマーキング、
98年6月14日からはMDDのCEマーキングを表示
しなければEU地域に流通及び販売が許されない。ちな
みに両方表示する必要はない。
【0059】MDD指令のCEマーキングは、EMCの
CEマーキングの後に認定機関を示す番号、例えばTU
Vの場合0197も表示しなければならない。表示位置
は、内視鏡本体、取扱い説明書38、包装材に及ぶ。
CEマーキングの後に認定機関を示す番号、例えばTU
Vの場合0197も表示しなければならない。表示位置
は、内視鏡本体、取扱い説明書38、包装材に及ぶ。
【0060】本実施の形態では図10に示すように、例
えば取扱い説明書38の場合にCEマークラベル40と
認定機関番号ラベル41の別々のラベルを貼付して表示
するようにしている。つまり、取扱い説明書38にはC
Eマークラベル40と認定機関番号ラベル41の別々の
ラベルが貼付されている。
えば取扱い説明書38の場合にCEマークラベル40と
認定機関番号ラベル41の別々のラベルを貼付して表示
するようにしている。つまり、取扱い説明書38にはC
Eマークラベル40と認定機関番号ラベル41の別々の
ラベルが貼付されている。
【0061】次に作用を説明する。取扱い説明書38の
中身の内容があらかじめMDD指令にも適合したもので
あれば、刷り直す必要がなく、認定機関番号ラベル41
を貼り足せば、MDD指令用に対応できることになる。
従って、印刷の刷り直し又はラベルの貼り替え等が不要
で在庫調整がし易いという効果がある。また、修正費用
も安く済むという効果がある。
中身の内容があらかじめMDD指令にも適合したもので
あれば、刷り直す必要がなく、認定機関番号ラベル41
を貼り足せば、MDD指令用に対応できることになる。
従って、印刷の刷り直し又はラベルの貼り替え等が不要
で在庫調整がし易いという効果がある。また、修正費用
も安く済むという効果がある。
【0062】図11は内視鏡用キャリングケース42と
包装材43を示す。内視鏡用キャリングケース42には
内視鏡(図示しない)と取扱い説明書38が入ってい
る。
包装材43を示す。内視鏡用キャリングケース42には
内視鏡(図示しない)と取扱い説明書38が入ってい
る。
【0063】内視鏡用キャリングケース42の表面には
透明部44があり、取扱い説明書38に表示されたCE
マーキングが見えるようになっている。包装材43の表
面には、前記透明部44と同じ場所に開口窓35があ
る。つまり、包装材43の外から、取扱い説明書38の
CEマーキングが見える。
透明部44があり、取扱い説明書38に表示されたCE
マーキングが見えるようになっている。包装材43の表
面には、前記透明部44と同じ場所に開口窓35があ
る。つまり、包装材43の外から、取扱い説明書38の
CEマーキングが見える。
【0064】このような構造にすると包装材43表面へ
のCEマーキングが不要になり、コスト低減することが
できる効果がある。この他に図12のような構造にして
も良い。
のCEマーキングが不要になり、コスト低減することが
できる効果がある。この他に図12のような構造にして
も良い。
【0065】図12は包装材43の表面にCEマーキン
グを刻印又は型成型による凹凸で表示する凹凸表示部4
0′を設けたものである。CEマーキング40のラベル
等が不要でコストを低減することができる。
グを刻印又は型成型による凹凸で表示する凹凸表示部4
0′を設けたものである。CEマーキング40のラベル
等が不要でコストを低減することができる。
【0066】図13は内視鏡1の挿入部2を示す。挿入
指標46とCEマーキング47が1枚のシルクスクリー
ンで印刷されている。このような構成にすることにより
CEマーキングのラベル部材を別に設ける必要がないの
で、コスト削減が可能になる。
指標46とCEマーキング47が1枚のシルクスクリー
ンで印刷されている。このような構成にすることにより
CEマーキングのラベル部材を別に設ける必要がないの
で、コスト削減が可能になる。
【0067】内視鏡1の外表面に各種貼られている注意
銘板の一部分にスペースを開け、そこにCEマーキング
を同時印刷しても構わない。また、図1に示した内視鏡
1の挿入部2にもCEマーキング47が表示されてい
る。
銘板の一部分にスペースを開け、そこにCEマーキング
を同時印刷しても構わない。また、図1に示した内視鏡
1の挿入部2にもCEマーキング47が表示されてい
る。
【0068】このCEマーキング47の構成部材(イン
ク、ラベル母材、接着剤等)は全て生体適合性を有する
材質とした。生体適合性材料でできているので、一番見
る機会の多い挿入部2に表示できる。
ク、ラベル母材、接着剤等)は全て生体適合性を有する
材質とした。生体適合性材料でできているので、一番見
る機会の多い挿入部2に表示できる。
【0069】また、図1に示した内視鏡1の外表面全体
には抗菌剤48がコーティングされている。抗菌剤48
をコーティングで設けているので、洗滌、消毒後に大気
中から付着する雑菌の繁殖を防止できる効果がある。
には抗菌剤48がコーティングされている。抗菌剤48
をコーティングで設けているので、洗滌、消毒後に大気
中から付着する雑菌の繁殖を防止できる効果がある。
【0070】図14は電気コネクタ部49の開口部50
が水面から出ている状態を示す。電気コネクタ部49に
防水キャップ(図示しない)を付け忘れて薬液浸漬した
場合、従来のコネクタ部は水中に沈んでしまい、円部に
水が入り故障するケースがあった。
が水面から出ている状態を示す。電気コネクタ部49に
防水キャップ(図示しない)を付け忘れて薬液浸漬した
場合、従来のコネクタ部は水中に沈んでしまい、円部に
水が入り故障するケースがあった。
【0071】防水キャップを電気コネクタ部49に付け
ない状態で浸漬した場合は、電気コネクタ部49の開口
部50が水面から出るようにコネクタ部51内に浮力手
段を設けた。
ない状態で浸漬した場合は、電気コネクタ部49の開口
部50が水面から出るようにコネクタ部51内に浮力手
段を設けた。
【0072】浮力手段は開口部50の周辺に密封された
空気層を設けてもよいし、また、コネクタ部51の外観
形状を船底型にして浮力を高めてもよい。ちなみに、防
水キャップを付けるとコネクタ部51は水中に沈む。コ
ネクタ部51内に浮力手段を設けることにより、防水キ
ャップを付け忘れて薬液とか水などに漬けても、液体の
浸入は最小限で済む。
空気層を設けてもよいし、また、コネクタ部51の外観
形状を船底型にして浮力を高めてもよい。ちなみに、防
水キャップを付けるとコネクタ部51は水中に沈む。コ
ネクタ部51内に浮力手段を設けることにより、防水キ
ャップを付け忘れて薬液とか水などに漬けても、液体の
浸入は最小限で済む。
【0073】図15は鉗子挿通チャンネル52の修理方
法を示した図である。内視鏡1は長期間の使用の内に鉗
子挿通チャンネル52に穴53があくケースがある。従
来は総分解して部品の新品交換をしていた。
法を示した図である。内視鏡1は長期間の使用の内に鉗
子挿通チャンネル52に穴53があくケースがある。従
来は総分解して部品の新品交換をしていた。
【0074】本実施の形態では図15(A)に示すよう
に、湾曲部内のチャンネル構造を可撓管7内まで延出
し、かつ、その後端部につなぎ部54を設けて、鉗子挿
入口金部材55に連結した構造にしている。
に、湾曲部内のチャンネル構造を可撓管7内まで延出
し、かつ、その後端部につなぎ部54を設けて、鉗子挿
入口金部材55に連結した構造にしている。
【0075】この構造とすることにより、穴53があい
た場合には、図15(B)のように、先端構成部17を
外して鉗子挿通チャンネル52を先端側に引き出し、穴
53の後方の矢印で示す位置をカットして再度組み付け
るといった簡単な修理で対応ができる。図15(C)が
再組み付けした図を示す。カットした分、図15(A)
のつなぎ部54よりも長い第2のつなぎ部56が取り付
けられている。
た場合には、図15(B)のように、先端構成部17を
外して鉗子挿通チャンネル52を先端側に引き出し、穴
53の後方の矢印で示す位置をカットして再度組み付け
るといった簡単な修理で対応ができる。図15(C)が
再組み付けした図を示す。カットした分、図15(A)
のつなぎ部54よりも長い第2のつなぎ部56が取り付
けられている。
【0076】図16は滅菌インジケータ57が付いた内
視鏡用滅菌パック58を示す。滅菌インジケータ57が
付いているので、滅菌したものの滅菌レベルが滅菌パッ
ク開封時によくわかるので安全性を確認できる。
視鏡用滅菌パック58を示す。滅菌インジケータ57が
付いているので、滅菌したものの滅菌レベルが滅菌パッ
ク開封時によくわかるので安全性を確認できる。
【0077】次に図17〜図19に基づいてコネクタに
係る実施形態を説明する。図17はコネクタ61の外観
及び断面構造を示す図である。コネクタ61はコネクタ
ケース62を備えており、このコネクタケース62は図
示しないユニバーサルコードの端部に取り付けられ、そ
の軸方向における先端側の開口部には、Cリング受け6
3が設けられる。
係る実施形態を説明する。図17はコネクタ61の外観
及び断面構造を示す図である。コネクタ61はコネクタ
ケース62を備えており、このコネクタケース62は図
示しないユニバーサルコードの端部に取り付けられ、そ
の軸方向における先端側の開口部には、Cリング受け6
3が設けられる。
【0078】このCリング受け63は図示しないOリン
グにより水密に嵌合され、さらにCリング64がCリン
グ受け63に嵌着されている。このCリング64によっ
て、図示しない光源装置に対して弾性係合し、Cリング
受け63の先端面から突出するライトガイド口金65の
図示しない端部には光源ランプからの光が入射されるよ
うになっている。
グにより水密に嵌合され、さらにCリング64がCリン
グ受け63に嵌着されている。このCリング64によっ
て、図示しない光源装置に対して弾性係合し、Cリング
受け63の先端面から突出するライトガイド口金65の
図示しない端部には光源ランプからの光が入射されるよ
うになっている。
【0079】また、ユニバーサルコードの軸に垂直方向
のコネクタケース62の開口部には、筒体66がOリン
グ67により水密的に嵌合されている。筒体66の内側
には電気コネクタ本体68が接着により水密に嵌合され
ている。
のコネクタケース62の開口部には、筒体66がOリン
グ67により水密的に嵌合されている。筒体66の内側
には電気コネクタ本体68が接着により水密に嵌合され
ている。
【0080】この電気コネクタ本体68の内部にはイン
シュレータ69が接着固定されている。インシュレータ
69には複数の孔70が設けられ、孔70には接点ピン
71が接着固定され、一部の孔は空気孔72のように貫
通している。
シュレータ69が接着固定されている。インシュレータ
69には複数の孔70が設けられ、孔70には接点ピン
71が接着固定され、一部の孔は空気孔72のように貫
通している。
【0081】接点ピン71にはそれぞれケーブル73が
接続され、ケーブル束74に束ねられ、その他端は図示
しない先端部に設けられた、図示しないCCDや、コネ
クタ接点75に接続されている。
接続され、ケーブル束74に束ねられ、その他端は図示
しない先端部に設けられた、図示しないCCDや、コネ
クタ接点75に接続されている。
【0082】筒体66の外周部には、取付ピン76が設
けられ、図示しないビデオプロセッサと接続するための
コネクタケーブルや、図18に示すように防水キャップ
77に設けられカム78の溝と係合される。
けられ、図示しないビデオプロセッサと接続するための
コネクタケーブルや、図18に示すように防水キャップ
77に設けられカム78の溝と係合される。
【0083】防水キャップ77は防水キャップ本体79
にパッキン80とカム78及び口金81より構成され、
防水キャップ77をコネクタ61に取り付けると、パッ
キン80が電気コネクタ本体68に押さえつけられ水密
となる。口金81は図示しない漏水検査用ポンプと接続
され、送気または吸引することで内視鏡内の空気圧を加
減する。
にパッキン80とカム78及び口金81より構成され、
防水キャップ77をコネクタ61に取り付けると、パッ
キン80が電気コネクタ本体68に押さえつけられ水密
となる。口金81は図示しない漏水検査用ポンプと接続
され、送気または吸引することで内視鏡内の空気圧を加
減する。
【0084】電気コネクタ本体68の内部にはインシュ
レータ69の外側に、ゴムなどの弾性体により形成され
た弾性シート82が設けられている。弾性シート82に
は接点ピン71に対応した位置に複数の穿孔83が設け
られており、穿孔83に接点ピン71が挿通した状態
で、弾性シート82は電気コネクタ本体68と水密に接
着固定されている。穿孔83の内径は接点ピン71の外
径より小さく設定されており、弾性シート82が弾性変
形した状態、すなわち接点ピン71を弾性シート82が
締め付けた状態で、接点ピン71が穿孔83に挿通して
いる。
レータ69の外側に、ゴムなどの弾性体により形成され
た弾性シート82が設けられている。弾性シート82に
は接点ピン71に対応した位置に複数の穿孔83が設け
られており、穿孔83に接点ピン71が挿通した状態
で、弾性シート82は電気コネクタ本体68と水密に接
着固定されている。穿孔83の内径は接点ピン71の外
径より小さく設定されており、弾性シート82が弾性変
形した状態、すなわち接点ピン71を弾性シート82が
締め付けた状態で、接点ピン71が穿孔83に挿通して
いる。
【0085】次にこのコネクタ61の作用を説明する。
弾性シート82が接点ピン71を締め付けているので、
洗滌や消毒する際に、洗滌水や消毒液などの液体中にコ
ネクタ61をいれても接点ピン71と穿孔83の間から
は液体はコネクタ61内部に入らない。
弾性シート82が接点ピン71を締め付けているので、
洗滌や消毒する際に、洗滌水や消毒液などの液体中にコ
ネクタ61をいれても接点ピン71と穿孔83の間から
は液体はコネクタ61内部に入らない。
【0086】また、漏水検査を行うために、コネクタ6
1に防水キャップ77を取り付けて口金81から図示し
ない漏水検査用ポンプから空気を送ると、図19に示す
ように、防水キャップ77と電気コネクタ本体68及び
弾性シート82に囲まれた空間84が加圧され、その圧
力によって弾性シート82が弾性変形する。圧力がある
一定の値を越えると、接点ピン71と穿孔83の間にク
リアランス85が生じ、図19に示す矢印のごとく、空
間84内の空気が前述のクリアランス85から空気孔7
2を通り内視鏡本体内に入り内視鏡本体内を加圧する。
1に防水キャップ77を取り付けて口金81から図示し
ない漏水検査用ポンプから空気を送ると、図19に示す
ように、防水キャップ77と電気コネクタ本体68及び
弾性シート82に囲まれた空間84が加圧され、その圧
力によって弾性シート82が弾性変形する。圧力がある
一定の値を越えると、接点ピン71と穿孔83の間にク
リアランス85が生じ、図19に示す矢印のごとく、空
間84内の空気が前述のクリアランス85から空気孔7
2を通り内視鏡本体内に入り内視鏡本体内を加圧する。
【0087】同様に、図示しない漏水検査用ポンプで空
気を吸引すると内視鏡本体内と空間84の圧力差が生
じ、弾性シート82が弾性変形することで生じるクリア
ランス85から送気した空気が図19の矢印とは逆に流
れ、内視鏡本体内の圧力と内視鏡外の圧力(気圧)が同
じ、すなわち通常状態に戻る。
気を吸引すると内視鏡本体内と空間84の圧力差が生
じ、弾性シート82が弾性変形することで生じるクリア
ランス85から送気した空気が図19の矢印とは逆に流
れ、内視鏡本体内の圧力と内視鏡外の圧力(気圧)が同
じ、すなわち通常状態に戻る。
【0088】このコネクタ61は以下の効果を有する。
水密構造であるので、コネクタ61を洗滌水や消毒液中
に入れても、コネクタ61内の例えばケーブル73など
が腐食するなどの損傷が起きることはなく、また、洗滌
や乾燥が容易である。また、従来どおりの防水キャップ
を使用して漏水検査が可能である。
水密構造であるので、コネクタ61を洗滌水や消毒液中
に入れても、コネクタ61内の例えばケーブル73など
が腐食するなどの損傷が起きることはなく、また、洗滌
や乾燥が容易である。また、従来どおりの防水キャップ
を使用して漏水検査が可能である。
【0089】図20〜図21に基づいてコネクタの他の
実施の形態を説明する。図20はコネクタ61の外観及
び断面構造を、電気コネクタ本体68の開口部92を第
1のカバー90で閉じた水密構造の状態で示している。
このコネクタ61ではコネクタ61を光源装置に接続し
た場合には電気コネクタ本体68の開口部92を第1の
カバー90の移動で開口させ、電気コネクタ本体68に
ビデオプロセッサと接続するためのコネクタケーブルを
コネクタ61に接続可能とすると共に、コネクタケーブ
ルをコネクタ61に接続して内視鏡検査を終了して、コ
ネクタケーブルをコネクタ61から外すと電気コネクタ
本体68の開口部92を自動的に閉じて水密状態にする
ものである。
実施の形態を説明する。図20はコネクタ61の外観及
び断面構造を、電気コネクタ本体68の開口部92を第
1のカバー90で閉じた水密構造の状態で示している。
このコネクタ61ではコネクタ61を光源装置に接続し
た場合には電気コネクタ本体68の開口部92を第1の
カバー90の移動で開口させ、電気コネクタ本体68に
ビデオプロセッサと接続するためのコネクタケーブルを
コネクタ61に接続可能とすると共に、コネクタケーブ
ルをコネクタ61に接続して内視鏡検査を終了して、コ
ネクタケーブルをコネクタ61から外すと電気コネクタ
本体68の開口部92を自動的に閉じて水密状態にする
ものである。
【0090】コネクタ61はコネクタケース62を備え
ており、図示しないユニバーサルコードの端部にその基
端を取り付けたコネクタケース62における先端の開口
部には、Cリング受け63が図示しないOリングにより
水密に嵌合され、Cリング64がCリング受け63に嵌
着されている。このCリング64によって、図示しない
光源装置に対して弾性係合し、ライトガイド口金65の
図示しない端部より光源の光を入射するようになってい
る。
ており、図示しないユニバーサルコードの端部にその基
端を取り付けたコネクタケース62における先端の開口
部には、Cリング受け63が図示しないOリングにより
水密に嵌合され、Cリング64がCリング受け63に嵌
着されている。このCリング64によって、図示しない
光源装置に対して弾性係合し、ライトガイド口金65の
図示しない端部より光源の光を入射するようになってい
る。
【0091】また、ユニバーサルコードの軸に垂直方向
のコネクタケース62の開口部には、電気コネクタ本体
68、第1のカバー90、第2のカバー91が順次設け
られている。
のコネクタケース62の開口部には、電気コネクタ本体
68、第1のカバー90、第2のカバー91が順次設け
られている。
【0092】電気コネクタ本体68はコネクタケース6
2に接着で固定されている。第2のカバー91は電気コ
ネクタ本体68が露出する開口部92が設けられ、コネ
クタケース62に接着で固定されている。第1のカバー
90は固定されず、電気コネクタ本体68と第2のカバ
ー91、及びコネクタケース62と第2のカバー91の
間に沿って直線的に移動自在である。
2に接着で固定されている。第2のカバー91は電気コ
ネクタ本体68が露出する開口部92が設けられ、コネ
クタケース62に接着で固定されている。第1のカバー
90は固定されず、電気コネクタ本体68と第2のカバ
ー91、及びコネクタケース62と第2のカバー91の
間に沿って直線的に移動自在である。
【0093】電気コネクタ本体68及び第2のカバー9
1の、第1のカバー90側の面には溝93、溝94がそ
れぞれ設けられ、溝93にはパッキン95、溝94には
パッキン96が設けられている。
1の、第1のカバー90側の面には溝93、溝94がそ
れぞれ設けられ、溝93にはパッキン95、溝94には
パッキン96が設けられている。
【0094】電気コネクタ本体68の内部にはインシュ
レータ69が接着固定されている。このインシュレータ
69には複数の孔70が設けられ、孔70には接点ピン
71が設けられている。
レータ69が接着固定されている。このインシュレータ
69には複数の孔70が設けられ、孔70には接点ピン
71が設けられている。
【0095】接点ピン71にはそれぞれケーブル73が
接続され、ケーブル束74に束ねられ、図示しない他端
は図示しない先端部に設けられた図示しないCCDや、
コネクタ接点75に接続されている。
接続され、ケーブル束74に束ねられ、図示しない他端
は図示しない先端部に設けられた図示しないCCDや、
コネクタ接点75に接続されている。
【0096】コネクタ61内には電気コネクタ本体68
に隣接して、モータ97が設けられ、このモータ97の
回転軸98は小歯車99が設けられている。第1のカバ
ー90にはこの小歯車99と噛合するラック100が設
けられている。
に隣接して、モータ97が設けられ、このモータ97の
回転軸98は小歯車99が設けられている。第1のカバ
ー90にはこの小歯車99と噛合するラック100が設
けられている。
【0097】モータ97にはケーブル101が接続さ
れ、ケーブル101はケーブル束102に束ねられ、接
点ピン71及びコネクタ接点75に接続されている。次
にこのコネクタ61の作用を説明する。
れ、ケーブル101はケーブル束102に束ねられ、接
点ピン71及びコネクタ接点75に接続されている。次
にこのコネクタ61の作用を説明する。
【0098】図21(A),(B)は第1のカバー90
近傍の回転軸98軸方向の断面図及び回転軸98軸垂直
方向の断面図を示す。コネクタ61を図示しない光源装
置に接続すると、コネクタ接点75が光源装置の接点と
接触し、接触したことの信号が光源装置に伝送され、光
源装置はこの信号を受けて(モータ駆動)電力を供給
し、モータ97は駆動され、小歯車99を回転させる。
近傍の回転軸98軸方向の断面図及び回転軸98軸垂直
方向の断面図を示す。コネクタ61を図示しない光源装
置に接続すると、コネクタ接点75が光源装置の接点と
接触し、接触したことの信号が光源装置に伝送され、光
源装置はこの信号を受けて(モータ駆動)電力を供給
し、モータ97は駆動され、小歯車99を回転させる。
【0099】小歯車99の回転運動はラック100によ
り直線運動に変換され、第1のカバー90が、電気コネ
クタ本体68と第2のカバー91、及びコネクタケース
62と第2のカバー91の間に沿って、操作部側(図2
0、図21で水平方向の右方向)に直線的に移動する。
開口部92が開口し、電気コネクタ本体68及び接点ピ
ン71を露出させ、図示しないビデオプロセッサと接続
するための、コネクタケーブルがコネクタ61に接続可
能となる。
り直線運動に変換され、第1のカバー90が、電気コネ
クタ本体68と第2のカバー91、及びコネクタケース
62と第2のカバー91の間に沿って、操作部側(図2
0、図21で水平方向の右方向)に直線的に移動する。
開口部92が開口し、電気コネクタ本体68及び接点ピ
ン71を露出させ、図示しないビデオプロセッサと接続
するための、コネクタケーブルがコネクタ61に接続可
能となる。
【0100】コネクタケーブルをコネクタ61より外す
と、接点ピン71とコネクタケーブルの接点が接触しな
くなり、その非接触の信号が光源装置に伝送され、光源
装置はこの信号を受けて電力を供給し、モータ97を駆
動させ、コネクタ61を光源に接続した時とは逆回転さ
せることで、小歯車99の回転運動をラック100の直
線運動に変換し、第1のカバー90がコネクタ端側(図
20、図21で水平方向の左方向)に直線的に移動す
る。
と、接点ピン71とコネクタケーブルの接点が接触しな
くなり、その非接触の信号が光源装置に伝送され、光源
装置はこの信号を受けて電力を供給し、モータ97を駆
動させ、コネクタ61を光源に接続した時とは逆回転さ
せることで、小歯車99の回転運動をラック100の直
線運動に変換し、第1のカバー90がコネクタ端側(図
20、図21で水平方向の左方向)に直線的に移動す
る。
【0101】第1のカバー90により、電気コネクタ本
体68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及び
パッキン96と、第1のカバー90は押圧され接触する
ために、コネクタ61は水密状態となる。
体68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及び
パッキン96と、第1のカバー90は押圧され接触する
ために、コネクタ61は水密状態となる。
【0102】このコネクタ61によれば以下の効果があ
る。内視鏡検査後、コネクタケーブルを外せば自動的に
第1のカバー90が閉じてコネクタ61が水密状態とな
り、洗滌消毒のために専用の防水キャップを取り付ける
必要がない。すなわち、防水キャップの付け忘れによる
内視鏡の損傷を防止できる。
る。内視鏡検査後、コネクタケーブルを外せば自動的に
第1のカバー90が閉じてコネクタ61が水密状態とな
り、洗滌消毒のために専用の防水キャップを取り付ける
必要がない。すなわち、防水キャップの付け忘れによる
内視鏡の損傷を防止できる。
【0103】図22に基づいてコネクタ61の他の実施
の形態を説明する。ただし図20に示したものと同一の
構成部材には、同一の符号を付し、その説明は省略す
る。図22はコネクタ61の外観及び断面構造を示す図
である。
の形態を説明する。ただし図20に示したものと同一の
構成部材には、同一の符号を付し、その説明は省略す
る。図22はコネクタ61の外観及び断面構造を示す図
である。
【0104】コネクタ61には充電地103が設けら
れ、ケーブル101を介してモータ97及びコネクタ接
点75に接続されている。また、図示しないが、コネク
タ61内には光源装置からこのコネクタ61を外すと、
コネクタ接点75と光源装置の接点が接触しなくなる
と、充電地103より電力を供給しモータ97を駆動さ
せ、コネクタ61を光源装置に接続した時とは逆に回転
させる手段が設けてある。次にこのコネクタ61の作用
を説明する。
れ、ケーブル101を介してモータ97及びコネクタ接
点75に接続されている。また、図示しないが、コネク
タ61内には光源装置からこのコネクタ61を外すと、
コネクタ接点75と光源装置の接点が接触しなくなる
と、充電地103より電力を供給しモータ97を駆動さ
せ、コネクタ61を光源装置に接続した時とは逆に回転
させる手段が設けてある。次にこのコネクタ61の作用
を説明する。
【0105】コネクタ61を図示しない光源装置に接続
すると、コネクタ接点75が光源装置の接点と接触し、
その信号が伝送され、光源装置より電力を供給し、モー
タ97を駆動させ小歯車99を回転させる。
すると、コネクタ接点75が光源装置の接点と接触し、
その信号が伝送され、光源装置より電力を供給し、モー
タ97を駆動させ小歯車99を回転させる。
【0106】小歯車99の回転運動はラック100によ
り直線運動に変換され、第1のカバー90が、電気コネ
クタ本体68と第2のカバー91、及びコネクタケース
62と第2のカバー91の間に沿って、操作部側に直線
的に移動する。
り直線運動に変換され、第1のカバー90が、電気コネ
クタ本体68と第2のカバー91、及びコネクタケース
62と第2のカバー91の間に沿って、操作部側に直線
的に移動する。
【0107】そして開口部92が開口状態となり、電気
コネクタ本体68及び接点ピン71を露出させ、図示し
ないビデオプロセッサと接続するための、コネクタケー
ブルがコネクタ61に接続可能となる。
コネクタ本体68及び接点ピン71を露出させ、図示し
ないビデオプロセッサと接続するための、コネクタケー
ブルがコネクタ61に接続可能となる。
【0108】光源装置に接続している間は、コネクタ接
点75を通じて充電地103が充電される。光源装置よ
りコネクタ61を外すと、コネクタ接点75と光源装置
の接点が接触しなくなり、その信号が伝送され、充電地
103より電力を供給しモータ97を駆動させ、コネク
タ61を光源装置に接続した時とは逆に回転させること
で、小歯車99の回転運動をラック100の直線運動に
変換し、第1のカバー90がコネクタ端側に直線的に移
動する。
点75を通じて充電地103が充電される。光源装置よ
りコネクタ61を外すと、コネクタ接点75と光源装置
の接点が接触しなくなり、その信号が伝送され、充電地
103より電力を供給しモータ97を駆動させ、コネク
タ61を光源装置に接続した時とは逆に回転させること
で、小歯車99の回転運動をラック100の直線運動に
変換し、第1のカバー90がコネクタ端側に直線的に移
動する。
【0109】第1のカバー90により、電気コネクタ本
体68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及び
パッキン96と、第1のカバー90は押圧されて互いに
接触するために、コネクタ61は水密状態となる。
体68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及び
パッキン96と、第1のカバー90は押圧されて互いに
接触するために、コネクタ61は水密状態となる。
【0110】このコネクタ61は以下の効果を有するコ
ネクタケーブルを着脱しなくとも、光源装置から取り外
すだけで自動的に第1のカバー90が閉じてコネクタ6
1が水密状態となり、洗滌消毒のために専用の防水キャ
ップを取り付ける必要がない。すなわち、防水キャップ
の付け忘れによる内視鏡の損傷を防止できる。
ネクタケーブルを着脱しなくとも、光源装置から取り外
すだけで自動的に第1のカバー90が閉じてコネクタ6
1が水密状態となり、洗滌消毒のために専用の防水キャ
ップを取り付ける必要がない。すなわち、防水キャップ
の付け忘れによる内視鏡の損傷を防止できる。
【0111】次に図23〜図24に基づいてコネクタ6
1の他の実施の形態を説明する。ただし図20等に示し
たものと同一の構成部材には、同一の符号を付し、その
説明は省略する。
1の他の実施の形態を説明する。ただし図20等に示し
たものと同一の構成部材には、同一の符号を付し、その
説明は省略する。
【0112】図23及び図24は電気コネクタ本体68
の近傍の断面図を第1のカバー90で閉じた状態と退避
させて開いた状態で示したものである。第1のカバー9
0には、取っ手104及びフランジ105が設けられて
いる。コネクタ61内にはフランジ105に隣接してコ
イルバネ106が設けられている。
の近傍の断面図を第1のカバー90で閉じた状態と退避
させて開いた状態で示したものである。第1のカバー9
0には、取っ手104及びフランジ105が設けられて
いる。コネクタ61内にはフランジ105に隣接してコ
イルバネ106が設けられている。
【0113】次にこのコネクタ61の作用を説明する。
取っ手104を持って第1のカバー90を図23の右側
に平行移動させると、図24の状態となり、接点ピン7
1が露出しコネクタケーブル(図24の点線はコネクタ
ケーブルの端部側の外形を示す)を接続することができ
る。この時、コイルバネ106はフランジ105で押さ
れて圧縮される。
取っ手104を持って第1のカバー90を図23の右側
に平行移動させると、図24の状態となり、接点ピン7
1が露出しコネクタケーブル(図24の点線はコネクタ
ケーブルの端部側の外形を示す)を接続することができ
る。この時、コイルバネ106はフランジ105で押さ
れて圧縮される。
【0114】コネクタケーブルを外すと、コネクタケー
ブルに押さえられていた第1のカバー90はコイルバネ
106の弾性力によって左側に平行移動し、図23の状
態となり、第1のカバー90により、電気コネクタ本体
68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及びパ
ッキン96と、第1のカバー90は押圧され接触するた
めに、コネクタ61は水密状態となる。
ブルに押さえられていた第1のカバー90はコイルバネ
106の弾性力によって左側に平行移動し、図23の状
態となり、第1のカバー90により、電気コネクタ本体
68及び接点ピン71が覆われる。パッキン95及びパ
ッキン96と、第1のカバー90は押圧され接触するた
めに、コネクタ61は水密状態となる。
【0115】このコネクタ61は図20で説明したもの
とほぼ同様の効果を有する。また、図20、図22のも
のと比較して、第1のカバー90の開閉のためにモータ
97を使わないために、部品数も少なく、構造が複雑に
ならず、安価で実現できる。
とほぼ同様の効果を有する。また、図20、図22のも
のと比較して、第1のカバー90の開閉のためにモータ
97を使わないために、部品数も少なく、構造が複雑に
ならず、安価で実現できる。
【0116】次に図25に基づいてコネクタ61の他の
実施の形態を説明する。図25は防水キャップ86をコ
ネクタ61に取り付けた状態の断面図である。尚、図1
7及び図18で説明した構成部材には同一の符号を付
け、その説明を省略する。
実施の形態を説明する。図25は防水キャップ86をコ
ネクタ61に取り付けた状態の断面図である。尚、図1
7及び図18で説明した構成部材には同一の符号を付
け、その説明を省略する。
【0117】筒体66の外周部には、取付ピン76が設
けられ、図示しないビデオプロセッサと接続するための
コネクタケーブルに設けられた溝と係合する。防水キャ
ップ86は、ゴムなどの弾性体で形成された単一部品に
より構成され、防水キャップ86内部には押圧部87、
側壁部88には係止孔89が取付ピン76に対応した位
置に設けられている。
けられ、図示しないビデオプロセッサと接続するための
コネクタケーブルに設けられた溝と係合する。防水キャ
ップ86は、ゴムなどの弾性体で形成された単一部品に
より構成され、防水キャップ86内部には押圧部87、
側壁部88には係止孔89が取付ピン76に対応した位
置に設けられている。
【0118】次に作用を説明する。従来から使用してい
た内視鏡のコネクタに86を取り付けるには、押圧部8
7、側壁部88を弾性変形させながら筒体66に外装
し、係止孔89が取付ピン76に係合し、押圧部87が
電気コネクタ本体68の内面を押圧して水密に固定さ
れ、防水機能を果たす。単一の部品であり、組立の必要
がない。
た内視鏡のコネクタに86を取り付けるには、押圧部8
7、側壁部88を弾性変形させながら筒体66に外装
し、係止孔89が取付ピン76に係合し、押圧部87が
電気コネクタ本体68の内面を押圧して水密に固定さ
れ、防水機能を果たす。単一の部品であり、組立の必要
がない。
【0119】従って、組立の必要がなく、部品数も少な
いため、安価な防水キャップが提供できる効果がある。
また、新しい防水キャップのために従来から使用してい
る内視鏡のコネクタに装着することができる。
いため、安価な防水キャップが提供できる効果がある。
また、新しい防水キャップのために従来から使用してい
る内視鏡のコネクタに装着することができる。
【0120】なお、漏水検査には、従来の防水キャップ
または検査用のキャップを使用すればよい。なお、上述
した実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される
実施の形態等も本発明に属する。
または検査用のキャップを使用すればよい。なお、上述
した実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される
実施の形態等も本発明に属する。
【0121】[付記] 1.一方の面が外部に露出する第1レンズを有し、挿入
部の先端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定さ
れたレンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レ
ンズと第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤から
なる固定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部
外周から第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部
と、前記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動す
ることにより前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧
部材とを設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズ
を前記第1レンズ収納部外に取り外し可能としたことを
特徴とする内視鏡。
部の先端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定さ
れたレンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レ
ンズと第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤から
なる固定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部
外周から第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部
と、前記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動す
ることにより前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧
部材とを設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズ
を前記第1レンズ収納部外に取り外し可能としたことを
特徴とする内視鏡。
【0122】2.付記1において、第1レンズと第1レ
ンズ収納部とのクリアランスを押圧部材が収納された側
よりも押圧部材のレンズを挟んでほぼ反対側の方を広く
し、かつ少なくともその広い方のクリアランス部には弾
性接着剤を充填して第1レンズを水密固定したことを特
徴とする内視鏡。 3.付記1において、前記押圧部材収納部は前記第1レ
ンズの光軸と垂直な方向に設けられていることを特徴と
する内視鏡。
ンズ収納部とのクリアランスを押圧部材が収納された側
よりも押圧部材のレンズを挟んでほぼ反対側の方を広く
し、かつ少なくともその広い方のクリアランス部には弾
性接着剤を充填して第1レンズを水密固定したことを特
徴とする内視鏡。 3.付記1において、前記押圧部材収納部は前記第1レ
ンズの光軸と垂直な方向に設けられていることを特徴と
する内視鏡。
【0123】4.付記1において、前記押圧部材はネジ
で形成され、前記押圧部材収納部は前記ネジが螺入され
るネジ孔であることを特徴とする内視鏡。 5.付記1において、前記押圧部材は先端面が円錐形状
であることを特徴とする内視鏡。
で形成され、前記押圧部材収納部は前記ネジが螺入され
るネジ孔であることを特徴とする内視鏡。 5.付記1において、前記押圧部材は先端面が円錐形状
であることを特徴とする内視鏡。
【0124】6.付記1において、前記押圧部材は先端
側が楔形状であることを特徴とする内視鏡。 7.付記1において、前記押圧部材は第1レンズに対し
て応力を加えない状態で固定されていることを特徴とす
る内視鏡。
側が楔形状であることを特徴とする内視鏡。 7.付記1において、前記押圧部材は第1レンズに対し
て応力を加えない状態で固定されていることを特徴とす
る内視鏡。
【0125】8.外部装置と電気的接続を行うための電
気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部にピン状
の接点を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開
口部に少なくとも一つの穿孔を有した弾性体を設け、前
記穿孔に前記ピン状の接点が挿通していることを特徴と
する内視鏡。 9.前記穿孔の内径が前記ピン状の接点の外径より小さ
いことを特徴とする、付記8記載の内視鏡。
気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部にピン状
の接点を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開
口部に少なくとも一つの穿孔を有した弾性体を設け、前
記穿孔に前記ピン状の接点が挿通していることを特徴と
する内視鏡。 9.前記穿孔の内径が前記ピン状の接点の外径より小さ
いことを特徴とする、付記8記載の内視鏡。
【0126】(付記8〜9の背景)付記8〜9に対する
従来技術として特公平4−66325がある。 (従来技術の問題点)特公平4−66325の問題点
は、防水キャップをつけ忘れて、水や消毒液などにコネ
クタを入れてしまった場合、インシュレータ内の洗滌や
乾燥が困難である。また、信号ケーブル等の腐食などに
より故障の原因となる。また、従来は防水キャップに設
けられた口金より空気を送り込んで漏水検査を行ってい
た。インシュレータ内に液体が入らないようにするため
に、ピンとインシュレータとを接着などで固定してしま
うと防水キャップを利用して漏水検査ができなくなる。
従来技術として特公平4−66325がある。 (従来技術の問題点)特公平4−66325の問題点
は、防水キャップをつけ忘れて、水や消毒液などにコネ
クタを入れてしまった場合、インシュレータ内の洗滌や
乾燥が困難である。また、信号ケーブル等の腐食などに
より故障の原因となる。また、従来は防水キャップに設
けられた口金より空気を送り込んで漏水検査を行ってい
た。インシュレータ内に液体が入らないようにするため
に、ピンとインシュレータとを接着などで固定してしま
うと防水キャップを利用して漏水検査ができなくなる。
【0127】(付記8〜9の目的)付記8〜9の目的
は、コネクタ部の損傷防止及び、容易に漏水検査を行え
るようにすることであり、付記8〜9の構成にした。 (付記8〜9の作用)付記8〜9に係る作用は、弾性体
がピン状の接点をしめつけることにより、コネクタを液
体中に入れても液体が弾性体穿孔部とピン状の接点との
間よりコネクタ内には入らない。また、防水キャップを
取り付けて漏水検査を行うと、圧力により弾性体が弾性
変形し、弾性体穿孔部とピン状接点の間に隙間が生じ、
コネクタ内に空気が入り内視鏡内を加圧する。
は、コネクタ部の損傷防止及び、容易に漏水検査を行え
るようにすることであり、付記8〜9の構成にした。 (付記8〜9の作用)付記8〜9に係る作用は、弾性体
がピン状の接点をしめつけることにより、コネクタを液
体中に入れても液体が弾性体穿孔部とピン状の接点との
間よりコネクタ内には入らない。また、防水キャップを
取り付けて漏水検査を行うと、圧力により弾性体が弾性
変形し、弾性体穿孔部とピン状接点の間に隙間が生じ、
コネクタ内に空気が入り内視鏡内を加圧する。
【0128】(付記8〜9の効果)付記8〜9の構成に
よると、従来技術の有する、コネクタを液体中に入れた
場合の、洗滌、乾燥不良や、損傷を起こすなどの問題点
が解決されるうえ、従来通りの漏水検査が行える。
よると、従来技術の有する、コネクタを液体中に入れた
場合の、洗滌、乾燥不良や、損傷を起こすなどの問題点
が解決されるうえ、従来通りの漏水検査が行える。
【0129】10.外部装置と電気的接続を行うための
電気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部に接点
を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開口部
に、開閉自在なカバー部材と、前記カバー部材の自動開
閉手段を設けたことを特徴とする内視鏡。 11.前記自動開閉手段が、前記電気コネクタに設けら
れたモーターと、前記モーターの回転軸に設けられた小
歯車と、前記開閉自在なカバー部材に設けられたラック
から成ることを特徴とする付記10記載の内視鏡。
電気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部に接点
を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開口部
に、開閉自在なカバー部材と、前記カバー部材の自動開
閉手段を設けたことを特徴とする内視鏡。 11.前記自動開閉手段が、前記電気コネクタに設けら
れたモーターと、前記モーターの回転軸に設けられた小
歯車と、前記開閉自在なカバー部材に設けられたラック
から成ることを特徴とする付記10記載の内視鏡。
【0130】12.前記モーターと接続され、内視鏡用
光源と導通する接点を設けたことを特徴とする付記11
記載の内視鏡。 13.前記モーターの駆動電源を備えたことを特徴とす
る付記11記載の内視鏡。 14.前記駆動電源が、前記内視鏡用光源と導通してい
る接点に接続された充電池であることを特徴とする付記
13記載の内視鏡。
光源と導通する接点を設けたことを特徴とする付記11
記載の内視鏡。 13.前記モーターの駆動電源を備えたことを特徴とす
る付記11記載の内視鏡。 14.前記駆動電源が、前記内視鏡用光源と導通してい
る接点に接続された充電池であることを特徴とする付記
13記載の内視鏡。
【0131】15.外部装置と電気的接続を行うための
電気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部に接点
を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開口部
に、開閉自在なカバー部材と、前記カバー部材の自動閉
鎖手段を設けたことを特徴とする内視鏡。 16.前記カバー部材に隣接して弾性体を設け、前記自
動閉鎖手段が、弾性体の弾性力から成ることを特徴とす
る付記15記載の内視鏡。 17.前記弾性体が、コイルバネから成ることを特徴と
する付記11記載の内視鏡。
電気コネクタを有し、前記電気コネクタの開口部に接点
を設けた内視鏡において、前記電気コネクタの開口部
に、開閉自在なカバー部材と、前記カバー部材の自動閉
鎖手段を設けたことを特徴とする内視鏡。 16.前記カバー部材に隣接して弾性体を設け、前記自
動閉鎖手段が、弾性体の弾性力から成ることを特徴とす
る付記15記載の内視鏡。 17.前記弾性体が、コイルバネから成ることを特徴と
する付記11記載の内視鏡。
【0132】(付記10〜17の背景)付記10〜17
に対する従来技術には特公平4−66325、特開平7
−191266がある。 (従来技術の問題点)防水キャップを付け忘れて、洗滌
消毒をしてしまうことにより、内視鏡を損傷してしまう
おそれがあった。 (付記10〜17の目的)付記10〜17の目的は、内
視鏡の損傷防止であり、付記10〜17の構成にした。
に対する従来技術には特公平4−66325、特開平7
−191266がある。 (従来技術の問題点)防水キャップを付け忘れて、洗滌
消毒をしてしまうことにより、内視鏡を損傷してしまう
おそれがあった。 (付記10〜17の目的)付記10〜17の目的は、内
視鏡の損傷防止であり、付記10〜17の構成にした。
【0133】(作用)付記10に係る作用は、外部機器
との接続用のケーブルをコネクタに接続するときには、
カバー部材が開いて接点を露出させ、洗滌消毒時には、
カバー部材が閉まり、接点を覆い防水構造となることで
ある。付記11に係る作用は、モーター及び小歯車の回
転に伴い、ラック及びカバー部材が直線的に移動し、自
在にコネクタ開口部を開閉することで、コネクタ開口部
内の接点を露出させること及び覆うことである。
との接続用のケーブルをコネクタに接続するときには、
カバー部材が開いて接点を露出させ、洗滌消毒時には、
カバー部材が閉まり、接点を覆い防水構造となることで
ある。付記11に係る作用は、モーター及び小歯車の回
転に伴い、ラック及びカバー部材が直線的に移動し、自
在にコネクタ開口部を開閉することで、コネクタ開口部
内の接点を露出させること及び覆うことである。
【0134】付記12に係る作用は、光源と導通する接
点よりモータへ送電し、モータを駆動させカバー部材を
開閉することである。付記13に係る作用は、コネクタ
に設けられた電源よりモータへ送電し、モータを駆動さ
せカバー部材を開閉させることである。
点よりモータへ送電し、モータを駆動させカバー部材を
開閉することである。付記13に係る作用は、コネクタ
に設けられた電源よりモータへ送電し、モータを駆動さ
せカバー部材を開閉させることである。
【0135】付記14に係る作用は、光源と導通する接
点より充填池に充電し、充電池を電源としてモーターを
駆動させカバー部材を開閉させることである。付記15
に係る作用は、外部機器との接続用のケーブルをコネク
タに接続するときには、手動でカバー部材が開いて接点
を露出させ、洗滌消毒時には、カバー部材が自動に閉ま
り、接点を覆い防水構造となることである。
点より充填池に充電し、充電池を電源としてモーターを
駆動させカバー部材を開閉させることである。付記15
に係る作用は、外部機器との接続用のケーブルをコネク
タに接続するときには、手動でカバー部材が開いて接点
を露出させ、洗滌消毒時には、カバー部材が自動に閉ま
り、接点を覆い防水構造となることである。
【0136】付記16に係る作用は、カバー部材を開け
ると弾性体が弾性変形し、弾性体の弾性力によりカバー
部材が閉まることである。付記17に係る作用は、カバ
ー部材を開けるとコイルバネが縮み、コイルバネの弾性
力によりカバー部材が閉まることである。
ると弾性体が弾性変形し、弾性体の弾性力によりカバー
部材が閉まることである。付記17に係る作用は、カバ
ー部材を開けるとコイルバネが縮み、コイルバネの弾性
力によりカバー部材が閉まることである。
【0137】(付記10〜17の効果)付記10〜17
記載の構成によると、防水キャップを付け忘れて洗滌消
毒することによる内視鏡の損傷を防止できる。
記載の構成によると、防水キャップを付け忘れて洗滌消
毒することによる内視鏡の損傷を防止できる。
【0138】18.内視鏡の防水を必要とする部位に装
着されて、この部位の防水を行う内視鏡用防水キャップ
を備えた内視鏡システムにおいて、前記防水を必要とす
る部位の凹凸形状に係合する係止手段を内視鏡用防水キ
ャップに設けたことを特徴とする内視鏡システム。 19.内視鏡用防水キャップの前記係止手段を弾性体に
て形成したことを特徴とする付記18記載の内視鏡シス
テム。
着されて、この部位の防水を行う内視鏡用防水キャップ
を備えた内視鏡システムにおいて、前記防水を必要とす
る部位の凹凸形状に係合する係止手段を内視鏡用防水キ
ャップに設けたことを特徴とする内視鏡システム。 19.内視鏡用防水キャップの前記係止手段を弾性体に
て形成したことを特徴とする付記18記載の内視鏡シス
テム。
【0139】20.内視鏡用防水キャップを、弾性体を
用い単一の部品で形成したことを特徴とする付記18記
載の内視鏡システム。 21.前記防水を必要とする部位の凹凸形状が、外部装
置と電気的接続を行うための電気コネクタの外周部に設
けられた、外部装置接続用ケーブル取り付け用ピンであ
ることを特徴とする付記18記載の内視鏡システム。
用い単一の部品で形成したことを特徴とする付記18記
載の内視鏡システム。 21.前記防水を必要とする部位の凹凸形状が、外部装
置と電気的接続を行うための電気コネクタの外周部に設
けられた、外部装置接続用ケーブル取り付け用ピンであ
ることを特徴とする付記18記載の内視鏡システム。
【0140】(付記18〜21の背景)付記18〜21
に対する従来技術には特開平7−191266がある。
一般に内視鏡は、使用後病気の感染を未然に回避するた
めに洗滌消毒が行われる。その場合、消毒液等の薬液に
水没させて浸漬したりすることが行われているため、水
密構造でないコネクタ部に防水キャップを装着して防水
にする。一般に洗滌消毒には時間がかかるため、効率よ
く内視鏡検査を行うためには、内視鏡及び防水キャップ
を複数所有すること、できれば内視鏡1台につき防水キ
ャップ1台所有することが望まれる。一方、漏水検査は
短時間で行えるため、所有している内視鏡と同じ台数
の、漏水検査を行うための口金が設けられた防水キャッ
プを所有する必要はなく、漏水検査専用の装置を少なく
とも一つ所有していればよい。
に対する従来技術には特開平7−191266がある。
一般に内視鏡は、使用後病気の感染を未然に回避するた
めに洗滌消毒が行われる。その場合、消毒液等の薬液に
水没させて浸漬したりすることが行われているため、水
密構造でないコネクタ部に防水キャップを装着して防水
にする。一般に洗滌消毒には時間がかかるため、効率よ
く内視鏡検査を行うためには、内視鏡及び防水キャップ
を複数所有すること、できれば内視鏡1台につき防水キ
ャップ1台所有することが望まれる。一方、漏水検査は
短時間で行えるため、所有している内視鏡と同じ台数
の、漏水検査を行うための口金が設けられた防水キャッ
プを所有する必要はなく、漏水検査専用の装置を少なく
とも一つ所有していればよい。
【0141】(従来技術の問題点)特開平7−1912
66の問題点は、例えば漏水検査のための口金など、構
造が複雑で多くの部品で構成されているため、高価にな
ることである。また、安価な防水キャップを新規な構造
で作製するためには、従来から使用している内視鏡の構
造を変更しなくてはならないおそれがあった。
66の問題点は、例えば漏水検査のための口金など、構
造が複雑で多くの部品で構成されているため、高価にな
ることである。また、安価な防水キャップを新規な構造
で作製するためには、従来から使用している内視鏡の構
造を変更しなくてはならないおそれがあった。
【0142】(付記18〜21の目的)付記18〜21
の目的は、コネクタの構造を変えることなく、安価な防
水キャップを提供することであり、付記18〜21の構
成にした。 (作用)付記18〜21に係る作用は、従来から使用し
ている内視鏡に、新規構造の防水キャップが装着できる
ことである。
の目的は、コネクタの構造を変えることなく、安価な防
水キャップを提供することであり、付記18〜21の構
成にした。 (作用)付記18〜21に係る作用は、従来から使用し
ている内視鏡に、新規構造の防水キャップが装着できる
ことである。
【0143】(付記18〜21の効果)付記18〜21
の構成によると、防水キャップが高価になるという問題
点を解決するうえ、従来から使用している内視鏡に使用
することができる。
の構成によると、防水キャップが高価になるという問題
点を解決するうえ、従来から使用している内視鏡に使用
することができる。
【0144】22.内視鏡用の取り扱い説明書におい
て、材質および印刷をアルコールまたはアルデヒド系消
毒液に対して耐薬性のあるものにしたことを特徴とする
内視鏡用の取り扱い説明書。 23.内視鏡用ラベリングにおいて、CEマーキングの
CE表示と認定機関の番号表示とを別体のラベル表示と
したことを特徴とする内視鏡用ラベリング。
て、材質および印刷をアルコールまたはアルデヒド系消
毒液に対して耐薬性のあるものにしたことを特徴とする
内視鏡用の取り扱い説明書。 23.内視鏡用ラベリングにおいて、CEマーキングの
CE表示と認定機関の番号表示とを別体のラベル表示と
したことを特徴とする内視鏡用ラベリング。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の面が外部に露出する第1レンズを有し、挿入部の先
端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定されたレ
ンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レンズと
第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤からなる固
定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部外周か
ら第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部と、前
記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動すること
により前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧部材と
を設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズを前記
第1レンズ収納部外に取り外し可能としているので、第
1レンズの他方の面側が曇ったような場合には押圧部材
を移動させることにより、第1レンズ側に押圧力を印加
して簡単に第1レンズを第1レンズ収納部外に取り外し
でき、視野曇りを解消できる。
方の面が外部に露出する第1レンズを有し、挿入部の先
端部に設けられた対物光学系と、先端部に固定されたレ
ンズ枠に設けられた第1レンズ収納部と、第1レンズと
第1レンズ収納部を水密的に固定する接着剤からなる固
定部材と、を有する内視鏡において、前記先端部外周か
ら第1レンズ収納部の側面に届く押圧部材収納部と、前
記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動すること
により前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧部材と
を設け、前記押圧力の印加により前記第1レンズを前記
第1レンズ収納部外に取り外し可能としているので、第
1レンズの他方の面側が曇ったような場合には押圧部材
を移動させることにより、第1レンズ側に押圧力を印加
して簡単に第1レンズを第1レンズ収納部外に取り外し
でき、視野曇りを解消できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の外観を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】先端部の対物光学系における第1レンズ付近の
構造を示す図。
構造を示す図。
【図3】第1レンズを取り外す様子を示す正面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における第1レンズ
付近の構造を示す断面図。
付近の構造を示す断面図。
【図5】第1レンズを取り外す様子を示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における第1レンズ
付近の構造を示す図。
付近の構造を示す図。
【図7】図6(B)において押圧部材及び弾性部材を取
り外した状態を示す断面図。
り外した状態を示す断面図。
【図8】第1レンズを取り外す様子を示す断面図。
【図9】取り扱い説明書を消毒液に浸漬した状態を示す
図。
図。
【図10】EMC指令等に対応するCEマークラベルを
付けた取扱い説明書を示す図。
付けた取扱い説明書を示す図。
【図11】内視鏡用キャリングケースと包装材を示す斜
視図。
視図。
【図12】CEマーキングを刻印などで設けた包装材を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図13】内視鏡の挿入部を示す図。
【図14】電気コネクタ部に浮力手段を設けた内視鏡を
薬液中に浸漬した状態を示す図。
薬液中に浸漬した状態を示す図。
【図15】鉗子挿通チャンネルの修理方法を示す図。
【図16】滅菌インジケータを設けた内視鏡用パックを
示す図。
示す図。
【図17】コネクタの構造を示す図。
【図18】電気コネクタ本体に防水キャップを取り付け
た状態を示す図。
た状態を示す図。
【図19】図18において、口金から空気を送った状態
を示す図。
を示す図。
【図20】図17とは異なる構造にしたコネクタの構造
を示す図。
を示す図。
【図21】図20における第1のカバー近傍の回転軸の
軸方向及び軸に垂直方向の断面図。
軸方向及び軸に垂直方向の断面図。
【図22】図17とは異なる構造にしたコネクタの構造
を示す図。
を示す図。
【図23】図17とは異なる構造にしたコネクタにおけ
る電気コネクタ本体付近を第1のカバーで閉じた状態で
示す断面図。
る電気コネクタ本体付近を第1のカバーで閉じた状態で
示す断面図。
【図24】図23の第1のカバーを開いた状態で示す断
面図。
面図。
【図25】図17とは異なる構造にしたコネクタの電気
コネクタ本体付近をを示す断面図。
コネクタ本体付近をを示す断面図。
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 5…先端部 12…レンズ枠 13…対物光学系 14…第1レンズ 17…先端構成部 18…先端カバー 21…第1レンズ収納部 22、23、28…接着剤 24…押圧部材 25…空間部 26…押圧部材挿入口 27…押圧部材螺合孔 d,D…クリアランス 29…ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高村 幸治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岸 孝浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の面が外部に露出する第1レンズを
有し、挿入部の先端部に設けられた対物光学系と、 先端部に固定されたレンズ枠に設けられた第1レンズ収
納部と、 第1レンズと第1レンズ収納部を水密的に固定する接着
剤からなる固定部材と、 を有する内視鏡において、 前記先端部外周から第1レンズ収納部の側面に届く押圧
部材収納部と、 前記押圧部材収納部に移動可能に収納され、移動するこ
とにより前記第1レンズ側に押圧力を印加する押圧部材
とを設け、 前記押圧力の印加により前記第1レンズを前記第1レン
ズ収納部外に取り外し可能としたことを特徴とする内視
鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223986A JPH1156755A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223986A JPH1156755A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156755A true JPH1156755A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16806798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223986A Withdrawn JPH1156755A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156755A (ja) |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223986A patent/JPH1156755A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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