JPH11507614A - 包装機械用の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装置は、押し器（２７，２８）と受け具（２９，３０）とを選択可能な間隔（３１）で装着することができる、２つの平行する隣接チェーン・コンベア（１５，１６）を有する。押し器（２７，２８）と受け具（２９，３０）とは、各チェーン（１５，１６）の周囲の約半分に亘ってのみ延在され、そしてこれらは、共通のトラック上を移動する。各チェーン（１５，１６）は、個別の駆動部（１９，２０）を有する。一方のチェーン（１５，１６）上の先導押し器（２７，２８）または受け具（２９，３０）が投入ステーション（３６）に到達する前に、当該チェーン（１５，１６）が加速および減速または逆に減速および加速されることにより、前記押し器（２７，２８）が、他方のチェーン（１６，１５）の先行する最後尾の押し器（２８，２７）に対して、選択された間隔に対応する間隔（３１）をもって追随される。これにより、簡単な構造とより高信頼性の操作が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 包装機械用の供給装置 包装機械用の供給装置は、スイス国特許第Ａ−４１２，７０８号公報（英国特 許第１，０６０，２１９号公報）または米国特許第４，０６８，７５６号公報か ら公知であり、これらは、固有要素として本出願中に組入れられる。等間隔に離 間された押し器が無端の循環チェーンに沿って移動される。米国特許第４，０６ ８，７５６号公報に係る解決法では、押し器を装着するピンが各チェーンリンク から横方向へ突出されている。その間隔は、装着押し器の配列換えの間に変更さ れることができる。押し器の循環経路の長さは、前記間隔の整数倍でなければな らない。このため、押し器のバイパスとして使用されるループが、チェーンの下 段走路の中に形成されている。チェーンの上流側変換ホイールは、移送方向に調 節されることができる。 本発明の目的は、前述した形式の移送装置であって、前述した解決法よりも簡 単な構成の移送装置を提供することにある。この目的は、請求の範囲に係る特徴 を組合わせることによって達成される。 次に、本発明の一実施例を図面を参照しながら以下説明する。図において 図１は、装置を示す略斜視図であり、 図２は、略側面図であり、 図３は、断面図であり、 図４は、装置の一部分を示す詳細側面図であり、そして 図５および６は、切断部分の平面図である。 図１に略図的に示す移送装置１は、製品２（図２）−例えば、直立配置されて いるビスケット群−を、包装機械−符号付けだけされている−へ供給するのに用 いられる。包装機械は、例えば、欧州特許第Ｂ−３９９，８４８号公報−その内 容は、本出願の統合要素として解釈される−に係る、包袋の形成・充填・シール 機械であり得る。包装機械３は、包装材フィルム５の供給ロール４を有する。下 流側端部において、製品は、装置１の操作経路７における終端ステーション６を 介してフィルム５を包装される。終端ステーション６の移送方向Ａ下流側におい て、フィルム５の長手方向端縁部８が、製品２周りにループを形成しているシー ル・輸送ホイール９−これらは、互いに離間されている−を介してシール・接着 される。ホイール９は、モータ１０で駆動され、モータ１０は、回転角度設定器 １１に接続されている。ホイール９の下流側で、最終のシールと個別包装への分 離とが、分離ブレードを装着された横断シール・ジョーを介して達成される。 装置１は、２つの平行移送チェーン１５，１６を含む。チェーン１５，１６は 、終端ステーション６において、同サイズの２つの同軸チェーン・ホイール１７ ，１８周りを案内される。ホイール１７，１８は、個別のサーボモータ１９，２ ０−それぞれ増進回転角度設定器２１，２２を有する−で駆動される。設定器２ １，２２は制御装置２３に接続されており、そしてこの制御装置は、モータ１９ ，２０をその回転数（ｒｐｍ）および回転角度に関して制御すると共に、更にモ ータ１０および下流側横断シール・ジョー用のモータ（図示せず）をも制御する 。操作経路７の上流側端部において、チェーン１５，１６は同軸変換ホイール２ ４周りを循環される。 押し器２７，２８および受け具２９，３０が、各チェーン１５，１６の周囲の 一定部分に−好適には周囲の約半分に亘って−固定されている。押し器２７，２ ８は、各チェーン１５，１６に対し、このチェーン１５，１６の押し器を設けら れている部分において、間隔３１に対応し互いに等間隔を離間されている。押し 器２７，２８とこれに関連する受け具２９，３０との間のスペース３２も、同じ く一定である。各押し器２７，２８および／または各受け具２９，３０の通過− これらは、全て同一垂直面内を循環する−を検出するためのセンサ３７が、始発 ステーション３６の近くで且つその前方に配置されている。このセンサ３７も、 同じく制御装置２３に接続されている。始発ステーション３６において、製品２ が、例えばプランジャーを介し、移送方向Ａに対して直角方向へ移送装置１上に 押圧される。 図３乃至６から分かるように、ピン３９，４０が、各チェーン１５，１６リン クから横方向外向きに−すなわち、他方のチェーン１６，１５からは離反する方 向へ−突出している。押し器本体４１，４２と対応穴部を有する受け具２９，３ ０とが、それぞれ２つの隣接ピン３９，４０の上に挿通されている。押し器２７ ，２８は、横軸４３，４４周りに旋回されるよう前記本体４１，４２の上に装着 されている。レバー４５，４６−これは、その自由端部に案内ローラ４７，４８ を支持する−が、本体４１，４２の外側で、軸４３，４４上に固定されている。 レバー４５，４６はスプリング付勢（図示せず）されており、これにより、ロー ラ４７，４８が、少なくとも操作経路７に沿って、案内トラック４９，５０上に 載置されるよう構成されている。案内トラック４９，５０は、操作経路７の端部 にさら穴（図示せず）を有し、そして、押し器２７，２８を後ろ側へ旋回させる −すなわち、米国特許第４，０６８，７５６号公報および欧州特許第Ｂ３９９， ９４８号公報に開示される方法で−ことにより、終端ステーション６において、 製品２を移送方向Ａへ加速しないよう構成されている。 押し器本体４１，４２および／または受け具２９，３０の装着・配列替えの間 に、間隔３１および／またはスペース３２が、製品２の長さ或いは所望の横方向 シール幅および製品厚さに適応するよう変更される。一般に、間隔３１と押し器 ２７，２８数の積は、チェーン１５，１６の周囲に対応されていない。従って、 操作領域７の外部−すなわち、チェーン１５，１６の下段走路５３，５４−にお いては、一方のチェーン１５，１６の前方押し器２７，２８の、他方のチェーン １６，１５の後方押し器２８，２７からの間隔は、間隔３１に対応されていない であろう。このことは、前方の押し器２７，２８または受け具２９，３０が始発 ステーション３６に到達する以前に補正される。すなわち、関連するモータ２１ または２２が、センサ３７および回転角度設定器２１，２２からの信号により制 御装置２３で制御されて、適宜に加速および減速或いは減速および加速されるこ とにより、全ての押し器２７，２８が、操作経路７に沿う間隔３１に対応する一 定の相互間隔を常に備えられる。 本発明に係る装置は、冒頭に述べた装置よりもすこぶる簡単な設計を有するが 、このことは、移送チェーン１５，１６の付加的ループおよび上流側変換ホイー ル２４の位置設定を必要としないことによる。装置は極めて融通的であり、異な る製品のスペースおよび長さに容易に適応されることができる。また、この簡単 な設計は操作信頼性をも向上する。 冒頭に述べた装置では、製品２は、スロット付きディスク上を操作経路７に沿 って押圧される。押し器２７，２８と受け具２９，３０とは、このディスクのス ロット内を貫通延在している。しかしながら、本発明の装置では、支持面５６を 有する支持要素５５が、押し器２７，２８とその関連する受け具２９，３０の間 において、チェーン１５，１６上の２つのピン３９，４０の上に付加的に装着さ れている。支持要素５５は支持面５６の領域内で指状に組合わされており（図５ および６）、従ってスペース３２の間−これは、支持要素の長さの整数倍である −も、同じく架橋されることができる。このような支持要素は、製品２の取扱い を極めて穏やかなものにする。 また、例えば歯付きベルトも、チェーン１５，１６に代わる移送要素として好 適である。 更に、上述した実施例の変形態様においては、２つの個別のセンサ３７を２つ のチェーン１５，１６に対して設ける−すなわち、一方のセンサ３７は一方のチ ェーン１５上の押し器２７および／または受け具２９のみを検出し、他方のセン サ３７は他方のチェーン１６上のそれらのみを検出するようにして−ことができ る。この目的のために、センサ３７は、支持要素５５または受け具２９の担持体 ５９上の例えば突出部５７，５８を、これらが通過する際に、例えば誘電的に或 いは光学機器を用いて検出することができる。モータ２１，２２をモータ１０に 同期させるためには、後者に、増進回転角度設定器１１−これは、制御装置２３ に接続される−を付加的に含ませることができる。 図１および２から分かるように、チェーン１５，１６の押し器２７，２８およ び受け具２９，３０の群の先頭要素は、押し器２７，２８または受け具２９，３ ０のいずれであってもよい。この配列によって、補正されるべき間隔の偏差を小 さく保持することができる。補正されるべき最大の間隔偏差は、間隔の半分より も小さくなる。穏やかな取扱いを達成するために、間隔の補正に必要な加速およ び減速は最小に設定される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．始発ステーション（３６）と終端ステーション（６）の間における少なく とも操作経路（７）に沿って循環される２つの隣接、無端移送要素（１５，１６ ）を含み、前記移送要素が個別駆動部（１９，２０）を介して駆動される包装機 械用の供給装置において、 押し器（２７，２８）が、移送要素（１５，１６）の長さの一部分のみに対し て、均等に設置可能な間隔（３１）をもって離間されると共に、制御装置（２３ ）が駆動部（１９，２０）を制御するよう設けられ、これにより、一方の移送要 素（１５，１６）の前方押し器（２７，２８）が、他方の移送要素（１６，１５ ）の後方押し器（２８，２７）に対し、始発ステーション（３６）の領域におい て前記間隔（３１）のスペースをもって追随されることを特徴とする供給装置。 ２．２つの移送要素（１５，１６）の押し器（２７，２８）は、実質的に同一 の平面内に配置されることを特徴とする請求項１記載の装置。 ３．移送要素はチェーン（１５，１６）であり、そして、押し器（２７，２８ ）は、前記チェーン（１５，１６）から横方向へ突出するピン（３９，４０）上 に装着した押し器本体（４１，４２）に固定されることを特徴とする請求項１ま たは２記載の装置。 ４．押し器（２７，２８）は、押し器本体（４１，４２）上に、横断軸（３９ ，４０）周りを旋回するよう装着されることを特徴とする請求項３記載の装置。 ５．各移送要素（１５，１６）は少なくとも３つの押し器（２７，２８）を有 することを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の装置。 ６．１つの駆動部（１９，２０）のｒｐｍは、当該駆動部（２１，２２）で駆 動されている移送要素（１５，１６）の少なくとも１つの押し器（２７，２８） が操作経路（７）の領域内にある場合には均一であるが、しかるにこの駆動部（ １９，２０）は、前方の押し器（２７，２８）が始発ステーション（３６）の領 域へ近接している際には不均一に駆動されることを特徴とする請求項１乃至５の いずれかに記載の装置。 ７．移送要素（１５，１６）は、少なくともその一側部をそれぞれ変換ホイー ル（１７，１８）周りに転換され、そして、この２つの変換ホイール（１７，１ ８）は同軸であって駆動部（１９，２０）に接続されることを特徴とする請求項 １乃至６のいずれかに記載の装置。 ８．駆動部（１９，２０）は交流同期モータ（交流サーボモータ）であること を特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載の装置。 ９．駆動部（１９，２０）は増進設定器（２１，２２）を有し、そして、押し 器（２７，２８）に対する位置センサ（３７）が、押し器（２７，２８）の循環 経路の領域における始発ステーション（３６）の好ましくは近傍で且つその前面 に配置され、そしてこの位置検出機（３７）と増進設定器（２１，２２）とが制 御装置（２３）に接続されていて、前記制御装置が前記駆動部（１９，２０）を 制御することを特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載の装置。 １０．移送要素（１５，１６）は、移送されるべき製品（２）を支持する支持 面（５６）を有する挿入支持要素（５５）を、付加的に備えられることを特徴と する請求項１乃至９のいずれかに記載の装置。