JPH11515110A - 複合ホログラム複写システム及び方法 - Google Patents

複合ホログラム複写システム及び方法

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JPH11515110A
JPH11515110A JP9503883A JP50388397A JPH11515110A JP H11515110 A JPH11515110 A JP H11515110A JP 9503883 A JP9503883 A JP 9503883A JP 50388397 A JP50388397 A JP 50388397A JP H11515110 A JPH11515110 A JP H11515110A
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チィオ,ヨン
シュー,ガン
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    • G03H2001/2675Phase code multiplexing, wherein the sub-holograms are multiplexed according to spatial modulation of the reference beam

Abstract

(57)【要約】 1つのマスター媒体(100,300,400,500,600,720)から他の複製媒体(200,310,410,510,610,730)に複合ホログラフィー情報を再生するシステムは、マスター媒体内の全ての複合マスターホログラムから同時にインフォメーションを読出し、それを複製媒体上に記録する。複製とマスターは両方とも、もとの物体の同一のホログラフィー情報を含んでいるが、複製は、複数の複合ホログラム(420,520)を含むマスター媒体とは異なる位相及び振幅分布を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 複合ホログラム複写システム及び方法 発明の利用分野 本発明は、光学的蓄積の分野に関し、特に複合体積ホログラフィーに基づいた 高密度、高速度の光学メモリーに対する複写システムに関するものである。 発明の背景と要約 情報工学は、本来、情報伝達、情報処理、情報蓄積という3つの要素からなる 。過去においては、情報工学は、主要な情報搬送の媒体として電子に依存し、ま た伝達、処理、蓄積の主要な手段として電子装置に依存してきた。しかしながら 、光子と光学装置は、そのデータの搬送、処理の高速性、電磁的干渉に対する不 感受性、及び大容量の平行処理能力の故に、情報工学に関連した分野への適用へ と進んでいる。伝達システムにおいて、光ファイバーは、地方や広い区域のネッ トワークに、また電気通信に対して広く使用されている。実際に、光ファイバー は、多くの近代的伝達システムの背骨を形成している。 半導体ウエーハ工学とダイオードレーザー工学に基づいた綜合光学電子工学装 置は、光学的伝達と光学的データ処理に対して使用されてきた。光子工学はまた 、イメージ処理や機械ビジョンにおけるような大容量のデータ操作を必要とする 適用にも使用される。情報蓄積において、光学コンパクトディスクは、デジタル データ蓄積に対して安価で高密度と便利さを提供する。 光学コンパクトディスクは、多くの点で電子式の対応物よりも優れているが、 データアクセス速度と蓄積容量において多くの適用に対して制約されている。よ り高密度の蓄積と高速度のデータアクセス能力に対する要求は、データ蓄積工学 における多くの研究と開発とを刺激している。光学的蓄積におけるこのような努 力の例のなかには、コンパクトディスクシステムに対するより短い波長のダイオ ードレーザー、より良いデジタルデータ圧縮アルゴリズム、及び多層コンパクト ディスクシステムの使用が含まれる。しかしながら、これらによってもたらされ る改良は、情報工学の将来の適用に対するデータ蓄積における要求を満足させる ものではないであろう。CDサイズのディスク中に数千億バイトのデータを蓄積 するためには、根本的に異なったアプローチを必要とするであろう。光学的ホロ グラフィーはこのようなアプローチの1つである。本発明は、情報蓄積に対する 光学的装置の使用と、複合ホログラム中に蓄積された大量の情報の便利で確実な 再生に関するものである。 ホログラフィーに基づく光学的メモリーは、光の振幅と位相の形で情報を蓄積 するために、コヒーレントな光の干渉を利用する。ホログラフィックメモリーは 、数千億バイトのデータを蓄積し、これらを1秒当たり10億バイトまたはそれ 以上の速度で搬送し、かつ100マイクロセカンドより少ない時間でランダムに 選んだデータ要素を選択することができる。他のメモリー工学ではこれら3つの 利点の全てを提供することはめったにできない。 図1は、当業者に知られているホログラムの形成と再生とを示す。ホログラム 媒体100は、感光性材料片である。物体110は、ホログラム媒体100にそ の情報が記録されるべき物体である。2つの互いにコヒーレントなビームがホロ グラム媒体100にホログラ ムを形成するために使用される。物体ビーム120は、物体110中の情報を搬 送して、ホログラム媒体100において参照ビーム130と交わらせる。参照ビ ーム130は情報を搬送せず、かつ普通は平面波である。物体ビーム120と参 照ビーム130との干渉は、ホログラム媒体100内部に干渉パターンを形成す る。その強度変化パターンは、感光性媒体100によって記録される。かくして 、物体110の情報を含むホログラムはホログラム媒体100内部に形成される 。ホログラム媒体100のホログラム内の情報を読み取るためには、読取りビー ムが必要である。図1bには、ホログラムの再生を図示する。もとの参照ビーム 130と等しい波長と波数ベクトル(wave vector)とを有する読取りビーム14 0は、ホログラム媒体100に突き当たる。ビーム140とホログラム媒体10 0に記録されたホログラム回折格子との相互作用は、回折ビーム150を生成す る。この回折ビーム150は、物体110の情報を搬送して、もとの物体ビーム 120の方向に伝播する。もとの物体110と等しい再生された虚像160は、 物体110が在る同じ位置に現れ、回折ビーム150中に見ることができる。ホ ログラム100中の情報は2次元でも3次元でも可能である。 通常はブラッグ条件と呼ばれる位相適合条件(phase matching condition)が、 ホログラム媒体中の情報を読み取るために必要である。このブラッグ条件は、読 取りビームがホログラム媒体100に特定の角度で突き当たることを要求し、こ れによって、この中に含まれるホログラフィー情報を最大の回折効率と最適の忠 実度をもって読み取る。特定のホログラムに対し正しいブラッグ角度からの偏倚 は、回折効率の低下を含む再生の低質化をもたらす。その厚さが記録されたホロ グラム中の干渉縞の間隔よりも薄いところの薄いホ ログラム媒体に対しては、読取りビームの方向におけるこの要求は厳格ではない 。薄い媒体中のホログラムに含まれている回折格子は2次元であるといわれる。 しかしながら、ホログラム媒体の厚さは、ホログラム中の縞の間隔よりもずっと 大きな量まで増加するので、ホログラム回折格子は全ての方向に形成され、厚い 媒体中には3次元体積ホログラム回折格子が形成される。特定のホログラムに対 する読取りビームの方向における角度の選択性は、厚い媒体においてはより敏感 になる。厚いホログラム媒体のブラッグ条件は、ホログラム媒体の同一の体積中 に多重イメージ(multiple image)の記録を可能にする。特定のホログラフィー情 報を引き出すことは、読取りビームによって正しいブラッグ角度でホログラム回 折格子を照射することによって達成される。 厚いホログラムの角度選択性を用いて媒体中に多重複合イメージを記録する前 記方法は、角度複合(angular multiplexing)と呼ばれる。他の多くの複合技術を 、厚いホログラム媒体の情報蓄積容量を増すために用いることができる。入射参 照ビームの角度変化に基づく複合技術の中には、フラクタル複合(fractal multi plexing)、ペリストロフィック複合(peristrophic multiplexing)が含まれる。 他の複合方法の例としては、シフト複合(shift multiplexing)、位相−コード複 合(phase-code multiplexing)、波長複合(wavelength multiplexing)がある。上 記複合技術またはそれらの結合のいずれか1つを使用することができる。考えて いるホログラム媒体の性質、特定の適用に特異的な要求が複合方法の選択を指令 する。議論の便宜上、前記の複合技術及びそれらの結合を含めてその他の類似の 複合技術のいずれも、この開示では「体積複合(volume multiplexing)」または 単に「複合」と呼ぶ。 ホログラム中に蓄積された情報を引き出すのに高度の忠実度を保つためには、 ホログラム媒体内の同一の位置に蓄積できるイメージの最大数が制限される。こ の制限に対する理由の1つは、ホログラム媒体の制限されたダイナミックな範囲 である。より多くのホログラムが同一の記録体積を共用するにつれて、各ホログ ラムの強度は減る。特に、各ホログラムによって偏向される光のパーセンテージ 、すなわちホログラム回折格子の効率は、その位置で重なり合ったホログラムの 数の自乗に逆比例する。その読取りプロセス中の重なり合ったホログラムによる 漏話(cross talk)、コヒーレントな光源の変動、ホログラム媒体における散乱、 及びデテクタノイズのような他の因子もまた、重ね合わせることができるホログ ラムの最大数を制限するのに役割を演じる可能性がある。 ホログラム媒体の蓄積能力をさらに増す1つの方法は、体積複合方法と結合し た空間的複合技術を利用することである。多重ホログラム(multiple hologram) は、ホログラム媒体内に空間的に分離し、または部分的に重なった位置であり、 かつそれぞれが体積複合ホログラム(volume multiplexed hologram)を有する複 数の位置に記録される。このような二重複合(double multiplexed)ホログラフィ ックメモリーシステムは、他の多くの非ホログラム技術によっては得られない高 度の蓄積容量を達成することができる。例えば、本発明の発明者は、全体で16 0,000ホログラムに対して、10,000データページを16位置のそれぞ れに蓄積するシステムを実証した。 光学的体積ホログラム蓄積の利点の1つは、非機械的手段による迅速ランダム アクセスである。例えば、固体中における高周波音波が、参照光ビームを偏向さ せるために使用され、数十マイクロセカ ンドの間にデータの選ばれたページを選択しこれを読み取る。これは、今日の光 学、磁気ディスクにおける機械的読取りヘッドに対して代表的な数十ミリセカン ドというアクセス時間よりもずっと速い。明らかに、光学的体積ホログラフィッ クメモリーは、蓄積容量、ランダムアクセス時間の点で、他のメモリー工学より 優れた利点を有する。しかしながら、コンパクトディスク工学と磁気メモリーの 1つの重要な利点は、情報が複雑なシステムを要せず、非常に安価に複写できる ことである。例えば、CD−ROMやコンパクトオーディオディスクは、射出成 形により製造することができ、これを安く複製することができる。反対に、複合 ホログラムの複写は、しばしば複雑な光学システムを必要とし、かつ再生プロセ スにおいて正確な位相と振幅の情報の維持を確保するために、相応の予防策を必 要とした。 このようなホログラム複写システムの1つが、David Bradyと共著者によってO ptics Letters,Vol.15,pp.817,1990に"Periodic-ally Refreshed Multiple Exposed Photorefractive Holograms"という論文中に記載されている。このシ ステムは、角度的に複合したホログラムを1つのマスター媒体から複製媒体へと 次々に光学的に複写する。複雑な4f光学システムによって、マスター媒体を記 録する正確な条件が、複製媒体にレクリエートされる。 他のこのようなシステムが、米国特許第5,339,177号に開示されている。第'17 7号米国特許の図7、8に示されたように、マスターホログラム媒体と複製ホロ グラム媒体は、非常に複雑なイメージングシステムの共役像面(conjugate image plane)に置かれる。このイメージングシステムの目的は、マスター媒体の記録 において、両書込みビーム、すなわち物体ビームと参照ビームの正確な振幅と位 相の 分布を維持することと、複製ホログラムの記録において、それらを複製ビームに リレーすることである。このようにして、複製ホログラムは、位相情報と振幅情 報の両者においてもとのマスター媒体と等しいものとなる。 上記2つのホログラフィック複写システムの不利なことの1つは、複写可能な 情報の最大量がイメージング光学システムの空間一帯域幅積によって制限される ことである。これに加えて、このようなホログラム複写システムは、光学的整列 (optical alignment)に対して敏感であって、その性能の安定性が問題となる。 これらの複写システムの性能のさらなる低下は、複雑な光学的イメージングシス テムにおける複雑な光学要素の使用によってひきおこされる。イメージングシス テムにおける各光学要素からの誤差がホログラム複写システムに存在する全体的 誤差に付加的に寄与するであろう。結果として、これらのシステムの実用性が制 限される。 前記システムにおける上記問題を認識した上で、本発明は、改良された性能を 有し、光学的構成がより簡単で安価なホログラム複写システムと複合体積ホログ ラムに対する方法を開示する。本発明の発明者は、ホログラム複写システムにお ける光学的構成の簡単さの重要性を認識した。重要なことは、発明者が、複製ホ ログラムはもとの物体のイメージとその中の情報を忠実に再生しなければならな いこと、及び複製ホログラムはもとのホログラムと同一の位相と振幅の情報を含 むことは必ずしも必要ではないということを認識したことである。発明者はさら に、多重体積複合ホログラムを有する各ホログラフィック空間ユニットによって 空間的に複合したホログラムを同時に複写する能力の重要性を認識した。 最も簡単な形では、本発明は、マスター媒体を複製媒体に複製す るのに唯1つのコヒーレントな読取りビームを用いる。複製用のこのビームは、 マスター媒体を生成するのに使用したもとの参照ビームと波長、波数ベクトル及 び位相値のようなビームパラメータの点で実質的に同一である。読取りビームの 透過ビームは、マスター媒体からの回折ビームとある領域で重なり、干渉するで あろうし、また複製ホログラムはその中に置かれた複製媒体によって形成される 。 本発明において、マスター媒体は体積複合ホログラムを有し、1つの読取りビ ーム、またはマスター媒体を複製媒体に再生し従って複製するためにブラッグの 位相適合条件を満足させる複合的で互いにはコヒーレントではないが個々にはコ ヒーレントな読取りビームを必要とする。体積複合ホログラムの再生には、互い にコヒーレントではないビームが、同じ位置で重なり合った回折格子の間の漏話 を除くために必要である。 本発明における忠実な複写のためには、複製読取りビームは、もとのホログラ ムと複製ホログラム媒体における回折物体ビームの全体を覆うのに十分な大きさ の直径を持たなければならない。このことはまた、本発明が多重ホログラムを同 時に複写できるようにするが、これは引用した従来技術によるシステムでは不可 能である。したがって、複製ホログラム媒体をもとのマスター媒体の近くに置く ことが優先的であり、これによって必要な読取りビームの幅を限定し、レーザー 源に対する所要電力を減少させる。複製媒体をマスター媒体の近くに置くことの もう1つの利点は、システムが簡単になることと性能がより確実になることであ る。 本発明によれば、複製ホログラムの振幅と位相の分布は、マスター媒体のそれ とは異なるが、これはもとの物体ビームの異なったスライド(slide)をとらえる からである。マスター媒体の正確な複写が 複製媒体に複製されるという従来技術による複製システムと対比して、本発明は 、もとのマスター媒体を産出するのに使用される物体と同一のイメージを形成す るために必要なマスター媒体からの情報を複製するだけである。したがって、従 来技術による複写システムにおいて複合ホログラムのために必要とした複雑な多 要素精密イメージングシステムを、本発明は必要としない。本発明におけるずっ と簡単な構成は、システムの信頼性と堅牢性を著しく高め、かつコストを減らす 。重要なことは、本発明によれば、イメージングシステムの制限された空間−帯 域幅積のために従来技術によるシステムでは達成が難しかつた大量の情報の複製 が可能なことである。 さらに、透過モードを使用する本発明の好ましい実施例においては、ホログラ ムのホログラフィー情報を忠実に複写するために、マスター媒体と複製媒体との 間の距離は重要ではないが、複合ホログラムに対する従来の複写システムはこの 距離に対して非常に敏感である。 図面の簡単な説明 これら及びその他の特徴は、次の図面と関連して記載される。 図1は、マスター記録媒体に記録し、かつそれから読み取る基礎的システムを 示す。 図2は、単一ビーム記録に対して本発明において使用される簡単な複写システ ムのレイアウトを示す。 図3は、本発明の第1の実施例を示す。 図4は、本発明の第2の実施例を示す。 図5は、本発明の第3の実施例を示す。 図6は、本発明の第4の実施例を示す。 図7は、本発明の変形例を示す。 好適な実施例の詳細な説明 図2は、本発明における多重ホログラムを複写するための基本要素を示してい る。マスター媒体100は、図1aに示されるように記録される。図1aのもと の参照ビーム130に実質的に同一の複製読取りビーム210が、複製媒体20 0にマスター媒体100を複製するために使用される。複製媒体とマスター媒体 間の距離は本発明の実施に決定的に重要ではないが、複製媒体200は、望まし くは、マスター媒体100の近傍に配置される。ビーム210とマスター媒体1 00の相互作用は、図1aにおいてマスターホログラム100の右側におけるも との物体ビーム120と実質的に同一の回折ビーム230を発生する。図1aの もとの物体110と同一の虚像240は、もとの物体110がマスター媒体に記 録される際に配置される位置と同じ位置に形成される。複製読取りビーム210 の一部は、透過ビーム220としてマスター媒体100を通過する。透過ビーム 220と回折ビーム230間の干渉は、それら二つのビームが互いにオーバーラ ップする領域において干渉光場(inter-ference optical field)を形成する。感 光性材料からなる複製媒体200は、その干渉パターンを獲得(capture)し、そ の結果、マスター媒体100の複写が得られる。 上述の複写方法及びシステムの注目に値する特徴は、その単純性にある。複雑 で、複数の要素からなるイメージングシステムは全く要求されない。読取りビー ム210が、マスター媒体220中のもとのホログラフィック回折格子(grating s)と複製媒体200をカバーするに十分広い限りにおいては、複製媒体200の 位置は融通が きくものである。マスター媒体100と複製媒体200の間には配置される影像 光学部品(imaging optics)がないので、システムの空間―帯域幅積(space-bandw idth product)は大きい。重要なことには、複製媒体200に記録されたホログ ラフィック回折格子とマスター媒体100に含まれているホログラフィック回折 格子の両方は、もとの物体110の同じ情報を含んでいるが、複製媒体200に 記録されたホログラフィック回折格子は、位相及び振幅分布(phase and amplitu de distributions)において、マスター媒体100に含まれているホログラフィ ック回折格子とは異なっている。従って、本発明は、マスターホログラムの位相 及び振幅分布を正にそのまま複写することなく、マスターホログラム中のホログ ラフィー情報を複製する。 本発明は、システムの有する大きな空間的帯域幅積(spatialbandwidth produc t)による広い断面積を有する読取りビームを用いて、マスター媒体中の多重的な 空間的に複合化されたホログラム(multiple spatially multiplexed holograms) を複製媒体に複製することができる。蓄積能力を更に増加するために、各空間的 ユニット(spatial unit)は複数の体積複合ホログラムを含んでいる。これは、各 々が、もとのホログラムを生成する際に使用された対応する参照ビームと実質的 に同一である複数の複製読取りビームを必要とする。本発明のユニークな特徴の 1つは、空間的に複合され且つ体積複合(volume multiplexed)された大量のホロ グラムを同時に複製する能力である。 本発明の発明者は、プロトタイプの複写システムを用いて、本発明の実証に成 功した。本発明の基礎となる原理をより良く理解するため、発明者は、平面波の 組合わせからなる参照ビームを用いて記 録された体積複合ホログラムのどのような集りも(any collection)、本発明にお いて開示された様々な手法を用いて忠実に複製され得ることを証明する、発明の 理論的な説明を仮定として設定する。仮説の妥当性は、本発明の実施例及びその 分枝に制限されてはならない。仮説の詳細説明は以下に記述される。 M個の物体ビーム,Sj,ここでj=1,...,M,とN個の参照ビームの 干渉パターンは、ホログラム媒体中の各位置内のN個のマスターホログラム内に 記録されるものと仮定する。j番目の干渉パターンは、 に比例する。ここで、Riは、単位振幅平面波、Ci,jは複素数の定数である。 本発明においては、マスターホログラムは如何なる物体ビームによっても記録 され得る。しかしながら、本発明によれば、空間的に重ね合わされたホログラム 間の漏話を最小とするため、N個の平面参照ビーム間の関係について1つの条件 が存在する。N個の平面波の各々は、もし、Riと異なるj番目の参照ビームRj (i≠j)が再生に使用されるとすれば、対応するi番目の参照ビームRiによ って記録されるi番目のホログラムの回折効率が、その最適回折効率よりも実質 的に小さい予め定められた小さな閾値以下となるように選択される。更に、もし m=nであれば、RmとRnは同じ空間的時間的特性(spatial and temporal char acteristics)を有する。 式(1)に含まれる対応するホログラムは、 によって表され得る。ここで、ajは、ホログラムの振幅である。M個全てのホ ログラムが複合化により(by multiplexing)記録された後において、各場所内の ホログラムの集り(collection)は、 である。本発明の複製プロセス中においては、ホログラム媒体は、互いにコヒー レントでない、次式で表されるN個の平面波の集り、 によって照射される。ここでUnは複素数の定数である。二つの波RmとRnの相 互にコヒーレントでない条件は、 で表され得る。ここで、時定数Tは2π/(ωn−ωm)よりも相当大きい。ホロ グラムの複製ビームは、 によって与えられ、これは次のように書換えられる。 式(7)の第2項は、ブラッグ不適合波(Bragg-mismatched wave)Rnによる回折 格子Sji *の再生であり、従って、対応する信号は本質的にはゼロである。式 (7)の第1項は、ブラッグ条件を満足する再生信号を表す。Riは、単位振幅 を有しているので、再生信号は、 となる。 もとのホログラムから所定の距離だけ離れた位置にある第2の複製ホログラム 媒体では、再生信号は以下のように表現される。 ここで、要素D(Sj)は、もとのホログラムから複製媒体へビームが進む際の 位相変化とフレネル回折を含む伝搬効果(propagationeffects)を表している。D (Sj)とSjは、振幅と位相の分布(amplitude and phase distributions)の両 方において互いに異なっている。透過参照ビームは、 により表される。ここで、Tnは、もとの媒体の透過係数であり、φnは、波の伝 搬による位相変化である。 式(9)の再生信号ビームと式(10)の透過参照ビームによって複製ホログ ラム媒体に形成される干渉パターンは、 である。複製媒体は干渉パターンを記録し、対応するホログラムは、 に比例する。ここで我々は、もとの媒体中のホログラムは共通の体積(volume)を 共用する(share a common value)ので、全ての平面波に対しTn=Tは一定であ ると仮定した。 式(12)に含まれる記録されたホログラムは、式(12)におけるn≠iで ある項からの時間平均寄与(time-averaging contri-bution)がゼロに向うので、 次のように表現され得る。 式(13)は、適切な読取りビームによる照射下でもとの物体の像を再生しうる ホログラムを示している。uiが単位複素数である特別 の場合においては、式(13)は、あたかももとの物体が存在するかのように複 製媒体における記録を表す。式(3)におけるもとのホログラムと比較して、式 (13)の複製ホログラムは、位相及び振幅の分布の両方においてもとのホログ ラムと異なっている。これの他の重要な意味(implication)は、もとのホログラ ムに対する複製媒体の正確な位置は重要でなく、異なる位置は異なる振幅分布D (Sj)と位相φiを導き入れることである。 上述の理論モデルは、本発明の動作原理を説明している。それは、平面波の組 合わせで記録された如何なるホログラムも、本発明を用いて複写され得ることを 示している。特に、もし複製読取りビームもまた平面波であり、もとの参照ビー ムと同じ関係(即ち、角度複合における、所定の角度分離)を維持するならば、 本発明は、平面参照波で記録された複合マスターホログラムの忠実な複製を可能 とする。もし、もとの参照ビームが漏話効果を最小にする互いに相対的な関係を 有していれば、本発明を用いて複製されるホログラムは最小限にされた漏話効果 を同様に有するであろう。さもなければ、マスターホログラムにおける漏話は本 発明における複製されたホログラムにも複写されるであろう。更に、それは、本 発明の複写されたホログラムはもとのものとは異なるが、そこに含まれるホログ ラフィー情報は全く同一に再生されることを示している。 図3は、体積複合ホログラムを複製する本発明の第1実施例を示している。マ スター媒体300は、複数の体積複合ホログラムを含んでいる。体積複合手法は 、角度複合、フラクタル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相―コ ード複合、波長複合、及びこれらの組合わせを含む一群から選択されたいずれか 1つであり得る。これらの複合手法の詳細は、以下の文献に記述されている。 角度複合、F.H.Mok,M.C.Tackitt,and H.M.Stoll,"Storage of 500 high- resolution holograms in a LiNbO3 crystal,"Optics Letters,Vol.16,pp.605 ,1991; フェイズコード(phase-code)複合,Y.Taketomi,J.Ford,H.Sasaki,J.Ma ,Y.Fainman,and S.H.Lee,"Multimode opera-tions of a holographic memo ry using orthogonal phase codes," in Technical Digest on Photorefractive Materials,Effects,and Devices,1991(Optical Society of America,Washi ngton D.C.,1991),Vol.14,pp 126-129; 波長複合、 G.A.Rakuljic,V.Leyva,and A.Yariv,”Optical data stor age by using orthogonal wavelength-multiplexedvolume holograms,”Optics Letters,Vol.17,pp.1471,1992; フラクタル複合(Fractal multiplexing)、F.H.Mok,"Angle-multiplexed sto rage of 5000 Holograms in lithium niobate",Optics Letters,Vol.18(11),p p.915-917,1993; シフト複合、 D.Psaltis,M.Levene,A.Pu,G.Barbastathis, and K.Cu rtis,"Holographic Storage using shift multiplex-ing",Optics Letters,V ol.20(7),pp.1,1995;及び、 ペリストロフィック(peristrophic)複合、K.Curtis,A.Pu,and D.Psaltis ,"Method for holographic storage using peri-strophic multiplexing",Opt ics Letters,Vol.19(13),pp.993-994,1994. マスター媒体300の記録において、異なる参照ビームに応じて物体像を最新 のものにするため、物体データ入力モジュール302が採用される。マスター媒 体300の記録の際に用いられる複数の参照ビームを代表するために、二つの参 照ビーム、306と308 が図3aに示されている。マスター媒体300の記録または複製310を複製す るための光ビームが、ダイオードレーザ、レーザダイオードアレイ、及びダイオ ードポンプ型固体レーザー(diode-pump-ed solid-state lasers)を含む単数また は複数のレーザの何れかによって発生される。物体入力モジュール302は、実 際のの物体または空間光モジュレータ(spatial light modulator)であってよい 。 第1ホログラムは次のように記録される。物体モジュール302は、物体ビー ム304を介して第1物体像を入力する。位相―コード複合ホログラムを記録す る場合を除き、他の全ての参照ビームが存在しない状態において、物体ビーム3 04とコヒーレントな第1参照ビーム306は、マスター記録媒体300に向け られる。マスター媒体300は、第1物体像が刷り込まれた(imprinted)物体ビ ーム304と第1参照ビーム306の干渉パターンを捕獲する。物体モジュール 302は、第1物体像を物体ビーム304上に刷込まれた第2物体像と取り替え る。 第2参照ビーム308は、体積複合(即ち、入射角度、波長等)に関して第1 参照ビーム306と異なる関係を有するが、他の如何なる参照ビームも存在しな い状況でマスター記録媒体300に向けられる。角度的に複合化されるホログラ ムの記録においては、例えば、第2参照ビーム308は、第2参照ビーム308 に対する第1ホログラムの回折効率が実質的に減少されて予め定められた小さな 閾値以下となる角度で入射される。波長複合においては、第2参照ビーム308 は、第1ホログラム回折格子からの第2参照ビーム308の回折効率が実質的に 減少されて予め定められた小さな閾値以下となるように、第1参照ビーム306 と異なる波長にされる。従って第2物体のホログラムは、同じ記録体積内に記録 され、すなわ ち第1ホログラムに重ね合される(superimpose)。従って、各複合ホログラムは 、その複合ホログラムに対して唯一的な(unique)特性を有する参照ビームと協働 する。上記の記録工程は、全ての体積複合ホログラムが、マスター記録媒体中の 同じ体積に重ね合わされるまで繰返される。マスター媒体300の記録はこうし て完了する。 位相―コード複合マスターホログラムを記録する際には、各複合ホログラムは 多重的参照ビーム(multiple reference beam)により記録される。参照ビームの 全ての組(set)の位相―コードは、記録に用いられる他のと直交する。 図3bは、複製プロセスを示している。標本台320は、マスター媒体300 と複製媒体310を互いに近接して保持し、記録プロセス中に媒体の機械的安定 性を保証する。もとの書込み参照ビームに対応する複数の複製読取りビームは、 マスター媒体300を複製媒体310に複製するために使用される。二つの複製 読取りビーム316,318は、一例として示されている。複製読取りビームは 、複製読取りビームが忠実な複写のために複製媒体310の全体をカバーするよ うにより大きな断面積を有し得ることを除き、対応する書込み参照ビームと実質 的に同一である。特に、複製読取りビームは、もとの参照書込みビームとの間の 相対的な関係を維持する。従って、各複製読取りビームは、マスター媒体300 に保存された複合ホログラムの1つと唯一的に関連される(uniquely associated with)特性を処理する。このビームの特性は、周波数、波数ベクトル、相対的位 相、及び複製ビームの他のパラメータまたはそれらの組合わせであり得る。例え ば、複製読取りビームにおけるそのような特性の1つは、角度的に複合化された 特定のホログラムと協働する入射角度である得る。別の例では、複製読取りビー ムの波長が、特定 の波長複合ホログラムと唯一的に関連されるそのようなビームの特性となる。特 に、ブラッグの位相―適合条件(Bragg-phase-match-ing condition)は、複製読 取りビームの波数ベクトルと波長が角度複合マスターホログラムを作製する際に おける対応する書込み参照ビームと同じであるので、角度複合ホログラムに対し て満足される。 先に述べたように、複製媒体310は、好ましくは、複製のためにマスター媒 体300と近接している。マスター媒体300と複製媒体310間の小さな間隔 を維持するため、及び標本台320とともに機械的安定性を保証するための任意 のスペーサ322が図3bに示されている。なお複製媒体310は、任意的なス ペーサ322がなくても標本台320上にマスター媒体300に対向してして保 持され得る。 複製ホログラムは、露光していない1つのホログラム媒体310を複製読取り ビーム316,318等に露光することによって作製される。回折ビームと透過 ビーム間の干渉パターンは記録され、更に処理される。 重要なのは、複合マスターホログラムが記録される正確な順序(exact order) は、本発明に記載された複製プロセスに関する限り重要ではないということであ る。本発明のホログラム複製システム及び方法は、平面参照書込みビーム(plane reference writing beams)の間の関係が複製ビーム内に保たれているかぎりは 、いかなる複合手法によってでもマスター媒体内に記録された1セットの複合ホ ログラムで作動するであろう。 先に記述したように、本発明の利点は、同時に大量のホログラフィー情報を複 製する能力、体積ホログラムの空間的及び体積的複合化の能力、簡素な光システ ム、及び簡単な作動(operation)を含むこ とである。図3に示されるように、本発明で用いられる透過複写の仕組(transmi ssion copying scheme)は、振動及びマスター媒体300と複製媒体310間の 間隔に対して相対的に敏感でない。複製読取りビーム316,318等に導入さ れる如何なる位相変化も、再生回折ビームの位相に自動的に伝達される。その結 果、複製媒体310での書込みビーム間における位相差は一定に保たれる。 図4は、空間的に複合化されたホログラムを複製するための本発明の第2の実 施例を示す。マスターホログラム媒体400は、互いにオーバラップしないか部 分的なオーバラップを有する2つの接近したユニットを備えた複数の空間的ユニ ットを含んでいる。各空間的ユニットには、ある物体像のホログラム情報を含む ホログラムが記録されている。マスター400内の全てのホログラムは、波長、 波数ベクトル、及び相対的位相などが同一のビーム特性を有する参照書込みビー ムで記録される。マスター媒体400の複製では、露光されていない複製ホログ ラム媒体410は標本台320上に置かれる。複製媒体410は複製のためにマ スター媒体400に接近させるのが好ましい。図4には、マスター媒体400と 複製媒体410の間に小さい間隔を保持し、機械的な安定性を保証するための任 意的なスペーサ322が示されている。なお複製媒体410は、任意的なスペー サ322なしでも標本台320上においてマスター媒体400に対し保持するこ とができる。 複製には、周波数、波数ベクトル、及び相対的位相のようなビーム特性がもと の参照ビームと実質的に同一な複製読取りビーム402が使用される。しかしな がら、複製読取りビーム402は、マスター媒体400内の空間的ホログラフィ ックユニット及び回折ビーム及び透過ビーム403により照射される複製媒体4 10の記録部 分を全て照射するために、もとの参照ビームよりも広い断面を有している。これ は、複製媒体410内の複写されたホログラムがマスター媒体400に対し高い 忠実度を有することを保証するためである。 透過複製ビーム403と各空間的ホログラフィックユニット(例えば、ユニッ ト420)からの複数の回折ビーム(例えば、ビーム421)の間の複数の干渉 パターンは、複製媒体410内に同時に記録される。複製媒体410内の複製ホ ログラムの位相及び振幅の分布はマスター媒体400内のマスターホログラムか ら異なっているが、両方とももとの物体の同じ情報を含んでいる。 図5は本発明の第3の実施例である。マスター媒体500は、互いにオーバラ ップしないか部分的なオーバラップを有する2つの接近したユニットを備えた複 数の空間的ユニットを含んでいる。各空間的ユニットには、体積複合手法及びそ れらの任意の組合せを用いて複数のホログラムが記録されている。P個の空間的 ユニットがあり各ユニットはQ個の体積複合ホログラム有しているものとする。 蓄積されたホログラムの全数はPQにより与えられる。本発明で使用されたその ような”二重複合”は、ホログラフィック蓄積能力を著しく増大する。 複合マスターホログラムをマスター媒体500内に生成するには、PQ個の像 からの第1組のP個の像が与えられたP個の物体ビーム(objective beam)が、そ れぞれマスターホログラム媒体内のP個の空間的ユニットを照射するのに使用さ れる。この第1組のP個の像では、P個の空間的ユニット全てに対し対応するホ ログラムを記録するのに、同じ体積複合手法が使用される。P個の物体ビームの 全てとコヒーレントな参照ビームは大きな断面積を有していて、P個 の物体ビームにより照射されたマスターホログラム媒体の部分を照射する。広い 参照書込みビームとP個の物体ビームの干渉は、P個の空間的ユニット内にP個 のホログラムを生成する。この代わりに、物体ビームとコヒーレントな狭い参照 ビームは、各空間的ユニット内にマスターホログラムを1つずつ記録するのに使 用できる。P個の空間的ユニット内に第1のP個のホログラムを記録することは 、このようにしてなされる。 残りのP(Q−1)個の像から別の組のP個の像を伝達する第2組のP個の物 体ビームは、それぞれP個の空間的ユニットに送られる。再び、第2の体積複合 手法が、それぞれP個のホログラムをP個の空間的ユニット内に記録するのに適 用される。しかしながら、この第2の体積複合手法は、第1組のP個のホログラ ムをその中に記録するのに使用された第1の体積複合手法と必ずしも同じではな い、第2の広い断面の参照書込みビームが第2組のP個の物体ビームと干渉して 、P個の空間的ユニット内に第2組のP個のホログラムを生成する。この代わり に、第2の狭い断面の参照書込みビームは、各空間的ユニット内に第2組のP個 のホログラムを1つずつ記録するのに使用できる。第2の参照書込みビームは、 使用される第2の体積複合手法次第で、第1の参照書込みビームから異なったビ ーム特性(例えば、波長、波数ベクトルなど)を有することができる。残りのP (Q−2)個の像を記録するには上記のプロセスを繰り返す。 重要なのは、複合マスターホログラムが記録される正確な順序は、本発明に記 載された複製プロセスに関する限り重要ではないということである。本発明のホ ログラム複製システム及び方法は、平面参照書込みビームの間の関係が複製ビー ム内に保たれているかぎりは、 いかなる複合手法によってでもマスター媒体内に記録された1組の複合ホログラ ムで作動するであろう。 マスター媒体500内の上述のような二重複合ホログラムを複製するには、P 個の相互的にはコヒーレントでないが個別的にはコヒーレントな複製読取りビー ムが使用される。ダイオードレーザ、ダイオードレーザアレイ、及びダイオード ポンプ型個体レーザを含む1つまたは複数のコヒーレントな光源が使用できる。 図5には、2つの複製読取りビーム530,540が例として示されている。各 複製ビームは、それぞれもとの参照ビームと実質的に同一のビーム特性(例えば 、波長及び波数ベクトル)を有している。従って、各複製読取りビームは、マス ター媒体300内に蓄積された複合ホログラムの1つと唯一的に関連した特性を 処理する。例えば、前に述べたように、複製読取りビーム内の1つのそのような 特性は、特定の角度の複合ホログラムに関連した入射角であり得る。他の例では 、複製読取りビームの波長が、特定の波長の複合ホログラムと唯一的に関連する 1つのそのようなビーム特性である。これに加えて、読取りビームの断面は、こ こで前に述べたように忠実な複製のために、参照ビームのそれよりも大である。 マスター媒体500及び複製媒体510は、標本台320上で互いに接近して 保持される。図5には任意的なスペーサ322が示されている。重要なことであ るが、本発明の実行はマスター媒体500と複製媒体510の間に任意の間隔を 許容する。特に、マスター媒体500は任意的なスペーサ322なしでも、標本 台320の上で複製媒体610に対し保持できる。 複製媒体510内に複製ホログラム(duplicate hologram)を形成するのに、Q 個の通過した複製読取りビーム(例えば、ビーム53 0からのビーム531、またはビーム540からのビーム541)のそれぞれは 、Q個の互いにコヒーレントでない複製読取りビームとマスター媒体500内の PQ個のホログラフィック回折格子の全体との相互作用に由来するP個の回折ビ ームと干渉する。図5に示すようにマスター媒体500内の空間的ユニット52 0は、それぞれQ個の複製読取りビーム530,540等の全てと同時に相互に 作用するQ個の体積複合ホログラムを含んでいる。P個の空間的ユニットの全て は、同時に同一の処理を受けている。従って、PQ個のホログラムの全体は同時 に複製媒体510内に複製されるであろう。マスター媒体500と同様に、複製 媒体510も、それぞれがQ個の体積複合ホログラムを有するP個の空間的ユニ ットを有するであろう。前にも述べたように、マスター媒体500と異なり、複 製媒体510内の複製ホログラムは、対応するもとのホログラムからは異なった 位相及び振幅の分布を有している。 図6には、本発明の第4の実施例が図示されている。マスター媒体600の生 成と複製ホログラムの再生の両方において、同一のフーリエレンズ(Fourier len s)が使用される。図6aはマスターホログラムの記録プロセスを示している。空 間光モジュレータ(SLM)604が、実際の物体またはコンピュータで生成さ れたパターンの像をコヒーレントなビームに刷り込む。フーリエレンズ602は SLM608から焦点距離に等しい距離だけ離れた位置に置かれる。マスターホ ログラムのための記録媒体が、レンズ602の反対側で焦点距離だけ離れた位置 にある。この配置(setup)で、SLM604上の入力像(input image)は、マスタ ー記録媒体が位置決めされているフーリエ面にフーリエ変換される。 特に、SLM604内の入力像により放射(emit)される物体波(o bject wave)の各空間的成分(spacial component)は、フーリエレンズ602によ り平面波に変換される。像中の細かい特徴(fine fea-ture)の情報を含む高い空 間的周波数成分は、フーリエレンズ602の光学軸に関して大きな角度を有する 平面波に変換される。参照ビーム606は平面物体ビーム(例えば、ビーム60 9)の全部と干渉して、対応する干渉パターンが記録される。更に処理を行った 後に、マスターホログラム600が得られる。参照ビーム606はどのような波 面(wave front)を有していてもよいが、平面波が好ましい。参照ビーム606と して平面波を用いることにより、マスター媒体600内のフーリエホログラムは 平面波回折格子(plane-wavegratings)となる。空間複合、体積複合手法、または それらの任意に組合せが、他の好ましい実施例でも述べたように、マスター媒体 600内に複数の像を蓄積するのに使用される。 重要なのは、複合マスターホログラムが記録される正確な順序は、本発明に記 載された複製プロセスに関する限り重要ではないということである。本発明のホ ログラム複製システム及び方法は、平面参照書込みビームの間の関係が複製ビー ム内に保たれているかぎりは、いかなる複合手法によってでもマスター媒体内に 記録された1組の複合ホログラムで作動するであろう。 図6bは他の実施例で述べたシステムと同様な複製プロセスを示している。標 本台320はマスター媒体600と複製媒体610を接近して共に保持している 。両媒体の間に一定の小さい間隔を維持するための任意的なスペーサ322が示 されている。前に述べたように、本発明では、マスター媒体600と複製媒体6 10の間には任意の間隔が許容される。特に、マスター媒体600は任意的なス ペーサ322なしでも、標本台320の上で複製媒体610に対し 保持できる。もとの参照ビーム(例えば、ビーム606)に対応する少なくとも 1つの複製読取りビーム(例えば、ビーム620)が、複製のために使用される 。露光されていない複製媒体610が、透過複製ビームとマスター媒体600か らの回折ビーム(例えば、ビーム630)との間の干渉パターンを記録する。マ スター媒体600内の全ての複合ホログラムは、同時に複製媒体610に複製さ れる。 複製ホログラム610内の複合ホログラムの読み出しでは、図6cに示すよう に、レンズ602と実質的に同一のフーリエレンズ640が使用される。複製ホ ログラム610はレンズ640の第1のフーリエ平面に置かれ、光検出アレイ6 60がそれの第2のフーリエ平面に置かれる。図6には、SLM604内の像の 画素605が、複製ホログラム610を用いて検出アレイ660上の適切な画素 691に再生されることが示されている。 ごく少数の実施例が詳細に述べられただけであるが、この技術に通常の理解力 を有する者は、ここに述べた好ましい実施例は本発明の意図を例示することを意 図したものであり、決して本発明を説明された詳細な事項に限定するように解釈 すべきではないことを理解すべきである。この好ましい実施例では、それの教示 から離れることなしに、多くの変更が可能である。 例えば、本発明は、透過モードの代わりに反射モードを用いた複合ホログラム を複製するのに適用することができる。反射モードでは、複製媒体はマスターホ ログラムとレーザ源の間に置かれる。しかしながら、本発明を反射ホログラムの ために実行するには、マスター媒体と複製媒体の間の間隔は任意的に大きなもの にすることはできず、複製読取りビームを発生するレーザ源のコヒーレンスレン グス(coherence length)の半分以内に限定される。これは、複製媒体において記 録される干渉パターンの安定性を保証するためである。 マスターホログラム媒体内の複合ホログラムの複製では、各レーザ源からのレ ーザビームを平面波に変換するのにコリメーティング光学部品(collimating opt ics)が使用できる。コリメーティング光学部品は、レンズアレイ、1つまたは複 数の曲面鏡、回折光学要素のアレイを含む1つまたは複数の回折光学要素、また はこれら要素の任意の組み合わせを含む1つまたは複数のレンズでよい。 更に、本発明のレーザ源は、特定の適用のためには適切な波長でビーム特性の 種々のレーザでよい。レーザダイオード、ダイオードレーザアレイ、ダイオード ポンプ型個体レーザ、及びこれらの任意の組み合わせよりなるレーザダイオード を基にしたレーザシステムは、小形であり使用及び維持が容易であるので好まし い。図7は、ダイオードレーザを用いた本発明に基づく角度及びペリストロフィ ック複合ホログラムのための複製システムを用いたそのような例の1つを示して いる。レーザダイオード(例えば、レーザダイオード700)は、それらの放射 がただ1つのレンズ710により、マスター媒体720内に記録された角度複合 されたホログラム(anglemultiplexed holograms)のブラッグの適合条件(Bragg-m atching conditions)を満足する平面波に平行光束化(collimate)されるように配 置されている。レーザダイオードの数はマスター媒体710内の複合ホログラム 数と等しい。図7のシステムの変形は、ただ1つのコリメーティングレンズ71 0が除かれていることである。その代わりに、複数のコリメーティング光学要素 が各レーザダイオード700の前に置かれている。各コリメーティング光学要素 はレーザダイオード700とただ1つのパッケージで一体化してもよい。 これら及びその他の変更及び変形の全ては、添付の請求の範囲内に包含される ように意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 シュー,ガン アメリカ合衆国 91001 カリフォルニア 州 アルタディナ ノースホリストンアベ ニュー 2165 (72)発明者 プサルティス,デメトリ アメリカ合衆国 91107 カリフォルニア 州 パサデナ メシタロード 1075

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の各構成要件よりなる、マスター媒体に記録された複合マスターホログラ ムから感光性複製媒体に、情報を複写するシステム: 前記マスター媒体及び前記感光性複製媒体を保持するように機能する保持構造 、 それぞれが前記複合マスターホログラムの1つに対し唯一的なビーム特性を有 する個別的にはコヒーレントであるが相互的にはコヒーレントでない複数の複製 光ビーム、前記複製光ビームは前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラ ム及び前記感光性複製媒体上の記録領域の両方を照射するに足るだけ充分に広い こと、 前記複製光ビームは前記複合マスターホログラムと相互に作用してそれから回 折ビームを生成すること、 前記回折光ビームは前記複製光ビームの一部分と干渉して前記感光性複製媒体 内に干渉パターンを生成すること、及び 前記感光性複製媒体はその中に前記干渉パターンを記録するように機能するこ と。 2.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラクタ ル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合、 及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより生 成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第1項のシステム。 3.前記複数の個別的にはコヒーレントであるが相互的にはコヒーレントでない 複製読取りビームが、ダイオードレーザ、またはダイオードレーザアレイ、また はダイオードポンプ型個体レーザ、またはこれらの組合せを含むコヒーレントな 光源の少なくとも1つにより生成される、請求の範囲第1項のシステム。 4.前記マスター媒体の近傍に位置しまた前記コヒーレントな光源と前記マスタ ー媒体の間に配置されたコリメーティングレンズを更に含み、前記コリメーティ ングレンズは前記コヒーレントな光源により放射された光ビームを平行光束化す るように機能するものである、請求の範囲第3項のシステム。 5.前記コヒーレントな光源のそれぞれ内にコリメーティング光学要素を更に含 み、前記コリメーティング光学要素は前記コヒーレントな光源から放射された光 ビームを平行光束化するように機能するものである、請求の範囲第3項のシステ ム。 6.前記複合マスターホログラムは複数の物体像のフーリエ変換を複数の平面波 参照書込みビームと干渉させることにより記録されるものである請求の範囲第1 項のシステム。 7.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラクタ ル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合、 及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより生 成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビー ム特性は前記複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第6項のシステム。 8.前記複製光ビームの前記一部分は、前記マスター媒体を通過して前記複製媒 体に当たる前記複製光ビームの一部である請求の範囲第1項のシステム。 9.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラクタ ル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合、 及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより生 成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第8項のシステム。 10.前記複製光ビームは前記複合マスターホログラムから反射方式で回折され るものである請求の範囲第1項のシステム。 11.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラク タル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合 、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより 生成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第10項のシステム。 12.前記保持構造は前記マスター媒体を前記感光性複製媒体に対し保持するも のである請求の範囲第1項のシステム。 13.次の各構成要件よりなる、マスター媒体に記録された空間的複合マスター ホログラムから感光性複製媒体に、情報を複写するシステム: 前記マスター媒体及び前記感光性複製媒体を保持するように機能する保持構造 、 前記空間的複合マスターホログラムは、前記マスター媒体内にあって隣接する 空間的ユニットとはオーバラップしないか部分的なオーバラップを有する1つの 空間的ユニット内にそれぞれが位置され、また実質的に互いに同一の参照書込み ビームを用いてそれぞれが記録されていること、 前記参照書込みビームと実質的に同一であるコヒーレントな複製光ビーム、こ の複製光ビームは前記マスター媒体内の前記空間的ユニット及び前記感光性複製 媒体上の記録領域の全部を照射するに足るだけ充分に広いこと、 前記複製光ビームは前記空間複合マスターホログラムの各1つと同時に相互に 作用して、それから回折ビームを生成すること、 前記回折光ビームは前記複製光ビームの一部分と干渉して、前記感光性複製媒 体内に干渉パターンを生成すること、及び 前記感光性複製媒体は、その中の複数の空間的ユニット内に前記干渉パターン をそれぞれ記録すること。 14.前記複合マスターホログラムは前記マスター媒体内の記録体積内に記録さ れて空間的に重ね合わされ、その結果、前記複製媒体 内の前記複製ホログラムは空間的に重ね合わされる請求の範囲第1項のシステム 。 15.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラク タル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合 、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより 生成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第14項のシステム。 16.前記複合マスターホログラムは複数の物体像のフーリエ変換を複数の平面 波参照書込みビームと干渉させることにより記録されるものである請求の範囲第 15項のシステム。 17.前記複製光ビームの前記一部分は、前記マスター媒体を通過して前記複製 媒体に当たる前記複製光ビームの一部である請求の範囲第15項のシステム。 18.前記複製光ビームは前記複合マスターホログラムから反射方式で回折され るものである請求の範囲第15項のシステム。 19.次の各構成要件よりなる、マスター媒体内の複合マスターホログラムから 感光性複製媒体に、情報を複写するシステム: 前記マスター媒体及び前記感光性複製媒体を保持するように機能する保持構造 、 前記マスター媒体は同マスター媒体内に互いに空間的に分離されているかまた は部分的にオーバラップされている複数の空間的ユニットを有しており、前記空 間的ユニットはその中で空間的に重ね合わされた複数の複合マスターホログラム を有していること、 それぞれが前記複合マスターホログラムの1つに対し唯一的なビーム特性を有 する個別的にはコヒーレントであるが相互的にはコヒーレントでない複数の複製 光ビーム、この複製光ビームは前記マスター媒体内の前記空間的ユニット及び前 記感光性複製媒体上の記録領域の全部を照射するに足るだけ充分に広いこと、 前記複製光ビームは全ての前記空間的ユニット内の前記空間複合マスターホロ グラムとに相互に作用して、それから回折ビームを生成すること、 前記回折光ビームは前記複製光ビームの一部分と干渉して、前記感光性複製媒 体内に干渉パターンを生成すること、及び 前記感光性複製媒体は、その中の複数の空間的ユニット内に前記干渉パターン をそれぞれ記録すること。 20.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラク タル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合 、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合システムにより 生成され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合システムの1つからの成分である、 請求の範囲第19項のシステム。 21.前記複合マスターホログラムは複数の物体像のフーリエ変換 を複数の平面波参照書込みビームと干渉させることにより記録されるものである 請求の範囲第20項のシステム。 22.前記複製光ビームの前記一部分は、前記マスター媒体を通過して前記複製 媒体に当たる前記複製光ビームの一部である請求の範囲第20項のシステム。 23.前記複製光ビームは前記複合マスターホログラムから反射方式で回折され るものである請求の範囲第20項のシステム。 24.前記複合マスターホログラムは複数の平面波参照ビームでもって記録され るものである請求の範囲第2項のシステム。 25.次の各構成要件を更に含む請求の範囲第24項のシステム: 前記各平面波参照ビームは相互に関連する関係を有しており、前記関係は前記 各複合マスターホログラムの間の漏話を最小にするように作用すること、 前記平面波複製ビームは前記各平面波参照ビームの関係を維持し、また前記複 製媒体内に複製ホログラムを記録するために作用すること、及び これにより前記複製ホログラムはそれらの間の漏話が最小であること。 26.次の各構成要件よりなる、マスター媒体に記録された複合マスターホログ ラムから感光性複製媒体に、情報を複写する方法: 前記マスター媒体及び前記感光性複製媒体を相対的に保持するこ と、 それぞれが前記複合マスターホログラムの1つに対し唯一的なビーム特性を有 し前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラム及び前記感光性複製媒体上 の記録領域の両方を照射するに足るだけ充分に広い、個別的にはコヒーレントで あるが相互的にはコヒーレントでない複数の複製光ビームを発生させること、 前記複合マスターホログラムを前記複製光ビームで照射してそれから回折ビー ムを発生させること、及び 前記回折光ビームと前記複製光ビームの一部分干渉パターンを前記感光性複製 媒体内に記録すること。 27.前記マスター媒体内の前記複合マスターホログラムは、角度複合、フラク タル複合、ペリストロフィック複合、シフト複合、位相−コード複合、波長複合 、及びこれらの組み合わせよりなるグループから選択された複合方法により生成 され、また その結果、前記複製読取りビームの各1つ内の前記唯一的なビーム特性は前記 複合方法の1つからの成分である、 請求の範囲第26項の方法。 28.前記複合マスターホログラムは複数の物体像のフーリエ変換を複数の平面 波参照書込みビームと干渉させることにより記録されるものである請求の範囲第 26項の方法。 29.前記複製光ビームの前記一部分は、前記マスター媒体を通過して前記複製 媒体に当たる前記複製光ビームの一部である請求の範囲第26項の方法。 30.前記複製光ビームは前記複合マスターホログラムから反射方式で回折され るものである請求の範囲第26項の方法。 31.次の各構成要件よりなる、マスター媒体内の複合マスターホログラムから 感光性複製媒体に、情報を複写する方法で、前記マスター媒体は同マスター媒体 内に互いに空間的に分離されているかまたは部分的にオーバラップされている複 数の空間的ユニットを有しており、前記空間的ユニットはその中で空間的に重ね 合わされた複数の複合マスターホログラムを有していること: 前記マスター媒体及び前記感光性複製媒体を相対的に保持すること、 それぞれが前記複合マスターホログラムの1つに対し唯一的なビーム特性を有 する個別的にはコヒーレントであるが相互的にはコヒーレントでない複数の複製 光ビームを発生させること、前記複製光ビームは前記マスター媒体内の前記空間 的ユニット及び前記感光性複製媒体上の記録領域の全部を照射するに足るだけ充 分に広いこと、 前記マスター媒体内の全ての前記空間的ユニット内の前記複合マスターホログ ラムを前記複製光ビームで照射してそれから回折ビームを生成すること、及び 前記回折ビームと前記複製光ビームの一部分の干渉パターンを前記感光性複製 媒体内の空間的ユニット内に記録すること。
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