JPH11507682A - 重合しうるシロキサンマクロモノマー - Google Patents

重合しうるシロキサンマクロモノマー

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JPH11507682A JP9502581A JP50258197A JPH11507682A JP H11507682 A JPH11507682 A JP H11507682A JP 9502581 A JP9502581 A JP 9502581A JP 50258197 A JP50258197 A JP 50258197A JP H11507682 A JPH11507682 A JP H11507682A
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Abstract

(57)【要約】 式(I):Q−B(L−B)nT[式中、nは0又は少なくとも1.0であり;Qは、重合しうる基であり;Bは、同一又は異なることができ、100〜8,000の範囲の分子量の2官能性ブロックであり、少なくとも1個のBは、2官能性の、ポリマー又はコポリマーからの残基であり、ここでBは、式(II):−OSi(R1)(R2)−[式中、R1及びR2は、同一又は異なることができ、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアリール、ヘテロシクリル及びハロヘテロシクリルよりなる群から選ばれる]で示されるシリコーン繰返し単位を含み、248〜8,000の分子量を有し;Lは、2官能性結合基であり;そしてTは、末端基である]で示されるマクロモノマーが記載されている。該マクロモノマーは、好ましくは、コンタクトレンズの製造に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 重合しうるシロキサンマクロモノマー 本発明は、眼のための用途はもとより、細胞増殖の基質にも特に適したマクロ モノマー、ポリマー及びポリマー製品に関する。より具体的には、本発明は、コ ンタクトレンズ、及び眼用器具、例えば角膜表面補綴物の用途に適したポリマー に関する。 生体適合性ポリマーの分野では、非常に多様な研究が実施されている。生体適 合性の定義は、それを目的として重合体が設計される特定の用途に依存する。コ ンタクトレンズとして適正に機能するには、材料は、生物学的及び化学的に不活 性であること、機械的安定性、光学的透明性、酸素透過性、及び涙による湿潤性 を含むさまざまな特性を保有しなければならない。コンタクトレンズが酸素を角 膜に伝達できること、及び長期間の装着を許すよう軟らかく、かつ快適であるこ とは、特に好都合である。加えて、角膜移植片、例えば角膜表面補綴物として適 正に機能するには、このポリマーは、角膜上皮の接着及び成長を許し、移植片と して高度に生体安定的でなければならない。 コンタクトレンズは、硬くて剛性を有するコンタクトレンズ、例えばポリメチ ルメタクリラートから製造されるそれと、軟らかくて柔軟性に富むコンタクトレ ンズ、例えばポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリラート)から製造されるそれ とに分類することができる。これらの2種の基本的な形式のコンタクトレンズは 、様々に制約される。硬くて剛性を有するコンタクトレンズは、装着するのが不 快であり、そのため、患者が充分に忍容しないことがある。ポリメチルメタクリ ラートのハードレンズは、角膜を支持するために、レンズを通しての酸素の透過 を実質的に全く許さないが、充分な酸素の通過をまさに許すいくつかの分類群の 剛性レンズ、例え ばケイ素に基づく材料がある。それでも、それらは軟らかさに欠けるために快適 さに乏しいという前述の制約がある。最適の快適さ及び取扱いのためには、レン ズ材料の弾性率は、0.5〜5.0MPa、好ましくは1.0〜2.5MPaであると 思われる。 慣用のソフトコンタクトレンズは、角膜の正常な生理を維持するには不充分な 、レンズを通しての酸素伝達性であるという不都合が短所である。したがって、 それらは長期間連続して装着することができない。このレンズ誘発性低酸素症の 臨床的症状は、へりの発赤、及び角膜の腫脹を含む。コンタクトレンズの装着に よって誘発される長期の低酸素症から、目の感染が生じることもある。連続装着 のための最低酸素透過性は、50バレル(Barrer)、好ましくは70バレル、よ り好ましくは87バレルを超えるものと思われる。 ソフトコンタクトレンズの快適さと、角膜の正常な生理を維持するのに充分な 酸素透過性とを組み合せた耐久性のあるコンタクトレンズ材料に対しては、長年 の必要性が存在している。一態様では、本発明は、この必要性に対処する材料を 提供する。 コンタクトレンズは、長期間にわたって快適であり、かつ使用に適さなければ ならない。長期間にわたる快適さを達成するには、まずもって、レンズは低い弾 性率を保有(すなわち軟らかい)しなければならない。加えて、タンパク質、脂 質、ムコイドなどによる汚染に抵抗性であることが望ましい。更に、コンタクト レンズは、取扱い、及び正常な使用を許すのに充分な耐久性も保有しなければな らない。 したがって、高い酸素透過性と低い弾性率とを組み合わせて保有するポリマー が必要とされる。そこで、本発明者らは、そのようなポリマーの製造に用いるの に適したマクロモノマーを見出した。上記により、その主な 態様では、本発明は、式(I): [式中、nは、0、又は少なくとも1.0であり、好ましくは少なくとも1.0 であり; Qは、重合しうる基であり; Bは、同一又は異なることができ、100〜8,000の範囲の分子量の2官 能性ブロックであり、少なくとも1個のBは、2官能性のポリマー又はコポリマ ーからの残基であり、ここでBは、式(II): (式中、R1及びR2は、同一又は異なることができ、水素、アルキル、アルケニ ル、アルキニル、アリール、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、 ハロアリール、ヘテロシクリル及びハロヘテロシクリルよりなる群、好ましくは アルキル、アリール及びハロ置換アルキルから選ばれる)で示されるシリコーン 繰返し単位を含み、248〜8,000の分子量を有し; Lは、2官能性結合基であり;そして Tは、末端基である] で示されるマクロモノマーを提供する。 好ましくは、nは、1〜5の範囲、はるかに好ましくは1〜4、例えば1〜3 又は2〜4の範囲にある。 Qは、重合反応へ進み得るエチレン的に不飽和である部分を含むのが好ましい 、重合しうる基である。好ましくは、Qは、式A: [式中、P1は、遊離基で重合しうる基であり; Yは、−CONHCOO−、−CONHCONH−、−OCONHCO−、− NHCONHCO−、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−CO O−、−OCO−、−NHCOO−又は−OCONH−であり; m及びpは、互いに独立に、0又は1であり; R’は、20個までの炭素原子を有する有機化合物の2価の基であり; X1は、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、一COO−、−O CO−、−NHCOO−又は−OCONH−である] で示される基である。 遊離基で重合しうる基P1は、例えば、20個までの炭素原子を有するアルケ ニル、アルケニルアリール又はアルケニルアリーレンアルキルである。アルケニ ルの例は、ビニル、アリル、1−プロペン−2−イル、1−ブテン−2−、−3 −及び−4−イル、2−ブテン−3−イル、並びにペンテニル、ヘキセニル、オ クテニル、デセニル及びウンデセニルの異性体である。アルケニルアリールの例 は、ビニルフェニル、ビニルナフチル又はアリルフェニルである。アルケニルア リーレンアルキルの例は、o−、m−又はp−ビニルベンジルである。 P1は、好ましくは12個までの炭素原子を有するアルケニル又はアルケニル アリール、特に好ましくは8個までの炭素原子を有するアルケニル、特に4個ま での炭素原子を有するアルケニルである。 Yは、好ましくは−COO−、−OCO−、−NHCONH−、−NHCOO −、−OCONH−、−NHCO−又は−CONH−、特に好ましくは−COO −、−OCO−、−NHCO−又は−CONH−、特 に−COO−又は−OCO−である。 X1は、好ましくは−NHCONH−、−NHCOO−又は−OCONH−、 特に好ましくは−NHCOO−又は−OCONH−である。 好適実施態様では、添字m及びpは、同時に0ではない。pが0ならば、mは 1であるのが好ましい。 R’は、好ましくは、アルキレン、アリーレン、6〜20個の炭素原子を有す る2価の飽和脂環族の基、アリーレンアルキレン、アルキレンアリーレン、アル キレンアリーレンアルキレン又はアリーレンアルキレンアリーレンである。 好ましくは、R’は、12個までの炭素原子を有する2価の基、特に好ましく は8個までの炭素原子を有する2価の基である。好適実施態様では、R’は、更 に、12個までの炭素原子を有するアルキレン又はアリーレンである。R’の特 に好適な実施態様は、低級アルキレン、特に4個までの炭素原子を有する低級ア ルキレンである。 Qは、アクリロイル、メタクリロイル、スチリル、アクリルアミド、アクリル アミドアルキル、ウレタンメタクリラート又はそれらのあらゆる置換誘導体より なる群から選ばれるのが特に好ましい。最も好ましくは、Qは、P1が炭素原子 数4までのアルケニルであり、Yが−COO−であり、R’が炭素原子数4まで のアルキレンであり、X1が−NHCOO−であり、m及びpがそれぞれ1であ る式Aの化合物である。 Qに適した基又は置換基は、10個までの炭素原子を有する、アルキル、アル ケニル、アルキニル、アリール、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロア ルキニル、ハロアリール、ヒドロキシル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アリ ールオキシ、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキ シ、ハロアリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキ ニルアミノ、アリールアミノ、アシル、アロイル、アルケニルアシル、アリール アシル、アシルアミノ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフェニルオキ シ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアミノ、ハロヘテ ロシクリル、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アリ ールチオ、アリールスルホニル、アミノスルホニル、ジアルキルアミノ及びジア ルキルスルホニルから選ばれてよい。 ブロック:Bは、モノマー、オリゴマー又はポリマーであってよい。それぞれ のブロック:Bの分子量及び化学的組成は、同じであっても、又は異なってもよ いが、上に特定した分子量の範囲内にあり、かつ少なくとも1個のBブロックは 、式(II)の単位を含む残基であることを条件とする。ブロック:Bは、疎水性 であっても、又は親水性であってもよい。Bが疎水性ブロックのときは、特に好 ましいのは、ポリシロキサン及び過フッ素化ポリエーテルから誘導される2官能 性残基であり、Bが親水性のときは、特に好ましいのは、ポリエチレングリコー ル又はポリ環状エーテルのようなポリアルキレンオキシドから誘導される2官能 性残基である。一実施態様では、本発明のマクロモノマーは、ポリシロキサンで ある少なくとも2個のブロック:Bを有するのが好ましい。 少なくとも1個のBブロックは、Bが、上記に定義した式(II)のシリコーン 繰返し単位を含む248〜8,000、好ましくは248〜6,000の分子量 を有し、好ましくは下記の末端官能性を有する、2官能性のポリマー又はコポリ マーからの残基である。 R1及びR2は、ともに1〜12個、より好ましくは1〜6個の炭素原子を有す るのが好ましい。特に、シリコーン繰返し単位が本明細書に記載 したとおりであり、R1及びR2が、ともに(C1〜C6)アルキル、より好ましくは メチルであるのが好ましい。 Bが誘導される2官能性のポリマー又はコポリマーは、結合基Lの前駆体と反 応する結果、共有結合が形成される、独立に選ばれた末端官能性をそれぞれの末 端に有する。好適な末端官能性は、ヒドロキシル又はアミノである。そのような 官能性は、アルキレン基又は他の非反応性スペーサーによって、B中のシロキサ ン単位に結合されていてよい。好適な末端部分は、ヒドロキシアルキル、ヒドロ キシアルコキシアルキル及びアルキルアミノである。特に好適なヒドロキシアル キルは、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチルであり;特に好適なヒドロキ シアルコキシアルキルは、ヒドロキシエトキシエチル及びヒドロキシエトキシプ ロピルである。 上に特定した式(I)中の好適なBブロックは、式(M): [式中、Qは、5〜100の整数であり;Alkは、酸素によって中断されてい ないか、又は中断されている20個までの炭素原子を有するアルキレンであり; 基:R1、R2、R3及びR4は、互いに独立に、アルキル、アリール又はハロ置換 アルキルであり;X3は、−O−又は−NH−である] で示される。 好適な意味では、Qは5〜70、特に好ましくは8〜50、特に10〜28の 整数である。 好適な意味では、基:R1、R2、R3及びR4は、互いに独立に、8個までの炭 素原子を有する低級アルキル、特に好ましくは4個までの炭素 原子を有する低級アルキル、特に2個までの炭素原子を有する低級アルキルであ る。R1、R2、R3及びR4の一層特に好適な実施態様は、メチルである。 酸素によって中断されているアルキレンは、好ましくは、二つの低級アルキレ ン部分のそれぞれに6個までの炭素原子を有する低級アルキレンオキシ低級アル キレン、より好ましくは、二つの低級アルキレン部分のそれぞれに4個までの炭 素原子を有する低級アルキレンオキシ低級アルキレンであって、その例は、エチ レンオキシエチレン又はエチレンオキシプロピレンである。 ハロ置換アルキルは、好ましくは、1個又はそれ以上の、特に3個までの、フ ルオロ、クロロ若しくはブロモのようなハロゲンで置換された低級アルキルであ って、その例は、トリフルオロメチル、クロロメチル、ヘプタフルオロブチル又 はブロモエチルである。 Bは過フッ化ポリエーテルから誘導されるときは、式(N): [式中、CF2CF2O及びCF2Oの単位は、鎖全体に不規則に分布しても、又 は、ブロックとしても分布してもよく、PFPEの分子量が242〜4,000 の範囲であるようにして、同じであっても、又は異なってもよい] で示されるのが好ましい。 好ましくは、式(N)中のxは0〜20の範囲、より好ましくは8〜12の範 囲にあり、yは0〜25の範囲、より好ましくは10〜14の範囲にある。 ブロック:Bのうちの1個又はそれ以上が親水性であるときは、これらのブロ ックは、特に好ましくはポリアルキレンオキシドから、より好まし くはポリ低級アルキレンオキシドから、最も好ましくはポリエチレングリコール から誘導される。Bブロックは、式(II)(又はM)及びポリアルキレンオキシ ドのブロックから選ばれるのが最も好ましいが、ブロックのうち少なくとも1個 は式(II)(又はM)のそれであることを条件とする。本発明の非常に好適な二 つの実施態様では、ともに式(II)(又はM)のそれであるか、又は一方が式( II)(又はM)のそれであるが、他方はポリアルキレンオキシド、好ましくはポ リ低級アルキレンオキシド、最も好ましくはポリエチレングリコールから誘導さ れる2個のBブロックが式(I)のマクロモノマー中に存在する。Bブロックの 定義の文脈中で「ポリアルキレンオキシドから誘導された」とは、そのようなB ブロックは、2個の末端水素がそのようなポリアルキレンオキシドから削除され ている点で、ポリアルキレンオキシドと異なることを意味する。これを例示する ため、Bが、ポリエチレングリコールから誘導されるならば、−(OCH2CH2 aO−(ここで、aは、繰返すエチレンオキシ基の数を示す添字である)を示 すものとし、以後「PEG」と表すことにする。 結合基Lは、ヒドロキシルと反応できるいかなる2官能部分であってもよい。 Lへの適切な前駆体は、α,ω−ジエポキシド、α,ω−ジイソシアナート、α ,ω−ジイソチオシアナート、α,ω−ジアシルハロゲン化物、α,ω−ジチオ アシルハロゲン化物、α,ω−ジカルボン酸、α,ω−ジチオカルボン酸、α, ω−ジ無水物、α,ω−ジラクトン、α,ω−ジアルキルエステル、α,ω−ジ ハロゲン化物、α,ω−ジアルキルエーテル、α,ω−ジヒドロキシメチルアミ ドである。結合基は、Rが20個までの炭素原子を有する2価の有機基である、 ジイソシアナートの2価の残基(−C(O)−NH−R−NH−C(O)−)で あるのが好 ましい。 2価の基Rは、例えば、20個までの炭素原を有するアルキレン、アリーレン 、アルキレンアリーレン、アリーレンアルキレン若しくはアリーレンアルキレン アリーレン、6〜20個の炭素原子を有する2価の飽和脂環族の基、又は7〜2 0個の炭素原子を有するシクロアルキレンアルキレンシクロアルキレンである。 好適実施態様では、Rは、14個までの炭素原子を有するアルキレン、アリー レン、アルキレンアリーレン、アリーレンアルキレン若しくはアリーレンアルキ レンアリーレン、又は6〜14個の炭素原子を有する2価の飽和脂環族の基であ る。特に好適な実施態様では、Rは、12個までの炭素原子を有するアルキレン 若しくはアリーレン、又は6〜14個の炭素原子を有する2価の飽和脂環族の基 である。 好適実施態様では、Rは、10個までの炭素原子を有するアルキレン若しくは アリーレン、又は6〜10個の炭素原子を有する2価の飽和脂環族の基である。 特に好適な意味では、Rは、ジイソシアナート、例えばヘキサン1,6−ジイ ソシアナート、2,2,4−トリメチルヘキサン1,6−ジイソシアナート、テ トラメチレンジイソシアナート、フェニレン1,4−ジイソシアナート、トルエ ン2,4−ジイソシアナート、トルエン2,6−ジイソシアナート、m−若しく はp−テトラメチルキシレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート又 はシクロヘキサン1,4−ジイソシアナートから誘導された基である。 アリールは、非置換であるか、又は、好ましくは低級アルキル若しくは低級ア ルコキシで置換された炭素環芳香族の基である。その例は、フェニル、トリル、 キシリル、メトキシフェニル、tert−ブトキシフェニル、ナ フチル及びフェナントリルである。 アリーレンは、好ましくは、非置換であるか、又は低級アルキル若しくは低級 アルコキシで置換された、フェニレン又はナフチレン、特に1,3−フェニレン 、1,4−フェニレン若しくはメチル−1,4−フェニレン、1,5−ナフチレ ン、又は1,8−ナフチレンである。 2価の飽和脂環族の基は、好ましくは、非置換であるか、又は1個又はそれ以 上の低級アルキル基、例えばメチル基で置換されたシクロアルキレン、例えばシ クロヘキシレン若しくはシクロヘキシレン(低級アルキレン)、例えばシクロヘ キシレンメチレン、例えばトリメチルシクロヘキシレンメチレン、例えば2価の イソホロン基である。 本発明の目的として、基及び化合物に関連しての用語「低級」とは、別途定義 されない限り、特に、8個までの炭素原子、好ましくは4個までの炭素原子を有 する基又は化合物を意味する。 低級アルキルは、特に、8個までの炭素原子、好ましくは4個までの炭素原子 を有し、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、 ヘキシル又はイソヘキシルである。 アルキレンは、12個までの炭素原子を有し、直鎖又は分岐鎖であることがで きる。適切な例は、デシレン、オクチレン、ヘキシレン、ペンチレン、ブチレン 、プロピレン、エチレン、メチレン、2−プロピレン、2−ブチレン、3−ペン チレンなどである。 低級アルキレンは、8個まで、特に好ましくは4個までの炭素原子を有するア ルキレンである。低級アルキレンの特に好適な意味は、プロピレン、エチレン及 びメチレンである。 アルキレンアリーレン又はアリーレンアルキレン中のアリーレン単位は、好ま しくは、非置換であるか、又は低級アルキル若しくは低級アルコ キシで置換されたフェニレンであり、またその中のアルキレン単位は、好ましく は低級アルキレン、例えばメチレン又はエチレン、特にメチレンである。したが って、これらの基は、好ましくはフェニレンメチレン又はメチレンフェニレンで ある。 低級アルコキシは、特に、8個まで、好ましくは4個までの炭素原子を有し、 例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ又はヘキシ ルオキシである。 アリーレンアルキレンアリーレンは、好ましくは、8個まで、特に4個までの 炭素原子をアルキレン単位中に有するフェニレン(低級アルキレン)フェニレン 、例えばフェニレンエチレンフェニレン又はフェニレンメチレンフェニレンであ る。 2価の残基が誘導される非常に好適なジイソシアナートのいくつかの例は、ト リメチルヘキサメチレンジイソシアナート(TMHMDI)、イソホロンジイソ シアナート(IPDI)、メチレンジフェニル=ジイソシアナート(MDI)及 び1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート(HMDI)を包含する。 式(I)において、Tは、遊離基では重合し得ないが、他の官能性を有しても よい1価の末端基である。特に、好適な末端基は、水素、アルキル、置換アルキ ル、アリール又は置換アリールである。より好適な基Tは、水素、低級アルキル 及びフェニルである。 Tに適した基又は置換基は、Qについての文脈で前記に開示した同じ基及び置 換基から選んでよい。 本発明の好適実施態様では、式(IIIA)、(IVA)及び(VIA): [式中、PDMSは、前記に定義したとおりの式(M)で示され、Rは、12個 までの炭素原子を有するアルキレン若しくはアリーレン、又は6〜14個の炭素 原子を有する2価の飽和脂環族の基であり、Rxは、水素又は低級アルキルであ る] で示されるマクロモノマーが提供される。これらの化合物のうち、式(IIIA)及 び(VIA)のもの、特に式(IIIA)のものが好ましい。 本発明の更に好適な実施態様では、式(III)〜(VI): [式中、PDMSは、800〜3,000の範囲の分子量のビスヒドロキシアル コキシアルキルポリジメチルシロキサンの残基であり、Rは、TMHMDIのト リメチルヘキサメチレン成分である] で示されるマクロモノマーが提供される。 本発明者らは、一般に、適切な弾性率及び酸素透過度は、これらのマクロモノ マーから誘導されるポリマー及びコポリマーで得ることができることを見出した 。このことは、そのようなポリマー及びコポリマーを、快適で、長期装着のソフ トコンタクトレンズの製造に役立つようにする。 本発明のマクロモノマーは、ポリマー合成業界に周知の手順によって、商業的 に入手できるビスヒドロキシアルキル又はビスヒドロキシアルコキシアルキル末 端のポリジメチルシロキサン(例えば信越化学のKF−6001、又は信越化学 のX−22−160AS)から好都合に製造してもよい。これらの手順は、代表 的には、ビスヒドロキシアルキル又はアルコキシアルキル末端のポリジメチルシ ロキサンを、重合しうる基の前駆体(例えばイソシアナトエチルメタクリラート 又はメタクリロイルクロリ ド)、及び(あるならば)結合基の前駆体(例えばトリメチルヘキサメチレンジ イソシアナート)と混合する工程を含む。場合により、触媒(例えば2ラウリン 酸ジブチルスズ)及び溶媒を用いてもよい。他の反応性ポリマーブロックが存在 してもよい(例えばポリエチレングリコール)。反応物は、一度に混ぜ合わせて よいが、好ましくは、重合混合物へ順次に加える。重合しうる基の前駆体を基B の前駆体に徐々に加えてから、結合基への前駆体を反応混合物に加えるのが特に 好ましい。 上記手順は、本発明の単官能化されたマクロモノマーと、ある比率の2官能化 された材料、及び官能化されなかった材料との混合物を生じ得ることが認識され ると思われる。 本発明者らは、予め形成された単官能ブロックから本発明のマクロモノマーを 製造することもできることを見出した。そのような単官能ブロックは、例示する ならば、単官能シロキサン又は単官能ポリエチレンオキシド、例えばモノメチル 末端ポリエチレンオキシドであってよい。 もう一つの態様では、本発明は、ポリマーの製造法を提供する。本発明のマク ロモノマーは、適切な開始剤の存在下で共重合又は単独重合させて、透明なポリ マーを与え得る。重合を実施するための当業界に周知の標準的な方法を用いてよ く、遊離基重合反応が好ましい。遊離基重合反応は、適切な容器又は器の中で、 UV開始剤、例えばベンゾインメチルエーテルを含有するモノマー混合物を(紫 外光を用いて)照射することによって、簡単に実施できる。混合物を、モノマー 間の重合反応の発生を可能にするのに充分な時間照射する。これに代えて、アゾ ビスイソブチロニトリルのような熱開始剤を用いる熱重合開始を用いることもで きる。 マクロモノマーは、そのままでか、又は1種又はそれ以上の溶媒及び/若しく はコモノマーの存在下に、ポリマーへ転換することができる。マク ロモノマーの構造が、得られる弾性率に対して最も重大な効果を有するが、溶媒 及びコモノマーの選択も効果を有する。役立つ溶媒は、下記の分類群:すなわち エステル、アルコール、エーテル及びハロゲン化溶媒から選ばれるそれらを包含 する。重合混合物中に0〜70体積%、特に10〜50体積%の溶媒濃度が望ま しい。好適な溶媒は、酢酸エステル、特に酢酸イソプロピル及び酢酸tert−ブチ ルを包含する。その他の役立つ溶媒は、クロロフルオロアルカン、例えばトリク ロロトリフルオロエタン、及び過フッ素化アルカン、例えばペルフルオロ−1, 3−ジメチルシクロヘキサンなどを包含する。 反応に参入してコポリマーを形成しうる、1種又はそれ以上のエチレン性不飽 和基を含むコモノマーを組み入れてもよい。エチレン性不飽和基は、アクリロイ ル、メタクリロイル、スチリル、アクリルアミド、アクリルアミドアルキル、ウ レタンメタクリラート、又はそれらのあらゆる置換誘導体よりなる群から選ばれ るのが好ましい。 この新規ポリマーに存在するコモノマーは、親水性若しくは疎水性、又はそれ らの混合物であることができる。適切なコモノマーは、特に、コンタクトレンズ 及び生物医学材料の製造に常用されるそれらである。疎水性コモノマーは、代表 的には、水に不溶性であり、10重量%未満の水を吸収できるホモポリマー与え るモノマーを意味するものとする。同様に、親水性共単量体は、代表的には、水 溶性であるか、又は10重量%以上の水を吸収できるホモポリマーを与えるモノ マーを意味するものとする。 適切な疎水性コモノマーは、C1〜C18アルキル=及びC3〜C18シクロアルキ ル=アクリラート及び=メタクリラート、C3〜C18アルキル=アクリルアミド 及び=メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニルC1 〜C18アルカノアート、C2〜C18アルケン、 C2〜C18ハロアルケン、スチレン、(低級アルキル)スチレン、低級アルキル ビニルエーテル、C2〜C10ペルフルオロアルキル=アクリラート及び=メタク リラートや、対応して部分的にフッ素化されたアクリラート及びメタクリラート 、C3〜C12ペルフルオロアルキルエチルチオカルボニルアミノエチル=アクリ ラート及び=メタクリレート、アクリルオキシ−及びメタクリルオキシ−アルキ ルシロキサン、N−ビニルカルバゾール、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、 メサコン酸などのC1〜C12アルキルエステルであるが、それらに限られない。 好適であるのは、例えば、アクリロニトリル、3〜5個の炭素原子を有するビ ニル性不飽和カルボン酸のC1〜C4アルキルエステル、又は5個までの炭素原子 を有するカルボン酸のビニルエステルである。 適切な疎水性コモノマーの例は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク リル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸シクロヘキシル、2−エ チルヘキシルアクリレート、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク リル酸プロピル、アクリル酸ブチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ ニル、吉草酸ビニル、スチレン、クロロプレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、 アクリロニトリル、1−ブテン、ブタジエン、メタクリロニトリル、ビニルトル エン、ビニルエチルエーテル、ペルフルオロヘキシルエチル−チオカルボニルア ミノエチル=メタクリラート、メタクリル酸イソボルニル、トリフルオロエチル メタクリラート、ヘキサフルオロイソプロピル=メタクリラート、ヘキサフルオ ロブチル=メタクリラート、トリストリメチルシリルオキシシリルプロピル=メ タクリラート(以下:トリスメタクリラート)、トリストリメチルシリルオキシ シリルプロピル=アクリラート(以下:トリスアクリラート)、3−メタクリル オキシプロピルペンタメチルジシロキサン及びビス(メタク リルオキシプロピル)テトラメチルジシロキサンである。 疎水性コモノマーの好適例は、メタクリル酸メチル、トリスアクリラート、ト リスメタクリラート及びアクリロニトリルである。 適切な親水性コモノマーは、ヒドロキシル置換低級アルキル=アクリラート及 び=メタクリラート、アクリルアミド、メタクリルアミド、(低級アルキル)− アクリルアミド及び−メタクリルアミド、エトキシル化アクリラート及びメタク リラート、ヒドロキシル置換(低級アルキル)=アクリルアミド及び=メタクリ ルアミド、ヒドロキシル置換低級アルキルビニルエーテル、ビニルスルホン酸ナ トリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプ ロパンスルホン酸、N−ビニルピロール、N−ビニル−2−ピロリドン、2−ビ ニルオキサゾリン、2−ビニル−4,4’−ジアルキルオキサゾリン−5−オン 、2−及び4−ビニルピリジン、全部で3〜5個の炭素原子を有するビニル性不 飽和カルボン酸、アミノ(低級アルキル):(ここで、用語「アミノ」は第四級 アンモニウムも包含する)、モノ(低級アルキルアミノ)(低級アルキル)=及 びジ(低級アルキルアミノ)(低級アルキル)=アクリラート及び=メタクリラ ート、アリルアルコールなどであるが、これは網羅的リストではない。好適であ るのは、例えば、N−ビニル−2−ピロリドン、アクリルアミド、メタクリルア ミド、ヒドロキシル置換低級アルキル=アクリラート及び=メタクリラート、ヒ ドロキシル置換(低級アルキル)−アクリルアミド及び−メタクリルアミド、並 びに全部で3〜5個の炭素原子を有するビニル性不飽和カルボン酸である。 適切な親水性コモノマーの例は、ヒドロキシエチルメタクリラート(HEMA )、ヒドロキシエチルアクリラート、ヒドロキシプロピルアクリラート、塩酸ト リメチルアンモニウム=2−ヒドロキシプロピルメタク リラート(例えば、日本油脂からのBlemer(商品名)QA)、ジメチルアミノエ チル=メタクリラート(DMAEMA)、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ ルアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ ド(DMA)、アリルアルコール、ビニルピリジン、メタクリル酸グリセロール 、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アクリルアミド、N−ビニル− 2−ピロリドン(NVP)、アクリル酸、メタクリル酸などである。 好適な親水性コモノマーは、塩酸トリメチルアンモニウム=2−ヒドロキシプ ロピルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、ジメチルアミノ エチル=メタクリラート、塩酸トリメチルアンモニウム=2−ヒドロキシプロピ ルメタクリラート、N,N−ジメチルアクリルアミド及びN−ビニル−2−ピロ リドンである。 前述のとおり、適切なコモノマーは、商業的に入手できる広範囲の材料、及び それらの混合物から選んでよいフッ素及びケイ素含有アクリル酸アルキル、並び に親水性コモノマーを包含する。特に好適なコモノマーは、ジヒドロペルフルオ ロアルキル=アクリラート、例えばジヒドロペルフルオロオクチル=アクリラー トや1,1−ジヒドロペルフルオロブチル=アクリラート、トリヒドロペルフル オロアルキル=アクリラート、テトラヒドロペルフルオロアルキル=アクリラー ト、トリス(トリメチルシリルオキシ)プロピル=メタクリラート若しくは=ア クリラート、並びにアミン含有コモノマー、例えばN,N−ジメチルアミノエチ ル=メタクリラート、N,N−ジメチル−アクリルアミド及びN,N−ジメチル アミノエチル=アクリルアミドを包含する。配合物への個々のコモノマーの添加 の好適な範囲は、配合物の0〜60重量%、最も好ましくは0〜40重量%であ る。式(I)のマクロモノマーの混合物を用いて、他の成分ととも にか、又はそれらなしに適切なコポリマーを製造してもよい。 それ以上のコモノマーとともにか、又はそれらなしに、他のマクロモノマー( 1官能又は2官能性)を組み入れてもよい。場合により、2官能性のマクロモノ マー又はコモノマーを、重合体の架橋度を制御するために組み入れてもよい。本 発明の重合体に組み入れるのに適したその他のマクロモノマーは、本発明者らの 同時継続出願中のオーストラリア国暫定出願第PN2159号、第PN2160号、第PN2161 及び第PN2162号明細書に記載されたものを包含する。 所望ならば、架橋剤、例えばポリ不飽和架橋結合性コモノマーの添加によって 、ポリマーの網目組織を強化することができる。この場合に、用語「架橋結合し たポリマー」を用いる。したがって、本発明は、更に、所望ならば、1種以上の ビニルコモノマー、及び1種以上の架橋結合性コモノマーとの式(I)のマクロ マーの重合生成物を含む、架橋結合したポリマーにも関する。 代表的な架橋結合性コモノマーの例は、(メタ)アクリル酸アリル、低級アル キレングリコール=ジ(メタ)アクリラート、ポリ(低級アルキレン)グリコー ル=ジ(メタ)アクリラート、低級アルキレン=ジ(メタ)アクリラート、ジビ ニルエーテル、ジビニルスルホン、ジ−及びトリ−ビニルベンゼン、トリメチロ ールプロパン=トリ(メタ)アクリラート、ペンタエリトリトール=テトラ(メ タ)アクリラート、ビスフェノールA=ジ(メタ)アクリラート、メチレンビス (メタ)アクリルアミド、トリアリルフタラート及びジアリルフタラートである 。 架橋結合性コモノマーを用いるならば、用いる量は、ポリマーの予測される全 重量の0.05〜20%の範囲であり、好ましくは、該コモノマーは0.1〜1 0%の範囲、より好ましくは0.1〜2%の範囲にある。 架橋剤又はコモノマーのいずれとしても機能できるシリコーン含有モノマーの 一好適分類群は、下記のポリ有機シロキサン重合体である: [式中、PDMSは、前記に定義の式(M)で示されるか、又は分子量が248 〜3,000の範囲のビスヒドロキシアルコキシアルキルポリジメチルシロキサ ンの残基である] 本発明のもう一つの態様によれば、本明細書に定義した1種以上のマクロモノ マーからポリマーを形成する、本明細書に定義した方法によって製造されるポリ マーが提供される。 本発明者らは、一般に、ソフトコンタクトレンズとして用いるのに適切な弾性 率及び酸素透過度は、本明細書に定義したマクロモノマーから誘導されるポリマ ー及びホモポリマーで得られることを見出した。 本発明のもう一つの態様によれば、前記のポリマー又はホモポリマーから製造 されるソフトコンタクトレンズが提供される。ソフトコンタクトレンズは、異な る曲率半径の表面を有する架橋結合したポリマーの円板である。曲率半径は、望 みの光学的補正が得られ、かつレンズの内面が装着者の角膜の輪郭に適合するよ うに、ポリマーの屈折率と組合せて選ばれる。それらは、通常、無菌の生理食塩 水によって膨潤させて、販売される。 例示するならば、そのようなレンズの製造においては、適量の重合しうるモノ マー、溶媒(必要ならば)、及び光開始剤を混ぜ合わせて、重合混合物を形成さ せる。次いで、重合混合物を窒素で覆い、必要量をポリプロピレンの成形用型の 凹面の型半分内に分与する。成形用型を閉じ、締めつけ、UV灯を装備したUV 照射キャビネットに組立品を入れる。必要とされる時間にわたって照射を実施し 、次いで、成形用型半分を分離する。重合したレンズを適切な溶媒(例えば、酢 酸=イソプロピル又は=tert−ブ チル/フッ素化溶媒混合物)中で抽出する。次いで、溶媒をアルコール(例えば イソプロピルアルコール)と、その後生理食塩水と徹底的に交換して、製品レン ズを得る。 本発明者らは、本発明の一定の実施態様では、これらポリマー及びポリマー性 材料は、角膜移植片又はオンレイ(「人工角膜」と呼んでよい)、細胞増殖基質 、in vitro又はin vivoでの細胞の付着や増殖の材料、医用移植片(例えば、移 植できる半透膜材料、美容外科での組織移植片、膵島細胞のようなホルモン分泌 細胞を内蔵する移植片、胸部移植片、人工関節など)などとして用いるのに適切 であり得ることも見出した。 本発明のもう一つの実施態様によれば、本明細書に記載のポリマー又はコポリ マーから製造される眼用器具が提供される。人工角膜は、ソフトコンタクトレン ズの製造について既述した手順に従って製造してよい。人工角膜は、慣用の外科 的手法を用いて、角膜上皮組織の下に、内部に、若しくはそれを貫いて、又は角 膜間質、若しくは角膜のその他の組織層の内部に取り付けてよい。そのような移 植片は、角膜の光学的特性を(例えば、視覚的欠陥を補正するよう)変化させ、 及び/又は目の外見、例えば瞳孔の色を変化させることができる。角膜移植片は 、移植に際して瞳孔を覆い、視覚の鋭さを与える光軸領域と、光軸領域の周辺を 囲む領域とを含んでよい。該移植片は、その広がりの全域で同じ視覚の鋭さを有 してよい。 タンパク質や糖タンパク質のような高分子量の組織液成分(例えば、成長因子 、ペプチドやタンパク質のホルモン、及び必須金属の輸送に関連するタンパク質 )その他の、角膜移植片を横切る流れ、すなわち上皮細胞と間質細胞、更には内 皮層やその彼方との間の流れは、角膜移植片の前後の組織の長期的な維持及び生 存に重要である。したがって、角膜移植片は、 約10,000ダルトンより大きい分子量を有する組織液成分によるその中の通 過を許し、それによって、移植片の前方の細胞とその後方の細胞との間に、低分 子量の栄養分や呼吸ガスに加えて組織液成分の流動を与えるのに充分な多孔性を 有して製造するのが好都合である。 角膜移植片の多孔性は、移植片を形成する材料によって、すなわち、材料の固 有の多孔性によって与えてよい。これに代えて、移植片を形成する本発明による ポリマー又はコポリマーに、国際公開特許第90/07575号公報、同第91/07687号公 報、米国特許第5,244,799号明細書、同第5,238,613号明細書、同第4,799,931号 明細書及び同第5,213,721号明細書に記載のような当業界に周知の様々な手順に よって細孔を導入してもよい。 本発明の移植片の必要な多孔性を形成する方法が何であれ、移植片は、好まし くは、10,000ダルトンまで及びそれより大きい、例えば10,000〜1 ,000,000ダルトンの分子量のタンパク質その他の生体高分子を角膜オン レイの光軸領域に受け入れるには充分であるが、細胞の、したがって組織の侵入 も許すには不充分な多孔性を有する。移植片の多孔性を細孔によって与える場合 、光軸領域は複数の細孔を含み、その数は、決して限定的ではないが、移植片の 前後の領域間の組織成分の流れを与えるのに充分である。 本発明のポリマー及びポリマー性材料は、細胞の接着及び増殖を刺激するため の特定の表面改質を必要とせずに、組織細胞(例えば、脈管内皮細胞、線維芽細 胞、骨由来細胞など)による定着を支援することができる。これは、加工コスト が最小化できるため、好都合である。これに代えて、本発明によるポリマー及び ポリマー性材料は、高周波グロー放電プラズマ改質(米国特許第4,919,659号明 細書及び国際公開特許第AU89/00220号公 報を参照されたい)又は放射線グラフト重合若しくは化学的処理のような当業界 に周知の手法によって、表面改質することもできる。 本発明のポリマー及びポリマー性材料は、組織の成長を促進する1種又はそれ 以上の成分で表面を被覆してよい。例えば、そのような材料は、フィブロネクチ ン、コンドロイチン硫酸、コラーゲン、ラミニン、細胞付着タンパク質、抗ゼラ チン因子、冷不溶性グロブリン、コンドロネクチン、表皮成長因子、筋接着性タ ンパク質など、及び/又はそれらの誘導体や混合物を包含する。フィブロネクチ ン、表皮成長因子、及び/又はそれらの誘導体、活性断片若しくは混合物が特に 役立つ。そのような表面被覆は、必要ならば、上記の表面改質の後に施してよい 。 本発明のポリマー及びポリマー性材料は、(細胞培養による価値あるタンパク 質その他の成分の生産の際のような)生物学的リアクター、光学機器、顕微鏡ス ライドなどにおける細胞増殖基質、例えば(皿、瓶、トレーなどのような)組織 培養器具として用いてもよい。 本発明に従って製造されるポリマーは、当業界に周知であるような慣用の成形 及び加工の手法を用いて、他の役立つ製品へ形成させてよい。該ポリマーは、軟 らかい膜材料、薬物制御放出、気体隔離膜及びイオン輸送膜にも用途がある。 本明細書、及び後述の請求の範囲を通して、文脈が別途必要としない限り、用 語「含む」、又は「含み」若しくは「含んで」のような変化形は、記述された完 全体、又は完全体の群の包含を意味するが、他のいかなる完全体、又は完全体の 群の除外も意味しないものとする。 下記の非限定的な実施例で、本発明を更に説明する。別途指定されないならば 、すべての部数は重量部である。温度は摂氏である。マクロモノマー又はポリマ ーの分子量は、別途指定されないならば、数平均分子量で ある。 実施例1: この実施例は、式(III)のマクロモノマーの合成を例示する:20mlバイアル に、分子量が2,158のビスヒドロキシアルコキシアルキル末端PDMS(信 越化学KF−6001として商業的に入手可能)4.9999g、及び新たに蒸 留したイソシアナトエチルメタクリラート0.357gを導入した。混合物を数 分間激しく攪拌した後、二ラウリン酸ジブチルスズ0.025gを加えた。次い で、混合物を終夜攪拌した。赤外スペクトルを記録して、イソシアナートのピー クの消失を確認した。次いで、反応混合物に、蒸留トリメチルヘキサメチレンジ イソシアナート0.486g及び2ラウリン酸ジブチルスズ0.010gを加え た。再び、混合物を終夜攪拌した。次いで、更に5.000gのビスヒドロキシ アルコキシアルキル末端PDMSを2ラウリン酸ジブチルスズ0.040gとと もに混合物に加えた。フラスコを終夜激しく攪拌した。再び赤外スペクトルを記 録して、イソシアナートの消失を確認した。この手順により、式(III)の高い成 分を有するマクロモノマーを得た。 実施例2: 本実施例は、式(IV)のマクロモノマーの合成を例示する:100ml三角フラ スコに、分子量が約1,420の商業的に入手できるモノカルビノール末端ポリ ジメチルシロキサン(United Chemical Technologies,Petrarch Silanes and S iliconesから商業的に入手可能)27.5055g、及び新たに蒸留したイソシ アナトエチルメタクリラート3.009gを導入した。混合物を数分間激しく攪 拌した後、2ラウリン酸ジブチルスズ0.015gを加えた。次いで、混合物を 終夜攪拌した。赤外スペクトルを記録して、イソシアナートのピークの消失を確 認した。 実施例3: 本実施例は、式(VI)のマクロモノマーの合成を例示する:20mlバイアルに 、分子量が350の商業的に入手できるポリエチレングリコールのモノメチルエ ーテル(Warrington,PAのPolysciences,Inc.から得た)1.263gを導入し た。これに、新たに蒸留したトリメチルヘキサメチレンジイソシアナート0.7 60gを加え、混合物を数分間攪拌した。次いで、触媒である2ラウリン酸ジブ チルスズ(0.006g)を加え、混合物を終夜攪拌した。次いで、これに、分 子量が2,158の商業的に入手できるヒドロキシアルコキシ末端ポリジメチル シロキサン(信越化学KF−6001)7.624g、及び更に0.009gの 2ラウリン酸ジブチルスズを加えた。終夜攪拌した後、赤外スペクトルを記録し て、イソシアナートのピークの消失を確認し、新たに蒸留したイソシアナトエチ ルメタクリラート(0.563g)を混合物に加えた。混合物を再び終夜攪拌し 、赤外分光測定によって、イソシアナートのピークの消失を確認した。この手順 により、式(VI)の高い成分を有するマクロモノマーを得た。 実施例4: 20mlバイアルに、分子量が987の商業的に入手できるビスヒドロキシアル コキシ末端ポリジメチルシロキサン(信越化学X−22160ASとして商業的 に入手可能)5.007g、及び新たに蒸留したイソシアナトエチルメタクリラ ート1.574gを導入した。数分間激しく攪拌した後、2ラウリン酸ジブチル スズ0.033gを加えた。次いで、混合物を終夜攪拌した。赤外スペクトルを 記録して、イソシアナートのピークの消失を確認した。 実施例5: 20mlバイアルに、分子量が2,158の商業的に入手できるビスヒドロキシ アルコキシ末端ポリジメチルシロキサン(信越化学KF−6001として商業的 に入手可能)10.000び新たに蒸留したイソシアナトエチルメタクリラート 1.438gを導入した。数分間激しく攪拌した後、2ラウリン酸ジブチルスズ 0.011gを加えた。次いで、混合物を終夜攪拌した。赤外スペクトルを記録 して、イソシアナートのピークの消失を確認した。 実施例6: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例1のマクロモノマー 55.6部 N,N−ジメチルアクリルアミド 15.9部 ジヒドロペルフルオロオクチルアクリラート 8.0部 ベンゾインメチルエーテル 0.3部 酢酸イソプロピル 20.6部 重合体のレンズを、PF5060(商業的に入手できる過フッ素化溶媒)中で 室温で3時間抽出し、次いで、酢酸イソプロピル(IPAc)に終夜、次いでI PAc−イソプロピルアルコール(IPA)の50/50(体積比)混合物に3 時間、そして新鮮なIPAに更に3時間入れた。真空オーブン中、濾紙上でレン ズを終夜乾燥してから、生理食塩水中で数日間水和させた。抽出及び水和の後、 得られた透明なポリマーレンズについて、酸素透過性を測定し、104バレルの 値を得た。弾性率は1.0MPaであった。これらの値は、長期装着ソフトコンタ クトレンズに適している。含水量は19%であった。 本実施例の抽出手順を下記の実施例で用いた。 実施例7: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例1のマクロモノマー 67.8部 N,N−ジメチルアミノエチルメタクリラート 12.1部 ベンゾインメチルエーテル 0.3部 酢酸イソプロピル 20.1部 実施例6の手順を用いた抽出及び水和の後、透明なポリマーレンズについて含 水量を測定し、17%の値を得た。 実施例8: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例2のマクロモノマー 55.7部 ジメチルアクリルアミド 16.1部 ジヒドロペルフルオロオクチルアクリラート 8.1部 酢酸イソプロピル 20.1部 Darocur 1173 0.3部 得られたレンズを、PF5060中で37℃で3時間、次いで酢酸イソプロピ ル中でやはり37℃で終夜抽出した。次いで、それらをイソプロピルアルコール へと37℃で3時間交換してから、真空オーブン中で終夜乾燥した。次いで、レ ンズを生理食塩水溶液中で数日間水和させた。得られた清澄重合体レンズについ て酸素透過性を測定し、117バレルである値を得た。弾性率は0.55MPaで あった。含水量は22.5%であった。 実施例9: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例1のマクロモノマー 45.2部 実施例4のマクロモノマー 3.4部 ジメチルアクリルアミド 13.9部 ジヒドロペルフルオロオクチルアクリラート 7.3部 酢酸イソプロピル 30.2部 ベンゾインメチルエーテル 0.3部 実施例6の手順を用いた抽出及び水和の後、得られた透明なポリマーレンズに ついて酸素透過性を測定し、103バレルである値を得た。弾性率は1.22MP aであった。含水量は20%であった。 実施例10: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例1のマクロモノマー 45.2部 実施例5のマクロモノマー 4.0部 ジメチルアクリルアミド 16.0部 ジヒドロペルフルオロオクチルアクリラート 8.0部 酢酸イソプロピル 20.0部 Darocur 1173 0.3部 実施例6の手順を用いた抽出及び水和の後、得られた透明ポリマーレンズにつ いて酸素透過性を測定し、100バレルである値を得た。弾性率は1.72MPa であった。含水量は19.6%であった。 実施例11: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365 nmUV灯からの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例3のマクロモノマー 68.0部 ジメチルアクリルアミド 12.1部 酢酸イソプロピル 20.0部 ベンゾインメチルエーテル 0.3部 実施例6の手順を用いた抽出及び水和の後、含水量は19.4%であった。 実施例12: 本実施例は、式(V)のマクロモノマーの合成を例示する:200mlバイアル に、ビスヒドロキシアルコキシアルキル末端ポリジメチルシロキサン(信越化学 KF−6001)10.004g、及び新たに蒸留したイソシアナトエチルメタ クリラート0.7193gを導入した。混合物を数分間激しく攪拌した後、二ラ ウリン酸ジブチルスズ0.042gを加えた。次いで、混合物を終夜攪拌した。 次いで、赤外スペクトルを記録して、イソシアナートのピークの消失を確認した 。 実施例13: 下記の組成物を、ポリプロピレンのレンズ成形用型に入れ、365nmUV灯か らの照射下で3時間重合させた(部はすべて重量部)。 実施例12のマクロモノマー 55.9部 ジメチルアクリルアミド 16.3部 ジヒドロペルフルオロオクチルアクリラート 8.0部 酢酸イソプロピル 19.8部 Darocur 1173 0.3部 実施例8の手順を用いた抽出及び水和の後、得られた透明ポリマーレンズにつ いて酸素透過性を測定し、93バレルである値を得た。弾性率は 1.92MPaであった。含水量は15.5%であった。 実施例14: 下記の手順を用いて、重合体上での角膜の上皮細胞及び間質線維芽細胞の細胞 付着及び増殖を評価した: 培養継代数が2〜4のウシ角膜上皮細胞(BCEp)及びウシ角膜間質線維芽 細胞(BCF)を用いて、それぞれのコポリマーの相対的な細胞付着及び増殖の 性能を測定した。試験ポリマーを、無菌のDermapunch(登録商標)を用いて直径 6mmの円板に裁断し、試料はそれぞれ三重に調製した。レプリカのポリマー試料 を、96穴形式の組織培養用ポリスチレン(TCPS)トレーの個々のウェルに 移し、60μg/mlのペニシリンと100μg/mlのストレプトマイシンとを含 有するリン酸緩衝生理食塩水溶液中に、室温で終夜放置した。細胞を、TCPS のレプリカのみを含むそれぞれの試料の表面に5×103細胞/ウェルの密度で 接種し、ダルベッコ最少必須培地、並びに5μg/mlのインシュリン、5μg/m lのトランスフェリン、5ng/mlの亜セレン酸、60μg/mlのペニシリン及び1 00μg/mlのストレプトマイシンで補足したハムF12(体積比50/50) 、並びにウシ胎児血清(BCEp細胞については20体積%の血清を用いたが、 BCF細胞については10体積%のを用いた)とを含有する培養液中で、7日間 培養した。これらの培養体は、5%CO2の空気の湿潤雰囲気中で37℃で維持 した。培養液は、2日目ごとに取り替えた。7日間の培養期間の終了時点でそれ ぞれの試料上に存在する相対細胞数を決定するため、細胞をホルモル−食塩水で 固定し、次いで、メチレンブルー(ホウ酸緩衝液中に1体積/重量%、pH8. 4)で染色した。細胞の相対数は、吸着された染料からELISAプラートリー ダーでの比色定量により決定し、吸着度を、同一時間後に対照TCPSの表面で 増殖した細 胞について得られた吸光度の値に対する百分率の平均(±SD)として表した。 下記の結果を得た。ウシ角膜上皮細胞は、実施例6のポリマー配合物上で付着 かつ増殖し、これらのポリマーが、角膜上皮の細胞及び組織の付着と増殖とに適 していることを示した。ウシ角膜間質線維芽細胞は、実施例6のポリマー配合物 上で付着かつ増殖し、ポリマー表面に存在する細胞の数は、培養の7日後には、 TCPS表面で認められたそれの63%であった。 これらのデータは、本発明によるポリマーは、人工角膜その他の移植片はもと より、細胞の付着や増殖の基質への適用にも適していることを示している。 当業者は、本明細書に記載の発明は、具体的に記載されたもの以外の変化及び 変更の余地があることを認識するものと思われる。本発明は、その精神及び範囲 に属するそのような変化及び変更をすべて包含するものとする。本発明は、本明 細書で言及かつ指示された工程、特徴、組成及び化合物はすべて、個別的にであ れ、集合的にであれ、また該工程又は特徴の二つ若しくはそれ以上のいかなる組 合せもすべて包含する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.式(I): [式中、nは、0又は少なくとも1.0であり; Qは、式(A): (式中、P1は、遊離基で重合しうる基であり; Yは、−CONHCOO−、−CONHCONH−、−OCONHCO−、− NHCONHCO−、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−CO O−、−OCO−、−NHCOO−又は−OCONH−であり; m及びpは、互いに独立に、0又は1であり; R’は、20個までの炭素原子を有する有機化合物の2価基であり; X1は、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−COO−、−O CO−、−NHCOO−又は−OCONH−である)で示される重合しうる基で あり; Bは、同一又は異なることができ、100〜8,000の範囲の分子量の2官 能性ブロックであり、少なくとも1個のBは、2官能性の、ポリマー又はコポリ マーからの残基であり、ここでBは、式(M): (式中、Qは、5〜100の整数であり;Alkは、酸素によって中断されてい ないか、又は中断されている20個までの炭素原子を有するアルキ レンであり;基:R1、R2、R3及びR4は、互いに独立に、アルキル、アリール 、又はハロ置換アルキルであり;X3は、−O−又は−NH−である)で示され る単位を含み、248〜8,000の分子量を有し; Lは、Rが、20個までの炭素原子を有する2価の有機基である、ジイソシア ナートの2価の残基:(−C(O)−NH−R−NH−C(O)−)である2官 能性結合基であり;そして Tは、遊離基によって重合し得ない1価の末端基である] で示されるマクロモノマー。 2.nが、1〜15の範囲内である、請求項1記載のマクロモノマー。 3.nが、2〜4の範囲内である、請求項1又は2記載のマクロモノマー。 4.少なくとも1個のBが、ポリシロキサン及び過フッ素化ポリエーテルよりな る群から誘導される疎水性ブロックである、請求項1〜3のいずれか1項記載の マクロモノマー。 5.少なくとも1個のBが、親水性である、請求項1〜3のいずれか1項記載の マクロモノマー。 6.少なくとも1個のBが、ポリエチレングリコール及びポリ(環状)エーテル のようなポリアルキレンオキシドよりなる群から誘導される親水性ブロックであ る、請求項1〜3のいずれか1項記載のマクロモノマー。 7.マクロモノマーが、ポリシロキサンである少なくとも2個のブロック:Bを 含む、請求項1〜6のいずれか1項記載のマクロモノマー。 8.2価の残基Lが、トリメチルヘキサメチレンジイソシアナート(TMHMD I)、イソホロンジイソシアナート(IPDI)、メチレン ジフェニル=ジイソシアナート(MDI)及び1,6−ヘキサメチレンジイソシ アナート(HMDI)よりなる群から選ばれるジイソシアナートから誘導される 、請求項1記載のマクロモノマー。 9.Tが、水素、場合により置換されたアルキル、及び場合により置換されたア リールよりなる群から選ばれる、請求項1〜8のいずれか1項記載のマクロモノ マー。 10.式(III): [式中、PDMSは、800〜3,000の範囲の分子量のビスヒドロキシアル コキシアルキルポリジメチルシロキサンの残基であり、Rは、TMHMDIのト リメチルヘキサメチレン成分である] で示される請求項1記載のマクロモノマー。 11.請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロモノマーを製造する方法であ って、 ビスヒドロキシアルキル又はアルコキシアルキル末端のポリジメチルシロキサ ンを、重合しうる基の前駆体、及び場合により結合基の前駆体と混合する工程を 含むことを特徴とする方法。 12.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロモノマーを重合させる工程を含む ことを特徴とする方法。 13.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロモノマーを共重合させる工程を含 むことを特徴とする方法。 14.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロモノマーを単独重合させる 工程を含むことを特徴とする方法。 15.少なくとも1種の溶媒の存在下にマクロモノマーを重合させる、請求項1 4記載の方法。 16.溶媒が、エステル、アルコール、エーテル及びハロゲン化溶媒よりなる群 から選ばれる、請求項15記載の方法。 17.溶媒が、酢酸イソプロピル、酢酸tert−ブチル、2−(トリフルオロメチ ル)−2−プロパノール、トリクロロトリフルオロエタン及びペルフルオロ−1 ,3−ジメチルシクロヘキサンよりなる群から選ばれる、請求項15又は16記 載の方法。 18.マクロモノマーを、アクリロイル、メタクリロイル、スチリル、アクリル アミド、アクリルアミドアルキル、ウレタンメタクリラート、又はそれらのあら ゆる置換誘導体、請求項1〜10のいずれか1項記載のその他のマクロモノマー 、及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる1種又はそれ以上のエチレン性不 飽和基を含むコモノマーの少なくとも1種と共重合させる、請求項13記載の方 法。 19.コモノマーが、ジヒドロペルフルオロオクチル=アクリレート、1,1− ジヒドロペルフルオロブチル=アクリレート、トリス(トリメチルシリルオキシ )プロピル=メタクリレート若しくは=アクリレート、及びアミン含有コモノマ ー、例えばN,N−ジメチルアミノエチル=メタクリレート及びN,N−ジメチ ルアミノエチル=アクリルアミド、並びにそれらの混合物よりなる群から選ばれ る、請求項18記載の方法。 20.マクロモノマーを、それぞれのコモノマーがポリマー配合物中に0〜60 部の範囲内で存在するコモノマーの少なくとも1種と共重合させる、請求項13 、18又は19のいずれか1項記載の方法。 21.マクロモノマーを、それぞれのコモノマーがポリマー配合物中に0 〜40部の範囲内で存在するコモノマーの少なくとも1種と共重合させる、請求 項13、18、19又は20のいずれか1項記載の方法。 22.請求項1記載のマクロモノマーと、場合により1種又はそれ以上の、疎水 性コモノマー、親水性コモノマー及び架橋結合性コモノマーよりなる重合体であ って、 疎水性コモノマーが、C1〜C18アルキル=及び(C3〜C18)シクロアルキル =アクリレート及び=メタクリレート、C3〜C18アルキル=アクリルアミド及 び−メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニルC1〜 C18アルカノアート、C2〜C18アルケン、C2〜C18ハロアルケン、スチレン、 (低級アルキル)スチレン、低級アルキルビニルエーテル、C2〜C10ペルフル オロアルキル=アクリレート及び=メタクリレート、並びに、対応して部分的に フッ素化されたアクリレート及びメタクリレート、C3〜C12ペルフルオロアル キルエチルチオカルボニルアミノエチル=アクリレート及び=メタクリレート、 アクリルオキシ−及びメタクリルオキシ−アルキルシロキサン、N−ビニルカル バゾール、並びにマレイン酸、フマル酸、イタコン酸及びメサコン酸のC1〜C1 2 アルキルエステルから選ばれ、 親水性コモノマーが、ヒドロキシル置換低級アルキル=アクリレート及び=メ タクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、(低級アルキル)−アクリ ルアミド及び−メタクリルアミド、エトキシル化されたアクリレート及びメタク リレート、ヒドロキシル置換(低級アルキル)−アクリルアミド及び−メタクリ ルアミド、ヒドロキシル置換低級アルキルビニルエーテル、ビニルスルホン酸ナ トリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプ ロパンスルホン酸、N−ビニルピロール、N−ビニル−2−ピロリドン、2−ビ ニルオキサゾリン、2−ビ ニル−4,4’−ジアルキルオキサゾリン−5−オン、2−及び4−ビニルピリ ジン、全部で3〜5個の炭素原子を有するビニル性不飽和カルボン酸、アミノ( 低級アルキル):(ここで、用語「アミノ」は第四級アンモニウムも包含する) 、モノ(低級アルキルアミノ)(低級アルキル)=及びジ(低級アルキルアミノ )(低級アルキル)=アクリレート及び=メタクリレート、並びにアリルアルコ ールから選ばれ、 架橋結合性コモノマーが、(メタ)アクリル酸アリル、低級アルキレングリコ ール=ジ(メタ)アクリラート、ポリ(低級アルキレン)グリコール=ジ(メタ )アクリラート、低級アルキレン=ジ(メタ)アクリラート、ジビニルエーテル 、ジビニルスルホン、ジ−及びトリ−ビニルベンゼン、トリメチロールプロパン =トリ(メタ)アクリラート、ペンタエリトリトール=テトラ(メタ)アクリラ ート、ビスフェノールA=ジ(メタ)アクリラート、メチレンビス(メタ)アク リルアミド、トリアリルフタラート及びジアリルフタラートから選ばれる ポリマー。 23.請求項22記載のポリマーよりなる眼用器具。 24.コンタクトレンズである、請求項23記載の眼用器具。 25.眼用器具の製造のための請求項1記載の式(I)のマクロモノマーの用途 。 26.請求項23記載の眼用器具を製造する方法であって、 (a)請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロマーの少なくとも1種を、場 合により溶媒、光開始剤、場合によりコモノマーと混合して、重合混合物を形成 させる工程; (b)重合混合物を窒素で覆う工程; (c)重合混合物を成形用型の凹面の型半分内に装填する工程; (d)装填した成形用型を閉じ、かつ締めつける工程; (e)装填した成形用型にUV放射線を照射する工程;及び (f)成形用型の型半分を分離し、眼用器具を抽出する工程; を含むことを特徴とする方法。 27.請求項12〜21のいずれか1項記載の方法によって生成された重合体か ら製造されるソフトコンタクトレンズ。 28.請求項1〜10のいずれか1項記載の重合させたマクロモノマーを含むソ フトコンタクトレンズ。 29.ソフトコンタクトレンズの製造のための請求項1記載の式(I)のマクロ モノマーの用途。 30.請求項12〜21のいずれか1項記載の方法によって生成された重合体か ら製造される人工角膜。 31.請求項1〜15のいずれか1項記載の重合させたマクロモノマーを含む人 工角膜。 32.人工角膜の製造のための請求項1記載の式(I)のマクロモノマーの用途 。 33.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるマク ロモノマー。 34.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるマク ロモノマーの製造法。 35.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりである重合 体の製造法。 36.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりである重合 体。 37.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであ るソフトコンタクトレンズ。 38.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるソフ トコンタクトレンズの製造法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IL,IS, JP,KP,KR,LK,LR,LT,LV,MG,M K,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI ,SK,TR,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 メイジス,ゴルドン フランシス オーストラリア国 ビクトリア 3163 マ ランベナ ヘンティ ストリート 3 (72)発明者 レイコック,ブロンウィン グレニス オーストラリア国 ビクトリア 3081 ハ イデルベルク ハイツ チャーチル スト リート 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、nは、0又は少なくとも1.0であり; Qは、重合しうる基であり; Bは、同一又は異なることができ、100〜8,000の範囲の分子量の2官 能性ブロックであり、少なくとも1個のBは、2官能性のポリマー又はコポリマ ーからの残基であり、ここでBは、式(II): (式中、R1及びR2は、同一又は異なることができ、水素、アルキル、アルケニ ル、アルキニル、アリール、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、 ハロアリール、ヘテロシクリル及びハロヘテロシクリルよりなる群から選ばれる )で示されるシリコーン繰返し単位を含み、248〜8,000の分子量を有し ; Lは、2官能性結合基であり;そして Tは、末端基である] で示されるマクロモノマー。 2.nが、1〜5の範囲である、請求項1記載のマクロモノマー。 3.nが、2〜4の範囲である、請求項1又は2記載のマクロモノマー。 4.Qが、エチレン性不飽和部分を含む重合しうる基である、請求項1〜3のい ずれか1項記載のマクロモノマー。 5.Qが、アクリロイル、メタクリロイル、スチリル、アクリルアミド、 アクリルアミドアルキル若しくはウレタンメタクリラート、又はそれらのあらゆ る置換誘導体よりなる群から選ばれる、請求項1〜4のいずれか1項記載のマク ロモノマー。 6.少なくとも1個のBが、疎水性である、請求項1〜5のいずれか1項記載の マクロモノマー。 7.少なくとも1個のBが、ポリシロキサン及び過フッ素化ポリエーテルよりな る群から誘導される疎水性ブロックである、請求項1〜6のいずれか1項記載の マクロモノマー。 8.少なくとも1個のBが、親水性である、請求項1〜5のいずれか1項記載の マクロモノマー。 9.少なくとも1個のBが、ポリエチレングリコール及びポリ(環状)エーテル のようなポリアルキレンオキシドよりなる群から誘導される親水性ブロックであ る、請求項1〜6のいずれか1項記載のマクロモノマー。 10.マクロモノマーが、ポリシロキサンである少なくとも2個のブロック:B を含む、請求項1〜9のいずれか1項記載のマクロモノマー。 11.Lが、ジイソシアネートの2価の残基:(−C(O)−NH−R−NH− C(O)−)である、請求項1〜10のいずれか1項記載のマクロモノマー。 12.2価の残基が、トリメチルヘキサメチレンジイソシアナート(TMHMD I)、イソホロンジイソシアナート(IPDI)、メチレンジフェニル=ジイソ シアナート(MDI)及び1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート(HMDI )よりなる群から選ばれるジイソシアナートから誘導される、請求項11記載の マクロモノマー。 13.Tが、遊離基によって重合し得ない1価の末端基である、請求項1 〜12のいずれか1項記載のマクロモノマー。 14.Tが、水素、場合により置換されたアルキル、及び場合により置換された アリールよりなる群から選ばれる、請求項1〜13のいずれか1項記載のマクロ モノマー。 15.式(III): [式中、PDMSは、800〜3,000の範囲の分子量のビスヒドロキシアル コキシアルキルポリジメチルシロキサンの残基であり、Rは、TMHMDIのト リメチルヘキサメチレン成分である] で示される、請求項1記載のマクロモノマー。 16.請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロモノマーを製造する方法であ って、 ビスヒドロキシアルキル又はアルコキシアルキル末端のポリジメチルシロキサ ンを、重合しうる基の前駆体、及び場合により結合基の前駆体と混合する工程を 含むことを特徴とする方法。 17.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロモノマーを重合させる工程を含む ことを特徴とする方法。 18.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロモノマーを共重合させる工程を含 むことを特徴とする方法。 19.ポリマーを製造する方法であって、 請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロモノマーを単独重合させる工程を 含むことを特徴とする方法。 20.少なくとも1種の溶媒の存在下にマクロモノマーを重合させる、請 求項19記載の方法。 21.溶媒が、エステル、アルコール、エーテル及びハロゲン化溶媒よりなる群 から選ばれる、請求項20記載の方法。 22.溶媒が、酢酸イソプロピル、酢酸tert−ブチル、2−(トリフルオロメチ ル)−2−プロパノール、トリクロロトリフルオロエタン及びペルフルオロ−1 ,3−ジメチルシクロヘキサンよりなる群から選ばれる請求項20又は21記載 の方法。 23.マクロモノマーを、アクリロイル、メタクリロイル、スチリル、アクリル アミド、アクリルアミドアルキル、ウレタンメタクリレート、又はそれらのあら ゆる置換誘導体、請求項1〜15のいずれか1項記載のその他のマクロモノマー 、及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる1種又はそれ以上のエチレン性不 飽和基を含む少なくとも1種のコモノマーと共重合させる、請求項18記載の方 法。 24.コモノマーが、ジヒドロペルフルオロオクチル=アクリラート、1,1− ジヒドロペルフルオロブチル=アクリラート、トリス(トリメチルシリルオキシ )プロピル=メタクリラート若しくは=アクリラート、及びアミン含有コモノマ ー、例えばN,N−ジメチルアミノエチル=メタクリラート及びN,N−ジメチ ルアミノエチル=アクリルアミド、並びにそれらの混合物よりなる群から選ばれ る、請求項23記載の方法。 25.マクロモノマーを、それぞれのコモノマーがポリマー配合物中に0〜60 部の範囲内で存在するコモノマーの少なくとも1種と共重合させる、請求項18 、23又は24のいずれか1項記載の方法。 26.マクロモノマーを、それぞれのコモノマーがポリマー配合物中に0〜40 部の範囲内で存在するコモノマーの少なくとも1種と共重合させる、請求項18 、23、24又は25のいずれか1項記載の方法。 27.請求項17〜26のいずれか1項記載の方法によって生成されたポリマー 。 28.請求項1記載のマクロモノマーを含むポリマー。 29.請求項17〜26のいずれか1項記載の方法によって生成されたポリマー から製造される眼用器具。 30.請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロモノマーを含む眼用器具。 31.コンタクトレンズである請求項30記載の眼用器具。 32.眼用器具の製造のための請求項1記載の式(I)のマクロモノマーの用途 。 33.請求項29又は30記載の眼用器具を製造する方法であって、 (a)請求項1〜15のいずれか1項記載のマクロマーの少なくとも1種を、場 合により溶媒、光開始剤、場合によりコモノマーと混合して重合混合物を形成さ せる工程; (b)重合混合物を窒素で覆う工程; (c)重合混合物を成形用型の凹面の型半分内に装填する工程; (d)装填した成形用型を閉じ、かつ締めつける工程; (e)装填した成形用型にUV放射線を照射する工程;及び (f)成形用型の型半分を分離し、眼用器具を抽出する工程; を含むことを特徴とする方法。 34.請求項17〜26のいずれか1項記載の方法によって生成された重合体か ら製造されるソフトコンタクトレンズ。 35.請求項1〜15のいずれか1項記載の重合させたマクロモノマーを含むソ フトコンタクトレンズ。 36.ソフトコンタクトレンズの製造のための請求項1記載の式(I)の マクロモノマーの用途。 37.請求項17〜26のいずれか1項記載の方法によって生成された重合体か ら製造される人工角膜。 38.請求項1〜15のいずれか1項記載の重合させたマクロモノマーを含む人 工角膜。 39.人工角膜の製造のための請求項1記載の式(I)のマクロモノマーの用途 。 40.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるマク ロモノマー。 41.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるマク ロモノマーの製造法。 42.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりである重合 体の製造法。 43.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりである重合 体。 44.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるソフ トコンタクトレンズ。 45.前記実施例のいずれか1例を参照して、実質的に前記のとおりであるソフ トコンタクトレンズの製造法。
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