JPH11508044A - センサー膜の自己組立て - Google Patents

センサー膜の自己組立て

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JPH11508044A JP9503456A JP50345697A JPH11508044A JP H11508044 A JPH11508044 A JP H11508044A JP 9503456 A JP9503456 A JP 9503456A JP 50345697 A JP50345697 A JP 50345697A JP H11508044 A JPH11508044 A JP H11508044A
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ジョージ キング,ライオネル
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Abstract

(57)【要約】 バイオセンサーに使用され、標本内の検体を検知する電極および膜の組合わせに関するものであり、また電極および膜の組合わせを製造および貯蔵する方法に関するものである。一つの態様として、第一層の電極膜を下記の方法で製造する。(1)リンカー脂質A、二硫化物メルカト酢酸(MAAD)、または類似分子、例えば”リンカーグラミシジンB、脂質eまで広がる膜(MSL−C)、および脂質Dまで広がる膜(MSL−D)、または他の結合分子およびイオンチャンネルの組合わせを含む溶液を形成する、(2)清潔な金属面を有する電極を溶液と接触させる、これにより溶液内の成分を含む二硫化物は電極の金属面に吸着される、(3)電極を適当な有機溶媒ですすぐ、および、(4)すすぎ洗いに使用された過剰の有機溶液を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】 センサー膜の自己組立て 本発明はバイオセンサーに使用され,標本内の検体を検知する電極および膜の 組み合わせに関するものであり、また、電極および膜の組み合わせを製造する方 法に関するものである。本発明は、また、電極および膜の組み合わせを貯蔵する 方法に関するものである。 金属電極上に積層された脂質膜の中にイオンチャンネル即ちイオン透過担体を 有し、イオンチャンネルが検体分子の存在下に切り替わるバイオセンサーは国際 特許明細書、Nos.WO 92/17788,WO 93/21528,WO 94/07593,及び、U.S.5,204 ,239(これら明細書の開示は、参考のために、本書に記述してある)に記述されて いる。 これらの出願で開示されているように、グラミシジンイオンチャンネルの様な イオン透過担体は両親媒性分子とともに分散して、イオン透過性に関する変性特 性を有する脂質膜を形成する。また、既に付着した結合相手期待する検体の結合 に応じて、膜の導電性が変化するようなこれらのイオンチャンネルを開閉する各 種の方法(例えば、国際特許出願、WO 90/08783で開示されている横偏折機構)も 開示されている。出願は、また、表面増幅効果を使用して改善された感度、改善 された安定性、および、電極表面に付着した両親媒性分子の化学吸着した配列を 使用したイオン束を有する膜を製造する方法も開示している。出願は、さらに、 上記の化学吸着した両親媒性分子上のイオン透過担体を有する脂質膜を製造する 手段をも開示している。 本発明は、電極および膜の組み合わせを製造するための改善された手段を規定 している。電極および膜の組み合わせにより、センサー膜は再現性、検体にたい するゲーティング応答、横偏折応答、表面増幅効果、血清、血漿、および、血液 の安定性に関して改善された特性を有する。また、簡素化された製法、乾燥した 形(水性浴液の不在下)で膜を貯蔵する能力も含まれる。 第一の態様として、本発明は第一層の電極膜を下記の方法で製造する。 (1)リンカー脂質 A(図1)、二硫化物メルカプト酢酸(MAAD),または、類似分 子、例えば、EDSリンカーグラミシジン B(図2),膜貫通脂質C(MSL-C),(図3), および、膜貫通脂質D(MSL-D),(図3),または、他の結合分子、及び、前記のイ オンチャンネル、すなわち、イオン透過担体の組み合わせを含む溶液を形成する 、(2)清潔な金表面を有する電極を溶液と接触させる、これにより、溶液内の 成分を含む二硫化物は、電極の金表面に吸着される、 (3)電極を適当な有機溶媒ですすぐ、および、 (4)すすぎ洗いに使用された、過剰の有機溶媒を取り除く。 膜成分の性質を下記に示す。 ベンジル二硫化物が付着した領域、下記の順序から成る親水性領域(テトラエ チレングリコール、コハク酸、テトラエチレングリコールおよびコハク酸の部分 群)、および脂肪族鎖から成るリンカー脂質A。 脂肪族鎖二硫化物メルカプト酢酸(MAAD),または、二硫化物2-メルカプトエタ ノール(EDS)のような類似分子。 リンカーグラミシジン B はベンジル二硫化物が付着した領域、下記の順序か ら成る親水性領域(テトラエチレングリコール、コハク酸、テトラエチレングリ コール、コハク酸)およびグラミシジンの疎水性の領域から成る結合分子である 。 ベンジル二硫化物が付着した領域、下記の順序から成る親水性領域(テトラエ チレングリコール、コハク酸、テトラエチレングリコール、コハク酸)および、 中間体ビフェニル領域、ホスフアチジルコリン、ヒドロキシル、コハク酸、また は、PEG-400 COOHの頭部を有する1,1'ドトリアコンタメチレンビス(2-3RS,7R,1 1-フィタニル)の疎水性領域から成る膜貫通脂質(MSL)D。 膜貫通脂質Dと同じ付着領域、および、親水性領域から成るが、頭部は異なり 、1−8個の1,6-アミノカプロン酸,および、ビオチンから成る群から構成され ている膜貫通脂質C。 本発明の好ましい実施態様において、二硫化物メルカプト酢酸(MAAD),または 、リンカー脂質 Aと2-メルカプトエトエタノール(EDS)の比は5:1から1:2であり 、さらに、好ましくは、2:1である。 膜の安定性を改善するために、さらに、好ましくは、第一層内のMSL-Dの量は で きるだけ多く、正当なグラニシジンの伝導を維持する量である。 リンカー脂質A +MAAD または、EDS):MSL-Dの比は、それゆえ、好ましくは、10:1と100:1の間で ある。 さらに好ましい実施態様として、MSL-Cの量は、最終センサー膜において、検 体を加えると効果的な表面増幅を発生し、ストレプタビジン、アビジン、または 、他の類似ビオチン結合蛋白質を加えるとゲーテイングを誘導する横偏折を抑制 できる量である。 もし、最終センサー膜内のMSL-Cの量が多く、過度の蛋白質、つまり、ストレ プタビジン、アビジン、または、類似ビオチン結合蛋白質を加えたMSL-Cに結合 された蛋白質はグラミシジン/受容体対の移動を抑制し、ゲーテイング応答を減 少することを留意すべきである。 検体分子が多重同一エピトープを有する場合は、MSL-Cはグラミシジン/受容体 対に優先して検体分子を捕獲しバイオセンサーの応答を減少する。 それゆえ、(リンカー脂質 A+MAAD または、EDS):膜貫通脂質Cの比は、20,000 :1と100:1の間である。 さらに好ましい(リンカー脂質 A+MAAD または、EDS):MSL-Cの比は、20,000:1 である。 本分野で知られているように、グラミシジンは二分子層膜内の単量体/二量体 平衡内に存在する。グラミシジン横偏折切り替えを効果的に機能させるために、 二量体と単量体の比は制御されねばならない。グラミシジンイオンチャンネルの 割合は膜外層内の単量体を自由に拡散する割合が好ましい。他の方法でも、膜の 前半、および、後半内のグラミシジンの濃度を変えることにより、二量体と単量 体の比を制御することができる。 それゆえ、(リンカー脂質 A+MAAD または、EDS):リンカーグラミシジンBの比 は好ましくは、10,000:1である。 さらに好ましくは、(リンカー脂質 A+MAAD または、EDS):リンカーグラミシジ ンBの比は好ましくは、20,000:1と100,000:1の間である。これらの場合、吸着さ れたリンカーグラミシジン Bによる背景漏洩の量を最小にすることが必要である 。 金の電極は新たに蒸着または、吹きつけられた金電極が好ましい。プラズマエ ッチング法、または、イオンビームミリング法により新たに洗浄された金電極表 面がさらに好ましい。吸着用の溶液用の溶媒(工程1 及び、すすぎ洗い工程4) はエタノールが好ましい。 第二の態様として、本発明は単一層電極膜を下記の方法で製造する。 (1) 二硫化物メルカプト酢酸(MAAD),または、類似分子、(例えば、2−メ ルカプトエタノール(EDS))膜貫通脂質C(MSL-C),および/または、膜貫通脂質D( MSL-D),および、任意に、リンカー脂質 A,リンカーグラミシジン B 他のリン カー分子、イオンチャンネル、または、イオン透過担体組み合わせを含む溶液を 形成する、 (2) 清潔な金表面を有する電極を溶液と接触させる、これにより、溶液内の 成分を含む二硫化物は、電極の金表面に吸着される、 (3) 電極を適当な有機溶媒ですすぐ、および、 (4) すすぎ洗いに使用された、過剰の有機溶媒を取り除く。 ここで、工程(1)の溶液は1モル%以上、または、50モル%の膜貫通脂質を含む。 さらに好ましくは、工程(1)の溶液は1モル%以上または、70モル%の膜貫通脂質, 29% MAAD または、EDS,および、1%の他の膜貫通脂質を含む。 本発明の第一態様の方法に関する上記で記述された好ましい性質および、実施 態様は、同様に、本発明の第二様態の方法にも適用できる。 本発明の第二態様の方法により製造さえた膜は、二分子層を形成せず、センサ ーに加えられた血清、血漿、または、全血にたいしての非特異的効果に対して特 に抵抗を有する。さらに、特徴として、これらの膜は、性能上の劣化の兆候無し に、血清、血漿、または、全血内で何ヶ月も再度使用することができる。 単一層脂質膜は、製造目的に対してより実用的であり、より少ない製造工程で 製造され、より安定性を有する。このような膜を有する製造されたセンサーは寿 命が長い。 スペーサー分子にとってさらに、好ましいものは、共有結合的に、膜貫通脂質 Cまたは、D に結合されたMAADまたは、EDS,および、共有結合的に、PEPG,GDPE ,または、トリフィタニル PCに結合されたMAAD,または、EDSであり、最終的な 膜の安定性を増加する。 本発明の第二態様における方法で、さらに好ましい実施態様は、適切な長さの リンカーを介して、共有結合的に、膜貫通脂質Cまたは、D に結合されたバリノマイシンを使用することであり、バリノマイシンは、膜の一 方の側から他方の側に拡散することができる。その結果、バイオセンサーは再使 用することとなる。このことは、イオン透過担体の補充を必要とせず、移植装置 に使用できることになる。 本発明はバイオセンサーの製造を規定しており、ストレプタビジン、アビジン 、または、関連するビオチン結合蛋白質の一つを、ビオチン化されたグラミシジ ン イオンチャンネル、または、MSL上にビオチン化された受容体に結合する手 段として使用することにより、製造方法が簡素化され、改善される。 第三の態様として、本発明はビオチン化されたグラミシジンEを利用した第二 層電極、および膜の組み合わせを製造する方法に関する。ここで、1個から8個 のアミノカプロイル基から成るリンカー腕を使用して、ビオチンはアミドを介し てグラミシジンに、リシン残基に(化学的安定性から好ましい)、あるいは、エス テルリンクを介してエタノールアミンに結合されている。リンカーの長さ、種類 、原子価、リンカーの数は、完成されたセンサーの安定性に影響する。最適のリ ンカーは、測定される検体による。方法は下記のようになっている。 (1)適当な溶媒に分散している脂質および、ビオチン化されたグアニシジンE( 図4)の溶液を、本発明の第一態様で記述されたように製造された第一層を含む電 極の表面に加える; (2)電極表面を水溶液ですすぐ、 (3)ストレプタビジン、アビジン、中性ビジン、アビジンまたはストレプタビ ジン誘導体溶液を加える、 (4)過剰のストレプタビジン、アビジン、中性ビジン、または、他のアビジン または、ストレプタビジン誘導体を取り除くために、電極を水溶液ですすぐ、 (5)ビオチン化された結合共同体分子の溶液を加える、 (6)被覆された電極を水溶液ですすぐ。 本発明の好ましい実施態様において、第三態様の方法の工程(1)で使用された 脂質はジフタニルホスファチジルコリンとグリセリル ジフタニル エテールの 混 合物である。発明者はこれらの脂質の組み合わせが、血清、血漿、および、全血 に対して、二分子膜層の安定性を改善し、一方、良好なイオン封止、流動性を維 持することが分かった。その結果、温度の伝導に対する影響を減少し、真の二分 子層膜構成を維持する。 さらに好ましいことは、ジフタニルホスファチジルコリン(DPEPC)および、 グリセリル ジフタニル エテール (GDPE)の比は、7:3である。 さらに好ましいことは、脂質は図(6)に示されたように、トリフィタニルホス ホリルコリンである。 また、好ましいことは、膜は、0から50%の、より好ましくは、0から20%のコレ ステロールを第二層に含み、血清、血漿、または、全血標本内の安定性および、 検体応答を向上することである。 好ましくは、ビオチン化されたグラミシジンEと脂質の比は10,000:1と1,000,0 00:1の間であることである。 さらに好ましいことは、ビオチン化されたグラミシジンEと脂質の比は100,000 :1であることである。 好ましいことは、長さが10-80オングストロームのリンカー腕を使用して、ビ オチンは、エタノールアミン端を介してグラミシジンに結合されていることであ る。 好ましいリンカー腕は親水性であることである。 好ましいことは、1個から8個のアミノカプロイル基で構成されたリンカー腕を 使用して、ビオチンは、エタノールアミン端を介してグラミシジンに結合されて いることである。 さらに好ましいことは、二つのビオチンはエタノールアミン端を介してグラミ シジンに結合されていることである。これにより、ビオチンは、一つのストレプ タビジン、アビジン、または、類似のビオチン結合の蛋白質分子の隣接結合部位 、または、二つの別のストレプタビジン、アビジン、または、類似のビオチン結 合蛋白質分子に同時に結合することができる。 あるいはまた、三つ以上のビオチン分子は、グラミシジンに結合することがで き、結合共同体分子のための多重結合部位を作りだす。 好ましいことは、二つのビオチンはエタノールアミン端を介してグラミシジン に結合して、各ビオチンは、図(5)に示されているようにリシン基に結合されて いる二つから四つの直線的に結合しているアミノカプロイル基に結合されている 。 三つ以上のビオチン分子がグラミシジンに結合されている時は、二十までのア ミノカプロイル基を有する長いリンカーが必要である。これらは直線的に組織化 されるか、分岐した構造である。 さらに好ましいことは、検体応答を最適化するために、リンカーの存在に起因 する信号を最小にすることが必要である。 このようにして、工程(3)で加えられた、ストレプタビジン、アビジン、また は、他の類似のビオチン結合蛋白質の量は、プロゾン効果を起こすのに充分なも のであり、膜の中の利用できるビオチン化された種のほんとんどは、一つのスト レプタビジン、または、関連した結合された分子を持つことができ、検体を含む 標本がセンサーに加えられるまでグラミシジンチャネルとMSL間の架橋を防ぐ。 さらに好ましいことは、ストレプタビジン、アビジン、または、類似のビオチ ン結合蛋白質を加えるに先立って、脂質膜電極アッセンブリーは冷やされること である。 これにより、膜の流動性は減少し、膜成分の移動が減少する。それゆえ、スト レプタジン、アビジン、または、他の類似のビオチン結合蛋白質は、検体を含む 標本がセンサーに加えられるまでグラミシジンチャンネルとMSL間で架橋を起こ すことなしに、より容易にビオチン化されたグラミシジンEと膜貫通脂質Cに結合 することである。 好ましいことは、脂質膜電極は0-50℃,より好ましくは、0-5℃間で冷やされ ることである。さらに好ましいことは、ビオチン化された結合共同体分子を続い てすすいだり、加えることは、0-50℃,より好ましくは、0-5℃で実行されるこ とである。 好ましいことは、結合共同体分子はビオチン化された抗体、または、ビオチン 化された抗体断片である。 さらに好ましいことは、結合共同体分子は、Fab’断片、すなわち、Fab’チオ ール基を介したビオチン化されたものである。 さらに好ましいことは、Fab'とビオチン間のリンカーの長さは、10-80オング ス トロームである。さらに好ましいことは、Fab'とビオチン間のリンカーは一つか ら八個のアミノカプロイル基からなることである。 さらに好ましいことは、二つのビオチンを含む基は抗体、または、抗体断片に 結合されており、二つのビオチンが、一つのストレプタビジン、アビジン、また は、他の類似のビオチン結合蛋白質、または、二つの隣接したストレプタビジン 、アビジン、または、他の類似ビオチン結合蛋白質分子を同時に複合することが できることである。 あるいはまた、三つ以上のビオチンは、抗体、または、抗体断片に結合するこ とができる。 さらに、本発明は結合共同体分子とストレプタビジン、アビジン、または、他 の類似ビオチン結合蛋白質の間に共有結合的、または、受動的に結合されている 共役を作り出すことによってバイオセンサー膜の製造をより簡素化することを規 定している。 それゆえに、第三態様の方法の工程3から工程5は、下記のように代えることが 出来る。 (3) ストレプタビジン、アビジン、中性アビジン、または、他のアビジンまたは ストレプタビジン誘導体と結合対の部材である分子の間に供役を含む溶液を加え る。 好ましくは、結合共同体分子はFab、Fab',または、Fv断片のような抗体、ま たは、抗体断片である。この発明で使用できる他の結合対も含まれる。当然、結 合蛋白質および細胞性受容体/検体、酵素または酵素類似体/基質、レクチン/炭 水化物、相補型核酸配列、および、抗-FC,Protein AまたはProtein G/抗体が発 生する。 効率的かつ再現性よくセンサー膜を製造するために、イオン透過担体単体を組 み立てられた膜に組み入れることが有利である。また、イオン透過担体を組み立 てた膜に組み入れる前に、一つの結合共同体をイオン透過担体に結合するのが有 利である。このことは、膜伝導性の再現性を制御し、向上し、二つの部位免疫- または、類似アッセイ系内で必要な第二結合共同体の再現性結合を可能にする。 その結果、第一結合共同体のみがイオン透過担体に結合し、第二結合共同体の みが第二イオン透過担体、または、MSLに結合する。 本発明者は、下記のような幾つかの手段により疎水性イオン透過担体を水溶液 に供拡散することができることが判明した。 1.界面活性剤の存在下、好ましくは、界面活性剤の臨界ミセル濃度以下のレベル で、 イオン透過担体、および、界面活性剤が集合体を形成し、イオン透過担体を溶 液中に留める、 2.グラミシジン、または、他のイオン透過担体を高分子量水溶性種に共役する 、 3.イオン透過担体をビーズに結合する。 さらに、イオン透過担体/界面活性剤集合体の水溶液を予備成形された脂質バ イオセンサー膜を浴する溶液に加えることにより、機能性イオン透過担体をバイ オセンサー脂質膜に組み入れることができることが判明した。 イオン透過担体を加える方法は、イオン透過担体を脂質膜に組み入れる方法を より制御性および再現性がよいものにする。 それゆえに、第四の態様において、本発明は下記の方法で第二層電極および膜 の組み合わせを製造する。 1.適切な溶媒に分散している脂質水溶液を本発明の第一様態の方法で述べられて いるようにして製造された第一層を含む電極表面上に加える、 2.電極表面を水溶液ですすぐ、 3.界面活性剤で共分散しているか、または、結合により溶解しているイオン透 過担体を含む水溶液を高分子量水溶性種に加える、 4.電極を水溶液ですすぐ、 5.ストレプタビジン、アビジン、または、他の類似ビオチン結合蛋白質のいずれ かを使用して受容体を加え、ビオチン化された抗体、または、抗体断片を加える 、または、本発明の第三態様に詳細に述べられているように、抗体、または、抗 体断片に共役されているストレプタビジン、アビジン、または、類似ビオチン結 合蛋白質を加える。 本発明の好ましい実施態様において、工程(1)で使用された脂質はジフタニル ホスファチジルコリンとグリセリル ジフタニルエーテルの混合物である。 これら脂質の組み合わせは、血清、血漿、および、全血に対しての二分子層膜 の安定性を改善し、良好なイオン封止性、流動性を維持することが判明した。そ の結果、伝導に対する温度の影響を減少し、真の二分子層膜構成を維持する。 さらに好ましいことは、ジフタニルホスファチジルコリンとグリセリル ジフ タニルエーテルの比率は7:3である。 さらに好ましいことは、脂質は図(6)で示されているように、トリフィタニル ホスホリルコリンである。 さらに好ましいことは、膜は第二層に0-50%,より好ましくは、20%以下のコレ ステロールを含む、これにより、血清、血漿、または、全血標本内の安定性と検 体応答を向上する。 好ましいことは、本発明の第四態様の工程(3)で使用されている水溶液は界面 活性剤の水溶液に加えられているグラミシジン、または、グラミシジン誘導体を 含むことである。この場合、界面活性剤はグラミシジンに対して過度に存在する が、界面活性剤の全濃度は臨界ミセル濃度(CMC)以下である。界面活性剤による 膜の破壊を最小限にするか、打ち消すために、全界面活性剤濃度は好ましくはCM C以下に保たれる。 グラミシジン/界面活性剤溶液は、好ましくは、超音波浴またはホーンを使用 して,5-20分間、超音波処理される。 好ましい界面活性剤はドデシル硫酸ナトリウム、オクチルグルコシド、トウイ ーン、または、他のイオン性、または、非イオン性の界面活性剤である。 さらに好ましいことは、アルキル鎖は少なくとも、7個以上のメチレン基を含 むことである。 界面活性剤はドデシル硫酸ナトリウムが好ましい。 さらに好ましいことは、ドデシル硫酸ナトリウムの濃度は0.00001M末満であり 、グラミシジンの濃度はドデシル硫酸ナトリウムの濃度の10倍未満である。 電極表面上に吸着された第一層の膜をすでに有する電極を貯蔵することが必要 ならば、電極を溶媒で覆って貯蔵することが有利であることが判明した。 空気中で電極を貯蔵する方法に比較して、第一層の膜を有する電極を溶液内で 貯蔵するこの方法は、改善された均質性、および、イオン透過担体ゲーテイング 能力を有する次のセンサー膜を製造することが判明した。 それゆえに、この発明の第五態様は、第一層の膜と電極の組み合わせに関する ものであり、第一層の膜と電極の組み合わせは、電極と両親媒性分子と複数のイ オン透過担体の密接に包み込まれた配列から成る第一層膜から成る。第一層膜は 、前述されたようなリンカー基により電極に接続されている。上記第一層膜は溶 媒の存在下貯蔵される。 電極は気体性、または、液状環境下に貯蔵される。好ましい実施態様として、 電極が貯蔵される溶媒は有機溶媒か水性溶媒である。 溶媒が有機溶媒である場合は、さらに好ましいことは、溶媒は、エタノール、 グリセロール、エチレングリコールのようなアルコール、3から12の炭素原子を 含むアルコール、または、ジオールである。 さらに好ましくは、溶媒は8から20の炭素原子を有する炭化水素である。 さらに好ましくは、溶媒は界面活性剤を含む水溶液である。 さらに好ましくは、溶媒は、電極を被覆できる化合物であり、電極表面の酸化 は最小化される。そのような溶媒は薄膜として使用できることが好ましい。 さらに、非水溶液の形態で、完成されたセンサー膜と電極の組み合わせは貯蔵 することができることが判明した。このことは、バイオセンサー製品の製造、出 荷、および、貯蔵の容易さからみても、おおいに有利なことである。 それゆえ、本発明の第六態様は、イオン透過担体を組み入れた脂質膜から成る 脂質膜系のバイオセンサーに関するものである。膜の伝導性は検体の存在、また は、不存在により左右される。バイオセンサーが正常に存する水浴液は、上記脂 質膜バイオセンサーを乾燥すると、脂質膜、および、受容体分子が再水和された 時、機能、構成、および、活性が保たれるような方法で取り除かれる。 好ましくは、乾燥工程においては、バイオセンサー膜は、空気−水界面と接触 しないことである。ここで、凍結乾燥、蒸発、または、制御された湿度での蒸発 のような乾燥方法が推薦できる。 さらに好ましいことは、水置換剤の濃度は、膜内のすべての成分,すなわち、 脂質、イオン透過担体、および、蛋白質を、乾燥中、貯蔵中に保護できるような 充分な濃度であり、適切なマトリックス内に検体または、標本を最初に加えると 容易に取り除かれることである。このようにして、バイオセンサー膜の充分な活 性が直ちに回復される。 水置換物質は蛋白質、低分子量ジオールまたはトリオール、ポリエチレングリ コール、低分子量糖、重合性ペプチド、高分子電解質、あるいは、これら物質の 組み合わせのいずれかである。これら物質のすべては 本分野においてよく知ら れている。 水置換物質の主たる特質は、高度な極性であること、低蒸気圧を有しているこ と、膜が膜の構造を維持すること、蛋白質に対して相容性があること、および、 再水和された時、バイオセンサーの機能を妨げないことである。これらの物質は また、特定の膜成分、好ましくは、脂質まで広がる膜に共有結合的に結合する。 好ましくは、水置換物質は牛血清、アルブミン、血清、魚のゼラチン、脱脂粉 乳、カゼイン、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ リエチレングリコール、トレハロース、キシロース、グルコース、スクロース、 デキストロース、フィコールであり、さらに、好ましくは、水置換分子はグリセ ロール、スクロース、デキストランまたはトレハロースである。 そのような分子種はまたバイオセンサーにとって追加的利点をもたらし、下記の ような役を果たす。 1.血清、血液、流体を加えるための延展層、 2.特定の細胞、バクテリア、ウイルス粒子、または、分子種に対してのフィルタ ー、 あるいは、 3.血清、または、血液内で結合している蛋白質と小さな検体が競合しないために 必要な特定の置換試薬を含むリザーバー さらに、水置換剤の利点は、検体溶液また標本が追加されているので、脂質二 分子層が大気/水の界面と接触せず脂質膜の再水和を制御することである。 図13に後者の一例を示す。水置換分子は膜領域に加えられるか共有結合的に結 合され、例えば、ANS(8-アニリノ-1-ナフタレン-スルホン酸)を含んでいる。 ANSはアルブミンとチロキシン結合グロブリン(TBG)内の結合部位のためのチロキ シンと競合し、バイオセンサー膜によりチロキシンを解放し、続いて行われる検 出をする。 下記の本発明に限定されない例と添付図面を参照して、本発明をさらに述べる。 図面の簡単な説明 図1はリンカー脂質 Aを示す。リンカー脂質 Aは二硫化物結合領域、下記の順 序から成る親水性領域、(テトラエチレングリコール、コハク酸、テトラエチレ ングリコール、コハク酸部分群),および、脂肪族鎖から成る。 図2はリンカー分子を示す。リンカー分子は、二硫化ベンジル結合領域、下記 の順序から成る親水性領域、(テトラエチレングリコール、コハク酸、テトラエ チレングリコール、コハク酸),および、グラミシジンの疎水性領域から成る。 図3は膜貫通脂質Cおよび、Dを示す。膜貫通脂質Cは一個から八個の間の1,6- アミノカプロン基とビオチンから成るグループで終結する。 膜貫通脂質Dはホスファチジルコリン(PC),OH,コハク酸またはポリエチレング リコール(PEG)400から成るグループである頭部から成る。 図4はビオチン化されたグラミシジンEを示す。ビオチンは、一個から八個の 間のアミノカプロイル基から成るリンカー腕を使用して、エタノールアミン端を 介してグラミシジンに結合されている。 図5はエタノールアミン端を介してグラミシジンに結合されている二つのビオ チンを示す。各ビオチンは、リシン基に結合されている直線的に結ばれた二つか ら四つのアミノカプロイル基に結合されている。 図6はトリフタニルホスホリルコリンから成る脂質を示す。 図7は人血液内のK+によるバイオセンサーのインピーダンスの変化を示す。 図8は単一層のバイオセンサー膜内の繰り返し全血K+検出を示す 図9は全血内のバイオセンサー応答がK+濃度の機能であったことを示す。 図10は全血および、血清内のフェリチンの検出を示す。 図11はフェリチンの血清濃度に対するバイオセンサーの応答を示す。 図12はリンカータイプと長さによるストレプタビジンの応答の依存性を示す 。 図13はバイオセンサー膜に結合した水置換剤、例えば、保護物資のネットワ ークを示す。水置換剤は、ANSのようなチロキシン置換試薬を含む。ANS分子は蛋 白質結合部位と競合するので、チロキシンは解放され、膜に拡散する。これは競 合アッセイ(脂質まで広がる膜に結合している抗チロキシンAb/Fabに結合してい るチロキシン-グラミシジンは解放されたチロキシンと競合せず、グラミシジン チャンネルの解放となり、バイオセンサー内でイオン性伝導を戻す)により検出 される。 図14はリンカーグラミシジンE"/SDS(1)の追加前;リンカーグラミシジンE"/ SDSの追加後、および、ストレプタビジンおよびビオチン化された抗フェリチンF ab’(2)の追加後の膜のインピーダンススペクトル、フェリチン(3)の追加後のイ ンピーダンススペクトルを示す。 図15はリンカーグラミシジンF"/ストレプタビジンの追加前(1);リンカーグ ラミシジンF"/ストレプタビジンの追加後、および、ビオチン化された抗-TSH Fa b’(2)の追加後の膜のインピーダンススペクトル;および、TSH(3)の追加後のイ ンピーダンススペクトルを示す。 実施例1 単分子層バイオセンサー膜中の全血K+の検出 グラミシジン以外のイオン担体を、この発明に記載の膜に使用してもよい。脂 質成分にかかる膜から主として形成される単純な膜が、極度に強くて生適合的な バイオセンサーを形成することができる。少数の膜成分もまた一層容易な製造性 をもっている。 単分子層膜: 100uM MSLPC(MSL−D) 20uM MAAD クロム接着層(ガラス顕微鏡スライド上200A)上へ新しく蒸着させた金( 1000A)をもつ電極を、上記の成分のエタノール溶液中へ浸し、エタノール ですすぎ、そしてインピーダンス測定に用いるまでエタノールと4℃で保存した (何日間から何週間にわたり)。スライドを、作用電極の面積を約16mm2と 定義したテフロン被覆のウェルを含むブロックの中へ締め付けた。PBS緩衝液 を加え、次いでK+検出にイオノホア特異的であるエタノール中1mMのバリノ マイシン溶液5ulを加えた。インピーダンス測定を行った。 図7は、ヒト全血(健康なボランティアから得たもの)中のK+に対するバイ オセンサー応答を示すインピーダンス変化は、バイオセンサー膜の中へ取り込ま れたバリノマイシンの存在に対して特異的であったことを示している。電極ウェ ル中のPBS緩衝液の容量を、血中K+イオンがバリノマイシンによりバイオセ ンサー膜を越えて輸送されるに伴ってインピーダンスの減少をもたらす全血10 0ulと完全に交換した。全血の添加は、脂質膜に有害な効果を示さなかった。 膜のもっと便宜な集合体でさえも、共に共有結合され単一分子として合成され る膜成分をもつであろう。すなわち脂質まで広がる膜は、MAADまたはその類 似体(必須のイオンチャンネル又はイオノホア拡散を可能とする最初の層の正し いパッキングを提供する)のようなスペーサー分子と、そしてフィタニルのよう な余分の炭化水素鎖と結合することができ、脂質まで広がる膜へ、高い流動性を 提供する。 実施例2:同じ単分子層バイオセンサー膜中の、全血K+の反復検出 単分子層バイオセンサーの強力な生適合的特性は、全血への反復露出を保持し そしてなおもバイオセンサーとして機能する能力により説明することができる。 単分子層膜:100uM MSL−コハク酸(MSL−D) 20uM MAAD 実施例1に記載のようにして電極を作成し測定した。バリノマイシンの添加後 、80ulのPBS緩衝液を電極ウェル(初期容量は160ul)から除去し、 80ulの全血で置換した。K+応答によるインピーダンス変化の記録後、ウェ ルをPBS緩衝液で4回洗浄し、そして次の全血への露出前にバリノマイシンを 再びウェルに加えた。このサイクルを図8(全血へ反復露出後も完全さを保ち機 能しているバイオセンサーを示す)に示すように4回反復した。 実施例3:バイオセンサー膜中での全血K+滴定 この実施例はバイオセンサーの検出能が、臨床的に適切な3〜6mMの範囲ま たは、もし必要ならばそれ以上であることを示すものである。バイオセンサーは また、単分子層よりもむしろ二分子層の配置においてさえも、全血添加にたいし て安定である。 第1層:100uM MSL−PEG400−COOH(MSL−D) 0.8mM MAAD 1mM DLP 第2層:14mM(C18DPEPC:C18GMPE=7:3):バリノマイシ ン=100:1 (注:C18DPEPC=2つの付加的なCH2基をもつDPEPC;C18GM PE=2つの付加的なCH2基とジフィタニル鎖の代わりにモノフィタニル基を もつGDPE) 実施例1に記載のようにして電極を作成した。第2層をエタノール溶液から加 え、次いでPBS緩衝液を添加し、電極ウェルを4回洗浄した。全血を異なる電 極に加え、K+濃度によるインピーダンス変化を記録した。図9は、ヒト全血中 のK+に対するバイオセンサーの応答は、血中のK+濃度の関数であることを示 すものである。全血の添加は、脂質膜に対して悪影響を示さなかった。 実施例4:全血と血清中の内因性フェリチンの検出 2分子層バイオセンサーは全血の添加に安定であり、無処理の血液中の1工程 の内因性フェリチン検出に十分に機能的である。(血液は、クエン酸、クエン酸 ソーダ、酸性燐酸ソーダ及びデキストローズ含有の抗凝固剤としてCP2Dを使 用したボランティアから得た) 第1層:9.3nM Gayy(リンカーB) 5.5nM MSLXXB(MSL−C) 1.1uM MSLOH(MSL−D) 37uM MAAD 75uM DLP(リンカーA) 第2層:14mM (DPEPC:GDPE=7:3):Ga5XB(リンカ ーE)=100,000:1 電極を作成し、第2層を実施例3に記載のようにして添加した。PBS、血清 または全血の中のフェリチンを異なる電極[図10a)、b)及びc)]に加え 、フェリチン濃度によるインピーダンス変化を記録した。図4はまた被検体の添 加 前の工程、すなわSAの添加(PBS中1mg/mlの5ul)と過剰のSAの 洗い流しを示し、次いで図10a)、b)及びc)のみにおいて、チオール基で ビオチン化した抗フェリチンFab’の添加(PBS中0.05mg/mlの5 ul)と次のすすぎ工程をも示す。 図10d)、e)及びf)は、フェリチンに特異的なレセプターが存在しない ときは、PBSや血清や全血が添加されることとは無関係に、応答がないことを 示している。被検体を含有するサンプルの添加後は、他の試薬や洗浄工程を必要 としないことに注意。特異的なレセプターが添加される段階に応じてバイオセン サーが製造され、次いでそれはサンプルの1工程添加のために用いる。 実施例5:ヒト血清中の内因性フェリチンからの滴定曲線 凝固後に、4人の異なるボランティアから得た血液を遠心分離し、血清を分離 してこの例のために用いた。 第1層:9.3nM Gayy(リンカーB) 5.5nM MSLXXXXB(MSL−C) 1.1uM MSLOH(MSL−D) 37uM MAAD 75uM DLP(リンカーA) 第2層:14mM(DPEPC:GDPE=7:3):Ga5XB(リンカー E)=66,667:1 電極を作成し、実施例4に記載のようにして第2層を加えた。当初の150u lのウェル容量から100ulの緩衝液を除去し、150ulの血清と置き換え た。異なる電極に異なる血清を加え、フィリチン応答のタウ(秒)を最小のフェ ーズでのアドミタンスから計算した。図11は、フェリチンの次の濃度(すなわ ち18.8、38、280又は476pM、2回)(インミュライトImmuliteの 自動分析器で測定)の一つを含む血清に対するバイオセンサーの応答を示してい る。 図10d)、e)及びf)は、フェリチンに対する特定のレセプターが存在し ないときは、PBSや血清や全血の添加とは無関係に、応答がないことを示して いる。被検体を含有するサンプルの添加後は、他の試薬や洗浄工程を要しないこ とに注意。バイオセンサーは、特定のレセプターが添加される時点までに製造さ れ、次いでサンプルの1工程添加に用いられる。 実施例6:グラミシジン−ビオチンリンカーの長さと種類に対する被検体応答 の変動 グラミシジンとビオチンの間のリンカーの長さは、種々の数のカプロイル基ま たは「多くの腕をもった」リンカーをグラミシジンに添加することで変えること ができ、ここで各々のリンカーはビオチン分子で終わっており従って単一のグラ ミシジンは、リンカーの長さと存在する「腕」の数に応じて同一SA分子内の2 つのビオチン部位または2つ若しくはそれ以上のSA分子を補足できるようにな る。 第1層:0.1uM Gayy(リンカーB) 10uM MSLXXB(MSL−C) 0.8mM MAAD 1mM DLP(リンカーA) 10mM GMPE 第2層:Ga...B=100,000:1、次の何れかを使用:GaXB、G aXXB、GaXXXB、又はGa(XXX)2(リンカーE)28mM GM PE (注:GMPE=ジフィタニル鎖の代わりにモノフィタニル鎖をもつGDPE ) 電極を作成し、第2層を実施例4に記載のようにして添加した。SAを、いろ いろな種類のグラミシジンを含有する膜の中へ滴定した。図12はSA応答が、 リンカーの種類や長さに依存することを示している。この応答は、最小フェーズ における周波数を規格化して測定される。すなわち次のように計算する。 (PhaSefinal − Phaseinitial)/Phasefinal 実施例7:2分子層膜の作成 「リンカー脂質A」の構造は図1に示され;「リンカーグラミシジンB」の構 造は図2に示され、「膜貫通脂質D」の構造は図3に示され;「膜貫通脂質C」 (ただしn=2)の構造は図3に示され;使用される「ビオチン化されたグラミ シジンF」の構造は図5に示され;使用される「ビオチン化されたグラミシジン E」(ただしn=5)の構造は図4に示されている。 ガラスのスライド又はプラスティックの支持体を50オングストロームのクロ ム接着層で被覆し、次いで2000オングストロームの金の層で被覆する。金で 被覆した基質を、「リンカー脂質A」(エタノール中10mM溶液の300ul )、メルカプト酢酸のジスルフィド(エタノール中10mM溶液の150ul) 、「リンカーグラミシジンB」(エタノール中0.01mg/ml溶液の100 ul)、「膜貫通脂質D」(エタノール中1mM溶液の225ul)、「膜貫通 脂質C」(エタノール中0.01mM溶液の22.3ul)及びエタノール(5 0ml)を含むエタノール溶液の中へ入れる。金被覆基質は、好ましくは作成後 5分以内にこの溶液の中へ入れるべきである。金被覆基質をこの溶液中に60分 放置し、次いでエタノールですすぐ。 次に、必要があるまで、エタノール、水とナトリウムアジド(0.01%,w /v)、エチレングリコール、グリセロール、デカン、デカノール又はヘキサデ カン中で貯蔵してもよい。必要とあれば、金被覆スライドをエタノール中ですす ぎ、電極が定義され、電流例が約16m2の面積をもつような電極ホルダーへ組 み立てる。次いで7:3の比率の1,2−ジ(3RS,7R,11R−フィタニ ル)−グリセロ−3−ホスホコリンと1,2−ジ(3RS,7R,11R−フィ タニル)グリセロールの溶液(エタノール中の総脂質濃度は14mM)の5ul を加え、次に燐酸緩衝化食塩水(PBS)500ulで2回すすぎを行い、10 0ulのPBSを電極表面に残す。典型的には銀である対電極をPBS溶液に浸 漬し、対電極とセンサー電極をインピーダンス橋につなぐ。−300mVのDC オフセットを、AC測定の間センサー電極に流す。 実施例8:可溶化されたグラミシジンの作成 実施例(8A) PBS中の「リンカーグラミシジンE」(1uM)とドデシル硫酸ナトリウム (10uM)溶液を、浴音波処理器の中で音波処理を20分間行う。この溶液は 、 4℃で少なくとも12カ月貯蔵することができる。ドデシル硫酸ナトリウムとグ ラミシジンは水溶液では安定であるが、グラミシジンは容易にセンサー膜の中へ 取り込まれて、伝導イオンチャンネルを生じる。この伝導変化は、インピーダン ス分光法でモニター可能である。 実施例(8B) または「リンカーグラミシジンF」溶液(エタノール中10uMの20ul) をストレプタビジン溶液(PBS中1mg/mlの200ulとPBS700u l;全量は1ml)へ加え、撹拌して1分間混合した。この溶液は4℃で数カ月 安定である。 SDSやストレプタビジンの存在しないときは、2分子層膜中へのグラミシジ ン挿入能は1〜2日で急速に劣化する。科学的理論により拘束されることは望ま ないが、グラミシジンは水溶液外へ沈澱するように思われる。 実施例9:可溶化されたグラミシジンを用いてのバイオセンサー膜の作成 実施例(9A) 実施例7で作成した2分子層膜へ、実施例8Aで作成した可溶性グラミシジン 溶液(10ul)を加える。膜のコンダクタンスを、インピーダンス分光法でモ ニターする。このコンダクタンスは、グラミシジン分子が2分子層膜の中へ挿入 されるに伴って増大する。グラミシジンがない場合のSDSまたはストレプタビ ジンの当量添加は、膜のコンダクタンスを著しく増加させない。可溶性グラミシ ジン添加前は、10Hzでのインピーダンスは170kohm/16mm2であ った。可溶性グラミシジン添加後、所望のレベルのコンダクタンスが得られるま でインピーダンスをモニターし(この場合は、10Hzで41kohms/16 mm2のインピーダンス)、電極をPBS(3x500ul)でよくすすいだ。 ストレプタビジン(PBS中0.1mg/mlの5ul)を電極ウエルに加え、 3〜5分間放置し、PBS(3x50ul)ですすいだ。フェリチン応答センサ ーの場合は、ビオチン化した抗フェリチンFab’(PBS中0.06mg/m lの5ul)を加え、そして3〜5分後に電極をPBSでよくすすいだ。甲状腺 刺激ホルモン(TSH)センサーの場合は、2つの相補的ビオチン化された抗T SH Fab’(0.01mg/mlの10ul)の1:1混合物を加えた。ビオチン 化されたFabは、新しく分解した(Fab)2二量体の遊離チオール基により ビオチン化されたものである。こうしてセンサーは非検体溶液を添加される状態 になった。最終ウェル濃度が200pMのフェリチンであるようなフェリチンの PBS溶液の添加により、インピーダンスは41kohms/16mm2から7 4kohms/16mm2へと増大した。 実施例(9B) 実施例7で作成された2分子層膜へ、ストレプタビジン溶液(PBS中0.1 mg/mlの5ul)を加えた。3〜5分後に電極をPBSでよくすすぎ、ビオ チン化された抗TSHFab’(PBS中0.01mg/mlの10ul)の相 補的ペアの1つを加えた。3〜5分後に電極をPBSですすぎ、例(8B)で作 成した可溶性グラミシジン溶液(10ul)を加えた。所望の伝導が得られるま で膜のインピーダンスをモニターし(この場合は、10Hzで49kohm/1 6mm2のインピーダンス)、そして電極をPBSですすいだ。次にビオチン化 抗体TSHFab’の相補的ペアのもう1つ(PBS中0.01mg/mlの1 0ul)を加え、3〜5分後に電極をすすいだ。このようにして電極は、「膜貫 通脂質C」に付着した第一の相補的抗TSHFab’と「リンカーグラミシジン F」に付着した第二の相補的抗TSHFab’をもっている。ウエル中の最終被 検体濃度が500pMであるようなPBS中のTSH試験溶液の添加により、イ ンピーダンスは49kohm/16mm2から60kohm/16mm2へと増大 した。インピーダンスのスペクトルは図15に示してある。 実施例10:センサー膜の乾燥貯蔵 実施例(10A) センサー膜を実施例7のようにして作成した。 次いでこのセンサー膜を、0.5%(w/v)グリセロールの水溶液(0.1 %のナトリウムアジド添加)ですすいだ。過剰のグリセロール溶液を除去し、電 極アセンブリーに20ulのグリセロール溶液が残るようにした。次ぎに、乾燥 剤をいれた室内へ移し(室内の相対湿度は約15%)乾燥させた。乾燥したセン サー膜は、室温において15%〜70%の相対湿度で1週間まで貯蔵することが できる。膜を0.1%w/vより低いグリセロール濃度の溶液から乾燥するとそ の膜はPBSで再水和したときに過剰な漏洩を生じることがわかった。すなわち 乾燥してない新しく作成しシールした膜の10Hzにおけるインピーダンスは1 29〜149kohm/16mm2であるが、5〜0.1%w/vグリセロール 溶液で乾燥した膜の10Hzにおけるインピーダンスは100〜110kohm /16m2の間であった。0.1%w/vより低いグリセロール溶液で乾燥した 膜は、10Hzのインピーダンスが45kohmより少ないというように非常に 漏洩的であった。 10Hzでのインピーダンス(16コの電極の平均) 作成直後 15%RHで5日間保存後 5%グリセロール(w/v) 148kohm 118kohm 0.5%グリセロール(w/v) 139kohm 98kohm 0.1%グリセロール(w/v) 148kohm 103kohm 0.05%グリセロール(w/v)136kohm 35kohm 過剰の乾燥剤の有利な性質の1つは、空気/水の界面通過から2分子層脂質膜 を保護することである。空気/水の界面は、ある種の脂質2分子層構造を不安定 化させ分裂させることがある。グリセロールの溶解速度は被検体溶液の添加速度 より遅いので、グリセロール被覆は、被検体溶液が添加されるとき空気/水界面 と直ちに接触する脂質2分子層なしに脂質膜の制御された再水和を許す。 もしセンサー膜を<50%RHで貯蔵し次いで被検体溶液を添加すれば、30 〜90秒継続する平衡/再水和期間が生じることが見いだされた。この平衡は、 それは第二の非感知性の示差電極により減少するので被検体濃度を決定するとき の必要的な問題とはならない。しかしながら、約70%の相対湿度雰囲気で一定 時間乾燥センサー膜を前平衡化して、この平衡/再水和効果を除去することも可 能である。典型的には、この前平衡化は被検体溶液を加える以前の5〜90分間 であってよい。 実施例(10B) 「リンカーグラミシジンE」を4,0000:1の脂質:グラミシジン比で2 分子層の中へ取り込む以外は、実施例7に記載のようにしてセンサー膜を作成し た。この膜は実施例10Aに記載のように0.5%w/vグリセロール溶液から 乾燥され、次いで約15%の相対湿度で室温において5日間保存した。次にセン サー膜をPBS溶液で再水和し、ストレプタビジンを加えた(0.1mg/ml の5ul)。インピーダンスの増加速度を測定した。便宜な測定は、フェーズと 時間の標準的なボード(Bode)プロットから得られる最小フェーズにおける 周波数であった。指数関数的曲線(y=−ke1/tau)を応答速度曲線へ適合さ せ、ストレプタビジンへのゲートによる制御速度の測定としてタウ値を用いた。 このタウ値は被検体濃度と関連している。ゲート制御ストレプタビジンと応答す るこのタウ値は5日間にわたって実験誤差の範囲内で変化しないことがわかった 。すなわち次ぎのようである。 多くの変更及び/または修飾が、広範に記載された本発明の精神や範囲から逸 脱することなく特定の実施態様に示したような発明について当業者によって成さ れることは理解されるであろう。従って上記の実施態様はすべて説明のためのも のであり、限定のためのものではないと考えられるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラグス,バークハード オーストラリア国 2075 ニューサウスウ ェールズ セイント アイヴズ マディー ズ ロード 2 (72)発明者 ペース,ロナルド ジョン オーストラリア国 2607 オーストラリア ン キャピタル テリトリー ファラー ホークスベリー クレッセント 138 (72)発明者 キング,ライオネル ジョージ オーストラリア国 2113 ニューサウスウ ェールズ ノース ライド ベアトリス ストリート 27 (72)発明者 コーンネル,ブルース オーストラリア国 2089 ニューサウスウ ェールズ ニュートラル ベイ ウィコム ロード 58 (72)発明者 ブラーク−マクスヴィティス,ヴィヨレッ タ ルシヤ オーストラリア国 2203 ニューサウスウ ェールズ ダルウィッチ ヒル ダーリー ストリート 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (1)リンカー脂質 Aメルカプト酢酸の二硫化物、(MAAD)、または 類似分子、リンカーグラミシジン B,膜貫通脂質C(MSL-C)および、膜貫通脂質D( MSL-D),または他の適当な結合分子、及び、前記のイオンチャンネル、または、 イオン透過担体の組み合わせを含む溶液を形成すること、 (2)清潔な金表面を有する電極を溶液と接触させ、これにより、溶液内の成分 を含む二硫化物を、電極の金表面に吸着させること、 (3)電極を適当な有機溶媒ですすぐこと、および、 (4)すすぎ洗いに使用された、過剰の有機溶媒を取り除くことを特徴とする第 1層、の電極膜の製造方法。 2. 溶液がメルカプト酢酸の二硫化物(MAAD)または2−メルカプトエタ ノールの二硫化物(EDS)を含む請求の範囲第1項記載の方法。 3. メルカプト酢酸の二硫化物(MAAD)または2−メルカプトエタノール の二硫化物(EDS)に対するリンカー脂質 Aの比が2:1である請求の範囲第 2項記載の方法。 4. MSL−Dに対する(リンカー脂質 A + MAADまたはEDS)に対する比が10 :1と100:1の範囲である請求の範囲第2または3項記載の方法。 5. MSL−Cに対する(リンカー脂質 A + MAADまたはEDS)に対する比が20 ,000:1と100:1の範囲である請求の範囲第2〜第4項記載の方法。 6. MSL−Cに対する(リンカー脂質 A + MAADまたはEDS)に対する比が20 ,000:1である請求の範囲第2〜5項記載の方法。 7. 溶液が、他の適当な結合分子/イオンチャンネルまたは他の組み合わせよ りむしろリンカーグラミシジン Bを含む請求の範囲第2〜6項の何れか一つに記 載の方法。 8. リンカーグラミシジン Bに対する(リンカー脂質 A + MAADまたはEDS)に対 する比が10,000:1である請求の範囲第7項記載の方法。 9. リンカーグラミシジン Bに対する(リンカー脂質 A + MAADまたはEDS)に対 する比が20,000:1と100,000:1の範囲である請求の範囲第7ま たは8項記載の方法。 10. 金電極が新たに蒸着または吹き付けられた金電極よりなる請求の範囲第 1〜9項の何れか一つに記載の方法。 11. 金電極が、プラズマエッチング法またはイオンビームミリング法により 新たに洗浄されている請求の範囲第10記載の方法。 12. 溶液吸着(工程(1))用並びにすすぎ洗い工程(4)用の溶媒がエタ ノールである請求の範囲第1〜11項の何れか一つに記載の方法。 13. (1)メルカプト酢酸の二硫化物(MAAD)、または、類似分子、膜 貫通脂質C(MSL-C)、および/または、膜貫通脂質D(MSL-D)、および、任意に、リ ンカー脂質 A,リンカーグラミシジン B、または他の適当なリンカー分子、およ び他のイオンチャンネルの組み合わせを含む溶液を形成すること、 (2)清潔な金表面を有する電極を溶液と接触させ、これにより、溶液内の成分 を含む二硫化物を、電極の金表面に吸着させること、 (3)電極を適当な有機溶媒ですすぐこと、および、 (4)すすぎ洗いに使用された、過剰の有機溶媒を取り除くことよりなる単一層 電極膜の製造方法において、工程(1)の溶液が、50モル%を超える脂質まで 広がる膜を含むことを特徴とする方法。 14. 工程(1)の溶液が、70モル%の脂質まで広がる膜と、29モル%の MAADまたは2−メルカプトエタノール(EDS)と、1%の他の脂質まで広 がる膜を含む請求の範囲第13項に記載の方法。 15. 金電極が、新たに蒸着または吹き付けられた金電極よりなる請求の範囲 第13または14項記載の方法。 16. 金電極表面が、プラズマエッチング法またはイオンビーミング法により 新たに洗浄されている請求の範囲第15項に記載の方法。 17. 溶液吸着(工程(1))用並びにすすぎ洗い工程(4)用の溶媒がエタ ノールである請求の範囲第13〜16項の何れか一つに記載の方法。 18. MAAD、または、EDSのような類似のスペーサー分子が、膜貫通脂 質CまたはDと共有結合している請求の範囲第13〜17項の何れか一つに記載の 方法。 19. MSL−CまたはDが、DPEPC、GDPE、トリフィタニルまたは 類似分子と共有結合している請求の範囲第13〜18項の何れか一つに記載の方 法。 20. 溶液が、メルカプト酢酸の二硫化物(MAAD)または2−メルカプト エタノールの二硫化物(EDS)を含む請求の範囲第13〜19項の何れか一つ に記載の方法。 21. MSL−CまたはDが、MAADまたEDS並びにDPEPC、GDP E、トリフィタニルまたは類似分子と共有結合している請求の範囲第24項記載 の方法。 22. 1)適当な溶媒に分散している脂質および、ビオチン化されたグラミシ ジンEの溶液を、請求項第1〜12項の何れか一つに記載された方法により製造 された第一層を含む電極の表面に加えること、 2)電極表面を水溶液ですすぐこと、 3)ストレプタビジン、アビジン、中性ビジン、アビジンまたはストレプタビ ジン誘導体溶液を加えること、 4)過剰のストレプタビジン、アビジン、中性ビジン、または、他のアビジン または、ストレプタビジン誘導体を取り除くために、電極を水溶液ですすぐこと 、 5)ビオチン化された結合共同体分子の溶液を加えること、 6)被覆された電極を水溶液ですすぐことを特徴とする第二層の電極膜の組み 合わせの製造方法。 23. 工程(1)で使用する脂質が、ジフタニルホスファチジルコリン(DPEP C) とグリセリルジフィタニルエーテル(GDPE)との混合物である請求項第22 項記載の方法。 24. DPEPCとGDPEの比が7:3である請求項第22または23項記載の方法 。 25. 工程(1)で使用する脂質が、図(6)に示したトリフタニルフォスフ ォリルコリンである請求項第22項記載の方法。 26. 工程(1)で使用する脂質に、0〜50%のコレステロールを含有させ た請求項第22項記載の方法。 27. 工程(1)で使用する脂質に、0〜20%のコレステロールを含有させ た請求項第22項記載の方法。 28. ビオチン化されたグラミシジン Eに対する脂質の比が10,000:1 と1,000,000:1の間である請求項第22〜27項の何れか一つに記載 の方法。 29. ビオチン化されたグラミシジンEに対する脂質の比が100,000: 1である請求項第28項記載の方法。 30. 1個から8個のアミノカプロイル基で構成されたリンカー腕を使用して 、ビオチンをエタノールアミン端を介してグラミシジンに結合した請求項第22 〜29項の何れか一つに記載の方法。 31. 二つのビオチンが、エタノールアミン端を介してGramicidinに結合され ており、これにより、ビオチンが、一つのストレプタビジン、アビジン、または 、類似のビオチン結合の蛋白質の隣接結合部位に同時に結合することができる請 求項第22〜30項の何れか一つに記載の方法。 32. 二つのビオチンがエタノールアミン端を介してグラミシジンに結合され ており、これにより、ビオチンが二つの別のストレプタビジン、アビジン、また は、類似のビオチン結合蛋白質分子に同時に結合することができる請求項第22 〜30項の何れか一つに記載の方法。 33. 二つのビオチンがエタノールアミン端を介してグラミシジンに結合して おり、これにより各ビオチンが図(5)に示されているようにリジン基に結合さ れている二つから四つの直線的に結合しているアミノカプロイル基に結合してい る請求項第31項記載の方法。 34. ビオチンがエタノールアミン端を介してグラミシジンに結合しており、 これにより各ビオチンがリシン基に結合されている2〜20個の直線的に結合し ているアミンカプロイル基に結合している請求項第31項記載の方法。 35. ビオチンが、エタノールアミン端を介してグラミシジンに結合しており 、これにより、各ビオチンが、分岐した構造として2〜20個のアミノカプロイ ル基に結合している請求項第30項記載の方法。 36. 工程(3)で加えられた、ストレプタビジン、アビジン、または、他の 類似のビオチン結合蛋白質の量は、プロゾン効果を起こすのに充分なものであり 、膜の中の利用できるビオチン化された種のほとんどは、一つのストレプタビジ ン、または、関連した結合された分子を持つことができ、検体を含む標本がセン サーに加えられるまでグラミシジンチャンネルとMSL間の架橋を防ぐ請求項第 22〜33項記載の方法。 37. ストレプタビジン、アビジン、または、類似のビオチン結合蛋白質を加 えるに先立って、脂質膜電極アッセンブリを冷却する請求項第22〜36項の何 れか一つに記載の方法。 38. 脂質膜電極組立を、0〜50℃の範囲に冷却する請求項第37項記載の 方法。 39. 脂質膜電極組立を、0〜5℃の範囲に冷却する請求項第38項記載の方 法。 40. 引き続いてのすすぎ洗いとビオチン化した結合相手分子の添加を0℃か ら50℃で行う請求項第37項から第39項の何れか一つに記載の方法。 41. 引き続いてのすすぎ洗いとビオチン化した結合相手分子の添加を0℃か ら5℃で行う請求項第40項記載の方法。 42. 結合相手分子がビオチン化した抗体またはビオチン化した抗体フラグメ ントである請求項第40項または第41項に記載の方法。 43. 結合相手分子が、有利Fab’チオール基によりビオチン化されたFa b’フラグメントである請求項第37項から第39項の何れか一つに記載の方法 。 44. Fab’とビオチンの間のリンカーが10〜80オングストロームの長 さの間にある請求項第40項に記載の方法。 45. Fab’とビオチンの間のリンカーが1〜8個のアミノカプロイル基か ら成る請求項第42項または第43項に記載の方法。 46. 2つのビオチンを含む基が、該2つのビオチンが1つのストレプタビジ ン、アビジン又は他の類似のビオチン結合蛋白と同時に複合形成可能なように抗 体または抗体フラグメントに付着している請求項第42項から第45項の何れか 一つに記載の方法。 47. 2つのビオチンを含む基が、該2つのビオチンが2つのストレプタビジ ン、アビジン又は他の類似のビオチン結合蛋白と同時に複合体形成可能なように 抗体または抗体フラグメントに付着している請求項第42項から第45項の何れ か一つに記載の方法。 48. 工程3)〜5)が次に示す3)、すなわち 「3)ストレプタビジン、アビジン、ニュートラビジン又は他のアビジン若しく はストレプタビジン誘導体と結合対の1つである分子との接合体を含む溶液を加 えること、」 で置き換えられた請求項第22項から第41項の何れか一つに記載の方法。 49. 結合相手分子が抗体または抗体フラグメント例えばFab、Fab’又 はFabvフラグメントである請求項第48項に記載の方法。 50. 結合対が天然の結合蛋白および細胞レセプター/被検体、酸素または酵 素類似体/置換体、レクチン/炭水化物、相補的核酸配列、抗FC、プロテイン AまたはプロテインG/抗体から選ばれたものである請求項第48項または第4 9項に記載の方法。 51. 1)適当な溶媒に分散している脂質の溶液を、請求項第1項から第12 項の何れかに記載された方法により製造された第1層を含む電極の表面に加える こと; 2)電極表面を水溶液ですすぐこと; 3)界面活性剤で共分散されるか又は高分子種とカップリングして可溶化され たイオンホアを含有する水溶液を加えること; 4)電極を水溶液ですすぐこと;そして 5)ストレプタビジン、アビジンもしくは他の類似のビオチン結合蛋白を用い てレセプターを加え次いでビオチン化した抗体もしくは抗体フラグメントを加え るか、又はストレプタビジン、アビジンもしくは抗体もしくは抗体フラグメント と接合した他の類似のビオチン結合蛋白を加えること、 から成る、第二層の電極膜の組み合わせの製造方法。 52. 工程1)で使用する脂質がジフィタニルホスファチジルコリン(DPE PC)及びグリセリルジフィタニルエーテル(GDPE)の混合物である請求項 第51項に記載の方法。 53. DPEPC及びGDPEが7:3比率である請求項第52項に記載の方 法。 54. 工程1)で使用する脂質が、図(6)に示すトリフィタニルホスホリル コリンである請求項第51項に記載の方法。 55. 製造された膜がさらに0〜50%のコレステロールを含有する詰求項第 51項から第54項の何れか1つに記載の方法。 56. 製造された膜がさらに0〜20%のコレステロールを含有する請求項第 51項から第54項の何れか1つに記載の方法。 57. 工程3)で用いた水溶液が、界面活性剤の水溶液に添加されたグラミシ ジン又はグラミシジン誘導体を含んでおり、その界面活性剤はグラミシジンに関 して過剰に存在するが界面活性剤の総濃度は臨海的ミセル濃度(CMC)より低 い請求項第51項から第56項の何れか1つに記載の方法。 58. グラミシジン/界面活性剤溶液を超音波浴またはホーンを用いて5〜1 0分間音波処理する請求項第57項に記載の方法。 59. 界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウム、オクチルグルコシド、ツイーン 及びその他のイオン性または非イオン性洗剤から選ばれる請求項第57項または 第58項に記載の方法。 60. 洗剤がドデシル硫酸ナトリウムである請求項第59項に記載の方法。 61. ドデシル硫酸ソーダの濃度が0.00001Mよりも低くかつグラミシ ジンの濃度がドデシル硫酸ソーダ濃度より10倍低い請求項第60項に記載の方 法。 62. 第一層膜がリンカー基によって電極と結合し、該第一層膜が溶媒の存在 下に貯蔵されているような、両親媒性分子および複数のイオノホアが密接にバッ クされた配列ならびに電極から成る第一層膜電極の組み合わせ。 63. 電極が貯蔵されている溶媒が有機溶媒または水性溶媒である請求項第6 2項に記載の電極の組み合わせ。 64. 電極が貯蔵されている溶媒がエタノール、グリセロール、エチレングリ コール及び3〜12個の炭素原子を含むアルコール又はジオールから選ばれた溶 媒である請求項第63項にに記載の電極の組み合わせ。 65. 電極が貯蔵されている溶媒が8〜20個の炭素原子の炭化水素である請 求項第63項に記載の電極の組み合わせ。 66. 溶媒が洗剤を含む水性溶媒である請求項第63項に記載の電極の組み合 わせ。 67. 電極が貯蔵されている溶媒が電極表面の酸化を最小にするように電極を 被覆できる化合物である請求項第62項または第63項に記載の電極の組み合わ せ。 68. 溶媒が薄膜として使用され得る請求項第67項に記載の電極の組み合わ せ。 69. 膜の伝導度が被検体の存在または不存在に依存的であり、バイオセンサ ーが通常存在している水性浴溶液が脂質膜バイオセンサーの乾燥時には除去され 、そして脂質膜およびレセプター分子は脱水時にそれらの機能、構造および活性 を保持するような、イオノホアの組み込まれた脂質膜からなるところの脂質膜由 来バイオセンサー。 70. 乾燥工程中はバイオセンサー膜は空気と水の界面とは接触しないような 請求項第69項に記載のバイオセンサー。 71. 脱水工程中はバイオセンサー膜は空気と水の界面とは接触しないような 請求項第69項に記載のバイオセンサー。 72. 水溶性溶液が凍結乾燥、蒸発、および管理された温度下での蒸発から選 ばれた乾燥方法によって除去される請求項第69項から第71項までの何れか1 つに記載のバイオセンサー。 73. 水性浴溶液が蛋白、低分子ジオール又はトリオール、ポリエチレングリ コール、低分子量糖類、重合ペプチド、重合電解質およびそれらの組み合わせか ら選ばれた水置換物質で置換される請求項第69項から第72項までの何れか1 つに記載のバイオセンサー。 74. 水置換物質がウシ血清アルブミン、血清、魚ゼラチン、非脂肪乾燥粉ミ ルク、カゼイン、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、 ポリエチレングリコール、トレハロース、キシロース、グルコース、スクロース 、デキストロース、デキストラン又はフィコールから選ばれたものである請求項 第73項に記載のバイオセンサー。 75. 水置換物質がグリセロール、スクロース、デキストラン又はトレハロー スから選ばれたものである請求項第74項に記載のバイオセンサー。 76. 分子の種類が、サンプルに拡散層を与えるという付加的な利点をもつも のから選ばれた請求項第73項に記載のバイオセンサー。 77. 分子の種類が、特定の細胞、細菌、ウイルス及び分子類たとえば大分子 量の蛋白に対するフィルターを提供するという付加的な利点をもつものから選ば れた請求項第73項に記載のバイオセンサー。 78. 分子の種類が、血清や血液中の蛋白と結合している小さな被検体と競合 するに必要な特定の置換試薬のための貯器を提供するという付加的な利点をもつ ものから選ばれた請求項第73項に記載のバイオセンサー。 79. 水置換剤の何れかが特定の膜成分と共有結合的に結合してもよい請求項 第73項に記載のバイオセンサー。 80. 水置換剤の何れかが膜まで広がる脂質と共有結合的に結合してもよい請 求項第73項に記載のバイオセンサー。 81. バリノマイシンが適切な長さのリンカーによって共有結合的にMSL− C又はMSL−Dと結合して片方の側から他の側へのバリノマイシンの拡散を可 能としている請求項第13項から第21項の何れか1つに記載の方法。 82. 脂質リンカーAと、2−メルカプトエタノール(EDS)又はメルカプ ト酢酸のジサルファイドとの比率が5:1から1:2までの範囲内である請求項 第1項または第2項に記載の方法。
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