JPH11513004A - コンテナの排出手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コンテナ（１）の開いた頂部を覆って取り付け、コンテナをフードの脚部の上で逆にして立たせることができるようにするフード（１４）である。この場合、コンテナの内容物はコンテナ（１）の開いた頂部およびフード・シュート（１９）を介して排出することができる。フード（１４）はコンテナ（１）を把持するラッチ手段（３０）を含み、フード（１４）をコンテナ（１）の上に置き、そして取り外すために必要なリフト装置と係合するための可動ソケット（２５）を含む。リンク仕掛け（２９、３４）はソケット（２５）およびラッチ手段（３０）を接続し、リフト装置でフード（１４）をリフトする際にソケット（２５）が移動することにより、ラッチ手段（３０）はばね（２９）によって偏っているラッチ状態から解放状態に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】 コンテナの排出手段 発明の分野 本発明はコンテナの内容物の排出に関する。 発明の背景 多くの形態のコンテナが、乾燥した飛散しやすい材料の収容および移送に使用 される。インタロックした４つの側面を取り付けるパレットまたはベースを含む タイプのコンテナである。本発明は、上記形態のコンテナを特に念頭に置いて考 案したものであるが、これらのコンテナに限定されるものではない。 コンテナを空にする際に採用する方法は、コンテナの内容物に大きく依存して いる。顆粒のような流動性材料であれば、重力による吐出しが可能であるはずで ある。これを容易にするために、コンテナに底部排出ポートを備えることができ るが、適切なコンテナを開発する試みは全体として成功しているとは言えない。 別法としては、コンテナから内容物を流出させるのに必要な程度だけコンテナ を傾ける方法がある。非調節排出が起こらないようにする場合には、材料の流量 を継続的に監視し、コンテナの傾きを調整して必要な排出量を維持しなければな らない。この排出方法は手間および／または時間がかかり、したがって好ましく ない。 さらに別の排出方法は、流量調節装置を備えた排出開口を有するフードをコン テナの開いた頂部に取り付け、次いでコンテナを逆にした状態で支持するもので ある。この方法に関する難題は、どのようにして最も効率的かつ経済的にコンテ ナを逆にし、逆にした状態で支持するかということである。本発明はこの問題に 対処するためのものである。 発明の概要 ４つの側面、ベース、および開いた頂部を有するコンテナのためのフードであ って、このフードは、コンテナの開いた頂部の４つのコンテナ側面の頂縁部に着 座する着座端部を有する４辺フレームと、フレームの着座端部から延びるフレー ム上の脚部と、フレームの脚部と同じ方向にフレームの着座端部から延びる先細 のシュート・ボディによって隔離された、フレームの着座端部に隣接するフード ・フレームに固定された入口端部およびそれより小さい吐出し端部を有する吐出 シュートと、フード・リフト手段を受け入れるためフード・フレーム上にあって 、作動位置と作動位置よりフレーム着座端部に近い休止位置との間でフレームの 着座端部に近づくまたは遠ざかるように移動できるソケット手段と、リンク仕掛 によってソケット手段に接続され、フードをコンテナに結合するラッチ状態と解 放状態との間で移動することができ、ラッチ位置に偏っていて、そのラッチ状態 および解放状態がそれぞれソケット手段の休止位置および作動位置に対応する、 フード・フレーム上のラッチ手段とを含む。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明のフードとともに使用するように意図した一般的な形態のコ ンテナの概略図である。 第２図は、本発明によるフードの概略的な端面図である。 第３図は、第２図のフードの概略的な側面図である。 第４図は、フード上のラッチ手段が解放状態になる位置にフードをリフトした 、第２図と同様の図である。 第５図は、コンテナに取り付けた第２図のフードを示す概略図である。 第６図は、フード・シュートを介したコンテナの内容物の排出に備えて逆にし た、第５図のコンテナおよびフードを示す概略図である。 図面の詳細な説明 第１図のコンテナは直立状態の側面３、４、５、６を有するベース２を含み、 これらの側面は、永続的にベース上に直立するようにすることも、ベースにヒン ジ止めし、折りたたんでベース上で重ねることができるようにすることも、また はベースから取り外すことができるようにすることもできる。コンテナには、通 常は蓋７を設ける。 上記タイプのコンテナの側面３〜６は、一般に、その全ての端部がフレームの 垂直材１１および１２に接続された頂部レール８、底部レール９、および中間レ ール１０を有する金属フレームで構築される。フレームのレールおよび垂直材は 、従来通り管状鋼または山形鋼で作成される。コンテナ側面のフレームの内側は 、一般にベニヤ合板または堅いプラスチック・シートであるライナ・パネル１３ で覆われる。 第２図のフード１４は、拡張部１８を形成する脚部を有する４つのコーナー柱 １７によって接合された４辺ブレース・フレーム１６から間隔を空けた４辺環状 フレーム１５を含む。環状フレーム１５は、フードの着座端部を提供し、形状お よびサイズともに第１図に示す一般的なタイプのコンテナの開いた端部でコンテ ナの４つの側面の頂縁部に着座するのに適している。使用に際しては、密封スト リップまたはその他の密封手段を、環状フレーム１５とコンテナ側面３、４、５ 、６の頂縁部との間に配置することができる。 四角錐の一部分となるボディ２０を有するものとして図示するシュート１９は 、その入口端部２１でフレーム１５に固定され、栓手段および流量調節手段２３ を備えた吐出し端部２２を有する。シュート１９の形状は、扱う材料のタイプに 合わせて変更することができる。シュート・ボディ２０は、第２図に点線２４で 示すように、（例えば）コンテナ１に収容された液体で満たしたライナ・バッグ の頂部を支持するために、かなり短くすることもある。 ２つの管２５（または溝）は、ブレース・フレーム１６の対向するエレメント ２６の下側面に隣接して（フードが脚部１８で支持されている場合）吊り下げ式 に取り付けた、フォークリフト・トラックの歯を受けるソケットを形成する。こ の取り付けは、対向するフレーム・エレメント２６中に滑動可能に係合し、これ を貫通して延びる柱２７の対を介して行われる。フレーム・エレメント２６の穴 以外の支持手段を柱対に提供することができることは理解されるであろう。各柱 対には保持器２８があり、柱２７には保持器２８とフレーム・エレメント２６の 上側面との間に圧縮ばね２９があり、これにより管２５は引っ張られてフレーム ・エレメント２６の下側面に接する。 フード上にはラッチ手段が設けられ、これによりフード１４をコンテナ１に結 合することができる。ラッチ手段は、フード・フレームの対向する側面に１対の アーム２９を含み、アーム２９はその第１端部に環状フレーム１５の下に延びる フック３０を備える。第２図に示すように、各アーム２９は、フレーム１５の対 向する部材３２に固定されたブラケット３１に旋回可能に接続される。 アーム２９のもう一端は、その端部がフレームのコーナー柱１７に旋回可能に 接続されたシャフト３５に固定されたレバー３４の第１端部に、位置３３で旋回 可能に接続される。レバー３４のもう一端は保持器２８に結合される。 再度第２図を見ると、ばね２９がチューブ２５を引いてこれをフレーム・エレ メント２６と接触させることにより、ラッチ手段を、フック３０が第１図のタイ プのコンテナの頂部レール８と係合することになるラッチ状態に偏らせているこ とは明らかであろう。フック３０はコンテナの構造に合わせて変更することがで き、いくつかの場合には、コンテナ側面の頂部レール以外のコンテナ構成部品と 係合することもある。フック３０は単なる例示的なものであり、フード１４とと もに使用するコンテナと協働するようになされたその他の形態のラッチ・エレメ ントと交換することができることは理解されるであろう。 フード１４を持ち上げてコンテナ上に位置決めする際には、第４図に３６で示 すフォークリフトの歯をチューブ２５に挿入し、上向きにリフトする力を加える 。これによりフード１４の重量によってばね２９が圧縮され、ばね２９が完全に 圧縮されるとリフトする力が保持器２８および圧縮されたばね２９を介して支持 フレーム１６に加わり、フード１４がリフトされることになる。同時にレバー３ ４が旋回し、第３図に示す解放状態にフック３０を移動させる。次いでフード１ ４はコンテナ１の頂部と位置合わせされ、コンテナ上に降ろされる。フレーム１ ５はコンテナ側面３、４、５、６の上側縁部上で休止することになり、フォーク リフトの歯３６が下降するにつれて、フック３０を移動させるリンク仕掛けが、 アーム２９のフック３０をコンテナ１の対向する側面の頂部レール８の下で、ま たはその他何らかの方法でコンテナ１と係合させる。リンク仕掛けのラッチ状態 は、ばね２９の動作によって維持される。この配列を第５図に示す。 次の段階は、コンテナ／フードのアセンブリを逆にして、第６図の状態にする 段階である。この段階は、パレット・タイプのコンテナのベース２と係合するフ ォークリフト・トラックにより、コンテナ／フードのアセンブリがその中に配置 される反転装置によって実行される。反転装置は、本発明の一部ではないので図 示しないが、本出願人によるその他の特許出願によってカバーされる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．４つの側面、ベース、および開いた頂部を有するコンテナ用のフードであっ て、コンテナの開いた頂部の４つのコンテナ側面の頂縁部に着座する着座端部を 有する４辺フレームと、 フレームの着座端部から延びるフレーム上の脚部と、 フレームの脚部と同じ方向にフレームの着座端部から延びる先細のシュート・ ボディによって隔離され、フレームの着座端部に隣接するフード・フレームに固 定された入口端部およびそれより小さい吐出し端部を有する吐出シュートと、 フード・リフト手段を受け取るためフード・フレーム上にあって、作動位置と 該作動位置より前記フレーム着座端部に近い休止位置との間でフレームの着座端 部に近づくまたは遠ざかるように移動できるソケット手段と、 リンク仕掛によってソケット手段に接続され、フードをコンテナに結合するラ ッチ状態と解放状態との間で移動することができ、ラッチ位置に偏っていて、そ のラッチ状態および解放状態がそれぞれ前記ソケット手段の休止位置および作動 位置に対応するフード・フレーム上のラッチ手段とを備えたコンテナの排出用フ ード。 ２．ソケット手段がフォークリフト・トラックの歯を受け取るようになされ、前 記ソケット手段が前記フード・フレームの部材と滑動可能に係合した柱を備え、 これらの柱が保持器により係留状態で保持される、請求の範囲第１項に記載のフ ード。 ３．変位手段が前記柱と係合した圧縮ばねを含み、前記ばねが前記保持器と柱が 係合するフレーム部材との間に位置する、請求の範囲第２項に記載のフード。 ４．前記ラッチ手段が、そのフック端部および結合端部を介して前記フード・フ レームに旋回可能に接続されたアームを含み、アームのフック端部が、前記フー ドが取り付けられるコンテナ上に設けられた協働手段と係合するようになされ、 アームの結合端部が、前記ソケットの第２端部に旋回可能に結合された伝達レバ ーの第１端部に旋回可能に結合され、伝達レバーが、それらの第１および第２端 部を介して前記フード・フレームに旋回可能に接続され、それにより前記ソケッ トの動作が前記アームに伝達される、請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか一 項に記載のフード。 ５．前記フード・フレームの着座端部が密封手段を備える、請求の範囲第１項乃 至第５項のいずれか一項に記載のフード。 ６．前記フード・シュートの吐出し端部が、該吐出し端部からの吐出しを妨げて その吐出し量を調節することができる栓手段を備える、請求の範囲第１項乃至第 ５項のいずれか一項に記載のフード。