JPH1152489A - 光源ユニット保持装置及び該光源ユニット保持装置を有するプロジェクター - Google Patents

光源ユニット保持装置及び該光源ユニット保持装置を有するプロジェクター

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JPH1152489A
JPH1152489A JP9218308A JP21830897A JPH1152489A JP H1152489 A JPH1152489 A JP H1152489A JP 9218308 A JP9218308 A JP 9218308A JP 21830897 A JP21830897 A JP 21830897A JP H1152489 A JPH1152489 A JP H1152489A
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light source
source unit
lamp
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abutting surface
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JP9218308A
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Masaharu Eguchi
正治 江口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源と反射笠からなる光源ユニットを投影装
置等の機器にセンタリング精度よく容易に保持し、衝撃
時に機器の損傷を防止可能にする。 【解決手段】 反射笠1とランプバルブ2からなる光源
ユニットを機器のランプ保持部材3に組み込む場合にラ
ンプ外径ガイド4内周に設けたランプ突き当て面5と装
着すべき光源ユニットとの間に、間隔を置いてランプ押
圧バネ8aを突設したランプチャック8を介装して光源
ユニットを挿入した後、ランプ押さえバネ7をバネ掛け
爪8にかけて固定することで、光軸方向をランプ突き当
て面5を規制し、光軸と直交方向の移動をランプ押圧バ
ネ8aで受けるとともにその移動限界をランプ外径ガイ
ド4で規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置、特に発
光光源と反射笠を有し、発光光束を一旦集光して用いる
照明光学系の光源ユニット保持装置及びその光源ユニッ
ト保持装置を有するプロジェクターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプユニットを着脱可能な保守
ユニットとして交換する構成は一般的であり、多くの投
影装置の照明系に実施されている。そして、光源ユニッ
ト保持装置としては、実用新案登録第2509504号
明細書に記載されているようにセメントで光源バルブを
反射笠に固定したランプ部品を、位置決めガイドにて突
き当て面上で位置出しし、反射笠背面から突き当て面側
にピアノ線等のばね用鋼線にて弾性押圧する構成が一般
的である。
【0003】図10は従来この分野で用いられている光
源ユニット保持装置の概略構成を示す分解斜視図であ
る。すなわち、ランプバルブ2は反射笠1の楕円反射面
の第1焦点に光源位置を合わせランプバルブ2の後部を
固定してランプユニットとしており、このランプユニッ
トの反射笠1をその先端部1b側から照明系ユニットの
本体あるいは交換ランプユニット筐体の一部を構成する
ランプユニット保持部材3に設けたランプ外径ガイド4
内に突き当て面5に当接するまで挿入し、該ランプユニ
ット支持部材3の一側にランプ光軸Oを挟んで両端を支
持されたU字形のバネ用鋼線からなる押さえバネ7の中
央曲折部をランプユニット保持部材3の他側に設けたバ
ネ掛け爪6に係止することで、ランプユニットを突き当
て方向に加圧して保持している。その組立完了状態を図
11に示す。この構成では光源位置精度はランプ反射笠
最外径対ランプ外径ガイドの機械的嵌合精度で決定して
いる。
【0004】この例で用いられる反射笠1の成形に用い
られる成形型の一般的構成を図12に示す。図において
成形型は、ゲート11aを有する固定型11と可動型1
2とからなり、その両型の合わせ面13が反射笠1の先
端部1b近傍に生じる反射笠型割線1aとなる。そし
て、成形後に軸上のフランジ面を機械加工にて除去し、
その穴をランプバルブ2の挿入穴としている、
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の成形
による従来例では、反射笠1はガラス成形品であるた
め、図12に示すようにランプ反射笠最外径は反射笠型
割線1aの位置であり、収縮率のバラツキや反射笠型割
部のバリ、固定型−可動型相対位置ずれによる芯ずれ等
の形状誤差要因を含んでいる。よって、ランプ外径ガイ
ド4はそれら誤差要因込みで最大反射笠寸法に対してガ
イド部自らの寸法公差分を加算した余裕寸法設定にて嵌
合するように設計される必要がある。
【0006】さらに、市販の民生用液晶プロジェクター
装置では小型パーソナル用を除き、ランプ外径はΦ80
〜Φ100程度で、その寸法公差は前記形状誤差要因を
加味し±0.5mm以上あるのが一般である。また、ガ
イド側部品の寸法公差は±0.1〜0.2程度(材質や
加工法により異なる)である。よって、最小嵌合隙間設
定として0.1加算すると最大ガタ量は0.5×2+
0.1×2+0.1=1.3mm生じ、図11中δで示
す嵌合ガタ量はこの数値例では最大1.3となる。また
光軸中心位置の変動量は一方向突き当て片寄せ取り付け
にて最大±0.65、投げこみ組立ではガタ量と同じく
最大1.3mmとなる。このような保持構成は、ランプ
光軸精度が±1〜2mm程度でも性能上の問題のない、
光源位置精度のゆるい照明系を用いた光源装置には適す
るものであった。このような光源位置精度の比較的ゆる
い照明系としては、パラボラ反射笠を用いて平行照明光
を得るものが挙げられ、蠅の目タイプのインテグレータ
を追加して照明を均一化したものも同様である。
【0007】一方、ランプ位置が照明効率が大きく影響
し、その結果、部品位置精度のきびしい構成も実用化さ
れている。例としては、楕円反射笠により集光性を持た
せたランプ部とグラスロッド型インテグレータを用いた
照明系が挙げられる。この構成は光軸の偏心が照明効率
に敏感に影響するものであるが、理論的に高効率で照明
光線角度を制御しやすい等の利点があるため、半導体製
造装置の照明系や一部の単板式液晶プロジェクター装置
に使用されている。この後者の液晶プロジェクター装置
は既に市販されている。このような使用例では前述のよ
うに反射笠の部品精度が低いため、部品選別し、それで
も性能が出ない場合、反射笠とバルブを照明系に組み込
んでから結合調整し、反射笠の鏡面光軸の位置ずれをバ
ルブ位置をずらして補正したりして所望性能を得る場合
が多く、ランプユニットは高価であって、その交換は専
門的技術を必要とする。
【0008】本発明は、前述従来技術の問題点に鑑み、
反射笠の径方向位置精度を無調整で組み込み可能にして
上げ、照明効率を改善し、かつ組立操作性の良好な光源
ユニット保持装置及び該光源ユニット保持装置を有する
プロジェクターを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は発光光源と反射笠からなる光源ユニット
を光軸方向の突き当て面と光軸中心方に弾性押圧する複
数の支持部とで光軸方向とその直交方向を規制して保持
するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の態様】請求項1に示す本発明は、少なく
とも発光光源と反射笠からなる光源ユニットを有し、発
光光束を一旦集光して用いる照明光学系の光源ユニット
支持装置において、該光源ユニットの保持手段は光軸と
直交する面上に該光源ユニットの光軸方向突き当て面
と、該突き当て面に対し該光源ユニットの光軸上位置を
固定する固定手段と、該突き当て面近傍に光軸を囲み複
数配置した光軸中心方向への光源ユニット弾性押圧支持
部を有する支持手段からなる構成により、光軸方向突き
当て面と固定手段とで軸上は位置精度を確保し、光源ユ
ニット弾性押圧支持部が押圧力のバランスによって径隙
間なく支持して光源ユニットをセンタリングする。請求
項2に示す本発明は、該光源ユニットの保持手段は光軸
と直交する面上に該光源ユニットの光軸方向突き当て面
と、該突き当て面に対し該光源ユニットの光軸上位置を
弾性押圧固定する固定手段と、該突き当て面近傍に光軸
を囲み複数配置した光軸中心方向への光源ユニット弾性
押圧支持部を有する支持手段と、該光源ユニットが該弾
性押圧支持部の弾性変形限界を越えて光軸直交方向へ移
動することを制限するストッパ手段を有する構成によ
り、機器輸送時の振動、衝撃による最終ユーザへの着荷
時点で弾性押圧手段のヘタリ、変形を防止する。請求項
3に示す本発明は、該光源ユニットの発光光源と反射笠
はランプバルブと楕円鏡面反射笠からそれぞれ構成され
ることにより、楕円鏡の面精度とバルブのアーク長に依
存して広がりを持ち、焦点位置での一般的集光精度に見
合った光軸位置精度を無調整組込みで確保できる。
【0011】請求項4に示す本発明は、該反射笠が型成
形品であって、該支持手段の弾性押圧支持部の当接支持
位置が該反射笠の反射面形成側と同一の成形駒で作られ
た周面であることにより、成形型の固定側と可動側間で
の型ずれによる偏心成分が除去される。請求項5に示す
本発明は、該支持手段の複数の弾性押圧支持部は金属バ
ネで構成するとともにそれぞれの押圧部を同一の部材上
に設けることにより、組立操作性を良好にすると同時に
光学配置精度を高めることができる。請求項6に示す本
発明は、該ストッパ手段と該支持手段の複数の弾性押圧
支持部をランプバルブ外周上に角度位相をずらして配置
することにより、光源ユニットの径方向位置精度を上げ
ながら、衝撃時の機器破壊を防止することが省スペース
で可能となる。
【0012】請求項7に示す本発明は、該光源ユニット
支持装置をプロジェクターの照明系に適用することによ
り、従来構成と同等のコスト及びスぺースでの投影画像
の照明効率の改善が可能でかつメンテナンス性の改善が
できるプロジェクターが得られる。請求項8に示す本発
明は、該プロジェクターの被投影画像表示手段にいわゆ
る液晶デバイスを用いた液晶プロジェクターであること
により、同じく投影画像の照明効率の改善が可能でかつ
メンテナンス性の改善ができる液晶プロジェクターが得
られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図4
に基づいて説明する。図1は本実施例の光源ユニット保
持装置の構成を示す分解斜視図、図2はそのランプチャ
ックの斜視図、図3は光源ユニット保持状態での断面
図、図4は同じくその要部(Z部分)の拡大断面図であ
る。なお、前述従来例と同一部分には同一符号(1〜
7,O)を付して、その説明を省略する。図において、
8は環状のランプチャックで、バネ用ステンレス薄板か
らなり、中央には光路用の開口部を有し、その外周部に
は放射状に延びたランプ押圧バネ8aが複数(図示例で
は6個所以上)曲折され、曲折された部分以外の外周部
は嵌合精度で外径抜き加工によりランプ外径ガイド4の
内径嵌合部と高精度に嵌合する嵌合部8bになってい
る。そして、このランプチャック8は光源ユニットの反
射笠1とランプ保持部材3のランプ外径ガイド4内の突
き当て面5との間に介在される。さらに、このランプ押
圧バネ8aはランプ押圧時当接する内面側の内接円径
を、当接する軸方向高さでの抜き勾配を考慮した反射笠
径に対しバネチャージされるべく曲げ根元内接径と曲げ
角度を設定しており、その先端部は図4に示すようにラ
ンプユニット組み込み時の案内用テーパ曲げ部8a′を
形成している。
【0014】また、反射笠1は楕円鏡タイプで、その先
端部1bにはその発光方向に3個所に等間隔に突起状に
突き当て部1cが設けられている。一方、ランプ保持部
材3は耐熱性樹脂、例えばPPS成形品からなり、その
ランプ外径ガイド4の内径嵌合精度部は嵌合相手が薄板
であるため、突き当て面5近傍のみ必要で他の円筒面に
は十分な抜き勾配が設けられている。さらに、ランプユ
ニット押圧時にランプチャック8のランプ押圧バネ8a
が当接する軸方向高さは反射笠型割線1aより前側の反
射笠反射面と同一駒まで成形される先端部1bの長さで
設定され、該先端部1bの周面は3〜5度程度の抜き勾
配が付けられている。その他の構成は前述従来例と同様
である。
【0015】以上の構成の本実施例において、ランプユ
ニットをランプ保持部材3のランプ外径ガイド4内に組
み込み時に、反射笠1自体が抜き勾配を持つため、ラン
プチャック8のランプ押圧バネ8aが内周及び光軸中心
方向へチャージしていても、ある程度案内されてランプ
ユニットを挿入可能であるが、さらにランプ押圧バネ8
aの案内用テーパ曲げ部8a′によってラフな投げ込み
でも挿入可能である。また、反射笠1のランプチャック
挿入部である先端部1bの外周面はその抜き勾配により
ランプ離脱方向への分力が発生するが、前記抜き勾配量
では従来例とほぼ同等の加圧力に設定したランプ押さえ
バネ7により安定保持可能である。
【0016】そして、ランプユニットは横向きに設置し
て使用される場合が多いため、ランプユニットの自重が
下面側ランプ押圧バネ8aに加わる。このため、ランプ
押圧バネ8aは常時複数個が下面側で当接支持するよう
に全周6個所以上設けられている。また、姿勢差で下面
位置が変化するような条件での使用が考えられる機器に
対しても、ランプユニット位置変動を生じにくくするた
めに同じく6個所以上の押圧位置を有するので、最低3
個所の下面側押圧部が得られる。
【0017】また、複数の押圧位置のチャージ量変化と
ランプユニット自重のバランスにて偏心量が決まるの
で、同一バネ定数の押圧バネ8aの変形量は減じられ、
バネ強度設計は容易である。寸法誤差でチャージ量がば
らつき、チャージ量が多い個所が発生しても対向側の複
数バネと均衡するので、バランス位置(センタリング)
精度が得やすい。
【0018】本実施例のランプユニット保持装置を有す
る機器に過大な衝撃が加わると、ランプユニットがラン
プ外径ガイド4をストッパ部として、押さえバネ7によ
る突き当て面5での摩擦とバランスしていたランプチャ
ック8の押圧バネ8aの力に抗して光軸直交方向に位置
変動する。その後、瞬時に加速度が消失すればランプチ
ャック8の押圧バネ力が復帰方向に働き、再センタリン
グされる。また、摩擦により移動にヒステリシスはある
が、ランプユニットの集光精度に対し十分なセンタリン
グ精度が得られる。
【0019】図5〜図7は本発明の第2実施例を示すも
のである。説明を簡単にするために前述第1実施例と同
一部分には同一符号を付して相違する点のみを説明す
る。本実施例では、前述第1実施例のランプ保持部材3
及びランプチャック8の構成が相違している。すなわ
ち、前述第1実施例のランプ保持部材3のストッパ部材
になるランプ外径ガイド4及び突き当て面5が全周にわ
たり設けられているが、本実施例ではランプ保持部材3
に同一内径を有するランプ外径ガイド部4aが複数個所
(図示例では11個所)に分割して配置され、突き当て
面5aは120度等分位置に3個所に配置され、その位
置は反射笠1の突き当て部1cに対応し、その突起寸法
に見合った範囲で設けられている。さらに、該突き当て
面5はランプ保持部材3の平面より高く設定されている
ので、ランプユニット装着状態では図7の二点鎖線で示
すように反射笠1はランプ保持部材3の平面部から浮か
して保持され、保持突起部は周上に分断配置されるた
め、ランプ外面全周に通風可能で自然対流も妨げられな
い構成にしている。
【0020】一方、ランプチャック8はランプ外径ガイ
ド部4aの存在する位相に対し外周にランプ外径ガイド
に対する嵌合部8bを有している。さらに、ランプチャ
ック8には該突き当て面5aに対応して突起逃げ部8c
が3個所設けられてランプユニットが直接ランプ保持部
材3側の突き当て面5aと当接し、バネ部材の板厚寸法
公差が重畳され、光軸方向位置誤差を増すことを避けて
いる。また、ランプチャック8はランプ外径ガイド部4
aの存在しない角度位相にランプ押圧バネ8aが9個所
不等分間隔で配置されるが、ランプ電極位置やバネ掛け
爪6の配置等の都合で等分間隔になっていない。その他
の構成は前述第1実施例と同様である。
【0021】以上の構成の本実施例のランプユニット保
持装置を有する機器に過大な衝撃が加わると、前述第1
実施例と同様にランプユニットがランプ外径ガイド部4
aをストッパ部として、押さえバネ7による突き当て面
5での摩擦とバランスしていたランプチャック8の押圧
バネ8aの力に抗して光軸直交方向に位置変動する。そ
の後、瞬時に加速度が消失すればランプチャック8の押
圧バネ力が復帰方向に働き、再センタリングされる。ま
た、摩擦により移動にヒステリシスはあるが、ランプユ
ニットの集光精度に対し十分なセンタリング精度が得ら
れる。なお、本実施例ではランプユニットがランプ外径
ガイド部4aに当たるまで位置変位した際に、バネは外
側にフリーの状態であり、衝撃に有利である。
【0022】図8は本発明の第3実施例を示すものであ
る。本実施例は、前述第1実施例のランプチャック8に
代えて、ランプ外径ガイド4の内周面に周溝9を設け、
該周溝9にシリコン等の耐熱ゴムチューブ10を装着し
たものである。その他の構成は前述第1実施例と同様で
ある。
【0023】以上の構成の本実施例のランプユニット保
持装置を有する機器に過大な衝撃が加わると、衝撃によ
るランプ位置変動での最大変形時には周溝9の容積内に
ゴムチューブ10はつぶれ、ランプ外径ガイド4にラン
プユニットの反射笠1は突き当たるので、ランプユニッ
トのセンタリングを簡単に保持することができる。
【0024】なお、本実施例では、ランプ外径ガイド4
に装着する弾性押圧支持部材として、チューブ材を用い
たが、中実のゴム製Oリングを用いてもよいことは言う
までもない。
【0025】図9は本発明の第4実施例を示すものであ
る。図9は前述の各実施例による光源ユニット支持装置
を適用した液晶プロジェクター装置の概略構成図であ
る。図において、20は金属プレス鋼板製の基台であ
り、21は反射笠1、メタルハライドランプまたは高圧
水銀灯等の光源2及び前述実施例によるランプ保持部材
3からなるランプユニットで、該基台20の一側端に光
源マウント22により支持されている。25はリレーレ
ンズ群24と不図示の絞り及び光源輝度分布を均一にす
るためのグラスロッド型インテグレータ23を含むリレ
ーユニットで、該光源マウント22の前部に配設されて
いる。30は赤,緑,青の色をそれぞれ反射するダイク
ロイックミラー27R,27G,27Bと偏光板27H
からなるダイクロイックミラー部27及びフレネルコン
デンサレンズ26等を保持する光学部材保持部で、該リ
レーユニット25の前方に配置されている。31は被投
影画像を表示するマイクロレンズを有する液晶表示装置
28を含む液晶ユニットで、該光学部材保持部30の前
部に配置されている。32は投影レンズ29を含む投影
レンズユニットで、該液晶ユニット31の前方において
該基台20の側端に投影レンズマウント33により支持
されている。
【0026】34は該光源ユニット21のランプ冷却用
の第1ファン、35は該液晶ユニット31及び光学部材
保持部30上の光学部材の冷却用の第2ファン、36は
遮光カバーで、該リレーユニット25及び光源ユニット
21とその前部側の光学部材保持部30,液晶ユニット
31との間を遮光している。そして、該光源マウント2
2,リレーユニット25,光学部材保持部30及び投影
レンズマウント33はそれぞれ不図示の一対の位置決め
ピンとビス止め穴を有し、該基台20に対し位置決めし
た後、ビス止めされている。また、該基台20には一対
の位置決めピンに対応する複数対の位置決め穴を光軸上
の異なる位置に複数設け、構成ユニットの組合わせに応
じ、その内の一対を選択的に使用して組み付けている。
この際、固定ビス穴も複数設けるか、止め穴を長穴とす
るなどして位置変化を吸収取付け可能とすることはいう
までもない。また、二つのファン34,35も基台20
もしくは基台20上に組付けられる構成要素に対し固定
され、全構成要素が一体的ユニットとして完成した後、
プロジェクター筐体37に組み込まれて製品としてのプ
ロジェクターとなる。
【0027】以上の構成の液晶プロジェクターは衝撃に
対しもランプユニットのセンタリング性能がよいので、
照明性能の適正な画像投影ができ、また、保守性及び組
立性のよいものにすることができる。
【0028】
【発明と実施例の対応】以上の実施例において、ランプ
保持部材3に設けた突き当て面5または5aが本発明の
光軸方向突き当て面に、ランプ押さえバネ7が本発明の
光源ユニットの光軸上位置を固定する固定手段に、ラン
プ押さえバネ8aを有するランプチャック8またはゴム
チューブ10が本発明の光源ユニット弾性押圧支持部を
有する支持手段に、ランプ外径ガイド4またはランプ外
径ガイド部4aが本発明の光源ユニットが光軸直交方向
へ移動することを制限するストッパ手段に、それぞれ相
当する。以上の実施例の各構成と本発明の各構成の対応
関係であるが、本発明はこれらの構成に限られるもので
はなく、請求項で示した機能、または実施例の構成が持
つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっ
てもよいことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示す本
発明は、少なくとも発光光源と反射笠を有し、発光光束
を一旦集光して用いる照明光学系の光源ユニット支持装
置において、該光源ユニットの保持手段は光軸と直交す
る面上に該光源ユニットの光軸方向突き当て面と、該突
き当て面に対し該光源ユニットの光軸上位置を固定する
固定手段と、該突き当て面近傍に光軸を囲み複数配置し
た光軸中心方向への光源ユニット弾性押圧支持部を有す
る支持手段からなることにより、反射笠の径方向、すな
わち光軸位置精度を容易に上げることができ、照明効率
を改善することができる。請求項2に示す本発明は、該
光源ユニットの保持手段は光軸と直交する面上に該光源
ユニットの光軸方向突き当て面と、該突き当て面に対し
該光源ユニットの光軸上位置を弾性押圧固定する固定手
段と、該突き当て面近傍に光軸を囲み複数配置した光軸
中心方向への光源ユニット弾性押圧支持部を有する支持
手段と、該光源ユニットが該弾性押圧支持部の弾性変形
限界を越えて光軸直交方向へ移動することを制限するス
トッパ手段を有することにより、反射笠の光軸位置精度
を上げ照明効率を改善するとともに、衝撃時の機器破壊
防止と位置精度の維持の両立が可能となる。請求項3に
示す本発明は、該光源ユニットの発光光源と反射笠はラ
ンプバルブと楕円鏡面反射笠からそれぞれ構成されるこ
とにより、低コストで部品位置精度のよい光源装置のた
めの光源ユニット保持装置が得られる。
【0030】請求項4に示す本発明は、該反射笠が型成
形品であって、該支持手段の弾性押圧支持部はその当接
支持位置が該反射笠の反射面形成側と同一の成形駒で作
られた周面であることにより、成形型の固定側と可動側
間での型ずれによる偏心成分が除去されるので、光源ユ
ニット保持装置を最適化できる。請求項5に示す本発明
は、該支持手段の複数の弾性押圧支持部は金属バネで構
成するとともにそれぞれの押圧部を同一の部材上に設け
ることにより、組立操作性を良好にすると同時に光学上
の配置精度を高めることができる。請求項6に示す本発
明は、該ストッパ手段と該支持手段の複数の弾性押圧支
持部をランプバルブ外周上に角度位相をずらして配置す
ることにより、光源ユニットの光軸位置精度を上げ、か
つ衝撃時の機器破壊防止を省スペースで可能とし、また
自然対流による冷却効果も得られる。
【0031】請求項7に示す本発明は、該光源ユニット
支持装置をプロジェクターの照明系に適用することによ
り、従来構成と同等のコスト及びスぺースでの投影画像
の照明効率の改善されかつメンテナンス性の改善ができ
るプロジェクターが容易に得られる。請求項8に示す本
発明は、該プロジェクターは液晶プロジェクターである
ことにより、同じく投影画像の照明効率の改善されかつ
メンテナンス性の改善ができる液晶プロジェクターが容
易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の光源ユニット保持装
置の分解斜視図である。
【図2】そのランプチャックの斜視図である。
【図3】光源ユニット装着状態の光源ユニット保持装置
の縦断面図である。
【図4】図4のZ部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の光源ユニット保持装置に
おけるランプ保持部材のランプ外径ガイドとランプチャ
ックとの位置関係を示す構成図で、(a)は平面図、
(b)はバネ掛け爪側から見た側面図、(c)はその直
交方向から見た側面図である。
【図6】そのランプ突き当て面とランプ外径ガイドとの
位置関係を示す側面図である。
【図7】そのランプ支持部材に光源ユニットを装着した
場合の状態を示す側面図である。
【図8】本発明の第3実施例の光源ユニット保持装置の
要部断面図である。
【図9】本発明の第4実施例である光源ユニット保持装
置を有する液晶プロジェクターの概略構成図である。
【図10】従来例の光源ユニット保持装置の光源ユニッ
ト組立前の斜視図である。
【図11】同じく、光源ユニット組立状態の斜視図であ
る。
【図12】その反射笠の成形のための成形型の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
O・・ランプ光軸、1・・反射笠、1a・・ランプ型割
線部、1b・・先端部、1c・・突き当て部、,2・・
ランプバルブ、3・・ランプ保持部材、4・・ランプ外
径ガイド、4a・・ランプ外径ガイド部、5,5a・・
ランプ突き当て面、6・・バネ掛け爪、7・・ランプ押
さえバネ、8・・ランプチャック、8a・・ランプ押圧
バネ、8b・・嵌合部、9・・周溝、10・・耐熱ゴム
チューブ、21・・光源ユニット、31・・液晶ユニッ
ト、37・・プロジェクター筐体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも発光光源と反射笠を有し、発
    光光束を一旦集光して用いる照明光学系の光源ユニット
    支持装置において、該光源ユニットの保持手段は光軸と
    直交する面上に該光源ユニットの光軸方向突き当て面
    と、該突き当て面に対し該光源ユニットの光軸上位置を
    固定する固定手段と、該突き当て面近傍に光軸を囲み複
    数配置した光軸中心方向への光源ユニット弾性押圧支持
    部を有する支持手段からなることを特徴とする光源ユニ
    ット保持装置。
  2. 【請求項2】 該光源ユニットの保持手段は光軸と直交
    する面上に該光源ユニットの光軸方向突き当て面と、該
    突き当て面に対し該光源ユニットの光軸上位置を弾性押
    圧固定する固定手段と、該突き当て面近傍に光軸を囲み
    複数配置した光軸中心方向への光源ユニット弾性押圧支
    持部を有する支持手段と、該光源ユニットが該弾性押圧
    支持部の弾性変形限界を越えて光軸直交方向へ移動する
    ことを制限するストッパ手段を有する請求項1記載の光
    源ユニット保持装置。
  3. 【請求項3】 該光源ユニットの発光光源と反射笠はラ
    ンプバルブと楕円鏡面反射笠からそれぞれ構成されるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の光源ユニット保
    持装置。
  4. 【請求項4】 該反射笠が型成形品であって、該支持手
    段の弾性押圧支持部の当接支持位置が該反射笠の反射面
    形成側と同一の成形駒で作られた周面であることを特徴
    とする請求項1ないし3記載の光源ユニット保持装置。
  5. 【請求項5】 該支持手段の複数の弾性押圧支持部は金
    属バネで構成するとともにそれぞれの押圧部を同一の部
    材上に設けることを特徴とする請求項1ないし4記載の
    光源ユニット保持装置。
  6. 【請求項6】 該ストッパ手段と該支持手段の複数の弾
    性押圧支持部をランプバルブ外周上に角度位相をずらし
    て配置することを特徴とする請求項2ないし5記載の光
    源ユニット保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載の光源ユニット支
    持装置をプロジェクターの照明系に用いたことを特徴と
    するプロジェクター。
  8. 【請求項8】 該プロジェクターは液晶プロジェクター
    であることを特徴とする請求項7記載のプロジェクタ
    ー。
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