JPH11506706A - セキュリティマーキング方法および組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 図１から３までに示されているセキュリティマーキング方法と組成物であって、第１のマーキング（２）は、印刷媒体と第１の組成物との混合体として、基板（１）の表面上に塗られ、第１のマーキングは、肉眼で見ることができ、かつ、可視光又は紫外線（４）光の照射下において、印刷媒体のみが塗られたマーキングと識別不可能とされる。第２の組成物（３）は、前記混合体又はその後に加えられ、蛍光（２ａ）を発するように第１の組成物と反応可能とされ、蛍光は、紫外線光（４）によって照明された際にのみ、人間の肉眼によって見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 セキュリティマーキング方法および組成物 本出願は、米国特許出願番号第０８／０６９，２３８号（出願日１９９３年５月 ２８日）の継続出願である米国特許出願番号第０８／４０６，７６６号（出願日 １９９５年３月１７日）の一部継続出願である。 従来技術 本発明は、紙の文書・器具・衣類・ボックス・ガラス製品・プラスチック仕上げ の製品・その他の物品のような種々の材料により製造可能な種々の製品を目に見 えない方法で識別するための方法と組成物とに関する。 過去においても、目に見えないマーキングを行い、かつ、それらを識別するため の様々な手段が提案されてきていることは、もちろん周知である。従来、しばし ば用いられていた識別方法は、本質的には、紫外線光源を照射した時に蛍光を発 する、いわゆる紫外線インク又は紫外線ペンキを用いるものがほとんどであった 。紫外線光を同時に用いるような古典的な蛍光マーキング法は、もちろん、劇的 な効果を生じさせる。なぜならば、可視光すなわち通常の光のもとでは、本来、 表面的には、前記マーキングは見えないが、紫外線の照射下においては、明るい 蛍光を発して、見えるようになるからである。しかしながら、そのようなシステ ムの明白かつ根本的な問題点は、紫外線の照射による照明の下では、本質的には 、たやすく見ることができ、それゆえ、偽造者、すなわち、製造者でない者によ って、簡単に見つけることができてしまうということである。従って、光学的な 光沢剤やインクとして知られる蛍光染料は、今日では、市場において容易に手に 入れることができるので、そのようなマークは、取り除くこともできるし、或い は、取り換えることもできる。 発明の概要 本発明の目的は、通常の（可視）光と紫外線光との両方の照明下において、隠さ れたマーキングを目に見えないように保つことによって、前記の問題点を解決す る非常に効果的な解決手段を提供することにある。このような手段によれば、マ ーキングの創作者のみが、隠されたマーキングの位置を知っており、従って、予 期せぬ侵入者が、そのような隠されたマークを消去したり、あるいは、修正した りすることは、マーキングを支持する基板全体を破壊しない限り、実際上は、不 可能である。 本発明は、反応性マーキングの第１の組成物が加えられた印刷媒体を用いること を基本としている。印刷媒体は、例えば紙・厚紙・プラスチック或いはその類似 物のような基板に塗られたときに、通常の、すなわち、可視光の照明下において は、通常は肉眼で見ることができ、かつ、明瞭である。一方、紫外線照射光の下 においては、反応性のマーキング組成物無しの従来の印刷媒体とほとんど同じよ うな情報のマーキングを表示する。しかしながら、第１の組成物は、次のような 方法で第２の組成物と反応する。すなわち、第２の組成物との相互作用に際して 、基板上へのマーキングは、印刷媒体単独から作り出されたマーキングと同様の 状態を維持し、通常の照明下においては、肉眼でも同様に見える。一方、これに 対して、一般的に使われている紫外線のうちのいずれか１つでも照射すると、蛍 光により輝くようになる。 前記隠されたマーキングは、前記の活性化のプロセスと紫外線の照明の供給との 両方を行った結果として現れるので、本発明の方法は、要求に応じて蛍光を発す るようにされた、２重のセキュリティを有するマーキングシステムである。 実際に、第１の、かつ、高いレベルのセキュリティは、通常の光の下と紫外線照 射下とのどちらの条件下おいても、肉眼では隠されている隠されたマーキングと 通常のマーキングとの間の識別ができないようにすることによりもたらされる。 ２重のロックの役割を演じる第２のレベルのセキュリティは、要求に応じて、マ ークが、第２の組成物を含む特別なマーカーと一緒になって活性化するはずのも のである。隠されたマーキングは、肉眼に対しては、実際にはまだ識別不可能な ままであり、一般に入手可能な紫外線放射源による照射下においてのみ見える、 スイッチオンされた蛍光の形態として見えるようになる。 本発明は、印刷媒体が、一般的な濃く着色をされた、或いは、いくぶんか真っ黒 なマーキングを作り出すような応用に非常に良く役立つという意味において重要 である。何故なら、蛍光を発する挙動によって、いかなる背景に対しても、特に 、より暗い背景や濃く着色されたマーキングに対してさえも、前記のスイッチオ ンされた蛍光によって、たとえ濃色のマーキングでさえも完全に修正され、かつ 、明るく見えるようになるからである。 本発明によれば、方法に係る一実施の形態として、印刷媒体と第１の組成物との 混合体（ｍｉｘｔｕｒｅ）を含む第１のマーキングを、基板上に塗る工程を有し ている。ここで、第１のマーキングは、可視光又は紫外線光の照射下においても 、肉眼で見ることができるが、印刷媒体のみが塗られたマーキングと識別するこ とはできない。第１のマーキングは、第２の組成物によって活性化される。ここ で、第２の組成物は、蛍光を発するように第１の組成物と反応することが可能で あり、かつ、この蛍光は、紫外線光によって照らされた時にのみ肉眼で見ること ができる。 第１のマーキングは、文書・包装・ラベル・チケット・クーポン或いはその類似 物を含む基板上に印刷された情報のうちの全てであってもよい。或いは、第１の マーキングは、基板上の、ある領域中において存在する選択された情報のみにし てもよい。この場合には、基板上に印刷されている残りの情報は、印刷媒体のみ を用いて印刷される。 印刷媒体は、例えばオフセットインク、フレキソインク、或いは、レーザープリ ンター・ファクシミリ装置・コピー装置、或いは、異なるタイプのインクジェッ トプリンタ等で用いられている他の一般的な印刷用賦形剤やトナーのような印刷 用インクあってもよい。 第１の組成物は、アミノフタリドと、キナゾリンとから選択され、この場合には 、第２の組成物としては、好ましくは、ノボラック樹脂と、ビスフェノールと、 ヒドロキシベンゾアートとから選択される。 逆に、第１の組成物を、ノボラック樹脂と、ビスフェノールと、ヒドロキシ安息 香酸塩との中から選択し、第２の組成物を、アミノフタリドとキナゾリンとから 選択することも可能である。 好ましい一実施の形態としては、前記印刷媒体は、アルコールと、アセトンと、 メチルエチルケトンと、これらの組み合わせとの中から選択される溶媒を含み、 該溶媒は、第１の組成物に対しては、賦形剤となる。 他の実施の形態としては、前記印刷媒体をトナーとした場合には、前記第１の組 成物は、トナーの製造プロセス中で、トナーの粉末と一体化される。 さらに別の実施の形態においては、印刷媒体は、オイルベース又は水ベースであ り、第１の組成物は、乾燥され、かつ、微細化された粒子の形態、或いは、オイ ルベース又は水溶液の中で、バインダーによってサスペンション化された微細粒 子の形態をしている。この例の場合には、第２の組成物は、溶媒の賦形剤中で使 用される。 本発明の他の実施の形態においては、本発明の方法は、印刷媒体と、両者とも微 細化された粒子の形態にされた第１の組成物と第２の組成物との混合体と一緒に 、基板に第１のマーキングを塗る工程を具備している。可視光又は紫外線光を照 射したときに、前記第１のマーキングは、人間の肉眼で見ることができるが、第 １ のマーキングと印刷媒体のみを塗ったマーキングとを、人間の肉眼で識別するこ とはできない。基板上に形成された第１のマーキングに対して摩擦力を加えるこ とによって、第１の組成物と第２の組成物とは、蛍光を発するように反応可能で ある。蛍光は、紫外線光が照射された時にのみ、人間の肉眼で見ることができる 。 前記の実施の形態と同様に、前記マーキングは、文書又は包装のような基板に塗 られたり或いは印刷されたりする情報の全てであってもよい。或いは、前記マー キングは、印刷媒体のみを用いた他の情報によって選択された領域内においてで あってもよい。 本実施の形態では、第１の組成物と第２の組成物とは、溶液中における微細化さ れた粒子として、バインダーによって印刷媒体と混合される。 本発明はまた、セキュリティマーキング組成物にも関連し、この組成物は、印刷 媒体と前記の第１の組成物と第２の組成物との混合体を含んでいる。 本発明の上記の特徴と他の特徴とは、添付図面を参照して、本発明の詳細な説明 により、さらに明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の一実施の形態による方法の第１の工程を示す概念図である。 図２は、本発明の一実施の形態による方法の第２の工程を示す概念図である。 図３は、本発明の一実施の形態による方法の第３の工程を示す概念図である。 図４は、本発明の他の実施の形態による方法の第１の工程を示す概念図である。 図５は、本発明の他の実施の形態による方法の第２の工程を示す概念図である。 図６は、本発明の他の実施の形態による方法の第３の工程を示す概念図である。 発明の詳細な説明 本発明は、基板の表面に対して、印刷媒体と第１の組成物とを用いてマーキング するという考え方から先ず出発する。第１の組成物は、可視光又は紫外線光を照 射した場合に、肉眼で見ることができるが、肉眼では、印刷媒体のみを用いたマ ーキングと識別できないものである。 図１は、基板１に対してマーキング２を施すという第１の工程を示す。文字Ａか ら文字Ｅまでを含むマーキング２は、通常の照明下と紫外線光源４による照明下 との両方において見ることができる。図１に示されているマーキング２において は、文字Ａ、Ｂ及びＣは、印刷媒体と第１の組成物との混合体を塗ることによっ て印刷される。これに対して、文字ＤとＥとは、印刷媒体のみを用いて塗られる 。 従って、マーキング２の文字Ａから文字Ｅまでの全ては、可視光又は紫外線光４ を照射した時に、人間の肉眼では、お互いを識別できない。 基板１は、紙・厚紙・プラスチック・金属・繊維・ガラスなどを含む異なった範 疇の材料から形成することが可能である。 図２においては、第２の組成物は、特に、文字ＡとＢとＤとＥとのマーキング上 に塗られる。 図２に示したように第２の組成物が塗られた時には、第２の組成物は、第１の組 成物と反応して文字ＡとＢとが蛍光を発するようになる。しかしながら、人間の 目でみて、かつ、通常の光のみを照射した場合には、図２に示されているような 基板上での蛍光を見ることはできない。従って、可視光照射下の人間の肉眼では 、文字ＡからＥまでをお互いに識別することはできない。 図３に示されているように、活性化されたマーキングが紫外線光４によって照射 された時に、文字Ａと文字Ｂ（マーキング２の部分２Ａ）は、蛍光を発するであ ろう。これに対して、活性化されていない文字Ｃ（部分２Ｂ）は、蛍光を発しな いであろう。文字ＤとＥ（部分２Ｃ）とは、蛍光を発しない。なぜならば、文字 ＤとＥとは、印刷媒体のみを用いて塗られたからである。 本発明による組成物は、紫外線発光源４によって照射された時に、可視スペクト ル中において強い蛍光を発する。そのような発光は、比較的単色光的であり、ブ ルーと、イエローと、レッドと、オレンジの色を示し、印刷媒体が濃色又は真っ 黒であった場合においても、見ることができる。 ２つの組成物の反応により、１００ｎｍから４００ｎｍまでの波長範囲における 紫外線光に対して顕著な蛍光を発する効果を示す、新しく変化した分子を作り出 す。この新しい分子は、光源４からの紫外線の放射によって励起されない時には 、可視スペクトル中において感知できるような吸収或いは発光を示さない。従っ て、可視光のみを照射した場合には、図２において、文字Ａ・Ｂと、文字Ｃ・Ｄ ・Ｅとは識別できないままである。 図４から図６までの方法によれば、基板１１上に形成されたマーキング１２は、 ＡからＣまでの文字を含む。これらの文字は、印刷媒体と第１の組成物と第２の 組成物との混合体として塗られる。これに対して、文字ＤとＥとは、印刷媒体の みを用いて塗られている。文字ＡからＥまでは、肉眼で見ることができ、かつ、 文字ＡからＣまでは、可視光又は紫外線光４によって照らされた時に、印刷媒体 のみが塗られたマーキングＤ及びＥと、肉眼では識別できない。第１の組成物と 第２の組成物とは、基板１１上のマーキング１２に加えられた摩擦力（ｒｕｂｂ ｉｎｇ ｆｏｒｃｅ）に対応して蛍光を発するように反応可能とされており、蛍 光は、紫外線光によって照らされたときにのみ、肉眼で見ることができる。 従って、図５では、破線で区別された領域１３は、人間の指、ペン或いは他の器 具の鋭くない端部によって摩擦力が加えられている。文字Ａと文字Ｂとに含まれ ている第１の組成物と第２の組成物とは、蛍光を発するように反応するが、この 蛍光は、可視光のみを照射した時には、肉眼でみることができない。従って、こ のような条件下では、全ての文字Ａから文字Ｅまでは、お互いに識別できない。 しかしながら、図６に示したように、光源４による紫外線光を照射したときには 、文字Ａおよび文字Ｂ（マーキング１２の一部１２Ａ）は蛍光を発し、これに対 して、文字Ｃ（マーキング１２の一部１２Ｂ）は、そこに何らの機械的な力も加 えられていないので、蛍光を発しない。文字Ｄおよび文字Ｅ（マーキング１２の 一部１２Ｃ）は、印刷媒体のみが塗られているので、蛍光を発しない。 本発明によれば、アミノフタリドとキナゾリンとが、アルコール・アセトン・メ チルエチルケトン、或いは、これらの任意の組み合わせからなるような溶媒を含 む印刷媒体中の第１の組成物として用いられる。一実施の形態においては、第１ の組成物の非常に微細化された粒子が、水溶液を含む印刷媒体中に加えることが でき、かつ、バインダーとともに、所定の表面、すなわち、基板に塗られる。ノ ボラック樹脂・ビスフェノール・ヒドロキシ安息香酸塩のような物質が、アルコ ール・アセトン・メチルエチルケトン或いは、これらの任意の組み合わせからな るような溶媒の賦形剤中において、第２の組成物として使用することができる。 一つの実施の形態としては、第２の組成物が非常に微粒子化され、水溶液中に加 えてもよい。第１の組成物と第２の組成物とが、溶媒を含む印刷媒体を通して塗 られると、２つの分子が即座に反応し、その結果、上記のメカニズムにより、紫 外線下においてマーキングが見えるようになる。第１の組成物と第２の組成物と が微細化された粒子であり、かつ、水性の、或いは、不活性のオイル（非溶媒） の印刷媒体を通して塗られた場合に、アルコール、アセトン、メチルエチルケト ン等の溶媒を有する前記の各組成物の混合体に対して強い光をあてると、前記の 活性化が起こる。この場合の活性化は、６５°Ｃから１２０°Ｃ付近の範囲の温 度で、前記混合体を加熱することによっても達成可能である。後者のケースにお いては、強調表示部を指の爪又はプラスチックケースの端部のように鋭くない端 部で強くこすることによっても、活性化は可能である。 以下は、第１の組成物と第２の組成物として使用可能な組成物の例である。 第１の組成物： ３，３−ビス（４−ジメチルアミノフェニール）−６−ジメチルアミノフタリド （ＣＶＬ） （分子式 Ｃ₂₆Ｈ₂₉Ｎ₃Ｏ₂） ３−（４−ジメチルアミノフェニール）−３−［ｎ，Ｎ−ビス（４−オクチルフ ェニール）−アミノ］フタリド （分子式 Ｃ₄₄Ｈ₅₆Ｎ₂Ｏ₂） 第２の組成物： ベンジル ４−ヒドロキシベンゾアート （分子式 Ｃ₁₄Ｈ₁₂Ｏ₃） ４，４−イソプロピリデンジフェノール ノボラック樹脂で変性されたアルキルフェノールポリマー （分子式 （ＣＨ₃）₂Ｃ（Ｃ₆Ｈ₄ＯＨ）₂） 本発明の追加的な実施の形態として、第１のマーキングは、活性化処理の前から 既に蛍光を発するようなもの、すなわち、第１の組成物として上記で説明した成 分に加えて、前記混合体は、光学的光沢剤としても知られる自然蛍光染料を含ん でいるようなものでもよい。図１を参照すると、文字ＡからＥまでの全てが、紫 外線灯４の下で観察すると蛍光を発するものであり、かつ、そのような蛍光は、 通常、非常に薄いブルーで着色された白色光の蛍光として見える。活性化の後に は、第１の組成物と第２の組成物とを含む成分の分子の変化（ｍｏｌｅｃｕｌａ ｒ ｍｏｄｅｆｉｃａｔｉｏｎ）の結果として、文字Ａと文字Ｂとのスイッチオ ンされた蛍光は、スペクトル特性が劇的に変化する。異なる蛍光は、際だった黄 赤色又は濃青色に見えるように着色される。従って、活性化の後には、元々、通 常の温白色蛍光を発する本来のマーキングの独特な性質によって識別化が可能と なる。 本発明による、役に立つインクの例は、以下の通りである： １．石版印刷又はオフセット印刷のインクであって、以下の重量組成を有して いる： ＳＩＣＰＡインク社によって供給されるＳＩＣＰＡ Ｄ−２２００−Ｌ−Ｏの インクベース１８％； 第２の組成物として、上記にリストされた組成物のうちのいずれか１つの２２ ％の組成物；及び、 Ｖａｎ Ｓｏｎ Ｉｎｋ社によって供給される、例えば、Ｍａｇａ Ｌａｓｅ ｒ ｉｎｋのような、黒、赤又は黄色のオフセットインク６０％。 ２．以下のような重量組成を有する石版インク： Ｒｏｎ Ｉｎｋ社によって供給されるＣｈｒｏｍａｓｏｙ Ｔｒａｎｓ Ｗｈ ｉｔｅ ６５％； Ｋｅｙｓｔｏｎｅ Ｐｒｉｎｔｉｎｇ Ｉｎｋ社によって供給される大豆油５ ％； 微細化されたＣ₁₄Ｈ₁₂Ｏ₃（第２の組成物）２０％；及び、 微細化されたＣ₄₄Ｈ₅₆Ｎ₂Ｏ₂（第１の組成物）１０％。 ３．以下の重量組成を有する石版インク： ＳＩＣＰＡ Ｉｎｋｓ社によって供給されるＳＩＣＰＡ Ｄ−２２００−Ｌ− Ｏ ６７％；および、 Ｓｃｈｅｎｅｃｔａｄｙ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ社によって供給されるＨＲＪ− １０１３８ ３２．５％ 光学的ブライトナー顔料 ０．５％。 本発明については、前記において例示的に、かつ、好ましい実施の形態として説 明したものであり、本発明を限定するものではないことは本発明の分野の当業者 にとっては理解されるであろう。関連技術の当業者にとっては、本発明の精神か ら離れることなく、そして本発明の範囲内において、様々な変更・置換・再配置 ・修正が可能であることが理解されるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．印刷媒体と第１の組成物との混合体を用いて、第１のマーキングを基板の表 面上に塗る工程と、 その後に、第２の組成物を用いて、要求に対応して第１のマーキングを活性化 させる工程とを有し、 前記第１の組成物は、人間の肉眼で見ることができ、かつ、可視光又は紫外線 光によって照射された時に、印刷媒体のみを塗ったマーキングは、肉眼では識別 できないようにされ、かつ、 前記第２の組成物は、蛍光を発するように前記第１の組成物と反応可能とされ 、 この際の蛍光は、紫外線光によって照射された時のみ肉眼でみることができる ようにされてなるセキュリティマーキング方法。 ２．前記活性化の工程には、マーキングペンによって前記第２の組成物を塗る工 程を含むことを特徴とする請求項１記載のセキュリティマーキング方法。 ３．前記印刷媒体は、トナーであり、前記塗る工程は、レーザープリンター又は フォトコピーによって第１のマーキングを印刷する工程を含むことを特徴とする 請求項１記載のセキュリティマーキング方法。 ４．前記第１のマーキングは、活性化の前においては１つの色の蛍光を発し、か つ、活性化の後には、異なる色の蛍光を発することを特徴とする請求項１記載の セキュリティマーキング方法。 ５．印刷媒体と第１の組成物と第２の組成物との混合体として基板の表面上に第 １のマーキングを塗る工程と、 その後に、前記第１のマーキングに対して擦り動作が加えられる工程とを具備 し、 前記第１のマーキングは、肉眼で見ることができ、可視光又は紫外線光によっ て照射した時に、肉眼で、印刷媒体のみを塗ったマーキングと識別できないよう にされ、かつ、 前記第１の組成物と前記第２の組成物とは、基板上の前記第１のマーキングに おける表面に機械的に印加された摩擦動作に応じて蛍光を発するように反応可能 とされるとともに、この際の蛍光は、紫外線光を照射した時のみ肉眼で見ること ができるようにされてなるセキュリティマーキング方法。 ６．前記印刷媒体は、トナーであり、かつ、塗る工程は、レーザープリンター又 はフォトコピーによって第１のマーキングを印刷する工程を含むことを特徴とす る請求項５に記載のセキュリティマーキング方法。 ７．前記第１のマーキングは、活性化の前には、一色で蛍光を発し、かつ、活性 化後には、他の色の蛍光を発することを特徴とする請求項５に記載のセキュリテ ィマーキング方法。 ８．印刷媒体と第１の組成物と第２の組成物との混合体を含み、 前記混合体によって形成された基板上のマーキングは、肉眼で見ることができ るとともに、可視光又は紫外線光を照射した際に前記印刷媒体のみによって形成 されたマーキングと肉眼で識別できないようにされ、かつ、 前記第１の組成物と前記第２の組成物とは、基板上のマーキングに対して摩擦 力が機械的に印加されることに対応して蛍光を発するように反応可能とされ、 該蛍光は、紫外線光が照射された時にのみ、肉眼で見ることができるようにさ れているセキュリティマーキング組成物。