JPH11503389A - 頭部の傾きを防止または制限する装置 - Google Patents

頭部の傾きを防止または制限する装置

Info

Publication number
JPH11503389A
JPH11503389A JP9526444A JP52644497A JPH11503389A JP H11503389 A JPH11503389 A JP H11503389A JP 9526444 A JP9526444 A JP 9526444A JP 52644497 A JP52644497 A JP 52644497A JP H11503389 A JPH11503389 A JP H11503389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
elements
cushion
head support
occupant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9526444A
Other languages
English (en)
Inventor
ゼムシュ、アンゲリカ
シュナイダー、エリザベート
Original Assignee
ゼムシュ、アンゲリカ
シュナイダー・エリザベート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゼムシュ、アンゲリカ, シュナイダー・エリザベート filed Critical ゼムシュ、アンゲリカ
Publication of JPH11503389A publication Critical patent/JPH11503389A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/885Head-rests provided with side-rests
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests

Abstract

(57)【要約】 1以上のクッション状要素を備えた単一部分または複数部分からなる少なくとも一つの頭部支持要素(1a,1b;11a,11b)を有し、背もたれを有する座席内の着座者の頭部の前方および/または側方への傾きを防止または制限する装置について記載されている。この頭部傾斜防止装置は、1以上のクッション状要素が、所定の取り付け状態において、着座者の肩および/または胸の領域に位置し、着座者の首および/または頭部の側部および前部を包囲できるように構成され寸法が決められる点に特徴を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 頭部の傾きを防止または制限する装置 この発明は、請求の範囲の請求項1の前文部分に記載の装置、すなわち、一つ 以上のクッション状要素を有し且つ1部分あるいは多部分からなる少なくとも一 つの頭部支持要素を備え、背もたれを有する座席設備での着座者の前方および/ または側方への頭部の傾きを防止または制限するための装置に関するものである 。 着座者が眠る時に、着座者の頭部が特に、わずかに前方および/または側方へ 傾きまたは倒れることは周知である。 このことは、眠りを損ない、首の筋肉や項部の筋肉を痛める原因となる不快な 位置となる。 さらに、そのような状態では、睡眠者の口も度々開き、口からよだれが落ち、 このことは、睡眠者の衣服を汚すという不快な結果を引き起こす。 座席設備が自動車等の座席や子ども座席であれば、さらに、前方または側方へ 自由に揺れる睡眠者の頭部は、事故の際に拘束されずに振り回され、急速に鞭打 症等のような重大な傷害に至る危険がある。 睡眠者の頭部の傾きを防止する装置は、ドイツ実用新案登録出願第94188 78U1号から周知であり、その装置は請求の範囲の請求項1の前文部分に記載 の装置である。 この周知な装置は、しゃこ万力等により、座席設備の背もたれを組立できる頭 部支持式配置である。この装置は、実質的に可撓性背壁と、2つの側部パッドと から成る。側部パッドには、面ファスナーや種々のゴムのコーティングが装着さ れ、それらにより、頭部を保持する際に双方のパッドが共に固定され保持される 。この周知な装置は、取り付けや携行においても明らかに楽ではない。 請求の範囲の請求項1の前文部分に基づく他の装置は、米国特許第53302 55号から周知である。そこに記載されている装置は、車両座席に固定留めされ る膨張可能なクッションであり、規定通りの使用の際に、実質的に首の背部およ び特に首の側部を包囲し、首の前部は十分自由であり、記載された装置を取り付 け、取り外しできる。それにより、装置は比較的簡単に取り扱うことができるが 、頭部の前方への傾きは非常に限られた程度までしか妨げることができない。 それ故、この発明は、簡単に取り付けおよび携行できる、背もたれを備える座 席設備での着座者の頭部の前方および/または側方の傾きを確実且つ安全に防止 あるいは制限するための装置を提供することを課題にしている。 この課題は、この発明によると、請求の範囲の請求項1の特徴部分に記載の特 徴により解決される。 それによれば、規定通りの取り付け状態で、着座者の肩および/または胸の領 域にあてがわれ、着座者の首および/または頭部の側部および前部を完全に包囲 できるような、1以上のクッション状要素が構成される。 着座者の首および/または頭部の側部および前部を、規定通りの取り付け状態 で完全に包囲するように頭部支持要素を構成することにより、頭部の側方への傾 きも、頭部の前方への傾きも確実に防止できる。 規定通りの取り付け状態で、着座者の肩および/または胸の領域に当てるよう に頭部支持要素を構成することにより、座席または着座者に頭部支持要素を特別 に安定して固定する必要がなく、この発明による装置は、例えば、着座者の回り に装置を引っ掛け、頭部支持要素と連結されて連結部分と称される部分を座席の 背もたれおよび/または頭部支持体越しに投げるだけで、簡単に取り付けること ができる。 特に、連結部分が、座席設備の背もたれ越しに背もたれ側へ案内される場合に は、請求の範囲の請求項3に記載のように、着座者の後で吊るした状態または横 たわる状態で、規定通りの位置からの頭部支持要素の移動に抗する重り要素を連 結部分に設けることは有効である。 連結部分が座席装置に設けてある頭部支持体の周囲または頭部支持体越しに吊 るされる場合には、たいてい、連結部分が、例えば、頭部支持体上での取り付け に適し、または、頭部支持体の周囲に位置し得るループ状に構成されていれば十 分である。 この発明による装置の極めて簡単な装着性にもかかわらず、所定位置(着座者 の首および/または頭部)で長く留まり、そこで確実に課題(頭部の保持)を満 たす。 したがって、簡単に取り付けおよび携行できて、背もたれを備えた座席設備内 の着座者の頭部の前方および/または側方への傾きを確実且つ安全に防止または 制限する装置が提供された。 この発明の有利な別の構成は、従属項の主題となっている。 この発明を、実施の形態に基づいて図面を引用しつつ以下に詳細に説明する。 図1は、背もたれを備えた座席設備内の着座者の頭部の前方および/または側 方への傾きを防止または制限するためのこの発明による装置の実施の形態1の平 面図を概略的に示し、 図2は、この発明による装置の実施の形態2の平面図を概略的に示す。 背もたれを備えた座席設備内の着座者の頭部の前方および/または側方への傾 きを防止または制限する装置は、以下において、簡単化のために短縮して頭部傾 斜防止装置と称する。 図1に示される頭部傾斜防止装置は、円筒形クッション1a,1bの形の2つ の頭部支持要素と、重り要素2と、クッション1a,1bを重り要素2に連結す る2つの連結要素3a,3bの形の連結部分とを備えている。 円筒形クッション1a,1bの直径は、クッションが着座者の肩および/また は胸の領域に載り、着座者の首および場合により、頭部の回り(実質的に下顎の 領域の回り)に案内される状態で、クッション方向への頭部の傾きを制限できる ように、それぞれサイズが決められる。小さく、従って軽い(子どもの)頭部に 対しては、クッションを首に沿って延ばすことだけで十分である。特に、大きく 、従って重い(成人の)頭部に対しては、さらに、下顎の領域も含むようにする 必要がある。 クッション1a,1bの長さは、理想的には、それらが位置したときに、首、 場合によっては、頭部の側部および前部に比較的密接して完全に包むに十分なよ うに寸法が決められる。現在の知識によれば、これが、頭部の傾きに対する保護 効果を達成する、最も簡単で確実な方法である。しかしながら、クッションの全 長は、(とりわけ、所望の取扱い、機能および作用の仕方に応じて)より大きく 、またはより小さくでき、二つのクッション1a,1bの長さは、同一かあるい は異なっていてもよい。 クッション1a,1bは、一方では弾性的に構成され、首、場合によっては、 頭部の側部および前部の回りに多少密接して配置されるように変形自在であり、 従って、クッションによる頭部の支えは好ましいものと感じられる。しかし、他 方では、クッションはある最低限の剛性も有しており、傾きやすい頭部を所定の (傾かない)状態に確実に保持できる。 クッション1a,1bは、相互に対向する側部およびその自由端において、面 ファスナー要素4a,4bの形の連結装置を有する。双方のクッション1a,1 bが面ファスナー要素の引き合わせにより単一の連続したクッションに連結でき るように、面ファスナー要素は構成されている。クッション組み合わせ体内部の この種の連結の個所や仕方は、クッション1a,1bの長さ、面ファスナー要素 4a,4bの位置および大きさにより決定でき、面ファスナー要素の調整により 、頭部傾斜防止装置の取扱いやすさ、性能、運搬容易性および連結の堅固さの調 整(個々の適合)を可能にする。 面ファスナー要素4a,4bの代わりに、または、それに追加して、例えば、 吸引磁石、スナップ、普通のボタン等のような任意の別の連結装置も使用できる 。 クッション1a,1bの内部には、変形可能であるが、力を加えると長時間に わたって(次の力が及ぶまで)変形し得る、実質的に弾性的でないコアを設ける ことができる。事故等の場合に、このように構成されたコアにより負傷する危険 性を低く保つために、コアは比較的容易に変形できるものでなければならない。 そのようなコアを設けることにより、クッションの形をそれぞれの首および/ま たは頭部の形に持続的に適合することができる。 クッション1a,1bは、好ましくは、取り外して洗濯できるカバーで覆われ る。面ファスナー要素4a,4bまたは他の連結装置は、この場合、カバー上に 設けてあるか、少なくとも自由に接近できるように保持される。 図示のように、クッション1a,1bを重り要素2に連結する連結要素3a, 3bは、この実施の形態では、布地から成る支持要素であり、各クッション1a ,1bは、それぞれ、(常に一方のクッションだけに付設される)別々の連結要 素3a,3bにより共通の重り要素2に連結される。支持要素の長さ、または、 より一般的に表現すると、連結要素の寸法は、クッションが配置または保持され る位置、および/または着座者の後方でどれ位離し、着座者の後方でどれ位の高 さで重り要素を配置すべきかにより、決められる。このため、長さ調整機構を設 けることができ、この機構により支持要素の長さ(連結部分の寸法)を個々に調 整できる。 重り要素2は、この実施の形態では、布地製の容器の1以上のチャンバ内に充 填される砂により形成される。 砂の代わりに、当然、他の各種の材料を使用することもできる。特に、車両に 頭部傾斜防止装置が使用される際(事故の際)に非常に重要であるが、重り要素 による傷害の危険をできる限り少なくするために、代用として使用し得る材料は 、好ましくは、細粒状、および/または弾性材であり、および/または尖った角 や縁のない材料である。 重り要素が布地製の容器内に収容されることに限定されるものではない。容器 は、他の材料から成っていてもよく、また重りを形成する材料によっては省略す ることもできる。 重り要素は単一部分または多数の部分で構成できる。重り要素が多数の部分で 形成される場合は、多数の部分を脱着可能に互いに固定できるように設けること ができる。例えば、これは、ボタン、押しボタン、面ファスナー、フック等を使 用して各部分を付着することによりなされる。この種の重り要素の構成により、 重り要素の重さをそれぞれの環境に最適に適合することができる。 重り要素2に、例えば、おもちゃ、筆記用具、薬等のようなものを保管および /または携行できるポケットを形成でき、このことは、この発明による頭部傾斜 防止装置を旅行(自動車,バス、飛行機、列車、船、自転車(子供席)等での使 用のため)に携行する場合、非常に快適である。 規定通りに取り付けられた状態では、面ファスナー要素4a,4bにより連結 されるクッション1a,1bは、着座者の肩および/または胸の領域にあてがわ れ、首および場合によっては下顎の領域の側部および/または前部に配置される 。重り要素2は着座者の後ろに配置される。連結要素3a,3bは、その際、着 座者の肩および/または人が座っている座席の背もたれ越しに延びる。 この背もたれ構造が許容する限り、背もたれの後ろで重り要素は自由に下方へ 垂れ下がる。この重り要素の垂れ下がりは、2つの効果を有している。第1に、 この発明による頭部傾斜防止装置の一部として使用されないときに、遅かれ早か れ首から下がりクッションが、首に向けて引かれる(第1の効果)。第2に、連 結要素3a,3bが着座者の肩および/または座席の背もたれに押圧され、それ により、着座者および/または座席越しに頭部傾斜防止装置が滑ること(クッシ ョンが首から外れるこの)が、著しく困難となるか、全く排除される(第2の効 果)。これらの効果がどれ位強く現れるかは、とりわけ、頭部傾斜防止装置の質 量、頭部傾斜防止装置の内部での質量分布および頭部傾斜防止装置と着座者およ び/または背もたれ間の摩擦に依存する。着座者の首締めを阻止するために、好 ましくは第2の効果を出しつつ、第1の効果を比較的低く保つようにすべきであ る。一方、着座者が前方へ曲がるような状況では、第2の効果も強くは現れない 。 いくつかの背もたれ構造では、背もたれの後ろで重り要素が下方へ垂れ下がら ない。これは、例えば、自動車のリアシートの場合である。この場合には、重り 要素を背もたれの後ろの支持面(例えば、自動車の後方の荷物棚)上に置くこと ができる。重り要素は支持面を押圧し、その結果、支持面に沿って重り要素が滑 ること(首からクッションがずり落ちる)は、著しく困難となるか、完全に排除 される(第3の効果)。 すなわち、頭部支持要素(クッション1a,1b)、重り要素2および連結要 素3a,3bは、それぞれ、これらの要素が接触する領域(接触は必ずしもこれ らの領域上に載置された要素の間で生じるものではない)、または、規定通りに 取り付けられた頭部傾斜防止装置がずり落ちる際にこれらの要素が接触する領域 と、それぞれの要素との間に、頭部傾斜防止装置のずり落ちを阻止しまたは少な くとも著しく制限するだけの摩擦力が生成されるような重さおよび/または表面 状態を備えることが好ましい。 上述された頭部傾斜防止装置は、背もたれおよび/または着座者の上体の傾斜 に依存しない。この頭部傾斜防止装置は、座席が直立する位置、および座席がほ ぼ水平な位置(例えば、自動車の子供用座席および赤ん坊用座席の場合にある程 度相当する)においても同様に使用できる。 自動車の子供用座席および赤ん坊用座席の場合、連結要素3a,3bは、子供 用座席または赤ん坊用座席が装着される座席の背もたれを介して案内される。し かしながら、これは、重り要素が少なくとも着座者の肩および/または背もたれ 越しに案内されて着座者の後ろに配置し得るように、頭部支持要素、重り要素お よび/または頭部支持要素を重り要素に連結する部分が構成されることを変更す るものではない。 背もたれ構造およびそれに適合する頭部傾斜防止装置の使用と関係なく、この 発明の実施の形態1に係る頭部傾斜防止装置は、多様で簡単に使用できるにも拘 わらず、非常に信頼性があり安全である。 次に図2を参照して説明されるこの発明の実施の形態2に係る頭部傾斜防止装 置は、車両の座席等の頭部支持体の回りに吊るされるように構成される。 図2から分かるように、実施の形態2に係る頭部傾斜防止装置は、円筒形クッ ション11a,11bの形の2つの頭部支持要素と、頭部支持要素から延びる2 つの連結要素13a,13bの形の連結部分とから成る。 クッション11a,11bと、そこに設けられた面ファスナー要素14a,1 4bの構成、機能および作用は、実施の形態1で設けられたクッション1a,1 bと、そこに設けられる面ファスナー要素4a,4bに対応しており、このため 、クッション1a,1bおよび面ファスナー要素4a,4bに関する記述は、完 全にクッション11a,11bおよび面ファスナー装置14a,14bにも当て はまる。 連結要素13a,13bは、実施の形態1の連結要素3a,3bに対応してお り、この実施の形態2では、上述した実施の形態1とは、連結要素に重り要素が 設けられていないこと、連結要素13a,13bの自由端に面ファスナー要素1 5a,15bの形の連結装置が設けられて互いに解除可能に連結されることだけ が異なる。これらの相違以外については、連結要素3a,3bに対してなされた 記述が連結要素13a,13bにも当てはまる。 面ファスナー要素15a,15bで連結要素13a,13bを連結することに より、座席に装着した頭部支持体(例えば、車両座席の頭部支持体)の回りに連 結要素を吊るし、そこに保持することが可能となる。 面ファスナー要素15a,15bの代わりに、または面ファスナー要素15a ,15bに追加して、例えば、吸引磁石、スナップ、普通のボタン等のような他 の連結装置を使用することもできる。 面ファスナー要素を比較的大きく構成することにより、互いに異なった相対位 置で連結でき、それにより、連結部分の有効寸法(有効長さ)を変更することが でき、ひいては、クッション11a,11bが配置され保持される位置を希望に 合わせて個々に調整することができる。 面ファスナー要素15a,15bは、長さの等しい連結要素13a,13bの 自由端部に設けられる必要はなく、長さが等しいあるいは異なる連結要素13a ,13bの任意の個所に設けることができる。 面ファスナー要素15a,15bまたは追加して設けた連結要素には、必要に 応じて1以上の重り要素を付加することができ、それにより、頭部傾斜防止装置 は、選択的に、実施の形態1による頭部傾斜防止装置、あるいは実施の形態2に よる頭部傾斜防止装置として使用できる。 この発明による頭部傾斜防止装置の上記の各実施の形態は、それぞれ、頭部支 持要素として、相互に連結される二つのクッションを有している。力の作用を受 けて自動的に解除される頭部支持要素間の連結は、特に、自動車の場合に有利で ある。即ち、事故の際に、着座者の頭部が激しく動くと(例えば、着座者がシー トベルトをせず、振り回されるので)、クッション間の連結が解除され、頭部傾 斜防止装置による負傷から着座者を守る。 クッションは二つの部分からなることに限定されるものではない。2つのクッ ション1a,1bまたは11a,11bと同様に、着座者の首および場合によっ て頭部の下顎の側部や前部を完全に囲む一体のクッションを設けることもできる 。しかしながら、この場合、少なくとも車両の内での頭部傾斜防止装置の使用の 際に、着座者の頭部が激しく動いたときに自動的に解放され得るようにすること を考慮すべきである。これは、例えば、一体のクッションが少なくとも部分的に 解除可能に連結部分3a,3bまたは13a,13bに連結される(例えば、面 ファスナーにより)ことにより達成される。例えば、実施の形態2において、連 結部分および/または重り要素が危険な場合に自動的に解除される連結を有し、 これにより着座者の頭部を解放するというような状況があれば、クッションと連 結部分との間のそのような解除可能な連結がなくてもよいことになる。 また、連結部分3a,3bまたは13a,13bは、それぞれ、2つの携行可 能な要素から成ることに限定されない。携行式でない要素および/または互いに 連結されて連続した一つのユニット(一体構成の連結要素)を形成する連結要素 も連結部分として使用に適している。 前記の各実施の形態では、頭部傾斜防止装置の全構成要素が布地から製造され るか、少なくとも布地でカバーされるが、このことに関しても限定されるもので はない。頭部傾斜防止装置の構成要素と着座者の肩および/または胸の領域およ び/または座席の背もたれとの間で、頭部傾斜防止装置の所定の機能を保証でき るような大きさの摩擦力が生成されなければならないが、任意の他の素材を使用 することができる。 この発明による頭部傾斜防止装置の最初に説明した実施の形態1では、重り要 素2は全連結要素3a,3bに共通の重り要素であったが、これに関しても限定 されるものではない。その代わりに、複数の相互に独立した重り要素(例えば、 連結要素3a,3b毎の重り要素)を設けることもできる。これらの複数の重り 要素は、分離されたままのものであってもよく、あるいはクッション1a,1b または11a,11bと同様に連結装置により解除可能に連結されるものであっ てもよい。 すなわち、上述した頭部傾斜防止装置の構成により、簡単に取り付けおよび携 行できる、背もたれを備える座席設備での着座者の頭部の前方および/または側 方の傾きを確実且つ安全に防止あるいは制限するための装置が提供される。 参照番号のリスト 1a クッション 1b クッション 2 重り要素 3a 連結要素 3b 連結要素 4a 面ファスナー要素 4b 面ファスナー要素 11a クッション 11b クッション 13a 連結要素 13b 連結要素 14a 面ファスナー要素 14b 面ファスナー要素 15a 面ファスナー要素 15b 面ファスナー要素

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1以上のクッション状要素を備えた単一部分または複数部分からなる少なく とも一つの頭部支持要素(1a,1b;11a,11b)を有し、背もたれを有 する座席内の着座者の頭部の前方および/または側方への傾きを防止または制限 する装置において、 1以上のクッション状要素は、所定の取り付け状態において、着座者の肩およ び/または胸の領域に位置し、着座者の首および/または頭部の側部および前部 を包囲できるように構成され寸法が決められることを特徴とする装置。 2.頭部支持要素(1a,1b;11a,11b)は単一部分または複数部分か らなる連結部分(3a,3b;13a,13b)に続いており、この連結部分は 、頭部支持要素を所定の位置に保持し、座席の背もたれを越えて案内され、およ び/または座席に設けられた頭部支持体の周囲または上に掛けられるように構成 され寸法が決められることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.頭部支持要素(1a,1b;11a,11b)は、連結部分(3a,3b; 13a,13b)を介して少なくとも1つの重り要素(2)に連結され、頭部支 持要素、連結部分および/または重り要素は、重り要素が着座者の後ろに位置す る、または吊るされるように構成されることを特徴とする請求項2に記載の装置 。 4.重り要素(2)は、1以上のチャンバ内に充填された砂により実質的に形成 されることを特徴とする請求項3に記載の装置。 5.頭部支持要素は、細長い形状を有する2つのクッション状要素(1a,1b ;11a,11b)により形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか 一項に記載の装置。 6.頭部支持要素を形成するクッション状要素(1a,1b;11a,11b) は、クッション状要素の相互の解除可能な連結および/または連結部分(3a, 3b;13a,13b)および/または重り要素(2)への解除可能な連結を可 能とする連結装置(4a,4b;14a,14b)を有することを特徴とする請 求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。 7.連結部分(3a,3b;13a,13b)は、可撓性の携行可能な2つの要 素により形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置 。 8.連結部分(3a,3b;13a,13b)は、連結部分の相互の解除可能な 連結および/または頭部支持要素(1a,1b;11a,11b)および/また は重り要素(2)への解除可能な連結を可能とする連結装置(15a,15b) を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。 9.連結部分(3a,3b;13a,13b)の有効寸法は、調整機構または可 変連結手段により調整可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項 に記載の装置。
JP9526444A 1996-01-27 1997-01-26 頭部の傾きを防止または制限する装置 Ceased JPH11503389A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19602939.2 1996-01-27
DE19602939A DE19602939C2 (de) 1996-01-27 1996-01-27 Vorrichtung zur Vermeidung oder Einschränkung des Kippens des Kopfes eines in einer eine Rückenlehne aufweisenden Sitzgelegenheit Sitzenden nach vorne und/oder zur Seite
PCT/DE1997/000187 WO1997027076A2 (de) 1996-01-27 1997-01-26 Vorrichtung zur vermeidung oder einschränkung des kippens des kopfes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11503389A true JPH11503389A (ja) 1999-03-26

Family

ID=7783860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9526444A Ceased JPH11503389A (ja) 1996-01-27 1997-01-26 頭部の傾きを防止または制限する装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6860563B1 (ja)
EP (1) EP0817732B1 (ja)
JP (1) JPH11503389A (ja)
AT (1) ATE225717T1 (ja)
AU (1) AU2150697A (ja)
CA (1) CA2215665A1 (ja)
DE (2) DE19602939C2 (ja)
WO (1) WO1997027076A2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19918517C1 (de) * 1999-04-23 2000-05-04 Audi Ag Kindersitz für ein Kraftfahrzeug
US20050173962A1 (en) * 2004-02-05 2005-08-11 Stein Carol A. Travel pillow
US20060244299A1 (en) * 2005-05-02 2006-11-02 Kristen Snedeker Adjustable infant head support
US7213883B2 (en) * 2005-05-26 2007-05-08 Richard Charnitski Head rest
US7758125B2 (en) * 2007-07-28 2010-07-20 John Mittelstadt Portable support including a pillow
US8033603B2 (en) * 2007-08-31 2011-10-11 Clifford Bruce Meert Vehicle seat neck protection device
US7883150B2 (en) * 2009-02-05 2011-02-08 Grenier Laura D Portable neck and head support with strap for holding during use and storage
US20100283310A1 (en) * 2009-05-06 2010-11-11 Thomas Howell Blackwood Head Restraint Device
US20110140495A1 (en) * 2009-12-10 2011-06-16 Khashayar Nourishad Head and Neck Support Apparatus and Method
US8141955B1 (en) * 2010-11-15 2012-03-27 Sami Maassarani Seat back headrest
US8708414B2 (en) * 2011-06-13 2014-04-29 Stanley Hurwitz Travel headrest
US8967717B2 (en) 2011-12-13 2015-03-03 Robert Miller Sims Portable child restraining seat
GB2498795A (en) * 2012-01-27 2013-07-31 Lorraine Everett Passenger head and chin support
US9101223B2 (en) * 2012-03-29 2015-08-11 Cedric Thelonious Macillian Walker Travel pillow for sleeping in a vertical or near-vertical reclined position
DE202012101427U1 (de) 2012-04-17 2012-05-11 Angelika Semsch Kopfkippschutzvorrichtung
US9027185B2 (en) 2013-07-17 2015-05-12 Joseph L Garcia Portable head support device
GB2516911B (en) * 2013-08-06 2016-08-31 Magmatic Ltd Neck Pillow
DE202016103009U1 (de) 2016-06-07 2016-06-29 Sandini GmbH Kopfkippschutzvorrichtung

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3670737A (en) 1970-07-02 1972-06-20 Diapulse Corp Of America Ultra-short wave athermapeutic apparatus
US3951453A (en) * 1974-03-23 1976-04-20 Knoll International, Inc. Seating device having a weighted cushion
US4042278A (en) * 1976-04-12 1977-08-16 The Raymond Lee Organization, Inc. Drowsing chair pillow
US4114948A (en) * 1977-08-03 1978-09-19 Otis Perkey R V Auto headrest
DE2856366A1 (de) * 1978-08-17 1980-02-28 Otis Perkey R V Zusatzkopfstuetze
US4345347A (en) * 1980-04-24 1982-08-24 Kantor Philip A Head and neck support cushions
DE3023140A1 (de) * 1980-06-20 1982-01-14 Marcea, Joan Teodor, Dr.med., 6600 Saarbrücken In hoehe verstellbare kopfstuetze fuer kinder und kleine personen, geeignet fuer den ruecksitz des autos
FR2534125B1 (fr) * 1982-10-12 1986-10-24 Allard Jacques Mentonniere pour le soutien de la tete pendant le sommeil
US4617691A (en) * 1983-04-25 1986-10-21 Monti Martha S Support pillow
US4707031A (en) * 1984-04-30 1987-11-17 Meistrell Robert F Head restraint
US4725253A (en) * 1986-10-23 1988-02-16 Politte Emmett L Infant safety flotation seat device
CA1226510A (en) * 1987-04-01 1987-09-08 Therese H. Perron Head support
US4738488A (en) * 1987-04-20 1988-04-19 Camelio Carol L Adjustable headrest
JPH03139444A (ja) * 1989-10-25 1991-06-13 Takata Kk 子供用拘束シート
US5205611A (en) * 1990-05-22 1993-04-27 Frederick Oscar Stephens Head support pillow
GB2246292B (en) * 1990-07-25 1993-09-15 Maurice Reginald Favell Cushions
US5330255A (en) * 1992-11-12 1994-07-19 Davidson Textron Inc. Seat integrated inflatable neck support
US5339472A (en) * 1993-06-18 1994-08-23 Helen Yin Infant head and neck support pillow
DE9418878U1 (de) * 1994-11-24 1995-01-26 Nusstein Eva Kopfpolster, das die Funktion hat, den Kopf eines schlafenden Kindes oder Erwachsenen zu stützen
DE29501431U1 (de) * 1995-01-30 1995-04-06 Liu Ying Nan Kopfschutz für Kraftfahrzeuge
US5538323A (en) * 1995-02-08 1996-07-23 Henkel; James O. Neck rest for an automobile seat
US5544378A (en) * 1995-06-07 1996-08-13 Chow; Pok Y. J. Inflatable pillow

Also Published As

Publication number Publication date
DE19602939C2 (de) 1998-07-02
CA2215665A1 (en) 1997-07-31
DE59708408D1 (de) 2002-11-14
EP0817732B1 (de) 2002-10-09
DE19602939A1 (de) 1997-07-31
WO1997027076A3 (de) 1997-10-02
ATE225717T1 (de) 2002-10-15
US6860563B1 (en) 2005-03-01
WO1997027076A2 (de) 1997-07-31
AU2150697A (en) 1997-08-20
EP0817732A1 (de) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11503389A (ja) 頭部の傾きを防止または制限する装置
US5868471A (en) Portable headrest
US6641221B1 (en) Child's safety seat pillow
US4838611A (en) Car seat pillow
US6827400B2 (en) Sleeping occupant protection system for vehicles
US5655817A (en) Secure seat
US6216298B1 (en) Travel pillow
US6116691A (en) Head support pillow
CA2181397A1 (en) Infant support and restraint system
EP1033280A2 (en) Juvenile safety car seat
US20120280540A1 (en) Reclining baby car carrier
WO2006026563A2 (en) Baby head sleeping support system for car seat
US5382074A (en) Detachable stroller tray
US6793287B2 (en) Booster seat head rest
US20100301655A1 (en) Portable centering head cushion
WO2009108823A1 (en) Magnetized restraint systems and packages for travel and rest
US4630324A (en) Traveling reclining restraint and collision-protection device
US6554363B1 (en) Traveling pillow
US10905255B1 (en) Adjustable voluminous padded chair
US6394544B1 (en) Convertible head support
US20130076003A1 (en) Wheelchair, wheelchair support and travel pillow
US20100225149A1 (en) Head support apparatus for child car seats
US20060082205A1 (en) Sleeping Aid
US20090222990A1 (en) Neck roll for baby seats
GB2440257A (en) A travel pillow

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050921

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051107

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20060206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606