JPH1156705A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

Info

Publication number
JPH1156705A
JPH1156705A JP23160397A JP23160397A JPH1156705A JP H1156705 A JPH1156705 A JP H1156705A JP 23160397 A JP23160397 A JP 23160397A JP 23160397 A JP23160397 A JP 23160397A JP H1156705 A JPH1156705 A JP H1156705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
chamber
suction port
intake
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23160397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Omoto
周平 大本
Kiyoshi Ishikawa
清 石川
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Atsushi Morishita
篤至 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP23160397A priority Critical patent/JPH1156705A/ja
Publication of JPH1156705A publication Critical patent/JPH1156705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃の掻き出し効率を低減させないで走行性
が向上する電気掃除機の吸込口体を提供する。 【解決手段】 ケース体15の下面に第1および第2の回
転ブレード101 ,102 を回転自在に収容する下面を開口
した凹溝状の第1および第2の清掃体室18,19を区画形
成する。第2の清掃体室19の後部略中央に下方に向けて
吸込口20を開口形成する。ケース体15の後部略中央に前
端部が吸込口20に対向して連通管56を軸支する。第2の
回転ブレード102 のスパイラル状のブレード部105 の螺
旋角度が第1の回転ブレード101 のスパイラル状のブレ
ード部105 の螺旋角度より大きい。押圧力が掛かる前進
時に逆回転の第2の回転ブレード102 のブレード部105
に掛かる摩擦力が減少し、塵埃を掻き取りつつ押圧力が
掛かる前進時の走行性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル状の清
掃部を有した回転清掃体を複数備えた電気掃除機の吸込
口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば被掃除面と対向する下面を
開口しエアタービンやモータなどの駆動手段にて回転可
能でスパイラル状にブレード部やブラシなどの清掃部を
有した回転清掃体をそれぞれ収容した下面に吸込口を開
口する凹溝状の吸込室を複数有するとともに、ケース体
の後部略中央に吸込口に連通して上下方向に回動自在に
連通管を支持した電気掃除機の吸込口体が知られてい
る。また、回転清掃体の少なくとも1つはケース体の前
進時に順回転となり、他の回転清掃体はケース体の前進
時に逆回転となる。
【0003】そして、電気掃除機本体にホースおよび延
長管を介して連通管を接続し、床面上を走行させて掃除
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電気掃除機の吸込口体において、電気掃除機本体にホー
スおよび延長管を介して連通管を接続し、ホースの端部
を持ってケース体を走行させて掃除する際、ケース体が
前進する際には、ホースの端部を押動するのでケース体
が被掃除面に押し付けられる力が働き、ケース体が後退
する際には、ホースの端部を引動するのでケース体に被
掃除面から持ち上げられる力が働いて被掃除面への押圧
力が大きく低減する状態となる。このため、ケース体の
前進時に逆回転となる回転清掃体は、被掃除面から大き
な摩擦力を受けるため、駆動手段に負荷が掛かり、清掃
部の摩耗も早まるとともに、走行性が低下する。そし
て、前進時に常に回転清掃体を順回転で回転させたので
は、被掃除面からの塵埃の掻き出し効率が低下する問題
がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、塵埃の掻き出し効率を低減させないで走行性が向上
する電気掃除機の吸込口体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機の吸込口体は、被掃除面と対向する下面に吸込口を開
口したケース体と、このケース体に設けられ前記吸込口
に連通する連通管と、スパイラル状の清掃部を有し前記
ケース体に前記被掃除面に対向して回転自在に軸支され
前記ケース体の前進方向に対して順回転する第1の回転
清掃体と、この第1の回転清掃体の清掃部より螺旋角度
が大きいスパイラル状の清掃部を有し、前記ケース体に
前記被掃除面に対向して回転自在に軸支され前記ケース
体の前進方向に対して逆回転する第2の回転清掃体とを
具備したものである。
【0007】そして、ケース体に被掃除面に対向してそ
れぞれ回転自在に軸支した第1の回転清掃体および第2
の回転清掃体において、前進方向に対して順回転の第1
の回転清掃体のスパイラル状の清掃部より、第2の回転
清掃体のスパイラル状の清掃部の螺旋角度が大きいた
め、被掃除面への押し付ける力が解除されるケース体の
後退時に螺旋角度の小さい第1の回転清掃体の清掃部に
て効率よく塵埃を掻き取り、被掃除面への押し付ける力
が働くケース体の前進時には第2の回転清掃体の清掃部
にて塵埃を掻き取りつつ螺旋角度の大きい清掃部の被掃
除面との摩擦力が小さくなることによる走行性の向上が
図れる。
【0008】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体において、第1の
回転清掃体は、第2の回転清掃体より設けられた清掃部
の数が多いものである。
【0009】そして、第1の回転清掃体の清掃部の数が
第2の回転清掃体の清掃部の数より多いため、ケース体
の後退時の被掃除面への押し付ける力が解除され被掃除
面との摩擦力の増大がほとんどない第1の回転清掃体の
清掃部により、走行性の低下を抑制しつつ塵埃の掻き取
り効率が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の吸込
口体の実施の一形態を示す構成を図面を参照して説明す
る。
【0011】図1ないし図7において、11は進行方向に
対して横長の吸込口本体で、この吸込口本体11は、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂な
どの合成樹脂製の上面を開口した下部本体ケース12と、
この下部本体ケース12の上部に上面の開口を覆って結合
固定される同材質の下面を開口する上部本体ケース13と
が、下部本体ケース12および上部本体ケース13の前面を
含む周面に沿ってバンパ14を挟持して接合されて、矩形
状のケース体15が形成されている。
【0012】そして、下部本体ケース12は、上面に略垂
直にリブ部17が形成されて、進行方向側である前側に略
左右方向に横長で下面に開口する回転清掃体室としての
吸込室となる凹溝状の第1の清掃体室18が区画形成さ
れ、後退方向側である後側に同様に略左右方向に横長で
下面に開口する回転清掃体室としての吸込室となる凹溝
状の第2の清掃体室19が区画形成されている。また、ケ
ース体15には、リブ部17により、第2の清掃体室19の後
部略中央に下方に向けて開口しリーク口としての作用も
有する吸込口20を開口する吸込室21と、第1の清掃体室
18および第2の清掃体室19間の略中央から他端側に区画
された第1の駆動伝達室22と、第2の清掃体室19の略上
方で吸込室21の両側に位置して区画され上部本体ケース
13に複数穿設された吸気口23を開口する吸気室24a ,24
b と、第1の駆動伝達室22より他端側に区画された第2
の駆動伝達室25と、第2の駆動伝達室25と反対側の端部
に区画された軸支室26とが区画形成されている。
【0013】なお、吸込口20は第2の清掃体室19に向け
てラッパ状に拡開し、第2の清掃体室19の下面の開口は
略中央後部が後方側に凹状に窪んで凸字状に開口形成さ
れている。また、第2の駆動伝達室25の下面は下方に向
けて開口し、この開口にカバー体としての閉塞板28が装
着具29にて着脱自在に装着されている。
【0014】また、下部本体ケース12の下面には、第1
の清掃体室18の両端側に位置してケース体15の外部と第
1の清掃体室18とを連通する凹溝状の第1の連通凹部31
が設けられている。そしてさらに、下部本体ケース12の
下面には、第2の清掃体室19の一端側後部に位置してケ
ース体15の外部と第2の清掃体室19とを連通する凹溝状
の第2の連通凹部32が設けられている。
【0015】さらに、下部本体ケース12の下面には、第
1の清掃体室18および第2の清掃体室19間に位置して略
左右方向に横長凹溝状のブラシ装着部34が設けられ、こ
のブラシ装着部34には清掃体としてのブラシ体35が着脱
可能に取り付けられている。そして、ブラシ装着部34に
は、下方に向けて略円筒状に突出するボス部36、およ
び、ブラシ装着部34の軸支室26側に向けて先端が略L字
状に突出する鉤状の引っ掛け爪部37が突設されている。
また、ブラシ装着部34の引っ掛け爪部37が突出する側と
反対側の端部には、装着凹部38が設けられている。な
お、ボス部36および引っ掛け爪部37の先端は、ブラシ装
着部34内に位置してケース体15の下面から突出しない。
【0016】一方、ブラシ体35は、ブラシ装着部34内に
装着可能な細長板状の台座部40と、この台座部40の一面
側に台座部40の長手方向の一側に向けて斜めに植設され
た図示しないブラシ毛を有する起毛布41とを備えてい
る。そして、台座部40には、ブラシ装着部34のボス部36
が係脱可能に嵌挿される装着孔42が設けられているとと
もに、引っ掛け爪部37の先端が係脱可能な引っ掛け壁部
43を有した引っ掛け孔44が設けられている。なお、装着
孔42は、図10に示すように、軸方向の位置ずれが生じ
てもボス部36が嵌挿可能に長手方向に長手状に形成され
ている。また、台座部40には、長手方向の一端に装着凹
部38に係脱可能な第1の装着爪部46が突設され、長手方
向の他端に第1の装着爪部46と異なる形状で装着凹部38
に係脱不可能な第2の装着爪部47が突設されている。な
お、この第2の装着爪部47は、図8および図9に示すよ
うに、側面が閉塞板28の一縁にて係止されて閉塞板28と
ケース体15とにて挟持されるとともに閉塞板28の側面に
端面が当接して長手方向の移動が規制されるようになっ
ている。
【0017】そして、ブラシ装着部34にブラシ体35を装
着した際に、起毛布41のブラシ毛がケース体15の走行方
向の後方に向けて傾斜するように装着される。
【0018】また、ケース体15には、第1の清掃体室18
および第2の清掃体室19を連通させる略筒状の連通路49
が設けられている。なお、ブラシ装着部34の引っ掛け爪
部37は、この連通路49に対応する位置に設けられてい
る。そして、連通路49により、吸込口20が開口する第2
の清掃体室19の下面の開口と同様に、第1の清掃体室18
の下面の開口が吸込口20に連通して塵埃を吸い込む吸込
口を構成する。
【0019】さらに、上部本体ケース13の両端側には、
第2の駆動伝達室25および軸支室26に連通してスリット
状のリーク窓部51が開口形成されている。また、上部本
体ケース13には、図11に示すように、リーク窓部51の
両側に位置して壁状に一対の保持壁部52,52が設けら
れ、これら保持壁部52,52間に位置するようにリーク窓
部51に対向して略円柱のピン状に下方に向けて突出する
保持部としての保持ピン部53が設けられている。そし
て、上部本体ケース13の内面、保持壁部52および保持ピ
ン部53にて例えばスポンジなどの柔軟性を有したシート
状のフィルタ部材54が下方に向けて略U字状に折り畳ま
れて、第2の駆動伝達室25内および軸支室26内に塵埃が
堆積しないように、リーク窓部51を覆って着脱可能に装
着されている。
【0020】さらに、バンパ14には、下部本体ケース12
の縁に係合し下部本体ケース12および上部本体ケース13
との接合の際に挟持される取付部55a が設けられてい
る。そして、この取付部55a には、ケース体15の内方に
突出する舌片部55b が設けられ、この舌片部55b の先端
側の一面には下方に向けて舌片状に突出して下部本体ケ
ース12の縁に係合する引っ掛け舌片部55c が適宜複数突
設されている。さらに、これら複数設けられた舌片部55
b は、一部リーク窓部51に対応する位置に設けられ、上
面がフィルタ部材54の下端面に当接して保持しフィルタ
部材54の脱落を防止する。
【0021】また、ケース体15の後部中央には、連通管
56が一端側が吸込室21に位置して吸込口20に対向し他端
側が上下方向の所定角度に回動自在に回動軸57,57を下
部本体ケース12および上部本体ケース13とにて軸支され
て取り付けられている。そして、吸込室21が連通管56に
連通して吸込風路58を構成している。また、連通管56の
後端部が吸込口本体11から後側外方へ突出し、この後端
部には、屈曲した接続管59の前端部が回動自在に嵌合さ
れている。なお、この連通管56の吸込口20と対向する縁
は、連通管56の後方に導出する端部が最下位に回動した
時点で吸込口20の縁に覆われず、吸込口20の縁の内側に
略同一面上に連通管56が開口する状態となっている。そ
して、接続管59は、図示しない延長管を介してホースに
着脱自在に接続され、さらに図示しない電気掃除機本体
に接続される。
【0022】一方、ケース体15の略中央には、内部に偏
平型の駆動手段となるエアタービン61を回転自在に収容
するタービン室62を区画する中ケース63が取付固定され
ている。そして、この中ケース63は、エアタービン61の
略円柱状の回転軸である軸体65の下端を回転自在に軸支
する第1のベアリング66を固定する下方に向けて開口す
る第1のベアリング室67を有するとともに、下部本体ケ
ース12のリブ部17とにて第1の駆動伝達室22を区画する
第1の区画部68を有している。また、中ケース63は、軸
体65の上端を回転自在に軸支する第2のベアリング69を
上部本体ケース13とにて挟持固定する上方に向けて開口
する第2のベアリング室70を有するとともに、上部本体
ケース13の下面にて位置決め保持され第1の区画部68に
対向しタービン室62を区画する第2の区画部71を有して
いる。
【0023】さらに、第1の区画部68には、上方に向け
て略ラッパ状でエアタービン61の下面外周部に対向しタ
ービン室62内を流過する吸気気流73の流れを規制する吸
気規制部74が設けられている。そして、この吸気規制部
74には、吸込口20に対向せずに隣設し連通管56に対向し
て吸込室21に連通して開口し、タービン室62を流過した
吸気気流73を吸気規制部74内から排出して吸込室21を流
過する吸込気流75とともに連通管56に流過させる吸気排
出口76が形成されている。なお、吸気排出口76の開口面
積は、吸込口20の開口面積以下に形成されている。
【0024】また、吸気規制部74には、上部本体ケース
13の下面および第2の区画部71とにて周方向に向けてラ
ッパ状に広がり吸気風路78の一部を構成する一対の吸気
供給風路79a ,79b を区画する呼び込み部80が設けられ
ている。さらに、これら吸気供給風路79a ,79b には、
エアタービン61の下端外周縁に向けて傾斜する傾斜面81
がそれぞれ設けられ、吸気供給風路79a ,79b は次第に
幅狭となり断面積が徐々に小さくなるようにスクロール
状にタービン室62に連通して、エアタービン61に渦巻き
状に吸気気流73を軸体65に対して略対称の径方向の位置
に供給するとともに、傾斜面81にてエアタービン61に効
率よく吸気気流73を供給するようになっている。そし
て、吸気供給風路79a ,79b のラッパ状に開口する一端
は、上部本体ケース13の後部で連通管56の両側に位置し
てそれぞれ開口した吸気口23に吸気室24a ,24b を介し
て連通されている。
【0025】なお、エアタービン61の回転方向に吸気気
流73を供給するために、一方の吸気供給風路79a はケー
ス体15の後方に向けて開口し、他方の吸気供給風路79b
はケース体15の前方に向けて開口する。このため、他方
の吸気供給風路79b 側の吸気室24b 内には、上部本体ケ
ース13の後部に開口する吸気口23からケース体15の前方
に向けて吸気された吸気気流73をケース体15の前方に向
けて開口する吸気供給風路79b に円滑に方向転換させる
整流手段としての彎曲した整流板83が設けられている。
なお、この整流板83は、上部本体ケース13および下部本
体ケース12にそれぞれリブ状に一体的に設けられた図示
しない上整流板および下整流板83a が、上部本体ケース
13および下部本体ケース12の接合によりそれぞれ先端部
が当接して彎曲した板状に構成される。なお、上部本体
ケース13の後部で連通管56の両側に開口する吸気口23の
左右の開口面積は、略同面積となるように開口形成され
ている。
【0026】また、上部本体ケース13には、吸気供給風
路79a に対応する位置に透光性部材84にて閉塞された窓
部85が開口形成されている。
【0027】さらに、呼び込み部80には、上下方向に略
筒状で閉塞体としての略円柱状の錘体87を吸気供給風路
79a ,79b にそれぞれ進退可能に移動自在に収容する一
対の錘収容部88a ,88b がタービン室62の径方向に位置
して設けられている。そして、一方の錘収容部88a の下
部には、タービン室62より下流側の吸気規制部74内に連
通する第1のバイパス風路89a が形成されている。ま
た、他方の錘収容部88bの下部には、連通路49に連通す
る第2のバイパス風路89b が形成されている。そして、
第1のバイパス風路89a および第2のバイパス風路89b
は、吸込口本体11の下面が下方に向いた通常状態、すな
わち錘収容部88a ,88b 内にそれぞれ錘体87が収容され
て吸気供給風路79a ,79b に進出しない状態に位置する
際、閉塞されるようになっている。
【0028】なお、錘体87の外周面には、錘体87の移動
時の衝撃音の低減や第1のバイパス風路89a および第2
のバイパス風路89b を気密に閉塞するように、ゴムなど
の弾性部材が被覆形成されていることが好ましい。
【0029】そして、吸気口23から吸気室24a ,24b 、
吸気供給風路79a ,79b 、タービン室62、吸気規制部74
内、吸気排出口76を介して吸込風路58を構成する吸込室
21に連通し連通管56に至る吸気風路78が形成される。す
なわち、吸気風路78のエアタービン61より下流側に吸込
口20がエアタービン61に対向することなく開口する状態
となっている。
【0030】一方、エアタービン61は、中央側に向けて
若干彎曲する略円板状の傘部91の彎曲面側の略中央に軸
体65を嵌挿固定する略円筒状の軸支部92を設けていると
ともに、傘部91の彎曲面側に略放射状に突出形成され吸
気規制部74に下端縁が若干の間隙を介して対向するよう
に複数の彎曲する風受板93,93を壁状に突出形成して水
平タービン状に構成されている。なお、図12に示すよ
うに、傘部91の軸支部92に接続する部分である基端の位
置は、風受板93,93の幅寸法間に位置するようになって
いる。さらに、傘部91の上面には、外周側に位置して上
部本体ケース13の窓部85から確認可能な図示しない目印
が設けられている。
【0031】また、エアタービン61の中心側の風受板9
3,93が設けられていない位置の下方は、間隙を介して
対向する第1の区画部68のラッパ状の吸気規制部74にて
略袋状に開放している。また、風受板93,93の下端外周
側の縁に向けて吸気供給風路79a ,79b の傾斜面81の縁
が位置し、エアタービン61の傘部91に向けて吸気気流73
を吹き付けるように供給し、この吸気気流73は吸気規制
部74にて流れが規制されて風受板93,93の略全面に当接
し、効率よくエアタービン61が高トルクで回転するよう
になっている。また、軸体65の他端には、エアタービン
プーリ94が一体的に設けられている。
【0032】そして、エアタービン61は、エアタービン
プーリ94が第1の駆動伝達室22に臨んで中ケース63の下
端より突出されて、軸体65の両端部が第1のベアリング
66および第2のベアリング69に軸方向を略上下方向に軸
支され、タービン室62内に回転自在に軸支されている。
なお、第1のベアリング66および第2のベアリング69に
軸体65の両端部を軸支することにより、第1の区画部68
および第2の区画部71が一体的に組み付けられて、エア
タービン61を収容した中ケース63が組み立てられる。
【0033】また、下部本体ケース12の連通管56の両側
に位置して従動後輪96が回転自在に軸支された従動後輪
室96a 、前部両端側には従動前輪97が回転自在に軸支さ
れた従動前輪室97a が形成されている。
【0034】さらに、従動後輪96は、図13に示すよう
に、車輪部98のひけなどの成形変形を防止する溝98a が
車輪部98の外周面に周方向に沿って設けられ、この溝98
a 内にOリングなどの弾性部材99が設けられ、さらに外
周面に布などの柔軟部材やゴムなどの弾性部材である保
護シート100 が設けられている。なお、弾性部材99の外
周面は、車輪部98の外周面より若干外方に突出する状態
となっている。
【0035】一方、第1の清掃体室18および第2の清掃
体室19には、回転清掃体としての第1の回転ブレード10
1 および第2の回転ブレード102 がそれぞれ回転自在に
配設されている。そして、これら第1の回転ブレード10
1 および第2の回転ブレード102 は、例えばアルミニウ
ム合金などにて周面に軸方向に時計回りにスパイラル状
の溝部103 を設けた心棒104 を有し、この心棒104 の溝
部103 に可撓性を有する例えば軟質塩化ビニル製の清掃
部としての掻出手段であるブレード部105 を複数、例え
ば4枚外周面に壁状に突出するようにスパイラル状に係
合されている。なお、図1に示すように、第2の回転ブ
レード102 の方が、第1の回転ブレード101 より螺旋角
度が大きい、すなわちひねり状態が強くなるようになっ
ている。また、このブレード部105 は、細長平板状の板
部106 の長手方向の一側縁が心棒104 の溝部103 に係合
する膨出部107 を肉厚に形成して構成されている。
【0036】さらに、第1の回転ブレード101 および第
2の回転ブレード102 の一端にはプーリ108 が心棒104
にそれぞれ一体的に設けられている。そして、第1の回
転ブレード101 および第2の回転ブレード102 は、各プ
ーリ108 ,108 が第2の駆動伝達室25内に位置され、軸
方向の両端に回転自在に設けられた軸部109 ,109 がケ
ース体15に設けられた軸受110 ,110 にそれぞれ係合さ
れて回転自在に支持されている。
【0037】なお、第1の回転ブレード101 および第2
の回転ブレード102 は、下端が各第1の清掃体室18およ
び第2の清掃体室19の下面の開口から僅かに下方に突出
して配設されている。
【0038】一方、第1の駆動伝達室22内には、駆動伝
達手段である駆動変換手段111 が配設されている。この
駆動変換手段111 は、第1の駆動伝達室22の端部側に位
置して配設される箱体112 内に軸方向が上下方向に沿っ
た略棒状の第1のシャフト113 を回転自在に軸支してい
る。そして、この第1のシャフト113 の下端には、エア
タービン61のエアタービンプーリ94とにて駆動伝達手段
としての無端ベルトである第1の無端ベルト114aが掛け
渡される第1のプーリ115 が第1の駆動伝達室22に臨ん
で設けられ、上端には第1の傘歯車116aが設けられてい
る。
【0039】さらに、箱体112 内には、略棒状の第2の
シャフト117aおよび第3のシャフト117bがケース体15の
横長方向に沿って上下に略平行に回転自在に配設されて
いる。そして、第2のシャフト117aは、一端に第1のシ
ャフト113 の第1の傘歯車116aに係合する第2の傘歯車
116bを設け、他端に第2の駆動伝達室25に臨んだ第2の
プーリ118 を設け、中間部より一端側に第1の歯車119a
を設けている。また、第3のシャフト117bの一端には、
第2のシャフト117aの第1の歯車119aに係合する第2の
歯車119bが設けられ、他端には、第2の駆動伝達室25に
臨んだ第3のプーリ120 が設けられている。そして、第
2のシャフト117aの第2のプーリ118 には、第1の回転
ブレード101 のプーリ108 とにて駆動伝達手段である第
2の無端ベルト114bが傾斜して掛け渡され、第3のシャ
フト117bの第3のプーリ120 には、第2の回転ブレード
102 のプーリ108 とにて駆動伝達手段である第3の無端
ベルト114cが略水平方向に掛け渡されている。
【0040】なお、第2のシャフト117aの中心は、図7
に示すように、第1の回転ブレード101 および第2の回
転ブレード102 間の中間位置より第2の回転ブレード10
2 側、すなわち、上方に位置する第2のシャフト117a
と、この第2のシャフト117aに傾斜して掛け渡される第
1の回転ブレード101 との間の距離が長くなるように位
置させる。また、第3のシャフト117bは、この第3のシ
ャフト117bと略水平に掛け渡される第2の回転ブレード
102 に対して略水平方向に位置し、この第3のシャフト
117bおよび第2の回転ブレード102 間の距離が短くなる
ように位置させる。
【0041】そして、エアタービン61の回転により第1
の無端ベルト114aを介して第1のシャフト113 が回転
し、この回転により第1の傘歯車116aおよび第2の傘歯
車116bを介して第2のシャフト117aが回転する。この第
2のシャフト117aの回転により互いに噛み合う第1の歯
車119aおよび第2の歯車119bにて、第3のシャフト117b
が第2のシャフト117aに対して反対方向に回転する。そ
して、第2の無端ベルト114bを介して第1の回転ブレー
ド101 は、吸込口本体11の前進方向に対して順方向に回
転し、第2の回転ブレード102 は、吸込口本体11の前進
方向に対して逆回転、すなわち互いに内側に回転するよ
うになっている。
【0042】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0043】掃除を行う際、図示しない電気掃除機本体
に延長管およびホースを介して吸込口本体11を接続し、
ホースの延長管側の端部を把持しながら押動して、吸込
口本体11を被掃除面である床面に接触させながら前後に
走行させる。なお、この状態では、錘体87,87は、自重
により錘収容部88a ,88b 内にそれぞれ収容された状態
で位置し、吸気供給風路79a ,79b が開口、すなわち吸
気口23とタービン室62とが連通した状態で、第1のバイ
パス風路89a および第2のバイパス風路89b が閉塞され
た状態となっている。
【0044】そして、電気掃除機本体の吸込力にて、吸
気口23から吸気されるとともに吸込口20からも吸い込ま
れる。ここで、吸込口本体11が床面上に載置されている
ことから、吸込口20が開口する第2の清掃体室19および
この第2の清掃体室19に連通路49を介して連通する第1
の清掃体室18内の負圧が増大し、吸込口本体11の下面の
負圧が増大する。このため、吸気口23からの吸気量が増
大する傾向となる。
【0045】さらに、床面が絨毯など特に毛足の長い絨
毯の場合には、第1の清掃体室18および第2の清掃体室
19内に毛足が入り込む状態となるので、さらに第1の清
掃体室18および第2の清掃体室19内の負圧が増大して、
吸気口23からの吸気量がさらに増大する。
【0046】そして、吸気口23から吸気された空気は断
面積が次第に縮小するラッパ状の吸気供給風路79a ,79
b を整流されつつ通って渦巻き状にタービン室62に至る
とともに傾斜面81にて吸気気流73がエアタービン61の傘
部91に吹き付けられるように供給され、この吸気気流73
によりエアタービン61が吸気量に比例した速度で回転す
る。この回転駆動力が第1の無端ベルト114aを介して駆
動変換手段111 に伝達され、この駆動変換手段111 にて
上下方向を軸とした回転駆動が水平方向を軸とした2つ
の回転駆動力に変換され、第2の無端ベルト114bおよび
第3の無端ベルト114cを介して第1の回転ブレード101
および第2の回転ブレード102 が吸気量に比例した速度
で互いに反対方向に回転する。そして、これら第1の回
転ブレード101 および第2の回転ブレード102 の回転に
より床面から塵埃を掻き出す。この掻き出された第1の
清掃体室18内に位置する塵埃は、連通路49を介して第2
の清掃体室19内に至り、第2の清掃体室19内に位置する
塵埃は、そのまま吸込口20から吸い込まれ、吸込室21を
介して連通管56に流れる。また、タービン室62に流入し
た吸気気流73は、エアタービン61の下方の吸気規制部74
内から吸気排出口76を通って吸込風路58を構成する吸込
室21を介して吸込気流75と合流し、連通管56に流れる。
【0047】さらに、吸込口本体11が前進時には、ブラ
シ体35の起毛布41のブラシ毛が床面を撫でるように塵埃
を掃き寄せ、吸込口本体11が後退時には、ブラシ体35の
起毛布41のブラシ毛が床面との摩擦により逆立つように
起きて塵埃を掻き出す。
【0048】また、床面が板の間などの場合には、走行
方向の前側に位置する第1の回転ブレード101 のみが板
の間と接触し、壁際まで板の間上の塵埃を掃き取るよう
に掻き上げるとともに、ブラシ体35が床面を拭き取って
フローリングする。
【0049】ここで、家具などの移動や第1の回転ブレ
ード101 および第2の回転ブレード102 に糸ごみや髪の
毛などが絡み付いた場合にこれらを取り除くため、吸込
口本体11の下面が床面から離間する状態となることによ
り、吸込室21の負圧が大気に近い状態に大きく増大す
る。このため、吸込室21に吸気排出口76を介して連通し
吸込室21の上流側に位置する吸気規制部74内も大気状態
に近い状態にまで負圧が増大してタービン室62内の負圧
も大きく増大する。そして、吸気規制部74に開口する吸
気排出口76は、開口面積が吸込口20の開口面積以下で、
吸気風路78内には風路抵抗となるエアタービン61が配設
されているので、吸気口23からの吸気気流73の風量が大
きく低減もしくはほとんど吸気気流73が発生しない状態
となり、エアタービン61の回転が大きく低減もしくは停
止する。
【0050】さらに、吸込口本体11を床面から持ち上げ
て吸込口本体11の下面を上方に向けた際には、錘体87が
自重により錘収容部88a ,88b から下方に位置する上部
本体ケース13側に向けて移動する。この錘体87,87の移
動により開口する吸気風路78を構成する吸気供給風路79
a ,79b 内に錘体87,87がそれぞれ位置して吸気供給風
路79a ,79b を閉塞するとともに、第1のバイパス風路
89a および第2のバイパス風路89b を開口する。そし
て、吸気供給風路79a ,79b の閉塞により、仮に吸気口
23からの吸気気流73が生じたとしてもタービン室62へ吸
気の供給が遮断されるとともに、第1のバイパス風路89
a および第2のバイパス風路89b を介して吸込室21に吸
気されるため、エアタービン61へ吸気気流73が流れず、
エアタービン61の回転が停止して、第1の回転ブレード
101 および第2の回転ブレード102の回転が停止する。
【0051】なお、第1の回転ブレード101 および第2
の回転ブレード102 に絡み付いた糸ごみや髪の毛などを
除去するために第1の回転ブレード101 および第2の回
転ブレード102 を取り外す場合には、装着具29を外して
閉塞板28を取り外し、プーリ108 ,108 が設けられてい
ない側の軸部109 ,109 を支点にしてプーリ108 ,108
側を下方に移動させてプーリ108 ,108 側の軸部109 ,
109 を軸受110 ,110から取り外し、第2の無端ベルト1
14bおよび第3の無端ベルト114cからプーリ108 ,108
を外し、支点とした軸部109 ,109 を軸受110 ,110 か
ら外すことにより取り外しできる。なお、組み付ける場
合には反対の動作を行う。
【0052】また、ブラシ体35が汚れた場合には、装着
具29を外して閉塞板28を取り外し、閉塞板28とケース体
15とにて挟持されたブラシ体35の第2の装着爪部47の係
止状態を解除する。そして、ブラシ体35を第2の装着爪
部47側に引っぱりながら、ボス部36を装着孔42から取り
外しつつ引っ掛け爪部37を引っ掛け壁部43から外して引
っ掛け孔44から取り外し、第1の装着爪部46を装着凹部
38から外してブラシ体35をケース体15から取り外す。こ
の後、ブラシ体35の起毛布41のブラシ毛が傾斜する方向
に撫でるように洗浄する。そして、洗浄したブラシ体35
を上記取り外しと反対の動作で取り付ける。
【0053】ところで、ホースの端部を持って押し引き
し、吸込口本体11を床面上で走行させて掃除する際、吸
込口本体11が前進する場合には、ホースの端部を押動す
るので吸込口本体11に被掃除面へ押し付けられる力が働
く。また、吸込口本体11が後退する場合には、ホースの
端部を引動するので吸込口本体11に被掃除面から持ち上
げられる力が働いて被掃除面への押圧力がほとんどない
状態となる。
【0054】このため、押圧力が掛かる吸込口本体11の
前進時に逆回転となる第2の回転ブレード102 は、押圧
力が掛からない吸込口本体11の後退時に逆回転となる第
1の回転ブレード101 より被掃除面から大きな摩擦力を
受ける状況となる。なお、吸込口本体11の走行方向に対
して順回転となる場合には、吸込口本体11の走行が補助
されることとなる。そして、上記実施の形態では、第2
の回転ブレード102 のブレード部105 の螺旋角度が第1
の回転ブレード101 のブレード部105 の螺旋角度より大
きいため、ブレード部105 の平面の垂線は、回転方向に
対して傾斜角が大きくなり、被掃除面との接触面積が減
少する。このため、吸込口本体11への押圧力を前進時お
よび後退時で同等とすると、ブレード部105 の平面に被
掃除面から受けるベクトル量は第1の回転ブレード101
より第2の回転ブレード102 の方が小さくなり、被掃除
面から受ける摩擦力が低減することとなる。したがっ
て、押圧力が掛かる前進時に第2の回転ブレード102 の
ブレード部105 に掛かる摩擦力が小さくなることによ
り、エアタービン61や駆動伝達手段への負荷が小さくな
り、ブレード部105 の摩耗も低減して寿命の長期化が図
れるとともに、押圧力が掛かる前進時の走行性の向上が
図れる。また、後退時には、螺旋角度が小さい被掃除面
との摩擦力が大きい逆回転の第1の回転ブレード101 の
ブレード部105 にて塵埃を掻き取るので、掃除性は低下
しない。
【0055】一方、例えば掃除箇所の移動や椅子やテー
ブルとなどの家具の移動の際にホースを床面に載置する
ことにより、連通管の方向に導出する端部がケース体に
対して下方に回動した状態でケース体の下面が床面から
離間する。また、このケース体の下面が床面から離間す
ることにより、吸込口から空気が抵抗なく吸い込まれ
る。
【0056】そして、上記実施の形態では、連通管56の
吸込口20と対向する開口縁を吸込口20の縁に覆われずに
吸込口20の開口縁の内側に開口して略同一面上の状態と
したため、吸込口20の開口縁の吸込室21側の内側に乱流
を生じる壁状部分がないので、例えば連通管56の後端部
を上方に回動させた際、すなわち吸込口本体11を床面か
ら持ち上げることにより吸込口本体11の前部が自重によ
り下方に回動した状態となった際に、壁状部分の乱流に
よる騒音の発生を防止できるとともに、吸込効率を向上
できる。さらに、吸込口20の吸込室21側の内側に壁状部
分がないために、連通管56の後端部が上方に回動した状
態でも吸込口20を流過した吸気気流は円滑に連通管56に
吸い込まれるので、乱流による騒音の発生を防止でき、
吸い込み効率を向上できる。なお、床面に載置した状態
では、吸込口本体11の下面が床面から離間した場合より
吸込風量が少なくなるとともに、吸込気流による騒音は
床面にて塞がれる状態となるので、大きな騒音として感
じられない。
【0057】また、吸込口20を第2の清掃体室19に向け
て拡開させ第2の清掃体室19の下面の開口形状を凸字状
としたため、例えば被掃除面が毛足の長い絨毯などの場
合にケース体15の下面に絨毯の毛が潜り込んで走行性が
低下することを防止できるとともに、第2の清掃体室19
内に吸い込まれた空気が円滑に吸込口20に吸い込まれ
て、乱流による騒音を低減できる。
【0058】一方、例えば別途下部本体ケース12にリブ
などを設けて、このリブにて軟質のスポンジなどのフィ
ルタ部材54を変形せずに保持するためには、面にて支持
する必要があるが、リブを面にて支持する構成に形成し
た場合には、下部本体ケース12が成形の際のひけなどの
変形を生じるおそれがある。ところで、上記実施の一形
態では、保持壁部52および保持ピン部53にて軟質のフィ
ルタ部材54が下方に向けて略U字状に折り返されて、第
2の駆動伝達室25内および軸支室26内に塵埃が堆積しな
いようにリーク窓部51を覆って着脱可能に装着し、バン
パ14に突設した舌片部55b にてフィルタ部材54を脱落防
止する。
【0059】このため、上部本体ケース13および下部本
体ケース12の間に挟持される製造が容易なバンパ14の一
部分を利用するので、別途リブや他の部材を用いずとも
面にて位置決め保持でき、リブなどを設けることによる
ひけなどの成形時の変形を防止して形成が容易なバンパ
に舌片部55b を設けることによる製造性を向上できる。
さらに、例えばフィルタ部材54を折り返して平板状の冶
具を挟み、この状態でフィルタ部材54の中間位置に当て
て押し込むことにより装着でき、組付性の向上およびフ
ィルタ部材54の復元力による保持性の向上が得られる。
【0060】また、圧入装着して着脱可能としたため、
フィルタ部材54が汚れた場合に、容易に取り外して洗浄
でき、保守管理も容易となる。
【0061】そして、フィルタ部材54を保持する保持部
としてひけを生じないピン状の保持ピン部53を設けたた
め、簡単な構造で容易にフィルタ部材54を保持できる。
【0062】また、上記実施の形態では、吸込口20に連
通する第1の清掃体室18および第2の清掃体室19間に位
置して、吸込口本体11の走行方向に対して略左右方向に
横長のブラシ体35を取り付けたため、床面と対向する第
1の清掃体室18および第2の清掃体室19が負圧となって
ブラシ体35が床面に押し付けられる状態となるので、ブ
ラシ体35による塵埃の掻き取りや掃き取り、床磨き効果
を向上できる。さらに、例えば吸込口本体11が前進時に
ブラシ体35の前側で掻き取ったり掃き寄せた塵埃は前側
の第1の清掃体室18から連通路49を介して吸込口20にて
吸い込み、後退時にブラシ体35の後側で掻き取ったり掃
き寄せた塵埃は後側の第2の清掃体室19から吸込口20に
吸い込むので、吸込口本体11の走行方向を問わず、ブラ
シ体35にて捕捉した塵埃を確実に吸い込むことができ、
掃除効率を向上できる。
【0063】そして、ブラシ毛が傾斜した一方向性を有
した起毛布41を備えたブラシ体35を、ブラシ毛が吸込口
本体11の走行方向の後方に向けて傾斜するように装着し
たため、吸込口本体11の前進時の押動により吸込口本体
11が床面に押し付けられて負荷が大きくなるが、ブラシ
毛が寝る方向であるため、床面走行時の抵抗で小さく、
吸込口本体11の後退時の引動により吸込口本体11が床面
から持ち上げられる力が働くので、ブラシ毛が逆立って
塵埃の掻き取りを行っても走行負荷が大きくならずに効
率よく塵埃の掻き取りができる。
【0064】また、ブラシ体35の台座部40の両端部に、
下部本体ケース12のブラシ装着部34に係脱可能な異なる
形状の第1の装着爪部46および第2の装着爪部47を設け
たため、ブラシ体35の方向性が逆とならずに確実に装着
できる。
【0065】そして、第1の回転ブレード101 および第
2の回転ブレード102 をケース体15に着脱する閉塞板28
を利用して、この閉塞板28の取り付けによりブラシ体35
の一端の第2の装着爪部47をケース体15とにて挟持する
ため、別途支持する構成が不要で、ブラシ体35を取り付
けるための構成を簡略化でき、製造性を向上できるとと
もに、容易にブラシ体35を着脱できる。
【0066】また、第2の装着爪部47を閉塞板28に挟持
されかつ閉塞板28の側面に端面が当接するように形成し
たため、長手方向の移動を規制でき、ブラシ体35を確実
に位置決め保持できる。
【0067】さらに、ブラシ体35を着脱可能としたた
め、塵埃の付着により汚れてもブラシ体35のみ洗浄すれ
ばよく、保守管理性を向上できる。
【0068】また、ブラシ体35の台座部40を係止するブ
ラシ装着部34の引っ掛け爪部37を吸込気流75が流過する
連通路49に位置させて設けたため、スライド機構などの
型構造を用いなくても型抜きが容易にでき、また型抜き
のために引っ掛け爪部37の形成により開口が生じても、
ブラシ体35の起毛布41にて覆われるので外観を損なわ
ず、例えば漏れによる吸気気流73の風量低下によるエア
タービン61の回転トルクの低下や吸込効率の低下などを
防止できるとともに、開口からケース体15内に侵入する
塵埃は連通路49に至るので、第2の清掃体室19を介して
吸込口20から吸い込まれるので、ケース体15内に堆積せ
ず、清潔な状態に維持する保守管理が容易となる。
【0069】さらに、引っ掛け爪部37およびボス部36の
先端が凹溝状のブラシ装着部34内に位置し、このブラシ
装着部34内にブラシ体35を取り付けるため、ブラシ体35
の幅方向の移動が規制され、床面との接触により負荷を
受けるブラシ体35を取り付けるボス部36や引っ掛け爪部
37、第1の装着爪部46、第2の装着爪部47などに負荷が
掛かりにくくなり、各部位の損傷を防止できるととも
に、ブラシ体35がケース体15の下面から突出せず、美観
が向上する。
【0070】そしてさらに、鉤状の引っ掛け爪部37を設
けたため、ブラシ体35をケース体15の下面に確実に取り
付けできる。
【0071】一方、タービン室62内のエアタービン61へ
の吸気気流73の供給は、エアタービン61の軸体65に対し
て略対称の径方向の位置からタービン室62内に供給する
ため、エアタービン61に回転軸となる軸体65に一方向か
らの負荷が掛かることがなく、長期間安定してがたつき
なくエアタービン61を回転自在に軸支でき、効率よくエ
アタービン61を回転できる。
【0072】また、吸気口23の開口面積を大きく開口さ
せ吸気気流73の風量を増大させて、エアタービン61の回
転トルクを向上させるべく、上部本体ケース13の後部で
連通管56の両側に位置して吸気口23を開口したため、一
般的に吸込口本体11の後部は前進時に塵埃を吸い込んで
ある程度塵埃が除かれた床面上に位置することとなるの
で、吸気口23から塵埃が侵入しにくく、エアタービン61
に塵埃が付着することによる回転トルクの低減を防止で
きるとともに、例えば掃除中にカーテンなどにて吸気口
23が覆われにくく、仮に片側の吸気口23が覆われても吸
気気流73をエアタービン61に供給でき、エアタービン61
の回転が得られる。
【0073】さらに、左右の開口面積が略同面積となる
ように吸気口23を開口形成したため、左右の吸気気流73
の風量が同等となり、エアタービン61への一方向への負
荷が掛からず、さらに安定してエアタービン61の回転が
得られるとともに、外観が略対称となり美観を向上でき
る。
【0074】そして、エアタービン61への径方向からの
供給の際、連通管56の左右に位置して開口する吸気口23
からの吸気気流73の流過方向は、エアタービン61に対し
て反対方向となるが、エアタービン61の回転方向と反対
方向となる吸気気流73が流入する吸気室24b 内に、吸気
気流73の流過方向を反転させる彎曲した整流板83を設け
たため、簡単な構造で容易に吸気気流73の方向転換がで
き、エアタービン61の回転方向と同方向となった吸気気
流73により、エアタービン61の回転トルクの向上が得ら
れる。
【0075】さらに、整流板83は、下部本体ケース12お
よび上部本体ケース13にリブ状に設けた下整流板83a お
よび上整流板にて構成したため、ケース体15の強度を向
上できる。
【0076】一方、エアタービン61の傘部91の軸支部92
に接続する部分である基端の位置を風受板93,93の幅寸
法間に位置させたため、エアタービン61の回転による慣
性力が働いて傘部91が軸方向である上下方向に変形して
他部位に当接することによる回転トルクの低減や騒音の
発生を防止できる。
【0077】また、従動後輪96の車輪部98のひけなどの
成形変形を防止する溝98a 内にOリングなどの弾性部材
99を設け、さらに外周面に布などの柔軟部材やゴムなど
の弾性部材である保護シート100 を設けたため、例えば
掃除時の吸込口本体11の前後走行の際に、一般に頻度の
高い吸込口本体11の後部が床面から持ち上がって再び床
面に接地する状態が生じても床面を傷付けず、騒音の発
生も抑制できる。さらに、保護シート100 として起毛布
を用いた場合には、容易に吸込口本体11を走行方向と交
差する長手方向である左右方向に容易に滑って移動で
き、掃除作業性を向上できる。また、弾性部材99をひけ
などの成形変形を防止する溝98a 内に設けたため、弾性
部材99が位置ずれせずに保持できる。
【0078】なお、上記実施の形態において、キャニス
タ型の電気掃除機に限らず、吸込口本体11が電気掃除機
本体の下面に直接形成されたアップライト型、その他、
電気掃除機本体と吸込口本体11とが一体化された自走式
の電気掃除機などにも適用することができる。
【0079】また、吸気風路78の途中に開度を連続的に
調節し第1の回転ブレード101 および第2の回転ブレー
ド102 の回転速度を可変可能に弁体やシャッタなどを別
途設けてもできる。
【0080】さらに、吸気口23を連通管の両側に位置さ
せてそれぞれ開口したが、吸気気流73がエアタービン61
の軸体65に対して略対称の位置から供給されるいずれの
位置でもよく、また、供給も一対に限られない。
【0081】また、整流手段としては、彎曲する板状の
整流板に限らず、吸気気流73の流過方向を変えるいずれ
の構成でもできる。
【0082】そして、エアタービン61として偏平型のも
のを上下方向を軸として配設して説明したが、径方向か
らの吸気気流73の供給により回転するいずれのエアター
ビン61でもよい。
【0083】また、連通路49を略筒状に形成して説明し
たが、例えばケース体15の下面に下方に向けて開口する
凹溝状に形成してもよい。この場合、ブラシ体35を2分
割にしたり、またブラシ体35を設けなくてもよい。そし
て、凹溝状に形成することにより、塵埃が引っ掛かるな
どを防止でき塵埃の除去などの保守管理が容易にでき
る。
【0084】一方、回転清掃体としては、ブレード部10
5 を有した第1の回転ブレード101および第2の回転ブ
レード102 の他に、起毛を壁状に設けた回転ブラシや、
布ブレード部を設けたもの、ブラシや布ブレード部、ブ
レード部105 を組み合わせたものなどいずれのものを用
いてもよい。
【0085】また、第1の清掃体室18および第2の清掃
体室19にそれぞれ第1の回転ブレード101 および第2の
回転ブレード102 を配設して説明したが、回転清掃体と
しては複数本設けてもでき、1つの回転清掃体室内に複
数本の回転清掃体を配設しても同様の効果が得られる。
【0086】さらに、第1の回転ブレード101 のブレー
ド部105 などの清掃部の数を、第2の回転ブレード102
のブレード部105 などの清掃部の数より多くしてもよ
い。この場合には、吸込口本体11の後退時における被掃
除面への押し付ける力が解除され被掃除面との摩擦力の
増大がほとんどない第1の回転ブレード101 の清掃部に
より、走行性の低下を抑制しつつ塵埃の掻き取り効率を
向上でき、掃除性を向上できる。
【0087】また、ブラシ体35は、起毛布41を有したも
のに限らず、台座部40にブラシ毛を直接植設したものな
どいずれのものでもよい。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機の吸込口体に
よれば、前進方向に対して順回転の第1の回転清掃体の
スパイラル状の清掃部より、第2の回転清掃体のスパイ
ラル状の清掃部の螺旋角度が大きいため、被掃除面への
押し付ける力が解除されるケース体の後退時に螺旋角度
の小さい第1の回転清掃体の清掃部にて効率よく塵埃を
掻き取りでき、被掃除面への押し付ける力が働くケース
体の前進時には第2の回転清掃体の清掃部にて塵埃を掻
き取りつつ螺旋角度の大きい清掃部の被掃除面との摩擦
力が小さくなって走行性を向上できる。
【0089】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によ
れば、請求項1記載の電気掃除機の吸込口体の効果に加
え、第1の回転清掃体の清掃部の数が第2の回転清掃体
の清掃部の数より多いため、ケース体の後退時の被掃除
面への押し付ける力が解除され被掃除面との摩擦力の増
大がほとんどない第1の回転清掃体の清掃部により、走
行性の低下を抑制しつつ塵埃の掻き取り効率を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の吸込口体の実施の一形態
の吸込口本体を示す底面図である。
【図2】同上一部を切り欠いた平面図である。
【図3】同上正面断面図である。
【図4】同上連通管を最下位に回動した状態を示す側面
断面図である。
【図5】同上連通管を最上位に回動した状態を示す側面
断面図である。
【図6】同上吸込口本体の連通路の部分を示す一部を切
り欠いた側面断面図である。
【図7】同上吸込口本体の駆動変換手段の近傍での一部
を切り欠いた側面断面図である。
【図8】同上吸込口本体の閉塞板の近傍を示す一部を切
り欠いた底面斜視図である。
【図9】同上吸込口本体の閉塞板の近傍を示す閉塞板が
取り外された状態の一部を切り欠いた底面斜視図であ
る。
【図10】同上ブラシ体の台座部を示す平面図である。
【図11】同上リーク窓部近傍を示す分解斜視図であ
る。
【図12】同上エアタービンを示す重量バランスを説明
する説明図である。
【図13】同上従動後輪を示す断面図である。
【符号の説明】
11 吸込口本体 15 ケース体 20 吸込口 56 連通管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 篤至 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面と対向する下面に吸込口を開口
    したケース体と、 このケース体に設けられ前記吸込口に連通する連通管
    と、 スパイラル状の清掃部を有し前記ケース体に前記被掃除
    面に対向して回転自在に軸支され前記ケース体の前進方
    向に対して順回転する第1の回転清掃体と、 この第1の回転清掃体の清掃部より螺旋角度が大きいス
    パイラル状の清掃部を有し、前記ケース体に前記被掃除
    面に対向して回転自在に軸支され前記ケース体の前進方
    向に対して逆回転する第2の回転清掃体とを具備したこ
    とを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】 第1の回転清掃体は、第2の回転清掃体
    より設けられた清掃部の数が多いことを特徴とした請求
    項1記載の電気掃除機の吸込口体。
JP23160397A 1997-08-27 1997-08-27 電気掃除機の吸込口体 Pending JPH1156705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23160397A JPH1156705A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 電気掃除機の吸込口体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23160397A JPH1156705A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 電気掃除機の吸込口体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1156705A true JPH1156705A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16926108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23160397A Pending JPH1156705A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 電気掃除機の吸込口体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1156705A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516261A (ja) * 2010-01-08 2013-05-13 ダイソン テクノロジー リミテッド 掃除機ヘッド
JP2017080449A (ja) * 2007-05-09 2017-05-18 アイロボット コーポレイション 自律型ガバレッジロボット
US10292556B2 (en) 2013-07-31 2019-05-21 Dyson Technology Limited Cleaner head for a vacuum cleaner
WO2019182410A1 (en) * 2018-03-23 2019-09-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Vacuum cleaner

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017080449A (ja) * 2007-05-09 2017-05-18 アイロボット コーポレイション 自律型ガバレッジロボット
US10070764B2 (en) 2007-05-09 2018-09-11 Irobot Corporation Compact autonomous coverage robot
JP2013516261A (ja) * 2010-01-08 2013-05-13 ダイソン テクノロジー リミテッド 掃除機ヘッド
US9066640B2 (en) 2010-01-08 2015-06-30 Dyson Technology Limited Cleaner head
US10667661B2 (en) 2010-01-08 2020-06-02 Dyson Technology Limited Cleaner head
US10292556B2 (en) 2013-07-31 2019-05-21 Dyson Technology Limited Cleaner head for a vacuum cleaner
US10786127B2 (en) 2013-07-31 2020-09-29 Dyson Technology Limited Cleaner head for a vacuum cleaner
WO2019182410A1 (en) * 2018-03-23 2019-09-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Vacuum cleaner
CN111902068A (zh) * 2018-03-23 2020-11-06 三星电子株式会社 真空吸尘器
US11324366B2 (en) 2018-03-23 2022-05-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Vacuum cleaner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2289381B1 (en) Vacuum cleaner accessory tool having a removable brush
JP5600509B2 (ja) 表面処理ヘッド
JP5118726B2 (ja) 表面処理ヘッド
KR20180084055A (ko) 이중 회전 애지테이터를 구비한 표면 청소 헤드
JP2006508757A (ja) 吸引式掃除機用ヘッド
JP2011019916A (ja) 表面処理ヘッド
JPH1156710A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156705A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156707A (ja) 回転清掃体および電気掃除機の吸込口体
JPH1156704A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156699A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156706A (ja) 電気掃除機の吸込口体
CN100531646C (zh) 吸尘器头
JPH1156700A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156708A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP3446936B2 (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH1156702A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH119520A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP3381890B2 (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP3449514B2 (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP2000051126A (ja) 床用吸込具
JPH09248261A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH09248259A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH11206647A (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JPH09248266A (ja) 電気掃除機の吸込口体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040402

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040602

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041020