JPH11505954A - 電気配線ジョイント用側方エントリーエンクロージャー - Google Patents

電気配線ジョイント用側方エントリーエンクロージャー

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JPH11505954A
JPH11505954A JP8535461A JP53546196A JPH11505954A JP H11505954 A JPH11505954 A JP H11505954A JP 8535461 A JP8535461 A JP 8535461A JP 53546196 A JP53546196 A JP 53546196A JP H11505954 A JPH11505954 A JP H11505954A
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カーペンター,マイケル・ジョン
ロウ,フランク・ジェイムズ
ライダー,アラン・ジョージ
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Raychem Ltd
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Raychem Ltd
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    • B29C61/06Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
    • B29C61/10Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory by bending plates or sheets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/70Insulation of connections
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29K2105/08Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of continuous length, e.g. cords, rovings, mats, fabrics, strands or yarns
    • B29K2105/0809Fabrics

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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 1次電気配線、特に高速自動装着用のもののジョイントに使用するラップアラウンド・側方エントリーエンクロージャーは、ステープル、リベットまたはケーブルタイのような繊維製品通過ファスナーにより配線ジョイントの周囲で締結される、接着性ライニングを有する熱収縮性繊維製品を使用する。この繊維製品は、50%以下の収縮比を有するか、あるいはより大きい収縮比を有し、残留未収縮率(ジョイントの周囲で収縮後)を50%より小さくするように緩く巻き付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 電気配線ジョイント用側方エントリーエンクロージャー 本発明は、一次(または主)電気配線(primary electrical wiring)用の側 方エントリー(side-entry、側方から入れることができる)保護エンクロージャ ーに関する。 そのような配線のジョイント(接続部)を、その上で熱収縮性プラスチックチ ューブ、好ましくは熱活性接着剤の内部被覆を有するもののピースを収縮させる ことにより保護することが知られている。しかしながら、そのようなチューブは 配線の自由端上で滑動させることが必要であり、このことは、好都合ではなく、 また、非実用的であることがある。 産業分野において受け入れられる、一次配線ジョイント用の側方エントリー熱 収縮性エンクロージャーであって、自由端を形成するために切断することなく、 配線の中間セクションに横方向から適用できるものを提供するということが長年 の懸案となっている。ジョイントの周囲に熱収縮性プラスチックシートを巻き付 けることは、熱収縮力に抗することができる経済的に実施可能な締結手段が存在 しないことにより、満足すべきものではなかった。接着剤による締結は、収縮の 間、巻き付けた状態から戻ろうとし、比較的小さい規模の配線ジョイントの上で 、大きいケーブルスプライスケース用に使用される能力の大きいクロージャー機 構、例えば英国特許公開(GB−A)第2134334号に記載されているよう なものを使用するのは実際的ではない。 本発明は、大量生産の配線産業においても、例えば装着時間およびコストが最 小限である必要がある自動配線アッセンブリラインにおいても、技術的および経 済的の双方で許容可能な結果を提供できるようになっている、驚くほどに簡単な 側方エントリー一次配線エンクロージャーを提供する。 本発明は、一次電気配線のジョイント用の側方エントリー保護エンクロージャ ーを提供し、このエンクロージャーは、ジョイントの周囲に配置されて、繊維製 品貫通締結手段によりジョイントの周囲で締結される熱収縮性繊維製品物品を有 して成り、繊維製品物品は、50%を越えない、ジョイントを包囲する方向にお ける周方向熱収縮比(circumferential heat-shrink ratio)を有するか、ある いは配線ジョイントの周囲で密に収縮した後の残留未収縮比(residual unresol ved shrink ratio)が繊維製品物品に損傷を与える程ではない、好ましくは50 %より大きくないように十分に緩く巻き付けられ、また、繊維製品は、周方向熱 収縮比の半分より小さい(好ましくは1/3より小さい、より好ましくは20% 以下の)横断方向(包囲方向に対する横断方向における)熱収縮比を有する。 熱収縮比は、十分に収縮した長さのパーセントとして表される収縮時の長さの ロスであり、この比は、収縮性繊維に加えられる延伸の程度により主として決ま る。 一次配線エンクロージャーの通常の大きさ(スケール)の場合、繊維製品物品 は、40%より小さい、好ましくは33%より大きくない、より好ましくは25 %より大きくない周方向または残留熱収縮比を有するのが好ましい。また、繊維 製品は、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%の周方向熱収縮比を有 するのが好ましい。配線ジョイントの周囲で物品を十分にゆるく巻き付けて、配 線ジョイントの周囲での収縮後の残留収縮比が50%を越えないようにする場合 、50%を越える(例えば100%または200%の)周方向熱収縮比を使用し てよい。 予想していなかったことであるが、使用が簡単な繊維製品を貫通する締結手段 、例えば縫合、あるいは好ましくは1もしくはそれ以上のステープルまたはリベ ット、例えばプラスチック製リベットは、繊維製品物品が特定の周方向収縮比を 有する場合には、引き続いて行う熱収縮の間、裂けることなく、配線ジョイント の周囲で繊維製品物品を締結することを見いだした。密な(またはきっちりとし た)巻き付け部を形成するために、これらの比は、好ましくは40%より小さい か、あるいは上述の英国特許公開(GB−A)第2134334号の大きい規模 の繊維製品複合体(この複合体は、繊維製品を貫通するクロージャー要素による 裂けに抗するクロージャー要素または補強部を形成するために繊維製品縁部の修 正を 必要とする場合がある)についてはより大きい収縮(回復)比が好ましい。繊維 製品物品に形成した開口部(パンチにより形成した開口部)にプラスチックケー ブルタイ(cable tie)を通して、既知の方法で固定してよく、これは、物品を 締結する別の手段を形成する。適当な形態の締結手段、例えばリベットは、繊維 製品物品を配線ジョイントの周囲に巻き付けた後に直ぐに締結する場合に好都合 なように、繊維製品物品の縁領域に予め挿入しておいてもよい。 本発明において使用する繊維製品の比較的小さい横断方向収縮は、周方向収縮 の有用な程度を許容しながらも、包囲した配線に沿ってエンクロージャーの収縮 量をコントロールするのに好ましい。25%以下、好ましくは17%以下、より 好ましくは10%以下(一般的には小さい程よい)の最大横断方向収縮比が考え られる。 50%以下の収縮比では、繊維製品物品は、ジョイントの周囲で密に締結でき 、例えば、繊維製品物品を収縮させる前にジョイントまたは配線を握持(グリッ プ)できる。そのような緊密な巻き付けは、ある状況において望ましい場合があ るが、実際、繊維製品貫通締結手段の挿入は、巻き付け部のある程度のゆるみま たはたるみをもって、実施できる場合があり有利である。これは、通常、締結作 業を促進し、締結手段が偶発的にワイヤー絶縁材を傷つける危険を減らす。従っ て、繊維製品物品を貫通する締結手段の部分を、ジョイントまたは配線に最も近 い部分から、エンクロージャー内の最も大きい直径のワイヤー(絶縁層を含む) の平均直径の3倍までの(好ましくは平均直径の2倍より大きくない)距離だけ 離すのが好ましい。 繊維製品物品は、上述の英国特許公開(GB−A)第2134334号に一般 的に記載されているような熱収縮性繊維または他の繊維から形成することができ るが、その特許公開に記載されている第2プラスチックラミネートおよび金属化 マイラー(Mylar)ラミネートを省略するのが好ましい。例えば、繊維製品は、 直径が0.2〜0.3mmの架橋高密度ポリエチレンの収縮性たて糸繊維(35 .4本/cmまたは90本/インチ)および3×68g/kmのガラスまたは0 .1mmPETモノフィラメント(2/本)(3.9本/cmまたは10本/イ ン チ)の平織構造(1オーバー/1アンダー、1/1)を用いることができる。 別の織り構造を以下の表に示す: 好ましくは、繊維製品物品は、接着性ポリマー材料、好ましくは接着性ポリマ ーフィルムラミネート(好ましくはポリエチレンフィルム)を含み、これは、繊 維製品物品を実質的に非多孔性にする。例えば、既知の積層法を使用して約0. 2mmの厚さの低密度ポリエチレンフィルムを織り繊維製品の片側に積層してよ い。積層後、フィルムおよび繊維製品を通常の手段(自体既知)により放射線照 射し、好ましくは少なくとも10メガラド、好ましくは少なくとも12メガラド 、特に少なくとも14メガラドの線量で照射してよく、それにより、積層物品の 温度特性および結合性が一緒に促進される。適当な照射方法および装置は、例え ば電子ビームであり、良く知られている。20メガラドを越える線量は、好まし くは使用せず、15メガラドを越える線量によっても追加の利点は殆ど無い。繊 維 製品物品は、ヨーロッパ特許公開(EP−A)第0324630号に記載されて いる方法を含む方法により、繊維製品のシートの面における液体の透過性に対し て抗するように変えることができ、これは物品を「面的に緻密(planar tight) に」するとして通常知られている。 また、多くの場合、ジョイントの周囲で繊維製品物品を熱収縮させる時に流れ てエンクロージャーをシールできる熱活性シーラント材料をエンクロージャーが 含むのが好ましい。そのようなシーラント材料は、別に供給してもよく、繊維製 品物品の内側に向く表面上に接着剤層として有するのが有利である。適当シーラ ント材料は、周知であり、ホットメルト接着剤、例えばエチレン/酢酸ビニルコ ポリマーまたはポリアミドが好ましい。シーラントの融点または軟化点は、繊維 製品物品の熱収縮の間、エンクロージャー内で遭遇する温度に適合するように選 択される。好ましいシーラント材料は、ポリアミドおよびアクリルポリマーのブ レンドである。シーラントは、エンクロージャーが収縮後に125°Cまでの温 度に曝される場合に、(使用時に繊維製品物品の熱収縮時に形成される)シール を維持するように選択するのが好ましい。この目的のため、シーラント材料は、 流動した後に硬化してエンクロージャーを封止でき、その結果、125℃、好ま しくは150℃までの温度変動時に更に流れないようになっているのが好ましい 場合がある。 本発明の目的に有用であり得る接着剤の例は、国際公開(WO−A)第870 7755号(RK310)および同時係属している国際特許出願PCT/GB9 5/00731号(B247)に記載されている。熱硬化性接着剤、例えば英国 特許公開(GB−A)第2104800号(RK149)およびヨーロッパ特許 公開(EP−A)第0157478号(RK232)に記載されているものも有 用である。これらの4つの特許文献の開示は、この引用により本明細書に組み込 まれる。 配線ジョイントの周囲で繊維製品物品を締結することは、その繊維製品物品の 対向する端領域を該締結手段により一体に締結するように行うのが好ましく、該 端領域のそれぞれを、締結手段のそれぞれの貫通部分がそれぞれの端領域を少な くとも2回通過するように、(好ましくはそれぞれの端部付近を折り曲げること により)構成する。そのような二重貫通構成により、その後に行う繊維製品の収 縮の間、裂けに対する締結領域の抵抗が増える。該端領域の一方を折り曲げてそ の自由な端部が締結手段からジョイントおよび配線に向かって内側に突出するよ うに締結すると、特に有利であることが見いだされた。繊維製品の内側に突出す る端部は、物品の収縮の間しわくちゃになる傾向があり、ジョイントおよび配線 と締結手段との間にバッファーを形成し、それにより、締結手段をジョイントお よび配線から離して保持するのを助長する。こののとは、金属締結手段、例えば ステープルを使用する場合に特に有利である。繊維製品物品の双方の端領域を内 側に折り曲げる場合、上述のように内側に突出する自由端の双方によって当接接 続部を形成するようにこれらを一体にしてよい。折り曲げた端領域の一方が他方 を囲んで、該他方の端領域と共に重なり接続部を形成するのが好ましく、エンク ロージャーの外側で自由端を形成し、締結手段を越えて延在する。端領域の所望 の折り曲げは、接続部の周囲に繊維製品部材を巻き付けた後、繊維製品の重なり 端部をつかんで4層の盛り上がった折り目を形成することにより現場において実 施することができる。別法では、繊維製品物品に予め折り曲げた端領域を形成し 、好ましくは、使用に際してエンクロージャーにおいて内側に向く繊維製品部材 の表面に向かって折り曲げた領域を2つ形成する。折り曲げた端領域は、折り曲 げ部に隣接する繊維製品部材の部分に結合しないのが好ましく、特に、締結のた めに端領域を構成する目的と相容れない場合には、結合しない。(平らに置いた 場合)繊維製品部材の残りの部分に対して180゜以下の角度、好ましくは90 〜180゜の角度の永久的または半永久的な端領域の折り曲げが有利であり、そ のような折り曲げ部の形成は、収縮可能なたて糸繊維を横切る折り曲げ線として 作用するよこ糸繊維により助長され得る。 たて糸繊維またはよこ糸繊維のいずれかは、主収縮性繊維であってよく、ジョ イントの周囲で収縮するように周方向で巻き付けられ、より収縮性でない他方の 繊維(場合によってはたて糸またはよこ糸)が主収縮性繊維に対して横断方向に 存在する。多くの場合、これは、エンクロージャーに入り、それから出てくる配 線にほぼ沿って収縮性の少ないよこ糸(またはたて糸)が延びることを意味する 。 エンクロージャーの好ましいある形態において、配線は、エンクロージャーを 通過して実質的に真っ直ぐに伸び、締結手段は、配線に沿って離れた少なくとも 2つ(好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ)の箇所で繊 維製品物品を貫通し、配線に沿って繊維製品部材全体を実質的に締結する。エン クロージャーに入っている1本のワイヤーおよびそれから出る1本のワイヤーを 有する簡単なインラインジョイントとは別に、2または3本の出ていくワイヤー に接続される入ってくる1本のワイヤーをエンクロージャーは有してよく、好ま しくはこれらのワイヤーは少なくともエンクロージャー内では相互に実質的に平 行である。異なる方向のワイヤーの分岐はエンクロージャーの外部で生じるのが 好ましいが、分岐配線の「脚」の間で繊維製品を通過する適当な締結手段を用い る場合、エンクロージャー内で生じてもよい。この締結手段は、配線と実質的に 平行な直線上に配置されるのがしばしばであるが、単一の入ってくるワイヤーか らジョイントにおいて3またはそれ以上の出ていくワイヤーへの直径の変化の輪 郭に沿う他の配置も可能である。 本発明に用いる締結手段の好ましい形態は、1またはそれ以上のステープルま たはリベット(特に約1mmの太さの10mm×10mm×10mmのステープ ル)であり、これは、通常金属でできていてよい(可能な場合には電気絶縁性被 覆を有する)が、プラスチックまたは他の絶縁材料でできていてよい。 実用目的のため、配線ジョイントの寸法は、(配線に沿って置いた場合の)繊 維製品物品の幅は25〜50mm、好ましくは30〜40mmの範囲内である。 通常、繊維製品物品の幅は、導電性ジョイント自体を越えて配線の絶縁材に重な るように十分であるのが好ましい。 使用における効率化のために、繊維製品の実質的に完全な締結を、配線に沿っ て相互に縦に整列し、また、好ましくは相互に、また、配線に沿ってエンクロー ジャーの端部から等しく離れた2つのステープルによって実施するのが好ましい 。 本発明は、本来的に、ジョイントの回りで緊密に熱収縮した後のエンクロージ ャーを含む。 更に、本発明は、エンクロージャーを形成するためのパーツのキットを含み、 これは、適当な繊維製品物品および適当な締結手段を含んで成り、好ましくは繊 維製品部材を締結するために締結手段を適用する手段を含む。 非常に驚くべきことに、本発明の熱収縮したエンクロージャーは、過酷な試験 に合格することが見いだされた。この試験は、エンクロージャーを水中に入れて 、ワイヤーが有する電気絶縁材のチューブから0.5バールの空気圧を60秒間 加え、エンクロージャーから気泡が出ないもののみが合格するというものである 。 添付図面を参照して、本発明の態様を例により説明する。 図1A、1Bおよび1Cは、本発明のエンクロージャーの繊維製品物品の折り 曲げの種々の構成を模式的端面図にて示す。 図2Aおよび2Bは、本発明のエンクロージャー用の好ましい折り曲げの構成 およびそれを形成する1つの方法を端面図にて模式的に示す。 図3は、配線接続部の周囲に本発明のエンクロージャーを組み立てるときの1 つの状態を模式的に斜視図にて示す。 図4は、図3のエンクロージャーの組み立ての場合の別の状態を示す。 図5は、配線接続部の周囲における図3および図4の繊維製品物品のステープ ルによる締結を示す。 図6は、配線ジョイントの周囲で繊維製品物品を緊密に熱収縮させた後の図5 の組み立てたエンクロージャーを模式的に示す。 図7は、分岐の脚の間でステープルファスナーを用いた分岐配線ジョイントを 示す。 図8Aおよび8Bは、開いた状態および閉じた状態にある、既知の形態のプラ スチック製ケーブルタイの断面を模式的に示す。 図9Aおよび9Bは、図8に示すようなケーブルタイにより固定した組み立て たエンクロージャーを模式的に示す。 図1Aを参照する。上述の繊維製品シート10は、いずれの適当な種類であっ てもよいジョイント接続部16に入る、絶縁材を14有するワイヤー12の回り で巻かれた状態で示している。繊維製品シートの端部17および18は、外向き に折り曲げられ、折り曲げられた端領域のそれぞれにおいて2つの層、併せて繊 維製品の4つの層を通過するファスナー19により当接接合状態で固定されてい る。図1Bは、同様に、外向きに折り曲げられた一方の端部17および内向きに 折り曲げられ、折り曲げ端部17に重なっている他方の端部18を示す。図1C は、同様に、双方の端部17および18が内向きに折り曲げられ、当接接合状態 でステープル留めされている状態を示す。図1Aおよび1Bの構成は、繊維製品 シートの外向きに面する自由端がワイヤーに対してバッファー(緩衝部)を形成 しないという欠点を有する。図1Cにおける2つの内向きに面する自由端部は、 先に説明したようにバッファーを形成し易いが、得られた当接接合部は重ね接続 部より漏れ易い場合がある。 好ましい重ね接続部を同様に図2Aに示すが、ここでは、双方の端部27およ び28が図1Cのように内向きに折り曲げられているが、端部28は端部27に 重なり、端部27は上述のバッファーを形成する。図2Bは、この好ましい構成 を形成する1つの方法を示し、最初に、端部27および28を重ねてジョイント の周囲で繊維製品シートを巻き付け、次に重なっている端部でギャザー(ひだ) を形成して折り曲げて(破線)図2Aの構成を形成する。 図3は、端部32および34が予め内側に折り曲げられた好ましい繊維製品シ ート30を示し、1本の入ってくるワイヤー37と2本の出ていくワイヤー38 および39との間でジョイントを形成するコネクター36の周囲に部分的に巻き 付けられている。コネクター36の形態は通常重要ではない。ハンダ付けまたは ワイヤーツイストにより形成したジョイントも、いずれの適当なコネクターハウ ジングを用いないでも、適用することができ、絶縁カバーを有しても、あるいは 有さなくてもよいクリンプまたは他のコネクターも適当なものとして使用できる 。 図4は、図2において説明したものと同様のジョイントの周囲で重なり部を形 成するように配置した図3のシートを示し、図5は、繊維製品シートの重なって いる折り曲げ部を通過するステープル50により締結した後のエンクロージャー を示し、その繊維製品シートの織られた繊維は、ライン52(ジョイントを包囲 する収縮性たて糸繊維)およびライン54(ワイヤーと実質的に平行であるガラ スよこ糸繊維)により示している。 図6は、繊維製品がジョイントおよびワイヤーの周囲で緊密に収縮して、繊維 製品のバッファー端部34によりワイヤーおよびジョイントから所望の距離でス テープル50を維持しながら、望ましい小さい輪郭を形成する、仕上がったエン クロージャーを示す。 図7は、単一ワイヤー70と分岐ワイヤーの対72との間の分岐接続部を模式 的に示し、ここでは、クロージャー締結ステープル76に加えて、ステープル7 4が分かれている分岐ワイヤー72の間で繊維製品物品73を貫通している。 図8Aおよび8Bは、縛り付けるべき対象物の周囲に巻き付けて、ボディ部分 82(図8B参照)内に挿入できる歯付きストラップ80を有する既知の種類の プラスチックケーブルタイ(tie)を模式的に示している。この場合、可撓性止 め(つめ)84が歯86に係合してストラップの端部をボディ内で固定し、それ により、問題とする対象物の周囲でタイを締結する。ストラップの突出端部88 (図8B参照)は除去して整えておいてもよい(図9B参照)。 図9Aおよび9Bは、本発明に基づいて繊維製品物品94において打ち抜いた 穴92を通して挿入されて配線ジョイントの周囲で繊維製品物品を締結するよう に留められているケーブルタイ90を模式的に示す。タイストラップ(図8Bの 88)の突出端部を除去してきれいにしてある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロウ,フランク・ジェイムズ イギリス、エスエヌ5・6イーピー、ウィ ルトシャー、スウィンドン、グランジ・パ ーク、サーニー・ドライブ 20番 (72)発明者 ライダー,アラン・ジョージ イギリス、エスエヌ3・4ビーイー、ウィ ルトシャー、スウィンドン、ストラット ン・セント・マーガレット、ハドリアン ズ・クロース19番 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一次電気配線におけるジョイントに使用する側方エントリー保護エンクロ ージャーであって、ジョイントの周囲に巻き付けられ、繊維製品貫通締結手段に よりジョイントの周囲で締結される熱収縮性繊維製品物品を有して成り、繊維製 品物品は、50%以下のジョイントを取り巻く方向における周方向熱収縮比を有 するか、十分緩く巻き付けられ、その結果、配線ジョイントの周囲で密に収縮し た後の残留未収縮比が繊維製品物品を傷つける程ではない、好ましくは50%以 下であり、繊維製品物品は、周方向熱収縮比の半分より小さい(好ましくは1/ 3より小さい、より好ましくは20%以下の)(包囲する方向に対して横断する 方向において)横断方向熱収縮比を有するエンクロージャー。 2.繊維製品物品に貫通する締結手段の部分は、エンクロージャー内の最も直 径が大きいワイヤー(存在する場合は、その上の絶縁層を含む)の平均直径の3 倍まで(好ましくは平均直径の2倍より大きくない)の距離でジョイントまたは 配線の最も近い部分から離れている請求の範囲1記載のエンクロージャー。 3.繊維製品物品は、接着性ポリマー材料、好ましくは接着性ポリマーフィル ムラミネート(好ましくはポリエチレンフィルム)を含み、これは、繊維製品を 実質的に非多孔質にする請求の範囲1または2のエンクロージャー。 4.ラミネートされた繊維製品物品は、少なくとも10、好ましくは少なくと も12、より好ましくは少なくとも14メガラドの線量でイオン照射されている 請求の範囲3記載のエンクロージャー。 5.ジョイントの周囲における繊維製品物品の熱収縮の際に、流動してエンク ロージャーを封止できる熱活性シーラント材料を含む請求の範囲1〜4のいずれ かに記載のエンクロージャー。 6.繊維製品物品の内側に面する表面上に接着性層としてシーラントを有する 請求の範囲5記載のエンクロージャー。 7.シーラント材料は、エンクロージャーが収縮後に125℃までの温度にさ らされる場合、好ましくは150℃までの温度にさらされる場合、使用に際して 繊維製品物品の熱収縮時に形成される封止を維持できるホットメルト接着剤、好 ましくはポリアミドおよびアクリルポリマーのブレンドである請求の範囲5また は6記載のエンクロージャー。 8.シーラント材料は、流動してエンクロージャーを封止した後に硬化して、 125℃までの温度において、また、好ましくは150℃までの温度変動に対し ても流動することに抗することができる請求の範囲5、6または7記載のエンク ロージャー。 9.該繊維製品物品の対向する端領域は該締結手段により一体に締結され、該 端領域の少なくとも一方は、締結手段の各貫通部分が端領域の少なくとも一方を 少なくとも2回貫通するように(好ましくはそれぞれの端の近くで折り曲げるこ とにより)構成されている請求の範囲1〜8のいずれかに記載のエンクロージャ ー。 10.該端領域の一方は折り曲げられて締結され、その結果、その自由端は、 締結手段からジョイントおよび配線に向かって内向きに突出する請求の範囲9記 載のエンクロージャー。 11.端領域の該一方は、エンクロージャーの外側で自由端を有し、締結手段 を越えて延びる他方の端領域により包囲される請求の範囲10記載のエンクロー ジャー。 12.配線は、エンクロージャー内を通って実質的に真っ直ぐに延び、締結手 段は、配線に沿って離れた少なくとも2つ(好ましくは少なくとも3つ、より好 ましくは少なくとも4つ)の箇所で繊維製品に貫通し、その結果、配線に沿って 繊維製品物品の実質的に全部が締結される請求の範囲1〜11のいずれかに記載 のエンクロージャー。 13.締結手段は、1またはそれ以上のステープルまたはリベットである請求 の範囲1〜12のいずれかに記載のエンクロージャー。 14.(配線に沿って置いた場合)繊維製品物品の幅は、25〜60mm、好 ましくは35〜50mmの範囲内である請求の範囲1〜13のいずれかに記載の エンクロージャー。 15.繊維製品物品は、配線に沿って実質的に縦方向に相互に整列し、好まし くは配線に沿ってそれぞれ、また、エンクロージャーの端から実質的に等しく離 れた2つまたは3つのステープルにより締結される請求の範囲1〜14のいずれ かに記載のエンクロージャー。 16.繊維製品物品は40%より小さい、好ましくは33%以下、より好まし くは25%以下の周方向熱収縮比を有する請求の範囲1〜15のいずれかに記載 のエンクロージャー。 17.繊維製品物品は50%より大きい、好ましくは100%より大きい、よ り好ましくは180〜220%の周方向熱収縮比を有し、請求の範囲1に記載の ように緩く巻き付けられる請求の範囲1〜15のいずれかに記載のエンクロージ ャー。 18.繊維製品物品は、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%の周 方向熱収縮比を有する請求の範囲1〜17のいずれかに記載のエンクロージャー 。 19.ジョイントの周囲で緊密に熱収縮した1〜18のいずれかに記載のエン クロージャー。 20.エンクロージャーにおいて内側に面する繊維製品部材の表面に向かって 折り曲げられた2つの対向する端領域の一方または双方を有する請求の範囲1〜 19のいずれかに記載のエンクロージャーを形成するのに適当な繊維製品物品。 21.繊維製品物品の一方の領域に締結できるように、他方の領域おいて予め 装着された該締結手段を有する請求の範囲1〜19のいずれかに記載のエンクロ ージャーを形成するのに適当な繊維製品物品。 22.適当な繊維製品物品および適当な締結手段を有して成り、また、場合に より、繊維製品部材を締結するために締結手段を適用する手段を含む、請求の範 囲1〜19のいずれかに記載のエンクロージャーを形成するためのパーツのキッ ト。 23.請求の範囲19記載のエンクロージャーを形成する方法であって、 (a)該ジョイントの周囲に該繊維製品物品を巻き付けること、 (b)該繊維製品貫通締結手段によりジョイントの周囲で繊維製品物品を締結 すること、および (c)ジョイントの周囲で繊維製品物品を緊密に熱収縮させること を含んで成る方法。
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