JPH11513609A - フィルタプレートの重量反応式衝打に係わるフィルタプレス - Google Patents

フィルタプレートの重量反応式衝打に係わるフィルタプレス

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JPH11513609A
JPH11513609A JP9515822A JP51582297A JPH11513609A JP H11513609 A JPH11513609 A JP H11513609A JP 9515822 A JP9515822 A JP 9515822A JP 51582297 A JP51582297 A JP 51582297A JP H11513609 A JPH11513609 A JP H11513609A
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デヴィッド マーク ヒギンズ
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ユナイテッド ステイツ フィルター コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 個別のフィルタプレート(17)の衝打を閉鎖スタックから当該フィルタプレートの分離中に行い、前記個別のフィルタプレートから濾塊の除去を促進する振動装置(71)を組み込んだ、フィルタプレスのシフター機構(22)。前記振動装置は、衝打されるフィルタプレートの重量に呼応して前記個別のフィルタプレートの振動又は衝打を選択的に行うことができ、これによって、前記振動装置は、望ましくない量の濾塊がフィルタプレートに付着していることを指示すべく、所定値よりも大きな重量を有する前記フィルタプレートを感知した場合に限って直ちに起動する。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタプレートの重量反応式衝打に係わるフィルタプレス 発明の分野 この発明は、フィルタプレスに関し、更に詳細には、濾塊の除去を促進すべく 個別のプレートをその開放移動中に衝打する重量反応式振動装置を採用した改良 型プレートシフターに関する。 発明の背景 スラリーから固形物を分離するフィルタプレスは、周知であり、広く利用され ている。かかるプレスは、スラリーをこのプレス中にわたって注入しながら固定 ヘッド部材と可動ヘッド部材の間で接触狭持される複数のフィルタプレートであ って、隣接する各フィルタプレート間で濾液又は濾塊形状の固形物を回収する前 記フィルタプレートを使用する。このフィルタプレスが満杯になると、可動ヘッ ドをフィルタプレートから後退させて開放位置に戻すとともに、ある従来型のプ レスでは、フィルタプレートを可動ヘッド近傍の開放位置に個別に順次移動させ て、隣接する各ペアのプレート間に集まった濾塊を排出させる。当該フィルタプ レートを開放位置に移動させるために、通常、このプレスの両側に、プレートの 移動及び濾塊の排出の自動制御又は手動制御を行うことができる各プレート変位 機構を近設している。 従来のプレスにおいては、通常、このプレスの両側に、個々のフィルタプレー トのハンドルと同期的に協働する一対の略同一プレートシフター機構を近設し、 これによって各プレートシフター機構がこのプレスの各サイドレールに沿って前 後に往復運動を行い、各々のプレートを開放ヘッドに向かって個別に順次移動さ せるようにして濾塊を排出する。通常、前記シフター機構は、各々、一対の可動 ストップ又は可動ポールを使用するとともに、その内の一方の可動ストップ又は ポールは、スタック中の先頭のプレートに当接してこのシフター機構の前進移動 を防止するとともに、他方の可動ストップ又はポールは、前記シフター機構が反 対方向に移動する場合に先頭のプレートの両側に係合し、このプレートを可動ヘ ッドに向かって移動させる。当該シフター機構の一例を譲受人の米国特許第4 963 255号に開示している。 多くの場合、従来のフィルタプレスは、満足できる働きをするものではなく、 特に、「粘着」特性を有する濾液又は濾塊が発生する材料を使って利用する場合 がそうであった。すなわち、「粘着性」濾塊を開放フィルタプレート間から排出 させるために重力だけに頼ることは、この濾塊がフィルタプレートのフィルタク ロス又は皮膜に付着しがちなので、適正な排出を行うには不十分である場合が多 い。多くの場合、作業員に粘着性濾塊をパドル等でフィルタプレートから擦り取 らせることによって手動で排出し易くすることが慣例である。 粘着性濾塊の自動的排出を行うとともに手動による助力という要件を回避する ために、フィルタプレートに空気を吹き付けて濾塊を外れ易くするエアーノズル が使用された。当該構造は、譲受人の米国特許第5 328 617号に開示し ている。また、譲受人も、振動装置又は衝打装置を利用することによって排出促 進を試みたが、当該装置は、同様に上記米国特許第5 328 617号に開示 したように、アーチ型変位機構のアーチに設けた全体的に独立した機構であり、 この米国特許第5 328 617号の衝打機構は、スタック中の先頭プレート に係合するとともに、このプレートが未だ前記スタックと係合しているときに限 って前記プレートの衝打を行い、この後に続いて、このプレートを開放位置に移 動させる。この衝打が濾塊の除去促進に有効であると確信する一方で、それにも かかわらず、前記米国特許第5 328 617号に開示した衝打位置と衝打機 構の取り付けは、この衝打特性の最適な利用に対応していない。 他に既知のプレスでは、特にカナダのペリン(Perrin)が製造販売した プレスでは、各フィルタプレート同士をケーブル又はリンケージ等の制御装置を 介して連結しているので、このプレスの開放中、隣接する各ペアのプレート間の 離間又は分離を連結リンケージによって制御しながら全フィルタプレートを略同 時に開放分離状態にする。全フィルタプレートの一方側近傍を、このプレスに沿 って長手方向に延出するとともに正方形又は矩形の輪郭を有する延伸チューブに 支持させている。次に、このチューブを回転させて、各フィルタプレートの一方 側に近設したハンドルに振動又は跳ね返り運動を作用させ、これによって、全フ ィルタプレートの一方側が同時に振動し、粘着性濾塊の排出を促進するようにな っている。この構造は、粘着性濾塊を排出させる場合、少なくともある程度有効 であるが、それにもかかわらず、前記構造は、このプレスの長手に略沿って長手 方向に延出する振動駆動軸が別途必要であるため、且つ、さらに、全フィルタプ レートを同時に開放離間させるので長い支持フレーム又は支持レール構造が必要 であるため、構造上の観点から望ましくない。 さらに、振動装置又は衝打装置を利用することによって排出を促進するために 、譲受人の以前の同時係属米国特許出願第08/377 537号に開示した構 造も開発された。この同時係属米国特許出願第08/377 537号の構造で は、個別のフィルタプレートの振動装置を、このフィルタプレスの各サイドレー ルに支持されて前記サイドレールに沿って長手方向に移動する各プレートシフタ ーに直接組み込むとともに、前記振動装置は、上下方向に揺動可能な衝打レバー を採用し、次に、この衝打レバーは、回転カムによって周期的に起動させ、次に 、この回転カムは、前記プレートシフターが前記プレスのサイドレールに沿って 戻り移動するのに呼応して回転する。この同時係属米国特許出願第08/377 537号の振動装置は、濾塊の除去を促進すべく個別のフィルタプレートをそ の開放移動中に振動させるのに有効であることが証明されたが、それにもかかわ らず、個別のフィルタプレートの振動又は衝打は、このプレートの戻り又は開放 移動全体にわたって周期的に又は反復的に行われるとともに、各々のフィルタプ レートがその開放移動中に同じように処理又は振動させられる。したがって、こ のため、フィルタプレートを開放方向に移動させながら衝打率を容易に変えるこ とができないので、多くの場合、衝打サイクルの数が過剰になりがちである。さ らに、実際、この振動装置全体がほとんど全体的に機械仕掛けであり、したがっ てこの振動装置は多数の部品と多数の組立ステップを有し、これによって構造及 び操作全体の煩雑さの程度が必要以上に大きくなる。 したがって、本発明の目的は、個別のフィルタプレートから濾塊の除去を促進 すべく前記個別フィルタプレートの衝打を当該プレートの閉鎖スタックからの分 離中に行う振動機構を組み込んだ、フィルタプレスの改良型シフター機構を提供 することにある。このプレートシフター機構に組み込まれた本発明の改良型振動 機構は、各々の個別フィルタプレート毎に衝打サイクル数をさらに一層選択的に 制御する能力を含めて、前記個別フィルタプレートを選択的に衝打する能力に関 して操作の柔軟性と効率を強化する機能がある。 すなわち、本発明の目的は、上述したように振動装置を設けたフィルタプレス の改良型シフター機構を提供することにあり、前記振動装置は、フィルタプレー トの全重量の関数としてプレスの開放中に個別のフィルタプレートを選択的に振 動又は衝打し、これによって、衝打すべき個別のフィルタプレートの選択、及び 、衝打サイクル数は、フィルタプレートに付着した濾塊の量と関連する。この改 良型振動装置の場合、振動装置の起動は、衝打されるフィルタプレートの重量に 呼応し、これによって、前記振動装置は、望ましくない量の濾塊がフィルタプレ ートに付着していることを指示すべく、所定値よりも大きな重量を有するフィル タプレートを感知したときに限って直ちに起動するとともに、次に、後続の衝打 サイクルが重量感知に呼応して起動するので、今度は、少なくとも所定の最大値 まで至る衝打サイクル数がフィルタプレートの重量によって制御されて、衝打サ イクル数を含めて各プレートの衝打に対する所望の制御を行うようになっている 。 さらに、本発明の目的は、構造と操作が簡単で、安価に構築でき、運転に信頼 性があり、個別のフィルタプレートを開放方向に移動させながら当該フィルタプ レートの振動機能が得られるとともに不適当で複雑な構造や制御又は機能を不要 とする、上述した改良型シフター機構を提供することにある。 上述した本発明の改良型シフター機構では、このシフター機構は、フィルタプ レスのサイドレールに沿って移動するように支持された住復動ハウジングと、さ らに、一番前のフィルタプレートの一方の方向の変位移動を止めるとともに反対 方向の開放駆動を行う普通のポールと、を含むとともに、また、前記シフターハ ウジングに取り付けたバイブレータであって、一番前のフィルタプレートと協働 して、シフトされるフィルタプレートの少なくとも一方側を持ち上げて、この後 に続いて、このフィルタプレートに付着した濾塊を外れ易くすべく当該フィルタ プレートをサイドレールに落下させてこのサイドレールに衝撃又は衝打を与える ようにする前記バイブレータも含む。前記振動装置は、フィルタプレートのサイ ドハンドル等の前端フィルタプレートの水平突起部に係合して前記フィルタプレ ートを上下方向に持ち上げる流体圧力制御式アクチュエータを含むとともに、前 記アクチュエータを突然停止させてフィルタプレートをこのプレスのサイドレー ル上に略重力誘導で自由落下させて戻す。重量感知ステップ中に前記アクチュエ ータに供給されて前記アクチュエータを制御する流体の圧力は、フィルタプレー トの重量に反応するので、フィルタプレートに付着した過剰の濾塊の存在を指示 すべく、フィルタプレートが所定の重量を越えた場合に限ってこのフィルタプレ ートを持ち上げるとともに、これに続いて前記プレートを衝打させたり又は落下 させたりする。 この発明のその他の対象や目的は、後述する明細書を読んで添付図面を調べる と、この一般的な種類の構造に精通した人にとって直ぐに明白になるであろう。 図面の簡単な説明 図1と図2は、夫々、従来のフィルタプレスの概略平面図と概略側面図である 。 図3は、図2のライン3−3に沿った拡大部分図である。 図4は、本発明によるフィルタープレスの一方側に係合するシフター機構を示 すとともに、明瞭に図示するために振動装置を省略した拡大部分側面図である。 図5は、図4のライン5−5に略沿って見た断面図である。 図6は、振動装置を取り付けたシフター機構を図示する部分側面図である。 図7は、図6のライン7−7に略沿って見た断面図である。 図8は、重量感知及び振動システムの電子及び流体制御構造の線図である。 以下の説明においては、参照だけの都合上、一定の術語を使用するが、それに 限定するものではない。例えば、「上方に向かって」「下方に向かって」「右方 に向かって」「左方に向かって」という用語は、参照する図面における各方向を 指すものとする。「前方に向かって」という用語は、図1、図2、図4、図6に おけるフィルタプレートの左方変位に関して使用し、「後方に向かって」という 用語は、図1、図2、図4、図6におけるフィルタプレートの右方変位を指すも のとする。「内側に向かって」「外側に向かって」という用語は、この装置及び 当該装置の特定部品の幾何学的中心に向かう方向と前記中心から離れる方向とを 夫々指すものとする。前記術語は、特別に述べた用語、その派生語、及び同義語 を含むものとする。 詳細な説明 図1と図2に示すように、一対の略平行で水平な延伸サイドレール13によっ て一対の端部支持体11と12を固結した略一般的なフィルタプレス10が図示 されており、前記サイドレールは、側方に向かって離間し、前記端部支持体と協 働して略堅固なフレームを区画するものである。 このフィルタプレスは、可動フォロア又はヘッド構造14をこのプレスフレー ムの一端に近設するとともに、各サイドレール13に沿って移動するように滑動 可能に支持している。この可動ヘッド14は、各サイドレールの他端近傍の前記 フレームに固定した別のヘッド15に向かって又はこのヘッド15から離れて各 サイドレールに沿って水平に滑動可能に変位することができる。前記フレームに は、普通の二重作用式圧力シリンダ等の駆動装置16を取り付けるとともに、こ の駆動装置16は、可動ヘッド14と協働してこの可動ヘッド14が固定ヘッド 15に向かって移動したり又は固定ヘッド15から離れて移動することを制御す る。 前記一対のスライドレール13間には、複数の一般的なフィルタプレート17 を各スライドレール13に懸架的に支持させている。当該フィルタプレートは、 各サイドレール間を略幅方向に延出しているので、各フィルタプレートが隣接し て配設されて、略水平に延出するプレートスタックをこのフィルタプレスの長手 方向に形成している。各々のフィルタプレート17は、夫々のフィルタプレート の両側から外側に向かって突出するとともに各サイドレール13の上部エッジと 重合しながら滑動可能に支持係合した支持アーム又はハンドル18を有し、これ によって、各フィルタプレートをこのフィルタプレスの長手方向に各サイドレー ルに沿って滑動可能に変位させることができる。前記支持アーム又はハンドル1 8は、夫々のフィルタプレート17の幅よりも相当短いプレス長手方向の幅を有 し、これによって、図2に略図示したように、隣接するフィルタプレートを当接 係合させると、隣接するハンドル18間に、所定の幅を有する隙間空間が区画さ れる。 従来のように、前記駆動装置16は、フィルタプレート17のスタックが両側 のヘッド14と15間にて密着堅固に狭持されるようにヘッド14を前方に向か って(図1及び図2の左方に向かって)移動させるために起動する。可動ヘッド 14と固定ヘッド15の内の一方又は両方のヘッドには、フィルタプレートのス タックの内部と連通する適切な導管(図示せず)を、当該ヘッドを貫いて連結さ せている。前記可動ヘッドと固定ヘッドの内の一方のヘッドからスラリーをフィ ルタプレートのスタック中に供給し、洗浄した液体が各フィルタプレートを経て 外側に向かって流れるとともに導管を経て流出し、それと同時に、各フィルタプ レートのリング状フレームと交差して延出する各フィルタ又は皮膜に固形物が集 まる。 各フィルタプレートに集まる固形物(即ち、濾液又は濾塊)の除去又は廃棄が できるようにするために、可動ヘッド14を後方に向かって(図1及び図2の右 方に向かって)図2の実線で略図示した開放位置に移動させて、次に、フィルタ プレート17を前記スタックから可動ヘッド14に向かって個別に順次後方に向 かって(図2の左方に向かって)移動させて、各フィルタプレート間に集まる固 形物を下方に向かって落下させて適切な収集ビンの中に堆積させる。各フィルタ プレート17をスタックから離れて開放ヘッド14に向かって順次個別に移動さ せるために、このフィルタプレス10は、各々のサイドレール13近傍外側に一 つずつ設けた一対のプレートシフター機構22と、前記一対のプレートシフター 機構22を各サイドレール13に沿って同期的に直線状に前後移動させる、前記 一対のプレートシフター機構22に連結した駆動装置23と、を含むプレート変 位構造21を有する。 図2に示す駆動装置23は、隣接するサイドレール13と略長手方向平行に延 出する延伸可撓性駆動部材24、具体的にはチェーン、であって、このプレスの 一端近傍に軸支された駆動スプロケット25に支持係合して駆動されるとともに 、このプレスの他端近傍に軸支された回転可能なアイドラースプロケット26に 係合する前記延伸可撓性駆動部材24、具体的にはチェーン、を含む。前記駆動 スプロケット25は、このフィルタプレスの略水平幅方向に延出するとともに一 般的なトルク感知リバース機構28を介して可逆駆動モータ27によって駆動す る駆動軸29(図3)に回転不可能に連結している。この駆動軸29は、プレス フレームを横切って幅方向に延出するとともに、両側のサイドレール13に近設 し た前記駆動チェーン24と係合する同一の前記駆動スプロケット25を駆動軸2 9の両端に配設し、両側のサイドレール13に近設した二つのシフター機構22 の同期駆動ができるようにしている。 駆動装置23を含む上記フィルタプレス10全体の構造と機能は、一般的であ り周知である。 ここで前記シフター機構22を検討すると、このプレスの両側に近設したこの 二つのシフター機構22は、互いに鏡像であること以外は同一であり、したがっ て、一方のシフター機構のみを以下説明する。 図4と図5を見ると、このシフター機構22は、断面が略Z状のキャリア又は ハウジング31であって、略上下方向に水平に延出する頂部と底部の支持プレー ト32と33から成る前記キャリア又はハウジング31を含むとともに、前記支 持プレート32と33は、上下方向に側方に向かって離間しており、略水平に延 出した中間プレート34によって固結している。この底部プレート33から複数 の支持ロール(図示せず)が内側に向かって片持ちされて、水平に延伸した支持 トラック36の上部エッジと下部エッジに夾叉しながら揺動係合するように配設 している。この支持トラック36は、隣接するサイドレール13に沿って長手方 向に離間しながら当該サイドレール13から外側に向かって突出した複数の中間 スペーサ37であって、前記サイドレール13に固定した前記スペーサ37に締 結している。こうして、前記中間スペーサ37によって支持トラック36が前記 隣接するサイドレール13から外側に向かって離間した状態で固定支持されると ともに、前記支持トラック36をサイドレールの大部分に沿って延出するように このプレスの長手方向に水平に延伸し、シフター機構22をサイドレールに沿っ て移動させることができるようにしている。 このシフター機構の移動は駆動チェーン24が制御し、この駆動チェーン24 の延伸上部リーチを中間連結プレート又はリンク38によって前記シフターハウ ジング31に連結している。 また、水平に延伸した溝状のガイドレール39が、各々のサイドレール13の 外側に固定されて前記外側に沿って長手方向に延出している。このガイドレール 39は、駆動チェーン24の上部リーチと下部リーチを誘導する機能があり、前 記駆動チェーンの上部リーチと下部リーチが各スプロケット25と26間に延出 しているので前記ガイドレール39の上部と下部の水平に突出した脚が、夫々、 前記駆動チェーンの上部リーチと下部リーチを滑動可能に支持している。 このシフター機構22には、このシフター機構の前方(図1及び図2の左方) 移動を制限するために各フィルタプレート17と協働する停止装置41を取り付 けている。この停止装置41は、延伸ポール又はレバーとして形成したものが望 ましい停止部材42から成るとともに、この停止装置41の一端を、このプレス の長手方向に対して略直交して延出する略平行な軸線44を区画するピボット4 3によって支持している。この停止レバー42は、そのピボット43をシフター ハウジング31の前記頂部プレート32で支持している。この停止レバー又は停 止ポール42の自由端には、フィルタープレートのハンドル18の前側又は前面 に当接するように図る当接面45を区画している。 通常、この停止ポール42は、図4に略図示するように、付勢スプリング46 によって上部の位置に付勢されている。また、この停止ポール42には、ハウジ ングプレート32に固定した停止ピン48と当接係合するように位置決めした拡 径タブ又はストップ47も有するとともに、前記停止ピンと、このピンの前記タ ブ47との係合と、は、スプリング46の付勢による停止ポール42の上部(即 ち、停止)位置を限定する役目をする。また、この停止ポール42は、各フィル タプレートのハンドルと滑動可能に協働するカム面として機能するようになだら かな凸面状の曲がりを形成した上面49も有し、シフターハウジングの戻り(即 ち、右方)移動中に各ハンドル18の真下で停止ポール42が通過できるように している。 また、このシフター機構22には、主に駆動部材52によって区画されたプレ ート駆動装置51も取り付けるとともに、同様に、この駆動部材52もポール又 はレバーとして形成され、ピボット53によって前記頂部ハウジングプレート3 2に支持され、このピボット53の軸線54は前記停止ポール42の軸線44と 平行に延出している。但し、このピボット53は、前記ピボット43から長手方 向前方に向かって相当の距離だけ離間し、これによって、停止ポール42と駆動 ポール52同士がこのフィルタプレスの長手方向に離間し、駆動ポール52をシ フターハウジング31の前端に一層近づいて近設している。 この駆動ポール52は、ピボット53から上方に向かって突出した略L字型ア ーム55を含むとともに、このアームの拡径内側部の前面には、フィルタプレー トのハンドル18の後面に当接するように図る当接面56を区画している。次に 、この拡径内側アーム部は、駆動ポール52が図4に示す正常な高位置にあると きにこのプレスの前方方向に突出する拡周外側アーム部と一体的に連結している 。この駆動ポール52は丸い自由端57まで達するとともに、次にこの自由端5 7は、この駆動ポールの略円滑な凸部状に湾曲した上面58と滑らかに合流して いる。 また、この駆動ポール52は、このポール52に固定した半径タブ又はストッ プ59も有するとともに、この半径タブ又はストップ59は、前記ハウジングプ レート32に固定した協働ストップ61と係合するように外側に向かって突出し ている。このタブ59がストップ61に当接係合することは、図4に示す駆動ポ ール52の正常な高位置を限定する働きをするので、通常、駆動ポール52は、 適切なスプリングの付勢によってこの高位置に保たれるとともに、これは、この 例示した実施例ではスプリング46の一端であるが、但し、所望によっては別の スプリングを設けることができる。 図4に示す高位置に保たれたときの停止ポール42と駆動ポール52は、当該 ポールの上部末端が各フィルタプレート17に付随するハンドル18の一番下の 末端から上の高さになるように配設されるので、前記ポールの上部末端は、シフ ター機構22をフィルタプレート17に対して移動させながら前記ハンドルと協 働係合するように位置決めされる。 すなわち、このプレスを固形物で充填した後、スラリーをプレス中に供給する ポンプを停止し、ヘッド14を開放位置に戻し、次に、シフト機構22を起動さ せて、各フィルタプレート17を閉鎖位置(即ち、ヘッド15に近設したプレー トのスタック)から開放ヘッド14近傍の開放位置に個別に順次戻すようにする 。シフター機構22をフィルタプレートのスタックに向かって移動させながら前 記シフター機構がこのスタックの一番前のプレートに達すると、駆動ポール52 の丸い自由端がハンドル18の前面に接触し、前記駆動ポールを下方に向かって ( 時計回りに)低位置又は引込位置に回動的に揺動させ、これによって駆動ポール をハンドル18の下を通過させることができる。このシフター機構は、右方に向 かって移動し続け、次に、前記前プレートのハンドルを通過した後の駆動ポール 52をバネで上方に向かって付勢し、この駆動ポール52の自由端を、隣接する 各プレートのハンドルによって区画されたスペース又は間隙に圧入させるように する。これとほぼ同時に、停止ポール42の当接端部又はノーズが、一番最後の フィルタプレートのハンドルの前面と接触し、これによって、各シフター機構が これ以上前方(即ち、左方)移動することを止める。 次に、トルク逆駆動によって各シフター機構が開放ヘッド14に向かって戻り 移動(右方)を開始する。このシフターアセンブリの最初の戻り移動中、駆動ポ ール52のノーズ端部が、この駆動ポールがバネで上方に向かって付勢されて揺 動するために、隣接するプレートのハンドルに対して反発し、このことがシフタ ーアセンブリの移動と結びつくことによって、前記駆動ポールのカム面58が前 端又は後端のフィルタプレートのハンドルの後側に対して反発し、一番最後のフ ィルタプレートを隣のフィルタプレートからこじ開けて離間させて後方に向かっ て僅かな距離だけ変位させる。この変位位置において、駆動ポール52は、ここ でストップ61と係合しているので、これ以上反時計回りに回転することが防止 され、この駆動ポール52の当接面56が一番最後のフィルタプレートのハンド ルの後部と係合し、各シフター機構がサイドレール13に沿って長手方向に後方 移動又は戻り移動することに呼応して当該フィルタプレートを開放ヘッド14寄 りに後方に向かって駆動させる。 各シフター機構22の構造と機能、特に、駆動ポール42と停止ポール52の 各フィルタプレートとの協働は、一般的である。さらに、簡単に上述したように 、各シフター機構の構造と作用、及び、このシフター機構の各ポールの構造と作 用は、譲受人の同時係属米国出願第08/377 537号に詳細に例示説明し ているが、この開示内容全体を引例にてここに包含する。したがって、シフター アセンブリ、特に駆動ポール及び停止ポール、の構造と作動について、及び、フ ィルタプレートを開放位置に順次変位させるフィルタプレートとの協働全体につ いて、これ以上詳細な説明は不要であると確信する。 また、本発明において、このプレート変位構造21は、先ずスタックの一番最 後のフィルタプレートを駆動ポール52によってスタックから分離させた後にこ の一番最後のフィルタプレートの重量を感知するとともに当該フィルタプレート を衝打するシステム又は手段も組み込んでおり、この一番最後のフィルタプレー トの重量感知と衝打は、一番最後のフィルタプレート17を各シフター機構22 によって駆動させながら各シフター機構22の戻り移動中に行うことが望ましい 。 すなわち、各シフター機構22の内の一方又は両方には、当該シフター機構2 2の戻り移動中に一番最後のフィルタプレートを重量感知して衝打する装置71 を取り付けている。この装置71は、圧力流体アクチュエータ72を含むととも に、このアクチュエータ72は、この例示した実施例では、滑動可能に内設した ピストン74(図8)を設けたハウジング73を有する略普通の二重作用式空気 圧シリンダから成り、このピストン74にピストンロッド75を固定し、ハウジ ング73の上端から外側に向かって滑動可能に突出させている。このハウジング 73の下端近傍には、このプレスの長手方向と略平行に延出する略水平に延出し たピボット軸線77を区画するトラニオン76を設けている。当該トラニオン7 6は、シフターハウジング31の下部プレート33に固定した一対の略平行に上 下方向に突出したサイドフレームプレート78に軸支されている。 前記サイドフレームプレート78は、上方に向かって突出するとともにこのプ レスの長手方向に離間した略平行な上部79を有するとともに、前記上部79中 には、同一であるとともに長手方向に芯合わせした延伸カムスロット81を形成 している。各々のカムスロット81は、略上下方向に上方に向かって突出した延 伸上部スロット部82を含むとともに、この上部スロット部82の下端は、下部 スロット部83の上端に合流して前記上端の連続延長部を構成する。この下部ス ロット部83は、上部スロット部82に対して外側に向かって(即ち、このプレ スのサイドレール13から側方に向かって)且つ下方に向かって傾斜している。 前記ピストンロッド75の上端又は自由端には、持ち上げ部材又は係合部材8 5を固定するとともに、前記持ち上げ部材又は係合部材85は、板状の構造を有 するとともに、前記ピストンロッドに対して横切って突出し、この持ち上げ部材 85の平らな上面86がこの圧力シリンダの長手方向軸線87と略直交して延出 するようになっている。この例示した実施例における前記持ち上げ部材85は、 前記ピストンロッドから側方に向かってこのプレスの隣接する側面寄りの方向に 突出している。この持ち上げ部材85の両側には、前記サイドフレームプレート 78に区画した前記カムスロット81内に移動しながら係合させたカムローラ又 はカムフォロア88を取り付けている。 作用においては、通常、この衝打装置71は、図6と図7に実線で示した低位 置又は引込位置に保たれ、前記持ち上げブレード85を下方に向かって設けると ともに各フィルタプレートのハンドル18から離れて外側に向かって斜倒させて いる。また、この位置において、この持ち上げブレード85は、駆動レバー52 からも離れて外側に向かって設けているので、したがってこの駆動レバー52の 回動移動に干渉しない。但し、この衝打装置71を起動すると、駆動レバー52 は、ハンドル18の後側と当接係合して設けた高位置にあるので、したがって、 ピストンロッド75が上方に向かって上昇するにつれて各カムフォロア88が下 部の湾曲カムスロット83に沿って移動し、先ず持ち上げブレード85を内側に 向かって揺動させて、変位されるフィルタプレートのハンドル18の下面の真下 に置き、次に、この後に続いて各カムフォロア88が上部の直線カムスロット8 2に沿って上方に向かって移動し、これによって持ち上げブレード85が上方に 向かって図7に点線で示した位置に移動し、これによって、フィルタプレートの 当該側が各サイドレール13の上部エッジから所定の距離だけ上方に向かって持 ち上げられる。この後、振動装置71に付随する前記圧力シリンダ72を逆に活 かしてピストンロッドを下方に向かって急激に引き込ませるとともに前記持ち上 げブレード85を下方に向かって急激に移動させ、次に、これと同時に、フィル タプレートの持ち上げ側が、サイドレール13に衝突又は衝打するように下方に 向かって効果的に自由落下し、このフィルタプレートに付着した濾塊を除去し易 くする。 また、本発明の重量感知及び衝打システムは、上記振動装置71に加えて、電 子及び流体制御構造90も含むものであり、この構造90の一実施例を図8に概 略的に図示している。 すなわち、この制御装置90は、加圧流体、即ち、望ましくは空気を、多くの 工場内に設けた普通の加圧空気供給物等の圧力源93に連結させる流体回路、つ まり、空気圧回路を含む。加圧された空気が主要オンオフ制御弁94によって圧 力源93から主要供給導管95に供給されるとともに、この主要供給導管95は 、シフター機構に付随する衝打シリンダ72に加圧空気を供給して制御する場合 に使用する分岐供給導管96に連結している。この分岐供給導管96は、普通の 4方向弁等の主要フロー制御弁97によって一対の分岐導管98、99に連結し 、また、この制御弁97は、吐出通路101に連結したポートも有するとともに 、次にこの吐出通路101は、適切な貯槽又は戻りタンク102に連結している 。前記分岐通路又は分岐導管98は、衝打シリンダ72に付随する下部チャンバ 91に連結し、前記分岐通路又は分岐導管99は、衝打シリンダ72の上部チャ ンバ92に連結している。また、分岐供給導管96中には、衝打シリンダ71に 供給する流体の圧力を調節する圧力調節弁104(電気アナログ制御式圧力調節 弁等)も格納している。 また、このフィルタプレスは、マイクロプロセッサから成るものが望ましい主 要制御装置111も含むとともに、前記制御装置は、衝打シリンダ72に供給す る加圧流体を制御して衝打シリンダ72の重量感知と衝打の両作業を制御するこ とを含めて、このプレスの全機能を制御する。このため、制御装置111は、重 量感知作業及び衝打作業を含むプレス運転全体を制御すべく各種制御信号を送受 信する。 また、衝打シリンダ72は、この衝打シリンダに係合する磁気駆動式リードス イッチS1とS2等の位置センサであって、前記衝打シリンダの延伸位置と引込 位置を夫々感知し、これによって、衝打シリンダ72が夫々延伸位置又は引込位 置にあるときに限って制御信号又はを制御装置111に送信する、前記位置 センサも有する。 また、この制御装置111は内部タイマーTも当該制御装置に係合させており 、このタイマーTは、以下更に詳述するように、重量感知サイクルの起動後の所 定の時間間隔T1に対応すべく設けたものである。また、前記制御装置は、キー パッド(図示せず)もこの制御装置に係合させており、このキーパッドは手動で 作動可能であり、各種機能を手動で選択制御することができる。例えば、このキ ー パッドでは、衝打モード又は重量感知モードにせずにこのフィルタプレスを操作 することができるプログラムの選択が可能であり、あるいは、振動モード又は衝 打モードだけを選択するプログラムの選択が可能であり、又は、重力感知と衝打 の両モードを選択するプログラムの選択が可能である。また、さらに、このキー パッドでは、連続衝打サイクル数をフィルタプレートの戻り移動中に選択するこ とができる他に、重量感知サイクル数を選択するとともにこの後に続いて、各々 の重量感知サイクル後に選択された衝打サイクル数も可能である。また、圧力調 節弁104の出力圧力も調節することができる。 次に、このフィルタプレスの作用、すなわち、個別フィルタプレートの戻り移 動の作用、つまり、個別フィルタプレートの衝打又はフィルタプレートの重量感 知とそれに続く衝打、を概説する。 各シフター機構を、固定ヘッド15近傍のスタック中の一番最後のフィルタプ レートに係合すべく前方に向かって(左方に向かって)移動させると、停止レバ ー42がスタックの一番最後のプレートのハンドルに当接するとともに、駆動レ バー52がある程度まで上方に向かって突起して、一番最後のフィルタプレート のハンドルと、その隣のフィルタープレートのハンドルと、の間の間隙に突入す る。各シフターハウジングを停止レバー42で停止させると、駆動モータ27が 方向を逆転して各シフター機構の後方(右方)方向の移動を開始させるとともに 、この最初の後方(右方)移動中、駆動レバー52が一番最後のフィルタプレー トとその隣のフィルタプレートの各ハンドル間にて楔状に反応し、一番最後のフ ィルタプレートを隣接するプレートから僅かな距離だけ効果的にこじ開けて離間 させるようにし、これによって二つのプレート間の付着又は吸着を効果的に断つ 。このとき、機械制御装置111を、濾塊が非粘着性である等のために、(1) 衝打サイクル、又は(2)重量感知及び衝打サイクル、を起動せずにただ単に各 フィルタプレートを順次開放するように選択した場合、フィルタプレートを可動 ヘッド14近傍の開放位置に個別に順次移動させるとともに、フィルタプレート を個別に開放移動させながら濾液を重力によって下方に向かって回収ピンの中に 落下させることができる。 但し、濾塊が、ある程度の衝打を必要とするような粘着特性を有することが観 察された場合であって、且つ、制御装置111を手動でプログラム化して衝打サ イクルだけが得られるようにするとともに、また、フィルタプレートの開放移動 中の連続衝打サイクル数N(1、2、3、・・・等)も選択的に調節可能に前記 制御装置中にプログラム化した場合、開放移動中の各々のフィルタプレートは、 選択した所定のサイクル数Nだけ順次個別に衝打される。衝打サイクル数は、フ ィルタプレートを開放ヘッド14近傍の開放位置に向かって移動させながら、順 次行われる。 すなわち、駆動レバー52が一番最後のプレートを隣のプレートから押し開い て離間させるようにシフター機構の戻り移動を開始した後に、つまり、シフター 機構が戻り移動を開始した後の所定の時間間隔において、制御装置111は、分 岐供給通路96の圧力が分岐通路98に供給されてこの分岐通路98から衝打シ リンダ72の下端チャンバ91中に供給される位置に前記フロー制御弁97を切 り換える制御信号をこのフロー制御弁97に供給する。同時に、このフロー制 御弁97は、他方の分岐通路99と、したがって上部チャンバ92と、を前記吐 出通路又は排出通路101に連結させる。このため、衝打シリンダ72が上方に 向かって急激に延伸するとともに、これと同時にピストンロッド75が上方に向 かって延伸し、前記持ち上げプレート85を内側に向かって揺動させて、変位さ せるフィルタプレートの隣接するハンドル18真下の位置に来るとともに、引き 続きピストンロッド75を延伸させると、持ち上げ部材85がハンドル18と係 合して、当該フィルタプレートの少なくとも一方側を上下方向上方に向かってサ イドレール13から上の一定の上下方向範囲にわたって持ち上げる。衝打シリン ダ72が一番上の位置又は略最大の延伸位置に達すると、この一番上の位置を感 知するスイッチS2がピストンロッドの存在を感知して信号を制御装置111 に返送し、それと同時に、前記制御装置は、前記フロー制御弁97を逆に切り換 える別の信号をこのフロー制御弁97に送信し、これによって分岐通路98を排 出通路101に連結させるともに、同時に分岐通路99を供給圧力通路96に連 結させる。こうして、供給圧力を上部チャンバ92に供給して、衝打シリンダ7 2を下方に向かって急激に一番下の位置まで押し込むとともに、これを位置セン サS2が感知し、次に、この位置センサS2は、衝打シリンダ72が最初の位置 又は一番下の位置に戻ったことを示す信号を制御装置111に送信する。この ピストンロッド75の急激な下方に向けた引込み中に、先に持ち上げたフィルタ プレート17が、ハンドル18がサイドレール13に当接するまで下方に向かっ て効果的に自由落下し、これによってフィルタプレートの相当な衝打又は衝突が 行われるとともに、かかる衝打又は衝突は、このフィルタプレートに付着した粘 着性濾塊を除去し易くする傾向がある。 制御装置111を、Nが1よりも大きい連続衝打サイクル数Nになるようにプ ログラム化した場合、前記衝打サイクル数は、事前にプログラム化した衝打サイ クル数Nが完了するまで順次反復する。当該衝打サイクルは、全部、フィルタプ レートを開放ヘッド14寄りに後方にむかって(右方に向かって)駆動移動させ ながら行われる。 次に、制御装置111を、個別のフィルタプレートの戻り又は開放移動中の当 該プレートの重量感知と衝打(必要な場合)の両方に対応するように事前にプロ グラム化した場合の作用を説明する。この後者の作業では、連続重量感知サイク ル数Nwの他に、各々の重量感知サイクル後の連続衝打サイクル数Nbも、調節可 能に制御装置111に事前にプログラム化される。 各シフター機構が戻り移動又は開放移動を開始するとともに、一番最後のフィ ルタプレートを、上述したように、少なくとも駆動レバー52で押し開いて隣接 のフィルタプレートから離間させたことによって、少なくとも少量だけ後方に向 かって移動させた後に、最初の重量感知サイクルを起動させる。このために、制 御装置111は、信号を圧力レギュレータ104に供給するとともに、略同時 に、分岐通路98と99の両方を供給圧力通路96に連結する信号を制御弁9 7に供給する。したがって、分岐供給管路96中の調節済み圧力が、分岐通路9 8と99から圧力シリンダチャンバ91と92に同時に供給される。チャンバ9 2の断面積は、(ピストンロッド75が存在するために)断面積91よりも大き いので、力の差がピストン74に効果的に作用するとともに、ピストン74とピ ストンロッド75を上方に向かって付勢しがちである。このため、ピストン75 と持ち上げプレート85は、一番最後のフィルタプレート17のハンドル18下 にて、持ち上げプレート85が前記ハンドルに係合するまで内側に向かって揺動 する。フィルタプレート17に濾塊が比較的無くて、このプレートの重量が空の プレート又はきれいなプレートの重量と略等しいくらいの場合、又は、空のプレ ートの重量よりもほんの僅かに越えるぐらいの場合(例えば、空プレートの重量 のわずか約110%の場合)、力の差は、制御装置111のタイマーT中に事前 にプログラム化した所定の時間間隔T1の時間切れ前にフィルタプレート17を 持ち上げるとともに位置センサS1を起動させるためにピストンロッド75を上 方に向かって移動させるのに充分な大きさであり、この時間間隔T1は、前記制 御装置が重量感知サイクルを起動させると同時に開始する。したがって、このこ とから、前記フィルタプレートがきれいであり衝打が不要であるということが判 る。したがって、位置センサS1が信号を制御装置111に返送すると、この 制御装置は、圧力が上部チャンバ92だけに供給されるようにフロー制御弁97 の切り換えを行い、これによって衝打シリンダ72を駆動して引き込むとともに 、したがってこのフィルタプレートの単一の衝打サイクルを行う。この後、前記 フィルタプレートを、ホーム位置又は開放位置に達するまで各シフター機構によ って後方に向かって移動させる。 一方、フィルタプレートに相当な量の粘着性濾塊が付着している場合、衝打シ リンダが上方に向かって延伸するように提供される力の差では、タイマーTによ る所定の時間間隔T1の時間切れ前に衝打シリンダを最大限に延伸させて汚れた フィルタプレートを持ち上げることは不可能である。この時間間隔T1が時間切 れになると、直ちに制御装置111がフロー制御弁97を切り換える信号を送信 し、分岐通路98が分岐供給通路96に連結した状態を維持しながら分岐通路9 9が排出通路101に連結されるようになっている。この結果、最大の持ち上げ 力が衝打シリンダ72に印加される。このため、位置センサS1が再び信号を 発信して衝打シリンダ72の加圧化を逆転させて衝打シリンダ72が駆動収縮す るようになるまで、前記衝打シリンダが急激に最大限まで延伸してフィルタプレ ートを持ち上げる(このフィルタプレートに粘着性濾塊が付着した場合)ととも に、フィルタプレートが下方に向かって効果的に自由落下し、サイドレール13 に衝打又は衝突するようになっている。各々の重量感知サイクル毎に選ばれた衝 打サイクル数Nbが2つ以上の場合、例えばNb=3の場合、別途続けて二つの衝 打サイクルが自動的に順次実施されて、粘着性濾塊を更に除去し易くするように なっている。 重量感知サイクル数Nwを2つ以上、例えばNw=3、に事前プログラム化した 場合、最初の重量感知サイクルに付随する全ての衝打サイクルNbが完了した後 に、2番目の重量感知サイクルを開始する。この2番目の重量感知サイクルは、 上述した最初の重量感知サイクルと同じパターンを遵守し、また、選ばれた数の 衝打サイクルNbも含む。無論、この2番目の重量感知サイクルの作動中に、衝 打シリンダ72が、時間間隔T1の時間切れ前に上部位置センサS1を起動すべ くフィルタプレートを持ち上げて最大限に延伸することができる場合、このこと から、フィルタプレートがもうきれいであり、衝打シリンダを最初の位置に戻す とともに、重量感知サイクル又は衝打サイクルをこれ以上実施しないということ が判る。 本発明の構造の場合、連続重量感知サイクル数、及び、各々の重量感知サイク ル毎に付随する連続衝打サイクル数を、濾塊の特性とこの濾塊のフィルタプレー トへの粘着性とに基づいて最適な性能を発揮するように事前にプログラム化する ことができる。同時に、濾塊をフィルタプレートから除去することはプレート毎 に異なるので、本発明は、きれいなプレートを感知した場合、重量感知サイクル と衝打サイクルを、事前にプログラム化した数字よりも前に終了させることがで きる。 多くの場合、フィルタプレートに付着した濾塊の重量は、フィルタプレートの 重量に略等しいので、このため、空のプレート又はきれいなプレートと、望まし くない量の濾塊が付着したプレートと、を一目瞭然に見分けることができる。し たがって、このため、圧力レギュレータ104を適格に調節することができるの で、重量感知サイクル中に前記持ち上げシリンダの延伸に印加した力の差を調節 して、所望の清潔度を有するフィルタプレート(即ち、相当な量の濾塊がフィル タプレートに付着していない)を感知することに係わる精度がかなり高くなるよ うにすることができる。 本発明の重量感知と振動の構造は、一方又は両方のシフター機構22に設ける ことができるとともに、個別に又は同時に起動させることができるということが 正しく認識できるであろう。 この発明の特定の好適な実施態様を例示のために詳細に開示したが、部品の再 構築を含む、この開示した装置の改変が本発明の範囲内であることが認識できる であろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年10月22日 【補正内容】 特許請求の範囲 1. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサイ ドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレーム に取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセンブ リは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄り に前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前記 一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置決 めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレール の他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサイ ドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対の サイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタプ レートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向か って前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出した閉鎖スタックに圧入されて前 記第1及び第2ヘッドアセンブリ間で締結狭持される前記複数の個別のフィルタ プレートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前記一対 のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリに向か って前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前記一対 のサイドレールの内の一方のサイドレール近傍に可動的に支持されるとともに前 記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能で、前記個別のフィルタプレ ートを前記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記開放第1ヘッ ドアセンブリ近傍の位置まで順次変位させるシフター機構を含む前記プレート変 位構造と、を有するフィルタプレスにおいて、前記シフター機構には、前記シフ ターアセンブリの前記後方方向の移動に呼応して振動装置を起動させるアクチュ エータ手段を具備する前記振動装置であって、前記変位されるフィルタプレート を閉鎖スタックから離れて移動させた後に前記変位されるフィルタプレートと協 働して前記変位されるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振動装置と、 前記変位されるフィルタプレートの重量を感知し、この後、この感知した重量が 所定量を越える場合に限って前記振動装置の前記アクチュエータ手段を起動させ て前記衝打を行う制御手段と、を取り付けるともに、前記振動装置は、低位置と 高位置の間を上下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプ レートの下面から下の高さの前記低位置に設けた前記リフト部材を具備するとと もに、さらに前記振動装置は、第2持ち上げ力よりもかなり大きな第1持ち上げ 力と、前記第2持ち上げ力と、を夫々、衝打及び重量感知中に前記フィルタプレ ートに印加すべく前記リフト部材を前記アクチュエータ手段に呼応して前記高位 置と前記低位置の間で上下方向に移動させるリフト手段を具備することを特徴と するフィルタプレス。 2. 前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートのハンドルによって 区画された前記下面の真下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を 上下方向上方に向かって変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイド レール寄りに内側に向かって水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段 を具備することを特徴とする、請求項1に記載のフィルタプレス。 3. 前記リフト手段は圧力シリンダであり、前記制御手段は、前記変位され るフィルタプレートの重量を感知するために前記リフト部材を持ち上げる第1流 体持ち上げ圧力を前記圧力シリンダに印加すべく前記アクチュエータ手段を制御 するとともに、前記変位されるフィルタプレートをその衝打中に持ち上げる第2 流体持ち上げ圧力を前記圧力シリンダに印加すべく前記アクチュエータ手段を制 御し、前記第2流体持ち上げ圧力は、前記第1流体持ち上げ圧力よりもかなり大 きく、前記第1及び第2持ち上げ力は、夫々、前記第1及び第2流体持ち上げ圧 力によって限定されることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタプレス。 4. 前記圧力シリンダは、二重作用式シリンダであり、前記リフト部材の上 下方向の上昇降下を夫々制御する第1及び第2内部圧力チャンバを区画し、前記 アクチュエータ手段は、前記制御手段に呼応して圧力流体を前記圧力シリンダに 供給し、第2持ち上げ力よりもかなり大きな第1持ち上げ力と、前記第2持ち上 げ力と、を衝打及び重量感知中に夫々定めることを特徴とする、請求項3に記載 のフィルタプレス。 5. 前記振動装置は、前記下面を区画する前記変位されるフィルタプレート のハンドルの真下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向 に上方に向かって変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール 寄りに内側に向かって水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段を具備 することを特徴とする、請求項4に記載のフィルタプレス。 6. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水平 な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフタ ーハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウジ ングから略上下方向に延伸収縮するピストンロッドを前記シリンダハウジングか ら上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストンロ ッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドの上下方向の延伸収縮に呼 応して前記水平軸線を中心に前記圧力シリングを上下方向に回動させるフォロア であって、前記ピストンロッドによって保持される前記フォロアと協働すること を特徴とする、請求項5に記載のフィルタプレス。 7. 前記圧力シリンダは、ピストンロッドに連結した滑動可能なピストンで 分離した第1及び第2圧力チャンバを具備するとともに、前記ピストンロッドは 、前記第1圧力チャンバを貫いて外側に向かって突出するとともに前記持ち上げ 部材に相互連結し、前記第1圧力チャンバは、前記第2圧力チャンバよりも小さ な断面積を有し、前記制御手段は、流体圧力を前記アクチュエータ手段によって 前記第1及び第2圧力チャンバの両方に供給して前記重量計測のための前記第2 持ち上げ力を発生させ、前記制御手段は、前記第1圧力チャンバから圧力を逃が すとともに前記第2圧力チャンバだけに前記圧力流体を供給して前記衝打のため の前記第1持ち上げ力を発生させることを特徴とする、請求項3に記載のフィル タプレス。 8. 前記制御手段は、所定の時間間隔を定めるタイミング手段であって、先 ず前記圧力シリンダを加圧すると起動する前記タイミング手段を具備するととも に、前記制御手段は、前記持ち上げ部材がこの部材の高位置に達する前に前記所 定の時間間隔が時間切れになった場合に限って前記第1圧力チャンバから圧力を 逃がすことを特徴とする、請求項7に記載のフィルタプレス。 9. 前記制御手段は、所定の時間間隔を定めるタイマー手段であって、前記 第2持ち上げ力を印加すると起動する前記タイマー手段を具備するとともに、前 記制御手段は、前記第2持ち上げ力によって前記リフト部材が前記高位置に移動 する前に前記所定の時間間隔が時間切れになった場合に前記第1持ち上げ力を前 記フィルタプレートに印加することを特徴とする、請求項1に記載のフィルタプ レス。 10. 前記リフト手段は、ピストンロッドに連結した滑動可能なピストンで 分離した第1及び第2内部圧力チャンバを有する二重作用式圧力シリンダから成 るとともに、前記ピストンロッドは、前記第1圧力チャンバを貫いて外側に向か って突出するとともに前記持ち上げ部材に相互連結し、前記第2圧力チャンバは 、前記第1圧力チャンバよりも大きな断面積を有し、前記制御手段は、力の差が 前記ピストンに作用して前記第2持ち上げ力を定めるように加圧流体を前記第1 及び第2圧力チャンバに供給することを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ プレス。 11. 前記第1圧力チャンバ中の前記流体圧力を前記制御手段で低下させて 前記第1持ち上げ力を定めることを特徴とする、請求項10に記載のフィルタプ レス。 12. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサ イドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレー ムに取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセン ブリは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄 りに前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前 記一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置 決めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレー ルの他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサ イドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対 のサイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタ プレートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向 かって前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出して閉鎖したスタックに圧入さ れて前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間に締結狭持される前記複数の個別のフ ィルタプレートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前 記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリ に向かって前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前 記一対のサイドレールの内の一方のサイドレール近傍に可動的に支持されるとと もに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能で、前記個別のフィル タプレートを前記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記開放第 1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順次変位させるシフターハウジングを有する シフター機構を含む前記プレート変位構造と、を有するフィルタプレスにおいて 、前記シフター機構には、前記シフターアセンブリの前記後方方向の移動に呼応 して振動装置を起動させるアクチュエータ手段を具備する前記振動装置であって 、前記変位されるフィルタプレートを前記閉鎖スタックから離れて移動させた後 に前記変位させるフィルタプレートと協働して前記変位されるフィルタプレート を上下方向に衝打する前記振動装置を取り付けるとともに、前記振動装置は、低 位置と高位置の間を上下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィ ルタプレートの側方に向かって突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設 けた前記リフト部材を具備し、さらに前記振動装置は、前記アクチュエータ手段 に呼応して前記高位置と前記低位置の間を上下方向に前記リフト部材を移動させ るリフト手段を具備し、さらに、前記フィルタプレスは、前記変位されるフィル タプレートの重量を感知するとともに、この後にこの感知した重量が所定量を超 えた場合に限って前記振動装置の前記アクチュエータ手段を起動させて前記衝打 を行う制御手段を具備し、前記シフター機構は、前記シフターハウジングに可動 的に支持される停止部材であって、通常、前記閉鎖スタック中の一番最後のフィ ルタプレートの前面に係合する位置に保たれて前記シフター機構の前記前方方向 の直線移動を止める前記停止部材と、前記停止部材から離間させて前記シフター ハウジングに可動的に支持されるプレート駆動部材であって、前記シフター機構 を前記後方方向に移動させると、前記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタ ックの一番最後のフィルタプレートに係合してこのフィルタプレートを前記開放 第1ヘッドアセンブリに向かって駆動押圧するように前記閉鎖スタックの前記一 番最後のフィルタプレートの後面に係合する高位置に移動可能な前記プレート駆 動部材と、を具備し、前記リフト部材を上方に向かって持ち上げて前記変位させ る フィルタプレートの前記ハンドルと係合すると、前記リフト部材は、前記フィル タプレスの長手方向に対して前記停止部材と前記プレート駆動部材の間に略位置 決めされることを特徴とするフィルタプレス。 13. 前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの 真下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かっ て変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向 かって水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段を具備することを特徴 とする、請求項12に記載のフィルタプレス。 14. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサ イドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレー ムに取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセン ブリは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄 りに前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前 記一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置 決めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレー ルの他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサ イドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対 のサイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタ プレートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向 かって前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出して閉鎖したスタックに圧入さ れて前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間に締結狭持される前記複数の個別のフ ィルタプレートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前 記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリ に向かって前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前 記一対のサイドレールの内の一方のサイドレール近傍に可動的に支持されるとと もに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能で、前記個別のフィル タプレートを前記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記開放第 1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順次変位させるシフター機構を含む前記プレ ート変位構造と、を有するフィルタプレスにおいて、前記シフター機構には、前 記シフターアセンブリの前記後方方向の移動に呼応して振動装置を起動させるア クチュエータ手段を具備した前記振動装置であって、前記変位されるフィルタプ レートを前記閉鎖スタックから離れて移動させた後に前記変位されるフィルタプ レートと協働して前記変位されるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振 動装置を取り付けるとともに、前記シフター機構は、前記サイドレール近傍に可 動的に支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能 なシフターハウジングを具備し、前記振動装置は、前記シフターハウジングに取 り付けた流体圧力シリンダを具備するとともに、前記流体圧力シリンダは、前記 流体圧力シリンダに取り付けられて前記圧力シリンダによって低位置と高位置の 間を上下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプレートの 側方に向かって突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設けた前記リフト 部材を有し、前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドル の真下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向か って変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に 向かって水平移動させる、前記振動装置に係合したカム手段を具備することを特 徴とするフィルタプレス。 15. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水 平な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフ ターハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウ ジングから略上下方向に伸張収縮するピストンロッドを前記シリンダハウジング から上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストン ロッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドの上下方向の伸張収縮に 呼応して前記水平軸線を中心に前記圧力シリンダを上下方向に回動させるフォロ アであって、前記ピストンロッドによって保持される前記フォロアと協働するこ とを特徴とする、請求項13に記載のフィルタプレス。 16. 前記変位されるフィルタプレートの重量を感知するとともに、この後 に、この感知した重量が所定量を越えた場合に限って前記振動装置の前記アクチ ュエータ手段を起動させる制御手段を具備することを特徴とする、請求項13に 記載のフィルタプレス。 17. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサ イドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレー ムに取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセン ブリは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄 りに前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前 記一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置 決めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレー ルの他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサ イドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対 のサイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタ プレートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向 かって前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出して閉鎖したスタックに圧入さ れて前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間に締結狭持される前記複数の個別のフ ィルタプレートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前 記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリ に向かって前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前 記一対のサイドレールの内の一方のサイドレール近傍で可動的に支持されるとと もに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能で、前記個別のフィル タプレートを前記一対のサイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記開放第 1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順次変位させるシフター機構を含む前記プレ ート変位構造と、を有するフィルタプレスにおいて、前記シフター機構には、前 記シフターアセンブリの前記後方方向の移動に呼応して振動装置を起動させるア クチュエータ手段を具備した前記振動装置であって、変位させるフィルタプレー トを前記閉鎖スタックから離して移動させた後に前記変位させるフィルタプレー トと協働して前記変位させるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振動装 置を取り付けるとともに、前記シフター機構は、前記サイドレール近傍に可動的 に支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能なシ フターハウジングを具備し、前記振動装置は、前記シフターハウジングに取り付 けた流体圧力シリンダを具備するとともに、前記流体圧力シリンダは、前記流体 圧力シリンダに取り付けられて前記圧力シリンダによって低位置と高位置の間を 上下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプレートの側方 に向かって突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設けた前記リフト部材 を有し、前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真 下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって 変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向か って水平移動させる、前記振動装置に係合したカム手段を具備し、前記シフター 機構は、前記シフターハウジングに可動的に支持される停止部材であって、通常 、前記閉鎖スタック中の一番最後のフィルタプレートの前面に係合する位置に保 たれて、前記シフター機構の前記前方方向の直線移動を止める前記停止部材と、 前記停止部材から離間させて前記シフターハウジングに可動的に支持されるプレ ート駆動部材であって、前記シフター機構を前記後方方向に移動させると、前記 閉鎖スタックの一番最後のフィルタプレートに係合してこのプレートを前記一対 のサイドレールに沿って前記開放第1ヘッドアセンブリに向かって駆動押圧すべ く、前記閉鎖スタックの前記一番最後のフィルタプレートの後面に係合する高位 置に移動可能な前記プレート駆動部材と、を具備し、前記リフト部材を上方に向 かって持ち上げて前記変位させるフィルタプレートの前記ハンドルに係合すると 、前記リフト部材は、フィルタプレスの長手方向に対して前記停止部材と前記プ レート駆動部材の間に略位置決めされることを特徴とするフィルタプレス。 18. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水 平な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフ ターハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウ ジングから略上下方向に延伸収縮するピストンロッドを前記シリンダハウジング から上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストン ロッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドの上下方向の延伸収縮に 呼応して前記水平軸線を中心に前記圧力シリンダを上下方向に回動させるフォロ アであって、前記ピストンロッドによって保持された前記フォロアと協働するこ とを特徴とする、請求項17に記載のフィルタプレス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサイ ドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレーム に取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセンブ リは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄り に前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前記 一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置決 めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレール の他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサイ ドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対の サイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタプ レートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向か って前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出したスタックに圧入されて前記第 1及び第2ヘッドアセンブリ間で締結狭持される前記複数の個別のフィルタプレ ートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前記一対のサ イドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリに向かって 前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前記サイドレ ール近傍に可動的に支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状に 前後移動可能で、前記個別のフィルタプレートを前記一対のサイドレールに沿っ て前記閉鎖スタックから前記開放第1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順次変位 させるシフター機構を含む前記プレート変位構造と、を有するフィルタプレスに おいて、前記シフター機構には、前記シフターアセンブリの前記後方方向の移動 に呼応して起動する振動装置であって、前記変位されるフィルタプレートを閉鎖 スタックから離れて移動させた後に前記変位されるフィルタプレートと協働して 前記変位されるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振動装置と、前記変 位されるフィルタプレートの重量を感知し、この後にこの感知した重量が所定量 を越えた場合に限って前記振動装置を起動させる制御手段と、を取り付けたこと を特徴とするフィルタプレス。 2. 前記シフター機構は、前記サイドレール近傍に支持されるとともに前記 サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能なシフターハウジングを具備し 、前記振動装置は、前記シフターハウジングに取り付けた流体圧力シリンダと、 前記圧力シリンダに取り付けるとともに低位置と高位置の間を前記圧力シリンダ によって上下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプレー トの側方に向かって突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設けた前記リ フト部材と、を具備することを特徴とする、請求項1に記載のフィルタプレス。 3. 前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真 下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって 変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向か って水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段を具備することを特徴と する、請求項2に記載のフィルタプレス。 4. 前記制御手段は、前記変位されるフィルタプレートの重量を感知すべく 前記リフト部材を持ち上げる第1流体持ち上げ圧力を前記圧力シリンダに印加す るとともに、前記変位されるフィルタプレートの衝打中に前記変位されるフィル タプレートを持ち上げる第2流体持ち上げ圧力であって、前記第1流体持ち上げ 圧力よりもかなり大きな前記第2流体持ち上げ圧力を前記圧力シリンダに印加す ることを特徴とする、請求項2に記載のフィルタプレス。 5. 前記圧力シリンダは、二重作用式シリンダであり、前記リフト部材の上 下方向の上昇降下を夫々制御する第1及び第2内部圧力チャンバを区画し、前記 制御手段は、前記圧力シリンダに圧力流体を供給し、第2持ち上げ力よりもかな り大きな第1持ち上げ力と、前記第2持ち上げ力と、を衝打及び重量感知中に夫 々定めることを特徴とする、請求項4に記載のフィルタプレス。 6. 前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真 下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって 変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向か って水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段を具備することを特徴と する、請求項5に記載のフィルタプレス。 7. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水平 な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフタ ーハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウジ ングから略上下方向に延伸収縮するピストンロッドを前記シリングハウジングか ら上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストンロ ッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドによって保持されるフォロ アであって、前記ピストンロッドの上下方向の延伸収縮に呼応して前記水平軸線 を中心に前記圧力シリンダを上下方向に回動させる前記フォロアと協働すること を特徴とする、請求項6に記載のフィルタプレス。 8. 前記シフター機構は、前記シフターハウジングに可動的に支持される停 止部材であって、通常、前記閉鎖スタック中の一番最後のフィルタプレートの前 面に係合する位置に保たれて、前記シフター機構の前記前方方向の直線移動を止 める前記停止部材と、前記停止部材から離間させて前記シフターハウジングに可 動的に支持されるプレート駆動部材であって、前記シフター機構を前記後方方向 に移動させると、前記閉鎖スタックの一番最後のフィルタプレートに係合してこ のプレートを前記一対のサイドレールに沿って前記開放第1ヘッドアセンブリに 向かって駆動押圧すべく、前記閉鎖スタックの前記一番最後のフィルタプレート の後面に係合する高位置に移動可能な前記プレート駆動部材と、を具備し、前記 リフト部材を上方に向かって持ち上げて前記変位されるフィルタプレートの前記 ハンドルに係合すると、前記リフト部材は、フィルタプレスの長手方向に対して 前記停止部材と前記プレート駆動部材の間に略位置決めされることを特徴とする 、請求項2に記載のフィルタプレス。 9. 前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真 下に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって 変位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向か って水平移動させる、前記振動装置に係合するカム手段を具備することを特徴と する、請求項8に記載のフィルタプレス。 10. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサ イドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレー ムに取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセン ブリは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄 りに前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前 記一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置 決めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレー ルの他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサ イドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対 のサイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタ プレートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向 かって前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出したスタックに圧入されて前記 第1及び第2ヘッドアセンブリ間で締結狭持される前記複数の個別のフィルタプ レートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前記一対の サイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリに向かっ て前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前記サイド レール近傍に可動的に支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状 に前後移動可能で、前記個別のフィルタプレートを前記一対のサイドレールに沿 って前記閉鎖スタックから前記開放第1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順次変 位させるシフター機構を含む前記プレート変位構造と、を有するフィルタプレス において、前記シフター機構には、前記シフターアセンブリの前記後方方向の移 動に呼応して起動する振動装置であって、前記変位されるフィルタプレートを前 記閉鎖スタックから離れて移動させた後に前記変位されるフィルタプレートと協 働して前記変位されるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振動装置を取 り付けるとともに、前記シフター機構は、前記サイドレール近傍で可動的に支持 されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能なハウジン グを具備し、前記振動装置は、前記シフターハウジングに取り付けた流体圧力シ リンダを具備するとともに、前記流体圧力シリンダは、前記流体圧力シリンダに 取り付けられるとともに前記圧力シリンダによって低位置と高位置の間を上下方 向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプレートの側方に向か って突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設けた前記リフト部材を有し 、前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真下に前 記 リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって変位させ ながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向かって水平 移動させる、前記振動装置に係合したカム手段を具備することを特徴とするフィ ルタプレス。 11. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水 平な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフ ターハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウ ジングから略上下方向に延伸収縮するピストンロッドを前記シリンダハウジング から上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストン ロッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドによって保持されるフォ ロアであって、前記ピストンロッドの上下方向の延伸収縮に呼応して前記水平軸 線を中心に前記圧力シリンダを上下方向に回動させる前記フォロアと協働するこ とを特徴とする、請求項10に記載のフィルタプレス。 12. 側方に向かって離間させて配設した一対の略水平に延伸した平行なサ イドレールを含むフレームと、前記一対のサイドレールの両端近傍の前記フレー ムに取り付けた第1及び第2ヘッドアセンブリであって、前記第1ヘッドアセン ブリは、前記一対のサイドレールの一端に近設し、前記第2ヘッドアセンブリ寄 りに前方に向かって且つ前記第2ヘッドアセンブリから離れて後方に向かって前 記一対のサイドレールの長手方向に水平移動して閉鎖位置と開放位置に夫々位置 決めされるように支持され、前記第2ヘッドアセンブリは前記一対のサイドレー ルの他端近傍に固設した、前記第1及び第2ヘッドアセンブリと、前記一対のサ イドレールに沿って前記第1及び第2ヘッドアセンブリ間を移動する、前記一対 のサイドレール間で前記一対のサイドレールに支持された複数の個別のフィルタ プレートであって、前記第1ヘッドアセンブリを前記第2ヘッドアセンブリに向 かって前記閉鎖位置に移動させると、水平に延出したスタックに圧入されて前記 第1及び第2ヘッドアセンブリ間で締結狭持される前記複数の個別のフィルタプ レートと、前記開放位置にあるときに前記複数のフィルタプレートを前記一対の サイドレールに沿って前記閉鎖スタックから前記第1ヘッドアセンブリに向かっ て前記後方方向に個別に順次変位させるプレート変位構造であって、前記サイド レール近傍で可動的に支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状 に前後移動可能であり、前記個別のフィルタプレートを前記一対のサイドレール に沿って前記閉鎖スタックから前記開放第1ヘッドアセンブリ近傍の位置まで順 次変位させるシフター機構を含む前記プレート変位構造と、を有するフィルタプ レスにおいて、前記シフター機構には、前記シフターアセンブリの前記後方方向 の移動に呼応して起動する振動装置であって、前記変位されるフィルタプレート を前記閉鎖スタックから離れて移動させた後に前記変位されるフィルタプレート と協働して前記変位されるフィルタプレートを上下方向に衝打する前記振動装置 を取り付けるとともに、前記シフター機構は、前記サイドレール近傍に可動的に 支持されるとともに前記サイドレールの長手方向に直線状に前後移動可能なハウ ジングを具備し、前記振動装置は、前記シフターハウジングに取り付けた流体圧 力シリンダを具備するとともに、前記流体圧力シリンダは、前記流体圧力シリン ダに取り付けられるとともに前記圧力シリンダによって低位置と高位置の間を上 下方向に移動可能なリフト部材であって、通常、前記フィルタプレートの側方に 向かって突出したハンドルから下の高さの前記低位置に設けた前記リフト部材を 有し、前記振動装置は、前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルの真下 に前記リフト部材を位置決めすべく前記リフト部材を上下方向上方に向かって変 位させながら、前記リフト部材を夫々隣接するサイドレール寄りに内側に向かっ て水平移動させる、前記振動装置に係合したカム手段を具備し、前記シフター機 構は、前記ハウジングに可動的に支持される停止部材であって、通常、前記閉鎖 スタック中の一番最後のフィルタプレートの前面に係合する位置に保たれて、前 記シフター機構の前記前方方向の直線移動を止める前記停止部材と、前記停止部 材から離間させて前記シフターハウジングに可動的に支持されるプレート駆動部 材であって、前記シフター機構を前記後方方向に移動させると、前記閉鎖スタッ クの一番最後のフィルタプレートに係合してこのプレートを前記一対のサイドレ ールに沿って前記開放第1ヘッドアセンブリに向かって駆動押圧すべく、前記閉 鎖スタックの前記一番最後のフィルタプレートの後面に係合する高位置に移動可 能な前記プレート駆動部材と、を具備し、前記リフト部材を上方に向かって持ち 上げて前記変位されるフィルタプレートの前記ハンドルに係合すると、前記リフ ト部材は、フィルタプレスの長手方向に対して前記停止部材と前記プレート駆動 部材の間に略位置決めされることを特徴とするフィルタプレス。 13. 前記圧力シリンダは、フィルタプレスの長手方向と略平行である略水 平な軸線を中心に上下方向に回動運動する中空のシリンダハウジングを前記シフ ターハウジングに取り付けるとともに、前記圧力シリンダは、前記シリンダハウ ジングから略上下方向に延伸収縮するピストンロッドを前記シリンダハウジング から上方に向かって突出させ、前記リフト部材の上部自由端近傍を前記ピストン ロッドに固定し、前記カム手段は、前記ピストンロッドによって保持されるフォ ロアであって、前記ピストンロッドの上下方向の延伸収縮に呼応して前記水平軸 線を中心に前記圧力シリンダを上下方向に回動させる前記フォロアと協働するこ とを特徴とする、請求項12に記載のフィルタプレス。
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