JPH11513102A - 改善された不発火検出用平均フィルタ - Google Patents

改善された不発火検出用平均フィルタ

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JPH11513102A JP10508774A JP50877498A JPH11513102A JP H11513102 A JPH11513102 A JP H11513102A JP 10508774 A JP10508774 A JP 10508774A JP 50877498 A JP50877498 A JP 50877498A JP H11513102 A JPH11513102 A JP H11513102A
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Abstract

(57)【要約】 不発火検出のための修正切り捨て平均フィルタ方法および装置は、往復エンジンの加速挙動を表す時系列加速度データ・サンプル(601)の獲得を含む。更に、ある振幅範囲内に限定された加速度データ・サンプルの一部の平均加速振幅、および、好ましくは、獲得した固定長時系列加速度データ・サンプルの時間中心加速度データ・サンプル(606)に応じて、濾波加速度データ・サンプル(607)を与える。濾波加速度データ・サンプルの大きさに応じて、不発火状態を示す(409)ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 改善された不発火検出用平均フィルタ 発明の分野 本発明は、往復エンジン内における不発火検出の分野に関し、更に特定すれば 、不発火検出システムにおいて信号の忠実度(fidelity)を改善することにより不 発火を検出する方法、および対応する装置に関するものである。 発明の背景 今日のエンジン制御装置は、その多くが一体化不発火検出システムを有する。 法的排出規制が増々厳格化しつつあるため、全てのエンジンおよび車両運転状態 において、高精度で完全な不発火検出を保証することが必須となっている。 一般的に、システム設計者は、特定のエンジン・シリンダの不発火を検出する 際、燃焼プロセスの間に生成される(または生成されない)エンジン・トルクに 大きく依存する、エンジン加速度の測定に頼っている。加速度情報が与えられる と、種々のサイン分析(signature analysis)および/またはスペクトル分析、方 法によって、不発火の予 測が行われる。 実用上の問題として、エンジンの加速挙動は、発火トルク以外のパワートレイ ンに関係する挙動による影響も受ける。これら他の挙動は、分析対象の主発火ト ルクに関係する加速度信号の忠実度、即ち、信号対ノイズ比を著しく低下させる 可能性がある。更に、エンジン動作状態によっては、ノイズが、分析対象の主エ ンジン・トルクに関係する加速度信号よりも大きくなる場合もある。更にまた、 ノイズに関係する挙動はエンジン動作のみに限定される訳ではなく、ドライブラ イン全体に関係する挙動も含む。ノイズに関係する有害な挙動には、シリンダの 不発火,トルク・コンバータのロックアップ(lockup),手動変速機の低速引き出 し挙動特性(low speed lugging behavior characteristic),変速ギアの変更, および過酷な道路状態によって少なくとも部分的に励起される、比較的低周波数 即ち発火レートの、ドライブライン共振効果即ち振動を含む。これらの各々、お よびその他の刺激源は、ドライブラインを励起し、摂動、またはその共振周波数 において過渡的な発振を発生する。 上述のドライブライン挙動が現出し、ドライブラインが発振した場合、不発火 によって誘発される挙動に対して、大量のノイズと同等のものが加速度の測定に 混入される。このノイズは、特にエンジンおよびその変速機間の複雑な機械的結 合によって、不発火事象のあらゆる信号挙動を検 出不可能としてしまう。 第1図は、一連のいくつかのシリンダにおいて発火する、適正に発火したシリ ンダによるエンジンのクランクシャフトから得られた加速度信号の無ノイズ波形 の第1部分101、および後に一連の発火シリンダにおいて発生した不発火シリ ンダによるエンジンのクランクシャフトの加速を示す波形の第2部分103を示 す。参照番号103において、適正な発火が行われなかったために、エンジンの クランクシャフトは大きく減速している。この加速挙動の観測から、振幅比較プ ロセスによって、所定のスレシホルド105におけるエンジンの加速挙動を監視 し、加速度信号がスレシホルド105以下に遷移した場合に、不発火状態を示す ことができる。 第2図は、約150シリンダ燃焼サイクルにわたる、動作中のエンジンから得 られた実際の加速度信号201の挙動を示す。この加速度信号201は、周期的 に1つのシリンダからスパーク信号を除去することによって繰り返し誘発される 不発火を含む。第2図から、実世界における用途では、動作中のエンジンから得 られる信号は、先に明らかにしたような燃焼に関係するトルク以外の原因による 影響を受けることがわかる。参照の目的のために、水平軸203に付随する参照 マーカは、連続して誘発された不発火の発生を識別する。波形201は、エンジ ンのクランクシャフトに結合された加速度検出素子を用いて得られたもので ある。クランクシャフトのねじれ振動,往復質量による慣性トルク,ドライブラ イン共振効果,およびエンジンのクランクシャフト上に誘発されるその他の機械 的な振動のために、第2図に示す波形の忠実度は比較的低くなっている。このた めに、単純なスレシホルド検出方式による不発火の検出は、ほぼ不可能である。 ドライブライン・リンギング効果(driveline ringing effect)に対処するため に、不発火判定方式の中には、連続平均フィルタ(running average filter)およ び/またはメジアン・フィルタを用いて、加速度信号におけるドライブライン振 動挙動のような、低周波数挙動を排除するものがある。メジアン・フィルタに基 づく方式には、いずれの所与のウインドウ・サイズに対しても、信号対ノイズ比 および分離ファクタが固定されるという問題がある。信号対ノイズ比は、信号の ピーク振幅のノイズのピーク振幅に対する比率として定義される。分離ファクタ は、正常発火および不発火加速度の標準偏差の和に対する、平均正常および不発 火加速度の差の比率として表現することができる。連続平均フィルタは、入来信 号における不規則な非衝撃性摂動を平滑化するには適当ではあるが、ドライブラ イン入力によって発生する鋭い単調エッジ遷移を不鮮明にする傾向があり、一方 メジアン・フィルタは、衝撃性入力(例えば、不発火加速挙動)を除去しつつ鋭 いドライブライン・エッジ遷移を保存する傾向があるが、非衝撃性の変 動によって受ける影響はこちらの方が大きい。 必要とされているのは、不発火検出のための改良された手法であり、特に、有 害なパワートレイン動作の効果に感応しないものである。即ち、改良されたシス テムは、エンジンのクランクシャフト上に誘発される機械的振動や、広い範囲の エンジン動作状態にわたるドライブライン摂動を考慮する必要がある。理想的に は、改良された技法は、衝動性および非衝動性加速挙動の双方を排除し、その下 に潜むドライブライン振動信号を、入来加速度信号から忠実度高く抽出可能とす ることである。この改良された技法は、加速度信号の信号対ノイズ比および分離 ファクタを改善し、精度高く不発火を検出することによって、加速度信号の忠実 度向上を図る必要もある。 図面の簡単な説明 第1図は、エンジン・トルクを表す理論的な加速波形を示すチャートであり、 適正な発火および不発火の挙動を示す。 第2図は、軽い負荷の下で5,000rpmで動作する実際のエンジンからの エンジン加速波形を示すチャートであり、クランクシャフトの歪み振動による高 周波数ノイズ,往復質量による慣性トルク,エンジンのクランクシャフト上に誘 発されるその他の機械的振動,およびドライブライ ン摂動の効果を示す。 第3図は、6サイクル4ストローク往復エンジンについて、正常燃焼トルク, 往復質量によるトルク,不発火,歪み振動,高次サブ・パーシャル,およびドラ イブトレイン振動によるエンジン加速の種々のスペクトル挙動特性を、エンジン ・サイクル/回転に関して示すチャートである。 第4図は、本発明の好適実施例によるシステムのブロック図である。 第5図は、本発明による好適な方法を示すフロー・チャートである。 第6図は、6シリンダ4ストローク往復エンジンから取った、実際の加速ウイ ンドウ(ウインドウ幅=29)に対する修正切り捨て平均値の計算例を示すグラ フである。 第7図は、本発明の好適実施例にしたがって、修正切り捨て平均(MTM:mo dified trimmed mean)フィルタの「Q」ファクタを決定する詳細を示すフロー ・チャートである。 第8図は、本発明による構造による処理が行われない加速度データの信号対ノ イズ比および分離ファクタの双方を示すグラフである。 第9図は、本発明の構造によって処理された、同じ加速度データの改善された 信号対ノイズ比および改善された分離ファクタの双方を示すグラフである。 実施例の詳細な説明 不発火検出のための修正切り捨て平均フィルタ方法および装置は、往復エンジ ンの加速挙動を表す固定長時系列加速度データ・サンプルを獲得することを含む 。更に、ある振幅範囲内に限定された加速度データ・サンプルの一部の平均加速 度振幅、および獲得した固定長時系列加速度データ・サンプルの時間中心加速度 データ・サンプルに応じて、濾波加速度データ・サンプルを与える。濾波加速度 データ・サンプルの大きさに応じて、不発火状態を示すことができる。 この新規な方法/装置は、予め学習したパラメータまたは適応パラメータを印 加することによって、あらゆる所与の加速度データ・サンプル・ウインドウ・サ イズに対しても、信号対ノイズ比および分離ファクタの向上を可能にするので、 現在のメジアン・フィルタに基づく不発火検出手法よりも優れた性能を有する。 第1図および第2図については、発明の背景の章で説明した。第3図は、6シ リンダ4ストローク往復エンジンについて、正常燃焼トルク,往復質量によるト ルク,不発火,歪み振動,高次サブ・パーシャル(high-order sub-partials), およびドライブライン振動による、エンジン加速の種々のスペクトル挙動特性を 、エンジン・サイクル/回転に関して示すチャートである。正常燃焼発火トルク (こ こではエネルギとして測定する),および往復質量によるトルク301は、3, 6,9サイクル/回転において現出している。不発火によって誘発されるエネル ギ303は、1サイクル/回転305(6シリンダの内3つは正常に発火し回転 するので)におけるコイル・パック不良(coil-pack failure),および1/2サ イクル/回転307(各シリンダは通常2回転毎に発火するので)における1つ のシリンダのハード不良(hard failure)を示すエネルギを含む。ドライブライン 振動309は、少なくとも部分的には、シリンダの不発火,トルク・コンバータ のロックアップ(lockup),手動変速機低速引き出し挙動特性,変速ギアの変更, および過酷な道路状態によって誘発されるものであり、比較的振幅が大きく、常 態が移動し、不発火に関連するエネルギに隣接して不安定に位置する。 即ち、往復エンジンにおいて不発火状態の判定を最も困難にしているのは、一 次(1サイクル/回転)および半次(1/2サイクル/回転)挙動である。更に 、実験から、これら接近した挙動源の挙動は、ドライブライン振動による常態(o rder)に大きな変動を発生し、更にドライブライン振動やエンジン速度,エンジ ン負荷,およびエンジン変速機結合追従性(engine-transmission couplingcompl iancy)を含む種々のエンジン動作状態による振幅(magnitude)に大きな変動を発 生することがわかっている。第2図に示した加速波形の忠実度を改善するための シ ステムおよび対応する方法について以下に詳細な説明を行う。 第4図は、不発火検出システム400を示すシステム・ブロック図である。こ のシステム400は、エンジン加速度を、燃焼動作状態(combustion performanc e)のメトリック(metric)として用いる不発火状態の検出に用いられる。更に、外 部エンジン振動およびドライブライン振動の悪影響を排除する、プログラム可能 なフィルタ415を含む構造によって、測定した加速度信号の忠実度を大幅に改 善する機能を有する。好ましくは、このフィルタ415は、予めエンジン特性に よって、および/またはエンジンの動作に応じて適応的にプログラムされる、プ ログラム可能なデジタル・フィルタである。ホイール401は、ホイール401 の縁上に放射状に配された歯即ち位置マーカ403を有する。ホイール401は 、エンジンのクランクシャフトに結合され、クランクシャフトの回転と共に回転 する。エンコーダ、即ち、位置センサ405が、ホイール401に面して配置さ れており、エンジンの燃焼プロセスによって駆動されてホイール401が回転す る際、歯403の位置を検出するために用いられる。不発火判定システム407 は、エンコーダ405の出力を解釈し、不発火挙動が検出された場合に、これを 示す信号409を供給する。 システム400はサンプル・データ・システムであるが、 必要であれば、時間連続領域においても実施可能であることを注記しておく。第 1信号処理ブロック411は、ホイール401の加速度を連続的に判定し、加速 度信号402を供給する。更に、第1信号処理ブロックは、好ましくは、ローパ ス・フィルタを含み、不発火データの常態を超えたスペクトル挙動に関連する正 常燃焼エネルギを濾波する。好適なローパス・フィルタの応答のグラフ表現を、 図3における参照番号311で示す。 別のシステム・ブロック413は、範囲変数(range variable)即ち「Q」ファ クタがエンジン特性データから、および/またはエンジンが動作するに連れて適 応的に(速度/負荷として)導出可能であることを判定する。システム・ブロッ ク419,421,423は、それぞれエンジン速度,エンジン負荷,および正 常発火変動性(normal firing variability)を測定する。これらは全て、以下に 述べるMTMフィルタに最適な範囲ファクタを決定するために使用可能である。 好ましくは、先験的に決定したエンジン特性データおよび適応的に測定されたエ ンジン・データの双方を用いて、「Q」を判定する。範囲変数即ち「Q」は、参 照番号406で与えられている。 ローパス・フィルタを通過した加速度信号402は、次に、範囲変数即ち「Q 」ファクタ406に応じて、システム・ブロック415内において修正切り捨て 平均(MTM)フィルタによる処理を受け、第3図に参照番号309で既 に示したドライブライン振動に関連するエネルギが殆ど全く含まない、濾波加速 度信号404を生成する。本質的に、MTMフィルタは非線形ハイパス・フィル タとして作用する。MTMフィルタのスペクトル応答のグラフによる推定を、第 3図における参照番号313で示す。ドライブライン摂動は、異なるエンジン動 作状態(エンジン速度,エンジン負荷,正常発火変動性等)の下で常態に関して 絶えず変化するので、範囲変数406を用いてMTMフィルタ415の修正を行 う。 濾波加速度信号404は、次に不発火検出ブロック417に供給され、既に述 べた信号409が供給され、不発火状態が発生した場合に、これを示す。以上で システム・ブロック図について説明したので、次に好適な方法について詳細に説 明する。 第5図は、好適な方法即ちルーチン500を示すフロー・チャートである。好 ましくは、この方法は、不発火判定システム407内に実施されるマイクロコン トローラ上で実行する。ルーチン500は、3つの別個のプロセス即ちソフトウ エア・モジュールを含む。第1モジュール501では、マイクロコントローラは 、第4図において説明したシステム・ハードウエアを用いて、連続的に「n」個 の固定長時系列加速度データ・サンプルを獲得する。連続的に獲得されるサンプ ル数は、上述のMTMフィルタのランク即ち次数を規定する。ここに記載する例 では、29サンプル を獲得するので、「n」は29に等しい(したがって、MTMフィルタのランク も29となる)。種々のエンジン動作状態に応じて、異なるフィルタ・ランクを 用いることも可能である。また、ステップ501は、システム・ブロック図40 0のブロック411において最初に注記したように、獲得した加速度値を濾波す るためのローパス・フィルタも含む。 ステップ503において、範囲ファクタ「Q」を決定する。ステップ503は 、第4図のシステム・ブロック413をエミュレートする。このプロセス503 は、連続プロセスでもある。範囲ファクタ「Q」の決定方法の詳細については、 後に第7図において説明する。 残りのステップ505ないし515は、第4図の参照番号415に示したMT Mフィルタをエミュレートする方法ステップを表す。ルーチン500のMTMフ ィルタ部分は、開始ステップ505において開始する。次のステップ507にお いて、ステップ501で連続的に獲得した「n」個の加速度データ・サンプルの 中から、「n」個の加速度データ・サンプルの中央の大きさを有する加速度デー タ・サンプルを決定する。 次のステップ509において、現範囲ファクタ「Q」を、ルーチン503から 取り込む。次に、ステップ511において、次の基準に基づいて、サンプル・ウ インドウ(29)内にある1つ以上の加速度データ・サンプル「x」を選択 する。 (中央値−「Q」)<「x」<(中央値+「Q」) 次にステップ513において、ステップ511において選択した加速度データ ・サンプルの平均を取る。 ステップ515において、ステップ511で規定した範囲に該当する加速度デ ータ・サンプルの平均、およびステップ501で連続的に獲得した「n」個の加 速度データ・サンプルの1つを用いて、濾波加速度データ・サンプルを決定する 。好ましくは、ステップ513で決定した平均加速度データ・サンプルから、時 間中心加速度データ・サンプル(time-centered acceleration data sample)を減 算する。 実際のデータの一例をチャート形態で以下に示す。加速度データ・サンプルは 、6シリンダ4ストローク往復エンジンから獲得したものである。 チャート1 サンプル番号 加速度 1 −1.0671 2 −0.6579 3 −0.1037 4 0.4599 5 0.919 6 1.169 7 1.2091 8 1.064 9 0.8111 10 0.5084 11 0.195 12 −0.2236 13 −0.8127 14 −1.628 15 −2.5846 16 −3.5733 17 −4.3497 18 −4.7232 19 −4.5257 20 −3.7294 21 −2.4191 22 −0.8397 23 0.7467 24 2.0074 25 2.7802 26 2.9494 27 2.6294 28 1.9442 29 1.1657 第6図は、先に導入したデータをグラフ形態で示す。連続的に獲得した加速度 データ・サンプル601は、それらの相対的な大きさおよび時間関係によってプ ロットされている。 ステップ507に戻り、「n」個の加速度データ・サンプルの内、中央の大き さを有する加速度データ・サンプルを判定する。先に提示したデータでは、サン プル11(0.1950)が、中央加速度データ・サンプルとなる。この中央加 速度データ・サンプルを第6図において参照番号603で示す。中央加速度デー タ・サンプルは、計算値、または計算した中央値に最も近い実際のデータ・サン プルの1つのいずれとしてもよいことを注記しておく。 次に、ステップ507において、ルーチン503から範囲ファクタ「Q」を取 り込む。ここでは、取り込んだ範囲ファクタは3である。取り込んだ「Q」およ び判定した中央値から、範囲の境界は、(0.1950+3)609,および( 0.1950−3)611に決定することができる。次いで、ステップ511に おいて、判定した中央加速度データ・サンプル(サンプル11)周囲に限定され る、境界609,611内に入る加速度データ・サンプルの全てを収集する。該 当する加速度データ・サンプルは、加速度データ・サンプル1ないし15,およ び21ないし29を含む。 次に、ステップ513において、選択した加速度データ・ サンプル1ないし15および21ないし29の平均を取り、平均加速度振幅(M TM値)を得る。ここでは、決定された平均加速度振幅は(0.4259)とな る。この決定された平均加速度振幅を第6図の参照番号605で示す。 次に、ステップ515において、時間中心加速度データサンプルからMTM値 を減算し、これに基づいて、濾波加速度データ・サンプルを決定する。時間中心 加速度データ・サンプルは、第6図の参照番号606で示す。結果的に得られた 濾波加速度データ・サンプルは、−2.5847−0.4259即ち−3.01 05の大きさを有する。この濾波加速度データ・サンプルは、第6図の参照番号 607で示す。 次に、範囲ファクタ「Q」の決定について詳細に説明する。第7図は、修正切 り捨て平均(MTM)フィルタの「Q」ファクタを決定する詳細を示すフロー・ チャートである。本質的に、第7図は、第5図において説明したルーチン503 を拡張したものである。ルーチン503は、本質的に、「Q」の動的(即ち、適 応的)決定、および静的な(即ち、先験的に決定した)「Q」の読み出しという 2つの主要ルーチンから成る。まず、「Q」の動的(即ち、適応的)決定につい て、その詳細を述べる。 ドライブライン共振信号は、文献によってはルート信号(root signal)とも呼 ばれている。これは、単調な運転に関連付けられた一連の一定レベルとして考え ることができ る。MTMフィルタの目標は、他の非衝動性入力および衝動性入力を除去しつつ 、その下に潜む「ルート信号」の忠実度を検出し維持することである。ルート・ ドライブライン共振効果が得られた後、これらを入力加速度信号から除去するこ とができる。いずれの所与の時点に組み入れるためにも、「Q」のレベルを適正 に規定するには、1)ルート信号上に乗っているノイズのレベル、および2)ル ート信号のエッジの高さの全体的な大きさ(即ち、あるレベルから次への単調な ジャンプの大きさ)の適応的または先験的知識が必要となる(即ち、「Q」は、 ノイズ・レベルおよびルート信号の振幅の関数である)。ステップ701におい て、「o」個の加速度データサンプル集合を連続的に獲得する。集合「o」内の 加速度データ・サンプル数は、第5図に示したルーチン500のステップ501 において獲得した「n」個の加速度データ・サンプルと同一でも、相違してもよ い。 ステップ703において、「o」個の加速度データ・サンプル集合の標準偏差 「x」のロバスト推定値を計算する。推定値の計算には多くの異なる技法の使用 が可能であり、ここでは、標準偏差を計算する前に、境界から遠く離れたデータ 、即ち、異常データを排除する。このステップを用いて、ルート信号上のノイズ ・レベルを推定する。同時にステップ705において、「p」個のMTM平均値 の別の集合を獲得する。次に、ステップ707において、好まし くはエッジ単調傾向検出器(edge-monotonic trend detector)を用いて、エッジ の高さ「h」を判定する。エッジの高さ「h」は、本質的に、後に入力加速度信 号から排除するために、既存のドライブライン共振状態に対して保持すべきレベ ル・ジャンプの最少の大きさを識別する。したがって、「h」は、加速度データ の中に潜むドライブライン・リンギング内容(driveling ringing content)の大 きさの尺度となる。 ステップ709において、「a」(定数)および「x」、即ち、「o」個の加 速度データ・サンプル集合の標準偏差の判定予測推定値の積よりも、「h」が大 きいか否かについて検査を行う。大きい場合、ステップ711において、「h」 と、「b」(定数)および「x」、即ち、ステップ703において判定した「o 」個の加速度データ・サンプル集合の標準偏差のロバスト推定値の積との差に、 範囲ファクタ「Q」を等しく設定する。 「a」および「x」の積が「h」よりも大きくない場合、ステップ713を実 行する。ステップ713において、「b」(定数)および「x」、即ち、「o」 個の加速度データ・サンプル集合の標準偏差のロバスト推定値の積に依存する値 に、範囲ファクタ「Q」を設定する。 次いでステップ715において、適応的「Q」を濾波し、あらゆる異常を除去 する。 次に、静的な(即ち、先験的に決定した)「Q」の導出 について詳細に説明する。ステップ717において、第4図で説明した装置を用 いてエンジン速度を測定する。ステップ718において、エンジン正常発火変動 性を測定する。正常発火変動性は、加速度データ・サンプルを解釈することによ って、加速度に関して測定することができ、本質的に、エンジン発火挙動の比較 的長期の分散を表す。また、ステップ719において、好ましくはエンジンの質 量空気流を測定することにより、あるいはマニフォルドの絶対圧力およびステッ プ717から得られるエンジン速度を組み合わせることにより、エンジン負荷を 測定する。測定エンジン速度,正常発火変動性,および測定エンジン負荷のいず れか1つまたは全てを用い、ステップ721において先験的決定「Q」を読み出 す。 ステップ723において、先験的決定「Q」および濾波適応的決定「Q」のい ずれかまたは双方に応じて、最終的な「Q」即ち範囲変数を決定する。先に述べ たステップ509において適用するのは、この最終的に決定される「Q」である 。 上述の手法を適用した結果を提示する前に、分離ファクタおよび信号対ノイズ 比の定義について、次に詳細に説明する。 発明の背景において述べたように、不発火検出機構には2つの重要なメトリッ ク、即ち、分離ファクタと信号対ノイズ比がある。分離ファクタは、2つの母集 団間の差を定 義するために用いられるメトリックである。ここに記載する用途では、2つの母 集団は、1)正常な発火事象に基づく大きさの変動および2)不発火事象に基づ く大きさの変動を表す。分離ファクタは、母集団の中心傾向(central tendencie s)の尺度および母集団の変動を含む。分離ファクタは、以下のように計算される 。 式1 分離ファクタ=|平均(発火値)−平均(不発火値)|÷(σ(発火値)+σ (不発火値)) 信号対ノイズ比は、発火事象および不発火事象の最大および最少振幅値に基づ くメトリックである。(最悪の場合の)信号対ノイズ比は次のように計算される 。 式2 最悪の場合の信号対ノイズ比=(最大(不発火値))÷(最少(不発火値)) 以上で、本システム,方法ステップ,ならびに分離ファクタおよび信号対ノイ ズ比の定義の説明を終了する。次に、処理前および処理後のデータ例を用いて、 上述の手法を適用した結果得られる利点を例証する。 第8図は、本発明の構造による処理をしていない加速度 データの信号対ノイズ比および分離ファクタの双方を示すグラフであり、第9図 は、本発明の構造による処理を行った、同一加速度データの改善された信号対ノ イズ比および改善された分離ファクタの双方を示すグラフである。 参照番号821,921は、各±1標準偏差線によって限定された正常発火母 集団の演算手段(arithmetic means)を示す。参照番号822,922は、各±1 標準偏差線によって限定された負発火母集団の演算手段を示す。 破線は、特定の動作状態(即ち、発火または不発火)の間の変動の尺度を表す 。特徴(feature)823,923は、発火母集団および不発火母集団間の平均距 離を表す。 特徴803,805,807は、本発明の構造を適用する前のエンジン不発火 による加速度信号を表す。特徴903,905,907は、本発明の構造を適用 した後の不発火による加速度信号を表す。 特徴809,811,813は、本発明の構造を適用する前の加速度信号に対 するドライブライン共振効果を表す。特徴909,911,913は、本発明の 構造を適用した後のドライブライン共振効果の減少を表す。 特徴814,815,914,915は、最悪の場合の信号対ノイズ比をグラ フ状で表す。815の814に対する比率、および915の914に対する比率 は、本発明の構造を適用する前および後の、最悪の場合の信号対ノイズ比を表す 。 本発明の構造の全体としての目標は、分離ファクタおよび信号対ノイズ比を最 大に高めることである。このためには、理想的には、母集団間の平均距離を無限 大に近づけつつ、母集団の変動をゼロに近づけることが必要である。 第8図における加速度データの分離ファクタおよび信号対ノイズ比は、それぞ れ、2.5および1.2である。第9図における加速度データの分離ファクタお よび信号対ノイズ比は、それぞれ、3.1および2.4である。この結果は、分 離ファクタおよび信号対ノイズ比双方において、大きな改善を示している。この 改善により、現行の法律によって義務付けられている、より広い範囲のエンジン 動作状態に対して、精度を高めた不発火検出を可能となる。 要約すれば、上述の手法を適用することにより、エンジン加速度を表す信号の (分離ファクタおよび信号対ノイズ比に関して測定した)忠実度に大きな改善を もたらすことが可能となる。これは、エンジンおよびドライブラインが関係する 変数の大きさ,期間,および周波数変動に応じて、広いダイナミックレンジにお いて信号の忠実度を改善することが含まれる。この改善のために、従来技術のシ ステムよりも大幅に広い範囲の車両動作状態にわたってエンジン不発火の検出が 可能となり、不発火によって刺激されて、ドライブラインがリンギングしている 間の不発火の検出を含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルフェ,マーガレット・エー アメリカ合衆国ミシガン州ファーミント ン・ヒルズ、ポトマック・サークル23034 (72)発明者 ステインル,グレゴリー アメリカ合衆国ミシガン州ロイヤル・オー ク、クロウサン・アベニュー2437

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.往復エンジン用不発火検出システムのための平均フィルタ方法であって: 前記往復エンジンの加速挙動を表す固定長時系列の加速度データ・サンプルを 得る段階; ある振幅範囲内に限定された前記加速度データ・サンプルの一部の平均加速度 の大きさ、および前記固定長時系列加速度データ・サンプルの特異加速度データ ・サンプルに応じて、濾波された加速度データ・サンプルを与える段階; および 前記濾波された加速度データ・サンプルの大きさに応じて不発火状態であるこ とを示す段階; から成ることを特徴とする方法。 2.前記振幅範囲が、所定の振幅範囲であることを特徴とする請求項1記載の方 法。 3.エンジン速度を測定する段階を更に含み、 前記振幅範囲が、前記エンジン速度に応じて決定されることを特徴とする請求 項1記載の方法。 4.エンジン負荷を測定する段階を更に含み、 前記振幅範囲が、前記エンジン負荷に応じて決定されることを特徴とする請求 項1記載の方法。 5.正常発火加速度の変動性を測定するステップを更に含み、 前記振幅範囲が、前記正常発火加速度の変動性に応じて決定されることを特徴 とする請求項1記載の方法。 6.前記濾波された加速度データ・サンプルを決定する段階は、前記特異加速度 データ・サンプルから前記平均加速度振幅を減算することによって、前記濾波さ れた加速度データ・サンプルを決定する段階から構成され、それに応じて前記濾 波加速度データ・サンプルを与えることを特徴とする請求項1記載の方法。 7.前記特異加速度データ・サンプルは、前記固定長時系列の加速度データ・サ ンプルの時間中心加速度データ・サンプルであることを特徴とする請求項1記載 の方法。 8.前記特異加速度データ・サンプルは、前記固定長時系列加速度データ・サン プルの時間中心加速度データ・サンプルの振幅に近い振幅であることを特徴とす る請求項1記載の方法。 9.往復エンジン用不発火検出システムのための平均フィルタ方法であって: 前記往復エンジンの加速挙動を表す、固定長時系の列加速度データ・サンプル を得る段階; 前記固定長時系列の加速度データ・サンプルの内中央値を有する中央加速度デ ータ・サンプルを判定する段階; 変数の範囲を決定する段階; 中央加速度データ・サンプルから前記範囲の変数を減じたもの、および前記中 央加速度データ・サンプルに前記範 囲の変数を加算したものの範囲内に限定された大きさを有する複数の加速度デー タ・サンプルを、前記固定長時系列の加速度データ・サンプルから選択する段階 ; 前記選択した複数の加速度データ・サンプルの平均的な大きさに応じて、平均 加速度振幅を与える段階; 前記固定長時系列の加速度データ・サンプルの前記平均加速度振幅および時間 中心加速度データ・サンプルに応じて、濾波された加速度データ・サンプルを決 定する段階;および 前記濾波された加速度データ・サンプルの大きさに応じて不発火状態であるこ とを示す段階; から成ることを特徴とする方法。 10.前記変数の範囲は、所定の範囲であることを特徴とする請求項9記載の方 法。 11.エンジン速度を測定する段階を更に含み、 前記変数の範囲は前記エンジン速度に応じて決定されることを特徴とする請求 項9記載の方法。 12.エンジン負荷を測定する段階を更に含み、 前記変数の範囲は、前記エンジン負荷に応じて決定されることを特徴とする請 求項9記載の方法。 13.正常発火加速度の変動性を測定するステップを更に含み、 前記変数の範囲は、前記正常発火加速度の変動性に応じて決定されることを特 徴とする請求項9記載の方法。 14.前記濾波された加速度データ・サンプルを決定する段階は、時間中心加速 度データ・サンプルから前記平均加速度振幅を減算することによって、前記濾波 された加速度データ・サンプルを決定する段階から構成され、それに応じて前記 濾波された加速度データ・サンプルを与えることを特徴とする請求項9記載の方 法。 15.往復エンジン用不発火検出システムのための平均フィルタ装置であって: 前記往復エンジンの加速挙動を表す固定長時系列の加速度データ・サンプルを 獲得する加速度測定素子; ある振幅範囲内に限定された前記加速度データ・サンプルの一部の平均加速度 振幅、および前記固定長時系列の加速度データ・サンプルの時間中心加速度デー タ・サンプルに応じて、濾波された加速度データ・サンプルを与えるフィルタ; および 前記濾波された加速度データ・サンプルの大きさに応じて不発火状態を示す素 子; から成ることを特徴とする装置。 16.往復エンジン用不発火検出システムのための平均フィルタ装置であって: 前記往復エンジンの加速挙動を表す、固定長時系列の加速度データ・サンプル を得る加速度測定手段; 前記往復エンジンの動作状態を測定する手段; 前記固定長時系列の加速度データ・サンプルの内中央値 を有する中央加速度データ・サンプルを判定する手段; 前記往復エンジンの動作状態に応じて変数の範囲を決定する手段; 中央加速度データ・サンプルから前記範囲の変数を減じたもの、および前記中 央加速度データ・サンプルに前記範囲の変数を加算したものの範囲内に限定され た大きさを有する複数の加速度データ・サンプルを、前記固定長時系列の加速度 データ・サンプルから選択する手段; 前記選択した複数の加速度データ・サンプルの平均的な大きさに応じて、平均 加速度振幅を与える手段; 前記固定長時系列の加速度データ・サンプルの前記平均加速度振幅および時間 中心加速度データ・サンプルに応じて、濾波された加速度データ・サンプルを決 定する手段;および 前記濾波された加速度データ・サンプルの大きさに応じて不発火状態を示す素 子; から成ることを特徴とする装置。 17.前記往復エンジンの動作状態を測定する前記手段は、エンジン速度を測定 する素子から成り、 前記変数の範囲は、前記エンジン速度に応じて決定されることを特徴とする請 求項16記載の装置。 18.前記往復エンジンの動作状態を測定する前記手段は、エンジン負荷を測定 する素子から成り、 前記変数の範囲は、前記エンジン負荷に応じて決定され ることを特徴とする請求項16記載の装置。 19.前記往復エンジンの動作状態を測定する前記手段は、正常発火加速度の変 動性を測定する素子から成り、 前記変数の範囲は、前記正常発火加速度の変動性に応じて決定されることを特 徴とする請求項16記載の装置。 20.前記往復エンジンの動作状態を測定する前記手段は、前記時間中心加速度 データ・サンプルから前記平均加速度振幅を減算することによって、前記濾波さ れた加速度データ・サンプルを決定する手段を含み、それに応じて前記濾波され た加速度データ・サンプルを与えることを特徴とする請求項16記載の装置。 21.前記濾波加速度データ・サンプルの大きさに応じて、不発火状態であるこ とを示す手段を更に備えていることを特徴とする請求項16記載の装置。
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