JPH11507430A - シール部材 - Google Patents

シール部材

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JPH11507430A
JPH11507430A JP8529757A JP52975796A JPH11507430A JP H11507430 A JPH11507430 A JP H11507430A JP 8529757 A JP8529757 A JP 8529757A JP 52975796 A JP52975796 A JP 52975796A JP H11507430 A JPH11507430 A JP H11507430A
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ring
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seal
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JP8529757A
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フェイステル、ノルベルト
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マシーネンファブリーク・ズルツァー−ブルクハルト・アクチェンゲゼルシャフト
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    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/26Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for rigid sealing rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/14Joint-closures
    • F16J9/16Joint-closures obtained by stacking of rings

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Abstract

(57)【要約】 円形の断面を備えたピストンロッドのためのシール部材(12)は、スペーサ(1a)及び補償間隙(S)を備えた一体的なシールリング(1)と、同シールリング(1)をその周方向に囲むカバーリング(2)とを備える。シールリング(1)ば、少なくともその一方の端部(1b)に、リングの外周に延び、かつシールリング(1)の他方の端部(1c)とともに重複係合部を形成するセクション(1d,1e)を有する。シールリング(1)はスペーサ(1a)に向かって径方向の厚み(D)が減少する。開示されたシール部材は径方向において優れた密封効果を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 シール部材 本発明は、請求項1の前提部分に従うシール部材に関する。 ピストンロッドのような円形の断面を備えたボディに対するシール部材は、特 にピストン圧縮機においては周知である。乾式駆動型ピストン圧縮機は、外部か らの潤滑剤を必要としない圧縮機である。そのような圧縮機は、ピストンロッド が移動される前部に固定された密封部材を備える。密封部材は、通常互いに対し て上下に配置され、いわゆるパッキンを形成する。シール部材及びシールリング を備えたこの型のパッキンは、スイス国特許第439,897号にて公知である 。シールリングは、ピストンロッドに対向する密封面が摩耗を受ける。それにも かかわらず長期間にわたって密封機能を維持するために、公知のシールリングは 、シールリングが3つのシールリング部材に分割され、その部分接合部がピスト ンロッドに対する接線に平行に延び、かつ径方向の接合部が補償リング間隙を形 成している磨耗補償部を有する。シールリングを周方向に囲むホースバネは、シ ールリング部材に対して、ピストンロッドの方向に予め負荷をかける。この公知 のシール部材は、シールリングが複数の部分接合部を有し、それが密封機能を損 ねるという欠点がある。これらの接合部を密封するために、軸方向に接触して存 在するカバーリングがシールリングに隣接して配置される。そのようなシール部 材は軸方向に比較的広範囲を占めるという欠点を有する。ピストンロッドにその ようなシール部材を配置させる場合の問題点としては、摩擦熱の発生が知られて いる。密封部材自身を介して摩擦熱を消失させることは、可能であるが非常に難 しい。その理由としては、密封部材は通常プラスチック製であり、熱的には殆ど 断熱材として作用するからである。従って、大部分の摩擦熱は、ピストンロッド によってはあまり効果的な方法では消失しない。即ち、発生する摩擦熱により、 非常に摩耗しやすくなる。特にプラスチック製のシールリングが使用された場合 は 顕著である。従って、シール部材を含むパッキンの複雑かつ高価な冷却がしばし ば必要とされる。 本発明の目的は、公知のシール部材の欠点を解決することである。 この目的は、請求項1の特徴部分に従って達成される。従属請求項2〜9は更 なる有効な実施形態に関する。 円形の断面を備えたピストンロッドに対する本発明に従うシール部材は、リン グ間隙及び補償間隙を備える一体的なシールリングと、同シールリングを周方向 に囲む、即ち包囲するカバーリングとを備え、同シールリングは、少なくとも一 方の端部が他方の端部とともに重複リング間隙を形成する領域を有し、かつ同シ ールリングはそれぞれ部分接合部あるいはリング間隙に向かって減少する壁厚を 有する。 本発明に従うシール部材の利点は、軸方向に重なり合うリング間隙が高いガス 気密性を生ずることにある。それを囲む、即ち包囲するカバーリングが密封作用 を補助し、更には、ピストンロッドに向かってシールリングに作用する付勢力を 発生する。囲む、即ち包囲するカバーリングは重複部分接合部を径方向に密封す る。 シールリングに適する材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン( PTFE)マトリックスの充填ポリマー、例えば、ポリ(エーテルエーテルケト ン)(PEEK)、ポリ(エーテルケトン)(PEK)、ポリイミド(PI)、 ポリ(硫化フェニレン)(PPS)、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリ アミドイミド(PAI)のような「高温ポリマー」としても称される機械的に固 体の、耐高温及び耐摩耗性のポリマー混合物、あるいはエポキシ樹脂のような乾 式駆動型装置に適用されるプラスチックである。高温ポリマーは、それのみから 形成されたものは乾式駆動型においては使用できないので、炭素、グラファイト 、硫化モリブデン、PTFE等のような固体潤滑剤を加える必要がある。そのよ うな高温ポリマーは「改質されたもの」として称される。 本発明に従うシール部材の利点は、高温ポリマーで製造されたシールリングが 特に使用され得るという点である。 「高温」ポリマーという用語は、通常充填されるPTFE材料とは以下に示す 特徴にて区別されるプラスチックを、ピストン圧縮機の密封部材の使用と関係す る総称として使用される。その特徴とは: −高温ポリマーは、乾式駆動型においては一般的である高温条件下においてさえ も高い機械的安定性を有する。 −高温ポリマーは、低温流動特性を備えておらず、そのために、精巧に成形され たシールリングでさえも形状安定性が保持され、特に高圧条件下のパッキンに使 用される場合でも付随的な支持リングを必要としない。 −高温ポリマーは、本質的に高い弾性率を示し、それによりシールリングの直径 が大きくなるに従ってより剛性となる。 −充填されたPTFEと比べ、高温ポリマーによって製造されたシールリングは 、実質的により小さな直径とすることができるにも関わらず、より高い機械負荷 能力を備えることが可能であり、その結果、高温ポリマーにて製造されたシール リングは特に高い圧縮限界圧力における使用にも適している。 高温ポリマーを使用した従来技術の欠点は、特殊な形状に適用する能力に欠け ることであり、結果としてピストンロッドの外周全体にわたってシールリングを 完全に接触させることが困難となり、漏れの原因となる点が挙げられる。 本発明に従うシールリングは、部分接合部、あるいはリング間隙にそれぞれ向 かって減少する径方向の壁厚を有し、即ち、シールリングは、重複リング間隙の 領域において、いくらか薄く、従ってより柔軟に撓むように形成されることを意 味する。このように設計されていることにより、高温ポリマーからなるシールリ ングは良好な形状適合性を有する。 本発明に従うシールリングは、特に乾式駆動型リングピストン圧縮機に適して おり、シールリングはいわゆる自己潤滑特性を備える改質高温ポリマーから好適 に構成される。この型のシールリングは非常に狭いリングとして製造されるので 、パッキンへの放射熱を介してピストンロッドが良好に熱を伝導する一方、シー ル リングとピストンロッドとの間に小さな摩擦面しか存在しないので、過熱を減ず ることができる。この方法ではピストンロッドの過熱が回避され、シールリング の摩耗を低減できるという更なる利点をも備える。 本発明に従うシール部材は優れた不透過性を備え、シール部材からはわずかな 漏れが起こるのみであり、この漏れは、主としてピストンロッドとシールリング の密封面との間に起こる。この間、ピストンロッドと密封面との間に気体軸受が 生じ、熱の発生が低減し、惹いては、ピストンロッドの過熱並びにシールリング の磨耗が減少する。 本発明の種々の実施例を以下に示す図面とともに説明する。 図1は、シール部材の斜視図である。 図2は、シールリングの平面図である。 図3は、シールリングの底面図である。 図4は、シールリングの断面図である。 図4aは、シールリングのB−B線に沿った更なる断面図である。 図4bは、図4aのシールリングのC−C線に沿った更なる断面図である。 図5は、シールリングの更なる断面図である。 図6は、カバーリングの平面図である。 図7は、シールリングの更なる実施例の平面図である。 図7aは、図2のシールリングの方向Eから眺めた側面図である。 図7bは、図7のシールリングの方向Eから眺めた側面図である。 図8は、乾式駆動型シール部材の長手方向断面図である。 図1は、シール部材12の斜視図を示し、同シール部材12はシールリング1 と、同シールリング1上においてその周方向に置かれるカバーリング2と、同カ バーリング2をその周方向に囲むホースバネ、即ち環状バネ3を備える。図2に 示すシールリング1の平面図は、密封されるべきピストンロッド4のボディに対 面する内側円に沿って環状に延びる面1hを有し、密封機能を提供する。シール リング1は部分接合部1aを備えた一体的なリングとして機能し、同シールリン グは2つの端部1b,1cにて終了する。端部1cは、図3の底面図から明らか なように、シールリング1の周方向に延びるセクション1dを有し、同セクショ ン1dは、他方の端部1bと共に周方向にリング間隙重複部を形成するように構 成されている。シールリング1は弾性特性を備え、それにより部分接合部1aの 領域に間隙Sが形成される。本実施例において、シールリング1は、部分接合部 1aと相対向する位置Dmaxから始まって部分接合部1aに向かって、即ちD 1或いはD2の方向に向かって径方向の壁圧Dが連続的に減少するように設計さ れる。この態様において、例えば高温ポリマーのような高い弾性率を備えた材料 から製造されるシールリングでさえも、部分接合部1aに向かって弾性が更に増 大するか、あるいは部分接合部1aに向かって柔軟に撓むかの少なくとも一方の 特性を有することができる。シールリング1を囲むホースバネ3を備えたカバー リング2は、シールリング1に対して、ピストンロッドに向かって作用する力を 生ずる。カバーリング2は開放リングとして構成される。部分接合部1aにおけ る間隙S並びに部分接合部1aに向かう弾性特性によって、シールリング1はピ ストンロッド4の形状に対して良好に適合し、それによりシールリング1はピス トンロッド4をその周方向全体にわたって密封包囲する。シールリング1は、外 側に対面し、かつ環状に延びる面1m,1nを備える。図示された実施例では、 2つの面1h,1mの形状は、それらが互いに対して異なる中心のまわりに延び るように配置されている。シールリング1は、径方向に延びる5つの逆流溝、即 ち圧力解放溝4aを有する。これらの圧力解放溝4aは、シリンダの吸気行程時 に、パッキンリングチャンバ14内に封入されたガスがシリンダ内へ逆流するこ と(例えば、図8)を可能にし、それにより、密封部材1の密封機能の同時作用 、即ち吸気行程時とシリンダの圧縮行程時の両方の場合における密封機能を回避 する。逆流溝4aを省略してシールリング1を構成することも可能である。代わ りに、逆流溝4aは例えばチャンバリング5の金属製の基底部にフライス加工に て形成され得る。 図6は、扇型の切欠部2aを有する開放カバーリング2の実施例を示す。シー ルリング1は、カバーリング2がシールリング1上に配置された場合に切欠部2 aに配置される円筒状の突出した保持手段1gを備え、それにより、カバーリン グ2はシール部材12の周方向の回動に対して固定される。 図7aは、図2のシールリングを方向Eから眺めた側面図である。シールリン グ1のリング接合部は2つの端部1b,1cを備え、端部1bは周方向に延びる 末端セクション1dを有し、それにより周方向のリング間隙重複部が形成される 。 図5は、図2のシールリング1のA−A線に沿った断面図を示し、部分接合部 1aは、図1〜3に従う実施例とは異なっている。シールリングの各端部1b, 1cでは、末端セクション1d,1eはシールリング1の周方向に延びるように 配置され、周方向において重なり合い、重複リング接合部を形成する。部分接合 部1aは、ここでも間隙Sを有する。シールリング1の側面図7bは、方向Eか ら眺めた場合、図5に従う実施形態に対応する。シールリング1は2つの端部1 b,1cにて終了し、同端部1b,1cは周方向に重なり合う末端セクション1 d,1eを有する。端部1b,1cの間には、それぞれ幅S1及びS2である中 間空間部が形成される。好ましい実施形態では、2つの幅S1,S2は等しく形 成され、それによりシールリング1は周方向に間隙S=S1=S2を有する。カ バーリング2は凹部1nに嵌合し、凹部1nは非常に広く形成されているので、 凹部1nはまた周方向において末端セクション1eまで延び、それによりカバー リング2は凹部1nの領域において末端セクション1eを包囲する。この種のシ ール部材12は、優れた密封機能を備える。その理由は、カバーリング2が幅S 1を備えた中間空間部並びに末端セクション1d,1eの間の間隙を囲み、それ により径方向における不透過性が得られるからである。加えて、2つの末端セク ション1d,1eの径方向における相対移動が阻止される。 図4は、断面の設計における更なる可能性を備えた図2のシールリング1のA −A線に沿った断面図を示す。シールリング1はピストンロッド4の摺動面に対 向する面1hを有する。同面1hは軸方向に高さHを有し、密封面1iを形成す るために、部分1iにわたって円筒状に延び、かつ残りの部分1kに沿って広が るように設計されている。拡大された面11は例えば角度βにて円錐状に広がる ように設計されている。 本発明に従うシール部材12は流れが軸方向にも径方向にも遮断されるので優 れた密封効果を有する。この態様において、ガス成分は主として密封面1iとピ ストンロッド4との間から漏れ、このことは、シールリング1が摺動面から容易 に離れ、従って摩擦が低減されるといる利点となる。拡散する面11は、ガス成 分が減少する密封面1iに向かう方向に妨害を受けることなく流れるという効果 を有し、ガス成分は面11及び面1iのいずれにおいても径方向外向きに作用す る力をシールリング1に対して及ぼす。これにより、密封面1iとピストンロッ ド4の摺動面との間からの漏れが促進され、それにより気体軸受がシールリング 1とピストンロッド4との間に形成される。密封面1iは、優れた気体軸受を生 成するために、軸方向に対しては比較的狭く形成されている。これにより、密封 面1iとピストンロッド4との間の摩擦が低減され、シールリング1の過熱及び 摩耗のいずれもが軽減されるという利点となる。シールリング1はカバーリング 2を受承するための凹部1nを備える。この凹部1nは別態様においても構成さ れ得、あるいは省略することもできる。 図8は乾式駆動型シール部材、即ちいわゆるパッキン6の長手方向断面図を示 す。少なとも一つの密封チャンバ14が包含され、同チャンバ14はピストンロ ッド4を囲み、かつ2つのチャンバリング5から形成され、かつ対応するシリン ダ空間15へ密封固定される。シールリング1並びにカバーリング2の2つの部 分からなるシールリングディスク12は密封チャンバ14中へ置かれる。更に、 ホースバネ3がカバーリング2を囲む。リング1の密封機能により、圧縮チャン バ14の圧力P1は以下に示す圧縮チャンバ14に開口する通路の圧力P2より 大きくなる。 図2の実施形態とは異なり、図7に示すシールリング1の実施例は、円錐状の 部分面11を備えた面1hを有する。部分面11は、ウェブ1pによって3カ所 遮断される。3つ以上のウェブ1pを外周の回りに分配して配置されることは有 効なことでもある。図4aは、シールリング1のB−B線に沿った断面を示し、 幅1kにわたって軸方向に延びる円錐状の部分である面11並びに円筒状に延び る部分である面1iを示す。円錐状に延びる部分である面11は、ピストンロッ ド4の面と角度βにて交差する。図4bは、シールリング1のC−C線に沿った ウェブ1pの断面を示す。ウェブ1pは、内側面1hがシールリング1の幅Hに 対応して軸方向に幅を有し、かつピストンロッド4と平行に延びるように形成さ れる。ウェブ1pは、幅Hの全体にわたってピストンロッド4と接触し、シール リング1を安定化させる。図7に従う実施例では、3つのウェブ1pは、それら が面1hの外周にわたって均等に分配され、かつ部分接合部1aの領域に置かれ るように配置される。当然のことながら、シールリング1bはウェブ1pを省略 することも可能であり、それにより円錐状の部分である面11は遮断されること なく面1hの周方向全体にわたって延びる。 円錐状に延びる部分である面11は図4aに従って、ピストンロッド4までの 最大距離Bを有する。シールリング1の実施形態において、間隙Bは非常に広く 形成され、その幅は「2πB」である。このように形成されたシールリング1は 操作の第一段階では摩擦リングを形成し、操作の第二段階では流動リングを形成 する。操作の第一段階では、シールリング1は円錐状に延びる部分である面11 を有する。密封面1iにおける摩耗が進むと、円錐状に延びる部分である面11 は密封面1iが幅Hの全体にわたって延びるまで漸減される。仮に間隙Sが「2 πB」の幅に対応して形成されたとすると、部分的な領域11が完全に摩耗して 消失された時点で、間隙はゼロとなる。この状態ではシールリング1は流動リン グとなる。その理由は、遊びがゼロとなるので、密封面1iはそれ以上摩耗せず 、その結果、シールリング1は、操作の第二段階ではほぼ一定に漏れが生ずるこ とになるからである。従って、シールリング1は操作の第二段階において最大流 体抵抗を有する。 部分的な面11は円錐状に広がるように形成され得るばかりでなく、ピスロン ロッド4とシールリング1との間の部分的な面11の領域に形成される空間であ れば任意の形状にすることも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.円形の断面を備えたピストンロッドに対するシール部材(12)であって、 部分接合部(1a)及び補償間隙(S)を備えた一体的なシールリング(1) と、前記シールリング(1)を周方向に囲む、即ち包囲するカバーリング(2) とを備え、前記シールリング(1)は、少なくともその一方の端部(1b)に同 シールリング(1)の周方向に延びるセクション(1d,1e)を有し、同セク ション(1d,1e)は、同シールリング(1)の他方の端部(1c)とともに 重複リング接合部を形成し、前記シールリング(1)は、前記部分接合部(1a )に向かって減少する径方向の壁厚(D)を有するシール部材。 2.請求項1に記載のシール部材(12)であって、 前記シールリング(1)は密封されるべきボディに向かって径方向内向きに対 向し、かつ環状に延びる面(1h)を有し、前記シールリング(1)は、同シー ルリング(1)の周方向に環状に延びる放射状の外側面において、前記面(1h )と異なる中心を備える面(1m)を有することを特徴とするシール部材。 3.前記シールリング(1)は、同シールリング(1)とカバーリング(2)と の間の相対的な回動を阻止するための固定手段(1g)を備えることを特徴とす る請求項1あるいは2のいずれか1項に記載のシール部材(12)。 4.前記カバーリング(2)が弾性特性を備えるか、あるいは同カバーリング( 2)上にあり、かつ前記シールリング(1)の周方向に延びるバネ(3)によっ て囲まれるかの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ か1項に記載のシール部材(12)。 5.請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール部材(12)であって、 前記シールリング(1)は密封されるべきボディに向かって径方向内向きに対 向する面(1h)を備え、前記面(1h)は前記シールリング(1)の周方向と 垂直に延びる方向に高さ(H)を有し、前記面(1h)は密封面(1i)を形成 するために、高さ(H)の一部分において円筒状であり、かつ残りの部分(1k )においては、前記密封面(1i)に対して増大する半径を備えた面(11)を 有することを特徴とするシール部材。 6.前記面(11)は円錐状に広がって形成されることを特徴とする請求項5に 記載のシール部材(12)。 7.前記面(11)は最大距離Bまで径方向に広がり、かつ補償間隙(S)は「 2πB」の幅を有することを特徴とする請求項5あるいは6のいずれか1項に記 載のシール部材(12)。 8.複数のウェブ(1p)が内側面(1h)の周方向に沿って均等に配置される ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のシール部材(12)。 9.前記シールリング(1)はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のよう なプラスチック、あるいはポリ(エーテルエーテルケトン)(PEEK)、ポリ (エーテルケトン)(PEK)、ポリイミド(PI)、ポリ(硫化フェニレン) (PPS)、ポリベンズイミダゾール(PBI)あるいはポリアミドイミド(P AI)から製造されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の シール部材(12)。 10.請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシール部材(12)を備えたピス トンロッドを密封するためのパッキン。 11.請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシール部材(12)を備えたピス トン圧縮機。
JP8529757A 1995-06-14 1996-06-04 シール部材 Pending JPH11507430A (ja)

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