JPH1150786A - シールド掘削機 - Google Patents
シールド掘削機Info
- Publication number
- JPH1150786A JPH1150786A JP20757997A JP20757997A JPH1150786A JP H1150786 A JPH1150786 A JP H1150786A JP 20757997 A JP20757997 A JP 20757997A JP 20757997 A JP20757997 A JP 20757997A JP H1150786 A JPH1150786 A JP H1150786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- roller
- pin
- mounting
- roller cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要時にのみローラカッタを使用可能にして
ローラカッタの無駄な摩耗を防止し、常に良好な切削性
を確保する 【解決手段】 取付台２１を出没自在にカッタスポーク
４に支持し、取付台２１の出没動を行う取付台シリンダ
２２を備え、ローラカッタ６を必要としない時には、ロ
ーラカッタ６を没動させて砂や砂礫による摩耗を回避
し、また、大礫、岩、コンクリート及び杭等が出現した
時に、ローラカッタ６を突出動させて必要な時にだけロ
ーラカッタ６を使用し、ローラカッタ６の無駄な摩耗を
防止して常に良好な切削性を確保する。
ローラカッタの無駄な摩耗を防止し、常に良好な切削性
を確保する 【解決手段】 取付台２１を出没自在にカッタスポーク
４に支持し、取付台２１の出没動を行う取付台シリンダ
２２を備え、ローラカッタ６を必要としない時には、ロ
ーラカッタ６を没動させて砂や砂礫による摩耗を回避
し、また、大礫、岩、コンクリート及び杭等が出現した
時に、ローラカッタ６を突出動させて必要な時にだけロ
ーラカッタ６を使用し、ローラカッタ６の無駄な摩耗を
防止して常に良好な切削性を確保する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中にトンネルを
掘削するシールド掘削機に関し、必要時にのみローラカ
ッタを使用可能にしたものである。
掘削するシールド掘削機に関し、必要時にのみローラカ
ッタを使用可能にしたものである。
【０００２】
【従来の技術】図５、図６に基づいて一般的なシールド
掘削機を説明する。図５にはシールド掘削機の側断面状
態、図６にはシールド掘削機の正面視状態を示してあ
る。
掘削機を説明する。図５にはシールド掘削機の側断面状
態、図６にはシールド掘削機の正面視状態を示してあ
る。
【０００３】図に示すように、シールド掘削機１の本体
２の正面（図５中左側）にはカッタヘッド３が取り付け
られ、カッタヘッド３は本体２の中心軸に対して回転可
能となっている。カッタヘッド３にはカッタスポーク４
が設けられ、カッタスポーク４にはカッタビット５及び
ローラカッタ６が取り付けられている。カッタビット５
は溶接またはボルト等により機械的にカッタスポーク４
に固定されている。
２の正面（図５中左側）にはカッタヘッド３が取り付け
られ、カッタヘッド３は本体２の中心軸に対して回転可
能となっている。カッタヘッド３にはカッタスポーク４
が設けられ、カッタスポーク４にはカッタビット５及び
ローラカッタ６が取り付けられている。カッタビット５
は溶接またはボルト等により機械的にカッタスポーク４
に固定されている。
【０００４】図７、図８に基づいてローラカッタ６の支
持状態を説明する。図７にはローラカッタ支持部の断
面、図８には図７中のVIII-VIII 線矢視を示してある。
持状態を説明する。図７にはローラカッタ支持部の断
面、図８には図７中のVIII-VIII 線矢視を示してある。
【０００５】カッタスポーク４には取付台７が固定さ
れ、取付台７には中心軸８が固定されている。中心軸８
には軸受９を介してローラカッタ６が回転自在に支持さ
れ、ローラカッタ６の外周部（先端）にはローラチップ
１０が一体に設けられている。ローラチップ１０はWC系
の超硬合金製で、円盤形状で耐土砂摩耗性に優れた高硬
度の材料で造られている。ローラチップ１０は中心軸８
の回りを転動しながら、大礫、岩、コンクリート、及び
杭等を破砕する。
れ、取付台７には中心軸８が固定されている。中心軸８
には軸受９を介してローラカッタ６が回転自在に支持さ
れ、ローラカッタ６の外周部（先端）にはローラチップ
１０が一体に設けられている。ローラチップ１０はWC系
の超硬合金製で、円盤形状で耐土砂摩耗性に優れた高硬
度の材料で造られている。ローラチップ１０は中心軸８
の回りを転動しながら、大礫、岩、コンクリート、及び
杭等を破砕する。
【０００６】図８に示すように、ローラチップ１０の先
端の切削ライン１１はカッタビット５の切削ライン１２
より先に位置している。これは、カッタビット５では切
削できない大礫、岩、コンクリート及び杭等をカッタビ
ット５よりも先に位置するローラチップ１０により破砕
・粉砕してカッタビット５を保護し、その後、破砕・粉
砕片をカッタビット５により切削するためである。
端の切削ライン１１はカッタビット５の切削ライン１２
より先に位置している。これは、カッタビット５では切
削できない大礫、岩、コンクリート及び杭等をカッタビ
ット５よりも先に位置するローラチップ１０により破砕
・粉砕してカッタビット５を保護し、その後、破砕・粉
砕片をカッタビット５により切削するためである。
【０００７】上記構成により、カッタヘッド３が回転す
ることにより、カッタビット５が地盤の土砂を切削しな
がらシールド掘削機１が推進する。地盤中に大礫、岩、
コンクリート、及び杭等のカッタビット５では切削でき
ないものが出現すると、ローラカッタ６により大礫、
岩、コンクリート、及び杭等が破砕されてカッタビット
５が破砕片を切削しながらシールド掘削機１が推進す
る。
ることにより、カッタビット５が地盤の土砂を切削しな
がらシールド掘削機１が推進する。地盤中に大礫、岩、
コンクリート、及び杭等のカッタビット５では切削でき
ないものが出現すると、ローラカッタ６により大礫、
岩、コンクリート、及び杭等が破砕されてカッタビット
５が破砕片を切削しながらシールド掘削機１が推進す
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のシール
ド掘削機１では、ローラチップ１０の先端をカッタビッ
ト５の切削ライン１２より先に位置させて大礫、岩、コ
ンクリート及び杭等からカッタビット５を保護してい
る。しかし、土砂や砂礫を切削する時はローラカッタ６
は不要であるににも拘らず、常にローラチップ１０によ
り土砂や砂礫を切削している状態となっている。このた
め、カッタビット５より先に位置するローラチップ１０
が著しく摩耗し、大礫、岩、コンクリート、及び杭等が
シールド掘削機１の前面に出現した時には既にローラチ
ップ１０の摩耗が進行してローラカッタ６が機能しない
虞が生じる。
ド掘削機１では、ローラチップ１０の先端をカッタビッ
ト５の切削ライン１２より先に位置させて大礫、岩、コ
ンクリート及び杭等からカッタビット５を保護してい
る。しかし、土砂や砂礫を切削する時はローラカッタ６
は不要であるににも拘らず、常にローラチップ１０によ
り土砂や砂礫を切削している状態となっている。このた
め、カッタビット５より先に位置するローラチップ１０
が著しく摩耗し、大礫、岩、コンクリート、及び杭等が
シールド掘削機１の前面に出現した時には既にローラチ
ップ１０の摩耗が進行してローラカッタ６が機能しない
虞が生じる。
【０００９】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、必要時にのみローラカッタを使用可能にしたシール
ド掘削機を提供することを目的とする。
で、必要時にのみローラカッタを使用可能にしたシール
ド掘削機を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、本体の正面に回転自在にカッタヘッ
ドを設け、カッタビットをカッタヘッドの前面に装着す
る一方、ローラカッタを備えた取付台をカッタヘッドの
前面に設けたシールド掘削機において、取付台を出没自
在にカッタヘッドに支持し、取付台の出没動を行う出没
駆動手段を備えたことを特徴とする。
の本発明の構成は、本体の正面に回転自在にカッタヘッ
ドを設け、カッタビットをカッタヘッドの前面に装着す
る一方、ローラカッタを備えた取付台をカッタヘッドの
前面に設けたシールド掘削機において、取付台を出没自
在にカッタヘッドに支持し、取付台の出没動を行う出没
駆動手段を備えたことを特徴とする。
【００１１】そして、取付台の出没位置を固定するピン
をカッタヘッドに設け、ピンを取付台側に付勢して取付
台に係合させることで取付台の位置を固定するばね部材
を備えたことを特徴とする。また、ばね部材の付勢力に
抗してピンを反取付台側に移動させて取付台の位置の固
定を解除する固定解除機構を備えたことを特徴とする。
をカッタヘッドに設け、ピンを取付台側に付勢して取付
台に係合させることで取付台の位置を固定するばね部材
を備えたことを特徴とする。また、ばね部材の付勢力に
抗してピンを反取付台側に移動させて取付台の位置の固
定を解除する固定解除機構を備えたことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１、図２には本発明の一実施形
態例に係るシールド掘削機の要部断面を示してあり、図
１はローラカッタが没動している状態、図２はローラカ
ッタが突出している状態を示してある。尚、図１、図２
は前述した図８の状態に対応し、シールド掘削機の全体
の構成は図５、図６に示したものと同一であり、同一部
材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
態例に係るシールド掘削機の要部断面を示してあり、図
１はローラカッタが没動している状態、図２はローラカ
ッタが突出している状態を示してある。尚、図１、図２
は前述した図８の状態に対応し、シールド掘削機の全体
の構成は図５、図６に示したものと同一であり、同一部
材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【００１３】カッタヘッド３（図５、図６参照）にはカ
ッタスポーク４が設けられ、カッタスポーク４にはカッ
タビット５及びローラカッタ６が取り付けられている。
ローラカッタ６は図示しない軸受を介して取付台２１の
中心軸８に回転自在に支持されている。ローラカッタ６
の外周にはローラチップ１０が銀ロウ等により接合され
ている。取付台２１は出没駆動手段としての取付台シリ
ンダ２２を介してカッタスポーク４に支持され、取付台
シリンダ２２の駆動によりローラチップ１０の切削ライ
ン１１をカッタビット５の切削ライン１２に対して出没
させる。
ッタスポーク４が設けられ、カッタスポーク４にはカッ
タビット５及びローラカッタ６が取り付けられている。
ローラカッタ６は図示しない軸受を介して取付台２１の
中心軸８に回転自在に支持されている。ローラカッタ６
の外周にはローラチップ１０が銀ロウ等により接合され
ている。取付台２１は出没駆動手段としての取付台シリ
ンダ２２を介してカッタスポーク４に支持され、取付台
シリンダ２２の駆動によりローラチップ１０の切削ライ
ン１１をカッタビット５の切削ライン１２に対して出没
させる。
【００１４】カッタスポーク４にはスライドガイド２３
が固定され、取付台シリンダ２２はスライドガイド２３
に案内されて往復移動（図中上下方向）する。取付台シ
リンダ２２にはピストン２４及びロッド２５が内蔵さ
れ、ピストン２４にはロッド２５を貫通するピストン側
注油口２６が接続されている。
が固定され、取付台シリンダ２２はスライドガイド２３
に案内されて往復移動（図中上下方向）する。取付台シ
リンダ２２にはピストン２４及びロッド２５が内蔵さ
れ、ピストン２４にはロッド２５を貫通するピストン側
注油口２６が接続されている。
【００１５】ピストン側注油口２６により取付台シリン
ダ２２のピストン２４側（ピストン２４の上面側）に油
圧を作用させることで、取付台シリンダ２２が図１の状
態から図２の状態のように上昇し、ローラカッタ６が突
出動する。また、土砂の侵入防止と油圧保持のため、ス
ライドガイドＯリング２７、ピストンＯリング２８及び
シリンダＯリング２９が設置されている。
ダ２２のピストン２４側（ピストン２４の上面側）に油
圧を作用させることで、取付台シリンダ２２が図１の状
態から図２の状態のように上昇し、ローラカッタ６が突
出動する。また、土砂の侵入防止と油圧保持のため、ス
ライドガイドＯリング２７、ピストンＯリング２８及び
シリンダＯリング２９が設置されている。
【００１６】取付台シリンダ２２の外周部（取付台２１
側）には固定穴３１が設けられ、スライドガイド２３
（カッタヘッド側）の内側には、ピン３２がばね３３に
よって取付台シリンダ２２側に付勢されて支持されてい
る。取付台シリンダ２２が上昇すると、固定穴３１がピ
ン３２と合致してピン３２が固定穴３１に係合し、取付
台シリンダ２２の位置が固定される。
側）には固定穴３１が設けられ、スライドガイド２３
（カッタヘッド側）の内側には、ピン３２がばね３３に
よって取付台シリンダ２２側に付勢されて支持されてい
る。取付台シリンダ２２が上昇すると、固定穴３１がピ
ン３２と合致してピン３２が固定穴３１に係合し、取付
台シリンダ２２の位置が固定される。
【００１７】上記構成のシールド掘削機では、取付台シ
リンダ２２のピストン２４側（ピストン２４の上面側）
に油圧を作用させずにローラカッタ６を没動させた状態
にする。この状態でカッタヘッド３が回転することによ
り、カッタビット５が地盤の土砂を切削しながらシール
ド掘削機１が推進する。
リンダ２２のピストン２４側（ピストン２４の上面側）
に油圧を作用させずにローラカッタ６を没動させた状態
にする。この状態でカッタヘッド３が回転することによ
り、カッタビット５が地盤の土砂を切削しながらシール
ド掘削機１が推進する。
【００１８】地盤中に大礫、岩、コンクリート及び杭等
のカッタビット５では切削できないものが出現すると、
取付台シリンダ２２のピストン２４側（ピストン２４の
上面側）に油圧を作用させ、取付台シリンダ２２をスラ
イドガイド２３に沿って移動させてローラカッタ６を突
出動させる。固定穴３１の位置がピン３２と合致する
と、ばね３３のばね力によってピン３２が固定穴３１に
係合し、ローラチップ１０の切削ライン１１がカッタビ
ット５の切削ライン１２より先に位置して取付台シリン
ダ２２の位置（取付台２１の位置）が固定される。これ
により、ローラカッタ６により大礫、岩、コンクリー
ト、及び杭等が破砕されてカッタビット５が破砕片を切
削しながらシールド掘削機１が推進する。
のカッタビット５では切削できないものが出現すると、
取付台シリンダ２２のピストン２４側（ピストン２４の
上面側）に油圧を作用させ、取付台シリンダ２２をスラ
イドガイド２３に沿って移動させてローラカッタ６を突
出動させる。固定穴３１の位置がピン３２と合致する
と、ばね３３のばね力によってピン３２が固定穴３１に
係合し、ローラチップ１０の切削ライン１１がカッタビ
ット５の切削ライン１２より先に位置して取付台シリン
ダ２２の位置（取付台２１の位置）が固定される。これ
により、ローラカッタ６により大礫、岩、コンクリー
ト、及び杭等が破砕されてカッタビット５が破砕片を切
削しながらシールド掘削機１が推進する。
【００１９】従って、土砂等の切削でローラカッタ６を
必要としない時には、カッタビット５の切削ライン１２
の内側にローラチップ１０の切削ライン１１を没動させ
るようにしているので、砂や砂礫によるローラチップ１
０の摩耗を回避することができる。大礫、岩、コンクリ
ート及び杭等が出現した時に、取付台シリンダ２２をス
ライドガイド２３に沿って移動させてローラカッタ６を
突出動させ、ピン３２により位置を固定するようにして
いるので、必要な時にだけローラカッタ６を使用するこ
とができ、常にローラチップ１０の良好な切削性を確保
することができる。
必要としない時には、カッタビット５の切削ライン１２
の内側にローラチップ１０の切削ライン１１を没動させ
るようにしているので、砂や砂礫によるローラチップ１
０の摩耗を回避することができる。大礫、岩、コンクリ
ート及び杭等が出現した時に、取付台シリンダ２２をス
ライドガイド２３に沿って移動させてローラカッタ６を
突出動させ、ピン３２により位置を固定するようにして
いるので、必要な時にだけローラカッタ６を使用するこ
とができ、常にローラチップ１０の良好な切削性を確保
することができる。
【００２０】図３、図４に基づいて本発明の他の実施形
態例を説明する。図３には本発明の他の実施形態例に係
るシールド掘削機の要部断面、図４には図３中の要部の
詳細を示してある。尚、図１、図２に示した部材と同一
部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
態例を説明する。図３には本発明の他の実施形態例に係
るシールド掘削機の要部断面、図４には図３中の要部の
詳細を示してある。尚、図１、図２に示した部材と同一
部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
【００２１】スライドガイド２３（カッタヘッド側）の
内側のピン３２の下部には、第２ピン４１がばね４２に
よって取付台シリンダ２２側に付勢されて支持されてい
る。取付台シリンダ２２が没動すると、固定穴３１が第
２ピン４１と合致して第２ピン４１が固定穴３１に係合
し、取付台シリンダ２２の位置が固定される。
内側のピン３２の下部には、第２ピン４１がばね４２に
よって取付台シリンダ２２側に付勢されて支持されてい
る。取付台シリンダ２２が没動すると、固定穴３１が第
２ピン４１と合致して第２ピン４１が固定穴３１に係合
し、取付台シリンダ２２の位置が固定される。
【００２２】ピン３２と第２ピン４１の間におけるスラ
イドガイド２３には固定解除機構としての解除回路口４
３が設けられ、解除回路口４３は解除回路溝４４を介し
てピン３２及び第２ピン４１の先端面側（ばね３３，４
２の反対側）に連通している。解除回路口４３から油圧
を作用させると、ばね力によって固定穴３１に係合して
いるピン３２もしくは第２ピン４１の先端面側に解除回
路溝４４を介して油圧が作用し、ばね力に抗してピン３
２もしくは第２ピン４１の固定穴３１への係合を解除す
る。
イドガイド２３には固定解除機構としての解除回路口４
３が設けられ、解除回路口４３は解除回路溝４４を介し
てピン３２及び第２ピン４１の先端面側（ばね３３，４
２の反対側）に連通している。解除回路口４３から油圧
を作用させると、ばね力によって固定穴３１に係合して
いるピン３２もしくは第２ピン４１の先端面側に解除回
路溝４４を介して油圧が作用し、ばね力に抗してピン３
２もしくは第２ピン４１の固定穴３１への係合を解除す
る。
【００２３】また、ロッド２５にはピストン側注油口２
６と共にピストン２４の下面側に連通するロッド側注油
口３０が接続されている。ロッド側注油口３０により取
付台シリンダ２２のロッド２５側（ピストン２４の下面
側）に油圧を作用させることで、取付台シリンダ２２が
図３の状態のように没動し、ローラカッタ６が没動す
る。尚、図４中の符号で、４６，４７は固定ピンＯリン
グである。
６と共にピストン２４の下面側に連通するロッド側注油
口３０が接続されている。ロッド側注油口３０により取
付台シリンダ２２のロッド２５側（ピストン２４の下面
側）に油圧を作用させることで、取付台シリンダ２２が
図３の状態のように没動し、ローラカッタ６が没動す
る。尚、図４中の符号で、４６，４７は固定ピンＯリン
グである。
【００２４】上記構成のシールド掘削機では、取付台シ
リンダ２２が没動している時には固定穴３１に第２ピン
４１が係合して取付台シリンダ２２の位置が固定され、
取付台シリンダ２２が突出動している時には固定穴３１
にピン３２が係合して取付台シリンダ２２の位置が固定
される。そして、解除回路口４３から油圧を作用させる
ことにより、ばね力に抗して固定穴３１に係合している
ピン３２もしくは第２ピン４１を図中右側に移動させて
固定が解除される。
リンダ２２が没動している時には固定穴３１に第２ピン
４１が係合して取付台シリンダ２２の位置が固定され、
取付台シリンダ２２が突出動している時には固定穴３１
にピン３２が係合して取付台シリンダ２２の位置が固定
される。そして、解除回路口４３から油圧を作用させる
ことにより、ばね力に抗して固定穴３１に係合している
ピン３２もしくは第２ピン４１を図中右側に移動させて
固定が解除される。
【００２５】従って、ローラカッタ６が突出していると
きは勿論、没動している時であっても取付台シリンダ２
２の位置が固定され、ローラカッタ６の位置を確実に保
持することが可能となる。このため、ローラカッタ６を
必要としない時に確実にローラカッタ６を没動させてお
くことができる。また、解除回路口４３から油圧を作用
させることによりピン３２もしくは第２ピン４１の係合
解除が行え、任意にローラカッタ６を出没動させること
ができる。
きは勿論、没動している時であっても取付台シリンダ２
２の位置が固定され、ローラカッタ６の位置を確実に保
持することが可能となる。このため、ローラカッタ６を
必要としない時に確実にローラカッタ６を没動させてお
くことができる。また、解除回路口４３から油圧を作用
させることによりピン３２もしくは第２ピン４１の係合
解除が行え、任意にローラカッタ６を出没動させること
ができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明のシールド掘削機は、本体の正面
に回転自在にカッタヘッドを設け、カッタビットをカッ
タヘッドの前面に装着する一方、ローラカッタを備えた
取付台をカッタヘッドの前面に設けたシールド掘削機に
おいて、取付台を出没自在にカッタヘッドに支持し、取
付台の出没動を行う出没駆動手段を備えたので、ローラ
カッタを必要としない時には、ローラカッタを没動させ
て砂や砂礫による摩耗を回避することができ、また、大
礫、岩、コンクリート及び杭等が出現した時に、ローラ
カッタを突出動させて必要な時にだけローラカッタを使
用することができる。この結果、ローラカッタの無駄な
摩耗を防止して常に良好な切削性を確保することが可能
となる。
に回転自在にカッタヘッドを設け、カッタビットをカッ
タヘッドの前面に装着する一方、ローラカッタを備えた
取付台をカッタヘッドの前面に設けたシールド掘削機に
おいて、取付台を出没自在にカッタヘッドに支持し、取
付台の出没動を行う出没駆動手段を備えたので、ローラ
カッタを必要としない時には、ローラカッタを没動させ
て砂や砂礫による摩耗を回避することができ、また、大
礫、岩、コンクリート及び杭等が出現した時に、ローラ
カッタを突出動させて必要な時にだけローラカッタを使
用することができる。この結果、ローラカッタの無駄な
摩耗を防止して常に良好な切削性を確保することが可能
となる。
【００２７】また、取付台の出没位置を固定するピンを
カッタヘッドに設け、ピンを取付台側に付勢して取付台
に係合させることで取付台の位置を固定するばね部材を
備えたので、ローラカッタの移動位置の固定を確実に行
うことができる。
カッタヘッドに設け、ピンを取付台側に付勢して取付台
に係合させることで取付台の位置を固定するばね部材を
備えたので、ローラカッタの移動位置の固定を確実に行
うことができる。
【００２８】また、ばね部材の付勢力に抗してピンを反
取付台側に移動させて取付台の位置の固定を解除する固
定解除機構を備えたので、ローラカッタの位置固定を解
除することで、任意にローラカッタを出没動させること
ができる。このため、多様な土質変化や数多い大礫、
岩、コンクリート及び杭等の出現に対応することが可能
となる。
取付台側に移動させて取付台の位置の固定を解除する固
定解除機構を備えたので、ローラカッタの位置固定を解
除することで、任意にローラカッタを出没動させること
ができる。このため、多様な土質変化や数多い大礫、
岩、コンクリート及び杭等の出現に対応することが可能
となる。
【図１】本発明の一実施形態例に係るシールド掘削機の
要部断図。
要部断図。
【図２】本発明の一実施形態例に係るシールド掘削機の
要部断図。
要部断図。
【図３】本発明の他の実施形態例に係るシールド掘削機
の要部断面図。
の要部断面図。
【図４】図３中の要部の詳細図。
【図５】シールド掘削機の側断面図。
【図６】シールド掘削機の部分正面図。
【図７】ローラカッタ支持部の断面図。
【図８】図７中のVIII-VIII 線矢視図。
３ カッタヘッド ４ カッタスポーク ５ カッタビット ６ ローラカッタ ８ 中心軸 １０ ローラチップ １１ 切削ライン（ローラカッタ側） １２ 切削ライン（カッタビット側） ２１ 取付台 ２２ 取付台シリンダ ２３ スライドガイド ２４ ピストン ２５ ロッド ２６ ピストン注油口 ３０ ロッド側注油口 ３１ 固定穴 ３２ ピン ３３，４２ ばね ４１ 第２ピン ４３ 解除回路口 ４４ 解除回路溝
Claims (3)
- 【請求項１】 本体の正面に回転自在にカッタヘッドを
設け、カッタビットをカッタヘッドの前面に装着する一
方、ローラカッタを備えた取付台をカッタヘッドの前面
に設けたシールド掘削機において、取付台を出没自在に
カッタヘッドに支持し、取付台の出没動を行う出没駆動
手段を備えたことを特徴とするシールド掘削機。 - 【請求項２】 請求項１において、取付台の出没位置を
固定するピンをカッタヘッドに設け、ピンを取付台側に
付勢して取付台に係合させることで取付台の位置を固定
するばね部材を備えたことを特徴とするシールド掘削
機。 - 【請求項３】 請求項２において、ばね部材の付勢力に
抗してピンを反取付台側に移動させて取付台の位置の固
定を解除する固定解除機構を備えたことを特徴とするシ
ールド掘削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20757997A JPH1150786A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | シールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20757997A JPH1150786A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | シールド掘削機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150786A true JPH1150786A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16542102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20757997A Withdrawn JPH1150786A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | シールド掘削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150786A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102251780A (zh) * | 2011-06-13 | 2011-11-23 | 天津大学 | 一种盘形滚刀的安装结构 |
| CN104047608A (zh) * | 2014-05-05 | 2014-09-17 | 湖北博创机械制造有限责任公司 | 一种硬岩快速掘进机的掘进装置 |
| JP2020023851A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | 株式会社スターロイ | ローラカッタ |
| CN112593952A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-02 | 安徽唐兴机械装备有限公司 | 一种滚刀可收缩的顶管机刀盘 |
| CN115952623A (zh) * | 2023-03-09 | 2023-04-11 | 北京城建集团有限责任公司 | 一种砂卵石地层盾构刀具均匀磨损的刀盘刀具设计方法 |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20757997A patent/JPH1150786A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102251780A (zh) * | 2011-06-13 | 2011-11-23 | 天津大学 | 一种盘形滚刀的安装结构 |
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| CN115952623A (zh) * | 2023-03-09 | 2023-04-11 | 北京城建集团有限责任公司 | 一种砂卵石地层盾构刀具均匀磨损的刀盘刀具设计方法 |
| CN115952623B (zh) * | 2023-03-09 | 2023-05-30 | 北京城建集团有限责任公司 | 一种砂卵石地层盾构刀具均匀磨损的刀盘刀具设计方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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