JPH1156146A - 放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システム - Google Patents
放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システムInfo
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- JPH1156146A JPH1156146A JP9229033A JP22903397A JPH1156146A JP H1156146 A JPH1156146 A JP H1156146A JP 9229033 A JP9229033 A JP 9229033A JP 22903397 A JP22903397 A JP 22903397A JP H1156146 A JPH1156146 A JP H1156146A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 故障及び脱落等が少なく、運動量を精度よく
計測して病気や発情等の動物の健康状態を高精度で管理
できる放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動
物管理システムを提供する。 【解決手段】 放牧された動物2に装着される放牧動物
管理装置1において、前記動物2の背骨に対する脚22
の反対側へ装着され加速度を検知して加速度データを出
力する加速度センサ11と、加速度データを時系列で記
憶するデータメモリ12と、データメモリ12と接続さ
れて加速度データを解析した歩数データを所定時間毎に
出力する解析部13と、を備えた構成にしてある。
計測して病気や発情等の動物の健康状態を高精度で管理
できる放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動
物管理システムを提供する。 【解決手段】 放牧された動物2に装着される放牧動物
管理装置1において、前記動物2の背骨に対する脚22
の反対側へ装着され加速度を検知して加速度データを出
力する加速度センサ11と、加速度データを時系列で記
憶するデータメモリ12と、データメモリ12と接続さ
れて加速度データを解析した歩数データを所定時間毎に
出力する解析部13と、を備えた構成にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放牧された動物の
健康状態を管理する放牧動物管理装置、及びその装置を
用いた放牧動物管理システムに関するものである。
健康状態を管理する放牧動物管理装置、及びその装置を
用いた放牧動物管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放牧動物管理装置とし
て、歩行時の振動を検知しカウントして、累積された累
積カウント値を所定時間毎に出力する振動検知機と、出
力された複数の累積カウント値が時系列で記述されたカ
ウントデータを記憶するカウントデータメモリと、カウ
ントデータを解析する解析手段とを備えた構成のものが
存在する。そして、このものは動物の脚に装着される。
て、歩行時の振動を検知しカウントして、累積された累
積カウント値を所定時間毎に出力する振動検知機と、出
力された複数の累積カウント値が時系列で記述されたカ
ウントデータを記憶するカウントデータメモリと、カウ
ントデータを解析する解析手段とを備えた構成のものが
存在する。そして、このものは動物の脚に装着される。
【0003】さらに詳しくは、動物の歩数、すなわち運
動量は累積カウント値の積算値で推測され、歩数は発情
時に2割以上も増えることが確認されており、したがっ
て歩数から発情の有無を把握できる。また、一定時間の
間累積カウント値がカウントデータに記述されないと
き、又は累積カウント値の積算値が急激に低下したとき
動物の病気や事故が考えられる。したがって、そのカウ
ントデータは装着された動物の病気や発情等の健康状態
を反映しており、その健康状態を管理する管理手段とし
ての応用が提案されている。
動量は累積カウント値の積算値で推測され、歩数は発情
時に2割以上も増えることが確認されており、したがっ
て歩数から発情の有無を把握できる。また、一定時間の
間累積カウント値がカウントデータに記述されないと
き、又は累積カウント値の積算値が急激に低下したとき
動物の病気や事故が考えられる。したがって、そのカウ
ントデータは装着された動物の病気や発情等の健康状態
を反映しており、その健康状態を管理する管理手段とし
ての応用が提案されている。
【0004】また、出願人は特願平9−110698号
にて、加速度センサが互いに直交する3軸の加速度を検
知して各加速度データを出力し、解析部が各加速度デー
タに基づいて動物の少なくとも睡眠状態又は走行状態を
表す状態信号を所定時間毎に出力して、動物の健康状態
を高精度で管理する放牧管理装置を提案している。
にて、加速度センサが互いに直交する3軸の加速度を検
知して各加速度データを出力し、解析部が各加速度デー
タに基づいて動物の少なくとも睡眠状態又は走行状態を
表す状態信号を所定時間毎に出力して、動物の健康状態
を高精度で管理する放牧管理装置を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の放牧動
物管理装置では、累積カウント値が時系列で記述された
カウントデータから歩数を推測して、動物の病気や発情
等の健康状態を管理することができる。
物管理装置では、累積カウント値が時系列で記述された
カウントデータから歩数を推測して、動物の病気や発情
等の健康状態を管理することができる。
【0006】しかしながら、動物の脚に装着されて、か
つ振動を検知するので、振動検知機が歩行時に加えて採
食時の足踏みや身震い等の動物の歩数に関与しない振動
も検知するので累積カウント値の信頼性が低く、動物の
健康状態の管理精度に問題があった。さらに、装着時の
障害物への強打の他、泥水、及び排泄物による汚損等の
苛酷な歩行環境に起因して、歩行時の故障、破損、浸
水、及び脱落する場合があった。
つ振動を検知するので、振動検知機が歩行時に加えて採
食時の足踏みや身震い等の動物の歩数に関与しない振動
も検知するので累積カウント値の信頼性が低く、動物の
健康状態の管理精度に問題があった。さらに、装着時の
障害物への強打の他、泥水、及び排泄物による汚損等の
苛酷な歩行環境に起因して、歩行時の故障、破損、浸
水、及び脱落する場合があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、故障及び脱落等が少な
く、動物の運動量を精度よく安定して計測して病気や発
情等の動物の健康状態を高精度で管理できる放牧動物管
理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システムを
提供することにある。
で、その目的とするところは、故障及び脱落等が少な
く、動物の運動量を精度よく安定して計測して病気や発
情等の動物の健康状態を高精度で管理できる放牧動物管
理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システムを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の放牧動物管理装置は、放牧され
た動物に装着される放牧動物管理装置において、前記動
物の背骨に対する脚の反対側へ装着されて少なくとも水
平方向の加速度を検知して加速度データを出力する加速
度センサと、加速度データを時系列で記憶するデータメ
モリと、データメモリと接続されて加速度データを解析
した解析データを所定時間毎に出力する解析部とを備え
た構成にしてある。
ために、請求項1記載の放牧動物管理装置は、放牧され
た動物に装着される放牧動物管理装置において、前記動
物の背骨に対する脚の反対側へ装着されて少なくとも水
平方向の加速度を検知して加速度データを出力する加速
度センサと、加速度データを時系列で記憶するデータメ
モリと、データメモリと接続されて加速度データを解析
した解析データを所定時間毎に出力する解析部とを備え
た構成にしてある。
【0009】請求項2記載の放牧動物管理装置は、請求
項1記載のものにおいて、前記加速度センサは、前記動
物の首部又は首輪に装着された構成にしてある。
項1記載のものにおいて、前記加速度センサは、前記動
物の首部又は首輪に装着された構成にしてある。
【0010】請求項3記載の放牧動物管理システムは、
請求項1又は請求項2記載の放牧動物管理装置を用いた
ものにおいて、放牧された動物の背骨に対する脚の反対
側へ装着されて少なくとも水平方向の加速度を検知し加
速度データを出力する加速度センサと、加速度データを
時系列で記憶するデータメモリと、データメモリと接続
されて加速度データを解析した解析データを所定時間毎
に出力する解析部とを備え、複数の動物に装着される放
牧動物管理装置と、識別符号が付された複数の動物に装
着されて、解析データと各動物の識別符号とを有した送
信データを無線で送信する送信装置と、各送信装置から
の送信データを受信する受信装置とを設けた構成にして
ある。
請求項1又は請求項2記載の放牧動物管理装置を用いた
ものにおいて、放牧された動物の背骨に対する脚の反対
側へ装着されて少なくとも水平方向の加速度を検知し加
速度データを出力する加速度センサと、加速度データを
時系列で記憶するデータメモリと、データメモリと接続
されて加速度データを解析した解析データを所定時間毎
に出力する解析部とを備え、複数の動物に装着される放
牧動物管理装置と、識別符号が付された複数の動物に装
着されて、解析データと各動物の識別符号とを有した送
信データを無線で送信する送信装置と、各送信装置から
の送信データを受信する受信装置とを設けた構成にして
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図4に基づいて以下に説明する。放牧動物管理装置1
は、加速度センサ11と、データメモリ12と、解析部
13とを備えて構成される。
図4に基づいて以下に説明する。放牧動物管理装置1
は、加速度センサ11と、データメモリ12と、解析部
13とを備えて構成される。
【0012】加速度センサ11は、半導体素子により、
重り部11aと、重り部11aに加速度が印加されるこ
とによって撓むよう一端を重り部11aに接続した撓み
部11bと、撓み部11bの撓みに基づいて加速度を電
気信号に変換するよう撓み部11bに形成されたセンサ
部11cと、重り部11aの外周縁を空間を設けて外囲
して撓み部11bの他端を支持する支持部11dとを設
けている。そして、センサ部11cが水平方向へ沿った
X軸の加速度を精度良く検知して、加速度データ11e
を出力する。
重り部11aと、重り部11aに加速度が印加されるこ
とによって撓むよう一端を重り部11aに接続した撓み
部11bと、撓み部11bの撓みに基づいて加速度を電
気信号に変換するよう撓み部11bに形成されたセンサ
部11cと、重り部11aの外周縁を空間を設けて外囲
して撓み部11bの他端を支持する支持部11dとを設
けている。そして、センサ部11cが水平方向へ沿った
X軸の加速度を精度良く検知して、加速度データ11e
を出力する。
【0013】データメモリ12は、読み書きできるRA
Mにより、加速度センサ11からの加速度データ11e
を時系列で記憶する。
Mにより、加速度センサ11からの加速度データ11e
を時系列で記憶する。
【0014】解析部13は、データメモリ12と接続さ
れて加速度データ11eを解析して、その解析データを
所定時間毎に出力する。このものについては詳しく後述
する。
れて加速度データ11eを解析して、その解析データを
所定時間毎に出力する。このものについては詳しく後述
する。
【0015】動物2は、牧場に放牧された複数の牛であ
り、背骨21及び4本の脚22を有し、背骨21が頭部
から尻部へわたって水平方向へ延びて、首輪23が首部
に日常的に設けられるとともに、各動物2を識別する識
別符号がそれぞれに付されている。加速度センサ11、
データメモリ12、及び解析部13を内蔵した放牧動物
管理装置1が、背骨21に対する脚22の反対側対応位
置における首輪23に装着されているので、水平方向の
加速度が歩行時又は走行時に加速度センサ11によって
精度よく検知される。また、放牧動物管理装置1が脚2
2ではなく首輪23に装着されているので、違和感なく
容易に装着でき、故障及び脱落等が少なく安定して動作
するとともに、歩行時又は走行時における動物2の怪我
や負傷等の障害も減少する。
り、背骨21及び4本の脚22を有し、背骨21が頭部
から尻部へわたって水平方向へ延びて、首輪23が首部
に日常的に設けられるとともに、各動物2を識別する識
別符号がそれぞれに付されている。加速度センサ11、
データメモリ12、及び解析部13を内蔵した放牧動物
管理装置1が、背骨21に対する脚22の反対側対応位
置における首輪23に装着されているので、水平方向の
加速度が歩行時又は走行時に加速度センサ11によって
精度よく検知される。また、放牧動物管理装置1が脚2
2ではなく首輪23に装着されているので、違和感なく
容易に装着でき、故障及び脱落等が少なく安定して動作
するとともに、歩行時又は走行時における動物2の怪我
や負傷等の障害も減少する。
【0016】この放牧動物管理装置1の動作を説明す
る。加速度センサ11は水平方向における加速度が印加
されたとき、その加速度を検知して加速度データ11e
を出力し、データメモリ12は加速度データ11eを時
系列で記憶する。
る。加速度センサ11は水平方向における加速度が印加
されたとき、その加速度を検知して加速度データ11e
を出力し、データメモリ12は加速度データ11eを時
系列で記憶する。
【0017】時系列で記憶された加速度データ11eの
一例を図3に示す。加速度は動物2が歩行状態又は走行
状態の時、時間の経過と共に周期的に変化して、一周期
が、すなわち山と山又は谷と谷が一歩に対応するととも
に、走行状態の時、歩行状態と比較して一周期の所要時
間が短くなる。また、動物2が静止状態(例えば、佇
立、睡眠中等)の時加速度変化がなく一定となる。この
ように加速度データ11eによって、動物2の歩行状
態、走行状態、及び静止状態を把握できるとともに、周
期数つまり歩数をカウントすることによって運動量を計
測できる。
一例を図3に示す。加速度は動物2が歩行状態又は走行
状態の時、時間の経過と共に周期的に変化して、一周期
が、すなわち山と山又は谷と谷が一歩に対応するととも
に、走行状態の時、歩行状態と比較して一周期の所要時
間が短くなる。また、動物2が静止状態(例えば、佇
立、睡眠中等)の時加速度変化がなく一定となる。この
ように加速度データ11eによって、動物2の歩行状
態、走行状態、及び静止状態を把握できるとともに、周
期数つまり歩数をカウントすることによって運動量を計
測できる。
【0018】解析部13は、検知された加速度データ1
1eを解析して、すなわち動物2の歩行状態、走行状
態、及び静止状態を分離するとともに、歩行状態又は走
行状態のとき周期数をカウントして歩数データ13aを
求める。そして、その歩数データ13aを解析データと
して所定時間毎に出力する。
1eを解析して、すなわち動物2の歩行状態、走行状
態、及び静止状態を分離するとともに、歩行状態又は走
行状態のとき周期数をカウントして歩数データ13aを
求める。そして、その歩数データ13aを解析データと
して所定時間毎に出力する。
【0019】解析データ、すなわち歩数データ13aが
所定時間毎、すなわち1日毎に出力された一例を図4に
示す。歩数が図中における10日に顕著に増加している
ことによって動物2が発情期であることを判断し、また
歩数が極端に減少したり、低レベルで長期間推移すると
き(図示せず)病気等の可能性があると判断して、動物
2の健康状態を管理する。
所定時間毎、すなわち1日毎に出力された一例を図4に
示す。歩数が図中における10日に顕著に増加している
ことによって動物2が発情期であることを判断し、また
歩数が極端に減少したり、低レベルで長期間推移すると
き(図示せず)病気等の可能性があると判断して、動物
2の健康状態を管理する。
【0020】かかる第1実施形態の放牧動物管理装置1
にあっては、上記したように、放牧された動物2の背骨
21に対する脚22の反対側へ装着された加速度センサ
11が、加速度を検知して加速度データ11eを出力
し、解析部13がその加速度データ11eを解析した歩
数データ13aを所定時間毎に出力するから、加速度セ
ンサ11が従来の脚22ではなく背骨21に対する脚2
2の反対側へ装着されているので水平方向における加速
度を精度よく検知して、加速度データ11eに基づく歩
数データ13aの信頼性が高くなって、運動量の増加と
密接な関係を持つ発情、又は病気等の動物2の健康状態
を、高精度でかつ安定して管理することができる。
にあっては、上記したように、放牧された動物2の背骨
21に対する脚22の反対側へ装着された加速度センサ
11が、加速度を検知して加速度データ11eを出力
し、解析部13がその加速度データ11eを解析した歩
数データ13aを所定時間毎に出力するから、加速度セ
ンサ11が従来の脚22ではなく背骨21に対する脚2
2の反対側へ装着されているので水平方向における加速
度を精度よく検知して、加速度データ11eに基づく歩
数データ13aの信頼性が高くなって、運動量の増加と
密接な関係を持つ発情、又は病気等の動物2の健康状態
を、高精度でかつ安定して管理することができる。
【0021】また、加速度センサ11が動物2の背骨2
1に対する脚22の反対側に位置する首輪23に装着さ
れたから、水平方向における加速度をさらに精度よく検
知できるとともに、首輪23が日常的に設けられている
ので違和感なく装着されて、動物2及び管理者双方の装
着時の負担を軽減することができる。
1に対する脚22の反対側に位置する首輪23に装着さ
れたから、水平方向における加速度をさらに精度よく検
知できるとともに、首輪23が日常的に設けられている
ので違和感なく装着されて、動物2及び管理者双方の装
着時の負担を軽減することができる。
【0022】なお、第1実施形態では、加速度センサ1
1を動物2の首輪23に装着したが、背骨21に対する
脚22の反対側に位置する首部であってもよく、また胴
部であってもよく、背骨21に対する脚22の反対側へ
装着すればよく、限定されない。
1を動物2の首輪23に装着したが、背骨21に対する
脚22の反対側に位置する首部であってもよく、また胴
部であってもよく、背骨21に対する脚22の反対側へ
装着すればよく、限定されない。
【0023】また、第1実施形態では、解析部13が解
析データとして動物2の歩数データ13aを出力した
が、解析部13が歩行状態、走行状態、及び静止状態を
解析し、その各状態での時間に各状態に応じた平均消費
カロリー値を積算し、その消費カロリーデータを解析デ
ータとして出力してもよく、限定されない。
析データとして動物2の歩数データ13aを出力した
が、解析部13が歩行状態、走行状態、及び静止状態を
解析し、その各状態での時間に各状態に応じた平均消費
カロリー値を積算し、その消費カロリーデータを解析デ
ータとして出力してもよく、限定されない。
【0024】また、第1実施形態では、半導体素子から
なる1個の加速度センサ11を使用して水平方向の加速
度を検知したが、2個又は3個の加速度センサ11を使
用し互いに直交する多軸の加速度を検知して、多軸の加
速度データ11eの解析を行ってもよく、さらに半導体
素子ではない他の種類の加速度センサ11を用いてもよ
く、限定されない。
なる1個の加速度センサ11を使用して水平方向の加速
度を検知したが、2個又は3個の加速度センサ11を使
用し互いに直交する多軸の加速度を検知して、多軸の加
速度データ11eの解析を行ってもよく、さらに半導体
素子ではない他の種類の加速度センサ11を用いてもよ
く、限定されない。
【0025】また、加速度センサ11、データメモリ1
2、及び解析部13を内蔵した放牧動物管理装置1を、
動物2の首輪23に装着したが、加速度センサ11のみ
を背骨21に対する脚22の反対側に位置する首輪23
に装着して、データメモリ12、及び解析部13を他の
部分、例えば胴部に装着してもよく、限定されない。
2、及び解析部13を内蔵した放牧動物管理装置1を、
動物2の首輪23に装着したが、加速度センサ11のみ
を背骨21に対する脚22の反対側に位置する首輪23
に装着して、データメモリ12、及び解析部13を他の
部分、例えば胴部に装着してもよく、限定されない。
【0026】本発明の第2実施形態を図5に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
【0027】放牧動物管理システムは、放牧動物管理装
置1と、送信装置3と、受信装置4とを有して構成され
て、PHSの複数の基地局(図示せず)が牧場内に設置
されている。
置1と、送信装置3と、受信装置4とを有して構成され
て、PHSの複数の基地局(図示せず)が牧場内に設置
されている。
【0028】送信装置3は、PHS端末機でもって形成
され、各動物2に装着されて、解析部13が所定時間毎
に出力した解析データ、すなわち各動物2の歩数データ
13aと、各動物2の識別符号とを有した送信データを
無線で所定時間毎に送信する。
され、各動物2に装着されて、解析部13が所定時間毎
に出力した解析データ、すなわち各動物2の歩数データ
13aと、各動物2の識別符号とを有した送信データを
無線で所定時間毎に送信する。
【0029】受信装置4は、動物2から離れた管理セン
タ4aに設置されて、パーソナルコンピュータ41と接
続されて、送信装置3からの送信データを受信し解析し
て、その結果を表示画面41aに表示する。
タ4aに設置されて、パーソナルコンピュータ41と接
続されて、送信装置3からの送信データを受信し解析し
て、その結果を表示画面41aに表示する。
【0030】この放牧動物管理システムの動作を説明す
る。送信装置3は歩数データ13aと識別符号とを有し
た送信データを無線で送信し、受信装置4は送信装置3
からの送信データを受信し解析して、識別符号で識別さ
れた各動物2毎に歩数データ13aを表示画面41aに
表示する。
る。送信装置3は歩数データ13aと識別符号とを有し
た送信データを無線で送信し、受信装置4は送信装置3
からの送信データを受信し解析して、識別符号で識別さ
れた各動物2毎に歩数データ13aを表示画面41aに
表示する。
【0031】そして、パーソナルコンピュータ41は一
日当たりの歩数が所定値を越えて顕著に増加していると
き、動物2が発情期であると判断するとともに、歩数が
極端に減少したとき、又は低レベルで長期間推移すると
き、病気と判断して警報を発する。
日当たりの歩数が所定値を越えて顕著に増加していると
き、動物2が発情期であると判断するとともに、歩数が
極端に減少したとき、又は低レベルで長期間推移すると
き、病気と判断して警報を発する。
【0032】かかる第2実施形態の放牧動物管理システ
ムにあっては、上記したように、放牧動物管理装置1及
び送信装置3が識別符号を付した複数の動物2に装着さ
れるとともに、各送信装置3が解析部13から出力され
た歩数データ13aと、動物2の識別符号とを有した送
信データを無線で送信するから、受信装置4が各送信装
置3からの送信データを一括して受信して、病気又は発
情等の各動物2の健康状態を離れた場所で集中的に管理
することができる。
ムにあっては、上記したように、放牧動物管理装置1及
び送信装置3が識別符号を付した複数の動物2に装着さ
れるとともに、各送信装置3が解析部13から出力され
た歩数データ13aと、動物2の識別符号とを有した送
信データを無線で送信するから、受信装置4が各送信装
置3からの送信データを一括して受信して、病気又は発
情等の各動物2の健康状態を離れた場所で集中的に管理
することができる。
【0033】なお、第2実施形態では、送信装置3をP
HS端末機でもって形成したが、PHS端末機ではない
無線送信手段であってもよく、送信データを無線で送信
できればよく限定されない。
HS端末機でもって形成したが、PHS端末機ではない
無線送信手段であってもよく、送信データを無線で送信
できればよく限定されない。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の放牧動物管理装置は、放
牧された動物の背骨に対する脚の反対側へ装着された加
速度センサが、加速度を検知して加速度データを出力
し、解析部がその加速度データを解析した解析データを
所定時間毎に出力するから、加速度センサが従来の脚で
はなく背骨に対する脚の反対側へ装着されているので水
平方向における加速度を精度よく検知して、加速度デー
タに基づく解析データの信頼性が高くなって、運動量の
増加と密接な関係を持つ発情、又は病気等の動物の健康
状態を、高精度でかつ安定して管理することができる。
牧された動物の背骨に対する脚の反対側へ装着された加
速度センサが、加速度を検知して加速度データを出力
し、解析部がその加速度データを解析した解析データを
所定時間毎に出力するから、加速度センサが従来の脚で
はなく背骨に対する脚の反対側へ装着されているので水
平方向における加速度を精度よく検知して、加速度デー
タに基づく解析データの信頼性が高くなって、運動量の
増加と密接な関係を持つ発情、又は病気等の動物の健康
状態を、高精度でかつ安定して管理することができる。
【0035】請求項2記載の放牧動物管理装置は、請求
項1記載のものの効果に加えて、加速度センサが動物の
背骨に対する脚の反対側対応位置における首部又は首輪
に装着されたから、水平方向における加速度をさらに精
度よく検知できるとともに、首輪が日常的に設けられて
いるので違和感なく装着されて、動物及び管理者双方の
装着時の負担を軽減することができる。
項1記載のものの効果に加えて、加速度センサが動物の
背骨に対する脚の反対側対応位置における首部又は首輪
に装着されたから、水平方向における加速度をさらに精
度よく検知できるとともに、首輪が日常的に設けられて
いるので違和感なく装着されて、動物及び管理者双方の
装着時の負担を軽減することができる。
【0036】請求項3記載の放牧動物管理システムは、
請求項1又は請求項2記載の放牧動物管理装置を用いた
ものであれば、放牧動物管理装置及び送信装置が識別符
号を付した複数の動物に装着されるとともに、各送信装
置が解析部から出力された解析データと、動物の識別符
号とを有した送信データを無線で送信するから、受信装
置が各送信装置からの送信データを一括して受信して、
病気又は発情等の各動物の健康状態を離れた場所で集中
的に管理することができる。
請求項1又は請求項2記載の放牧動物管理装置を用いた
ものであれば、放牧動物管理装置及び送信装置が識別符
号を付した複数の動物に装着されるとともに、各送信装
置が解析部から出力された解析データと、動物の識別符
号とを有した送信データを無線で送信するから、受信装
置が各送信装置からの送信データを一括して受信して、
病気又は発情等の各動物の健康状態を離れた場所で集中
的に管理することができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上の加速度センサの断面図である。
【図3】同上の加速度データの時間経過図である。
【図4】同上の歩数データの時間経過図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す構成斜視図であ
る。
る。
1 放牧動物管理装置 11 加速度センサ 11e 加速度データ 12 データメモリ 13 解析部 13a 歩数データ(解析データ) 2 動物 21 背骨 22 脚 23 首輪 3 送信装置 4 受信装置
Claims (3)
- 【請求項1】 放牧された動物に装着される放牧動物管
理装置において、 前記動物の背骨に対する脚の反対側へ装着されて少なく
とも水平方向の加速度を検知し加速度データを出力する
加速度センサと、加速度データを時系列で記憶するデー
タメモリと、データメモリと接続されて加速度データを
解析した解析データを所定時間毎に出力する解析部と、
を備えたことを特徴とする放牧動物管理装置。 - 【請求項2】 前記加速度センサは、前記動物の首部又
は首輪に装着されたことを特徴とする請求項1記載の放
牧動物管理装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の放牧動物管
理装置を用いた放牧動物管理システムであって、放牧さ
れた動物の背骨に対する脚の反対側へ装着されて少なく
とも水平方向の加速度を検知し加速度データを出力する
加速度センサと、加速度データを時系列で記憶するデー
タメモリと、データメモリと接続されて加速度データを
解析した解析データを所定時間毎に出力する解析部とを
備え、複数の動物に装着される放牧動物管理装置と、 識別符号が付された複数の動物に装着されて、解析デー
タと各動物の識別符号とを有した送信データを無線で送
信する送信装置と、 各送信装置からの送信データを受信する受信装置と、を
設けたことを特徴とする放牧動物管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229033A JPH1156146A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229033A JPH1156146A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156146A true JPH1156146A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16885700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9229033A Withdrawn JPH1156146A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 放牧動物管理装置、及びその装置を用いた放牧動物管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156146A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2008114527A1 (ja) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Orion Machinery Co., Ltd. | 反芻動物の健康管理システム、反芻動物の健康管理方法および反芻動物の健康管理システム用首輪 |
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JP2019122368A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | デザミス株式会社 | 牛の健康状態管理システム及び管理方法並びに健康状態管理プログラム |
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-
1997
- 1997-08-26 JP JP9229033A patent/JPH1156146A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |