JPH11504379A - 水酸基のないエステル中でのハイドロシレーション - Google Patents

水酸基のないエステル中でのハイドロシレーション

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水酸基のないエステルと有機水素シランと不飽和ポリオキシアルキレンポリエーテルとを用いてポリシロキサンポリエーテル共重合体を製造する方法を含む。前記のエステルは揮発性が低くて沸点は高く、そして少なくとも8個の炭素を持っている。この方法によると透明な共重合体溶液が得られ、除去されるエステル溶媒を用いる必要がない。また共重合体を作るためにエステル溶媒を混合した新規な組成物、及びその共重合体並びにエステル溶媒を含む新規な組成物についても開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 水酸基のないエステル中でのハイドロシレーション 有機水素シロキサンと不飽和ポリオキシアルキレンのハイドロシレーション反 応(the hydrosilation reaction)によってシロキサン−オキシアルキレン共重 合体(「コポリマー」)を合成することは周知である。ハイドロシレーション反 応は通常、コポリマーの移し替え及び濾過で反応物や補助物質と反応しないよう に、あるいはハイドロシレーションの発熱性が穏やかになるように、低分子量で 揮発性が高い、例えばベンゼン、トルエンまたはキシレンのような炭化水素溶媒 中で行われる。それほど通常ではないがハイドロシレーション反応は溶媒を用い ないで行うことができるし、あるいは例えばエーテル、ポリエーテル、または低 分子量もしくは高分子量のアルコールなどの酸素を含む溶媒中で行うこともでき る。 前述した工程の大多数では、炭化水素溶媒はハイドロシレーション反応が進行 した後で除去される。というのはほとんどの場合、この溶媒は非常に可燃性であ ったり毒性があったり、あるいは最終産物または共重合体が用いられる次の処理 工程において可燃性や毒性といった意味ではなく有害であったりするためである 。例えばポリウレタン発泡体に応用する場合にモノ−アルコールを用いると、水 酸基がウレタン反応に入り込んで有害となる形態で反応連鎖の終止剤として作用 する。溶媒を除去することはバッチサイクルの数を増加させ、焼却のような環境 上安全な方式でその溶媒を処理することが必要となる。また、たくさんの溶媒を 除去する際には発泡するという問題が生じるとともに、溶液から全ての溶媒を放 出させることは滅多にできるものではない。 数種の例が文献で報告されており、その中では、反応溶液からコポリマーを分 離することが必須でもなくまた望ましくもない一理由または他の理由について記 載されている。例えば米国特許第4,520,160号には、後で乳化剤として 個人用ケア組成物で使用する場合に、得られたコポリマーからわざわざ除去しな くてもよいような反応溶媒として、例えばイソステアリルアルコールのような飽 和高級アルコールを用いることが記載されている。また米国特許第4,857, 583号及び第5,153,293号では、沸点の高いポリオール類またはアル カンジオールのモノカルボキシレートエステル類は、後でポリウレタン発泡体配 合剤で利用するのであれば得られたコポリマーから除去する必要がないことが教 示されている。しかしながらこの溶媒の水酸基は、ポリウレタン発泡体でイソシ アネートと上述したように反応するのと同様に、シロキサン骨格にあるSiH部 位に対する不飽和のポリオキシアルキレンを完備している。したがって本発明の 目的は、優れた溶媒を用いてコポリマーを合成するための改良された方法を提供 することにある。 本発明はコポリマー及びそれから得られるコポリマー組成物の改良された合成 方法に向けられたものである。これらのコポリマーは、有機水素ポリシロキサン と不飽和ポリオキシアルキレンポリエーテル類とを、水酸基のないエステルが存 在しまた任意で特殊な添加物が存在するところでハイドロシレーション反応を行 うことによって合成される。このエステルはコポリマーの合成で補助剤となるだ けでなく、かりにそのコポリマーに残ったままになるならば、次の取扱いでも補 助剤となり、コポリマーを含む組成物の有効成分として作用する。利点にはコポ リマーの移し替えが楽になるように粘度と流動点が減少することが含まれ、それ によってこの共重合体は、ポリウレタン及びポリイソシアヌレート発泡体を安定 化するために用いられる場合のポリオールの溶解度、透明な組成物の生成性、及 び共重合体が自動車の内部発泡体を形成するために用いらた場合に窓の曇り(wi ndow fogging)の減少性が改善される。 本発明のポリシロキサンポリエーテル修飾されたポリシロキサンを合成する方 法は、(a)有機水素ポリシロキサン、(b)不飽和ポリオキシアルキレンポリ エーテル、及び(c)水酸基のないエステル溶媒を、不活性雰囲気中、前記有機 水素シロキサンが前記溶媒と反応する温度を越えない温度において、貴金属ハイ ドロシレーション触媒の存在下で反応させる工程を含む。本発明はまた、成分( a)−(c)の中間生成物、及び前記溶媒中で得られるコポリマー組成物を含む 。有機水素シロキサン類 本発明で用いられる有機水素シロキサン類は、一般化学式RabSiO(4-a-b )/2 で示される。この式においてRは脂肪族不飽和で一価の炭化水素遊離ラジカ ルであり、aは1−3.0であり、bは0−1であり、そしてa+bの合計は1 .0−3.0である。この有機水素シロキサンはR3SiO1/2、R2HSiO1/2 、R2SiO2/2、RHSiO2/2、RH2SiO1/2、RSiO3/2、HSiO3/2 及びSiO4/2からなるグループより選択されたシロキサンユニットの組み合せ を含んでいてもよく、それらはもちろんのことではあるが、有機水素ポリシロキ サンがケイ素原子1個あたり約1−3.0個のRラジカルをうまく提供できるR −含有シロキサンユニットと、ケイ素1個あたり0.01−1個のケイ素−結合 した水素原子をうまく提供できるH−含有シロキサンユニットを含み、かつRラ ジカルとケイ素−結合した水素原子の合計がケイ素1個あたり1.5−3.0個 であるようになっている。シロキサングループの選択では、当業者にとっては明 かなことであるが、得られるコポリマーのシロキサンが直線状、Q型(即ちクロ スした型)及びT型構造をとることができるようにそのコポリマーの構造が決定 される。R置換基は、1−12個の炭素原子からなる置換されていたり置換され ていない一価の炭化水素ラジカルを示す。好ましいRラジカルの例は、アルキル ラジカル(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、デシルラジカル)、環 状脂肪族ラジカル(例えば、シクロヘキシル及びシクロオクチルラジカル)、ア リールラジカル(例えば、フェニル、トリル、及びキシリルラジカル)、さらに 置換された炭化水素基(例えばヘプタフルオロプロピル)である。好ましくはR はメチルである。このようなシロキサン液は通常、当業者に既知の方法で合成す るか、あるいは商業的に入手してもよい。ポリエーテル類 不飽和のポリオキシアルキレンポリエーテル類は、化学式 R1(OCH2CH2z(OCH2CHR3w−OR2、または R2O(CH[R3]CH2O)w(CH2CH2O)z−CR4 2− C≡C−CR4 2−(OCH2CH2z(OCH2[R3]CH)w2 で示される。この式においてR1は、3−10個の炭素原子を含む不飽和有機置 換基を示し、それは例えばアリル基、メタリル基、プロパギル基または3−ペン チニル基である。不飽和がオレフィン性である場合、それは簡単にハイドロシレ ーションが進行するように末端にあることが望ましい。R2は水素、1−8個の 炭素原子を含むアルキル基、3−10個の炭素原子を含むアルキレン基、2−8 個の炭素原子を含むアシル基またはトリアルキルシリル基からなるグループより 選択される。R2は好ましくは水素、メチル基、n−ブチル基もしくはt−ブチ ル基、アリル基、メタリル基、またはアセチル基である。R3及びR4は一価の炭 化水素置換基であって、それは例えばC1−C20アルキル基(例えば、メチル基 、エチル基、イソプロピル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基、及び ステアリル基)、またはアリール基(例えば、フェニル基及びナフチル基)、ま たはアルカリル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基、及びノニルフェニル基 )である。またR4は水素であってもよい。メチル基は最適のR3及びR4置換基 である。zは0−100であり、そしてwは0−120である。z及びwの好ま しい値は1−50を含んでいる。不飽和のポリエーテルは、それがアルキン基を 含んでいようと末端のアレフィン基を含んでいようと、オキシアルキレンのブロ ック共重合体であってもよいしランダムに分布したオキシアルキレンの共重合体 であってもよい。 ハイドロシレーションで用いられるポリエーテルの量は、シロキサン(即ち、 SiH基)に含まれる活性な水素の量に依存している。SiH基に対するポリエ ーテルに含まれる不飽和基の化学量論的な比は、1:1−1.5:1でなくては ならない。かりに[AB]n構造のコポリマー(即ち、別のポリエーテル、A、 /シロキサン、B、ブロック)が望ましいのであれば、その際の最大比は約1. 2:1でなくてはならない。エステル溶媒 本発明ではハイドロシレーション反応溶媒として、液状で高沸点のカルボキシ ル酸エステル類を用いている。このエステルは、ハイドロシレーション反応を妨 害する可能性のある水酸基を持っていない。本発明のエステルは一般式R5(C OOR6nまたはR5COO(CH2CH2O)a(CH[R3]CH2O)bOCR5 で示される。この式においてR3はポリエーテルで定義したとおりであり、a及 びbは0−120であって好ましくは0−50である。R5はエステル置換基の nに等しい価数の直鎖状または分枝状のアルキル基、アリール基、アルカリル基 または環状脂肪族置換基である。R6はアルコールから誘導される一価の炭化水 素ラジカルである。R5及びR6に含まれる炭素原子の全体数が好くなくとも8個 、好ましくは少なくとも10個でなくてはならない。またR5及びR6はエーテル 結合、イオウ結合、及びアミン基を含んでいてもよく、これらの官能基はハイド ロシレーション反応を妨げないように提供されている。R5及びR6はまた、ハイ ドロシレーション反応を妨害しないような立体障害があるかあるいは内部に不飽 和基を持つ炭化水素基を含んでいてもよい。R5の例には、C817、C1429、 C1633、シクロヘキサンジイル基、ブトキシエチル基、アジピル基、アゼライ ル基、セバシル基、オレイル基、フェニル基、フタリル基及びシンナミル基が含 まれる。 このエステルは沸点が大気圧で170度以上であるべきであって、好ましくは 200度以上である。このエステル溶媒はハイドロシレーション反応の条件下で 不活性であり、本質的には非−毒性(非−有害性)である。好ましいエステルの 例は、イソプロピルパルミテート(IPP)、ブチルミリステート(BYM)、 またはイソプロピルミリステート(IPM)、ジエチレングリコールジベンゾエ ート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ポリプロピレングリコールジベ ンゾエートである。水酸基を含まない天然で発生するエステルも好ましい。また 、天然に発生する脂肪酸もしくは脂肪族アルコール、またはそれらの混合物から 誘導されるエステルもここで有用なものとして予測できる。 またこのエステルは、ハイドロシレーション触媒の効力を減じる可能性がある か、あるいはこの応用法におけるコポリマーの作用を損なう可能性のある不純物 が含まれていないことも必要である。このエステルはコポリマーの合成で補助剤 となるだけでなく、かりにそのコポリマーに残ったままになるならば、次の取扱 いでも補助剤となり、コポリマーを含む組成物の必須で有効な成分として作用す る。一般的には5−約60重量パーセント、より好ましくは約20−50重量パ ーセントのカルボキシル化エステルを用いると良好な結果が得られるとわかって いる。任意の添加物 ハイドロシレーション反応は、例えば米国特許第4,847,398号に開示 されているカルボキシル酸塩、または米国特許第5,191,103号の立体障 害のある窒素化合物もしくは米国特許第5,159,096号の燐酸塩などの任 意の添加物が存在するところで進行させることができる。なおこの特許文献は参 照文献としてここに組み入れられる。反応物及び溶媒の製造方法によっては、不 飽和ポリマーエーテルを有機水素シロキサンとハイドロシレーションさせるため に極性溶媒を用いる場合に一種あるいはそれ以上のこれらの添加物を存在させれ ばよい。例えば低レベルの、ただし時には適切なレベルのカルボキシル酸塩また は燐酸塩は、水酸基が続いてアリリック基、メタリリック基、メチル基またはア シル基を用いてキャップが形成されている間に不注意にも酸素の痕跡に触れるこ とによって、オレフィン性の置換されたポリアルキレンにすでに存在している可 能性がある。このような例ではその塩または他の添加物を計画的に使用すること が必要ではないであろう。この技術で知られた他の標準的な添加物も用いること ができる。ハイドロシレーション触媒 ハイドロシレーション反応は触媒量の貴金属含有触媒を用いることによって容 易に行える。このような触媒は周知であって、白金、パラジウム及びロジウム含 有の触媒がある。それらはB.Marciniecによって編集されたComprehensive Hand book on Hydrosilationに記載の概論中で概説されている。なおこの文献の関連 した部分は、参照文献としてこの明細書に組み入れられる。1,3−ジビニルテ トラメチルジシロキサンのクロロ白金酸と白金の複合体が特に好ましい。 この触媒はハイドロシレーション反応をうまく開始させて持続し、終了させる のに十分な効果量で用いられる。触媒の量は通常、反応物と溶媒の混合物からな る全部分に対して、貴金属が100万あたり約1−約100部分(ppm)の範 囲内にある。触媒濃度が5−50ppmであると好ましい。コポリマー類 得られるコポリマーは、中程にポリエーテルが出ている(くし状)構造、T構 造、Q構造または[AB]nのコポリマーを備えた直線状シロキサンであればよ い。得られる構造ははじめに用いたシロキサンとポリエーテルの選択にかかって おり、特定の構造を得るために出発物質をどのように選択するかは当業者にとっ て明かである。ハイドロシレーション反応 ハイドロシレーション反応は、例えばMarciniec,loc.cit.で参照できるよ うにこの技術では周知である。本発明の方法は、(1)(a)有機水素ポリシロ キサン、(b)不飽和ポリオキシアルキレンポリエーテル、(c)エステル溶媒 、及び(d)任意の添加物からなる混合物を形成する工程、(2)その混合物を 、不活性雰囲気中、有機水素シロキサンが溶媒と反応する温度を越えない温度に 維持する工程、(3)その混合物に、加熱する前かあるいは後に貴金属ハイドロ シレーション触媒の触媒量を添加する工程、(4)その混合物の温度を約125 ℃以下に維持することによってそのアリルをプロペニル異性化に調節し、そして その反応を、組成物中に残っているH2を含まないSiHが反応混合物1グラム あたり0.1cc以下であるように進行させる工程を含んでいる。任意で、残っ ている高沸点のエステル溶媒を含む混合物中のコポリマーを回収してもよい。こ の回収は、蒸留法、溶媒抽出法、超臨界クロマトグラフィー法、カラムクロマト グラフィー法などの方法のうちのどれかによって行うことができるが、これは必 ずしも必要ではない。この反応の温度は70−120℃の範囲内で行われる。反 応の圧力は通常は大気圧であるが、必要に応じて変化させてもよい。使用方法 本発明の方法で合成されるコポリマー及びコポリマー/溶媒組成物は、優れた 効果的な表面活性剤であるとわかっていて、閉鎖型と開放型の孔のある強固な発 泡体、泡、自動車の内部発泡体、及び可撓性のポリエーテルポリウレタン発泡体 を生成する際に役にたつ。このコポリマーによって、90%以上の開放型孔を持 っていて強固な自動車の内部ポリウレタン発泡体を提供することができる。本発 明のコポリマーを用いることで、in situで溶媒が伴うポリウレタンとポリイソ シアヌレート発泡体の挙動性のレベルを改良することができるとともに、コポリ マーが合成される反応混合物から溶媒の除去の必要性をなくせることがわかって いる。30重量パーセントのイソプロピルミリステート(IPM)を用いて合成 したコポリマーは、応用で通常用いられるポリウレタン発泡体の流動性を20% と同程度まで改善する。またIPM中で合成した表面活性剤はいくつかのポリオ ールの溶解度を大きくすることがわかっており、そしてこれらのポリオールと表 面活性剤を含む配合剤に良好な保存安定性を付与する。IPMまたはIPP中で 合成した他の表面活性剤は、望ましい衝撃減衰性やエネルギー吸収性を備えた水 生で開放型の孔を持つ強固な発泡体を生成する。またこれらの表面活性剤は、こ の発泡体を自動車の内部トリムで用いた場合に窓の曇りに実質的にあるいは過剰 に起こさない。本発明により合成したポリウレタンは、従来の可撓性があり、強 固で泡状の自動車の内部ポリウレタン発泡体として同じ領域で用いることができ る。例えば本発明の発泡体は、クッション、マットレス、パッド、カーペットの 下敷、パッケージ、熱の絶縁体、自動車の内部発泡体などを製造する際に有利性 を持って利用することができる。 コポリマー及びコポリマー/溶媒組成物はまた、個人用のケア商品、シャンプ ー配合剤、ハンドクリーム、ボデーローション、及びヘアスプレーで用いること もできる。この組成物は透明で無臭のために特に有効性がある。例えば米国特許 第4,782,095号に開示されているような個人用のケア配合剤は、皮膚軟 化剤や乳化剤を更に追加しなくてもうまく調製することができる。またこのコポ リマーは、放射線硬化した被膜応用時に、重ね刷り用ワニスとして用いることも 可能である。 実施例 次の実施例は本発明の態様を示すものであり、本発明の範囲を限定する意図の ものではない。例1−8は、コポリマーの合成で最近用いられている既知のハイ ドロシレーション反応溶媒が使用された比較例である。その下の実施例9−22 は、ハイドロシレーション反応の特徴が改善されていてかつ得られた表面活性剤 製品から反応溶媒を除去することなく製品の揮発性が減少されている、水酸基を 持たない高沸点エステル溶媒中で行われるコポリマーの製造法について示してい る。これに対して実施例9−12は、40−50重量%(wt%)を含んだエス テル溶媒を用いてのハイドロシレーション反応を、また実施例13−22はそれ 以下の量(〜20重量%)を用いてのハイドロシレーション反応を示している。材料及び省略形のリスト M=(CH33SiO1/2、D=(CH32SiO1/2、 D’=CH3SiHO、M=(CH32SiHO1/2 100HA500−OAc=100重量%のエチレンオキサイド(EO)−6 08ダルトン分子量(m.w.)を持つアセトキ シキャップをつけたアリルポリエーテル 75HA750−OH=75重量%のEO/25重量%のプロピレンオキサイ ド(PO)−750ダルトンm.w.を持つキャップ をつけていないアリルポリエーテル 100HA500−OMe=100重量%のEO−780ダルトンm.w.を 持つメチルキャップをつけたアリルポリエーテル 75HA750−OMe=75重量%のEO/25重量%のPO−780ダル トンm.w.を持つメチルキャップをつけたアリル ポリエーテル 75HA1500−OMe=75重量%のEO/25重量%のPO−1530 ダルトンm.w.を持つメチルキャップをつけた アリルポリエーテル UA−11はUnion Carbide Corporationから入手できるUCANE Alkylate-11ア ルキル化ベンゼン、SC−100はExxon Solvent SC-11長鎖脂肪族の溶媒、L B−165はポリプロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、DPGはジプロ ピレングリコール、IPAはイソプロピルアルコール、CPAはエタノールに入 れ たヘキサクロロ白金酸触媒溶液、そしてTMPは2,2,6,6−テトラメチル −4−ピペリジノールである。 反応の終了についてのSiHテストに加えて、実施例1−22のコポリマー生 成物は生成物の透明性、25℃での粘度、揮発性、及びポリウレタン発泡配合剤 においての表面活性剤としての性能について評価した。 実施例1(比較例) 108.0グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)34(CH2 CHCH3O)26(CH3)CHCH=CH2、67.0グラムのHMe2SiO( Me2SiO)24SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のUA−11溶 媒からなる十分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した 。H2PtCl6・6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十 分な量で混合物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーシ ョン反応を、それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の 温度で4時間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。反応ポット が100℃を決して越えないように注意を払った。ゲル粒子や検出可能なレベル の残っているシラン水素を含まないコポリマーからなる透明で粘性の溶液が得ら れた。25℃におけるその粘度は4292cStであった。 実施例2(比較例) 155.7グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2 CHCH3O)20(CH3)CHCH=CH2、19.3グラムのHMe2SiO( Me2SiO)3SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のUA−11溶 媒からなる十分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した 。H2PtCl6・6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十 分な量で混合物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーシ ョン反応を、それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の 温度で3.5時間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。反応ポ ットが 100℃を決して越えないように注意を払った。ゲル粒子や検出可能なレベルの 残っているシラン水素を含まないコポリマーからなる透明で粘性の溶液が得られ た。25℃におけるその粘度は1062cStであった。 実施例3(比較例) 116.2グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2 CHCH3O)20(CH3)CHCH=CH2、58.8グラムのHMe2SiO( Me2SiO)19SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のExxon溶媒S C−100からなる十分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に 加熱した。H2PtCl6・6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmにな るのに十分な量で混合物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロ シレーション反応を、それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。 85℃の温度で2.5時間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した 。反応ポットが100℃を決して越えないように注意を払った。ゲル粒子や検出 可能なレベルの残っているシラン水素を含まないコポリマーからなる透明な溶液 が得られた。25℃におけるその粘度は512cStであった。 実施例4(比較例) 123グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)34(CH2CH CH3O)26(CH3)CHCH=CH2、77.0グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)21SiMe2H、及び200グラム(50重量%)のCH3CH2CH2 CH2O(CH2CHCH313OHからなる十分に攪拌した混合物を窒素散布に よって脱気し、85℃に加熱した。H2PtCl6・6H2Oのエタノール溶液を 、ptが20ppmになるのに十分な量で混合物に添加した。加熱源を取り外し てから発熱性のハイドロシレーション反応を、それ以上の温度上昇が認められな くなるまで進行させた。85℃の温度で21時間維持するのに必要とされる熱を その混合物に添加した。シランの水素含有量が2.0ccH2/グラムであるこ とを分析した。その反応混合物を20ppmのPtを用いて再び触媒を混合し、 もう一度85℃で9時間反応させた。その反応ポットが100℃を決して越えな いように注 意を払った。非常に濁っていて残渣シラン水素含有量が2.0ccH2/グラム で25℃の粘度が1689cStのコポリマー溶液が得られた。 実施例5(比較例) 108グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2CH CH3O)20(CH3)CHCH=CH2、67.0グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)24SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のDPGからなる十 分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtC l6・6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十分な量で混合 物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、 それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で26時 間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが10 0℃を決して越えないように注意を払った。非常に濁っていて粘性であり、残渣 シラン水素含有量が2.0ccH2/グラムで25℃の粘度が1741cStの コポリマー溶液が得られた。 実施例6(比較例) 120グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)34(CH2CH CH3O)36(CH3)CHCH=CH2、54.8グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)17SiMe2H、0.175グラムのプロピオン酸ナトリウム、及び1 75グラム(50重量%)のIPAからなる十分に攪拌した混合物を窒素散布に よって脱気し、80℃に加熱した。H2PtCl6・6H2Oのエタノール溶液を 、ptが20ppmになるのに十分な量で混合物に添加した。加熱源を取り外し てから発熱性のハイドロシレーション反応を、それ以上の温度上昇が認められな くなるまで進行させた。85℃の温度で3時間維持するのに必要とされる熱をそ の混合物に添加した。その反応ポットが100℃を決して越えないように注意を 払った。透明で粘性であり、残渣シラン水素が含まれておらずかつ25℃の粘度 が2051cStのコポリマー溶液が得られた。 実施例7(比較例) 108グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2CH CH3O)20(CH3)CHCH=CH2、67.0グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)24SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のトルエンからなる 十分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2Pt Cl6・6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十分な量で混 合物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を 、それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で6時 間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが10 0℃を決して越えないように注意を払った。透明で粘性であり、残渣シラン水素 含有量が<0.1ccH2/グラムで25℃の粘度が2585cStのコポリマ ー溶液が得られた。 実施例8(比較例) 155.8グラムのCH2=CHCH2O(CH2CH2O)17.3(CH2CHC H3O)19.7CH3、54.1グラムのMe3SiO(Me2SiO)60(MeHS iO)7SiMe3、及び140グラム(50重量%)のトルエンからなる十分に 攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtCl6・ 6H2Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十分な量で混合物に 添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、それ 以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で1.5時間 維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが100 ℃を決して越えないように注意を払った。検出できるレベルの残渣シラン水素を 含まず、かつ25℃の粘度が97cStを示すコポリマーの透明溶液が得られた 。 実施例9 108グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)34(CH2CH CH3O)26(CH3)CHCH=CH2、67グラムのHMe2SiO(Me2S iO)24SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のIPPからなる十分 に攪拌し た混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtCl6・6H2 Oのエタノール溶液を、ptが20ppmになるのに十分な量で混合物に添加し た。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、それ以上の 温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で1.5時間維持す るのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが100℃を決 して越えないように注意を払った。検出可能なレベルの残渣シラン水素を含まず 、25℃の粘度が6366cStであるコポリマーの透明で粘性の溶液が得られ た。 実施例10 108グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2CH CH3O)20(CH3)CHCH=CH2、67.0グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)19SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のIPMからなる十 分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtC l6・6H2Oのエタノール溶液を、Ptが20ppmになるのに十分な量で混合 物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、 それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で1.2 5時間維持するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが 100℃を決して越えないように注意を払った。検出可能なレベルの残渣シラン 水素を含まず、25℃の粘度が3943cStであるコポリマーの透明で粘性の 溶液が得られた。 実施例11 108グラムのCH2=CHCH(CH3)O(CH2CH2O)41(CH2CH CH3O)20(CH3)CHCH=CH2、67.0グラムのHMe2SiO(Me2 SiO)24SiMe2H、及び175グラム(50重量%)のBYMからなる十 分に攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtC l6・6H2Oのエタノール溶液を、Ptが20ppmになるのに十分な量で混合 物に添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、 それ以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で3時間 維持す るのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが100℃を決 して越えないように注意を払った。検出可能なレベルの残渣シラン水素を含まず 、25℃の粘度が1646cStであるコポリマーの透明で粘性の溶液が得られ た。 実施例12 103.9グラムのCH2=CHCH2O(CH2CH2O)17.3(CH2CHC H3O)19.7CH3、36.1グラムのMe3SiO(Me2SiO)60(MeHS iO)7SiMe3、及び93.3グラム(40重量%)のIPPからなる十分に 攪拌した混合物を窒素散布によって脱気し、85℃に加熱した。H2PtCl6・ 6H2Oのエタノール溶液を、Ptが20ppmになるのに十分な量で混合物に 添加した。加熱源を取り外してから発熱性のハイドロシレーション反応を、それ 以上の温度上昇が認められなくなるまで進行させた。85℃の温度で2時間維持 するのに必要とされる熱をその混合物に添加した。その反応ポットが100℃を 決して越えないように注意を払った。検出可能なレベルの残渣シラン水素を含ま ず、25℃での粘度が199cStであるコポリマーの透明で粘性の溶液が得ら れた。 実施例13−22 実施例13−22は、上述したハイドロシレーション法に従って、〜20重量 %のIPM、IPPまたはポリプロピレングリコールジベンゾエート(Velsicol Chemical Corporationより商業的に販売されているBENZOFLEXR400 )中で行われるコポリマーの合成について示している。用いた精製していない材 料の量が次の表に列挙されている。全てのハイドロシレーション反応は、一種の 触媒添加物を用いて進行した。 このデータは、全てのハイドロシレーション反応が観察可能な発熱を伴って完 了するように進行することがわかっている。これらのコポリマーは、強固なポリ ウレタン及びポリイソシアヌレート発泡体に用いる表面活性剤として好ましくな るような粘度、流動点及び表面活性度を備えている。特に実施例14のコポリマ ーは、水生の強固な発泡配合剤で溶媒のない製品を20%も越える改善された流 動性を示した。実施例15のコポリマーはHCFC−141b応用発泡体につい て用いたポリオールに可溶性であるが、溶媒のない製品では可溶性でなかった。 こうして受容可能な処理が行えかつ性質を持つ発泡体が得られる保存安定性の高 いポリオールの予備混合物が提供された。揮発度テスト 反応生成物の揮発度を次の方法(ASTMD4559−92)によって測定し た。(A)2インチのアルミナ皿を精密に0.1mgまで予め評量する。(B) 精密に0.1mgまで評量した約1グラムのサンプルを添加する。(C)二重検 査法を行うために工程(A)及び(B)を繰り返す。(D)110℃にセットし た強制通風型オーブン内で大気圧、110℃にて1時間加熱する。(E)10分 間空気中でそのサンプルを冷却し、再び評量する。揮発度は、次の等式:固体の 重量%=100−[(B−A)*100/B](なおこの式中、A=加熱後のサ ンプルの重さ、そしてB=加熱前のサンプルの重さである。)を用いて計算され る。揮発度は、精度が0.1%で二つの結果の平均値として報告される。 このデータは、沸点の高いエステル溶媒(実施例9−12)が、揮発性が最小で 透明、均質なコポリマーを生成する容易なハイドロシレーション反応を行うため に用いられていることを示している。発泡テスト 実施例1−12のコポリマー生成物を、次の水生で開放型孔を持つ発泡配合剤 で評価した。100部のポリオール塩基、1.00部の上述した表面活性剤(溶 媒を計算に入れない。)及び0.2部のNIAX A−400触媒、0.9部の NIAX A−305触媒、並びに1.0部の水からなる混合物を入念に混合し た。上記の混合物に264部の重合性MDI(メチレンジフェニレンジイソシア ネート)を添加し、得られた混合物を5秒間、高速ミキサーで攪拌した後、1ガ ロンのペーパーバケットに注入した。その混合物を最大の高さにまで発泡して上 昇させ、3分間かけて室温で硬化させた。 硬化した発泡体は、発泡孔構造と均一性を測定することによって評価した。 このデータは、沸点の高いエステル溶媒(実施例9−12)が、優れた孔構造均 一性を持つとともに、強固な発泡体内の開放性孔の含有量が高い、透明で均質な コポリマーを生成する容易なハイドロシレーション反応を行うために用いられて いることを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケンリック・エム・ルイス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11368 レゴ パーク ナンバー9エム 57 ア ヴェニュー 98−40 (72)発明者 ウィリアム・イー・クレーン アメリカ合衆国 ウェストバージニア州 26175 シスタースヴィル エス ステイ ト アール ティー 2 1909 (72)発明者 ルドルフ・エー・キャメロン アメリカ合衆国 ウェストバージニア州 26105 ヴィエンナ ナンバー 2 19 ストリート 1000

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)有機水素ポリシロキサン、 (b)不飽和ポリオキシアルキレンポリエーテル、及び (c)水酸基のないエステル溶媒 を、不活性雰囲気中、前記有機水素シロキサンが前記溶媒と反応する温度を越え ない温度において、貴金属ハイドロシレーション触媒の存在下で反応させる工程 を含むことを特徴とするポリシロキサンポリエーテル共重合体を合成する方法。 2.前記エーテルは、沸点が170℃以上であることを特徴とする請求項1に記 載の方法。 3.前記シロキサンは、化学式RabSiO(4-a-b)/2で示されることを特徴と する請求項1に記載の方法。 4.前記ポリエーテルは、化学式R1(OCH2CH2z(OCH2CHR3w− OR2、またはR2O(CH[R3]CH2O)w(CH2CH2O)z−CR4 2−C≡ C−CR4 2−(OCH2CH2z(OCH2[R3]CH)w2[この式中、R1は 3−10個の炭素原子を含む不飽和有機置換基を示し、R2は水素、1−8個の 炭素原子を含むアルキル基、3−10個の炭素原子を含むアルキレン基、2−8 個の炭素原子を含むアシル基またはトリアルキルシリル基であり、R3及びR4は 一価の炭化水素置換基であり、またR4は水素であってもよく、zは0−100 であり、そしてwは0−120である。]で示されることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 5.前記エステルは、化学式R5(COOR6nまたはR5COO(CH2CH2O )a(CH[R3]CH2O)bOCR5[この式中、R3は一価の炭化水素基であり 、a及びbは0−120であり、R5はnに等しい価数の直鎖状または分枝状の アルキル基、アリール基、アルカリル基または環状脂肪族置換基であり、R6は アルコールから誘導される一価の炭化水素ラジカルであり、そしてR5及びR6に 含まれ る炭素原子の全体数が好くなくとも8個でなくてはならない。]で示されること を特徴とする請求項1に記載の方法。 6.前記反応は、カルボキシル酸塩、立体障害のある窒素化合物または燐酸塩か らなるグループより選択された添加物の存在下で進行させることを特徴とする請 求項1に記載の方法。 7.(a)有機水素ポリシロキサン、 (b)不飽和ポリオキシアルキレンポリエーテル、及び (c)水酸基のないエステル溶媒 を含むことを特徴とするポリシロキサンポリエーテル共重合体を合成する組成物 。 8.前記シロキサンは、化学式RabSiO(4-a-b)/2で示されることを特徴と する請求項7に記載の組成物。 9.前記ポリエーテルは、化学式R1(OCH2CH2z(OCH2CHR3w− OR2、またはR2O(CH[R3]CH2O)w(CH2CH2O)z−CR4 2−C≡ C−CR4 2−(OCH2CH2z(OCH2[R3]CH)w2[この式中、R1は 3−10個の炭素原子を含む不飽和有機置換基を示し、R2は水素、1−8個の 炭素原子を含むアルキル基、3−10個の炭素原子を含むアルキレン基、2−8 個の炭素原子を含むアシル基またはトリアルキルシリル基であり、R3及びR4は 一価の炭化水素置換基であり、またR4は水素であってもよく、zは0−100 でありそしてwは0−120である。]で示されることを特徴とする請求項1に 記載の組成物。 10.前記エステルは、化学式R5(COOR6nまたはR5COO(CH2CH2 O)a(CH[R3]CH2O)bOCR5[この式中、R3は一価の炭化水素基であ り、a及びbは0−120であり、R5はnに等しい価数の直鎖状または分枝状 のアルキル基、アリール基、アルカリル基または環状脂肪族置換基であり、R6 はア ルコールから誘導される一価の炭化水素ラジカルであり、そしてR5及びR6に含 まれる炭素原子の全体数が好くなくとも8個でなくてはならない。]で示される ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。 11.(a)ポリオキシアルキレンポリシロキサン共重合体、及び (b)水酸基のないエステル溶媒 を含むことを特徴とするポリシロキサンポリエーテル共重合体組成物。 12.前記ポリシロキサンポリエーテル共重合体は、直線状、T型、Q型及び[ AB]nからなるグループより選択された構造であることを特徴とする請求項1 1に記載の組成物。 13.前記エステルは、化学式R5(COOR6nまたはR5COO(CH2CH2 O)a(CH[R3]CH2O)bOCR5[この式中、R3は一価の炭化水素基であ り、a及びbは0−120であり、R5はnに等しい価数の直鎖状または分枝状 のアルキル基、アリール基、アルカリル基または環状脂肪族置換基であり、R6 はアルコールから誘導される一価の炭化水素ラジカルであり、そしてR5及びR6 に含まれる炭素原子の全体数が好くなくとも8個でなくてはならない。]で示さ れることを特徴とする請求項11に記載の組成物。 14.前記エステルは、水酸基のない天然で生じるエステルであることを特徴と する請求項11に記載の組成物。 15.前記エステルは、天然で生じる脂肪酸もしくは脂肪族アルコール、または それらの混合物から誘導されることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
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