JPH11503935A - カセットアセンブリ及びカセットアセンブリを用いた単位投与量医薬カート - Google Patents

カセットアセンブリ及びカセットアセンブリを用いた単位投与量医薬カート

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JPH11503935A JP8531805A JP53180596A JPH11503935A JP H11503935 A JPH11503935 A JP H11503935A JP 8531805 A JP8531805 A JP 8531805A JP 53180596 A JP53180596 A JP 53180596A JP H11503935 A JPH11503935 A JP H11503935A
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レパート,デヴィッド,エー.
バーンズ,マイケル,ビー.
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オーラヴ,クレイグ,エフ.
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Abstract

(57)【要約】 医薬カート(10)は、垂直な複数の支持ポスト(30)及び該ポストに固定された壁パネルから形成されたフレームアセンブリ(12)をその特徴としている。各々の支持ポストは、均等に隔置されて半径方向に延在する複数のフランジ(40)を有しており、これらフランジは、ポストの長手方向に延在している。医薬カートは、列をなす引出し及び箱に加えて、多段カセットアセンブリ(20)を備えている。カセットアセンブリが医薬カートの中に位置する時には、内部ロック機構が、カセットアセンブリを固定し、カセットアセンブリが医薬カートの外側に位置する時には、外部ロック機構がカセットアセンブリを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】 カセットアセンブリ及びカセットアセンブリを用いた単位投与量医薬カート 発明の背景 発明の分野 本発明は、概略的に言えば、物品の貯蔵及び搬送を行うための移動カートに関 し、より詳細に言えば、医薬の貯蔵及び分配を行うのに理想的に適したカセット アセンブリを特色とする医薬カートに関する。従来技術の説明 医療上の及び関連する患者の補給品を貯蔵するための移動性の医薬カートが、 長年にわたって使用されてきた。医薬カートは、一般的に、病院又は他の診療施 設で使用されており、例えば、患者に投与すべき医薬を搬送するために、部屋か ら部屋へ車輪を介して搬送される。 2つの周知の医薬カートが、Drustar(登録商標)and Artromick Int'l.(登 録商標)によって製造されている。これら医薬カートは共に、キャスタ(脚輪) に支持されたカートフレームを用いており、列をなす引出し、多段のカセット、 棚等を収容するように設計されている。各段のカセットは、複数の引き出し式の 箱を有しており、個々の段に設けられたそのような箱の寸法(すなわち、幅)は 変化することがある。そのような医薬カートは共に、カートの中の医薬及び他の 物品の安全を確保するためのロック装置も備えている。 また、Artromick Int'l.(登録商標)は、同社の医薬カートに使用するための 特許を受けた引出しスライドモジュールを提案しており、そのような引出しスラ イドモジュールは、米国特許第5,211,461号の主題である。 上記出願の譲受人は、医薬カートの製造及び販売も行っている。METROFLEX( 登 録商標)として知られているあるタイプの移動カートにおいては、2つの連動す る側部パネル及び底部パネルが互いに結合されて、カートの横側部及び底部を形 成しており、また、後部パネルが、側部パネル及び底部パネルに固定されている 。頂部が与えられて、三方が囲まれたカートを完成する。そのようなカートの内 部は、波状になっていて、種々の寸法を有する引出し及び箱の列を支持しており 、棚又は他の付属品をカートの外側部に設けることができる。METROFLEX(登録 商標)のカートは、米国特許第5,016,948号及び米国デザイン特許第3 23,915号の主題である。 しかしながら、医薬カートを更に改善することが望まれている。例えば、融通 性及び貯蔵量が向上されると共に優れた構造及び特徴をもたらす医薬カートが必 要とされている。 発明の概要 本発明の主要な目的は、改善された医薬カートを提供することである。 従って、本発明の1つの目的は、機能性及び美的デザインに優れた特徴を有す る医薬カートを提供することである。 本発明の1つの特徴によれば、カートは、複数の支持ポストと、これら支持ポ ストの間に支持されていて波状の内側面を各々有している少なくとも2つの側壁 と、上記支持ポスト及び側壁を支持する底部プラットフォームと、上記支持ポス ト及び側壁の上に被さる頂部プラットフォームとを含む閉鎖構造体を備えている 。また、ロック手段が、上記閉鎖構造体の安全を確保しており、カセットアセン ブリが、上記閉鎖構造体の中で着脱可能に支持されている。カセットアセンブリ は、側部パネルを有するフレーム手段を備えており、上記側部パネルは、波状の 内側面とリブ付きの外側面とを有しており、該リブ付きの外側面は、上記側壁の 波状の内側面に係合する。少なくとも1つのカセットトレイが、上記フレーム手 段の 中に支持されており、また、少なくとも1つの箱(容器)が上記カセットトレイ の中に収容されている。また、内部ロック手段が、箱を閉鎖構造体の中に固定し ており、更に、外部ロック手段が、箱をフレーム手段の中に固定している。 本発明の別の目的は、上記ロック手段の作動を制御するための制御装置を提供 することである。 本発明の別の目的は、医薬カートに使用されるカセットアセンブリを提供する ことである。 本発明の更に別の目的は、医薬カートの中に設けられた時にその安全を確保す ることができ、また、医薬カートから取り出した時にその安全を確保することの できるカセットアセンブリを提供することである。 本発明の別の特徴によれば、カセットアセンブリは、波状の内側面及びリブ付 きの外側面を有する側部パネルを含むフレーム手段と、当該フレーム手段の中で 摺動可能に支持された少なくとも1つのカセットトレイと、該カセットトレイの 中に収容された少なくとも1つの箱とを備えている。内部ロック手段が、閉鎖構 造体の中の箱の安全を確保し、また、外部ロック手段が、フレーム手段の中の箱 の安全を確保する。 本発明の更に別の目的は、フランジ付きの支持ポスト及びオフセット型の側部 パネルを特色とするプラットフォーム装置を用いた医薬カートを提供することで ある。 本発明の別の特徴によれば、医薬カートの各々の支持ポストは、細長い管状の ポストと、隔置された複数のフランジとを備えており、これらフランジは、上記 ポストから半径方向に延在すると共に該ポストに沿って長手方向に走っている。 各々のフランジは、上記ポストから半径方向に延在する第1の部分と、該第1の 部分の終端部から延在している第2の部分とを有している。 本発明の上述の及び他の目的、特徴、特色並びに利点は、添付図面と組み合わ せて好ましい実施例に関する以下の詳細な説明を読むことにより明らかとなろう 。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の医薬カートの斜視図であり、 図2は、本発明の支持ポストの斜視図であり、 図3は、図2に示す本発明の支持ポストの平面図であり、 図4は、本発明の支持ポストのスロットを分離して示す図3の部分図であり、 図5は、本発明のフレームアセンブリの斜視図であり、 図6は、本発明のフレームアセンブリに使用される内側側部パネルの変更例の 斜視図であり、 図7Aは、本発明の閉鎖構造体の後方コーナー部に使用される支持ポストの部 分平面図であり、 図7Bは、三軸座標系、及び、本発明の側部パネルの概略図であり、 図8は、本発明の閉鎖構造体の前方コーナー部に使用される支持ポストの部分 平面図であり、 図9は、本発明の多段カセットアセンブリの斜視図であり、 図10は、本発明のカセットアセンブリの頂部又は底部の要素の斜視図であり 、 図11は、本発明のカセットアセンブリの右側部パネルの斜視図であり、 図12は、本発明のカセットアセンブリの左側部パネルの斜視図であり、 図13は、本発明のカセットトレイの斜視図であり、 図14は、図13に示すカセットトレイの下側の部分斜視図であり、 図15は、本発明のカセット箱の斜視図であり、 図16は、本発明のカセット箱のためのラベルカバーの斜視図であり、 図17(A)は、右側部パネル及び本発明の外部ロック機構の一部の部分斜視 図であり、 図17(B)は、図17(A)に示す本発明のロックバーの部分正面図であり 、 図17(C)は、図17(B)に示す本発明のロックバーの断面図であり、 図18は、本発明の引出しフレームの斜視図であり、 図19(A)及び図19(B)は、本発明の引出しフレームの前方パネル部品 の斜視図であり、 図20は、図18の線20−20に沿って取った本発明の引出しフレームの部 分断面図であり、 図21は、本発明の引出しクリップの斜視図であり、 図22は、図21に示す本発明の引出しクリップの平面図であり、 図23は、本発明のシングル深さの引出しアセンブリの斜視図であり、 図24は、本発明のダブル深さの引出しアセンブリの斜視図であり、 図25は、本発明の引出しアセンブリに使用される引出しインサートの斜視図 であり、 図26は、本発明の引出しインサートに使用される横仕切りの斜視図であり、 図27は、サイドポッド(側部容器)が旋回位置に開いている状態の本発明の 医薬カートの斜視図であり、 図28は、本発明の閉鎖構造体の前方コーナー部に使用されている支持ポスト の部分平面図であり、 図29は、空の状態の本発明のサイドポッドの斜視図であり、 図30は、箱が装填されている本発明のサイドポッドの斜視図であり、 図31は、本発明のサイドポッドの成形側部パネルの斜視図であり、 図32は、本発明のサイドポッドに使用される棚の斜視図であり、 図33は、本発明のサイドポッドに使用される箱の斜視図であり、 図34は、ドアを有する本発明のサイドポッドの斜視図であり、 図35は、ドアを有する本発明のサイドポッドの斜視図であり、 図36及び図37はそれぞれ、本発明のロックバーの正面図及び背面図であり 、 図38は、本発明の右側ロックフィンガの斜視図であり、 図39は、本発明の左側ロックフィンガの斜視図であり、 図40は、本発明の波状内側パネルの背面図であり、 図41は、本発明の波状内側パネルの部分正面図であり、 図42は、本発明のカム歯車の正面図であり、 図43は、閉鎖構造体の前方コーナー部の斜視図であって、本発明の機械的な ロック機構に作動的に係合しているロックバーを示しており、 図44は、本発明のセキュリティシステム(安全管理システム)のブロック図 であり、 図45は、本発明のセキュリティシステムの作動を示す流れ図であり、 図46は、本発明のID/PINの入力及び確認を行うためのルーチンを示す 流れ図であり、 図47は、本発明のロック解除/自動再ロックルーチンを示す流れ図であり、 図48は、本発明のPIN変更ルーチンを示す流れ図であり、 図49は、本発明の日付/時間/ロック解除時間変更ルーチンを示す流れ図で あり、 図50は、本発明の日付入力ルーチンを示す流れ図であり、 図51は、本発明のアクセス記録検査ルーチンを示す流れ図であり、 図52は、本発明のPIN追加/削除監視ルーチンを示す流れ図であり、 図53は、本発明のキーパッド及びディスプレイを示す概略図である。 好ましい実施例の説明 図1は、本発明の医薬カート10を示している。概略的に言えば、このカート は、キャスタ(脚輪)14の上に支持されたフレームアセンブリ12を備えてい る。種々のサイズ(すなわち、深さ)を有する複数の引出し16が、フレームア センブリの中で摺動可能に支持されており、また、ヒンジ止めされたサイドポッ ド(側部容器)18が、カートの側部に支持されており、上記サイドポッドは、 後に詳述するように、前方に向かって旋回することができる。 本医薬カートは、種々の高さに設けられた引き出し式の複数のカセット箱(カ セット容器)を備えたカセットアセンブリ20をその特徴としている。本発明に よれば、医薬カートは、引出し及びカセット箱に対する不当なアクセスすなわち 接近を阻止するセキュリティシステムを備えており、また、カセットアセンブリ も、独自のセキュリティシステムを備えており、このセキュリティシステムは、 カセットアセンブリがカートに設けられていない場合でも、箱の安全を確保する 。 フレームアセンブリ12の詳細が、図2乃至図8に示されている。フレームア センブリは、複数のフランジ付きの支持ポスト及び側部パネルを用いるプラット フォーム装置を基本にしている。 本発明の支持ポスト30が、図2、図3及び図4に示されている。支持ポスト 30は、概略的に言えば、内側ポスト32と、半径方向に延在していて等間隔で 設けられている複数のフランジ34とから構成されている。本ポストは、通常の 使用においては垂直方向に配置されるように設計されており、該ポストの下方端 部は、ベースプラットフォーム、脚、キャスタ等によって支持することができる 。医薬カートにとって好ましいシングル幅のプラットフォームにおいては、4つ の支持ポストを一緒に用いて、フレームアセンブリのためのコーナーサポートを 形成する。 内側ポスト32は、管状の形状を有するのが好ましく、図2及び図3に最も良 く示すように、円形の断面と、同心円状の内壁面36及び外壁面38とを有して いる。フランジ34は、内側ポストの長手方向の全長に沿って延在するのが好ま しい。また、上記フランジ及び内側ポストは、通常の押出成形技術によって成形 されて、例えばアルミニウム製の一体構造を形成するのが好ましい。しかしなが ら、例えば、引抜成形又は圧延成形されたスチールの如き他の同等の手段を用い て、本発明の支持ポストを形成することができる。 フランジ34すなわちダブテールは、内側ポスト32の周囲で等距離をもって 互いに隔置され、これにより、対称的な支持ポストを形成するのが好ましい。従 って、4つのフランジをポストの周囲に90°の間隔で設けることになる。融通 性が得られるので4つのフランジを用いるのが好ましいが、フランジの数は任意 であって、本発明の範囲から逸脱することなくフランジの数を変えることができ る。図3を参照すると、各々のフランジは、内側ポスト32から半径方向に延在 している第1の部分40を有している。各々の第1の部分の終端部には、水平方 向に配置された第2の部分42が設けられている。これら第2の部分には、弧状 の外側面44が形成されており、これら外側面は一緒になって、内側ポスト32 の内壁面36及び外壁面38と同心円状の円周を画成している。図2を参照する と、各々のフランジの外側面44には、等しく隔置された一連の円周方向の溝4 6が形成されている。これら垂直方向に隔置された溝は、フランジの長手方向の 全長に沿って設けられるのが好ましい。一実施例においては、弧状の外側面44 によって画成される支持ポストの外径は、1.625インチであり、内径は、0 .875インチである。 隣接するフランジ34の間には、スロット48が形成されている。外壁面38 及びフランジは弧状の形状を有しているので、上記スロットは、支持ポストの長 手方向の軸線に関して実質的に凹んだT字形状として説明することができる。図 4を参照すると、各々のスロットは、対向する凹型の端面50、52を有する形 状を有している。外壁面38は、スロットの凸型の内側面を形成している。上記 端面及び外壁面の輪郭は、設計が簡単なスロットを形成するが、極めて高い柔軟 性及び支持力をもたらしている。また、フランジの湾曲した一重壁構造は、押出 成形を簡単にし、清掃を容易にすると共に、後に詳述するように、支持ポストを 最終的な構造体に美しく一体化することを可能にする。 図5のフレームアセンブリ12は、4つの支持ポスト30から構成されたシン グル幅のプラットフォームの上に形成される。この実施例においては、支持ポス トは、2つの外側の側部パネル54と、1つの後部パネル56(図6には示され ていない)とを支持している。また、内側の側部パネル58が、外側の側部パネ ル54に隣接して、並列に設けられている。頂部プラットフォーム60及び底部 プラットフォーム62が、フレームアセンブリを完成させている。頂部プラット フォームは、機械的なロック機構64と、電子的な制御装置66とを収容してお り、これらロック機構及び制御装置は共に、後に詳述するセキュリティシステム を作動させるために使用される。完成された構造体は、三方が閉鎖されたフレー ムアセンブリを形成し、前方部すなわち第4の側部は、後に詳述する引出し、棚 、カセット等の列を収容するために開放されている。 各々の内側の側部パネルは、波状の内側面68を有しており、この内側面は、 引出し、棚、カセットアセンブリ、又は、他の付属品を収容してこれらを支持す るようになされた波状部70の列を有している。これら水平方向の波状部は、垂 直方向において均等に隔置されている。各波状部の端部の直ぐ下方の内側の側部 パネルの横方向の前方面に、小さい半円形状の開口72が見える。これらの開口 は、各波状部の下側まで延在しているが、図5では見ることができない。上記開 口は、後に説明するように各波状部に設けられているロックフィンガが、後に説 明するセキュリティシステムの一部として、波状部に対して出入りすることを許 容する。同じ目的で、内側パネル58の右側の側部に沿って開口を設けることが できる。 頂部及び底部のプラットフォーム60、62は、プラスチックカバーが取り付 けられた金属フレームから形成されるのが好ましい。図5に示すように、頂部プ ラットフォームは、4つの支持ポスト30に被さるように実質的に矩形の形状を 有している。底部プラットフォーム62は、少なくともシングル幅のプラットフ ォームにおいては、開放された前方部76を画成するように延在する2つの脚部 74を有するように、「C」字形状として設計されるのが好ましい。底部プラッ トフォームの前方部を切り取ることによって、特に、引出し又は他の付属品がカ ートの下方部分に設けられていない場合には、カートの全体的な外観が向上する 。 頂部及び底部のプラットフォームは共に、例えば、各支持ポストの両端部に被 嵌されるネジ付きのプラグ(図示せず)、及び、頂部及び底部のプラットフォー ムを通って上記プラグに挿入されるネジ付きの固定手段を用いることによって、 支持ポストに固定することができる。閉鎖型のフレームアセンブリを組み立てる 際には、各支持ポストをカバーが装着されたベースプラットフォームの上に置き 、ネジ付きボルト又は他の固定具をプラットフォームの下側から該プラットフォ ームの穴に挿入して、上記ネジ付きのプラグに係合させる。次に、側部パネルを 支持ポストに上から装填する。ネジ付きの固定具は、頂部プラットフォームの金 属フレームを通して支持ポストの頂端部のプラグに挿入される。最後に、頂部カ バーを頂部プラットフォームに被せる。勿論、プラットフォームを支持ポストに 固定するための他の同等の手段を用いることができる。 上述のシングル幅のプラットフォームの設計においては、閉鎖型のフレームア センブリは、4つのコーナー部の各々に1つの支持ポスト30を設けるのが好ま しい。この設計においては、支持ポストは、中心間で例えば19.8インチだけ 隔置される。勿論、各ポストの間隔は任意であって、別のサイズ及び形状の構造 体を構成するように変えることができる。「ダブル幅」の設計のプラットフォー ムは、4つのコーナー部に加えて、閉鎖型のフレームアセンブリの中に、後方の 中央ポスト、及び、前方の中央ポストを備えている。 若干変更された内側の側部パネル58’が、図6に示されている。この変更さ れた側部パネル58’は、各々の波状部70が2つの半部として形成されていて 、側部パネルの垂直方向の長さに沿って走る分割スロット74を形成されている 点においてのみ、側部パネル58と異なっている。この変更されたパネルは、二 方が閉鎖された 構造体(すなわち、例えば、カセットアセンブリ又は引出し を収容するように、前方部及び後方部が開放されているデュアルアクセス・カー ト)に使用することができる。デュアルアクセス・カートにおいては、薄く平坦 なパネル(図示せず)を分割スロット74の中に固定して、フレームアセンブリ の内部を半分に分割することができる。 内側面68の下方部分には、凹陥した開口すなわちポケット76が設けられて おり、また、内側の側部パネル58’(及び58)の背後には、ポケット78が 設けられていて、セキュリティシステムの種々の要素を収容するようになってい る。後に説明するように、内側パネルの片寄った側方端部すなわち縁部80が、 支持ポストのスロット48の中に収容されて、側部パネルを固定する。 総ての側部パネルは、ポリマー材料(例えば、ポリエチレン)から形成するこ とができ、ブロー成形又は他の同等の手段によって成形されて、中空の両面構造 体を形成するのが好ましい。後に説明するように、内側の側部パネル58の一部 は、圧縮成形することもできる。 図7A及び図8は、側部パネルに係合している本発明の支持ポスト30の平面 図である。上述のように、側部パネルは、支持ポストのスロット48の中に上方 から装填されて、底部プラットフォームすなわちベース62に着座している。 図7Aは、右側の後方サポート(図の前方から見て)として使用されている支 持ポスト30の部分平面図である。支持ポスト30は、この図の時計方向におい て順に、内側の側部パネル58と、後方の側部パネル56と、中空の押し出し品 80と、外側の側部パネル54とを固定している。中空の押し出し品80は、実 質的に、成型プラスチックから成る直線的なトリム部品であって、支持ポストの 長さに沿って延在するのが好ましく、美観的な目的(すなわち、閉鎖構造体に完 成された外観を与える)ために、空のスロット48の中に挿入される。 図7Aに示すように、各々の側部パネルは、ネック部82及びヘッド部84を 有するように整形されており、上記ヘッド部は、支持ポストに係合するための各 々の側端部を形成している。上記ヘッド部は、スロット48の形状に対して補完 的な形状を有している。また、各々のネック部は、その対応するパネルから片寄 っている。図7Aの外側の側部パネル54を一例として用い、また、図7Bの座 標系を基準として用いると、側部パネルは、高さ方向(Z軸方向)に走る長手方 向軸線Aと、幅方向に走る横方向軸線B(Y軸)と、その深さを表す直交軸線C (X軸)とを有している。軸線Cは、軸線A及び軸線Bの両方に対して直交して いる。同様に、ヘッド部84は、長手方向軸線Eと、横方向軸線Fと、直交する オフセット軸線Gとを有している。本発明によれば、ヘッド部分のオフセット軸 線Gは、パネルの横方向軸線Bと交差する。このようにすると、パネルと支持ポ ストの間の輪郭の適合が達成される。フランジ34の横方向軸線Mが、これらフ ランジが固定されるパネルの横方向軸線(軸線B)に対して平行又は直角な方向 に延在していることも理解されよう。この構成は、支持ポストを構造体と視覚的 に一体化して、美観的に快適できれいな外観を与えることを可能にする。 図8は、閉鎖構造体の右側の前方サポートとして使用されている支持ポスト3 0を示している。図8においては、支持ポスト30のスロット48は、図7Aに 関して上に述べたのと同じ態様で、外側の側部パネル54と、内側の側部パネル 58と、中空の押し出し品80とを収容している。残りのスロットには、例えば 、閉鎖型のフレームアセンブリの中で摺動可能に収容された引出し16に係合す るための引出し当接押し出し品86が固定されている。後に詳述するように、引 出しには、1又はそれ以上のリブが設けられており、該リブは、内側の側部パネ ル58の波状の表面68の上で摺動可能に支持されている。図8に示すように、 可 撓性プラスチックから形成されるのが好ましい引出し当接押し出し品86は、完 全に閉じた引出しに接触するための当接面88と、引出しの一部に接触すると共 に引出しが偶発的に抜けるのを阻止するためのロック面90とを備えている。 本発明の多段カセットアセンブリ20の全体が、図9に示されている。このカ セットアセンブリのフレーム102は、ハンドル106を含む頂部要素104と 、複数の側部パネル108と、底部要素110と、後部パネル(図示せず)とに よって形成されている。底部要素は、頂部要素と実質的に同じであるがハンドル を含まない部品とすることができる。頂部要素104(又は、底部要素)を取り 出した図が、図10に示されている。 多段カセットアセンブリは、カセットトレイ112を各々の高さに支持してお り、各々のカセットトレイは、引き出し式の複数のカセット箱22を収容してい る。外部ロック機構の一部であるロックすなわち錠114が、アセンブリの頂部 の前面に固定されている。この図のカセットアセンブリは、三段になっているが 、段の数(カセットトレイの数に対応する)は、勿論、本発明の範囲から逸脱す ることなく変えることができる。カセットアセンブリを構成する要素は、高分子 プラスチック(例えば、ABS)から形成されるのが好ましく、通常の成形技術 によって形成することができる。 側部パネル108は、図11及び図12に詳細に示されており、図11は、カ セットアセンブリの右側に使用される右側の側部パネルを示しており、また、図 12は、カセットアセンブリの左側に使用される左側の側部パネルを示している 。右側及び左側の単一の側部パネルが、カセットアセンブリの各段に使用される 。各側部パネルは、成型プラスチックから一体に形成された部品であるのが好ま しい。 最初に図11を参照すると、側部パネルは、2つの細長いリブ118が形成さ れている側方面116を備えている。これらのリブは、上述のように、内側の側 部パネル58の波状面に対して補完的な形状を有している。各リブ118の前方 部には、後に説明するセキュリティシステムの要素を収容するための開放型のス ロット119が設けられている。側部パネルの上縁部及び下縁部には、複数の雄 型コネクタ120及び雌型コネクタ122が設けられており、これらコネクタは 、カセットアセンブリを組み立てる時に、側部パネルを他の側部パネルにあるい は頂部及び底部の要素に嵌合させる。雄型コネクタ120は、図12に最も良く 示されている。 側部パネルの後方端部には、カセットアセンブリの平坦な後部パネルを収容す るためのU字形状のパネルインターフェース124が形成されている。側部パネ ルの前縁部126は、細長いスロット128、及び、当該前縁部を貫通する貫通 孔130を有するように、形成されている。上記スロットは、後に説明する外部 ロック機構の部品を収容する。例えば、アルミニウムから形成された中空のロッ ド(図示せず)が、上記貫通孔に挿入されて、組み立てられたカセットフレーム を安定化させる。 図12は、側部パネルの波状の内側面を最も良く示している。波状部132は 、その間にスロット134を形成しており、これらスロットは、カセットトレイ 112を収容する。波状部に形成された細長い凹所136が、後に説明する態様 でカセットトレイと相互作用する。 フレームを組み立てるためには、雄型及び雌型のコネクタを用いて、側部パネ ルを互いにスナップフィットし、所望の段数を形成する。次に、形成された左側 及び右側の側部は、底部要素にスナップフィットすることができ、また、後部パ ネルを側部パネルのパネルインターフェースに嵌合して底部要素の一部に入れる ことができる。次に、中空のロッドを右側及び左側の側部パネルの細長い孔13 0の中に入れ、外部ロック機構を右側の側部パネルの細長いスロットの中に位置 決めする。この状態において、上記頂部要素を側壁の上に置くことができる。次 に、ネジ又は他の固定具を頂部及び底部の要素の貫通孔131に通して中空のロ ッドのネジ付きの端部に挿入し、これにより、アセンブリを完成させる。 カセットアセンブリの各段に収容されているカセットトレイ112は、図13 及び図14に示されている。図13を参照すると、カセットトレイは、平坦な底 面138を有するように形成されており、上記底面の3つの側部が、垂直縁部1 40によって包囲されている。トレイの前方部には、前方面142が位置してお り、該前方面は、底面138の前縁部に小さなリップ部144を形成している。 トレイの左側及び右側の側部の縁部は、フレームの側部パネル108の波状部1 32に着座するための水平な棚部146まで延在している。切欠部150を有す る溝148が、上記棚部の前方部に形成されている。上記切欠部は、内部ロック アセンブリの一部であって、ロックフィンガによって係合されて、トレイをカセ ットアセンブリのフレームの中で固定することになる。 図14は、カセットトレイの下側を示していて、外部ロックアセンブリの一部 を形成する可撓性のラッチ152を示している。このラッチは、上記前方面から 片持ち梁式に支持されていて、その自由端には、当接面154と、傾斜面すなわ ち角度をなす面156を有している。上記傾斜面は、ラッチが水平方向の力を受 けた時に、該ラッチが上方に撓むことを許容する。切欠部150の下に位置する 小さなブロック158が、波状部132の凹所136と相互作用して、カセット トレイがフレームから引き出される際のカセットトレイの通常の停止位置を確定 する。 カセットトレイ112は、図9に示すように、複数の箱22を支持している。 箱のサイズ(すなわち、幅)は、エンドユーザのニーズに最も良く適合するよう に変えることができる。例えば、図9は、最上段に支持されている6つの箱と、 中段に支持されている4つの箱と、最下段に支持されている3つの箱とを備えて いるカセットアセンブリを示している。それぞれの箱22は、図15に示されて いる。 箱22の上にラベルを保持するための箱ラベルカバー160が、図16に示さ れている。透明な又は他の不透明なプラスチックから形成されるのが好ましい上 記ラベルカバーは、前方ノッチ162と、弧状の後方溝164とを含んでいる。 上記ノッチ及び溝は、箱の中の小さな突起(図示せず)と協働して、ラベルカバ ーを前方ノッチの突起の周囲で枢動させる。従って、ラベルカバーと箱の前方面 166との間に識別ラベルを容易に入れたり交換したりすることができる。 図17(A)乃至図17(C)は、外部ロックアセンブリの別の要素を示して いる。このロックアセンブリは、カセットアセンブリが医薬カートからその外部 へ取り出された時に、カセットトレイ112をロックするように設計されており 、従って、「外部ロック機構」と呼ばれる。カセットアセンブリが医薬カートの 中に挿入されている時には、フレームアセンブリの内部ロック機構が、カセット トレイを固定する。 図17(A)を参照すると、図9に示す頂部アセンブリ104に設けられてい るボルトロック(ボルト錠)168が、鋸歯状のロックバー170を動かして、 外部ロックアセンブリを作動させる。それ自体は通常のものである上記ボルトロ ックは、ロックバレル(ロック胴)172と延長されたTボルト174とを備え ており、上記Tボルトは、キーがロックバレルの中に挿入されて180°回転さ れた時に、ロックバレルに対して出入りする。HURD L0CK Co.(テネシー州Green eville)によって製造されているボルトロック(H75N及びH75Cシリーズ)が、外 部ロックアセンブリに上手く用いられている。本発明の範囲から逸脱することな く、上記ボルトロック以外の同等のアセンブリを用いて、ロックバーを作動させ ることができる。ピン176がTボルトから延在して、ロックバー170の旗形 状の頂部180の傾斜スロット178に係合している。上記頂部の垂直スロット 182が、頂部アセンブリ104と整合して、ロックバーを垂直方向に案内する 。 ロックバー170の部分正面図が図17(B)に示されている。ロックバーは 、金属(例えば、スチール)から形成されるのが好ましく、細長いバー171と 、少なくとも1つのロック歯184を有するように整形されている。金属を成形 するための(すなわち、金属を曲げる助けをする)逃げ部173が、下方端部に 示されている。同じ目的の他の逃げ部が、細長いバー171の上方端部に向けて 設けられている。細長いバーは、図17(C)に示すようなL字形状の断面を有 するように、例えば曲げ加工によって形成されている。上記バーの第1の脚部1 73が、側部パネルの細長いスロット128に嵌合する。各カセットアセンブリ には、通常、一つのロックバーだけが設けられ、通常は、右側の側部パネルに設 けられる。複数の歯184が、ロックバーの長さに沿って均等に隔置されている 。各々の側部パネルには一つの歯を設けるのが好ましく、該歯は、ロックバーの 作動により、ロック位置に対して出入りする。歯184は、ロック位置において は、下方の波状部132(すなわち、スロット134の底部)と実質的に同じ高 さにある。 図17(A)は、ロックバーが、歯184がカセットトレイの下側のラッチ1 52に係合するようになる、上昇位置又はロック位置にある状態を示している。 この位置においては、歯とラッチの当接面154との間の係合によって、カセッ トトレイの引き出しが阻止される。 カセットトレイが既に引き出されている場合には、外部ロックアセンブリを作 動させると、ラッチの形状及び可撓性が、カセットアセンブリのフレームの中へ トレイを挿入し、その後ロックされることを許容する。トレイを挿入する際には 、傾斜面156が上記歯の上を摺動すると、可撓性のラッチは上方に偏倚し、こ れにより、引出しを挿入してロックすることを可能にする。 カセットアセンブリをアンロック(ロック解除)するためには、上記ボルト/ ナットを作動させてTボルトを動かし、これにより、ピン176を矢印xの方向 に動かす。この摺動運動は、上記ピンと傾斜スロット178との間のカム作用を 通じて、ロックバーを下方に押圧する。カセットトレイは、そのような下方の位 置において、カセットアセンブリのフレームに対して自由に出入りすることがで きる。 カセットトレイをロックするという意味において、外部ロックアセンブリを開 示した。しかしながら、カセットトレイをロックすると、箱を効果的にロックし て、箱の中の内容物に対するアクセスを防止できることは理解されよう。垂直な リップ部144がカセットトレイ112に設けられており、また、各箱の直ぐ上 方の構造(すなわち、別のカセットトレイの前方面、あるいは、頂部アセンブリ )の間は締まり嵌めになっているので、カセットトレイを十分な距離(例えば、 1インチ)だけ外方に摺動させない限り、個々の箱は引き出すことができず、こ れにより、箱を上記垂直リップ部の上に持ち上げて摺動的に引き出すことができ る。従って、カセットトレイを引き出すことができないようにすることによって 、箱を確実にロックすることができる。 医薬カートに使用される引出しアセンブリの詳細が、図18乃至図26に示さ れている。本発明によれば、引出しアセンブリは、種々のサイズ(すなわち、深 さ)を有する引出し用の標準的な引出しフレームを用いた開放構造体をその特徴 としている。 標準的な引出しフレーム200が、図18に示されており、この引出しフレー ムは、引出しのハンドル前方部204と後部パネル206との間に取り付けられ た2つの側部パネル202を備えている。引出しのハンドル前方部204は、図 19(A)及び図19(B)に分離して示されている。成型プラスチックである のが好ましい前方ハンドル部分は、実際には、製造を容易にするために2つの部 分(すなわち、凹陥した前方面208、及び、ハンドル210)から形成されて いる。図19(A)に示す凹陥した前方面208は、対向するアーム212を有 しており、これらアームは、例えばネジ付きの固定具によって、フレームの側部 パネル202に固定されている。各々のアーム212は、切欠部を有する溝21 4を有しており、この溝は、後に詳細に説明するロックフィンガを収容するよう になっている。切欠部を有する溝214は、引出しアセンブリを閉鎖構造の中に 確実にロックすることを可能にする。図19(B)に示すプラスチックハンドル 210は、前方面にぴったりとスナップフィットして、前方のハンドル部分を完 成させている。 側部パネル及び後部パネルは、例えばアルミニウムから形成されていて、ネジ の如き通常の固定具216によって互いに固定されている。各々の側部パネルは 、引出しグライド(引出し滑り)220を摺動可能に収容するための溝218を その外側面に有している。引出しグライドは、細長く矩形状の外側部を有してい るので、内側の側部パネル58の波状部70の間で摺動して、引出しアセンブリ を閉鎖型のフレームアセンブリの中で支持する。 引出しグライド220及び側部パネルの断面図を示す図20に最も良く示すよ うに、引出しグライドは、T字形状の断面を有しており、このT字形状の断面は 、溝218の形状を完成させている。引出しグライドの後方面には、切り欠きノ ッチ222が設けられている。このノッチは、引出しグライドの後方端から引出 しグライドの中間(例えば、半分)の点まで延在している。上記ノッチは、引出 しグライド220がネジ216の頭部の上で当該ノッチが終端する上記中間点ま で摺動することを可能にする。引出しグライドが側部パネル202に対して相対 的に摺動することができるようにすることによって、引出しフレームを閉鎖型の フレームアセンブリの外方へ更に引き出すことが可能となり、これにより、引出 しの中の内容物により良好にアクセスすることができるようになる。上記ノッチ の中間の端部は、引出しグライドと側部パネルとの間の相対的な運動を制限して 、引出しグライドが引出しフレームから滑り出すのを防止する。 図21及び図22に示す引出しクリップ224が、各々の引出しグライド22 0に設けられていて、引出しアセンブリが医薬カートから偶発的に完全に引き出 されるのを阻止している。上記図を参照すると、一体型の引出しクリップ224 は、ナイロンの如き非剛性プラスチックから成形されていて、短い脚部226及 び長い脚部228を有している。長い脚部には、傾斜部232及び当接面234 を有する停止部230と、フィンガタブ236とが形成されている。図22に最 も良く示すように、長い脚部及び短い脚部は合流して、約100°の角度を形成 しており、短い脚部は、引出しグライドのスロット238の如き開口に嵌合して いる。 図23及び図24に示すように、引出しクリップが引出しグライド220の中 に入ると、短い距離(例えば、1/8インチ)だけ外方に延在している停止部2 30を除いて、引出しクリップは引出しグライドとほぼ同じ高さになる。引出し アセンブリを引き出すと、引出しグライドは、停止部230の当接面234が引 出しに当接する押し出し品86(図8参照)のロック面90に当接するまで、波 状の側部に沿って摺動し、上述の当接する点において、引出しは、各引出しクリ ップのフィンガタブ236が引出しグライドの凹所240の中に押圧されるまで は、それ以上引き出すことができない。フィンガタブを押圧すると、停止部が引 き出され、引出しクリップは、引出しの当接押し出し品を通過することができる 。引出しアセンブリの再挿入が阻害されることはなく、その理由は、引出しクリ ップ224の傾斜部232と引出し当接押し出し品との間の接触が、引出しクリ ップを内方に偏倚させて、該引出しクリップが引出しの中で摺動することを可能 にするからである。 図23及び図24は、開放構造型の引出しアセンブリを更に示している。図2 3のシングル深さの引出し(16A)は、引出しインサート242を示しており 、この引出しインサートは、引出しフレーム200に支持された4側部を有する 箱 である。箱242を分離した図が図25に示されている。引出しインサートは、 引出しフレームの側部パネル及び後部パネルに着座するリップ部244を備えて おり、また、選択的に使用される箱デバイダ(箱仕切り)248を収容するため のスロット246を備えることもできる。追加の横方向デバイダ250を箱デバ イダ248の上に設けて、引出しインサートを更に分割することができる。ある タイプの横方向デバイダが、図26に示されており、このデバイダは後に説明す る。 本発明によれば、引出しインサート242は、所望の深さにすることができる 。しかしながら、引出しインサートがシングル深さの引出し16(A)の引出し ハンドル前方部よりも深い場合には、標準的な引出しフレーム200に1又はそ れ以上の引出しブランク前方部252が追加される。例えば、図24は、ダブル 深さの引出し(2つの前方部(引出しハンドル前方部204及び引出しブランク 前方部252)が互いに固定されて引出しアセンブリの前方部を形成しているの でこのように呼ばれる)16(B)を示している。 簡単にするために、引出しインサート243は、例えば、3インチ、6インチ 及び9インチの標準的な深さで提供することができる。各々の引出し前方部は、 引出しインサートの3インチの深さをカバーするような寸法を有している。従っ て、引出しハンドル前方部は、3インチの深さの引出しインサートと共に使用さ れ、引出しハンドル前方部及び引出しブランク前方部は、6インチの深さの引出 しインサートに使用されることになる(他の寸法に関しても同様である)。6イ ンチ及び9インチの引出しアセンブリに関しては、ガセット254を引出しブラ ンク前方部252と引出しフレームの両側の側部パネル64との間に固定して、 剛性を高めることができる。 図26に示されている横方向デバイダ250は、長手方向デバイダ248に被 さるためのU字形状のキャップ256と、切断部258とを備えており、該切断 部は、適当な場合に切り取って、横方向デバイダの長さを調節することができる 。 サイドポッド18は、通常のピアノヒンジの如きヒンジによって医薬カートに 固定するのが好ましく、これにより、サイドポッドは、カートの前方部に向けて 揺動して開くことができる。図1においては、サイドポッド18は閉じていて、 カートの側部に接した状態になっている。図27は、開位置にあるヒンジ式のサ イドポッド18を示しており、サイドポッドの中の箱は、カートの前方の側部に 並んでいる。 図28は、医薬カートの右側の前方コーナー部の平面図であって、外側の側部 パネル84に固定されているヒンジ262を示している。このヒンジは、サイド ポッド18の後部パネルを外側の側部パネル54に取り付けていて、サイドポッ ドがヒンジピン264の周囲で枢動してカートの前方部に向かって開くことを可 能にしている。また、図28には、内側の側部パネル58、引出し当接押し出し 品86、及び、ブランク押し出し品80が示されており、勿論、フランジ付きの 支持ポスト30も示されている。 図29及び図30に最も良く示すように、個々のサイドポッドは、後部パネル 268に固定された2つの側部パネル266から形成されている。ユーティリテ ィ棚270が、2つの側部パネルの間に設けられている。側部パネル及び後部パ ネルは、ブロー成形され、通常の固定具によって互いに固定されるのが好ましい 。後部パネルは、その内側面に複数の垂直スロット272を有するように整形さ れている。これらのスロットには、タブ273を設けることができ、これらのタ ブは、例えば、医療器具、道具、及び他の付属品を支持するための水平なレール (図示せず)を固定するために使用される。追加の特徴として、垂直サポート( 図示せず)又はブラケットをタブにキー止めして、部分的な長さを有する水平棚 を支持することができる。 図29、及び、図31の側部パネル266の分離図を参照すると、側部パネル 266の内側面は、成形された又は構成された部分274の垂直列を有するよう に形成されている。各々の成形部分は、例えば、水平棚278を支持するための 水平スロット276を備えており、上記水平棚は、図32に示すように、成形( より詳細に言えば、押出成形)される。プラスチック棚278は、リバーシブル であって、その前縁部に沿ってリップ部280を設けることができる。このよう にすると、棚の一側部は、円滑な平坦面を提供し、また、棚の他側部は、上記リ ップ部をエッジとして用いて、棚に支持される物品を保持する助けをする。各々 の成形部分は、また、図33に示すタイプの箱260を収容するための、弧状の 後方スロット282及び前方ノッチ284を備えている。 箱260は、ハンドル286と、当該箱の横方向の下側部から延在している2 組のピン288、290とを備えている。参考として、第1の組のピン288は 、ハンドルの直ぐ下方に設けられ、また、第2の組のピン290は、第1の組の ピンに対向して設けられる。箱を前方位置(すなわち、ハンドルを外側にした状 態)で挿入するために、箱を傾斜させ、第1の組のピン288をノッチ284の 中に入れ、また、第2の組のピン290を弧状スロット282の中に案内する。 次に、箱を回転させてキャビネットの中に入れ、直立した状態で着座させる。こ の状態において、ハンドルを掴んで箱を第1の組のピン288の周囲で回転させ ることにより、箱を外方に傾斜させることができる。箱を後方位置(すなわち、 ハンドルをキャビネットの内側にした状態)で設けて深い棚にすることができる 。この状態にするために、第2の組のピン290を最初にノッチ284に挿入し 、第1の組のピンを弧状スロット282の中で摺動させながら、箱を内方に傾斜 させる。 側部パネル266は、また、溝292を備えており、この溝は、前方の内縁部 に沿って延在していて、図34に示すように、巻込戸の如きドア294を収容す る。巻込戸自体は通常のものであって、周知のように、互いに接続された複数の 平行な部分から形成されていて、一方の方向においては可撓性を示し、また、他 方の直交方向においては、剛性を示すことができる。図34は、サイドポッドの 最上方の水平スロット276の中に位置しているロック棚296に固定されたド アを示している。ロック棚は、図32に示す棚278を変更して、若干大きな前 縁部を設けることによって形成することができ、そのような前縁部は、キーロッ ク(キー錠)の如き簡単な手動ロック機構298と、巻込戸を固定するための回 転可能なロックフィンガ(図示せず)とを収容する。上記ロック棚は、側部パネ ルのいずれかの水平スロットの中に容易に入れて、ユーザのニーズに最も良く適 合するように固定することのできるキャビネットの部分を変更することができる 。例えば、図35は、サイドポッドの適宜な中間部分に設けられているロック棚 296を示している。 開放型のサイドポッドの別の特徴は、サイドポッドが開位置にある時に追加の 作業スペースを与える揺動型のすなわち開放型の作業面300を提供することで ある。図27に示すように、上記作業面は、作業面の面積を最大にするために四 半分円の形状であるのが好ましい実質的に平坦な棚であって、各々のサイドポッ ドの後部パネルの頂部に固定される。サイドポッドが閉じた場合には、上記作業 面は、カートの頂部プラットフォーム60の下で摺動して、見えなくなる。両方 のサイドポッドに開放型の作業面を設けるのが好ましいので、そのような作業面 は、それぞれのサイドポッドにおいて若干異なる垂直方向の高さに固定され、こ れにより、頂部プラットフォームの下で摺動する時に互いに干渉しないようにす る。 上述のように、サイドポッドは、医薬カートに揺動可能に取り付けられるのが 理想的であるが、揺動しないようにカートの両側に取り付けることもでき、非限 定的な追加の例として、壁部、作業ステーション、又は、固定型のキャビネット に取り付けることもできる。サイドポッドは、独自の車輪付きのカート又はキャ ディに設けることもできる。 手動制御装置及び電子制御装置を有する内部ロックアセンブリ又はセキュリテ ィシステムをフレームアセンブリに設けて、引出し及びカセットアセンブリをロ ックして固定することができる。ある用途においては、医薬カートは、不当な使 用又は消費を防止するように固定される必要がある引出し又はカセットアセンブ リの中に医薬又は他の薬、外科器具等の如き物品を保管して搬送するために使用 される。概略的に言えば、上記セキュリティシステムは、内側の側部パネル58 の一方に設けられた細長いロックバーをその特徴としている。このロックバーは 、その垂直方向の軸線に沿って上下動して、波状部の中に収容されたロックフィ ンガを作動させ、個々の引出し及びカセットアセンブリに係合してこれらをロッ クする。 セキュリティシステムの大部分は、内側の側部パネル58の中に収容されてい る。再度図6を参照すると、内側の側部パネル58の凹陥したポケット76が、 電動モータ、電子制御カード及びバックアップバッテリ(総て図示せず)を収容 してこれらを固定している。ロックバーは、内側の側部パネルの後方の側部に形 成されたロックフィンガ用の長いクリアランスポケット78の中に設けられてい る。2つのクリアランスポケットを、図6に示すように、側部パネルに設けて、 該パネルの両側にロックバーを取り付けることができるようにすることができる 。しかしながら、通常は、1つのロックバーだけが側部パネルに設けられている 。 ロックバー302の正面図及び背面図が、図36及び図37にそれぞれ示され ている。細長いロックバーは、0.075インチのスチール(14ゲージ)の如 き金属から形成されるのが好ましく、その頂部には、後に説明する機械的なロッ ク機構と協働する2つの穴304を有している。図37に最も良く示すように、 複数のロックフィンガ306が、ロックバーの長さに沿って固定されている。ロ ックフィンガは、均等に隔置されており、ロックバーが適正に位置決めされた時 に、内側の側部パネル58の波状部70の中に収容されるようになる。 図38は、ロックバー302に固定される3つの「右側」のロックフィンガ3 06から成るロックフィンガの組を示している。右側のロックフィンガは、閉鎖 構造体の右側の側部に固定された内側の側部パネルの中に収容されることになる 。図39は、閉鎖構造体の左側に使用される「左側」のロックフィンガを示して いる。ロックフィンガは、ロックバーに対する取り付けを容易にするために、3 つ(時には4つ)で一組としてグループ分けされるのが好ましい。各組のフィン ガは、個々のフィンガに可撓性を与えるために、ナイロンの如き弾性プラスチッ クから一体的に形成された構造であるのが好ましい。各々のフィンガは、横方向 アーム308と、かどのある先端部310とを備えている。延長部312が、各 々のアームを共通のベース314に接合している。3つ一組のフィンガにおいて は、図38に示すように、ベース314は、必要に応じてフィンガを分離するた めの一つの切断部316を有している。ベース314は、ロックフィンガをロッ クバーに取り付けるためのリベット又は他の固定具を収容するための複数の穴3 18を有している。また、図39に示す左側のフィンガに最も良く示されるリブ 320をスタビライザ(安定化手段)として設けることができる。かどのある先 端部310は、傾斜面322と当接面324とを備えており、前方面326が上 記傾斜面及び当接面を接合している。 図40は、内側の側部パネル58の背面図であって、ロックフィンガ用のクリ アランスポケット78の中に設けられているロックバー302を示している。当 業者には理解されるように、図40の側部パネルは、ブロー成形法及び圧縮成形 法の組み合わせによって形成することができる。パネルの中間部分は、ブロー成 形法の結果、中空である。しかしながら、機械加工又は圧縮成形の如きその後の 処理工程が、パネルの右側及び左側の側部にロックフィンガ用のクリアランスポ ケット78を形成する。波状部70の一部が、ロックフィンガ用のクリアランス ポケットの中に見ることができる。この図から分かるように、各々の波状部は、 その下側に開口72を有しており、該開口は、波状部の直ぐ下方の側部パネルの 横方向の面まで半円形状に延在している。図40の側部パネルの左側の側部に示 すように、ロックバーがクリアランスポケットの中に位置決めされると、ロック フィンガ306が、各々の波状部の中に位置する。2つのロックフィンガ306 が波状部の中に位置している状態の波状の側部パネル58が図41に示されてい る。この図においては、ロックフィンガは、波状部の下側の開口72を通って延 在しており、従って、それぞれのロック位置にある。 図40を参照すると、ロックバーの下方端部が、電動モータ328に作動的に 係合されている。上記電動モータ及び図示しないバッテリが作動して、ロックバ ー302をその長手方向軸線に沿って上下に動かす。回転可能なシャフト330 が、上記モータから延在しており、上記シャフトには、ロックバーに係合するた めのカム332が取り付けられている。図42に示すように、上記カムは、プロ ペラ状の形状を有しており、これにより、上記シャフトが4分の1回転する毎に ロックバーが上昇又は下降する。 上記電動モータ及びバッテリは、後に詳細に説明する電子的なロック機構によ って制御される。モータが作動してロックバーを動かすと、ロックフィンガも上 下に動いて、先端部310を対応する波状部に対して出入りさせる。ロックバー が、「ダウン」位置又はホームポジションにある時には、ロックフィンガの先端 部310は、開口72を通って延在して、引出しフレームの切欠部を有する溝2 14(図23及び図24参照)に係合する。このロック位置においては、切欠部 を有する溝は、ロックフィンガの当接面324によって係合され、従って、引出 しを引き出すことはできない。カセットアセンブリに関しては、ロック位置にあ るロックフィンガは、リブ118のスロット119を通って突出し、カセットト レイの切欠部150に係合する。 ロックバーが上昇して上方位置すなわちアンロック位置にある時には、ロック フィンガ310は、波状部の中に後退し、引出しスライドは医薬カートに対して 自由に出入りすることができる。同様に、カセットトレイは、カセットアセンブ リに対して自由に出入りするように摺動し、また、カセットアセンブリ自体も、 医薬カートから引き出すことができる。 本発明によれば、ロックバーがロック位置にある時には、引出し又はカセット トレイが閉鎖型のフレームアセンブリの中に完全に挿入されていない場合でも、 引出し又はカセットトレイを閉じて、自動的にロックすることができる。この特 徴は、ロックフィンガの形状及び可撓性によって可能になる。例えば、ロックバ ーがロックされた後に、引き出されたカセットトレイを閉じる場合には、引出し フレームの溝148がロックフィンガの傾斜面322に当接することになる。上 記傾斜面は、摺動しているカセットトレイが上向きの力をロックフィンガに与え ることを許容し、ロックフィンガはこれに応じて上方へ撓んで、切欠部150が フィンガの先端部310を収容するまで、カセットトレイが引き続き摺動するの を許容する。この時点において、ロックフィンガは、その偏倚されていない状態 に戻って、カセットトレイをロックすることになる。 ロックバー302は、電動モータによって作動することができるが、機械的な ロック機構の作用によっても作動することができる。図43を参照すると、独立 した機械的なロック機構333は、キー操作型のロック(錠)334と、該ロッ クから延在しているピン336とを備えている。S字形状のリンク338が、保 持クリップ340によって内側の側部パネル58に固定されている。上記リンク の一端部は、ロックバーの頂端部の穴304を貫通しており、また、上記リンク の他端部は、ピン336に接触している。ロックバーを上昇させてロックフィン ガを持ち上げ、これにより、医薬カートをアンロック(ロック解除)するために 、キーをロックに挿入して回して、上記ピンを時計方向に回転させる。この時計 方向の運動により、リンク338の第2の端部が下降し、従って、リンクの第1 の 端部が上昇してロックバーを持ち上げる。 電子ロック機構は、電子制御装置によって作動される。図44において、参照 符号1900は、カート又は他の閉鎖構造体を概略的に示しており、参照符号1 700は、セキュリティシステムを制御するための電子制御装置を示しており、 参照符号1702は、中央処理装置(CPU)を示しており、参照符号1704 は、ディスプレイを示しており、参照符号1706は、メモリすなわち記憶装置 を示しており、参照符号1708は、クロック及びカレンダを示しており、参照 符号1710は、電源を示しており、参照符号1712は、ロックモータを示し ており、参照符号1714は、入出力ポート(I/Oポート)を示しており、参 照符号1716は、動作センサを示しており、参照符号1718は、バッテリ警 報灯を示しており、参照符号1720は、キーパッドを示している。上述の各々 の要素は、周知であるので、ブロックで囲んで示してあり、本発明を実施するた めに、あるいは、本発明を実施するための最善の態様を開示するために、特定の タイプの構造が重要なものではない。 より詳細に言えば、CPU1702は、マイクロプロセッサ又は同等のものを 含むのが好ましく、ディスプレイ1704、メモリ1706、クロック/カレン ダ1708、電源1710、I/Oポート1714、動作センサ1716、及び 、キーパッド1720に接続されている。ディスプレイ1704は、16文字の 英数字LCDディスプレイ又は同等のものを備えていて、バッテリ警報灯を含ん でおり、図53にも示されている。メモリ1706は、不揮発性メモリ、RAM 、ROM等を含んでいる。電源1710は、再充電可能なニッカド電池を含むの が好ましく、該ニッカド電池は、待機充電に対して自動的なキックダウンで迅速 な充電を行うことを特徴としている。電源1710は、バッテリの存在又は充電 レベルとは独立して、壁の電源に接続して使用できるようになっている。電源は 、供給される壁変圧器(例えば、30ボルト未満のA.C.又はD.C.)以外 に 偶発的に接続された場合に耐えられるようにする回路(図示せず)を備えている 。また、電源1710は、バックアップ用のリチウム電池も備えており、該リチ ウム電池の期待寿命は5年よりも長いのが好ましい。ロックモータ1712は、 能動的な電流制限回路(図示せず)によって、ピーク時のターンオン電流から保 護されている。I/Oポート1714は、パーソナルコンピュータに接続するた めの標準的なポートを備えている。動作センサ1716は、選択的に用いられる ものであって、例えば、ロックバーが予期された位置に到達したことを検知する リミットスイッチを用いた回路を含むことができる。キーパッド1720(図4 4及び図53)は、膜タッチパッドであって、このタッチパッドは、エンターキ ー2910と、クリアキー2912と、符号2950でその全体を示す0−9の キーと、ロックキー2922、PINキー2914、タイムキー2916、検査 キー2918及び、追加/削除キー2920を含む他の操作キーとを備えるのが 好ましい。ディスプレイ1704上のバッテリ警報灯は、バッテリ電源が所定レ ベルよりも低くなった場合に、CPU1702によって点灯される。 電子制御装置用の制御プログラムは、メモリ1706に記憶されており、該メ モリは、不揮発性メモリであるのが好ましい。上記制御プログラムは、キーパッ ド1720からのユーザ入力に応答して、ロック作用、ロック解除作用、及び、 種々の監視機能を実行する役割を果たす。図45は、制御プログラムの主要な動 作を表す流れ図を示している。不在の場合には、システムは、スリープモード又 は待機モードに入って、電力を保存する。図45のステップ2002においてユ ーザ入力が行われた時に、システムが起動して、押されたキーに従って機能を実 行する。 ユーザが、キーパッド1720の0−9キーを押すと、制御プログラムはステ ップ2004(図45)でロック解除及び自動再ロックルーチン1100へ移行 する。図47を参照すると、プログラムは、ステップ1102において、キーパ ッド1720からID及びPINを入力する。 ステップ1102が、図46に詳細に示されている。図46は、ID/PIN を入力して確認するためのルーチンを示している。ステップ1002は、カウン ト変数をゼロに設定する。プログラムは、ステップ1004において、ID及び PINを入力する。IDは、2桁の数字(00−99)を含んでおり、また、P INは、4桁の数字(0000−9999)を含んでいる。ID及びPINは共 に、ユーザコードを含んでいる。勿論、上述の選択は代表的なものであって、I D及びPINの各々に関して任意の桁の数を与えるように変更することができる 。いずれの場合においても、ID及びPINがステップ1006において有効で あることが判明した場合には、ルーチンは戻る。ID及びPINがステップ10 06において有効であることが判明しない場合には、プログラムはステップ10 08へ移行して、カウント変数を増加させる。ステップ1010においてカウン ト変数が3よりも大きいことが判明すると、ステップ1012においてアクセス が拒否される。セキュリティシステムは、ステップ1012において、選択可能 な監視分数(ロックアウト時間)に関してロックされている。しかしながら、カ ウント変数が、ステップ1010において、3よりも小さいか又は3に等しいこ とが判明すると、ルーチンは、ステップ1004に戻って、ユーザがID及びP INを再度入力することを可能にする。 ユーザが有効なID/PINを入力したと仮定すると、ID/PINの入力及 び確認を行うための図46のルーチンは、後に説明する図47のロック解除及び 自動再ロックルーチンに戻る。図47のロック解除及び自動再ロックルーチンは 、ステップ1104による処理を引き続き行う。ステップ1104において、C PU1702は、ロックモータ1712を制御して、カートをロック解除する。 ステップ1106において、制御プログラムは、時間計測操作を開始する。残り 時間をユーザに教えるために、CPU1702は、ディスプレイ1704を制御 し て状態メッセージを表示する。状態メッセージは、「再ロックまでXX分」及び 「バッテリE(****)F」を交互に表示する。ここにおいて、XXは、自動 再ロックまでの分数を表し、また、「バッテリE(****)F」は、バッテリ の残留充電量(以下の記載では、「バッテリ充電メッセージ」と称する)を表し ている。ステップ1100は、時間がタイムアップしたか否か(すなわち、時間 が「自動再ロック時間」に到達したか否か)を確認する。この時間は、セキュリ ティを行うユーザの監視によって変更することができる。ステップ1110にお いて時間がタイムアップしていない場合には、ステップ1112へ移行して、 「ロックキー」が押されているか否かをチェックする。「ロックキー」が押され ていない場合には、プログラムは、ディスプレイ状態ステップ1108へ戻る。 ステップ1110において、時間がタイムアップしている場合、あるいは、ステ ップ1112において「ロックキー」が押されている場合には、CPU1702 は、ステップ1114でロックモータを制御してカートをロックする。カートが ロックされている場合には、CPU1702は、ディスプレイ1704を制御し て、約15秒間であるのが好ましい時間にわたってロック状態を表示し、その後 、表示を消す。ロック状態ディスプレイは、「ロック」されたメッセージと、上 述のバッテリ充電メッセージとを交互に表示するのが好ましい。 選択的に用いられる動作センサ1716が電子制御装置に含まれている場合に は、CPU1702によって実行される制御プログラムは、動作センサ1716 を用いて、ロック動作が上手くいったか否かを判定する。より詳細に言えば、ス テップ1114においては、CPU1702がロックモータ1712を制御して カートをロックした後に、CPUは、リミットスイッチの状態を表す信号を動作 センサ1716から受信する。リミットスイッチ(図示せず)が、例えば12秒 間にわたって開いている場合には、モータが停止され、次に、ステップ1116 が、上述のロック状態を表示するのではなく、「ロック解除エラー」を表示する 。 そのようなロック解除エラーは、不揮発性メモリであるのが好ましいメモリ17 06に記憶される。動作センサは、同様な態様で、ロック解除作用が上手くいっ たか否かを判定する。すなわち、リミットスイッチが12秒間の後に状態を変更 しない場合には、モータを停止して、エラー信号を表示し、該信号をメモリ17 06に記憶する。 カートがロック解除されていて、図47のロック解除及び自動再ロックルーチ ンが作動している間には、制御プログラムの主要な動作の他の機能(図45)が 割り込みベースで使用することができる。より詳細に言えば、図47のロック解 除及び自動再ロックルーチンがステップ1108、1110、1112を通過し ている間に、ユーザがいずれかの機能キー(例えば、追加/削除キー、時間キー 等)を押すと、それぞれのルーチン(例えば、追加/削除、時間計測等)が実行 される。その後、プログラムは、ロック解除及び自動再ロックルーチンへ戻り、 タイマ(ステップ1106)は、最大値の所定の自動再ロック時間から再度カウ ントダウンするようにリセットされる。 カートをロック解除するために、上述のようにユーザは、PINを入力しなけ ればならないが、ユーザは、セキュリティの目的で自分のPINを変更したい場 合がある。また、管理者が、ユーザのPINを変更したい場合もある。図48は 、「PIN変更」ルーチンを示している。このルーチンは、PINキーが押され た場合(ステップ2008)に、図45に示すように選択されることになる。図 48を再度参照すると、ステップ1302において、ユーザ(又は、管理者)は 、ユーザコード(ID/PIN)を入力する。ステップ1302は、上述のよう に、図46の手順に従う。有効なID/PINが入力されていると仮定すると、 ステップ1304において、「新しいPIN」というプロンプトがディスプレイ 1704に表示され、ユーザは、キーパッド1720を通じて新しいPINを入 力することができる。新しいPINは、「新しいPIN:####」及び「エン ター 又はクリア」の間の交互の表示によって、ステップ1306で表示される。ユー ザ入力は、ステップ1308で受け入れられる(その時間の間に上記交互の表示 は継続される)。ステップ1310において、エンターキーが押されていると、 新しいPINはステップ1314において記憶される。ステップ1310におい てエンターキーが押されていない場合には、ステップ1312において、クリア キーが押されているか否かが判定される。クリアキーが押されていれば、ルーチ ンは、ステップ1304に戻って、値PINを入力する(図示してはいないが、 ユーザがクリアキーを2回押すと、ルーチンは終了する)。ユーザがクリアキー (ステップ1312)を押していなかった場合には、ユーザは、クリアキーもエ ンターキーも押しておらず、従って、ルーチンはステップ1308へ戻る。 図45を再度参照すると、PINキーがステップ2008で選択されていない 場合には、ステップ2010が、時間キーが選択されているか否かを判定する。 時間キーが選択されていれば、ステップ1400の日付/時間/ロック解除時間 変更ルーチンが選択される。図49は、このルーチンを詳細に示している。最初 に、有効なID/PINがステップ1402で入力される。「日付−##/## /##」及び「エンター又はクリア」の交互の表示によって、現在の日付がステ ップ1404で表示され、この表示は、ユーザがステップ1406で入力する間 継続される。エンターキーが押されていた場合(ステップ1408)には、日付 は正しいものと推定され、ルーチンはステップ1412を続いて行う。エンター キーが押されていない(ステップ1408)場合には、ステップ1410でクリ アキーがチェックされる。クリアキーが押されていない場合には、ルーチンはス テップ1406へ戻る。クリアキーが押されていた場合には、フローはステップ 1414へ移行し、ユーザは日付を入力することができる。 ステップ1414は、図50に更に詳細に示されている。ステップ2402に おいて、例えば、「月:##(01−12)」及び「エンター又はクリア」を交 互に表示することによって、月が表示され、この表示は、ユーザ入力ステップ2 404の間継続される。エンターキーもクリアキーもステップ2406、240 8で押されていない場合には、フローはステップ2404に戻る。クリアキーが 押されている場合(ステップ2406、2408)には、ステップ2412で月 が入力され、フローはステップ2404へ戻る。エンターキーが押されていない (ステップ2406)場合には、フローはステップ2410へ移行する。 ステップ2410において、例えば、「日:##(01−31)」及び「エン ター又はクリア」を交互に表示することにより、日が表示され、この表示は、ユ ーザ入力ステップ2414の間継続される。エンターキーもクリアキーもステッ プ2416、2418で押されていない場合には、フローはステップ2414へ 戻る。クリアキーが押されていた(ステップ2416、2418)場合には、日 がステップ2422で入力され、フローはステップ2414へ戻る。エンターキ ーが押されている(ステップ2416)場合には、フローは2420へ移行する 。 ステップ2420において、例えば、「年:##(00−99)」及び「エン ター又はクリア」を交互に表示することにより、年が表示され、この表示は、ユ ーザ入力ステップ2424の間継続される。エンターキーもクリアキーもステッ プ2426、2428で押されていない場合には、フローはステップ2424へ 戻る。クリアキーが押されている(ステップ2426、2428)場合には、ス テップ2432で年が入力され、フローはステップ2424へ戻る。エンターキ ーが押されている(ステップ2426)場合には、フローは終了する。 ルーチン1414(図50)が終了した後に、フローは、図49のステップ1 412へ戻る。ステップ1412において、「時間:##:##」及び「エンタ ー又はクリア」の交互の表示が開始され、この表示は、ユーザ入力ステップ14 14の間継続される。エンターキーもクリアキーも押されていない(ステップ1 418、1420)場合には、フローはステップ1416へ戻る。クリアキーが 押されている(ステップ1418、1420)場合には、ステップ1424で時 間が入力される。エンターキーが押されている(ステップ1418)場合、ステ ップ1424で時間が入力されている場合には、フローはステップ1422に移 行する。ここでは図示していないが、時間入力ステップ1424の機能は、日入 力ステップ1414と同様であって、時間(00−24)及び分(00−59) が入力される点が異なっている。 ステップ1422においては、「再ロック:##分」及び「エンター又はクリ ア」の交互の表示が開始され、この表示は、ユーザ入力ステップ1426の間継 続される。エンターキーもクリアキーも押されていない(ステップ1428、1 430)場合には、フローはステップ1426へ戻る。クリアキーが押されてい る(「ステップ1428、1430)場合には、自動再ロック時間がステップ1 434で入力される。エンターキーが押されている(ステップ1428)場合、 あるいは、自動再ロック時間がステップ1434で入力されている場合には、フ ローはステップ1432に移行する。ここには図示していないが、自動再ロック 時間入力ステップ1434の機能は、日付入力ステップ1414と同様であって 自動再ロック時間(01−99分)が入力される点が異なっている。上述のよう に、自動再ロック時間(図47のステップ1100参照)に等しい時間にわたっ てかとがロック解除された後に、カートは自動的にロックされる。 ステップ1432において、「ロックアウト:##分」及び「エンター又はク リア」の交互の表示が開始され、この表示は、ユーザ入力ステップ1436の間 継続される。エンターキーもクリアキーも押されていない(ステップ1438、 1440)場合には、フローはステップ1436に戻る。クリアキーが押されて いる(ステップ1438、1440)場合には、ロックアウト時間がステップ1 444で入力され、ルーチンのフローは終了する。ここでは図示していないが、 ロックアウト時間入力ステップ1444の機能は、日付入力ステップ1414と 同様であって、ロックアウト時間(01−99分)が入力される点が異なってい る。上述のように、無効なID/PINが三回入力されると、システムは、アク セスが拒否された/ロックアウト状態(図46のステップ1012)を入力し、 ロックアウト時間に等しい時間にわたってその状態に留まる。 図45を再度参照すると、時間キーが押されていない(ステップ2010)に は、検査キーの選択がステップ2012でチェックされる。ユーザがカートをロ ック解除する度毎に、アクセス記録が、不揮発性メモリ1706に記憶される。 例えば、最後の500回のアクセス記録が、更新式に(すなわち、最も古い記録 を削除して新しい記録を記憶することができるように)保持される。各々のカー トには、独自のカート認識手段が設けられている。ロック解除エラーもメモリ1 706に記憶される。これら総ての情報は、検査機能(図45のステップ150 0)を用いて、コンピュータにダウンロードされる。この手順は、図51により 詳細に示されている。ステップ1502において、ID/PINが図46と同様 に入力される。「コンピュータ接続」及び「エンター又はクリア」の交互の表示 がステップ1504で開始され、この表示は、入力ステップ1506の間継続さ れる。ステップ1506の間にキーパッド1720からユーザ入力が行われた後 に、ステップ1508は、エンターキーが選択されているか否かをチェックする 。ユーザは、恐らく、エンターキーを押す前に、コンピュータをI/Oポート1 714に接続している。そうではなく、ユーザがクリアキーを押すと(ステップ 1508、1510)、ルーチンはステップ1514に移行し、そこでバッテリ 充電メッセージを表示し、その後、ルーチンは終了する。エンターキー(ステッ プ1508)もクリアキー(ステップ1510)も押されない場合には、フロー はステップ1506へ戻る。エンターキーが押されている(ステップ1508) 場合には、フローはステップ1512に進み、そこで情報がダウンロードされる 。ステップ1512の間に、「ダウンロード情報」が表示され、次に、プロセス が 完了すると、「ダウンロード完了」が表示される。トランザクションが完了する と、ステップ1514でバッテリ充電メッセージが約15秒間にわたって表示さ れる。アクセス情報に加えて、ユーザの名前、ID及びPINのリストの如き他 の情報をコンピュータにダウンロードすることができる。 管理者は、検査機能に加えて、ユーザを追加したり削除したりしたい場合があ る。検査キーが押されていない(図45のステップ2012)場合には、フロー はステップ2014に進み、そこで追加/削除キーが選択されているか否かを判 定する。追加/削除キーが選択されていない場合には、フローは、ステップ20 02に戻る。「イエス」であれば、管理者追加/削除ルーチン(ステップ180 0)が実行される。図52は、このルーチンをより詳細に示している。ステップ 1802において、ID/PINが入力され、図46と同様に確認される。ステ ップ1804において、「ユーザID入力」及び「エンター又はクリア」の交互 のプロンプトが表示されて、ユーザ入力が受け入れられる。CPU1702は、 ステップ1808において、入力IDに対応するPINをメモリ1706から検 索する。入力IDに該当するPINが全く存在しなければ(ステップ1810) は、「ID:##,PIN:なし」及び「クリアしてPINを変更」の交互の表 示が現れる(ステップ1812)。反対に、入力IDに対してPINが指定され た場合(ステップ1810)には、「ID:##,PIN:####」及び「ク リアしてPINを変更」の交互の表示が現れる(ステップ1814)。ステップ 1812又は1814の後に、フローはステップ1816へ移行する。ステップ 1816においては、ユーザ入力が許容される。クリアキーは押されていない( ステップ1818)が、ユーザが別のIDの入力を開始してる(ステップ184 2)場合には、フローはステップ1808に戻る。この操作によって、管理者は 、エンターキーを押すことなく数を押すことによって、ユーザのID及びPIN を「スクロール」することができる。クリアキーもIDも入力されない(ステ ップ1842)場合には、フローは終了し、バッテリ充電メッセージが表示され る(図51には示されていない)。 反対に、ユーザがクリアキーを押している場合には、ユーザ追加ルーチン又は ユーザ削除ルーチンが選択される。最初に、ユーザ削除ルーチンを検討する。説 明の都合上、スクリーンが、ID/PINの組み合わせ(例えば、「ID:05 ,PIN:1234」)を表示しているものと仮定する。そのような指定された PINが存在する(ステップ1820)場合には、ディスプレイは、「なし」に 変更される(ステップ1832)。ステップ1834においてユーザがエンター を入力すると、フローは、ステップ1836で分岐してステップ1838へ移行 し、上記ユーザを削除する。ステップ1834においてユーザがエンターを入力 しない(その代わりに、クリアキー又は他のキーを押す)場合には、ルーチンは 終了し(ステップ2836はエンドに分岐する)、バッテリ充電メッセージが表 示される。 次に、ユーザ追加ルーチンを検討する。この場合には、説明の都合上、スクリ ーンが、ID/PINの組み合わせ(例えば、「ID:56,PIN:なし」を 表示しているものと仮定する。PINが指定されていない(ステップ1820) ので、ステップ1822は「なし」の表示を削除し、ユーザは、ステップ182 4で新しいPINを入力することができる。次に、ユーザがステップ1830で エンターを入力すると、ステップ1828はフローをステップ1830へ分岐し て、新しいID/PINを追加する。その後、ルーチンは終了して、バッテリ充 電メッセージを表示する。ユーザがステップ1826でエンターを入力しない場 合には、ステップ1828は、フローを分岐してルーチンを終了させ、バッテリ 充電メッセージが表示される。 上述の管理者PIN追加/削除ルーチンは、ユーザを追加した時には、ユーザ のID及び最初のPINが必然的に入力されるので、ユーザは勿論、PIN変更 ルーチンにおいて独自のPINを上述のように変更することができる。管理者が 、ユーザの名前、ID及びPINのリストを必要とする場合には、コンピュータ 検査プログラムから同じことを行うことができる。 上述のコンピュータ検査プログラムは、セキュリティシステム1700からコ ンピュータへの情報のダウンロードを許容するが、本システムは、外部のコンピ ュータから電子制御装置のプログラミング及び制御を行うことも許容する。ダウ ンロード操作と同様に、I/Oポート1714がインターフェースとして用いら れる。日付、時間、管理者PIN、ユーザPIN、ロックアウト時間、自動再ロ ック時間、及び、他の任意の制御可能なパラメータを外部コンピュータにプログ ラムし、次に、I/Oポート1714を介して電子制御装置にアップロードする ことができる。 制御プログラムの任意の作動モード(例えば、ロック解除及び自動再ロックル ーチン1100、PIN変更ルーチン1300、日付/時間/ロック解除時間変 更ルーチン1400、アクセス記録検査ルーチン1500、管理者PIN追加/ 削除ルーチン1800、及び、ID/PIN入力確認ルーチン1000を含む) において、制御プログラムがユーザの入力を待機しており、入力がないまま所定 の時間が経過した場合には、制御プログラムは、その作動モード又はルーチンか ら出て、メインプログラムへ戻る(図45のステップ2000)。これにより、 例えば、電子制御装置がそのルーチンの間で関与されない状態にある場合には、 管理者PIN追加/削除ルーチンから自動的に出ることによって、セキュリティ を改善する。 従って、カセットアセンブリを備えると共にフレームアセンブリの一部として フランジ付きの支持ポストを用いる医薬カートを上に説明した。このカセットア センブリは、医薬カートの外部に位置する時に、その内容物の安全を確保するた めの独自の外部ロックアセンブリを備えている。カセットアセンブリは、また、 医薬カートの内部ロックアセンブリと共に使用されるように構成することもでき る。 本発明の特定の実施例を上に詳細に説明したが、上述の記載は単に説明の目的 で行ったものであることは理解されよう。そのような実施例に加えて、これら好 ましい実施例の種々の変更例、並びに、そのような実施例の開示された特徴に対 応する等価の構造は、以下の請求の範囲に記載された本発明の精神から逸脱する ことなく、当業者が考えることができる。請求の範囲は、そのような変更例及び 等価の構造を含むように最も広く解釈されるべきである。
【手続補正書】 【提出日】1998年5月1日 【補正内容】 請求の範囲 1 波状の内側面とリブ付きの外側面とを有する側部パネルを含み、少なくとも 一つのカセットトレイを支持するためのフレームと、 前記フレームの中に摺動可能に支持されている少なくとも一つのカセットト レイと、 前記カセットトレイの中に収容されている少なくとも一つの容器と、 閉鎖構造体の中に前記フレーム及び前記カセットトレイを個別的に締めるた めの内部ロック機構と、 前記容器を前記フレームの中に締めるための外部ロック機構とを含むことを 特徴とするカセットアセンブリ。 2.前記内部ロック機構は、前記リブ付きの外側面に設けられた開口と、該開口 を通して係合可能な前記カッセトトレイに設けられた係合装置とを含むことを特 徴とする請求項1に記載のカセットアセンブリ。 3.前記係合装置は、前記カセットトレイの横方向の側部に切欠部を形成してい ることを特徴とする請求項2に記載のカセットアセンブリ。 4.前記内部ロック機構は、更に、前記カセットトレイに設けられた前方のリッ プ部を含んでおり、前記容器を引き出すときには、前記容器を前記リップ部の上 方に持ち上げなければならないように構成されていることを特徴とする請求項3 に記載のカセットアセンブリ。 5.前記外部ロック機構は、前記フレームの中に摺動可能に配置されたロックロ ッドと、前記フレームの中に配置され前記ロックロッドと作動的に係合する作動 器とを含んでおり、前記ロックロッドは、ロック位置において前記カセットトレ イと係合して前記カセットトレイが前記フレームから引き出されること を防止するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカセットア センブリ。 6.前記ロックロッドは、歯部を含んでおり、前記カセットトレイは、前記歯部 と係合するためのラッチを含んでいることを特徴とする請求項5に記載のカセッ トアセンブリ。 7.前記ラッチは、前記歯部に当接するための当接面と、前記歯部の上で摺動し て前記ラッチを偏倚させるための傾斜面とを含んでいることを特徴とする請求項 6に記載のカセットアセンブリ。 8.更に、前記フレームの中に配置された安定化ロッドを含んでいることを特徴 とする請求項1に記載のカセットアセンブリ。 9.更に、前記容器に回転可能に取り付けられたラベルカバーを含んでいること を特徴とする請求項1に記載のカセットアセンブリ。 10.複数の支持ポストと、これらの支持ポストの間で支持されていると共に波状 の内側面を有している少なくとも2つの側壁と、前記支持ポスト及び前記側壁を 支持する底部プラットフォームと、前記支持ポスト及び前記側壁の上に被さる頂 部プラットフォームとから構成される閉鎖構造体と、 前記閉鎖構造体を締めるためのロック装置と、 前記閉鎖構造体の中に取り外し可能に支持されたカセットアセンブリとを含 むカートであって、 前記カセットアセンブリは、 波状の内側面とリブ付きの外側面とを有しており、前記リブ付きの外側面が 前記側壁の前記波状の内側面と係合するようになっている側部パネルを含み、少 なくとも一つのカセットトレイを支持するためのフレームと、 前記フレームの中に支持されている少なくとも一つのカセットトレイと、 前記カセットトレイの中に収容されている少なくとも一つの容器と、 前記ロック装置により作動的に係合されて、前記閉鎖構造体の中に前記フレ ーム及び前記カセットトレイを個別的に締めるための内部ロック機構と、 前記容器を前記フレームの中に締めるための外部ロック機構とを含むことを 特徴とするカート。 11.前記内部ロック機構は、前記リブ付きの外側面に設けられた開口と、該開口 を通して係合可能な前記カッセトトレイに設けられた係合装置とを含むことを特 徴とする請求項10に記載のカート。 12.前記係合装置は、前記カセットトレイの横方向の側部に切欠部を形成してい ることを特徴とする請求項11に記載のカート。 13.前記内部ロック機構は、更に、前記カセットトレイに設けられた前方のリッ プ部を含んでおり、前記容器を引き出すときには、前記容器を前記リップ部の上 方に持ち上げなければならないように構成されていることを特徴とする請求項1 2に記載のカート。 14.前記外部ロック機構は、前記フレームの中に摺動可能に配置されたロックロ ッドと、前記フレームの中に配置され前記ロックロッドと作動的に係合する作動 器とを含んでおり、前記ロックロッドは、ロック位置において前記カセットトレ イと係合して前記カセットトレイが前記フレームから引き出されることを防止す るように構成されていることを特徴とする請求項10に記載のカート。 15.前記ロックロッドは、歯部を含んでおり、前記カセットトレイは、前記歯部 と係合するためのラッチを含んでいることを特徴とする請求項14に記載のカー ト。 16.前記ラッチは、前記歯部に当接するための当接面と、前記歯部の上で摺動し て前記ラッチを偏倚させるための傾斜面とを含んでいることを特徴とする請求 項15に記載のカート。 17.更に、前記フレームの中に配置された安定化ロッドを含んでいることを特徴 とする請求項10に記載のカート。 18.前記支持ポストのそれぞれは、 細長い環状のポストと、 前記ポストから半径方向に延在し且つ前記ポストに沿って長手方向に走って いる複数の隔置されたフランジとを含んでおり、前記フランジのそれぞれは、前 記ポストから半径方向に延在する第1の部分と、前記第1の部分の終端部から延 在する第2の部分とを有していることを特徴とする請求項10に記載のカート。 19.更に、前記ロック装置を制御するための制御手段を含んでいることを特徴と する請求項10に記載のカート。 20.前記制御手段は、 情報を入力するための入力手段と、 アクセス情報を記億するための記億手段と、 (i)前記入力手段により入力された情報、及び(ii)前記記億手段に記憶さ れているアクセス情報に従って、前記ロック装置を制御するためのアクセス制御 手段とを含むことを特徴とする請求項19に記載のカート。 21.前記入力手段は、ユーザコードを入力するための手段を含んでおり、 前記記億手段は、有効なユーザコードを記億するためのユーザコード記億手 段を含んでおり、 前記アクセス制御手段は、(a)前記入力手段により入力されたユーザコード を前記ユーザコード記億手段に記億されている有効なユーザコードと比較して比 較結果を発生するための手段と、(b)前記比較結果に従って前記ロック装置 を制御するための手段とを含んでいることを特徴とする請求項20に記載のカー ト。 22.前記入力手段は、キーパッドを含んでおり、 前記ユーザコード記憶手段は、不揮発性メモリを含んでいることを特徴とす る請求項21に記載のカート。 23.前記制御手段は、更に、 経過時間を計測するための時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された経過時間に従って前記ロック装置を制御 するための時間制御手段とを含むことを特徴とする請求項19に記載のカート。 24.前記時間制御手段は、前記時間計測手段により計測された経過時間に従って 前記ロック装置をロックするための手段を含んでいることを特徴とする請求項2 3に記載のカート。 25.前記時間制御手段は、前記時間計測手段が所定の時間よりも長い経過時間を 計測することに応じて前記ロック装置をロックするための手段を含んでいること を特徴とする請求項24に記載のカート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レパート,デヴィッド,エー. アメリカ合衆国.18322 ペンシルヴァニ ア,ブラッドヘッズヴィル,カレン グレ ン ウェイ,ボックス 194エヌ,エッチ シー 1 (72)発明者 バーンズ,マイケル,ビー. アメリカ合衆国.18702 ペンシルヴァニ ア,ウィルクス−バレー,イースト トー マス ストリート 59 (72)発明者 ドハティ,ジョナサン,エム. アメリカ合衆国.18702 ペンシルヴァニ ア,ウィルクス−バレー,イースト サウ ス ストリート 314 (72)発明者 スティーヴンス,ケネス エー. アメリカ合衆国.19438 ペンシルヴァニ ア,ハーレイズヴィル,キャリアッジ ハ ウス レーン 505 (72)発明者 オーラヴ,クレイグ,エフ. アメリカ合衆国.18707 ペンシルヴァニ ア,マウンテントップ,オールド ノース ロード 2 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. カセットアセンブリであって、 波状の内側面及びリブ付きの外側面を有する側部パネルを含んでいて少なくと も1つのカセットトレイを支持するためのフレーム手段と、 前記フレーム手段の中で摺動可能に支持された少なくとも1つのカセットトレ イと、 前記カセットトレイの中に収容された少なくとも1つの容器と、 前記容器を閉鎖構造体の中で固定するための内部ロック手段と、 前記容器を前記フレーム手段の中で固定するための外部ロック手段とを備える ことを特徴とするカセットアセンブリ。 2. 請求項1のカセットアセンブリにおいて、前記内部ロック手段は、前記 リブ付きの外側面の開口と、該開口を通じて係合可能な前記カセットトレイに設 けられる係合手段とを備えていることを特徴とするカセットアセンブリ。 3. 請求項2のカセットアセンブリにおいて、前記係合手段は、前記カセッ トトレイの横方向の側部に切欠部を形成することを特徴とするカセットアセンブ リ。 4. 請求項3のカセットアセンブリにおいて、前記内部ロック手段は、更に 、前記カセットトレイに設けられる前方のリップ部を含んでおり、前記容器を引 き出すときには、該容器を前記リップ部の上方に持ち上げなければならないよう に構成されたことを特徴とするカセットアセンブリ。 5. 請求項1のカセットアセンブリにおいて、前記外部ロック手段は、前記 フレーム手段の中で摺動可能に設けられたロックロッドと、前記フレーム手段の 中に設けられていて前記ロックロッドと作動的に係合する作動手段とを備えてお り、前記ロックロッドは、ロック位置において前記カセットトレイに係合して、 該カセットトレイが前記フレーム手段から引き出すことができないように構成さ れたことを特徴とするカセットアセンブリ。 6. 請求項5のカセットアセンブリにおいて、前記ロックロッドは、歯部を 有しており、前記カセットトレイは、前記歯部に係合するラッチを有しているこ とを特徴とするカセットアセンブリ。 7. 請求項6のカセットアセンブリにおいて、前記ラッチは、前記歯部に当 接するための当接面と、前記歯部の上で摺動して前記ラッチを偏倚するための傾 斜面とを備えていることを特徴とするカセットアセンブリ。 8. 請求項1のカセットアセンブリにおいて、更に、前記フレーム手段の中 に設けられた安定化ロッドを備えることを特徴とするカセットアセンブリ。 9. 請求項1のカセットアセンブリにおいて、更に、前記容器に回転可能に 固定されたラベルカバーを備えることを特徴とするカセットアセンブリ。 10. 波状の内側面及びセキュリティシステムを有する閉鎖構造体に使用され るカセットアセンブリであって、 前記閉鎖構造体の前記波状の内側面に整合するリブ付きの外側面を有していて 少なくとも1つのカセットトレイを支持するためのカセットフレームと、 前記カセットフレームの中に支持された少なくとも1つのカセットトレイと、 前記カセットトレイの中に収容された少なくとも1つの容器と、 前記セキュリティシステムと共に作動可能な内部ロック手段と、 前記容器を前記カセットフレームの中で固定するための外部ロック手段とを備 えることを特徴とするカセットアセンブリ。 11. 請求項10のカセットアセンブリにおいて、前記カセットフレームは、 複数の側部パネルと、頂部及び底部の要素の間で挟まれて一緒に固定された後部 パネルとを備えており、前記各々の側部パネルは、スロットを画成する波状部が 形成された内側面と、リブ付きの外側面とを有することを特徴とするカセットア センブリ。 12. 請求項10のカセットアセンブリにおいて、前記内部ロック手段は、前 記リブ付きの外側面の開口と、該開口を通じて係合可能な前記カセットトレイに 設けられた係合手段とを備えることを特徴とするカセットアセンブリ。 13. 請求項12のカセットアセンブリにおいて、前記係合手段は、前記カセ ットトレイの横方向の側部に切欠部を形成することを特徴とするカセットアセン ブリ。 14. 請求項13のカセットアセンブリにおいて、前記内部ロック手段は、更 に、前記カセットトレイに設けられる前方のリップ部を備えており、前記容器を 引き出すときには、該容器を前記リップ部の上方に持ち上げなければならないよ うに構成されたことを特徴とするカセットアセンブリ。 15. 請求項10のカセットアセンブリにおいて、前記外部ロック手段は、前 記カセットフレームの中に摺動可能に設けられたロックロッドと、該ロックロッ ドを作動させて前記カセットトレイに係合させるための作動手段とを備えること を特徴とするカセットアセンブリ。 16. 請求項15のカセットアセンブリにおいて、前記カセットトレイは、前 記ロックロッドに係合するためのラッチを備えていることを特徴とするカセット アセンブリ。 17. 請求項16のカセットアセンブリにおいて、前記ロックロッドは、歯部 を有しており、前記ラッチは、前記歯部に当接するための当接面と、前記歯部の 上で摺動するための傾斜面とを有しており、前記ラッチは、前記傾斜面が前記歯 部の上で摺動する際に、偏倚されることを特徴とするカセットアセンブリ。 18. カートであって、 複数の支持ポストと、これら支持ポストの間で支持されていると共に波状の内 側面を有している少なくとも2つの側壁と、前記支持ポスト及び前記側壁を支持 する底部プラットフォームと、前記支持ポスト及び前記側壁に被さる頂部プラッ トフォームとから構成される閉鎖構造体と、 該閉鎖構造体を固定するためのロック手段と、 前記閉鎖構造体の中で着脱可能に支持されたカセットアセンブリとを備えてお り、 該カセットアセンブリは、 波状の内側面及びリブ付きの外側面を有しており、前記リブ付きの外側面が前 記側壁の前記波状の内側面に係合するようになっている側部パネルを含み、少な くとも1つのカセットトレイを支持するためのフレーム手段と、 該フレーム手段の中で支持されている少なくとも1つのカセットトレイと、 該カセットトレイの中に収容されている少なくとも1つの容器と、 前記ロック手段によって作動的に係合されて前記容器を前記閉鎖構造体の中で 固定するための内部ロック手段と、 前記容器を前記フレーム手段の中で固定するための外部ロック手段とを備えて いることを特徴とするカート。 19. 請求項18のカートにおいて、前記内部ロック手段は、前記リブ付きの 外側面の開口と、該開口を通じて係合可能な前記カセットトレイに設けられる係 合手段とを備えていることを特徴とするカート。 20. 請求項19のカートにおいて、前記係合手段は、前記カセットトレイの 横方向の側部に切欠部を形成することを特徴とするカート。 21. 請求項20のカートにおいて、前記内部ロック手段は、更に、前記カセ ットトレイに設けられる前方のリップ部を含んでおり、前記容器を引き出すとき には、該容器を前記リップ部の上方に持ち上げなければならないように構成され たことを特徴とするカート。 22. 請求項18のカートにおいて、前記外部ロック手段は、前記フレーム手 段の中で摺動可能に設けられたロックロッドと、前記フレーム手段の中に設けら れていて前記ロックロッドと作動的に係合する作動手段とを備えており、前記ロ ックロッドは、ロック位置において前記カセットトレイに係合して、該カセット トレイが前記フレーム手段から引き出すことができないように構成されたことを 特徴とするカート。 23. 請求項22のカートにおいて、前記ロックロッドは、歯部を有しており 、前記カセットトレイは、前記歯部に係合するラッチを有していることを特徴と するカート。 24. 請求項23のカートにおいて、前記ラッチは、前記歯部に当接するため の当接面と、前記歯部の上で摺動して前記ラッチを偏倚するための傾斜面とを備 えていることを特徴とするカート。 25. 請求項18のカートにおいて、更に、前記フレーム手段の中に固定され た安定化ロッドを備えることを特徴とするカート。 26. 請求項18のカートにおいて、前記各々の支持ポストが、 細長い管状のポストと、 前記ポストから半径方向に延在し且つ前記ポストに沿って長手方向に走ってい る複数の隔置されたフランジとを備えており、各々のフランジは、前記ポストか ら半径方向に延在する第1の部分と、該第1の部分の終端部から延在する第2の 部分とを有していることを特徴とするカート。 27. 請求項18のカートにおいて、更に、前記ロック手段を制御するための 制御手段を備えることを特徴とするカート。 28. 請求項27のカートにおいて、前記制御手段は、 情報を入力するための入力手段と、 アクセス情報を記憶するための記憶手段と、 前記ロック手段を、(i)前記入力手段によって入力された情報、及び、(ii ) 前記記憶手段に記憶されたアクセス情報に従って制御するためのアクセス制御手 段とを備えることを特徴とするカート。 29. 請求項28のカートにおいて、前記入力手段は、ユーザコードを入力す るための手段を備えており、 前記記憶手段は、有効なユーザコードを記憶するためのユーザコード記憶手段 を備えており、 前記アクセス制御手段は、(a)前記入力手段によって入力されたユーザコー ドを前記ユーザコード記憶手段に記憶されている有効なユーザコードと比較して 比較結果を発生するための手段と、(b)前記比較結果に従って前記ロック機構 を制御するための手段とを備えることを特徴とするカート。 30. 請求項29のカートにおいて、前記入力手段は、キーパッドを備えてお り、 前記ユーザコード記憶手段は、不揮発性メモリを含んでいることを特徴とする カート。 31. 請求項27のカートにおいて、前記制御手段は、更に、 経過時間を測定するための時間計測手段と、 前記時間計測手段によって測定された前記経過時間に従って前記ロック手段を 制御するための時間制御手段とを備えることを特徴とするカート。 32. 請求項31のカートにおいて、前記時間制御手段は、前記時間計測手段 によって測定された経過時間に従って前記ロック機構をロックするための手段を 備えることを特徴とするカート。 33. 請求項32のカートにおいて、前記時間ロック手段は、前記時間計測手 段が所定の時間よりも長い経過時間を測定することに応じて前記ロック機構をロ ックするための手段を備えることを特徴とするカート。 34. カセットアセンブリであって、 少なくとも1つのカセットトレイを支持するためのフレーム手段と、 該フレーム手段の中で摺動可能に支持されたカセットトレイと、 該カセットトレイの中に収容された少なくとも1つの容器と、 外部セキュリティシステムと協働して前記容器をロックするための内部ロック 手段と、 前記容器をロックするための外部ロック手段とを備えることを特徴とするカセ ットアセンブリ。 35. 請求項3のカセットアセンブリにおいて、前記切欠部は、前記カセット トレイの横方向の側部の溝に形成されていることを特徴とするカセットアセンブ リ。 36. 請求項1のカセットアセンブリにおいて、前記フレーム手段は、更に、 前記側部パネルの間に固定されていると共に頂部及び底部の要素の間に挟まれて いる後部パネルを備えることを特徴とするカセットアセンブリ。 37. 請求項13のカセットアセンブリにおいて、前記切欠部は、前記カセッ トトレイの横方向の側部の溝に形成されていることを特徴とするカセットアセン ブリ。 38. 請求項20のカセットアセンブリにおいて、前記切欠部は、前記カセッ トトレイの横方向の側部の溝に形成されていることを特徴とするカセットアセン ブリ。 39. 請求項18のカセットアセンブリにおいて、前記支持ポストは各々、 細長いポストと、 該細長いポストの長手方向に延在する少なくとも1つの溝を形成するための手 段とを備えることを特徴とするカセットアセンブリ。
JP8531805A 1995-04-21 1996-04-10 カセットアセンブリ及びカセットアセンブリを用いた単位投与量医薬カート Pending JPH11503935A (ja)

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