JPH11510278A - 顧客指向型口座間資金送金用自動化システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 システム（２０）により自動的にアクセス可能な顧客情報（２４）に基づき、受給者が資金送金時に資金を入手できるように、資金をただちに口座（３０）に送金（２８）できるようにするためのシステム（２０）および方法である。さらに、システム（２０）は、適切な交換レートおよび口座（２６）に請求されるあらゆる料金を自動的に算出し、ユーザが取引き（２２）を許可または取り消すことができるように、それらをユーザに表示する。また、システム（２０）は、ユーザが、送金元口座の通貨または振込先口座の通貨で送金される金額を定めることができるようにする。さらに、システム（２０）には、承認を受けている個人だけしか口座（３２）および資金にアクセスできない旨を保証するためのさまざまな保護手段が備えられ、顧客に対し、即座に無事完了または失敗を確証する。

Description

【発明の詳細な説明】 顧客指向型口座間資金送金用自動化システム 開示中の著作権が取得された資料についての通知 本特許文書の開示の一部には、著作権保護の対象となる資料が含まれる。著作 権所持者は、特許商標局の特許ファイルまたは記録に記載される限り、特許文書 または特許開示のあらゆる物によるファクシミリ複写に異論を唱えないが、そう でない場合にはすべての特許権を留保する。 関連明細書に対する相互参照 １９９５年６月７日に提出された、特許出願番号第０８／４７３，９７５号の 「統合型完全サービス消費者銀行業務システムならびに口座を開くためのシステ ムおよび方法」と題する同時係属の明細書、および１９９５年６月７日に提出さ れた、特許出願番号第０８／４８３，７１０号の「顧客起動型端末による統合型 仲介およびその他の金融サービスを提供するための方法およびシステム」と題す る同時係属の明細書が参照され、それらの開示は本明細書中に参照により取り入 れられる。 発明の分野 本発明は、総勘定元帳または顧客勘定口座への掛け、つまり電子送金のために 、金融機関の間で金銭の送金を実行するためのシステムおよびプロセス（方法） に関する。さらに特定すると、本発明は、このような取引きを安全に、かつ実質 上リアルタイムで実行するためのシステムおよび方法に関する。 発明の背景 今日の縮小を続ける世界では、ますます共通した問題に、国と国の間または銀 行口座間での資金の移動が含まれる。既存のプロセスでは、金融機関に連絡し、 資金を別の機関へ電信送金することを要求する必要がある。このプロセスは冗長 であり、大部分の場合、完了に数日から２週間まで要する。さらに、要求された 送金は、しばしば期待通りまたは意図された通りに行われない。要求された送金 がうまく行ったとしても、資金が、ときおり、その資金を受け取る機関によって 適切に処理されないことがある。 特に、電信送金方法は、受取り企業による入力、伝送、認証、および実行で必 要な遅延を被る。例えば、この方法では、要求側が、顧客の自国金融機関により 認証され、承認されるように、地元金融機関により入力されてから、送金される 識別情報を提供することが必要になる。したがって、後に顧客の要求の遅延を生 じさせる可能性があるエラーが発生する複数の機会が作り出される。エラーが発 生した場合、手動介入および調査が必要となる。 国と国の間での資金の送金は、特に複雑である。例えば、このような取引きは さまざまな政府による厳密な規制を受けている。したがって、資金送金の簡略化 を図る場合、システムが関連する政府法律に準拠していることを保証する必要性 がある。 しかも、さらに、資金の国際送金が複雑であるのは、さまざまな通貨が使用さ れることによる。特に、送金された資金は、送金側機関の国で使用される通貨と は異なった通貨という形を取らなければならないため、要求側は、該当する為替 レートを、好ましくは取引きが完了するまで認識させられる必要がある。しかし ながら、通常、これには、顧客による外国通貨の同等な価値の計算が必要となる 。 現在のところ、大部分の消費者銀行機関は、顧客がさらに容易に口座間で資金 を送金できるようにする現金自動預入払出機（ＡＴＭ）のネットワークを活用し ている。このため、顧客は、このような取引きを実質上リアルタイムで（決済の ために必要な時間遅延なしに）実行できる。現在では、顧客がある国に滞在する 間に別の国にある自身の口座にアクセスできるようにするためにＡＴＭネットワ ークを活用しているシステムもある。ただし、これらのシステムは、第１の国の 口座から第２の国の口座に便利に資金を送金できるようにする利点は提供してい ない。 したがって、それにより、顧客が、特に国と国の境界線を越えて、さまざまな 通貨で資金の送金を行うことができるようになるさらに便利かつ信頼できるシス テムおよび方法を提供する必要性がある。さらに具体的には、顧客による別の口 座への便利かつ信頼できる資金の送金を可能にするシステムに対する必要性があ る。ユーザ・フレンドリで容易に理解できるようにこのような取引きを実現する という関連した必要性がある。 発明の要約 本発明は、ＡＴＭ、ホーム・バンキング電話、パソコン、従来の電話または類 似物等の端末を使用することにより、同じ銀行または他行に維持される任意の口 座にただちに資金を送金するためのシステムにより、前記欠点を克服することを 目的とする。本発明に従ったシステムを使用すると、資金は、手動入力が必要と されるよりむしろ、システムにより自動的にアクセス可能な顧客情報に基づき任 意の口座に送金できる。さらに、システムは、適切な為替レートおよび口座に請 求されるあらゆる料金を自動的に算出し、それらを、ユーザが取引きを許可また は取り消すことができるように、ユーザに表示する。また、システムは、送金が 関連する政府法律に準拠している旨を保証するために、送金のパラメータも分析 する。また、システムは、ユーザが、送金元口座の通貨または振込先口座の通貨 で送金される金額を定め、それによりシステムの柔軟性を最大限にすることがで きる。 さらに、システムは、コンピュータ、電信送金および類似物に特別な専門知識 を持たない個人により理解、アクセスできるように設計される。 さらに、システムは、承認を受けている個人だけが口座および資金にアクセス 出きる旨を保証するためのさまざまな保護手段（セーフティガード）を備えてい る。 図面の簡単な説明 図面では、 図１は、本発明に従ったシステムを示すブロック図である。 図２は、本発明に従ったプロセスにおいて、図１のシステムのさまざまな要素 の機能を説明する図である。 図３は、顧客起動型端末の構成要素を説明するブロック図である。 図４は、顧客起動型端末用ソフトウェア・アーキテクチャの概要である。 図５は、顧客起動型端末用ソフトウェア・アーキテクチャを示すさらに詳細な ブロック図である。 図６は、本発明の実施例に従った主要プロセスを示すフローチャートである。 図７は、本発明の実施例に従った「受取人企業選択」サブルーチンを説明するフ ローチャートである。 図８は、本発明の実施例に従った「受取人名取得」サブプロセスを説明するフロ ーチャートである。 図９は、本発明に従った「受取人口座番号取得」サブプロセスを説明するフロー チャートである。 図１０は、本発明の実施例に従った「送金通貨および金額の取得」サブプロセス を説明するフローチャートである。 図１１は、本発明の実施例に従った「メッセージ取得」サブプロセスを説明する フローチャートである。 図１２は、本発明の実施例に従った「ＦＸ／料金の要約および確認」サブプロ セスを説明するフローチャートである。 図１３−１および図１３−２は、本発明の実施例に従った「メッセージへの応 答のチェック」サブプロセスを説明するフローチャートである。 図１４は、本発明の実施例に従った「ＦＸ／料金エラー処理」サブプロセスを 説明するフローチャートである。 図１５は、本発明の実施例に従った地域送金を実現するためのシステムを示す ブロック図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１は、本発明に従ったシステム２０の概要を示すブロック図である。送金取 引き（処理）は、ユーザと、例えばホーム・バンキング電話、パソコン（ＰＣ） またはＡＴＭなどの入力コンピュータ端末２２の間の対話により発生する。好ま しい実施例においては、この対話は、ユーザに表示される一連のメッセージ、お よび電話キーパッド、コンピュータ・キーボード、またはタッチ・スクリーンな どのある種の入力手段によってユーザにより入力されるさまざまな応答および要 求により達成される。 入力端末は、一連の電子メッセージにより、ソース・フロント・エンド・プロ セッサ・コンピュータ（ＦＥＰ）２４と通信する。この例では、ソースＦＥＰま たはローカルＦＥＰは、ソース・バンキング・システム２６およびリモートＦＥ Ｐ３０にネットワーク・スイッチ２８を経由して結合されている。図示されるよ うに、リモートＦＥＰ３０は、宛先バンキング・システム３２に接続される。し たがって、さまざまなＦＥＰおよびネットワーク・スイッチが、ともに、ＡＴＭ 口座３４を含む多種多様な入力端末を介してアクセスできるＡＴＭネットワーク を構成する。このネットワークの各要素は、ＣＰＵおよび関連メモリを含む、適 当な処理能力を備える。例えば、好ましい実施例では、ＳＴＲＡＴＵＳ（登録商 標）によって提供される複数のコンピュータ・システムが活用されている。 図１に図示され、本明細書中に記載される方法に従ったシステムを使用する場 合、アプリケーションによってサポートされているあらかじめ定められた地域内 に位置する第２の宛先バンキング・システムに対し、ソース・バンキング・シス テムから資金の送金を要求することが可能となる。このような操作を実行するた めの方法の概要は、通常、図２を参照して説明される。 図２は、本発明に従った１９のステップ・プロセスで図１のシステムの要素の 対話を説明する。図２では、各ステップは行で表されるが、システムの要素は列 で示される。ある特定のステップの間にアクティブであるシステムの要素は、黒 く塗られたボックスで示される。 ステップ１では、例えば、ユーザがあらかじめ選択された暗証（個人識別）番 号（ＰＩＮ）を正しく入力することにより、ユーザがさまざまな隠蔽技法に無事 に合格した後に、アプリケーション・メニューが入力端末に表示される。この表 示に基づき、ユーザは、本発明に従った送金動作を選択するオプションを与えら れる。このオプションを選択すると、ステップ２で、端末装置は、ローカルＦＥ Ｐから使用可能な受取人企業のリストを要求する。ステップ３では、ローカルＦ ＥＰから受け取られた受取人企業のリストが、入力端末により表示される。この 時点で、ユーザは、このリストから１つの受取人企業を選択する。これは、ユー ザが、リストから受取人企業を選択することによって達成されるのが好ましい。 選択された受取人企業に該当する場合は、口座番号のどの部分が必要とされるの かを説明する画面が表示され、ユーザは宛先口座の口座番号を入力するようにプ ロンプトを出される。 ステップ４では、端末は、ユーザが入力する口座番号が有効な口座に一致する かどうかを判断するために、ローカルＦＥＰに対し口座確認要求を送信する。ス テップ５では、ローカルＦＥＰは、この要求をネットワーク・スイッチに渡す。 ユーザによって選択された受取人企業に基づき、ネットワークは、ステップ６で 、この要求を、適切なリモートＦＥＰに送信する。この時点で、リモートＦＥＰ は、要求された宛先口座番号が有効であることを確証し、宛先口座で使用される 通貨で応答する。あるいは、要求された口座が発見されなかった、または要求さ れた口座が貸方（クレジット）を受け入れることができない旨を示すエラー・コ ードが、リモートＦＥＰにより提供される。メッセージに埋め込まれた発信者情 報に基づき、ネットワーク・スイッチは、ステップ７で応答をローカルＦＥＰに 送り返す。ステップ８では、ローカルＦＥＰが応答を、ユーザに表示するために 、ユーザ端末に戻す。 ステップ９では、リモートＦＥＰからの応答がユーザに表示される。応答が、 プロセスでエラーが発生したことを示すと、エラーはユーザに表示され、取引き は終了される。それ以外の場合、ユーザは、送金の送金元口座を選択するように プロンプトを出される。送金元口座の通貨と宛先口座の通貨が異なる場合、ユー ザは、送金金額の通貨を選択するようにプロンプトを出される。ユーザは、また 、送金の金額を入力するようにプロンプトを出される。ユーザは、送金に付随す るオプションのメッセージを入力するようにプロンプトを出される。それから、 端末は、ユーザにより入力された情報の要約を表示し、ユーザはこの要約の詳細 が正しいかどうか確認するようにプロンプトを出される。ユーザが、要求された 送金の詳細が不正確であることを示すと、取引きは終了され、この終了を確認す る画面が表示される。 ステップ１０では、端末は、ローカルＦＥＰに対し、料金および為替レート情 報を要求するメッセージを送信する。ステップ１１では、ローカルＦＥＰは要求 をネットワーク・スイッチに渡す。ネットワーク・スイッチは、通貨為替レート 、あるいは送金元通貨または宛先通貨がシステムによってサポートされていない 場合にはエラー・コードを返す。好ましくは、送金元通貨と宛先通貨が同じであ る場合には、あらかじめ定められた値が返される。 ステップ１２では、ネットワーク・スイッチからの応答がエラー・コードでは ない場合、ローカルＦＥＰは、取引きの料金を計算し、送金金額が許容金融限度 額の範囲内にあるかチェックする。それから、ローカルＦＥＰは外国為替情報お よび料金情報（または適切なエラー・コード）を端末に返す。ステップ１３では 、ローカルＦＥＰからの応答がエラー応答であった場合、これはユーザに表示さ れ、取引きは終了される。エラー応答ではなかった場合、端末は、料金および為 替レートおよび通貨同額を表示する。それから、ユーザは、送金を進めるかどう かを確認するようにプロンプトを出される。ユーザが進めないことを選択する場 合、取引きは終了され、これを確認する画面がユーザに表示される。 ユーザによって承認される場合、ステップ１４で、送金を実行する要求がロー カルＦＥＰに送られる。ローカルＦＥＰは、送金元口座に十分な資金がある旨、 およびこのような資金の送金に対する障害が存在していない旨を確証する。この 確証が失敗すると、ローカルＦＥＰはエラー・コードを端末に返し、それから、 端末は、適切なエラー・メッセージを表示し、取引きを終了する。 確証が与えられると、ステップ１５で、ローカルＦＥＰは、送金元口座に借方 （デビット）を転記し、実行要求をネットワーク・スイッチに渡す。ネットワー ク・スイッチは、それから、通貨レートが依然として有効であることを確証する 。まずは起こりそうもないが、万一、通貨レートがもう有効ではない場合、スイ ッチは、端末で取引きを取り消すために、エラーをローカルＦＥＰに返す。 ステップ１６では、前記条件が満たされている場合、ネットワーク・スイッチ が実行要求をリモートＦＥＰに渡す。それから、リモートＦＥＰは、貸方（クレ ジット）を受給者勘定口座に転記する。転記が無事行われると、リモートＦＥＰ はネットワーク・スイッチに対し完了コードを返す。それ以外の場合は、エラー ・コードが返される。 ステップ１７では、完了コードが無事に受信されると、ネットワーク・スイッ チが、２つの企業の間での決済を、それらの本社決済口座での対応する記入を集 めることにより開始し、ローカルＦＥＰに完了コードを返す。それ以外の場合、 ネットワーク・スイッチは、それがリモートＦＥＰから受け取った任意のエラー ・コードを返す。 ステップ１８では、エラー・コードがローカルＦＥＰに返されると、ローカル ＦＥＰは借方記帳転記を逆にし、エラー・コードを端末に返す。エラー・コード が返されない場合は、ローカルＦＥＰは、受け取った完了コードを返す。ステッ プ１９では、端末がユーザに対し、取引きの成功または失敗を示すメッセージを 表示する。 図１で参照される入力端末は、多様な装置のいずれかから構成されることがで きる。本発明の好ましい実施例では、本発明の譲受人によって開発されたある特 定のタイプのＡＴＭの使用が企図されている。この種のＡＴＭは、本明細書中で は、顧客起動型端末（ＣＡＴ）と呼ばれる。おもにまたは完全に現金払出機とし てだけ機能する他の多くのＡＴＭとは異なり、ＣＡＴは、幅広い銀行業務の機能 性を提供する。これらには、現金の払出し、預金と支払、口座間の送金、残高照 会、取引き履歴、およびトラベラーズ・チェックの購入などの「基本的な」サー ビスが含まれる。図３に図示されるように、ＣＡＴ４０は、通常は、従来のＡＴ Ｍで見られる構造に一致する構造を備え、これらの機能を実行する。標準構造に は、顧客のカード上で符号化されている情報を読み取るための磁気カード読取装 置４８、預金と支払の封筒を受け取るための保管庫５２、現金払出し機構４４、 およびプリンタ（図示されていない）が含まれる。内部構成要素は、プロセッサ ４２、およびフロント・エンド・システム５４とのデータ通信用の通信装置５０ を含む。ＣＡＴが本明細書中に記述されるように動作できるようにするために、 プロセッサ４２に対応するメモリ装置も具備される。 ＣＡＴ４０は、多くの従来のＡＴＭと比較してさらに先進的な構造も活用する 。例えば、メインの顧客インタフェースは、カラー・グラフィックスを活用する 動的なタッチ・スクリーン４６である。このインタフェースは、容易に設定し直 すことができるという点で、他の多くのＡＴＭより用途が広い。これにより、Ｃ ＡＴは、さらに容易に新規に開発された機能性に適応することができる。さらに 、インタフェースは、ボタンおよびキーが見慣れた３次元オブジェクトの画像で 置き換えられている対話型ディスプレイを提供する。 ＣＡＴ４０は、本発明に従って多様な機能を実行するために使用される。ＣＡ Ｔで実行されるソフトウェアのさまざまなレベルは、図４に説明される。 図４は、本発明に従って使用されるＣＡＴ用ソフトウェア・アーキテクチャ６ ０の概要を示すブロック図である。この例では、図示されるソフトウェア・アー キテクチャは、ＣＡＴによってローカルに記憶される。このソフトウェアに対す る更新が必要になると、更新は、ＣＡＴによってメモリ内に記憶されている構成 可能なテーブルを更新することにより、対応ＦＥＰを通して実現される。このア プローチによって、世界中の端末によって実質上標準であるインタフェースが提 供できるようになるが、特定の国々のＣＡＴをさまざまな規制当局との準拠を確 実にするために適合できる。 図４に示されるように、ＣＡＴソフトウェア・アーキテクチャ６０は、図面中 「レベル１」、「レベル２」およびＣＡＴ実行時システム（ＣＲＳ）としてラベル が付けられるレベルによって表される。ＣＲＳ７２は、基本的には、ＣＡＴ用オ ペレーティング・システムに使用できる。このシステムは、ＣＡＴに具備される 前記装置を実行する。例えば、このシステムはカード読取装置、払出し機構、プ リンタ、およびタッチ・スクリーンを実行する。また、システムは、ＣＡＴから ＦＥＰに対して送信されたメッセージおよびＦＥＰからＣＡＴに対する応答も処 理する。稼働中、ＣＲＳは、本明細書中に記述されるその他の機能を提供するた めに、技術で既知の方法に従って起動される。 ＣＲＳ７２がいったん起動されると、ＣＡＴは、ユーザとのオンライン・セッ ションを開始する準備が完了していなければならない。オンライン・プロセスの 初期ステップは、図４中のブロック６２として図示されるレベル１により制御さ れる。この例では、顧客のカードがＣＡＴの中に差し込まれると、レベル１が起 動される。この時点で、レベル１は、カードを確認し、カードに結びついたあら ゆる顧客口座を識別するために使用される。これは、通常、カード読取装置によ ってカード上に付けられた磁性ストライプから読み取られる情報を解釈すること によって達成される。例えば、レベル１は、カードを発行した金融機関を表すデ ータを解釈する。それから、ＣＡＴは、その金融機関のカードに対応する口座を 処理する方法を判断するためにテーブルを参照する。次にＣＡＴは、確認ルーチ ンを実行し、その中で顧客は、カードから得られる顧客の口座番号に対応する顧 客レコードに対して照合されるＰＩＮを入力するように要求される。 識別および確認が一度達成されると、レベル１の下に図示されるさまざまなレ ベル２アプリケーションが起動される。これらには、国際アプリケーション６４ 、バック管理アプリケーション６６、地域アプリケーション６８、およびローカ ル・ネットワーク・アプリケーション７０が含まれる。 この例では、図４で参照される国際アプリケーション６４は、本発明に従って 送金を行うことができるある特定の地理的な区域を越えて広がる取引きを含む。 例えば、システムが、特定のヨーロッパの国々での口座間での送金を可能とする ように構成され、レベル１がオンライン取引きを要求している顧客がブラジルに いると判断すると、顧客が利用できる取引きは、国際アプリケーション６４を通 して提供される。 バック管理アプリケーションは、特別にコード化されたカードを所有する承認 を得ている個人だけしか利用できない特殊化された機能を備える。例えば、レベ ル１が、ユーザが特別にコード化されたカードを差し込んだと判断すると、ＣＡ Ｔにより処理された取引きに対照される、ＣＡＴ内に残る資金の一日の終わりの 決算のような、さまざまな管理機能が利用可能となる。 この例では、地域アプリケーション６８は、本発明に従ったシステムが実現さ れる地理的な区域向けに作られたソフトウェアである。図１に記述されるさまざ まな要素間でのデータ転送を可能にする通信システムが、地域アプリケーション ６８の一部を形成する場合がある。 地域アプリケーション６８は、多くの機能を提供する。例えば、アプリケーシ ョンは、顧客とのオンライン・セッションの言語を決定する。さらに特定すると 、アプリケーションは、顧客のカードの出所に基づいて選択された言語でセッシ ョンを行うことができるようにする。例えば、フランスの顧客がドイツでＣＡＴ にアクセスすると、ドイツ語ＣＡＴによって実行される地域アプリケーションは 、レベル１の、フランスの金融機関で生じたとする顧客カードの識別に基づき、 フランス語でオンライン・セッションを実行する。 地域アプリケーション６８を使用すると、顧客は、顧客によってアクセスされ るＣＡＴを越えて広がるホスト・システムに関わる機能を実行できる。これらの さらに高いレベルの機能は「レベル３」と呼ばれる。例えば、これは、第1国の銀 行の口座から第2国の銀行の口座へ資金の送金が可能になる、図２に参照される 前記プロセスを可能とする。 ローカル・ネットワーク・アプリケーション７０は、銀行のローカル・ネット ワークに加盟する機関によって発行されたとして識別されるカードを処理する。 例えば、合衆国では、ＣＩＲＲＵＳ（登録商標）のようなネットワークを使用し 、個人は、加盟機関によって提供される端末で一定の取引きを実行できる。これ らのアプリケーションは、当該技術で既知の技法に従って実現される。一般的に は、ローカル・ネットワーク・アプリケーション７０を介して機能にアクセスす るカードは、他のレベル２アプリケーションを介して使用可能な機能にアクセス することはできない。 図５は、さらに詳細に、図４を参照して記述されるソフトウェア・アーキテク チャを示す。「レベル１」とラベルが付けられたボックス６０の下には、「レベル ２」とラベルが付けられたボックス７６がある。これは、ある特定の地理的な地 域内ですべてのＣＡＴによって共有されるコードを表す。破線で囲まれる地域９ ５内に図示されるように、このコードに含まれる「レベル３」アプリケーションは 、引出しアプリケーション７８、残高照会と取引き仕訳帳（ＴＪ）アプリケーシ ョン８８、ローカル送金アプリケーション８０、預金アプリケーション９０、Ｐ ＩＮ変更および小切手再注文アプリケーション８２、外部送金、継続指図書、お よび直接借方記入を可能にするアプリケーション８４、売買相互資金アプリケー ション９４、および都市間送金アプリケーション８６を含む。 引出しアプリケーション７８は、ＣＡＴでの現金引出しを処理する。残高照会 およびＴＪアプリケーション８８を使用すると、ユーザは、現在残高および最近 の取引きを判断することができる。ローカル送金アプリケーション８０を使用す ると、例えば、当座預金と貯蓄の間または当座預金と金融市場口座の間などの、 １つの銀行機関と「関連のある」口座間での転送が可能になる。 ＰＩＮ変更および小切手再注文アプリケーション８２は、ユーザが、自分のＰ ＩＮを変更し、小切手をオンラインで注文し直すことができるようにする。貯蓄 および通達アプリケーション９２を使用すると、顧客は、ある特定の貯蓄口座、 例えば最近の活動および未払い利息などに関する情報を取得できる。 外部送金、継続指示書、および直接借方記入アプリケーション８４は、まとめ て１つの支払いシステムを構成する複数の異なった機能を処理する。このアプリ ケーションを使用すると、顧客は、例えば請求書を支払うために、自分の口座か ら資金を送金することができる。これは、一時支払いを可能としたり、定期的に 支払われる継続指示書を実行する。アプリケーションは、また、例えば、販売時 点情報管理の取引きによる顧客の口座に対する直接借方記入を処理する。 売買相互資金アプリケーション９４は、同時係属出願第０８／４８３，７１０ 号にさらに詳しく記述される。地域送金アプリケーションは、以下に、さらに詳 しく記述される。 ユーザと前記システム間のインタフェースのより詳細な記述は、ここでは図６ から図１４を参照して記述される。このプロセスは、前記ＣＡＴでの実現に特に よく適しているが、当業者は、パソコンおよびホーム・バンキング電話を含む多 様な端末が、下記プロセスの実現に利用できることを理解するだろう。 最初は、図６から図１２に構成されるフローチャートが、おもに、端末とユー ザ間の対話に向けられてることに注記する。例えば、矩形ボックスは、(特定の 表示画面のような)ＣＡＴによって実行される離散プロセスを指し、三角形ボッ クスは、ＣＡＴが下す決定を示す。六面形は、(例えば、リモート・ホストから の)ＣＡＴとシステムの残り部分が交わしたメッセージを指す。これらのメッセ ージには、下記のプロセスの実行を可能にするデータ要素が含まれる。 図６は、本発明に従ったプロセスのメイン・フローを記述する。このプロセス を開始するために、顧客は、暗証番号（ＰＩＮ）を入力し、システムに対し、送 金機能が希望されることを示す(ステップ２００)。ステップ２０２では、システ ムは、当該技術で既知の技法に従って、顧客が入力したＰＩＮが正しいことを確 証する。この時点で、システムは、例えば、そのカードによってアクセスできる 口座の数などを示す、顧客のカードに結びついたプロファイル情報を入手する。 正しいＰＩＮが入力されたと想定し、システムは、ステップ２０４で、顧客の カードに結びついた口座が、本発明に従った送金の実行に使用できることを確証 する。例えば、システムは、このような送金機能に認められているさまざまな種 類の口座を示すメモリに記憶されるルックアップ・テーブルを調べる。承認され た口座には、当座預金、関連クレジットカード口座、または顧客の金融機関によ り提供されるそれ以外の口座が含まれる場合がある。顧客が送金機能に利用でき る顧客のカードに結びついた口座を持たない場合、ステップ２０６で、顧客のカ ードでは送金を行うことができない旨を告げる画面が表示され、顧客は、ステッ プ２０８でその他の取引きを実行するオプションを与えられる。 有効な口座が利用できると想定し、ＣＡＴ（つまり、ローカルＦＥＰ）にリン クされるＦＥＰは、ステップ２１０で、ホスト・システムのステータスを判断す る。ホスト・システムが、それが取引きの実行のために利用可能であることを示 すメッセージを提供すると、プロセスは続行する。それから、顧客は、ステップ ２１２で、顧客が、任意の口座から自分の主要な口座がある国の外の別の口座に 資金を振り込むことを希望するかどうかを示すように命令される。例えば、顧客 がギリシャに口座を持ち、英国にある別の口座への資金の振込みを希望する場合 、顧客は海外送金を希望する旨を示す。海外送金が希望されないと、ＣＡＴはス テップ２１４ａで自動的に宛先企業を設定する。ユーザが海外送金を示すと、ス テップ２１４で、ルーチンが受取人企業を選択するために実現される。このルー チンは、図７を参照して記述される。 図７に示すように、どの受取人事業があるかまたは許可されるかをシステムが 判断する。この時点では、電子メッセージはＣＡＴに連結されたＦＥＰに送信さ れ（ステップ３０２）、ＣＡＴはステップ３０４に示すように応答待ち状態とな る。具体的には、ＣＡＴは「アクション・コード」（ＡＣ）と呼ばれる応答を待 つ。この応答はステップ３０６でＣＡＴによってチェックされる。このＡＣがゼ ロ以外の数であれば、ステップ３０８で顧客にエラー・コードが表示される。例 えば、ＣＡＴは「申し訳ありませんが、お役にはたてません」というようなメッ セージを表示する。 ＡＣがゼロであれば（エラーが発生しなかったことを意味する）、ＣＡＴは潜 在的な受取人のリストを受信する。何人の受取人があるか分かっていないので、 ステップ３１０に示すような応答の数をインデクス・インジケータを用いて追跡 する。具体的には、インデクス・インジケータは、応答がなくなるまでゼロ以外 の値に設定される。もし事前決定された数、例えば５０人を超える受取人がいる 場合は、最初のバッチをセーブして、インデクス・インジケータがゼロになるま で、プロセスをステップ３１０で繰り返す。 ステップ３１２で、有効な受取人事業に対応するいずれかの事業ＩＤ（識別番 号）が返却されたか否かを判断する。もし返却されていなければ、この機能は有 効ではないというメッセージが、ステップ３１４で顧客に対して表示される。ス テップ３１６で、顧客が別の取引の実行を希望するか否かを問う標準オプション ・スクリーンが表示される。一方、もし事業ＩＤが戻ってくれば、ステップ３１ ８で比較手順が実行される。 すると、ＣＡＴはテーブルにローカルでセーブされた事業のリストをホスト・ システムから今までに検索されたすべてのメッセージと比較する。これら２つの リストが同じであれば、ＣＡＴはローカル・セーブされたリスト上の内容を表示 する。メッセージとローカル・セーブされたテーブルが同じでなければ、これは 、ＣＡＴにまだ提供されていない情報を新たに更新したことを意味する。このよ うな場合、更新されたリストは顧客に対して表示される。 例えば、ステップ３２０で、ＣＡＴは、おのおのが事前決定された数の受取人 事業を示すさまざまなスクリーンを順に表示する。例えば、個々のスクリーンは 一時に最大で４つの銀行を表示するにとどめられたりする。すると、顧客は、所 望の銀行が表示されるまで前後にスクロールする権利を与えられる。おのおのの スクリーンが表示されるに連れて、顧客は表示された銀行の内の１つを選択した り、または振替取引が可能な別の銀行が必要であることを示したりする権利が与 えられる。別の銀行が必要とされる場合、ステップ３２２でユーザは代表に連絡 するように指示される。例えば、以下に示すようなスクリーンが、図７のステッ プ３２２および３２６に対応して表示される。 顧客がりストアップされた事業を選択することを希望する場合は、図８に示す 「受取人名獲得」ルーチンに対応する図６のステップ２１６に示すように本プロ セスは続く。 図８で、ＣＡＴは、受取人側の名前を入力するように顧客に促すスクリーンを 表示する。顧客は、ＣＡＴのタッチ・スクリーン上に表示される図形英数字キー ボードを用いることが望ましい。例えば、以下に示すようなスクリーンが表示さ れるが、このスクリーン上で、入力された受取人名に対応する”ｒｅｃｉｐ ｎ ａｍｅ ２５”というデータ・エレメントがＣＡＴで得られる。 顧客がなにも入力しなかったり単に空白スペース文字を入力しただけであれば 、以下に示すようなスクリーンが表示される。 この時点で、ユーザは取引を再度試みるか中断するかを選択する権利が与えら れる。取引を中断されると、ＣＡＴは取引が取り消されたことを示し、別のサー ビスが所望であるか否かを示すようにユーザに促す。例えば、以下に示すような スクリーンが表示される。 最初またはそれ以降の試行で名前を入力しないと、図６に示すステップ２１８ のプロセスが再開される。このステップは、図９を参照にして説明される「受取 人口座番号獲得」サブルーチンに対応する。 図９では、テーブルと相談して、依頼された受取人のいる国の送付先口座番号 を決定する。例えば、複数の国が異なった書式を持ち得る一方では、他の国が特 定の書式を指定しないこともある。テーブルと相談した後で、ステップ５０２で ＣＡＴは、顧客が取引を継続できるように顧客に必要な書式を表示する必要があ るかないか判断する。必要があれば、システムはステップ５０４に示すように継 続し、なければ、ステップ５１０のプロセスを継続する。 ステップ５０４では、顧客がら依頼されるはずの口座番号情報のための正確な 書式を示す情報スクリーンが表示される。このスクリーンを見れば、顧客は取引 を継続するか振替依頼を終了するかを決める権利が与えられる。振替が顧客によ って終了されると、ステップ５０６で顧客に対して確認メッセージが表示され、 顧客にはステップ５０８で別の取引を依頼する権利が与えられる。例えば、次の ようなスクリーンが表示される。 特定の書式が必要がないか、顧客がステップ５０４で、継続の要求を示したら 、ＣＡＴはステップ５１０で、受取人の口座番号の依頼を表示する。例えば、Ｃ ＡＴは以下のようなスクリーンを表示することがある。 顧客が必要な情報を入力できるように図形キーボードはできれば上記のスクリ ーンを備えたものであることが望ましい。入力された情報は、データ要素”ｒｅ ｃｉｐ＿ｎａｍｅ＿２５”として保存される。 ステップ５１２で、システムは顧客の入力した口座番号が有効であるかを検証 する。顧客が入力した口座番号（すなわち、データ要素ｄｓｔ＿ａｃｃｔ＿ｎｏ ）を含むメッセージがＣＡＴからフロント・エンド・プロセッサさらにリモート ＦＥＰに送られる。このメッセージによって、顧客の入力した口座番号の検証と 有効化が要求される。すると、ＣＡＴはステップ５１４でこの要求に対する応答 を待つ。ＣＡＴが「応答待ち状態」にあることを示すスクリーンを顧客に示すこ とが望ましい。ステップ５１６で、ＣＡＴは応答をチェックする。上記の方法と 同様に、ＣＡＴはアクション・コード（ＡＣ）をチェックすることによってこの ステップを実行する。アクション・コードがゼロ以外の数値であれば、プロセス はコネクタＡが示すように継続される。 図９のコネクタＡから分かるように、アクション・コード（ＡＣ）の事前決定 された値をシステムが返す。例えば、アクション・コードが６４に等しければ、 顧客が入力した口座は封鎖されていることを示す。さらに、アクション・コード が６８であれば、無効な口座であることを示す。封鎖されたまたは無効な口座の 場合、システムは特定の口座に対して口座金を振替できないことを示すスクリー ンがステップ５１８で表示される。例えば、以下のようなスクリーンが顧客に表 示される。 アクション・コードがゼロ外の別の数値であれば、ステップ５２０でシステム は、ＣＡＴに与えられた特定のアクション・コードによって、顧客に標準のエラ ー・メッセージを与える。 ステップ５１６でゼロ値を持つアクション・コードが得られたら、送付先の事 業が存在し、ユーザが有効な受取人口座番号を与えたことを示す。ステップ５１ ８でＣＡＴはＦＥＰから与えられた電子メッセージを審査して、有効な通貨コー ドが含まれていることを確認する。この通貨コード情報によって、システムは次 に外国為替相場交換が可能となる。ここで通貨コードが与えられていないことが 分かった場合、ステップ５２０で適当なエラー・スクリーンを表示した後でステ ップ５２２で立ち会いが終了する。通貨コードが確認された場合、ステップ２２ ０でシステムは図６に示すメイン・プロセスに戻る。 図６のステップ２２０で、振り込まれる金の送付元口座を示す依頼を顧客のた めに表示する。上記の技法、例えば同時係属出願第０８／４８３，７１０号に従 ってホスト・プロセッサから前もって与えられた口座情報に基づいて有効な口座 が表示される。このようにして、さもなければ互いに入力しなければならない情 報をシステムは自動的に獲得する。 この情報がひとたび入力されると、ステップ２２２で「送付元口座獲得」サブ ルーチンを、ステップ２２４で「振替通貨金額」サブルーチンをシステムは実行 する。これらのサブルーチンを図１０を参照にして説明する。 図１０に示すように、ステップ６０２で、依頼された送付元通貨と送付先通貨 が同一であるか否かをシステムは判断する。もし同一であれば、ステップ６０６ のプロセスが継続する。送付元と送付先の通貨が同一でない、例えば、第１の通 貨における口座から第２の通貨における口座に対して振替が実行中である場合、 ステップ６０４のプロセスが継続する。ステップ６０４でＣＡＴは、振替金額を 指定するために顧客が使用を望む通貨のタイプを示すように顧客に促す。例えば 、顧客がイギリスの通貨（ポンド）からフランスの通貨（フランス・フラン）に ある金額を振替したい場合、顧客は送付される金額を指定する望みの通貨を示す ことができる。例えば、データ要素ｃｕｒｒ＿ｄｅｓｃｌやｃｕｒｒ＿ｄｅｓｃ ２が送付元国と送付先国で使用されるそれぞれの通貨の本文の記述に対応してい る以下に示すようなスクリーンが顧客に対して表示される。 ひとたび顧客が希望の通貨タイプを示すか両者が一致すれば、ステップ６０６ で取引コードが、共通通貨またはステップ６０４でユーザによって選択された通 貨に対して適切に設定される。この取引の金額を依頼するプロセスがステップ６ ０８でＣＡＴによって継続される。例えば、以下のようなスクリーンが表示され る。 図示されてはいないが、このスクリーンには”ＥＮＴＥＲ”キーと”ＣＬＥＡ Ｒ”キーを含むテンキーを備えることが望ましい。このテンキーには、取引の通 貨のどの用途にも対応するコンマと小数点が含まれることが望ましい。例えば、 ベルギー・フランで取引する場合、通常は小数点は使用されない。ステップ６１ ０でＣＡＴは入力された金額を解釈してそれを、システムが理解できる書式に変 換する。次に、図６のステップ２２４のプロセスが継続する。 次に図６に示すメイン・ルーチンが、図１１に示す「理由・メッセージ獲得」 サブルーチンを実行することによって継続される。このサブルーチンによって顧 客には、この取引に伴うメッセージを送付する権利が与えられる。例えば、ステ ップ６５２で、以下に示すようなスクリーンが表示される。 メッセージ送付を希望しないことを顧客が示せば、図６のメイン・ルーチンが ステップ２２８で継続される。希望すれば、送付希望のメッセージを入力するよ うにＣＡＴが顧客に促す表示をしてプロセスが継続される。例えば、以下のよう なスクリーンが表示される。 図示されてはいないが、立ち会いに使用される言語に基づいた図形キーボード をこの表示に含むことが望ましい。これによって顧客は、データ要素”ｔｒｆ＿ ｍｓｇ”としてＣＡＴによって記憶されているメッセージを入力することができ る。 図１１のステップ６７２に示すように、このプロセスには、顧客がどのキーも 押すことなく事前決定された時間が経過すると顧客にメッセージが表示される時 間切れルーチンが含まれている。例えば、顧客が再試行を希望するか否かを尋ね るメッセージはステップ６７６で表示される。希望すれば、ステップ６５８のプ ロセスが再開される。希望しなければ、プロセスは単に、図６に示すメイン・ル ーチンに戻る。 ひとたび顧客が希望のメッセージを入力すれば、このメイン・ルーチンは図６ のステップ２２８に示すように再開される。これは、図１２を参照して説明され た「修正・確認ＦＸ／Ｆｅｅ」サブルーチンに対応する。 図１２に示すように、ステップ７０２でシステムは、顧客が入力した情報を修 正する。 この時点で、顧客がこれ以上取引を希望しないことを示せば、システムはステ ップ７０４で、この取引は発生しない旨の上記のメッセージをシステムが表示し 、ステップ７０６で顧客は別の取引を実行する権利が与えられる。情報が正しく て取引を希望する旨を顧客が示せば、ステップ７０８でＣＡＴは、「ＦＸ／Ｆｅ ｅ情報獲得」などの引用メッセージを図形中に送信する。このメッセージはＦＥ Ｐを介してホスト・コンピュータに送信され、ＣＡＴは応答待ち状態であること を示すメッセージをステップ７１０で表示する。 次にＣＡＴはＦＥＰから得られた応答をステップ７１２でチェックする。再度 アクション・コード（ＡＣ）をチェックして、次に進むか否かを決定する。ゼロ 以外のアクション・コードが返ってきた場合は、図１４に示すようなプロセスが ステップ７１４で継続される。このプロセスは「ＦＸ／Ｆｅｅ獲得エラー処理」 サブルーチンに対応する。 図１４に示すように、プロセスはアクション・コードの値しだいで継続される 。例えば、アクション・コードが６０４であれば、事前決定された最小金額未満 の取引金額であることを示す。その結果、ステップ７５０で、ＣＡＴは、送付元 通貨が送付先通貨と同一であるか否かを判断する。同一であれば、ステップ７５ ８のプロセスが継続される。同一でなければ、ステップ７５２のプロセスが継続 される。この判断によって振替を伴う取引が事前決定された金額を上回ることが 確認される。 送付元通貨と送付先通貨が異なる場合、システムはステップ７５２で、手数料 が妥当か否か判断する。これは、送付元国と送付先国のいずれかの特定のホスト ・コンピュータによって異なる。手数料が必要ない場合、ステップ７５８のプロ セスが継続される。手数料が妥当であれば、ステップ７５４のステップが継続さ れる。 手数料が妥当な場合、ステップ７５４で、取引金額が送付元通貨で入力された か送付先通貨で入力されたか判断される。取引が送付先通貨で入力されたのであ れば、ステップ７５８のプロセスが継続される。入力されなかった場合、ステッ プ７５６及び７５７のプロセスが継続される。例えば、イギリスにいる人が一定 金額のポンドの振替を依頼し、手数料がこの取引に関して発生すれば、この取引 が手数料込みで最小金額未満であることを述べたスクリーンが表示される。以下 のスクリーンが表示される。 図示するように、このメッセージには、送付元通貨コードに基づいた通貨記述 子を持った書式手数料に対応する”ｃｏｍｍ＿ｆｅｅ＿ｓ”、送付元コードに基 づいた通貨記述子を持った書式送付元等価金額に対応する”ｓｒｃ＿ｅｑｖ＿ａ ｍｔ＿ｓ”および制限通貨コードに基づいた通貨記述子を持った書式制限金額に 対応する”ｌｉｍ＿ａｍｔ＿ｓ”を含む複数のデータ要素が含まれる。 送付元通貨が送付先通貨と同一であれば、システムからはなにも手数料は戻さ れない。すなわち取引金額は送付先通貨で示され、「振替金額は最小金額未満に つき、手数料無し」というメッセージがステップ７５８に示すように表示される 。このメッセージは次の形式を採ることがある。 図示するように、このスクリーンは、上記のデータ要素”ｌｉｍ＿ａｍｔ＿ｓ ”が含まれる。 この例では、アクション・コードが６０５であると、取引金額が事前決定され た最大金額を上回ることを示す。この結果、この限度を超えられないことを示す メッセージがステップ７６０で表示される。例えば、以下に示すようなスクリー ンがＣＡＴによって表示される。 この例では、アクション・コードが６０６であれば、無効な通貨が入力された ことを示す。その結果、ステップ７６２で「申し訳御座いません。ご指定の受取 人口座には振り込みできません」というメッセージが表示される。 本発明によるこのプロセスもまた、別のタイプの制限を備えたものである。例 えば、国際取引においては、特定の政府が特定の通貨の振り込みに対して制限を 課すことがあり得る。例えば、ギリシャ政府がギリシャのドラクマ(Drachma)で の振り込みに対して制限を課すことがある。このような場合、ステップ７６４で 、２つの異なった通貨を伴う取引きの結果、以下のようなエラー・メッセージが 発生する。 このメッセージには、顧客が選択した送付元製品タイプ、例えば当座預金、普 通預金などに基づいた口座記述本文に対応するデータ要素”ａｃｃｔ＿ｄｅｓｃ ３９”が含まれる。再度、顧客は、「はい」、「いいえ」、「終わり」というオ ーバレイ図形によって別の取引を依頼する権利が与えられる。 他のアクション・コードは、ステップ７６６に図示するような標準エラーに対 応するテーブルを見て同様に処理される。 ステップ７１６で図１２の記述を再開すると、ゼロのアクション・コードがシ ステムによって返されると、ＣＡＴは交差通貨振替が依頼されたか否かを判断す る。これには、送付元通貨が送付先通貨と同一であるか否かの判断が伴う。両者 が同一であれば、交差通貨取引は発生せず、ステップ７１８に示すようなプロセ スが継続する。もし交差通貨振替が依頼されているのであれば、ステップ７２０ のプロセスが継続される。 ステップ７１８に示すように、ＣＡＴは、手数料がＦＥＰによって返却された か否か判断する。もし返却されていなければ、ステップ２３０で図６のメイン・ ルーチンをプロセスが再開する。手数料が返却されていれば、単一通貨取引きの ための手数料の要約がステップ７２２で表示され、顧客はこの取引を承認するよ うに依頼される。例えば、次の情報が表示される。 上記するように、上述のステップで構成された複数のデータ要素に対応する情 報をこのスクリーンは表示する。例えば、データ要素”ｔｘｎ＿ａｍｔ＿ｓ”は 書式取引金額に対応する。このデータのための通貨記述子は、プロセス中ですで に設定された取引通貨コードに基づく。データ要素”ｒｅｃｉｐ＿ｎａｍｅ＿２ ５”は、顧客が入力した表示された受取人名に対応する。”ｃｏｍｍ＿ｆｅｅ＿ ｓ”データ要素は、システムが得た送付元通貨コードに基づいた通貨記述子を持 った書式手数料に対応する。データ要素”ａｃｃｔ＿ｄｅｓｃ”は、顧客の口座 、例えば「当座」、「普通」などを記述した本文に対応する。データ要素”ｅｑ ｖ＿ｔｘｎ＿ａｍｔ＿ｓ”は、振替金額となんらかの妥当な手数料を含む、顧客 の送付元口座から控除された合計金額を表す。顧客がその取引を承認すれば、図 ６のプロセスが継続される。もし承認しなければ、ＣＡＴは振替は行われないこ とを示し、顧客は、ステップ７０４と７０６に示すようにさらなる取引を実行す る権利が与えられる。 交差通貨振替が依頼された場合、ステップ７２０でＣＡＴは手数料が返却され たか否かを審査する。返却されていなければ、その振替の送金者のホスト国が取 引に対して手数料を課金しないことを意味する。この場合、ステップ７２４で、 システムは、送付先通貨で（ステップ７２６）または送付元通貨で（ステップ７ ３０）、取引の要約を表示する。送付先通貨要約（ステップ７２６）は次のよう に表示される。 上記のように、この表示には以下のデータ要素が含まれる・ データ名 説明 txn ＿amt ＿s 取引通貨コードに基づいた通貨記述子を待つ書式取引金額 recip ＿name＿ 25 顧客が入力した受取人名を表示する。 fx＿ mult システムから得られた（ステップ７０８）為替交差相場の値が０．１未満の場 合、為替交差相場にfx＿ multを乗算した値が０．１と１．０の間にくるようにf x＿ multの値として１０、１００または１０００を表示する。そうでない場合、 １を表示する。 fx＿ curr1 システムから得られた（ステップ７０８）為替書式フラグが３の場合、送付先 口座の通貨のための記述子を表示する。フラグが４であれば、送付元口座の通貨 のための記述子を表示する。 fx＿ rate システムから得られた（ステップ７０８）為替交差相場に上記のfx＿ multを 乗算した値を表示する。（この結果、０．１００００から９９，９９９．０００ ００の値となる。） 為替相場の書式はＺＺｓＺＺＺｄＺＺＺＺ（ここで、ｓは１０００の分離記号 でありｄは小数点）である。通貨によってサポートされる小数位の数値を超える ゼロに等しいすべての小数値がサプレスされる。 小数点を用いない通貨の場合、返ってきた為替相場の値が整数であれば、小数 点は表示されない。 fx＿ curr2 為替書式フラグが３の場合、送付元口座の通貨のための記述子を表示する。フ ラグが４の場合、送付先口座の通貨の記述子を表示する。 acct＿ desc6 選択された送付元製品タイプに基づいた口座記述ｔｅｘｔ＿ａを表示する。 eqv ＿txn ＿amt ＿s システムから得られた（ステップ７０８）等価取引通貨コードに基づいた通貨 記述を持った書式等価取引金額。この等価取引金額は緑色で表示される。 送付元通貨要約の表示（ステップ７３０）は次のように表示される。 送付元通貨表示用のデータ要素には次のものが含まれる。 データ名 説明 txn ＿amt ＿s 取引通貨コードに基づいた通貨記述子を持った書式取引金額。 src ＿prod9 選択された送付元製品タイプに基づいた口座記述ｔｘｔ＿ａを表示する。 fx＿ mult システムから得られた（ステップ７０８）為替交差相場の値が０．１未満であ れば、為替交差相場にfx＿ multを乗算した値が０．１と１．０の間にくるよう にfx＿ multの値を１０、１００または１０００と表示する。そうでない場合、 １を表示する。 fx＿ curr1 システムから得られた（ステップ７０８）為替書式フラグが３であれば、送付 先口座の通貨用の記述子を表示する。フラグが４であれば、送付元口座の通貨用 の記述子を表示する。 fx＿ rate システムから得られた（ステップ７０８）為替口座相場に上記のfx＿ multの 値を乗算した値を表示する。（この結果、０．１００００から９９，９９９．０ ００００の値となる。） 為替相場書式はＺＺｓＺＺＺｄＺＺＺＺ（ここで、ｓは１０００の分離記号で ありｄは小数点）である。通貨によってサポートされる小数位の数値を超えるゼ ロに等しいすべての小数値をサプレスする。 小数点を使用しない通貨の場合、返された為替相場の値が整数であれば、小数 点は表示されない。 fx＿ curr2 為替書式フラグが３であれば、送付元口座の通貨用の記述子を表示する。フラ グが４であれば、送付先口座の通貨用の記述子を表示する。 recip ＿name＿ 25 顧客が入力した受取人名を表示する。 dst ＿eqv ＿amt ＿s システムから得られた（ステップ７０８）送付先通貨コードに基づいた通貨記 述を持った書式送付先等価取引金額。 そうする替わりに、手数料がその取引に対して妥当であれば、送付先通貨の書 式または送付元通貨の書式のいずれかで要約が提供される。例えば、手数料込み の送付先通貨のための要約（ステップ７３４）が次のように表示される。 手数料書式（ステップ７３８）を持った送付先通貨のためのデータ要素は、以 下の追加データ要素を別にすれば上記と同一である。 データ名 説明 src ＿eqv ＿amt ＿s メッセージ４６３３からの送付元通貨の通貨コードに基づいた通貨記述子を持 つ書式送付元等価取引金額。 comm＿ fee＿ s メッセージ４６３３からの送付元通貨コードに基づいた通貨記述子を持つ書式 手数料。 手数料の要約（ステップ７３３）を持つ送付元通貨は次のように表示される。 送付元通貨のためのデータ要素は次を除けば上記のものと同一である。 データ名 説明 dst ＿eqv ＿amt ＿s メッセージ４６３３からの送付先口座の通貨コードに基づいた通貨記述子を持 つ書式送付先等価取引金額 ひとたび取引の要約が表示され顧客によって承認されると、図６に示すメイン ・ルーチンのプロセスが継続される。承認されない場合は、振替は取り消され顧 客には別の取引を実行する権利があたえられる（ステップ７０４、７０６）旨の メッセージが表示される。 送付元または送付先の通貨書式での手数料金額の要約に対する複数の異なった 選択権利によってさまざまな規制要件に適合することに注意されたい。具体的に は、この方式によって顧客は、例えば、率、為替相場および妥当な手数料を理解 することが容易となる。いくつかの点で、取引を終了させる権利が顧客に与えら れる。 図６に示すように、ステップ２３０のプロセスが再開される。さらなる保護手 段を提供するために、顧客は自身のＰＩＮを再入力するように依頼される。これ によって、取引を始めた同一の顧客がＣＡＴを引き続いて操作することが保証さ れる。顧客の入力したＰＩＮが正しいと判断されたら、ステップ２３２のプロセ スが継続される。 ステップ２３２では、ＣＡＴは送付元ホスト・システムと振替を実行する送付 先ホスト・システムの双方にメッセージを送付する。具体的には、ひとたびメッ セージが送付されると、ＣＡＴは図１３ー１と１３ー２に詳細に示されるステッ プ２３４でこのメッセージに対する応答をチェックする。 図１３ー１と１３ー２に示すように、ステップ８０２でＣＡＴは、ＦＥＰから の応答を待っている旨のメッセージを顧客に表示する。応答はステップ８０４で 審査される。ＦＥＰからの応答がゼロのアクション・コードであれば、システム がその取引をさしあたって承認することを意味する。この時点で、もしゼロのア クション・コードが返ってくれば、システムは最初に、すべての必要データ要素 がステップ８０６でＦＥＰから返ってきたことを検証する。次に、ＣＡＴは、又 テップ８０８ですべてのデータ書式が適切な形式であるか判断する。いずれかの データ要素が欠けているか（ステップ８１０）、データ書式が不正であるか（ス テップ８１２）が分かれば、逆の理由コードが適切な値に設定され、ステップ８ ５０（図１３ー２）のプロセスが継続される。これらの条件が満たされたら、図 ６に示すようなプロセスが継続される。 ステップ８５０に示すように、「振替認可破棄送付」メッセージがＦＥＰに送 付される。これによってＣＡＴは、エラーが発生したことをホスト・システムに 示し、希望の取引を取り消すことが可能となる。ステップ８５２で顧客に対して 申請エラー・スクリーンが表示され、顧客のカードが顧客に返却されて、立ち会 いは終了される（ステップ８５４）。これによってＣＡＴは、エラー検証手順を 提供できる。 ステップ８０４（図１３ー１）でゼロでないアクション・コード値が与えられ た場合、アクション・コードの特定の値によってさまざまな手順が発生する。こ れらの手順は、顧客の依頼によって取引の進行を妨げるさまざまな条件に対応す る。以下に、単に例として、本発明の好ましい実施例中で検出されるさまざまな エラー・コードを説明する。 例えば、アクション・コードの５１がＦＥＰから返却された場合、顧客のＰＩ Ｎをステップ８１３で再入力することが求められる。すると、ＦＥＰからの応答 がステップ８０４で再審査される。 この例の７１というアクション・コードは、取引を実行するには送付元口座の 資金が不充分であることを意味する。このような場合、この取引には資金が不足 であることをシステムは示す。例えば、システムは、最初にステップ８１４でこ の点に関してシステム構成をチェックし、次にステップ８１６または８１８のど ちらかで適切なメッセージを表示して、顧客の口座勘定付きまたは無しで希望金 額を表示する。この例では、システムが顧客口座勘定を表示するように構成され ていれば（ステップ８１６）、次のようなスクリーンが表示される。 このスクリーンは、顧客が利用可能な送付元口座の利用可能勘定に対応するデ ータ要素”ｂａｌ＿ｓ”の値を表示する。口座”ａｃｃｔ＿ｄｅｓｃ９”と取引 金額”ｔｘｎ＿ａｍｔ＿ｓ”の口座記述本文のためのデータ要素も表示される。 システムが顧客の口座勘定を示さないように構成されている場合、ステップ８１ ８で、データ要素”ｂａｌ＿ｓ”無しの同様のメッセージが表示される。顧客は 別の取引を依頼する権利が与えられる。 この例では、７２というアクション・コードは、顧客が日産制限値を超えたこ とを意味する。この状況を顧客に警告する適当なメッセージが顧客に表示される 。ステップ８２２でチェックされる応答メッセージ中に返却された要素によって 、この表示は現行の制限値や現行の制限金額と制限期間（ステップ８２０）を含 んだり、さらに、制限金額を超えたことを単に示すだけ（ステップ８１８）であ る。前者の場合の例を以下に示す。 上記のように、このようなスクリーンは：制限金額に対応するデータ要素”１ ｍｔ＿ａｍｔ＿ｓ”：振替制限が適用される期間（例えば、日、週、月）に対応 するデータ要素”ｌｍｔ＿ｐｅｒｉｏｄ＿ｔｘｔ”；および顧客の口座を説明す る本文に対応するデータ要素”ａｃｃｔ＿ｄｅｓｃｌｌ”を含む。 アクション・コードが７３であれば、依頼された振替によって顧客の口座が最 小レベル未満になることを示す。例えば、多くの国が法律によって、特定の口座 では最小勘定を維持するように要求している。このコードを使用して、取引によ って口座がこの最小レベル未満に落ちてしまうことが示される。すると、適当な 表示がステップ８２６で顧客に提供されて、このエラーを示す。 アクション・コードが１３０であれば、依頼された取引が１日当たりの制限を 超えることを示す。例えば、特定の期間（例えば、日または週）で許される振替 金額を制限している国もある。この例ではこのような条件は、以下のようなスク リーンによってステップ８３２で示される。 このメッセージでは、第１のデータ要素ｌｉｍ＿ｐｅｒｉｏｄ＿ｔｘｔが制限 期間を示す。例えば、「今日」、「今週」、「今月」などの本文が挿入される。 第２のデータ要素によって、事前設定された制限を超えることなく振替可能な残 金が示される。 この例では、１３４というアクション・コードは、顧客が封鎖された口座から の振替を依頼したことを意味する。すると、口座は封鎖されている旨のメッセー ジがステップ８３０で顧客に表示され、顧客には別の取引に進行する権利が与え られる。 アクション・コードが１３７であれば、顧客が送付元口座と同一の口座に振替 を依頼したことを意味する。このような場合、この取引は進行不可能である旨の メッセージがステップ８３２で与えられ、顧客には別の取引を依頼する権利が与 えられる（ステップ８６８）。 図１３ー２に示すように、アクション・コード６０２であれば、振替が依頼さ れた時点での送付元口座勘定がすでに最小金額未満であることを意味する。これ によって顧客は振替の進行ができなくなる。アクション・コードが６０１であれ ば、振替金額が、送付先口座に対する最小貯金金額未満であることを意味する。 アクション・コードが６０３であれば、振替を実行した場合、送付先口座の勘定 が高くなり過ぎることを意味する。いずれの場合も、システムは送付先口座に振 替できない旨のメッセージが表示される（それぞれステップ８３４と８３６）。 アクション・コードが０５であれば特に、ベルギー関連の取引に関する。ベル ギーでは、ＳＣＭ装置と呼ばれる特殊な安全装置を用いることが要求される。ア クション・コードが０５であれば、特殊タイプのＳＣＭエラーが発生したことを 示す。このような場合、ＣＡＴはステップ８３８で適切にパラメータやコードを 設定し、次にステップ８５０で、エラーが検出された旨の認可破棄メッセージを システムに送付する。すると、顧客立ち会いはステップ８５４で終了される。 アクション・コードが０４であれば、通信上の問題が発生したことを示す。こ れは、依頼が送付され、次に、ＦＥＰから応答が返ってくることなく時間切れの 期間が経過したことを意味する。このような場合、認可破棄メッセージがステッ ブ８５８でＦＥＰに送付され、エラー・メッセージがステップ８６４で顧客に表 示される。すると立ち会いが終了する（ステップ８５４）。アクション・コード が２９の場合も、ＳＣＭ装置に関連した問題が検出された例を示す。より具体的 には、アクション・コードが０５であればＣＡＴからホスト・システムへの通信 に問題があったことを示し、一方、アクション・コードが２９であれば、ホスト ・システムからＣＡＴへの応答返却に問題があったことを示す。後者の場合は、 ステップ８６２で取引破棄のメッセージが送付される。 他のアクション・コードも同様に処理できる（ステップ８６６）。 ゼロのアクション・コードがステップ８０４で検出されると、図６のステップ ２３６に示すようなプロセスが継続される。同図に示すように、カウンタが加算 されて、１つの振替が成功裏に完了したことを示す。この時点で、ＣＡＴは振替 がなされたことを示し、さらに選択的に、振替後の顧客の口座勘定を示す（ステ ップ２３８、２４０、２４２）こともある。勘定が表示されると、以下のような スクリーンが表示される。 この例では、次のデータ要素が利用される。 データ名 説明 txn ＿amt ＿s 取引金額を表示する。 src ＿prod3 選択された送付元製品タイプに基づいた口座記述txt ＿aを表示する。 src ＿acct＿ no 送付元口座製品タイプの口座が２つ以上ある場合にだけ送付元口座番号を印刷 する。 bal ＿txt 勘定が２つ以上表示されると、「複数の新しい勘定：」を表示し、勘定が１つ であれば「１つの新しい勘定：」を表示する。 src ＿bal1 選択された製品等級の送付元口座中の通貨コードに基づいた追加記述子で勘定 を書式化する。 src ＿bal1＿ txt 選択された勘定タイプと製品等級に基づいてスクリーン本文を表示する。 src ＿bal2 選択された製品等級の送付元口座中の通貨コードに基づいた通貨記述子で勘定 を書式化する。 src ＿bal2＿ txt 選択された勘定タイプと製品等級に基づいてスクリーン本文を表示する。 recip ＿name＿ 25 顧客の入力した受取人名を表示する。 図６に示すように、これで振替プロセスは完了する。すると、顧客は当業者に は周知の方法に従って他の取引に進む（ステップ２４４）。 図１５に、上記のプロセスに従った地域振替を実行するシステム１２５を示す 。この例では、フランスのＣＡＴ１２８はフランスのＦＥＰ１３０に接続され、 このフランスのＦＥＰ１３０は、フランス金融組織と提携したフランスのホスト ・システム１３２に接続している。 この例では、フランスＣＡＴ１２８のユーザは、通信ネットワーク１３４を介 して上記の地域振替を実行できる。この通信ネットワーク１３４はフランスＦＥ Ｐ１３０を、同一地域内の他の複数のＦＥＰ、例えばドイツのＦＥＰ１３８、イ ギリスのＦＥＰ１４２、ベルギーのＦＥＰ１４６、スペインのＦＥＰ１５０、ギ リシャのＦＥＰ１５４さらにルクセンブルグのＦＥＰ１５８（１４０，１４４， １４８，１５２，１５６，１６０）と連結させる。これらのＦＥＰのおののが、 特定の金融組織と提携したホスト・システムに接続している。図１５の１３６に 示すように、通信システムもまた、図４で上述したように制限された国際取引を 提供するために他の地域システムに対するアクセスを可能としている。 本発明によれば、本システムによってフランスにいる顧客は、他の国で営業し ている金融組織を使用して別の口座に振替できる。例えば、フランスの顧客が、 フランスのホスト・システム１３２と提携したフランス銀行の当座預金からスペ インのホスト・システム１５２と提携したスペイン銀行に地域振替を依頼するこ とがある。すると、フランスのＣＡＴ１２８は、図６から１４に関連して上述し たプロセスを実行する。具体的には、上述の確認と裁可手順を通した後で、顧客 は受取人事業を選択しスペインの受取人名およびスペインの口座の口座番号を与 える。フランスＣＡＴの依頼に応答して、通信システム１３４はフランスのフラ ンをスペインのペセタに交換する通貨為替相場およびなんらかの妥当な手数料を 得てこれをフランスＦＥＰ１３０に与える。この情報は、顧客の選択によってフ ランまたはペセタのいずれかで与えられる。顧客は為替相場を見て取引を承認す れば、顧客は振替を完了することを依頼する。 この時点で、振替依頼メッセージはフランスＣＡＴ１２８からフランスＦＥＰ １３０に送付される。すると、フランスＦＥＰ１３０は、顧客のフランス口座の 借り方に記入するためにフランスのホスト・システム１３２に連絡する。フラン ス口座の借り方に記入がなされると、フランスＦＥＰ１３０はメッセージを通信 システムに送付し、さらにこのメッセージはスペインＦＥＰ１５０に送付される 。スペインＦＥＰ１５０はこのメッセージを受け取ると、それをスペインのホス ト・システム１５２に与える。これに応答して、スペインのホスト・システム１ ５２は送付先口座に対して信用貸しを実行する。 この例では、スペインのホスト・システム１５２はスペインＦＥＰ１５０に応 答を与え、この応答はさらに通信システム１３４を介してフランスＦＥＰ１３０ に送信される。すると、フランスＦＥＰ１３０はこの応答をフランスＣＡＴ１２ ８に送付する。次に、フランスＣＡＴは、図６のステップ２３４（図１３を参照 してすでに詳述した）に対応してこの応答をチェックする。すると、フランスＣ ＡＴ１２８は、依頼された振替が実行されたか否かを示す最終メッセージを表示 する。 この手順に次いで、通信ネットワークを用いて、この取引や発生した他の取引 のために、フランスのホスト・システム１３２とスペインのホスト・システム１ ５２の間で清算手順を自動的に実行する。この清算手順は、技術上周知の技法に 従って周期的に、例えば毎日発生する。同様に、認可された要員が日末プロセス １２６を実行して、フランスＦＥＰ１３０を介してフランスのホスト・システム １３２によってフランスＣＡＴ１２８との間で実行された取引を調停する。 したがって、この例では、通信ネットワーク１３４はさまざまな機能を実行す る。上記の清算機能に関わる他に、このネットワーク１３４は、さまざなＦＥＰ 間で電子メッセージを交換するための中央通信手段を提供する。また、ＦＥＰが 利用可能な現行の為替相場のデータベースを保持する。通信ネットワークが提供 した為替相場に基づいて、フロント・エンド・システムとホスト・システムは必 要な計算を実行して、顧客に妥当な手数料を知らせ、送付元口座の借り方に記入 し、送付先口座に信用貸しする。 本発明のさまざまな実施態様を本発明のさまざまな目的の遂行に関連付けて説 明した。これらの実施態様は本発明の原理を単に示すためのものであることを認 識すべきである。本発明の精神と範囲から逸脱することなく多くの修正と応用が 可能であることは当業者には明かであろう。したがって、本発明は以下に示す請 求の範囲以外によっては制限されない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ドゥ、カンフ アメリカ合衆国 90275 カリフォルニア 州 ランチョ プラッソ ヴェーダース シルヴァー アロウ ロード 5037 (72)発明者 シャ、ヴィレンドラクマー アメリカ合衆国 90623 カリフォルニア 州 ラパルマ ブラック スター レーン 7641 (72)発明者 プロフモ、マジョーリー アメリカ合衆国 90405 カリフォルニア 州 サンタモニカ ストランド ストリー ト ナンバー１ 707 (72)発明者 ダウニング、ジョン イギリス国 ＳＬ４ ２ＰＴ バークス オールド ウィンドソー サクソン ウェ イ 27 (72)発明者 グッドハンド、ネイル イギリス国 ＲＩ２ ９ＹＴ ブラックネ ル ワーハム ロード 10 (72)発明者 マイノ、マリオン アメリカ合衆国 11758 ニューヨーク州 マッサペキュア クラブ ドライヴ 37 (72)発明者 トンプソン、マイケル エイチ. アメリカ合衆国 11720 ニューヨーク州 センターイーチ ウッドヴュー レーン 104

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．通信ネットワークを介して資金を送金するための方法であって、 入力端末で入力された第１データを受け取り、前記第１データを送金元口座の 記録と比較するステップであって、記録が第１ホスト・システムに記憶され、送 金元口座で維持される通貨の種類の表示を含む、ステップと、 入力端末により提供される、受取人口座を示す第２データを受け取り、受取人 口座の有効性を確証するステップと、 入力端末により提供される第３データを受け取るステップであって、第３デー タが、送金元口座から宛先口座へ送金される要求金額に対応し、要求金額が送金 元口座および宛先口座の内の１つで維持される通貨の種類に対応して選択された 形式で入力される、ステップと、 送金元口座に借方記入される借方合計金額を算出するステップと、 選択された形式で借方合計金額を表示し、要求された送金を実現するための許 可を要求するステップと、 要求された送金を実現するための許可を受け取ってから、要求金額分の宛先口 座への掛けを許可する電子メッセージを伝送するステップと、 要求された送金を実現するための許可を受け取ってから、借方合計金額分、送 金元口座に借方記入するステップと、 から成る資金送金方法。 ２．要求された送金の処理に必要とされる料金金額を決定するステップであって 、料金金額が送金元口座を維持する第１金融機関により請求される第１料金およ び宛先口座を維持する第２金融機関により請求される第２料金を含むステップを さらに具備し、 借方合計金額が要求金額および第１料金と第２料金に基づく金額を含む請求項 １に記載の方法 ３．入力端末が、少なくとも部分的に第１データに一致する符号化データを読み 取るためのカード読取装置を具備する、請求項１に記載の方法。 ４．さらに、入力端末を介して入力される識別コードを受け取り、送金元口座の 記録に基づいて識別コードを確認するステップから成る、請求項３に記載の方法 。 ５．前記入力端末が現金自動預入払出機である、請求項１に記載の方法。 ６．送金元口座の通貨が宛先口座の通貨と異なり、方法が、送金元口座の通貨と 宛先口座の通貨の間の実質上現在の為替レートに基づいた要求金額の同等な価格 を決定するステップとを含む、請求項１に記載の方法。 ７．さらに、送金元口座の通貨および宛先口座の通貨についての説明を表示する ステップから成る、請求項１に記載の方法。 ８．入力端末が、少なくとも部分的に第１データに一致する符号化データを読み 取るためのカード読取装置を具備するＡＴＭであり、符号化データが、カード読 取装置によって読み取られるカードを発行する金融機関を示す番号を含み、送金 元口座の通貨が、金融機関の記録されたテーブルで前記符号化データを参照する ことにより得られる、請求項７に記載の方法。 ９．入力端末がパソコンから成る、請求項１に記載の方法。 １０．入力端末がホーム・バンキング電話から成る、請求項１に記載の方法。 １１．入力手段および表示手段を備える入力端末、前記入力端末と通信し、送金 元口座にサービスを提供する第１ホスト・システム、および通信ネットワークに より前記第１ホスト・システムに結合される第２ホスト・システムから成る金銭 振込みを実行するためのシステムであって、前記第２ホスト・システムが宛先口 座にサービスを提供し、 第１データが前記入力手段を提供され、第１ホスト・システムに記憶される送 金元口座の記録と比較され、記録が送金元口座に維持される通貨の種類の表示を 含み、 第２データが、受取人口座および受取人口座の有効性の確証を示す入力手段を 提供され、 第３データが、送金元口座から宛先口座に送金される要求金額に一致する入力 手段を提供され、要求金額が、送金元口座および宛先口座のうちの一つに維持さ れる通貨の種類に対応する選択された形式で入力され、 送金元口座に借方記入される借方合計金額が算出され、表示手段が選択された 形式および要求された送金を実現するための許可に対する要求を表示し、 電子メッセージが要求金額での宛先口座への掛けを許可する第２ホスト・シス テムに伝送され、第１ホスト口座が、借方合計金額分、送金元口座に借方記入す るシステム。 １２．要求された送金の処理に必要とされる料金金額が算出され、料金金額が、 送金元口座を維持する第１金融機関により請求される第１料金および宛先口座を 維持する第２金融機関により請求される第２料金を含み、借方合計金額が、要求 金額および第１料金と第２料金に基づく金額を含む、請求項１１に記載のシステ ム。 １３．入力端末が、少なくとも部分的に第１データに一致する符号化データを読 み取るためのカード読取装置を具備する、請求項１１に記載のシステム。 １４．入力手段により入力される識別コードが受け取られ、送金元口座の記録に 基づいて確認される、請求項１３に記載のシステム。 １５．前記入力端末が現金自動預入払出機である、請求項１１に記載のシステム 。 １６．送金元口座の通貨が宛先口座の通貨と異なり、要求金額の同等な価格が、 送金元口座の通貨と宛先口座の通貨の間の実質上現在の為替レートに基づいて決 定される、請求項１１に記載のシステム。 １７．送金元口座の通貨と宛先口座の通貨についての記述が、表示手段により表 示される、請求項１１に記載のシステム。 １８．入力端末が、少なくとも部分的に第１データに一致する符号化データを読 み取るためのカード読取装置を具備するＡＴＭであり、符号化データが、カード 読取装置により読み取られるカードを発行する金融機関を示す番号を含み、送金 元口座の通貨が、前記符号化データを、金融機関の記録されたテーブルと参照す ることにより得られる、請求項１７に記載のシステム。 １９．入力端末がパソコンから成る、請求項１１に記載の方法。 ２０．入力端末がホーム・バンキング電話から成る、請求項１１に記載の方法。