JPH1156680A - 移動式便器 - Google Patents

移動式便器

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JPH1156680A
JPH1156680A JP23336197A JP23336197A JPH1156680A JP H1156680 A JPH1156680 A JP H1156680A JP 23336197 A JP23336197 A JP 23336197A JP 23336197 A JP23336197 A JP 23336197A JP H1156680 A JPH1156680 A JP H1156680A
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JP
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toilet
base
holder
excrement
shoe
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JP23336197A
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Keiichiro Yamazaki
慶市郎 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で、かつ保管スペースが少くて済
み、しかも軽量で十分な強度のある移動式便器を提供す
る。 【解決手段】 複数のシュー1とこのシューに対応する
複数のコーナ部2とを備え、各シュー1は隣接するシュ
ーに対応するコーナ部2に対してアーム3・4を交差さ
せて連結し、この交差部位5を枢支点とする折り畳み可
能の基台11を構成する。便座8を設けた枠体12をコ
ーナ部2に載置することによって基台11を位置決め保
持し、基台11を所定高さに固定する。シューには少な
くとも一対の支柱15を立設し、このシュー1に対応す
るコーナ部2を前記支柱15に沿って昇降可能に構成す
る。また、便座8の下側にホルダー20・20aを設け
る。このホルダー20・20aに排泄物収容袋25を連
続的に形成する筒状フィルム21、あるいは単体の排泄
物収容袋25aを装填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時をはじめ建
設現場やキャンプ場などのアウトドアー、さらには介護
用や自動車内で簡単に仮設便所を設置することができ、
しかも使用を要する時に備える部材の備蓄のための保管
スペースが少なくて済み、排泄物の処理も容易で、コン
パクトな移動式便器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動式便器は、通常には所定の場所に保
管しておき、災害時などの使用時に備蓄倉庫などから運
んできて所定の個所に設置して仮設便所を構成するもの
が普通である。このような従来の仮設便所には鋼板を箱
状に形成した箱形便所や、複数個の便所を連棟式に連設
し、自動車などで牽引するようにしたものもあった。前
記のような箱形便所や、連棟式便所は重量が大であるか
ら、移動が困難なうえ、広い保管スペースを要するの
で、移動式便器には保管スペースが少なくて済み、かつ
軽量で組立が簡単な構造のものが要求されている。
【0003】かかる要求に応じて、移動式便器には浮き
袋などのように内部に空気を吹き込んで膨らませるよう
にして便器本体を形成し、該便器本体の頂部に便座を設
け、さらに便座の下方に排泄物を収容する容器を取り付
けたものがあった。あるいは、プラスチック段ボールを
折り畳むことにより便器本体を形成するようにしたもの
もあった。その他、略U字形に折り曲げてなる2本の部
材を用い、かつ前記部材の対応する2辺をそれぞれ交差
状態に組み合わせ、前記交差部を枢支点とする折り畳み
式の基台を形成し、この基台の頂部に便座を固定するこ
とによって移動式便器を構成したものがあった。そし
て、この移動式便器をテントなどで遮蔽して仮設便所を
構成した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のこの種の移動式便器では、以下のような問題があっ
た。すなわち、空気を吹き込む浮き袋形式のものは、軽
量であるという利点はあるが、一旦穴があくと全く使用
不可能になるので、砂利や小石の多い場所などには設置
することは困難であり、設置場所に制約がある。しかも
煙草の火等で簡単に穴があいてしまうので取り扱いが面
倒な上、強度上も問題があった。
【0005】さらに、プラスチック段ボールを用いたも
のは軽量ではあるが、十分な強度が得られないので多数
人の使用には耐えられなかった。また、前記の略U字形
に折り曲げてなる2本の部材を組み合わせた折り畳み式
のものは、便器の昇降を案内する部分をもたないために
便器の設置が不安定であるうえ、強度上も問題があっ
た。また、排泄物は所定の便槽に貯めることが普通であ
るので、特に災害時には排泄物のキャパシティ不足が常
に問題となり、その結果、糞便の堆積や、臭気の発生や
衛星状態の悪化、さらには環境汚染の問題を惹起した。
【0006】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、組立が容易で、かつ保管
スペースが少くて済み、しかも軽量で十分な強度があ
り、排泄物の処理も容易な移動式便器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は移動式便器であ
り、前述した技術的課題を解決するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明の移動式便器は、複
数のシューと該シューに対応する複数のコーナ部とを備
え、各シューは隣接するシューに対応するコーナ部に対
してアームを交差させて連結し、該交差する部位を枢支
点とする折り畳み可能の基台を構成し、さらに便座を設
けた枠体を前記コーナ部に載置して前記基台を位置決め
保持すると共に前記基台を所定高さに固定し、前記シュ
ーには少なくとも一対の支柱を立設し、該シューに対応
するコーナ部を前記支柱に沿って昇降可能に構成したこ
とを特徴とする(請求項1)。なお、本発明に用いられ
るアームはパイプ材が好適であり、特に軽量でありなが
らも満足のいく強度が得られるアルミニウムやFRPを
用いるのが好ましい。鋼製のパイプを用いることができ
ることは言うまでもない。
【0008】さらに、本発明の移動式便器は、前述した
必須の構成要素からなるが、前記便座の下側にホルダー
を設け、前記ホルダーに排泄物を収容するための紙、合
成樹脂等の筒状フィルムを装填したことを特徴とする
(請求項2)。
【0009】また、本発明の移動式便器では、前記筒状
フィルムは、前記ホルダー内に折り畳まれた状態で装填
されていて、前記ホルダーから排泄物を収容するに足る
所定長さだけ引き出し可能に形成されていることを特徴
とする(請求項3)。
【0010】さらに、本発明の移動式便器では、前記筒
状フィルムは、所定長さ毎に切取線とヒートシール部が
予め形成されていることを特徴とする(請求項4)。
【0011】そして、本発明の移動式便器では、前記基
台には切断装置及び/または熱溶着装置を設け、合成樹
脂製の筒状フィルムを所定長に切断及び/または溶着し
て排泄物収容袋を連続的に形成することを可能にしたこ
とを特徴とする(請求項5)。
【0012】また、本発明の移動式便器では、前記基台
と前記便座の間に紙、合成樹脂等の単体の排泄物収容袋
を着脱自在に挟持したことを特徴とする(請求項6)。
【0013】さらに、本発明の移動式便器では、前記便
座の下側に有底のホルダーを設け、前記有底のホルダー
内に前記単体の排泄物収容袋を着脱自在に装填したこと
を特徴とする(請求項7)。
【0014】そして、本発明の移動式便器では、前記排
泄物収容袋には、消臭固化剤を投入可能としたことを特
徴とする。(請求項8)
【0015】
【作用】本発明の移動式便器によると、棒状に折り畳ま
れた基台はアームを交差部位を枢支点として開き、コー
ナ部は支柱に沿って昇降する。この状態で基台11は支
柱15・15によって安定的に支持される。便座を取り
付けた枠体を基台11に載置する。その際に基台11は
強固に位置決め保持される。また、便座の下側に排泄物
収容袋を形成するための紙、合成樹脂等の筒状フィルム
を内部に折り畳んだ状態で充填したホルダーを取り付け
たり、あるいは単体の排泄物収容袋を便座の下側にセッ
トして移動式便器の組立が完了する。また、排泄物収容
袋に消臭固化剤を投入することによって、排泄物の消臭
と固化が瞬時に行われ、焼却処理が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の移動式便器を図に
示される実施形態について更に詳細に説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対的配置などは特に限定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨
ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0017】図1は本発明の一実施形態に係る移動式便
器の斜視図を示し、図2は基台を棒状に折り畳んだ状態
の斜視図であり、図3は基台を開いた状態を示す。さら
に、図4は枠体と背もたれの斜視図、図5は図1のV−
V線における部分断面を示し、図6は筒状フィルムの変
形例を示す。また、図7は図5に対応する筒状フィルム
の装着状態の実施形態の断面を示し、図8は図7の変形
例である実施形態の断面を示す。図9は本発明に係る移
動式便器を用いた仮設便所の斜視図であって、内部の状
態の一部を示してある。
【0018】本発明に係る移動式便器10は、図2及び
図3に詳細に示すような基台11を有する。この基台1
1は4個のシュー1a〜1d、及びこのシューに対応す
る4個のコーナ部2a〜2dを備える。また、各シュー
1a〜1dは隣接するシューに対応するコーナ部2a〜
2dに対してアーム3、4を交差させて連結してある。
シュー1aは隣接するシュー1b、1cに対応するコー
ナ部2b、2cに対してアルミパイプ材から構成される
アーム3、4を交差させて連結しており、シュー1bは
隣接するシュー1a、1dに対応するコーナ部2a、2
dに対してアーム3、4を交差させて連結している(以
下、シュー1c、1dも同様)。
【0019】そして、交差部位5を枢支点とすることに
より基台11を棒状に折り畳み可能に構成する。同時に
各シュー1a〜1dとアーム3、4との連結点6、及び
各コーナ部2a〜2dとアーム3・4の連結点7ではア
ーム3・4とシュー1a〜1d、コーナ部2a〜2dは
相互に枢動可能となっている。
【0020】便座8を取り付けた枠体12が前記コーナ
部2a〜2dに載置されることによって前記基台11を
位置決め保持すると共に、前記基台11を所定の高さに
固定する。なお、この枠体12は前部枠部材12aと後
部枠部材12bとを有し、各枠部材12a、12bは一
対の梁9a・9bにより一体に連結されている。そし
て、前部枠部材12aには一対の貫通孔13・13が、
後部枠部材12bには同じく一対の貫通孔14・14が
穿設されている。
【0021】前記シュー1a・1bにはアルミパイプ材
で形成された一対の支柱15・15が立設されていて、
図2及び図3から明らかなように、前記コーナ部のう
ち、一対のコーナ部2a・2bにそれぞれ挿通孔16を
設け、この挿通孔16に前記支柱15・15を挿通する
ことによりコーナ部2a・2bは前記支柱15に沿って
昇降可能に構成される。
【0022】そして、図1に示すような移動式便器10
を組み立てるには、図2に示す状態から図3に示すよう
に基台を開く。前部枠部材12aの前記貫通孔13・1
3を前記コーナ部2c・2dに形成された突起17・1
7と係合するとともに、後部枠部材12bに形成された
前記貫通穴14・14を前記支柱15・15に挿通す
る。さらに、前記支柱15・15の頂部に布又はプラス
チック製の背もたれ18が取り付けられている。なお、
本実施の形態において、背もたれ18には両端に形成さ
れた筒状の取付部19・19を有し、この取付部19・
19の孔に支柱15・15の頂部をを挿通するようにな
っているが、この背もたれ18は、必要により設けるこ
とができるものであって、本発明の必須の構成ではない
ことはもちろんである。
【0023】さらに、前記基台11に載置した便座8の
下側には、図1及び図5に詳細に示すようにホルダー2
0を設け、このホルダー20に排泄物を収容するための
紙、合成樹脂等の筒状フィルム21を装填している。な
お、22は前記ホルダー20を基台11の梁9a・9b
に保持する取付具である。
【0024】そして、前記筒状フィルム21は、図5に
示すように前記ホルダー20内に幾重にも折り畳まれた
状態で装填されていて、同図に矢印で示すように排泄物
を収容するに足る長さだけ下方に引き出し可能に形成さ
れている。また、前記ホルダー20の下方には上下に一
対の熱溶着装置22a・22bと、その間に熱切断装置
23を設け、図示しない電源に接続している。なお、3
1は複数の送りロールであり、電源に接続して筒状フィ
ルムの自動送り装置を構成することも可能である。
【0025】熱溶着装置22aは筒状フィルム21のヒ
ートシール部24を形成する。他方の熱溶着装置22b
は排泄物を収容した後に筒状フィルム21に形成される
排泄物収容袋25の封止部26を形成するようになって
いる。さらに、熱切断装置23は前記のヒートシール部
24と封止部26との間を切断することにより、排泄物
収容袋25を筒状フィルム21から分離することを可能
にする。なお、27は切断線である。
【0026】図6に示す筒状フィルム21aは、図5に
示す筒状フィルム21の変形例であり、予めヒートシー
ル部24と切断線27を形成して複数の排出物収容袋2
5を連続的に設けたものであって、ホルダー20内に装
填しておき、順次繰り出して使用するようになってい
る。この筒状フイルム21aを用いるときは、排泄物収
容袋25を封止する熱溶着装置22のみを設けるだけで
よい。あるいは、電源が得られない場合には熱溶着装置
を設けずに、使用後に排泄物収容袋25の縁部29を緊
縛するようにしてもよい。この場合には、筒状フィルム
自体の縁部29を手で結束してもよいし、あるいは、適
宜の材質の針金(軟線をビニールに埋め込んでなるもの
等が例示される)等を用いて前記縁部29を結束するこ
ともできる。その他、筒状フィルムにシール部24と封
止部26を上記の如く結束することによって、排泄物収
容袋を形成することもできる。
【0027】図7に示すのは本発明の他の実施形態を示
す。本実施の形態は、電源が得られない場所での使用に
適する。そして、使用に先立って基台11と便座8の間
に紙、合成樹脂等の単体の排泄物収容袋25aの縁部2
9を挟持すると共に、排便後に便座8を上昇させて排泄
物収容袋25aを取り外すようにし、排泄物収容袋25
aを着脱自在とする。使用後は前記排泄物収容袋のに縁
部29を上記のように手や針金等で緊縛する。
【0028】さらに、単体の排泄物収容袋25aを用い
る場合には、図8に示すように基台11の便座8の下側
に有底のホルダー20aを取り付け、このホルダー20
a内に紙、合成樹脂等の単体の排泄物収容袋25aを装
填することもできる。この場合、前記有底のホルダー2
0aは、その周縁部28を梁9a・9bに係合させて基
台11に固定する。ホルダー20aは有底形状をなして
いるから、排泄物収容袋25aの縁部29は便座8に被
せたままでよい。そして、使用後には前記排泄物収容袋
25aの縁部29を上記と同様に手や針金等で緊縛し
て、ホルダー20aから取り出すようにする。
【0029】次に、本発明の実施形態に係る移動式便器
10の作用を説明する。まず、図2に示すように棒状に
折り畳まれた基台11のシュー1a〜1dを移動させ
る。すると、アーム3・4は交差部位5を枢支点として
開くと同時に、コーナ部2a〜2dは連結点6・7にお
いて枢動する。この時、コーナ部2aと2bは挿通孔1
6が一対の支柱15・15に沿って下降して、図3に示
すような状態に開いた状態にセットされる。この状態で
は基台11は支柱15・15によって安定的に支持され
ることになる。
【0030】さらに、便座8を取り付けた枠体12(図
4参照)を、図3に示すセットされた基台11に載置す
る。その際、前部枠部材12aに設けた貫通孔13・1
3をコーナ部2c〜2dに設けた突起17・17に係合
させると同時に、後部枠部材12bに穿設した貫通孔1
4・14を支柱15・15に挿通することによって基台
11を強固に位置決め保持することになる。次いで、支
柱15・15の頂部に背もたれ18を挿通する。
【0031】次いで、図1及び図5に示すように便座8
の下側に、排泄物を収容するための紙、合成樹脂等の筒
状フィルム21を内部に折り畳んだ状態で充填したホル
ダー20を取り付けることによって移動式便器10の組
立が完了する。その時、図9に示すような組立式のテン
ト30などの遮蔽物を移動式便器10を囲んで設置する
ことによりアウトドア用の仮設便所を構成する。
【0032】本発明の実施形態に係る移動式便器10
は、便器の使用後は熱溶着装置22bにより封止部26
を形成して、排泄物の臭気の遮断と流出を防止する。次
いで熱切断機23によって筒状フィルム21から切り放
して、排泄物収容袋25を形成し、これを所定の場所に
積載てし、以後の処理を待つようにする。これと同時
に、熱溶着装置22aによりヒートシール部24を形成
して、後の利用者が直ちに使用することを可能にしてお
く。使用の際に消臭固化剤を筒状フィルムに投入する
と、排泄物は確実に消臭され瞬時に固化されて可燃物に
変化する。かくて前記ヒートシール部24と封止部26
によって排泄物は排泄物収容袋に密閉される。このた
め、後に行われる排泄物の焼却処理が簡単になる。
【0033】また、図7及び図8に示すように単体の排
泄物収容袋25aを用いる場合には、使用に先立って、
消臭固化剤を排泄物収容袋に投入しておき、排泄物を固
化させ、かつ臭気の発生を抑止することが好ましい。こ
うしておけば、使用後に排泄物収容袋25aの縁部29
に形成される緊縛部位から臭気が洩れたり排泄物が流出
するおそれはない。
【0034】なお、本発明の移動式便器は上記のように
戸外における仮設便所として使用する他に、災害発生な
どに起因する停電や断水の緊急時の家屋内での使用、あ
るいは自動車の走行中での使用、介護用便器としての使
用も可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動式便
器によれば、複数のシューとコーナ部とをアームを交差
させて連結し、この交差する部位を枢支点とする折り畳
み可能の基台を設けたので、非使用時には基台はコンパ
クトな棒状で保管ができることになり、保管スペースが
少なくて済む。しかも、軽量で運搬が容易となる。その
上、組立が容易であり、浮き袋状の便器のように煙草の
火により簡単に穴があくというような事故の発生のおそ
れは全くない。
【0036】さらに、本発明では枠体を複数のコーナ部
に載置して基台を位置決め保持するようにして所定高さ
に固定するようにしたので、軽量でありながら十分な強
度が得られる。また、シューには少なくとも一対の支柱
を立設し、該シューに対応するコーナ部を前記支柱に沿
って昇降可能に構成したので、基台の折り畳みやセッテ
ィングが円滑かつ安定的にできる。
【0037】排泄物を収容するために便座の下側に筒状
フィルムを排泄物を収容するに足る所定長さだけ引き出
し可能にセットしたり、あるいは単体の排泄物収容袋を
便座の下側にセットすることにより、便器の使用が簡単
となる。特に、熱切断装置及び/または熱溶着装置を設
けることにより、筒状フィルムを所定の長さに切断した
り、排泄物収容袋のヒートシール部を形成することによ
り、便器の使用が容易になる。
【0038】また、筒状フィルムにより連続的に形成さ
れる排泄物収容袋や、あるいは単体の排泄物収容袋に消
臭固化剤を投入することにより、排泄物の臭気の発生が
防止される上、排泄物が固化して排泄物が流出するよう
なことがなく、その後の焼却処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動式便器の斜視図
である。
【図2】図1の実施形態の基台の折り畳んだ状態の斜視
図である。
【図3】図2の基台を開いてセットした状態の斜視図で
ある。
【図4】枠体と背もたれの斜視図である。
【図5】図1のV−V線における部分断面図である。
【図6】筒状フィルムの変形例の側面図である。
【図7】筒状フィルムの装着状態の実施形態の図5に対
応する断面図である。
【図8】前記図7の変形例である実施形態の断面図であ
る。
【図9】本発明に係る移動式便器を用いた仮設便所の斜
視図である。
【符号の説明】
1(1a〜1d) シュー 2(2a〜2d) コーナ部 3 アーム 4 アーム 5 交差部位(枢支点) 8 便座 10 移動式便器 11 基台 12 枠体 15 支柱 20 ホルダー 20a 有底のホルダー 21 筒状フィルム 22(22a、22b) 熱溶着装置 23 熱切断装置 25、25a 排泄物収容袋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシューと該シューに対応する複数
    のコーナ部とを備え、各シューは隣接するシューに対応
    するコーナ部に対してアームを交差させて連結し、該交
    差する部位を枢支点とする折り畳み可能の基台を構成
    し、さらに便座を設けた枠体を前記コーナ部に載置して
    前記基台を位置決め保持すると共に前記基台を所定高さ
    に固定し、前記シューには少なくとも一対の支柱を立設
    し、該シューに対応するコーナ部を前記支柱に沿って昇
    降可能に構成したことを特徴とする移動式便器。
  2. 【請求項2】 前記便座の下側にホルダーを設け、前記
    ホルダーに排泄物を収容するための紙、合成樹脂等の筒
    状フィルムを装填したことを特徴とする請求項1記載の
    移動式便器。
  3. 【請求項3】 前記筒状フィルムは、前記ホルダー内に
    折り畳まれた状態で装填されていて、前記ホルダーから
    排泄物を収容するに足る所定長さだけ引き出し可能に形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の移動式便
    器。
  4. 【請求項4】 前記筒状フィルムは、所定長さ毎に切取
    線とヒートシール部が予め形成されていることを特徴と
    する請求項2又は3記載の移動式便器。
  5. 【請求項5】 前記基台には切断装置及び/または熱溶
    着装置を設け、合成樹脂製の筒状フィルムを所定長に切
    断及び/または溶着して排泄物収容袋を連続的に形成す
    ることを可能にしたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1に記載の移動式便器。
  6. 【請求項6】 前記基台と前記便座の間に紙、合成樹脂
    等の単体の排泄物収容袋を着脱自在に挟持したとしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動式便座。
  7. 【請求項7】 前記便座の下側に有底のホルダーを設
    け、前記有底のホルダー内に前記単体の排泄物収容袋を
    着脱自在に装填したことを特徴とする請求項1記載の移
    動式便器。
  8. 【請求項8】 前記排泄物収容袋には、消臭固化剤を投
    入可能としたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    に記載の移動式便器。
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Cited By (4)

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