JPH1153194A - プログラムダウンロードシステム - Google Patents
プログラムダウンロードシステムInfo
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- JPH1153194A JPH1153194A JP9206734A JP20673497A JPH1153194A JP H1153194 A JPH1153194 A JP H1153194A JP 9206734 A JP9206734 A JP 9206734A JP 20673497 A JP20673497 A JP 20673497A JP H1153194 A JPH1153194 A JP H1153194A
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- Japan
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- program
- header
- modules
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- Computer And Data Communications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタル伝送路を介してダウンロードした
プログラムを実行する際、エラーのないプログラムを素
早く実行することが可能なプログラムダウンロードシス
テムを提供する。 【解決手段】 プログラムを複数の部分に分割したモジ
ュールに、ヘッダ情報を添付して周期的に送出する送出
装置1と、モジュールの着信を検出するモジュール着信
検出部12と、受信したモジュールの誤りを誤り検査情
報に基づいて検査する誤り検査部13と、正当なモジュ
ールのみを一時的に蓄積するモジュール蓄積部14と、
全てのモジュールが蓄積されたか否かを判定する受信判
定部15と、モジュール蓄積部に蓄積されたモジュール
群をプログラムに再構築するプログラム構築部17と、
再構築したプログラムを実行するプログラム実行制御部
18とを備えた受信装置10とからなる構成とした。
プログラムを実行する際、エラーのないプログラムを素
早く実行することが可能なプログラムダウンロードシス
テムを提供する。 【解決手段】 プログラムを複数の部分に分割したモジ
ュールに、ヘッダ情報を添付して周期的に送出する送出
装置1と、モジュールの着信を検出するモジュール着信
検出部12と、受信したモジュールの誤りを誤り検査情
報に基づいて検査する誤り検査部13と、正当なモジュ
ールのみを一時的に蓄積するモジュール蓄積部14と、
全てのモジュールが蓄積されたか否かを判定する受信判
定部15と、モジュール蓄積部に蓄積されたモジュール
群をプログラムに再構築するプログラム構築部17と、
再構築したプログラムを実行するプログラム実行制御部
18とを備えた受信装置10とからなる構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線,或いは有線
のディジタル放送によるネットワークに接続された機器
のソフトウェアバージョンアップ,若しくはソフトウェ
アの入れ換え又は追加をリモートで行うプログラムダウ
ンロードシステムに関するものである。
のディジタル放送によるネットワークに接続された機器
のソフトウェアバージョンアップ,若しくはソフトウェ
アの入れ換え又は追加をリモートで行うプログラムダウ
ンロードシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線,或いは有線のディジタル放
送によるネットワークにおいて、転送されたディジタル
データを受けて処理する装置は、当該装置の専用ハード
ウェアに対応したソフトウェアによって、上記データを
処理する。
送によるネットワークにおいて、転送されたディジタル
データを受けて処理する装置は、当該装置の専用ハード
ウェアに対応したソフトウェアによって、上記データを
処理する。
【0003】このような従来のネットワークの例とし
て、放送衛星を用いた放送システムが挙げられる。該放
送システムは、全ての放送局が番組制作,放送送出を、
例えばMPEG等の共通の放送方式(映像伝送方式,映
像符号化方式など)で行い、受信側において、その共通
の放送方式に対応した受信装置の専用ハードウェアを用
いて放送を受信,再生するものである。一方、コンピュ
ータの性能向上により、従来は専用ハードウェアでしか
処理できなかった映像信号処理も、汎用ハードウェアを
用いたソフトウェア処理により実現できる。すなわち、
専用ハードウェアを有しない受信装置でも、該受信装置
の汎用ハードウェアにそれぞれの放送データをデコード
するためのソフトウェアプログラムをロードすることに
より、放送方式の異なる複数の放送データをデコードす
ることが可能となり、CG放送やアニメーション放送な
ど従来の映像/ 音声放送とは異なる形態のデータ放送
等、各種放送方式が混在した放送が可能となる。このよ
うな可能性への期待から、受信装置で実行するプログラ
ムを、番組放送の電波に重畳して伝送するプログラムダ
ウンロードシステムの需要が高まることが予測される。
て、放送衛星を用いた放送システムが挙げられる。該放
送システムは、全ての放送局が番組制作,放送送出を、
例えばMPEG等の共通の放送方式(映像伝送方式,映
像符号化方式など)で行い、受信側において、その共通
の放送方式に対応した受信装置の専用ハードウェアを用
いて放送を受信,再生するものである。一方、コンピュ
ータの性能向上により、従来は専用ハードウェアでしか
処理できなかった映像信号処理も、汎用ハードウェアを
用いたソフトウェア処理により実現できる。すなわち、
専用ハードウェアを有しない受信装置でも、該受信装置
の汎用ハードウェアにそれぞれの放送データをデコード
するためのソフトウェアプログラムをロードすることに
より、放送方式の異なる複数の放送データをデコードす
ることが可能となり、CG放送やアニメーション放送な
ど従来の映像/ 音声放送とは異なる形態のデータ放送
等、各種放送方式が混在した放送が可能となる。このよ
うな可能性への期待から、受信装置で実行するプログラ
ムを、番組放送の電波に重畳して伝送するプログラムダ
ウンロードシステムの需要が高まることが予測される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダウン
ロードの際には、必然的に伝送路のノイズや瞬断などが
起こり、ダウンロードされるデータのコードが化けた
り、データが欠落したりすることが想定される。特に、
伝送されるデータがプログラムである場合、上記のよう
にデータにエラーがある状態のまま、何の対処もなく受
信装置でプログラムを実行させると、プログラムの不正
実行や実行不可などの現象を引き起し、家電機器では、
故障したり、不正実行により事故を誘発することもあ
り、許されない事態になりかねない。
ロードの際には、必然的に伝送路のノイズや瞬断などが
起こり、ダウンロードされるデータのコードが化けた
り、データが欠落したりすることが想定される。特に、
伝送されるデータがプログラムである場合、上記のよう
にデータにエラーがある状態のまま、何の対処もなく受
信装置でプログラムを実行させると、プログラムの不正
実行や実行不可などの現象を引き起し、家電機器では、
故障したり、不正実行により事故を誘発することもあ
り、許されない事態になりかねない。
【0005】そこで、データのエラーの有無を検出し、
エラーがある場合には、プログラムを実行させることな
く、リカバリのため、エラーのあったデータを再取得ま
たは再要求する手段を取ることが検討される。このと
き、例えばプログラム伝送直後に、当該プログラムを実
行することによって見ることができる放送番組が放送さ
れる場合、当該プログラムのデータにエラーがあると、
リカバリされるまで当該放送番組を見ることができない
ので、如何に早くリカバリできるかが重要となる。
エラーがある場合には、プログラムを実行させることな
く、リカバリのため、エラーのあったデータを再取得ま
たは再要求する手段を取ることが検討される。このと
き、例えばプログラム伝送直後に、当該プログラムを実
行することによって見ることができる放送番組が放送さ
れる場合、当該プログラムのデータにエラーがあると、
リカバリされるまで当該放送番組を見ることができない
ので、如何に早くリカバリできるかが重要となる。
【0006】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたもので、ディジタル伝送路を介してダウンロー
ドしたプログラムを実行する際、エラーのないプログラ
ムを素早く実行することが可能なプログラムダウンロー
ドシステムを提供することを目的とする。
なされたもので、ディジタル伝送路を介してダウンロー
ドしたプログラムを実行する際、エラーのないプログラ
ムを素早く実行することが可能なプログラムダウンロー
ドシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかるプログラムダウンロー
ドシステムは、放送電波により伝送されたプログラムを
ダウンロードして、該プログラムを実行するプログラム
ダウンロードシステムであって、上記プログラムを複数
の部分に分割したモジュールに、モジュール識別子情
報,及びモジュールの誤り検査のための誤り検査情報を
含むヘッダ情報を添付してヘッダ付きモジュールとし、
当該ヘッダ付きモジュールを放送電波により周期的に送
出する送出装置と、伝送された上記ヘッダ付きモジュー
ルを受信したとき、当該ヘッダ付きモジュールの着信を
検出するモジュール着信検出部と、受信した当該ヘッダ
付きモジュールの誤りを上記誤り検査情報に基づいて検
査し、誤りがあると判断したとき、当該ヘッダ付きモジ
ュールを下記モジュール蓄積部に出力せず、正当な上記
ヘッダ付きモジュールのみを下記モジュール蓄積部に出
力し、誤りがあると判定されたモジュールを再度受信し
て、当該モジュールが正当であると判定したとき、当該
モジュールを下記モジュール蓄積部に出力する誤り検査
部と、当該ヘッダ付きモジュールが正当であるとき、上
記プログラムを再構築するため一時的に当該ヘッダ付き
モジュールを蓄積するモジュール蓄積部と、該モジュー
ル蓄積部に上記プログラムの完動に必要な全てのモジュ
ールが蓄積されたか否かを判定する受信判定部と、該受
信判定部で上記全てのモジュールの蓄積完了を確認した
とき、上記モジュール蓄積部に蓄積した当該全てのモジ
ュールからなるモジュール群を、該モジュール群のそれ
ぞれの上記モジュール識別子情報に基づいて、上記プロ
グラムに再構築するプログラム構築部と、再構築したプ
ログラムを実行するプログラム実行制御部とを備えた受
信装置とからなるものである。
に、本発明(請求項1)にかかるプログラムダウンロー
ドシステムは、放送電波により伝送されたプログラムを
ダウンロードして、該プログラムを実行するプログラム
ダウンロードシステムであって、上記プログラムを複数
の部分に分割したモジュールに、モジュール識別子情
報,及びモジュールの誤り検査のための誤り検査情報を
含むヘッダ情報を添付してヘッダ付きモジュールとし、
当該ヘッダ付きモジュールを放送電波により周期的に送
出する送出装置と、伝送された上記ヘッダ付きモジュー
ルを受信したとき、当該ヘッダ付きモジュールの着信を
検出するモジュール着信検出部と、受信した当該ヘッダ
付きモジュールの誤りを上記誤り検査情報に基づいて検
査し、誤りがあると判断したとき、当該ヘッダ付きモジ
ュールを下記モジュール蓄積部に出力せず、正当な上記
ヘッダ付きモジュールのみを下記モジュール蓄積部に出
力し、誤りがあると判定されたモジュールを再度受信し
て、当該モジュールが正当であると判定したとき、当該
モジュールを下記モジュール蓄積部に出力する誤り検査
部と、当該ヘッダ付きモジュールが正当であるとき、上
記プログラムを再構築するため一時的に当該ヘッダ付き
モジュールを蓄積するモジュール蓄積部と、該モジュー
ル蓄積部に上記プログラムの完動に必要な全てのモジュ
ールが蓄積されたか否かを判定する受信判定部と、該受
信判定部で上記全てのモジュールの蓄積完了を確認した
とき、上記モジュール蓄積部に蓄積した当該全てのモジ
ュールからなるモジュール群を、該モジュール群のそれ
ぞれの上記モジュール識別子情報に基づいて、上記プロ
グラムに再構築するプログラム構築部と、再構築したプ
ログラムを実行するプログラム実行制御部とを備えた受
信装置とからなるものである。
【0008】また、本発明(請求項2)にかかるプログ
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置は、
上記ヘッダ付きモジュールの送出順序を動的に変更する
モジュール送出制御部をさらに備え、上記プログラム構
築部は、任意の順番で受信した上記ヘッダ付きモジュー
ルから、当該ヘッダ付きモジュールの上記モジュール識
別子情報に基づいて、上記プログラムを再構築するもの
である。
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置は、
上記ヘッダ付きモジュールの送出順序を動的に変更する
モジュール送出制御部をさらに備え、上記プログラム構
築部は、任意の順番で受信した上記ヘッダ付きモジュー
ルから、当該ヘッダ付きモジュールの上記モジュール識
別子情報に基づいて、上記プログラムを再構築するもの
である。
【0009】また、本発明(請求項3)にかかるプログ
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置は、
上記ヘッダ付きモジュールとは別に、各実行レベルのプ
ログラムを構築するために必要なモジュールを示した実
行レベル判定テーブルを送出し、上記受信判定部は、受
信した上記ヘッダ付きモジュールに記載された上記モジ
ュール識別子情報,及び上記実行レベル判定テーブルに
基づいて、ある実行レベルのプログラムを構築するため
に必要な全てのモジュールを取得したか否かを判定し、
上記プログラム構築部は、上記受信判定部である実行レ
ベルのプログラムを構築するために必要な全てのモジュ
ールの取得完了を確認したとき、当該全てのモジュール
から当該実行レベルのプログラムを構築し、上記プログ
ラム実行制御部は、上記プログラム構築部で構築された
ある実行レベルのプログラムを実行するものである。
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置は、
上記ヘッダ付きモジュールとは別に、各実行レベルのプ
ログラムを構築するために必要なモジュールを示した実
行レベル判定テーブルを送出し、上記受信判定部は、受
信した上記ヘッダ付きモジュールに記載された上記モジ
ュール識別子情報,及び上記実行レベル判定テーブルに
基づいて、ある実行レベルのプログラムを構築するため
に必要な全てのモジュールを取得したか否かを判定し、
上記プログラム構築部は、上記受信判定部である実行レ
ベルのプログラムを構築するために必要な全てのモジュ
ールの取得完了を確認したとき、当該全てのモジュール
から当該実行レベルのプログラムを構築し、上記プログ
ラム実行制御部は、上記プログラム構築部で構築された
ある実行レベルのプログラムを実行するものである。
【0010】また、本発明(請求項4)にかかるプログ
ラムダウンロードシステムは、請求項3に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記受信判定部
は、ある実行レベルのプログラムを構築するために必要
な全てのモジュールの蓄積完了を確認した後、より高位
の実行レベルのプログラムを構築するために必要な全て
のモジュールを取得したか否かを判定し、上記プログラ
ム構築部は、上記受信判定部でより高位の実行レベルの
プログラムを構築するために必要な全てのモジュールの
取得完了を確認したとき、当該全てのモジュールからよ
り高位の実行レベルのプログラムを構築し、上記プログ
ラム実行制御部は、より高位の実行レベルのプログラム
を、低位の実行レベルのプログラムと入れ替えて実行す
るものである。
ラムダウンロードシステムは、請求項3に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記受信判定部
は、ある実行レベルのプログラムを構築するために必要
な全てのモジュールの蓄積完了を確認した後、より高位
の実行レベルのプログラムを構築するために必要な全て
のモジュールを取得したか否かを判定し、上記プログラ
ム構築部は、上記受信判定部でより高位の実行レベルの
プログラムを構築するために必要な全てのモジュールの
取得完了を確認したとき、当該全てのモジュールからよ
り高位の実行レベルのプログラムを構築し、上記プログ
ラム実行制御部は、より高位の実行レベルのプログラム
を、低位の実行レベルのプログラムと入れ替えて実行す
るものである。
【0011】また、本発明(請求項5)にかかるプログ
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置と上
記受信装置との間に、通信媒体による双方向通信手段を
さらに設け、上記受信装置は、上記誤り検査部が、受信
したモジュールに誤りがあると判定したとき、上記双方
向通信手段を使用して、上記送出装置に対して、当該モ
ジュールの取得を失敗した旨の通達,及び当該モジュー
ルの送出の要求を発行し、上記送出装置は、上記通達,
及び上記要求に基づいて、上記双方向通信手段を用いて
当該モジュールを送出するものである。
ラムダウンロードシステムは、請求項1に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記送出装置と上
記受信装置との間に、通信媒体による双方向通信手段を
さらに設け、上記受信装置は、上記誤り検査部が、受信
したモジュールに誤りがあると判定したとき、上記双方
向通信手段を使用して、上記送出装置に対して、当該モ
ジュールの取得を失敗した旨の通達,及び当該モジュー
ルの送出の要求を発行し、上記送出装置は、上記通達,
及び上記要求に基づいて、上記双方向通信手段を用いて
当該モジュールを送出するものである。
【0012】また、本発明(請求項6)にかかるプログ
ラムダウンロードシステムは、請求項5に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記受信装置は、
上記モジュールの取得ミスの回数を記録するモジュール
取得ミス回数記録部をさらに備え、当該モジュールの取
得を所定回数失敗したとき、上記双方向通信手段を通じ
て上記送出装置に当該モジュールの送出の要求を発行す
るものである。
ラムダウンロードシステムは、請求項5に記載のプログ
ラムダウンロードシステムにおいて、上記受信装置は、
上記モジュールの取得ミスの回数を記録するモジュール
取得ミス回数記録部をさらに備え、当該モジュールの取
得を所定回数失敗したとき、上記双方向通信手段を通じ
て上記送出装置に当該モジュールの送出の要求を発行す
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1によるプログラ
ムダウンロードシステムの構成を示すブロック図であ
る。
図面に基づいて詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1によるプログラ
ムダウンロードシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【0014】図1において、1は送出装置であり、ヘッ
ダ付きモジュールを放送番組と多重化して周期的に送出
する。10は受信装置であり、受信部,着信検出部,誤
り検査部,モジュール蓄積部,受信判定部,記憶領域,
プログラム構築部,及びプログラム実行制御部から構成
される。11は受信部であり、送出装置1から伝送され
たヘッダ付きモジュールを受け取る。12は着信検出部
であり、伝送されたヘッダ付きモジュールが受信部11
に着信したことを検出する。13は誤り検査部であり、
受信したヘッダ付きモジュールをヘッダ情報に含まれる
誤り検査情報によって誤りを検査する。14はモジュー
ル蓄積部であり、誤り検査部13で検査した結果、誤り
がなく正当なモジュールであれば、該モジュールにより
プログラムを再構築するために一時的に当該モジュール
を蓄積する。15は受信判定部であり、プログラムの実
行に必要な全てのモジュールを受信したか否かを判定す
る。16は記憶領域であり、プログラム構築部で構築さ
れたプログラムを記憶する。17はプログラム構築部で
あり、受信判定部15で上記全てのモジュールの受信完
了を確認したとき、モジュール蓄積部14に蓄積された
複数のモジュールからなるモジュール群をプログラムに
再構築し、記憶領域16に構築したプログラムを記録す
る。18はプログラム実行制御部であり、プログラム構
築部17で再構築され、記憶領域16に記録されたプロ
グラムを実行する。19は伝送媒体であり、送出装置1
と受信装置10との間のヘッダ付きモジュール等の伝送
を担う。30はヘッダ付きモジュールであり、送出装置
1において、プログラムを複数の部分に分割してモジュ
ールとし、該モジュールに、モジュール識別子,及び誤
り検査情報を含むヘッダ情報が添付されたものである。
ダ付きモジュールを放送番組と多重化して周期的に送出
する。10は受信装置であり、受信部,着信検出部,誤
り検査部,モジュール蓄積部,受信判定部,記憶領域,
プログラム構築部,及びプログラム実行制御部から構成
される。11は受信部であり、送出装置1から伝送され
たヘッダ付きモジュールを受け取る。12は着信検出部
であり、伝送されたヘッダ付きモジュールが受信部11
に着信したことを検出する。13は誤り検査部であり、
受信したヘッダ付きモジュールをヘッダ情報に含まれる
誤り検査情報によって誤りを検査する。14はモジュー
ル蓄積部であり、誤り検査部13で検査した結果、誤り
がなく正当なモジュールであれば、該モジュールにより
プログラムを再構築するために一時的に当該モジュール
を蓄積する。15は受信判定部であり、プログラムの実
行に必要な全てのモジュールを受信したか否かを判定す
る。16は記憶領域であり、プログラム構築部で構築さ
れたプログラムを記憶する。17はプログラム構築部で
あり、受信判定部15で上記全てのモジュールの受信完
了を確認したとき、モジュール蓄積部14に蓄積された
複数のモジュールからなるモジュール群をプログラムに
再構築し、記憶領域16に構築したプログラムを記録す
る。18はプログラム実行制御部であり、プログラム構
築部17で再構築され、記憶領域16に記録されたプロ
グラムを実行する。19は伝送媒体であり、送出装置1
と受信装置10との間のヘッダ付きモジュール等の伝送
を担う。30はヘッダ付きモジュールであり、送出装置
1において、プログラムを複数の部分に分割してモジュ
ールとし、該モジュールに、モジュール識別子,及び誤
り検査情報を含むヘッダ情報が添付されたものである。
【0015】図2は、図1によるプログラムダウンロー
ドシステムにおいて伝送されるヘッダ付きモジュールの
作成例を示した図である。図において、20はプログラ
ムであり、受信装置10で実行される。21はモジュー
ルであり、プログラム20がN個の部分に分割されたも
のである。22はヘッダ情報であり、モジュール識別
子,及び誤り検査情報を含み、N個のモジュール21に
それぞれ添付される。31はモジュール識別子情報であ
り、分割されたプログラムの何番目のモジュールである
かを識別するための情報である。32は誤り検査情報で
あり、モジュールの誤り検査のための情報である。な
お、プログラム20をモジュール21に分割する際、意
味のあるまとまりごとにモジュール21としてもよい
し、単に一定のサイズのモジュール21になるようにプ
ログラム20を分割したものであってもよい。
ドシステムにおいて伝送されるヘッダ付きモジュールの
作成例を示した図である。図において、20はプログラ
ムであり、受信装置10で実行される。21はモジュー
ルであり、プログラム20がN個の部分に分割されたも
のである。22はヘッダ情報であり、モジュール識別
子,及び誤り検査情報を含み、N個のモジュール21に
それぞれ添付される。31はモジュール識別子情報であ
り、分割されたプログラムの何番目のモジュールである
かを識別するための情報である。32は誤り検査情報で
あり、モジュールの誤り検査のための情報である。な
お、プログラム20をモジュール21に分割する際、意
味のあるまとまりごとにモジュール21としてもよい
し、単に一定のサイズのモジュール21になるようにプ
ログラム20を分割したものであってもよい。
【0016】本実施の形態1によるプログラムダウンロ
ードシステムは、図2に示したモジュール分割されてヘ
ッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュールとして、プ
ログラムを番組放送の電波に重畳して伝送し、受信装置
で該ヘッダ付きモジュールからプログラムを再構築して
実行するものである。
ードシステムは、図2に示したモジュール分割されてヘ
ッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュールとして、プ
ログラムを番組放送の電波に重畳して伝送し、受信装置
で該ヘッダ付きモジュールからプログラムを再構築して
実行するものである。
【0017】図1における動作によって、本実施の形態
1によるプログラムダウンロードシステムを説明する。
まず、送出装置1において、図2に示したようにプログ
ラムを複数の部分に分割してモジュールとし、該モジュ
ールに上記ヘッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュー
ルを作成して、該ヘッダ付きモジュールを1からNまで
順に、伝送媒体19である番組放送の電波に重畳して伝
送する。次に、受信装置10に備えられた受信部11
は、伝送されたヘッダ付きモジュールを受け取る。そし
て、着信検出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジ
ュールが着信したことを検出すると、誤り検査部13
は、該ヘッダ付きモジュールのモジュールに誤りがない
か否かを、当該ヘッダ付きモジュールのヘッダ情報に含
まれる誤り検査情報に基づいて検査する。ここで、検査
する誤りとは、検査の対象となるモジュール部分に相当
するプログラムのコードが化けていたり、データが欠落
していたりすることである。誤り検査部13での検査の
結果、上記モジュールに誤りがなく正当であれば、当該
モジュールによりプログラムを再構築するために、一時
的に当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積す
る。一方、誤りのあるモジュールを発見した場合には、
当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積するとな
く、再度伝送される当該モジュールを受信し、上記検査
を行って正当であったときにモジュール蓄積部14に蓄
積する。このように、伝送された1からNまでのヘッダ
付きモジュールを正当なものから順次蓄積していき、受
信判定部15は、上記プログラムの完動に必要な1から
Nまでの全てのモジュールが蓄積されたか否かを判定す
る。受信判定部15で上記全てのモジュールが蓄積され
たと判定されると、モジュール蓄積部14に蓄積された
上記全てのモジュールからなるモジュール群と、ヘッダ
情報に含まれるモジュール識別子とに基づいて、プログ
ラム構築部17でプログラムが再構築されて、記憶領域
16に記憶されるとともに、当該プログラムがプログラ
ム実行制御部18で実行される。
1によるプログラムダウンロードシステムを説明する。
まず、送出装置1において、図2に示したようにプログ
ラムを複数の部分に分割してモジュールとし、該モジュ
ールに上記ヘッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュー
ルを作成して、該ヘッダ付きモジュールを1からNまで
順に、伝送媒体19である番組放送の電波に重畳して伝
送する。次に、受信装置10に備えられた受信部11
は、伝送されたヘッダ付きモジュールを受け取る。そし
て、着信検出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジ
ュールが着信したことを検出すると、誤り検査部13
は、該ヘッダ付きモジュールのモジュールに誤りがない
か否かを、当該ヘッダ付きモジュールのヘッダ情報に含
まれる誤り検査情報に基づいて検査する。ここで、検査
する誤りとは、検査の対象となるモジュール部分に相当
するプログラムのコードが化けていたり、データが欠落
していたりすることである。誤り検査部13での検査の
結果、上記モジュールに誤りがなく正当であれば、当該
モジュールによりプログラムを再構築するために、一時
的に当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積す
る。一方、誤りのあるモジュールを発見した場合には、
当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積するとな
く、再度伝送される当該モジュールを受信し、上記検査
を行って正当であったときにモジュール蓄積部14に蓄
積する。このように、伝送された1からNまでのヘッダ
付きモジュールを正当なものから順次蓄積していき、受
信判定部15は、上記プログラムの完動に必要な1から
Nまでの全てのモジュールが蓄積されたか否かを判定す
る。受信判定部15で上記全てのモジュールが蓄積され
たと判定されると、モジュール蓄積部14に蓄積された
上記全てのモジュールからなるモジュール群と、ヘッダ
情報に含まれるモジュール識別子とに基づいて、プログ
ラム構築部17でプログラムが再構築されて、記憶領域
16に記憶されるとともに、当該プログラムがプログラ
ム実行制御部18で実行される。
【0018】ここで、誤りのあるモジュールを発見した
場合について、より詳しく説明すると、伝送される1か
らNまでのヘッダ付きモジュールのうち、5のヘッダ付
きモジュールに誤りがある場合、1からNまで順次伝送
されるヘッダ付きモジュールを、5のヘッダ付きモジュ
ールを除いて、順次蓄積しておく。5のヘッダ付きモジ
ュールについて、送出装置1から、1からNまでのヘッ
ダ付きモジュールとしてのプログラムを、繰り返し番組
放送の電波に重畳して伝送するようになっているので、
1からNまでのヘッダ付きモジュールが次回伝送されて
きたとき、これらのモジュールのうち、5のヘッダ付き
モジュールだけを受信する。具体的には、着信検出部1
2は、初回伝送時に誤り検査部13で5のヘッダ付きモ
ジュールの誤りを確認したという情報と、次回伝送時に
受信した1からNまでのヘッダ付きモジュールのヘッダ
情報に含まれる上記モジュール識別子に基づいて、5の
ヘッダ付きモジュールを検出して、5のヘッダ付きモジ
ュールのみを誤り検査部13に出力する。
場合について、より詳しく説明すると、伝送される1か
らNまでのヘッダ付きモジュールのうち、5のヘッダ付
きモジュールに誤りがある場合、1からNまで順次伝送
されるヘッダ付きモジュールを、5のヘッダ付きモジュ
ールを除いて、順次蓄積しておく。5のヘッダ付きモジ
ュールについて、送出装置1から、1からNまでのヘッ
ダ付きモジュールとしてのプログラムを、繰り返し番組
放送の電波に重畳して伝送するようになっているので、
1からNまでのヘッダ付きモジュールが次回伝送されて
きたとき、これらのモジュールのうち、5のヘッダ付き
モジュールだけを受信する。具体的には、着信検出部1
2は、初回伝送時に誤り検査部13で5のヘッダ付きモ
ジュールの誤りを確認したという情報と、次回伝送時に
受信した1からNまでのヘッダ付きモジュールのヘッダ
情報に含まれる上記モジュール識別子に基づいて、5の
ヘッダ付きモジュールを検出して、5のヘッダ付きモジ
ュールのみを誤り検査部13に出力する。
【0019】このようにして、本実施の形態1によるプ
ログラムダウンロードシステムは、送出装置からプログ
ラムを複数の部分に分割したモジュールにヘッダ情報を
添付したヘッダ付きモジュールを伝送して、受信装置の
誤り検査部で、モジュールの誤りの有無を確認し、正当
なモジュールを蓄積しておき、誤りのあったモジュール
だけを再度受信して、プログラムを完動するために必要
な全てのモジュールからプログラムを再構築する構成に
したから、誤りのあるモジュールからプログラムを再構
築してプログラムの不正実行や実行不可などの現象を引
き起こすことを回避できるとともに、受信したモジュー
ルにエラーが検出されたときでも、プログラムの全体を
再取得する必要がなく、素早いリカバリが可能である。
ログラムダウンロードシステムは、送出装置からプログ
ラムを複数の部分に分割したモジュールにヘッダ情報を
添付したヘッダ付きモジュールを伝送して、受信装置の
誤り検査部で、モジュールの誤りの有無を確認し、正当
なモジュールを蓄積しておき、誤りのあったモジュール
だけを再度受信して、プログラムを完動するために必要
な全てのモジュールからプログラムを再構築する構成に
したから、誤りのあるモジュールからプログラムを再構
築してプログラムの不正実行や実行不可などの現象を引
き起こすことを回避できるとともに、受信したモジュー
ルにエラーが検出されたときでも、プログラムの全体を
再取得する必要がなく、素早いリカバリが可能である。
【0020】なお、本実施の形態1によるプログラムダ
ウンロードシステムでは、上記ヘッダ付きモジュールを
番組放送の電波に重畳して伝送するものとしたが、該ヘ
ッダ付きモジュールを伝送するための専用チャンネルで
放送電波により伝送するものであっても、番組放送の電
波に重畳して伝送した場合と同様の効果を得ることがで
きる。
ウンロードシステムでは、上記ヘッダ付きモジュールを
番組放送の電波に重畳して伝送するものとしたが、該ヘ
ッダ付きモジュールを伝送するための専用チャンネルで
放送電波により伝送するものであっても、番組放送の電
波に重畳して伝送した場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0021】実施の形態2.図3は、実施の形態1にお
けるヘッダ付きモジュールの送出装置からの送出順序を
示した模式図である。図4は、実施の形態2におけるヘ
ッダ付きモジュールの送出装置からの送出順序を示した
模式図である。
けるヘッダ付きモジュールの送出装置からの送出順序を
示した模式図である。図4は、実施の形態2におけるヘ
ッダ付きモジュールの送出装置からの送出順序を示した
模式図である。
【0022】図3のように、プログラムをAからLのモ
ジュール群に分割して、AからLの順番に送出したと
き、例えば飛行機が低空飛行して電波を乱す場合などの
突発的な伝送の乱れ(バーストエラー)が発生して、
B,C,及びDのモジュール群がエラーになった場合、
受信装置側では、再度伝送されるモジュール群を受信す
る。しかしながら、再度同じ順番でモジュール群を送出
した場合、上記バーストエラーが周期的に連続して起こ
り、B,C,及びDの連続モジュール群に集中して受信
エラーが起こる可能性があり、B,C,及びDのような
一部のモジュール群だけがなかなか受信できないことに
なる。
ジュール群に分割して、AからLの順番に送出したと
き、例えば飛行機が低空飛行して電波を乱す場合などの
突発的な伝送の乱れ(バーストエラー)が発生して、
B,C,及びDのモジュール群がエラーになった場合、
受信装置側では、再度伝送されるモジュール群を受信す
る。しかしながら、再度同じ順番でモジュール群を送出
した場合、上記バーストエラーが周期的に連続して起こ
り、B,C,及びDの連続モジュール群に集中して受信
エラーが起こる可能性があり、B,C,及びDのような
一部のモジュール群だけがなかなか受信できないことに
なる。
【0023】そこで、図4のように、モジュール群の順
序を入れ替えて(シャッフルして)送出すると、モジュ
ールの順番のパターンが一定ではないので、ある一部の
モジュール群に集中して受信エラーを起こす可能性は低
く、モジュールのエラー発生率が平均化される。
序を入れ替えて(シャッフルして)送出すると、モジュ
ールの順番のパターンが一定ではないので、ある一部の
モジュール群に集中して受信エラーを起こす可能性は低
く、モジュールのエラー発生率が平均化される。
【0024】ここで、モジュール群とは、複数のモジュ
ールからなり1つの完結したプログラムを構成するもの
であり、該モジュール群ごとに送出順序を入れ替えるも
のとする。また、モジュール群の送出順序の入れ替え
は、各モジュール群のエラー発生率を平均化するため、
乱数的に行うものとする。
ールからなり1つの完結したプログラムを構成するもの
であり、該モジュール群ごとに送出順序を入れ替えるも
のとする。また、モジュール群の送出順序の入れ替え
は、各モジュール群のエラー発生率を平均化するため、
乱数的に行うものとする。
【0025】本実施の形態2によるプログラムダウンロ
ードシステムは、実施の形態1において、1からNの順
番で繰り返し送出装置から送出されていたヘッダ付きモ
ジュールを、順番を入れ替えて(シャッフルして)送出
するものである。
ードシステムは、実施の形態1において、1からNの順
番で繰り返し送出装置から送出されていたヘッダ付きモ
ジュールを、順番を入れ替えて(シャッフルして)送出
するものである。
【0026】図5は、実施の形態2によるプログラムダ
ウンロードシステムの構成を示すブロック図である。図
5において、図1と同一符号は同一又は相当部分であ
る。42はモジュール送出制御部であり、モジュールの
送出順序を動的に変更する。
ウンロードシステムの構成を示すブロック図である。図
5において、図1と同一符号は同一又は相当部分であ
る。42はモジュール送出制御部であり、モジュールの
送出順序を動的に変更する。
【0027】次に、動作について説明する。まず、上記
実施の形態1と同様にして、送出装置1において、プロ
グラムを複数の部分に分割してモジュールとし、該モジ
ュールに上記ヘッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュ
ールを作成する。モジュール送出制御部42は、該ヘッ
ダ付きモジュールをAからLまでのモジュール群の順番
に、放送電波により伝送する。
実施の形態1と同様にして、送出装置1において、プロ
グラムを複数の部分に分割してモジュールとし、該モジ
ュールに上記ヘッダ情報が添付されたヘッダ付きモジュ
ールを作成する。モジュール送出制御部42は、該ヘッ
ダ付きモジュールをAからLまでのモジュール群の順番
に、放送電波により伝送する。
【0028】次に、ここでも実施の形態1と同様、着信
検出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジュールが
着信したことを検出すると、誤り検査部13は、該ヘッ
ダ付きモジュールのモジュールに誤りがないか否かを、
当該ヘッダ付きモジュールのヘッダ情報に含まれる誤り
検査情報に基づいて検査し、正当であれば、当該モジュ
ールによりプログラムを再構築するために、一時的に当
該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積する。
検出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジュールが
着信したことを検出すると、誤り検査部13は、該ヘッ
ダ付きモジュールのモジュールに誤りがないか否かを、
当該ヘッダ付きモジュールのヘッダ情報に含まれる誤り
検査情報に基づいて検査し、正当であれば、当該モジュ
ールによりプログラムを再構築するために、一時的に当
該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積する。
【0029】一方、誤りのあるモジュールを発見した場
合には、当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積
することなく、次回伝送される当該モジュールを受信す
る。この次回のモジュール伝送において、モジュール送
出制御部42では、上記ヘッダ付きモジュールの順序を
変更して送出する。
合には、当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積
することなく、次回伝送される当該モジュールを受信す
る。この次回のモジュール伝送において、モジュール送
出制御部42では、上記ヘッダ付きモジュールの順序を
変更して送出する。
【0030】具体的には、初回のプログラム伝送時に、
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,及びL
(図3参照)の順序でモジュール群を送出し、B,C,
及びDのモジュール群の伝送がエラーになる。モジュー
ル送出制御部42は、2回目の伝送時には、モジュール
群の送出順序を例えばC,G,J,A,B,D,L,
E,K,F,I,及びH(図4参照)のように変更す
る。
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,及びL
(図3参照)の順序でモジュール群を送出し、B,C,
及びDのモジュール群の伝送がエラーになる。モジュー
ル送出制御部42は、2回目の伝送時には、モジュール
群の送出順序を例えばC,G,J,A,B,D,L,
E,K,F,I,及びH(図4参照)のように変更す
る。
【0031】上記のようにモジュールがその順序を変更
して送出され、再度誤り検査部13での検査によって、
前回エラーのあったモジュールが正当であったとき、当
該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積する。
して送出され、再度誤り検査部13での検査によって、
前回エラーのあったモジュールが正当であったとき、当
該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積する。
【0032】このように、伝送されたAからLまでのモ
ジュール群のモジュールを正当なものから順次蓄積して
いき、実施の形態1と同様、受信判定部15は、上記プ
ログラムの実行に必要なAからLまでの全てのモジュー
ル群が蓄積されたか否かを判定する。蓄積完了と判定す
ると、モジュール蓄積部14に蓄積されたモジュール群
と、該モジュールのヘッダ情報に含まれるモジュール識
別子とに基づいて、プログラム構築部17でプログラム
が再構築されて、プログラムとして記憶領域16に記憶
されるとともに、当該プログラムがプログラム実行制御
部18で実行される。
ジュール群のモジュールを正当なものから順次蓄積して
いき、実施の形態1と同様、受信判定部15は、上記プ
ログラムの実行に必要なAからLまでの全てのモジュー
ル群が蓄積されたか否かを判定する。蓄積完了と判定す
ると、モジュール蓄積部14に蓄積されたモジュール群
と、該モジュールのヘッダ情報に含まれるモジュール識
別子とに基づいて、プログラム構築部17でプログラム
が再構築されて、プログラムとして記憶領域16に記憶
されるとともに、当該プログラムがプログラム実行制御
部18で実行される。
【0033】このように、本実施の形態2によるプログ
ラムダウンロードシステムでは、実施の形態1の構成に
加えて、上記モジュールの送出順序を動的に変更するモ
ジュール送出制御部を送出装置側に備え、受信側の上記
プログラム構築部は、任意の順番で受信したモジュール
からプログラムを再構築するものとしたから、バースト
エラーが周期的に連続して起こった場合でも、一部のモ
ジュールに集中して受信エラーが起こる可能性を低く
し、各モジュールのエラー発生率を平均化することがで
きる。
ラムダウンロードシステムでは、実施の形態1の構成に
加えて、上記モジュールの送出順序を動的に変更するモ
ジュール送出制御部を送出装置側に備え、受信側の上記
プログラム構築部は、任意の順番で受信したモジュール
からプログラムを再構築するものとしたから、バースト
エラーが周期的に連続して起こった場合でも、一部のモ
ジュールに集中して受信エラーが起こる可能性を低く
し、各モジュールのエラー発生率を平均化することがで
きる。
【0034】実施の形態3.本実施の形態3によるプロ
グラムダウンロードシステムは、実施の形態1におい
て、送出装置から送出された全てのヘッダ付きモジュー
ルからプログラムを再構築していたものを、送出された
ヘッダ付きモジュールのうち、プログラムの実行に必要
なある実行レベルを有するモジュールからプログラムを
構築するものである。
グラムダウンロードシステムは、実施の形態1におい
て、送出装置から送出された全てのヘッダ付きモジュー
ルからプログラムを再構築していたものを、送出された
ヘッダ付きモジュールのうち、プログラムの実行に必要
なある実行レベルを有するモジュールからプログラムを
構築するものである。
【0035】即ち、プログラムは、該プログラムが分割
された全ての部分に相当するモジュールが揃ったとき、
完全に実行(完動)されるが、市場には様々な仕様の端
末が存在し、端末によっては、その仕様のため受けたプ
ログラムを完動できないものもある。例えばフルカラー
表示を行うプログラムを受けても、上記仕様が16色表
示しかできないものであれば、該プログラムをフルカラ
ーのレベルで実行することはできず、より低レベルでし
か該プログラムを実行することはできない。したがっ
て、上記モジュールの1つがフルカラー表示をするため
に必要なモジュールであるが、このモジュールがなくて
も16色表示をするために必要なモジュールがあれば、
低レベルでプログラムを実行することが可能である。よ
り具体的には、プログラムの実行レベルに応じてAラン
ク,Bランク,Cランクなどのランクを設け、Cランク
のプログラムに必要なモジュールが全て揃えば、最低限
の処理の実行が可能となり、Bランクのプログラムに必
要なモジュールが全て揃えば中レベルの処理が可能にな
り、Aランクのプログラムに必要なモジュールが全て揃
って初めて完動する処理の実行が可能になる。
された全ての部分に相当するモジュールが揃ったとき、
完全に実行(完動)されるが、市場には様々な仕様の端
末が存在し、端末によっては、その仕様のため受けたプ
ログラムを完動できないものもある。例えばフルカラー
表示を行うプログラムを受けても、上記仕様が16色表
示しかできないものであれば、該プログラムをフルカラ
ーのレベルで実行することはできず、より低レベルでし
か該プログラムを実行することはできない。したがっ
て、上記モジュールの1つがフルカラー表示をするため
に必要なモジュールであるが、このモジュールがなくて
も16色表示をするために必要なモジュールがあれば、
低レベルでプログラムを実行することが可能である。よ
り具体的には、プログラムの実行レベルに応じてAラン
ク,Bランク,Cランクなどのランクを設け、Cランク
のプログラムに必要なモジュールが全て揃えば、最低限
の処理の実行が可能となり、Bランクのプログラムに必
要なモジュールが全て揃えば中レベルの処理が可能にな
り、Aランクのプログラムに必要なモジュールが全て揃
って初めて完動する処理の実行が可能になる。
【0036】図6は、実施の形態3において受信判定部
で用いる実行レベル判定テーブルの例を示した図であ
る。図において、51は実行レベルであり、プログラム
の実行レベルに対応したモジュールのランクを示してい
る。52はモジュールIDであり、モジュール識別子情
報31(図2参照)に記載されているモジュール識別子
に相当し、分割されたプログラムの何番目のモジュール
であるかを示している。したがって、モジュールID5
2において02,04,05,06,08のモジュール
が揃えば、Cの実行レベル51でプログラムを実行する
ことができ、これらのモジュールにモジュールID52
が01のモジュールが加われば、Bの実行レベル51で
プログラムを実行でき、さらに、モジュールID52が
03および07のモジュールが加わることにより、Aの
実行レベル51でプログラムを完動することができるこ
とを示している。
で用いる実行レベル判定テーブルの例を示した図であ
る。図において、51は実行レベルであり、プログラム
の実行レベルに対応したモジュールのランクを示してい
る。52はモジュールIDであり、モジュール識別子情
報31(図2参照)に記載されているモジュール識別子
に相当し、分割されたプログラムの何番目のモジュール
であるかを示している。したがって、モジュールID5
2において02,04,05,06,08のモジュール
が揃えば、Cの実行レベル51でプログラムを実行する
ことができ、これらのモジュールにモジュールID52
が01のモジュールが加われば、Bの実行レベル51で
プログラムを実行でき、さらに、モジュールID52が
03および07のモジュールが加わることにより、Aの
実行レベル51でプログラムを完動することができるこ
とを示している。
【0037】本発明の実施の形態3によるプログラムダ
ウンロードシステムの構成は、図1に示す本発明の実施
の形態1によるプログラムダウンロードシステムと同様
である。以下、本実施の形態3によるプログラムダウン
ロードシステムの動作について、図1を用いて説明す
る。
ウンロードシステムの構成は、図1に示す本発明の実施
の形態1によるプログラムダウンロードシステムと同様
である。以下、本実施の形態3によるプログラムダウン
ロードシステムの動作について、図1を用いて説明す
る。
【0038】まず、送出装置1は、図6に示した実行レ
ベル判定テーブルを、一定の周期で絶えず伝送媒体19
である番組放送の電波に重畳して送出する。受信装置1
0は、伝送された上記実行レベル判定テーブルを受信部
11で絶えず受信して、受信判定部15に記憶してお
く。
ベル判定テーブルを、一定の周期で絶えず伝送媒体19
である番組放送の電波に重畳して送出する。受信装置1
0は、伝送された上記実行レベル判定テーブルを受信部
11で絶えず受信して、受信判定部15に記憶してお
く。
【0039】次に、実施の形態1と同様、送出装置1に
おいて、図2に示したようにプログラムを複数の部分に
分割してモジュールとし、該モジュールに上記ヘッダ情
報が添付されたヘッダ付きモジュールを作成して、該ヘ
ッダ付きモジュールを1からNまで順に、伝送媒体19
である番組放送の電波に重畳して伝送する。
おいて、図2に示したようにプログラムを複数の部分に
分割してモジュールとし、該モジュールに上記ヘッダ情
報が添付されたヘッダ付きモジュールを作成して、該ヘ
ッダ付きモジュールを1からNまで順に、伝送媒体19
である番組放送の電波に重畳して伝送する。
【0040】また、実施の形態1と同様にして、着信検
出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジュールが着
信したことを検出し、誤り検査部13が、誤り検査情報
に基づいて検査した結果、モジュールが正当であれば、
当該モジュールによりプログラムを再構築するために、
一時的に当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積
する。
出部12が、受信部11に該ヘッダ付きモジュールが着
信したことを検出し、誤り検査部13が、誤り検査情報
に基づいて検査した結果、モジュールが正当であれば、
当該モジュールによりプログラムを再構築するために、
一時的に当該モジュールをモジュール蓄積部14に蓄積
する。
【0041】そして、受信判定部15は、モジュール蓄
積部14に蓄積されたモジュール群を、各モジュールの
上記モジュール識別子情報,及び上記実行レベル判定テ
ーブルに基づいて判定する。例えば、上記モジュール群
のモジュールが、上記モジュール識別子情報により、モ
ジュールIDがID02,04,05,06,及び07
であることが確認されたとし、上記実行レベル判定テー
ブルと比較すると、モジュールID08のモジュールが
足りないので、最低限の処理を実行するための実行レベ
ルCのプログラムも構築することができないと判断され
るが、モジュールID08のモジュールも正当であれ
ば、最低限の処理を実行するためのプログラムを構築で
きると判断される。上記モジュール群が、上記実行レベ
ル判定テーブルより、実行レベルCのモジュールを全て
含んで、最低限の処理を実行するためのプログラムを構
築することができると判断されると、モジュール蓄積部
14に蓄積されたモジュール群と、該モジュール群のそ
れぞれのヘッダ情報に含まれるモジュール識別子とに基
づいて、プログラム構築部17で実行レベルCのプログ
ラムが構築されて、記憶領域16に記憶されるととも
に、当該プログラムがプログラム実行制御部18で実行
される。したがって、このとき、モジュールID01,
03,08ののモジュールに誤りが発見され、これらは
モジュール蓄積部14に蓄積されていない。
積部14に蓄積されたモジュール群を、各モジュールの
上記モジュール識別子情報,及び上記実行レベル判定テ
ーブルに基づいて判定する。例えば、上記モジュール群
のモジュールが、上記モジュール識別子情報により、モ
ジュールIDがID02,04,05,06,及び07
であることが確認されたとし、上記実行レベル判定テー
ブルと比較すると、モジュールID08のモジュールが
足りないので、最低限の処理を実行するための実行レベ
ルCのプログラムも構築することができないと判断され
るが、モジュールID08のモジュールも正当であれ
ば、最低限の処理を実行するためのプログラムを構築で
きると判断される。上記モジュール群が、上記実行レベ
ル判定テーブルより、実行レベルCのモジュールを全て
含んで、最低限の処理を実行するためのプログラムを構
築することができると判断されると、モジュール蓄積部
14に蓄積されたモジュール群と、該モジュール群のそ
れぞれのヘッダ情報に含まれるモジュール識別子とに基
づいて、プログラム構築部17で実行レベルCのプログ
ラムが構築されて、記憶領域16に記憶されるととも
に、当該プログラムがプログラム実行制御部18で実行
される。したがって、このとき、モジュールID01,
03,08ののモジュールに誤りが発見され、これらは
モジュール蓄積部14に蓄積されていない。
【0042】上記実行レベルCのプログラムが構築され
る一方で、誤りのあったモジュールについては、実施の
形態1と同様にして、当該モジュールをモジュール蓄積
部14に蓄積することなく、再度伝送される当該モジュ
ールを受信し、上記検査を行って正当であったときにモ
ジュール蓄積部14に蓄積する。このとき、正当であっ
たモジュールがモジュールID01および08のもので
あれば、モジュール蓄積部14には、誤りはなかった
が、実行レベルCのプログラム構築に必要とされなかっ
たモジュールID07のモジュールが蓄積されたまま
で、新たに受信した正当なモジュール(モジュールID
01および08)が加えられた状態になっている。
る一方で、誤りのあったモジュールについては、実施の
形態1と同様にして、当該モジュールをモジュール蓄積
部14に蓄積することなく、再度伝送される当該モジュ
ールを受信し、上記検査を行って正当であったときにモ
ジュール蓄積部14に蓄積する。このとき、正当であっ
たモジュールがモジュールID01および08のもので
あれば、モジュール蓄積部14には、誤りはなかった
が、実行レベルCのプログラム構築に必要とされなかっ
たモジュールID07のモジュールが蓄積されたまま
で、新たに受信した正当なモジュール(モジュールID
01および08)が加えられた状態になっている。
【0043】また、受信判定部15は、上記状態でモジ
ュール蓄積部14に蓄積されたモジュール群を、各モジ
ュールヘッダの上記モジュール識別子情報および上記実
行レベル判定テーブルに基づいて、再度確認する。該モ
ジュール群が、モジュールID01,07のモジュール
であることが確認され、上記実行レベル判定テーブルに
より、モジュールID01のモジュールと、記憶領域1
6に記憶されている実行レベルCのプログラムを構築し
たモジュールとで、実行レベルBのプログラムを構築す
ることができると判断されると、モジュール蓄積部14
に蓄積されたモジュールID01のモジュール,及び上
記実行レベルCのプログラムを構築したモジュールと、
これらのモジュールのそれぞれのヘッダ情報に含まれる
モジュール識別子とに基づいて、プログラム構築部17
で実行レベルBのプログラムが構築されて、記憶領域1
6に記憶されるとともに、当該プログラムがプログラム
実行制御部18で実行される。
ュール蓄積部14に蓄積されたモジュール群を、各モジ
ュールヘッダの上記モジュール識別子情報および上記実
行レベル判定テーブルに基づいて、再度確認する。該モ
ジュール群が、モジュールID01,07のモジュール
であることが確認され、上記実行レベル判定テーブルに
より、モジュールID01のモジュールと、記憶領域1
6に記憶されている実行レベルCのプログラムを構築し
たモジュールとで、実行レベルBのプログラムを構築す
ることができると判断されると、モジュール蓄積部14
に蓄積されたモジュールID01のモジュール,及び上
記実行レベルCのプログラムを構築したモジュールと、
これらのモジュールのそれぞれのヘッダ情報に含まれる
モジュール識別子とに基づいて、プログラム構築部17
で実行レベルBのプログラムが構築されて、記憶領域1
6に記憶されるとともに、当該プログラムがプログラム
実行制御部18で実行される。
【0044】さらに、再度の伝送においても誤りのあっ
たAランクのモジュール(モジュールID03)につい
ても、上記動作を繰り返して、最終的に、伝送された全
てのモジュールからプログラムを再構築して、該プログ
ラムを完動する。
たAランクのモジュール(モジュールID03)につい
ても、上記動作を繰り返して、最終的に、伝送された全
てのモジュールからプログラムを再構築して、該プログ
ラムを完動する。
【0045】このように、本実施の形態3によるプログ
ラムダウンロードシステムは、実施の形態1の構成に加
えて、別途送出装置から送出される実行レベル判定テー
ブルと、上記モジュール識別子情報とに基づいて、受信
判定部が、プログラムの実行に必要なある実行レベルを
有する全てのモジュールを受信したことを確認したと
き、プログラム実行制御部は、当該全てのモジュールか
ら当該実行レベルで再構築されたプログラムを実行し、
その後、さらに、上記受信判定部である実行レベルより
高位の実行レベルを有する全てのモジュールの受信完了
を確認したとき、当該全てのモジュールから当該高位の
実行レベルで再構築されたプログラムを、実行している
プログラムと入れ替えて実行するものとしたから、プロ
グラムを再構築するための全てのモジュールが揃わなく
ても、最低限の処理を実行することができるプログラム
を構築することができるとともに、モジュールの取得状
況に応じて、自動的に、より高位の実行レベルのプログ
ラムを実行するようにできる。
ラムダウンロードシステムは、実施の形態1の構成に加
えて、別途送出装置から送出される実行レベル判定テー
ブルと、上記モジュール識別子情報とに基づいて、受信
判定部が、プログラムの実行に必要なある実行レベルを
有する全てのモジュールを受信したことを確認したと
き、プログラム実行制御部は、当該全てのモジュールか
ら当該実行レベルで再構築されたプログラムを実行し、
その後、さらに、上記受信判定部である実行レベルより
高位の実行レベルを有する全てのモジュールの受信完了
を確認したとき、当該全てのモジュールから当該高位の
実行レベルで再構築されたプログラムを、実行している
プログラムと入れ替えて実行するものとしたから、プロ
グラムを再構築するための全てのモジュールが揃わなく
ても、最低限の処理を実行することができるプログラム
を構築することができるとともに、モジュールの取得状
況に応じて、自動的に、より高位の実行レベルのプログ
ラムを実行するようにできる。
【0046】なお、本実施の形態3において、伝送時に
誤りのあったヘッダ付きモジュールを受信する際に、上
記実施の形態2のように、モジュールの送出順序を入れ
替えるようにすれば、より早くプログラムを完動するた
めの全てのモジュールを取得することが可能である。
誤りのあったヘッダ付きモジュールを受信する際に、上
記実施の形態2のように、モジュールの送出順序を入れ
替えるようにすれば、より早くプログラムを完動するた
めの全てのモジュールを取得することが可能である。
【0047】実施の形態4.本実施の形態4によるプロ
グラムダウンロードシステムは、実施の形態1におい
て、繰り返し送出装置から周期的に放送電波により送出
されるヘッダ付きモジュールを受信するものであった
が、これに加え、双方向通信手段により、受信装置から
送出装置に上記ヘッダ付きモジュールを要求し、送出装
置から受信装置に該ヘッダ付きモジュールを送出するも
のである。
グラムダウンロードシステムは、実施の形態1におい
て、繰り返し送出装置から周期的に放送電波により送出
されるヘッダ付きモジュールを受信するものであった
が、これに加え、双方向通信手段により、受信装置から
送出装置に上記ヘッダ付きモジュールを要求し、送出装
置から受信装置に該ヘッダ付きモジュールを送出するも
のである。
【0048】図7は、実施の形態4によるプログラムダ
ウンロードシステムの構成を示すブロック図である。図
7において、図1と同一符号は同一又は相当部分であ
る。61はモジュール取得ミス回数記録部であり、モジ
ュールの取得ミスの回数を記録する。
ウンロードシステムの構成を示すブロック図である。図
7において、図1と同一符号は同一又は相当部分であ
る。61はモジュール取得ミス回数記録部であり、モジ
ュールの取得ミスの回数を記録する。
【0049】次に、動作について説明する。実施の形態
1と同様にして、誤り検査部13で検査して、受信した
ヘッダ付きモジュールが正当であれば、モジュール蓄積
部14に蓄積し、誤りがあれば、再度放送電波により伝
送される誤りのあったモジュールを受信する。該モジュ
ールが、正当であれば、上記同様、モジュール蓄積部1
4に蓄積し、誤りがあれば、上記動作を繰り返す。この
ようにして、何度伝送されても伝送時に誤りのあるモジ
ュールがあって、放送電波によって繰り返し伝送される
間に、正当なモジュールを受信できない場合が起こる。
この場合、モジュール取得ミス回数記録部61は、上記
モジュールの取得に失敗した回数を記録していき、所定
回数失敗したとき、電話回線等の双方向通信手段を通じ
て、モジュール取得ミス回数記録部61から送出装置1
に、当該モジュールの伝送を要求し、この要求に答えて
送出装置1は、当該双方向通信手段によって当該モジュ
ールを伝送する。受信装置10では、取得までに多少時
間はかかるが、確実に上記モジュールを取得して、モジ
ュール蓄積部14に蓄積する。
1と同様にして、誤り検査部13で検査して、受信した
ヘッダ付きモジュールが正当であれば、モジュール蓄積
部14に蓄積し、誤りがあれば、再度放送電波により伝
送される誤りのあったモジュールを受信する。該モジュ
ールが、正当であれば、上記同様、モジュール蓄積部1
4に蓄積し、誤りがあれば、上記動作を繰り返す。この
ようにして、何度伝送されても伝送時に誤りのあるモジ
ュールがあって、放送電波によって繰り返し伝送される
間に、正当なモジュールを受信できない場合が起こる。
この場合、モジュール取得ミス回数記録部61は、上記
モジュールの取得に失敗した回数を記録していき、所定
回数失敗したとき、電話回線等の双方向通信手段を通じ
て、モジュール取得ミス回数記録部61から送出装置1
に、当該モジュールの伝送を要求し、この要求に答えて
送出装置1は、当該双方向通信手段によって当該モジュ
ールを伝送する。受信装置10では、取得までに多少時
間はかかるが、確実に上記モジュールを取得して、モジ
ュール蓄積部14に蓄積する。
【0050】このようにして蓄積したモジュール群か
ら、実施の形態1と同様にして、受信判定部15でプロ
グラム実行に必要な全てのモジュールが蓄積されたと判
定されると、上記モジュール群と、該モジュール群のそ
れぞれのヘッダ情報に含まれるモジュール識別子とに基
づいて、プログラム構築部17でプログラムが再構築さ
れて、記憶領域16に記憶されるとともに、当該プログ
ラムがプログラム実行制御部18で実行される。
ら、実施の形態1と同様にして、受信判定部15でプロ
グラム実行に必要な全てのモジュールが蓄積されたと判
定されると、上記モジュール群と、該モジュール群のそ
れぞれのヘッダ情報に含まれるモジュール識別子とに基
づいて、プログラム構築部17でプログラムが再構築さ
れて、記憶領域16に記憶されるとともに、当該プログ
ラムがプログラム実行制御部18で実行される。
【0051】ここで、上記では、モジュールの取得に所
定回数失敗したときに、モジュール取得ミス回数記録部
61から当該モジュールの伝送を要求するものとした
が、上述のように、放送電波によって繰り返し伝送され
る間に、正当なモジュールを受信できなかったような場
合に、当該モジュールの伝送を要求するものとすれば、
特にモジュール取得ミス回数記録部61を持たなくても
よい。
定回数失敗したときに、モジュール取得ミス回数記録部
61から当該モジュールの伝送を要求するものとした
が、上述のように、放送電波によって繰り返し伝送され
る間に、正当なモジュールを受信できなかったような場
合に、当該モジュールの伝送を要求するものとすれば、
特にモジュール取得ミス回数記録部61を持たなくても
よい。
【0052】このように、本実施の形態4によるプログ
ラムダウンロードシステムは、実施の形態1に備えられ
た手段に加え、誤り検査部が、受信したモジュールに誤
りがあると判定したとき、受信装置は、双方向通信手段
によって送出装置に上記モジュールを要求し、該送出装
置はこれに応じて該モジュールを上記双方向通信手段に
より送出するものとしたから、放送電波によって繰り返
し伝送されるモジュールを取得できなかった場合でも、
確実に正当なモジュールを取得できることが保証され
る。また、モジュールの取得ミスの回数を記録するモジ
ュール取得ミス回数記録部をさらに備え、放送電波によ
って伝送されるモジュールの取得を所定回数失敗したと
き、受信装置は上記双方向通信手段によって送出装置に
上記モジュールを要求し、該送出装置はこれに応じて該
モジュールを上記双方向通信手段により送出するものと
したから、放送電波によるモジュールの伝送が終了する
まで、該モジュールの取得を繰り返し、結局取得できな
かったときなどに、ようやく双方向通信手段により当該
モジュールを取得するのではなく、適当な回数の取得ミ
スで、確実な双方向通信手段によるモジュール取得に変
更することができる。
ラムダウンロードシステムは、実施の形態1に備えられ
た手段に加え、誤り検査部が、受信したモジュールに誤
りがあると判定したとき、受信装置は、双方向通信手段
によって送出装置に上記モジュールを要求し、該送出装
置はこれに応じて該モジュールを上記双方向通信手段に
より送出するものとしたから、放送電波によって繰り返
し伝送されるモジュールを取得できなかった場合でも、
確実に正当なモジュールを取得できることが保証され
る。また、モジュールの取得ミスの回数を記録するモジ
ュール取得ミス回数記録部をさらに備え、放送電波によ
って伝送されるモジュールの取得を所定回数失敗したと
き、受信装置は上記双方向通信手段によって送出装置に
上記モジュールを要求し、該送出装置はこれに応じて該
モジュールを上記双方向通信手段により送出するものと
したから、放送電波によるモジュールの伝送が終了する
まで、該モジュールの取得を繰り返し、結局取得できな
かったときなどに、ようやく双方向通信手段により当該
モジュールを取得するのではなく、適当な回数の取得ミ
スで、確実な双方向通信手段によるモジュール取得に変
更することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)によ
れば、放送電波により伝送されたプログラムをダウンロ
ードして、該プログラムを実行するプログラムダウンロ
ードシステムであって、上記プログラムを複数の部分に
分割したモジュールに、モジュール識別子情報,及びモ
ジュールの誤り検査のための誤り検査情報を含むヘッダ
情報を添付してヘッダ付きモジュールとし、当該ヘッダ
付きモジュールを放送電波により周期的に送出する送出
装置と、伝送された上記ヘッダ付きモジュールを受信し
たとき、当該ヘッダ付きモジュールの着信を検出するモ
ジュール着信検出部と、受信した当該ヘッダ付きモジュ
ールの誤りを上記誤り検査情報に基づいて検査し、誤り
があると判断したとき、当該ヘッダ付きモジュールを下
記モジュール蓄積部に出力せず、正当な上記ヘッダ付き
モジュールのみを下記モジュール蓄積部に出力し、誤り
があると判定されたモジュールを再度受信して、当該モ
ジュールが正当であると判定したとき、当該モジュール
を下記モジュール蓄積部に出力する誤り検査部と、当該
ヘッダ付きモジュールが正当であるとき、上記プログラ
ムを再構築するため一時的に当該ヘッダ付きモジュール
を蓄積するモジュール蓄積部と、該モジュール蓄積部に
上記プログラムの完動に必要な全てのモジュールが蓄積
されたか否かを判定する受信判定部と、該受信判定部で
上記全てのモジュールの蓄積完了を確認したとき、上記
モジュール蓄積部に蓄積した当該全てのモジュールから
なるモジュール群を、該モジュール群のそれぞれの上記
モジュール識別子情報に基づいて、上記プログラムに再
構築するプログラム構築部と、再構築したプログラムを
実行するプログラム実行制御部とを備えた受信装置とか
らなる構成としたから、誤りのあるモジュールからプロ
グラムを再構築してプログラムの不正実行や実行不可な
どの現象を引き起こすことを回避できるとともに、受信
したモジュールにエラーが検出されたときでも、プログ
ラムの全体を再取得する必要がなく、素早いリカバリが
可能となるという効果がある。
れば、放送電波により伝送されたプログラムをダウンロ
ードして、該プログラムを実行するプログラムダウンロ
ードシステムであって、上記プログラムを複数の部分に
分割したモジュールに、モジュール識別子情報,及びモ
ジュールの誤り検査のための誤り検査情報を含むヘッダ
情報を添付してヘッダ付きモジュールとし、当該ヘッダ
付きモジュールを放送電波により周期的に送出する送出
装置と、伝送された上記ヘッダ付きモジュールを受信し
たとき、当該ヘッダ付きモジュールの着信を検出するモ
ジュール着信検出部と、受信した当該ヘッダ付きモジュ
ールの誤りを上記誤り検査情報に基づいて検査し、誤り
があると判断したとき、当該ヘッダ付きモジュールを下
記モジュール蓄積部に出力せず、正当な上記ヘッダ付き
モジュールのみを下記モジュール蓄積部に出力し、誤り
があると判定されたモジュールを再度受信して、当該モ
ジュールが正当であると判定したとき、当該モジュール
を下記モジュール蓄積部に出力する誤り検査部と、当該
ヘッダ付きモジュールが正当であるとき、上記プログラ
ムを再構築するため一時的に当該ヘッダ付きモジュール
を蓄積するモジュール蓄積部と、該モジュール蓄積部に
上記プログラムの完動に必要な全てのモジュールが蓄積
されたか否かを判定する受信判定部と、該受信判定部で
上記全てのモジュールの蓄積完了を確認したとき、上記
モジュール蓄積部に蓄積した当該全てのモジュールから
なるモジュール群を、該モジュール群のそれぞれの上記
モジュール識別子情報に基づいて、上記プログラムに再
構築するプログラム構築部と、再構築したプログラムを
実行するプログラム実行制御部とを備えた受信装置とか
らなる構成としたから、誤りのあるモジュールからプロ
グラムを再構築してプログラムの不正実行や実行不可な
どの現象を引き起こすことを回避できるとともに、受信
したモジュールにエラーが検出されたときでも、プログ
ラムの全体を再取得する必要がなく、素早いリカバリが
可能となるという効果がある。
【0054】また、本発明(請求項2)によれば、請求
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールの送出
順序を動的に変更するモジュール送出制御部をさらに備
え、上記プログラム構築部は、任意の順番で受信した上
記ヘッダ付きモジュールから、当該ヘッダ付きモジュー
ルの上記モジュール識別子情報に基づいて、上記プログ
ラムを再構築する構成としたから、バーストエラーが周
期的に連続して起こった場合でも、一部のモジュールに
集中して受信エラーが起こる可能性を低くし、各モジュ
ールのエラー発生率を平均化することができる効果があ
る。
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールの送出
順序を動的に変更するモジュール送出制御部をさらに備
え、上記プログラム構築部は、任意の順番で受信した上
記ヘッダ付きモジュールから、当該ヘッダ付きモジュー
ルの上記モジュール識別子情報に基づいて、上記プログ
ラムを再構築する構成としたから、バーストエラーが周
期的に連続して起こった場合でも、一部のモジュールに
集中して受信エラーが起こる可能性を低くし、各モジュ
ールのエラー発生率を平均化することができる効果があ
る。
【0055】また、本発明(請求項3)によれば、請求
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールとは別
に、各実行レベルのプログラムを構築するために必要な
モジュールを示した実行レベル判定テーブルを送出し、
上記受信判定部は、受信した上記ヘッダ付きモジュール
に記載された上記モジュール識別子情報,及び上記実行
レベル判定テーブルに基づいて、ある実行レベルのプロ
グラムを構築するために必要な全てのモジュールを取得
したか否かを判定し、上記プログラム構築部は、上記受
信判定部である実行レベルのプログラムを構築するため
に必要な全てのモジュールの取得完了を確認したとき、
当該全てのモジュールから当該実行レベルのプログラム
を構築し、上記プログラム実行制御部は、上記プログラ
ム構築部で構築されたある実行レベルのプログラムを実
行する構成としたから、プログラムを再構築するための
全てのモジュールが揃わなくても、最低限の処理を実行
することができるプログラムを構築することができる効
果がある。
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールとは別
に、各実行レベルのプログラムを構築するために必要な
モジュールを示した実行レベル判定テーブルを送出し、
上記受信判定部は、受信した上記ヘッダ付きモジュール
に記載された上記モジュール識別子情報,及び上記実行
レベル判定テーブルに基づいて、ある実行レベルのプロ
グラムを構築するために必要な全てのモジュールを取得
したか否かを判定し、上記プログラム構築部は、上記受
信判定部である実行レベルのプログラムを構築するため
に必要な全てのモジュールの取得完了を確認したとき、
当該全てのモジュールから当該実行レベルのプログラム
を構築し、上記プログラム実行制御部は、上記プログラ
ム構築部で構築されたある実行レベルのプログラムを実
行する構成としたから、プログラムを再構築するための
全てのモジュールが揃わなくても、最低限の処理を実行
することができるプログラムを構築することができる効
果がある。
【0056】また、本発明(請求項4)によれば、請求
項3に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記受信判定部は、ある実行レベルのプログラムを
構築するために必要な全てのモジュールの蓄積完了を確
認した後、より高位の実行レベルのプログラムを構築す
るために必要な全てのモジュールを取得したか否かを判
定し、上記プログラム構築部は、上記受信判定部でより
高位の実行レベルのプログラムを構築するために必要な
全てのモジュールの取得完了を確認したとき、当該全て
のモジュールからより高位の実行レベルのプログラムを
構築し、上記プログラム実行制御部は、より高位の実行
レベルのプログラムを、低位の実行レベルのプログラム
と入れ替えて実行する構成としたから、モジュールの取
得状況に応じて、自動的に、より高位の実行レベルのプ
ログラムを実行するようにできる効果がある。
項3に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記受信判定部は、ある実行レベルのプログラムを
構築するために必要な全てのモジュールの蓄積完了を確
認した後、より高位の実行レベルのプログラムを構築す
るために必要な全てのモジュールを取得したか否かを判
定し、上記プログラム構築部は、上記受信判定部でより
高位の実行レベルのプログラムを構築するために必要な
全てのモジュールの取得完了を確認したとき、当該全て
のモジュールからより高位の実行レベルのプログラムを
構築し、上記プログラム実行制御部は、より高位の実行
レベルのプログラムを、低位の実行レベルのプログラム
と入れ替えて実行する構成としたから、モジュールの取
得状況に応じて、自動的に、より高位の実行レベルのプ
ログラムを実行するようにできる効果がある。
【0057】また、本発明(請求項5)によれば、請求
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置と上記受信装置との間に、通信媒体に
よる双方向通信手段をさらに設け、上記受信装置は、上
記誤り検査部が、受信したモジュールに誤りがあると判
定したとき、上記双方向通信手段を使用して、上記送出
装置に対して、当該モジュールの取得を失敗した旨の通
達,及び当該モジュールの送出の要求を発行し、上記送
出装置は、上記通達,及び上記要求に基づいて、上記双
方向通信手段を用いて当該モジュールを送出する構成と
したから、確実に正当なモジュールを取得できることが
保証されるという効果がある。
項1に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記送出装置と上記受信装置との間に、通信媒体に
よる双方向通信手段をさらに設け、上記受信装置は、上
記誤り検査部が、受信したモジュールに誤りがあると判
定したとき、上記双方向通信手段を使用して、上記送出
装置に対して、当該モジュールの取得を失敗した旨の通
達,及び当該モジュールの送出の要求を発行し、上記送
出装置は、上記通達,及び上記要求に基づいて、上記双
方向通信手段を用いて当該モジュールを送出する構成と
したから、確実に正当なモジュールを取得できることが
保証されるという効果がある。
【0058】また、本発明(請求項6)によれば、請求
項5に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記受信装置は、上記モジュールの取得ミスの回数
を記録するモジュール取得ミス回数記録部をさらに備
え、当該モジュールの取得を所定回数失敗したとき、上
記双方向通信手段を通じて上記送出装置に当該モジュー
ルの送出の要求を発行する構成としたから、適当な回数
の取得ミスで、確実な双方向通信手段によるモジュール
取得に変更することができる効果がある。
項5に記載のプログラムダウンロードシステムにおい
て、上記受信装置は、上記モジュールの取得ミスの回数
を記録するモジュール取得ミス回数記録部をさらに備
え、当該モジュールの取得を所定回数失敗したとき、上
記双方向通信手段を通じて上記送出装置に当該モジュー
ルの送出の要求を発行する構成としたから、適当な回数
の取得ミスで、確実な双方向通信手段によるモジュール
取得に変更することができる効果がある。
【図1】実施の形態1によるプログラムダウンロードシ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1によるプログラムダウンロードシステムに
おいて伝送されるヘッダ付きモジュールの作成例を示す
図である。
おいて伝送されるヘッダ付きモジュールの作成例を示す
図である。
【図3】実施の形態1におけるヘッダ付きモジュールの
送出装置からの送出順序を示した模式図である。
送出装置からの送出順序を示した模式図である。
【図4】実施の形態2におけるヘッダ付きモジュールの
送出装置からの送出順序を示した模式図である。
送出装置からの送出順序を示した模式図である。
【図5】実施の形態2によるプログラムダウンロードシ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態3において受信判定部で用いる実行
レベル判定テーブルの例を示す図である。
レベル判定テーブルの例を示す図である。
【図7】実施の形態4によるプログラムダウンロードシ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
1 送出装置 10 受信装置 11 受信部 12 着信検出部 13 誤り検査部 14 モジュール蓄積部 15 受信判定部 16 記憶領域 17 プログラム構築部 18 プログラム実行制御部 19 伝送媒体 20 プログラム 21 モジュール 22 ヘッダ情報 30 ヘッダ付きモジュール 31 モジュール識別子情報 32 誤り検査情報 42 モジュール送出制御部 51 実行レベル 52 モジュールID 61 モジュール取得ミス回数記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081 (72)発明者 稲垣 悟 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 津田 賢治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷口 周平 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森 俊也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 放送電波により伝送されたプログラムを
ダウンロードして、該プログラムを実行するプログラム
ダウンロードシステムであって、 上記プログラムを複数の部分に分割したモジュールに、
モジュール識別子情報,及びモジュールの誤り検査のた
めの誤り検査情報を含むヘッダ情報を添付してヘッダ付
きモジュールとし、当該ヘッダ付きモジュールを放送電
波により周期的に送出する送出装置と、 伝送された上記ヘッダ付きモジュールを受信したとき、
当該ヘッダ付きモジュールの着信を検出するモジュール
着信検出部と、受信した当該ヘッダ付きモジュールの誤
りを上記誤り検査情報に基づいて検査し、誤りがあると
判断したとき、当該ヘッダ付きモジュールを下記モジュ
ール蓄積部に出力せず、正当な上記ヘッダ付きモジュー
ルのみを下記モジュール蓄積部に出力し、誤りがあると
判定されたモジュールを再度受信して、当該モジュール
が正当であると判定したとき、当該モジュールを下記モ
ジュール蓄積部に出力する誤り検査部と、当該ヘッダ付
きモジュールが正当であるとき、上記プログラムを再構
築するため一時的に当該ヘッダ付きモジュールを蓄積す
るモジュール蓄積部と、該モジュール蓄積部に上記プロ
グラムの完動に必要な全てのモジュールが蓄積されたか
否かを判定する受信判定部と、該受信判定部で上記全て
のモジュールの蓄積完了を確認したとき、上記モジュー
ル蓄積部に蓄積した当該全てのモジュールからなるモジ
ュール群を、該モジュール群のそれぞれの上記モジュー
ル識別子情報に基づいて、上記プログラムに再構築する
プログラム構築部と、再構築したプログラムを実行する
プログラム実行制御部とを備えた受信装置とからなるこ
とを特徴とするプログラムダウンロードシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプログラムダウンロー
ドシステムにおいて、 上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールの送出順序
を動的に変更するモジュール送出制御部をさらに備え、 上記プログラム構築部は、任意の順番で受信した上記ヘ
ッダ付きモジュールから、当該ヘッダ付きモジュールの
上記モジュール識別子情報に基づいて、上記プログラム
を再構築するものであることを特徴とするプログラムダ
ウンロードシステム。 - 【請求項3】 請求項1に記載のプログラムダウンロー
ドシステムにおいて、 上記送出装置は、上記ヘッダ付きモジュールとは別に、
各実行レベルのプログラムを構築するために必要なモジ
ュールを示した実行レベル判定テーブルを送出し、 上記受信判定部は、受信した上記ヘッダ付きモジュール
に記載された上記モジュール識別子情報,及び上記実行
レベル判定テーブルに基づいて、ある実行レベルのプロ
グラムを構築するために必要な全てのモジュールを取得
したか否かを判定し、 上記プログラム構築部は、上記受信判定部である実行レ
ベルのプログラムを構築するために必要な全てのモジュ
ールの取得完了を確認したとき、当該全てのモジュール
から当該実行レベルのプログラムを構築し、 上記プログラム実行制御部は、上記プログラム構築部で
構築されたある実行レベルのプログラムを実行するもの
であることを特徴とするプログラムダウンロードシステ
ム。 - 【請求項4】 請求項3に記載のプログラムダウンロー
ドシステムにおいて、 上記受信判定部は、ある実行レベルのプログラムを構築
するために必要な全てのモジュールの蓄積完了を確認し
た後、より高位の実行レベルのプログラムを構築するた
めに必要な全てのモジュールを取得したか否かを判定
し、 上記プログラム構築部は、上記受信判定部でより高位の
実行レベルのプログラムを構築するために必要な全ての
モジュールの取得完了を確認したとき、当該全てのモジ
ュールからより高位の実行レベルのプログラムを構築
し、 上記プログラム実行制御部は、より高位の実行レベルの
プログラムを、低位の実行レベルのプログラムと入れ替
えて実行するものであることを特徴とするプログラムダ
ウンロードシステム。 - 【請求項5】 請求項1に記載のプログラムダウンロー
ドシステムにおいて、 上記送出装置と上記受信装置との間に、通信媒体による
双方向通信手段をさらに設け、 上記受信装置は、上記誤り検査部が、受信したモジュー
ルに誤りがあると判定したとき、上記双方向通信手段を
使用して、上記送出装置に対して、当該モジュールの取
得を失敗した旨の通達,及び当該モジュールの送出の要
求を発行し、上記送出装置は、上記通達,及び上記要求
に基づいて、上記双方向通信手段を用いて当該モジュー
ルを送出するものであることを特徴とするプログラムダ
ウンロードシステム。 - 【請求項6】 請求項5に記載のプログラムダウンロー
ドシステムにおいて、 上記受信装置は、上記モジュールの取得ミスの回数を記
録するモジュール取得ミス回数記録部をさらに備え、当
該モジュールの取得を所定回数失敗したとき、上記双方
向通信手段を通じて上記送出装置に当該モジュールの送
出の要求を発行するものであることを特徴とするプログ
ラムダウンロードシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206734A JPH1153194A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | プログラムダウンロードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206734A JPH1153194A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | プログラムダウンロードシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1153194A true JPH1153194A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16528228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9206734A Pending JPH1153194A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | プログラムダウンロードシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1153194A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000354003A (ja) * | 1999-06-10 | 2000-12-19 | Fujitsu Ten Ltd | 車載用データ受信装置 |
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