JPH11510813A - 非ステロイド性スルファターゼ阻害剤化合物及びその製法 - Google Patents

非ステロイド性スルファターゼ阻害剤化合物及びその製法

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JPH11510813A JP9509468A JP50946897A JPH11510813A JP H11510813 A JPH11510813 A JP H11510813A JP 9509468 A JP9509468 A JP 9509468A JP 50946897 A JP50946897 A JP 50946897A JP H11510813 A JPH11510813 A JP H11510813A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、非ステロイド性スルファターゼ阻害剤として有用な化合物を開示している。化合物は、式(1)からなり、 ここで、(a)R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(b)R2はHと低級アルキル基からなる群から選択され、(c)mは0から4までの整数であり、(d)nは5から14までの整数であり、R1はHとC1−C6アルキルからなる群から選択され、R2はHとC1−C6アルキルからなる群から選択される。本発明はまた、予防を行うために、エストロゲン依存性の病気のエストロゲン枯渇剤として患者を予防的に処置する方法及び患者のエストロゲン依存性の病気を治療的に処置する方法を開示している。非ステロイド性スルファターゼ阻害剤を作る方法もまた開示している。

Description

【発明の詳細な説明】 非ステロイド性スルファターゼ阻害剤化合物 及びその使用法 発明の背景 発明の分野 本発明は、(p-o-スルファモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミ ン化合物に関する。より具体的には、エストロゲン依存性の病気におけるステロ イドスルファターゼ阻害剤として有用な非ステロイド性化合物に関する。これら の化合物を治療的及び予防的処置に用いる方法もまた提供されている。発明の要旨 更年期後の女性の乳腫瘍におけるエストロゲンレベルは、プラスマ中のエスト ロゲンレベルより10倍以上も高い。[Millington,"Determination of hormon al steroid concentrations in biological extracts by high resolution frag mentography",J .Steroid Biochem.,Vol.6,pp.239-245(1975).]この腫瘍 においてエストロゲンが高レベルであるのは、エストロゲンがインサイチュー(i n situ)で生成されるためであり、それは多分、酵素エストロンスルファターゼ により硫酸エストロンがエストロンに変換されることによる。[Santner et al. , "In situ estrogen production via the estrone sulfatase pathway in breast tumors: Relative importance versus the aromatase pathway,J .Clin.Endo crinol Metab. ,Vol.59,pp.29-33(1984); Santen et al.,"Enzymatic contr ol of estrogen production in human breast cancer: Relative significance of aromatase versus sulfatase pathways",Ann .N.Y.Acad.Sci.,Vol.464 ,pp.126-173(1986).]従って、エストロンスルファターゼ阻害剤は、ホルモン 依存性の乳癌の処置のための潜在的な薬剤である。殆どのエストロンスルファタ ーゼ阻害剤は、エストロン誘導体である。Reedとその協同研究者らは、エストロ ン-3-0-メチルチオフォスフォネート(methylthiophosphonate)、エストロン-3-0 -アルキル及びアリルスルホネート、エストロン-3-0-フォスフォネート及びチオ フォスフォネート並びにエストロンスルファメート(sulfametes)の、MCF−7 細胞上、ヒト胎盤マイクロソーム内及び乳腫瘍調合剤(preparations)内における スルファターゼ阻害活性について報告している。[Duncan et al.,"Inhibition of estrone sulfatase activity by estrone 3-methylthiophosphonate",Canc er Res. ,Vol.53,pp.298-303(1993); Howarth et al.,"Phosphonates and t hiophosphonates as sulfate surrogates: Synthesis of estrone-3-methylthio phosphonate,a potent inhibitor of estrone sulfa tase",Bioorg .Med.Chem.Lett.,Vol.3,pp.313-318(1993); Howarth et a l.,"Estrone Sulfamates: Potent inhibitors of estrone sulfatase with the rapeutic potential",J .Med.Chem.,Vol.37,pp.219-221(1994).]リン酸 エストロン及びデゾキシエストロン-3-メチレンスルホネートの合成及びスルフ ァターゼ結合親和性を調べた結果、酸素原子または、ステロイド環とスルホネー ト残基との間の少なくとも立体的又は電子的に類似のリンクが、スルファターゼ への高親和性結合にとって不可欠であるという仮説が立てられた。[Li et al. ,"Synthesis and biochemical studies of estrone sulfatase inhibitors",S teroids ,Vol.58,pp.106-111(1993); Dibbelt et al.,"Inhibition of huma n placental sterylsulfatase by synthetic analogs of estrone sulfate",J .Steroid Biochem.Molec.Biol. ,Vol.50,Nos.5/6,pp.261-266(1994).] 文献で報告された全てのエストロンスルファターゼ阻害剤の中では、エストロン 3-0スルファメートが最も強力な阻害剤である。しかしながら、ラットにおける 子宮体重増加検定では、エストロン3-0スルファメートとそのアナログはエスト ロゲン様であるので(未発表結果)、ホルモン依存性の乳癌の処置には有用でな い。 従って、従来技術の開示内容にも拘わらず、他の既知のスルファターゼ阻害剤 よりも代謝が安定的で、活性が あり、選択的であるような非ステロイド性エストロンスルファターゼ阻害剤の切 実且つ重要な必要性が依然としてある。さらに、これらの非ステロイド性エスト ロンスルファターゼ阻害剤が、抗エストロゲン及びアロマターゼ阻害剤と共に抗 腫瘍活性を有したり、相乗剤(synergistic agents)として作用することや、これ らの化合物を用いる方法も必要とされている。 発明の要旨 本発明は、これまでに述べた必要性を満たすものである。本発明は、式(1) からなる化合物を提供する。 ここで、(a)R1は水素とC1−C6アルキルからなる群から選択され、(b) R2はHとC1−C6アルキルからなる群から選択され、(c)mは0から4まで の整数であり、(d)nは5から14までの整数である。C1−C6アルキルは、 分岐されていても、非分岐でもよい。 本発明は、上記の式(1)の非ステロイド性エストロンスルファターゼ阻害剤 である(p-o-スルファモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミンの誘 導体を、治療及び予防の目的で用いるプロセスを提供するものであり、そのプロ セスは、これらの化合物を、抗エストロ ゲン及びアロマターゼ阻害剤と共に、抗腫瘍剤や、相乗剤として用いることを内 容とする。本発明の(p-o-スルファモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニ ルアミン化合物は、ステロイドスルファターゼ化合物を実質的に阻害するもので ある。本発明は、(p-o-スルファモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニル アミン化合物を、治療及び予防の目的で、乳癌、子宮内膜癌、膣癌、卵巣癌及び 子宮内膜症からなる群から選択されるエストロゲン依存性の病気に対する抗腫瘍 剤及び相乗剤として用いるプロセスを提供するものである。 本発明の目的は、体内で生成されるステロイドスルファターゼ酵素を実質的に 阻害する化合物を提供することである。 本発明の目的は、抗エストロゲン及びアロマターゼ阻害剤と共に、抗腫瘍活性 又は相乗活性を有する非ステロイド性エストロンスルファターゼ阻害剤化合物を 提供することである。 本発明の更なる目的は、乳癌、卵巣癌、膣癌、子宮内膜癌及び子宮内膜症など のエストロゲン依存性の病気に対して効果的な活性を提供するような非ステロイ ド性エストロンスルファターゼ阻害剤を提供することである。 本発明の更なる目的は、治療上効果的な量の非ステロイド性エストロンスルフ ァターゼ阻害剤化合物を、患者に使用する方法を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、予防上効果的な量の非ステロイド性エストロンス ルファターゼ阻害剤化合物を、妊娠のおそれがある(at risk)女性用のエストロ ゲン枯渇化合物(estrogen depleting compound)として、患者に使用する方法を 提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、エストロゲン様の化合物に代謝されない非 ステロイド性エストロンスルファターゼ阻害剤化合物の誘導体を提供することで ある。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の非ステロイド性スルファターゼ阻害剤の合成を示している。 図2aは、非ステロイド性スルファターゼ阻害剤の阻害効果の表である(m= 2,n=5〜11)。 図2bは、非ステロイド性スルファターゼ阻害剤の阻害効果の表であり、ここ でm=0であり、n=10である。 図3は、無傷のMDA−MB−231乳癌細胞におけるエストロンスルファタ ーゼ活性の、非ステロイド性化合物の濃度による阻害を示しており、ここでm= 2であり、n=10である。 図4は、エストロンスルファターゼ酵素の活性部位における、ステロイド性ス ルファターゼ阻害剤及び非ステロイド性スルファターゼ阻害剤の相互作用を示し ている。 図5は、酵素エストロンスルファターゼの活性部位に 結合する非ステロイド性阻害剤の新たな結合特性を示している。 好適な実施例の説明 ここで用いられる「患者」という用語は、ヒトに限定される。 更年期後の女性の乳腫瘍中のエストロゲンレベルは、プラスマ中のエストロゲ ンレベルより10倍も高い。この腫瘍中のエストロゲンが高レベルであるのは、 エストロゲンがインサイチューで生成されるためであると仮定されている。硫酸 エストロンは、女性の体内で最も豊富に循環しているエストロゲンであり、酵素 エストロンは、乳癌細胞中に存在することが分かっている。更に、硫酸エストロ ンは、去勢されたネズミ中のニトロメチル尿素誘発性の腫瘍細胞の増殖を助長す ることも分かっている。このように、硫酸エストロンの阻害剤は、乳癌、卵巣癌 、膣癌、子宮内膜癌及び子宮内膜症などのエストロゲン依存性の病気の処置のた めの効果的な薬剤である。 化合物は、式(1)からなる。 ここで、R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、R2はHと低級ア ルキル基からなる群から選択され、 mは0から4までの整数であり、nは5から14までの整数である。低級アルキ ル基は、分岐された又は非分岐の1から6の炭素を持つ。最も好ましくは、R1 はHであり、R2はHであり、nは11であり、mは2である。好ましくは、R1 はHであり、R2はHであり、nは10であり、mは2である。好ましくは、R1 はHであり、R2はHであり、nは13であり、mは0である。 本発明において、エストロゲン依存性の病気の患者に治療的処置を施す方法は 、 上記の式(1)の化合物を提供し、該化合物を適切な薬剤学的担体中に組み込み 、該担体中に組み込まれた化合物を治療に効果的な量で患者に投与し、乳癌、膣 癌、子宮内膜癌、卵巣癌及び子宮内膜症からなる群から選択されるエストロゲン 依存性の病気の患者に治療的処置を施す方法を用いることを内容とする。 更に、本発明の方法は、予防目的で患者に投与を行うことを含み、それは、式 (1)の化合物を提供し、該化合物を適切な薬剤学的担体中に組み込み、該担体 中に組み込まれた化合物を予防に効果的な量で患者に投与し、妊娠のおそれがあ る患者にエストロゲン枯渇化合物を予 防目的で投与する方法を用いることにより、乳癌、膣癌、子宮内膜癌、卵巣癌及 び子宮内膜症からなる群から選択されるエストロゲン依存性の病気を予防するこ とを内容とする。 適切な薬剤学的担体の例は、生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム)及び95 %のブドウ糖水溶液である。 前記薬剤学的担体に組み込まれた本発明の化合物は、静脈内、包膜内、筋肉内 又は動脈内などへの注射によって患者に投与してもよい。その他の潜在的な投与 経路としては、経口、経皮またはその他の手段が挙げられる。本発明の化合物を 用いた治療についての投与量、経路、投与及び期間は、当業者が容易に決定しう るものであるが、それは、処置中のエストロゲン依存性の病気、患者の体重、本 発明の化合物と共に用いられるその他の治療並びに患者の状態、臨床反応及び許 容度により個別的に決められるであろう。代表的な患者は、卵巣を摘出された更 年期後又は更年期前の女性である。 化合物を調製する方法は、式(1)からなる。 ここで、R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、R2はHと低級ア ルキル基からなる群から選択され、 mは0から4までの整数であり、nは5から14までの整数である。本発明の方 法は、塩化アルカノイルを、p-ヒドロキシフェニルアミン及びトリエチルアミン の冷却溶液に滴下して、第1の混合物を形成することを含む。次に第1の混合物 を抽出し、第1の生成物であるN-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミンを生 じる。水素化物及びスルファミドを前述の第1の生成物に加えることにより、第 2の混合物が作られる。次に第2の混合物を抽出し、第2の生成物である(p-o- スルファモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミンを生じる。 以下の記載は、図1に示すような、好ましい化合物の調製法及び試験法を示す 実施例である。実施例を以下に示す。 実施例I N-ノナノイルチラミンの合成は以下の通りであった。 手順:塩化ノナノイル(2.74 m,14.6 mmol)を、THF(35 ml)中のチラミン( 1 g,7.29 mmol)及びトリエチルアミン(2.03 ml,14.6 mmol)の冷却溶液に滴下 した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。次に混合物を10%HCl溶液中 (70 ml)に注入し、次に混合物を酢酸エチ ル(3 x 50 ml)で抽出した。酢酸エチル層を分離し、乾燥し(MgSO4)、減圧 下で濃縮することにより、ノナノイルチラミンの粗生成物を得た。生成物を塩化 メチレン/エチルアセテート(30:1)で溶出されたシリカゲルカラム上でク ロマトグラフィーにより精製した。m.p.65.9〜66.7℃。IR(KBr)3306,2 292,2851,1638; 1H NMRδ6.65-6.98(dのd,4H,芳香族),7.78(t,1H ,NH),9.15(s,1H,OH)。C1727NO2: C,73.61; H,9.81; N,5.0 5から分析結果を計算した。C,73.49; H,9.661; N,5.31を見出した。 実施例II (p-o-スルファモイル)-N-ノナノイルチラミンの合成は以下の通りであった。 手順:N−ノナノイルチラミン(1 g,3.6 mmol)を、窒素下で0℃で無水DM F中に溶かした撹拌溶液中に、水酸化ナトリウム(173 mg,7.2 mmol)を加えた。 溶液を30分間撹拌し、クロロスルホンアミド(832 mg,14.4 mmol)を一部分に 加えた。次に溶液を室温で24時間撹拌した。混合物を冷却した飽和炭酸水素ナ トリウム溶液に注入し、その結果できる溶液を塩化メチレンで抽出した。 有機層を分離し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮することにより、薄黄色 の固形物を得た。生成物を塩化メチレン/エチルアセテート(20:1)で溶出 されたシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーにより精製した。m.p.104.3〜 104.5℃。IR(KBr)3383,3290,2918,1686 cm-1; 1NMRδ7.17-7.29( dのd,4H,芳香族)。7.87(t,1H,NH)。7.94(S,2H,SO2NH2)。C17 2824S: c,57.28; H,7.92; N,7.86から分析結果を計算した。C, 57.37; H,8.01; N,7.63を見出した。 調製化合物の試験方法は以下の通りである。 実施例III ヒトの胎盤マイクロソームの調製 ペンシルバニア州ピッツバーグのマーシー病院から運ばれて来た直後のヒトの 胎盤を得て、実験室へ運ぶ際に氷上で保存した。マイクロソームの調製は、Reed 及びOhnoの方法によって行われた[Reed et al,J .Bio.Chem.,251,1625(1976) ]。全ての手順は0〜4℃で行われた。結合組織や大きな血管がないように、胎 盤をはさみで切った。次に、2部分の組織に対して、0.05 Mのリン酸ナトリウム 、0.25 Mのサッカロース及び0.04 Mのニコチンアミド、pH7からなる1部分のホ モジネーション緩衝液を用いて、組織をワーリングブレンダーにて均質化した。 ホモジネートを10,000gで30分間遠心分離機にかけた。 デブリを捨て、上澄みを105,000で1時間遠心分離機にかけた。この手順を再度 繰り返して生じたペレットを、-80℃で保存した後に検定を行った。ペレットは 、調製後6週間以内に用いられた。 蛋白質濃度は、Lowryにより決定した[Lowry et al.,J.Biol.Chem.,193,26 5(1951)]。 硫酸エストロン基板EISの保存溶液を、0.1 mのトリスアセテート(Trisace tate)、pH7.0において調製した。実験の前に、全ての阻害剤をエタノール中で溶 解した。エストロンスルファターゼ活性には、[6,7-3H]放射分析による検定が行 われた。酵素反応のトレーサーとしては放射性基質を用いた。 実施例IV 阻害剤のスクリーニング検定手順 酵素検定の最終容量は1mlであった。エタノール中の[6,7-3H]硫酸エストロ ン(20μM/管;300,000dpm/管)及びエタノール中の各種濃度の阻害剤を、5 m l試験管に加えた。エタノールを窒素の流れを用いて除去した。次に、胎盤マイ クロソームを0.05mのTris-HCl緩衝液pH7.2で300ug/mlの濃度まで希釈した。マイ クロソーム及び阻害剤を含む検定管を、水槽振盪機にて37℃で5分間予め培養 した。 検定は、基板硫酸エストロンを加えることにより始まった。37℃で20分間 培養した後、4mlのトルエンを加 えて検定物を急冷させた(quenched)。抽出効率を測定するための内部基準として 、[14C]エストロン(10,000 dpm/管)をトルエンと同時に加えた。阻害剤を持 たない対照試料を同時に培養した。沸騰させたマイクロソームを培養することに より、ブランク試料を得た。急冷させた試料を45秒間渦運動させ、(vortexed) 、遠心分離機にかけた(2,000 rpmで10分間)。急冷させた試料の各々から1ミ リメーターのトルエンを得て、生成物の形成量を測定した。細胞試料は、7%未 満の変動で、三重に(in triplicate)2度テストされた。阻害剤を含む試料の生 成物の形成は、同時にテストされた対照試料(阻害剤を含まない)の生成物の形 成と比較された。これは、対照試料の阻害率として報告され、それは、 に等しい。 実施例V IC50値の決定 大量のエストロンスルファターゼ活性を含むヒトの胎盤マイクロソームを酵素 源として用いて、合成された阻害剤のエストロンスルファターゼ阻害活性を調べ た。阻害剤がヒトの胎盤マイクロソームエストロンスルファターゼ活性を阻害す る相対的能力を測定するために、阻害剤の濃度の量を増加させながら活性を測定 した。この実 験には、250μg/ml濃度のマクロソーム蛋白質を用いた。蛋白質(エストロンス ルファターゼを含んでいる)を、様々な濃度の阻害剤で培養した。マイクロソー ム中のエストロンスルファターゼ活性の50%を阻害できる阻害剤濃度には、ナノ モル濃度でIC50値と呼ばれる値が与えられた。IC50値が小さいほど、阻害剤はよ り強力になる。このことを図2aに示しており、m=2であり、n=5〜11で ある。ここでは、基質として硫酸エストロン(20μm)を用い、ヒトの胎盤マイ クロソームからのエストロンスルファターゼに対する非ステロイド性スルファタ ーゼ阻害剤の阻害効果の表を示している。各値は2つの測定結果の平均を三重に 示している(流動性<7%)。図2bは、同じ計算を示しているが、ここではm= 0であり、n=10である。 実施例VI 細胞単層のインビトロエストロゲンスルファターゼ検定 無傷の細胞のインビトロスルファターゼ検定を行うには、Dunkan等の手順を修 正する必要がある["Inhibition of estrone sulfatase activity by estrone 3- methylthiophosphonate",Cancer Res.,Vol.53,pp.298-303(1993)]。6つの 凹みつき組織培養プレートにおけるMDA−MB−231[American Type Cultu re Collection]乳癌細胞の無傷でほぼ融合した単層をHankの緩衝塩類溶液(HB SS)で洗浄し、テスト化合物(0.01 nMから 10μM)を用いて又は用いないで、血清のない最小必須培地(MEM)(2.5 ml)中 で、[3H]E1S(5 pmol,7 x 105 dpm)を用いて37℃で18時間培養した。培 養後、各皿を冷却し、培地のアリクォット(0.5 ml)を、3 mlのトルエンを含む個 別の試験管にピペットで注入した。混合物を30秒間激しく振盪し、2500 x gで 3分間遠心分離機にかけた。以前の実験は、>90%のエストロン(E1)及び<0 .1%のエストロンスルファターゼ(E1S)は、この処置によって水相から除去 されることを示している。有機層のアリクォット(1 ml)を除去し、5 mlシンチレ ーションカクテル(Omnifluor,ICN)に加えた。3Hへの50%効率を持つPackard T riCarbシンチレーションカウンタで放射能を測定した。実験の各バッチは、細胞 のない皿を含んでいた(基質の明らかな非酵素性加水分解を評価するため)。全て の処置は二重に行われ、各処置について、抽出は三重に行われた。図3は、無傷 のMDA−MB−231乳癌細胞におけるエストロンスルファターゼ活性の濃度 による阻害を示している。6つの凹みつきプレート中のMDA−MB−231細 胞(高いエストロンスルファターゼ活性を含むヒトの乳癌細胞)の単層を、[3H ]E1S(2 nM)及び0.1 nMから1 μMの間の濃度の非ステロイド性化合物N-ラウロ イル-(p-o-スルファモイル)チラミン(C12)を用いて37℃で18時間培養し た。エストロンスルファターゼ活性は、形成された3H−E1ト リチウム化エストロン及び3H−E2トリチウム化エストラジオールの量から測定 された。非ステロイド性N-ラウロイル-(p-o-スルファモイル)チラミン(C12)化 合物の明らかなI.C.50は、1〜2nMの間である。これは、MDA−MB−2 31細胞におけるスルファターゼ活性の50%を阻害する阻害剤濃度である。 本発明が意図する非ステロイド性阻害剤は、ヒトを条件とした(human term)胎 盤に用いられたとき、強力なスルファターゼ阻害活性を示した。アルキル鎖の長 さがn=5から11に増加するに従って、非ステロイド性阻害剤の阻害活性は2 00倍以上も増加する。図4aは、最も強力なスルファターゼ阻害剤であるエス トロンスルファメートの酵素スルファターゼの活性部位への結合を示している。 酵素には結合部位が2つあり、それらは、(a)芳香族A環及び(b)17-ケ ト基である。本発明の非ステロイド性スルファターゼ阻害剤(4b)は、n=5 〜14であるが、4aに示されるエストロンスルファメートと同じ結合様式及び 結合効率を有する。酵素エストロンスルファターゼの活性部位に対する非ステロ イド性阻害剤の新たな結合特性を図5に示す。酵素の活性部位にある第3の結合 部位が原因となって、非ステロイド性阻害剤のアルキル側の鎖と相互作用し、そ の結果、非ステロイド性阻害剤が酵素スルファターゼへ高い親和性で結合する。 以上、本発明の特定の実施例の説明の目的で記載したが、添付の請求の範囲に 記載された発明から逸脱することなく、詳細な記載について多数の変形を行いう ることは、当該分野の技術者にとっては明らかである。
【手続補正書】 【提出日】1998年3月3日 【補正内容】 (1) 明細書1頁2〜3行、「発明の名称」を次の記載に補正。 『非ステロイド性スルファターゼ阻害剤化合物及びその製法』 (2) 明細書1頁10〜11行 「これらの化合物を……されている。」を削除。 (3) 請求の範囲を別紙のとおり補正。 請求の範囲 1.式(1)からなる化合物。 ここで、(a)R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(b) R2はHと低級アルキル基からなる群から選択され、(c)mは0から4までの 整数であり、(d)nは5から14までの整数である。 2.前記低級アルキル基は、分岐された又は非分岐の1から6の炭素原子を持つ 、請求項1の化合物。 3.R1はHであり、R2はHであり、mは2であり、nは11である、請求項2 の化合物。 4.R1はHであり、R2はHであり、mは2であり、nは10である、請求項2 の化合物。 5.R1はHであり、R2はHであり、mは0であり、nは13である、請求項2 の化合物。 .式(1)からなる化合物を調製する方法であって、 ここで、R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、R2はHと低級 アルキル基からなる群から選択され、mは0から4までの整数であり、nは5か ら14までの整数であり、本方法は、 塩化アルカノイルをp-ヒドロキシフェニルアミン及びトリエチルアミンの冷 却溶液に滴下することにより、第1の混合物を形成し、 前記第1の混合物を抽出することにより、第1の生成物であるN-アルカノイ ルp-ヒドロキシフェニルアミンを生じ、 水素化物及びスルファミドを前記第1の生成物に加えることにより、第2の 混合物を形成し、 前記第2の混合物を抽出することにより、第2の生成物である(p-o-スルフ ァモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミンを生じることを内容とす る方法。 .前記第1の混合物を室温で撹拌し、酸性溶液に注入し、 前記第1の混合物を分離し、乾燥し、減圧下で濃縮することにより、第1の 生成物を生じ、 前記第2の混合物を室温で撹拌し、塩基性溶液に注入し、 前記第2の混合物を分離し、乾燥し、減圧下で濃縮することにより、第2の 生成物を生じることを内容と する、請求項の方法。 .前記第1の混合物においてHClを用い、前記第1の生成物を酢酸エチルで 抽出することを内容とする、請求項の方法。 .第2の混合物において炭酸水素ナトリウムを用い、前記第2の生成物を塩化 メチレンで抽出することを内容とする、請求項の方法。10 .塩化アルカノイルは式(2)を有し、 ここで、nは5から14までの整数である、請求項の方法。 11.組成物は、適当な薬学的担体に結合して、エストロゲン依存性の病気の患者 に投与されるものであることを特徴とする、請求項1乃至5の何れかに規定する 組成物。 12.a) 適当な薬学的担体と b) 請求項1乃至5の何れかに規定する組成物 とを具えた薬学的組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 303/34 C07C 303/34 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(1)からなる化合物。 ここで、(a)R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(b) R2はHと低級アルキル基からなる群から選択され、(c)mは0から4までの 整数であり、(d)nは5から14までの整数である。 2.前記低級アルキル基は、分岐された又は非分岐の1から6の炭素原子を持つ 、請求項1の化合物。 3.R1はHであり、R2はHであり、mは2であり、nは11である、請求項2 の化合物。 4.R1はHであり、R2はHであり、mは2であり、nは10である、請求項2 の化合物。 5.R1はHであり、R2はHであり、mは0であり、nは13である、請求項2 の化合物。 6.患者のエストロゲン依存性の病気を治療的に処置する方法であって、式(1 )を有する化合物を用いることを内容とし、 ここで、(a)R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(b) R2はHと低級アルキル基からなる群から選択され、(c)mは0から4までの 整数であり、(d)nは5から14までの整数であり、 前記化合物を適切な薬剤学的担体に組み込み、 前記担体に組み込まれた治療上効果的な量の前記化合物を患者に投与し、 前記方法を用いて、患者の乳癌、卵巣癌、膣癌、子宮内膜癌及び子宮内膜症 からなる群から選択されるエストロゲン依存性の病気を治療的に処置する、エス トロゲン依存性の病気を処置する方法。 7.前記担体として、生理食塩水及び5%のブドウ糖からなる群から選択される 溶液を用いることを内容とする、請求項6の方法。 8.前記担体に組み込まれた前記化合物を非経口的経路によって患者に投与する ことを内容とする、請求項7の方法。 9.前記担体に組み込まれた前記化合物を注射によって患者に投与することを内 容とする、請求項7の方法。 10.前記担体に組み込まれた前記化合物を経口的経路に よって患者に投与することを内容とする、請求項7の方法。 11.予防を行うために、式(1)を有する化合物をエストロゲン枯渇剤として患 者に予防的に投与する方法であって、 ここで、(a)R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(b) R2は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、(c)mは0から4まで の整数であり、(d)nは5から11までの整数であり、 前記化合物を適切な薬剤学的担体に組み込み、 前記担体に組み込まれた予防上効果的な量の前記化合物を患者に投与し、 前記方法を用いて、乳癌、卵巣癌、膣癌、子宮内膜癌及び子宮内膜症からな る群から選択されるエストロゲン依存性の病気を予防するためのエストロゲン枯 渇剤として予防的に患者に投与する、非ステロイド性スルファターゼ阻害剤化合 物の使用法。 12.前記担体として、生理食塩水及び5%のブドウ糖からなる群から選択される 溶液を用いることを内容とする、請求項11の方法。 13.前記担体に組み込まれた前記化合物を非経口的経路によって患者に投与する ことを内容とする、請求項12の方法。 14.前記担体に組み込まれた前記化合物を経口的経路によって患者に投与するこ とを内容とする、請求項12の方法。 15.前記担体に組み込まれた前記化合物を注射によって患者に投与することを内 容とする、請求項12の方法。 16.式(1)からなる化合物を調製する方法であって、 ここで、R1は水素と低級アルキル基からなる群から選択され、R2はHと低級 アルキル基からなる群から選択され、mは0から4までの整数であり、nは5か ら14までの整数であり、本方法は、 塩化アルカノイルをp-ヒドロキシフェニルアミン及びトリエチルアミンの冷 却溶液に滴下することにより、第1の混合物を形成し、 前記第1の混合物を抽出することにより、第1の生成物であるN-アルカノイ ルp-ヒドロキシフェニルアミンを生じ、 水素化物及びスルファミドを前記第1の生成物に加 えることにより、第2の混合物を形成し、 前記第2の混合物を抽出することにより、第2の生成物である(p-o-スルフ ァモイル)-N-アルカノイルp-ヒドロキシフェニルアミンを生じることを内容とす る方法。 17.前記第1の混合物を室温で撹拌し、酸性溶液に注入し、 前記第1の混合物を分離し、乾燥し、減圧下で濃縮することにより、第1の 生成物を生じ、 前記第2の混合物を室温で撹拌し、塩基性溶液に注入し、 前記第2の混合物を分離し、乾燥し、減圧下で濃縮することにより、第2の 生成物を生じることを内容とする、請求項16の方法。 18.前記第1の混合物においてHClを用い、前記第1の生成物を酢酸エチルで 抽出することを内容とする、請求項17の方法。 19.第2の混合物において炭酸水素ナトリウムを用い、前記第2の生成物を塩化 メチレンで抽出することを内容とする、請求項18の方法。 20.塩化アルカノイルは式(2)を有し、 ここで、nは5から14までの整数である、請求項19の方法。
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