JPH11506096A - 認識機能不全を処置する方法 - Google Patents

認識機能不全を処置する方法

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JPH11506096A JP8536420A JP53642096A JPH11506096A JP H11506096 A JPH11506096 A JP H11506096A JP 8536420 A JP8536420 A JP 8536420A JP 53642096 A JP53642096 A JP 53642096A JP H11506096 A JPH11506096 A JP H11506096A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、認識機能不全を処置する方法であって、有効量の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを投与することを含んでなる方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 認識機能不全を処置する方法 本発明は、認識機能不全の処置のために、2−メチル−4−(4−メチル−1 −ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを使用 する方法を提供する。 アルツハイマー病は、記憶、認識、推理、および判断の進行性喪失により臨床 的に特徴付けられる脳変性障害である。結局、全般的な欠損が発生するが、これ は、より高度な皮質機能面を全て伴う。自発性が減少して、その患者は注意散漫 となり得る。認識機能の低下に加えて、会話、運動活性、および知覚再認の特異 的障害が認められ得る。正常な人格特性が誇張されるようになり得、または戯画 化されるようになり得る。最初の感情的変化は、怒りと暴力の期間と共に、被刺 激性により支配され得る。その患者は、一般に、思考過程の低下および妄想を示 す。その疾患が進行するに従って、制御不能な興奮が一般に発生する。現在まで のところ、アルツハイマー病は治療不可能であるとされている。 アルツハイマー病のような疾患過程の認識機能不全の症状を軽減するための待 期処置(palliative treatment)は、その患者とその患者の世話人の両方に対して 生活の質を改善することができるであろう。そのような処置は、入院または施設 ケアを必要とする症状の発生を最小とし、遅延させることができるであろう。従 って、そのような処置は、認識機能不全が存在する場合、健康経済目的と生活の 質の向上の両方に対して望ましい。 さらに、コリン作動性ニューロンは変性するが、前脳と海馬におけるシナプス 後ムスカリン様受容体はなお存在していることがアルツハイマー病の特徴である 。ムスカリン様コリン作動性アゴニストは、従って、アルツハイマー病の処置に 、またアルツハイマー病で苦しんでいる人々の認識機能を改善する際に有用であ る。 驚いたことに、本発明により、本出願人は、化合物2−メチル−4−(4−メ チル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピ ンが、認識機能不全、特にアルツハイマー病の処置に有用であり得ることを発見 した。化合物2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエ ノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは知られており、米国特許第5,229, 382号(これに記載されている内容は全て、本明細書の一部を構成する)に記 載されている。 ここに特許請求する本発明は、認識機能不全を処置する方法であって、そのよ うな処置を必要とする患者に、有効量の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピ ペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを投与する ことを含んでなる方法を提供する。 さらに、本発明は、認識機能不全の待期処置方法であって、そのような処置を 必要とする患者に、有効量の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル) −10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを投与することを含んで なる方法を提供する。その2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン化合物は特に、アルツハイ マー病の待期処置に有用である。 その2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2, 3−b][1,5]ベンゾジアゼピン化合物は、式: の化合物またはその酸付加塩である。式(I)の遊離塩基は、2−メチル−4− (4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジ アゼピンである。 銅放射線源を装備したSiemanのD5000回析計を使用すると、実質的に純 粋な無水結晶形I 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(I型)は、実質的に次のような典 型的なX線粉末回析パターンを有しており、ここでdは面間隔を示す。 d I/I1 10.2689 100.00 8.577 7.96 7.4721 1.41 7.125 6.50 6.1459 3.12 6.071 5.12 5.4849 0.52 5.2181 6.86 5.1251 2.47 4.9874 7.41 4.7665 4.03 4.7158 6.80 4.4787 14.72 4.3307 1.48 4.2294 23.19 4.141 11.28 3.9873 9.01 3.7206 14.04 3.5645 2.27 3.5366 4.85 3.3828 3.47 3.2516 1.25 3.134 0.81 3.0848 0.45 3.0638 1.34 3.0111 3.51 2.8739 0.79 2.8102 1.47 2.7217 0.20 2.6432 1.26 2.6007 0.77 銅放射線源を装備したSiemanのD5000回析計を使用すると、II型2−メ チル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1, 5]ベンゾジアゼピン(II型)は、実質的に次のような典型的なX線粉末回析パタ ーンを有しており、ここでdは面間隔を示す。 d I/I1 9.9463 100.00 8.5579 15.18 8.2445 1.96 6.8862 14.73 6.3787 4.25 6.2439 5.21 5.5895 1.10 5.3055 0.95 4.9815 6.14 4.8333 68.37 4.7255 21.88 4.6286 3.82 4.533 17.83 4.4624 5.02 4.2915 9.19 4.2346 18.88 4.0855 17.29 3.8254 6.49 3.7489 10.64 3.6983 14.65 3.5817 3.04 3.5064 9.23 3.3392 4.67 3.2806 1.96 3.2138 2.52 3.1118 4.81 3.0507 1.96 2.948 2.40 2.8172 2.89 2.7589 2.27 2.6597 1.86 2.6336 1.10 2.5956 1.73 本明細書中に示すX線粉末回析パターンは、波長=1.541Aの銅Kを用い て得られた。欄中に「d」と記した面間隔は、オングストローム単位である。典 型的な相対強度は、欄中に「I/I1」と記す。検出器は、Kevexケイ素リチウ ム固体検出器であった。 本明細書中で使用する「実質的に純粋な」は、II型を5%未満しか伴わない無 水のI型を示す;最も好ましくは、II型が2%未満のものを示す。「実質的に純 粋な」は、非I型が0.5%未満の多形を示すことがさらに好ましい。 本明細書中で使用する「実質的に純粋な」は、II型を約5%未満しか伴わない 無水のI型を示す;最も好ましくは、II型が約2%未満のものを示す。「実質的 に純粋な」は、関連物質が0.5%未満のものを示すことがさらに好ましい。I 型の多形が医薬組成物として製剤化される場合、「実質的に純粋な」は、II型が 約15%未満の多形を示すのが好ましい;さらに好ましくは、I型の多形が医薬 品として製剤化される場合、その用語は、II型が約10%未満の多形を示し、実 質的に純粋な物質が製剤化される場合、その用語は、II型が約5%未満の多形を 示すことが特に好ましい。 本明細書中で使用する「2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン」という用語は、具体的な 溶媒和物または多形が指定されていない場合、工業的グレードの2−メチル−4 −(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾ ジアゼピンを示す。典型的には、工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチ ル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン は、所望でない関連物質を約5%未満含み、また混合多形であってもよい。その ような工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1 0H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは、通常、望ましくない関連 物質を約1%未満含む。 「粗製の」という用語は、典型的には、望ましくない多形を、および/または 望ましくない関連物質を約5%以上伴う、2−メチル−4−(4−メチル−1− ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの形態を 示す。そのような粗製のグレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラ ジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは、望ましくな い関連物質を約1%未満含んでいてもよい。 本明細書中で使用する「哺乳動物」という用語は、哺乳動物綱のより高等な脊 椎動物を示す。「哺乳動物」という用語には、限定されるものではないが、ヒト が含まれる。本明細書中で使用する「処置する」という用語には、指定した状態 の予防、または一度確立されてしまった状態の改善もしくは排除が含まれる。 本明細書中で使用する「待期処置」という用語は、疾患を治療するというより はむしろ、認識機能不全の症状の軽減を意図した処置を示す。そのような認識機 能不全の症状には、限定されるものではないが、記憶、認識、推理、判断、より 高度な皮質機能面の進行性喪失、自発性の減少、過度の注意散漫、会話、運動活 性、知覚の再認、誇張された、または戯画化された人格特性、被刺激性、過度の 怒り、暴力、制御不能な興奮、および妄想が含まれ得る。本発明の方法は特に、 そのような認識機能不全から起こる妄想および知覚障害の処置に有用である。さ らに、本発明の方法は特に、過度の人格特性、被刺激性、過度の怒り、暴力、お よび制御不能な興奮の処置に望ましい。 「認識機能不全」という用語は、被験者の知覚する、推理する、記憶する能力 、および知識を身につける能力における機能不全を示す。そのような機能不全は 、アルツハイマー病、AIDS、およびそのような機能不全の原因となる他の中 枢神経系状態と関連し得る。 薬理学的研究の結果は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンがムスカリン様コリン作動 性受容体活性を有することを示す。その化合物は、3H−SCH233390( Billardら、Life Sciences 35:1885(1984))および3Hスピペ ロン(Seemanら、Nature 216:717(1976))の結合アッセイにおい て、各々、1uM未満のIC50で示されるように、ドパミン D−1およびD−2 受容体で活性である。さらに、無水のI型の化合物は、5−HT−2受容体およ び5−HT−IC受容体で活性である。その化合物の複雑な薬理学的プロフィー ルは、認識機能不全の処置に有用であり得る薬物を提供する。 インビボにおける動物および臨床的観察は、2−メチル−4−(4−メチル− 1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンが複 雑なムスカリン様受容体のサブタイプのプロフィールを有することを裏付ける。 例えば、過用量の該化合物を与えられたラットは、驚いたことに、顕著な唾液分 泌過多を示した。さらに、臨床的被験者は、予想された瞳孔散大よりむしろ、瞳 孔狭窄を経験した。 化合物2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[ 2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは、その遊離塩基および酸付加塩の両方の 形で、本発明の方法に使用することができる。その酸付加塩は、無機酸(例えば 、 塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、もしくはリン酸)、または有機カルボン酸のよ うな有機酸(例えば、グリコール酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フマ ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、もしくは乳酸)、または有機スルホン酸(例 えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸 、p−トルエン−スルホン酸、もしくはナフタレン−2−スルホン酸)の付加塩と いったような、適当な酸との医薬的に許容され得る無毒の付加塩であるのが好ま しい。 化合物2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[ 2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは、 (a)N−メチルピペラジンを、式: [式中、Qは分離して放出することができる脱離基である] の化合物と反応させるか、または (b)式: の化合物を閉環することを含んでなる方法を使用して製造することができる。 適当な反応条件および適当なQの意義は、これらの方法に対して容易に選択す ることができる。 反応(a)では、Q基は、例えば、アミノ基、またはモノ−もしくはジアルキ ルで置換されたアミノ基(各々のアルキル置換基は、適当には1〜4個の炭素原 子を含む)、ヒドロキシル、チオール、または適当には1〜4個の炭素原子を含 むアルコキシ、アルキルチオ、もしくはアルキルスルホニル基(例えば、メトキ シもしくはメチルチオ基)、またはハロゲン原子(特に塩素原子)であり得る。好 ましくは、Qは、アミノ(−NH2)、ヒドロキシル、またはチオールであり、ア ミノが最も好ましい。その反応は、50℃〜200℃の温度で行うのが好ましい 。 Qがアミノである場合、式(II)の中間体は、イミノ型: でも存在し得、Qがヒドロキシルまたはチオールである場合、式(II)の中間体 は、それらのアミドおよびチオアミド型: で存在し得る。 式(II)のアミジン(Qは−NH2である)は、塩の形、例えば、塩酸塩のよ うな鉱酸の塩であり得、アニソール、トルエン、ジメチルホルムアミド、または ジメチルスルホキシドといったような有機溶媒中、好ましくは100〜150℃ の温度範囲でN−メチルピペラジンと反応し得る。 そのアミジンは、式: のチオフェン化合物を、オルト−ハロニトロベンゼンと、塩基、例えば、テトラ ヒドロフランのような溶媒中の水素化ナトリウム、またはテトラヒドロフラン中 のn−ブチルリチウム、またはジメチルスルホキシド中の炭酸カリウムもしくは 水酸化リチウム、またはジメチルスルホキシド中の水性水酸化ナトリウムの存在 下に縮合するか、または二相系でテトラアルキル−アンモニウム塩と縮合して、 式: のニトロニトリルを形成することにより製造する。これは、水性エタノール中、 例えば、塩化スズおよび塩化水素を使用して、あるいはまた、水素およびパラジ ウム/炭素またはポリ硫化アンモニウムで還元した後、酸触媒で閉環することに より、同時に還元して閉環して、式(II)のアミジンとすることができる。式( IIa)の中間体は、塩化アンモニウム(NH4Cl)または酢酸アンモニウム(NH4 OAc)を使用して単離することができる。 Qがヒドロキシルである場合、反応(a)は、N−メチルピペラジンと反応し て、金属アミン複合体を形成する能力を有する、四塩化チタンの存在下に行うの が好ましい。ジルコニウム、ハフニウム、またはバナジウムの塩化物といったよ うな、他の金属塩化物もまた使用することができる。その反応は、第三級アミン 、例えば、トリエチルアミンのような酸結合物質の存在下に行うことができる。 あるいはまた、その反応は、酸結合物質として働く、過剰のN−メチルピペラ ジンを使用して行うことができる。トルエンまたはクロロベンゼンといったよう な、適当な有機溶媒を反応媒体として使用することができるが、アニソールの使 用が、TiCl4と可溶性複合体を形成する、その能力から考えて、少なくとも補 助溶媒として特に望ましい。 所望ならば、例えば、200℃までの高温を使用して、その反応を促進するこ とができ、その反応を行うのに好ましい温度範囲は、80℃〜120℃である。 式(II)の中間体アミド(Qは−OHである)は、アルカリ加水分解により、 対応するアミジン(Qは−NH2である)から製造することができ、または例え ば、ジメチルスルホキシドのような適当な溶媒中、メチルスルフィニルメタニド ナトリウム(sodium methylsulfinyl methanide)を使用して閉環することにより 、式: [式中、Rはアレイル(alleyl)基、好ましくはC1-4アルキルである] の化合物から誘導することができる。あるいはまた、そのアミドは、例えば、テ トラヒドロフランのような適当な溶媒中、ジシクロヘキシルカルボジイミド(D CC)を使用して、アミノ酸を閉環することにより製造することができる。その アミノ酸は、例えば、エタノール中、水酸化ナトリウムを使用して塩基性加水分 解することにより、例えば、先のエステルから得ることができる。 式(II)のチオアミド(Qは−SHである)、イミノチオ−エーテル、イミノ エーテル、またはイミノハロゲン化物、または先に挙げた活性なQ基を含む他の 誘導体は、N−メチルピペラジンに対して、より反応性である傾向にあり、通常 、TiCl4の存在を必要とすることなく反応させることができるが、その他の点 では、同じ温度および溶媒の条件を使用する。 式(II)のチオアミド(Qは−SHである)は、ピリジンのような無水塩基性 溶媒中の対応するアミドの溶液を五硫化リンで処理することにより製造すること ができる。同様に、そのアミドは、例えば、イミノクロリド、五塩化リンの場合 でのような従来の試薬で処理することにより、イミノチオエーテル、イミノエー テル、またはイミノハロゲン化物、または活性なQ基を含む他の誘導体に転換す ることができる。 Qが分離して放出することができる脱離基である式(II)の中間体化合物、特 にQが−NH2、−OH、または−SHである式(II)の中間体化合物、および Qがその−NH2塩である場合の式(II)の中間体化合物は、新規化合物であっ て、本発明のさらなる態様を形成する。 先の反応(b)に関しては、式(III)の化合物は、例えば、四塩化チタンを 触媒として、またアニソールを溶媒として使用することにより閉環することがで き、その反応は、100℃〜250℃、例えば、150℃〜200℃の温度で行 うのが好ましい。 式(III)の中間体化合物は、式: [式中、Rはアレイル基、好ましくはC1-4アルキルである] の化合物をN−メチルピペラジンと反応させることにより、例えば、アニソール のような適当な溶媒中、30℃〜120℃の間、例えば、約100℃の温度まで 加熱し、またTiCl4を触媒して使用することにより、単離することなく、その 場で製造するのが好ましい。 式(IV)の化合物は、式: の対応するニトロ化合物から製造することができる。 Rが、例えば、C1-4アルキルのようなアリル基である、そのような式(V) の化合物は、新規であって、本発明のさらなる態様を形成する。 便利なら、このニトロ化合物は、N−メチルピペラジンと反応させる前に、単 離することなく式(IV)のアミンに転換することができる。式(V)の中間体化 合物は、塩基、例えば、(a)−20℃〜30℃の温度で、例えば、テトラヒド ロフランのような溶媒中の水素化ナトリウムの存在下、または(b)90℃〜1 20℃の温度で、ジメチルスルホキシドのような溶媒中の無水炭酸カリウムもし くは水酸化リチウムの存在下、式: のチオフェンをオルト−ハロニトロベンゼン、好ましくはオルト−フルオロ−ま たはクロロ−ニトロベンゼンと縮合させることにより製造することができる。例 えば、式(V)の化合物は、水素およびパラジウム/炭素を使用して接触的に、 または水性エタノール中の塩化スズおよび塩化水素、またはポリ硫化アンモニウ ム、または水性塩化アンモニウム中の亜鉛を使用して化学的に還元することによ り、式(IV)の化合物に転換する。 式(I)の化合物は、それ自体で単離することができ、または従来の方法を使 用して、酸付加塩に転換することができることが分かるであろう。 その化合物は、Yamamura,HIおよびSnyder,SHによりProc.Nat.Ac ad.Sci.USA 71:1725(1974)に記載されている3H−QNB結 合アッセイにおいて1mM未満のIC50を有しており、このことは、その化合物 がムスカリン様コリン作動性活性を有することを示す。アルツハイマー病は、無 名質の一部である基底核におけるムスカリン様コリン作動性ニューロンの90% までの変性により引き起こされるらしく、これらのニューロンは、前頭皮質およ び海馬の認識機能に対して一般的な刺激効果を有する前頭皮質および海馬に突き 出ている。たとえコリン作動性ニューロンが変性しても、前脳および海馬におけ るシナプス後ムスカリン様受容体はなお存在している。従って、そのようなムス カリン様コリン作動性アゴニストは、アルツハイマー病の処置に有用であり得る 。 認識機能不全を患っている237人の初老の患者(患者の年齢は、65歳より 上か、65歳であった)における2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジ ニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの安全性および有 効性を評価するために、二重盲多中心臨床試験(double-blind multicenter clin ical trial)を設計した。患者を2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニ ル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンまたはプラセボに対 してランダム化した。当業者に知られており、また利用することができる、BE HAVE−AD、BPRS、およびCGI評定尺度を使用して、行動的発現の変 化を測定した。その試験の結果は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラ ジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンが認識機能不全 の行動的発現の処置に有用であり得ることを示す。 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3− b][1,5]ベンゾジアゼピン化合物は、広い用量範囲にわたって有効であり、実 際の投与用量は、処置すべき状態に依存する。例えば、成人のヒトの処置では、 1日あたり約0.25〜50mg、好ましくは1〜30mg、最も好ましくは1〜2 0mgの用量を使用することができる。普通、1日1回の用量で十分であるが、こ れを数回に分けた用量で投与してもよい。認識機能不全の処置には、1日あたり 1〜30mg、好ましくは1〜20mgの用量範囲が適当である。放射能標識した2 −メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][ 1,5]ベンゾジアゼピンは唾液中で検出することができ、従って、その化合物を 患者においてモニターすることが可能となって、コンプライアンスを評価するこ とができる。 本発明の好ましい製剤は、有効量の活性成分として、活性な無水のI型2−メ チル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1, 5]ベンゾジアゼピンを約1〜約20mgまたは1〜10mg含んでなる固体の経口 用製剤である。 最も好ましくは、その固体の経口用製剤は、その製剤を水分および光から守る 包装用材料中に入れる。例えば、適当な包装用材料には、琥珀色に着色した高密 度ポリエチレン瓶、琥珀色に着色したガラス瓶、および光の通過を抑える材料か ら作られた他の容器が含まれる。最も好ましくは、その包装には、乾燥剤パック が含まれるであろう。その容器をアルミニウム箔ブリスター(blister)でシール し、所望の保護を与えて、製品の安定性を維持することができる。 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3− b][1,5]ベンゾジアゼピン化合物は、通常、経口または注射により投与される であろうし、この目的には、通常、医薬組成物の形態が使用される。 従って、医薬的に許容され得る担体と共に、活性成分として2−メチル−4− (4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジ アゼピンを含んでなる医薬組成物を製造するのがよい。本発明の組成物を製造す る際には、医薬組成物の製造に関する従来技術を使用することができる。例えば 、通常、活性成分を担体と混合するか、または担体で希釈するか、またはカプセ ル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得る担体内に封入するであろう。 担体が希釈剤として働く場合、担体は、固体、半固体または液体の物質であって よく、これは、活性成分に対してビヒクル、賦形剤、または媒質として働く。そ の活性成分は、表面に凹凸のある固体容器上に、例えば、サシェに吸着させるこ とができる。適当な担体の幾つかの例は、ラクトース、デキストロース、スクロ ース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウ ム、アルギン酸塩、トラガント、ゼラチン、シロップ、メチルセルロース、ヒド ロキシ安息香酸メチルおよびプロピル、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ま たは鉱油である。本発明の組成物は、所望ならば、患者に投与した後、活性成分 の迅速な、持続的な、または遅延した放出が得られるよう製剤化することができ る。例えば、そのような好ましい迅速な放出製剤の1つは、米国特許第5,07 9,018号、同第5,039,540号、同第4,305,502号、同第4,75 8,598号、および同第4,371,516号(これらに記載されている内容は 、本発明の一部を構成する)に記載されている。そのような製剤は、最も好まし くは、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2, 3−b][1,5]ベンゾジアゼピン、水、加水分解されたゼラチン、およびマンニ トールを含んでなる。 投与方法により、中枢神経系状態の処置のための組成物は、錠剤、カプセル剤 、非経口的に使用する注射用溶液剤、経皮導入するゲル剤もしくは懸濁液剤、経 口 的に使用する懸濁液剤もしくはエリキシル剤、または坐剤として製剤化すること ができる。好ましくは、その組成物は、各々の用量が活性成分を0.25〜10 0mg、さらに普通は1〜30mg含む、単位用量形態で製剤化する。持続的な放出 製剤を所望する場合、その単位用量形態は、活性成分を0.25〜200mg含む のがよい。本発明の好ましい製剤は、医薬的に許容され得る担体と共に、活性成 分を0.25〜75mg、または1〜30mg含んでなるカプセル剤または錠剤であ る。さらに好ましい製剤は、医薬的に許容され得る希釈剤と共に、単位用量形態 中に活性成分を0.25〜30mg、または1〜30mg含んでなる注射剤である。 本発明の材料は、購入することができ、または当業者に十分知られている様々 な方法により製造することができる。2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペ ラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン化合物は、Ch akrabartiにより米国特許第5,229,382('382)号(これに記載されてい る内容は、本発明の一部を構成する)に記載されているようにして製造すること ができる。実質的に純粋な結晶I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラ ジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを含んでなる、 迅速に溶解する製剤を製造するのが最も望ましい。本明細書中、以下の製造例の 部分で本明細書中に記載する技術を使用して、そのような実質的に純粋な結晶I 型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3− b][1,5]ベンゾジアゼピンを製造することができる。 本明細書中で使用する混合工程は、撹拌すること、振盪すること等といったよ うな、一般の撹拌方法を使用して成し遂げることができる。本明細書中で使用す る「混合物から結晶生成物を製造する」という言い方は、述べた化合物および溶 媒の混合物からの結晶化を示す。さらに、当業者は、結晶化方法には、結晶種を 入れること、冷却すること、ガラスの反応容器をこすること、および他のそのよ うな一般の技術が含まれ得ることが分かる。 化合物の特性決定方法には、例えば、X線粉末パターン分析、熱重量分析(T GA)、示差走査熱量測定(DSC)、水に関する滴定分析、および溶媒含有物に 関する1H−NMR分析が含まれる。 次の実施例は、説明を目的として与えるものであって、特許請求する本発明の 範囲を制限しようとするものではない。 製造例1 結晶II型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン 粗製の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[ 2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料10gを塩化メチレン(100gm)に 懸濁させて、周囲温度(20−25℃)で1時間撹拌した。そのスラリーを減圧濾 過して、濾液を回収した。撹拌した濾液を氷浴中で0−5℃まで冷却して、窒素 の流れの下、溶媒を徐々に蒸発させて、濃厚なペーストとした。その溶媒の約3 /4を蒸発させることにより除去した。その濃厚なペーストに、予め冷却してお いた多量の塩化メチレン(30gm、0−5℃)を混合した。その結果得られたスラ リーを減圧濾過して、フィルター上で空気乾燥させた。さらに、単離した固体を 50℃の減圧オーブンで30分間乾燥させた。 単離した固体:4.8gm。 X線粉末特性決定:II型+CH2Cl2の溶媒和物。 単離した固体を、窒素の流れの下に50℃の減圧オーブンで再度30時間乾燥 させた。 単離した固体:4.5gm。 X線粉末特性決定:II型。(先に記載した)。 製造例2 I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンで飽和した酢酸エチルの試料を、 II型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2, 3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(0.3g)、無水I型2−メチル−4−(4−メ チル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピ ンの結晶種と接触させて、約25℃で約5時間撹拌した。その反応生成物を減圧 濾過により単離して、周囲条件下に乾燥させた。 収量:0.25g。 X線粉末分析は、その生成物が無水I型2−メチル−4−(4−メチル−1− ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンであるこ とを示した。 製造例3 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン 適当な三ツ口フラスコ中に、次のものを加えた。 ジメチルスルホキシド(分析用) :6体積 中間体1 :75g N−メチルピペラジン(試薬) :6当量 中間体1は、当業者に知られている方法を使用して製造することができる。例 えば、中間体1の製造は、’382号の特許に教示されている。 表面下の窒素スパージライン(sparge line)を加えて、反応中に生成するアン モニアを除去した。その反応物を120℃まで加熱して、反応時間中ずっと維持 した。未反応の中間体1が5%となるまで、その反応混合物をHPLCより追 跡した。反応が完了した後、その混合物を20℃まで徐々に冷却した(約2時間) 。 次いで、各々の反応混合物を適当な三ツ口丸底フラスコおよび水浴に移した。こ の溶液に、試薬グレードのメタノール10体積を撹拌しながら加えて、その反応 物を20℃で30分間撹拌した。水3体積を約30分間にわたり徐々に加えた。 その反応スラリーを0〜5℃まで冷却して、30分間撹拌した。生成物を濾過し て、湿ったケークを冷メタノールで洗浄した。その湿ったケークを減圧下に45 ℃で一晩乾燥させた。その生成物は、工業的グレードの2−メチル−4−(4− メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼ ピンとして同定された。 収率:76.7%;ポテンシー:98.1%。 実質的には、製造例3の方法を先に記載した通り繰り返して、101.1%の ポテンシーで81%の収率を得た。 製造例4 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン 中間体1(上記)をDMSO(3.2体積)およびトルエン(4.5体積)に懸濁させ した。その混合物を110℃まで冷却し、N−メチルピペラジン(NMP、4.2 当量)を加えて、その混合物を還流温度まで(120−125℃)加熱して戻した 。 を乾燥させた。その反応物からアンモニアを除去することにより、その反応を完 了まで行うには、激しい還流が望まれる(約7時間)。冷却した(10℃)反応溶液 に、水(12.75体積)を徐々に加えることにより、生成物を単離した。その生 成物を濾過することにより集めて、冷水(2体積)で洗浄した。粗製の2−メチル −4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベ ンゾジアゼピンを減圧下に60℃で乾燥させた。生成物を熱時トルエン(5体積) から再度結晶化して、工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピ ペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを得た。減 圧下に50℃で乾燥させた後、その工業的グレードの2−メチル−4−(4−メ チル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピ ンを酢酸エチル(10体積)/トルエン(0.62体積)/メタノール(3.1体積)か ら再度結晶化して、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンをメタノールの溶媒和物として得 た。そのメタノールの溶媒和物を>50℃で乾燥させて、無水の工業的グレード の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3− b][1,5]ベンゾジアゼピンに転換した。 製造例5 アセトンから得られたI型 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料3.0gをアセトン(30g )に懸濁させた。その混合物を撹拌して、約60℃まで加熱した。その混合物を 約60℃で約30分間維持した。その混合物を約25℃まで冷却した。減圧濾過 を使用して、その結果得られた生成物を単離した。その生成物は、X線粉末分析 を使用して、I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンとして同定された。 収量:0.8g。 製造例6 テトラヒドロフランを使用してのI型 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料8.0gをテトラヒドロフ ラン(25g)に懸濁させた。その混合物を撹拌して、約60℃まで加熱した。そ の混合物を約60℃で約30分間維持した。その混合物を約25℃まで冷却した 。減圧濾過を使用して、その結果得られた生成物を単離した。その生成物は、X 線 粉末分析を使用して、I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンとして同定された。 収量:1.3g。 製造例7 酢酸エチルを使用してのI型 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料270gを酢酸エチル(2. 7L)に懸濁させた。その混合物を約76℃まで加熱して、約76℃で約30分 間維持した。その混合物を約25℃まで冷却した。減圧濾過を使用して、その結 果得られた生成物を単離した。その生成物は、X線粉末分析を使用して、I型2 −メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][ 1,5]ベンゾジアゼピンとして同定された。 収量:197g。 製造例8 t −ブタノールから得られたI型 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料1.0gをtert−ブタノー ル(30g)に懸濁させた。撹拌した混合物を約60℃まで加熱して、約60℃で 約30分間維持した。その混合物を約25℃まで冷却した。減圧濾過を使用して 、その結果得られた生成物を単離した。その生成物は、X線粉末分析を使用して 、I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2, 3−b][1,5]ベンゾジアゼピンとして同定された。 収量:0.3g。 製造例9 トルエン中でのII型のスラリー転換から得られたI型 工業的グレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの試料0.5g、およびII型2− メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1 ,5]ベンゾジアゼピンの試料0.5gを、予め2−メチル−4−(4−メチル−1 −ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンで飽和 しておいたトルエン(5ml)に懸濁させた。シールしたバイアル中、その混合物を 周囲温度で約22時間撹拌した。減圧濾過を使用して、その結果得られた生成物 を単離し、減圧下に約45℃で乾燥させた。その生成物は、X線粉末分析を使用 して、I型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ [2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンとして同定された。 実施例1 ヒドロキシプロピルセルロースの一部を精製水に溶解して、造粒用の溶液を形 成した。高剪断造粒装置中、特別に優れたグレードの、残りのヒドロキシプロピ ルセルロース(合計4.0% w/w最終錠剤重量)を2−メチル−4−(4−メ チル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピ ン(1.18% w/w)、ラクトース(79.32% w/w)、およびクロスポビド ンの一部(5% w/w)と合わせた。全ての成分をセキュリティーシーブにかけ た(security sieved)後、造粒装置中に加えて乾燥混合した。次いで、高剪断造 粒装置中、この混合物をヒドロキシプロピルセルロース溶液と共に造粒した。標 準的な方法を使用して、顆粒を湿式分粒した。次いで、その湿った顆粒を流動床 乾燥装置中で乾燥させて分粒した。次いで、その物質をタンブルビン混合装置に 加えた。 その分粒した顆粒に、微晶質セルロース(顆粒)(10% w/w)、ステアリン 酸マグネシウム(0.5% w/w)、および残りのクロスポビドンからなる操作用 (running)粉末を加えた。その混合物を混合して、錠剤圧縮装置の適当な成形型 で圧縮した。サブコーティング: ヒドロキシプロピルメチルセルロース(10% w/w)を精製水と混合して、 溶液を形成した。コア錠をほぼ等分に分けて、ヒドロキシプロピルメチルセルロ ース溶液でスプレーコーティングした。その操作は、孔あきコーティングパン中 で行った。コア錠のコーティング: カラー・ミクスチャー・ホワイト(Color Mixture White)(ヒドロキシプロ ピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリソルベート80、および 二酸化チタン)を精製水と混合して、コーティング用懸濁液を形成した。サブコ ーティングした錠剤をほぼ等分に分けて、先に記載したコーティング用懸濁液で スプレーコーティングした。その操作は、孔あきコーティングパン中で行った。 コーティングした錠剤にカルナバロウを少しふりかけて、適当な印を圧痕した 。 実施例2 次の成分を使用して、実質的には先の実施例1に記載した工程を繰り返し、1 錠あたり2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[ 2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを各々1、2.5、5、7.5、および10m g含む、医薬的に上質な錠剤を得た。 1錠あたり2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン1mgを含む錠剤 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン2.5mgを含む錠剤 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン5.0mgを含む錠剤 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン7.5mgを含む錠剤 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン10.0mgを含む錠剤 実施例4 カプセル剤 活性成分をシリコーンデンプンと混合して、硬ゼラチンカプセル内へ充填する ことにより、カプセル剤を製造する。 300mgのカプセル剤あたり 本発明の化合物 30.0mg シリコーン 2.9mg 流動性デンプン 267.1mg 実施例5 錠剤 活性成分を適当な希釈剤、滑沢剤、崩壊剤、および結合剤と共に造粒して、圧 縮することにより、錠剤を製造する。 本発明の化合物 10.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.9mg 微晶質セルロース 75.0mg ポビドン 15.0mg デンプン(直接的に圧縮可能) 204.1mg 実施例6 水性注射用製剤 使用前に適当な無菌希釈剤中で再度構築する(全量10mlまで)ために、活性成 分の水性注射剤を凍結乾燥プラグ(plug)として製造する。 本発明の化合物をマンニトールN塩酸および/またはN水酸化ナトリウムと接 触させて、pHを5−5.5に調節する。 本発明の化合物 20.0mg マンニトール 20.0mg N塩酸および/またはN水酸化ナトリウムでpHを5−5.5に調節する。 実施例7 放出制御IM製剤 筋肉内注射用の放出制御注射剤を油性ビヒクル中の超微粉砕化活性成分の無菌 懸濁液から形成する。 本発明の化合物 50.0mg ステアリン酸アルミニウム 0.04mg ゴマ油 2ml 実施例8 カプセル剤 活性成分をシリコーンデンプンおよびデンプンと混合して、硬ゼラチンカプセ ル内へ充填することにより、カプセル剤を製造する。 300mgのカプセル剤あたり 本発明の化合物 2.5mg 0.96%シリコーン220 を含む流動性デンプン 222.5mg 流動性デンプン 75.0mg 実施例9 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H− チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの顆粒 高剪断混合装置中、マンニトールおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース を混合し、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ [2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンおよびポリソルベート20の水性懸濁液と 共に造粒し、湿式分粒した後、流動床乾燥装置中で乾燥させることにより、顆粒 を製造した。これらを乾式分粒し、再び混合した後、包装した。 1a.250mgのサシェ剤 1b.750mgのサシェ剤 1c.1000mgのサシェ剤 懸濁液剤または溶液剤を所望するならば、そのような顆粒を酸性媒体と接触さ せるのが最も好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.認識機能不全を処置する方法であって、そのような処置を必要とする哺乳 動物に、有効量の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H −チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン、またはその医薬的に許容され得 る塩を投与することを含んでなる方法。 2.認識機能不全がアルツハイマー病である、請求項1に記載の方法。 3.2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2, 3−b][1,5]ベンゾジアゼピンが、SiemanのD5000回析計を使用すると 、実質的に次のような典型的なX線粉末回析パターン(ここで、dは面間隔を示 す)を有する、実質的に純粋なI型2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラ ジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンである、請求項 1に記載の方法。 10.2689 8.577 7.4721 7.125 6.1459 6.071 5.4849 5.2181 5.1251 4.9874 4.7665 4.7158 4.4787 4.3307 4.2294 4.141 3.9873 3.7206 3.5645 3.5366 3.3828 3.2516 3.134 3.0848 3.0638 3.0111 2.8739 2.8102 2.7217 2.6432 2.6007 4.認識機能不全がアルツハイマー病である、請求項3に記載の方法。 5.有効量が1日あたり約1mg〜約20mgである、請求項1に記載の方法。 6.認識機能不全を一時的に処置する方法であって、そのような処置を必要と する哺乳動物に、有効量の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)− 10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン、またはその医薬的に許容 され得る塩を投与することを含んでなる方法。 7.そのような認識機能不全がアルツハイマー病である、請求項6に記載の方 法。 8.そのような認識機能不全がHIV疾患に関係がある、請求項6に記載の方 法。 9.そのような処置が、記憶、認識、推理、判断、より高度な皮質機能面の進 行性喪失、自発性の減少、過度の注意散漫、会話、運動活性、知覚の再認、誇張 された、または戯画化された人格特性、被刺激性、過度の怒り、暴力、および制 御不能な興奮、および妄想を一時的に処置する、請求項7に記載の方法。 10.そのような処置が、自発性の減少、過度の注意散漫、会話、運動活性、 知覚の再認、誇張された、または戯画化された人格特性、被刺激性、過度の怒り 、暴力、および制御不能な興奮を一時的に処置する、請求項9に記載の方法。 11.そのような処置が、過度の人格特性、被刺激性、過度の怒り、暴力、お よび制御不能な興奮を一時的に処置する、請求項10に記載の方法。 12.2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[ 2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンが、SiemanのD5000回析計を使用する と、実質的に次のような典型的なX線粉末回析パターン(ここで、dは面間隔を 示す)を有する、実質的に純粋なI型である、請求項6に記載の方法。 10.2689 8.577 7.4721 7.125 6.1459 6.071 5.4849 5.2181 5.1251 4.9874 4.7665 4.7158 4.4787 4.3307 4.2294 4.141 3.9873 3.7206 3.5645 3.5366 3.3828 3.2516 3.134 3.0848 3.0638 3.0111 2.8739 2.8102 2.7217 2.6432 2.6007 13.そのような認識機能不全がアルツハイマー病である、請求項12に記載 の方法。 14.そのような認識機能不全がHIV疾患に関係がある、請求項12に記載 の方法。 15.そのような処置が、自発性の減少、過度の注意散漫、会話、運動活性、 知覚の再認、誇張された、または戯画化された人格特性、被刺激性、過度の怒り 、暴力、および制御不能な興奮、および妄想を一時的に処置する、請求項12に 記載の方法。 16.有効量が1日あたり約1mg〜約20mgである、請求項6に記載の方法。
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