JPH11504293A - ロケット打ち上げ方法 - Google Patents

ロケット打ち上げ方法

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JPH11504293A
JPH11504293A JP8532835A JP53283596A JPH11504293A JP H11504293 A JPH11504293 A JP H11504293A JP 8532835 A JP8532835 A JP 8532835A JP 53283596 A JP53283596 A JP 53283596A JP H11504293 A JPH11504293 A JP H11504293A
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ハルベルト クリステンセン,パー
マルチン ソーハウグ,ラース
アール. リーアン,ブジォーン
ヨハネッセン,エイナー
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クファルナー マリタイム エイ.エス.
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Abstract

(57)【要約】 複数の部分(2,3,4)から成り、宇宙へ搬送すべきペイロード(5)を搭載したロケットを組立て、準備し、ロケット打ち上げ基地へ輸送するための方法において、ロケットの組立て、準備及びロケット打ち上げ基地への輸送をロケットの主軸線を水平にして実施する。ロケットの組立て及び準備を、そして、できれば打ち上げ基地へのロケットの輸送を例えば船(1)のような輸送手段上で実施し、完成したロケットを、その主軸線を水平にしたまま、例えばプラットホーム(20)のような浮き構造体へ移送し、浮き構造体においてロケットを垂直姿勢(27)に起立させて打ち上げる。

Description

【発明の詳細な説明】 ロケット打ち上げ方法技術分野 本発明は、複数のモジュールから成るロケットを組立て、ロケットに宇宙へ搬 送すべきペイロードを搭載して準備し、ロケットをロケット打ち上げ基地へ輸送 するための方法に関する。背景技術 宇宙へペイロードを搬送するための大型ロケットはそれぞれ別個に組立てられ る数個のロケット段から成る。例えばサテライト(人工衛星)のようなペイロー ドは、別途に組立てられた後、ロケットの据え付け基地へ運ばれてそこでロケッ トに組み込まれる。 宇宙へペイロードを搬送するための大型ロケットは、長さ50m以上にもなる ことがある。そのような大型ロケットは、重量に関して最適化され、長手方向に は相当大きな荷重に耐えられるように設計されているが、横方向には小さな荷重 に耐えられるようにしか設計されていない。従って、それらは、水平位置に置か れた状態では、燃料を積んだ完成ロケットの重量から受ける力及び曲げモーメン トに耐えるようには設計されていない。 これらのロケットは、機械系統、電気系統、光学系統等の多数の近代的システ ムを搭載しており、それらの装置の組立て作業は複雑であり、ロケットを打ち上 げるまでに多大の準備を必要とする。 従来技術では、ロケットの組立て、準備、輸送及び燃料の充填作業をロケット の主軸線を垂直にして実施することによって、上述した力及び曲げモーメントを 回避する。組立てられたロケットは、垂直姿勢のまま(垂直に立てたまま)で打 ち上げ基地へ運ばれ、発射される。 ロケットを垂直姿勢で組立て、準備するには、ロケットの各部分(ロケット段 )にアクセスすることができるように足場等を設置する必要がある。しかも、大 型ロケットを垂直姿勢で長い距離を輸送することは、事実上不可能である。なぜ なら、大型ロケットのような高い構造物は、橋梁等の障害物に遭遇するだけでな く、輸送中水平方向の加速度に起因する巨大な力を受けるからである。従って、 従来技術では、ロケットの組立て及び準備は、ロケット打ち上げ基地の直ぐそば で行われる。 地球の自転を考えれば、ロケットを打ち上げるのに最も有利な場所は赤道付近 である。しかしながら、大型ロケットの組立て及び準備には、専門技術の面でも 、資材の点でも有力な供給源が必要とされるが、そのような供給源の大部分を入 手することができるのは赤道付近以外の地域からである。従って、実際には、ロ ケットの組立て、準備及び打ち上げは、赤道から打ち上げることの利点に優先し て、必要な供給源を容易に入手できる地域で行われるのが普通である。ロケット を赤道に近いところで打ち上げることもできるが、それだけ補給面での困難が増 大する。 米国特許第4,747,334号は、宇宙ロケットのための浮き打ち上げ構造 体を開示している。この構造体は、はしけ型半潜水船に載せて打ち上げ基地へ輸 送される。そこで、船を沈めて基地から離し、発射構造体だけを水上に残す。し かしながら、この場合も、ロケットは、終始打ち上げプラットホーム(台)の上 に垂直に立てられたままに保持され、予め組立てられていることを前提としてい る。 米国特許第5,042,358号は、宇宙ロケットのための浮き打ち上げプラ ットホームを開示している。このプラットホームは、打ち上げ基地へ輸送される 間、はしけ型半潜水船によって支持され、基地にまで牽引される。その後、船を 沈めて基地から離し、プラットホームだけを水上に残す。この場合もやはり、ロ ケットは、終始打ち上げプラットホームの上に垂直に立てられたままに保持され 、予め組立てられていることを前提としている。 米国特許第4,916,999号は、ロケットを打ち上げるためのジャックア ップ(昇降)式打ち上げプラットホームを開示している。ロケットは、海岸の適 当な場所で可動構造体の上で垂直に組立てられる。組立てられたロケットは、ジ ャックアップ式プラットホーム上へ移送され、ロケットを載せたプラットホーム が海上の打ち上げ基地へ搬送される。そこで、プラットホームの支持脚が海中に 沈められて海底に固定され、ロケット打ち上 げのための堅固な基礎を構築する。 上述した各先行特許は、ロケットの打ち上げを有利な位置、即ち、赤道から行 うことができる態様を開示しているが、ロケットを、特に大型ロケットをその長 手軸線を垂直にして搬送することに随伴する上述の欠点を伴うことなしに、有利 な態様で輸送することができる方法については何ら教示していない。発明の開示 本発明の目的は、ロケットの組立て及び準備に必要とされる供給源に容易にア クセスすることができ、しかもなお、ロケットを赤道で打ち上げることの利点を も保持するような態様で、ロケットを組立て、準備し、輸送し、打ち上げるため の方法を提供することである。 この目的は、ロケットを組立て、準備し、ロケット打ち上げ基地へ輸送するた めの方法において、本出願の特許請求の範囲に記載された特徴を有する方法によ って達成される。 本発明は、大型ロケットに関するものであり、小型ロケットは、より簡単な設 計を有し、組立て、準備、輸送のいずれにおいても容易であるから、本発明の範 囲には入らない。 本発明によれば、複数の部分から成り、宇宙へ搬送すべきペイロードを搭載し たロケットの組立て及び準備と、ロケット打ち上げ基地への輸送を、いずれも、 ロケットの主軸線(長手軸線)を水平にして実施する。燃料の 重量によって及ぼされる大きな力と曲げモーメントの問題は、1つには、曲げモ ーメントが減小されるような態様に重量を分配させる1台又はそれ以上の特別誂 えのクレードル(架台)又はサドルに座置させることによって、1つには、燃料 充填の大部分をロケットが垂直姿勢に起立された後に実施することによって解決 される。 本発明の好ましい実施形態では、ロケットの組立て及び準備を、そして、でき れば打ち上げ基地へのロケットの輸送の全部又は一部を輸送手段上で実施し、完 成したロケットを、その主軸線を水平にしたまま、浮き構造体へ移送する。次い で、その浮き構造体を、所望ならば打ち上げ基地までの残りの距離を移動させ、 打ち上げ基地でロケットを垂直姿勢に起立させて打ち上げる。 かくして本発明によれば、ロケットの輸送の一部又は全部を輸送手段に載せて 、又は浮き構造体に載せて簡単な態様で実施することができる。 本発明の別の好ましい実施形態では、上記輸送手段を船とし、上記浮き構造体 をプラットホームとする。 本発明の更に別の好ましい実施形態では、上記船に少くとも1つの覆い付きデ ッキを設け、上記プラットホームは、複数の水平ポンツーンと、垂直シャフトと 、それらのシャフトの上に設けられたデッキとから成る半潜水プラットホームと する。 本発明の更に別の好ましい実施形態では、上記船に、ロケットの組立て、準備 及び輸送を同時に実施するため の絡納庫等のスペースを設ける。 以下に、本発明をその特定の実施態様を例にとって添付図に基づいて詳しく説 明する。図面の簡単な説明 図1は、ロケットの組立て、準備及び輸送のための船の側面図である。 図2は、ロケットを打ち上げるためのプラットホームの側面図である。発明を実施するための最良の形態 図1は、覆い付きデッキ6を有する船1の形とした輸送手段を示す。デッキ6 上には、第1ロケット段2、第2ロケット段3、第3ロケット段4、及び、サテ ライト5の形としたペイロードが載せられている。各ロケット段は、船首又は船 尾のポート(図示せず)を通して船上に積載され、車輪付きトロリー又はキャリ ッジに載せられてデッキ6へ運ばれる。次いで、各ロケット段は、特別誂えのク レードル(架台)又はサドル7に座置される。クレードル又はサドル7は、車輪 付きトロリー又はキャリッジと一体にしてもよい。 ここではサテライト5として例示されているペイロードは、通常は、ロケット 段とは異なるポートを通して船上に積載されるが、船腹のハッチを通して、又は 、船首又は船尾の上記ポートの1つを通して船上に積載してもよい。ペイロード 5も、車輪付きトロリー又はキャリッジに載せられ、特別誂えのクレードル又は サドルに座置 される。 船上で、第1〜第3ロケット段2〜4とサテライト5とが、長手軸線(主軸線 )を水平にした状態で1つのロケットに組立てられる。次いで、そのロケットの 機械系統、電気系統、光学系統等のシステムが、船に搭載された設備によって準 備される。ロケット及びサテライトは、適当な装置によって船内の制御室8に接 続されており、制御室8からモニターされるようになされている。 又、ロケットが船上で水平姿勢に置かれている間にロケットの固形又は液体燃 料の一部を充填することもできる。しかしながら、燃料の一部の充填は、その充 填によってロケットが受ける力及びモーメントに十分に配慮して行わなければな らない。なぜなら、ロケットは、その長手方向を横切る方向の力及びそれに随伴 するモーメントに関しては、限られた大きさの力及びモーメントにしか耐えられ ないように設計されているからである。 ロケットの組立が完了したならば、ロケットは、船首又は船尾のポート(図示 せず)を通してプラットホームへ移送される。その際、ロケットはそのサドルと 共に、レール上を走行する車輪付き装置によって該ポートを通して昇降ランプ上 へ搬出されてプラットホーム上へ載せられる。その工程については、図2を参照 して詳しく説明する。 図2は、半潜水プラットホーム20の形とした浮き構造体を示す。プラットホ ームの主たる構成部品は、プラ ットホーム自体の機構によって駆動される椎進プロペラ22を備えた複数の水平 ポンツーン21である。ポンツーン21に複数の垂直シャフト23が取り付けら れ、それらのシャフト上にデッキ29が支持されている。プラットホーム20は 、又、巻き揚げ機24と格納庫25を備えている。 ロケットは、船1からプラットホーム20へ移送されるとき、上述したように 船のポートを通して昇降ランプ上へ搬出される。次いで、ロケットは、水平姿勢 で巻き揚げ機24によってプラットホーム上へ持ち上げられ、必要に応じてロケ ットの準備を継続するための必要な設備を装備した格納庫25内へ格納される。 ロケットは、船の制御室8から常時モニターされる。プラットホーム20は、ロ ケットのための制御室8を除いては、ロケットの準備を完成するのに必要なすべ ての設備を備えている。 ロケットは、打ち上げ前に、好ましくはレール上を走行する搬送装置によって 格納庫25から点線26で示される位置へ、打ち上げランプ30上へ搬出される 。この打ち上げランプ即ち打ち上げ機構30は、プラットホームの両端の一方、 好ましくは後尾に配置される。後端とは、プラットホームの運行中後方になる端 部である。プラットホームをロケット打ち上げの火炎と熱から保護するために、 打ち上げランプ30のプラットホームに面する側に火炎遮蔽体又はそれに類する 部材(図示せず)が 設けられている。 ロケットは、傾動/巻き揚げ機28によって符号27で示される垂直姿勢に起 立される。この時点までに、プラットホームの要員の大部分は、プラットホーム から退去している。プラットホームからの要員の退去は、プラットホーム20と 船1の間の架け渡された道板又は梯子を用いて行うことができる。要員が退去し た後、ロケットの打ち上げをモニターするために、道板が外され、船は、プラッ トホームから安全な位置、例えば2000m離れた位置へ移動させる。 ロケットがその垂直姿勢に起立された後、例えば燃料の最終充填を含むロケッ トの最終準備が実施される。ロケットへの燃料の最終充填は、プラットホーム上 に設置されている容器から行われる。この最終段階で充填される燃料の量は、先 に述べたように、ロケットがその長手軸線を横切る方向に耐えることができる荷 重の大きさに応じて決められる。最少限として、この最終燃料充填は、液体酸素 の充填をも含む。液体酸素は周囲常温で急速に蒸発するからである。 この最終準備が終了した後、プラットホーム上の最終要員がプラットホームか らボート又はヘリコプターで船1へ移送される。 実際のロケット打ち上げは、船1の制御室8から制御される。ロケットが大気 中へ一定距離上昇した後は、陸上基地ステーションがロケットの制御を船1の制 御室8 から受け継いで担当する。 ここで、船1、そしてできればプラットホーム20も、港へ帰港する。 以上に説明したように、ロケットの打ち上げ中必要な要員及び資材への容易な アクセスを可能にし、しかも、赤道でのロケットの打ち上げを実施するという本 発明の目的が達成される。 上記背景技術の項で述べた、プラットホームからロケットを打ち上げるという 従来の提案に比して、ロケットを水平姿勢で取扱い、絡納する本発明の方法は、 多くの利点を提供する。第1に、ロケットの搬送は、「通常のサイズ」の船で実 施することができるので、はるかに簡単で、安価である。実際、既存の船、例え ばローロー船を改造して用いることができる。 更に、ロケットを水平姿勢で搬送した場合、水平方向の加速に起因する力はほ とんど曲げモーメントを発生しないので、水平方向の加速に対してはるかに優れ た防護をロケットに与えることができる。 更に、上部構造(スーパーストラクチャ)及びロケットの各部品へのアクセス がはるかに安価になるので、ロケットの組立て、準備及び輸送を気象条件によっ て影響されることなく実施することができる。 最後に、ロケットの組立て、準備、モニター及び打ち上げを制御するために同 じ制御室を用いることによって得られる大きな利点に留意すべきである。即ち、 同じ制 御室を用いることによってコンピュータと他の技術設備との間、及び制御要員間 の通信問題を解決する安価な解決法を提供する。 好ましい実施形態の上述した説明は、ロケットを船から浮き構造体(プラット ホーム)へ移送する場所については言及していない。船及び浮き構造体は、いず れもロケットの技術システム及びサテライトの技術システムを船の制御室からモ ニターするための接続設備を備えているので、完成したロケットを一定時間格納 することができるように設計されている。従って、例えば、船と浮き構造体の両 方が港に停泊している間にロケットを船から浮き構造体へ移送してもよく、ある いは、船と浮き構造体の両方が打ち上げ基地へ運ばれてから打ち上げ基地でロケ ットを船から浮き構造体へ移送してもよい。 図示の実施形態では、船は、1基のロケットを格納するだけの余地しかないも のとして示されているが、もちろん2基以上のロケットを格納するスペースを有 するものとすることができる。実用的な観点からは、最大限3基のロケットを絡 納するスペースを設けるのが適当であろう。 以上、本発明を特定の実施形態に関連して説明したが、本発明は、ここに例示 した実施形態の構造及び形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲 から逸脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び 改変を加えることができる。例えば、 本発明は、ロケットを船から浮き構造体へ移送する態様を特に限定しない。例え ば、図示の巻き揚げ機24を用いずに、ロケットをリフト(昇降機)で船のデッ キへ持ち上げ、後に、ブリッジによってプラットホームへ移送することもできる 。あるいは、水平なベースを用いれば、大型重量機械を移動させるのに特に設計 されたエアクッション移送装置によってロケットを移動させることもできる。 図示の実施形態においては、プラットホームは半潜水プラットホームとして説 明されているが、本発明はこのタイプのプラットホームに限定されるものではな く、例えば、海底に着地することができる脚付きジャックアッププラットホーム も、本発明の目的に適している。 変型実施形態として、浮き構造体上の格納庫25を竪型にすることができ、そ れによって、ロケットを垂直姿勢に保持した状態で最終点検とテストを実施する ことを可能にし、打ち上げ介しのためのより安全なベースを提供することができ る。あるいは、格納庫全体を省除し、それによって、プラットホームをより安価 な設計とすることも可能である。これは、プラットホームを、最終点検に依存す る度合が少なく、気象条件に依存する度合が少ない比較的頑丈なロケットを打ち 上げるのに使用する場合に適している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月14日 【補正内容】 1.本出願の明細書第2頁(和訳明細書第2頁第15行〜第4頁第13行)の記 載を以下の記載に代える。 『地球の自転を考えれば、ロケットを打ち上げるのに最も有利な場所は赤道付 近である。しかしながら、大型ロケットの組立て及び準備には、専門技術の面で も、資材の点でも有力な供給源が必要とされるが、そのような供給源の大部分を 入手することができるのは赤道付近以外の地域からである。従って、実際には、 ロケットの組立て、準備及び打ち上げは、赤道から打ち上げることの利点に優先 して、必要な供給源を容易に入手できる地域で行われるのが普通である。ロケッ トを赤道に近いところで打ち上げることもできるが、それだけ補給面での困難が 増大する。 米国特許第4,747,334号は、宇宙ロケットのための浮き打ち上げ構造 体を開示している。この構造体は、はしけ型半潜水船に載せて打ち上げ基地へ輸 送される。そこで、船を沈めて基地から離し、発射構造体だけを水上に残す。し かしながら、この場合も、ロケットは、終始打ち上げプラットホーム(台)の上 に垂直に立てられたままに保持され、予め組立てられていることを前提としてい る。 米国特許第5,042,358号は、宇宙ロケットの ための浮き打ち上げプラットホームを開示している。このプラットホームは、打 ち上げ基地へ輸送される間、はしけ型半潜水船によって支持され、基地にまで牽 引される。その後、船を沈めて基地から離し、プラットホームだけを水上に残す 。この場合もやはり、ロケットは、終始打ち上げプラットホームの上に垂直に立 てられたままに保持され、予め組立てられていることを前提としている。 米国特許第4,916,999号は、ロケットを打ち上げるためのジャックア ップ(昇降)式打ち上げプラットホームを開示している。ロケットは、海岸の適 当な場所で可動構造体の上で垂直に組立てられる。組立てられたロケットは、ジ ャックアップ式プラットホーム上へ移送され、ロケットを載せたプラットホーム が海上の打ち上げ基地へ輸送される。そこで、プラットホームの支持脚が海中に 沈められて海底に固定され、ロケット打ち上げのための堅固な基礎を構築する。 米国特許第5,191,162号は、サテライト又は軍事兵器のペイロードを 搭載したロケットを打ち上げるための方法及び装置を開示している。この方法で は、二隻の船を所定の間隔を置いて並置し、それらの船をトラスによって連結し てロケット打ち上げ台を構成する。二隻の船をそれらの前後端間の中央で連結し ているトラス上に設けた枢動自在の架台を用いてロケットを垂直姿勢に起立させ 、海面より上に支持する。打ち上げ時のロケ ットから噴射する排ガスは、二隻の船の間の海面へ下向きに指向される。 上述した各先行特許は、ロケットの打ち上げを有利な位置、即ち、赤道から行 うことができる態様を開示しているが、ロケットを、特に大型ロケットをその長 手軸線を垂直にして輸送することに随伴する上述の欠点を伴うことなしに、有利 な態様で輸送することができる方法については何ら教示していない。発明の開示 本発明の目的は、ロケットの組立て及び準備に必要とされる供給源に容易にア クセスすることができ、しかもなお、ロケットを赤道で打ち上げることの利点を も保持するような態様で、ロケットを組立て、準備し、輸送し、打ち上げるため の方法を提供することである。』 2.本出願の請求の範囲の記載を以下の記載に代える。 『 請求の範囲 1.複数の部分(2,3,4)から成り、宇宙へ搬送すべきペイロード(5 )を搭載した長さ50m以上のロケットを組立て、準備し、ロケット打ち上げ基 地へ輸送するための方法において、 (a)該ロケットを、その主軸線を水平にして、組立て、準備し、輸送する工 程と、 (b)該ロケットを、その主軸線を水平にしたまま、浮き構造体へ移送する工 程と、 (c)該ロケットを垂直姿勢(27)に起立させ、打ち上げる工程から成るこ とを特徴とする方法。 2.前記工程(a)は、船(1)上で実施されることを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の方法。 3.前記工程(a)は、覆い付きデッキ(6)上で実施されることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記工程(b)は、前記ロケットを前記浮き構造体上へ持ち上げること によって実施されることを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに記 載の方法。 5.前記工程(b)中、ロケットを前記浮き構造体へ移送する前に、該ロケ ット前記船の船首又は船尾のポートを通して昇降プラットホーム又はランプ上へ 搬出することを特徴とする請求の範囲第2又は4項に記載の方 法。 6.前記工程(b)は、前記ロケットを、複数の水平ポンツーン(21)と 、複数の垂直シャフト(23)と、それらのシャフトの上に設けられたデッキ( 29)とから成る半潜水プラットホーム(20)上へ移送することによって実施 されることを特徴とする請求の範囲第3〜5項のいずれか1つに記載の方法。 7.前記工程(c)のロケットの打ち上げは、無人浮き構造体から実施され ることを特徴とする請求の範囲第3〜6項のいずれか1つに記載の方法。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ヨハネッセン,エイナー ノールウェー,エヌ−1671 クラケロー イ,ニューペフェイエン 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数の部分(2,3,4)から成り、宇宙へ搬送すべきペイロード(5 )を搭載したロケットを組立て、準備し、ロケット打ち上げ基地へ輸送するため の方法において、該ロケットの組立て、準備及びロケット打ち上げ基地への輸送 を該ロケットの主軸線を水平にして実施することを特徴とする方法。 2.前記ロケットの組立て及び準備を、そして、できれば打ち上げ基地への ロケットの輸送を輸送手段上で実施し、完成したロケットを、その主軸線を水平 にしたまま、浮き構造体へ移送し、該浮き構造体において該ロケットを垂直姿勢 (27)に起立させて打ち上げることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方 法。 3.前記輸送手段として、船(1)を使用し、前記浮き構造体として、プラ ットホーム(20)のような可動構造体を使用することを特徴とする請求の範囲 第2項に記載の方法。 4.前記輸送手段として、少くとも1つの覆い付きデッキ(6)を装備した 船(1)を使用し、前記浮き構造体として、複数の水平ポンツーン(21)と、 複数の垂直シャフト(23)と、それらのシャフトの上に設けられたデッキ(2 9)とから成る半潜水プラットホーム(20)を使用することを特徴とする請求 の範囲第3項に記載の方法。 5.前記輸送手段として、前記ロケットの組立て、 準備及び輸送を同時に実施するためのスペースを備えた船(1)を使用すること を特徴とする請求の範囲第4項に記載の方法。 6.前記ロケットをそのサテライトと共に、前記船(1)の船首又は船尾の ポートを通して昇降プラットホーム又はランプへ搬出し該昇降プラットホーム又 はランプによって水平姿勢で前記プラットホーム(20)上へ持ち上げることに よって該船(1)から該プラットホーム(20)へ移送することを特徴とする請 求の範囲第3〜5項のいずれか1つに記載の方法。 7.前記ロケットは、その打ち上げ後、万一事故が発生したとしても前記プ ラットホーム(20)の上に位置していることがないように、該プラットホーム (20)から離れる方向へ指向されることを特徴とする請求の範囲第3〜6項の いずれか1つに記載の方法。 8.前記ロケットは、その打ち上げ後、ロケットの打ち上げ方向の水平発射 角が、前記プラットホーム(20)のポンツーン(21)の長手軸線に対してほ ぼ60°となるように該プラットホーム(20)から離れる方向へ指向されるこ とを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。
JP8532835A 1995-05-02 1996-04-30 ロケット打ち上げ方法 Ceased JPH11504293A (ja)

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