JPH1156668A - 皮膚の角質層除去具 - Google Patents

皮膚の角質層除去具

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JPH1156668A
JPH1156668A JP24032897A JP24032897A JPH1156668A JP H1156668 A JPH1156668 A JP H1156668A JP 24032897 A JP24032897 A JP 24032897A JP 24032897 A JP24032897 A JP 24032897A JP H1156668 A JPH1156668 A JP H1156668A
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JP
Japan
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skin
stratum corneum
tool
nail
surface area
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JP24032897A
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English (en)
Inventor
Isamu Fujinaka
勇 藤中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の連続使用にも目詰まり等の弊害を起
こさず、比較的固い角質に対しても効果的な除去がで
き、さらに除去処理後の皮膚を滑らかにすることができ
る皮膚の角質層除去具を提供する。 【解決手段】 掌中に収まる径大の矩形或いは円径の盤
状のグリップ台1と、互いに接触することなく隙間6を
有しながら密でかつ複数の釘先4で表面域を形成して該
グリップ台1の前面3に植設した複数の細釘2からなる
皮膚の角質層除去具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、肘、膝、踵などの
角質化した皮膚を除去するための用具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、踵などの角質化した皮膚の角質層
を除去する用具には、小孔を多数形成し表面に凹凸のあ
る軽石或いは表面に細かい溝が多数刻み付けられたやす
りなどがあり、これらの除去具を角質化した皮膚に押し
当てて擦ったり或いは削ったりしている。
【0003】これらの従来の角質層除去具は、軽石表面
の尖った凸部や小孔の縁或いはやすりの面の溝条の目が
切削刃として機能する。これらはあまり鋭利でないこと
から削り取り能力はあまり高くない。また、軽石表面の
多数の小孔或いはやすりの目などの空隙は削りかすを溜
める機能を有するが、空隙の充填領域はあまり大きくな
いので、削り取った角質層が空隙に溜められると、僅か
の量で空隙は満たされ目詰まり状態になって削り取り機
能が無くなり、除去具の小孔や目の洗浄を行わなければ
使用できなくなてしまう。さらに、上述のようにこれら
はあまり削り取り能力が高くないことから、角質層は均
一に除去できず、このため、手入れ後の皮膚はざらざら
して滑らかでない。
【0004】そこで、角質層の目詰まりの解消と削り取
り能力の向上を目的として、図6に示すような角質層除
去具が考案されており、これは実公平2−9755号公
報に紹介されている。この角質層除去具は、図6の
(a)に示すように、板状体12が箱状本体11に着脱
可能に挿着された構造である。この板状体12には多数
の凸部12aが前面に突設され、この凸部12aは、図
6の(b)に示すように、板状体12の一部を円錐状ま
たは角錐状に突出させ、その頂上部を板状体と平行に切
除することで、頂上部に小さな開口部12bと開口部1
2bの周囲の鋭い縁部12cとが形成され、孔は末広が
りに拡大された構造である。
【0005】図6の皮膚の角質層除去具によれば、凸部
12aの頂上部に形成された開口部12bの比較的鋭い
縁部12cが角質化した皮膚を切削することから、軽石
等に比べて皮膚の削り取り能力は向上する。ただし、板
状体12を皮膚に押し付けた時に小さい開口部12bか
ら凸部12a内に押し込まれた少しの皮膚のみを削り取
ることから、削り取る量および効率は依然として低い。
開口部12bの奥は末広がりに拡大されているが、角質
化した硬い皮膚は凸部12a内に押し込み難く、このた
め削り取り難い。さらに切削刃を形成する凸部12aの
開口部12bの径が小さいため、削り取った角質層が中
に入りづらく、このためなお目詰まりし易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な課題を解決し、長時間の連続使用にも目詰まり等の弊
害を起こさず、比較的固い角質に対しても効果的な削り
取りができる皮膚の角質層除去具の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の手段は、請求項1の発明では、掌中に収まる径大の
盤状のグリップ台と、互いに接触することなく密でかつ
複数の釘先で表面域を形成して該グリップ台の前面に植
設した複数の細釘からなる皮膚の角質層除去具である。
【0008】請求項2の発明では、表面域が平面を形成
している請求項1の手段における皮膚の角質層除去具で
ある。
【0009】請求項3の発明では、表面域が凹条面を形
成している請求項1の手段における皮膚の角質層除去具
である。
【0010】請求項4の発明では、表面域が凸状面を形
成している請求項1の手段における皮膚の角質層除去具
である。
【0011】本発明のの皮膚の角質層除去具によれば、
以下に示す作用が発揮できる。 (1)グリップ台を後面から覆うように握持した状態
で、前面に植設した複数の細釘の釘先を肘、膝、踵など
の角質化した皮膚に押圧し、さらに横方向に往復移動し
て擦ることで、皮膚の角質層を削り取ることができる。
このように角質化した皮膚の角質層の切除を細釘の鋭い
釘先が担当することから、その削り取る能力は非常に高
い。
【0012】(2)複数の細釘を接触しないようにかつ
密に植設した構造であることから、各細釘間には所定の
隙間があり、特に釘先に行く程その隙間は大きくなる。
この各細釘間の隙間内を通って削り取った角質層は排出
され、長時間連続使用しても釘先まで角質層が溜まり目
詰まり状態になることはない。
【0013】(3)細釘の釘先で表面域を形成するよう
に植設したことから、これらの細釘を皮膚に押し当てる
と、近接する複数の釘先がいっせいに当接し、1本当た
りに懸かる負荷が分散される。このため、細釘が皮膚に
突き刺さってしまうことはない。
【0014】(4)細釘の釘先群が形成する表面域は、
肘、膝、踵などの角質層除去の対象の形状に合わせた任
意の曲率の凹曲面にすることで、フィット性の向上を図
ることができる。また当該一面を任意の曲率の凸曲面に
することで、削り取り能力を上げ、削り取り部分のピン
ポイト化を図ることがきる。
【0015】(5)請求項2の手段によれば、細釘の釘
先群が形成する表面域を平面にしたことから、皮膚削り
取り作業において要求される対象物に対する当該除去具
の向きおよび押圧力の判断が容易になる。つまりコント
ロール性が向上できる。この場合、グリップ台の前面お
よび細釘の釘先群が形成する表面域を平面、かつ、平行
にすると当該装置の製造を容易にすることがきる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図4に、発明の実施の形態
を示す。図1および図2は当該実施の形態に係る皮膚の
角質層除去具を示す斜視図で、図3は皮膚の角質層除去
具の平面図で、図4は図3の皮膚の角質層除去具の側面
図である。当該皮膚の角質層除去具は、図1〜図4に示
すように、グリップ台1と細釘2により構成した。
【0017】グリップ台1は、図1〜図4に示すよう
に、掌中に収まる径大の矩形又は円形の盤状に形成し
た。このグリップ台1は、後述する細釘2を植設し、当
該除去具の把持および操作を目的とする部分であり、プ
ラスチック、木材、金属等の材料を用いることができる
が、本形態は強度、耐久性などを考慮してアクリル樹脂
にした。
【0018】細釘2は、図1〜図4に示すように、グリ
ップ台1の前面3に釘先4を前方に向けて垂直に植設し
た。また、全ての細釘2のグリップ台1からの突出距離
を一定にして、全釘先4がグリップ台1の前面3と平行
な表面域を形成するようにした。細釘2は、径を0.5
mm〜3mmにし、細釘2の台から突出している長さは
5mm〜20mmにし、各細釘2の隣合う間の距離は2
mm〜5mmにするのが好ましい。本実施の形態では、
細釘の径を1.5mmにし、突出長さを10mmにし、
各細釘2間の距離を4mmにした。また細釘2は耐食性
を考慮し、真鍮製にした。
【0019】当該皮膚の角質層除去具は、グリップ台1
を後面から覆うように握り、前面3に植設した複数の細
釘2の釘先4を肘、膝、踵などの角質化した皮膚5に押
圧し、さらに横方向に往復移動して擦ることで、皮膚の
角質層を削り取る。このようにして角質層は除去できる
が、さらに効率よく除去するために、本発明の角質層除
去具の使用後に、金属ブラシ、やすり、さんどペーパー
の順に削り目を細かくした用具により仕上げ削りを加え
ると、よりなめらかな仕上げがえられる。本発明の角質
層除去具の使用前に角質層の形成された部分、例えば踵
の場合は足首から下を40℃前後の湯に約20分漬けて
おくか、入浴により十分にふやかしておくと効果的であ
る。さらに、その湯に酢を入れたり或いはハーブなどの
植物を混入すると角質層が軟化し或いは爽快感を伴い除
去作用が効率化される。本角質層除去具により角質を除
去した後は細かなサンドペーパーをかけるとより滑らか
に仕上ることができる。
【0020】このように皮膚の角質層除去具の細釘2を
角質化した角質化した皮膚5に擦ることにより角質層を
除去することから、従来の軽石などと比較して除去能力
は非常に高い。さらに、各細釘2間には所定の隙間6が
あることから、この隙間6を通して除去された角質層を
排出することができ、クリーニングを行わず連続的に使
用しても目詰まりを起こすこともない。なお、該皮膚の
角質層除去具の細釘2を角質化した皮膚5に押圧した場
合、図5に示すように、多くの細釘2の釘先4が角質化
した皮膚5に同時に接触するため、角質化した皮膚5に
作用する力が分散され、細釘2一本当たりの押圧力が小
さくなる。このため、切除能力が非常に高くても細釘2
が角質化した皮膚5内に刺さってしまうことがない。ま
た、図3のように角質化した皮膚5に押圧した状態で、
該除去具を横方向に往復移動させることで、角質化した
皮膚5の表面を釘先4が形成する面と一致するまで削り
取ることができ、細釘2が密に植設されていること及び
削り取る能力が高い。
【0021】以上、実施形態を紹介したが、本発明に係
る皮膚の角質層除去具の実施はこれに限るものではな
い。例えば、グリップ台1は図1に示す矩形盤状に限定
されず、把持し易いように図2に示す円盤状やその他楕
円盤状、或いは指が嵌合するよう外縁部を波状に形成し
たものでもよい。また、全釘先4が形成する面は、グリ
ップ台1の前面3と平行な一平面に限定されず、中央部
が低く外周部ほど高くした凹状曲面でもよい。こうする
ことで、踵などへのフィット性がよくなる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の皮膚の角質層除去具に
よれば、以下の効果が発揮できる。 (1)当該皮膚の角質層除去具によれば、角質化した皮
膚の削り取りを細釘の鋭い釘先が担当することから、そ
の削り取り能力は非常に高く、軽石などの従来の皮膚の
角質層除去具と比較して、簡易かつ短時間に角質化した
皮膚の除去処理ができる。
【0023】(2)当該皮膚の角質層除去具によれば、
各細釘間の隙間により、削り取った角質が排出され、長
時間連続使用しても釘先まで角質が溜まり目詰まり状態
になることはない。このため、従来の皮膚の角質層除去
具のような作業途中でのクリーニングを不要にできる。
【0024】(3)密集した細釘の釘先が表面域を形成
することと、上述のように鋭い釘先により角質を削り取
る能力が非常に高いことから、この皮膚の角質層除去具
の横方向の往復運動で、角質化した皮膚に固い部分と柔
らかい部分とが混在しても、従来の角質層除去具と比較
して、角質除去処理後の皮膚の平滑性を大幅に向上する
ことができる。
【0025】(4)細釘の釘先群が形成する表面域を、
踵、肘、膝などの角質除去の対象別に、その曲率に合わ
せた任意の凹曲面にすることで、角質除去の対象ごとに
専用の除去具とし、取り扱いを容易にできる。また、反
対に当該表面域を任意の曲率の凸曲面にすることで、削
り取り能力を上げ、削り取り部分のピンポイト化を図る
ことがきる。
【0026】(5)請求項2に記載の皮膚の角質層除去
具によれば、皮膚削り取り作業において当該除去具のコ
ントロールを容易にできる。また、当該装置の製造を容
易にすることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る皮膚の角質層除去具
を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る皮膚の角質層除
去具を示す斜視図である。
【図3】図1の皮膚の角質層除去具の平面図である。
【図4】図2の皮膚の角質層除去具の側面図である。
【図5】図1の皮膚の角質層除去具を皮膚に押圧した状
態の釘先近傍を示す模式的説明図である。
【図6】(a)は従来の角質層除去具を示す斜視図で、
(b)は角質層除去具(a)の板状体の凸部を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 グリップ台 2 細釘 3 前面 4 釘先 5 角質化した皮膚 6 隙間 11 箱状本体 12 板状体 12a 凸部 12b 開口部 12c 縁部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掌中に収まる径大の盤状のグリップ台
    と、互いに接触することなく密でかつ複数の釘先で表面
    域を形成して該グリップ台の前面に植設した複数の細釘
    からなる皮膚の角質層除去具。
  2. 【請求項2】 表面域が平面を形成している請求項1記
    載の皮膚の角質層除去具。
  3. 【請求項3】 表面域が凹状面を形成している請求項1
    記載の皮膚の角質層除去具。
  4. 【請求項4】 表面域が凸状面を形成している請求項1
    記載の皮膚の角質層除去具。 【0001】
JP24032897A 1997-08-21 1997-08-21 皮膚の角質層除去具 Pending JPH1156668A (ja)

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