JPH11509891A - 蒸気回収システム - Google Patents

蒸気回収システム

Info

Publication number
JPH11509891A
JPH11509891A JP9541793A JP54179397A JPH11509891A JP H11509891 A JPH11509891 A JP H11509891A JP 9541793 A JP9541793 A JP 9541793A JP 54179397 A JP54179397 A JP 54179397A JP H11509891 A JPH11509891 A JP H11509891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distillate
steam
voc
steamy
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9541793A
Other languages
English (en)
Inventor
ビー. アンダーソン,トマス
ドラッカー,エリオット
デニス ロビンソン,ジョン
Original Assignee
フルア コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フルア コーポレイション filed Critical フルア コーポレイション
Publication of JPH11509891A publication Critical patent/JPH11509891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G5/00Recovery of liquid hydrocarbon mixtures from gases, e.g. natural gas
    • C10G5/04Recovery of liquid hydrocarbon mixtures from gases, e.g. natural gas with liquid absorbents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 原油積み込み中タンカー船倉を出るVOC/不活性ガス混合物から揮発性有機化合物(VOC)を回収するための装置が、流入するVOCを冷たいケロセン中に吸収させる吸収塔(12)を含み、吸収塔を出るVOCを多く含むケロセンの一部を、冷却器(88)で冷却し、吸収塔に、流入VOC/不活性ガス混合物を接触させるため戻し、そして更にVOCを吸収することを含む。吸収塔(12)を出るVOCの多いケロセンの残りを、緩衝タンク(34)(それが保持されている)に通す。次いで高圧蒸溜塔(ストリッパー)(46)にポンプ輸送し、ここでVOCを通常の精溜によってケロセンから分離する。蒸溜塔の頂部を出るVOC蒸気はコンデンサー(72)で凝縮させ、VOC還流タンク(76)中に保持させる。還流タンクからの液体VOCは原油パイプライン(82)に又は貯蔵容器に通す;還流タンクからの液体VOCの一部は蒸溜塔の頂部に入り、還流として作用させる。ケロセンは蒸溜塔(46)の底を出て、貯蔵タンク(60)(それが保持されている)に通る。そこからそれは冷却器(66)を介して吸収塔に通り、流入するVOC/不活性ガス混合物から更にVOCを吸収させる。このVOCの少ないケロセン及び吸収塔に再入するVOCの多いケロセンのための冷却装置は、同じ冷却システム(68)で冷却するのが好ましい。緩衝タンク及び貯蔵タンクは、高圧蒸溜塔が連続的に操業でき、VOCの多いケロセンを緩衝タンクから供給でき、そしてVOCの少ないケロセンを貯蔵タンクに供給できるような大きさである。

Description

【発明の詳細な説明】 蒸気回収システム 本発明は連行揮発性有機化合物(VOC)の回収に好適な蒸気回収システムに 関する。本発明は原油の積み込み中、原油タンカー船の船倉から出る蒸気化され たVOCの回収における特別の用途を見出す。又本発明は蒸気化された炭化水素 の断続的供給が回復されるべき別の立場での用途を見出す。 原油タンカー船の空の船倉は不活性ガスを保有している;しかしながら空の船 倉は、前の原油カーゴからの若干の蒸気化されたVOC及び残存油を必然的に含 有する。原油での船倉の積み込み中、これらのVOCは不活性ガスと共に船倉か ら排出され、更にVOCは、原油が積み込まれるとき、表面からの蒸発によって 原油から発生する。 積み込み作業の開始時及び終了時は別にして、タンカー船倉中への原油の流れ は一般に一定に保たれる。船倉中でのVOCの蒸発のため、装置に入る蒸気の容 積流量はタンカー船倉中への原油の流れを実質的に越える。積み込みの終りに向 うと、蒸気は装置に入る混合物の50容量%までを構成できる。従って積み込み 作業全体にわたっては、かなりの量のVOCが、不活性ガスに供われて船倉から 排出される。 排出されるVOC/不活性ガス混合物は、普通大気中に放出される;しかしな がら、VOCを使用するため回収することが好ましい。これを達成するためのシ ステムに対する提案が、WO−A−93/15166になされており、これには 、空気及び原油VOCの混合物を圧縮し、洗浄塔中に導入し、ここでそれを加圧 下に原油で洗う蒸気回収システムが記載されている。洗われたガスは次いで吸収 塔へと通され、そこでそれらは、−25℃で石油と接触せしめられて、VOCを 吸収する。VOCに富む石油は、小さい緩衝タンクを介して、ほぼ大気圧で操作 する蒸溜(ストリッパー)塔へと通る。回収されたVOCの少ない石油は、冷却 され、吸収塔へ再循環される、この間に回収されたVOC蒸気は、蒸溜カラムの 頂上からシステムの入口へと運ばれ、そこでそれは圧縮前に流入する空気及び原 油VOCと混合される。 この資料のプラントは、原油VOCを蒸気として回収する;それを流入空気及 び原油蒸気と混合することを望まないときには、それは分散させるか又は液化し なければならない。更に、プラントは、流入空気及び原油VOCがあるとき、断 続的にのみ操作される。従ってプラントはタンカー船が積み込みされていないと きには休ませなければならない;塔の頻繁な操業停止及び開始のための要件は、 実際上大気圧で又は大気圧近くで操作する塔を使用することだけであることを意 味する。 上述したシステムは、WO−A−82/04260に記載されたことから援用 している。WO−A−82/04260には、ガソリン(petrol)蒸気回収シス テムが記載されており、この中では空気及びガソリン蒸気は吸収塔へと通り、ガ ソリン蒸気は冷たい石油溜出物中で連行される。ガソリンの多い石油溜出物は、 緩衝タンクへ通り、かくして石油溜出物中のガソリンの濃度における変動が大き く不均一になされる。吸収塔は、ガソリンの多い石油溜出物中のガソリンの濃度 が実質的に一定であるように操作され、従って緩衝タンクは非常に小さくできる 。ガソリンの多い石油溜出物は、緩衝タンクから蒸溜(ストリッパー)塔へ通り 、そこでガソリン蒸気は石油溜出物から分離される。石油溜出物は冷却された貯 蔵タンク中に保たれ、そこからそれは吸収塔中へと通る。ガソリン蒸気は、第二 吸収塔中で液体ガソリン中に連行される。 このシステムの蒸溜塔は、ほぼ大気圧で操作し、システムは、積み込みが行わ れるとき、断続的に操作する。液体ガソリン中の分離されたガソリン蒸気の吸収 は、石油蒸気回収システムを操作するとき比較的小さいスケールで経済的に実施 可能であり、原油VOCの回収のためのかかるプラントは建設するのに費用がか かる。 原油VOCを効率的に回収することのできるシステムが探求されており、本発 明によって提供される。 本発明の第一の観点によれば、炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化水 素を回収するための方法を提供し、この混合物は断続的に供給され、この方法は : 吸収装置中の冷却された石油溜出物で炭化水素蒸気を吸収する; 形成された蒸気の多い石油溜出物を緩衝タンクに移送する; 蒸気の多い石油溜出物を緩衝タンクから蒸溜塔へ移送する; 蒸溜塔中の蒸気の多い石油溜出物から蒸気をストリッピングする; 蒸溜塔からの蒸気の少ない石油溜出物を貯蔵タンクに移送する;そして 貯蔵タンクから蒸気の少ない石油溜出物を、炭化水素蒸気の吸収のため吸収装 置へ移送する ことを含み、ストリッピングを高圧で連続的に行い、蒸気の多い石油溜出物を蒸 溜塔へポンプ輸送し、蒸気の多い石油溜出物を連続的に緩衝タンクから蒸溜塔へ 移送し、蒸気の少ない石油溜出物を連続的に蒸溜塔から貯蔵タンクへ移送するこ とを特徴とする。 好ましくは、蒸溜塔は、絶対圧力7〜10bar、好ましくは9barで操作 する。 第二の観点において、本発明は、炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化 水素蒸気を石油溜出物中に吸収する方法を提供し、この方法は 石油溜出物中に炭化水素蒸気を吸収させるため石油溜出物と混合物を接触させ ることを含み; この方法は更に: 形成する蒸気の多い石油溜出物の一部を冷却し;そして 混合物を冷却した蒸気の多い石油溜出物と接触させる ことを特徴とする。 好ましくは、本発明の第一の観点の方法における吸収工程は、第二の観点に従 うものである。 第三の観点において、本発明は、炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化 水素を回収するための装置を提供し、混合物は装置に断続的に供給し、この装置 は: 流入炭化水素蒸気を冷却した石油溜出物中に吸収させる吸収装置; 吸収された蒸気を石油溜出物からストリッピングするための蒸溜塔; 吸収装置からの蒸気の多い石油溜出物を受入れ、それを蒸溜塔へ供給するため 配置された吸収装置及び蒸溜塔の間の緩衝タンク;及び 蒸溜塔からのストリップされた蒸気の少ない石油溜出物を受入れ、それを吸収 装置へ供給するため配置された蒸溜塔及び吸収装置の間の貯蔵タンクを含み、 装置は更に、蒸気の多い石油溜出物を加圧下に蒸溜塔へ供給するため、吸収装 置及び蒸溜塔の間、好ましくは緩衝タンク及び蒸溜塔の間にポンプを含み、蒸溜 塔は高圧蒸溜塔であり、緩衝タンク及び貯蔵タンクは、蒸気の多い石油溜出物を 、緩衝タンクから蒸溜塔へ連続的にポンプ輸送できるようなサイズのものであり 、そして蒸気の少ない石油溜出物を、蒸溜塔から貯蔵タンクへ連続的に移送でき るようなサイズのものであることを特徴としている。 好ましくは、蒸溜塔は、絶対圧力7〜10bar、好ましくは約9barで操 作するようにする。 第四の観点において、本発明は、炭化水素蒸気が石油溜出物で吸収されるよう な吸収塔を含む、炭化水素及び別のガスの混合物から炭化水素を回収するための 装置で使用するための吸収装置を提供し、この吸収装置は、更に、塔を出る蒸気 の多い石油溜出物の少なくとも一部を冷却するための冷却装置及び冷却された蒸 気の多い石油溜出物を吸収塔に戻すため配置されたポンプを含むことを特徴とし ている。 好ましくは、本発明の第三の観点の蒸気回収装置は、第四の観点による吸収装 置を含む。この場合、装置は、吸収塔に入る蒸気の少ない石油溜出物を冷却する ため、蒸気の少ない石油溜出物貯蔵タンク及び吸収塔の間に冷却装置を含むこと 、及びこの冷却装置及び吸収塔へ再循環される蒸気の多い石油溜出物のための冷 却装置は冷却の共通源を有することが好ましい。 本発明の第一及び第三の観点は、吸収装置を使用しないときでさえも蒸溜塔の 連続操作を可能にし、高圧塔の使用は、蒸溜塔中の蒸気の多い石油溜出物から回 収された実質的に全ての蒸気を、おだやかな温度、例えば25℃〜50℃の温度 で凝縮することができる。これは凝縮を簡単に、例えば冷水との熱交換によって 達成することを可能にする。液体炭化水素は、炭化水素蒸気よりも取扱いが容易 である。塔は連続的に操作されるから、断続的に操作する塔の如き時間毎の大き な処理量の取扱いをしなければならぬことはない;従って、比較的小さい塔及び それに伴われる装置が使用でき、投資原価を減ずることができる。処理量の減少 はタンカー積み込みの頻度によって決まるタンカー積み込み用で50%という大 きなものにできる。 蒸気回収装置への蒸気/不活性ガス混合物の供給は断続的であり、例えばタン カー船の積み込みが起きるときにのみ生ずることは認められるであろう。緩衝及 び貯蔵タンクは、それらが装置に入る蒸気混合物のバッチ間で完全に空にならな いよう適切な大きさにする。代表的な原油タンカー船の原油での積み込みから生 ずる蒸気混合物の場合において、各タンクに好適な容量は約3000m3〜約8 000m3の間である。浮動屋根タンクが好ましく、代表的には約20mの直径 を有することができる。 ガソリン積み込みの如き他の用途のためには、別の大きさにしたタンクが適切 である。 装置が、例えば積み込みされている蒸気/不活性ガス混合物を受け入れるとき 、緩衝タンクへ入る蒸気の多いケロセンの質量流量は、それを出る蒸気の多い石 油溜出物の質量流量より大であり、従って、蒸気の多い石油溜出物は緩衝タンク 中に蓄積する。緩衝タンクの大きさは、積み込みサイクル中に装置に入る蒸気の 全部が、随伴される不活性ガスから回収されるか、又は緩衝タンク中の蒸気の多 い石油溜出物として貯蔵される。流速は、積み込みサイクルの終りで、次の積み 込みサイクルが始まる迄蒸溜塔を連続操作できるよう緩衝タンク中で充分な蒸気 の多い石油溜出物があるように調整できる。装置が混合物を受け入れないとき、 蒸溜塔を出る蒸気の少ない石油溜出物は貯蔵タンク中に蓄積する(タンクはこれ を可能にする大きさにする)。混合物が受け入れられるとき、貯蔵タンクは、蒸 気の少ない石油溜出物のための吸収装置中の要求量が蒸溜塔への供給を越えるよ う空にする。 本発明の第二及び第四の観点は、蒸気の効率的な吸収を達成するのを可能にし 、システムで要求される石油溜出物の量を最少にし、従って要求される装置の大 きさを最小にする。原油VOCをケロセン中に吸収する装置の場合においては、 必要なケロセンの量で25%の減少が達成できる。 第五の観点において、本発明は、炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化 水素蒸気を石油溜出物中に吸収する方法を提供し、吸収を高圧で、好ましくは絶 対圧力で1.5barより大、更に好ましくは1.5〜4bar、そして最も好 ましくは1.5〜2.5barで行う。又好ましくは前記石油溜出物の温度は− 25℃〜−5℃である。 吸収が生起する圧力を上昇させることによって、炭化水素蒸気が吸収される石 油溜出物の温度は、吸収効率の損失なしに上昇させることができる。これは冷却 の要件を減じ、プラントの建設及び運転原価を減少させる。 第六の観点において、本発明は第五の観点による方法で使用するため用いられ る吸収塔を含む装置を提供する。 本発明の第一の観点における吸収工程は、第五の観点に従うのが好ましい。又 第二の観点の方法も第五の観点に従うのが好ましい。 本発明の第三の観点の装置のおける吸収装置は、第六の観点に従うのが好まし い。又本発明の第四の観点による吸収装置は第六の観点に従うのが好ましい。 本発明を図面を参照して実施例によって更に説明する、図面は、本発明の第一 及び第二の観点による蒸気回収システムを略示する。 図面に示した蒸気回収システムは、原油を船倉に積み込む間原油タンカー船船 倉から排出されるVOC/不活性ガス混合物からVOCを回収するのに特に好適 である。このシステムは、吸収塔12を含み、これはその下方帯域にVOC/不 活性ガス混合物入口パイプ14、その上方帯域に大気中に放出する不活性ガス出 口パイプ16、その上方帯域に冷たいVOCの少ないケロセン入口パイプ18、 その下方中央帯域に冷たいVOCの多いケロセン入口パイプ20、及びその下方 帯域にVOCの多いケロセン出口パイプ22を有する。蒸気/不活性ガス入口パ イプ14の上流端は、VOC/不活性ガス移送パイプ26によって供給されるブ ロワー24の出口に接続されている。このパイプは原油を積み込みするタンカー 船の船倉からVOC/不活性ガス混合物を、蒸気集収アーム及びデトネーション 保護システム及びタンカー蒸気ノックアウト容器を介して受け入れる。吸収塔1 2の蒸気の多いケロセン出口22は、緩衝タンク供給パイプ28及び冷たいポン プとり巻き供給パイプ30に枝分れしている。緩衝タンク供給パイプ28は、第 一のVOCの多いケロセンポンプ32を含む。 装置は、遊動屋根36、緩衝タンク供給パイプ28によって作られた入口及び 第二のVOCの多いケロセンポンプ40の入口に接続した出口パイプ38を有す る緩衝タンク34を含む。 第一のケロセン熱交換器42は、緩衝タンク供給パイプ28中に配置されてい る。第二のケロセン熱交換器44は、第二のVOCの多いケロセンポンプ40の 下流に配置されている。VOCの多いケロセンは、後述する如く、これらの二つ の熱交換器中でVOCの少ないケロセンと熱を交換する。 装置は、中央帯域に供給するVOCの多いケロセン入口パイプ48を有する加 圧蒸溜又はストリッパー塔46を含み、パイプ48はケロセン熱交換器44の出 口側に接続している。蒸溜塔46の下方帯域は、主たるVOCの少ないケロセン 出口パイプ50、第二のVOCの少ないケロセン出口パイプ52、及び熱いVO Cの少ないケロセン入口パイプ54を有する。蒸溜塔46の上方帯域は、VOC 出口パイプ56及び凝縮したVOC還流入口パイプ58を有する。 主たるVOCの少ないケロセン出口パイプ50は、遊動屋根62を有する貯蔵 タンク60と通じている。主たるVOCの少ないケロセン出口パイプ50は、そ の中に配置された第二のケロセン熱交換器44を有し、そこで熱いVOCの少な いケロセンが冷たいVOCの多いケロセンと熱交換する。貯蔵タンク60はVO Cの少ないケロセン出口パイプ64を有し、その中には第一のケロセン熱交換器 42が配置され、そこで比較的温かいVOCの少ないケロセンが、冷たいVOC の多いケロセンと熱を交換する。貯蔵タンク60のVOCの少ないケロセン出口 パイプ64は、VOCの少ないケロセン冷却器66と通じ、その下流側は吸収塔 12のVOCの少ないケロセン入口パイプ18に接続している。VOCの少ない ケロセン冷却器66は冷却システム68によって冷却される。 蒸溜塔46の底からの第二のVOCの少ないケロセン出口パイプ52は、リボ イラー(reboiler)70と通じ、その下流側は、蒸溜塔46の熱いVOCの少な いケロセン入口パイプ54に接続されている。熱油は、それを加熱するためリボ イラー70に供給される;他の加熱媒体を使用してもよい。 蒸溜塔46の蒸気出口パイプ56は、VOCコンデンサー72に接続し、これ は冷水によって冷却される。コンデンサー72からの出口パイプ74は還流ドラ ム76中に開いている。還流ドラム76は燃料ガス出口78及び原油パイプライ ン82中に開いている凝縮したVOC生成物出口パイプ80を有する。或いは、 生成物出口パイプ80は凝縮したVOC生成物を貯蔵容器に運ぶ。凝縮したVO C生成物出口パイプ80からの枝管は、塔46の液体VOC還流入口パイプ58 を形成する。還流ドラム76は水トラップ84を有する。 点線Aは、冷たいポンプ取り巻きシステムを囲んでいる。このシステムは、吸 収塔12のVOCを多く含むケロセン出口パイプ22を分岐する冷たいポンプ取 り巻き供給パイプ30に接続してる。供給パイプ30は、ポンプ86を介してV OCを多く含むケロセン冷却器88に接続されており、その出口は吸収塔12の 冷たいVOCの多いケロセン入口パイプ20を形成する。VOCの多いケロセン 冷却器88は、VOCの少ないケロセン冷却器66の同じ冷却システム68によ て冷却される。 追加のポンプ、水分離装置、及び他の通常の装置を、装置中に含ませることが できる。 使用に当たって、VOC/不活性ガス混合物は、ブロワー24によってVOC /不活性ガス供給パイプ26を通って引き出され、絶対圧力約1.5〜2.5b arで、入口パイプ14を通って吸収塔12中に導入される。塔12中で、それ はVOCの少ないケロセン(これはVOCの少ない入口パイプ18を通って塔に 入る)と、又冷たいVOCの多いケロセン(これは冷却ポンプ取り巻きユニット Aから吸収塔12のVOCの多い入口パイプ20を通って塔に入る)と接触する 。VOC/不活性ガス混合物からのVOCは冷たいケロセン中に吸収される;V OCの多いケロセンは、VOCの多いケロセン出口パイプ22を通って吸収塔1 2を出る。不活性ガスは、吸収塔12の頂部で、不活性ガス排出パイプ16を通 って大気中に排出される。 出口パイプ22を通って吸収塔12を出るVOCの多いケロセンの一部は、冷 たいポンプ取り巻きAを通ってポンプ輸送され、そこで冷却器88中で冷却され 、吸収塔12に戻る。吸収塔12を出るVOCの多いケロセンの残りは、緩衝タ ンク供給パイプ28中のポンプ32により、第一ケロセン熱交換器42を通り緩 衝タンク34(そこでそれは保たれている)中にポンプ輸送される。 第一ケロセン熱交換器42中で、吸収塔12からの比較的冷たいVOCの多い ケロセンは、貯蔵タンク60からの比較的温かいVOCの少ないケロセンを冷却 する。 VOCの多いケロセンは、緩衝タンク出口パイプ38、第二ケロセン熱交換器 44及び蒸溜塔46の蒸気の多いケロセン入口パイプ48を通り、絶対圧力約9 .5barで、ポンプ40により蒸溜塔46中に緩衝タンク34からポンプ輸送 される。第二ケロセン熱交換器44中で、緩衝タンク34からの比較的冷たいV OCの多いケロセンは、蒸溜塔46からの比較的温かいVOCの少ないケロセン を冷却する。加圧蒸溜塔46中で、VOCの多いケロセンは、ケロセンからVO Cを分離するため、通常の精溜を受ける。VOCの少ないケロセンは、塔の底部 に蓄積し、一方VOCは頂部に蓄積する。VOCの少ないケロセンは、VOCの 少ないケロセン出口パイプ50を通って蒸溜塔46の底を出て、VOCの少ない ケロセン貯蔵タンク60へと通ずる、それは、緩衝タンク34を出る比較的冷た いVOCを多く含むケロセンによって第二ケロセン熱交換器44中で冷却されて 保持される。貯蔵タンク60から、VOCの少ないケロセンは、VOCの少ない ケロセン貯蔵タンク出口パイプ64及び第一熱交換器42(ここでそれは吸収塔 12を出る比較的冷たいVOCの多いケロセンと熱交換によって更に冷却される )により、VOCの少ないケロセン冷却器66(ここでそれは約−25℃に冷却 される)へと通る。ここから冷却されたVOCの少ないケロセンは、VOCの少 ないケロセン入口パイプ18を介して吸収塔12中に通る。 VOC出口パイプ56を通って蒸溜塔46の上方部分を出るVOCは、VOC コンデンサー72中で凝縮され、そこからそれらはコンデンサー出口パイプ74 を介して還流ドラム76中に通る。凝縮したVOC中の水は、還流ドラムの下側 の水収集器84中に集められる。還流ドラムから、非凝縮VOCは、リボイラー 70中で使用される熱油を加熱するための燃料ガスとして使用するため取り出さ れる、リボイラー70は、第二出口パイプ52を介して蒸溜塔46からとり出さ れ、熱い蒸気の少ないケロセン入口パイプ54を介して蒸溜塔46に戻されるV OCの少ないケロセンの少部分を加熱する。凝縮したVOCはVOC生成物出口 パイプ80を介して還流ドラムを出、そして原油パイプライン82中の原油と混 合される。VOC生成物の一部は、蒸溜塔46の頂部中に導入されて、凝縮した VOC入口パイプ58(これはVOC生成物パイプ80を分岐している)を介し て還流として作用する。 前述した如く、蒸溜塔46の底に蓄積するVOCの少ないケロセン部分は第二 のVOCの少ないケロセン出口パイプ52を介して引き出され、リボイラー70 中で加熱され、そして熱いVOCの少ないケロセンパイプ54を通って蒸溜塔の 下部中に再導入される。これは、流入するVOCの多いケロセンを精溜するため 蒸溜塔に必要な熱エネルギーを与える作用をする。 代表的な原油タンカー船積み込み作業のため、積み込み速度は原油5000m3 /hrから20000m3/hrまで変化させることができ、標準で6000m3 /hrから30000m3/hrまでの蒸気流を生じさせることができる、これ は船の特長、積み込み条件、及び原油の軽最終組成によって決まる。代表的には 標準で約20000m3/hrのVOC/不活性ガス混合物がVOC回収プラン トに入り、ブロワー24によって絶対圧力約1.6barに圧縮されるであろう 。圧縮された混合物は吸収塔12に入り、ここでそれは、−20℃で約240t on/hrの冷たいVOCの少ないケロセンと接触させられ、ポンプ取り巻きA からの−20℃で約480ton/hrの冷たいVOCの多いケロセンと接触さ せられる。これはVOC組成によって、混合物からVOCの約90〜94%の除 去を達成する。VOCの多いケロセンポンプ32は、吸収塔12から第一熱交換 器42へ多いケロセンをポンプ輸送し、そこでそれは緩衝タンク36に入る前に 0〜5℃に少ないケロセンによって加熱される。 緩衝タンク36から、VOCの多いケロセンは、第二熱交換器44を通ってス トリッパー塔46に約125ton/hrの割合で連続的にポンプ輸送され、塔 に絶対圧力約9.5bar及び250℃で入る。VOCの少ないケロセンは塔の 底を約300℃で出て、そして第二熱交換器中で流入するVOCの多いケロセン と熱交換される、そして次のタンカー積み込み作業中、吸収塔12で使用するた め、約35℃でVOCの少ないケロセン貯蔵タンクに入れるため更に冷却すると よい。 ストリッパー塔でVOCの多いケロセンからストリッピングされたVOC蒸気 は、塔の頂部を出て、コンデンサー72で凝縮され、約45〜50℃で還流ドラ ム76で集められる。凝縮した液体の幾らかは還流として塔に戻され、主たるV OC生成物は、処分又は更に処理するため、絶対圧力約8.5barで液体とし て利用できる。還流ドラムからの残存非凝縮VOC蒸気は、塔リボイラー70を 加熱するため、直接的に又は間接的に燃料ガスとして使用できる。 本発明は、装置への蒸気/ガス混合物の供給がたとえ断続的であっても、そし て流入する混合物中の蒸気の濃度が一定でなくても、実質的に一定の供給速度で 蒸溜塔を連続的に機能させることができる蒸気回収装置を提供する。これは、塔 の操業開始及び停止に伴われる問題を除き、維持、投資及び運転費用を減少し、 回収された蒸気の連続供給をもたらす。まわりの冷たいポンプによって達成され る吸収効率における改良は、装置の石油溜出物の必要要件を減じ、それをより小 さく、従ってより安価にすることを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロビンソン,ジョン デニス イギリス,バークス アールジー41 2イ ーゼット,ワーキンガム,ウインクフィー ルド クロース 2 【要約の続き】 VOC/不活性ガス混合物から更にVOCを吸収させ る。このVOCの少ないケロセン及び吸収塔に再入する VOCの多いケロセンのための冷却装置は、同じ冷却シ ステム(68)で冷却するのが好ましい。緩衝タンク及 び貯蔵タンクは、高圧蒸溜塔が連続的に操業でき、VO Cの多いケロセンを緩衝タンクから供給でき、そしてV OCの少ないケロセンを貯蔵タンクに供給できるような 大きさである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.断続的に供給される炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化水素を回 収する方法であって: 吸収装置(12)中で炭化水素蒸気を冷却された石油溜出物で吸収し; 形成された蒸気の多い石油溜出物を緩衝タンク(34)に移送し; 緩衝タンクから蒸溜塔(46)へ蒸気の多い石油溜出物を移送し; 蒸溜塔(46)で蒸気の多い石油溜出物から蒸気をストリッピングし; 蒸溜塔(46)から貯蔵タンク(60)へ蒸気の少ない石油溜出物を移送し; そして 炭化水素蒸気の吸収のため、貯蔵タンク(60)から吸収装置(12)へ蒸気 の少ない石油溜出物を移送する ことを含む方法において、 ストリッピングを連続的に高圧で行い、蒸気の多い石油溜出物を蒸溜塔(46 )へポンプ輸送し、蒸気の多い石油溜出物を連続的に緩衝タンク(34)から蒸 溜塔(46)へ移送し、そして蒸気の少ない石油溜出物を連続的に蒸溜塔(46 )から貯蔵タンク(60)へ移送することを特徴とする方法。 2.ストリッピングを、蒸気の多い石油溜出物からストリッピングされた炭化 水素蒸気を冷却水によって凝縮させることができるのに充分な圧力で行う請求の 範囲1の方法。 3.ストリッピングを絶対圧力7〜10barで行う請求の範囲1又は2の方 法。 4.蒸気の少ない石油溜出物を、それが吸収装置(12)に移送されるとき冷 却される請求の範囲1,2又は3の方法。 5.吸収装置(12)及び緩衝タンク(34)の間で移送される蒸気の多い石 油溜出物を、貯蔵タンク(60)及び吸収装置(12)の間で移送される蒸気の 少ない石油溜出物と熱交換し、蒸気の少ない石油溜出物の冷却の少なくとも一部 を行う請求の範囲4の方法。 6.吸収装置(12)及び緩衝タンク(34)の間で移送される蒸気の多い石 油溜出物を、貯蔵タンク(60)及び吸収装置(12)の間で移送される蒸気の 少ない石油溜出物と熱交換する請求の範囲1〜5の何れか1項の方法。 7.緩衝タンク(34)及び蒸溜塔(46)の間で移送される蒸気の多い石油 溜出物を、蒸溜塔(46)及び貯蔵タンク(60)の間で移送される蒸気の少な い石油溜出物と熱交換する請求の範囲1〜6の何れか1項の方法。 8.蒸気の多い石油溜出物を、吸収装置(12)及び緩衝タンク(34)の間 でポンプ輸送する請求の範囲1〜7の何れか1項の方法。 9.蒸気の多い石油溜出物を、緩衝タンク(34)及び蒸溜塔(46)の間で ポンプ輸送する請求の範囲1〜8の何れか1項の方法。 10.炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から、石油溜出物中に炭化水素蒸気を 吸収させる方法において: 混合物を石油溜出物と接触させて炭化水素蒸気を石油溜出物中に吸収させるこ とを含み; 上記方法が更に、形成する蒸気を多く含む石油溜出物の一部を冷却し;そして 混合物を、冷却した蒸気を多く含む石油溜出物と接触される ことを特徴とする方法。 11.(a)混合物を、冷却された蒸気の少ない石油溜出物及び冷却された蒸気 の多い石油溜出物と接触させ; (b)形成する蒸気を多く含む石油溜出物の一部を冷却し; (c)工程(a)において、工程(b)からの冷却された蒸気の多い石油溜出 物を用いる 請求の範囲10の方法。 12.吸収を請求の範囲10又は11に従って行なう請求の範囲1〜9の何れか 1項の方法。 13.蒸気の少ない石油溜出物を、それが吸収装置(12)に移送されるとき冷 却し、前記冷却の少なくとも一部を、蒸気を多く含む溜出物の冷却された部分を 冷却するのと同じ冷却装置(68)で行う請求の範囲12の方法。 14.断続的に装置に供給される炭化水素蒸気及び別のガスの混合物から炭化水 素を回収する装置であって、 流入する炭化水素蒸気を冷却された石油溜出物中に吸収させる吸収装置(12 ); 石油溜出物から吸収された蒸気をストリッピングするための蒸溜塔(46); 吸収装置から蒸気の多い石油溜出物を受容し、それを蒸溜塔へ供給するため配 置された蒸溜塔(46)及び吸収装置(12)の間の緩衝タンク(34);及び 蒸溜塔からストリッピングされた蒸気の少ない石油溜出物を受容し、それを吸 収装置へ供給するため配置された吸収装置(12)及び蒸溜塔(46)の間の貯 蔵タンク(60) を含む装置において、前記装置が更に、蒸気の多い石油溜出物を加圧下の塔へ供 給するための蒸溜塔(46)及び緩衝タンク(34)の間のポンプ(40)を含 み、蒸溜塔が高圧蒸溜塔であり、緩衝タンク(34)及び貯蔵タンク(60)が 、蒸気の多い石油溜出物を連続的に緩衝タンクから蒸溜塔へポンプ輸送でき、そ して蒸気の少ない石油溜出物を連続的に蒸溜塔から貯蔵タンクへ移送できるよう な大きさのものであることを特徴とする装置。 15.蒸溜塔(46)が、蒸気の多いケロセンからストリッピングされた実質的 に全ての炭化水素蒸気を冷却水によって凝縮できるよう大気圧の上の充分の圧力 で作業されるようになされている請求の範囲14の装置。 16.蒸気の多いケロセンからストリッピングされた実質的に全ての炭化水素蒸 気を、25℃〜50℃の温度で凝縮できる請求の範囲14又は15の装置。 17.蒸溜塔(46)が、絶対圧力7〜10barで操作するようになされてい る請求の範囲14〜16の何れか1項の装置。 18.蒸気の多い石油溜出物及び蒸気の少ない石油溜出物の間の熱交換のための 第一熱交換装置(42)が、吸収装置(12)から緩衝タンク(34)への蒸気 の多い石油溜出物ライン(28)中及び貯蔵タンク(60)から吸収装置への蒸 気の少ない石油溜出物ライン(64)中に配置されている請求の範囲14〜17 の何れか1項の装置。 19.蒸気の多い石油溜出物及び蒸気の少ない石油溜出物の間の熱交換のための 第二熱交換装置(44)が、緩衝タンク(34)から蒸溜塔(46)への蒸気の 多い石油溜出物ライン(48)中及び蒸溜塔から貯蔵タンク(60)への蒸気の 少ない石油溜出物ライン(50)中に配置されている請求の範囲14〜18の何 れか1項の装置。 20.前記ポンプ(40)が、緩衝タンク(34)及び蒸溜塔(46)の間で蒸 気の多い石油溜出物ライン(38,48)中に配置されている請求の範囲14〜 19の何れか1項の装置。 21.第二ポンプ(32)が、吸収装置(12)及び緩衝タンク(34)の間で 蒸気の多い石油溜出物ライン(28)中に配置されている請求の範囲14〜20 の何れか1項の装置。 22.蒸溜塔(46)の上部からの炭化水素蒸気を受容するため配置された蒸気 コンデンサー(72)を更に含む請求の範囲14〜21の何れか1項の装置。 23.蒸気コンデンサー(72)が、炭化水素パイプライン(82)又は貯蔵容 器と流体連通している請求の範囲22の装置。 24.蒸溜塔(46)の下方帯域から蒸気の少ない石油溜出物を受容し、加熱さ れた蒸気の少ない石油溜出物を蒸溜塔の下方帯域へ戻すため配置された蒸気の少 ない石油溜出物リボイラー(70)を更に含む請求の範囲14〜23の何れか1 項の装置。 25.蒸溜塔(46)の上部からの非凝縮炭化水素蒸気を、塔を加熱するための 燃料として使用する請求の範囲14〜24の何れか1項の装置。 26.蒸気の少ない石油溜出物冷却装置(66)を、貯蔵タンク(60)又は若 し存在するときには第一熱交換装置(42)から、吸収装置(12)への蒸気の 少ない石油溜出物ライン中に配置する請求の範囲14〜25の何れか1項の装置 。 27.炭化水素蒸気が石油溜出物中で吸収される吸収塔(12)を含む炭化水素 蒸気及び別のガスの混合物から炭化水素を回収するための装置において使用する ための吸収装置において、吸収装置が更に、吸収塔へ冷却された蒸気の多い石油 溜出物を戻すため配置されたポンプ(86)及び塔を出る蒸気の多い石油溜出物 の少なくとも一部を冷却するための冷却器(88)を更に含むことを特徴とする 吸収装置。 28.吸収塔(12)が、蒸気のための入口(14)、蒸気の少ない石油溜出物 のための入口(18)、蒸気の多い石油溜出物のための出口(22)、及び冷却 された蒸気の多い石油溜出物のための入口(20)を有し、この場合冷却装置( 88)及びポンプ(86)が、蒸気の多い石油溜出物出口及び蒸気の多い石油溜 出物入口の間に配置されている請求の範囲27の吸収装置。 29.冷却された蒸気の多い石油溜出物を、吸収塔(12)の下方帯域に戻す請 求の範囲28又は29の装置。 30.吸収装置が、請求の範囲27,28又は29によるものである請求の範囲 14〜26の何れか1項の装置。 31.塔を出る蒸気の多い石油溜出物の少なくとも一部を冷却するための冷却装 置(66)及び蒸気の少ない石油溜出物冷却装置(88)が、同じ冷却源(68 )によって冷却される請求の範囲30又は26の装置。 32.吸収を高圧で行うことを特徴とする炭化水素蒸気及び別のガスの混合物か ら石油溜出物中に炭化水素蒸気を吸収する方法。 33.高圧が、絶対圧力4bar以下である請求の範囲32の方法。 34.高圧が絶対圧力で少なくとも1.5barである請求の範囲32又は33 の方法。 35.高圧が絶対圧力2.5bar以下である請求の範囲32〜34の何れか1 項の方法。 36.前記石油溜出物の温度が−25℃〜−5℃である請求の範囲32〜35の 何れか1項の方法。 37.請求の範囲32〜36の何れか1項の方法で使用するようになされた吸収 塔を含む装置。 38.吸収が、請求の範囲32〜36の何れか1項による請求の範囲1〜9の何 れか1項の方法。 39.請求の範囲10〜13及び32〜36の何れか1項の方法。 40.吸収が請求の範囲39によるものである請求の範囲1〜9の何れか1項の 方法。 41.吸収装置が、請求の範囲37によるものである請求の範囲14〜26の何 れか1項の装置。 42.請求の範囲27〜31及び37の何れか1項による吸収装置。 43.吸収装置が、請求の範囲42によるものである請求の範囲14〜26の何 れか1項の装置。
JP9541793A 1996-05-20 1997-05-20 蒸気回収システム Pending JPH11509891A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP96303564A EP0819751A1 (en) 1996-05-20 1996-05-20 Vapour recovery system
EP96303564.7 1996-05-20
PCT/GB1997/001366 WO1997044411A1 (en) 1996-05-20 1997-05-20 Vapour recovery system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11509891A true JPH11509891A (ja) 1999-08-31

Family

ID=8224944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9541793A Pending JPH11509891A (ja) 1996-05-20 1997-05-20 蒸気回収システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6015451A (ja)
EP (1) EP0819751A1 (ja)
JP (1) JPH11509891A (ja)
CA (1) CA2227215A1 (ja)
EE (1) EE9800014A (ja)
NO (1) NO980242L (ja)
PL (1) PL324661A1 (ja)
WO (1) WO1997044411A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158334A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 三菱重工業株式会社 排ガス再循環システム及びそれを備えた船用ボイラ、並びに排ガス再循環方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9702742D0 (en) * 1997-02-11 1997-04-02 Ici Plc Gas absorption
US6726750B2 (en) * 2000-06-05 2004-04-27 Ch2M Hill, Inc. Apparatus and method for efficient recovery of volatile organic compounds
US6352575B1 (en) * 2000-06-05 2002-03-05 Ch2M Hill, Inc. Apparatus and method for centralized recovery of volatile organic compounds
JP2002289444A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Fdk Corp 高周波パワーインダクタンス素子
TW590789B (en) * 2001-09-14 2004-06-11 Ind Tech Res Inst Method of treating an air stream containing VOCs
NO315293B1 (no) 2001-10-31 2003-08-11 Procyss As Fremgangsmåte for absorbering av damper og gasser ved kontroll av overtrykki lagertanker for v¶sker samt anvendelse av fremgangsmåten
US7758880B2 (en) * 2002-12-11 2010-07-20 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Biocompatible polyacrylate compositions for medical applications
KR100635283B1 (ko) * 2003-03-04 2006-10-17 주식회사 엘지화학 배출가스 흡착 시스템 및 휘발성유기화합물 회수 방법
US20100095845A1 (en) * 2003-03-04 2010-04-22 Lg Chem, Ltd. VENT GAS ABSORPTION SYSTEM AND METHOD FOR RECOVERY VOCs
NO324222B1 (no) * 2003-03-11 2007-09-10 Aibel Gas Technology As System og fremgangsmate ved kontroll av gassutslipp fra en oppbevaringstank for olje
US7264654B2 (en) * 2003-09-23 2007-09-04 Kalex, Llc Process and system for the condensation of multi-component working fluids
WO2007043906A1 (fr) * 2005-10-07 2007-04-19 Valery Grigorievich Tsegelsky Procede d'elimination des hydrocarbures d'un melange gaz-vapeur, et dispositif permettant sa mise en oeuvre (variantes)
US8087248B2 (en) * 2008-10-06 2012-01-03 Kalex, Llc Method and apparatus for the utilization of waste heat from gaseous heat sources carrying substantial quantities of dust
US8695344B2 (en) * 2008-10-27 2014-04-15 Kalex, Llc Systems, methods and apparatuses for converting thermal energy into mechanical and electrical power
US8176738B2 (en) 2008-11-20 2012-05-15 Kalex Llc Method and system for converting waste heat from cement plant into a usable form of energy
GB201001525D0 (en) * 2010-01-29 2010-03-17 Hamworthy Combustion Eng Ltd Improvements in or relating to heating
US8474263B2 (en) 2010-04-21 2013-07-02 Kalex, Llc Heat conversion system simultaneously utilizing two separate heat source stream and method for making and using same
KR101265902B1 (ko) 2010-07-02 2013-05-20 사단법인 한국선급 선박용 유증기 회수설비
US8833077B2 (en) 2012-05-18 2014-09-16 Kalex, Llc Systems and methods for low temperature heat sources with relatively high temperature cooling media
EP2911770A4 (en) * 2012-12-04 2016-08-24 Hilliard Emission Controls Inc REFRIGERATED VAPOR RECOVERY SYSTEM
CN104096379B (zh) * 2014-07-11 2016-03-02 海湾环境科技(北京)股份有限公司 一种码头高硫原油油气回收处理系统
CN109304079B (zh) * 2018-10-07 2024-05-28 泰安瑞赛昊环保科技有限公司 用于橡胶促进剂m的尾气的回收装置和方法
US10988214B1 (en) 2020-02-04 2021-04-27 G Squared V LLC Offshore transfer and destruction of volatile organic compounds
CN115678589A (zh) * 2022-11-18 2023-02-03 青岛飞普思环保科技有限公司 轻质油品装载过程油气回收的吸收油工艺

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2423156A (en) * 1939-03-06 1947-07-01 Laurence S Reid Method of recovering desirable petroleum hydrocarbon fractions at substantially wellhead pressure
US3830040A (en) * 1972-02-25 1974-08-20 Vaporex Vapor recovery system
US3947258A (en) * 1972-05-25 1976-03-30 Ingersoll-Rand Company Vapor stripping and recovery method and apparatus
US3861890A (en) * 1973-05-03 1975-01-21 Alar Eng Corp Gasoline vapor recovery system and method
US3855337A (en) * 1973-10-17 1974-12-17 Black Sivalls & Bryson Inc Method of removing and recovering aromatic hydrocarbons and water from a gas stream
JPS538368A (en) * 1976-07-13 1978-01-25 Showa Oil Method of recovering solvent vapor from air
US4263019A (en) * 1979-10-19 1981-04-21 The Lummus Company Vapor recovery
DE3272445D1 (en) * 1981-05-25 1986-09-11 Anker Jarl Jacobsen A method for the recovery of petrol (gasoline) from a mixture of petrol vapour and air, and a system for use in the method
US5006138A (en) * 1990-05-09 1991-04-09 Hewitt J Paul Vapor recovery system
DK168395B1 (da) * 1992-01-30 1994-03-21 Anker Jarl Jacobsen Fremgangsmåde til rensning af en blanding af luft og dampe fra letflygtig råolie under genvinding af carbonhydriderne og anlæg til brug ved fremgangsmåden

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158334A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 三菱重工業株式会社 排ガス再循環システム及びそれを備えた船用ボイラ、並びに排ガス再循環方法
WO2015129536A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 三菱重工業株式会社 排ガス再循環システム及びそれを備えた舶用ボイラ、並びに排ガス再循環方法

Also Published As

Publication number Publication date
PL324661A1 (en) 1998-06-08
WO1997044411A1 (en) 1997-11-27
MX9800590A (es) 1998-10-31
CA2227215A1 (en) 1997-11-27
NO980242L (no) 1998-03-20
EE9800014A (et) 1998-06-15
EP0819751A1 (en) 1998-01-21
NO980242D0 (no) 1998-01-19
US6015451A (en) 2000-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11509891A (ja) 蒸気回収システム
US5084074A (en) Method and apparatus for separating and recovering water and light aromatic hydrocarbons from a gaseous stream
US5453114A (en) Method of dehydrating natural gas for reducing emissions of hydrocarbon impurities
US5209762A (en) Method and system for controlling emissions from glycol dehydrators
US5536303A (en) Method of low temperature regeneration of glycol used for dehydrating natural gas
US6183540B1 (en) Method and apparatus for removing aromatic hydrocarbons from a gas stream prior to an amine-based gas sweetening process
NO315566B1 (no) Fremgangsmåte for törking av en gass ved hjelp av glykol, samt rensing av de gassformige rejekter
PL96922B1 (pl) Sposob usuwania i wyosabniania weglowodorow aromatycznych i wody z strumienia gazu
CN100512930C (zh) 用于气体的脱水的方法
US4431529A (en) Power recovery in gas concentration units
US20100281775A1 (en) System for dehydrating natural gas
US6251166B1 (en) Glycol regeneration system having a pressurized reboiler to remove BTEX compounds
US3830040A (en) Vapor recovery system
DK168395B1 (da) Fremgangsmåde til rensning af en blanding af luft og dampe fra letflygtig råolie under genvinding af carbonhydriderne og anlæg til brug ved fremgangsmåden
EP0246826A2 (en) Liquid removal enhancement
US9511323B2 (en) Dehydration of gases with liquid desiccant
CN108473391A (zh) 用于改进fcc回收单元的丙烯回收率的方法
RU2050168C1 (ru) Способ вакуумной перегонки жидкого продукта и установка для его осуществления
JPH0153918B2 (ja)
US4263019A (en) Vapor recovery
US2725337A (en) Heater
US6375806B1 (en) Desiccant reconcentration with control of pollutant gases and vapors
US5580426A (en) Water and organic constituent separator and stripper system and method
AU2019217861B2 (en) Apparatus and method for a remediation plant
US4194924A (en) Process for reclaiming aircraft fuel tank purging fluids