JPH1156318A - 食品用密封容器及びその密封装置 - Google Patents
食品用密封容器及びその密封装置Info
- Publication number
- JPH1156318A JPH1156318A JP9242233A JP24223397A JPH1156318A JP H1156318 A JPH1156318 A JP H1156318A JP 9242233 A JP9242233 A JP 9242233A JP 24223397 A JP24223397 A JP 24223397A JP H1156318 A JPH1156318 A JP H1156318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- food
- sealed
- edge
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一般の家庭や小規模の弁当屋等において、複
数種類の食品を煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じること
を防止しながら包装することができる食品用密封容器を
提供すること。 【構成】 充填する食品の量及び種類に応じて収容部1
4,15を形成するとともに、収容部14,15の上縁
外周に縁部11,19を形成した容器本体1と、シート
状の蓋材2とからなり、収容部14,15に調理後の食
品を充填した状態で容器本体1を蓋材2により覆い、そ
の上から加熱部材4により加熱して、容器本体1の縁部
11,19と蓋材2とをヒートシールするようにする。
数種類の食品を煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じること
を防止しながら包装することができる食品用密封容器を
提供すること。 【構成】 充填する食品の量及び種類に応じて収容部1
4,15を形成するとともに、収容部14,15の上縁
外周に縁部11,19を形成した容器本体1と、シート
状の蓋材2とからなり、収容部14,15に調理後の食
品を充填した状態で容器本体1を蓋材2により覆い、そ
の上から加熱部材4により加熱して、容器本体1の縁部
11,19と蓋材2とをヒートシールするようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品用密封容器及
びその密封装置に関し、特に、一般の家庭や小規模の弁
当屋等において、少数の弁当等を煮汁やつゆ等の汁こぼ
れ等が生じることを防止しながら包装することができる
食品用密封容器及びその密封装置に関するものである。
びその密封装置に関し、特に、一般の家庭や小規模の弁
当屋等において、少数の弁当等を煮汁やつゆ等の汁こぼ
れ等が生じることを防止しながら包装することができる
食品用密封容器及びその密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の家庭や小規模の弁当屋等に
おいては、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれの
ある食品を、弁当箱等の食品用容器に充填する場合に
は、汁こぼれが生じたり、煮汁やつゆ等が他の食品に付
着することを防止するために、食品毎に密封可能な合成
樹脂製の食品用容器に充填するようにしていた。
おいては、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれの
ある食品を、弁当箱等の食品用容器に充填する場合に
は、汁こぼれが生じたり、煮汁やつゆ等が他の食品に付
着することを防止するために、食品毎に密封可能な合成
樹脂製の食品用容器に充填するようにしていた。
【0003】このため、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生
じるおそれのある食品を、弁当にするためには手数とコ
ストを要するため、低コストの食品用密封容器、例え
ば、密封パックを利用することができない一般の家庭や
小規模の弁当屋等においては、煮汁やつゆ等の汁こぼれ
等が生じるおそれのある食品を弁当に用いることを敬遠
する傾向があった。
じるおそれのある食品を、弁当にするためには手数とコ
ストを要するため、低コストの食品用密封容器、例え
ば、密封パックを利用することができない一般の家庭や
小規模の弁当屋等においては、煮汁やつゆ等の汁こぼれ
等が生じるおそれのある食品を弁当に用いることを敬遠
する傾向があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の弁当
箱等の食品用容器の有する問題点に鑑み、一般の家庭や
小規模の弁当屋等において、必要に応じて、複数種類の
食品を煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じることを防止し
ながら包装することができる食品用密封容器及びその密
封装置を提供することを目的とする。
箱等の食品用容器の有する問題点に鑑み、一般の家庭や
小規模の弁当屋等において、必要に応じて、複数種類の
食品を煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じることを防止し
ながら包装することができる食品用密封容器及びその密
封装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の食品用密封容器は、充填する食品の量及び
種類に応じて1個又は複数の収容部を形成するととも
に、該収容部の上縁外周に縁部を形成した複数種類の容
器本体と、シート状の蓋材とからなり、収容部に調理後
の食品を充填した状態で容器本体を蓋材により覆い、そ
の上から加熱部材により加熱して、容器本体の縁部と蓋
材とをヒートシールするようにしたことを特徴とする。
め、本発明の食品用密封容器は、充填する食品の量及び
種類に応じて1個又は複数の収容部を形成するととも
に、該収容部の上縁外周に縁部を形成した複数種類の容
器本体と、シート状の蓋材とからなり、収容部に調理後
の食品を充填した状態で容器本体を蓋材により覆い、そ
の上から加熱部材により加熱して、容器本体の縁部と蓋
材とをヒートシールするようにしたことを特徴とする。
【0006】この食品用密封容器は、収容部に調理後の
食品を充填した状態で容器本体の収容部の上縁外周に形
成した縁部と蓋材とをヒートシールすることにより、必
要に応じて、複数種類の食品を、1つの食品用密封容器
を用いて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じることを防
止しながら包装することができる。そして、充填する食
品の量及び種類に応じて、1個又は複数の収容部を形成
した複数種類の容器本体を選択して用いることができる
ため、一般の家庭や小規模の弁当屋等において、煮汁や
つゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれのある食品を、手数
やコストを要することなく、弁当に用いることができる
ものとなる。
食品を充填した状態で容器本体の収容部の上縁外周に形
成した縁部と蓋材とをヒートシールすることにより、必
要に応じて、複数種類の食品を、1つの食品用密封容器
を用いて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じることを防
止しながら包装することができる。そして、充填する食
品の量及び種類に応じて、1個又は複数の収容部を形成
した複数種類の容器本体を選択して用いることができる
ため、一般の家庭や小規模の弁当屋等において、煮汁や
つゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれのある食品を、手数
やコストを要することなく、弁当に用いることができる
ものとなる。
【0007】この場合において、縁部に突出部を形成
し、該突出部の位置において蓋材をヒートシールするよ
うに構成することができる。
し、該突出部の位置において蓋材をヒートシールするよ
うに構成することができる。
【0008】これにより、容器本体の縁部と蓋材とを確
実にヒートシールすることができるとともに、開封時に
蓋材の剥離を円滑に行うことができる。
実にヒートシールすることができるとともに、開封時に
蓋材の剥離を円滑に行うことができる。
【0009】また、突出部を非連続に形成することがで
きる。ここで、突出部を非連続に形成した場合には、収
容部は密封されないが、本発明の「食品用密封容器」
は、この態様も含むものとする。
きる。ここで、突出部を非連続に形成した場合には、収
容部は密封されないが、本発明の「食品用密封容器」
は、この態様も含むものとする。
【0010】これにより、突出部を非連続に形成した部
分と蓋材とがヒートシールされないようにすることがで
き、選択的に蓋材をヒートシールしない、すなわち、密
封しない収容部を形成することができる。
分と蓋材とがヒートシールされないようにすることがで
き、選択的に蓋材をヒートシールしない、すなわち、密
封しない収容部を形成することができる。
【0011】また、本発明の食品用密封容器の密封装置
は、充填する食品の量及び種類に応じて1個又は複数の
収容部を形成するとともに、該収容部の上縁外周に縁部
を形成した容器本体の収容部に調理後の食品を充填した
状態で容器本体の縁部を支持する載置部材と、該載置部
材との間で容器本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒートシ
ールする加熱部材とからなることを特徴とする。
は、充填する食品の量及び種類に応じて1個又は複数の
収容部を形成するとともに、該収容部の上縁外周に縁部
を形成した容器本体の収容部に調理後の食品を充填した
状態で容器本体の縁部を支持する載置部材と、該載置部
材との間で容器本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒートシ
ールする加熱部材とからなることを特徴とする。
【0012】この食品用密封容器の密封装置は、容器本
体の縁部を支持する載置部材と、載置部材との間で容器
本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒートシールする加熱部
材とからなるきわめて簡易な機構により、容器本体の縁
部と蓋材とを確実にヒートシールすることができる。
体の縁部を支持する載置部材と、載置部材との間で容器
本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒートシールする加熱部
材とからなるきわめて簡易な機構により、容器本体の縁
部と蓋材とを確実にヒートシールすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の食品用密封容器及
びその密封装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
びその密封装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1に、本発明の食品用密封容器の容器本
体の一実施例を示す。この容器本体1は、従来より食品
用容器として使用されている合成樹脂、例えば、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等
を基材として用い、これに必要に応じて、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)等のガスバリ
ヤ性を有する樹脂等を複合化又は多層化したものを使用
し、公知の成形法にて所要の弁当箱等の形状に形成す
る。
体の一実施例を示す。この容器本体1は、従来より食品
用容器として使用されている合成樹脂、例えば、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等
を基材として用い、これに必要に応じて、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)等のガスバリ
ヤ性を有する樹脂等を複合化又は多層化したものを使用
し、公知の成形法にて所要の弁当箱等の形状に形成す
る。
【0015】この容器本体1は、充填する食品の量及び
種類に応じて1個又は複数の収容部、本実施例において
は、2つの大きい矩形の収容部13,14と2つの小さ
い矩形の収容部15,16を形成するとともに、これら
収容部13,14,15,16の上縁外周に平坦な縁部
11,19を形成するようにする。このうち、縁部11
は、容器本体1の外周を構成するものであり、縁部19
は、収容部13,14,15,16間を仕切るものであ
る。
種類に応じて1個又は複数の収容部、本実施例において
は、2つの大きい矩形の収容部13,14と2つの小さ
い矩形の収容部15,16を形成するとともに、これら
収容部13,14,15,16の上縁外周に平坦な縁部
11,19を形成するようにする。このうち、縁部11
は、容器本体1の外周を構成するものであり、縁部19
は、収容部13,14,15,16間を仕切るものであ
る。
【0016】この容器本体1は、本実施例のものに限定
されず、例えば、図4に示すように、1個の収容部12
を形成したもの、図5に示すように、2つの大きい略三
角形の収容部13’,14’と2つの小さい略三角形の
収容部15’,16’を形成したもの、図6に示すよう
に、1つの大きいコップ状の収容部17(この場合、収
容部17の周囲には、つゆ等がこぼれないように浅い収
容部17aを形成するようにする。)と2つの小さい矩
形の収容部18,18を形成したもの等、充填する食品
の量及び種類(例えば、米飯、そば等の麺類、総菜、ス
ープ、つゆ、薬味、調味料等)に応じて、任意の形状に
形成したものを使用することができるが、いずれの場合
も、収容部の上縁外周に平坦な縁部11,19を形成す
るようにする。
されず、例えば、図4に示すように、1個の収容部12
を形成したもの、図5に示すように、2つの大きい略三
角形の収容部13’,14’と2つの小さい略三角形の
収容部15’,16’を形成したもの、図6に示すよう
に、1つの大きいコップ状の収容部17(この場合、収
容部17の周囲には、つゆ等がこぼれないように浅い収
容部17aを形成するようにする。)と2つの小さい矩
形の収容部18,18を形成したもの等、充填する食品
の量及び種類(例えば、米飯、そば等の麺類、総菜、ス
ープ、つゆ、薬味、調味料等)に応じて、任意の形状に
形成したものを使用することができるが、いずれの場合
も、収容部の上縁外周に平坦な縁部11,19を形成す
るようにする。
【0017】容器本体1の収容部は、調理後の食品を充
填した状態でシート状の蓋材2により密封するようにす
るが、この蓋材2には、特に限定されるものではない
が、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレ
ンテレフタレートフィルムにアルミ箔をシーラント層を
介して積層接合した複合材等であって、加熱することに
より容器本体1とヒートシールされるものが好ましく使
用される。
填した状態でシート状の蓋材2により密封するようにす
るが、この蓋材2には、特に限定されるものではない
が、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレ
ンテレフタレートフィルムにアルミ箔をシーラント層を
介して積層接合した複合材等であって、加熱することに
より容器本体1とヒートシールされるものが好ましく使
用される。
【0018】この場合において、図7〜図9に示すよう
に、容器本体1の収容部の上縁外周の縁部11,19に
突出部11a,19aを形成し、この突出部11a,1
9aを形成した位置において、蓋材2をヒートシールす
るように構成することができる。この突出部11a,1
9aは、容器本体1の成形時に、縁部11,19の平短
面から1〜5mm程度の高さ及び幅で突出する線状に形
成することが好ましい。これにより、容器本体1の縁部
11,19と蓋材2とを確実にヒートシールすることが
できるとともに、開封時に蓋材2の剥離を円滑に行うこ
とができる。
に、容器本体1の収容部の上縁外周の縁部11,19に
突出部11a,19aを形成し、この突出部11a,1
9aを形成した位置において、蓋材2をヒートシールす
るように構成することができる。この突出部11a,1
9aは、容器本体1の成形時に、縁部11,19の平短
面から1〜5mm程度の高さ及び幅で突出する線状に形
成することが好ましい。これにより、容器本体1の縁部
11,19と蓋材2とを確実にヒートシールすることが
できるとともに、開封時に蓋材2の剥離を円滑に行うこ
とができる。
【0019】また、突出部11a,19aは、図8〜図
9に示すように、非連続部11b,19bを有するよう
に形成することができる。これにより、非連続部11
b,19bの縁部11,19と蓋材2とがヒートシール
されないようにすることができ、選択的に蓋材2を完全
にはヒートシールしない、すなわち、完全には密封しな
い収容部12”,13”,16”を形成することができ
る。ところで、この非連続部11b,19bにおいて
は、ヒートシールした後も、縁部11,19と蓋材2と
が直接接触せず、若干の隙間を形成することができるた
め、この完全には密封しない収容部12”,13”,1
6”には、例えば、暖かい米飯等の煮汁やつゆ等の汁こ
ぼれが生じず、かつ、蒸れやすい食品を充填することに
より、食品の風味を維持することができるものとなる。
9に示すように、非連続部11b,19bを有するよう
に形成することができる。これにより、非連続部11
b,19bの縁部11,19と蓋材2とがヒートシール
されないようにすることができ、選択的に蓋材2を完全
にはヒートシールしない、すなわち、完全には密封しな
い収容部12”,13”,16”を形成することができ
る。ところで、この非連続部11b,19bにおいて
は、ヒートシールした後も、縁部11,19と蓋材2と
が直接接触せず、若干の隙間を形成することができるた
め、この完全には密封しない収容部12”,13”,1
6”には、例えば、暖かい米飯等の煮汁やつゆ等の汁こ
ぼれが生じず、かつ、蒸れやすい食品を充填することに
より、食品の風味を維持することができるものとなる。
【0020】なお、図8〜図9に示す容器本体1の実施
例においては、密封しない収容部12”,13”,1
6”の上縁外周の縁部11,19にも、非連続に突出部
11a,19aを形成し、蓋材2を部分的にヒートシー
ルするようにしたが、突出部を全く形成せず、蓋材2を
ヒートシールしない収容部を形成することもできる。こ
の場合、容器本体1の成形時に、ヒートシールしない収
容部の上縁外周の縁部の高さを、ヒートシールする収容
部の上縁外周の縁部よりも若干低く形成することによ
り、誤って蓋材2がヒートシールされることを確実に防
止することができる。
例においては、密封しない収容部12”,13”,1
6”の上縁外周の縁部11,19にも、非連続に突出部
11a,19aを形成し、蓋材2を部分的にヒートシー
ルするようにしたが、突出部を全く形成せず、蓋材2を
ヒートシールしない収容部を形成することもできる。こ
の場合、容器本体1の成形時に、ヒートシールしない収
容部の上縁外周の縁部の高さを、ヒートシールする収容
部の上縁外周の縁部よりも若干低く形成することによ
り、誤って蓋材2がヒートシールされることを確実に防
止することができる。
【0021】次に、本発明の食品用密封容器の密封装置
の一実施例とともに、上記の容器本体1及び蓋材2から
なる食品用密封容器の使用方法について説明する。この
食品用密封容器の密封装置は、容器本体1の収容部に調
理後の食品を充填した状態で、少なくとも、容器本体1
の縁部11、さらに好ましくは、縁部19を支持するこ
とができる載置部材3と、この載置部材3との間で容器
本体1の縁部11,19と蓋材2とを挟持し、ヒートシ
ールする加熱部材4とからなる。
の一実施例とともに、上記の容器本体1及び蓋材2から
なる食品用密封容器の使用方法について説明する。この
食品用密封容器の密封装置は、容器本体1の収容部に調
理後の食品を充填した状態で、少なくとも、容器本体1
の縁部11、さらに好ましくは、縁部19を支持するこ
とができる載置部材3と、この載置部材3との間で容器
本体1の縁部11,19と蓋材2とを挟持し、ヒートシ
ールする加熱部材4とからなる。
【0022】載置部材3は、図2及び図3に示すよう
に、容器本体1を嵌入して、容器本体1の縁部11、さ
らに好ましくは、縁部19を支持することができるよう
に、容器本体1の形状、特に底面形状が略一致した形状
を有する合成樹脂その他の材質のブロック体からなる。
に、容器本体1を嵌入して、容器本体1の縁部11、さ
らに好ましくは、縁部19を支持することができるよう
に、容器本体1の形状、特に底面形状が略一致した形状
を有する合成樹脂その他の材質のブロック体からなる。
【0023】本実施例の載置部材3は、図1に示す容器
本体1に対応したもので、容器本体1の2つの小さい矩
形の収容部15,16を嵌入、設置する凹部31,31
と、2つの大きい矩形の収容部13,14を嵌入、設置
する凹部32,32と、容器本体1の縁部11の下面を
支持する起立片33と、容器本体1の縁部19の下面を
支持する起立片34とを有している。
本体1に対応したもので、容器本体1の2つの小さい矩
形の収容部15,16を嵌入、設置する凹部31,31
と、2つの大きい矩形の収容部13,14を嵌入、設置
する凹部32,32と、容器本体1の縁部11の下面を
支持する起立片33と、容器本体1の縁部19の下面を
支持する起立片34とを有している。
【0024】この場合において、載置部材3は、容器本
体1の種類毎に対応したものとし、容器本体1の種類に
応じて載置部材3を取り替えるようにすることが望まし
いが、容器本体1がある程度の剛性を有する基材からな
り、容器本体1の縁部11の下面のみを支持することに
よって、容器本体1の他の縁部19についても、後述の
ヒートシールを確実に行うことができる場合には、容器
本体1の縁部19の下面を支持する起立片34を省略す
ることができ、これにより、同じ載置部材3を用いて、
異なる形状の収容部を形成した容器本体1のヒートシー
ルを行うことができ、これにより、載置部材3に汎用性
を持たせることができるものとなる。
体1の種類毎に対応したものとし、容器本体1の種類に
応じて載置部材3を取り替えるようにすることが望まし
いが、容器本体1がある程度の剛性を有する基材からな
り、容器本体1の縁部11の下面のみを支持することに
よって、容器本体1の他の縁部19についても、後述の
ヒートシールを確実に行うことができる場合には、容器
本体1の縁部19の下面を支持する起立片34を省略す
ることができ、これにより、同じ載置部材3を用いて、
異なる形状の収容部を形成した容器本体1のヒートシー
ルを行うことができ、これにより、載置部材3に汎用性
を持たせることができるものとなる。
【0025】加熱部材4は、複数種類の容器本体1に対
応できるように、図2に示すように、加熱面を平面状に
形成することにより、載置部材3との間で容器本体1の
縁部11,19を挟持し、ヒートシールすることができ
るようにしたものである。
応できるように、図2に示すように、加熱面を平面状に
形成することにより、載置部材3との間で容器本体1の
縁部11,19を挟持し、ヒートシールすることができ
るようにしたものである。
【0026】そして、この容器本体1及び蓋材2からな
る食品用密封容器は、載置部材3及び加熱部材4からな
る密封装置を用いて、容器本体1の収容部に調理後の食
品を充填した状態で載置部材3に設置し(あるいは、容
器本体1を載置部材3に設置した状態で容器本体1の収
容部に調理後の食品を充填し)、載置部材3の起立片3
3,34と加熱部材4の間で容器本体1の収容部の上縁
外周に形成した縁部11,19と蓋材2とを挟持し、ヒ
ートシールすることにより収容部を密封し、複数種類の
食品を、1つの食品用密封容器を用いて、煮汁やつゆ等
の汁こぼれ等が生じることを防止しながら包装すること
ができるようにしたものである。
る食品用密封容器は、載置部材3及び加熱部材4からな
る密封装置を用いて、容器本体1の収容部に調理後の食
品を充填した状態で載置部材3に設置し(あるいは、容
器本体1を載置部材3に設置した状態で容器本体1の収
容部に調理後の食品を充填し)、載置部材3の起立片3
3,34と加熱部材4の間で容器本体1の収容部の上縁
外周に形成した縁部11,19と蓋材2とを挟持し、ヒ
ートシールすることにより収容部を密封し、複数種類の
食品を、1つの食品用密封容器を用いて、煮汁やつゆ等
の汁こぼれ等が生じることを防止しながら包装すること
ができるようにしたものである。
【0027】
【発明の効果】本発明の食品用密封容器によれば、収容
部に調理後の食品を充填した状態で容器本体の収容部の
上縁外周に形成した縁部と蓋材とをヒートシールするこ
とにより、必要に応じて、複数種類の食品を、1つの食
品用密封容器を用いて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生
じることを防止しながら包装することができる。そし
て、充填する食品の量及び種類に応じて、1個又は複数
の収容部を形成した複数種類の容器本体を選択して用い
ることができるため、一般の家庭や小規模の弁当屋等に
おいて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれのあ
る食品を、手数やコストを要することなく、弁当に用い
ることができるものとなる。また、調理後の食品を容器
本体の収容部に充填した後、直ちに密封状態で保存する
ことができるため、衛生的にも好ましいものである。
部に調理後の食品を充填した状態で容器本体の収容部の
上縁外周に形成した縁部と蓋材とをヒートシールするこ
とにより、必要に応じて、複数種類の食品を、1つの食
品用密封容器を用いて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生
じることを防止しながら包装することができる。そし
て、充填する食品の量及び種類に応じて、1個又は複数
の収容部を形成した複数種類の容器本体を選択して用い
ることができるため、一般の家庭や小規模の弁当屋等に
おいて、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるおそれのあ
る食品を、手数やコストを要することなく、弁当に用い
ることができるものとなる。また、調理後の食品を容器
本体の収容部に充填した後、直ちに密封状態で保存する
ことができるため、衛生的にも好ましいものである。
【0028】また、縁部に突出部を形成し、突出部の位
置において蓋材をヒートシールするように構成すること
により、容器本体の縁部と蓋材とを確実にヒートシール
することができるとともに、開封時に蓋材の剥離を円滑
に行うことができる。
置において蓋材をヒートシールするように構成すること
により、容器本体の縁部と蓋材とを確実にヒートシール
することができるとともに、開封時に蓋材の剥離を円滑
に行うことができる。
【0029】また、突出部を非連続に形成することによ
り、突出部を非連続に形成した部分と蓋材とがヒートシ
ールされないようにすることができ、選択的に蓋材をヒ
ートシールしない、すなわち、密封しない収容部を形成
することができる。この密封しない収容部には、例え
ば、暖かい米飯等の煮汁やつゆ等の汁こぼれが生じず、
かつ、蒸れやすい食品を充填することにより、食品の風
味を維持することができる。
り、突出部を非連続に形成した部分と蓋材とがヒートシ
ールされないようにすることができ、選択的に蓋材をヒ
ートシールしない、すなわち、密封しない収容部を形成
することができる。この密封しない収容部には、例え
ば、暖かい米飯等の煮汁やつゆ等の汁こぼれが生じず、
かつ、蒸れやすい食品を充填することにより、食品の風
味を維持することができる。
【0030】また、本発明の食品用密封容器の密封装置
によれば、容器本体の縁部を支持する載置部材と、載置
部材との間で容器本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒート
シールする加熱部材とからなるきわめて簡易な機構によ
り、容器本体の縁部と蓋材とを確実にヒートシールする
ことができる。この場合、載置部材は、容器本体の種類
毎に対応したものとし、容器本体の種類に応じて載置部
材を取り替えるようにすることが望ましいが、この場合
でも、載置部材のみを取り替えるだけで、複数種類の容
器本体に対応することができ、一般の家庭や小規模の弁
当屋等において、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるお
それのある食品を、手数やコストを要することなく、弁
当に用いることができるものとなる。
によれば、容器本体の縁部を支持する載置部材と、載置
部材との間で容器本体の縁部と蓋材とを挟持し、ヒート
シールする加熱部材とからなるきわめて簡易な機構によ
り、容器本体の縁部と蓋材とを確実にヒートシールする
ことができる。この場合、載置部材は、容器本体の種類
毎に対応したものとし、容器本体の種類に応じて載置部
材を取り替えるようにすることが望ましいが、この場合
でも、載置部材のみを取り替えるだけで、複数種類の容
器本体に対応することができ、一般の家庭や小規模の弁
当屋等において、煮汁やつゆ等の汁こぼれ等が生じるお
それのある食品を、手数やコストを要することなく、弁
当に用いることができるものとなる。
【図1】本発明の食品用密封容器の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図2】本発明の食品用密封容器のヒートシール方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本発明の食品用密封容器の密封装置の載置部材
を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A線断
面図である。
を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A線断
面図である。
【図4】本発明の食品用密封容器の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図5】本発明の食品用密封容器の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図6】本発明の食品用密封容器の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図7】本発明の食品用密封容器の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図であ
る。
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線断面図であ
る。
【図8】本発明の食品用密封容器の一実施例を示す平面
図である。
図である。
【図9】本発明の食品用密封容器の一実施例を示す平面
図である。
図である。
1 容器本体 11 縁部 19 縁部 12,13,14,・・・,18 収容部 13’,14’,15’,16’ 収容部 12”,13”,16” 収容部 2 蓋材 3 載置部材 4 加熱部材
Claims (4)
- 【請求項1】 充填する食品の量及び種類に応じて1個
又は複数の収容部を形成するとともに、該収容部の上縁
外周に縁部を形成した複数種類の容器本体と、シート状
の蓋材とからなり、収容部に調理後の食品を充填した状
態で容器本体を蓋材により覆い、その上から加熱部材に
より加熱して、容器本体の縁部と蓋材とをヒートシール
するようにしたことを特徴とする食品用密封容器。 - 【請求項2】 縁部に突出部を形成し、該突出部の位置
において蓋材をヒートシールするようにしたことを特徴
とする請求項1記載の食品用密封容器。 - 【請求項3】 突出部を非連続に形成したことを特徴と
する請求項2記載の食品用密封容器。 - 【請求項4】 充填する食品の量及び種類に応じて1個
又は複数の収容部を形成するとともに、該収容部の上縁
外周に縁部を形成した容器本体の収容部に調理後の食品
を充填した状態で容器本体の縁部を支持する載置部材
と、該載置部材との間で容器本体の縁部と蓋材とを挟持
し、ヒートシールする加熱部材とからなることを特徴と
する食品用密封容器の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242233A JPH1156318A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 食品用密封容器及びその密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242233A JPH1156318A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 食品用密封容器及びその密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156318A true JPH1156318A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17086221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9242233A Pending JPH1156318A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 食品用密封容器及びその密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156318A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225939A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Terumo Corp | 包装体及びカバー装着方法 |
KR101166465B1 (ko) | 2009-09-15 | 2012-07-18 | 강석호 | 전자레인지에 사용되는 1회용 식품용기 |
RU202937U1 (ru) * | 2020-09-15 | 2021-03-15 | Общество с ограниченной ответственностью "ПАКГРАД" | Многосекционная пластиковая емкость |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9242233A patent/JPH1156318A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225939A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Terumo Corp | 包装体及びカバー装着方法 |
KR101166465B1 (ko) | 2009-09-15 | 2012-07-18 | 강석호 | 전자레인지에 사용되는 1회용 식품용기 |
RU202937U1 (ru) * | 2020-09-15 | 2021-03-15 | Общество с ограниченной ответственностью "ПАКГРАД" | Многосекционная пластиковая емкость |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5119940A (en) | Package having collar enclosure | |
US5042652A (en) | Package having collar enclosure | |
US5922376A (en) | Nestable food and beverage package | |
JP2005059863A (ja) | 電子レンジ加熱調理用食品包装体及びその製造方法 | |
JP4366772B2 (ja) | 電子レンジ用包装体 | |
JPH09216661A (ja) | 包装体 | |
JPH11115950A (ja) | 電子レンジ加熱用袋 | |
JPH10129742A (ja) | 蓋付き容器 | |
JPH1156318A (ja) | 食品用密封容器及びその密封装置 | |
JP2510991Y2 (ja) | 電子レンジ用容器 | |
JPS5831804Y2 (ja) | 密封容器 | |
JP2857172B2 (ja) | 個包装体の製造方法 | |
JP2011168314A (ja) | 電子レンジ調理用包装容器 | |
WO2022085089A1 (ja) | 冷凍食品用包装容器の製造方法 | |
JPS5856223Y2 (ja) | 易開封性容器 | |
JP3154418U (ja) | 惣菜等の閉鎖材付き包装容器およびそれを用いた包装体 | |
JPS6344351B2 (ja) | ||
JPH08151069A (ja) | 包装体 | |
JP2004315032A (ja) | カップ型断熱容器 | |
JP3071916U (ja) | 弁当容器 | |
JPH0650390Y2 (ja) | 加熱調理食品の包装体 | |
JP2006335418A (ja) | 熱溶着性蓋付き容器 | |
JPS5815329Y2 (ja) | オソウザイヨウキ | |
JPH0732448Y2 (ja) | フランジのない密封容器 | |
JP2023003355A (ja) | 包装用容器の設計方法、包装用容器、包装用容器のパッキング方法 |