【発明の詳細な説明】
可動ケージアセンブリを有する人員用リフト
本発明は一般的に人員用リフトに関する。より詳細には、本発明は運搬可能な
人員用リフトに関し、それにおいてはプラットフォーム及びケージアセンブリが
５０フィートの大きさのオーダーの作業高度まで上昇する。本発明によれば、可
動式プラットフォーム及びケージアセンブリを設け、それがその最下位置におい
て使用者のための地上レベルの入口を提供し、そこにおいてプラットフォーム及
びケージアセンブリは何時でも支持マストに対して支持マストの頂部の上方まで
上昇して、マストによる作業エンベロープ妨害を排除する。本発明の他の観点は
、“クラムシェル（clamshell）”デザインを有する改善されたケージアセンブ
リであり、それにおいて安全ケージの一部分は使用者がケージに入る前に侵入路
の外まで簡単に上昇する。可動ケージ部は自動的に開放状態で保持され、使用者
が体をかがめること、及び片手を使用すること無くケージに入ることを可能とす
る。使用者は、直立したまま、且つ両手にツール又は物品を持ったままでケージ
内に入り込むことができる。
従来技術は、１９９４年８月１６日付のＮeubauer et alへの米国特許5,337
,858に開示されるような複数段の人員用リフトを含む。Ｎeubauerの特許は、ケ
ージアセンブリが複数の片持ちばり式昇降部分のうちの最後の部分により保持さ
れるリフトを教示する。このＮeubauer特許のプラットフォーム及びケージアセ
ンブリはプラットフォームが上昇した時にマストの上方まで持ち上がるが、その
デザインは重大な内在的欠陥を有する。その重大な欠陥は、そのデザインが一連
の片持ちばり式昇降部を使用することである。片持
ちばり式部分の使用は、作業高度が着実に増加した時に安定性にデザイン上の制
限を与える。
他のタイプの従来技術の機構が１９８７年４月１４日付のＲeamet alへの米
国特許4,657,112に示されており、その特許は本出願の譲受人により所有されて
いる。Ｒeam et alの特許は、片持ちばり式マストではなく、伸縮自在のマス
トを開示する。伸縮自在のマストは、本来的に片持ちばり式マストより相当に高
い作業高度まで到達可能である。しかし、作業高度が増加すると、Ｒeam et a
lの特許に教示されたリフトの使用者はケージアセンブリへ入るためにより高く
登らなければならない。例えば、Ｒeam et alの特許4,657,112は図１において
最下位置にある伸縮自在のマストを示す。この位置において、使用者ははしご１
９を登ってケージ１７へ入らなければならない。より高いリフトを設ければ、使
用者はより高いはしごを登って最下位置又は収縮位置でケージへ入らなければな
らない。
従来技術は、固定された上部レールを有し、そこに入るためには使用者は体を
かがめなければならない（特許 4,657,112）ケージアセンブリと；及び、使用者
がケージに入る際に中段レールを開放位置まで移動又は持ち上げてそのレールを
その位置に保持しなければならないケージアセンブリと、を備える。
本発明によればリフトが提供され、そのリフトは例えばＲeam et al の特許 4
,657,112に記載される有利な伸縮可能なマストを有するが、下降して使用者のた
めの地上レベルの入口を提供することが可能であり、またケージアセンブリをマ
スト頂部の上方位置まで容易に上昇させて作業エンベロープ妨害を排除すると共
にリフトにより得られる総作業高度を増加させる手段をも提供する可動ケージア
センブリを備える。
本発明の一つの観点は、伸縮可能なマストの人員用リフトと共に使用される可
動ケージアセンブリを提供することにあり、その可動ケージアセンブリは使用者
に対する地上レベルの入口を提供すると共にケージをマスト頂部の上方へ上昇さ
せてマストによる作業エンベロープ妨害を排除する手段を提供する。
本発明の更なる観点は、運搬可能な人員用リフトを提供することにあり、その
リフトは、この分野において従来達成できなかった作業高度を本来的に達成可能
な伸縮可能なマストを有し、同時に使用者のための地上レベルの入口を提供する
と共にマストによる作業エンベロープ妨害を排除する。
本発明の他の観点は、“クラムシェル”又は旋回デザインを有するケージアセ
ンブリを提供し、地上レベルからのケージへの便利なアクセスを与え、それにお
いて使用者は体をかがめる必要が無く、片手でレールをつかむ必要無しにケージ
内へ入り込むことができる。図面の簡単な説明
図１は、本発明に係る可動ケージアセンブリの側部立面図であり、２５フィー
トの収縮自在なマストとの関連において収縮位置又は最下位置にある状態を示し
：
図２は、図１の可動ケージの上昇位置の側部立面図であり、そのアセンブリが
マスト頂部の上方の可動ケージ内にある状態を示し；
図３は、最下、収縮位置にある本発明の可動ケージアセンブリの斜視図であり
；
図４は、図３の可動ケージアセンブリ及び伸縮自在リフトの斜視図であり、ケ
ージがマスト頂部の上方にくる伸張位置にある状態を示し；
図５は、４８フィートの伸縮可能なマストとの関連において示さ
れた可動ケージアセンブリの第２実施形態の側部立面図であり；
図６は、米国特許 4,657,112に実質的に示される伸縮自在なマストの断面図で
あり；
図７は、伸縮自在なマストの昇降機構と可動ケージアセンブリの昇降機構の一
種類との関係を示す概略的断面図であり；
図８は、可動ケージアセンブリのための昇降機構の他の実施形態の概略的図示
であり；
図９は、本発明の可動ケージアセンブリのための昇降機構の第３実施形態の概
略的図示であり；及び
図１０は、開放上昇位置にあるクラムシェルケージアセンブリの斜視図である
。図面の詳細な説明
図１を参照すると、一般的に２０で示される可動ケージアセンブリが、一般的
に１０で示される運搬可能な人員用リフトと共に使用される。人員用リフト１０
は、図１に示す最下収縮位置と図２に示すような多くの上昇位置のうちの一つと
の間で移動可能な複数部分からなる収縮可能マスト５０を有する。図１に示す位
置では、ケージアセンブリはマスト５０の頂部５１の下方にある。この位置で、
マストの頂部は作業エンベロープ妨害を生じさせる。マストにより生じる作業エ
ンベロープ妨害は図５に示すように更に厳しくなり、図５では更に高いリフト１
１０が４８フィートの高さに到達可能なマスト１５０と共に示される。本発明の
第１の目標は、図１及び５に示すように地上レベルの入口を提供するが、図２及
び４に示すようにマスト５０の頂部５１の上方まで上昇可能なケージを提供する
可動ケージアセンブリ２０を提供することにある。本発明は伸縮可能なマスト５
０とともに使用することができ、そのマスト５０は、
先に述べた片持ちばり式マストと比較して、本来的に高い作業高度を達成するこ
とが可能である。
マスト５０のデザインは、米国特許4,657,112に開示されるものと実質的に同
じであり、その特許は本出願の譲受人により所有され、その特許の本文をここに
参照文献として取り込む。
人員用リフト１０は、いずれかの端部に車輪１２を有するベース部材１１を備
える。従来のデザインのアウトリガー１３の各々は、垂直方向に調整可能な地面
係合部材１４を備え、そのユニットのための拡張された支持領域を提供するため
にベース部材１１に取り付けることが可能である。
ベース部材１１の一端部では垂直マスト５０が上方へ延在している。マスト５
０は伸縮可能なマストであり、複数の伸縮する又は同心円状に配置された部分を
備える。図１乃至６に示す実施形態は、６個の部分５２、５３、５４、５５、５
６及び５７を備える。中央マスト部分は５７として示される。本発明で使用され
る好適なタイプのマストは、Ｒeam et al の米国特許 4,657,112に示されてい
る。ここに図６は特許 4,657,112の図３に示される機構を含み、その好適なマス
トの詳細な説明はここでは繰り返さない。図６を参照すると、流体により動作す
るラム７１はシリンダ部材７３及びピストン部材７２を備える。ラム７１の垂直
方向への伸張は、特許4,657,112 に詳細に記載されるチェーン７５の動作により
マストの部分５３乃至５７を上昇させる。しかし、本発明は他の伸縮可能なマス
トデザインと共に使用可能であることが理解される。一般的に３０で示されるケ
ージ支持手段は、最内部のマスト部分５７の上端部により保持されるアーム３１
を含む。支持ビーム３２がアーム３１に溶接される。ビーム３２は下方へ延び、
可動ケージアセンブリ手段２０の重量を保持する。
可動ケージアセンブリ手段又は安全ケージアセンブリ手段２０は、支持ビーム
３２上をスライドするスリーブ２１、及び、スリーブ２１のベースに強固に接続
され、その上に使用者が立つプラットフォーム又はケージベース手段２２を備え
る。また、安全ケージアセンブリ２０は上部安全レール手段２４を有し、その安
全レール手段２４は典型的にほとんどの使用者の胴部から胸部の高さである。こ
こにおいて及び請求の範囲中で使用されるように、マストの頂部上方に存在する
ケージアセンブリに言及する時、その語句はケージ２０の上部レール２４がマス
ト５０の頂部５１より上にあることを意味する。上部レール２４がマスト５０の
頂部５１より上にある時、マスト５０は使用者が道具、器具などを使用してマス
トの上方に到達することを制限しない。
図３及び１０に最もよく示されるように、安全ケージアセンブリ２０は、側壁
９１及び９２、前方壁９３及び後方壁９４を形成する複数のレールを含む。図１
、３及び１０に示す好適な実施形態は、固定された中段レール８０を備え、その
レール８０は後方壁９４並びに側壁９１及び９２に渡って水平に延びる。レール
８０は部分８０ａ及び８０ｂを備え、それらは前方壁９３の端部に沿ってケージ
ベース手段又はプラットフォーム２２まで下方へ延びる。
上部安全レール手段２４は、それぞれ側壁９１及び９２に沿って延びる部分２
４ａ及び２４ｂ；並びに、前方壁９３に沿って延びる部分２４ｃ、及び後方壁９
４に沿って延びると共に旋回可能にケージ支持手段３０に接続された部分２４ｄ
を備える。図３に示す最下位置にある上部安全レール手段２４は、プラットフォ
ーム２２上に立った時に使用者の周りに延び、使用者を取り囲む略水平なレール
を形成する。使用者が上部安全レール手段２４を図１０に示す上昇位置へ持ち上
げると、ケージアセンブリの前方壁９３が開放し、使
用者が体をかがめること、又は一方の手を使用することなくケージベース手段又
はプラットフォーム２２へ乗り込むことを可能とする。
水平な中段レール部８５は、前方壁９３の２つの垂直レール部８６及び８７並
びにそれぞれ側壁９１及び９２の垂直レール部８８及び８９により上部安全レー
ル手段２４に接続される。中段レール部８５は、固定された中段レール８０が図
３に示す位置にある状態で使用者の周りに中段エンクロージャを形成する。
上部安全レール手段２４をその上昇位置に保持するために、ガススプリング（
gas spring）１００がレール２４の下方のマウント１０１上（図８及び９）に
配置されると共に上部レール手段２４により保持されるベルクランク（bellcran
k）１０２に接続される。使用者は上部レール手段２４をその下部閉鎖位置まで
下方へ押し下げることにより上部レール手段２４を降下させる。
固定された中段レール８０は、側壁９１及び９２上に配置され、下部閉鎖位置
で上部安全レール手段２４の横方向運動に抵抗するための垂直方向に延びる安定
部材９８及び９９（図１０）を保持する。
本発明は、ケージアセンブリ手段２０をケージ支持手段３０に対して持ち上げ
るために様々の手段を含む。本発明の一つの形態では、マスト５０が上昇すると
ケージアセンブリがケージ支持手段３０に対して連続的に上昇する。本発明の他
の実施形態では、使用者はマスト５０の上昇とは独立にケージアセンブリ２０を
ケージ支持手段３０に対して上昇させることができる。
図７は、マストが上昇する時にケージ支持手段３０上のケージアセンブリ手段
２０を連続的に上昇させるための昇降手段４０の一実施形態を示す。図７に示す
実施形態において、ケージ昇降チェーン４１が設けられ、それは中央マスト部５
７に近接するマスト部５６の頂部の取り付け点から、ケージ支持手段３０のアー
ム３１により
保持されたスプロケット（sprocket）４２及び４３を超えて下方へ延び、プラッ
トフォーム２２の近くでケージアセンブリ２０に接続される。複数部分マスト５
０が上昇し、アーム３１がマスト頂部５７と共に上昇すると、チェーン４１は支
持ビーム３２に対してケージアセンブリ２０を上昇させる。このように、マスト
５０が上昇するとケージアセンブリ手段２０は連続的に上昇する。可動ケージア
センブリ２０が図２に示すその最上部位置まで上昇するためには、マスト５０は
その最大の高さまで上昇させられなければならない。
マスト５０の上昇と独立に、支持手段３０に対するケージアセンブリ２０の上
昇を容易化するために代替的手段を使用することができる。例えば、図８はケー
ジ支持手段３０上のケージアセンブリ手段２０を上昇させるための第２のタイプ
の昇降手段１４０を示す。ケージアセンブリ２０上に手動ウインチ１４１が配置
される。使用者がウインチのハンドル１４２を一方向に回転させて支持手段３０
上でケージアセンブリを上昇させ、逆方向に回転させて支持手段３０上でケージ
アセンブリ２０を下降させる。チェーンスプロケット１４３がケージ支持手段の
頂部に保持される。チェーン固定位置１４５においてケージ昇降チェーン１４４
が作業プラットフォーム２２に固定される。ケージ昇降チェーン１４４の他端は
スプロケット１４３を超えて手動ウインチ１４１の周りに延在する。
ケージ昇降手段の第３実施形態を図９に示す。この実施形態において、一般的
に２４０で示される昇降手段は、下方へ延び、ピン２４３によりプラットフォー
ム２２に接続されるロッドを２４２を有する油圧シリンダ２４１を備える。シリ
ンダ２４１の上端部はピン２４４によりケージ支持手段３０に接続される。油圧
シリンダ２４１が動作し、ロッド２４２が収縮すると、ケージアセンブリ２０が
支持手段３０に対して上方へ上昇する。ロッド２４２がシリンダ２
４１の外部の図９に示す最も伸張した位置まで伸張すると、ケージアセンブリは
支持手段３０に対してその最下位置へ移動する。ケージアセンブリをその支持手
段３０に対して移動させるために他のタイプのケージ昇降手段を設けることがで
きることが理解される。例えば、図９に示す油圧シリンダの代わりにボールスク
リューアセンブリを使用することができる。先に述べたように、ここに示した以
外の他の伸縮自在なマストのデザインを使用すること、並びに、ケージアセンブ
リ及びケージ昇降手段についてここに示した以外の他のデザインを使用すること
は本発明の精神の範囲内である。
【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項
【提出日】１９９７年１１月２６日
【補正内容】
ジアセンブリ手段に取り付けられる請求項１に記載の可動ケージアセンブリ。
３．前記ケージ支持手段上の前記ケージアセンブリを上昇させる前記手段は、前
記ケージアセンブリにより保持され、前記ケージ支持手段に接続されたウインチ
を備える請求項１に記載の可動ケージアセンブリ。
４．前記ケージ支持手段上の前記ケージアセンブリを上昇させる前記手段は、前
記ケージアセンブリと前記ケージ支持手段との間に接続された油圧シリンダ及び
ロッドを備える請求項１に記載の可動ケージアセンブリ。
５．前記可動ケージアセンブリ手段は、使用者が前記ケージへ入るための前方部
分と、前記ケージ支持手段に旋回可能に接続され、開放上昇位置と閉鎖下降位置
との間で移動可能な上部安全レール手段と、を備え、前記開放上昇位置において
は前記ケージアセンブリの前記前方部分が開放して前記使用者が体をかがめるこ
と無く、及び一方又は両方の手を使用すること無く前記ケージ内へ直接出入りす
ることを可能とし、前記閉鎖下降位置においては前記使用者が前記ケージ内に立
っている時に前記ケージアセンブリの前記上部安全レール手段が前記使用者の周
りに延在する請求項１に記載の可動ケージアセンブリ。
６．運搬可能な人員用リフトと共に使用され、クラムシェル開口形状を有する安
全ケージアセンブリにおいて、前記ケージアセンブリは、その前方部分を通じる
使用者のための地上レベル入口を提供し、
前記ケージアセンブリが安全システムを提供して前記使用者の落下を防止する上
昇位置を有する安全ケージアセンブリにおいて、
ケージ支持手段と、
前記安全ケージアセンブリ内にいる時に前記使用者が立つケージベース手段と
、及び
前記ケージ支持手段に旋回可能に接続され、開放上昇位置と閉鎖下降位置との
間で移動可能な上部安全レール手段であって、前記開放上昇位置においては前記
ケージアセンブリの前記前方部分が開放して前記使用者が体をかがめること無く
、及び一方又は両方の手を使用すること無く前記ケージ内へ直接出入りすること
を可能とし、前記閉鎖下降位置においては前記使用者が前記ケージ内に立ってい
る時に前記ケージアセンブリの前記上部安全レール手段が前記使用者の周りに延
在する上部安全レール手段と、を備える安全ケージアセンブリ。
７．前記安全ケージアセンブリは、前方壁、後方壁及び２つの側壁を備え、前記
安全ケージアセンブリはさらに：
前記後方壁及び前記側壁に渡って水平に延びると共に前記前方壁の両端部に沿
って前記ケージベース手段まで垂直に延びる固定中段レールと、
前記上部安全レール手段により保持される水平中段レールと、を備え、前記上
部安全レール手段の前記下降位置において前記ケージアセンブリは立っている使
用者の周りに延びる中段レール及び上部安全レールを提供する請求項６記載の安
全ケージアセンブリ。
８．前記上部安全レール手段が前記使用者により下方へ引き下げられるまで前記
上部安全レール手段を開放上昇位置に保持するための
保持手段をさらに備える請求項６に記載の安全ケージアセンブリ。
９．前記固定中段レールにより保持され、前記上部安全レール手段が閉鎖下降位
置にある時に前記上部安全レール手段の横方向移動に抵抗する安定化手段をさら
に備える請求項７に記載の安全ケージアセンブリ。
１０．運搬可能な人員用リフトと共に使用され、クラムシェル開口形状を有する
安全ケージアセンブリにおいて、前記リフトは、前記ケージアセンブリがその前
方部分を通じる使用者のための地上レベル入口を提供する最下位置と、前記ケー
ジアセンブリが安全システムを提供して前記使用者の落下を防止する上昇位置と
の間で移動可能である安全ケージアセンブリにおいて、
前記リフトにより支持可能なケージ支持手段と、
前記安全ケージアセンブリ内にいる時に前記使用者が立つケージベース手段と
、及び
水平軸の周りに回転するように前記ケージ支持手段に旋回可能に接続され、開
放上昇位置と閉鎖下降位置との間で移動可能な上部安全レール手段であって、前
記開放上昇位置においては前記ケージアセンブリが開放して前記使用者が体をか
がめること無く前記ケージ内へ直接出入りすることを可能とし、前記閉鎖下降位
置においては前記使用者が前記ケージ内に立っている時に前記ケージアセンブリ
の前記上部安全レール手段が前記使用者の周りに延在する上部安全レール手段と
、及び
少なくとも一部分が前記上部安全レール手段に接続された中段安全レール手段
と、を備え、前記安全ケージアセンブリは閉鎖位置において、前記使用者が前記
ケージ内に立っている時に使用者の周り
に延在する中段レール及び上部レールを提供する安全ケージアセンブリ。
１１．前記安全ケージアセンブリは、前方壁、後方壁及び２つの側壁を備え、前
記中段安全レール手段は：
前記後方壁及び前記側壁に渡って水平に延びると共に前記前方壁の両端部に沿
って前記ケージベース手段まで垂直に延びる固定中段レールと、
前記上部安全レール手段により保持され、前記上部安全レール手段の前記下降
位置において前記ケージアセンブリの前記前方壁の一部に渡って延びるとともに
前記一部を形成する水平中段レールと、を備える請求項１０記載の安全ケージア
センブリ。
１２．前記上部安全レール手段が前記使用者により下方へ引き下げられるまで前
記上部安全レール手段を開放上昇位置に保持するための保持手段をさらに備える
請求項１０に記載の安全ケージアセンブリ。
１３．前記固定中段レールにより保持され、前記上部安全レール手段が閉鎖下降
位置にある時に前記上部安全レール手段の横方向移動に抵抗する安定化手段をさ
らに備える請求項１１に記載の安全ケージアセンブリ。
１４．運搬可能なリフトと共に使用され、クラムシェル開口形状を有する安全ア
センブリにおいて、前記リフトは、前記ケージアセンブリが前記使用者のための
地上レベル入口を提供する最下収縮位置と、前記ケージアセンブリが安全システ
ムを提供して前記使用者の
落下を防止する上昇位置との間で移動可能な複数部分からなる伸縮自在なマスト
を有する安全アセンブリにおいて、
中央マスト部分を含む複数のマスト部分を有する伸縮自在なマストと、
前記中央マスト部分により保持されるケージ支持手段と、
前記ケージ支持手段により保持される前記ケージアセンブリであって、水平軸
の周りに回転するように前記ケージ支持手段に旋回可能に接続され、開放上昇位
置と閉鎖下降位置との間で移動可能な上部安全レール手段であって、前記開放上
昇位置においては前記ケージアセンブリの前記前方部が開放して前記使用者が体
をかがめること無く前記ケージ内へ直接出入りすることを可能とし、前記閉鎖下
降位置においては前記使用者が前記ケージ内に立っている時に前記ケージアセン
ブリの前記上部安全レール手段が前記使用者の周りに延在する上部安全レール手
段を有するケージアセンブリと、及び
少なくとも一部分が前記上部安全レール手段に接続された中段安全レール手段
と、を備え、前記安全ケージアセンブリは閉鎖位置において、前記使用者が前記
ケージ内に立っている時に使用者の周りに延在する中段レール及び上部レールを
提供する安全ケージアセンブリ。
１５．前記ケージアセンブリが前記マストの頂部上方に至る位置まで前記ケージ
支持手段上の前記ケージアセンブリを上昇させ、且つ、前記ケージアセンブリ支
持手段上の前記ケージアセンブリを前記マストの頂部下方の位置まで下降させて
、使用者の前記ケージアセンブリへの地上レベル入口を提供する手段を更に備え
る請求項１４に記載の安全アセンブリ。
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【要約の続き】
ケージ（２０）に入ったら安全レール（２４）を下方へ
引き下げる。