JPH1152143A - 光ファイバワイヤハーネス - Google Patents

光ファイバワイヤハーネス

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JPH1152143A
JPH1152143A JP9207816A JP20781697A JPH1152143A JP H1152143 A JPH1152143 A JP H1152143A JP 9207816 A JP9207816 A JP 9207816A JP 20781697 A JP20781697 A JP 20781697A JP H1152143 A JPH1152143 A JP H1152143A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
connector
connectors
node
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9207816A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Oniishi
達明 鬼石
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はノードが設置されるか否かに関係な
く同一種類のワイヤハーネスを使用できるようにした光
ファイバワイヤハーネスを提供する。 【解決手段】 予め予想される複数のノード5(5−1
〜5−6)間をループ状に布設する光ファイバ1(1−
1〜1−5)と、前記予め予想される各ノード位置にお
いて前記光ファイバを切断して、その両端に接続された
光コネクタ2(2−1A,2−1B〜2−7A,2−7
B)と、前記切断された両光コネクタ間を接続する中継
用光コネクタ3(3−2,3−5,3−7)とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に使用される光
ファイバを用いたワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を始めとする車両においては各種
センサよりの信号および各種装置を制御する制御信号が
非常に多く、これらの信号を個別の信号線を使用して伝
送した場合は、その信号線の本数が膨大となり、ワイヤ
ハーネスが非常に重くなる。この欠点を無くすために今
日ではノード間を光ファイバでループ状に接続する光フ
ァイバワイヤハーネスが用いられるようになった。
【0003】図4は従来の光ファイバワイヤハーネスを
示し、(A)はノードがフル実装の場合、(B)はノー
ドがフル実装されていない場合を示す。図4(A)にお
いて、5−1〜5−6は車両の必要な個所に設けられて
いるノード、1−1〜1−6はそれぞれ各ノード5−1
〜5−6をループ状に接続する光ファイバであり、図示
しない通常の絶縁被覆電線から成る電源線と共にワイヤ
ハーネスが構成されている。
【0004】各光ファイバ1−1〜1−6には光による
多重信号がループ状に伝送され、各ノード5−1〜5−
6においては、光ファイバによって伝送された多重信号
の中から必要とする信号のみを分離し、また転送すべき
信号を多重伝送して後続のノードに向けて送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4(A)はノードが
フル実装されている場合であったが、例えばオプション
等によって、図4(B)に示すように、ノード5−2お
よび5−5が実装されないものに対しては、図4(A)
の光ファイバ1−1および1−2に代えて1−1′を、
また光ファイバ1−4および1−5に代えて1−4′を
光ファイバとするワイヤハーネスを製造していた。この
ためワイヤハーネスの種類が増加し、その製造および管
理が複雑となっていた。
【0006】本発明は、ノードが設置されるか否かに関
係なく同一種類のワイヤハーネスを使用できるようにし
た光ファイバワイヤハーネスを提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明においては、予め予想される複数
のノード間をループ状に布設する光ファイバと、前記予
め予想される各ノード位置において前記光ファイバを切
断して、その両端に接続された光コネクタと、前記切断
された両光コネクタ間を接続する中継用光コネクタとを
備える。光ファイバを予め予想される複数のノード間を
ループ状に布設し、布設された光ファイバを予め予想さ
れる各ノード位置において切断して、その両端に光コネ
クタを接続し、切断した両光コネクタ間を中継用光コネ
クタによって接続するようにしたので、ノードが設けら
れるか否かにかかわらず同一の光ファイバワイヤハーネ
スを使用することができ、またノードが設けられる位置
の光コネクタを中継用光コネクタより外してノードに設
けられている光コネクタと接続することによって容易に
伝送路を構成することができる。
【0008】請求項2の発明においては、前記中継用光
コネクタを前記ノードの中で、ノードが設けられない位
置にある両光コネクタ間のみを接続する。中継用光コネ
クタの接続をノードが設けられていない位置にある両コ
ネクタ間のみに接続するようにしたので、部品点数を低
減させることができる。
【0009】また、請求項3の発明においては、前記ル
ープ状に布設される光ファイバの特定個所を切断し、そ
の両端に前記光コネクタを接続すると共に、該両光コネ
クタ間を前記中継用光コネクタで接続する。従って、特
定個所に設けられた中継用光コネクタを取り外して光コ
ネクタを測定器に接続することにより、障害時における
ノードおよびコネクタの異常を容易に検知することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1を参
照して説明する。図1は本発明の実施例の構成図であ
る。図1において、5−1〜5−6(代表して示す場合
は5)はそれぞれ車両の所定の位置に設けられたノード
である。なお、ノード5−2および5−5はオプション
等により不要となり車両に設けられていない場合を示し
ている。
【0011】1−1〜1−6Aおよび1−6B(代表し
て示す場合は1)は各ノード5をループ状に接続する光
ファイバであって、各ノード5の設置位置で切断され、
切断された光ファイバ1の両端には光コネクタ2−1
A,2−1B〜2−6A,2−6B(代表して示す場合
は2)が装着されている。また、実装されないノード5
−2および5−5に対応する光コネクタ2−2Bと2−
2A間および2−5Bと2−5A間には、両コネクタ間
を中継用光コネクタ3−2および3−5によって光学的
に接続する。さらに、光ファイバ1−6は、1−6Aと
1−6Bに切断し、切断された両端に光コネクタ2−7
Aおよび2−7Bを装着し、両光コネクタ2−7Aおよ
び2−7Bを中継用光コネクタ3−7によって接続す
る。
【0012】このように光コネクタ2および中継用光コ
ネクタ3が取付けられた光ファイバ1は、図示しない電
源線等と共にまとめられてワイヤハーネスが構成され
る。また、ワイヤハーネスが車両に取付けられると、光
コネクタ2をノード5に設けられている光コネクタ(例
えば、後述する送/受信光コネクタ)と接続して伝送路
を構成する。
【0013】また、光コネクタ2−7Aおよび2−7B
との接続は中継用光コネクタ3−7を介して接続されて
いるが、これは障害が発生したとき、中継用光コネクタ
3−7を外して、光コネクタ2−7Aおよび2−7Bを
測定器に接続するためのもので、このような構成を採用
することにより、容易にノード5および光コネクタ2の
異常を検知することができる。
【0014】なお、実施例では、中継用光コネクタ3−
7はノードが設けられていない位置の両光コネクタ2−
7Aと2−7B間に接続するようにしていたが、全ての
ノード位置の両光コネクタ2,2間を接続するように
し、ノード5が存在する位置にある光コネクタ2に対し
て中継用光コネクタ3を省いてノード5に設けられてい
る光コネクタと接続するようにしてもよい。このように
することによって、光ファイバワイヤハーネスは全ての
ものに対処することができる。
【0015】図2は光コネクタ同士を接続する中継用光
コネクタを示している。光コネクタ2(2′)は、光フ
ァイバ10の端部を貫通して収容するファイバ保持筒1
1と、該保持筒11を収容するハウジング本体12と、
該本体12の後端部に嵌着固定されるリヤホルダ13等
から構成されている。
【0016】ファイバ保持筒11は前半部外周に鍔11
aを有し、また、該ファイバ保持筒11の先端には光フ
ァイバ10に対する小径の芯線保持筒11bが突設さ
れ、該芯線保持筒11bの先端外周には面取り11cが
付されている。このファイバ保持筒11は、スプリング
14により前方に付勢され、ハウジング本体12内の前
半の小径孔12aと後半の大径孔12b間の段差12c
に当接して前方への抜けが防止される。なお、前半の小
径孔12aの前端部には前方に向けて広がる案内テーパ
面12a1 が形成されている。ハウジング本体12の外
周前端部には、立上り基部15aを介して後方にのびる
ロッキングアーム15が設けられており、該アーム15
の中間部上面には前方を斜面15b1 とした片山形の係
止突起15bが突設されている。また、ハウジング本体
12の外周後端部には後方を斜面16aとした片山形の
係止突起16が突設されている。
【0017】リヤホルダ13は、光ファイバ10を挿通
する保護管13aとその前方に膨出形成したフード13
bとから成り、保護管13aとフード13b間にはハウ
ジング本体12の後端部が嵌着される環状の差込溝13
cが形成され、また、フード13bには前記係止突起1
6と係合する係止孔13dが設けられている。
【0018】この光コネクタ2(2′)の組立は次のよ
うに簡単に行うことができる。先ず、ファイバ保持筒1
1に予めシース10bを段剥ぎして芯線10aを露出さ
せた光ファイバ10を通して、該芯線10aの先端部分
を芯線保持筒11bの先端から適宜の長さ突出させ、両
者を接着剤により固定する。接着剤はファイバ保持筒1
1の内周面または光ファイバ10の外周、あるいは双方
に予め塗布しておく。次いで、光ファイバ10の芯線1
0aの先端突出部分が芯線保持筒11bの先端から所定
の長さとなるように切断して芯線10aの端面を研磨し
て芯線保持筒11bの端面と面一にした後、ファイバ保
持筒11をハウジング本体12内に収容する。
【0019】次に、ファイバ保持筒11にスプリング1
4を外挿したのち、リヤホルダ13を被せると、ハウジ
ング本体12の後端部が差込溝13cに嵌着されると共
に、係止突起16がフード13bの係止孔13dと係合
し、リヤホルダ13はハウジング本体12にロックさ
れ、これにより光コネクタ2(2′)の組立が終了す
る。なお、光ファイバ10には予めリヤホルダ13、ス
プリング14の順で外挿しておく。
【0020】中継用光コネクタ3において、その絶縁ケ
ース20には中央隔壁21を挟んで両側に前記光コネク
タ2,2′に対するコネクタ収容室22,22′が区画
形成されている。絶縁ケース20の上側周壁には、その
左右両側に前記ロッキングアーム15の係止突起15b
に対する係止孔20a,20a′がそれぞれ設けられて
いる。また、中央隔壁21の下半部にはその左右両側に
相互に連通する光ファイバ接続管23,23′が突設さ
れており、一方の接続管23から他方の接続管23′に
向けて両接続管23,23′の中央に位置するように中
間スリーブ24が挿着されている。
【0021】中間スリーブ24は光を高効率で伝達する
部材(例えば、光ファイバカット部材、透明アクリル樹
脂などの透明合成樹脂やシリカガラスなどの光導体)か
ら成るコア24aとこれを保護する剛性のシース24b
とで構成され、シース24bの後端に設けた係止用突起
24cにより一方の光ファイバ接続管23側の係止溝2
3aに係合、固定されている。なお、光コネクタ2,
2′の光ファイバ10がハウジング本体12の端面から
突出する場合には、中間スリーブ24を省くことができ
る。
【0022】この中継用光コネクタ3の両側のコネクタ
収容室22,22′にそれぞれ光コネクタ2,2′を挿
入すると、両側の光ファイバ10の先端部がそれぞれ光
ファイバ接続管23,23′内に進入し、その先端面が
中間スリーブ24の端面に当接し、更に光コネクタ2,
2′を挿圧すると、スプリング14の弾発力に抗して各
ファイバ保持筒11が後退し、各ロッキングアーム15
の係止突起15bが絶縁ケース20の係止孔20a,2
0a′に係合、ロックされた時点で両光コネクタ2,
2′の接続が完了する。
【0023】両光コネクタ2,2′は上記中間スリーブ
24により光結合ロスを最小に抑えることが可能とな
り、複数の中継用光コネクタ3(図1では3個の中継用
コネクタ3−2,3−5,3−7)が設定されても高品
質な光ネットワークの構成が可能となる。
【0024】図3は各ノード5に設けられる送/受信光
コネクタ30を示す。送/受信光コネクタ30は、絶縁
ケース31の外周の一端側即ち機器取付側に一対の取付
具32,32が設けられ、内部には中間隔壁33を挟ん
で同じ構造の受信側コネクタ収容室34と送信側コネク
タ収容室34′が並設されると共に外周の他端側に係止
孔31aが設けられ、各収容室34,34′には前記光
コネクタ2,2′が嵌合、ロックされるようになってい
る。
【0025】即ち、受信側コネクタ収容室34と前記中
継用光コネクタ3のコネクタ収容室22(22′)との
異なる点は、絶縁ケース31内の機器取付側に第2の隔
壁35を介して光部品収納室36が形成され、光部品3
7がセットされている点である。そして、隔壁35の光
部品37との対向面には凹部35aが設けられ、その反
対面には前記ファイバ接続管23と同様に光ファイバ接
続管23″が突設され、該接続管23″には前記凹部3
5a側から前記中間スリーブ24より若干短い中間スリ
ーブ24′が挿着され、後端の係止用突起24c′によ
り前方への抜けを防止している。
【0026】この送/受信光コネクタ30を各ノード5
に設けておくことにより、受信側および送信側コネクタ
収容室34,34′にそれぞれ光コネクタ2,2′を嵌
合、ロックするだけで光結合ロスを抑えた高効率の光結
合ができる。即ち、例えば受信側の光コネクタ2を受信
側コネクタ収容室34に挿入すると、中継用光コネクタ
3の場合と同様に光ファイバ10の先端部が光ファイバ
接続管23″内に進入して中間スリーブ24′を光部品
37側に押し、該スリーブ24′の先端面が光部品37
の受光面37aと接触し、後端面は光ファイバ10の先
端面と接触し、スプリング14の付勢により適宜の接触
圧が保持されると共に、前記ロッキングアーム15の係
止突起15bが絶縁ケース31の係止孔31aと係合し
てロックされる。このように、各ノード5に対する光コ
ネクタ2(2′)の接続もワンタッチで行うことができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。光ファイバを予め予想される複数の
ノード間をループ状に布設し、布設された光ファイバを
予め予想される各ノード位置において切断して、その両
端に光コネクタを接続し、切断した両光コネクタ間を中
継用光コネクタによって接続するようにしたので、ノー
ドが設けられるか否かにかかわらず同一種類の光ファイ
バワイヤハーネスを使用することができ、またノードが
設けられる位置の光コネクタを中継用光コネクタより外
してノードに設けられている光コネクタ(送/受信光コ
ネクタ)と接続することによって容易に伝送路を構成す
ることができる(請求項1)。
【0028】中継用光コネクタの接続をノードが設けら
れていない位置にある両コネクタ間のみに接続するよう
にしたので、部品点数を低減させることができる(請求
項2)。また、ループ状に布設される光ファイバの特定
個所を切断し、その両端に光コネクタを接続すると共に
該両光コネクタ間を中継用光コネクタで接続するように
したので、特定個所に設けられた中継用光コネクタを取
り外して光コネクタを測定器に接続することにより、障
害時におけるノードおよびコネクタの異常を容易に検知
することができる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す光ファイバワイヤ
ハーネスの構成図である。
【図2】本発明に係る光コネクタと中継用光コネクタの
分離した状態の断面図である。
【図3】本発明に係る送/受信光コネクタの一部を断面
した側面図である。
【図4】従来の光ファイバワイヤハーネスで、(A)は
ノードがフル実装の場合、(B)はノードがフル実装さ
れていない場合の説明図である。
【符号の説明】
1(1−1〜1−5,1−6A,1−6B) 光フ
ァイバ 2(2−1A,2−1B〜2−7A,2−7B) 光コ
ネクタ 3(3−2,3−5,3−7) 中継
用光コネクタ 5(5−1〜5−6) ノー
ド 30 送/
受信光コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め予想される複数のノード間をループ
    状に布設する光ファイバと、前記予め予想される各ノー
    ド位置において前記光ファイバを切断して、その両端に
    接続された光コネクタと、前記切断された両光コネクタ
    間を接続する中継用光コネクタとを備えたことを特徴と
    する光ファイバワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 前記中継用光コネクタを前記ノードの中
    で、ノードが設けられない位置にある両光コネクタ間の
    みを接続するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の光ファイバワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】 前記ループ状に布設される光ファイバの
    特定個所を切断し、その両端に前記光コネクタを接続す
    ると共に、該両光コネクタ間を前記中継用光コネクタで
    接続するようにしたことを特徴とする請求項1および2
    記載の光ファイバワイヤハーネス。
JP9207816A 1997-08-01 1997-08-01 光ファイバワイヤハーネス Withdrawn JPH1152143A (ja)

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Effective date: 20041005