JPH1152208A - 鏡胴遮光構造 - Google Patents

鏡胴遮光構造

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JPH1152208A
JPH1152208A JP20923097A JP20923097A JPH1152208A JP H1152208 A JPH1152208 A JP H1152208A JP 20923097 A JP20923097 A JP 20923097A JP 20923097 A JP20923097 A JP 20923097A JP H1152208 A JPH1152208 A JP H1152208A
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JP
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lens barrel
barrel
lens
optical axis
groove
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JP20923097A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwasaki
博之 岩崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動抵抗の増加や耐久性等の問題を生じさせ
ることなく、また余分な部品を増やすことなく、簡単な
構成で回動部材と前面部材との隙間から鏡胴内に有害光
が入射するのを防止する。 【解決手段】 回動部材である前群レンズ枠13の前面
に円環状の溝13aを設け、この溝13aにクランク状
の隙間Sをもって遊嵌する円環状の突条部19aを化粧
板19の内壁面に形成してある。前群レンズ枠13と化
粧板19との隙間に当たった有害光は隙間Sを通るうち
に減衰し、移動筒11内への入射が防止される。前群レ
ンズ枠13と化粧板19とは接触せず、かつこれらの構
造だけで鏡胴の遮光を達成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏡胴の前面に設け
られた前面部材と鏡胴の内側に回動自在に設けられた回
動部材との隙間から有害光が鏡胴内に入射するのを防止
する鏡胴遮光構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズは、少なくとも前後2群の
レンズを光軸方向に独立に移動させて変倍を行っている
が、この前後2群のレンズを支持するそれぞれの筒の間
には隙間があるため、この隙間からズームレンズの鏡胴
内に有害光が入射するおそれがある。そこで、カムリン
グの前部を回動自在に支持する前固定板と前カバーの先
端の内方フランジとの間に環状空間を設け、この空間に
前群レンズを支持する移動筒の光軸方向への移動に応じ
て変形される環状遮光部材を設けた遮光構造が知られて
いる(実公平5−31634号公報)。前記環状遮光部
材は移動筒の外周面に摺接する幅狭の弾性遮光リップを
有しており、環状空間内で光軸方向に若干動き得るよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記遮光構造は、前群
レンズを支持する移動筒が後群レンズを支持する固定筒
に対して光軸方向に進退される鏡胴には有効であるが、
移動筒の中で回動する回動部材(例えば前群レンズ枠)
と、移動筒の前面に一体的に設けられ、回動部材の前端
の中央部を露呈する開口が形成された前面部材(化粧
板)との間に隙間を有する鏡胴には不適当である。すな
わち、後者の鏡胴に上記環状遮光部材を適用すると、上
記弾性遮光リップが回動部材の外周面と周方向に頻繁に
摩擦されるため、駆動抵抗が増加する他、摩擦熱によっ
て弾性遮光リップが変形する等の耐久性上の問題が生じ
る。また、本来の鏡胴部品の他に環状遮光部材が要るた
め、鏡胴の部品点数が増加するという欠点もある。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、駆動抵抗の増加や耐久性等の問題を生じさせること
なく、また余分な部品を増やすことなく、簡単な構成で
回動部材と前面部材との隙間から鏡胴内に有害光が入射
するのを防止する鏡胴遮光構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の鏡胴遮光構造は、鏡胴の内側に設けられ、
前記鏡胴と撮影光軸方向への相対的な移動がなく、かつ
鏡胴と相対的に撮影光軸を中心とした回動が行われる回
動部材と、前記鏡胴の前面に一体的に設けられ、前記回
動部材の前端の中央部を露呈する開口が形成された前面
部材とを有する鏡胴遮光構造において、前記回動部材の
前端の縁部と前面部材の開口縁部とが互いに所定の隙間
をもって遊嵌し、前記鏡胴の光軸方向の断面における前
記隙間の形状を非直線状としたものである。
【0006】また、鏡胴の内側に設けられ、前記鏡胴と
撮影光軸方向への相対的な移動がなく、かつ鏡胴と相対
的に撮影光軸を中心とした回動が行われる回動部材と、
前記鏡胴の前面に一体的に設けられ、前記回動部材の前
端の中央部を露呈する開口が形成された前面部材とを有
する鏡胴遮光構造において、前記回動部材の前端の縁部
もしくは前面部材の内壁面のうちどちらか一方に円環状
の溝を設け、他方にこの溝に所定の隙間をもって遊嵌す
る円環状の突条部を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図2及び図3に示すよう
に、本発明の鏡胴遮光構造を採用したズームレンズ装置
を、固定筒10、移動筒11、駆動リング12、前群レ
ンズ枠13、後群レンズ枠14、直進筒15、後群レン
ズ用移動筒16、シャッタブロック17、直進ガイド枠
18、及び、レンズ鏡胴の前面部材である化粧板19等
で構成される2成分機械補正式の2群ズームレンズとし
て説明する。なお、この2群ズームレンズの構成は、本
出願人による特願平8−234238号公報に詳しく記
載されている。
【0008】移動筒11は、光軸を中心に回転すること
で固定筒10の内周で互いに係合されたヘリコイド2
0,21のリードに従って光軸22の方向に沿って移動
する。移動筒11には、前側に化粧板19が取り付けら
れ、また、内部には、前群レンズ枠13、シャッタブロ
ック17、後群レンズ用移動筒16、直進筒15、後群
レンズ枠14、駆動リング12、及び直進ガイド枠18
が順に内蔵される。
【0009】直進筒15には、前側(物体側)にシャッ
タブロック17が、また後側(フイルム面側)に直進ガ
イド枠18がそれぞれ固定され、これらは移動筒11に
対し光軸22の方向に沿った移動に一緒に移動し、光軸
22を中心とする回転方向で回転自在に支持される。直
進ガイド枠18の外周には、光軸を中心とする3分割位
置に3個のガイド突起23が形成されている。ガイド突
起23は、固定筒10に形成した直進ガイド用の開口2
4にそれぞれ係合し、シャッタブロック17と直進筒1
5との回転止めの作用を行う。シャッタブロック17に
は、前側に前群レンズ枠13が固定される。
【0010】直進ガイド枠18には、1個のガイド突起
23に回転自在に伝達ギア25が取り付けられている。
この伝達ギア25には、固定筒10の一部の開口24を
介してカメラボディ側の駆動伝達系出力ギアである駆動
ギア26が噛合しており、この駆動ギア26を介してモ
ータ27の駆動が伝達される。そして、駆動ギア26が
光軸22の方向に沿って長い形状とされているため、移
動筒11が繰り出されても伝達ギア25との間での噛合
状態が維持される。
【0011】駆動リング12は、直進筒15の後端と直
進ガイド枠25との間で、光軸22を中心に回転自在に
支持されている。駆動リング12には、外周にセクタギ
ア部28が形成されている。前記伝達ギア25は、移動
筒11の切り欠き部29を介して移動筒11の内部のセ
クタギア部28に噛合している。また、駆動リング12
には、光軸22を中心とする回転方向の3等分位置に、
光軸20の方向の前側に向けて突出した移動筒回転伝達
部材30がそれぞれ一体に設けられている。各移動筒回
転伝達部材30は、光軸20を中心とする回転方向に沿
った長さが一定なキー形状とされており、これらが移動
筒11の内壁の3等分位置に一段凹んで形成された被回
転伝達溝31に、光軸22を中心とする回転方向に所定
の隙間をもってそれぞれ遊嵌される。
【0012】後群レンズ用移動筒16は、内周が直進筒
15の外周に嵌合され、光軸22を中心とする回転方向
に回転自在で、且つ光軸22の方向に沿って移動自在に
支持される。この後群レンズ用移動筒16には、外周の
3分割位置に光軸22の方向に沿って長く伸びて突出し
た直進ガイド突起32がそれぞれ形成されている。これ
らの直進ガイド突起32は、移動筒11の内壁の3分割
位置に、光軸22の方向に沿って一段凹んで形成された
直進ガイド溝33にそれぞれ係合する。これにより、後
群レンズ用移動筒16は、移動筒11に対して光軸22
の方向に沿って直進自在で、且つ、光軸22を中心とす
る回転方向に係合した状態となる。
【0013】直進筒15の内部には、後群レンズ枠14
が内蔵される。後群レンズ枠14の外周には、3個のカ
ムピン34が3分割位置に突出して取り付けられる。こ
れらのカムピン34は、直進筒15に形成した直進ガイ
ド開口35を介して後群レンズ用移動筒16の内周の3
分割位置に形成した3個のカム溝36にそれぞれ係合す
る。これらのカム溝36は、変倍時に前群レンズ枠13
に対しての間隔を変更する変倍軌跡に沿って後群レンズ
枠14を移動させる形状とされている。変倍時の後群レ
ンズ枠14の移動は、直進ガイド開口35との合成作用
により回転止めされた状態で行われる。
【0014】変倍時には、モータ27の回転により駆動
リング12を所定の隙間を越えて回転させることで、詳
しくは図4に示すように、移動筒回転伝達部材30の光
軸22を中心とする回転方向の両端30a,30bのう
ちの何れかの端が、その回転方向の被回転伝達溝33の
壁33a,33bに当接して、駆動リング12の回転が
移動筒11に伝達される。移動筒11が回転すると、移
動筒11はヘリコイド20,21のリードに従って光軸
20の方向に移動する。これにより、前群レンズ枠13
と後群レンズ枠14とを一緒に移動させ、且つ、後群レ
ンズ用移動筒16を一緒に回転させることでカム溝36
の変位により後群レンズ枠14を移動させる。カム溝3
6の変位に伴う後群レンズ枠14の移動により前群レン
ズ枠13との間の距離が相対的に変化され、焦点距離の
変更が連続的に行える。
【0015】各移動筒回転伝達部材30の内側には、カ
ム突起40がそれぞれ一体に設けられている。これらの
カム突起40は、詳しくは図5に示すように、後群レン
ズ用移動筒16の外周の3分割位置に形成されたフォー
カス用カム溝41にそれぞれ係合している。フォーカス
用カム溝41は、後群レンズ枠14の変倍軌跡とは異な
る軌跡で形成されている。合焦時には、駆動リング12
が所定の隙間内で回転される。この回転によりカム突起
40がフォーカス用カム溝41に沿って移動する。後群
レンズ用移動筒16は、移動筒11により回転止めされ
ているから、カム突起40の回転量に対するフォーカス
用カム溝41の光軸22の方向に沿った変位により後群
レンズ用移動筒16を光軸22の方向に沿って直進させ
る。
【0016】このように、変倍時や合焦時に移動筒回転
伝達部材30が被回転伝達溝33内を移動すると、前群
レンズ枠13は化粧板19に対して相対的に回動され
る。このため、図1に示すように、回動部材である前群
レンズ枠13の前面に円環状の溝13aを設け、この溝
13aに所定の隙間Sをもって遊嵌する円環状の突条部
19aを化粧板19の内壁面に形成してある。これによ
り、互いに遊嵌される前群レンズ枠13の前面と化粧板
19の内壁面との断面形状が非直線状のクランク状にな
り、前群レンズ枠13と化粧板19との隙間Sの入り口
に当たった外光等の有害光は隙間Sを通るうちに減衰
し、移動筒11内への入射が防止される。
【0017】なお、駆動リング12が回転するとカム突
起40がフォーカス用カム溝41に、後群レンズ用移動
筒16の回転方向と直進方向とに向けての2つの作用を
与える。このとき、後群レンズ用移動筒16が移動筒1
1と一緒に回転すると、変倍されてしまう。しかしなが
ら、移動筒11と固定筒10との間でのヘリコイド2
0,21の結合等による回転負荷が大きいため、移動筒
11との間での直進ガイド32,33の作用を介して後
群レンズ用移動筒16の回転が押さえられる。後群レン
ズ用移動筒16が回転せずに直進すると、後群レンズ用
移動筒16の内部では直進ガイド開口35を介して変倍
用のカム溝36とカムピン34とが係合しているから、
その移動と一緒に後群レンズ枠14も直進する。また、
この例では、フォーカス用カム溝41の両端側を除いた
中央の区間を、後群レンズ枠14のフォーカス移動に利
用する。
【0018】モータ27の駆動は、詳しくは図6に示す
ように、ドライバ45を介して制御部46で制御され
る。モータ27の駆動ギア27aと駆動ギア26との間
には減速ギア列47が設けられている。制御部46は操
作部48に設けられたズームボタンの操作に応答してモ
ータ27を駆動させる変倍制御を行う。ズームボタン
は、焦点距離をテレ端に向けて連続的に可変するための
テレ側ズームボタンとワイド側に向けて可変するための
ワイド側ズームボタンとで構成されている。なお、図3
及び図6に示す符号49はフイルム面、また符号50は
前カバーである。
【0019】制御部46は、変倍制御後には、詳しくは
後述するフォーカス原点制御を行う。その後、操作部4
8に設けたシャッタボタンのストロークの半分を押す半
押し操作が行われることで、フォーカス制御を行う。そ
して、シャッタボタンの全押し操作に応答してシャッタ
機構を作動し、シャッタレリーズ完了後には、再びフォ
ーカス原点制御を行って待機する。このようなシーケン
スは、予めROM51に記憶されている。
【0020】モータ27の駆動軸には、羽根車52が取
り付けられている。羽根車52の近傍には、馬蹄型の光
電センサー53が取り付けられている。光電センサー5
3は、羽根車52のスリットを読み取ってモータ27の
回転角を検出し、この回転角に応じたパルス信号を制御
部46に送る。制御部46は、フォーカス原点制御及び
フォーカス制御のときに、このパルス信号を利用してモ
ータ27の停止を制御する。
【0021】この例では、撮影レンズの焦点距離を連続
的に変更できるが、変倍後にその変倍状態で後群レンズ
枠14を光軸22の方向に移動させて合焦を行うタイプ
のため、合焦時に測距した結果が同じでも変倍位置ごと
で後群レンズ枠14を移動させる量が異なる。このた
め、変倍位置としてはテレ端とワイド端との間の任意の
位置を予め複数選択して予め決められている。
【0022】シャッタブロック17の前側には、円弧状
のコード板55が配置されている。このコード板55に
は、移動筒11の前側内部に固定して設けられた摺動ブ
ラシ56が移動筒11の回転により摺動する。摺動ブラ
シ56は信号用ブラシ56a,56bとアース用ブラシ
56cとで構成されている。コード板55には、図7に
示すように、移動筒11の回転により信号用ブラシ56
aが摺動する軌跡上に信号用パターンEa,Ebが配設
され、また信号用ブラシ56bが摺動する軌跡上に信号
用パターンEcが配設され、またアース用ブラシ56c
が摺動する軌跡上にアース用パターンGRDが配設され
ている。
【0023】この例では、変倍位置をワイド端(沈胴)
Z1,テレ端Z5及びこれらの間の3箇所Z2〜Z4と
してある。移動筒11がワイド端Z1に回転すると、信
号用ブラシ56aがパターンEb1に、また信号用ブラ
シ56bがパターンEc1に接する。また、移動筒11
がワイド端側の変倍位置Z2に回転すると、信号用ブラ
シ56aがパターンEa1に接する。また、移動筒11
が中間の変倍位置Z3に回転すると、信号用ブラシ56
aがパターンEb2に接する。また、移動筒11がテレ
端側の変倍位置Z4に回転すると、信号用ブラシ56b
がパターンEc2に接する。また、移動筒11がテレ端
Z5に回転すると、信号用ブラシ56aがパターンEa
2に、また信号用ブラシ56bがパターンEc3に接す
る。
【0024】制御部46は、信号用ブラシ56a,56
bから得られる信号に基づいて予め決められた変倍位置
を認識する。なお、前記信号は、ワイド端Z1で「01
1」,変倍位置Z2で「100」,変倍位置Z3で「0
10」,変倍位置Z4で「001」,テレ端Z5で「1
01」となる。
【0025】変倍制御は、テレ側ズームボタン又はワイ
ド側ズームボタンの操作に応答してモータ27の回転方
向を変えて駆動させ、ズームボタンの操作終了後にモー
タ27の駆動を減速して信号用ブラシ56a,56bか
ら次の信号を得た時点でモータ27の減速駆動を停止さ
せる。こうすることで、変倍後には、信号用ブラシ56
a,56bが任意のパターンEa1〜Ec3の上に確実
に接した状態となる。
【0026】フォーカス原点制御は、後群レンズ用移動
筒16の光軸22の方向に沿った移動位置を検出手段で
検出するのが確実であるから望ましい。しかしながら、
この例では、変倍位置検出手段で兼用して行うようにし
た。すなわち、フォーカス原点制御は、変倍後の回転位
置から移動筒11をテレ端方向に僅かに回転させる。こ
れにより、カム突起40がフォーカス用カム溝41の一
端側に最も寄った位置に確実に移動する。したがって、
後群レンズ用移動筒16はその光軸22の方向に沿った
移動範囲のうちの最も後側(フイルム面側)に移動した
状態となる。この位置をフォーカス時の原点位置として
いる。したがって、フォーカス原点制御後の信号用動ブ
ラシ56a,56bは、変倍後に任意のパターンEa1
〜Ec3の上に接した位置から、テレ端方向に向けて僅
かに外れた位置(図7に一点鎖線P1〜P5で示した位
置)に移動する。
【0027】すなわち、フォーカス原点制御は、モータ
27を正転駆動(移動筒11がテレ端に向けて回転する
方向)させ、信号用ブラシ56a,56bが任意のパタ
ーンEa1〜Ec3から外れた時点で減速させる。減速
時点からは、光電センサ53から得られるパスル数をカ
ウントし、このカウント値がフォーカス原点制御用パル
ス数に達した時点でモータ27の駆動を停止する。これ
により、摺動ブラシ56が一点鎖線P1〜P5の位置に
移動することになる。フォーカス原点制御用パルス数
は、変倍位置に係わらず一定のパスル数であり、そのデ
ータは予めROM51に記憶されている。
【0028】制御部46のフォーカス制御は、測距部5
9を作動させ、測距部59から被写体距離を得た後にこ
れに応じたパルス数を前記ROM51から読み出す。そ
の後にモータ27を逆転駆動(移動筒11がワイド端に
向けて回転する方向)させる。そして、制御部46は、
モータ27を駆動した時点で光電センサー53から得ら
れるパルス信号のパスル数をフォーカス原点制御用パル
ス数から減算し、「0」となった時点で光電センサ53
から得られるパスル信号をカウントする。このカウント
値と被写体距離に応じたパスル数とを比較して一致した
時点でモータ27の駆動を停止させる。このフォーカス
制御では、駆動リング12を所定の隙間内で回転させて
行うから、移動筒11が回転することはない。
【0029】シャッタレリーズ完了後には、モータ27
を逆転駆動させ、移動筒11をワイド端の回転方向に回
転させる。これにより、信号用ブラシ56a,56bが
先の変倍位置のときに接したパターンEa1〜Ec3に
再び接するから、この位置で一旦モータ27の駆動を停
止する。その後は、前述したフォーカス原点制御を行っ
て摺動ブラシ56a,56bをパターンEa1〜Ec3
の右側の一点鎖線P1〜P5の位置に移動させる。この
ようにすれば、フォーカス原点制御用の検出手段を別途
用いることなく、前記コード板55と摺動ブラシ56と
で構成された変倍位置検出手段で兼用することができ
る。なお、被写体距離に応じたパスル数は、変倍位置ご
とに複数種類用意されており、これらはROM51に予
め記憶されている。
【0030】後群レンズ枠14のカムピン34は、直進
筒15の直進ガイド開口35と後群レンズ用移動筒16
のカム溝36とに係合しており、変倍時に後群レンズ用
移動筒16が回転することでカム溝36と直進ガイド開
口35とが重なる交点の移動に誘導されて移動する。
【0031】このように構成されたズームレンズ装置の
作用を説明する。モータ27の駆動力は、駆動ギア27
a,減速ギア列47,駆動ギア26を介して伝達ギア2
5に伝達され、伝達ギア25は軸部23aの周りに回転
される。そして、さらに伝達ギア25から駆動リング1
2に伝達される。先ず、前群レンズ枠13と後群レンズ
枠14とが、図3に示すワイド端の状態になっていると
仮定する。この状態では、フォーカス原点制御後とされ
ているから、信号用ブラシ56a,56bが図7に示す
パターンEb1,Ec1の右側の一点鎖線P1の位置に
ある。このとき、移動筒回転伝達部材30は、一端面3
0aが被回転伝達溝33の一端壁33aに当接した状態
となっている。また、カム突起40は、フォーカス用カ
ム溝41の上端側(袋小路側)に位置している。これに
より、後群レンズ用移動筒16は、光軸22の方向の沿
った移動範囲のうちの最も後側に位置した状態とされて
いる。
【0032】ワイド端の変倍位置でシャッタボタンの半
押し操作が行われると制御部46は、測距部59を作動
して被写体距離を測距する。そして、得られた被写体距
離に応じたパルス数とフォーカス原点制御用パスル数と
をROM51から読み出す。その後にモータ27を逆転
駆動させ、光電センサー53から得られるパスル信号を
フォーカス原点制御用パルス数から減算する。そして、
その結果が「0」になった時点で、光電センサー53か
ら得られるパスル信号をカウントする。このカウント値
とその時点の被写体距離に応じたパスル数とを比較して
一致した時点でモータ27の駆動を停止する。
【0033】この間のモータ27の逆転駆動は、移動筒
11をワイド端に向けて回転させる方向であるが、回転
が所定の隙間内で行われるから、移動筒11が回転する
ことがない。したがって、モータ27の駆動により駆動
リング12がワイド端方向に向けて回転し、カム突起4
0が一緒に回転する。後群レンズ用移動筒16は、直進
ガイド突起32が移動筒11の直進ガイド溝33に係合
しているから、カム突起40がフォーカス用カム溝41
の内部で移動すると、カム突起40がフォーカス用カム
溝41の前側面41aを押して後群レンズ用移動筒16
を光軸22の方向の前側に向けて直進させる。そして、
モータ27の駆動停止後に、カム突起40がフォーカス
回転域のうちの被写体距離に応じた合焦位置に移動した
状態となる。したがって、このときの後群レンズ用移動
筒16の移動は、カム溝36と直進ガイド開口35との
作用によりカムピン34に伝達され、後群レンズ用移動
筒16の移動と一緒に後群レンズ枠14が直進されるこ
とになる。なお、合焦は、至近から無限大に向けてピン
トを合わせる方向で行われる。
【0034】撮影者が半押し操作をしたまま更にシャッ
タボタンの全押し操作を行うと、制御部46は、シャッ
タ機構を作動させる。露光完了後、制御部46は、フォ
ーカス原点制御を行うためにモータ27を逆転駆動す
る。この回転は、移動筒11をワイド端に向けて回転さ
せる方向であるから、今度は移動筒回転伝達部材30の
他端面30bが被回転伝達溝33の他端壁33bに当接
する。これにより、駆動リング12の回転が移動筒11
に伝達され、移動筒11がワイド端に向けて回転する。
【0035】露光完了後のフォーカス原点制御までは、
信号用ブラシ56a,56bが図7に示す一点鎖線P1
上に位置した状態となっている。そして、露光完了後の
フォーカス原点制御により移動筒11がワイド端に向け
て回転するから、信号用ブラシ56a,56bがパター
ンEb1,Ec1に接する。このとき、制御部46はモ
ータ27の駆動を停止する。その後に制御部46は、モ
ータ27を正転駆動させる。この駆動は、信号用ブラシ
56a,56bがパターンEb1,Ec1から外れてO
FF信号が得られる時点まで行われる。したがって、駆
動リング12が所定の隙間を越えて回転し、一端面30
aが一端壁33aに当接して、移動筒11がテレ端に向
けて回転する。OFF信号を受けた後には、モータ27
の駆動を減速させ、OFF信号を受けた時点からフォー
カス原点制御用パスル数の分だけ駆動させた後にモータ
27の駆動を停止する。これにより、信号用ブラシ56
a,56bが一点鎖線P1上に位置した状態に戻る。
【0036】したがって、このときの状態は、一端面3
0aが被回転伝達溝33の一端壁33bに当接し、ま
た、カム突起40もフォーカス用カム溝41の上端側に
位置した状態となり、後群レンズ用移動筒16が光軸2
2の方向に沿った後側に移動した状態に戻っている。
【0037】ここまでのフォーカス原点制御の作用は、
ワイド端からテレ端に向けてズームした任意の変倍位置
で、全て同じとなる。すなわち、ワイド端からテレ端に
向けてズームすると、駆動リング12が所定の隙間を越
えて回転するから、一端面30aが一端壁33bに当接
して、駆動リング12の回転が移動筒11に伝達され
る。移動筒11が回転すると、固定筒10とのヘリコイ
ド20,21のリードに従って光軸22の方向に沿った
前側に向けて移動し、その移動と一緒に前群レンズ枠1
3、後群レンズ枠14、及び、直進筒15等を移動させ
る。
【0038】このとき、前群レンズ枠13は化粧板19
に対して相対的に回転されるが、これらの間には所定の
隙間Sが設けられ、かつこの隙間Sが非直線状のクラン
ク状になるように、円環状の溝13aと突条部19aが
形成してあるから、前群レンズ枠13と化粧板19との
境界部に外光等の有害光が当たっても、レンズ鏡胴内に
有害光が入射することが防止される。また、溝13aと
突条部19aとは接触しないから、これらの間に摩擦が
発生せず、駆動力の増加や耐久性の問題は生じない。
【0039】また、移動筒11が回転すると、直進ガイ
ド溝33と直進ガイド突起32との作用により後群レン
ズ用移動筒16が一緒に回転する。このとき、カム突起
40はフォーカス用カム溝41の上端側に位置している
から、後群レンズ用移動筒16は直進筒15に対して光
軸22の方向に沿った後側の位置で回転されることにな
る。後群レンズ用移動筒16が回転すると、直進ガイド
開口35とカム溝36との作用により後群レンズ枠14
が回転止めされた状態で光軸22の方向に沿った前側に
向けて移動されて、移動筒11の内部で前群レンズ枠1
3との間隔が変更される。
【0040】ズーム操作が完了すると、信号用ブラシ5
6aがその回転方向(図7に示す反時計方向)に沿った
次のパターンEa1に接した時点でモータ27の駆動が
停止される。このとき、移動筒回転伝達部材30と被回
転伝達溝33、及びカム突起40とフォーカス用カム溝
41との位置関係は、一端面30aが一端壁33bに当
接し、カム突起40がフォーカス用カム溝41の上端側
に位置しているから、その後のフォーカス原点制御は、
前述したと同じ作用になる。
【0041】次に、テレ端からワイド端に向けてズーム
操作を行うと、モータ27が正転駆動される。この回転
は、所定の隙間を越えて駆動リング12を回転させるか
ら、移動筒回転伝達部材30の他端面30bが被回転伝
達溝33の他端壁33bに当接し、移動筒11がワイド
端に向けて回転される。このとき、カム突起40がフォ
ーカス用カム溝41の下端側(切り欠き側)に位置して
いるから、後群レンズ用移動筒16は直進筒15に対し
て光軸22の方向に沿った前側の位置で回転することに
なる。
【0042】ズーム操作が終わると、信号用ブラシ56
a,56bがその回転方向(図7に示す時計方向)に沿
った次のパターンEa1〜Ec3に接した時点でモータ
27の駆動が停止される。その後のフォーカス原点制御
は、モータ27を逆転駆動させた後に信号用ブラシ56
a,56bがパターンEa1〜Ec3から外れてOFF
信号を受けた後に、フォーカス原点制御用パスル数の分
だけモータ27を駆動してから停止させる。変倍後は、
移動筒回転伝達部材30の他端面30bが被回転伝達溝
33の他端壁33bに当接し、また、カム突起40がフ
ォーカス用カム溝41の下端側に位置した状態となって
いる。
【0043】このため、この変倍方向でのフォーカス原
点制御は、駆動リング12を所定の隙間を僅かに越えて
回転させることになる。これにより、移動筒回転伝達部
材30の一端面30aが被回転伝達溝33の一端壁33
aに当接し、カム突起40がフォーカス用カム溝41の
上端側に位置した状態となるから、どの変倍位置でもフ
ォーカス原点制御により移動筒11に対する後群レンズ
用移動筒16の光軸22の方向に沿った位置を同じにす
ることができる。
【0044】以上説明した実施形態は、2群ズームレン
ズであったが、本発明は、これに限定されることなく、
内部の回動部材が鏡胴の前面部材と相対的に回動する鏡
胴であれば、適用できる。また、前群レンズ枠と化粧板
との隙間をクランク状にしたが、有害光を減衰させる非
直線状であれば、他のどのような形状であってもよい。
また、前群レンズ枠の前面に円環状の溝を形成し、この
溝に所定の隙間をもって遊嵌する円環状の突条部を化粧
板の内壁面に形成したが、逆に前群レンズ枠の前面に円
環状の突条部を形成し、この溝に所定の隙間をもって遊
嵌する円環状の溝を化粧板の内壁面に形成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の鏡胴遮光構造によ
れば、回動部材の前端の縁部と前面部材の開口縁部とが
互いに所定の隙間をもって遊嵌し、鏡胴の光軸方向の断
面における前記隙間の形状を非直線状となるようにした
ので、駆動抵抗の増加や耐久性等の問題を生じさせるこ
となく、また余分な部材を付け加えることなく、簡単な
構成で回動部材と前面部材との隙間から鏡胴内に有害光
が入射するのを防止できる。また、回動部材の前端の縁
部もしくは前面部材の内壁面のうちどちらか一方に円環
状の溝を設け、他方にこの溝に所定の隙間をもって遊嵌
する円環状の突条部を設けので、同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係る前群レンズ枠と化粧板との関係を
示すズームレンズ装置の横断面図である。
【図2】ズームレンズ装置の概略を示す分解斜視図であ
る。
【図3】ズームレンズ装置(ワイド端の状態)の横断面
図である。
【図4】フイルム面側から示すズームレンズ装置の縦断
面図である。
【図5】後群レンズ用移動筒の外周面を示す展開図であ
る。
【図6】ズームレンズ装置のテレ端の状態を示す横断面
図である。
【図7】コード板の説明図である。
【符号の説明】
11 移動筒 13 前群レンズ枠 13a 溝 14 後群レンズ枠 15 直進筒 16 後群レンズ用移動筒 19 化粧板 19a 突条部 S 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡胴の内側に設けられ、前記鏡胴と撮影
    光軸方向への相対的な移動がなく、かつ鏡胴と相対的に
    撮影光軸を中心とした回動が行われる回動部材と、前記
    鏡胴の前面に一体的に設けられ、前記回動部材の前端の
    中央部を露呈する開口が形成された前面部材とを有する
    鏡胴遮光構造において、 前記回動部材の前端の縁部と前面部材の開口縁部とが互
    いに所定の隙間をもって遊嵌し、前記鏡胴の光軸方向の
    断面における前記隙間の形状が非直線状であることを特
    徴とする鏡胴遮光構造。
  2. 【請求項2】 鏡胴の内側に設けられ、前記鏡胴と撮影
    光軸方向への相対的な移動がなく、かつ鏡胴と相対的に
    撮影光軸を中心とした回動が行われる回動部材と、前記
    鏡胴の前面に一体的に設けられ、前記回動部材の前端の
    中央部を露呈する開口が形成された前面部材とを有する
    鏡胴遮光構造において、 前記回動部材の前端の縁部もしくは前面部材の内壁面の
    うちどちらか一方に円環状の溝を設け、他方にこの溝に
    所定の隙間をもって遊嵌する円環状の突条部を設けたこ
    とを特徴とするズームレンズの鏡胴遮光構造。
JP20923097A 1997-08-04 1997-08-04 鏡胴遮光構造 Pending JPH1152208A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20923097A JPH1152208A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 鏡胴遮光構造
US09/118,084 US5926322A (en) 1997-08-04 1998-07-17 Zoom lens device with zooming position detector
KR1019980030867A KR100570310B1 (ko) 1997-08-04 1998-07-30 줌렌즈장치
CNB981180213A CN1152272C (zh) 1997-08-04 1998-08-04 具有变焦位置探测器的变焦镜头装置
US09/299,637 US6104549A (en) 1997-08-04 1999-04-27 Zoom lens device with zooming position detector
US09/536,702 US6195211B1 (en) 1997-08-04 2000-03-28 Zoom lens device with zooming position detector

Applications Claiming Priority (1)

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JP20923097A JPH1152208A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 鏡胴遮光構造

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JP (1) JPH1152208A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418509B1 (ko) * 2001-06-01 2004-02-11 삼성테크윈 주식회사 차광틀을 구비한 렌즈 배럴

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418509B1 (ko) * 2001-06-01 2004-02-11 삼성테크윈 주식회사 차광틀을 구비한 렌즈 배럴

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