JPH11513890A - C型肝炎ウイルスns3プロテアーゼの合成インヒビター - Google Patents
C型肝炎ウイルスns3プロテアーゼの合成インヒビターInfo
- Publication number
- JPH11513890A JPH11513890A JP9540922A JP54092297A JPH11513890A JP H11513890 A JPH11513890 A JP H11513890A JP 9540922 A JP9540922 A JP 9540922A JP 54092297 A JP54092297 A JP 54092297A JP H11513890 A JPH11513890 A JP H11513890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- protease
- peptide
- inhibitor
- subsequence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/005—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/20—Antivirals for DNA viruses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2770/00—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses positive-sense
- C12N2770/00011—Details
- C12N2770/24011—Flaviviridae
- C12N2770/24211—Hepacivirus, e.g. hepatitis C virus, hepatitis G virus
- C12N2770/24222—New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Virology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Public Health (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Oncology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
HCV NS3プロテアーゼのインヒビター。このインヒビターは、NS3プロテアーゼの基質のサブ配列またはNS4Aコファクターのサブ配列である。本発明の別のインヒビターは、NS4Aコファクターのサブ配列に連結した基質のサブ配列を含む。別の実施態様では、インヒビターは二価インヒビターであり、これはHCV NS4Aコファクターのサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列に連結された、NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列からなる。
Description
【発明の詳細な説明】
C型肝炎ウイルスNS3プロテアーゼの合成インヒビター
発明の背景
C型肝炎ウイルス(HCV)は、世界中の非A非B(NANB)肝炎、慢性肝炎、お
よび肝細胞癌腫(HCC)の主要な病因因子であると考えられている。ウイルス感
染は、合衆国における輸血にともなう90%を超える肝炎の原因であり、そして40
才以上の成人における肝炎の優性な形態である。ほとんどすべての感染は、慢性
肝炎を生じ、そしてほぼ20%が肝硬変に進展する。
ウイルス粒子は、有効なインビトロ複製系の欠如および感染肝臓組織または血
液中のHCV粒子の極度に低い量に起因して同定されていない。しかし、ウイルス
ゲノムの分子クローニングが、感染チンパンジーの血清からメッセンジャーRNA
(mRNA)を単離することにより達成され、次いで組換え方法を用いてクローン化
された。[Grakoui Aら、J.Virol.67:1385-1395(1993)]現在、HCVは、その構
成がフラビウイルスおよびペスチウイルスの構成に類似の約9400ヌクレオチドを
含むポジティブ鎖RNAゲノムを含むことが知られている。HCVのゲノムは、フラビ
ウイルスおよびペスチウイルスのゲノムのように、感染細胞中でタンパク質分解
を行い、成熟ウイルスタンパク質を形成する約3000アミノ酸の単一の大きなポリ
タンパク質をコードする。
ウイルスポリタンパク質のセルフリー(cell-free)翻訳および細胞培養発現研
究は、HCVポリタンパク質が、細胞およびウイルスプロテアーゼによりプロセシ
ングされて推定の構造および非構造(NS)タンパク質を産生することを確立した
。特異的タンパク質分解により、ポリタンパク質から、少なくとも9つの成熟ウ
イルスタンパク質が産生される。切断産物の順序および命名は以下のようである
:NH2-C-E1-E2-NS2-NS3-NS4A-NS4B-NS5A-NS5B-COOH。3つのアミノ末端の推定構
造タンパク質、C(カプシド)、E1、およびE2(2つのエンベロープ糖タンパク
質)は、小胞体(ER)の宿主シグナルペプチダーゼにより切断されると考えられ
ている。宿主酵素はまた、NSのアミノ末端の生成を担っている。非構造タンパク
質のタンパク質分解プロセッシングは、ウイルスポリタンパク質内に含まれるウ
イルスプロテアーゼ:NS2-3およびNS3により行われる。NS2-3プロテアーゼは、N
S2とNS3との間の切断を触媒する。それはメタロプロテアーゼであり、そしてNS2
およびNS3のプロテアーゼドメインの両方を必要とする。NS3プロテアーゼは、ポ
リタンパク質の非構造部分中の基質の切断の残りを触媒する。NS3タンパク質は
、631アミノ酸残基を含み、そして2つの酵素ドメイン:アミノ酸残基1〜181内
に含まれるプロテアーゼドメインおよびタンパク質の残りの中に含まれるヘリカ
ーゼATPaseドメインからなる。しかし、70kDのNS3タンパク質が感染細胞でさら
に切断されてヘリカーゼドメインからプロテアーゼドメインを分離するか否かは
知られておらず、細胞培養発現研究では切断は観察されていない。
NS3プロテアーゼは、酵素のセリンプロテアーゼのクラスのメンバーである。
それは、触媒三構造としてHis,Asp、およびSerを含む。触媒三構造残基の変異
は、基質NS3/4A、NS4A/4B、NS4B/5A、およびNS5A/5Bにおける切断をなくす。NS3
とNS4Aとの間の切断は、分子内酵素反応により媒介され、その一方でNS4A/4B、4
B/5A、5A/5B部位は、トランス(trans)の酵素反応で生じる。
哺乳動物細胞中のHCV NSポリタンパク質の種々の形態の一時的発現を用いる実
験は、すべてのこれらの切断の有効なプロセッシングにはNS3セリンプロテアー
ゼが必要であるが、十分ではないことを確立した。フラビウイルスのように、HC
V NS3プロテアーゼもまた、これらの切断反応のいくつかを触媒するためにコフ
ァクターを必要とする。セリンプロテアーゼNS3に加えて、NS4Aタンパク質は、N
S3/4Aおよび4B/5A部位における基質の切断に絶対的に必要であり、そして5A/5B
、そしておそらく4A/4B間の基質の切断の効率を増加する。
HCV NS3プロテアーゼは、HCV複製に必要である非構造HCVタンパク質を切断す
るので、NS3プロテアーゼは、HCVウイルスに対する治療薬の開発の標的であり得
る。従って、HCVプロテアーゼのインヒビターの開発の必要性が存在する。
発明の要旨
本発明は、C型肝炎NS3プロテアーゼの二価インヒビターを提供することによ
ってこの必要性を満たし、このインヒビターは第2のペプチドに連結された第1
のペプチドからなり、この第1のペプチドはC型肝炎NS3プロテアーゼの基質の
サブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列であり、そして上記第
2のペプチドはC型肝炎NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、また
は変異した完全長配列である。
本発明は、ペプチドからなるHCVプロテアーゼのインヒビターをさらに提供し
、このペプチドはHCV NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、
または変異した完全長配列である。
本発明は、ペプチドからなるHCV NS3プロテアーゼのインヒビターをさらに提
供し、このペプチドはHCV NS4Aのポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、
または変異した完全長配列である。
本発明は、HCVウイルスに感染した個体を処置する方法をさらに包含し、この
方法は上記個体にHCV NS3プロテアーゼのインヒビターを投与する工程を包含し
、このインヒビターは第2のペプチドに連結された第1のペプチドからなり、こ
の第1のペプチドはC型肝炎NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ
配列、または変異した完全長配列であり、そして上記第2のペプチドはC型肝炎
NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列で
ある。
本発明は、HCVウイルスに感染した個体を処置する方法をさらに包含し、この
方法は上記個体にHCV NS3プロテアーゼのインヒビターを投与する工程を包含し
、このインヒビターはペプチドからなり、このペプチドはHCV NS3プロテアーゼ
の基質のサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列である。
本発明は、HCVウイルスに感染した個体を処置する方法をさらに包含し、この
方法は、上記個体にHCV NS3プロテアーゼのインヒビターを投与する工程を包含
し、このインヒビターは、C型肝炎NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ
配列、または変異した完全長配列である。
本発明は、C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物を
さらに包含し、この薬学的組成物はHCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび
薬学的キャリアからなり、このインヒビターは第2のペプチドに連結された第1
のペプチドからなり、この第1のペプチドはC型肝炎NS3プロテアーゼの基質の
サブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列であり、そして上記第
2のペプチドはC型肝炎NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、また
は変異した完全長配列である。
本発明は、C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物を
さらに提供し、この薬学的組成物はHCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび
薬学的キャリアからなり、このインヒビターはHCV NS3プロテアーゼの基質のサ
ブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列である。
本発明は、C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物を
さらに提供し、この薬学的組成物はHCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび
薬学的キャリアからなり、このインヒビターはHCV NS4Aポリペプチドのサブ配列
、変異したサブ配列、または変異した完全長配列である。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の二価インヒビターの実施態様を概略的に示す。
図2は、プラスミドpBJ1015の組換え合成を示す。
図3は、プラスミドpTS56-9の組換え合成を示す。
図4は、プラスミドpJB1006の組換え合成を示す。
図5は、プラスミドpJB1022の組換え合成を示す。
図6は、プラスミドpNB(-V)182△4AHTの組換え合成を示す。
図7は、プラスミドpT5His/HIV/183の組換え合成を示す。
発明の詳細な説明
引用したすべての参考文献の教示は、その全体が、本明細書に参考として援用
される。
本発明は、HCV NS3プロテアーゼのインヒビターである。本発明は、基質また
はコファクターNS4Aのいずれかの、NS3プロテアーゼとの相互作用を阻害するHCV
NS3プロテアーゼのインヒビター、またはNS3プロテアーゼの、コファクターNS4
AおよびNS3プロテアーゼの基質の両方との相互作用を阻害する二価インヒビター
に関する。単一の結合部位のみを標的にするインヒビターと比較して、二価の酵
素インヒビターは、より高い結合親和性(能力)、および低減された毒性影響に
ついて類似の細胞宿主酵素に対して高められた特異性に関してさらなる利点を提
供し得る。HCV NS3 プロテアーゼの二価インヒビターの設計戦略
HCV NS3プロテアーゼの二価インヒビターの設計のための基礎的戦略は、3つ
の個々の成分からなる分子骨格の考案を含んだ。
1.基質結合部位への結合に適切な領域;
2.NS4A結合部位への結合に適切な領域
3.領域(1)と(2)とを連結する可撓性リンカー領域であって、この2つ
の末端領域をそれらの各々の結合部位に結合することを可能にする領域。
概略的に、これは図1に示され、そこでは、基質サブ配列はブロック10で示さ
れ、リンカー12に連結されており、そしてこのリンカー12は、14で示されるポリ
ペプチドNS4Aに連結されている。
NS3プロテアーゼは、HCVポリタンパク質を、NS3/4A、4A/4B、4B/5Aおよび5A/5
B連結部で切断し、次いでこれら部位のサブ配列または変異したサブ配列は、基
質インヒビターとして用いられ得る。インヒビターのサブ配列である基質インヒ
ビターは、切断部位の前または後であるサブ配列であるべきであるが、好ましく
は、切断部位を含むべきではない。基質の変異したサブ配列または変異した完全
長配列は、基質の切断がプロテアーゼの機構に基づく不活性化(mechanism-based
inactivation)に至る切断を生じないように切断部位が変異される場合に、用い
られ得る。
例えば、NS3/4A切断部位は以下の配列を含む:
切断部位は、10位のスレオニンと11位のセリンとの間にある。任意のサブ配列イ
ンヒビターは、好ましくは、セリン残基の前またはスレオニン残基の後にあるべ
きである。あるいは、変異したサブ配列または配列は、10〜11位のスレオニン/
セリン切断部位を変化させ、切断部位をなくすことにより産生され得る。
NS4A/4Bは以下の配列を含む。
切断部位は、10位のシステイン残基と11位のセリンとの間にある。任意のサブ配
列は、好ましくは、セリンの前またはシステインの後にあるべきであるが、好ま
しくは、システインおよびセリンの両方を含むべきではない。あるいは、変異し
たサブ配列または配列は、10〜11位におけるシステイン/セリン切断部位を変化
させ、切断部位をなくすことにより産生され得る。
NS4B/5Aは以下の配列を含む。
切断部位は、10位のシステインと11位のセリンとの間にある。任意のサブ配列は
、好ましくは、セリンの前で終わり、またはシステインの前で後で開始すべきで
あるが、好ましくは、セリンおよびシステインの両方を含むべきではない。ある
いは、変異したサブ配列または配列は、10〜11位のシステイン/セリン切断部位
を変化させ、切断部位をなくすことにより産生され得る。
NS5A/5Bは以下の配列を含む。
切断部位は8位のシステインと9位のセリンとの間にある。任意のサブ配列は、
好ましくは、システインで終わり、またはセリンで開始すべきであるが、好まし
くは、システインおよびセリンの両方を含むべきではない。あるいは、変異した
配列またはサブ配列は、8〜9位のシステイン/セリン切断部位を変化させ、切
断部位をなくすことにより産生され得る。
リンカー12は、ポリペプチド10および14と結合を形成し得る任意の化学物質で
あり得る。好ましくは、リンカーは、約7〜14炭素残基を有する炭素鎖に長さが
等価であるべきである。適切なリンカーの例は、2つの6-アミノカプロン酸(Ac
p)残基、またはAcpおよびLys(ここで、ポリペプチド10または14の一方は、リ
ジンのεアミンとペプチド結合を形成する)である。
本発明の二価インヒビターの例は以下の通りである:
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Acp-Cys-Val-Val-Ile-Val-
Gly-Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Lys(配列番号1)
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Cys-Val-Val-Ile-Val-
Gly-Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Lys-Lys(配列番号2)
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Xaa-Lys-Gly-Ser-Leu-Val-
Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys(配列番号3)
ここで、Xaaは、そのεアミノと、10位のグリシンとペプチド結合を形成する
続くリジンのカルボキシル基との間のペプチド結合を有するリジン残基である。
さらに、1位のグルタミン酸残基はアセチル化されてもよく、またはされなくて
もよい。
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Xaa-Lys-Gly-Ser-Leu-Val-
Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys(配列番号4)
ここで、Xaaは、そのεアミノと、Glyとペプチド結合を形成する続くリジンの
カルボキシル基との間のペプチド結合を有するリジン残基である。さらに、Xaa
のカルボキシル基は、別のリジンのαアミノ基とペプチド結合を形成する(示さ
ず);
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Acp-Lys-Gly-Ser-Leu-Val-
Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys(配列番号5)
ここで、9〜21位のアミノ酸は好ましくはDアミノ酸である;
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Lys-Cys-Val-Val-Ile-
Val-Gly-Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Lys(配列番号6)
ここで、8位のリジン残基は、Acpのカルボキシルとリジンのαアミノ基との
間のペプチド結合を有し、そして8位のリジンのεアミノ基は9位のシステイン
残基のカルボキシル基とペプチド結合を形成し、そして9〜21位のアミノ酸残基
は好ましくはDアミノ酸残基である;
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Acp-Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-
Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys-Lys(配列番号7)
ここで、8〜20位のアミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基である;
Glu-Asp-Val-Val-Cys-Cys-Xaa-Cys-Val-Val-Ile-Val-Gly-
Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Lys(配列番号8)
ここで、Xaaは、そのεアミノと、8位のCys残基のカルボキシル基との間のペ
プチド結合を形成するLysであり、そしてLys残基のカルボキシル基は別のLys残
基のαアミノ基とペプチド結合を形成し(示さず)、好ましくは、8〜20位のア
ミノ酸残基はDアミノ酸である。
本発明の適切な一価インヒビターの例は、以下の通りである:
Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys-Lys(配列番号9)
ここで、1〜13位のアミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基である;
Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Lys(配列番号10)
ここで、1〜11位のアミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基である;
Cys-Val-Val-Ile-Val-Gly-Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Lys(配列番号11)
ここで、アミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基である;
Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val(配列番号12)
ここで、アミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基であり、そして1位のセリ
ン残基は好ましくはアセチル化される;
Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys(配列番号13)
ここで、アミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基であり、そして1位のリジ
ン残基は好ましくはアセチル化される;
Xaa-Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile Val-Val-Cys-Lys-Lys
(配列番号14)
ここで、Xaaはビオチンであり、そして2〜14位のアミノ酸残基は好ましくは
Dアミノ酸残基である;
Lys-Gly-Ser-Leu-Val-Ile-Arg-Gly-Val-Ile-Val-Val-Cys-Xaa-Lys
(配列番号15)
ここで、Xaaはリジン残基(そのεアミノ基がビオチンとペプチド結合を形成
する)であり、そして1〜13位のアミノ酸残基は好ましくはDアミノ酸残基であ
る。
本発明のインヒビターは、排除固相合成、部分的固相法、フラグメント縮合、
または従来の溶液合成のような適切な方法により合成され得る。ポリペプチドは
、好ましくは、Merrifield,J.Am.Chem.Soc.85:2149(1963)により記載さ
れるような固相ペプチド合成により調製される。合成は、αアミノ末端において
保護されているアミノ酸を用いて実施される。不安定な側鎖を有する三官能アミ
ノ酸もまた適切な基で保護されて、ポリペプチドのアセンブリの間に生じる所望
されない化学反応を防止する。αアミノ保護基は選択的に除去されて、続く反応
がアミノ末端において起こることを可能にする。αアミノ保護基の除去のための
条件は、側鎖保護基を除去しない。
αアミノ保護基は、段階的ポリペプチド合成の技術分野において有用であるこ
とが公知であるαアミノ保護基である。アシル型保護基(例えば、ホルミル、ト
リフルオロアセチル、アセチル)、アリール型保護基(例えば、ビオチニル)、
芳香族ウレタン型保護基(例えば、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、置換ベ
ンジルオキシカルボニル、および9-フルオレニルメチルオキシ-カルボニル(Fmo
c))、脂肪族ウレタン保護基(例えば、t-ブチルオキシカルボニル(tBoc)、
イソプロピルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル)、ならびに
アルキル型保護基(例えば、ベンジル、トリフェニルメチル)が含まれる。好ま
しい保護基はtBocおよびFmocであり、従って、ペプチドはそれぞれtBocおよびFm
oc化学により合成されると言われる。
選択される側鎖保護基は、カップリングの間にインタクトなままでなければな
らず、そしてアミノ末端保護基の脱保護の間またはカップリング条件の間に除去
されてはならない。側鎖保護基はまた、終了したポリペプチドを変化させない反
応条件を使用して、合成の完了に際して除去可能でなければならない。tBoc化学
において、三官能アミノ酸についての側鎖保護基は大部分がベンジルに基づく。
Fmoc化学においては、それらは大部分がtert-ブチルまたはトリチルに基づく。
tBoc化学において、好ましい側鎖保護基は、Argについてはトシル、Aspについ
てはシクロヘキシル、Cysについては4-メチルベンジル(およびアセトアミドメ
チル)、Glu、Ser、およびThrについてはベンジル、Hisについてはベンジルオキ
シメチル(およびジニトロフェニル)、Lysについては2-Cl-ベンジルオキシカル
ボニル、Trpについてはホルミル、そしてTyrについては2-ブロモベンジルである
。Fmoc化学において、好ましい側鎖保護基は、Argについては2,2,5,7,8-ペンタ
メチルクロマン-6-スルホニル(Pmc)または2,2,4,6,7-ペンタメチルジヒドロベ
ンゾフラン-5-スルホニル(Pbf)、Asn、Cys、Gln、およびHisについてはトリチ
ル、Asp、Glu、Ser、Thr、およびTyrについてはtert-ブチル、LysおよびTrpにつ
いてはtBocである。
通常、固相合成は、αアミノ保護(側鎖保護)アミノ酸を適切な固相支持体に
カップリングすることにより、カルボキシル末端から実施される。クロロメチル
、クロロトリニル、またはヒドロキシメチル樹脂へ付着されたときにエステル結
合が形成され、そして得られたポリペプチドはC末端に遊離カルボキシル基を有
する。あるいは、アミド樹脂(例えば、ベンズヒドリルアミンまたはp-メチルベ
ンズヒドリルアミン樹脂(tBoc化学について)およびRinkアミドまたはPAL樹脂
(Fmoc化学について))が使用される場合はアミド結合が形成され、C末端にカ
ルボキシアミド基を有するポリペプチドが生じる。これらの樹脂(ポリスチレン
ベースもしくはポリアミドベース、またはポリエチレングリコールグラフトのい
ず
れかであり、ハンドルまたはリンカーを有するかまたは有さず、付着された第一
のアミノ酸を有するかまたは有さない)は市販されており、これらの調製はStew
artら(1984),"Solid Phase Peptide Synthesis"(第2版)、Pierce Chemical
CO.,Rockford,IL.;ならびにBayerおよびRapp(1986)Chem.Pept.Prot.3,3;
ならびにAthertonら(1989)Solid Phase Peptide Synthesis: A Practical App
roach,IRL Press,Oxfordにより記載されている。
側鎖(必要な場合)およびαアミノ基において保護されたC末端アミノ酸は、
種々の活性化薬剤(ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、N,N'-ジイソプロ
ピルカルボジイミド(DIPCDI)、およびカルボニルジイミダゾール(CDI)を含
む)を用いて、ヒドロキシメチル樹脂に付着される。C末端アミノ酸は、そのセ
シウムテトラメチルアンモニウム塩形態において直接的に、またはトリエチルア
ミン(TEA)またはジイソプロピルエチルアミン(DIEA)の存在下で、クロロメ
チルまたはクロロトリチル樹脂にカップリングされ得る。アミド樹脂への第一の
アミノ酸の付着は、カップリング反応の間のアミド結合形成と同様である。
樹脂支持体へのカップリングに続いて、αアミノ保護基は、保護化学(例えば
、tBoc、Fmoc)に依存する種々の試薬を用いて除去される。Fmoc除去の程度は、
300〜320nmで、または伝導率セルによってモニターされ得る。αアミノ保護基の
除去の後、残りの保護アミノ酸は必要な順番で段階的にカップリングされ、所望
の配列を生じる。
以下を含む種々の活性化薬剤が結合反応のために使用され得る:DCC、DIPCDI
、2-クロロ-1,3-、ジメチルイミジウムヘキサフルオロホスフェート(CIP)、ベ
ンゾトリアゾール-1-イル-オキシ-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキ
サフルオロホスフェート(BOP)およびそのピロリジンアナログ(PyBOP)、ブロ
モ-トリス-ピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBroP)、N
-[(1H-ベンゾトリアゾル-1-イル)-(ジメチルアミノ)メチレン]-N-メチルメタン
アミニウムヘキサフルオロホスフェートN-オキシド(HBTU)およびそのテトラフ
ルオロボレートアナログ(TBTU)またはピロリジンアナログ(HBPyU)。カップ
リング反応に使用される最も一般的な触媒性添加物は、4-ジメチルアミノピリジ
ン(DMAP)、3-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-4-オキソ-1,2,3-ベンゾトリアジン(H
ODhbt)、N-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、および1-ヒドロキシ-7-ア
ザベンゾトリアゾール(HOAt)を含む。アミノ酸フッ化物または塩化物は、困難
なカップリングのために使用され得る。各保護アミノ酸は過剰(>2.0当量)で
使用され、そしてカップリングは通常、N-メチルピロリドン(NMP)中で、また
はDMF、CH2Cl2、もしくはそれらの混合物中で行われる。カップリング反応の完
了の程度は、各段階でモニターされ得る(例えば、Kaiserら,Anal.Biochem.34
:595(1970)によって記載されたニンヒドリン反応による)。不完全なカップリ
ングが見出された場合、カップリング反応は延長および反復され、カオトロピッ
ク塩が添加され得る。カップリング反応は、市販の装置(例えば、ABIモデル430
A、431A、および433Aペプチド合成機)を用いて自動的に実施され得る。
所望のペプチドの全てのアセンブリの後、ペプチド-樹脂は適切な捕捉剤を含
む試薬で切断される。Fmocペプチドは、通常、捕捉剤(例えば、H2O、エタンジ
チオール、フェノール、およびチオアニソール)を含むTFAによって切断および
脱保護される。tBocペプチドは、通常、樹脂からポリペプチドを切断してほとん
どの側鎖保護基を除去する液体HFによって、-5〜0℃にて1〜2時間、切断お
よび脱保護される。捕捉剤(例えば、アニソール、ジメチルスルフィド、および
p-チオクレゾール)は、通常液体HFと共に使用され、ポリペプチド中に存在する
アミノ酸残基の、切断の間に形成されたカチオンによるアルキル化およびアシル
化を阻害する。Trpのホルミル基およびHisのジニトロフェニル基は、HF切断の前
に、それぞれDMF中のピペリジンおよびチオフェノールによって除去される必要
がある。Cysのアセトアミドメチル基は、酢酸水銀(II)によって、あるいは、同
時にシステインをシスチンに酸化するヨウ素、トリフルオロ酢酸タリウム(III)
、またはテトラフルオロホウ酸銀によって除去され得る。tBocペプチド切断およ
び脱保護のために使用される他の強酸は、トリフルオロメタンスルホン酸(TFMS
A)およびトリメチルシリルトリフルオロ酢酸(TMSOTf)を含む。
詳細には、本発明のポリペプチドを、Merrifield,J.Am.Chem.Soc.85:2149(1
963)に最初に記載された固相ペプチド合成法(但し、Fmoc化学を用いた)により
、ABIモデル433A合成機(Applied Biosystems,Foster City,CA)上で、Fmoc-A
mide樹脂またはFmoc-L-Lys-(tBoc)-Wang樹脂からアセンブリした。三官能ア
ミノ酸の側鎖を、Glu、AspおよびSerについてはtert.-ブチルによって、Cysにつ
いてはトリチルによって、Lysについてはtert.-ブチルオキシカルボニル(tBoc
)によって、Argについては2,2,5,7,8-ペンタメチルクロマン-6-スルホニル(Pm
c)または2,2,4,6,7-ペンタメチルジヒドロベンゾフラン-5-スルホニル(Pbf)
によって保護した。N-a-Fmoc保護アミノ酸を、樹脂へのカップリングの前にHATU
および1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(HOAt)によって予め活性化し
た。ジメチルスルホキシド(20%)を条件付きの伸長カップリング(conditiona
l extended coupling)およびFmoc脱保護反応の間に添加した。インヒビター配
列番号1、2、5、7、および9〜15の合成を、適切なD-およびL-アミノ酸およ
びアキラルアミノ酸(GlyおよびAhx)の連続的かつ直線的なアセンブリによって
達成した。インヒビター配列番号3、4、6、および8の合成は、側鎖アミノ基
を1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘックス-1-イリデン)-エチル(Dde)に
よって保護したLys残基において固着された(anchored)、直交性の鎖アセンブリ
を必要とした。例えば、インヒビター配列番号3の調製のために、Ac-Glu-Asp-V
al-Val-Cys-Cys-Acp-Lys-(アミド樹脂)(配列番号29)を最初にアセンブリした
。次いで、Lys残基上のDde脱保護基をジメチルホルムアミド中の2%ヒドラジン
によって除去した(Bycroft,B.W.ら、J.Chem.Soc.Chem.commun.1993,778)。
最終的に、第2のアームCys-Val-Val-Ile-Val-Gly-Arg-Ile-Val-Leu-Ser-Gly-Ly
s(配列番号30)を側鎖アミノ基から連続的にアセンブリした。アセンブリした
ペプチドを、適切な捕捉剤(80%TFA:4%フェノール:4%H2O、4%チオアニ
ソール:4%エタンジチオール:4%トリイソプロピルシラン)を含むトリフル
オロ酢酸(TFA)による3時間の側鎖保護基の同時の脱保護によって樹脂から切
断した。切断したペプチドを、濾過により樹脂から分離し、そして沈殿させ、そ
して無水エチルエーテル中で繰り返し洗浄した。沈殿したペプチドを、H2O中で
一晩凍結乾燥した。凍結乾燥した粗ペプチドを、逆相HPLCによって精製した。精
製したペプチドを、HPLC、質量分析およびアミノ酸分析によってさらに分析した
。
NS3プロテアーゼ、NS4コファクター、およびペプチド基質(4B/5Aまたは5A/5B
のいずれか)を利用する高処理能力アッセイを用いることによって、潜在的な化
合物がHCV NS3プロテアーゼのインヒビターとして効果的であるかを確認し得る
。
これらは、プロテアーゼのタンパク質分解活性を阻害する化合物をスクリーニン
グするために使用され得る。これは、化合物がNS3プロテアーゼのウイルス基質
の切断を阻害するか否かを決定するための技術を開発することによって行われる
。基質が切断されない場合、ウイルスは複製し得ない。このような高処理能力ア
ッセイの一例は、シンチレーション近傍アッセイ(Scintillation proximity ass
ay)(SPA)である。SPA技術は、シンチラント(scintillant)で被覆したビーズの
使用を含む。ビーズに結合するのは、可逆的な様式でリガンドまたは酵素と相互
作用するアクセプター分子(例えば、抗体、レセプター、または酵素基質)であ
る。
代表的なSPAベースのプロテアーゼアッセイについては、基質ペプチドは、一
方の末端でビオチン化され、そして他方の末端は、125Iまたは3Hのような低エネ
ルギーエミッタで放射標識される。次いで、標識された基質は、酵素とともにイ
ンキュベートされる。次いで、ビオチンに結合するアビジン被覆SPAビーズが添
加される。基質ペプチドがプロテアーゼによって切断される場合、放射活性エミ
ッタは、シンチラントビーズの近傍にはもはや存在せず、そして発光は起こらな
い。プロテアーゼのインヒビターは、基質をインタクトなままに残し、そしてそ
れらが存在するところで生じる発光によって同定され得る。
適切なアッセイ技術の別の例はHPLCアッセイである。ここで、NS3プロテアー
ゼ、基質産物、および潜在的なインヒビターを含有する得られた反応混合物は、
HPLCカラム上で分離されて、基質の切断の程度が決定される。基質が切断されて
いないか、または切断が阻害された場合には、インタクトな基質のみが存在する
か、または減少した量の切断された産物が存在することが示される。この場合、
化合物は、NS3プロテアーゼの効果的なインヒビターである。薬学的組成物
HCV NS3プロテアーゼを阻害するための効果的治療のために必要なインヒビタ
ーの用量レベルは、多数の異なる因子(投与手段、標的部位、患者の生理学的状
態、および他の投与される薬剤を含む)に依存する。従って、処置用量は、安全
性および効力を最適化するように滴定されるべきである。代表的には、インビト
ロで使用される用量は、これらの試薬のインサイチュ投与のために有用な量の有
用な指導を提供し得る。特定疾患の処置のために有効な用量の動物試験は、ヒト
用量のさらなる予測的指標を提供する。種々の考察が、例えば、Gilmanら(編)
(1990)GoodmanおよびGilman: The Pharmacological Bases of Therapeutics,第
8版、Pergamon Press;およびRemington's Pharmaceutical Scienses,第17版(
1990),Mack Publishing Co.,Easton,Pennに記載されている。例えば、経口、
静脈内、腹腔内、または筋肉内投与、経皮性拡散などについての投与方法は、こ
れらおよび以下に議論されている。Langer(1990)Science 249:1527-1533もま
た参照のこと。薬学的に受容可能なキャリアは、水、生理的食塩水、緩衝液、お
よび他の化合物(例えば、Merck Index,Merck & Co.,Rahway,New Jerseyに記
載される)を含む。適切なキャリアを伴う、1μg/患者のキログラム重〜500mg
/患者のキログラム重が、選択され得る用量の範囲である。徐放処方物、または
徐放装置が、連続投与のためにしばしば利用される。
本発明のHCV NS3プロテアーゼのインヒビターは、処置されるべき宿主に直接
投与され得るか、または化合物のサイズに依存して、それらの投与の前にオボア
ルブミンまたは血清アルブミンのようなキャリアタンパク質と結合させることが
所望され得る。治療的処方物は、従来の任意の用量処方において投与され得る。
活性成分は単独で投与され得るが、薬学的処方物として存在することが好ましい
。処方物は、代表的には、1つ以上のそれらの受容可能なキャリアと共に、上記
で定義した少なくとも1つの活性成分を含む。各々のキャリアは、他の成分に適
合性でありかつ患者に害を与えないという意味において、薬学的および生理学的
の両方に受容可能であるべきである。処方物は、経口、直腸、経鼻、または非経
口(皮下、筋肉内、静脈内、および経皮を含む)投与のために適切な処方物を含
む。処方物は、単位用量形態において好都合に提供され得、そして薬学分野にお
いて周知の任意の方法によって調製され得る。例えば、Gilmanら(編)(1990)
GoodmanおよびGilman: The Pharmacological Bases of Therapeutics,第8版、P
ergamon Press,Parrytown,NY;およびRemington's Pharmaceutical Sciences
,第17版(1990),Mack Publishing Co.,Easton,Penn.;Avisら(編)(1993)
Pharmaceutical Dosage Forms: Parenteral Medications、第2版、Dekker,NY
;およ
びLiebermanら(編)(1990)Pharmaceutical Dosage Forms: Tablets、第2版
、Dekker,NY;およびLiebermanら(編)(1990)Pharmaceutical Dosage Forms
: Disperse Systems Dekker,NYを参照のこと。本発明の治療は、他の化学治療
剤または化学予防剤と組み合わされ得るか、あるいは共に使用され得る。
以下の実施例は、本発明を制限するためではなく、例示するために含まれる。
実施例1
HCV NS3プロテアーゼの二価インヒビター
配列番号1〜10によって定義される二価インヒビターを、上記のように合成的
に産生し、そしてHCV NS3プロテアーゼを阻害するそれらの能力について以下の
ように試験した。
25mM TRIS、50mM NaCl、5mM EDTA、10%グリセロール、および0.1%NP40を含
む水溶液中に、潜在的インヒビターのHCV NS3プロテアーゼを0.05μM〜0.1mMの
濃度で、HCV NS4Aコファクターを0.05μM〜0.1μMの濃度で、そして5A/5B基質を
50μMの濃度で添加した。次いで、この溶液を、30℃にて約2時間インキュベー
トし、その後溶液をHPLCに付して、5A/5Bがインタクトなままであるかどうかを
決定し、従ってこの化合物をインヒビターであるとして決定した。しかし、HPLC
が、5A/5Bが存在せずに5Aおよび5Bが存在することを示した場合、この化合物は
インヒビターではない。潜在的インヒビターを、いくつかの異なる濃度でアッセ
イし、HCV NS3プロテアーゼの50%阻害を産生する濃度を決定した。結果を以下
に示す。
インヒビター IC50(μM)
配列番号1 0.6
50571-120
配列番号2 3.0
50962-13
配列番号3 3.0
50828-001
配列番号4 3〜30
50962-22
配列番号5 0.2
50571-144
配列番号6 2.0
50571-150
配列番号7 0.2
50828-131
配列番号8 0.2
50962-24
実施例2
HCV NS3 プロテアーゼの一価インヒビター
HCV NS3プロテアーゼの一価インヒビターの例は、以下の通りである。
インヒビター IC50(μM)
配列番号9 0.2
50828-129
配列番号10 5
50962-004
配列番号11 0.2
50828-70
配列番号12 0.6
50828-116
配列番号13 2.0
50571-147
配列番号14 0.4
50962-047
配列番号15 0.4
50962-050
実施例3
HCV NS3 プロテアーゼの産生
A.プラスミド構築物
E.coliにおいてHCVプロテアーゼを発現するための標準的な組換えDNAを技術(
Sambrook、Fritsch、およびManiatis)を使用して、いくつかのプラスミドを設
計および構築した(図2〜7)。全てのHCV特異的配列は、親のプラスミドpBRTM
/HCV 1-3011(Grakouiら、1993)からもたらされた。プロテアーゼのN末端183
アミノ酸バージョンを発現するために、合成オリゴヌクレオチドを使用して、終
止コドンをHCVゲノムに挿入した(図3)。N末端246アミノ酸残基を発現するよ
うに設計されたプラスミドを、C末端の天然のNco1制限部位によって生成した。
(i)プラスミドpBJ1015の構築(図2)
完全なHCVゲノムを含むプラスミドpBRTM/HCV 1-3011(Grakoui Aら、J.Virol
.67:1385-1395)を、制限酵素ScaIおよびHpaIで消化し、そして7138bp(塩基対
)DNAフラグメントを単離し、そしてpSP72(Promega)のSmaI部位にクローン化
し、プラスミドpRJ201を生成した。プラスミドpRJ201をMscIで消化し、そして21
06bp MscIフラグメントを単離し、そしてプラスミドpBD7のSmaI部位にクローン
化した。得られたプラスミドをKasIおよびNcoIで消化し、そして734bpのDNAフラ
グメントをクレノーポリメラーゼで平滑末端化した後に単離し、そしてNcoI消化
しクレノーポリメラーゼ処理したpTrc HIS B seq発現プラスミド(Invitrogen)
中にクローン化した。連結によって、HCV配列の5'末端にNcoI部位が、そして3'
末端にNsiI部位が再び生じた。次いで、プラスミドpTHB HCV NS3をNcoIおよびNs
iIで消化し、そしてクレノーポリメラーゼおよびT4 DNAポリメラーゼで処理して
平滑末端化738bp DNAフラグメントを生成した。これを単離し、そしてAspI切断
しクレノーポリメラーゼ処理した発現プラスミドpQE30(HIV)中にクローン化
した。得られたプラスミドpBJ1015は、HCV NS3(246アミノ酸)プロテアーゼを
発現する。
(ii)アミノ酸183の後ろに終止コドンを有するプラスミドpTS56-9の構築(図3
)
プラスミドpTHB HCV NS3を、NcoIで消化し、クレノーポリメラーゼで処理し、
次いでBstYIで処理した;そしてHCV配列を含むDNAフラグメントを単離し、そし
てSmaIおよびBglIIで消化したpSP72中にクローン化した。次いで、得られたプラ
スミドpTS49-27をBglIIおよびHpaIで消化し、そして以下の二本鎖オリゴヌクレ
オチドと連結し、pTS56-9を生成した:
GA TCA CCG GTC TAG ATCT
T GGC CAG ATC TAGA(配列番号18)
従って、終止コドンを、NS3タンパク質のプロテアーゼ触媒ドメインをコードす
るDNAの末端に直接配置した。これによって、NS3タンパク質のヘリカーゼドメイ
ンから独立してHCVプロテアーゼを発現することが可能になった。
(iii)プラスミドpJB1006の構築。NS3 183のカルボキシ末端における陽性に荷
電したアミノ酸のペプチドとの融合(図4)。
プラスミドpTS56-9をSphIおよびBglIIで消化し、そしてHCV配列を含むDNAフラ
グメントを単離し、そしてSphI、BglII切断pSP72中にクローン化した。得られた
プラスミドpJB1002を、AgeIおよびHpaIで消化し、そして以下の二本鎖オリゴヌ
クレオチドに連結し、pJB 1006を構築した:
CCG GTC CGG AAG AAA AAG AGA CGC TAG C
AG GCC TTC TTT TTC TCT GCG ATC C(配列番号19)
これにより、親水性の可溶化モチーフがNS3プロテアーゼ上に融合した。
(iv)E.coliにおいてHis-NS3(183)-HTを発現するプラスミドpBJ1022の構築(図
5)
プラスミドpJB1006をNgoMIおよびNheIで消化し、そして216bp DNAフラグメン
トを単離し、そしてNgoMI、NheI切断pBJ1015中にクローン化してプラスミドpBJ1
019を構築した。プラスミドpBJ1019をNarIおよびPvuIIで消化し、そしてクレノ
ーポリメラーゼで処理してNarIフラグメントの5'末端をフィルイン(fiII in)し
た。発現プラスミドpQE31(Invitrogen)をBamHIで消化し、クレノーポリメラー
ゼで平滑末端化した。717bp NarI-PvuII DNAフラグメントを単離し、そして発現
プラスミドpQE31(Invitrogen)の2787bp BamHI/クレノー処理MscI(BalI)フラ
グメントに連結した。E.coliへの形質転換後に得た組換えプラスミドpBJ1022、
は、HIVプロテアーゼ切断部位配列を含まないHis NS3(2-183)-HTを発現する。プ
ラスミドはまた、CAT(クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ)遺
伝子中に大きな欠失を含む。
(v)プラスミドpNB(-V)182-Δ4A HTの構築(図6)
プラスミドpMBM48をEagIおよびXhoIで消化し、クレノーポリメラーゼで処理し
、そして320bp DNAフラグメントを単離し、そしてBamHI切断、平滑末端化pSP72
中にクローン化してプラスミドpJB1004を構築した。320bpフラグメントは、NS3(
631)のカルボキシ末端からの7アミノ酸、NS4Aの全て、およびNS4Bのアミノ末端
の46アミノ酸をコードする。組換えプラスミドpJB1004を、EagIおよびCel2で消
化し、クレノーポリメラーゼで平滑末端化した。220bp DNAフラグメントを単離
し、そして発現プラスミドpQE30(連結前にBamHIで消化し、そしてクレノーポリ
メラーゼで平滑末端化した)中にクローン化した。得られたプラスミドpJB1011
を、NgoMIおよびHindIIIで消化し、そして以下の二本鎖オリゴヌクレオチドに連
結し、プラスミドpNB 4A HTを構築した:
CCG GCA ATT ATA CCT GAC AGG GAG GTT CTC TAC CAG GAA TTC
GT TAA TAT GGA CTG TCC CTC CAA GAG ATG GTC CTT AAG
GAT GAG ATG GAA GAG TGC CGG AAG AAA AAG AGA CGC A
CTA CTC TAC CTT CTC ACG GCC TTC TTT TTC TCT GCG TTC GA(配列番号20)
プラスミドpNB 4AHTをMslIおよびXbaIで消化した。1218bp DNAフラグメントを単
離し、そしてAgeI切断、クレノーポリメラーゼ処理、XbaI切断したpBJ1019のベ
クターDNA中にクローン化した。連結によって、NS3における183番目のアミノ酸
残基バリンのグリシン残基による置換、および連結部でのNS4Aのアミノ末端の3
アミノ酸残基の欠失が生じる。NS3(182aa)-G-NS4A(4-54アミノ酸)を含む組換
えプラスミドpNB182Δ4A HTは、連結部にNS3/NS4A切断部位配列を含まず、そし
てNS3の自己触媒活性によって切断されない。最後に、プラスミドpNB182Δ4A HT
(配列番号8)をStuIおよびNheIで消化し、803bp DNAフラグメントを単離し、
そしてStuIおよびNheI切断プラスミドpBJ1022中にクローン化した。得られたプ
ラスミドpNB(-V)182-Δ4A HTは、NS3配列のアミノ末端からのHIV配列の欠失、お
よびCAT遺伝子におけるHIV配列の欠失を含む(配列番号23)。
(vi)プラスミドpT5 His HIV-NS3(図7)の構築
プラスミドpTS56-9をBglIIで消化し、そしてクレノーポリメラーゼで処理して
5'末端をフィルインした。次いで、プラスミドをMgoMIで処理し、そしてNS3配列
を含む平滑末端化BglII/NgoMIフラグメントを単離し、そしてSglI、クレノー処
理、NgmMI切断、およびSalIクレノー処理したpBJ1015に連結した。得られたプラ
スミドをpT5His HIV 183と命名した。
実施例4
可溶化モチーフを有するHCV NS3プロテアーゼの精製
His182HT (配列番号4)およびHis(-V)182Δ4AHT(配列番号8)の精製
組換えプラスミドpBJ1022およびpNB(-V)182Δ4Aを用いて、E.coli株M15[pREP4
](Qiagen)(この株は、lacリプレッサーを過剰発現する)の別々の培養物を、
製造者により推奨される方法に従って形質転換した。組換えプラスミドを有する
M15[pREP4]細菌を、20g/Lバクトトリプトン、10g/Lバクトイーストエキストラク
ト、5g/L NaCl(20-10-5ブロス)を含有し、そして100μg/mlアンピシリンおよ
び25μg/mlカナマイシンを補充したブロス中で一晩増殖させた。培養物を、0.1
のO.D.600まで希釈し、次いで30℃にて0.6〜0.8のO.D.600まで増殖させ、その後
IPTGを1mMの最終濃度まで添加した。誘導の2〜3時間後に、細胞を、ペレット
化により収集し、そして細胞ペレットを、100mM Tris、pH7.5を用いて洗浄した
。細胞溶解産物を、以下の様に調製した:ペレット化した発酵ブロスの1ml当
量に、1mg/mlリゾチームを有する50μl超音波処理緩衝液(50mMリン酸ナトリウ
ム、pH7.8、0.3M NaCl)を添加した;細胞懸濁液を、氷上に30分間置いた。次い
で、懸濁液を、0.2% Tween-20、10mMジチオスレイトール(DTT)の最終濃度に
し、そして細胞破損が完了するまで超音波処理した。不溶性物質を、微量遠心機
中で12,000×gで15分間ペレット化し、可溶性部分を別のチューブに取り出し、
次いで可溶性溶解産物を10%グリセロールの最終濃度にした。プラスミドを発現
する細胞からの可溶性溶解産物は、予想された分子量の強力に免疫反応性のバン
ドを生じる。Ni2+カラム精製のために調製された可溶性溶解産物は、DTTの代わ
りに10mM β-メルカプトエタノール(BME)を用いて調製された。溶解産物を−8
0℃にて保存した。Ni2+- ニトロシル酢酸(NTA)アガロース(QIAGEN)を用いる精製
次いで、タンパク質を、抽出した溶解産物をNTAアガロースカラム上に置くこ
とにより精製した。NTAアガロースカラムクロマトグラフィーを用いた。なぜな
ら、プロテアーゼのN末端に融合されたヒスチジンタグは、ニッケルカラムに容
易に結合するからである。これは、可溶性プロテアーゼを迅速に精製するための
強力なアフィニティークロマトグラフィー技術を生じる。カラムクロマトグラフ
ィーを、バッチ様式で行なった。Ni2+ NTA樹脂(3ml)を、50mlの緩衝液A(10
% グリセロール、0.2% Tween-20、10mM BMEを含有する50mM リン酸ナトリウム
pH7.8)で2回洗浄した。250mlの発酵液から得られた溶解産物(12.5ml)を、
4℃にて1時間、この樹脂とともにインキュベートした。フロースルーを、遠心
分離により収集した。樹脂を、1.0×4cmカラムに充填し、そしてベースライン
が達成されるまで緩衝液Aを用いて洗浄した。次いで、結合したタンパク質を、
緩衝液A中のイミダゾールの勾配(0〜0.5M)の20mlで溶出した。溶出した画
分を、SDS-PAGE、およびHis-HIV 183に対するウサギポリクローナル抗体を用い
るウエスタンブロット分析により評価した。POROS 金属キレートアフィニティーカラムを用いる精製
タンパク質を精製するための代替方法では、タンパク質を含有する溶解産物を
、
POROS金属キレートアフィニティーカラムにアプライした。灌流クロマトグラフ
ィーを、Ni2+で予め荷電したPOROS MC金属キレートカラム(4.6×50mm、1.7ml)
上で行なった。サンプルを、10ml/分でアプライし、そしてカラムを緩衝液Aで
洗浄した。カラムを、25mMイミダゾールを含有する緩衝液Aの10カラム容量を用
いて段階的に溶出した。カラムを、緩衝液A中の25〜250mMイミダゾールの勾配
の25カラム容量を用いてさらに溶出した。全ての溶出した画分を、SDS-PAGE、お
よびウサギポリクローナル抗体を用いるウエスタンブロット分析により評価した
。
実施例5
5A/5B 基質および4B/5A基質のペプチド合成
ペプチド5A/5B基質および4B/5A基質(配列番号16、18、19、20、および21)を
、Fmoc化学を用いてABIモデル431Aペプチド合成機で合成した。製造者に推奨さ
れるFastMocTM活性化ストラテジー(HBTU/HOBt)を、4Aアクチベーターペプチド
の合成に用いた。より強力なアクチベーターであるHATU(付加的なHOAtを有する
かまたは有しない)を用いて、予めロードしたWang樹脂に5A/5B基質ペプチドを
アセンブリした。ペプチドを樹脂から切り離し、そして標準的なTFA切断プロト
コールにより脱保護した。ペプチドを逆相HPLCで精製し、そして質量分析により
確認した。
実施例6
合成5A/5Bペプチド基質を用いるHPLCアッセイ
HCV NS3プロテアーゼのタンパク質分解活性を試験するために、DTEDVVCC SMSY
TWTGK(配列番号16)および可溶性HCV NS3(配列番号27)を、アッセイ緩衝液中
に共に添加した。アッセイ緩衝液は、15%グリセロール、10mM DTT、0.2% Twee
n20および200mM NaClを含有する50mMリン酸ナトリウム(pH7.8)であった。配列
番号27のプロテアーゼ活性は、基質を2つの副産物ペプチド(すなわち、5Aおよ
び5B)に切断した。基質および2つの副産物ペプチドを、300Åの孔径および5
μmの粒径を有する逆相HPLCカラム(Dynamax、4.6×250mm)上で分離した。カラ
ムを、0.1% TFA(溶媒A)を1分あたり1mlの流速で用いて平衡化した。基質
および産物ペプチドの標準物質を、A中で平衡化したカラムにアプライした。溶
出を、アセトニトリル勾配(溶媒B=A中の100%アセトニトリル)を用いて行
なった。2つの勾配を、溶出のために用いた(50分間の5%〜70%B、それに続
く10分間の70%〜100%B)。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07K 14/81 C12N 9/99
19/00 A61K 37/02
C12N 9/99 37/64
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,
EE,GE,HU,IL,IS,JP,KG,KR,K
Z,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK
,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,
SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UZ,V
N,YU
(72)発明者 ウェバー,パトリシア シー.
アメリカ合衆国 ペンシルバニア 19067,
ヤードレイ,ティンバー レイクス ドラ
イブ 1970
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.C型肝炎NS3プロテアーゼの二価インヒビターであって、第2のペプチドに 連結された第1のペプチドからなり、該第1のペプチドがC型肝炎NS3プロテア ーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列であり、 そして該第2のペプチドがC型肝炎NS4Aポリペプチドのサブ配列である、インヒ ビター。 2.配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号 6、配列番号7、および配列番号8からなる群から選択される、請求項1に記載 の二価インヒビター。 3.ペプチドからなるHCVプロテアーゼのインヒビターであって、該ペプチドがH CV NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全 長配列である、インヒビター。 4.配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号 14、および配列番号15からなる群から選択される、請求項3に記載のインヒビタ ー。 5.ペプチドからなるHCV NS3プロテアーゼのインヒビターであって、該ペプチ ドがHCV NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全 長配列である、インヒビター。 6.C型肝炎を処置するための医薬の製造のためのHCV NS3プロテアーゼのイン ヒビターの使用であって、該インヒビターが第2のペプチドに連結された第1の ペプチドからなり、該第1のペプチドがC型肝炎NS3プロテアーゼの基質のサブ 配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列であり、そして該第2のペ プチドがC型肝炎NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異 した完全長配列である、使用。 7.前記インヒビターが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、 配列番号5、配列番号6、配列番号7、および配列番号8からなる群から選択さ れる、請求項6に記載の使用。 8.C型肝炎を処置するための医薬の製造のためのHCV NS3プロテアーゼのイン ヒビターの使用であって、該インヒビターがペプチドからなり、該ペプチドがHC V NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全 長配列である、使用。 9.前記インヒビターが、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、 配列番号13、配列番号14、および配列番号15からなる群から選択される、請求項 8に記載の使用。 10.C型肝炎を処置するための医薬の製造のためのHCV NS3プロテアーゼのイ ンヒビターの使用であって、該インヒビターがペプチドからなり、該ペプチドが HCV NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配 列である、使用。 11.C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物であって 、HCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび薬学的キャリアからなり、該イン ヒビターが第2のペプチドに連結された第1のペプチドからなり、該第1のペプ チドがC型肝炎NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または 変異した完全長配列であり、そして該第2のペプチドがC型肝炎NS4Aポリペプチ ドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異した完全長配列である、薬学的組 成物。 12.前記インヒビターが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4 、 配列番号5、配列番号6、配列番号7、および配列番号8からなる群から選択さ れる、請求項11に記載の薬学的組成物。 13.C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物であって 、HCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび薬学的キャリアからなり、該イン ヒビターがHCV NS3プロテアーゼの基質のサブ配列、変異したサブ配列、または 変異した完全長配列である、薬学的組成物。 14.前記インヒビターが、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12 、配列番号13、配列番号14、および配列番号15からなる群から選択される、請求 項13に記載の薬学的組成物。 15.C型肝炎ウイルスに感染した個体を処置するための薬学的組成物であって 、HCV NS3プロテアーゼのインヒビターおよび薬学的キャリアからなり、該イン ヒビターがHCV NS4Aポリペプチドのサブ配列、変異したサブ配列、または変異し た完全長配列である、薬学的組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US64454496A | 1996-05-10 | 1996-05-10 | |
US08/644,544 | 1996-05-10 | ||
PCT/US1997/007632 WO1997043310A1 (en) | 1996-05-10 | 1997-05-08 | Synthetic inhibitors of hepatitis c virus ns3 protease |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11513890A true JPH11513890A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=24585361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9540922A Pending JPH11513890A (ja) | 1996-05-10 | 1997-05-08 | C型肝炎ウイルスns3プロテアーゼの合成インヒビター |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0907659A1 (ja) |
JP (1) | JPH11513890A (ja) |
AU (1) | AU2933797A (ja) |
CA (1) | CA2254122A1 (ja) |
WO (1) | WO1997043310A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010526022A (ja) * | 2006-10-30 | 2010-07-29 | セントロ デ インジエニエリア ジエネテイカ イ バイオテクノロジア | フラビウイルス科ファミリーのウイルスに対して抗ウイルス特性を有するキメラペプチド分子 |
JP2015510876A (ja) * | 2012-03-09 | 2015-04-13 | ビオメリューBiomerieux | 干渉ペプチド及び微生物の検出方法 |
Families Citing this family (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1299134B1 (it) * | 1998-02-02 | 2000-02-29 | Angeletti P Ist Richerche Bio | Procedimento per la produzione di peptidi con proprieta' inibitrici della proteasi ns3 del virus hcv, peptidi cosi' ottenibili e peptidi |
GB9812523D0 (en) * | 1998-06-10 | 1998-08-05 | Angeletti P Ist Richerche Bio | Peptide inhibitors of hepatitis c virus ns3 protease |
AU1324300A (en) * | 1998-10-26 | 2000-05-15 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Pentacyclic compounds useful as inhibitors of hepatitis c virus ns3 helicase |
UA74546C2 (en) * | 1999-04-06 | 2006-01-16 | Boehringer Ingelheim Ca Ltd | Macrocyclic peptides having activity relative to hepatitis c virus, a pharmaceutical composition and use of the pharmaceutical composition |
US6608027B1 (en) | 1999-04-06 | 2003-08-19 | Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd | Macrocyclic peptides active against the hepatitis C virus |
US7122627B2 (en) | 1999-07-26 | 2006-10-17 | Bristol-Myers Squibb Company | Lactam inhibitors of Hepatitis C virus NS3 protease |
SV2003000617A (es) | 2000-08-31 | 2003-01-13 | Lilly Co Eli | Inhibidores de la proteasa peptidomimetica ref. x-14912m |
US6846806B2 (en) | 2000-10-23 | 2005-01-25 | Bristol-Myers Squibb Company | Peptide inhibitors of Hepatitis C virus NS3 protein |
WO2003006490A1 (en) | 2001-07-11 | 2003-01-23 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Bridged bicyclic serine protease inhibitors |
CU23245A1 (es) | 2001-07-16 | 2007-10-17 | Inst De Medicina Tropical Pedr | CADENAS QUIMéRICAS CODIFICANTES PARA PROTEINAS INDUCTORAS DE EFECTOS CONTRA VIRUS. PREPARADOS UTILIZANDO PROTEINAS QUIMéRICAS |
EP1441720B8 (en) | 2001-10-24 | 2012-03-28 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Inhibitors of serine protease, particularly hepatitis c virus ns3-ns4a protease, incorporating a fused ring system |
US7119072B2 (en) | 2002-01-30 | 2006-10-10 | Boehringer Ingelheim (Canada) Ltd. | Macrocyclic peptides active against the hepatitis C virus |
US7091184B2 (en) | 2002-02-01 | 2006-08-15 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Hepatitis C inhibitor tri-peptides |
US6642204B2 (en) | 2002-02-01 | 2003-11-04 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Hepatitis C inhibitor tri-peptides |
PL373399A1 (en) | 2002-04-11 | 2005-08-22 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Inhibitors of serine proteases, particularly hcv ns3-ns4a protease |
MY140680A (en) | 2002-05-20 | 2010-01-15 | Bristol Myers Squibb Co | Hepatitis c virus inhibitors |
WO2003099316A1 (en) | 2002-05-20 | 2003-12-04 | Bristol-Myers Squibb Company | Heterocyclicsulfonamide hepatitis c virus inhibitors |
AU2003301959A1 (en) | 2002-05-20 | 2004-06-03 | Bristol-Myers Squibb Company | Substituted cycloalkyl p1' hepatitis c virus inhibitors |
AU2003299519A1 (en) | 2002-05-20 | 2004-05-04 | Bristol-Myers Squibb Company | Hepatitis c virus inhibitors |
US20050075279A1 (en) | 2002-10-25 | 2005-04-07 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Macrocyclic peptides active against the hepatitis C virus |
UY28323A1 (es) | 2003-05-21 | 2004-12-31 | Boehringer Ingelheim Int | Compuestos inhibidores de la hepatitis c |
MY148123A (en) | 2003-09-05 | 2013-02-28 | Vertex Pharma | Inhibitors of serine proteases, particularly hcv ns3-ns4a protease |
PE20050431A1 (es) | 2003-09-22 | 2005-07-19 | Boehringer Ingelheim Int | Peptidos macrociclicos activos contra el virus de la hepatitis c |
KR20060130027A (ko) | 2003-10-10 | 2006-12-18 | 버텍스 파마슈티칼스 인코포레이티드 | 세린 프로테아제, 특히 hcv ns3-ns4a 프로테아제의억제제 |
NZ546347A (en) | 2003-10-14 | 2009-11-27 | Intermune Inc | Macrocyclic carboxylic acids and acylsulfonamides as inhibitors of HCV replication |
EP1944042A1 (en) | 2003-10-27 | 2008-07-16 | Vertex Pharmceuticals Incorporated | Combinations for HCV treatment |
KR20060120166A (ko) | 2003-10-27 | 2006-11-24 | 버텍스 파마슈티칼스 인코포레이티드 | Hcv ns3-ns4a 단백질분해효소 저항성 돌연변이 |
WO2005043118A2 (en) | 2003-10-27 | 2005-05-12 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Drug discovery method |
US7132504B2 (en) | 2003-11-12 | 2006-11-07 | Bristol-Myers Squibb Company | Hepatitis C virus inhibitors |
US7135462B2 (en) | 2003-11-20 | 2006-11-14 | Bristol-Myers Squibb Company | Hepatitis C virus inhibitors |
US7309708B2 (en) | 2003-11-20 | 2007-12-18 | Birstol-Myers Squibb Company | Hepatitis C virus inhibitors |
ES2358333T3 (es) | 2004-01-21 | 2011-05-09 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Péptidos macrocíclicos con acción contra el virus de la hepatitis c. |
AU2005212257A1 (en) | 2004-02-04 | 2005-08-25 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Inhibitors of serine proteases, particularly HCV NS3-NS4A protease |
SI1719773T1 (sl) | 2004-02-24 | 2009-08-31 | Japan Tobacco Inc | Kondenzirane heterotetraciklične spojine in njihova uporaba kot inhibitorji polimeraze HCV |
US20070049593A1 (en) | 2004-02-24 | 2007-03-01 | Japan Tobacco Inc. | Tetracyclic fused heterocyclic compound and use thereof as HCV polymerase inhibitor |
UY29016A1 (es) | 2004-07-20 | 2006-02-24 | Boehringer Ingelheim Int | Analogos de dipeptidos inhibidores de la hepatitis c |
WO2006007708A1 (en) | 2004-07-20 | 2006-01-26 | Boehringer Engelheim International Gmbh | Hepatitis c inhibitor peptide analogs |
CN101072575A (zh) | 2004-10-01 | 2007-11-14 | 威特克斯医药股份有限公司 | Hcv ns3-ns4a蛋白酶抑制 |
US7659263B2 (en) | 2004-11-12 | 2010-02-09 | Japan Tobacco Inc. | Thienopyrrole compound and use thereof as HCV polymerase inhibitor |
US20090148407A1 (en) | 2005-07-25 | 2009-06-11 | Intermune, Inc. | Novel Macrocyclic Inhibitors of Hepatitis C Virus Replication |
CN101277950B (zh) | 2005-08-02 | 2013-03-27 | 弗特克斯药品有限公司 | 丝氨酸蛋白酶抑制剂 |
US8399615B2 (en) | 2005-08-19 | 2013-03-19 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Processes and intermediates |
ES2449268T3 (es) | 2005-08-19 | 2014-03-19 | Vertex Pharmaceuticals Inc. | Procesos |
AR055395A1 (es) | 2005-08-26 | 2007-08-22 | Vertex Pharma | Compuestos inhibidores de la actividad de la serina proteasa ns3-ns4a del virus de la hepatitis c |
US7964624B1 (en) | 2005-08-26 | 2011-06-21 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Inhibitors of serine proteases |
CU23578A1 (es) | 2005-09-16 | 2010-09-30 | Ct Ingenieria Genetica Biotech | Proteína de la cápsida del virus dengue inductora de respuesta protectora y composición vacunal |
ATE493409T1 (de) | 2005-10-11 | 2011-01-15 | Intermune Inc | Verbindungen und verfahren zur inhibierung der replikation des hepatitis-c-virus |
US7705138B2 (en) | 2005-11-11 | 2010-04-27 | Vertex Pharmaceuticals Incorporated | Hepatitis C virus variants |
RU2008123606A (ru) | 2005-11-11 | 2009-12-20 | Вертекс Фармасьютикалз, Инк (Us) | Варианты вируса гепатита с |
US8017612B2 (en) | 2006-04-18 | 2011-09-13 | Japan Tobacco Inc. | Piperazine compound and use thereof as a HCV polymerase inhibitor |
EP1886685A1 (en) | 2006-08-11 | 2008-02-13 | INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) | Methods, uses and compositions for modulating replication of hcv through the farnesoid x receptor (fxr) activation or inhibition |
MX2009011930A (es) | 2007-05-04 | 2009-11-18 | Vertex Pharma | Terapia de combinacion para el tratamiento de infeccion de virus de hepatitis c. |
KR101596524B1 (ko) | 2007-06-29 | 2016-02-22 | 길리애드 사이언시즈, 인코포레이티드 | 항바이러스 화합물 |
WO2009005677A2 (en) | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Gilead Sciences, Inc. | Antiviral compounds |
SI2477980T1 (sl) | 2009-09-15 | 2017-01-31 | Taigen Biotechnology Co., Ltd. | Inhibitorji HCV proteaze |
WO2012107589A1 (en) | 2011-02-11 | 2012-08-16 | INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) | Methods and pharmaceutical compositions for the treatment and prevention of hcv infections |
EP2899207A1 (en) | 2014-01-28 | 2015-07-29 | Amikana.Biologics | New method for testing HCV protease inhibition |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1272179B (it) * | 1994-02-23 | 1997-06-16 | Angeletti P Ist Richerche Bio | Metodologia per riprodurre in vitro l'attivita' proteolitica della proteasi ns3 del virus hcv. |
US5843752A (en) * | 1995-05-12 | 1998-12-01 | Schering Corporation | Soluble active hepatitis C virus protease |
AU5729096A (en) * | 1995-05-12 | 1996-11-29 | Schering Corporation | Surface plasmon resonance based enzymatic assay |
US5767233A (en) * | 1995-05-12 | 1998-06-16 | Schering Corporation | Soluble cleavable substrates of the hepatitis C virus protease |
-
1997
- 1997-05-08 WO PCT/US1997/007632 patent/WO1997043310A1/en not_active Application Discontinuation
- 1997-05-08 AU AU29337/97A patent/AU2933797A/en not_active Abandoned
- 1997-05-08 CA CA002254122A patent/CA2254122A1/en not_active Abandoned
- 1997-05-08 JP JP9540922A patent/JPH11513890A/ja active Pending
- 1997-05-08 EP EP97923563A patent/EP0907659A1/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010526022A (ja) * | 2006-10-30 | 2010-07-29 | セントロ デ インジエニエリア ジエネテイカ イ バイオテクノロジア | フラビウイルス科ファミリーのウイルスに対して抗ウイルス特性を有するキメラペプチド分子 |
JP2015510876A (ja) * | 2012-03-09 | 2015-04-13 | ビオメリューBiomerieux | 干渉ペプチド及び微生物の検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2933797A (en) | 1997-12-05 |
WO1997043310A1 (en) | 1997-11-20 |
CA2254122A1 (en) | 1997-11-20 |
EP0907659A1 (en) | 1999-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11513890A (ja) | C型肝炎ウイルスns3プロテアーゼの合成インヒビター | |
US5990276A (en) | Synthetic inhibitors of hepatitis C virus NS3 protease | |
WO1997043310A9 (en) | Synthetic inhibitors of hepatitis c virus ns3 protease | |
US5843752A (en) | Soluble active hepatitis C virus protease | |
Santolini et al. | Biosynthesis and biochemical properties of the hepatitis C virus core protein | |
US6653127B1 (en) | Single-chain recombinant complexes of hepatitis C virus NS3 protease and NS4A cofactor peptide | |
Llinas-Brunet et al. | Peptide-based inhibitors of the hepatitis C virus serine protease | |
EP0746333A1 (en) | Method for reproducing in vitro the proteolytic activity of the ns3 protease of hepatitis c virus (hcv) | |
US6592871B1 (en) | HCV peptide antigens and methods for the determination of HCV | |
US6251583B1 (en) | Peptide substrates for HCV NS3 protease assays | |
Poliakov et al. | Expression and purification of recombinant full-length NS3 protease–helicase from a new variant of Hepatitis C virus | |
EP0644894B1 (en) | Peptide for stimulation of cytotoxic t lymphocytes specific for hepatitis c virus | |
CA2228265C (en) | Methodology to produce, purify and assay polypeptides with the proteolytic activity of the hcv ns3 protease | |
JP3045778B2 (ja) | C型肝炎ウイルスプロテアーゼの不溶性凝集物をリフォールディングするための方法 | |
WO1995032291A2 (en) | Hepatitis g virus and molecular cloning thereof | |
ES2273934T5 (es) | Antígeno del virus de la hepatitis no a, no b, métodos diagnósticos y vacunas. | |
US5767233A (en) | Soluble cleavable substrates of the hepatitis C virus protease | |
WO1995032292A2 (en) | Detection of viral antigens coded by reverse-reading frames | |
MXPA97008679A (en) | Dissociable, soluble substrates of the hepatiti virus protease | |
ES2143996T5 (es) | Antigenos peptidicos del hcv y procedimiento para la determinacion del hcv. | |
US6803214B1 (en) | Nucleic acids and new polypeptides associated with and/or overlapping with hepatitis C virus core gene products | |
MXPA98009330A (ja) | ||
EP1493749A1 (en) | Novel HCV core + 1 protein, methods for diagnosis of HCV infections, prophylaxis, and for screening of anti-HCV agents | |
AU684177C (en) | Hepatitis G virus and molecular cloning thereof | |
WO2003051910A2 (en) | Inhibitors of hepatitis c virus protease |