JPH11509486A

JPH11509486A - 液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法及びこの方法により得られた容器

Info

Publication number: JPH11509486A
Application number: JP9504282A
Authority: JP
Inventors: ジャンパオロベローリ
Original assignee: カッタトウェンティーセブンエス．アール．エル．
Priority date: 1995-06-27
Filing date: 1996-06-26
Publication date: 1999-08-24
Also published as: AU6013196A; DE19681472T1; WO1997001491A1; ITBO950320A1; IT1279963B1; US5927594A

Abstract

(57)【要約】少なくとも開口（３）と注ぎ口（４）とを備えた液体、粒体または粉体製品の容器（２）の蓋（１）が、たわみ性舌状体（１４）を介してキャップ（６）と共に単一ブロックを形成するハブ（５）と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）にシールされたシート要素（７）とを備え、キャップ（６）がハブ（５）に取り外し可能に整合できる、液体、粒体または粉体製品の容器（２）に蓋（１）を固定する方法において、該方法は、供給ホッパーから各蓋（１）を連続して供給する工程と、開口（３）を介して容器（２）内に、ハブ（５）及び舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を挿入する工程と、ハブ（５）の基部（５ｃ）が容器（２）の内壁に整合するまで、ハブ（５）を注ぎ口（４）内に挿入する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部に基部（５ｃ）をシールする工程と、開口（３）を密封シールする工程と、キャップ（６）を対応するハブ（５）上に折り返して被せる工程とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法及びこの方法により得られた容器技術分野本発明は、食物または非食物の液体、粒体または粉体製品の包装に関するものである。特に、本発明は、液体、粒または粉体製品の容器に蓋を固定する方法及びこの方法により得られた容器に関するものであり、上記蓋は包装後に容器の注ぎ口を密封したり容器から最初に利用した後の詰め込まれた製品の香気を保つために特に適している。背景技術知られているように、今日では、適当に折り重ねられシールされた半剛性またはたわみ性のシート材料から成る、飲料や洗剤用のような液体、粒体または粉体製品の容器が普及している。平行六面体及びバッグ型のこのような容器は、頂部がほとんど平らであるかまたは半剛性容器の外側に傾斜した二つの斜面を備えるようにして、筒状体を形成する第一の長手方向溶着と、対向した頂縁部と底縁部における横方向溶着とによって折り畳まれ閉じられている。これらの容器にはしばしば、各容器の頂部に設けられた注ぎ口の縁部に固定された所謂“開閉”装置が設けられる。主な開閉装置として、注ぎ口の縁部に予め溶着されたハブにねじ係合できるキャップや、容器の注ぎ出し口の境界部に接着された基部及び基部にヒンジ固定されかつ基部に取り外し可能に結合でき容器を密封閉鎖するように嵌合する舌状部から成る所謂“ヒンジ付き”キャップが公知である。このような開閉装置の最近の構成では、容器内に詰め込まれた製品を最初に取り出すまで容器内に包装された製品にある種の“製造者保証”及び“密封”を行うようにして注ぎ口の縁部に接着される適当な撥水性材料の取り外し可能なまたは易裂性の条片で注ぎ口を密封している。この条片は容器と“開閉”装置の舌状部との間に位置している。このような開閉装置の固定は、“開閉”装置なしのそのような容器の既存の包装ラインに特殊な装置を挿入して実施されるので、しばしば問題がある。この点で“開閉”装置を容器に固定するそのような装置は文字通リボトルネックとなっていた。また注ぎ口の境界部に固定された“開閉”装置ではしばしば“保証シール”舌状体を固定することも含み、それが包装ラインの別の障害の原因となる。別の欠点は、このような“開閉”装置が熱可塑性材料から成り、容器及び包装された製品に比較して相対的にコスト高である点にある。このような蓋のさらに別の欠点は、大抵の蓋がミルクやフルーツジュースのように“生鮮”製品であるため通常できるだけ早めに消費しなければならない液体、粒体または粉体製品の容器に使用されることによる。実際に、そのような容器の一つが最初の使用のため開封されると、容器の蓋が密封できるとしても残りの包装された製品は早く使いきる必要がある。つまりこのような容器の蓋は、実際は“香気保持”機能のみが要求された機能であるので密封可能である必要はない。従って、実際の密封蓋はそのなすべき単純な機能、即ち容器内に未だ収容されている製品の香気を保ち製品を外部雰囲気から一時的に絶縁する機能に対しては不利益なほど極端に高価である。発明の開示本発明の主目的は、液体、粒体または粉体製品の包装ラインの障害を避けるのに適合する液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の目的は、半剛性またはたわみ性材料の容器に熱変形性材料から成る蓋を固定するのに適した方法を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、製品の包装において各容器の安全なシールを保証するように容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の目的は、容器に蓋を固定する簡単な方法を提供することにある。上記の目的は、液体、粒体または粉体製品の容器の対向縁部で画定された開口と注ぎ口とを少なくとも備えた蓋を上記容器に固定する方法であって、該蓋が中央管状体と上方自由縁部及び基部で画定されたハブと、閉じた底部と開いた底部とを備え前記ハブと取り外し可能に整合できるキャップと、前記ハブの上縁部にシールされたシート要素と、前記キャップ及び前記基部と共に単一ブロックを形成ししかも該基部及び前記キャップの開いた底部と同じ平面に位置するたわみ性舌状体を有する方法において、前記容器を連続して供給すること、少なくとも一つの前記蓋を供給ホッパーから連続して引き出すこと、前記開口を画定する縁部間で、前記ハブ及び該ハブに隣接したたわみ性舌状体の内方部分を、たわみ性舌状体の残りの外方部分が舌状体に接合した前記キャップとともに容器の外側に位置するようにして前記容器内に挿入すること、前記ハブを該ハブの前記基部が前記容器の内壁と整合するまで前記注ぎ口内に挿入すること、前記基部を前記注ぎ口の内側縁部にシールすること、前もって対向させて配置した前記縁部を互いにシールして、前記舌状体の中間部分が該縁部間に密封溶着されるようにすること、及び前記舌状体の中間部分を折り返すことにより前記キャップを対応するハブ上に折り返して被せることを特徴とする液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法によって達成される。図面の簡単な説明本発明の特徴は、添付図面を参照してなされる以下の説明において指摘される。第１図は、蓋を初期の伸ばした形態で示す斜視図である。第２図は、未だ開放している容器に蓋を接合する工程を示す斜視図である。第３図は、密封した容器に接合した蓋を示す斜視図である。第４図は、密封した容器に固定した蓋を閉じた状態で示す斜視図である。発明を実施するための最良の形態図面を参照すると、番号１は、液体、粒体または粉体製品の容器２用の蓋を示し、容器２は好ましくは頂部Ｔに注ぎ口４を備えた平行六面体形状である。各容器２は少なくとも開口３を備え、この開口３は、頂部Ｔの対向縁部３ａ、３ｂで画定されている。蓋１はハブ５を有し、このハブ５には取り外しできるキャップ６がたわみ性舌状体１４によってヒンジ結合されている。ハブ５は、管状の中央本体５ａと、上方自由縁部５ｂと、好ましくは平坦な面を有し管状の中央本体５ａから外方へ突出するフランジから成る基部５ｃとで画定されている。管状の中央本体５ａの外面には好ましくは、軸線方向に沿って配置された一連の凹部１１が設けられている。キャップ６は閉じた底部６ａと開いた底部６ｂとを備え、これらの底部間には管状本体がのび、この管状本体は好ましくは軸方向に沿って配列した凹部１２を備え、またキャップ６の外側には開いた底部６ｂの位置に外部フランジ６ｃを備えている。さらに、キャップ６及びハブ５はほとんど相補的な構造を成している。キャップ６の外部フランジ６ｃ及びハブ５の基部５ｃと共に単一ブロックを形成するたわみ性舌状体１４は最初、基部５ｃ及び外部フランジ６ｃと同じ平面に配置されている。ハブ５の上方縁部５ｂにはシート要素７の周囲部が密封溶着されている。このシート要素７はタブ７ａを備え、このタブ７ａは側縁部から突出しており、これによって、容器２内に収容された製品の使用時にハブ５からシート要素７を容易に剥がすことができる。上記の容器２に蓋１を固定する方法は、下記の諸工程すなわち頂部Ｔを上向きにして容器２を直立状態で連続して供給する工程と、供給ホッパーから蓋１を連続して供給する工程と、ハブ５に隣接したたわみ性舌状体１４の外方部分１４ｂを舌状体１４に接合したキャップ６と共に容器２の外側に位置させて、頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂ間で容器２内にハブ５及び舌状体１４の内方部分１４ａを挿入する工程と、ハブ５の基部５ｃが注ぎ口４に隣接した容器２の内壁に対して当接するまで、ハブ５を注ぎ口４内に挿入する工程と、例えば加熱または超音波シールによって注ぎ口４の内側縁部に基部５ｃをシールする工程と、開口３を通して容器２内に製品を充填する工程と、前もって対向させた頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂ間で舌状体１４の中間部分１４ｃを密封溶着するようにして、頂部Ｔの対向縁部３ａ、３ｂをシールする工程と、舌状体１４の中間部分１４ｃと外方部分１４ｂとの間で舌状体１４を折り曲げることによりキャップ６を対応するハブ５上に折り返して被せる工程とから成っている。本方法の変形では、容器２の連続した供給工程は、直立状態すなわち頂部Ｔを上向きにして行う代わりに、例えば側壁を下にして寝かせた状態で行われる。本方法の工程順序は実質的に変えられず、単に容器内に製品を充填する工程の前に容器２を直立させる工程が加えられるだけである。さらに本方法の変形では、容器２は図示しない公知の第２の開口を備え、例えば容器の底部において対向フラップが未だシールされていない。この状態において本方法においてはキャップ６を対応するハブ５上に折り返して被せ、そして容器を反転させて容器の頂部Ｔを下向きにし、まだシールされてない開口を上向きにした後、直ちに容器２内に製品が充填される。本方法の別の変形では、蓋１は、ハブ５の上方縁部５ｂにいかなるシート要素７も溶着することなしに容器に接合される。この状態において、本方法は好ましい実施例と下記の点においてのみ異なっている。すなわち、容器の頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂをシールする工程の後、容器２内への製品の充填がハブ５を介して行われる。従って、その後に続く工程はハブ５の上方縁部５ｂにシート要素７をシールすることを含む。蓋１の供給ユニットは図示しない公知のホッパーから成り、蓋１は乱雑に存在し、そして好ましくは供給ユニットに設けられたこれも図示しない公知の震動装置によって蓋１を選択的に分離することにより一つずつ供給される。この方法を実施するのに使用した蓋１は熱変形可能なプラスチック材料から成り、一方容器２は熱変形可能なプラスチック材料やたわみ性または半剛性材料のいずれから成るものでもよい。上記方法の変形実施例では、製品を充填し蓋１を装着した容器が形成され、密封シート要素７は容器内に充填された製品の使用時に引き剥がされる。この蓋は容器内に未だ収納されている製品の香気を保つことのみを目的として密封ではないが再び閉じることができ、また容器２内の舌状体１４の一部がハブ５に固定したキャップ６のヒンジを形成して、容易に正確にしかも素早く閉じることができるようにするという特徴をもっている。本発明の主な効果は、製品の包装ラインの製造工程を全く遅らせることなく、液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の効果は、半剛性、たわみ性または熱変形可能な材料の容器に熱変形可能な材料の蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の効果は、容器内への製品包装に合わせて安全シールできる容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明のさらに別の効果は、容器に蓋を固定する簡単で有効な方法を提供することにある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年６月２４日【補正内容】請求の範囲１．液体、粒体または粉体製品の容器（２）が少なくとも開口（３）と注ぎ口（４）とを備え、開口（３）が容器（２）の対向縁部（３ａ）、（３ｂ）で画定され、蓋（１）が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されたハブ（５）と、閉じた端部（６ａ）及び開いた端部（６ｂ）を持ち、ハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）にシールされたシート要素（７）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し、基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた端部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器（２）に蓋（１）を固定する方法において、容器（２）を連続して供給する工程と、供給ホッパーから少なくとも一つの蓋（１）を連続して供給する工程と、開口（３）を画定する縁部（３ａ）、（３ｂ）間で容器（２）内に、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）を舌状体（１４）に接合したキャップ（６）と共に容器（２）の外側に位置させて、ハブ（５）及びハブ（５）に隣接した舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を挿入する工程と、ハブ（５）の基部（５ｃ）が容器（２）の内壁に整合するまで、ハブ（５）を注ぎ口（４）内に挿入する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部に基部（５ｃ）をシールする工程と、前もって対向させて配置した縁部（３ａ）、（３ｂ）間で舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を密封溶着するようにして対向縁部（３ａ）、（３ｂ）を互いにシールする工程と、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を折り曲げることによりキャップ（６）を対応するハブ（５）上に折り返して被せる工程とから成ることを特徴とする方法。２．さらに、各容器（２）を直立状態で供給する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部にハブ（５）の基部（５ｃ）をシールした後、直ちに容器（２）内に製品を充填する工程とを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。３．さらに、各容器（２）を一側を下に向け水平にして供給する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部にハブ（５）の基部（５ｃ）をシールした後、直ちに容器（２）内に製品を充填する前に容器（２）を垂直する工程とを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。４．さらに、ハブ（５）にキャップ（６）を被せた後直ちに容器（２）を直立させて好ましくは上向きにした容器（２）の端部に位置する第２の開口（３）を介して容器（２）内に製品を充填する工程を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。５．液体、粒体または粉体製品の容器（２）が少なくとも開口（３）と注ぎ口（４）とを備え、開口（３）が容器（２）の対向縁部（３ａ）、（３ｂ）で画定され、蓋（１）が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されハブ（５）と、閉じた端部（６ａ）及び開いた端部（６ｂ）を備え、ハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し、基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた端部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器（２）に蓋（１）を固定する方法において、容器（２）を連続して供給する工程と、供給ホッパーから少なくとも一つの蓋（１）を連続して供給する工程と、縁部（３ａ）、（３ｂ）間で、ハブ（５）及び該ハブ（５）に隣接したたわみ性舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）をそれに固定されたキャップ（６）と共に容器（２）の外側に位置させて、容器（２）内に挿入する工程と、ハブ（５）の基部（５ｃ）が注ぎ口（４）に隣接した容器（２）の内壁に整合するまで、ハブ（５）を注ぎ口（４）内に挿入する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部に基部（５ｃ）をシールする工程と、前もって対向させて配置した縁部（３ａ）、（３ｂ）を互いにシールして、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）が該縁部間に密封溶着されるようにする工程と、ハブ（５）を介して容器（２）内に製品を充填する工程と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）に合わせてシート要素（７）をシールする工程と、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を折り曲げることによりキャップ（６）を対応するハブ（５）上に折り返して被せる工程とから成ることを特徴とする方法。６．各蓋（１）が熱シール可能なプラスチック材料から成ることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。７．密封して溶着した縁部（３ａ）、（３ｂ）をもつ頂部（Ｔ）と注ぎ口（４）とを有し、注ぎ口（４）のリムに蓋（１）が溶着され、蓋（１）が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されハブ（５）と、閉じた端部（６ａ）及び開いた端部（６ｂ）をもち、ハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し、基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた端部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器において、容器内に、ハブ（５）の基部（５ｃ）とたわみ性舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）が備え、また容器の外側に、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）とキャップ（６）とハブ（５）の管状の中央本体（５ａ）とを備え、たわみ性舌状体（１４）が頂部（Ｔ）の縁部（３ａ）、（３ｂ）間に密封して閉じ込められ、蓋（１）がハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）に溶着されたシート要素（７）を備えていることを特徴とする容器。８．ハブ（５）の基部（５ｃ）及びたわみ性舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）が容器（２）の内面に熱シールされていることを特徴とする請求項７に記載の容器。９．たわみ性材料から成ることを特徴とする請求項７または８に記載の容器。 10．半剛性材料から成ることを特徴とする請求項７〜９のいずれか一項に記載の容器。 11．熱変形性材料から成ることを特徴とする請求項７〜10のいずれか一項に記載の容器。文献GB-A-2233315には、容器に結合されしかも容器内容物の浸透しない膜を備えたカートン容器注ぎ口が開示されている。この膜は初期状態では内容物のこぼれ出すのを防止するが、エンドユーザーがカートン壁を貫通させる必要なしに比較的容易に貫通される。膜は、引きはがしたり貫通した時に周囲の注ぎ口材料と分離して注ぎ口に明確に画定された注ぎ開口を形成する。注ぎ口のねじ付きねじ端領域を再び閉じるためにねじキャップが設けられている。このカートン注ぎ口は内側管腔の閉じた膜と一体に設けられるので、注ぎ口の固定された容器の充填を妨げる。文献EP-A-0435279には、容器本体の周面部分に相応したフランジ部分を備え、容器本体の内側から装着した紙容器用の注ぎ栓が開示されている。この注ぎ栓は、薄い壁部分を通して取付けられかつ蓋とプルリングを備えた注ぎ口及びねじ付きキャップを有している。注ぎ栓の取付け部は取付け穴の内縁部と接触する肩部で支持される。フランジと突起リムとの間の空間は容器の厚さより大きくして、取付け後に隙間が残るようになっている。内容物の動きで生じる振動中に、突起肩部及びフランジが取付け穴の縁部に当接し、取付けを保証している。この取付けの主な特徴は、容器壁に注ぎ口を超音波固定する前には外れないことにあり、また容器に充填する前及び（または）後にシールできる熱変形性の蓋を容器にシールする方法については教示されてない。文献EP-A-407746には、平坦な切妻屋根部を備え、折り畳み式プラスチック打抜板から成り、平坦な切妻屋根部に注ぎ口またはそのためのアダプターを備えている箱型のパッケージ容器が開示されている。平坦な屋根部は切妻部分においてシールした継ぎ目で閉じられ、そして一つの角部に三角形の折り畳みフラップから成る折り畳まれたポケットを備えている。反対側の角部において、平坦な屋根部と隣接する本体側部との間は傾斜面を成し、側部のポケット面と共に四角い外形の内側の切妻型のポケットを形成する。この容器は特に注ぐ口の構造及び形状上、取り扱いが容易であるが、非常に安価な熱変形性蓋も閉じた端部固定可能な蓋も備えてない。発明の開示本発明の主目的は、液体、粒体または粉体製品の包装ラインの障害を避けるのに適合する液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の目的は、半剛性またはたわみ性材料の容器に熱変形性材料から成る蓋を固定するのに適した方法を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、製品の包装において各容器の安全なシールを保証するように容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の目的は、容器に蓋を固定する簡単な方法を提供することにある。上記の目的は、液体、粒体または粉体製品の容器の対向縁部で画定された開口と注ぎ口とを少なくとも備えた蓋を上記容器に固定する方法であって、該蓋が中央管状体と上方自由縁部及び基部で画定されたハブと、閉じた端部と開いた端部とを備え前記ハブと取り外し可能に整合できるキャップと、前記ハブの上縁部にシールされたシート要素と、前記キャップ及び前記基部と共に単一ブロックを形成ししかも該基部及び前記キャップの開いた端部と同じ平面に位置するたわみ性舌状体を有する方法において、前記容器を連続して供給すること、少なくとも一つの前記蓋を供給ホッパーから連続して引き出すこと、前記開口を画定する縁部間で、前記ハブ及び該ハブに隣接したたわみ性舌状体の内方部分を、たわみ性舌状体の残りの外方部分が舌状体に接合した前記キャップとともに容器の外側に位置するようにして前記容器内に挿入すること、前記ハブを該ハブの前記基部が前記容器の内壁と整合するまで前記注ぎ口内に挿入すること、前記基部を前記注ぎ口の内側縁部にシールすること、前もって対向させて配置した前記縁部を互いにシールして、前記舌状体の中間部分が該縁部間に密封溶着されるようにすること、及び前記舌状体の中間部分を折り返すことにより前記キャップを対応するハブ上に折り返して被せることを特徴とする液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法によって達成される。図面の簡単な説明本発明の特徴は、添付図面を参照してなされる以下の説明において指摘される。第１図は、蓋を初期の伸ばした形態で示す斜視図である。第２図は、未だ開放している容器に蓋を接合する工程を示す斜視図である。第３図は、密封した容器に接合した蓋を示す斜視図である。第４図は、密封した容器に固定した蓋を閉じた状態で示す斜視図である。発明を実施するための最良の形態図面を参照すると、番号１は、液体、粒体または粉体製品の容器２用の蓋を示し、容器２は好ましくは頂部Ｔに注ぎ口４を備えた平行六面体形状である。各容器２は少なくとも開口３を備え、この開口３は、頂部Ｔの対向縁部３ａ、３ｂで画定されている。蓋１はハブ５を有し、このハブ５には取り外しできるキャップ６がたわみ性舌状体１４によってヒンジ結合されている。ハブ５は、管状の中央本体５ａと、上方自由縁部５ｂと、好ましくは平坦な面を有し管状の中央本体５ａから外方へ突出するフランジから成る基部５ｃとで画定されている。管状の中央本体５ａの外面には好ましくは、軸線方向に沿って配置された一連の凹部１１が設けられている。キャップ６は閉じた端部６ａと開いた端部６ｂとを備え、これらの端部間には管状本体がのび、この管状本体は好ましくは軸方向に沿って配列した凹部１２を備え、またキャップ６の外側には開いた端部６ｂの位置に外部フランジ６ｃを備えている。さらに、キャップ６及びハブ５はほとんど相補的な構造を成している。キャップ６の外部フランジ６ｃ及びハブ５の基部５ｃと共に単一ブロックを形成するたわみ性舌状体１４は最初、基部５ｃ及び外部フランジ６ｃと同じ平面に配置されている。ハブ５の上方縁部５ｂにはシート要素７の周囲部が密封溶着されている。このシート要素７はタブ７ａを備え、このタブ７ａは側縁部から突出しており、これによって、容器２内に収容された製品の使用時にハブ５からシート要素７を容易に剥がすことができる。上記の容器２に蓋１を固定する方法は、下記の諸工程すなわち頂部Ｔを上向きにして容器２を直立状態で連続して供給する工程と、供給ホッパーから蓋１を連続して供給する工程と、ハブ５に隣接したたわみ性舌状体１４の外方部分１４ｂを舌状体１４に接合したキャップ６と共に容器２の外側に位置させて、頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂ間で容器２内にハブ５及び舌状体１４の内方部分１４ａを挿入する工程と、ハブ５の基部５ｃが注ぎ口４に隣接した容器２の内壁に対して当接するまで、ハブ５を注ぎ口４内に挿入する工程と、例えば加熱または超音波シールによって注ぎ口４の内側縁部に基部５ｃをシールする工程と、開口３を通して容器２内に製品を充填する工程と、前もって対向させた頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂ間で舌状体１４の中間部分１４ｃを密封溶着するようにして、頂部Ｔの対向縁部３ａ、３ｂをシールする工程と、舌状体１４の中間部分１４ｃと外方部分１４ｂとの間で舌状体１４を折り曲げることによりキャップ６を対応するハブ５上に折り返して被せる工程とから成っている。本方法の変形では、容器２の連続した供給工程は、直立状態すなわち頂部Ｔを上向きにして行う代わりに、例えば側壁を下にして寝かせた状態で行われる。本方法の工程順序は実質的に変えられず、単に容器内に製品を充填する工程の前に容器２を直立させる工程が加えられるだけである。さらに本方法の変形では、容器２は図示しない公知の第２の開口を備え、例えば容器の底部において対向フラップが未だシールされていない。この状態において本方法においてはキャップ６を対応するハブ５上に折り返して被せ、そして容器を反転させて容器の頂部Ｔを下向きにし、まだシールされてない開口を上向きにした後、直ちに容器２内に製品が充填される。本方法の別の変形では、蓋１は、ハブ５の上方縁部５ｂにいかなるシート要素７も溶着することなしに容器に接合される。この状態において、本方法は好ましい実施例と下記の点においてのみ異なっている。すなわち、容器の頂部Ｔの縁部３ａ、３ｂをシールする工程の後、容器２内への製品の充填がハブ５を介して行われる。従って、その後に続く工程はハブ５の上方縁部５ｂにシート要素７をシールすることを含む。蓋１の供給ユニットは図示しない公知のホッパーから成り、蓋１は乱雑に存在し、そして好ましくは供給ユニットに設けられたこれも図示しない公知の震動装置によって蓋１を選択的に分離することにより一つずつ供給される。この方法を実施するのに使用した蓋１は熱変形可能なプラスチック材料から成り、一方容器２は熱変形可能なプラスチック材料やたわみ性または半剛性材料のいずれから成るものでもよい。上記方法の変形実施例では、製品を充填し蓋１を装着した容器が形成され、密封シート要素７は容器内に充填された製品の使用時に引き剥がされる。この蓋は容器内に未だ収納されている製品の香気を保つことのみを目的として密封ではないが再び閉じることができ、また容器２内の舌状体１４の一部がハブ５に固定したキャップ６のヒンジを形成して、容易に正確にしかも素早く閉じることができるようにするという特徴をもっている。本発明の主な効果は、製品の包装ラインの製造工程を全く遅らせることなく、液体、粒体または粉体製品の容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の効果は、半剛性、たわみ性または熱変形可能な材料の容器に熱変形可能な材料の蓋を固定する方法を提供することにある。本発明の別の効果は、容器内への製品包装に合わせて安全シールできる容器に蓋を固定する方法を提供することにある。本発明のさらに別の効果は、容器に蓋を固定する簡単で有効な方法を提供することにある。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．液体、粒体または粉体製品の容器（２）が少なくとも開口（３）と注ぎ口（４）とを備え、開口（３）が容器（２）の対向縁部（３ａ）、（３ｂ）で画定され、蓋（１）が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されたハブ（５）と、閉じた底部（６ａ）及び開いた底部（６ｂ）を持ち、ハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）にシールされたシート要素（７）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し、基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた底部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器（２）に蓋（１）を固定する方法において、容器（２）を連続して供給する工程と、供給ホッパーから少なくとも一つの蓋（１）を連続して供給する工程と、開口（３）を画定する縁部（３ａ）、（３ｂ）間で容器（２）内に、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）を舌状体（１４）に接合したキャップ（６）と共に容器（２）の外側に位置させて、ハブ（５）及びハブ（５）に隣接した舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を挿入する工程と、ハブ（５）の基部（５ｃ）が容器（２）の内壁に整合するまで、ハブ（５）を注ぎ口（４）内に挿入する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部に基部（５ｃ）をシールする工程と、前もって対向させて配置した縁部（３ａ）、（３ｂ）間で舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を密封溶着するようにして対向縁部（３ａ）、（３ｂ）を互いにシールする工程と、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を折り曲げることによりキャップ（６）を対応するハブ（５）上に折り返して被せる工程とから成ることを特徴とする方法。２．さらに、各容器（２）を直立状態で供給する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部にハブ（５）の基部（５ｃ）をシールした後、直ちに容器（２）内に製品を充填する工程とを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。３．さらに、各容器（２）を一側を下に向け水平にして供給する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部にハブ（５）の基部（５ｃ）をシールした後、直ちに容器（２）内に製品を充填する前に容器（２）を垂直する工程とを含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。４．さらに、ハブ（５）にキャップ（６）を被せた後直ちに容器（２）を直立させて好ましくは上向きにした容器（２）の底部に位置する第２の開口（３）を介して容器（２）内に製品を充填する工程を含んでいることを特徴とする請求項１に記載の方法。５．液体、粒体または粉体製品の容器（２）が少なくとも開口（３）と注ぎ口（４）とを備え、開口（３）が容器（２）の対向縁部（３ａ）、（３ｂ）で画定され、蓋（１）が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されハブ（５）と、閉じた底部（６ａ）及び開いた底部（６ｂ）を備え、ハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し、基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた底部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器（２）に蓋（１）を固定する方法において、容器（２）を連続して供給する工程と、供給ホッパーから少なくとも一つの蓋（１）を連続して供給する工程と、縁部（３ａ）、（３ｂ）間で、ハブ（５）及び該ハブ（５）に隣接したたわみ性舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）が舌状体（１４）に接合したキャップ（６）と共に容器（２）の外側に位置するようにして容器（２）内に挿入する工程と、ハブ（５）の基部（５ｃ）が注ぎ口（４）に隣接した容器（２）の内壁に整合するまで、ハブ（５）を注ぎ口（４）内に挿入する工程と、注ぎ口（４）の内側縁部に基部（５ｃ）をシールする工程と、前もって対向させて配置した縁部（３ａ）、（３ｂ）を互いにシールして、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）が該縁部間に密封溶着されるようにする工程と、ハブ（５）を介して容器（２）内に製品を充填する工程と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）に合わせてシート要素（７）をシールする工程と、舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）を折り曲げることによりキャップ（６）を対応するハブ（５）上に折り返して被せる工程とから成ることを特徴とする方法。６．各蓋（１）が熱シール可能なプラスチック材料から成ることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。７．密封して溶着した縁部（３ａ）、（３ｂ）をもつ頂部（Ｔ）と注ぎ口（４）とを有し、注ぎ口（４）の縁に蓋が溶着され、蓋が、管状の中央本体（５ａ）、上方自由縁部（５ｂ）及び基部（５ｃ）で画定されたハブ（５）と、閉じた底部（６ａ）及び開いた底部（６ｂ）を持ちハブ（５）に取り外し可能に整合できるキャップ（６）と、ハブ（５）の上方自由縁部（５ｂ）にシールされたシート要素（７）と、キャップ（６）及び基部（５ｃ）と共に単一ブロックを形成し基部（５ｃ）及びキャップ（６）の開いた底部（６ｂ）と同じ平面に配置したたわみ性舌状体（１４）とを備えた、液体、粒体または粉体製品の容器において、容器内に、ハブ（５）の基部（５ｃ）とたわみ性舌状体（１４）の内方部分（１４ａ）を備え、また容器の外側に、たわみ性舌状体（１４）の外方部分（１４ｂ）とキャップ（６）とハブ（５）の管状の中央本体（５ａ）とを備え、たわみ性舌状体（１４）が頂部（Ｔ）の縁部（３ａ）、（３ｂ）間に密封して閉じ込められていることを特徴とする容器。８．ハブ（５）の基部（５ｃ）及びたわみ性舌状体（１４）の中間部分（１４ｃ）が容器（２）の内面に熱シールされていることを特徴とする請求項７に記載の容器。９．たわみ性材料から成ることを特徴とする請求項７又は８に記載の容器。 10．半剛性材料から成ることを特徴とする請求項７〜９のいずれか一項に記載の容器。 11．熱変形性材料から成ることを特徴とする請求項７〜10のいずれか一項に記載の容器。