JPH115354A - 金属製印鑑 - Google Patents

金属製印鑑

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JPH115354A
JPH115354A JP9158169A JP15816997A JPH115354A JP H115354 A JPH115354 A JP H115354A JP 9158169 A JP9158169 A JP 9158169A JP 15816997 A JP15816997 A JP 15816997A JP H115354 A JPH115354 A JP H115354A
Authority
JP
Japan
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metal
metal seal
unevenness
printing
seal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9158169A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kanda
稔 神田
Masaharu Ishiwatari
正治 石渡
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH115354A publication Critical patent/JPH115354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字性に優れた金属製印鑑を提供する。 【解決手段】金属製印鑑の少なくとも印字部において、
該印字部表面に、微細・均一に分散した凹凸処理を施し
た金属製印鑑、必要に応じて該金属製印鑑が、貴金属ま
たはその合金からなる金属製印鑑、更に必要に応じて上
記凹凸処理が、ウエットエッチング処理、スパッタリン
グ処理、サンドブラスト処理、レ−ザ処理およびCVD
処理である金属製印鑑。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実印としても使
用可能な鮮明な印字が可能な金属製印鑑に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特開平3−264
389号公報に記載されている様に、従来より印材とし
て使用されて来ていたが、動物保護の観点から入手困難
となっている象牙や水牛の角等に代わるものとして、チ
タン等の硬質金属や、金や、銀や、ブラチナ等の貴金属
が印材として利用されていることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述せ
る従来の技術においては、例えば上記特開平3−264
389号公報に記載の貴金属の利用の場合、彫刻された
印面の型に、溶融した貴金属を注人したものであるた
め、または硬質金属のため、仕上げ後の印字面は平滑過
ぎ、印字時に直接朱肉が印字面に付くため、印字部への
朱肉ののりが悪く、印字自体が鮮明にならない。あるい
は過剰についた朱肉が目的とする印字から滲み出し印字
自体を崩す。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
印鑑として使用した場合、印字に際し朱肉ののりが良
く、かつ朱肉の作用が均一に得られる印字面を有する金
属製印鑑の開発に鋭意努力したところ、例えば、金属製
印鑑の少なくとも印字部の印字表面に、微細・均一に分
散した凹凸が存在すると、上記目的が達成出来るとの知
見を得たのである。
【0005】本発明は、上述の様な知見に基づいて得ら
れたものであって、(1)金属製印鑑の少なくとも印字
部において、該印字部表面に、微細・均一に分散した凹
凸処理を施した金属製印鑑、(2)上記金属製印鑑が、
貴金属またはその合金からなる(1)に記載の金属製印
鑑、(3)上記凹凸処理が、ウエットエッチング処理で
ある(1)〜(2)のいずれかに記載の金属製印鑑、
(4)上記凹凸処理が、スパッタリング処理である
(1)〜(2)のいずれかに記載の金属製印鑑、(5)
上記凹凸処理が、サンドブラスト処理である(1)〜
(2)のいずれかに記載の金属製印鑑、(6)上記凹凸
処理が、レ−ザ処理である(1)〜(2)のいずれかに
記載の金属製印鑑、(7)上記凹凸処理が、CVD処理
であるの(1)〜(2)いずれかに記載の金属製印鑑。
に特徴を有するものである。
【0006】本発明においては、金属製印鑑の印字部の
印字表面に、微細・均一に分散した凹凸処理を施すこと
により、本発明金属製印鑑の印字時に、朱肉が凹凸部分
に均質にのるため、良質の鮮明な印字を実現することが
出来る。
【0007】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
いて説明する。まず、所定材質の金属素材を用意し、こ
の素材を印鑑の所定形状寸法に加工する。次いで所定の
凹凸処理方法を用い、所定条件で印鑑の印字部の印字表
面に相当する面に処理を行い、微細・均一に分散した凹
凸表面を作製した。この凹凸表面に通常の方法で印字彫
刻を施し、所定の本発明の金属製印艦を得た。この印鑑
に朱肉を付け捺印したところ、良質の鮮明な印字を実現
することが出来た。
【0008】上記せる金属素材としては、鋳造、鍛造品
でも良く、また高密度の焼結体でも良い。材質としては
特に選ばないが、加工性の良いものが望ましい。必要に
応じて貴金属またはその合金を利用すると、綺麗で開運
イメ−ジが高く、実印としての重みが得られる。上記貴
金属としては、主にAu、Ag、Cu、Pt等が選ばれる
が、これらに限定するものではない。
【0009】上記せる凹凸処理方法としては、必要に応
じて、ウエットエッチング法、スパッタリング法、サン
ドブラスト法、レ−ザ法およびCVD法の中から、使用
される金属素材の材質に合わせた最適な方法が選ばれ
る。なお、ウエットエッチング処理は、電気化学反応を
ともなっても良い。
【0010】また、凹凸処理は、必要に応じて印字彫刻
を施した後で行ってもかまわない。
【0011】なお、本発明の金属製印鑑としては、印字
部分のみを貴金属またはその合金で作製し、他の主体部
(棹部)は他の金属で作製し、これらを接着して一体と
することも可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の内容について、具体
的に説明する。 [実施例1]金合金(75重量%Au−25重量%A
g)製の鋳造インゴットを加工して印鑑形状にし、印字
部表面を研磨後、レ−ザ加工により印字彫刻し、この印
字彫刻面を20%硝酸水溶液でエッチング処理し、印字
部表面に凹凸を付けたところ、朱肉ののりが良く、印字
部表面全体に均一に朱肉がのり、更に印字の色むらもな
く鮮明な印字が得られた。
【0013】(比較例1)比較のために、金合金(75
重量%Au−25重量%Ag)製の鋳造インゴットを加
工して印鑑形状にし、印字部表面を研磨後、レ−ザ加工
により印字彫刻し、凹凸処理なしで印鑑とし捺印を行っ
たところ、朱肉が印字部全体に均一にのらず、印字にも
むらがあった。
【0014】[実施例2]白金合金(50重量%Pt−
25重量%Au−25重量%Ag)製の鋳造インゴット
を加工して印鑑形状にし、印字部表面を研磨後、サンド
ブラスト法により、印字部表面に凹凸を付け、その後レ
−ザ加工により印字彫刻し本発明の金属製印艦を作製し
た。この印鑑を用いて捺印を行ったところ、朱肉ののり
が良く、印字部表面全体に均一に朱肉がのり、更に印字
の色むらもなく鮮明な印字が得られた。
【0015】(比較例2)比較のために、白金合金(5
0重量%Pt−25重量%Au−25重量%Ag)製の
鋳造インゴットを加工して印鑑形状にし、印字部表面を
研磨後、レ−ザ加工により印字彫刻し、凹凸処理なしで
印鑑とし捺印を行ったところ、朱肉が印字部全体に均一
にのらず、印字にもむらがあった。
【0016】
【発明の効果】実施例1およぴ2で得られた本発明の金
属製印鑑は、比較例と異なり、いずれも所定の凹凸処理
が施されているため、これら金属製印鑑は、捺印時に朱
肉ののりが良く、かつ朱肉の広がりが均一となるため、
良質の印字を得ることが出来、従来得られていた金属製
印鑑に較ベ、良質の金属製印鑑と言える。また、必要に
応じて金属として、貴金属が利用された場合、当然貴金
属の持つ輝きを有しており、開運イメ−ジが高く、実印
としての重みがあり、これによる印字は幸運の証でもあ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製印鑑の少なくとも印字部において、
    該印字部表面に、微細・均一に分散した凹凸処理を施し
    たことを特徴とする金属製印鑑。
  2. 【請求項2】上記金属製印鑑が、貴金属またはその合金
    からなることを特徴とする請求項1に記載の金属製印
    鑑。
  3. 【請求項3】上記凹凸処理が、ウエットエッチング処理
    であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載
    の金属製印鑑。
  4. 【請求項4】上記凹凸処理が、スパッタリング処理であ
    ることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の金
    属製印鑑。
  5. 【請求項5】上記凹凸処理が、サンドブラスト処理であ
    ることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の金
    属製印鑑。
  6. 【請求項6】上記凹凸処理が、レ−ザ処理であることを
    特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の金属製印
    鑑。
  7. 【請求項7】上記凹凸処理が、CVD処理であることを
    特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の金属製印
    鑑。
JP9158169A 1997-06-16 1997-06-16 金属製印鑑 Withdrawn JPH115354A (ja)

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JP9158169A JPH115354A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 金属製印鑑

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JPH115354A true JPH115354A (ja) 1999-01-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4677146A (en) * 1986-05-05 1987-06-30 The Lubrizol Corporation Modified asphalt compositions comprising a nitrogen derivative of an esterified copolymer
WO2021125030A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24 ザ コカ・コーラ カンパニー 容器及びキャップ

Cited By (3)

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US4677146A (en) * 1986-05-05 1987-06-30 The Lubrizol Corporation Modified asphalt compositions comprising a nitrogen derivative of an esterified copolymer
WO2021125030A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24 ザ コカ・コーラ カンパニー 容器及びキャップ
JP2021098522A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company 容器及びキャップ

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