JPH11506886A - トロイドアンテナ - Google Patents

トロイドアンテナ

Info

Publication number
JPH11506886A
JPH11506886A JP9501518A JP50151897A JPH11506886A JP H11506886 A JPH11506886 A JP H11506886A JP 9501518 A JP9501518 A JP 9501518A JP 50151897 A JP50151897 A JP 50151897A JP H11506886 A JPH11506886 A JP H11506886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
antenna
signal
spiral
conductive path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9501518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3913779B2 (ja
Inventor
ボーヒーズ,カート エル. バン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Virginia University
Original Assignee
West Virginia University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=23931504&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH11506886(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by West Virginia University filed Critical West Virginia University
Publication of JPH11506886A publication Critical patent/JPH11506886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3913779B2 publication Critical patent/JP3913779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/10Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces
    • H01Q19/12Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces wherein the surfaces are concave
    • H01Q19/13Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using reflecting surfaces wherein the surfaces are concave the primary radiating source being a single radiating element, e.g. a dipole, a slot, a waveguide termination
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q11/00Electrically-long antennas having dimensions more than twice the shortest operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q11/02Non-resonant antennas, e.g. travelling-wave antenna
    • H01Q11/08Helical antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q11/00Electrically-long antennas having dimensions more than twice the shortest operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q11/12Resonant antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/26Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
    • H01Q9/27Spiral antennas

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 トロイド形の表面上に設けられたセグメント内に、逆方向の巻き方で、選択した区間上に、反対方向に電流を生じるような巻線を持つアンテナを、開示する。トロイド表面のような、多重連結面に接続された表面の周りと上で、巻き方向が逆の巻線によって、1本あるいはそれ以上の導線回路を持つ、アンテナを開示する。絶縁された導線回路は、多重連結面に接続された表面の周りと上に、1本あるいはそれ以上の、無端状伝導回路をなすことができる。巻線は、螺旋パターンでも、ポロイド周辺的パターンでもよく、トロイド上の導体に溝を設けたものから構築することもできる。トロイド上のトロイドハブが、容量的にループに給電するために2枚の平板を持ち、ループを選択的に平板の1枚に接続するような、磁気学的なループの巻線を、開示する。関連する方法も、あわせて開示するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】 トロイドアンテナ これは、「トロイドアンテナ」と称し、1992年12月15日に出願された 、出願第07/992,970号の一部継続出願である。発明の分野 この発明は、送信および受信のためのアンテナに関するものであり、とくに、 螺旋形に巻いたアンテナに関するものである。発明の背景 励振の周波数におけるアンテナの効率は、有効電気長と直接に関係しており、 また、該有効電気長は、自由空間での光速をC、波長をλ、振動数をfを使った 周知な関係式、 λ=C/f によって、信号の伝搬の割合に関係するものである。 知られているように、アンテナの電気長は、1波長か、半波長(双極)か、4 分の1波長をとり、グランドプレーンで、実際のアンテナインピーダンスをほぼ 最小にする。これらの特性がそろわない場合、アンテナインピーダンスは、アン テナと給電線(送信線)の上で定在波を生じつつ、変化し、エネルギー損失やエ ネルギー放出低 下を招く定在波比を増す。 典型的な垂直むち形アンテナ(単極)は、全方向の垂直偏波の指向を有してい て、UHFのような高周波数では、そのようなアンテナの大きさは、比較的小さ なものにすることができる。しかし、より低周波数では、LFおよびMF帯域で 非常に長い電線と塔が使われることになり、アンテナの大きさが問題になる。長 距離送信には、より低い周波数帯が適しているが、その際のアンテナ、とくに指 向性のアレイアンテナは、小型携帯用送信器へ取り付けるには大きすぎる。高周 波数であっても、従来の単極ないし双極のアンテナと同様の性能や効果を有しつ つ、物理的にサイズが小さいほうが望ましいといえる。 水平偏波のアンテナだと、より多くの地上波損失を生じるため、垂直偏波のほ うが水平偏波より送信効果が高い(有効距離が長い)ことが判ってきたので、方 向特性、とくに垂直偏波用の小型アンテナを開発するために、様々な技術が多年 に亘って試みられてきた。 方向特性という点に関しては、アンテナの形状によっては、ある特定の偏波で アンテナの中に生じる磁場を打ち消すとともに、その磁場に対して垂直な電場を 強めることが、可能であることが知られている。また、電場を打ち消すとともに 磁場を強めることも、同様に可能である。 等価の原理は、与えられた一つの領域内で、同一の場 を生じる2源は等価であるとされ、電流源および、対応する磁流源(magnetic cu rrent sources)の間で、等価性が成立できるというものであり、このことは電磁 気学分野において、よく知られた概念である。このことは、1961年発行の、 R.F.Harrington著、Time Harmonic Electromagnetic Fields の第3〜5節に 説明されている。線形電流が流れる直線形双極アンテナ素子の場合、その等価な 磁源は、方位角の円磁流によって与えられる。ソレノイドの電流は、線形磁流を 作るための明確な方法のひとつである。また、ソレノイド電流をトロイド面上に 配置することは、必要な方位角の円磁流を作る方法のひとつである。 トロイド形の螺旋アンテナは、トロイド上に巻かれた螺旋形の導線から成り、 トロイドの中心と同心で、またその面に垂直な軸を有する電気双極アンテナと類 似した指向で、電磁エネルギーを放出する特性を持つ。螺旋形導線の送信線の実 効値のインピーダンスは、螺旋配置の周囲の導線の給電点から、自由空間での伝 搬率に応じて波の電波を遅らせる。そのような構造で、減速された速度と円形流 のおかげで、振幅のオーダーと同程度、あるいは、対応する共振の双極のもの( 線形アンテナ)の大きさより、小さなサイズのトロイドアンテナを作ることがで きる。トロイド螺旋設計は、単純な共振双極構造体に比べて物理的なサイズが小 さくできるので、トロイド 設計は縦横比が小さい。単純な単相の給電形状で、1/2波長の双極型よりも小さ なパッケージでありながら、それに匹敵する放射パターンを作るといえる。 このことに関して、米国特許第4,622,558号、および、第4,751,515号では、従 来の線形アンテナは、地上に放出される際の損失がより少ない垂直偏波を自己共 振構造体によって作り出していたが、これに代わる小型アンテナをつくり出す技 術としてのトロイドアンテナのいくつかの面について論じている。既述の通り、 低周波数では、自己共振の垂直偏波の直線形アンテナは実用に向かないので、こ れらの特許で説明されている自己共振構造体は、物理的にかさばる上に電気的に 効率が悪いという、低周波での垂直型素子の問題を軽減しようとするものである 。 前記の特許は、方向性が一層複雑なアンテナのための基礎単位として、単線の トロイド螺旋型について、主に論じている。そういったアンテナは、複合的な導 電経路を有することができ、外部の受動回路か特殊な自己共振特性によって制御 される信号が、そこに供与される。概して、それらの特許は、垂直偏波を作るた めに、いわゆる逆巻きのトロイドの巻線の使用について論じている。それらの特 許で論じられている、逆巻きのトロイドの巻線は、1956年10月発行、IRE Tr ansactions on Electron Devicesの第190頁、Birdsall,C.K.とEverhart,T. E.共著“Modified Contra-Wound Helix Circuits f or High-PowerTraveling Wave Tubes”に述べられているように、端子を2つし か持たない、普通とは異なる形状である。それらの特許は、電場(流)と磁場( 流)の区別について指摘し、また、トロイドの上に互いに逆巻きの2つの単線回 路を置き、2ポートの信号入力を用いて、垂直偏波のアンテナを作ることができ ることを、つけ加えている。この設計の基盤は、線形螺旋という設計の式で、1 953年にKandoian & Sichakが独自によって開発されたものである(米国特許 第4,622,558号に説明されている)。 前記の特許のような、従来の技術では、逆巻き構造体の模倣から発展した2ト ロイド構造体のような、より複雑な構造体への初期段階として、基本的なトロイ ドの実施例が挙げられている。例えば、前記の特許は、トーラスの短軸によって 決まる円周のまわりに、必要数の波長ができるようなトーラス(複雑もしくは単 純な)について、論じている。 単線設計の、単純なトロイドアンテナは、入ってくる(受信された)信号、あ るいは出ていく(送信された)信号の、電場成分にも磁場成分にも反応する。一 方、複線(複数の巻線)のものは、アンテナの方向性を決めて偏波を制御できる ように、別々のトロイド上の別々の巻線同士は、ピッチが等しい場合も違う場合 もありうる。ひとつの形の螺旋は、リングとブリッジから成るという 設計の形で、基本的な逆巻きの巻線配置の特質のうちの、全てではないが一部を 呈するものである。 知られているように、線形ソレノイドコイルは、その中心軸方向に直線磁場を 生じる。磁場の向きは、右手の指を手のひら側に丸めこんだときの指先の向きを 、ソレノイドの円電流の向きだとすると、その指で作った円筒の中心軸に平行に なるように親指を立てた向きが磁場の向きと同じであるという“右ねじの法則” に従う(例えば、別添の図47を参照)。右巻きのソレノイドコイルにこの法則 を使うと、右ねじの進む動きのように、電流と生じた磁場は、ともに同じ方向を 向くが、左巻きのコイルであると、電流と磁場は反対方向を向く。ソレノイドコ イルによって生じた磁場を、磁流(magnetic current)と呼ぶこともある。右巻き と左巻きのコイル素子を一緒に同軸上に取り付けて、逆巻きコイルをつくり、個 々のコイル素子に反対方向の電流を流すことで、実質的に磁場はコイルが一つだ けの場合の2倍になる一方、実質的に電流は効果的に打ち消されてゼロになる。 知られているように、正弦波の交流電源から給電され、負荷インピーダンスに 接続された送電線は、平衡状態で、電源から負荷へと電流の波を伝搬する。波は 負荷で反射して、再び電源へ帰る向きに伝搬されるので、送信線上の実質的な電 流分布は、入射波と反射波の成分を合成したものから求められ、送信線上に定在 波を形成しうる (例えば、別添図13参照)。平衡状態の送信線について、送信線上のどの点で あっても、各導線の電流成分は振幅は等しく極性は逆であり、これは別々の導線 上の等振幅の波が、互いに逆の極性で、同時に伝搬するのと同じである。ある導 線で、ひとつの方向の正電流の伝搬は、その逆の方向の負電流の伝搬に等しい。 入射波と反射波の相対位相は、ロード素子ZLのインピーダンスによって決まる 。別添図13のように、入射電流をI0、反射電流をI1とすると、反射係数ρiは 、次のように定義される。 入射電流と反射電流は、互いに反対方向に流れるので、反射電流に大きさが等 しい電流I1'=-I1は、入射電流I0と同じ方向で、反射電流と同じ振幅を呈する 。発明の開示 本発明の目的の一つは、小型の垂直偏波のアンテナを提供すること、とくに、 低周波で長距離通信の波への実用に叶い、しかも、物理的なサイズが小さく目立 たないアンテナパッケージが必要であるような、全ての周波数で用いられるアン テナを提供することである。 本発明の、また目的とするところの一つは、従来の技 術のアンテナと比べて、物理的なサイズが小さなアンテナを、提供することであ る。 本発明の、さらに目的とするところの一つは、従来の技術のアンテナと比べて 、通信距離が長いアンテナを、提供することである。 本発明の、またさらに目的とするところの一つは、直線的な偏向をし、そして 、その偏波方向に沿う方向の物理的なサイズが小さなアンテナを、提供すること である。 本発明の、まださらに目的とするところの一つは、偏波方向に垂直であるよう な、ほぼ全ての方向に対応するアンテナを、提供することである。 本発明のさらに目的とするところの一つは、偏波方向に垂直な方向に最大放射 利得があり、偏波方向に最小放射利得を有するアンテナを、提供することである 。 本発明の、またさらに目的とするところの一つは、ラジオ周波数(RF)の電 源に即応するような、単純化された給電配置を有するアンテナを提供することで ある。 本発明の、まださらに目的とするところの一つは、公称有効周波数(normal op erating frequency)に関して、可能な限り広い周波数帯域で動作するアンテナを 、提供することである。 本発明によると、トロイドアンテナは、トロイド形の面、および、区切られた 螺旋パターンでトロイド面の周りに各々閉回路を形成する、第1と第2の巻線を 有する。 トロイドは、4つなど偶数個に分割されるセグメントを持つが、一般に2以上の 数にする。ある一セグメント内の連続するひとつの導線の各部は、隣接するセグ メントの同じ導線のその部分に関して、逆巻きであるようにする。同じ導線の隣 接するセグメントは、ノードやジャンクション(巻き方向が逆になる点)で、接 合する。トロイドの全セグメント内で、2本の連続した導線の向きが互いに逆に なるようにする。2つのノード(ポート)は、それぞれ隣接しあう2セグメント 間の境界に位置する。ポートのノードが接続されている導線に関しては、一方の 電極から出てきた電流の極性は、セグメントからセグメントへ、ポートのところ で接続点を通過すると、正負が逆になる。本発明によると、一つおきのポートの ところにあるジャンクションで、導線は切断され、その切断端は、完全にマッチ ングされた無効インピーダンスのところで終わっており、電流信号の各反射波の 位相を90度ずらせる。このことで、垂直偏波の電磁放射を生じる構造体の内部 で、実質的な電流と、ほぼ一様で一定方向の磁流を、同時に相殺することができ る。 本発明によると、一続きの導線のループは、“ポロイダル(poloidally)”、 等間隔で、回転体面上に配置し、それぞれのループの長軸が、回転体面の短軸に ついて、接線を形成するようにする。回転体面の長軸に応じて、全てのループの 内端をひとつのターミナルに接続し、残りの 端を第2のターミナルに接続する。2つのターミナルには単極の電源を用いる。 また、ループは電気的に平行に接続されているので、全てのループから生じる磁 場は同位相で、しかるに、ほぼ一様な一定方向の磁場となり、垂直偏波の全方向 の放射がおこるのである。 本発明によると、ループの数が増え、導体要素は、回転体であって表面が連続 的な、又は放射状の溝がある導電性表面となる。複合アンテナのターミナルに関 して、直巻インダクタンスか平行キャパシタンスを導入することによって、低い 周波数で利用できるようになる。 本発明によると、回転体の導電表面のハブとなる2つの平行な導電板を加える ことで、キャパシタンスが与えられる。回転体面は、導電板とのジャンクション のところにスリットを有し、一方の板はスリットの一側に電気的に接続され、も う1枚の板はスリットの反対側に接続される。回転体の導電表面は、さらに放射 状にスリットを入れて、一続きの基本的なループアンテナをエミュレートするこ とができる。回転の角度に応じて、回転体面の半径や外形状を変えれば、この構 造体の周波数の帯域幅は増える。 この発明によると、一つの電磁気的なアンテナは、多重連結面を有し、その長 半径と短半径は、長半径の長さは最低でも短半径と同じ長さである。絶縁された 導線手段は、1番目の螺旋のピッチの向きで、1番目の螺旋形 の導電経路をなしながら、多重連結面の周りと上を、1番目のノードから2番目 のノードまで延び、また、その絶縁された導線手段は、1番目の螺旋のピッチの 向きとは逆向きの、2番目の螺旋のピッチの向きで、2番目の螺旋形の導電経路 をなしながら、多重連結面の周りと上を、2番目のノードから1番目のノードま で延び、すなわち、2本の螺旋形の導電経路が互いに逆巻きで、その多重連結面 の周りと上で、1本の閉じた経路をなすようにする。また、1番目と2番目の信 号ターミナルはそれぞれ、1番目のノードと2番目のノードに、電気的に接続さ れる。 この発明によると、一つの電磁気的なアンテナは、多重連結面を有し、その長 半径と短半径は、長半径の長さは最低でも短半径と同じ長さである。絶縁された 導線手段は、1番目の螺旋のピッチの向きで、1番目のポロイダルな輪郭の巻線 パターンをなしながら、多重連結面の周りと上を、1番目のノードから2番目の ノードまで延び、また、その絶縁された導線手段は、1番目の螺旋のピッチの向 きとは逆向きの、2番目の螺旋のピッチの向きで、2番目のポロイダルな輪郭の 巻線パターンをなしながら、多重連結面の周りと上を、2番目のノードから1番 目のノードまで延び、すなわち、2本のポロイダルな輪郭の巻線パターンが互い に逆巻きで、その多重連結面の周りと上で、1本の閉じた経路をなすようにする 。 また、1番目と2番目の信号ターミナルはそれぞれ、1番目のノードと2番目の ノードに、電気的に接続される。 この発明によると、一つの電磁気的なアンテナは、多重連結面を有し、その長 半径と短半径は、長半径の長さは最低でも短半径の同じ長さである。そこに、1 本の絶縁された導線手段は、1番目の螺旋のピッチの向きで、1番目の概ね螺旋 形の導電経路をなしながら、多重連結面の周りと上を、1番目のノードから2番 目のノードまで延び、また、その絶縁された導線手段は、1番目の螺旋のピッチ の向きとは逆向きの、2番目の螺旋のピッチの向きで、2番目の概ね螺旋形の導 電経路をなしながら、多重連結面の周りと上を、2番目のノードから1番目のノ ードまで延び、すなわち、2本の概ね螺旋形の導電経路が互いに逆巻きで、その 多重連結面の周りと上で、1本の閉じた経路をなすようにする。また、1番目と 2番目の信号ターミナルはそれぞれ、1番目のノードと2番目のノードに、電気 的に接続される。 この発明によると、一つの電磁気的なアンテナは、多重連結面を有し、その長 半径と短半径は、長半径の長さは最低でも短半径の同じ長さである。そこに、1 番目の絶縁された導線手段は、1番目の螺旋のピッチの向きで、1番目の概ね螺 旋形の導電経路を、多重連結面の上の一部と周りで、1番目のノードから2番目 のノードまで延び、また、その絶縁された導線手段は、1番目の螺旋の ピッチの向きとは逆向きの、2番目の螺旋のピッチの向きで、2番目の概ね螺旋 形の導電経路をなしながら、多重連結面の上の一部と周りを、2番目のノードか ら1番目のノードまで延び、すなわち、2本の概ね螺旋形の導電経路が互いに逆 巻きで、その多重連結面の上の周りで、1本目の閉じた経路をなすようにする。 さらに、2番目の絶縁された導線手段は、2番目の螺旋のピッチの向きで、3番 目の概ね螺旋形の導電経路を、多重連結面の上の一部と周りを、3番目のノード から4番目のノードまで延び、また、1番目の螺旋のピッチの向きで、4番目の 概ね螺旋形の導電経路をなしながら、多重連結面の上の一部と周りを、4番目の ノードから3番目のノードまで延び、すなわち、3番目と4番目の概ね螺旋形の 導電経路が互いに逆巻きで、その多重連結面の上の殆どと周りで、2本目の閉じ た経路をなすようにする。そのとき、1番目と3番目の概ね螺旋形の導電経路は 、各々、2番目と4番目の概ね螺旋形の導電経路に対して逆巻きである。そして 、1番目の信号ターミナルは、1番目か4番目のノードのうちの少なくとも1つ にに電気的に接続され、2番目の信号ターミナルは2番目か3番目のノードのう ちの少なくとも1つに電気的に接続されて、1番目の信号ターミナル装置と2番 目の信号ターミナル装置とで、アンテナの電磁気的な信号を伝えるのである。 この発明によると、高周波(RF)の信号を送信する方 法は、1番目の信号ターミナルと2番目の信号ターミナルの間の高周波(RF)信 号の電流を減少させるために、その区間に高周波(RF)信号を用いるということ を含む。すなわち、長半径の長さは最低でも短半径と同じ長さであるような、多 重連結面の周りと上を、1番目の電流を、1番目の螺旋のピッチの向きで、1番 目の信号ターミナルから2番目の信号ターミナルまで、1番目の導線で伝え、2 番目の電流を、多重連結面の周りと上を、2番目の信号ターミナルから2番目の 信号ターミナルまで、1番目の螺旋のピッチとは逆向きである2番目の螺旋のピ ッチの向きで、2番目の導線で伝えることである。ただし、ここに用いる1番目 と2番目の導線は、互いに逆向きに巻かれた関係にある。 この発明は、ブリッジとリングとからなる形状と比べて、広帯域の周波数のス ペクトルについて、より大きい利得のある、垂直偏波のための小型のアンテナを 、提供するものである。この発明の他の目的、利益、特徴は、当業者には明瞭に なるであろう。 この発明の、以上の目的やその他の目的は、添付図の参照とともに、以下の発 明の詳しい説明によって、より理解されることであろう。図面の簡単な説明 図1は、この発明による、4つのセグメントを持つ、螺旋形アンテナの略図で ある。 図2は、図1の巻線の拡大図である。 図3は、この発明の他の実施例における巻線の拡大図である。 図4は、この発明を具体化した螺旋形のアンテナであって、2つのセグメント を持つ(2部分によって構成された)ものの略図である。 図5は、この発明の他の実施例において、また、この発明によるアンテナの調 整のために、巻き方向が逆になる点に可変インピーダンスを持つ、2ポートの螺 旋形のアンテナである。 図6は、図1に示すアンテナの電磁場の指向を示した、指向線である。 図7、8、9は、図1に示すアンテナにおけるトロイドのノードの配置に関し て、電流と磁場の線である。 図10、11、12は、図4に示すアンテナにおけるノード間のトロイド位置 に関して、電流と磁場の線である。 図13は、送信線の終端の等価回路である。 図14は、可能出力の調節、および、電場相殺の向上、および、構造体の単純 化を目指した本発明による、トロイド上の、ポロイド巻線の、拡大図である。 図15は、インピーダンスと位相のマッチング素子を具え、本発明を具体化し たアンテナであって、4分円に区切った場合の単純化したブロック図である。 図16は、インピーダンスをマッチングした、巻線を接続する第1と第2のコ イルを用いて、この発明を実施した場合のアンテナの巻線の拡大図である。 図17は、この発明を具体化したアンテナの等価回路と、その同調装置の図で ある。 図18、19は、図17に示す同調の目的で、トロイドの周りを囲む金属箔の 同調素子を用いたトロイドアンテナの部分略図である。 図20は、対面するノードの間に同調キャパシターを用いて、本発明を実施し た場合のアンテナを示した略図である。 図21は、本発明を実施する4分円のアンテナに対する、他の同調方法を用い た場合の、等価回路である。 図22は、図21のような同調の目的で、トロイド面を導電箔で包んだ場合の 、本発明によるアンテナを示したものである。 図23は、図24の線23-23に沿う断面図である。 図24は、本発明によるアンテナが箔で覆われた場合の斜視図である。 図25は、本発明の“回転対称な”アンテナの、他の実施例である。 図26は、アンテナ上で、変調器で制御される、パラメトリックな同調装置を 用いた、FM送信機の機能ブロック図である。 図27は、ポロイドループを用いた、全方向型アンテナである。 図28は、図27に示すアンテナのループの一つの側面図である。 図29は、ループを用いたアンテナの等価回路である。 図30は、正方形のループのアンテナの側面図である。 図31は、この発明による円筒形のループのアンテナの部分切断図である。 図32は、図31の32-32方向に切った断面図であり、巻線の電流の線図 を含む。 図33は、本発明による、ポロイドループの形状に対する、同調とエミュレー ションのためのトロイド溝が設けられた、トロイドの部分図である。 図34は、トロイドコア同調回路によるトロイドアンテナである。 図35は、図34に示すアンテナのための等価回路である。 図36は、本発明にしたがって、中央キャパシタンスの同調配列をした、トロ イドアンテナの切断図である。 図37は、ポロイド巻線を用いた、図36に示したアンテナの他の実施例の切 断図である。 図38は、キャパシタンスが可変な、他の実施例である。 図39は、本発明に係る正方形トロイドアンテナの平 面図であって、アンテナ帯域を増大させ、スロットによって、磁気ループ形状の 同調又はエミュレーションするものである。 図40は、図39の40-40に沿う断面図である。 図41は、図39に示したアンテナの他の実施例であり、同調又はポロイド形 状のエミュレーションのために、6つの側面に溝を設けられたものの平面図であ る。 図42は、図41の42-42に沿う断面図である。 図43は、従来の線形螺旋である。 図44は、少し変形の線形螺旋である。 図45は、螺旋の全長にわたって、磁場が一様、又はほぼ一様と仮定して、図 45に示される配置の合成に相当する図である。 図46は、外部ループを添加して、位相と割合の調節を行った、逆巻きのトロ イド螺旋アンテナである。 図47は、右巻きの等価回路と左巻きの等価回路、そして、それの電場と磁場 の図である。 図48は、この発明の実施例による直列給電のアンテナの略図である。 図49、50、51は、図48に示したアンテナにおけるトロイドのノードの 位置に関する、電流と磁場の曲線である。 図52は、この発明の別の実施例による直列給電のアンテナの略図である。 図53、54、55は、図52に示したアンテナの、トロイドのノードの位置 に関する、電流と磁場の曲線である。 図56は、この発明の別の実施例による並列給電のアンテナの略図である。 図57、58、59は、図56に示したアンテナのアンテナにおけるトロイド のノードの位置に関する、電流と磁場の曲線である。 図60は、この発明の別の実施例による並列給電のアンテナの略図である。 図61は、この発明の別の実施例による、インピーダンス の位相のマッチン グ素子を有する図60のアンテナにおけるインターフェイスの、ブロック図であ る。 図62は、図48か、図52か、図56のアンテナの、放射の正面パターンの 代表的な面図である。発明の望ましい実施例の説明 図1において、アンテナ(10)は、2つの電気的に絶縁された閉回路導線( 巻線)W1とW2より成り、その巻線は4等分(n=4のとき)されたセグメン ト(segments)(12)を通過して、トロイド形TFの周りに延びている。巻線 は、2つのピンS1とS2から、高周波(RF)電気信号が供給される。各セグ メント内で、巻き線は“逆巻き”、すなわち、実線で示したように、巻線W1の 始まりは右巻き(RH)、また、破線で示したよう に、巻線W2の始まりは左巻き(LH)である。後述の式より決定されるように 、各導線は、巻き数が等しい螺旋形であると考える。ジャンクションあるいはノ ード(14)のところで、各巻線はそれぞれ逆巻きになる(それぞれの切断図参 照)。信号のターミナルS1とS2は2つのノードに接続され、その2つのノー ドを“ポート”と呼ぶ。ここでは、4つのポートの各組のノードを、a1とa2 、b1とb2、c1とc2、d1とd2とする。図1では、例えば、a、b,c 、dの4つのポートがある。TFの短軸に対応して、あるひとつのポートを決め ると、ノードは、他のノードに対しても、また、トーラスに対しても、いかなる 角度関係をもとりうるが、いずれにせよ、各セグメントの中にある巻き数が整数 であるとき、この構造体中の全てのポートが等角度の位置関係となるようにする 。例えば、図2は、真反対側に対面するノードを示したものであるのに対して、 図3は重複するノードを示したものである。このノードは互いに重なりあってい るが、ポートからポートまでの間は、ターミナル、すなわち、ピンS1とS2に 対応するノードは、図に示されているように、互いに反対側となるように接続さ れていて、真反対側に対面しあうセグメント同士が、同様の接続状態を平行に有 し、その巻き方向も同じとなるようにされている。その結果、各セグメントの中 で、巻線電流は互いに反対方向を向いて流れ、その方 向は、セグメントからセグメントへ移るときに逆方向になる。セグメントの数は 、偶数であれば、多くすることも少なくすることも可能であるが、(螺旋形の巻 線と有効周波数によって、伝搬速度が変化することを考慮に入れると)、ノード と、トロイドの送信線の有効な長さとは、連関性があることは理解されるべきこ とである。図5に示されるように、ノードの位置を変えることによって、それも 特に、外部インピーダンス(16)を用いることで、アンテナの偏波や方向性は 制御される。ここに示した4つのセグメントの配置は、アンテナの軸からの仰角 θと、図6に描かれるように、アンテナから放射された電磁波の偏波E1、E2 があるような、垂直偏波の全方向の指向性を、生むことが判ってきた。 図1はセグメント数が4つである実施例を図示したものであり、図4はセグメ ント数が2つの実施例を図示したものであるが、この発明は、例えばセグメント 数が6つの場合など、どんな偶数のセグメント数に関しても実行できることが、 認識されるべきである。セグメント数を多くすることによる利点の一つは、放射 されるエネルギーが増加することと、それに、アンテナの給電ポートの合成イン ピーダンスが減少するので、信号のターミナルインピーダンスを、アンテナの給 電ポートの合成インピーダンスにマッチングする作業が簡単になることであろう 。セグメント数を少なくすることによる利点は、ア ンテナ全体のサイズを小型化できることである。 この形状の主目的は、図6に描かれるような、垂直偏波の全方向の放射の指向 性を生むことであるが、電磁気系の式の原理や、電気的な双極のアンテナの基本 的な理解においては、このようなことが可能になるには、磁流や磁束の方向一定 の円環を生じなければならないと、これまでは認識されていた。したがって、こ のアンテナは、そのような磁流分布を生じさせる仕様に関して、論じられること となろう。図1において、ある平衡状態の信号が、信号ターミナルS1、S2に 向けて出される。この信号は、トロイドの螺旋の給電ポートまで、dを通り、平 衡状態の送信線を経て送られる。平衡状態の送信線の理論からわかるように、送 信線のどの点においても、2本の導線を流れる電流は、位相が180度ずれている 。送信線が接続されているノードについても、各ノードから両方向に、電流信号 が動いている波として伝わり続ける。これらの電流のそれぞれの方向での分布の 様子は、セグメント数4のアンテナについては図7から9に、セグメント数2の アンテナについては図10から12に、それぞれ示されており、また、Jを電流 、Mを磁流として、これらのポートあるいはノードに対する曲線で表わされてい る。こうした分析により、信号の周波数は、周の長さが電気的に1波長以上のア ンテナ構造体に合わせて同調させること、この構造体の中での電流の分布は、振 幅 がほぼ一定の正弦波になることがわかる。アンテナの構造体の中の、逆巻きのト ロイド螺旋形は、送信線として扱われるが、エネルギー放射で漏電しやすい送信 構造である。図7と10の曲線は、信号が出発したノードからの伝搬の方向に関連 した極性の、電流の分布を示したものである。図8と11の曲線は、いわゆる反 時計回りの方向に関しての、同じ電流の分布であり、電流の極性がその方向によ って変わることが認められる。図9と12は、それに対応する磁流分布を、図1 の原理を利用して、図示したものである。図8と11は、トロイド螺旋の構造体 の上で、電流の分布は実質的には、相殺されることを示している。ところが、図 9と12の示すように、磁流の分布は増大する。そこで、これらの信号は直角位 相で、あわせてほぼ一様な一定方向の分布流を形成するのである。 この発明を実行するためには、次の5つの重要な要件が満たされなくてはなら ない。1)アンテナは、信号の波長に同調させること。すなわち、信号の周波数 において、トロイドの螺旋の各セグメントの電気的な周の長さは、1/4波長に すること。2)各ノードにおける信号の振幅は一定であること。3)各ポートに おける信号の位相は同じであること。4)ターミナルS1、S2に送られる波は 釣り合っていること。5)信号の反射波を打ち消すために、信号ターミナルS1 、S2をトロイド螺 旋の構造体の上のポートに接続している送信線セグメントのインピーダンスは、 送信線セグメントの各端点のそれぞれのロードに、マッチングされること。 以下に使う式では、このアンテナの寸法を計算する際に、次のパラメータを用 いる。 a=トーラスの長軸半径 b=トーラスの短軸半径 D=2×b=トーラスの短軸直径 N=トーラス周囲を巻いた螺旋導体の巻き数 n=単位長さあたりの巻き数 Vg=アンテナの速度成分 b(正規化)=b/λ=b LW=正規化された導線長 λg=自由空間における、速度成分とλに基づく波長 m=アンテナのセグメント数 トロイド螺旋のアンテナは、次の3つの物理変数によって決まる、“共振”の 周波数にある。 a=トーラスの長軸半径 b=トーラスの短軸半径 N=トーラス周囲を巻いた螺旋導体の巻き数 V=被導波(guided wave)の速度 自由空間での波長λについて変数を正規化し、関数a(Vg)、b(Vg,N) を作って表わし直せば、独立な変 数の数は、VgとNの2つに減ることがわかる。すなわち、自由空間での波長を λとして、この物理構造は対応する共振周波数を有することになる。セグメント 数4のアンテナでは、共振がおこるのは、トーラスの長軸円周の長さが1波長と なるような周波数のときである。一般に、共振がおこる周波数とは、アンテナの 各セグメントの長さが、被導波の波長の1/4になるようなアンテナ構造体の上 で、定在波を生じるような周波数である(すなわち、図1の各ノード12も、1 /4被導波長である)。この分析に於いては、次の仮定を置いている。構造体は 1波長分の長軸周長を有すること。及び給電と巻線は対応して製られていること 。 アンテナの速度係数は、次の式で与えられる。 次のように、トーラスの物理的な寸法は、自由空間における波長λに関して、 正規化される。 1953年発行のNational Convention Part 2 - Antennnas and Communicati ons 第42〜47頁、Convention Record of the I.R.E.の中の、A.G.Kandoian とW.Sichak 共著の“Wide-Frequency-Range Tuned Helical Antennas and Circ uites”という文献には、単線の直線形螺旋内の導線と共軸な線の速度係数を計 算する公式が、記載されている。幾何学変数の代入によって、米国特許第4,622, 558号と4,751,515号では、この公式はトロイドの螺旋幾何学に変形されていた。 この公式は、本件の発明とは異なる物理的な実施例を基盤にしているが、本発明 と近い内容なので、そこに経験的な修正を少し加えれば、共振周波数を得るのに 役に立つ。 式(1)と(2)を、式(3)に代入して、整理すると次のようになる。 式(1)と(2)により、速度係数と正規化された長軸半径は、正比例の関係に なる。 ゆえに、式(4)と(5)を変形して、VgとNを用いて、正規化されたトー ラスの長軸半径と短軸半径について解くと、次のようになる。 ただし、トーラスの基本比に従う。 式(2)、(6)、(7)、(8)により、基本的な、周波数から独立した関 係式が求められる。扱う周波数、速度係数、巻き数がわかっているとき、それに 対応するアンテナの物理的なサイズを求めたいときに又、決まった螺旋巻き数を 持つ、ある寸法のアンテナが与えられたときに、扱える周波数を決定するといっ た逆の問題を解きたいときに、これらの関係式を用いることができる。 Kandoian とSichak の関連業績を基に、さらに制約を設けて、正規化した変数 について次のように表すことができる。 この式を、bが求められるように変形して、式(7)を代入すると、次のよう になる 式(10)を変形して、変数を分離すると、次のようになる。 得られた二次不等式を解くと、次のように求められる。 また、(6)と(8)より、次のようになる。 条件(13)は、条件(8)より導かれるもので、条件(12)よりも厳しく見 える。 そして、螺旋形の導線の正規化された長さは、次に与えられる。 ワイヤの長さは、a=bのときに最小値をとり、そのとき、巻き数Nは最小にな る。a=bのとき、(6)より、 ゆえに、 セグメント数4のアンテナに対して、m=4、かつ、 式(15)を式(10)に代入すると、次式が得られる。 ワイヤの長さの最小値に対して、N=最小値=4として、4セグメントのアンテ ナの場合、 一般に、速度係数が小さいとき、ワイヤの長さは最小値であるから、式(18) は次のように近似できる。 これを、式(16)に代入すると、次が得られる。 従って、セグメント数2のほとんどのアンテナについて、導線あたりのワイヤの 全長は、自由空間における波長よりも長くなるだろうということが、Kandoian とSichakの式により予測される。 以上の式より、半波長で直線形のアンテナで、効率のよい送信特性を有するト ロイドを製作することができる。この発明に従って製作された、多くの逆巻きの トロイド螺旋形のアンテナの実験から示されたことは、与えられた構造体の共振 周波数は、式(2)、(6)、(7)より求められる値とは異なるということで あり、とくに、実際の周波数が式(2)、(6)、(7)による計算結果に従う のは、2つの導線のうちのどちらかに関して、計算中で使われる巻き数Nが、実 際の巻き数より2〜3倍になるようである。場合によっては、実際の周波数が、 ワイヤの長さと最もよく関連しあっているようなこともある。ある長さのトロイ ダル螺旋形の導線Lw(a,b,N)があるとき、その長さは、次のような周波 数を持つ、自由空間での電磁波の波長に等しくなると思われる。 また、場合によっては、共振周波数の測定値が、0.75×fw(a,b,N)かfw (a,b,2N)で、計算したとおりになることもある。例えば、この発明のト ロイドが次の数値で設計された場合、周波数が106 MHzのとき、速度係数を1.0と すると、直線形の半波長のアンテナは、1.415 m(55.7インチ)の長さになる。 a=6.955 cm(2.738インチ) b=1.430 cm(0.563インチ) c=16 回巻き #16 wire d=4セグメント このトロイド設計の実施例では、式(2)、(6)、(7)の計算ではN=16 のとき、共振周波数は311.5 MHzで、Vg=0.454となり、N=32のとき、共振周 波数は166.7 MHzとなる。扱う周波数を測定したところ、Vg=0..154であり、 それで、式(4)を成り立たせるためには、有効なNの値は51回巻きでなくては ならないことになるが、これは各導線の実際の値の3.2倍である。この場合、fw (a,b,2N)=103.2 MHz である。 図5に示すような、この発明の応用例では、2つのポートaとcで、入力信号 に対する接続が遮断され、また、対応するノードのところで、導線も遮断される 。残っている4つの開ポート、a11−a21、a12−a22、c11−c2 1、c12−c22は、逆巻きのトロイド 螺旋形の導線の組でつくる、送信線のセグメントの固有インピーダンスにマッチ ングされたリアクタンスZで終わる。それらのターミナルのリアクタンスで信号 は反射されて(図13参照)、入射波との位相差が90度の反射波となり、トロイ ド螺旋形の導線の電流分布は図1の実施例のものと似るので、同様な放射指向を 生じるが、信号のターミナルと信号のポートとの間の給電点の数は少ないので、 アンテナの構造体における調節や同調がより簡単になる。 トロイドの逆巻き導線は、螺旋形以外の形でも応用することができ、それでも 尚、この発明の概念を満たす。図14は、そのような、この発明の他の応用例の ひとつで(「ポロイド−周辺・巻線パターン」)、今度は、2本の絶縁された導 線W1、W2が各々つくっていた螺旋形をばらにして、つなぎあわせ、ポロイド ループ14.1とした。つながりの部分は、長軸に関して円弧を形成する。この 応用例では、トロイドの電流成分をより確実に相殺し、また、ポロイドループに よって磁流成分をより正確な方向に生じさせるようにするため、2つの別々の導 線はどの場所でも平行になるようにする。この実施例の特徴は導線間キャパシタ ンスであり、それがこの構造体の共振周波数が低くなるように働くことが実験的 に確かめられている。平行な導線W1、W2の間隔を調節すること、すなわち、 2つの逆巻き導線が、互いに、あるいは、 トーラスの長軸か短軸のいずれかに関してなす相対角を調節することで、この実 施例の共振周波数は調節できるのである。 この発明を最もよい状況で実行するためには、信号ポートS1、S2にそれぞ れにおける信号は、互いに振幅も位相も平衡状態に(すなわち、振幅が同じで位 相は常に180度違う)なければならない。信号の給電の送信線セグメントも、両 端点、すなわち、逆巻きのトロイド螺旋形の構造体の上の個々の信号ポートのと ころと、信号の共通ターミナルのところとで、マッチングされなくてはならない 。逆巻きの巻線、その巻線の形状などの諸要因の持つ不完全な点が原因で、信号 ポートでのインピーダンスに変分が生じる可能性がある。そのような変分は、図 15に示されるような形で補正して、後述するように、アンテナ構造体に入る電 流の振幅と位相が平衡状態を保ち、トロイド電流成分が最も確実に相殺されるよ うにする必要がある。最も簡単な形では、信号ターミナルでのインピーダンスが Z0、典型的なもので50オームであり、また、信号ポートでの信号のインピーダ ンスが、Z1-m×Z0の値だとすると、インピーダンスZ1で全て同じ長さのm本 の給電線を用い、信号ターミナルでそれを並列につないで合計値がZ0になるよ うにすれば、この発明は実行できる。もし、信号ターミナルでのインピーダンス が上記とは違う抵抗値Z1であるとすると、それぞれ1本の長 さが1/4波長で、しかも、固有インピーダンスZf=Z01を持つような、変 圧器給電線を用いれば、この発明は実行できる。一般に、送信線素子から構成さ れたダブル・スタブの同調器を用いれば、どんなインピーダンスもマッチングす ることができる。信号ターミナルの給電線は、図16に示すように、信号ポート に電気伝導的に連結することができる。この技術は、信号ポートのインピーダン スを給電線にマッチングできるだけでなく、給電点で不平衡だった信号を、逆巻 きのトロイド螺旋形の構造体の信号ポートの点で平衡な信号に変成して送るバラ ン(balun)の役も果たす。この誘導連結法によって、アンテナ構造体が自由に共 振できるように、信号給電とアンテナ構造体の間の連結係数を調節することがで きる。当熟練者には馴染みのある、インピーダンスや位相や振幅をマッチングし たり平衡状態にしたりする他の手段もまた、この技術の概念の範囲で行うことが できる。 このアンテナ構造物は、様々な方法で同調させることができる。一定方向の円 磁流を保つよう、同調のための装置はこの構造体の周囲に一様に分布するのが、 最ものぞましい在り方である。図17は、2本の絶縁された導線を覆い、これら の間の容量性の連結を修正する、ポロイド箔構造(18.1)、(19.1)( 図18、19参照)を示したものである。ポロイド同調素子は開回路でも閉回路 でもよいが、ただし、後者は新たに誘導成分を生じ る、図20は、異なるノード、とくに、同一導線上の真反対側に対面するノード を、容量的に連結することで、アンテナ構造物上の信号を平衡状態にするための 装置を示したものである。可変なキャパシターC1を用いれば、一続きになってい るか区切られている円形の導電箔あるいはメッシュを、トロイドの形とトロイド 外延の表面に平行となるように着けることで、容量結合は、一定方向に連続的と なる。図23と25の実施例は、図17〜21の実施例の延長で、ここでは、ト ロイド螺旋構造体HSは、どの部分も同軸なシールド(22.1)に、完全に覆 われている。そのようなシールドと平行するよう、正確なトロイド形をした磁場 が、螺旋構造体HSから生じて、十分に薄い箔と、ある導電率や扱う周波数が与 えられているときに、電磁気的な束縛条件が満たされて、構造物外部の磁場の伝 搬が可能になるのが理想的である。ここに説明されるように、同調のために、( ポロイド)溝(25.1)を加えることもできる。 逆巻きのトロイド螺旋形のアンテナ構造物は、比較的高Q値の共振器であって 、これは同調要素と、図26に示すようにアンテナ(10)から電圧を受信する 発振増幅器(26.2)を有するFM波送信器のための送信アンテナとを合成し たものとして機能することが出来る。変調器(26.4)に制御されるパラメト リックな同調素子(26.3)によって、変調が行われる。送信器の周波数 F1を制御しているのは、リアクタンスの直接的な修正か、無効になるよう設定 された素子(既述)の切り替えかによって、アンテナ構造体に取り付けられる容 量的あるいは電気伝導的な同調素子の電気的な調整であり、このことによって、 構造体に連結されたリアクタンスを制御して、逆巻きのトロイド螺旋構造体の固 有周波数を調節する。 図27に示すように、この発明の他の応用例では、前述の実施例のトロイド螺 旋形の導線を、方向一定で、トロイドの形の周りに配列された、一続きのN個の 、ポロイドループ(27.1)に置き換えることができる。トーラスの長軸半径 に関して、それぞれのループの最も内側で信号ターミナルS1につながり、他方 、それぞれのループの最も外側で信号ターミナルS2につながっている。個々の ループは、互いに独立に任意の形になることができ、図28は円形、図30は長 方形の場合を示している。この配置のための、電気的な等価回路は、図29に示 される。個々のループセグメントは、従来のループアンテナと同様のはたらきを する。この合成構造では、個々のループは平行に配列され、各ループで生じた磁 場成分が同位相で、トロイド形に対して決まった方向を向き、その結果、方向一 定の一様な磁流が生じるようにする。これに対して、逆巻きのトロイド螺旋形の アンテナでは、その逆巻きの螺旋形の導線のトロイド形の成分から生じ た場は、あたかもそのような成分が存在していないかのように相殺し、導線のポ ロイド成分から生じたものだけが残る。図27の実施例は、形成された電磁場の 相殺効果に頼るというよりも、物理的な構造からトロイド成分を打ち消すもので ある。図27の実施例で、ポロイダルループ(poloidal loop)の数が多くなると 、図31及び33の実施例は、それぞれ長方形のループ、円形輪郭のループにな る。ばらばらだったループが、連続した電気伝導的な表面になっていき、放射状 に溝をつけたり、または、つけなかったりしながら、多ループの実施例をエミュ レートするものである。こうした構造体は、どこをとってもトロイド面に平行で あるような一定方向の円磁流(magnetic ring current)と、それに対応して、ど こをとっても、導電性のトロイド面に垂直であるような電場を生じる。そして、 この構造体によって生じる電磁波は、連続した導線の場合、表面は十分に薄いも のと仮定すると、導電性の表面を伝搬していく。この装置は、構造体の上面と底 面の間、すなわち、トロイドの主軸と平行に、電荷を移動させる、双極な電気の 環の効果を持つと考えられる。 ループの周は、共振波長の1/2の桁である必要があることから、図27と3 1の実施例は、比較的サイズが大きくなるという欠点も持っている。しかし、ル ープの大きさは、直列のインダクタンスか並列のリアクタンス を、構造体に加えることによって、小さくすることができる。図34は、図31 の実施例をソレノイドの導線(35.1)の中に入れた形の配線をつくることに よって、直列インダクタンスを加えた場合を示したものである。図36は、並列 にキャパシタンス(36.1)を図31の実施例に加えた場合を示したものであ る。並列なキャパシターは、トロイド構造体TSの中心にハブ(36.2)を設 ける形をしていて、TSもまた、ターミナルS1とS2の信号をアンテナ構造体 に給電する働きをしている、中心の電気的な接続素子(36.3)と、トロイド の両方を、機械的に支える働きをしている。並列なキャパシターと構造ハブは、 2枚の誘導板P1とP2でつくられ、銅やアルミニウムなど無磁性の導体の材質 から成り、空気、テフロン、ポリエチレンなどの無極性あるいは低極性の媒体( 36.4)によって、その間を仕切られる。ターミナルS1とS2との接続素子 (36.3)は、平行平板P1とP2の中央部に、電気伝導的に、それぞれ取り 付けられ、また、電気伝導性のあるトロイド表面TSの内側の溝のそれぞれの側 部に、各々取り付けられる。電流信号は、接続素子(36.3)から、平板P1 とP2を経て、電気伝導性のあるトロイド表面TS上を、外側に向かって放射状 に流れる。電気伝導板P1とP2によってキャパシタンスが与えられることによ って、トロイド表面TSのポロイダルの周サイズは、そうせずに、同じ 周波数でループのアンテナを扱って、似たような共振をおこしたときに比べて、 著しく小さくなる。 図36の容量的な同調素子を、図27の電気伝導的なループと組み合わせて、 図37のような実施例を形成することができ、図37の実施例の設計は、全ての キャパシタンスが平行平板キャパシターによって与えられ、全てのインダクタン スがワイヤループによって与えられるような、図38の等価回路を想定して、描 かれたものである。平行平板キャパシターと導線ワイヤに関する公式は、198 6年、Howard W.Sams発行、E.C.Jordan編、の文献、Reference Data for Rad io Engineers,第2版.の第6〜13頁に次のように与えられている。 ここで、 C=キャパシタンス(pfd) Lwire=インダクタンス(μH) A =板面積(インチ×インチ) t =板間隔(インチ) N =板数 a=ループワイヤの平均半径(インチ) d =ワイヤの直径(インチ) εr=比誘電率 等価な並列回路の共振振動数は、N個のワイヤ全てについて考えると、次のよ うに与えられる。 16ゲージのワイヤー(d=0.16 cm(0.063インチ))のN=24個のループに対 して、短軸直径=7.00 cm(2.755インチ)、長軸内径(キャパシター板直径)= 10.28cm(4.046インチ)、板間隔t=0.358 cm(0.141インチ)のトロイドがあ る場合、計算上の共振周波数は156.5 MHz となる。 図38の実施例で、一巻きのトロイドのループのインダクタンスは、およそ、 次のようになる。 ただし、μ0は自由空間の透磁率で、400π nH/m で与えられ、aとbはそれぞれ 、トロイダル形の長軸半径と短軸半径である。トーラスのハブをなす平行平板の キャパシタンスは、次で与えられる。 ただし、ε0は、自由空間の誘電率=8.854 pfd./mである。 式(27)と(28)を、式(25)と(26)に代入すると、次が得られる 。 式(29)は、板間隔が1.01cm(0.397インチ)に増えたとき、上掲 したトロイダル形状は、連続導体表面の場合を除いて、同じ156.5MHzと いう同様 な共振周波数を有することを計算で示す。 均等な間隔を板間に設けるか、図38に示したような板から、比較的狭い輪状 の溝をつくることで、間隔をあけるかしたものを調節することで、図36、37 、38の実施例は、同調させることができ、その場合、のぞましい同調とは、方 向が一定で対称であり、構造物の中心から外側に向かって放射状に伝搬される信 号が対称性を保っていられるような状態のことである。 図39と41は、このアンテナ構造物の周波数帯域を増やすための装置である 。半径の方向へ外側に信号が伝搬するので、それぞれの半径方向に対して別々の 共振回路を与えると、周波数帯域は増える。磁場がある方向で乱れることを最小 にするため、方向による変化は方向について対称的である。図39と41は、市 販のチューブ金具から形成した形状を示したものであり、それに対して、図25 (図24)は、磁場に対する方向的な障害が少なくなるように周期的に半径が変 化するような形状を示したものである。 螺旋形のアンテナの従来の技術は、地理技術的にその位置から遠距離に届くと いうことに関して、応用が図られている。その応用は、比較的低周波数において は使用可能であるが、よい成果を得るためには大きな構造物が必要になる。直線 螺旋形アンテナが図43に描かれている。これは、図44で近似できる。図44 のものは、本 当は螺旋ではなく、1巻きのループを直線でつないで、1列にしたものである。 もし、一様またはほぼ一様な磁場がこの構造の上に生じたら、ループ素子は合成 直線素子から離れて、図45のようになりうる。直線素子でなく、図46に描か れているような、トロイド螺旋形か、トロイド形でポロイドアンテナ構造を用い れば、この構造物はサイズはかなり圧縮されうる。この配線の主な利点は、構造 全体が、同規模相当の直線螺旋形のものよりも小型化でき、飛行機にも、陸上乗 り物にも、船舶にも持ち込みの用途に使えるし、目立たないということである。 この配線のもうひとつの利点は、図45の利点でもあるが、磁場と電場の成分が 分解され、続いて、直線螺旋固有の電磁場とは異なり、別の情報を供しうるもの に、再合成されることである。 図48について述べると、電磁気学的なアンテナ(48)の略図が描かれてい る。アンテナ(48)は、図1のトロイド形TFのような多重連結面(49)、 絶縁された導線回路(50)、2つの信号ターミナル(52)、(54)を有し ている。 ここで、“多重連結面”という表現を使ったが、以下の面を積極的に含むけれ ども、これらに記載したものに限定されるものではない。(a)望ましい実施例 のトロイド形TFのように、短軸より長いか等しい長さの長軸を持つトロイド表 面なら何でもよい。(b)平面状の閉曲線、 複数の異なった半径を持つ多角形を、その面内にある軸の周りで回転させて得ら れる、その他の面であって、該面の長半径は最小半径の中の最大のものよりも大 きいか、同等であるもの(c)六角形タイプのようなナットや、座金(ウォッシ ャー)のような、形状が一般的に平面から定義されるような立体で、内径がゼロ より大きく、外径が内径より大きいもので、内周も外周も、平面閉曲線か正多角 形から作られたような立体。 例示されている、絶縁された導線回路(50)は、導電経路(56)をなして 、図1のトロイド形TFの周囲や上を、ノード(60)(+)から別のノード( 62)(−)にまで延びている。絶縁された導線回路(50)は、また、別の導 電経路(58)によって、ノード(62)(−)からノード(60)(+)にま で、延びているので、こうして、単一の無端状の導電経路をトロイド形TFの周 囲や上方に形成している。 図1に関連して述べたとおり、導電経路(56)と(58)は、巻き数は同じ で、向きが逆巻きの螺旋形の導線で、導電経路(56)の螺旋のピッチの向きは 、実線で示してあるように右巻きで、導電経路(58)の螺旋ピッチの向きは破 線で示してあるように左巻きである。 導電経路(56)と(58)は、一般的な螺旋形あるいは、渦巻き形などのよ うに、螺旋形以外の形で配線することができ、また、それでも尚、この発明の概 念を満 たしている。導電経路(56)と(58)は、図14に関連して述べたように、 逆向きの巻き方向の螺旋を持つ、逆巻きの“ポロイド−周辺・巻線パターン”に することができ、ここでは、2つの絶縁された導線W1とW2の各々がつくる螺 旋は、解体されて、1つにつながっているポロイドループ(14.1)となる。 図48の言及の続きになるが、導電経路(56)と(58)は、ノード(60 )と(62)において、逆向きになる。信号ターミナル(52)と(54)は、 それぞれ電気的にノード(60)と(62)に接続されている。信号ターミナル (52)と(54)は、絶縁された導線回路(50)と、出された(送信された )り、入ってきた(受信した)りする高周波(RF)の電気的な信号(64)の 、受け渡しを行う。例えば、送信された信号の場合、絶縁された導線回路(50 )の単一の無端状経路は、信号ターミナル(52)と(54)から一連に給電さ れる。 当業者なら判ることであるが、導電経路(56)(58)が、単一の絶縁され た回路例えば、ワイヤ又は印刷回路導線で形成されること、そして、1本のワイ ヤで、ノード(60)からノード(62)への導電経路(56)と、ノード(6 2)からノード(60)へ帰る導電経路(58)を含む単一の無端状導電経路を 形成する。また、さらに、当業者なら判ることであるが、導電経路 (56)(58)が、複数本の絶縁された導線でも形成されること、例えば、1 本の絶縁された導線が、ノード(60)からノード(62)への導電経路(56 )をなし、もう1本の絶縁された導線が、ノード(62)からノード(60)へ 帰る導電経路(58)をなすというようなものでも、形成されることである。 また、図49、図51に関して、電流の分布が、ノード60、62につながる 曲線に示されている。図7〜12に関連して、上述したのと同様に、図48の導 電経路56、58の電流は、位相が180度ずれている。ここで、電流をJ、磁流 をM、時計回りをCW、反時計回りをCCWとして、電流の分布を曲線と表わす 。この分析は、次の点を仮定している。それは、信号(64)の公称有効周波数 は、アンテナ(48)の構造に同調する様に、アンテナの電気的外形は、長さが 波長の半分であること。及び構造上で電流分布は、該略で振幅が正弦波であるこ とである。それぞれが公称有効周波数の導出された波長の約半波長の長さである 逆向きに巻かれた導電経路(56)(58)は、平衡な給電をする、不均一な送 信線要素の如く見えるだろう。経路(56)(58)は、閉ループを構成し、「 8の字」となる様に捻られ、折り返して、2つの同心巻線を形成する。 図48〜51の実施例の理解を高めるために、1つの具体例を提示する。 実施例 例えば、30.75 MHzの公称有効周波数の場合、速度係数を1.0とすると、直線形 の1/2波長のアンテナ(図なし)は、約4.877 m(192.0インチ)の長さになる。 それに対して、同じく30.75 MHz の公称有効周波数で、図1のトロイド形TFを 用いた電磁アンテナ48は、次のよ うな値を持つ。 a=長半径28.50 cm(11.22インチ) b=短半径1.32 cm(0.52インチ) N=巻き数36回、#16ワイヤ。 導電経路(56)と(58)各々で。 m=2本の導電経路56と58。 図49の曲線は、信号が出るノード60、62からの伝搬方向に関する偏波の 、電流の分布を示したものである。図50は、電流分布は、その向けられた方向 に応じて変化するとみなし、反時計回り方向に関する電流の分布を示したもので ある。図51は、図1に関連して既に示した原則を用いて、上記に対応する磁流 の分布を描いたものである。図50は、図1のトロイド形TFの電流の分布は、 実質的に相殺されることを示し、図51は、磁流が実質的に強められることを示 している。 このように、導電経路56が電流CCW1J、CW1Jを伝え、導電経路58 が電流CCW2J、CW2Jを伝えるのである。これら導電経路(56)、(5 8)と、対応する電流が、それぞれ磁流CCW1M、CCW2Mを生じるように 、これらの導電経路56、58と、そこに関わる電流は、対応する時計回りおよ び反時計回りの磁流を生じる。図50は、CCWの方向の電流分布について、電 流CCWJ1,CWJ1の弱めあう干渉を、図示したものである。同様に、図5 0は、CCWの方向の磁流 分布について、磁流CCMJ1、CMJ1の強めあう干渉を、図示したものであ る。 図48の例示のアンテナ(48)によって、信号(64)のような、高周波( RF)信号を送信する方法には、信号ターミナル(52)(54)にRF信号(6 4)を送り、これによってターミナル間へRF信号(64)の電流CCW1J、 CW1J、CCW2J、CW2Jを生じさせること;電流CCW1J、CW1J を、導電経路(56)で伝えること;電流CCW2J、CW2Jを、導電経路( 58)で伝えること;導電経路(56)と(58)は、互いに逆向きの関係とす ることを含む。 図52には、別のアンテナ(48′)の略図が描かれている。アンテナ(48 ′)は、図1のトロイド形TFのような多重連結面と、絶縁された導線回路(5 0′)と、2つの信号ターミナル(52′)、(54′)を含む。ここで述べた こと以外で、電磁アンテナ(48′)と、絶縁導線回路(50′)と、信号ター ミナル(52′)(54′)は、それぞれ、図48の電磁アンテナ(48)と、 絶縁導線回路(50)と、信号ターミナル(52)(54)と略同じである。 例示の絶縁された導線回路50′は、導電経路56′によって、図1のトロイ ド形TFの周りと上を、ノード60′(+)から別のノード62′(-)まで、 中継ノードAから別の中継ノードAを経て延びる。絶縁された導 線回路52′もまた、別の導電経路58′によって、トロイド形TFの周りと上 を、ノード62′(-)から別の中継ノードBへ、そして中継ノードBから別の ノード60′(+)まで延び、こうして、1本の無端状導電経路をトロイド形T Fの周りと上になすのである。 図14と48に関連して上述したように、導電経路56′、58′は、巻き数 の同じ逆巻き螺旋形の導電経路でもよいし、反対方向に巻いている“ポロイダル な輪郭の・巻線パターン”のような、純粋な螺旋形とは違うものとして設計され てもよい。 信号ターミナル52′、54′は、絶縁された導線回路50′に対して、入っ てくる(受信された)、あるいは出ていく(送信された)高周波(RF)信号64 を、供給あるいは受信する。導電経路56′、58′は、導出された信号64の 、公称有効周波数の波長の約1/2の長さであり、ノード60′、62′のところ で、向きが逆になる。信号ターミナル52′、54′は、各々、中継ノードA、 Bに、電気的に接続される。各ノード60′、62′から各中継ノードA、Bま での、導電経路56′、58′の長さが、各中継経路ノードA、Bから各ノード 62′、60′までの導電経路56′、58′の長さと同じになるように、ノー ド60′、62′は、中継ノードA、Bの真反対側に配置されるのが、望ましい 。 当業者なら判るであろうことは、導電経路56′、5 8′は、ノード(60′)から中継ノードAを経て、ノード(62′)に到る導 電経路(56′)と、ノード(62′)から中継ノードBを経て、ノード(60 ′)に到る導電経路(58′)とを含む、単一の無端状導電経路を形成する単一 の絶縁導線によって形成できることである。さらに、当業者なら判るであろうこ とは、各導電経路56′、58′は、1本かそれ以上の本数の絶縁された導線で なすことができることであり、たとえば、ノード60′から中継ノードA、中継 ノードAからノード62′まで1本の絶縁された導線でつないだり、あるいは、 ノード60′から中継ノードAまで1本の絶縁された導線でつなぎ、中継ノード Aからノード62′は別の絶縁された導線でつなぐことなどである。 図53〜55は、アンテナ48′のノード60′、A、B、62′に関して、 図49〜51の各線と同様に、電流と磁場の曲線が描かれたものである。 図56は、別の電磁アンテナ66の略図が描かれている。アンテナ66は、図 1のトロイド形TFのような、多重連結面と、1番目の絶縁された導線回路68 と、2番目の絶縁された導線回路70と、2つの信号ターミナル72、74を含 む。 絶縁された導線回路68は、2つの概ね螺旋形の導電経路76、78を含み、 絶縁された導線回路70も、同様に、2つの概ね螺旋形の導電経路80、82を 含む。 絶縁された導線回路68は、図1のトロイド形TFの上の一部と周りを、導電経 路76によって、ノード84から86まで延び、また、図1のトロイド形TFの 一部と周りを、導電経路78によって、ノード86から84まで延び、すなわち 、導電経路76と78が、トロイド形の周り及び略上方で、閉じた導電経路をな すようにする。絶縁された導線回路70は、トロイド形TFの上の一部と周りを 、導電経路80によって、ノード88から90まで延び、また、TFの一部と周 りを、導電経路82によって、ノード90から88まで延び、すなわち、導電経 路80と82が、トロイド形の周り及び略上方で、もう一つの閉じた導電経路を なすようにする。 図14と48に関連して上述した通り、経路76と78、80と82は奇数の 同じ逆巻き螺旋形の導電経路でもよいし、反対方向に巻いている“ポロイダルな 輪郭の・巻線パターン”のような、純粋な螺旋形とは違うものとして設計されて もよい。たとえば、導電経路76のピッチ方向が、実線で示したように、右回り (RH)であれば、導電経路78のピッチ方向は、破線で示したように、RHと は逆の左回り(LH)となる。導電経路80と82のピッチ方向も、それぞれ、 LH、RHとなる。導電経路76と78は、ノード84、86のところで、逆向 きに変わり、導電経路80と82は、ノード88、90のところで、逆向きに変 わる。 信号ターミナル72、72は、絶縁された導線回路68、70に対して、入っ てくる(受信された)、あるいは出ていく(送信された)RF電気信号92を、 供給あるいは受信する。例えば、送信された信号の場合、絶縁された導線回路6 8、70による2つの閉じた導電経路は、信号ターミナル72、74から、並列 に給電される。それぞれの導電経路76、77、80、82は、導出された信号 92の、公称有効周波数の波長の約1/4の長さである。図56に示した通り、信 号ターミナル72は、ノード84と電気的に接続されていて、信号ターミナル7 2は、ノード88と電気的に接続されている。 当業者なら判るであろうことは、絶縁された導電経路68、70は、1本かそ れ以上の本数の絶縁された導線でなすことができることである。たとえば、絶縁 された導電経路68は、導電経路76、78の両方を1本の導線でつなぐもので あってもよいし、導電経路76、78のそれぞれを別の導線でつなぐものであっ てもよい。 図57〜59は、図49〜51の概略的な線図と同様に、図56のアンテナ6 6のノード84、86、88、90に関する電流と磁場の曲線を、概略的に表わ したものである。図58の曲線は、普通の反時計回りの方向の同じ電流分布を示 し、図59の曲線は、それに対応する磁流の分布を示したものである。 図60には、他の電磁アンテナ66′の略図が示され ている。ここに述べることを除いては、電磁アンテナ66′は、図56の電磁ア ンテナ66とほぼ同じである。電磁アンテナ66′は、図56の72、74にあ たる信号ターミナル94、96と、信号ターミナル98、100を含む。信号タ ーミナル98は、ノード90に電気的に接続され、信号ターミナル100は、ノ ード86に電気的に接続される。 図60に示されるように、信号ターミナル94、96、98、100の組、9 4と96、98と100は、絶縁された導線回路68、70に対して、信号ター ミナル94と96、98と100に、電気的に並列に入ってくる(受信された) 、あるいは出ていく(送信された)RF電気信号94を、供給あるいは受信する。 もしくは、図61に示されるように、インピーダンスと位相をずらした回路1 02を、図60の94と96、98と100の組のうち少なくとも1つと、信号 94との間に用いてもよい。この発明の概念から逸脱することなく、当業者によ く知られている、インピーダンス、位相、振幅をマッチングしたり平衡状態にし たりするための他の方法を、とることも可能である。 図62には、図48、52、56の、電磁アンテナ、48、48′、66にお ける、放射指向をそれぞれ概略的に描いた立面図が、示されている。これらのア ンテナは、偏向が直線(垂直方向など)であり、図1のトロイ ド形TFの短軸直径と連関して、偏波方向の物理的サイズが小さい。さらに、こ のようなアンテナは、偏波方向と垂直なほぼ全方向に対応し、偏向方向に垂直な 方向で、最大の指向の利得があり、偏向の方向で最小の利得がある。 図48、52、56の電磁アンテナ48、48′、66は、従来の技術で知ら れたアンテナと比較すると、トロイド表面の長軸直径が短くなる。トロイドの短 軸の電気的な周の長さは、1/2λで、これは、電気的な周の長さがλであった従 来の技術のアンテナの、2分の1になる。逆巻き導線回路、50、50′68、 70の向きの波の伝搬する速さは、andoian とSichak の設計式による値より2 〜3倍、遅いものとなる。したがって、トロイド表面の長軸直径は、4〜6分の 1に小さくなる。さらに、各電磁アンテナ48、48′、66に関して、信号タ ーミナル52と54、52′と54′、72と74′に用いる給電ポートは一つ だけであり、そのようなアンテナの入力のインピーダンスを、各信号64、64 、92の送信線に、マッチングさせることは、従来技術によって容易である。さ らに、得ようとする公称有効周波数で最も広い帯域が提供されるために、各電磁 アンテナ48、48′の共振の基本振動は、最初におこる共振に比べて、比較的 広い周波数帯域を提供する(基本振動の約10〜20パーセントなど)。また、例示 の電磁アンテナ48の性能 は、垂直の2分の1波長の双極のアンテナに匹敵し、接地された4分の1波長で 単極アンテナやむち型アンテナ(ホイップ・アンテナ)の通信距離(約12法定マ イルなど)よりも、長い固有通信距離(38法定マイル以上など)を提供する。 以上に論じられるか示唆された具体例や変形例以外にも、当業者は、この発明 の概念の真の立場から逸脱することなく、その他の具体例や変形例をつくり出す ことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.長半径の長さが、最低でも短半径と同じ長さであるような、長半径と短半径 を有する、多重連結面と、 1番目の螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと上を、1番 目の螺旋のピッチ方向で、1番目のノードから2番目のノードまで延びる、絶縁 された導線手段と、 2番目の螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと上を、1番 目の螺旋のピッチ方向とは逆向きの2番目の螺旋のピッチ方向で、1番目と2番 目の螺旋形の導電経路が、互いに巻方向が逆で、当該多重連結面の周りと上を、 一つの無端状導電経路を形成するように、2番目のノードから1番目のノードま で延びる、当該絶縁された導線手段と、 各々1番目と2番目のノードに電気的に接続される、1番目と2番目の信号タ ーミナルと、 から成る、電磁アンテナ。 2.当該多重連結面は、トロイドの表面である、請求項1の電磁アンテナ。 3.一つの無端状導電経路をつくる、1本の絶縁された導線を含む、当該絶縁さ れた導線手段が含まれる、請求項1の電磁アンテナ。 4.1番目のノードから2番目のノードまで延びる1番 目の絶縁された導線、および、2番目のノードから1番目のノードまで延びる2 番目の絶縁された導線を含む、当該絶縁された導線手段が含まれる、請求項1の 電磁アンテナ。 5.前記絶縁導線手段は、1番目の螺旋形の導電経路で1番目の電流を伝えるた めの第1導電手段と; 2番目の螺旋形の導電経路で2番目の電流を伝えるための第2導電手段と; 1番目の螺旋形の導電経路で1番目の電流から、1番目の磁流を生じさせるた めの、第1生成手段と; 2番目の螺旋形の導電経路で2番目の電流から、2番目の磁流を生じさせるた めの、第2生成手段手段;を含む、請求項1の電磁アンテナ。 6.第1及び第2生成手段は、当該電磁アンテナから、伝送信号を生じさせるた めに、1番目と2番目の磁流に強め合う干渉をおこさせる手段を含む、請求項5 の電磁アンテナ。 7.第1及び第2導線手段は、1番目と2番目の電流に弱め合う干渉をおこさせ る手段を含む、請求項6の電磁アンテナ。 8.ある公称有効周波数を持つアンテナ信号を、当該信号ターミナルが伝え;各 螺旋形の導電経路の、当該絶縁された導線手段の長さが、導出された、当該公称 有効周波数の波長の長さの約2分の1である、請求項1 の電磁アンテナ。 9.長半径の長さが、最低でも短半径の同じ長さであるような、長半径と短半径 を有する、多重連結面と、 前記多重連結面の周り及び上方で、第1ノードから第2ノードへ向かう第1巻 線方向で、第1ポロイド−周辺巻線パターンをなして延びる絶縁導線手段と、 2番目のポロイダルな輪郭の巻きパターンの導電経路をなしながら、当該多重 連結面の周りと上を、1番目の螺旋のピッチ方向とは逆向きの2番目の螺旋のピ ッチ方向で、第2ノードから第1ノードへ向い、1番目と2番目のポロイダルな 輪郭の巻きパターンの導電経路が、互いに巻方向が逆で、当該多重連結面の周り と上を、1つの無端状導電経路を形成する当該絶縁された手段と、 各々1番目と2番目のノードに電気的に接続される、1番目と2番目の信号タ ーミナルとを含む、電磁アンテナ。 10.当該多重連結面はトロイドの表面である、請求項9の電磁アンテナ。 11.当該絶縁された導線手段は、一つの無端状導電経路をつくる、1本の絶縁さ れた導線を含む、請求項9の電磁アンテナ。 12.当該絶縁された導線手段は、1番目のノードから2番目のノードまで延びる 1番目の絶縁された導線、お よび、2番目のノードから1番目のノードまで延びる2番目の絶縁された導線を 含む、請求項9の電磁アンテナ。 13.ある公称有効周波数を持つアンテナ信号を、当該信号ターミナルが伝え、各 ポロイド−周辺的な巻きパターンの前記絶縁導電手段の長さは、導出された、当 該公称有効周波数の波長の長さの、約2分の1である、請求項9の電磁アンテナ 。 14.長半径の長さが、最低でも短半径の同じ長さであるような、長半径と短半径 を有する、多重連結面と、 1番目の概ね螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと上を、 1番目の螺旋のピッチ方向で、1番目のノードから2番目のノードまで延びる、 絶縁された導線手段と、 2番目の概ね螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと上を、 1番目の螺旋のピッチ方向とは逆向きの2番目の螺旋のピッチ方向で、1番目と 2番目の概ね螺旋形の導電経路が、互いに巻方向が逆で、当該多重連結面の周り と上を、一つの閉じた導電経路を形成するように、2番目のノードから1番目の ノードまで延びる、当該絶縁された導線手段と、 各々1番目と2番目のノードに電気的に接続される、1番目と2番目の信号タ ーミナルから成る、電磁アンテナ。 15.当該多重連結面はトロイドの表面である、請求項14の電磁アンテナ。 16.当該絶縁された導線手段は、一つの無端状導電経路をつくる、1本の絶縁さ れた導線を含む、請求項14の電磁アンテナ。 17.当該絶縁された導線手段は、1番目のノードから2番目のノードまでと、2 番目のノードから3番目のノードまで延びる1番目の絶縁された導線、および、 3番目のノードから4番目のノードまでと、4番目のノードから1番目のノード まで延びる2番目の絶縁された導線を含む、請求項14の電磁アンテナ。 18.1番目と3番目のノードが概ね対面し、2番目と4番目のノードが概ね対面 するような、請求項14の電磁アンテナ。 19.ある公称有効周波数を持つアンテナ信号を、当該信号ターミナルが伝え;各 概ね螺旋形な導電経路の、当該絶縁された導線手段の長さが、当該公称有効周波 数における導出された波長の長さの、約2分の1である、請求項14の電磁アン テナ。 20.長半径の長さが、最低でも短半径の同じ長さであるような、長半径と短半径 を有する、多重連結面と、 1番目の概ね螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと部分的 に上を、1番目の螺旋のピッチ方向で、1番目のノードから2番目のノードまで 延 びるとともに、当該多重連結面の周りと部分的に上を、1番目の螺旋のピッチ方 向とは逆向きの2番目の螺旋のピッチ方向で、2番目のノードから1番目のノー ドまで延びて、1番目と2番目の概ね螺旋形の導電経路が、互いに巻方向が逆で 、当該多重連結面の周りと略上に、1つ目の無端状導電経路を形成するようにす るための、1番目の絶縁された導線手段と、 3番目の概ね螺旋形の導電経路をなしながら、当該多重連結面の周りと上の一 部を、2番目の螺旋のピッチ方向で、3番目のノードから4番目のノードまで延 びるとともに、当該多重連結面の周りと上の一部を、1番目の螺旋のピッチ方向 で、4番目のノードから3番目のノードまで延びて、3番目と4番目の概ね螺旋 形の導電経路が、互いに巻方向が逆で、当該多重連結面の周りと上を、2つ目の 閉じた導電経路を形成するようにするための、2番目の絶縁された導線手段と、 2番目と4番目の概ね螺旋形の伝達経路に対して、それぞれ逆巻きであるよう な1番目と3番目の概ね螺旋形の伝達経路と、 1番目か4番目とノードのうち、少なくともひとつに、電気的に接続される、 1番目の信号ターミナル装置と、2番目と3番目のノードのうち少なくともひと つと、アンテナの信号を伝えるための当該1番目と2番目の信号ターミナル手段 に電気的に接続される、2番目の 信号ターミナル装置から成る、電磁アンテナ。 21.当該多重連結面はトロイドの表面である、請求項20の電磁アンテナ。 22.前記第1及び第2絶縁導線手段は、それぞれ第1及び第2無端状導線経路を 形成している第1及び第2絶縁導線をそれぞれ含んでいる、請求項20の電磁ア ンテナ。 23.1番目のノードから2番目のノードまで延びる1番目の絶縁された導線と、 2番目のノードから1番目のノードまで延びる2番目の絶縁された導線を含む、 当該1番目の絶縁された導線手段、および、3番目のノードから4番目のノード まで延びる3番目の絶縁された導線と、4番目のノードから3番目のノードまで 延びる4番目の絶縁された導線を含む、当該2番目の絶縁された導線手段が含ま れる、請求項20の電磁アンテナ。 24.ある公称有効周波数を持つアンテナ信号を、当該信号ターミナルが伝え、各 概ね螺旋形な導電経路の、当該1番目と2番目の絶縁された導線手段の長さが、 導出された、当該公称有効周波数の波長の長さの、約4分の1であるような、請 求項20の電磁アンテナ。 25.当該1番目の信号ターミナル装置が、1番目のノードと4番目のノードのう ちただ1つのみに電気的に接される1番目の信号ターミナルを含み、かつ、当該 2番目の信号ターミナル装置が、2番目のノードと3番目のノードのうちただ1 つのみに電気的に接続される2番目の信号ターミナルを含む、請求項20の電磁 アンテナ。 26.当該1番目の信号ターミナル装置が、1番目のノードと電気的に接続される 1番目の信号ターミナルと、4番目のノードと電気的に接続される2番目の信号 ターミナルを含み、かつ、当該2番目の信号ターミナル装置が、2番目のノード と電気的に接続される3番目の信号ターミナルと、3番目のノードと電気的に接 続される4番目の信号ターミナルを含む、請求項20の電磁アンテナ。 27.1番目の信号ターミナルと2番目の信号ターミナルに、該RF信号の電流を 生じさせる目的で、その区間へRF信号を加えること、 1番目の電流を、長半径の長さが最低でも短半径の同じ長さであるような、長 半径と短半径を有する多重連結面の周りと上に、1番目の螺旋のピッチ方向を持 つ1番目の導線で、1番目の信号ターミナルから2番目の信号ターミナルまで伝 えることと、 多重連結面の周りと上方にあって、第1螺旋ピッチの方向とは逆向きに、第2 信号ターミナルから第1信号ターミナルへ向かう第2螺旋ピッチ方向の第2導線 に第2電流を通じること、 1番目と2番目の導線を、互いに逆向きの巻きかたであるようなものにするこ とから成る、トロイドアンテナで、RF信号を送信する方法。 28.多重連結面の周りと上で、1番目と2番目の導線で、一つの無端状導電経路 を形成することを含む、請求項27の方法。 29.当該RF信号の公称有効周波数を用い、かつ、 それぞれの長さが、導出される当該公称有効周波数の波長の、およそ2分の1 であるような、1番目および2番目の導線を用いることを含む、請求項28の方 法。 30.1番目の導線の1番目の電流から、1番目の磁流を生じさせることと、 2番目の導線の2番目の電流から、2番目の磁流を生じさせることと、 送信信号を当該トロイドアンテナから供給するために、1番目の磁流と2番目 の磁流に、強め合う干渉をおこさせることを含む、請求項27の方法。 31.1番目の電流と2番目の電流に、弱め合う干渉をおこさせることを含む、請 求項27の方法。 32.トロイドと、 該トロイドの周りに延びる複数の導電性ループであって、平面上にある前記各 ループはトロイドと公差しており、 信号搬送ターミナルと、前記ループの各々は、他の各 ループに対して、前記信号搬送ターミナルへ並列接続されている、 電磁アンテナ。 33.電気導電物質がトロイドを覆い、当該ループは導電物質中に間隔をあけて設 けた溝を含むことを特徴とする、請求項32の電磁気的アンテナ。 34.トロイド上へポロイド状に周辺へ巻かれた巻線へ、 前記RF信号を加え; 巻線へ別の信号を加えるための発振器を用いて; 発振器の同調と増幅のためにアンテナからのフィードバックを行う RF信号の伝送方法。
JP50151897A 1995-06-07 1996-06-06 トロイドアンテナ Expired - Fee Related JP3913779B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/486,340 US6028558A (en) 1992-12-15 1995-06-07 Toroidal antenna
US08/486,340 1995-06-07
PCT/US1996/009120 WO1996041398A1 (en) 1995-06-07 1996-06-06 Toroidal antenna

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11506886A true JPH11506886A (ja) 1999-06-15
JP3913779B2 JP3913779B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=23931504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50151897A Expired - Fee Related JP3913779B2 (ja) 1995-06-07 1996-06-06 トロイドアンテナ

Country Status (17)

Country Link
US (2) US6028558A (ja)
EP (1) EP0830711B1 (ja)
JP (1) JP3913779B2 (ja)
KR (1) KR100416631B1 (ja)
CN (1) CN1190496A (ja)
AU (1) AU699283B2 (ja)
BR (1) BR9609058A (ja)
CA (1) CA2223244C (ja)
CZ (2) CZ287680B6 (ja)
DE (1) DE69625060D1 (ja)
HU (1) HUP9900859A3 (ja)
IL (1) IL122470A0 (ja)
MX (1) MX9709916A (ja)
NZ (1) NZ310166A (ja)
PL (1) PL180556B1 (ja)
RU (1) RU2170996C2 (ja)
WO (1) WO1996041398A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511925A (ja) * 2009-11-23 2013-04-04 ハリス コーポレイション 周転円構造及び等方性放射を有する平面通信アンテナ及び関連する方法
JP2015518281A (ja) * 2012-04-26 2015-06-25 ライフウェーブ, インコーポレイテッド 二重螺旋導体を用いたシステム構成
JP2016184732A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 磁気空気コア装置

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6028558A (en) * 1992-12-15 2000-02-22 Van Voorhies; Kurt L. Toroidal antenna
US6320550B1 (en) * 1998-04-06 2001-11-20 Vortekx, Inc. Contrawound helical antenna
US6285341B1 (en) * 1998-08-04 2001-09-04 Vistar Telecommunications Inc. Low profile mobile satellite antenna
US6300920B1 (en) * 2000-08-10 2001-10-09 West Virginia University Electromagnetic antenna
US6437751B1 (en) * 2000-08-15 2002-08-20 West Virginia University Contrawound antenna
DE60113788T2 (de) * 2000-12-12 2006-08-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Ringresonator und Antenne
KR100746742B1 (ko) * 2001-02-03 2007-08-06 삼성전자주식회사 리더 코일 안테나 및 이를 이용한 비접촉 카드 인증 시스템
JP2003218625A (ja) * 2002-01-04 2003-07-31 Dafang Electronic Co Ltd ループアンテナシステム及びワイヤレス伝送装置
US6593900B1 (en) 2002-03-04 2003-07-15 West Virginia University Flexible printed circuit board antenna
US6995558B2 (en) * 2002-03-29 2006-02-07 Wavbank, Inc. System and method for characterizing a sample by low-frequency spectra
US6724188B2 (en) * 2002-03-29 2004-04-20 Wavbank, Inc. Apparatus and method for measuring molecular electromagnetic signals with a squid device and stochastic resonance to measure low-threshold signals
AU2003230950B2 (en) * 2002-04-19 2006-11-09 Nativis, Inc. System and method for sample detection based on low-frequency spectral components
US6646621B1 (en) 2002-04-25 2003-11-11 Harris Corporation Spiral wound, series fed, array antenna
FR2839207B1 (fr) * 2002-04-29 2004-07-16 Chelton Antennas Antenne accordable passive a large bande
US6839038B2 (en) * 2002-06-17 2005-01-04 Lockheed Martin Corporation Dual-band directional/omnidirectional antenna
US6720935B2 (en) 2002-07-12 2004-04-13 The Mitre Corporation Single and dual-band patch/helix antenna arrays
CN101031796B (zh) * 2004-07-27 2012-05-16 纳提维斯公司 用于产生化学或生化信号的系统和方法
US7391369B2 (en) * 2005-11-29 2008-06-24 Megapulse, Inc. Method of and apparatus for eliminating quadrature-generated signals in magnetic cross-loop antennas
KR100798495B1 (ko) * 2006-04-13 2008-01-28 소우다이안테나 컴퍼니, 리미티드 안테나
KR100983258B1 (ko) * 2008-05-19 2010-09-24 주식회사 스펙트럼통신기술 이중 루프 안테나
KR101031968B1 (ko) * 2009-04-16 2011-04-29 박종연 롤 형 접착 크리너
FR2961354B1 (fr) 2010-06-15 2012-06-01 Commissariat Energie Atomique Antenne haute frequence
FR2961353B1 (fr) 2010-06-15 2013-07-26 Commissariat Energie Atomique Antenne pour milieu humide
WO2014145284A2 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Nativis, Inc. Controller and flexible coils for administering therapy, such as for cancer therapy
US9831925B2 (en) 2014-01-20 2017-11-28 Raytheon Company High efficiency polarized ULF/VLF/RF transciever antenna
US9500446B2 (en) * 2014-10-15 2016-11-22 Raytheon Company Multisegmented toroidal magnetic field projector
RU2601527C2 (ru) * 2014-12-15 2016-11-10 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Монопольная антенна с замкнутым сердечником для мобильного применения
CN105653920A (zh) * 2015-09-18 2016-06-08 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种天线调谐方法、装置及移动设备
DE112017006526B4 (de) * 2017-01-27 2021-01-14 Mitsubishi Electric Corporation Elektromagnetfeldsonde
RU185396U1 (ru) * 2017-02-22 2018-12-04 Общество с ограниченной ответственностью Нефтяная научно-производственная компания "ЭХО" Приемно-передающее устройство для скважинного оборудования
EP3624892B1 (en) 2017-05-17 2021-11-03 Medtronic, Inc. Antenna for implantable medical devices
US11183774B2 (en) * 2019-05-31 2021-11-23 The Mitre Corporation High frequency system using a circular array
US12060148B2 (en) 2022-08-16 2024-08-13 Honeywell International Inc. Ground resonance detection and warning system and method
CN117712670B (zh) * 2023-12-11 2024-07-16 中国人民解放军海军工程大学 一种磁电天线的串并联堆叠阵列的等效电路模型建立方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3284801A (en) * 1964-01-15 1966-11-08 John J Bryant Large loop antenna
US3646562A (en) * 1970-06-03 1972-02-29 Us Navy Helical coil coupled to a live tree to provide a radiating antenna
US3671970A (en) * 1970-08-31 1972-06-20 Boeing Co Switched rhombic automatic direction finding antenna system and apparatus
US3721989A (en) * 1971-06-30 1973-03-20 Northrop Corp Cross loop antenna
US4622558A (en) * 1980-07-09 1986-11-11 Corum Janes F Toroidal antenna
US4751515A (en) * 1980-07-09 1988-06-14 Corum James F Electromagnetic structure and method
CA1186049A (en) * 1980-07-09 1985-04-23 James F. Corum Antenna having a closed standing wave path
US4999642A (en) * 1988-03-01 1991-03-12 Wells Donald H Transmission line coupling device with closed impedance matching loop
DE3823972A1 (de) * 1988-07-15 1990-01-18 Walter Dr Rer Nat Suedbeck Magnetischer strahler mit einer spule aus bifilaren windungen
US5159332A (en) * 1989-06-05 1992-10-27 Walton Charles A Proximity identification system with flux concentration in operating region
US5257033A (en) * 1991-04-16 1993-10-26 Design Tech International, Inc. Transmitter with a reduction of power of signals transmitted at harmonics
US5442369A (en) * 1992-12-15 1995-08-15 West Virginia University Toroidal antenna
US6028558A (en) * 1992-12-15 2000-02-22 Van Voorhies; Kurt L. Toroidal antenna
JP3208468B2 (ja) * 1993-11-22 2001-09-10 隆一 嶋田 強磁界発生用電磁力平衡コイル
US5734353A (en) * 1995-08-14 1998-03-31 Vortekx P.C. Contrawound toroidal helical antenna

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511925A (ja) * 2009-11-23 2013-04-04 ハリス コーポレイション 周転円構造及び等方性放射を有する平面通信アンテナ及び関連する方法
JP2015518281A (ja) * 2012-04-26 2015-06-25 ライフウェーブ, インコーポレイテッド 二重螺旋導体を用いたシステム構成
JP2016184732A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 磁気空気コア装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3913779B2 (ja) 2007-05-09
CN1190496A (zh) 1998-08-12
US6028558A (en) 2000-02-22
HUP9900859A2 (hu) 1999-07-28
PL323869A1 (en) 1998-04-27
CA2223244C (en) 2006-02-14
MX9709916A (es) 1998-08-30
PL180556B1 (pl) 2001-02-28
BR9609058A (pt) 1999-12-14
US6204821B1 (en) 2001-03-20
DE69625060D1 (de) 2003-01-09
CZ392097A3 (cs) 1998-04-15
WO1996041398A1 (en) 1996-12-19
CZ289371B6 (cs) 2002-01-16
EP0830711B1 (en) 2002-11-27
RU2170996C2 (ru) 2001-07-20
NZ310166A (en) 2000-01-28
EP0830711A1 (en) 1998-03-25
HUP9900859A3 (en) 1999-11-29
CZ287680B6 (en) 2001-01-17
KR19990022703A (ko) 1999-03-25
AU6090496A (en) 1996-12-30
KR100416631B1 (ko) 2004-06-04
CA2223244A1 (en) 1996-12-19
AU699283B2 (en) 1998-11-26
IL122470A0 (en) 1998-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11506886A (ja) トロイドアンテナ
JP3913778B2 (ja) 逆巻きアンテナ
US5442369A (en) Toroidal antenna
CA2229181C (en) Contrawound toroidal helical antenna
US6239760B1 (en) Contrawound toroidal helical antenna
US4622558A (en) Toroidal antenna
KR100291156B1 (ko) 무지향성방사패턴의소형나선형안테나
JP2001518251A (ja) デュアルバンド結合セグメントのヘリカルアンテナ
JPH03274808A (ja) 2層共振4本式ヘリカルアンテナ
US6335710B1 (en) Tuneable spiral antenna
JP4943328B2 (ja) 広帯域漏れ波アンテナ
JPH10507614A (ja) 螺旋アンテナのための180゜電力分配器
WO2016161464A1 (en) Communication system using schumann resonance frequencies
CN118137114A (zh) 一种基于人工表面等离激元的小型化轨道角动量螺旋天线
MXPA97009707A (en) Open roll antenna
GB2393855A (en) An antenna

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060630

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060814

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20060905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees