JPH11508466A - 空気中へ物質を放散するための供給装置および方法 - Google Patents

空気中へ物質を放散するための供給装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、偏平なディスク状または板状の基体を有し、空気中に放出される物質の受容に役立ち、それぞれ、入口および出口を有し入口から供給されるガス流によって貫流される複数の独立のダクトが上記基体を基体上面および/または下面に本質的に平行に貫通し、少なくとも1つのダクトの入口および出口が、物質の放出まで気密に閉鎖されおよび/または少なくとも1つのダクトの物質が、物質の放出時点に始めて上記物質を解放する貯蔵器に装入されている形式の、空気中に放出される物質(特に、香料)を調製する装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の名称] 空気中へ物質を放散するための供給装置および方法 [技術分野] 本発明は、空気または空気混合物中に放出される香気を調製する方法および装 置に関する。香気提供は、視覚的および/または聴覚的刺激および他の事象のた めに行うのが好ましい。別種の提供対象の場合、これは、香気以外に、エーロゾ ルの形で必要とされる微小量の他の物質であってもよい。物質は、同じく、気体 の形であってもよい。従って、以下で、“空気”を対象とした場合、空気混合物 も考えられる。 本発明は、視覚的および/または聴覚的提供対象の、特に、分散された媒体( 例えば、テレビ映画、ビデオ映画、ラジオ放送の上演または音楽演奏など)のた めの、感覚的な知覚を向上する方法および装置に関する。この場合、特定の視覚 的および/または聴覚的現象(例えば、映画シーン)の提供に同期して上記事象 に適合した香気を視聴者または聴取者に供給する。 [技術的背景] このような方法および装置は、本出願人の特許出願PCT/EP92/024 46(特に、第16,17図の説明)に記載されている。 [発明の開示] 本発明の課題は、空気中に放出される物質を調製するための方法および装置を 提供することにある。この場合、装置は、小さく取扱い易い寸法を有し、賦活( 活性化)し易い形の放出物質を含む。この課題は、本発明にもとづき、独立請求 項1,6に開示の装置および独立請求項27に開示の方法によって解決される。 本発明の好ましい実施形態および視点ないし局面は、従属請求項、詳細な説明お よび図面から明らかであろう。 本発明にもとづき、偏平なディスク状または板状の基体を有し、空気中に放出 される物質の受容に役立ち、それぞれ、入口および出口を有し入口から供給され るガス流によって貫流可能な複数の独立のダクトが上記基体を基体上面および/ または下面に本質的に平行に貫通し、少なくとも1つのダクトの入口および出口 が、物質の放出まで気密に閉鎖されおよび/または少なくとも1つのダクトの物 質が、物質の放出時点に始めて上記物質を解放する貯蔵器に装入されている形式 の、空気中に放出される物質(特に、香料)を調製する装置を提供する。 更に、本発明は、空気中に放出される物質(特に、香料)を調製する装置であ って、 −少なくとも1つの空気交換口を備え、ガス流が内部を貫流可能な少なくとも1 つの中空部 材と、 −担持材料の破壊によって物質が遊離されるよう担持材料によって囲まれ(封入 され)大気中に放出される物質のための、中空部材に設けた少なくとも1つの貯 蔵器と、 を特徴とする装置に関する。 担持材料の破壊とは、放出される物質が露出するよう、担持材料の完全性が変 化されることを意味する。これは、積層体の引裂、折割およびその他の分割によ って実施できる。 本発明は、さらなる視点にもとづき、香気カプセルを有し空気の流入時に分離 フィルム自体の自動的分割によって賦活される貯蔵器に関する。 本発明の更に別の視点は、分散配置された香気発生器において放散操作(ab spielen)できる香気マイクロ貯蔵器に関する。この場合、マイクロ香気 貯蔵器は、ディスケット(フロッピーディスク)状に構成できる。 空気中に放出される物質を調製する本発明に係る装置は、極めて小さく、取扱 い易く、包装、発送し易いという利点を有する。別の利点は、装置が、香気を発 散せず且つ混合しないよう複数の物質を受容できるという点にある。更に、解放 された物質は、容易に賦活でき、運搬まで十分に保護される。 本発明は、特に、各フィルムに属する各種の香気ストック(香気セットないし グループ)を、低い製造コストで、極めて小さいスペース(コンパクト・ディス ケットないしフロッピーディスク)に上記香気の貯蔵(好ましくは、フィルム当 り20−50種類の香気)が保証され、その完璧な保存および迅速でトラブルの ない運搬性が保証されるよう、作製、保管する方法および装置を使用する。 本発明のさらに別の視点は、空気中に放出される物質(特に、香料)のために 、 容易に分離できる半部(複数)からなる硬質材料製貯蔵器を使用する点にある。 本発明のさらに別の視点にもとづき、空気中に放出される貯蔵された物質(例 えば、香料)を外界因子(例えば、圧力、衝撃、熱および損傷)に対して保護す る偏平な硬質材料製保護部材を提供する。 さらに別の視点は、シールされた発散可能な香料を含む偏平な香料貯蔵器であ る。この場合、シールは、発散操作直前に除去する。 総括的に云えば、本発明は、多重香気セットのための偏平保存システム、特に 、感圧性および/または感光性または感熱性の香料の偏平なまたはディスク状の 硬質材料製保護部材を提供するものである。 さらに別の視点は、感圧性香料を保護する保護パイプを内部に設けた偏平な硬 質材料性発送用貯蔵器である。 本発明のさらに別の視点は、カプセルに封入された香料を圧力、温度、湿度お よび光に対して保護して運搬するのに適したディスク状香料貯蔵器を提供するこ とにある。 更に、空気中に放出される物質(特に、香料)を遊離する方法を提供する。こ の場合、該物質は、担持材料中にマイクロカプセルに封入して埋込まれ、上記担 持材料は、この担持材料に埋込まれた香料マイクロカプセルをガスの運動エネル ギによって破壊できることを特徴とする。 即ち、本発明にもとづき、分散配置された香気発生器(香気プレーヤ)内の事 象関連の香気の自動的発散のためのマイクロ香気貯蔵器システム(香気ディスケ ット)を創成し、かくして、映画、音楽およびその他の事象における分散され同 時に時間的に同期された香気随伴が可能となる。 視覚的および/または聴覚的刺激のために香気の貯蔵スペースを最小化し、分 散して且つ同期して香気を提供する本発明に係る方法の好ましい実施形態にもと づき、必要な香料を備えた香気マイクロ貯蔵器を、音楽用CDから凡そ公知の如 き、極めて偏平なコンパクト・ディスク1の形に作製する。 この場合、香気担持部材のこの極めて小さく偏平な実施形態は、香気接触面積 が比較的大きいにも拘わらず、極く僅かなスペースを占める過ぎず、かくして、 特定の映画にそれぞれ属する香気セットを多数の視聴者に迅速且つ多量に分配で きるという利点を有する。 この形態の香気セット担持部材の場合、この担持部 材を、例えば、日刊新聞またはテレビ新聞または製品(例えば、コーヒ包装製品 )などに貼付けることができる。かくして、テレビ映画に属するすべての香気( 香気セット)を放送時点に関心のあるすべての視聴者に提供でき、しかも、各テ レビ視聴者は、香気バージョンとして見たいと思う映画について、それぞれ香気 用CDを購入する必要はない。 日刊新聞またはテレビ新聞または郵便物に偏平なコンパクト・ディスクとして 添付され映画に正確に合わせて構成され完璧に保護された香気セットの迅速な分 散配分によって、テレビ映画または他の報道事象に属する香気(香気セット)を 、放送時点に既に、関心を有するすべての視聴者に完璧に保存された状態で提供 でき、しかも、各テレビ視聴者は、香気バージョンとして見たいと思う映画のた めの新規の対応する香気セットを購入するために商店に行く必要はない。 かくして、メディアの分野において、始めて、分散した多数の視聴者のために 、映画に正確に適合する多種多様の香気セットの迅速な配分、長期の保存および 分散され時間的に同期した放散が可能となる。 この場合、始めて、担持物質(例えば、空気)が、閉鎖、保存された香料を閉 鎖状態から自動的に開放し、漸次的に引出し、随伴する形式の技術も実現される 。即ち、この技術の場合、香料は、供給時点の直前まで空気遮断状態に保持され 、従って、極めて小さいスペースに収納したにも拘わらず、早期の劣化プロセス は確実に回避される。 このディスクは、医療技術において、極めて少量の医薬の管理された投与にも 使用できる。 しかしながら、2値情報を担持する偏平なコンピュータ・ディスケットおよび 音楽CDとは異なり、香気の保存および分配は、香気の物質的形状に拘束される 。この場合、香気の各種の微小ストックは、特定の種類の香気トラックの形でこ の種のディスクの2つの半部の一方の内面に塗布される(香気トラック・アレイ )。 この種の香気トラック・アレイは、この種のディスクに複数の重畳層として設 置できる。なぜならば、各層は、極めて薄く、従って、極く僅かなスペースを占 めるに過ぎないからである。この場合、この種の香気トラック・アレイの各トラ ックは、分離部分の特定のパターンによって相互に分割される。この場合、上記 分離部分は、ディスクの各半部にパターンとしてプレスできるか、別のディスク 半部の対向部分に凹みまたは隆起としてプレスでき、各別の香気を放出するトラ ックがこの製造工程の結果として生じ、両ディスク半部は、所定の態様で統合さ れる。 ディスクの保管中に香気トラックの各香気および芳香の混合を避けるため、デ ィスクの生産時に、各香気トラックを相互に区画する相互に分離された小さい保 護チャンネルが生ずるよう、上記トラックを構成するのが好ましい。 異種香気の影響以外に、更に、酸化プロセスによる作用に対して保護するため 、分離された香気チャンネル内で、香気を導くスリット状チャンネルにおいて香 料を再度シールするのが好ましい。 この場合、更に、カプセル封入によって香料の第3のシールを達成できる。こ の場合、香料は、香気を導くスリット状チャンネル内で、スリット状チャンネル の開放と同時に開く(はじける)極めて小さいマイクロカプセルに封入される。 、 この場合、分離チャンネルの径および香気の第2シールによる隆起は、好まし くは香気CDが、全体として、市販の音楽用CD/CD−ROMの範囲にある厚 さに過ぎないか、上記厚さを越えるとしても、この香気CDを新聞に問題なく貼 付け得るような程度の厚さであるよう、構成する。 この場合、フィルムをTVまたはビデオ装置で上演する限り、本出願人の先願 PCT/EP92/02446(第16、17図)に記載の如く、香気に関連す る信号を対応するテレビ放送局によってまたは記録媒体を介して、上演フィルム の映像信号および音声信号とともに上演する。 この場合、上記信号は、上演フィルムの開始前に上記香気ディスクを設置した 放散装置、即ち、いわゆる、香気プレーヤに直接的または間接的に作用する。 さて、上記香気トラックの1つを香気信号を介して賦活する限り、担持媒体( 例えば、空気または空気混合物)を小形ポンプによって駆動し、微小充填スタッ ドを介して香気用ディスクの対応する香気チャンネルに導入する。さて、担持媒 体を駆動する圧力によって、香気チャンネル内で、香気を導く所定の極めて薄い 層が賦活される。 香気制御信号は、更に、香気を伴う映画上映の他の特徴(例えば、香気担体を 流れる空気の量、放出される香気・空気・混合物の温度、香気インターバルの長 さ、同時賦活よる香気の場合による意図的な混合、一つの香気から他の香気への 変換ないしフェード・オーバ、etc.)を制御できる。 更に、既存の装置を変更して、公共の劇場などにおいて香気を伴う演劇、音楽 または映画を上演することを意図する場合、本発明にもとづき、通常は必要な香 気伝送組込部材を不要とすることによって、この種の建屋の改造費を最少に容易 に減少できる。この場合、中央の香気放散装置および完全な伝送系の代わりに、 所望の各箇所に、小形の放散操作装置を取付ける。これは、劇場の完全な改造の ための経費を場合によっては正当化しないような限られた時間を越えて特定の上 演にのみ香気を随伴させることを計画した場合に、特に重要である。この装置に よって、野外上演の香気随伴も可能である。 更に、本発明の場合、十分な小型化によってマスメディア(例えば、新聞)を 介して容易に配分でき自動的に放散できる新規の多重香気貯蔵システムの創成に よって、所望のすべての分散的用途に上記システムを使用できる。 即ち、上記システムは、映画向け用途以外に、他のメディア(例えば、広告) または食品・飲料自動販売機、コンピュータプレーヤのためにまたは香気随伴の オンライン販売機のために、音楽CD、製品情報ユニット(例えば、いわゆる“ 販売点”における情報コンピュータ)のためにまたは分散的または集約的香気添 加によって向上できるすべての上演のために使用できる。 既述の他の分散用途と同様、ヴァーチャル・リアリティ、サイバースペース・ アドベンチャ,etc.の体験のための若い世代のデータヘルメット、ヘルメッ トおよび機器も、迅速に配分でき最適に保存されるマイクロ香気を使用する可能 性を与える。 図面を参照して、以下に、本発明を詳細に説明する。 [図面の簡単な説明] 第1図は、香気用コンパクトディスク、即ち、香気用CDの図面であり、 第2a図は、スリット状チャンネルが非賦活状態の第1図の香気用コンパクト ディスク/香気用CDの部分断面図であり、 第2b図は、スリット状チャンネルが賦活状態の第1図の香気用コンパクトデ ィスク/香気用CDの部分断面図であり、 第3図は、第1図の香気用CDの変更例の横断面図であり、 第4a図は、非賦活状態の第1図の香気用コンパクトディスク/香気用CDの 部分横断面図であり、 第4b図は、部分的賦活状態の第1図の香気用コンパクトディスク/香気用C Dの部分横断面図であり、 第4c図は、完全賦活状態の第1図の香気用コンパクトディスク/香気用CD の部分横断面図であり、 第5図は、各機能層を示す第1図の香気用CDの分解図であり、 第6図は、地域特有のフイルタコードを有する放散制限式香気用コンパクトデ ィスクの別の実施例および放散装置の部分を示す図面であり、 第7図は、香気用CDの別の実施例の図面であり、 第7a図は、第7図の変更例の図面であり、 第8図は、香気用コンパクトディスクの別の実施例の部分横断面図であり、 第9図は、香気用CDの別の実施例の下部ディスクフレームの図面であり、 第10図は、手動賦活式香気用CDの別の実施例の図面であり、 第11図は、第10図の実施例の縦断面図であり、 第12a図は、運搬のために縮小した香気用CDの別の実施例の図面であり、 第12b図は、広げた状態、即ち、放散スタンバイ状態の第12a図の香気用 CDの実施例の図面であり、 第13a図は、運搬のために縮小した運搬状態の香気用CDの別の実施例の図 面であり、 第13b図は、賦活状態の第13a図の香気用CDの実施例の図面であり、 第14図は、折畳式ディスクとしての香気用CDの別の一体の実施例の図面で あり、 第15図は、操作装置24の略横断面図である。 [発明を実施するための最良の形態] 本発明の実施例を示す第1図、第2a図〜第5図に、極めて偏平な小さいディ スクの内部の極めて小さいスペースに多数(即ち、好ましくは、5〜50)の各 種香気源を貯蔵し、同時に完全に保存した偏平な香気用コンパクトディスク/香 気用CD(1)を示した。 この種の香気用CDは、第1に、基本的に、PCT/EP92/02446( 第16,17図)に既に、(香気担体を介して垂直に放散される、まだ実用的で はない)香気媒体について記載の如く、大きい機構とは無関係に小型プレーヤ( 第15図)で放散操作される。この場合、分散配置された小型操作装置において 操作される本発明の提案に係る極めて偏平な香気用CDは、始めて、事象(例え ば、映画)に関連された多数の各種香気からなるセットを所望の各箇所において 時間的に同期して完全な品質で、同時に、消費者または観察者の個人的感覚に適 合させて放散することを可能とした。この場合、更に、特定の事象または映画に 正確に調和され、同時に、長期に保存できる多重香気セットは、小さく、好まし くは、偏平なその構造にもとづき、始めて、分散した多数の顧客に、例えば、郵 便で、極めて迅速に且つ妥当なコストで配分することを可能とした。 さて、この種の香気用コンパクトディスク/香気用CD(1)の場合、異種の 各香気を固有の極めて偏平なスリット状チャンネル3a,3b,3c(第1,2 a,4a図)内に貯蔵する。この場合、上記スリット状チャンネルの各々は、ス リット状チャンネル3a,3b,3c,etc.の各種香気を気密に相互に閉鎖 する同じく極めて偏平な保護パイプ(管状部)21a,21b等に設けてある( 第2a図)。図示の実施例の場合、上記パイプは、香気用CD1に半径方向へ設 けてある(第1図)。この場合、香気を導くスリット状状チャンネル3a,3b ,3c,etc.のまわりに配置された多数の保護パイプ21a,21b,et c.は、香気用コンパクトディスク1のディスク上半部8と、ディスク下半部9 と、両側の長い分離ウェブ7の形の側部チャンネル分離部分6とから形成される 。 かくして、保護パイプ21は、香気用CDに直角に延びるスリット状チャンネ ル3を外界因子(例えば、熱、圧力および損傷)に対して保護する小さい半径方 向の偏平トンネルを形成する(第2a図)。この保護機能は、特に、以下に詳細 に説明する如く、スリット状チャンネル3を好ましくは感圧性に構成したことに もとづき(第2a図および第4a図)、特に重要である。香気用CDの直上にあ るスペースを最適に活用するため、図示の実施例のスリット状チャンネル3は、 各スリット状チャンネル3の入口2のあるディスクの縁から内方へと出口パネル 4まで円錐形に延ばすのが好ましい。 この場合、スリットチャンネル3の入口2および出口25は、香気の補足的保 持のため、シール10,22を備えている(第4a図)。この場合、上記シール は、ディスクをプレーヤに差込むと直ちにまたはプレーヤによってディスクを実 際に操作した場合に始めて開放される(第4b図)。しかしながら、スリット状 チャンネル3の内部の香料の貯蔵の好ましい態様の場合、この種のシールは、場 合によっては不要である。なぜならば、ディスクの図示の実施例によって、以下 に詳細に説明する如く、既に、長期の保存が保証されるからである。 この場合、スリット状チャンネル3の内面に、微小な、いわゆる、香気マイク ロカプセル19の形で香料を設置するのが好ましい(第2a図および第4a図) 。この場合、香料は、一方では、マイクロカプセル自体によって完全に閉鎖され 、かくして、酸素の排除によって、既に、極めて小さいスペースにおいて極めて 良好な保存が保証される。(液体状または別の形の最少量の物質のマイクロカプ セル封入は、印刷工業において以前から知られている方法である。) 更に、カ プセル封入香料を収容したスリット状チャンネル3自体を、更に、保護および閉 鎖を行うパイプ、即ち、保護スリーブ21で囲むことによって、香料の保存が更 に向上される。 この場合、保護スリーブ21は、スリット状チャンネル3内にある香気マイク ロカプセルを機械的圧力、他の圧力、光、熱、湿度および他の因子による作用に 対して保護するという機能も有する。なぜならば、スリット状チャンネル3が、 例えば、圧縮された場合、香気マイクロカプセルが、比較的容易に早期に開放さ れるからである。 上記保護スリーブは、特に、部分的に多様な機械的応力および他の応力を受け る香気用ディスクの発送時にも、本質的な役割を果たす。なぜならば、早期に開 放された香気マイクロカプセル19の香気が、早期に劣化、酸化を開始し、香気 の印象が、部分的に、著しく損なわれるからである。 即ち、本実施例の場合、各香料は、下記の如く、三重にシール、保存される: 1.)保護スリーブ21内で(機械的圧力、酸素および混合に対する保護) 2.)スリット状チャンネル3内で(混合および酸化に対する保護) 3.)香気マイクロカプセル19(酸化に対する保護)。 かくして、極めて小さいスペース(香気用CD)において、多数(例えば、40 )の異種香気の極めて確実な保存および貯蔵を実現できる。 さて、TV上演映画または他の事象のシーンに合った香気提供のために、香気 用CDを対応するプレーヤに設置する。この場合、この種のプレーヤの機能態様 は、本質的に、既に本出願人のPCT/EP92/02446に記載されている 。この場合、上記先願とは異なり、搬送媒体(本実施例の場合は、例えば、空気 )は、短い経路を−香気担体を介して横方向に−流れず、ディスク内にある偏平 なスリット状チャンネル3を通して縦方向へ流れることによって、流動路は数倍 に延長される。かくして、発散媒体の占有スペースが極めて僅かであっても、各 香気の表面積は、決定的に拡大され、香気のより正確な提供および多様な強さの 放散が可能となる。 他方、極めて偏平に構成された香気用CDにおいてより長い流動路によって、 放散運転に必要な圧力が本質的に増大される。なぜならなば、香気用コンパクト ディスクの対応するプレーヤのポンプ装置として、先願に記載の如き接線ブロア ではなく、空気および混合媒体の公知のタイプのポンプ(例えば、水ポンプまた は膜ポンプ66)を使用できるからである(第15図)。この場合、他の適切な タイプのポンプ(例えば、加圧ポンプ)以外に、極めて小さいコンプレッサ形ま たはタービン形のポンプも使用できる。 さて、映画または音楽に関連する上記香気の放散の場合、担持物質(例えば、 空気)が、閉鎖、保存された香料を閉鎖状態から自動的に開放し、漸次的に保存 封印状態から引出し、次いで、香気を随伴し、顧客まで送る技術も始めて実現さ れる。この場合、担持媒体は、香気びん自体を確実に開放し、この場合、自動的 に、特定の映画シーンに属する香料で富化される。この技術の場合、香料は、放 散時点まで空気遮断状態に保持され、かくして、極めて小さいスペースに設置し たにも拘わらず、早期の劣化プロセスは完全に避けられる。 この場合、上演映画に望ましいシーンに適合した香料の展開、放出のため、ま ず、上記映画の成行きに正確に適合した香気用CD1を対応するプレーヤに設置 する。この場合、プレーヤ24内で、小さい供給ノズル23が、最初に放散され る香気のスリット状チャンネル入口2に差込まれ、他方、別の排出ノズル27が 、香気用CD1に置かれたスリット状チャンネル3の出口25に挿入される(第 4b図)。 上記映画,etc.の進行中に、特定のシーンに望ましい対応する香気を放散 すると直ちに、映画とともに、例えば、対応する信号受信器67(第15図)に よって特定できる対応する信号が展開または送信される。かくして、所与のガス 状搬送媒体(好ましくは、空気)は、プレーヤ24の内部で、ポンプ(図示して ない)を介して賦活され、供給ノズル23を介して所望の第1シーン香気Aに属 するスリット状チャンネル3aの入口2にポンプされる。さて、この際に形成さ れる圧力によって、まず、製造し易いよう、好ましくは、香気誘導フィルム上面 11と香気誘導分離フィルム12aとからなるスリット状チャンネル3aの入口 2の壁(第5図)が、流動軸線に対して半径方向へ押し離される(第4b図)。 この場合、空気流が、スリット状チャンネル3の端部まで進行し側方へ逃げな いよう、スリット状チャンネル3のフィルム面11,12の特定部分を相互に且 つ部分的にディスク半部8,9に結合するのが好ましい。即ち、両フィルム11 ,12は、両側で、各スリット状チャンネル3の側部フィルム結合部分30にそ れぞれ結合でき、かくてフィルムの香気を導く部分の直後で分離する。 変形したスリット状チャンネル3k(第3図)の場合、上記の側部結合部分3 0は、フィルム11,12の間に保持でき、この場合、変形された上記スリット 状チャンネル3kの賦活とともに、放散操作中に香気チャンネルとして保持され 香気を導く小さい偏平チャンネルが33が生じ、しかも、結合部分30が分離し ないことが好ましい(第3図の3つの右側のチャンネル参照)。 スリット状チャンネル3の側方のこのような側部結合部分30は、例えば、接 着部分、熱接着部分、さねはぎ部分、折畳結合部分またはプレス結合部分として 構成でき、あるいは、ディスク下半部9の分離ウェブ7をディスク上半部8に当 接させ、かくして、フィルム11,12の間に側部結合部分30が形成される( 第3図の場合と同様)。この場合、ディスク上半部8には、同じく、ディスク下 半 部9またはその分離ウェブ7と共働して各香気チャンネルを分離する上部分離ウ ェブ46を設置できる。 第3図には示したスリット状チャンネル3kの若干の変更例の場合(左の第2 保護パイプ21)、スリット状チャンネルには、場合によっては若干折畳んだ別 の材料を設けることができ(第8図)、かくして、空気の流通時、スリット状チ ャンネル3kが、保護パイプ21の壁に密着し、即ち、偏平チャンネル33の形 成時(第3図の右側の双方の保護パイプ21参照)よりも大きい流動容積が得ら れる(第8図)。 第3図に示したスリット状チャンネル3kの別の変更例の場合、スリット状チ ャンネルは、2つのフィルム11,12からではなく一体に構成され、香料は、 調製プロセス中、一体の上記偏平チャンネルの壁に塗布される。この場合、しか しながら、チャンネルは、同じく偏平に折畳加工、プレス加工または折曲加工で き、次いで、保護パイプ21に設置できる。この場合、この種の偏平チャンネル の端部には、同じく、担持材料の最初の流通時に開放されるシール10,22ま たは閉じられた孔、接着部分、さねはぎ部分を設けることができる。この場合、 更に、調製プロセス中、この種の偏平チャンネルの壁が部分的にまたは完全にま たは端部においてのみ内部応力を受けるよう、上記チャンネルを構成することも できる。さて、空気が、この種のチャンネルを流れ、チャンネル内に若干の圧力 を形成した場合、上記チャンネルの僅かな応力を受ける範囲は、跳反し、かくし て、空気および香料,etc.の流動が完全に可能となる。 空気流の安定化のために、第4a−c図に示した如く、香気を導くフィルム上 面11をディスク上半部8に結合し、下部分離フィルム12のうち少なくとも前 端を結合部分45によってディスク下半部9に結合し、後端を別の結合部分47 によってディスク下半部に結合するのが好ましい(第4b図)。 この場合、スリット状チャンネル入口2(第4b図)に更に形成される圧力は 、最終的に、スリット状チャンネル3aの内部に達し(第4c図)、この場合、 フィルム上面11および香気を導く分離フィルム12aは、出口25まで縦方向 へ相互に引離され、分離フィルム12は、排気中空スペース13に押込まれる( 第4a−c図および第2b図)。この場合、フィルム上面11および分離フィル ム 12が、スリット状チャンネル3kの縁において、それぞれ結合部分30に結合 されている限り(第3図参照)、分離フィルム12は、中心範囲においてのみフ ィルム上面から引離され、この場合、偏平チャンネル33を形成する(第3図の 右の3つのチャンネル)。 この場合、フィルム11,12に結合された香気マイクロカプセル19が、引 裂かれ、開放され、これまで封入されていた香料が、遊離され、次いで、押込ま れた空気によって連行される(第4c図および第2b図)。スリット状チャンネ ル3のフィルム11,12が、相互に引離され、あらかじめ香気マイクロカプセ ル内に封入された香料が、保存状態から解放された場合、かくして香料で富化さ れた空気流29が、次いで、保護パイプ21a−xを介して送られ、出口14を 介して排出(出口)ノズルまで送られる(第4c図)。 かくして特定シーンに属する香料で富化された空気29は、香気用CD1のス リット状チャンネル3aから出た後、プレーヤから視聴者に送られ、かくして、 例えば、オレンジが見える映画シーンでは、プレーヤはオレンジに対応する香気 を生ずる(第15図)。 プレーヤ24内の香気用CD1が、対応する香気を放散できるよう、別の対応 する信号によって制御され、移動されると、別のシーンに属する次の香気の放散 が起きる。この場合、供給ノズル23および排出ノズル27は、短時間、香気用 CDから外され、次いで、他の香気のスリット状チャンネル3bまたは保護パイ プ21bに挿入される。本実施例の変更例の場合、香気用CD内の空気の流動は 、外部から内部への代わりに、逆に、内部から外部へ行うこともできる。この場 合、供給ノズル23から排出ノズル27へまたは排出ノズルから供給ノズルへ流 動が行われる。この場合、富化された空気は、同じく、他の香気出口から視聴者 に送られる。 唯一つの香気用CDに、実際に、1つの映画、音楽作品,etc.に必要な3 0または50以上のすべての香気源を設置できるよう、更に、香気に必要な各面 を特定の設計方策によってできる限り小さくすれば有利である。 カプセル封入香気源をすべて1つの香気用CDに設けるために必要な面は、ま ず、香気用CDの香気案内層内の香気カプセルの設置密度および各カプセルの寸 法によって調整できる。更に、カプセル封入プロセスの基礎として選択される香 気混合物の強度も、必要な香気面に影響を与える。従って、1つの香気用CDに できる限り多数の香気源を設置できるよう、図示の香気用CDの場合、カプセル 封入される香気の特に強力な混合物および単位面積当りできる限り多数の香気カ プセルを設置し、かくして、1つの香気について必要な面積を小さくする。 本プレーヤの場合、最大のシーン精度を順守し、香気重畳を完全に避けるため 、同じく、中央プレーヤについて先願PCT/EP92/02446(第16, 17図)に提案した(この場合、従来の提案とは異なる機能を示す)方策を分散 配置されたプレーヤに適用でき、即ち、空気使用量の最少化、香気流の精密化お よび使用管路の最少化を達成できる。 従って、プレーヤによって香気用CDか ら引出された香気量は、極めて低いレベルにあり、即ち、上記量は、空調装置の 出力量の1/1000〜1/10000であるのが好ましく、更に、同じくPC T/EP92/02446に提案の如く、比較的集束して視聴者に送られる。従 って、香気は、視聴者の鼻のまわりの極めて小さい容積においてのみ知覚され、 従って、特に少量の香気で作用できる。かくして、既に提案した方策以外に、同 じく、香気用CD内の極めて小さいスペース内に香気源を設置できる。 非集中的に制御されるプレーヤの図示してない実施例の場合、0.0001〜 0.5リットル/秒の香気含有空気を使用するのが好ましい。分散配置されたプ レーヤのの別の好ましい実施例の場合、0.003〜0.3リットル/秒の香気 含有空気を使用し、本発明の特に好ましい実施例の場合、0.01〜0.2リッ トル/秒の香気含有空気を使用する。 かくして、同じく、香気放散推移を極めて正確に構成できる。なぜならば、こ のように少量の香気は、極めて急速に逸散し、即ち、シーンに適合した提供が可 能である。 本質的に各視聴者の鼻の範囲においてのみ知覚される香気印象によって、同じ く、上記視聴者のためにまたは他の各視聴者のために個別に上記の少量の香気を 調節可能とすることができる。 香気放出量のこの調節可能性は、特に重要である。なぜならば、顧客の鼻の嗅 覚は、場合によっては、極めて異なるからである。好ましいプレーヤの場合、香 気放散の強さは、個別に調節でき、従って、各消費者は、消費者に好ましい強さ の放散を享受できる。更に、プレーヤのより高級な実施例の場合、更に、放散香 気の温度、量および放散サイクル時間を個々に制御できる。 顧客が、香気随伴の映画上演を歓迎するが、特定の香気に対して独自の不快感 を持つ場合は、本プレーヤにおいて、更に、上記香気を各区分(クラス)に分類 することができる。この場合、利用者は、望ましくない香気種類をほぼ“選別” できる。この場合、上記の望ましくない香気の制御信号は、プレーヤによって簡 単に無視され、対応する香気が省略(ジャンプ)される。香気放散の対応する個 別の調整は、以下の第6図の説明において示す。 生産形態をできる限り簡単化するため、製造中、香気用CDは、4つの機能層 から、即ち、ディスク上半部8と、香気を導くフィルム上面11と、香気を導く 分離フィルム12と、通例分離ウェブ7を備えたディスク下半部9とから構成す るのが好ましい(第5図)。製造中、各機能層8,9,11,12を圧縮し、( 例えば、超音波で)部分的に溶接する。この場合、各層(第5図および第1図) の性状および形状によって、香気用CDの所定の上述の各機能が得られる。この 場合、スリット状チャンネル3は、層11,12の圧縮および部分的な接着から 形成するのが好ましく、この場合、スリット状チャンネル3a,3b,etc. または分離フィルム12a,12b,etc.の分割は、好ましくはディスク下 半部9に置かれた分離ウェブ7をディスク上半部8に当接させることによって行 う。 空気圧に耐える小さい保護パイプ21a−xの形成のため、ディスク下半部9 またはこの下半部上にある分離ウェブ7とディスク上半部8とを固定するために 、各種の方法(例えば、超音波溶接39(第2a図)、差込結合、接着結合およ び他の結合)によって分離ウェブ7の先端をディスク上半部8に結合できる。か くして、1種の印刷法によってあらかじめ少なくとも1つのフィルムに被覆した フィルム11,12の各種の香気トラック(第5図)も夫々分割(区画)できる 。好ましくは空気圧に耐えるこの種の分割は有利である。なぜならば、かくして 、1つのスリット状チャンネル3の賦活中に、空気流が隣のチャンネルに流入し 、かくして、場合によっては、混合香気が形成されるのが避けられるからである 。この場合、分離ウェブ7および他のディスク半部の結合は、香気を導くフィル ム 11,12を介して、例えば、差込結合または接着結合として行うことができる 。 差込結合の場合、フィルムの縁をクランプし、他方、超音波溶接39の場合、 例えば、合成樹脂からなるフィルムを当接する分離ウェブ7の範囲において短時 間加熱し、かくして、溶接する。例えばセルロースからなるフィルムの接着結合 は、接着剤を毛管作用でまたはパーフォレーション孔によってフィルムを介して 他のディスク半部に浸透させることによって実施でき、この場合、香気トラック が分割される。 香気用CDの製造法の別の変更例の場合、香気源塗布後、まず、香気を導く分 離フィルム12a−xを関連するフィルム12として保持する(第5図)。この 場合、各香気源は、同じく、各分離フィルム12a,12b,etc.に分割さ れていない完全フィルム12に塗布またはプリントする。さて、フィルム表面に 僅かな切れ目(1種の破断予定箇所)を入れることによって、各香気区画を区別 するのが好ましい。この場合、更に、香気を導くフィルム上面11を使用せず、 分離フィルム12を各香気トラックの各種の香気マイクロカプセル19とともに ディスク上半部8に接着する。ディスク下半部9と、必要なすべての香気を含む 分割された分離フィルム12を既に接着したディスク上半部8とを接合または押 圧する場合、ディスク下半部の分離ウェブ7は、上半部と当接し、かくして、香 気を導く分離フィルム12は、各フィルム12a,12b,..に分割される。 この場合、更に、香気を導くスリット状チャンネル3a−3xが、分離フィルム 12とディスク上半部8との間に形成され、分離ウェブ7によって気密に相互に 分割される。 本発明の図示してない別の実施例の場合、香気用CDの各実施例の構成部材の 多様な組合せおよび機能類似の香気用ディスクを形成するための上記製造プロセ スの変更が考えられる。 更に本プレーヤによって放散される香気の提供形式は、香気印象の完全化のた め改善できる。特定の事例において、例えば、視聴者に放散前にまたは放散時に 小さい加熱要素(図示してない)によって更に香気を加熱して、例えば、熱いコ ーヒの香気印象を更に完全に提供すれば、香気印象を本質的に改善できる。 この種の加熱は、好ましくは、視聴者に達する前に、加熱すべき香気を方向変 更弁によって別のチャンネルの既に予熱された対応する微小加熱要素まで導くこ とによって、達成できる。この種の方法は、プレーヤに使用した加熱要素が、遅 鈍であるため、映画進行時に極めて急速に加熱し、次いで、次の香気において、 場合によっては、極めて短時間で再び冷却できない場合に、特に有利である。 分散配置されたプレーヤ(図示してない)の場合、反対に、視聴者へ流れる香 気を冷却し、かくして、同じく、例えば、氷または秋の冷たい風による香気印象 を模倣することも可能である。 幾分高級のプレーヤ(図示してない)において、特定の香料の場合、視聴者へ の放散前に、例えば、加湿すれば、プレーヤによってディスクから引出された香 気を更に改善できる。即ち、例えば、比較的乾燥した状態に保存され通常の空気 によって引出された草原の香気を、次いで、加湿器(図示してない)を通過させ れば、雨で濡れた草原の香気印象を完全化できる。対応して、引出を行う媒体自 体(例えば、空気)に、ディスク通過前に、水分を付加することもできる。 この種の加湿器は、ディスク自体に設置することもでき、かくして、例えば、 香気を導くチャンネルへの導入前または導入後の担持媒体を対応する加湿微小チ ャンバ(図示してない)(例えば、1種の透過性加湿パット)を介して導くこと ができる。 香気を含む空気のこのような加湿は、ディスク上で、場合によっては、マイク ロカプセルに封入した水分によって達成できる。この場合、水分は、マイクロカ プセルからの香気の上述の遊離と類似の態様で遊離される。 本プレーヤによって、香料が付加された流出する空気の強い垂直配向を意図す る場合、分散配置されたプレーヤにおいて担持媒体(例えば、空気)に所定量の ヘリウムを混合する。(ヘリウムは、人間に全く危険でない。なぜならば、かく して、潜水夫も喘息患者もより楽に呼吸できるからである)。この場合、ヘリウ ムは、サイホンびんの炭酸ガス・カートリッジと類似の小さいカートリッジに入 れてプレーヤ内に装入できる(図示してない)。この場合、例えば、まず、香気 自体をカートリッジからの微小ヘリウム流によって引出すことも可能である。既 述の如く、ディスクの香気を装入したびんまたはスペースは、各種の方策(例え ば、香気排出ベースの強化)によって、好ましくは、極めて縮小されるので、香 気の本来の引出のために使用するヘリウムは少量でよい。少量のヘリウムと強力 の香気との上記混合物は、次いで、通常の香気強度に希釈するために多量の空気 流と混合され、次いで、視聴者に送られる。この希釈用空気流は、既述の如く、 あらかじめ水分と混合でき、または、加熱することもできる。香気引出のみのた めに使用されるカートリッジには、ヘリウム以外の物質を充填することもできる 。 第3図において左の最初のチャンネルにしめした香気用コンパクトディスク1 の別の実施例の場合、スリット状チャンネル3には、香気マイクロカプセル19 は設置してなく、同じく極めて偏平に配置された別の香気担持材料26が設けて ある。この場合、高圧空気の流入時、フィルム11,12は、完全には引離され ず、対応する材料26のまわりに、スリーブとしてまたは変形した偏平チャンネ ル44としてとどまる。この場合、空気は、透過性または半透過性の香気担持材 料26を通過する。しかしながら、この場合、変形した偏平チャンネル44のま わりにあり上記チャンネルを相互に気密に閉鎖する(第2a図)保護パイプ(管 状部)21a,21b,etc.は、入口2および出口25にシール10,22 を備えているのが好ましい。なぜならば、上記の別の材料26の保存性は、香気 マイクロカプセルのように十分でないからである。この場合、香気担持材料26 として、極めて薄く偏平なフリースも使用できる。この場合、上記フリースは、 変形される偏平チャンネル44の縁に設置するのが好ましい。 香気用CDのこの実施例の変更例の場合、第3図に示した如く、香気用CD内 で各種のマイクロ保存方式を相互に組合せることができる。即ち、この場合、香 気は、左側のチャンネルでは香気担持材料26によって保存でき、他のチャンネ ルでは香気マイクロカプセル19によって保存できる。この実施例は、香気随伴 映画において、マイクロカプセル封入が困難な僅かな香気(例えば、コーヒーの 香気)が必要である場合に、特に好ましい。即ち、この種の香気用CDには、カ プセル封入できる香気も他の保存形式の他の香気も最適に保存できる。 香気の大きい組成差によって、保存のため、部分的に、著しく異なる保存法が 必要である。従って、1つの香気用CDについて、最適なカプセル封入法によっ て各香気を調製、装入するのが好ましい。 特定の香気の保存のために最適な結果を達成する他の方法が対象となる場合、 上記方法は、対応する他の香気トラックに適用され、かくして、各香気トラック に、それぞれ、最適な香気貯蔵法が適用される。即ち、例えば、香気・樹脂、香 気・ゲルまたは香気と担持物質との他の組合せの形の敏感な香気を貯蔵できる。 対応する保存形式が香気のカプセル封入法に関連されない場合は、保存改善のた め、上記香気トラックの入口および出口に、第4a図に示した如きシール10, 22を設ける。 一方ではカプセル封入し、他方では他の方法で貯蔵した香料の持続性の差を更 に減少するため、シール10,22以外に、他の保存法を使用できる。 この場合、ディスク上で、カプセル封入されていない香気のトラックには、更 に、早期の劣化および酸化を阻止する少量の物質を充填する。即ち、例えば、変 形される偏平チャンネル44(第3図)に上記物質を充填でき、例えば、香気を 導くフリースを使用しスリット状チャンネル3の壁に直接に設置する場合、(例 えば、第2a図または第4c図に示した開放したトラックの如く)スリット状チ ャンネル3自体にも上記物質を充填できる。 このため、充填後にシール10,22によって対応する香気トラック内部に保 持されるガ状物質を使用するのが好ましい。この種の酸化防止剤としては、例え ば、極めて少量のヘリウムまたは炭酸ガスを使用し、ディスクの対応する香気ト ラックに装入できる。別の物質として、ガス状物質、例えば、食品および飲料の 保存にも使用されるような物質も考えられる。 別の方法として、香料充填後、シール10,22の貼付前に、ディスク内に何 れにせよ強い真空を形成することも考えられる。さて、シール10,22を閉鎖 すれば、閉鎖された香気トラック内には真空が保持され、従って、カプセル封入 されてない敏感な香料に、酸素または劣化プロセスを促進する他の物質が達する ことはない。 放散操作時にシール10,22が開放されると直ちに、真空が、結局、消失し 、かくして、対応する香気の放散が開始できる。他方、少量の酸化防止剤を使用 した場合、この酸化防止剤は、ディスクの放散操作時、香気を導く物質(例えば 、空気)によって香気リボン外に自動的に追出される。 カプセル封入された香料およびカプセル封入されてない香料を含む香気トラッ クを有するこの種の混成ディスクの別の図示してない実施例の場合、既述の如く カプセル封入しない保存方式の形ですべての香気トラックを貯蔵するディスクを 製造できる。この種のディスクが、上述の異なる方法にもとづき、香気を完全に カプセル封入したディスクの保存性を有していない場合にも、この種のディスク は、場合によっては、使用が短時間の用途に使用できる。 第6図に示した香気用CD5の好ましい実施例の場合、次の香気の放散のため のS−CDの場合によっては煩瑣な回転操作、これに関連する取出および対応す る新しい香気の入口2および出口25への供給ノズル23および排出ノズル27 の固定操作は、完全に避けられる。さて、このため、例えば長方形の香気用CD をプレーヤに導入した後、供給ノズル・パネル28を香気のスリット状チャンネ ル・入口2に導入する。この場合、各香気について、固有の制御弁48を含む固 有の供給ノズル23が設けてある。香気を導くスリット状チャンネル3a,3b ,etc.の入口2に場合によっては設けるシール10は、プレーヤに香気用C Dを接続する場合、供給ノズル23によって開放される。この実施例の場合、香 気を意図的に交換する際、別の供給ノズル23に至る新しい管路に切換るだけで よい。 香気用CDのこの種の制御にもとづき、プレーヤの製造および機能時に本質的 簡単化が達成される。なぜならば、この場合、可動の、場合によっては、故障し 易い機械的部材が、ほぼ、設けてないからである(第15図)。この場合、香気 担体として、既述の如く、同じく、香気マイクロカプセル19を使用するのが好 ましい。このマイクロカプセルは、当該のスリット状チャンネル3への空気18 の流入時に分離ウェブ12,etc.の分離によって自動的に引裂かれ、空気流 を放出する。 かくして香料が付加された空気29は、後から来る空気流によって押されて、 配列装置51まで流れ、賦活された各香気チャンネル21の各種空気流は、配列 装置によって捕集され、フォーカシング排出ノズル54に送られる。フォーカシ ング排出ノズル54は、運転状態において、プレーヤに接続され、かくして、賦 活された香気は、最終的に、別の短い管路を介して視聴者に送られる(第6図) 。この場合、空気流を捕集する配列装置51およびフォーカシング排出ノズル5 4は、香気用CD自体の構成部材であれば好ましい。即ち、上記香気管路に、長 期 の運転において、各種の香気が堆積し、かくして、時間の経過とともに、早期に 放散された香気との望ましくない重畳が進行した場合、香気用CDの交換毎に上 記香気管路が更新されるという利点が得られる。 上記実施例の好ましい変更例の場合、香気用CD5のフォーカシング排出ノズ ル54から流出する香気流は、プレーヤの他の管路を介さず、香気用CDから直 接に視聴者に送られる(第6図および第15図)。かくして、結局、プレーヤか ら放散された香気流は、プレーヤ自体と接触することはない。かくして、香気用 CDのこの種のプレーヤを苛酷に使用した場合も、プレーヤのどの箇所にも、時 間の経過とともに香料が堆積することはないという利点が得られる。かくして、 この種の機器の保守不要の取扱いの意味において、使用に有利な簡単化が達成さ れる(第15図)。上演装置のこの変更例の場合、香気用CDは、プレーヤ内に 平らでなく、傾斜した角度(例えば、30°の角度)で保持され、かくして、香 気用CD内にある香料は、同じく、若干傾斜した角度で視聴者へ向かって流出で きる(第15図)。 香気が、プレーヤ24の別の図示してない実施例の場合に、香気用CD5を出 た後に、プレーヤ内でより長い管路および場合による装置を通過する場合は、上 記箇所には、時間とともに、早期に放散された香気の滞留が生じ、かくして、好 ましくない香気が生ずる。この場合、このようなプレーヤのために、特殊なクリ ーニングディスク(図示してない)を容易する。この場合、保護パイプ21内に は、香気を導くスリット状チャンネルの代わりに、クリーニング液を含むフリー スを設ける。上記クリーニング液は、運転時に、プレーヤの対応する汚染された 管路を流れ、最終的に捕集される。 さて、香気用CD内にある香気が、操作時に放散される場合(第6図に模式的 に示してある)、対応するスリット状チャンネル3の弁48のみが開かれる。こ の場合に配列装置51を介して別の香気誘導保護チャンネル21またはスリット 状チャンネル3へ行われる逆流の傾向は、他の香気の弁48が閉鎖状態に保持さ れ、かくして、場合によっては香気と混合される空気の逆流が生じることがない ことによって、抑制される。この場合、香気を導く保護パイプ21の端部に、空 気流配列装置51への移行部直前に、本質的に配列装置51の方向へのみ空気を 流動させる小さい排出弁56を設けることによって、他の逆流防止を保証できる 。 香料は、最初の放散後に、既に、酸素および別の材料と接触するので、香気の 最初の更に完全な放散後に既に、香気の劣化が始まる。さて、上記香気用CDの 第2の、場合によっては、極めて多量の以降の放散時、香気が、強く劣化され、 場合によっては、部分的に不快な形で放散されるのを阻止するため、(このよう な放散は、新しいメディアの評判を落とす)、上記のすべての実施例の香気用C Dは、限定条件でのみまたは1回だけ放散操作できるよう構成するのが好ましい 。 この限定された操作性は、第6図に示した実施例の場合、例えば、外部から小 さい走査開口41を介してのみ触手できる小さい標識トング40を香気用CD5 内に設けることによって、達成される(第6図)。さて、プレーヤにおいて放散 操作を開始する場合、まず、プレーヤ24に設置され走査開口41に正確に適合 するピン42(第6図)を香気用CD5に導入する。さて、走査ピン42が、標 識トング40がなお存在することを検知すると、香気用CDが、放散操作のため に解放される。 放散操作の開始後、走査ピン42を、更に若干、香気用CD5に導入する。こ の場合、標識トング40は、屈曲または破壊される。かくして、最終的に、香気 用CDが、既に1回、操作されたことが記録される(第6図および第15図)。 他方、放散操作前に、走査ピンが、香気用CDが、既に1回、操作されており、 香気が、場合によっては進行する劣化プロセスによってすでにマイナスに変質さ れたことを検知した場合は、放散操作を開始しない。 この場合、標識トング40の破壊は、香気の最初の放散後に行う必要はなく、 半分だけ見た映画を、以後にも、なお香気随伴状態で最後まで見られるよう、上 演映画の以降の、例えば、最後の前の香気の後で始めて開始されるのが好ましい 。 香気用CDを複数回操作可能とすることを意図した場合、既に2回またはより 多数回行われた放散操作にも、更に放散操作のレリースを続けることができる。 この場合、例えば、対応して複数の標識トング40を順次にまたは並べて設けれ ばよい。この場合、上記標識トングは、改造した走査ピンによって検知する。機 械的方法の代わりに、電子的または他の方法でディスクの操作可能性の検知およ び制御を実施できる。即ち、例えば、ディスクに設けてあり対応する磁気ストラ イプ(ないしテープ)読取器70を介してプレーヤ24によって読取ることがで きる磁気ストライプ50(第6図)に上記情報をファイルできる(第15図)。 香気ディスクの重要な劣化因子は、最初の操作以降に経過した時間にも関係す るので、操作限界は、ディスクおよび/またはプレーヤ(第15図)に記憶され た所定時間によっても定められる。即ち、例えば、最初の操作時に、プレーヤに よって、例えば、穿孔カードなどの機械的コード53(第6図)またはディスク に設けた磁気ストライプ50(第6図)または他の類似の適切な方策によって、 ディスクに操作時点を伝達することができる。 この場合、操作時点は、機器に内蔵された時計によってまたは香気随伴上演映 画とともに伝送される送信信号によって伝達される。 上記時点後、ディスクは、所定時間(例えば、1週間)なお操作できる。上記 時間を越えると、以降の操作は、機器から拒否される。かくして、ディスクの多 数回の操作に拘わらず、この際に使用された香気が、当該映画の上演時に、確実 に完璧な状態にあることが保証される。 この場合、可能な操作期間の長さは、すべてのディスクについて同一であって よく、あるいは、使用した香料のうち最も敏感な香料に関連づけることもできる 。 このような時間的操作制限は、ディスクの先行操作に関係なく、使用される香 気の最少有効寿命に関連づけることができる。即ち、例えば、1999年12月 まで完全に有効な貯蔵香料を含み1997年3月に販売されたディスクには、製 造時に同時に、対応する、例えば、機械的、光学的または磁気的タイムコードを 設けることができる。 上記ディスクが、極めて長期にわたって未使用のままであり、利用者が、例え ば、1999年6月に始めて、恐らくもはや完璧ににおう香気を発しない上記デ ィスクを操作しようとした場合、操作は、対応してプレーヤによって拒否される 。 更に、プレーヤは、サービスを完全に拒否する代わりにまたは拒否とともに、 ディスクが既に古すぎるという指示を与えることができる。 将来的に、十分な品質の香気センサを妥当な価格で製造できるようになれば、 更に、このような香気品質センサをプレーヤに直接に組込むこともできる。この 場合、香気の品質確保は、香気ディスクの時間的操作限定によるのではなく、こ の種のセンサの品質管理のみによって処理できる。 香気の個人的な感覚は、他の感覚器官の刺激の場合よりも本質的に大きい範囲 を有するので、第6図の実施例の場合、(プレーヤにおける香気品質、温度,e tc.の総合的調節による既述の個別的香気制御の方式以外に)利用者の個人的 観念の広い特殊性にもとづき香気随伴映画上演を改質することが可能である(第 15図)。 この場合、まず、若干数の利用者が特殊な不快感を示すような香気を香気クラ スに分類する。さて、利用者は、香気随伴の映画または音楽上演から存在する香 気クラスの1つまたは複数のクラスを排除したい場合、ディスク自体に設定でき る上記香気クラスをプレーヤにおいてまたはフィルタコード55を介して選別す ることによって上記排除を実施できる。この場合、望ましくない香気は、プレー ヤによって無視され、対応する香気へ飛越しが行われる。 例えば、香水の香気を極めて制限して評価する利用者は、まず、そのプレーヤ において選択できる対応するプレコード(例えば、“perf.not”など) によってまたは設定されたラスタまたはフィルタコード55を介してディスクに 上記香気を設定できる(第6図)。さて、頻繁に香水が現れる映画(例えば、ゼ フィレッリF.Zeffirelliの1968年の「プリティ・ウーマン」“ Pretty Woman”,「ロメオとジュリエット」“Romeo and Julia”または「風と共に去りぬ」“Gone with the Wi nd”)を上映する場合、香水の放散は、対応して設定したプレーヤにおいて香 水の放散を完全に削除するか、強く減力した形で実施する。 減力された香気の第2の形のため、対応する減力装置を機器に組込み、ほぼ選 択された香気の詳細な信号に関連づける。香気のこのような減力は、例えば、プ レーヤの空気流量を減少するか、新鮮空気を補足添加することによって、調整で きる。 好みの異なる他の利用者が、香気随伴映画を見ようと決心した場合、彼は、対 応して、プレーヤに異なる個人的プレコードを設定し、かくして、総合的な香気 強さの既述の個別的調節可能性以外に、必要に応じて、各利用者に完全に合致し た映画体験をしめすこともできる。 この場合、上演の他の性質に関連づけられ、同じく、香気用CD5自体に設け ることができるプレコードも考えられる。 即ち、例えば、香気用CD自体を特定の独自性、例えば、香気知覚の地域特有 の好みに固定することができる。即ち、例えば、よく知られているように、ヨー ロッパでは、ジャスミンの香気は、アジアにおける程、評価されず、逆に、ピザ の臭いは、ヨーロッパでは、例えば、日本におけるよりも高い位置をとる。香気 用CD5自体に設定できる、例えば、地域特有の対応するプレコード5(第6図 )によって(例えば、機械的プレコード53によってまたは磁気ストライプ50 によって、第6図)、例えば、まず、国際的に統一されたCDを製造し、次いで 、生産変更を行わずに上記CDを(例えば、販売地域の)特殊な要求に適合させ ることができる。 操作された香気放散の対応する(例えば、地域関連の)特定は、映画とともに 送信される信号によって行うこともできる。即ち、対応する地域において例外的 に評価されない香気と関連する送信信号は、送信機における対応する信号変更に よって抑制されるか、地域特有に減衰される。 更に、プレーヤの調節可能性として既に提案した如く、香気ディスクの対応す るプレコードによって、全香気放散の強さまたは他の総括的放散性質(例えば、 熱価またはインターバル・パターン)を調節できるよう構成できる。 更に、各種の調節方式とプレコードとを組合せて、各利用者のために、プレー ヤに記憶され利用者が呼出すことができる個別的な利用者パターンを作成するこ とができる。この場合、単にノブなどを押すことによって、例えば、利用者関連 の5種のプレコード、好ましい強さ調節、熱パターン、インターバル・バタンお よび量パターンを同時に呼出し、設定する。 この種の利用者パターンは、更に 、他の条件、例えば、利用者の実際の気分または他の性質、年齢,etc.に依 拠できる。特定の香気は、例えば、印象をプラスに変更するために知られており 、即ち、同一の映画の上演は、例えば、利用者の気分が抑圧されている場合、高 潮した気分の場合とは異なる結果となる。この場合、総括して、香気随伴の映画 、音楽などの上演の下記による少なくとも4種の変更が与えられる:即ち、一般 的に、送信信号の変更またはディスクの変更および個々にプレーヤまたはディス クの調 節。 本発明の第7図の実施例の場合、例えば、特に長い映画の上映のため、単一デ ィスクの放散量よりも多量の香気が必要である場合には、2重の香気用CD・ユ ニットに極めて薄い機能層を設ける。この場合、上部の香気用CDのディスク下 半部9は、同時に、下部の香気用CDのディスク上半部8として役立つ。 第7a図の特にコンパクトな実施例の場合、双方の香気層の間に中間層は設け てなく、香気を導く各層は、それぞれ次の層がその上の層の間隙に位置するよう 、配置されている。この場合、香気を導く2つの層の代わりに、両面に香気スト リップをプリントした香気誘導中央層を使用することもできる。 香気層を全体的に香気用CD上に設けるために必要な面積は、特に、カプセル 封入プロセスの基礎として選択される香気混合物の強さによって調整できる。 極めて小さいスペースに設けることができる極めて強力な混合物が対象である 場合、第7図の実施例の別の変更例にもとづき、香気を導く極めて細いスリット 状チャンネルを同じく極めて細い保護パイプ21s内に立てて設けることもでき る。この場合、細い保護パイプ21sは、第7図の香気用CDの右半部に示した 如く、なお極めて偏平な香気用CDに立てて並置してある。 第8図に部分的に省略して示した本発明の実施例の場合、香気を導くフィルム および分離フィルム12は、中間にあるカプセル封入香料が、空気などの通過時 に自動的に破断して閉鎖、保存されていた香気を解放するよう、別の形状および 配置にもとづき構成されている。即ち、例えば、製造プロセス中に香気源ととも に相互に接着される双方のフィルム11,12には、折畳部分およびねじれ(曲 がり)部分を設けることができ、この場合、通過する空気によって、折畳部分は 開かれ、ねじれ部分は解捩される。この場合、香気を導くフィルム11および分 離フィルム12は、同じく、相互に引離され、この際、香気は自動的に解放され る。この場合、製造プロセス中、小さい香気ストリップまたはファイバをラセン 状に統合または接着することもでき、この場合、香気を導く小さいラセン体は、 保護パイプ21内に流入する担持媒体(例えば、空気)によって解捩され、この 際、香気を解放する。これは、多くの場合、香料カプセル内に貯蔵されてない香 気である。 第9図に示した香気用CDの別の好ましい実施例の場合、それぞれ次の新しい 香気の放散のためにS−CDの捩れは避けられる。この場合、各香気トラック3 1は、単に並置してあり、以降の放散操作中、それぞれ固有の供給ノズルを介し て放散される。 製造プロセス中に、既存の香気または別の香気用CDで使用済みの香気の別の 減力された香気を香気トラック31に備える必要がある場合は、香気トラックの 短い部分にのみ微量の香気源を設けることができる。この場合、変形された香気 トラック32が生ずる。かくして、上記香気を再び新たに混合する必要はなく、 かくして、製造コストが節減される。 新しい混合作業を回避するため且つディ スクメーカで総括的に貯蔵しなければならない香気源の量を減少するため、新し い映画のために香気用CDを製造する際、更に変形された多重香気トラック36 に、映画監督の考えに合うよう選択した複数の異種香気源を同時に設け、かくし て、新構成の混合香気を形成することもできる。即ち、例えば、別の映画のため に現有の新鮮な香気ストックから事前に作製した香気用CDの新しい多重トラッ ク36の第1部分37aに花の香気源を設け、第2部分37bに草原の香気源を 設け、かくして、双方の香料の共働によって、お花畑の匂いの印象が生ずる。 上記実施例の別の変形香気トラック34の場合、香料は、通常の空気圧では部 分的にのみ展開するよう設けてある。この場合、空気圧が強くなって始めて、香 気を導く分離フィルム12の残余部分が分離される(例えば、第2b図および第 4b図参照)。フィルムの各種の折曲によっても同様な結果が得られる。 第9図の香気用コンパクトディスク1の第10図および第11図に示した変更 例の場合、スリップ状チャンネル3に設置された香気マイクロカプセル19は、 空気の侵入に起因する分離フィルム12の引離によって自動的に賦活されず、手 で賦活する。この場合、分離フィルムは、入口2の範囲において、取手状外部部 材、即ち、いわゆる、アクチベータ61において相互に結合される。 使用者は、映画の香気随伴上演を見ることを意図した場合、分離フィルムのア クチベータ61を引張る(第11図)。この場合、すべての分離フィルムは、香 気を導く他のフィルムによって同時に引張られ、かくして、賦活される。次いで 、賦活されたこのディスクをプレーヤに挿入する(第15図)。この場合、同時 に 賦活された香気は、保護パイプ内にとどまるので、混合されず、または、流出し ない。ディスクのこの変更例によって、プレーヤの所要空気圧を明らかに低下で きる。なぜならば、この空気圧は、分離フィルム12がフィルム上面11から自 動的に引離される程度に強ければよいからである。この場合も、香気は、使用直 前まで、香気カプセル19内で賦活状態にある。この実施例の別の変更例(図示 してない)の場合、例えば、香気を導くフィルム上面11に、香気を導く新規の 被覆層、即ち、いわゆる、香気誘導接触コーティング58を使用する。さて、香 気誘導接触コーティング58は、2つのフィルム11,12の相互の分離によっ ては賦活されず、接触コーティング58の表面との接触によってのみまたは接触 コーティング上の対象の掃過によってのみ賦活される。この場合、接触コーティ ング58は、香気用CD内に、双方のディスク半部の1つの半部8または9の片 面にまたは香気誘導フィルム11,12の1つに被覆するのが好ましい。さて、 香気誘導部分11/12/8/9の前に、操作前に手操作でまたは自動的にプレ ーヤによって分離されるアクチベータ61を設ける。この場合、香気誘導部分1 1/12/8/9およびアクチベータ61は、共同して香気マトリックス60を 形成する。さて、アクチベータ61を除去すれば、香気マトリックス60内にあ る接触コーティング58は、この際にコーティング内にある香料が賦活されるよ う接触される。次いで、香気用CD内で賦活された香気は、既述の実施例の場合 と同様に、特定の信号によって引出され、放散される。 本発明の他の変更例の場合、香気誘導コーティングは、マイクロカプセルに封 入され、真空、光、熱または他のトリガ作用によって賦活される香料を備えてい る。この種のディスクの香気を放散する前に、まず、対応するトリガ作用によっ て内在の香料を賦活し、放散操作のためにスタンバイ状態とする。 即ち、例えば、放散操作前に光源、例えば、レーザ光を香気トラックへ向ける ことによって、光感性香料または光感性シールを賦活できる。この種の香気トラ ックを、更に、入口シール10および出口シール22によって閉鎖した場合、ト リガ因子(例えば、レーザ光)の導入前に、上記シールを除去するか非作用状態 とする。 この実施例の別の変更例の場合、ディスクは、第1図に示した如く、円形の偏 平受容体として形成されている。この場合、双方のためにディスク半部8,9は 、本質的に部分的にのみ相互に結合されている。この場合、ディスク半部の結合 は、ディスク半部が相互に分離されないが中心軸線のまわりに相対回転できるよ う、構成するのが好ましい。さて、この種のディスクを賦活する場合、上下のデ ィスク半部8,9を軸線のまわりに若干相対回転する。この場合、内部にある香 気誘導接触コーティング58が、内在のまたは外部のトリガ因子による上面掃過 によって賦活され、ディスクが、操作スタンバイ状態となる。 第12a,b図に示した本発明の別の実施例の場合、香気用CDは、運搬、発 送および保管のため、従来の実施例の場合よりも更に偏平に構成され、この場合 、空気,etc.の流通可能性は全くない。即ち、この実施例の場合、内在の香 料に沿う空気流動を可能とする第2a,b図および第4a,b図に示した排気中 空スペース13または他の中空スペースは、運搬中(第12a図)、まだ伸張さ れてなく、従って、この種の香気用CDは、音楽CD/CD−ROMの径寸法に 近い。 さて、香気用CDのこの実施例を操作する場合、本来の放散操作の前に、まず 、この香気用CDを手操作でまたはプレーヤによって自動的に運搬容積よりも幾 分大きい容積に拡大する。この容積拡大は、例えば、上下のディスク半部8,9 に外側に小さい側部係合部35を設けることによって、行うことができる。この 場合、利用者は、例えば、貨幣をこの側部係合部35に挿入、回転して、香気用 CD半部8,9を相互に若干ずらす。CD半部の間のこの間隔は、放散操作中、 スペーサ38によって保持される。この場合、香気用CDの引伸は、プレーヤに よって自動的に行うこともできる。この場合、この引伸操作後に始めて、香気用 CDのスリット状チャンネル3に貯蔵された香料に沿うまたは他の内在の香気接 触面に沿う空気または他の媒体の掃過のために必要なスペースが形成される(第 12b図)。この場合、空気流の明確な配向のため、更にスリット状チャンネル 3または別の香気誘導面のまわりに気密なパイプ(管状流路ないしチャンネル) が形成されるよう、この実施例の場合、従来の分離ウェブの代わりに、容積拡大 中に破断せずに直立される改良した可撓性分離ウェブ17を設ける。この場合、 可撓性分離ウェブ17の端部は、例えば、合成樹脂製ヒンジ64を介してディス ク半部8,9に結合されている。 第12a,b図の実施例の第13a,b図に示した別の変更例の場合、上下の ディスク半部8,9の引伸操作(第12a,b図参照)と同時に、内部の香気マ イクロカプセル19が賦活される。即ち、この場合、香気誘導フィルム8,9は 、引伸操作によって既に、少なくとも中心範囲において相互に分離される。 この場合、通過する空気などは、香気誘導フィルム8,9を相互に分離するた めの力を加える必要はなく、既に開放された香気カプセル19に沿って自由に流 動できる。この場合、香気マイクロカプセル19は、好ましくは、保護パイプ2 1内に完全なスリット状チャンネル3または香気誘導フィルム11および/また は12がもはや存在しないよう設置できる(第13a図)。 この場合、香気マイクロカプセル19は、ディスク上半部8および/またはデ ィスク下半部9に直接に設置または接着される。この場合、ディスク半部8,9 は、更に、可撓性分離ウェブ17を介して結合され、香気カプセル19が直接に ディスク半部8,9の間に位置するよう折畳まれる(第13a図)。さて、ディ スク半部8,9を引伸ばすと、ディスク半部間にある偏平な可撓性分離ウェブ1 7が直立し、一方では、ディスク半部間に接着された香気マイクロカプセル19 が引裂かれ、開かれたカプセル20となり、他方、引伸とともにおこなわれる容 積拡大によって、同時に、空気などの流動のためにディスク内に必要な容積が形 成される(第13b)。 この実施例の別の変更例(図示してない)の場合、内部の香料に沿う空気流動 を可能とする排気中空スペース13または他の中空スペースは、運搬状態または 閉鎖状態では、同じく、伸張していない。このディスク変更例は、同時に、マイ クロカプセルに封入された香料を有しておらず、この場合、香料は、上述の別の 方法でディスクに設置され、かくして、時間がかかる場合によるカプセル封入操 作が不要であることによって、特定の事象のためのディスクを極めて短時間で作 製できる。カプセル封入されていない香料を含むこの種のディスクの本質的に不 良な保存性は、香気ディスクのこの変更例の場合、(第12a,b図または第1 3a/b図の実施例の場合と同様に)閉鎖状態においてはなお存在しない中空ス ペース13を香料トラックに密着させ、かくして、保存効果を達成することによ って、部分的に補償される。この場合、香料トラックの上方の中空スペースを十 分に排除することによって、香料の1種のシール状態が達成され、従って、酸素 および劣化プロセスを加速する他の物質の侵入が阻止される。 さて、短時間の消費向けの上記ディスクを操作直前に引伸ばす場合、同じく、 十分な空気量の流動に必要な中空スペース13が形成される(第13a図から第 13b図へ先行実施例を変形した場合と同様である)。 この実施例の別の変更例(図示していない)の場合、同じく、空気,etc. の流動のための内部容積は、全く形成されないか、極めて僅かに形成されるに過 ぎない。この場合、しかしながら、香気誘導スリット状チャンネル3の賦活時に 、スリット状チャンネルの壁が、チャンネルのまわりになお容積が存在する程度 に伸張するよう、少なくともスリット状チャンネル3を完全にまたは部分的に弾 性的に構成する。この場合、ポンプアップされた空気は、香気担持材料26に沿 って、香気マイクロカプセル19に沿ってまたは内部の他の香気貯蔵箇所に沿っ て流動できる。この場合、賦活されたスリット状チャンネル3内に生じた圧力が 、スリット状チャンネルのまわりの保護層(例えば、保護パイプ21)にも伝達 されるので、上記保護層は、賦活中に短時間、撓むことができ、かくして、所定 量の空気流動を可能とするよう構成する。この種の弾性的スリット状チャンネル は、同じく、上記の他の実施例にも使用できる。 更に、直前に述べた実施例によって、それ自体はほぼ容積を必要としない香料 を運搬のため極めて小面積に構成でき、他方、香料放散時に同時に、香料に沿っ て流れる空気容積の横断面積を増大できる。 第14図に示した本発明の別の実施例は、第6図の実施例の変更例である。こ の場合、操作されたディスクの簡単なリサイクルのため、更に、製造の簡単化の ため、まず、ディスク上半部8とディスク下半部9との間に合成樹脂製ヒンジ5 2を設ける(第14図)。このような一体の折畳式ディスク49を製造する場合 、ディスク半部8,9は、はめ合うよう供給する必要はなく、合成樹脂製ヒンジ 52によって、既に相互に結合、固定されている。香気誘導フィルム11,12 は、その製造、接合後、折畳式ディスク49のディスク半部8,9の間に差込め ばよく、次いで、ディスク半部を折畳み、香気誘導フィルム層11,12を固定 する。 更に、折畳式ディスク49の他端におけるディスク半部8,9の外れ難い場合 による溶接を避けるため、上記端部に、ディスク半部8,9の折畳時に係合し、 かくして、折畳式ディスクを折畳状態に固定する1つまたは複数の係止突起57 を形成する。この場合、係止突起57は、ディスク開放が手操作では不可能で特 殊の器具を必要とするよう、折畳式ディスク49に設置するのが好ましい。折畳 式ディスク49またはその保護パイプ21の外部密封性は、溶接された香気用C Dの場合ほど十分でないので、この場合、内部の香気誘導フィルム11,12は 、香気誘導偏平チャンネル33として保持されるよう構成するのが好ましい。こ の場合、流動する空気流は、偏平チャンネル33のみを介して送られ、この場合 、保護パイプ21による密封は不要である。 ディスクが、完全に操作され、リサイクル中に、内部の香気誘導フィルム11 ,12およびチャンネルをディスク半部から分離する場合、折畳式ディスク49 を特殊装置に開き、層11,12または23,etc.を除去し、次いで、新し い香気誘導フィルムをディスクに装着する。処理時に保護スリーブまたはディス ク半部8,9も処理する場合は、香気誘導フィルムの分離後、上記部材を、同じ く、リサイクルに送る。対応して、ディスク半部8,9または折畳式ディスク4 9のために、機能目的を満足するとともに生物学的に分解するおよび/または再 使用可能な材料を使用できる。 第14図の本発明の実施例の変更例の場合、折畳形状にも拘わらず、ディスク 上半部8とディスク下半部9との間の結合部は、同時に、接着結合部、溶接結合 部,etc.として構成できる。この場合、上記結合部は、ディスク処理のため に破断して香気誘導層を除去できるよう、構成するのが好ましい。 本発明の別の実施例(図示してない)の場合、各香気誘導フィルムは並置では なく順次に接合してあり、かくして、全体として、意図する上演のためのすべて の香気源を設けた香気誘導ストライプ(帯状部)が生ずる。この場合、香気誘導 ストライプは、同じく、好ましくはマイクロカプセルの形に香料を相互間に貯蔵 した上下のフィルムから構成される。この場合、上記ストライプ上の香気誘導ス トライプの長さは、標準化されており、従って、所定長さだけ2フィルム形スト ライプを送ることによって新しい香気を正確に位置決めできる。 さて、香気放散を意図する場合、所定の香気を含むストライプが保護チャンネ ルの前に来るよう、対応する信号によって制御して正確に2フィルム形ストライ プを送る。この場合、ストライプの香気誘導フィルムは、保護チャンネルの範囲 において露出し且つ香気カプセルが開かれるよう相互に分離する。さて、保護チ ャンネルは、開かれたマイクロカプセルから放出された香気含有空気を出口まで 導く。この場合、保護チャンネルは、複数の香気の運搬のためまたは放散される 香気のために設けてある。 香気ストライプの種類のこの保存形態は、同一の香気または幾分異なる香気の 反復放散に特に好適である。即ち、この形態の場合、好ましくは、長時間にわた って完璧な形で放散される唯一つのまたは少数の香気の放散のための保存形態が 対象である。 本発明の別の実施例(図示してない)の場合、香気用CDは、音楽CDプレー ヤと組合せてまたはコンピュータゲームの推移中、放散操作される。通行する関 心のある顧客のために、食品または飲料自動販売機からボタンを押してまたは自 動的に香気用CDを放散操作する限り、他の用途が生ずる。この場合、香気用C Dには、異種ではない、同一の香気源を、例えば、50回設置できる。この場合 、提供される香気を新鮮に最適に保持するため、大容積の液状香料容器の代わり に、主として香気用CDを使用する。このような新鮮保持は、空気と常に接触す る液状香料タンクの場合、概ね、永続的には不可能である(前の前の改行部参照 )。 更に、特定の事象のために所望の箇所において香気または極めて多数の異種の 香気を自動的に完全な形で放散することを始めて可能とし、必要に応じて顧客ま たは観客の個人的感覚に上記香気を適合させるこの種の香気用CDは、多様な広 い用途のために使用できる。これは、特に、上記用途において、従来は、香気印 象の適用を放棄せざるを得ない場合に当てはまる。なぜならば、この場合、概ね 、香気は、スペース内にブローしなければならないからである。かくして、上記 香気を不快に感ずるまたは上記香気の印象を過度に弱くまたは強く感ずる多数の 顧客は、撹乱されたと感ずることになる。本発明の提案の如く分散配置され所望 の態様および品質で香気を放散する多重香気貯蔵器は、すべてを杓子定規に処理 するという上記問題点を回避でき、各顧客のために、個人的に望ましい箇所、時 間に且つ態様および強さで快適な香気体験を可能とする。 本発明の詳細には説明しない別の実施例の場合、上記実施例またはその部分か ら多様の組合せを構成できる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月24日 【補正内容】 明細書 [発明の名称] 空気中へ物質を放散するための供給装置および方法 [技術分野] 本発明は、空気または空気混合物中に放出される香気を調製する方法および装 置に関する。香気提供は、視覚的および/または聴覚的刺激および他の事象のた めに行うのが好ましい。別種の提供対象の場合、これは、香気以外に、エーロゾ ルの形で必要とされる微小量の他の物質であってもよい。物質は、同じく、気体 の形であってもよい。従って、以下で、“空気”を対象とした場合、空気混合物 も考えられる。 本発明は、視覚的および/または聴覚的提供対象の、特に、分散された媒体( 例えば、テレビ映画、ビデオ映画、ラジオ放送の上演または音楽演奏など)のた めの感覚的な知覚を向上する方法および装置に関する。この場合、特定の視覚的 および/または聴覚的現象(例えば、映画シーン)の提供に同期して上記事象に 適合した香気を視聴者または聴取者に供給する。 [技術的背景] このような方法および装置は、本出願人の特許出願PCT/EP92/024 46(特に、第16,17図の説明)に記載されている。 スペース内の空気改善のために空調装置とともに使用できる空気清涼化装置は 、米国特許US−A−5273690から公知である。空気清涼化装置は、相互 に分離されたセルまたは区画に一次元的または三次元的に配列された多数の香気 担体を含む、担体は、各セルまたは各区画について、遊離された香気を流入する 空気流に放出できるよう構成された破壊可能な壁を含む。担体は、固定要素によ って支持構造体に固定でき、かくして、遊離された香気を空気流によってスペー ス全体に分布させることができる。 [発明の開示] 本発明の課題は、空気中に放出される物質を調製するための方法および装置を 提供することにある。この場合、装置は、小さく取扱い易い寸法を有し、賦活し 易い形の放出物質を含む。この課題は、本発明にもとづき、独立請求項1,6に 開示の装置および独立請求項27に開示の方法によって解決される。本発明の好 ましい実施形態および視点は、従属請求項、詳細な説明および図面から明らかで あろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 19530111.0 (32)優先日 1995年8月16日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19545950.4 (32)優先日 1995年12月8日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19608708.2 (32)優先日 1996年3月6日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19626602.5 (32)優先日 1996年7月2日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,JP,KR,MX,RU,SG,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.偏平なディスク状または板状の基体を有し、空気中に放出される物質の受容 に役立ち、それぞれ、入口および出口を有し入口から供給されるガス流によって 貫流可能な複数の独立のダクトが上記基体を基体上面および/または下面に本質 的に平行に貫通し、少なくとも1つのダクトの入口および出口が、物質の放出ま で気密に閉鎖されおよび/または少なくとも1つのダクトの物質が、物質の放出 時点に始めて上記物質を解放する貯蔵器に装入されている形式の、空気中に放出 される物質(特に、香料)を調製する装置。 2.少なくとも1つの入口および出口が、破壊可能なシールによって閉鎖されて いることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.閉鎖されたチャンネルが、内部に、少なくとも、放出される物質および/ま たは不活性ガスを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 4.貯蔵器が、担持材料の破壊によって遊離されるよう担持材料内に封入された 物質を含むことを特徴とする先行請求項1〜3の1つに記載の装置。 5.大気または入口に供給されるガス流への物質放出を賦活するため、入口およ び/または出口の気密の閉鎖部材を開放または破壊するおよび/または物質の担 持材料を破壊する作動手段を特徴とする先行請求項1〜4の1つに記載の装置。 6.ガス状に放出される物質、特に、香料を調製する、特に、先行請求項1〜5 の1つに記載の装置において、 −少なくとも1つの空気交換口を備え、ガス流が内部を貫流する少なくとも1つ の中空部材と、 −担持材料の破壊によって物質が遊離されるよう担持材料によって囲まれ大気中 に放出される物質のための、中空部材に設けた少なくとも1つの貯蔵器と、 を特徴とする装置。 7.中空部材またはチャンネルの気密な閉鎖部材または担持部材をねらいを定め て破壊する手段を特徴とする先行請求項1〜6の1つに記載の装置。 8.ねらいを定めて破壊する手段が、装置自体に設置してあることを特徴とする 請求項7に記載の装置。 9.該破壊手段が、物質放出の賦活時に装置と作用結合されるよう装置とは別個 に設けてあり、該手段が、好ましくは、ガス状物質の放出機器に装置を導入する 際に作動するよう構成されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。 10.中空部材が、チャンネルとして構成されていることを特徴とする請求項6 に記載の装置。 11.気密な閉鎖部材または担持部材をねらいを定めて破壊する手段が、機械的 および/または空気圧的手段であることを特徴とする請求項7〜10の1つに記 載の装置。 12.中空部材またはチャンネルが、相互に移動可能な壁要素を有し、担持材料 が、上記壁要素と作用結合することを特徴とする請求項4〜11の1つに記載の 装置。 13.該担持材料が、該中空部材の空気出口またはチャンネルの入口に隣接して 配置され、かくして、空気変換口または空気入口を介して中空部材またはチャン ネルの内部に向けられる空気流が、該中空部材またはチャンネル内に配置された 担持材料の少なくとも部分を破壊することを特徴とする請求項4〜12の1つに 記載の装置。 14.該担持材料が、該中空部材またはチャンネルの横断面を閉鎖するよう中空 部材またはチャンネルの1つに設けてあり、かくして、中空部材の空気入口内に ガスを最初に吹込んだ際、担持材料が、物質遊離のため引裂かれることを特徴と する請求項4〜13の1つに記載の装置。 15.該中空部材またはチャンネルには、放出すべき物質を富化したまたは含浸 した吸着媒体が設けてあることを特徴とする先行請求項1〜14の1つに記載の 装置。 16.該担持材料の貯蔵器が、少なくとも部分的に封入されたマイクロカプセル を含み、マイクロカプセルには、遊離される物質が封入されていることを特徴と する先行請求項1〜15の1つに記載の装置。 17.複数の中空部材または基体が、上面の外被層(8)と、下部外被層(9) と、中空部材またはチャンネルを相互に区切る分離ウェブ(7)とから構成され ていることを特徴とする先行請求項1〜16の1つに記載の装置。 18.担持材料が、包被層(11)と、包被層(11)に着脱自在に結合された 別の包被層(12)と、双方の包被層(11,12)を結合する固着手段とを含 み、上記包被層には貯蔵器が埋込まれていることを特徴とする請求項4〜17の 1つに記載の装置。 19.該中空部材の少なくとも1つの空気変換口をシールできることを特徴とす る先行請求項1〜18の1つに記載の装置。 20.複数の中空部材またはチャンネルが並置してあることを特徴とする請求項 2〜6の1つに記載の装置。 21.中空部材またはチャンネルが、中心に関して本質的に半径方向へ延びる状 態に配置してあることを特徴とする請求項20に記載の装置。 22.中空部材またはチャンネルが、少なくとも部分的に傾斜した状態にまたは 相互に平行な状態に配置してあることを特徴とする請求項20に記載の装置。 23.少なくとも、複数の中空部材またはチャンネルが、並べておよび/または 上下に配置してあることを特徴とする先行請求項1〜22の1つに記載の装置。 24.該貯蔵器が、中空部材の一部のみを占めることを特徴とする先行請求項1 〜23の1つに記載の装置。 25.該貯蔵器が、少なくとも部分的に、生物学的に分解可能な材料から構成さ れていることを特徴とする先行請求項1〜24の1つに記載の装置。 26.該貯蔵器が、中空部材またはチャンネルの横断面積を本質的に閉鎖するよ う、中空部材の開口に隣接させて中空部材またはチャンネルに固定してあり、ガ スを中空部材の少なくとも1つの開口に制御して供給する手段を有することを特 徴とする先行請求項1〜25の1つに記載の装置。 27.ガス状に放出される物質、特に、香料を遊離する方法であって、物質をマ イクロカプセルに封入して担持材料に埋込んだ形式のものにおいて、担持材料に 埋込まれた香気マイクロカプセルをガスの運動エネルギによって引裂くことを特 徴とする方法。 28.ガスとして空気を使用することを特徴とする請求項27に記載の方法。 29.空気にヘリウムを混合することを特徴とする請求項28に記載の方法。 30.空気に1〜20容積%のヘリウムを混合することを特徴とする請求項29 に記載の方法。 31.請求項27〜30の1つに記載の方法を実施するための装置において、下 記要素:即ち、 −ガス流を形成する装置と、 −先行請求項4〜25の1つに記載の少なくとも1つの装置と、 −ガス流を各チャンネルまたは中空部材に選択的に導入する手段と、 を特徴とする装置。 32.装置を可動に支持する装置を有することを特徴とする請求項31に記載の 方法。 33.装置を不動に支持する装置と、中空部材またはチャンネルの1つまたは複 数の開口に選択的にまたは同時に供給する手段とを有することを特徴とする請求 項31に記載の方法。 34.ガス流を形成する装置が、少なくとも1つのポンプであることを特徴とす る請求項31〜33の1つに記載の装置。
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