JPH1155722A - 無線パケット伝送システム - Google Patents

無線パケット伝送システム

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JPH1155722A
JPH1155722A JP9210347A JP21034797A JPH1155722A JP H1155722 A JPH1155722 A JP H1155722A JP 9210347 A JP9210347 A JP 9210347A JP 21034797 A JP21034797 A JP 21034797A JP H1155722 A JPH1155722 A JP H1155722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機と基地局制御装置との無線論理リンク
をサービスエリアの移動によらず、維持する無線パケッ
ト伝送システムを得る。 【解決手段】 移動機と無線基地局と基地局制御装置と
からなる無線パケット伝送システムにおいて、移動機に
はRRフレーム送信機構を備え、パケット待ち受け状態
にあって他の無線基地局のサービスエリアに移動する
と、その移動先の無線基地局経由で基地局制御装置にR
Rフレームを送信し、基地局制御装置にはRRフレーム
を検出するフレーム検出機構を備え、RRフレームを検
出すると、移動機が移動したサービスエリアの無線基地
局経由で移動機に送信フレームを送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体データ通
信で移動機と基地局制御装置間において、送受信データ
の多重化及び自動再送による誤り制御を行う無線論理リ
ンク制御を有する無線パケット伝送システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】無線区間のエラー制御を行うために、自
動再送制御(無線論理リンク制御)を取り入れたパケッ
トデータ通信がある。また、それに関連して1995年
9月5日〜8日に開催された電子情報通信学会ソサエテ
ィ大会(B−5.無線通信システムA)で発表された
“B−303 PDCシステムにおけるパケット通信の
データリンク制御手順”(NTT移動体通信網(株)城
田正樹他)(以下、本データリンク制御手順という)が
ある。
【0003】上述のデータリンク制御手順について説明
する。このデータリンク制御手順は効率的な運用を目的
とし、無線区間の信号を削減するための手順であり、図
14は、そのデータリンク制御手順における構成を示す
図である。図において、10a〜10bは移動端末、1
1a〜11bは無線基地局である。12は移動端末の発
着信の呼接続制御、ハンドオーバの回線の切り替え及び
無線基地局間に跨る無線回線制御を行うMSC(移動通
信制御局)である。13はTNS(時分割スイッチ)で
ある。
【0004】PDCパケット通信システムでは、1つの
無線チャネルを複数移動端末が共用しており、1つの物
理回線上に複数の論理データリンクが確立されている。
ハンドオーバ時にMSC側のデータリンクを終端してい
るデータリンク処理部までの物理回線を延長して(TN
Sで切り替えを行う)、当該移動端末とのデータリンク
を維持する従来の方式(PDCシステムでの回線交換方
式)では、移動していない他の移動端末との間のデータ
リンクまで切り替えてしまうことになる。これを避ける
ため、移動端末10aがデータリンク処理部14aのサ
ービスエリアからデータリンク処理部14bのサービス
エリアへ移動したときのデータリンク制御手順は、
(1)移動端末10aとデータリンク処理部14aの間
でのIフレーム送受信、(2)移動端末10aがデータ
リンク処理部14bのサービスエリアへ移動、(3)移
動端末10aとデータリンク処理部14bへIフレーム
送信、(4)データリンク処理部14bでは、移動端末
10aとのデータリンクが確立されていないことから信
号をデータリンク制御部15へ引き継ぎ、移動端末10
aの旧データリンクを検索、(5)データリンク制御部
15で移動端末10aとの間で認証を行い、Iフレーム
の正当性を確認、(6)データリンク制御部15で、移
動端末10aの旧データリンクのリンク情報を新データ
リンクに引き継ぎ、移動端末10aとデータリンク処理
部14bの間でのデータリンクを確立、(7)移動端末
10aとデータリンク処理部14bの間で、次のIフレ
ームを送受信、となる。このデータリンク制御手順は、
データリンク制御部で各々のデータリンクとそこで終端
している移動端末との対応及びデータリンクの状態につ
いての情報をテーブルとして持ち、データリンク処理部
で認識できないフレームに関する情報をデータリンク間
で引き継ぐ機能を持たせてリンク切り替えを実現してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線パケット伝
送システム及び無線論理リンク制御は上記のように構成
されており、移動機がサービスエリアを移動(ハンドオ
ーバ)しても、新たにリンク設定を行うことなく通信が
行える。しかし、移動機が上り(移動機から基地局制御
装置方向、以下、単に上りとする)フレームを送信する
ことなく、下り(基地局制御装置から移動機方向、以
下、単に下りとする)フレームの待ち受け状態でサービ
スエリアを移動(ハンドオーバ)し、その後、当該移動
機に対して基地局制御装置から下りフレームを送信する
場合は、基地局制御装置からは、当該移動機が別のサー
ビスエリアに移ったことがわからないため、基地局制御
装置は旧データリンクに対してフレームを送信すること
になり、送信フレームが未送達となることによる再送が
生じてしまうという課題が、また、その後にデータリン
クが開放されてしまうという課題があった。
【0006】この発明に係る無線パケット伝送システム
は、上記課題を解決するためになされたもので、通信全
体の伝送効率を向上させるとともに、移動機と基地局制
御装置との無線論理リンクをサービスエリアの移動によ
らず維持することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線パケ
ット伝送システムは、移動機とこの移動機と交信する無
線基地局とこの無線基地局の複数を管理して移動機との
パケットを無線リンク層のフレーム単位で分けてネット
ワークと交信する基地局制御装置からなるマルチチャネ
ル・アクセス無線パケット伝送システムにおいて、移動
機にはReceive Ready(RR)のフレーム
を送信するフレーム送信機構を備え、移動機が無線基地
局への送信を終えたパケット待ち受け状態にあって他の
無線基地局のサービスエリアに移動すると、その移動先
の無線基地局経由で基地局制御装置にRRフレームを送
信し、基地局制御装置にはRRフレームを検出するフレ
ーム検出機構を備え、基地局制御装置はRRフレームを
検出すると、その移動機が移動したサービスエリアの無
線基地局経由で移動機に送信フレームを送信するように
した。
【0008】また更に、移動機は、他の無線基地局のサ
ービスエリアに移動してRRフレームとしてPoll=
1として送信し、基地局制御装置から応答がないとPo
ll=1のフレームを再送する移動機とした。
【0009】また更に、無線基地局は、新たに自身のサ
ービスエリアに移ってきた移動機からのチャネル割り当
て要求に対して基地局制御装置にその移動機からの移動
通知を行う無線基地局とし、基地局制御装置は、この移
動通知を受けて対応する移動機に送信フレームを送信す
る動作に入るようにした。
【0010】また更に、無線基地局は、移ってきた移動
機からのチャネル割り当て要求には基地局制御装置にそ
の移動機からの移動通知を行うと共に、チャネルに空き
がない場合は当該移動機にはチャネル割り当て拒否を応
答する無線基地局とした。
【0011】また更に、基地局管理装置は、無線基地局
から移動機の移動通知を受け取ると、対応する移動機へ
のフレーム送信の再送タイマを再起動して待機して、無
線基地局経由でフレーム送信を行う基地局管理装置とし
た。
【0012】または、移動機とこの移動機と交信する無
線基地局とこの無線基地局の複数を管理して移動機との
パケットを無線リンク層のフレーム単位で分けてネット
ワークと交信する基地局制御装置からなるマルチチャネ
ル・アクセス無線パケット伝送システムにおいて、基地
局制御装置には、無線基地局への送信を終えたパケット
待ち受け状態にある移動機に対する放送形式でフレーム
を送信するフレーム一斉送信機構を備え、この基地局制
御装置は待ち受け状態にある移動機からの送達確認応答
がないと、管理対象の複数の無線基地局経由でその移動
機に送信フレームを一斉送信するようにした。
【0013】また更に、移動機には必要に応じてRRの
フレームを送信するフレーム送信機構を備えて、基地局
制御装置にRR送信機構の有無を通知し、また基地局制
御装置は、移動機からのRR送信機構の有無の通知に対
応して、送達確認応答がない場合に所定のサービスエリ
アの無線基地局経由で移動機に送信フレームを送信する
かまたはフレーム一斉送信をするかを選択するようにし
た。
【0014】また更に、基地局制御装置は、対応する無
線基地局経由でRRフレームの応答送信するかフレーム
一斉送信するかの選択を当該移動機が新たに属する無線
基地局のトラヒックの多少によって行うようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.基地局制御装置が移動機からのRece
ive Ready(RR)フレーム受信によりサービ
スエリアの移動を検出し、検出後は移動先の無線基地局
を経由して継続してフレーム送信を行う無線パケット伝
送システムを説明する。図1は、本発明の無線パケット
伝送システムの構成例を示した図である。図において、
1a〜1fは移動機で、これらの移動機にはRRフレー
ムを送信するフレーム送信機構が備えられている。2a
〜2dは移動機と無線チャネルで接続され、複数の移動
機の送信制御を行う無線基地局、3a〜3bは移動機と
ネットワークとの間のパケットデータの送受信を制御す
る基地局制御装置で、RRフレームの検出機構が備えら
れている。4はパケットデータが送信されるデータ用の
ネットワークである。また、5a〜5dは無線基地局と
基地局制御装置とを接続する伝送路、6a〜6bは基地
局制御装置とネットワークを接続する伝送路である。
【0016】図2,図3は、本実施の形態における無線
パケット伝送システムのシーケンスを示す図である。図
2は、移動機が得るエリア情報を無線基地局が報知する
制御チャネル上の情報から取得する場合を、また、図3
は、移動機が得るエリア情報を基地局制御装置が報知す
るフレーム上から取得する場合をそれぞれ示している。
図2,図3において、Iは「Information」
を、RRは「Receive Ready」、UIは
「Unnumbered Information」を
意味し、I,RRの()内は、送受信の順序番号(RR
は受信順序番号のみ)を意味する。PとFはそれぞれP
oll及びFinalビットを意味する。波線の矢印は
無線アクセス制御層のスロットを意味し、実線の矢印は
無線論理リンク制御層のフレームを意味する。また、図
4は、本実施の形態における基地局制御装置3a,3b
の送受信動作を示すフローチャート図である。図の動作
フローチャートでは、移動機1からのRRフレームを受
信して位置管理情報を更新する、ステップS102を設
けている。
【0017】上述のシーケンス図とフローチャート図に
基づいて、本実施の形態における基地局制御装置が移動
機からのRRフレーム受信によりサービスエリアの移動
を検出し、検出後は新たな移動先の無線基地局を経由し
てフレーム送信を行う無線パケット伝送システムを説明
する。図2において、基地局制御装置3aから下りのI
フレーム20を送信中に送信相手である移動機1aが無
線基地局2aのサービスエリアから無線基地局2bのサ
ービスエリアへ移動したとする。その場合、図2に示す
ように、当該Iフレームは未送達となるため、基地局制
御装置3aでは、再送タイマのタイムアウトをもって、
再びIフレーム21を送信する。未送達状態では、予め
設定されている最大再送回数分の当該Iフレーム再送が
行われるが、この間に移動機1aでは、移動先の無線基
地局2bからの位置情報報知22(この位置情報報知
は、図3の基地局制御装置が送信する位置情報報知25
のフレームでもよい)を受信し、これまでのサービスエ
リアから異なるサービスエリアへ移動したことを検出す
る。このサービスエリアの移動を検出して、移動機1a
はRRフレーム23を移動先の無線基地局2bを経由し
て基地局制御装置3aへ送信する。
【0018】基地局制御装置3aはRRフレーム検出機
構で、当該RRフレーム23が無線基地局2b経由で送
られてきたことをステップS100で検出して(以降、
ステップの記述を省略する)、次のS101でこれまで
の位置情報と比較し、S102により位置情報を更新す
る。基地局制御装置3aは、無線基地局2a経由で送信
していたIフレーム20及び再送のIフレーム21を、
S103,S104の確認後に、今度は無線基地局2b
経由でS105によりIフレーム24を再び送信する。
こうして、基地局制御装置が移動機からのRRフレーム
受信によりサービスエリアの移動を検出し、検出後は移
動先の無線基地局を介してフレーム送信を行うことが可
能となる。上述動作は、図2によるシーケンスであると
して動作説明したが、移動機が図3に示すように、基地
局制御装置3aからの位置情報報知フレーム(UI)に
よってサービスエリア情報を知るシーケンスであって
も、全体動作は同様になる。従って、この場合の詳細動
作の記述は省略する。
【0019】実施の形態2.本発明において、基地局制
御装置によるRRフレームの受信が確実に行えるシステ
ムを説明する。本実施の形態における無線パケット伝送
システムの構成は、図1に示すものと同じである。ま
た、図5は、本実施の形態における移動機と基地局制御
装置との情報授受を示すシーケンス動作を示し、図6
は、移動機の動作を示すフローチャートである。本実施
の形態においては、移動機でサービスエリアが変化した
ことを検出した後に、RRフレームをP=1として基地
局制御装置へ送信するS205を設けている。
【0020】図5において、位置情報報知22を受ける
シーケンスまでは実施の形態1と同じ動作であり、移動
機は当該位置情報報知22により、これまでのサービス
エリアから異なるサービスエリアへ移動したことを検出
する。この移動の検出によりS205において、移動機
はRRフレーム30を今後は送達確認を意味するP=1
として、基地局制御装置3aに移動先の無線基地局2b
を介して送信し、S206により再送タイマを起動す
る。もし、このRRフレーム30の送信において、図5
の×印で示すように、当該フレームがエラーにより消失
した場合でも、RRフレーム31を送信して送達確認を
取る。即ち、S206により、基地局制御装置3aから
のRRフレームに対応したF=1のRRフレームの受信
確認を行い、未受信の場合は、S207,S208を経
て、再度S205においてP=1のRRフレーム31を
送信する。
【0021】こうして、移動機からのRRフレーム送信
をP=1としてRRフレームを送信し、基地局制御装置
からのF=1のRRフレームを受信しない場合は、再度
P=1のRRフレームを送信することで、基地局制御装
置が移動機が移動したことを確実に検出し、移動先の無
線基地局を経由してフレーム送信を行うことができる。
【0022】実施の形態3.本実施の形態では、移動機
がサービスエリアの移動を検出し、移動先のサービスエ
リアにパケット送信用の空きチャネルがない場合に、移
動機がパケットチャネル確立要求の中で無線論理リンク
確立を明示し、明示された無線基地局は基地局制御装置
に対して、当該移動機のハンドオーバを通知し、通知さ
れた基地局制御装置は、当該移動機の位置管理情報を更
新し、かつ、当該移動機に関する再送タイマが起動して
いたならば、リスタートさせる無線パケット伝送システ
ムについて説明する。図7は、本実施の形態における移
動機と基地局制御装置及び移動機と無線基地局との情報
授受を示すシーケンスの動作を示し、図8は、無線基地
局の動作を示すフローチャートである。図7,図8中、
RAchとは無線パケット送受信を行うための無線アク
セス制御層のスロットである。
【0023】移動機は位置情報報知22を受信後、これ
までの実施の形態で説明したように、移動先の無線基地
局2bを介して、RRフレームを基地局制御装置へ送信
する。その際、送信に先立ってRAch割り当て要求4
0を無線基地局2bへ送信する。S300によりRAc
h割り当て要求40を受信した無線基地局は、S301
により空いているRAchを検索し、空きのRAchが
ある場合は、S305によりRAch割り当てを移動機
へ送信する。他の移動機のパケット送信で使用されてい
て空きのない場合、無線基地局は、まず、S302によ
りRAch割り当て要求40をチェックしてリンク確立
中か否かを判断する。リンク確立中である場合には、S
303により基地局制御装置に対してハンドオーバ通知
41を送信し、S304によりRAch割り当て拒否4
2を移動機へ返す。
【0024】基地局制御装置では、無線基地局からのハ
ンドオーバ通知を受信すると、当該移動機への再送タイ
マを一旦停止して再度起動し直して、移動機からのRR
を受信を確認した後に、未到達となっていたIフレーム
の送信を行う。こうして、移動直後のサービスエリアに
RAchの空きがなくても、移動機がパケットチャネル
確立要求の中で無線論理リンク確立を明示し、明示され
た無線基地局は、基地局制御装置に対して当該移動機の
ハンドオーバを通知し、通知された基地局制御装置は、
当該移動機の位置管理情報を更新し、かつ、当該移動機
に関する再送タイマが起動していたならばリスタートさ
せることで、一旦設定したデータリンクを切断すること
なく、基地局制御装置が移動機のサービスエリアの移動
を確実に検出し、検出後は移動先の無線基地局を介して
フレーム送信を行うことが可能となる。なお、空きチャ
ネルがある場合は、直ちに移ってきた移動機にチャネル
を割り当てるとともに、基地局制御装置にハンドオーバ
通知を出し、基地局制御装置の再送タイマをリセットさ
せることは同様であり、フレーム送信の継続性を保証す
ることになる。
【0025】実施の形態4.本実施の形態では、基地局
制御装置が下りフレーム送信時に送達確認が取れず、所
定の再送回数の最後に管理対象としている無線基地局を
介して全てのサービスエリアへ上記フレーム送信を行う
無線パケット伝送システムについて説明する。この方式
をとっても、フレーム送信の継続性の保証を高めること
ができる。図9は、本実施の形態における移動機と基地
局制御装置との情報授受を示すシーケンスの動作を示
し、図10は、基地局制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0026】無線基地局2aのサービスエリアAに存在
する移動機が無線基地局2dのサービスエリアD移動し
た直後、当該移動機へI(1,6),P=1のフレーム
50の送信を行った場合、この時点では、基地局制御装
置では、S401において当該Iフレームへの応答を確
認(送達確認)しても、当該エリアの移動が分からない
ために応答が取れず、I(1,6),P=1のフレーム
は未送達となる。
【0027】Iフレーム(本実施の形態では、I(1,
6),P=1のフレーム)の送達確認が取れていない場
合、基地局制御装置は、無線論理リンク制御手順に基づ
いてS402,S404,S406を経て、S408に
より所定の回数のフレームの再送(フレーム51及び5
2)を行う。所定の回数のフレームの再送を行ったにも
係わらず、S401において送達確認が取れない場合に
は、S402,S404,S406を経て、管理対象と
している無線基地局を介して全てのサービスエリアA,
B,C,Dに対して、S407によりI(1,6),P
=1のフレーム53の一斉送信を行う。こうして、基地
局制御装置が下りフレーム送信時に送達確認が取れず、
所定の再送回数の最後に管理対象としている全てのサー
ビスエリアの無線基地局を介して上記フレームの一斉送
信が行なうため、サービスエリアを移動していても移動
機では移動先の無線基地局を経由して、上記I(1,
6),P=1のフレーム53が受信可能となり、その
後、基地局制御装置では、その移動機からの送達確認を
検出して、検出後は移動先の無線基地局を介してフレー
ム送信を行なうことができる。
【0028】実施の形態5.本実施の形態では、移動機
のサービスエリア移動により基地局制御装置が下りフレ
ーム送信時に送達確認が取れない場合の無線論理リンク
維持方法として、移動機識別子割り当て時に、サービス
エリア移動時のRR送信機能を有するか否かを判断し
て、維持方法を決める無線パケット伝送システムについ
て説明する。図11は、本実施の形態における移動機と
基地局制御装置との情報授受を示すシーケンスの動作を
示しす図で、図12は、基地局制御装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【0029】移動機は、基地局制御装置との間の無線論
理リンクの設定に先立って、現在属しているサービスエ
リアの無線基地局を介してサービスエリア移動時のRR
送信機能有り又は無しとして、TEI(無線論理リンク
制御で用いる移動機識別子)割り当て要求60を基地局
制御装置へ送信する。基地局制御装置では、S500に
より当該TEI割り当て要求60を受信した後、S50
1により割り当てるリソース(移動機識別子)があるか
否かを判断し、ない場合には、S503によりTEI割
り当て拒否を返す。リソース(移動機識別子)がある場
合には、S502,S504を経て、S505により受
信したTEI割り当て要求で、移動機のサービスエリア
移動時のRR送信機能有り又は無しを判断し、RR送信
機能有りの場合は、S506により再送時の一斉送信は
しないように保持しておく。また、RR送信機能無しの
場合は、S507により再送時の一斉送信を行うように
保持しておき、S508により割り当てた移動機識別子
を含むTEI割り当て61を移動機へ送信する。
【0030】こうして、移動機のサービスエリア移動時
のRR送信機能をTEI割り当て時にチェックし、当該
機能がある場合には、サービスエリア移動時に移動機か
らのRRフレームの送信を行わせるとともに、当該機能
がない場合には、再送時に一斉送信を行うといった無線
論理リンクの維持方法の選択が可能となる。つまり、移
動機にRRフレームの送信機能があるものとないものと
が混在するシステムに対しても、本実施の形態は適用可
能である。
【0031】実施の形態6.本実施の形態では、移動機
のサービスエリア移動により基地局制御装置が下りフレ
ーム送信時に送達確認が取れない場合の無線論理リンク
維持方法として、移動機識別子割り当て時に上り方向の
無線パケットのトラヒックの状況に応じていて決める無
線パケット伝送システムについて説明する。図13は、
基地局制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0032】先の実施の形態5同様に、移動機は、基地
局制御装置との間の無線論理リンクの設定に先立って、
現在属しているサービスエリアの無線基地局を介してT
EI割り当て要求を基地局制御装置へ送信する。基地局
制御装置では、S600により当該TEI割り当て要求
を受信した後、S601により割り当てるリソース(移
動機識別子)があるか否かを判断し、ない場合には、S
603によりTEI割り当て要求を返す。リソース(移
動機識別子)がある場合には、S602,S604を経
て、S605により今度は上り方向のトラヒックの状況
に応じてトラヒックの低く、移動機が移動先のサービス
エリアで、RR送信が比較的スムーズに行えるような場
合は、S606により再送時に一斉送信はしないように
保持しておく。また、トラヒックが高く、移動機が移動
先のサービスエリアで、RR送信がなかなかできない場
合には、S607により再送時の一斉送信を行うように
保持しておき、S608により割り当てた移動機識別子
を含むTEI割り当てを移動機へ送信する。
【0033】こうして、上り方向の無線パケットのトラ
ヒックをTEI割り当て時にチェックし、トラヒックが
低い場合には、サービスエリア移動時に移動機からのR
Rフレームの送信を行わせて、トラヒックが高い場合に
は、再送時に一斉送信を行うといった無線論理リンクの
維持方法の選択が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信を一
旦終えて、パケット待ち受け状態にある移動機がサービ
スエリアを移動した場合においても、移動後に当該移動
機がRRフレームを基地局制御装置へ送信し、基地局制
御装置では、このRRフレーム受信により移動機のサー
ビスエリアを移動したことを検出して、フレーム送信を
継続するので、当該移動機への無線論理リンクを維持で
きる効果がある。
【0035】また更に、送信を一旦終えて、パケット待
ち受け状態にある移動機がサービスエリアを移動した場
合に、移動後に当該移動機がRRフレームをP=1とし
て基地局制御装置へ送信し、基地局制御装置からのF=
1のRRフレームが受信できない場合には、再度RRフ
レームを送信するようにしたので、基地局制御装置で
は、このRRフレームを確実に受信し、当該移動機への
無線論理リンクを維持できる効果がある。
【0036】また更に、パケット待ち受け状態にある移
動機がサービスエリアを移動し、移動直後に移動先のサ
ービスエリアに空きチャネルがない場合でも、無線基地
局は基地局制御装置へハンドオーバ通知を送信して、基
地局制御装置が移動機のサービスエリアの移動を検出す
るので、当該移動機への無線論理リンクを維持できる効
果がある。
【0037】また更に、パケット待ち受け状態にある移
動機がサービスエリアを移動し、移動直後に移動先のサ
ービスエリアに空きのチャネルがない場合でも、無線基
地局は基地局制御装置へハンドオーバ通知を送信して、
基地局制御装置が移動機のサービスエリアの移動を検出
し、また、再送タイマをリセットして再度起動を行うの
で、当該移動機への無線論理リンクを維持できる効果が
ある。
【0038】また更に、パケット待ち受け状態にある移
動機がサービスエリアを移動した場合に、基地局制御装
置では、フレームの再送の最後のトライで、全てのサー
ビスエリアに対して当該フレームの一斉再送信を行うた
め、移動機では当該基地局制御装置からのフレーム受信
を確実に行え、当該移動機への無線論理リンクを維持で
きる効果がある。
【0039】また更に、パケット待ち受け状態にある移
動機がサービスエリアを移動した場合に、基地局制御装
置は移動機のサービスエリア移動時のRRフレームの送
信機能有り又は無しを判断して、無線論理リンクの維持
方式を選ぶので、移動機の送信機構に異なる方式が混在
していても、効率のよい無線倫理リンク制御ができる効
果がある。
【0040】また更に、パケット待ち受け状態にある移
動機がサービスエリアを移動した場合に、基地局制御装
置は上り方向の無線パケットのトラヒックに応じて無線
論理リンクの維持方式を選択するので、効率のよい無線
論理リンク制御ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における無線パケット伝送システムの
構成図である。
【図2】 実施の形態1における無線パケット伝送シス
テムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図3】 実施の形態1における無線パケット伝送シス
テムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図4】 実施の形態1における基地局制御装置の動作
を示すフローチャート図である。
【図5】 実施の形態2における無線パケット伝送シス
テムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図6】 実施の形態2における移動機の動作を示すフ
ローチャート図である。
【図7】 実施の形態3における無線パケット伝送シス
テムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図8】 実施の形態3における無線基地局の動作を示
すフローチャート図である。
【図9】 実施の形態4における無線パケット伝送シス
テムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図10】 実施の形態4における基地局制御装置の動
作を示すフローチャート図である。
【図11】 実施の形態5における無線パケット伝送シ
ステムの無線区間でのシーケンスを示す図である。
【図12】 実施の形態5における基地局制御装置の動
作を示すフローチャート図である。
【図13】 実施の形態6における基地局制御装置の動
作を示すフローチャート図である。
【図14】 従来例における無線論理リンク制御手順を
示す構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f 移動機、2a,
2b,2c,2d 無線基地局、3a,3b 基地局制
御装置、4 ネットワーク、5a,5b,5c,5d,
6a,6b 伝送路、10a,10b 移動端末。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機と、上記移動機と交信する無線基
    地局と、上記無線基地局の複数を管理して上記移動機と
    のパケットを無線リンク層のフレーム単位で分けてネッ
    トワークと交信する基地局制御装置からなるマルチチャ
    ネル・アクセス無線パケット伝送システムにおいて、 移動機にはReceive Ready(RR)のフレ
    ームを送信するフレーム送信機構を備えて、無線基地局
    への送信を終えたパケット待ち受け状態にあって、他の
    無線基地局のサービスエリアに移動すると、該移動先の
    無線基地局経由で上記基地局制御装置にRRフレームを
    送信し、 基地局制御装置には上記RRフレームを検出するフレー
    ム検出機構を備えて、上記RRフレームを検出すると、
    上記移動機が移動したサービスエリアの無線基地局経由
    で上記移動機に送信フレームを送信するようにしたこと
    を特徴とする無線パケット伝送システム。
  2. 【請求項2】 移動機は、他の無線基地局のサービスエ
    リアに移動してRRフレームとしてPoll=1として
    送信し、基地局制御装置から応答がないとPoll=1
    のフレームを再送する移動機としたことを特徴とする請
    求項1記載の無線パケット伝送システム。
  3. 【請求項3】 無線基地局は、新たに自身のサービスエ
    リアに移ってきた移動機からのチャネル割り当て要求に
    対し、基地局制御装置に上記移動機からの移動通知を行
    う無線基地局とし、基地局制御装置は、上記移動通知を
    受けて対応する移動機に送信フレームを送信する動作に
    入るようにしたことを特徴とする請求項1記載の無線パ
    ケット伝送システム。
  4. 【請求項4】 無線基地局は、移ってきた移動機からの
    チャネル割り当て要求には基地局制御装置に上記移動機
    からの移動通知を行うと共に、チャネルに空きがない場
    合は当該移動機にはチャネル割り当て拒否を応答する無
    線基地局としたことを特徴とする請求項3記載の無線パ
    ケット伝送システム。
  5. 【請求項5】 基地局管理装置は、無線基地局から移動
    機の移動通知を受け取ると、対応する移動機へのフレー
    ム送信の再送タイマを再起動して待機して、上記無線基
    地局経由でフレーム送信を行う基地局管理装置としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線パケット伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 移動機と、上記移動機と交信する無線基
    地局と、上記無線基地局の複数を管理して上記移動機と
    のパケットを無線リンク層のフレーム単位で分けてネッ
    トワークと交信する基地局制御装置からなるマルチチャ
    ネル・アクセス無線パケット伝送システムにおいて、 基地局制御装置には、無線基地局への送信を終えたパケ
    ット待ち受け状態にある移動機に対する放送形式でフレ
    ームを送信するフレーム一斉送信機構を備え、上記基地
    局制御装置は、上記待ち受け状態にある移動機からの送
    達確認応答がないと、上記管理対象の複数の無線基地局
    経由で上記移動機に送信フレームを一斉送信するように
    したことを特徴とする無線パケット伝送システム。
  7. 【請求項7】 移動機には必要に応じてReceive
    Ready(RR)のフレームを送信するフレーム送
    信機構を備え、上記移動機は、基地局制御装置に上記R
    R送信機構の有無を通知し、 基地局制御装置は、移動機からのRR送信機構の有無に
    対応して送達確認応答がない場合に所定のサービスエリ
    アの無線基地局経由で上記移動機に送信フレームを送信
    するか、またはフレーム一斉送信をするかを選択するよ
    うにしたことを特徴とする請求項6記載の無線パケット
    伝送システム。
  8. 【請求項8】 基地局制御装置は、対応する無線基地局
    経由でRRフレームの応答送信するかフレーム一斉送信
    するかの選択を当該移動機が新たに属する無線基地局の
    トラヒックの多少によって行うようにしたことを特徴す
    る請求項7記載の無線パケット伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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