【発明の詳細な説明】
ピリミジノン誘導体発明の背景
本発明は、新規ピリミジノン誘導体及び医薬的に許容可能なその塩に関する。
本発明は、新規ピリミジノン誘導体及び該ピリミジノン誘導体を含有する医薬組
成物の製造方法にも関する。
本発明の化合物及び医薬的に許容可能なその塩は、特にアンギオテンシンIIに
により生じる種々の心血管障害の治療においてアンギオテンシンII拮抗物質とし
て有用である。
レニン−アンギオテンシン系は人体で血圧の調節に中心的役割を果たす。アン
ギオテンシンIIは8個のアミノ酸から構成され、肺動脈血管等に局在するアンギ
オテンシン変換酵素(ACE)によるアンキオテンシンIの分解中に生成され、
高血圧の発病に関与する。アンギオテンシンIIはレニン−アンギオテンシン系の
終産物であり、血管、平滑筋、腎臓又は副腎に存在する特異的受容体と相互作用
することによりその作用を発現して血圧を上昇させ、電解質濃度を増加させる。
そこで、高血圧の抑制手段として、アンギオテンシンIIの受容体を遮断すること
によりアンギオテンシンIIの作用を阻害するために数種の拮抗化合物が検討され
ている。
アンギオテンシンIIに類似するペプチド拮抗物質は知られているが、半減期が
短く、経口投与後に広範囲にわたって失活し、特に半アゴニスト活性をもつため
、その臨床利用は制限されている。
最近ではアンギオテンシンII拮抗物質として数種の非ペプチド化合物が報告さ
れている。ヨーロッパ特許出願公開第028,834号及び253,310号は
ビフェニルで置換されたイミダゾール誘導体(例えばLosartan)を開示
しており、ヨーロッパ特許出願公開第245,637号は強力なアンギオテンシ
ンII拮抗物質としてイミダゾピリジン誘導体(例えばL158,809)を開示
している。
ヨーロッパ特許出願公開第407,342号、419,048号及び445,
811号には、その6員複素環構造が本発明の化合物に類似するピリミジノン化
合物が一般式として包括的に開示されているが、裏付けを与えるに十分な説明は
なされていない。更に、これらの文献に記載されている化合物は、上述の特許出
願から公知のイミダゾール誘導体に比較して低い活性(インビトロ血管拡張試験
で60〜70%阻害に10-6モル)を示す。発明の説明
従来技術に開示されているピリミジノンよりも少なくとも100倍高い活性を
もつ新規ピリミジノン化合物を追及して、本発明者らは種々の官能基で置換され
た広範なピリミジノンを製造し、そのアンギオテンシンII拮抗活性を検討した。
従って、本発明の目的はアンギオテンシンIIの作用を有効に阻害する新規ピリ
ミジノン誘導体及び医薬的に許容可能なその塩を提供することである。
本発明の他の目的は、アンギオテンシンIIの作用を有効に阻害する新規ピリミ
ジノン誘導体及び医薬的に許容可能なその塩の製造方法を提供することである。
本発明の別の目的は、アンギオテンシンIIの作用を有効に阻害する新規ピリミ
ジノン誘導体及び医薬的に許容可能なその塩を含有する高血圧の治療用医薬組成
物を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は一般式(I):
[式中、
R1はC1〜C4アルキル、シクロアルキル、C1〜C4アルキルアルコキシ又はC1
〜C4アルキルメルカプトであり、
R2はH、ハロゲン、C1〜C4アルキル、アリール又はアリールアルキルであり
、
YはOR3、SR3又はNR3R4であり、
R3、R4は同一又は異なり、H、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル
、場合によりH、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキ
ルアミノ、ジアルキルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコ
キシカルボニル、カルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜
C4アルキル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜C4アルコ
キシカルボニル又は置換アミノカルボニルであるか、
あるいはR3とR4はN原子と一緒になって4〜8員複素環を形成し、該複素環は
更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によりH、ハロゲン、
ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ
(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキンカルボニル、カルボキシ
もしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル、ハロゲン、ヒド
ロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(各
アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボキシ及び
置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は2個の置換基で置
換されていてもよく、複素環は更に−O−、−S−、−SO2−、
R5はH、C1〜C4アルキル、アリール、アリールアルキル、置換アルケニル、
ピリジル、ピリミジル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜
C4アルコキシカルボニル又は置換アミノカルボニルであり、
ZはCN、COOR3又は一般式:
(式中R6はH、t−ブチル又はトリフェニルメチルである)をもつテトラゾー
ル−5−イル基であり、
mは1又は2であり、
nは1、2、3、4、5又は6である]をもつピリミジノン誘導体及び医薬的に
許容可能なその塩を提供する。
本発明によるピリミジノン化合物及び医薬的に許容可能なその塩は、アンギオ
テンシンII受容体に対して顕著な拮抗作用を示す。
R1がエチル、n−プロピル、n−ブチル、シクロプロピル、エトキシ又はプ
ロポキシであり、R2がH、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり、YがOR3、
SR3(式中、R3はH、メチル、エチル、プロピル又はブチルである)、又はN
R3R4[式中、R3、R4は同一又は異なり、H、メチル、エチル、プロピルもし
くはブチルであるか、又はR3とR4はN原子と一緒になって4〜8員環を形成し
、該環は更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によりH、ハ
ロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキ
ルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カ
ルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルア
ミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボ
キシ及び置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は2個の置
換基で置換されていてもよく、複素環は更に−O−、
アリール、アリールアルキル、置換アルケニル、ピリジル、ピリミジル、C1〜
C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜C4アルコキシカルボニル又は
置換アミノカルボニルである)を含んでいてもよい]である式(I)の化合物及
び医薬的許容可能なその塩が好ましい。
本発明によると、式(I)のピリミジノン誘導体の全拮抗活性はピリミジノン
環の5位のYに密接に結び付けられることが判明した。YはOR3又はNR3R4
、特にアミン、ヘテロアミン又は置換アミン等のNR3R4が好ましく、ここでR3
とR4はこれらに結合するN原子と一緒になって4〜8員環を形成する。
本発明の医薬的に許容可能な塩は、H2O、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコール類、テトラヒドロ
フラン又はその混合物中で対応するピリミジノン化合物(I)を水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムもしくは水酸化マグネシウム等のアルカ
リもしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
カルシウムもしくは炭酸マグネシウム等のアルカリもしくはアルカリ土類金属の
炭酸塩、又はナトリウム、カリウムもしくはマグネシウム等のアルカリもしくは
アルカリ土類金属のアルコラートと反応させることにより得られる無機塩と、有
機アミンと反応させることにより得られる有機塩を含む。
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体の製造方法も提供する。
式(I)の化合物は下記反応段階:
[式中、R1、R2、R3、Y、Z、m及びnは上記式(I)に定義した意味をも
ち、Lはハロゲン、アルキルもしくはアリールスルホニル、又は他の慣用脱離基
である]に従って製造することができる。
化合物(I)は、NaH又はアルカリ金属アルコラート1又は2モルを含むジ
メチルホルムアミド又はテトラヒドロフランの溶液中で化合物(II)をビフェニ
ル化合物(III)と反応させることにより製造することができる。式(II)のピ
リミジノン化合物は、アルコール溶液中で還流下にアミジン化合物(IV)を化合
物(V)又は(VI)と縮合することにより得られる。
Zがテトラゾール−5−イルであり、COYがカルボキシ、エステル又はアミ
ドである式(I)の化合物は下式:
[式中、R1、R2、R3、Y、Z、m及びnは上記式(I)に定義した意味をも
つ]に従って製造することができる。
1)化合物(X)はメタノール、エタノール又はテトラヒドロフランの溶液中
で化合物(VII)を0.5〜6N塩酸又はトリフルオロ酢酸と反応させることに
より製造することができる。
2)化合物(IX)は、化合物(VII)から化合物(X)を製造する手順を利用
して化合物(VIII)から製造することができる。化合物(VIII)は、H2Oを含
むメタノール、エタノール又はテトラヒドロフランの溶液中で水酸化ナトリウム
又は水酸化カリウム等の塩基1〜5モルを加えて化合物(VII)を加水分解する
ことにより得られる。
あるいは、化合物(VII)から化合物(VIII)を製造する手順を使用して化合
物(X)から化合物(IX)を製造することもできる。
3)化合物(XII)はジメチルホルムアミド中で化合物(VIII)に適当なアミ
ン、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−メチルモルホリン及び1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドを加えて化合物(XI)を
得た後、得られた化合物(XI)にメタノール、エタノール又はテトラヒドロフラ
ンの溶液中で0.5〜6N塩酸又はトリフルオロ酢酸を加えることにより製造す
ることができる。
Zがカルボキシ基であり、COYがカルボキシ又はエステル基である式(I)
の化合物は下式:
[式中、R1、R2、R3、Y、Z、m及びnは上記式(I)に定義した意味をも
つ]に従って製造することができる。
1)化合物(XV)はジクロロメタン又はテトラヒドロフランの溶液中で化合物
(XIII)をトリフルオロ酢酸と反応させることにより製造することができる。
2)化合物(XVI)は、H2Oを含むメタノール、エタノール又はテトラヒドロ
フランの溶液中で水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等の塩基2〜5モルを加
えて化合物(XV)を加水分解することにより得られる。
あるいは、化合物(XV)から化合物(XVI)を製造する手順を利用して化合物
(XIII)を(XIV)に変換した後、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランの溶
液中で化合物(XIV)にトリフルオロ酢酸を加えることにより化合物(XVI)を製
造することもできる。
本発明の化合物(I)及び医薬的に許容可能なその塩はアンギオテンシンII受
容体に対して顕著な拮抗作用を及ぼす。
本発明の代表的な化合物を以下に挙げる。
2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’−(1
H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4
−(3H)−オン(化合物1)
2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H
)−オン(化合物2)
2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(1H
)−オン(化合物3)
2−エチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物4)
2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3−1[
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピ
リ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物5)
2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(3H)−オン(化合物6)
2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(1H)−オン(化合物7)
2−エチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8)
2−n−プロピル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物9)
2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−
(3H)−オン(化合物10)
2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−
(1H)−オン(化合物11)
2−n−プロピル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピ
リミジン−4−(3H)−オン(化合物12)
2−n−プロピル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物13)
2−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(3H)−オン(化合物14)
2−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(1H)−オン(化合物15)
2−プロピル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物16)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(3H)−オン(化合物17)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(1H)−オン(化合物18)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
3H)−オン(化合物19)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
1H)−オン(化合物20)
2−n−ブチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物21)
2−n−ブチル−5−ジメチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物22)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物23)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−1−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物24)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物25)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物26)
2−n−ブチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物27)
2−n−ブチル−5−(2’−ベンジルアミノカルボニルエチル)−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物28)
2−n−ブチル−5−(3’−エトキシカルボニルプロピル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物29)
2−n−ブチル−5−(3’−カルボキシプロピル)−6−メチル−3−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(3H)−オン(化合物30)
2−n−ブチル−5−(3’−カルボキシプロピル)−6−メチル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物31)
2−n−ブチル−5−(3’−ジエチルアミノカルボニルプロピル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物32)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−エチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物33)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−エチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物34)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−エチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物35)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−プロピル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物36)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−プロピル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物37)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−(2’−カ
ルボキシビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(化合
物38)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−(2’−カルボキシ
ビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(化合物39)
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物40)
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物41)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ルメチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物42)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−アミノカルボニルピロリジノカルボニル
メチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物43)
2−n−ブチル−5−(3’−ピロリジノカルボニルメチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物44)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物45)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物46)
2−n−ブチル−5−(4’−ベンジルピペリジノカルボニルメチル)−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物47)
2−n−ブチル−5−(4’−メチルピペリジノカルボニルメチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物48)
2−n−ブチル−5−(3’,3’−ジメチルピペリジノカルボニルメチル)−
6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物49)
2−n−ブチル−5−(シス−2’,6’−ジメチルピペリジノカルボニルメチ
ル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物50)
2−n−ブチル−5−(4’−エトキシカルボニルピペリジノカルボニルメチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物51)
2−n−ブチル−5−(3’−エトキシカルボニルピペリジノカルボニルメチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物52)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルピペリジノカルボニルメチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物53)
2−n−ブチル−5−(4’−アミノカルボニルピペリジノカルボニルメチル)
−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物54)
2−n−ブチル−5−(3’−ジエチルアミノカルボニルピペリジノカルボニル
メチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物55)
2−n−ブチル−5−ヘキサメチレンイミノカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物56)
2−n−ブチル−5−ヘプタメチレンイミノカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物57)
2−n−ブチル−5−(2’−ピロリジノカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物58)
2−n−ブチル−5−[2’−((S)−2”−メトキシカルボニルピロリジノ
)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化
合物59)
2−n−ブチル−5−[2’−((S)−2”−アミノカルボニルピロリジノ)
カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−
イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合
物60)
2−n−ブチル−5−[2’−(3”−ピロリノ)カルボニルエチル]−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物61)
2−n−ブチル−5−[2’−ピペリジノカルボニルエチル]−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物62)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−ベンジルピペリジノ)カルボニルエチル
]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物63)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−メチルピペリジノ)カルボニルエチル]
−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物64)
2−n−ブチル−5−[2’−(3”,3”−ジメチルピペリジノ)カルボニル
エチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物65)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−エトキシカルボニルピペリジノ)カルボ
ニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物66
)
2−n−ブチル−5−[2’−(2”−エトキシカルボニルピペリジノ)カルボ
ニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物67
)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−アミノカルボニルピペリジノ)カルボニ
ルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物68)
2−n−ブチル−5−[2’−(3”−ジエチルアミノカルボニルピペリジノ)
カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−
イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合
物69)
2−n−ブチル−5−(2’−ヘキサメチレンイミノカルボニルエチル)−6−
メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物70)
2−n−ブチル−5−(2’−ヘプタメチレンイミノカルボニルエチル)−6−
メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物71)
2−n−ブチル−5−チアゾリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(3H)−オン(化合物72)
2−n−ブチル−5−モルホリノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物73)
2−n−ブチル−5−(3’,5’−ジメチルモルホリノカルボニルメチル)−
6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物74)
2−n−ブチル−5−チオモルホリノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物75)
2−n−ブチル−5−(4’−メチルピペラジノカルボニルメチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物76)
2−n−ブチル−5−(4’−アセチルピペラジノカルボニルメチル)−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物77)
2−n−ブチル−5−(2’−モルホリノカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物78)
2−n−ブチル−5−[2’−(3”,5”−ジメチルモルホリノ)カルボニル
エチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物79)
2−n−ブチル−5−(2’−チオモルホリノカルボニルエチル)−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物80)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−アセチルピペラジノ)カルボニルエチル
]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物81)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−(2”’−ピリジル)ピペラジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8
2)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−トランス−シンナミルピペラジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8
3)。
以下、実施例により式(I)の化合物の製造と医薬組成物へのその組込みにつ
いて説明するが、以下の実施例は本発明の範囲を制限するものではない。出発材料の製造 プロピオアミジン
プロピオニトリル150gをエタノール400mlに溶解した後、HClガス
100gを0℃で30分間加えた。混合物を室温で12時間撹拌した後、過剰の
HClガス及びエタノールを減圧除去した。エーテル500mlを加えて撹拌し
た後、こうして生成された固形物質を濾過し、次いでエーテル300mlで洗浄
した。固形物質を減圧乾燥し、エタノール400mlに溶解した後、得られた溶
液にNH3を0℃で1時間加えた。溶液を濾過し、濾液を元の容量の2分の1ま
で濃縮した。こうして得られた固形物質を再び濾過し、濾液を減圧濃縮した。油
状生成物を冷蔵庫に入れて一昼夜放置すると、プロピオアミジン70gが得られ
た。収率30%。
ブチロアミジン
プロピオニトリル150gの代わりにブチロニトリル207gを使用した以外
はプロピオアミジンと同様にブチロアミジン化合物を製造した。収率30%(1
10g)。
バレルアミジン
プロピオニトリル150gの代わりにバレルニトリル300gを使用した以外
はプロピオアミジンと同様にバレルアミジンを製造した。収率30%(109g
)。
実施例1:2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−4−ヒドロキシ−6−
メチルピリミジン
プロピオアミジン3.26gとジエチルアセチルスクシネート10.0mlを
エタノール100mlに溶解し、これにナトリウムエチラート2.40gを加え
た。溶液を3時間還流させた後、エタノールを減圧蒸発させた。得られた油状物
を2N HClで中和し、酢酸エチルで2回抽出した。こうして得られた有機層
を無水H2SO4で乾燥し、石油エーテルで再結晶すると、標記化合物1.5gが
得られた。収率22%。
実施例2:2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン[化合物(A)]及び2−エチル
−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’−(N−トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン[化合物(B)]
実施例1から得られた化合物1.34gをジメチルホルムアミド15.0ml
に溶解した後、NaH 216mgをゆっくりと加え、その後、室温で30分間
撹拌した。混合物に4−[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−
イル)フェニル]ベンジルプロミド3.34gを加え、室温で12時間撹拌し、
ジメチルホルムアミドを減圧除去した。残渣を分離し、ヘキサン−酢酸エチル(
4:1)を使用してシリカゲルカラムで精製すると、化合物(A)1.30g[
収率31%]と化合物(B)1.20g[収率29%]が得られた。
化合物(A)
化合物(B)
実施例3:2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物1)
実施例2で得られた化合物(A)200mgをテトラヒドロフラン10.0m
lに溶解した後、4N HCl溶液をゆっくりと滴下し、その後、室温で2時間
撹拌した。混合物を4N NaOH溶液で中和した。水層を固体塩化ナトリウム
で飽和し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水H2S
O4で乾燥した。まずクロロホルム、次いでクロロホルム/メタノール(9:1
)を使用して残渣をクロマトグラフィー精製すると、30mgの化合物1が得ら
れた。収率23%。
実施例4:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(
N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例2で得られた化合物(A)500mgをメタノール/テトラヒドロフラ
ン(3:1)の溶液に溶解した後、10% NaOH溶液25mlをゆっくりと
滴下し、混合物を室温で6時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、4N HClで中
和した後、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水H2S
O4で乾燥した。クロロホルム/メタノール(9:1)を使用して残渣をクロマ
トグラフィー精製すると、標記化合物220mgが得られた。収率40%。
実施例5:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(3H)−オン(化合物2)
実施例3の手順を使用して実施例4で得られた化合物200mgから標記化合
物(70mg)を調製した。収率54%。
実施例6:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(
N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン
実施例2で得られた化合物(B)1.2gをメタノール/テトラヒドロフラン
(1:3)の溶液に溶解した後、10% NaOH溶液25mlをゆっくりと滴
下し、混合物を室温で6時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、4N HClで中和
した後、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水H2SO4
で乾燥した。クロロホルム/メタノール(9:1)を使用して残渣をクロマトグ
ラフィー精製すると、標記化合物600mgが得られた。収率50%。
実施例7:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−4−(3
H)−オン(化合物3)
実施例3の手順を使用して実施例6で得られた化合物600mgから標記化合
物(200mg)を調製した。収率52%。
実施例8:2−エチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例4で得られた化合物(400mg)をジメチルホルムアミド10mlに
溶解した。この溶液にジエチルアミン0.14ml、N−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール180mg、N−メチルモルホリン0.15ml及び1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド260mgをゆっくりと滴下し
、室温で5時間撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO3 30mlを加えた後
、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をH2Oで2回、ブラインで1回洗浄し、
乾燥し、減圧濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン(2:3)を使用して残渣をクロ
マトグラフィー精製すると、標記化合物250mgが得られた。収率63%。
実施例9:2−エチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物4)
実施例3の手順を使用して実施例8で得られた化合物250mgから標記化合
物(40mg)を調製した。収率15%。
実施例10:2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−4−ヒド
ロキシ−6−メチルピリミジン
実施例1の手順を使用してプロピオアミジン5.00gと2−アセチルグルタ
ル酸ジエチル15.0mgから標記化合物(1.99g)を調製した。収率18
%。
実施例11:2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン[化合物(C)]及
び2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−1−[
[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(1H)−オン[化合物(D)]
実施例1の手順を使用して、実施例10で得られた化合物1.04g、ジメチ
ルホルムアミド20ml、NaH 210mg及び4−[2’−(N−トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルプロミド3.32gか
ら化合物(C)(1.42g:収率28%)と化合物(D)(1.23g:収率
24%)を調製した。
化合物(C)
化合物(D)
実施例12:2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物5)
実施例3の手順を使用して実施例11で得られた化合物(C)200mgから
標記化合物(35mg)を調製した。収率25%。
実施例13:2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−
[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例4の手順を使用して実施例11で得られた化合物(C)500mgから
標記化合物(200mg)を調製した。収率34%。
実施例14:2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物6)
実施例3の手順を使用して実施例13で得られた化合物700mgから標記化
合物(320mg)を調製した。収率70%。
実施例15:2−エチル−5−(2’−カルボキンエチル)−6−メチル−1−
[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]ピリミジン−4−(1H)−オン
実施例6の手順を使用して実施例11で得られた化合物(D)1.20gから
標記化合物(600mg)を調製した。収率40%。
実施例16:2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物7)
実施例3の手順を使用して実施例15で得られた化合物600mgから標記化
合物(250mg)を調製した。収率65%。
実施例17:2−エチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例8の手順を使用して実施例13で得られた化合物600mgから標記化
合物(400mg)を調製した。収率71%。
実施例18:2−エチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8)
実施例3の手順を使用して実施例17で得られた化合物400mgから標記化
合物(50mg)を調製した。収率16%。
実施例1〜18の手順を使用して同様に実施例19〜93の下記化合物を調製
した。
実施例19:2−n−プロピル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物9)
実施例20:2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物10)
実施例21:2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(1H)−オン(化合物11)
実施例22:2−n−プロピル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物12)
実施例23:2−n−プロピル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物13)
実施例24:2−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物14)
実施例25:2−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物15)
実施例26:2−プロピル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−
6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物16)
実施例27:2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物17)
実施例28:2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−1
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物18)
実施例29:2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(3H)−オン(化合物19)
実施例30:2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物20)
実施例31:2−n−ブチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物21)
実施例32:2−n−ブチル−5−ジメチルアミノカルボニルメチル−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物22)
実施例33:2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−
メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物23)
実施例34:2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−
メチル−1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物24)
実施例35:2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物25)
実施例36:2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−
1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物26)
実施例37:2−n−ブチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)
−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物27)
実施例38:2−n−ブチル−5−(2’−ベンジルアミノカルボニルエチル)
−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物28)
実施例39:2−n−ブチル−5−(3’−エトキシカルボニルプロピル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物29)
実施例40:2−n−ブチル−5−(3’−カルボキシプロピル)−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物30)
実施例41:2−n−ブチル−5−(3’−カルボキシプロピル)−6−メチル
−1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物31)
実施例42:2−n−ブチル−5−(3’−ジエチルアミノカルボニルプロピル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物32)
実施例43:2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−
エチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物33)
実施例44:2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−エチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物34)
実施例45:2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−エチル−
1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物35)
実施例46:2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−
プロピル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物36)
実施例47:2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−プロピル
−1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物37)
実施例48:2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3
−(2’−カルボキシビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)
−オン(化合物38)
実施例49:2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−(2’
−カルボキシビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(
化合物39)
実施例50:2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物40)
実施例51:2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−
1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物41)
実施例52:2−n−ブチル−5−[(S)−2’−メトキシカルボニルピロリ
ジノカルボニルメチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(
化合物42)
実施例53:2−n−ブチル−5−[(S)−2’−アミノカルボニルピロリジ
ノカルボニルメチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化
合物43)
実施例54:2−n−ブチル−5−(3’−ピロリジノカルボニルメチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物44)
実施例55:2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物45)
実施例56:2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−
1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物46)
実施例57:2−n−ブチル−5−(4’−ベンジルピペリジノカルボニルメチ
ル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物47)
実施例58:2−n−ブチル−5−(4’−メチルピペリジノカルボニルメチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物48)
実施例59:2−n−ブチル−5−(3’,3’−ジメチルピペリジノカルボニ
ルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物49)
実施例60:2−n−ブチル−5−(シス−2’,6’−ジメチルピペリジノカ
ルボニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物
50)
実施例61:2−n−ブチル−5−(4’−エトキシカルボニルピペリジノカル
ボニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物5
1)
実施例62:2−n−ブチル−5−(3’−エトキシカルボニルピペリジノカル
ボニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物5
2)
実施例63:2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルピペリジノカル
ボニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物5
3)
実施例64:2−n−ブチル−5−(4’−アミノカルボニルピペリジノカルボ
ニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物54
)
実施例65:2−n−ブチル−5−(3’−ジエチルアミノカルボニルピペリジ
ノカルボニルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化
合物55)
実施例66:2−n−ブチル−5−ヘキサメチレンイミノカルボニルメチル−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物56)
実施例67:2−n−ブチル−5−ヘプタメチレンイミノカルボニルメチル−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物57)
実施例68:2−n−ブチル−5−(2’−ピロリジノカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物58)
実施例69:2−n−ブチル−5−[2’−((S)−2”−メトキシカルボニ
ルピロリジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H
)−オン(化合物59)
実施例70:2−n−ブチル−5−[2’−((S)−2”−アミノカルボニル
ピロリジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)
−オン(化合物60)
実施例71:2−n−ブチル−5−[2’−(3”−ピロリノ)カルボニルエチ
ル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物61)
実施例72:2−n−ブチル−5−[2’−ピペリジノカルボニルエチル]−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物62)
実施例73:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−ベンジルピペリジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物6
3)
実施例74:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−メチルピペリジノ)カルボ
ニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物64
)
実施例75:2−n−ブチル−5−[2’−(3”,3”−ジメチルピペリジノ
)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化
合物65)
実施例76:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−エトキシカルボニルピペリ
ジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
(化合物66)
実施例77:2−n−ブチル−5−[2’−(2”−エトキシカルボニルピペリ
ジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
(化合物67)
実施例78:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−アミノカルボニルピペリジ
ノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(
化合物68)
実施例79:2−n−ブチル−5−[2’−(3”−ジエチルアミノカルボニル
ピペリジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)
−オン(化合物69)
実施例80:2−n−ブチル−5−(2’−ヘキサメチレンイミノカルボニルエ
チル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物70)
実施例81:2−n−ブチル−5−(2’−ヘプタメチレンイミノカルボニルエ
チル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物71)
実施例82:2−n−ブチル−5−チアゾリジノカルボニルメチル−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物72)
実施例83:2−n−ブチル−5−モルホリノカルボニルメチル−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物73)
実施例84:2−n−ブチル−5−(3’,5’−ジメチルモルホリノカルボニ
ルメチル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物74)
実施例85:2−n−ブチル−5−チオモルホリノカルボニルメチル−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物75)
実施例86:2−n−ブチル−5−(4’−メチルピペラジノカルボニルメチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物76)
実施例87:2−n−ブチル−5−(4’−アセチルピペラジノカルボニルメチ
ル)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物77)
実施例88:2−n−ブチル−5−(2’−モルホリノカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物78)
実施例89:2−n−ブチル−5−[2’−(3”,5”−ジメチルモルホリノ
)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化
合物79)
実施例90:2−n−ブチル−5−(2’−チオモルホリノカルボニルエチル)
−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物80)
実施例91:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−アセチルピペラジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8
1)
実施例92:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−(2”’−ピリジル)ピペ
ラジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オ
ン(化合物82)
実施例93:2−n−ブチル−5−[2’−(4”−トランス−シンナミルピペ
ラジノ)カルボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オ
ン(化合物83)
実験試験結果
下記方法を用いて本発明の代表的化合物の拮抗活性を評価した。結果を表1に
示す。
ニュージーランド産シロウサギ(雄又は雌2〜2.5kg)から大動脈を取り
出し、脂肪と結合組織を除去した。大動脈を3〜4mmに切断して環状試料を形
成した。95%O2/5%CO2で飽和した変形Krebs−Henseleit
溶液(pH7.4)を含む有機浴(37℃)20mlに大動脈試料を吊り下げた
。
動脈試料を断続的に洗浄しながら2gの引張強さに90分間暴露し、30分間
おいて引き続き30mMのKClに暴露し、収縮応答を観察した。4回以上洗浄
後、30分間おいてアンギオテンシンII(10mM)を加えることにより、大動
脈試料を再び3回収縮させて安定化させた。アンギオテンシンIIに対する3回目
の収縮応答を対照とみなした。
3回目の収縮から10分後に試験化合物を大動脈試料に投与し、20分間温置
した。
上記阻害試験から得られたアンギオテンシンII収縮曲線を対照の収縮曲線に比
較し、各試験化合物のIC50(アンギオテンシンIIにより誘導される収縮を50
%阻害するために必要な濃度)を決定した(表1)。
表1に示すように、本発明のピリミジノン化合物は高い効力のアンギオテンシ
ンII拮抗作用を示し、10-8モル未満の低濃度でアンギオテンシンII受容体阻害
を示す。
従って、本発明の化合物は心血管障害、特に高血圧の治療に有用である。化合
物0.1〜25mg/日、好ましくは5〜15mg/日の有効用量を患者に1日
1回又は2回投与することができる。
本発明の化合物は、医薬的に許容可能なビヒクル、賦形剤、結合剤等も含み得
る錠剤、カプセル等の組成物で使用することができる。
本発明の化合物(I)を活性成分として含有する医薬組成物の例を以下に説明
する。
実施例94:錠剤
上記成分(1)〜(4)を混合して造粒した。顆粒にステアリン酸マグネシウ
ム(5)を加えて混合し、圧縮して単位錠剤(200mg)とした。
同様に、本発明の他の化合物を含有する錠剤も製造した。各錠剤は患者に1日
1回投与することができる。
実施例95:カプセル
常法で成分を混合、造粒及び配量し、単位カプセル(200mg)とした。
同様に、本発明の他の化合物を含有するカプセルも製造した。各カプセルは患
者に1日1回投与することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年7月24日
【補正内容】
1.英文明細書第3頁第1行から第7頁第2行迄
(翻訳文明細書第2頁末行から第7頁第3行迄)
[式中、
R1はC1〜C4アルキル、シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ア
ルキルメルカプトであり、
R2はH、ハロゲン、C1〜C4アルキル、アリール又はアリールアルキルであり
、
YはOR3、SR3又はNR3R4であり、
R3、R4は同一又は異なり、H、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル
、場合によりH、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキ
ルアミノ、ジアルキルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコ
キシカルボニル、カルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜
C4アルキル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜C4アルコ
キシカルボニル又は置換アミノカルボニルであるか、
あるいはR3とR4はN原子と一緒になって4〜8員複素環を形成し、該複素環は
更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によりH、ハロゲン、
ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ
(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボキシ
もしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル、ハロゲン、ヒド
ロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(各
アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボキシ及び
置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は2個の置換基で置
換されていてもよく、複素環は更に−O−、−S−、−SO2−、
R5はH、C1〜C4アルキル、アリール、アリールアルキル、置換アルケニル、
ピリジル、ピリミジル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜
C4アルコキシカルボニル又は置換アミノカルボニルであり、
ZはCN、COOR3又は一般式:
(式中R6はH、t−ブチル又はトリフェニルメチルである)をもつテトラゾー
ル−5−イル基であり、
mは1又は2であり、
nは1、2、3、4、5又は6である]をもつピリミジノン誘導体及び医薬的に
許容可能なその塩を提供する。
本発明によるピリミジノン化合物及び医薬的に許容可能なその塩は、アンギオ
テンシンII受容体に対して顕著な拮抗作用を示す。
R1がエチル、n−プロピル、n−ブチル、シクロプロピル、エトキシ又はプ
ロポキシであり、R2がH、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり、YがOR3、
SR3(式中、R3はH、メチル、エチル、プロピル又はブチルである)、又はN
R3R4[式中、R3、R4は同一又は異なり、H、メチル、エチル、プロピルもし
くはブチルであるか、又はR3とR4はN原子と一緒になって4〜8員環を形成し
、該環は更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によりH、ハ
ロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキ
ルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カ
ルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルア
ミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボ
キシ及び置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は2個の置
換基で置換されていてもよく、複素環は更に−O−、
アリール、アリールアルキル、置換アルケニル、ピリジル、ピリミジル、C1〜
C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜C4アルコキシカルボニル又は
置換アミノカルボニルである)を含んでいてもよい]である式(I)の化合物及
び医薬的許容可能なその塩が好ましい。
本発明によると、式(I)のピリミジノン誘導体の全拮抗活性はピリミジノン
環の5位のYに密接に結び付けられることが判明した。YはOR3又はNR3R4
、特にアミン、ヘテロアミン又は置換アミン等のNR3R4が好ましく、ここでR3
とR4はこれらに結合するN原子と一緒になって4〜8員環を形成する。
本発明の医薬的に許容可能な塩は、H2O、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコール類、テトラヒドロ
フラン又はその混合物中で対応するピリミジノン化合物(I)を水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムもしくは水酸化マグネシウム等のアルカ
リもしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
カルシウムもしくは炭酸マグネシウム等のアルカリもしくはアルカリ土類金属の
炭酸塩、又はナトリウム、カリウムもしくはマグネシウム等のアルカリもしくは
アルカリ土類金属のアルコラートと反応させることにより得られる無機塩と、有
機アミンと反応させることにより得られる有機塩を含む。
本発明は、式(I)のピリミジノン誘導体の製造方法も提供する。
式(I)の化合物は下記反応段階:
[式中、R1、R2、R3、Y、Z、m及びnは上記式(I)に定義した意味をも
ち、Lはハロゲン、アルキルもしくはアリールスルホニル、又は他の慣用脱離基
である]に従って製造することができる。
化合物(I)は、NaH又はアルカリ金属アルコラート1又は2モルを含むジ
メチルホルムアミド又はテトラヒドロフランの溶液中で化合物(II)をビフェニ
ル化合物(III)と反応させることにより製造することができる。式(II)のピ
リミジノン化合物は、アルコール溶液中で還流下にアミジン化合物(IV)を化合
物(V)又は(VI)と縮合することにより得られる。
Zがテトラゾール−5−イルであり、COYがカルボキシ、エステル又はアミ
ドである式(I)の化合物は下式:
[式中、R1、R2、R3、R4、R6、m及びnは上記式(I)に定義した意味を
もつ]に従って製造することができる。
1)化合物(X)はメタノール、エタノール又はテトラヒドロフランの溶液中
で化合物(VII)を0.5〜6N塩酸又はトリフルオロ酢酸と反応させることに
より製造することができる。
2)化合物(IX)は、化合物(VII)から化合物(X)を製造する手順を利用
して化合物(VIII)から製造することができる。化合物(VIII)は、H2Oを含
むメタノール、エタノール又はテトラヒドロフランの溶液中で水酸化ナトリウム
又は水酸化カリウム等の塩基1〜5モルを加えて化合物(VII)を加水分解する
ことにより得られる。
2.英文明細書第8頁第1行から第10頁第1行迄
(翻訳文明細書第8頁第1行から第10頁第24行迄)
[式中、R1、R2、R3、m及びnは上記式(I)に定義した意味をもつ]に従
って製造することができる。
1)化合物(XV)はジクロロメタン又はテトラヒドロフランの溶液中で化合物
(XIII)をトリフルオロ酢酸と反応させることにより製造することができる。
2)化合物(XVI)は、H2Oを含むメタノール、エタノール又はテトラヒドロ
フランの溶液中で水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等の塩基2〜5モルを加
えて化合物(XV)を加水分解することにより得られる。
あるいは、化合物(XV)から化合物(XVI)を製造する手順を利用して化合物
(XIII)を(XIV)に変換した後、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランの溶
液中で化合物(XIV)にトリフルオロ酢酸を加えることにより化合物(XVI)を製
造することもできる。
本発明の化合物(I)及び医薬的に許容可能なその塩はアンギオテンシンII受
容体に対して顕著な拮抗作用を及ぼす。
本発明の代表的な化合物を以下に挙げる。
2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’−(1
H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4
−(3H)−オン(化合物1)
2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H
)−オン(化合物2)
2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(1H
)−オン(化合物3)
2−エチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物4)
2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物5)
2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(3H)−オン(化合物6)
2−エチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(1H)−オン(化合物7)
2−エチル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8)
2−n−プロピル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物9)
2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−
(3H)−オン(化合物10)
2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−
(1H)−オン(化合物11)
2−n−プロピル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピ
リミジン−4−(3H)−オン(化合物12)
2−n−プロピル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物13)
2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(3H)−オン(化合物14)
2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物15)
2−n−プロピル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物16)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(3H)−オン(化合物17)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(1H)−オン(化合物18)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
3H)−オン(化合物19)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
1H)−オン(化合物20)
2−n−ブチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物21)
2−n−ブチル−5−ジメチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物22)
3.英文明細書第10頁末行から第12頁第1行迄
(翻訳文明細書第12頁第8行から第13頁第18行迄)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−プロピル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物36)
2−n−ブチル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−プロピル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物37)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−(2’−カ
ルボキシビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(化合
物38)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−(2’−カルボキシ
ビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(化合物39)
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物40)
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物41)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ルメチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物42)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−アミノカルボニルピロリジノカルボニル
メチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物43)
2−n−ブチル−5−(3’−ピロリノカルボニルメチル)−6−メチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物44)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物45)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物46)
2−n−ブチル−5−(4’−ベンジルピペリジノカルボニルメチル)−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物47)
2−n−ブチル-5−(4’−メチルピペリジノカルボニルメチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物48)
4.英文明細書第15頁末行から第16頁末行迄
(翻訳文明細書第18頁第9行から第19頁第8行迄)
プロピオニトリル150gの代わりにブチロニトリル207gを使用した以外
はプロピオアミジンと同様にブチロアミジン化合物を製造した。収率30%(1
10g)。
バレルアミジン
プロピオニトリル150gの代わりにバレルニトリル300gを使用した以外
はプロピオアミジンと同様にバレルアミジンを製造した。収率30%(109g
)。
実施例1:2−エチル−5−エトキシカルボニルメチル−4−ヒドロキシ−6−
メチルピリミジン
プロピオアミジン3.26gとジエチルアセチルスクシネート10.0mlを
エタノール100mlに溶解し、これにナトリウムエチラート2.40gを加え
た。溶液を3時間還流させた後、エタノールを減圧蒸発させた。得られた油状物
を2N HClで中和し、酢酸エチルで2回抽出した。こうして得られた有機層
を無水MgSO4で乾燥し、石油エーテルで再結晶すると、標記化合物1.5g
が得られた。収率22%。
5.英文明細書第18頁第1行から第20頁末行迄
(翻訳文明細書第20頁第9行から第23頁第1行迄)
実施例2で得られた化合物(A)200mgをテトラヒドロフラン10.0m
lに溶解した後、4N HCl溶液をゆっくりと滴下し、その後、室温で2時間
撹拌した。混合物を4N NaOH溶液で中和した。水層を固体塩化ナトリウム
で飽和し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgS
O4で乾燥した。まずクロロホルム、次いでクロロホルム/メタノール(9:1
)を使用して残渣をクロマトグラフィー精製すると、30mgの化合物1が得ら
れた。収率23%。
実施例4:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(
N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例2で得られた化合物(A)500mgをメタノール/テトラヒドロフラ
ン(3:1)の溶液に溶解した後、10% NaOH溶液25mlをゆっくりと
滴下し、混合物を室温で6時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、4N HClで中
和した後、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgS
O4で乾燥した。クロロホルム/メタノール(9:1)を使用して残渣をクロマ
トグラフィー精製すると、標記化合物220mgが得られた。収率40%。
実施例5:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−
4−(3H)−オン(化合物2)
実施例3の手順を使用して実施例4で得られた化合物200mgから標記化合
物(70mg)を調製した。収率54%。
実施例6:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(
N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン
実施例2で得られた化合物(B)1.2gをメタノール/テトラヒドロフラン
(1:3)の溶液に溶解した後、10% NaOH溶液25mlをゆっくりと滴
下し、混合物を室温で6時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、4N HClで中和
した後、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO4
で乾燥した。クロロホルム/メタノール(9:1)を使用して残渣をクロマト
グラフィー精製すると、標記化合物600mgが得られた。収率50%。
実施例7:2−エチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−4−(3
H)−オン(化合物3)
実施例3の手順を使用して実施例6で得られた化合物600mgから標記化合
物(200mg)を調製した。収率52%。
実施例8:2−エチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3
−[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン
実施例4で得られた化合物(400mg)をジメチルホルムアミド10mlに
溶解した。この溶液にジエチルアミン0.14ml、N−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール180mg、N−メチルモルホリン0.15ml及び1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド260mgをゆっくりと滴下し
、室温で5時間撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO3 30mlを加えた後
、酢酸エチルで3回抽出した。有機層をH2Oで2回、ブラインで1回洗浄し、
乾燥し、減圧濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン(2:3)を使用して残渣をクロ
マトグラフィー精製すると、標記化合物250mgが得られた。収率63%。
6.英文明細書第22頁第1行から第23頁第2行迄
(翻訳文明細書第23頁下から3行から第24頁末行迄)
実施例11:2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン[化合物(C)]及
び2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−1−[
[2’−(N−トリフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(1H)−オン[化合物(D)]
実施例2の手順を使用して、実施例10で得られた化合物1.04g、ジメチ
ルホルムアミド20ml、NaH 210mg及び4−[2’−(N−トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)フェニル]ベンジルブロミド3.32gか
ら化合物(C)(1.42g:収率28%)と化合物(D)(1.23g:収率
24%)を調製した。
化合物(C)
化合物(D)
実施例12:2−エチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物5)
実施例3の手順を使用して実施例11で得られた化合物(C)200mgから
標記化合物(35mg)を調製した。収率25%。
7.英文明細書第27頁第1行から第27頁末行迄
(翻訳文明細書第28頁下から3行から第29頁末行迄)
実施例23:2−n−プロピル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6
−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物13)
実施例24:2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル
−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物14)
実施例25:2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル
−1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物15)
実施例26:2−n−プロピル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル
)−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物16)
8.英文明細書第37頁第1行から第37頁末行迄
(翻訳文明細書第39頁第11行から第40頁第9行迄)
実施例54:2−n−ブチル−5−(3’−ピロリノカルボニルメチル)−6−
メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物44)
実施例55:2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−
3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物45)
実施例56:2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−
1−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物46)
9.英文明細書第56頁第1行から第58頁第2行迄
(翻訳文明細書第59頁第1行から第61頁第5行迄)
請求の範囲
1.一般式(I):
[式中、
R1はC1〜C4アルキル、シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ又はC1〜C4ア
ルキルメルカプトであり、
R2はH、ハロゲン、C1〜C4アルキル、アリール又はアリールアルキルであり
、
YはOR3、SR3又はNR3R4であり、
R3、R4は同一又は異なり、H、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル
、場合によりH、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキ
ルアミノ、ジアルキルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコ
キシカルボニル、カルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜
C4アルキル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜C4アルコ
キシカルボニル又は置換アミノカルボニルであるか、
あるいはR3とR4はN原子と一緒になって4〜8員複素環を形成し、該複素環は
更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によりH、ハロゲン、
ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ
(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボキシ
もしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル、ハロゲン、ヒド
ロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(各
アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル、カルボキシ及び
置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は2個の置換基で置
換されていてもよく、複素環は更に−O−、−S−、−SO2−、
R5はH、C1〜C4アルキル、アリール、アリールアルキル、置換アルケニル、
ピリジル、ピリミジル、C1〜C4アルキルもしくはアリールカルボニル、C1〜
C4アルコキシカルボニル又は置換アミノカルボニルであり、
ZはCN、COOR3又は一般式:
(式中、R6はH、t−ブチル又はトリフェニルメチルである)をもつテトラゾ
ール−5−イル基であり、
mは1又は2であり、
nは1、2、3、4、5又は6である]の化合物及び医薬的に許容可能なその塩
。
2.R1がエチル、n−プロピル、n−ブチル、シクロプロピル、エトキシ又は
プロポキシであり、R2がH、ハロゲン又はC1〜C4アルキルである請求項1に
記載の化合物及び医薬的に許容可能なその塩。
3.YがNR3R4[式中、R3とR4はN原子と一緒になって4〜8員複素環を形
成し、該複素環は更にシクロアルキル、アリール、アリールアルキル、場合によ
りH、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボ
ニル、カルボキシもしくは置換アミノカルボニルで置換されたC1〜C4アルキル
、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジア
ルキルアミノ(各アルキルはC1〜C5をもつ)、C1〜C4アルコキシカルボニル
、カルボキシ及び置換アミノカルボニルから構成される群から選択される1又は
2個の置換基で置換されていてもよい]である請求項1又は2に記載の化合物及
び医薬的に許容可能なその塩。
10.英文明細書第59頁第1行から第60頁第1行迄
(翻訳文明細書第62頁第15行から第63頁末行迄)
2−n−プロピル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H
−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−
(1H)−オン(化合物11)
2−n−プロピル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[
[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピ
リミジン−4−(3H)−オン(化合物12)
2−n−プロピル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル
]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物13)
2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−3−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(3H)−オン(化合物14)
2−n−プロピル−5−(2’−カルボキシエチル)−6−メチル−1−[[2
’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミ
ジン−4−(1H)−オン(化合物15)
2−n−プロピル−5−(2’−ジエチルアミノカルボニルエチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物16)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(3H)−オン(化合物17)
2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン
−4−(1H)−オン(化合物18)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
3H)−オン(化合物19)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−1−[[2’−(1H−
テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(
1H)−オン(化合物20)
2−n−ブチル−5−ジエチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物21)
2−n−ブチル−5−ジメチルアミノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[
2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリ
ミジン−4−(3H)−オン(化合物22)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物23)
2−n−ブチル−5−(2’−エトキシカルボニルエチル)−6−メチル−1−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(1H)−オン(化合物24)
11.英文明細書第61頁第1行から第61頁下から2行迄
(翻訳文明細書第65頁第15行から第66頁第18行迄)
2−n−ブチル−5−カルボキシメチル−6−メチル−3−(2’−カルボキシ
ビフェニル−4−イル)メチルピリミジン−4−(3H)−オン(化合物39)
から構成される群から選択される1員である請求項1に記載の化合物及び医薬的
に許容可能なその塩。
6.前記化合物が、
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物40)
2−n−ブチル−5−ピロリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物41)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−メトキシカルボニルピロリジノカルボニ
ルメチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物42)
2−n−ブチル−5−[(S)−2’−アミノカルボニルピロリジノカルボニル
メチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物43)
2−n−ブチル−5−(3’−ピロリノカルボニルメチル)−6−メチル−3−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物44)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−3−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(3H)−オン(化合物45)
2−n−ブチル−5−ピペリジノカルボニルメチル−6−メチル−1−[[2’
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジ
ン−4−(1H)−オン(化合物46)
2−n−ブチル−5−(4’−ベンジルピペリジノカルボニルメチル)−6−メ
チル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル
]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物47)
2−n−ブチル−5−(4’−メチルピペリジノカルボニルメチル)−6−メチ
ル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物48)
12.英文明細書第65頁第1行から第66頁第1行迄
(翻訳文明細書第70頁第16行から第71頁下から5行迄)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−(2”’−ピリジル)ピペラジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8
2)
2−n−ブチル−5−[2’−(4”−トランス−シンナミルピペラジノ)カル
ボニルエチル]−6−メチル−3−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル
)ビフェニル−4−イル]メチル]ピリミジン−4−(3H)−オン(化合物8
3)から構成される群から選択される1員である請求項1に記載の化合物及び医
薬的に許容可能なその塩。
8.前記塩がH2O、低級アルコール類、テトラヒドロフラン又はその混合物中
で対応するピリミジノン化合物(I)をアルカリ又はアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸塩又はアルコラートと反応させることにより得られる無機塩である請求
項1から7のいずれか一項に記載の化合物及び医薬的に許容可能なその塩。
9.前記塩がH2O、低級アルコール類、テトラヒドロフラン、有機溶剤又はそ
の混合物中で対応するピリミジノン化合物(I)を有機アミンと反応させること
により得られる有機塩である請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物及び
医薬的に許容可能なその塩。
10.化合物(II)を化合物(III):
(式中、R1、R2、Y、Z、m及びnは請求項1に定義した意味をもち、Lはハ
ロゲン、アルキルもしくはアリールスルホニル、又は他の慣用脱離基である)と
反応させる段階を含む請求項1に記載の化合物(I)の製造方法。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07D 401/14 239 C07D 401/14 239
403/10 239 403/10 239
403/14 207 403/14 207
413/14 239 413/14 239
417/14 239 417/14 239
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,BE,HU,IS,JP,KE,KG,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,
UG,US,UZ,VN
(72)発明者 リー,ジー・ヒャン
大韓民国キュンキ−ド 425−022,アンサ
ン,コジャン 2−ドン,チュコン・アパ
ートメント 521−107
(72)発明者 ジャン,キュン・ジン
大韓民国キュンキ−ド 425−040,アンサ
ン,サンポ−ドン,チュコン・アパートメ
ント 1005−1006
(72)発明者 チョ,クウォン・ジー
大韓民国キュンキ−ド 441−100,スウ
ン,クウォンスン−ク,スドゥーン−ド
ン,188−2,チュンハンジューテーク
10−206
(72)発明者 カン,ジー・セオ
大韓民国ソウル 134−050,カンドン−
ク,アムサ−ドン,470−20,ボクジユン
リプ シー−102
(72)発明者 ユー,ビャン・ウー
大韓民国デージュン 301−132,チュン−
ク,ムンワ 2−ドン,483−18
(72)発明者 パーク,ジェ・ブム
大韓民国ソウル 156−011,ドンジャク−
ク,シンデーバン 1−ドン,565,シン
デーバン・ウースン・アパートメント 11
−403
(72)発明者 キム,キュン・ジン
大韓民国キュンキ−ド 437−070,ユーウ
ォン,オジュン−ドン,216−1,シナ
ン・アパートメント 2−1105
(72)発明者 リー,クン・ジャ
大韓民国キュンキ−ド 429−400,シヒュ
ーン,ケオモ−ドン 1520