【発明の詳細な説明】
貼合せ布に関する改良
本発明は貼合せ布(bonded fabrics)、特に衣類の製造における使用のみに限定
されない布（fabrics）の改良に関する。
ジャケットのような衣類の製造においては、数種の材料の層が一緒になってジ
ャケットに良好な「形状」及び「感触」を与えている。ジャケットは所々に５つ
の層を持つことができる。すなわち、外衣；インターライニング、チェストカン
バス、及びフェルト（これらはすべて「心地」として知られている）；並びにイ
ンナーライニングである。これらの層は一緒に縫い合わせ、そしてそれらの布を
ジャケットの他の部分に縫い付けられるように一緒に保持しなければならない。
通常、少なくとも層のいくつか、特に外衣及び１つ以上の心地は間に加えた接
着剤により永久的に接着するか又は「融着（fuse）」させる。しかしながら、融
着させた心地はその後に不均一に剥離することがあり、そして洗濯すると、特に
多数回の洗濯の後において様々な縮みが生じることがある。そのような不均一性
は外衣の形状に影響を与えるので、そのような剥離は望ましくないことである。
一時的に接着するインターライニング、すなわち縫製作業ののち剥がすことが
できる貼合せ心地を作ることが試みられてきた。心地を剥がすと衣類に注文仕立
ての服の外観と感触を与え、そして着用者の求める好感度の柔らかな手触りを創
り出すことができる。その上、洗濯の頻度は問題にならない。最初の接着は布を
直接そして容易に縫い合わせることができ、他の層に縫い付けそして／又はジャ
ケットの他の部分に縫い付けることができるようにするためにやはり必要である
。
Hynek等のUS 3,333,280及びRussellのUS 4,333,980は、衣服
のドライクリーニング及び／又は水洗いにより除去することができるシャツのカ
ラー及びカフスに用いる仮接着剤として、少量の不連続量のポリ酢酸ビニル（ｐ
ｖａ）コポリマーを使用することを開示している。しかしながら、我々はこれら
の特許明細書の開示を追試したが、発明を再現することができなかった。ｐｖａ
コポリマーは、通常の水洗いよりはむしろドライクリーニングされることの多い
衣服の布の層を完全に剥離するには不適当またはできないことが知られているが
、これは通常のドライクリーニング溶剤（例えばペルクロロエチレン）にほとん
ど溶解しないからである。ｐｖａコポリマーはスチームによっては除去されない
し、消散もしない。従って、ｐｖａコポリマーは衣服から完全に除去されず、そ
してある程度の（望ましくない）接着作用を与え続け、あるいは層が再び付着す
ることがあるかも知れない。そのような布にプレスすると、層の好ましくないそ
して不均一な再付着が起こることもあり得る。
本発明の目的はこれらの欠点を未然に防ぎ、又は軽減することである。
本発明の一態様により、１つ以上の他の布に仮接着を与えるようにした接着剤
のコーティングをその上に有する布であって、前記接着剤がドライクリーニング
溶剤、水又はスチームに完全に又は実質的に可溶性であるか又は消散性である布
が提供される。
本発明の別の実施態様ににおいては、本発明において使用する接着剤は、ドラ
イクリーニング溶剤に対する可溶性を有するのでドライクリーニング、好ましく
は１回のドライクリーニングにより除くことが可能である。そのような接着剤は
ドライクリーニング溶剤から容易に除くことも可能であり、そして残渣は少量残
るか又は全く残らない。
ドライクリーニング溶剤に実質的に又は完全に可溶性である任意の溶剤又は他
のポリマー物質もこの実施態様に使用することができる。適当な接
着剤はエチレン酢酸ビニル（ｅｖａ）コポリマー（メルトフローインデックス0.
2〜3000ｇ／10分）、ポリスチレン、アセトニトリルブタジエンスチレン（ＡＢ
Ｓ）、インデン、クマロン、クマロン−インデンコポリマー、ポリビニルホルマ
ール、ポリビニルブトラール、ポリビニルエーテル及びポリビニルピロリドン、
ポリビニルピロリドン−アセテートコポリマー、アクリル樹脂及びポリアクリロ
ニトリル、ポリカプロラクタム、ポリカプロラクトン(分子量25,000〜80,000)、
ポリエステル、天然及び合成ポリウレタン、ポリシラン、ケトン、シェラック、
ロジン誘導体及びポリテルペンを包含する。
この実施態様の好ましい接着剤はポリスチレン、ＡＢＳ、ポリビニルポリマー
、ｅｖａコポリマー、ポリカプロラクトン、ケトン、シェラック、ロジン誘導体
及びポリテルペンである。より好ましくは、接着剤はｅｖａコポリマー又はポリ
カプロラクトンのいずれかである。
ドライクリーニングに使用される溶剤は通常ペル（又はテトラ）クロロエチレ
ン(PERC)、トリクロロエチレン及びホワイトスピリットである。いくつかのフッ
素化及び他の炭化水素溶剤も使用される。欧州では最も普通の溶剤はＰＥＲＣで
ある。この接着剤は標準的ドライクリーニングによってもほとんど又は完全に除
くことが可能であり、そしてこのドライクリーニング溶剤は例えば蒸留すること
により容易に再利用することができるので好ましい。
本発明の第二の実施態様においては、接着剤はそれが水溶性であることから布
の水洗いにより除くことが可能である。実質的に又は完全に水溶性である任意の
接着剤又は他のポリマー物質をこれに関連して使用することができる。本明細書
で使用する用語「水」は、場合により１種以上の一般に使用される添加剤を含む
衣服の洗濯に使用する任意の水である。
この実施態様において使用する接着剤は、水に実質的に又は完全に溶解するこ
とが知られている上に挙げたものが包含される。この点で好ましい接着剤はポリ
ビニルピロリドン及びポリビニルピロリドン−アセテートコポリマーである。衣
服を水で洗濯する人口は増えつつあり、これは環境上の理由からドライクリーニ
ングが減っているからである。
本発明の第三の実施態様においては、接着剤はスチームにより消散させること
が可能である。大部分の衣服はその製造の「プレスオフ」段階においてスチーム
プレスをかけるので、この方法での仮接着の剥離は製造工程における段階又は設
備の追加を必要としない。
この第三の実施態様の接着剤又は他のポリマー物質はスチームにより消散可能
として知られる上掲の接着剤のいずれでもよい。好ましくは、この接着剤は樹脂
／ワックスの混合物であり、より好ましくはエチレン酢酸ビニル（ｅｖａ）コポ
リマー樹脂と、ｅｖａワックス又はパラフィンワックスのいずれか又はそれらの
組み合わせとの混合物である。ｅｖａコポリマー樹脂及びワックスの混合物は選
択されるｅｖａポリマーのメルトフローインデックスによって、ポリマー／ワッ
クス２０：８０％からポリマー／ワックス８０：２０％とすることができる。樹
脂にワックスを配合すると樹脂の粘度は下がり、配合物にスチームを当てた場合
、配合物は流動性が高くなり、布の中に運ばれる。
布の製造原料や使用目的が異なるため、上述の種々の実施態様は必要である。
布によってはドライクリーニングのみが可能なものがあり、一方他の布では水な
どでしか洗えないものがある（例えばある種の溶剤中で縮むため）。
コーティングのため本発明において使用する接着剤の量は、先行技術の多層布
における永久接着を得るために使用する接着剤の量に実質的に一致
する。ジャケットの製造に使用する心地布については、接着剤の量は５〜１５ｇ
／m2、好ましくは５〜１０ｇ／m2でよい。通常、有効な最少必要量の接着剤を使
用する。
接着剤は任意の適当な方法で布に施用してよい。適当な施用方法は糊、分散体
、分散コート、ホットメルト及び粉末ポイントプリンティング又は乾燥粉末エン
グレービングが包含される。必要により又は所望により、接着剤は布の上にコー
トされるが、しかしながら他の布と接着させる前に「活性化」する必要がある。
そのような活性化には熱処理例えばホットプレスがある。
本発明の布は他の布及び／又は衣服の製造を含めて任意の適当な目的に使用す
ることができる。この布は衣類の製造、特に心地の一部又は全部が同じようにコ
ートされそして接着されたスーツ及びジャケットのような多層衣服の製造におけ
る使用に特に適している。布は縫う前に衣服の他の一部又は層に接着し、その後
ドライクリーニング、水洗い又はスチーム処理により剥離することができる。衣
服は商品にする前にクリーニングするか又は洗濯してよい。もしくは、接着剤は
購入者において衣服の最初のドライクリーニング又は洗浄の際に除いてもよい。
本発明の布の任意の数の層は上述のように一緒にまとめることができる。
本発明の好ましい実施態様においては、布はインターライニング、より望まし
くはヘアクロスである。
本発明の第二の態様により、布の２つ以上の層を仮接着する方法が提供され、
この場合層は間に接着剤を施用することにより接着され、前記接着剤はドライク
リーニング溶剤、水又はスチームにより完全に又は実質的に可溶性であるか又は
消散性である。
本発明の第三の実施態様により、１つ以上の他の布に仮接着するようにした貼
合せ布の製造に使用する接着剤が提供され、この場合前記接着剤はドライクリー
ニング溶剤に完全に又は実質的に可溶性である。好ましくは接着剤はｅｖａコポ
リマー又はポリカプロラクトンである。
本発明のさらに別の態様においては、１つ以上の他の布に仮接着するようにし
た貼合せ布の製造に使用する接着剤が提供され、この場合前記接着剤はスチーム
により完全に又は実質的に消散可能である。好ましくはこの接着剤はｅｖａコポ
リマー樹脂と、ｅｖａワックス又はパラフィンワックスのいずれか又はこれらの
ワックスの組み合わせとの混合物である。
本発明の別の実施態様においては、衣服の２つ以上の層が上述の接着剤により
仮接着されるか又はされた多層衣服が提供される。本発明は又、層の全部でない
までも少なくとも２つが本明細書に記述されているように仮接着される、上で定
義した多層衣服の製造方法まで広げられる。
本明細書で使用する用語「布」は任意の織布又は不織布を包含する。
本発明を実施態様により以下に説明する。
実施例 １
ポリカプロラクトンを接着剤として使用する。これをジャケットのチェストカ
ンバスとして使用するためヘアクロスのロールの片側に乾燥粉末エングレービン
グ法を使用して施用する。ポリカプロラクトンは１０ｇ／m2の量で施用する。次
いでヘアクロス及び外衣材料をジャケットのための必要な形状に裁断し、そして
接着剤を活性化するためホットプレスを通して布を供給することにより一緒に仮
接着する。
次いでこれらの布を縫い合わせるが、あるいはそれと同時に又はその後に同じ
ように接着されるジャケットの他の層に縫い付ける。必要により又は所望により
、ジャケットは次いで例えば溶剤としてＰＥＲＣを使用して
ドライクリーニングすることができる。
ポリカプロラクトンはＰＥＲＣに可溶性であるから、カプロラクトンはドライ
クリーニング作業の間に除かれ、ヘアクロスと外衣は縫い合わされた部分を除い
て完全に分離される。ジャケットは今や注文仕立ての服の外観と感触をもつよう
になり、さらにドライクリーニングしても影響を受けることがない。ジャケット
のすべての層に同じように施すことができる。
接着剤はドライクリーニング溶剤から蒸留により除かれ、ドライクリーニング
溶剤は再利用される。
実施例 ２
この実施例では接着剤をスチームにより消散させる。接着剤は合成ポリマー樹
脂とワックスの併用又は配合物である。酢酸ビニル含量８〜４０％そしてメルト
フローインデックス 0.2〜3000ｇ／10分のエチレン酢酸ビニルコポリマーが適当
なポリマー樹脂であることが分かった。そのような樹脂は広範囲のワックス、特
に融点７０〜１２０℃のｅｖａワックス、及び融点５０〜７０℃のパラフィンワ
ックスと相溶性である。
上記配合物をインターライニングのベース布の上にプリント分散又は連続形態
で置いた。インターライニングを外衣布に向かい合わせて置き、そして両方に圧
力をかけて６０〜８０℃に熱した。熱と圧力によって配合物に流れと融合が起こ
り、材料間の接着が生じた。接着は材料の剥離を生じることなく衣服の仕立て作
業を継続するに十分な強度であった。
衣服製作の最終の「プレス仕上げ」段階はスチームプレス工程であった。スチ
ームとその圧力を１００℃を超える温度と共にかけることにより樹脂／ワックス
配合物は速やかに粘度を下げ、そして材料中に消散した。この消散又は「運び」
作用は生じた接着を破壊し、材料の間の接着ラインに配合物を残さなかった。
上に記述した本発明の範囲を逸脱することなく変更及び修正を加えることは可
能である。The present invention relates to the improvement of bonded fabrics, particularly fabrics that are not limited to use only in the manufacture of garments. In the manufacture of garments such as jackets, several layers of materials together give the jacket good "shape" and "feel". The jacket can have five layers in places. The outer lining; the chest canvas and the felt (all known as "comfort"); and the inner lining. These layers must be sewn together and the fabric must be held together so that it can be sewn to other parts of the jacket. Usually, at least some of the layers, especially the outer garment and one or more comforts, are permanently bonded or "fused" by an adhesive added in between. However, the fused comfort may subsequently peel off unevenly, and when washed, various shrinkages may occur, especially after multiple washes. Such delamination is undesirable because such non-uniformity affects the shape of the outer garment. Attempts have been made to create a temporary bonding interlining, a laminating comfort that can be peeled off after a sewing operation. Releasing comfort gives the garment the look and feel of a tailor-made garment, and can create the soft touch that the wearer desires. Moreover, the frequency of washing does not matter. Initial bonding is still necessary so that the fabric can be sewn directly and easily, sewn to other layers and / or to other parts of the jacket. U.S. Pat. No. 3,333,280 to Hynek et al. And U.S. Pat. No. 4,333,980 to Russell describe a small amount of discontinuous polyvinyl acetate (pva) as a temporary adhesive for shirt collars and cuffs that can be removed by dry cleaning and / or rinsing of clothing. ) Discloses the use of copolymers. However, we have repeated the disclosure of these patent specifications and have not been able to reproduce the invention. Although pva copolymers are known to be unsuitable or incapable of completely stripping a layer of garment cloth that is often dry cleaned rather than washed with normal water, this is the case with conventional dry cleaning solvents (eg, This is because it hardly dissolves in perchlorethylene). The pva copolymer is not removed by steam and does not dissipate. Thus, the pva copolymer is not completely removed from the garment and may continue to provide some (unwanted) adhesive action, or the layers may reattach. Pressing on such fabrics can result in undesirable and uneven redeposition of the layers. It is an object of the present invention to obviate or mitigate these disadvantages. According to one aspect of the present invention, there is provided a fabric having thereon an adhesive coating adapted to provide a temporary bond to one or more other fabrics, wherein the adhesive is completely immersed in a dry cleaning solvent, water or steam. Alternatively, a fabric is provided that is substantially soluble or dissipative. In another embodiment of the present invention, the adhesive used in the present invention is soluble in dry cleaning solvents and can be removed by dry cleaning, preferably by one dry cleaning. Such adhesives can be easily removed from the dry cleaning solvent, and little or no residue remains. Any solvent or other polymeric material that is substantially or completely soluble in the dry cleaning solvent can also be used in this embodiment. Suitable adhesives include ethylene vinyl acetate (eva) copolymer (melt flow index 0.2-3000 g / 10 min), polystyrene, acetonitrile butadiene styrene (ABS), indene, cumarone, cumarone-indene copolymer, polyvinyl formal, polyvinyl butyrate Lal, polyvinyl ether and polyvinylpyrrolidone, polyvinylpyrrolidone-acetate copolymer, acrylic resin and polyacrylonitrile, polycaprolactam, polycaprolactone (molecular weight 25,000-80,000), polyester, natural and synthetic polyurethane, polysilane, ketone, shellac, rosin derivative and polyterpene. Include. Preferred adhesives for this embodiment are polystyrene, ABS, polyvinyl polymer, eva copolymer, polycaprolactone, ketone, shellac, rosin derivatives and polyterpenes. More preferably, the adhesive is either an eva copolymer or a polycaprolactone. Solvents used for dry cleaning are usually per (or tetra) chloroethylene (PERC), trichlorethylene and white spirit. Some fluorinated and other hydrocarbon solvents are also used. The most common solvent in Europe is PERC. The adhesive can be almost or completely removed by standard dry cleaning, and the dry cleaning solvent is preferred because it can be easily recycled, for example, by distillation. In a second embodiment of the present invention, the adhesive can be removed by rinsing the cloth because it is water soluble. Any adhesive or other polymeric substance that is substantially or completely water-soluble can be used in this context. As used herein, the term "water" is any water used to wash garments, optionally including one or more commonly used additives. Adhesives used in this embodiment include those listed above that are known to be substantially or completely soluble in water. Preferred adhesives in this regard are polyvinylpyrrolidone and polyvinylpyrrolidone-acetate copolymer. An increasing number of people wash their clothes with water because dry cleaning is decreasing for environmental reasons. In a third embodiment of the invention, the adhesive can be dissipated by steam. Since most garments are steam pressed during the "press-off" phase of their manufacture, peeling off the temporary bond in this manner does not require any additional steps or equipment in the manufacturing process. The adhesive or other polymeric material of this third embodiment may be any of the adhesives listed above which are known to be dissipable by steam. Preferably, the adhesive is a resin / wax mixture, more preferably a mixture of ethylene vinyl acetate (eva) copolymer resin and either eva or paraffin wax or a combination thereof. The mixture of eva copolymer resin and wax can be from 20: 80% polymer / wax to 80: 20% polymer / wax, depending on the melt flow index of the selected eva polymer. When wax is blended with the resin, the viscosity of the resin is reduced, and when steam is applied to the blend, the blend becomes more fluid and is carried into the cloth. The above-described various embodiments are necessary because the raw materials for fabric production and the purpose of use are different. Some cloths can only be dry-cleaned, while others can only be washed with water or the like (for example, because they shrink in some solvents). The amount of adhesive used in the present invention for coating substantially corresponds to the amount of adhesive used to obtain permanent adhesion in prior art multilayer fabrics. For comfortable fabric used for the jacket of manufacture, the amount of adhesive is 5 to 15 g / m 2, preferably from a 5 to 10 g / m 2. Usually, an effective minimum required amount of adhesive is used. The adhesive may be applied to the fabric in any suitable manner. Suitable methods of application include glues, dispersions, dispersion coats, hot melts and powder point printing or dry powder engraving. If necessary or desired, the adhesive is coated on the fabric, but needs to be "activated" before it can be bonded to other fabrics. Such activation includes heat treatment, for example, hot pressing. The fabric of the present invention can be used for any suitable purpose, including the manufacture of other fabrics and / or garments. The fabric is particularly suitable for use in the manufacture of garments, in particular in the manufacture of multilayer garments, such as suits and jackets, in which some or all of the comfort is similarly coated and glued. The fabric may be adhered to other parts or layers of the garment before sewing and then peeled off by dry cleaning, washing or steaming. The garment may be cleaned or washed prior to merchandise. Alternatively, the adhesive may be removed by the purchaser during the first dry cleaning or cleaning of the garment. Any number of layers of the fabric of the present invention can be grouped together as described above. In a preferred embodiment of the present invention, the fabric is an interlining, more preferably a hair cloth. According to a second aspect of the present invention there is provided a method of temporarily bonding two or more layers of fabric, wherein the layers are bonded by applying an adhesive therebetween, said adhesive comprising a dry cleaning solvent, water Or completely or substantially soluble or dissipative in steam. According to a third embodiment of the present invention there is provided an adhesive for use in the manufacture of a laminated fabric adapted to be temporarily bonded to one or more other fabrics, wherein the adhesive is completely dissolved in a dry cleaning solvent. Or it is substantially soluble. Preferably, the adhesive is an eva copolymer or polycaprolactone. In yet another aspect of the present invention, there is provided an adhesive for use in the manufacture of a laminated fabric adapted to be temporarily bonded to one or more other fabrics, wherein the adhesive is completely or substantially provided by steam. Dissipation is possible. Preferably, the adhesive is a mixture of an eva copolymer resin and either an eva wax or a paraffin wax or a combination of these waxes. In another embodiment of the present invention, there is provided a multi-layer garment in which two or more layers of the garment are pre-bonded or glued with the adhesive described above. The present invention also extends to a method of making a multi-layer garment as defined above, wherein at least two, if not all, of the layers are pre-bonded as described herein. As used herein, the term “fabric” includes any woven or nonwoven fabric. The present invention will be described below by way of embodiments. Example 1 Polycaprolactone is used as an adhesive. It is applied to one side of a roll of haircloth using a dry powder engraving method for use as a chest canvas for the jacket. Polycaprolactone is applied in an amount of 10 g / m 2 . The hair cloth and outer garment material are then cut into the required shape for the jacket and pre-bonded together by feeding the fabric through a hot press to activate the adhesive. The fabrics are then sewn, or simultaneously or subsequently to another layer of the jacket that is similarly adhered. If necessary or desired, the jacket can then be dry cleaned using, for example, PERC as a solvent. Since polycaprolactone is soluble in PERC, caprolactone is removed during the dry cleaning operation, and the hair cloth and outer garment are completely separated except for the stitched parts. The jacket now has the look and feel of tailor-made clothing and is not affected by dry cleaning. The same can be applied to all layers of the jacket. The adhesive is removed from the dry cleaning solvent by distillation, and the dry cleaning solvent is reused. Example 2 In this example, the adhesive is dissipated by steam. The adhesive is a combination or blend of a synthetic polymer resin and a wax. Ethylene vinyl acetate copolymers having a vinyl acetate content of 8-40% and a melt flow index of 0.2-3000 g / 10 min have been found to be suitable polymer resins. Such resins are compatible with a wide range of waxes, especially eva waxes with a melting point of 70-120 ° C, and paraffin waxes with a melting point of 50-70 ° C. The formulation was placed in printed dispersion or continuous form on an interlined base fabric. The interlining was placed facing the outer garment and both were heated to 60-80 ° C with pressure. Heat and pressure caused the composition to flow and fuse, resulting in adhesion between the materials. The bond was strong enough to continue the garment tailoring operation without causing material delamination. The final "press finishing" stage of garment production was the steam press process. By applying steam and its pressure at a temperature above 100 ° C., the resin / wax formulation rapidly reduced in viscosity and dissipated into the material. This dissipating or "carrying" action destroyed the resulting bond and did not leave the formulation in the bond line between the materials. Changes and modifications can be made without departing from the scope of the invention described above.
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(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ
Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ
，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，
ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ
Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ
，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ
，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ
Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ
，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，
ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ
Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ
，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ
(72)発明者 マツコード，ロバート・グラフイン
イギリス国ロンドンデリー州ビー・テイー
46 ５アール・ゼツド．マゲーラ．アパー
ランズ（番地なし)────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT, L
U, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF)
, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE,
SN, TD, TG), AP (KE, LS, MW, SD, S
Z, UG), UA (AM, AZ, BY, KG, KZ, MD
, RU, TJ, TM), AL, AM, AT, AU, AZ
, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN, CZ,
DE, DK, EE, ES, FI, GB, GE, HU, I
L, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LK
, LR, LS, LT, LU, LV, MD, MG, MK,
MN, MW, MX, NO, NZ, PL, PT, RO, R
U, SD, SE, SG, SI, SK, TJ, TM, TR
, TT, UA, UG, US, UZ, VN
(72) Inventor Matsucode, Robert Graffin
Be Tay, Londonderry, UK
46 5 R. Zedd. Magellan. Upper
Lands (no address)