JPH11503332A - 食用酸またはそれらの塩を含む鉄分強化チョコレート風味飲料 - Google Patents

食用酸またはそれらの塩を含む鉄分強化チョコレート風味飲料

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Abstract

(57)【要約】 フマル酸第一鉄や硫酸第一鉄などの生体的利用効率の高い鉄分源で強化された栄養的チョコレート風味飲料混合物およびその他の食用混合物では、この飲料混合物を水または牛乳で戻したとき、たとえその水や牛乳が沸騰していても、望ましくない灰色への変色が見られない。灰色に変色する問題は、戻したチョコレート飲料のpHが約6.5以下になるように、クエン酸やリンゴ酸などの食用酸を緩衝剤として飲料混合物中に含めることによって解決する。この食用緩衝酸/塩を含めることによって得られる他の利益は、戻した飲料のチョコレートの芳香が安定する傾向にあるということである。この食用緩衝酸/塩を、生体的利用効率の高い鉄分源で強化された調製済みチョコレート風味飲料に含有させることによって、望ましくない灰色への変色も防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 食用酸またはそれらの塩を含む鉄分強化チョコレート風味飲料 技術分野 本発明は、チョコレート風味の食用混合物または粉末に関し、詳細には生体的 利用効率の高い鉄分源で強化したチョコレート風味の飲料混合物または粉末に関 する。本願は特に、この鉄分強化食用混合物/粉末に水や牛乳などの水性液体を 加えて戻す(reconstitute)とき、望ましくない灰色になるのを防止することに関 する。本願はさらに、この生体的利用効率の高い鉄分源で強化した調合済みチョ コレート風味飲料が、望ましくない色になるのを防止することに関する。 発明の背景 鉄分不足は、現在では一般的な栄養問題であり続けている。鉄分不足は発展途 上世界では重大な問題であり、ほとんど全ての年齢層に影響を及ぼす。この問題 は、幼児および産婦に特に深刻である。MacPhailおよびBothwellの「Fortificat ion of the Diet as a Strategy for Preventing Iron Deficiency」,Acta Pae diatric Scand.Supplement,361:114(1989)を参照のこと。 先進国においてさえ、鉄分不足の影響を非常に受けやすい年齢層は学齢に達し た児童である。なぜなら、彼らが成長するために必要な鉄分は、食事をとること によって供給される鉄分の量をしばしば超えるからである。青年期における鉄分 必要量は、精力的な運動プログラムによってさらに増加し、彼らの運動能力は鉄 分不足によって低下する。Hurrell の「Ferrous Fumarate Fortification Of A Chocolate Drink Powder」,British Journal of Nutrition,65:271(1991)を 参照のこと。 学童の鉄分不足の蔓延を減少させるための戦略が、いくつか提案されている。 鉄剤が有効であるが、供給方法および飲用遵守が重大な問題である。加えて鉄分 不足の蔓延は、通常は鉄剤の使用が引き合うのに十分なほど高くない。子供の鉄 分摂取量は、小麦製品などの主食を強化したり、砂糖などの広く消費される食品 を強化することによって増やすことができるが、これは発展途上国にとって費用 のかかりすぎることである。上記Hurrell は、子供の鉄分摂取量を増加させるた めの最も費用効果の高い手法は、この年齢層に選択的に使用される特別の食品の 強化であると提案している。この食品は子供にとって魅力的であり、かつ理想的 には他の栄養学的利益を提供するものである必要がある。 上記Hurrell によって提案されたそのような品目の一つに、チョコレート風味 の乳飲料がある。この製品の消費は主として学齢に達した児童に限られ、鉄分添 加をほとんど必要としない成人男性によっては消費されない。加えてチョコレー ト風味の牛乳は、子供にとって望ましい亜鉛やカルシウムなどの他のミネラルお よびビタミンの摂取量をも増加させる。 上記Hurrell によって指摘されているように、チョコレート乳飲料も含め、食 品および飲料を鉄分で強化することに関連したよく認識されている問題がある。 食品を強化するために通常使用される生体的利用効率の高い鉄分源(例えば、硫 酸第一鉄、グルコン酸第一鉄等)が、食品を変色させる傾向にあり、かつ感覚受 容性が不適当である傾向にある点で特にそうである。脂肪を含有する食品および 特に飲料をこの鉄分源で強化するのは非常に困難である。この材料が脂肪と相互 に作用し合う傾向にあり、通常は脂肪が酸化して風味の落ちた製品ができるから である。この相互作用は、食品および飲料の感覚受容的および審美的特性に影響 を及ぼすだけでなく、この材料の栄養学的な生体的利用効率にも望ましくない影 響を与える。しかしながら、感覚受容的問題をほとんどまたは全くひき起こさな い不活性鉄分源(還元鉄、ピロリン酸第二鉄等)を使用する場合は、消化管から 十分に吸収されない。この試みは、製品の色または味に悪影響を与えることなく 、生体的利用効率の高い鉄分源で食品を強化するためのものである。 上記Hurrell は、鉄分強化剤としてフマル酸第一鉄を使用し、チョコレート飲 料粉末を強化することを提案している。このフマル酸鉄で強化したチョコレート 飲料粉末に冷水または温水(80℃)または牛乳を加えて元に戻したとき、その 戻した飲料は色および風味の点で満足できるものと判断された。しかしながら、 このフマル酸第一鉄で強化したチョコレート飲料粉末に沸騰水または牛乳を加え て元に戻したとき、その戻した飲料は、「色が赤/茶色から受け入れ難い灰色に 変化した」と上記Hurrell は述べている。同上、275ページを参照のこと。生 体的利用効率の高い硫酸第一鉄で強化したチョコレート飲料粉末でも、水または 牛乳で戻したとき、望ましくない灰色に呈色する。 従って、水または牛乳などの水性液体でチョコレート飲料粉末を戻すとき、そ の水または牛乳が沸点にまで加熱されたときでも望ましくない灰色に呈色しない 、硫酸第一鉄やフマル酸第一鉄など生体的利用効率の高い鉄分源で強化したチョ コレート飲料粉末の提供が望まれている。 発明の開示 本発明は、生体的利用効率の高い鉄分源で強化した、栄養的チョコレート風味 食用混合物、特に飲料混合物に関する。この混合物は、 (a)風味を高める量のココアと、 (b)硫酸第一鉄、フマル酸第一鉄、コハク酸第一鉄、グルコン酸第一鉄、乳 酸第一鉄、酒石酸第一鉄、クエン酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、糖酸第二 鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄、硫酸第二鉄、およびこの混 合物から選択された、栄養学的に有効な量の鉄分源と、 (c)乳固形分0〜約25%と、 (d)有効量の甘味料と、 (e)水性液体に溶けたときにその食用混合物のpHが約3.0〜約6.5を 呈するに十分な量の、食用緩衝酸、食用緩衝酸の水溶性塩、およびこの混合物か ら選択された緩衝剤と を含む。 本発明はさらに、栄養的調合済みチョコレート風味飲料に関する。この調合済 み飲料は、 (a)風味を高める量のココアと、 (b)硫酸第一鉄、フマル酸第一鉄、コハク酸第一鉄、グルコン酸第一鉄、乳 酸第一鉄、酒石酸第一鉄、クエン酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、糖酸第二 鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄、硫酸第二鉄、およびこの混 合物から選択された、栄養学的に有効な量の鉄分源と、 (c)乳固形分0〜約25%と、 (d)有効量の甘味料と、 (e)飲料のpHが約3.0〜約6.5を呈するに十分な量の、食用緩衝酸、 食用緩衝酸の水溶性塩、およびこの混合物から選択された緩衝剤と、 (f)水性液体約60〜約98%と を含む。 本発明は、チョコレート風味の食用混合物、特に飲料混合物に水や牛乳などの 水性液体を加えて戻すとき、たとえその水または牛乳が沸点にまで加熱されても 、その食用混合物を、そして調合済みのチョコレート風味飲料を、望ましくない 灰色の呈色を示すことなく生体的利用効率の高い鉄分源(例えば、硫酸第一鉄や フマル酸第一鉄)で強化するという課題を解決するものである。驚くべきことに 、望ましくない灰色呈色の課題はpHに依存し、従って可逆的であることが見い 出された。この可逆的呈色の問題は、戻したチョコレート風味の製品(例えば、 飲料)または調合済みチョコレート風味飲料のpHが約6.5以下になるように 、緩衝剤として食用酸(例えば、クエン酸またはリンゴ酸)を食用混合物中に含 有させることによって解決される。この食用酸/塩を含むことによるその他の利 益は、それらが還元した製品または調合済み飲料のチョコレートの芳香を安定さ せる傾向にあるということである。これは、還元した製品または調合済み飲料の 香りに影響を及ぼすことなく達成される。 発明の詳細な説明 A.定義 本明細書において、「チョコレート風味の食用混合物」という用語はチョコレ ート風味の食品または飲料混合物を意味し、単体またはその他の食用成分と組み 合わせたものに水性液体または希釈液、すなわち水、牛乳、またはその他の水性 媒体を加え、戻して、結果的にチョコレート風味の最終製品を得ることができる ものである。本発明によるチョコレート風味の食用混合物は、穀物製品、ベビー フードまたは調合乳、プリン、アイスクリーム、ディップ、シロップ、パイ やその他のデザートの具、粉砂糖、ケーキ、クッキー・ミックスやブラウニー・ ミックス、および飲料を含む様々なチョコレート風味製品の調合に使用される。 本発明によるチョコレート風味の食用混合物として特に好ましくは、戻してチョ コレート風味飲料を得ることのできる、チョコレート風味飲料混合物である。 本明細書において、「全水分」という用語は、ココア、ミネラル(例えば、鉄 分)、乳化剤、砂糖、乳固形分、その他のミネラルやビタミン調合剤、およびそ の他の成分中に存在する水分を含む、乾燥混合物中に存在する全水分を意味する 。 本明細書において、「全脂肪分」という用語は、乳化剤、ミネラル、ビタミン 調合剤、甘味料、ココア、乳固形分、およびその他の乾燥成分中に存在する脂肪 分を含む、乾燥混合物中に存在する全脂肪分を意味する。 本明細書において、「戻した製品または飲料」という用語は、本発明の乾燥食 用混合物を水性液体または希釈液、すなわち水、牛乳、またはその他の水性媒体 、例えばコーヒー、紅茶、またはフルーツ・ジュースと混合することによって調 合した製品または飲料を意味する。この乾燥混合物は、通常、液体または希釈液 、例えば水または牛乳との比を約0.2:10〜約3:10として希釈される。 本明細書において、「調製済み飲料」という用語は、飲用に適した形態である 飲料製品を示す。 本明細書において、「乾燥状態での混合」という用語は、乾燥または液体成分 がいかなる水、蒸気、またはその他の水分含有溶媒をも添加せずにブレンドされ ることを意味する。混合は、できるだけ均質な状態でブレンドされるものである 。 本明細書において、「含む」という用語は、様々な成分が一緒に本発明の飲料 混合物に使用されることを意味する。従って、「本質的に〜から成る」および「 〜から成る」という用語は、含むという用語に包含されるものである。 本明細書において重量、割合、百分率は全て、他に明記がなければ重量に基づ くものである。 B.ココア 本発明の食用混合物および調製済み飲料の重要な成分は、ココアである。本発 明の食用混合物および飲料に使用されるココアとしては、ナチュラルもしくは「 ダッチ」チョコレート、または水に浸すか発酵したココアを用いることができ、 これらからは脂肪またはココア・バターの実質的成分が、溶媒抽出、圧搾、また はその他の手段によって圧搾または除去される。本発明の使用に適するココアは 、脂肪成分約0.5〜約20%を含むものである。ダッチ・チョコレートは、炭 酸カリウムなどのアルカリ性材料を用いた当業界でよく知られる方法で、カカオ の実の子葉を処理することによって調製される。一般に、ナチュラル・ココアよ りも濃い色であり、またより風味豊かになる傾向がある。 発酵したココア・パウダーもまた、本発明の食用混合物および調製済み飲料に 使用することができる。このココアは、熟していないカカオ豆を発酵させ、その 後ローストし、挽くことによって得られる。発酵は、通常、熟していないカカオ 豆を1週間水に浸し、その後乾燥させることによって行われる。 チョコレートは、本発明の食用混合物および調製済み飲料用のココア源として 使用することができ、従って、上述のように、チョコレートは「ココア」という 用語に含まれるものとする。チョコレートを使用する場合は、微細に分割された 形態にしなければならない。また、乾燥食用混合物もしくは調製済み飲料と混合 させるため、その全脂肪分が5%を超えないように、チョコレート中の脂肪分の 量を減少させることが必要である。 ココアは、滅菌するために加熱処理をしなければならない。従来の、固形物用 のどんな低温殺菌炉または低温殺菌装置も、ココアの滅菌のために使用すること ができる。ココアを1.5時間〜3時間で約110℃に加熱することによって、 通常は、バクテリア、酵母、およびカビを十分に死滅させることができる。 ココアは、本発明の食用混合物および調製済み飲料中に、「風味を高める」量 が含まれる。この食用混合物または飲料にチョコレート風味の特徴を付ける(「 風味を高める」)ために特に有効なココアの量は、どのような風味の印象が望ま れるか、および使用されるココアの種類によって変化する。通常ココアは、食用 混合物中に約0.05〜約30%、好ましくは約2〜約20%、最も好まし くは約3.5〜約16%含まれている。調製済み飲料の場合、ココアはその飲料 中に約0.005〜約3.5%、好ましくは約0.02〜約2.5%、最も好ま しくは約0.05〜約2.0%含まれている。 C.生体的利用効率の高い鉄分源 本発明の食用混合物および調製済み飲料の重要な成分は、生体的利用効率の高 い鉄分源である。第一鉄は、通常は第二鉄よりも身体に役立つものである。本発 明の食用混合物および調合済み飲料で使用される生体的利用効率の高い第一鉄塩 は、硫酸第一鉄、フマル酸第一鉄、コハク酸第一鉄、グルコン酸第一鉄、乳酸第 一鉄、酒石酸第一鉄、クエン酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、およびこの第 一鉄塩の混合物である。第一鉄は、通常、より生体的利用効率の高いものである が、ある種の第二鉄塩も生体的利用効率の高い鉄分源となることができる。本発 明の食用混合物および調製済み飲料中に使用される生体的利用効率の高い第二鉄 塩は、糖酸第二鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄、硫酸第二鉄 、およびこの第二鉄塩の混合物である。生体的利用効率の高い第一および第二鉄 塩の組合せまたは混合物を、この食用混合物および調製済み飲料中に使用するこ とができる。生体的利用効率の高い鉄分源として好ましくは、フマル酸第一鉄と アミノ酸第一鉄キレートである。 本発明で使用する生体的利用効率の高い鉄分源として、特に適するアミノ酸第 一鉄キレートは、配位子と金属との割合が少なくとも2:1である。例えば、好 適なアミノ酸第一鉄キレートは、金属に対する配位子のモル比が2であり、下記 の化学式で示される。 Fe(L)2 ここでLは、アルファアミノ酸、ジペプチド、トリペプチド、またはクァドラ ペプチドの反応配位子(reacting ligand)である。従ってLは、アラニン、アル ギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、グルタミン、 グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロ イシン、リジン、メチオニン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、セリ ン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、およびバリン、またはこのアルフ ァアミノ酸のいずれかの組合せによって生成されるジペプチド、トリペプチド、 もしくはクァドラペプチドから選択された自然に存在するアルファアミノ酸の反 応配位子であればよい。参照によりその全てが本明細書に合体される、1989 年9月5日発行の米国特許第4863898号(Ashmead 他)、1989年5月 16日発行の米国特許第4830716号(Ashmead)、および1986年7月 8日発行の米国特許第4599152号(Ashmead)を参照のこと。アミノ酸第 一鉄キレートとして特に好ましくは、反応配位子がグリシン、リジン、およびロ イシンであるものである。最も好ましくは、Albion研究所から商標名FERRO CHELで販売されている、反応配位子がグリシンであるアミノ酸第一鉄キレー トである。 この生体的利用効率の高い第一および第二鉄塩に加え、他の生体的利用効率の 高い鉄分源を本発明の食用混合物および調製済み飲料中に含有させることができ る。本発明の食用混合物および調製済み飲料を強化するために特に適したその他 の鉄分源には、ある種の鉄−砂糖−カルボン酸塩錯体が含まれる。この鉄−砂糖 −カルボン酸塩錯体では、カルボン酸塩は第一(好ましい)または第二鉄イオン の対イオンを提供する。この鉄−砂糖−カルボン酸塩錯体の合成全体には、水性 媒体中でカルシウム−砂糖部分を形成(例えば、水酸化カルシウムを砂糖と反応 させ、水性媒体中で鉄分源(硫酸第一鉄アンモニウム等)をカルシウム−砂糖部 分と反応させる)して望ましい鉄−砂糖部分を得、その反応系をカルボン酸(「 カルボン酸塩対イオン」)で中和して、望ましい鉄−砂糖−カルボン酸塩錯体を 得る工程を含む。カルシウム−砂糖部分を得るために使用することのできる砂糖 には、ブドウ糖、蔗糖と果糖、マンノース、ガラクトース、ラクトース、麦芽糖 などの摂取可能な糖質材料のいずれかと、この混合物が含まれ、蔗糖と果糖がよ り好ましい。「カルボン酸塩対イオン」を提供するカルボン酸は、クエン酸、リ ンゴ酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、プロピオン酸等の摂取可能なカルボン酸のい ずれかと、この酸の混合物である。 鉄−砂糖−カルボン酸塩錯体は、ともに参照によって本明細書に合体される。 1988年11月22日発行の米国特許第4786510号および同第4786 518号(Nakel 他)に記載されている方法で得られる。この材料は 「錯体」と呼ばれるが、実際それらは溶液中で、複雑に、高い割合で水和し、保 護されたコロイドとして存在するもので、「錯体」という用語は簡便性のために 使用される。 本発明の食用混合物および調製済み飲料中には、「栄養学的に有効な」量の鉄 分源が含まれる。「栄養学的に有効な量」とは、適度に滋養を与える量の鉄分が 鉄分源に含まれることを意味する。これは一般に、鉄分の毎日の摂取量である推 奨日摂取許容量(Recommended Daily Allowance,RDA)少なくとも3%であり 、より一般的には少なくとも10%であり、好ましくは推奨日摂取許容量(RD A)の少なくとも25%である。鉄分のRDAは、アメリカ合衆国内(Recommen ded Daily Dietary Allowance-Food and Nutrition Board、全米科学アカデミー −全米研究協議会、を参照のこと)で定義されるものである。RDAの計算に使 用される食物の量は、25gmである。 本発明の食用混合物および調製済み飲料では、栄養学的に有効な鉄分の量は、 最終製品の一回の使用量当たり、通常はRDAの約3%超であり、好ましくはR DAの約10〜約100%、最も好ましくはRDAの約10〜約30%である。 一般に、鉄分のRDAは女性の場合、6kg当たり10mg〜54−58kg当 たり18mgの範囲にわたり、年齢によって多少変化する。合理的でバランスの とれた食事を想定し、その他の食物源から得ることのできる鉄分も考慮し、通常 は食品と飲料によって、鉄分のRDA約10〜約45%(一食当たり)が補われ る。 D.乳固形分 本発明の食用混合物には、乾燥した乳固形分が含まれる。(本発明の調製済み 飲料の場合、乾燥乳固形分は、飲料、特に牛乳の代わりに水を水性液体として用 いた飲料を調製するために使用される。)この食用混合物を乳固形分なしで作る ことができるが、好ましい濃度はこの混合物の25%までである。この混合物が 乳固形分約0.5〜約15%を含むことが最も好ましい。 この乳固形分は、牛乳を乾燥させ、タンパク質、ミネラル、乳清、およびその 他の牛乳の成分の混合物を乾燥した状態で生成することによって得られる。この 固形分は、好ましくは脱脂乳固形分であり、すなわち脂肪分を除去した牛乳から 得られる固形分である。市販されている脱脂肪その他の乳固形分のどの製品も使 用することができる。(乳固形分の脂肪分含有量は、食用混合物の全脂肪分の一 部とみなされる。) 乳固形分には、その粉末が固まらないようフロー補助剤およびその他のデンプ ンを添加することができる。他の乾燥剤も使用することができる。牛乳および最 終食用混合物のタンパク質含有量を増加させるため、乳固形分にタンパク質補給 剤を添加することができる。 E.甘味料 本発明の食用混合物および調製済み飲料の他の成分は甘味料である。本明細書 において、「甘味料」という用語は例えばブドウ糖、蔗糖、果糖などの砂糖を含 む。この砂糖は、高い割合で果糖を含有するコーン・シロップ固形分、転化糖、 糖アルコール、ソルビトールも含み、またこの混合物も含む。本発明の食用混合 物中に通常含まれる甘味料は、単糖類と二糖類である。それには蔗糖、果糖、ブ ドウ糖、麦芽糖、乳糖が含まれる。他の炭水化物甘味料は、より少ない甘味が求 められている場合に使用することができる。この砂糖の混合物も使用することが できる。 本発明の食用混合物および調製済み飲料に使用するのに適した甘味料には低カ ロリー甘味料も含まれ、単体または砂糖などの他のカロリー甘味料との組合せも 含まれる。適切な低カロリー甘味料としては、サッカリン、シクラメート、アセ トスルファン、L−アスパラチル−L−フェニルアラニン低アルキルエステル甘 味料(例えばアスパルテーム)、1983年10月23日発行の米国特許第44 11925号(Brennan 他)に開示されているL−アスパラチル−D−アラニン アミド、1983年8月16日発行の米国特許第4399163号(Brennan他 )に開示されているL−アスパラチル−D−セリンアミド甘味料、1982年1 2月21日発行の米国特許第4338346号(Brand )に開示されているL− アスパラチル−L−1−ヒドロキシメチルアルカンアミド甘味料、1983年1 2月27日発行の米国特許第4423029号(Rizzi )に開示さ れているL−アスパラチル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、19 87年6月30日発行の米国特許第4677126号(Janusz他)に開示されて いるL−アスパラチル−D−フェニルグリシンエステルおよびアミド甘味料その 他が含まれる。特に好ましい低カロリー甘味料はアスパルテームである。 本発明の食用混合物および調製済み飲料に有効な甘味料の量(すなわち、「有 効な量」)は、使用される甘味料の種類や望まれる甘味の強さによって変わる。 低カロリー甘味料では、この量は使用する甘味料の甘味の強さによって変わる。 砂糖の場合(例えば、蔗糖)、この量は約10〜約95%の範囲にわたり、通常 は約55〜約70%であって、食用混合物および調製済み飲料の場合、通常は約 1〜約15%である。本発明の食用混合物および調製済み飲料の砂糖の量を決定 する場合には、風味成分(例えば、フルーツ・ジュース)中に存在する砂糖また はその他の甘味料も含める。一般に、本発明の食用混合物に含まれる甘味料の量 は、約0.5%〜約95%の範囲にわたり、一方本発明の調製済み飲料に含まれ る甘味料の量は、約0.05〜約15%の範囲にわたる。 F.食用緩衝酸および塩 本発明の重要な態様は、食用混合物および調製済み飲料中に、食用緩衝酸およ び/またはそれらの個々の水溶性塩が含まれることである。この緩衝酸/塩が存 在しない場合、戻した最終食品もしくは飲料製品、または調製済み飲料は、食用 混合物または飲料中の鉄分源(例えば、硫酸第一鉄やフマル酸第一鉄)によって 、その望ましい濃厚な茶色がかった色から望ましくない灰色がかった色へと比較 的短時間で変化してしまう。この望ましくない灰色への変色効果はpHによって 変化し、このため食用緩衝酸/塩を含有させることによって可逆的になることが 見い出された。 本発明の食用混合物および調製済み飲料のpH調整に適する緩衝剤としては、 クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、アジピン酸、酒石酸、コハク酸、アスコルビン 酸、リン酸、これらの酸の水溶性塩(特にナトリウム塩とカリウム塩)、そして これらの酸および/または塩の混合物などの食品級酸が全て含まれる。特に好ま しい緩衝酸/塩は、クエン酸とリンゴ酸である。この緩衝酸/塩は、食用混合物 が水性液体(例えば、水または牛乳)に溶けるとき、その水性液体のpHが約3 .0〜約6.5の範囲となるよう十分な量を食用混合物に含める。(調製済み飲 料の場合、緩衝酸/塩は、この飲料のpHが約3.0〜約6.5の範囲となるよ う十分な量を含める。)このpHの範囲内では、戻した食用製品または調製済み 飲料は、望ましい濃厚な茶色がかった色から望ましくない灰色がかった色へとは 変化しないことが見い出された。このpHに達するために食用混合物または調製 済み飲料に含めるべき緩衝酸/塩の量は、使用される緩衝酸/塩、含まれる鉄分 源の量、食用混合物を還元しまたは調製済み飲料を調製するために使用する液体 のpHや、その他のファクタなど、いくつかのファクタによって変わる。食用混 合物が水性液体に溶けるとき、調製済み飲料または戻した製品のpHが約5〜約 6の範囲を示すに十分な量の緩衝酸/塩が含まれることが好ましい。 G.任意に含まれるノンココア風味料 本発明のチョコレート風味の食用混合物および調製済み飲料は、さらにココア 以外の風味料を含むことができる。ここに用いられるように「風味料」という用 語は、ココア以外のフルーツおよび植物の風味料を含む。 「フルーツ風味料」という用語は、種子植物、特に種子に繋がる甘い果肉を持 った種子植物の、食用に適する生殖部分から得られた風味料を示す。また「フル ーツ風味料」という用語には、天然の原料から得られるフルーツ風味料をまねて 、人工的に調合した風味料も含まれる。 「植物風味料」という用語は、フルーツ以外の植物の一部から得られる風味料 、例えば豆、ナッツ、樹皮、根、葉などから得られる風味料を示す。また「植物 風味料」という用語には、天然の原料から得られる植物の風味料をまねて人工的 に調合した風味料も含まれる。ノン・ココアの植物風味料の例としては、バニラ 、コーヒー、コーラ、紅茶、その他が挙げられる。植物風味料は、精油やエキス などの天然の原料から得ることができ、また人工的に調合することができる。 チョコレート風味を補足する風味料を、本発明の食用混合物および調製済み飲 料中に含めることが特に適切である。この補足風味料には、ミント、カラメル、 麦芽エキス、コーヒー、タフィー、クリーミー、シナモン、そしてナッツの風味 料と、それらの混合物が含まれる。その他の望ましい風味料には、バニラ、イチ ゴ、サクランボ、パイナップル、バナナ、そしてこれらの風味料の混合物が含ま れる。 このノン・ココア風味料は、本発明の食用混合物および調製済み飲料中に、そ の風味を高める量が含まれる。風味の特徴を明確に得る(風味を高める)ための 、風味に有効な量は、選択される風味料、望まれる風味の印象、そして風味料の 形態によって変わる。通常、このノン・ココア風味料は、食用混合物中に0〜約 40%、好ましくは約10〜約30%、最も好ましくは約15〜約25%含まれ る。調製済み飲料の場合、このノン・ココア風味料は、調製済み飲料中に0〜約 10%、好ましくは約1〜約3%、最も好ましくは約1.5〜約2.5%含まれ る。 H.任意に含まれるミネラルおよびビタミン 本発明の食用混合物および調製済み飲料は様々なビタミンで強化することがで きるうえ、さらに、鉄分の他にも栄養学的に有効な量の他のミネラルで強化する ことができる。この他のミネラルまたはビタミンの場合、「栄養学的に有効な量 」とは、ミネラル/ビタミンで適度に滋養を与えることのできる量のミネラルま たはビタミンが含まれることを意味する。これは一般には最終製品中のミネラル /ビタミンのRDAの少なくとも約3%であり、より一般的には約10%超であ り、より好ましくは約20〜約200%、最も好ましくは約20〜約100%で ある。もちろん、ミネラルまたはビタミンの好ましい日摂取量が、使用者によっ て変化することは認められている。 本発明の食用混合物および調製済み飲料の場合、最終製品の一回の使用量に含 まれるミネラルまたはビタミンの栄養学的に有効な量は、一般にはRDAの約3 %超であり、好ましくはRDAの約10〜約100%であり、最も好ましくはR DAの約10〜約30%である。 例えばカルシウムの場合、RDAは、6kg(幼児)当たり約360mg〜5 4−58kg(女性)当たり約1200mgの範囲にわたり、年齢によって多 少変わる。さらに、飲料およびその他の食用製品を、RDAの約20〜約30% を超えるカルシウム(一食当たりを基準とする)で、沈殿の発生および/または 感覚受容的問題に遭遇せずに強化するのは困難である。しかしながらこのレベル の栄養強化は、牛乳に含まれるカルシウムの値に相当するため無難なものである 。 本発明の食用混合物および調製済み飲料中に含めるべきビタミンとして特に望 ましいのは、ビタミンCである。市販されているビタミンCまたはアスコルビン 酸のいずれも、食用製品中に含めるに相応しいものとして使用することができる 。カプセルに入れたビタミンCおよびアコルビン酸の食用塩も使用することがで きる。食用混合物または飲料中には、RDAの約25〜約300%が含まれるこ とが好ましい(最終製品240gm当たり15mgまたは0.006%〜最終製 品240gm当たり180mgまたは0.075%)。使用されるビタミンCの 量は、RDAの約25〜約150%含まれることが最も好ましい。 本発明の食用混合物および調製済み飲料中に含めるべきその他のビタミンとし て特に望ましいのは、ビタミンAである。市販されているどのビタミンAも、食 用製品中に含有させるに相応しいものとして使用することもできる。乾燥混合物 または調製済み飲料中に添加するビタミンAは、RDAの約10〜約50%であ ることが好ましい。ビタミンAの代わりに、カプセルに入れたβ−カロチンを使 用することもできる。β−カロチンは、デキストリンやこれと同様のカプセル材 料に入れられ、例えばニュージャージー州NutleyのRoche Vitamines and Fine C hemicalsから供給される、カプセルに入れたβ−カロチン(1%粉末)がある。 β−カロチンでは、約0.0006%または飲料240gm当たり1.5mgの レベルで、ビタミンAに関するRDAの少なくとも約25%を提供することがで きる。乾燥食用混合物または調製済み飲料中にはβ−カロチン約0.00〜約0 .007%(ビタミンAに関するRDAの約0〜約300%)使用することが好 ましく、β−カロチン約0.018〜約0.036%(ビタミンAに関するRD Aの約75〜約150%)使用することが最も好ましい。 本発明の食用混合物および調製済み飲料中に含めるべきその他のビタミンとし て特に望ましいのは、リボフラビンである。市販されているどのリボフラビン も、食用製品中に含有させるに相応しいものとして使用することができる。食用 混合物または飲料中には、リボフラビンに関するRDAの約20〜約200%含 めることが好ましい(約0.34mg/最終製品240gm〜3.4mg/最終 製品240gm)。本発明の食用混合物および調製済み飲料に添加することので きる他のビタミンには、ビタミンB1(例えば、チアミン HCl)、ビタミン B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB 12が含まれる。 本発明の食用混合物および調製済み飲料中に添加することのできる他のミネラ ルには、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ヨー素、銅が含まれる。このミネラ ルのどの可溶性塩も、食用製品中に含有させるに相応しいものとして使用するこ とができ、例えば、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム 、カルシウム−クエン酸−リンゴ酸、グルコン酸カルシウム、クエン酸マグネシ ウム、グルコン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、ヨー 化カリウムや硫酸銅がある。カルシウム源として好ましくは、有機酸を有する錯 体であり、特にクエン酸−リンゴ酸カルシウムが好ましい。この好ましいカルシ ウム有機酸錯体の調製については、1988年11月22日発行の米国特許第4 786510号および同第4786518号(Nakel 他)と、1988年2月2 日発行の米国特許第4722847号(Heckert )に記載されており、その全て を参照により本明細書に合体する。 このミネラルは、本発明の食用混合物および調製済み飲料中に、「栄養学的に 有効な」量だけ含まれる。「栄養学的に有効な量」とは、特定のミネラルで適度 に滋養を与えることのできる量のミネラル源が含まれることを意味する。しかし ながら、使用されるミネラル塩とその濃度は、食用混合物または調製済み飲料中 の鉄分源や他の成分との相互作用によって変わる。 I.その他の任意に含まれる成分 食用混合物または調製済み飲料は、通常その他の成分を少量含むこともできる 。この他の成分には、安息香酸やその塩、二酸化硫黄、ブチルヒドロキシアニソ ール、ブチルヒドロキシトルエンなどの保存料が含まれる。また通常、天然の 原料や合成された原料のいずれかから得られる着色料も含まれる。塩、たとえば 塩化ナトリウムやその他の風味を高める材料を、本発明の食用混合物または調製 済み飲料から得られる風味を向上させるために使用することができる。 本発明の食用混合物および調製済み飲料には、通常、乳化剤も含まれる。乳化 剤は、調製済み飲料を得るために使用される水または牛乳に、乳固形分およびコ コアを分散させ、また食用混合物の場合は戻して最終製品を得る助けとなる。食 用製品中に含有させるに相応しいどのような食品級乳化剤も使用することができ る。相応しい乳化剤の例として長鎖脂肪酸のモノまたはジ−グリセリドが含まれ 、好ましくは飽和脂肪酸であり、最も好ましくはステアリン酸やパルミチン酸の モノ−およびジグリセリドである。プロピレングリコールエステルも、この食用 混合物に利用することができる。レシチンは、本発明の食用混合物および調製済 み飲料へ使用するのに特に好ましい乳化剤である。 J.食用混合物中の全水分および全脂肪分のレベルとビタミンCの分解の最小化 生体利用効率の高い鉄分源である第一鉄は、ビタミンCの分解をひき起こす可 能性があり、また酸化して望ましくない着色酸化第二鉄を形成する可能性があり 、あるいはポリフェノールと反応して許容し難い着色製品を形成する可能性があ る。この反応は、乾燥混合物中の水分含有量(すなわち、水分活性)が非常に高 い場合に加速する。従って、本発明の食用混合物中の全水分レベルを約5%より 低く維持することが望ましい。水分含有量は約3%より低いことが好ましく、通 常は約2〜約3%の範囲内である。また、第一鉄は脂質の酸化によって悪臭をひ き起こす可能性があるため、酸化が生じないよう全脂肪分レベルを約5%より低 く維持することが好ましい。脂肪分含有量は約4%より低いことが好ましく、通 常は約2.5〜約3.5%の範囲内である。 本発明の調製済み飲料の場合、水分含有量と水分活性は高くなる。酸素と第一 鉄の存在によって、ビタミンCはこの調製済み飲料中で急速に分解する可能性が ある。この問題は、調製済み飲料を加工処理し保存する間、酸素を除去すること によってほぼ解決することができる。耐空気パッケージを使用したり、瓶詰めま たは包装中にガス抜きや上部空き高の空気を除去することによって(例えば、窒 素でフラッシングさせる)飲料中の酸素レベルを最小にするのが、ビタミンCの 損失をひき起こす酸素を減少させるのに適した方法である。 K.鉄分で強化された食用混合物の調製 本発明の食用混合物は、通常、乾燥混合物として調製される。乾燥飲料混合物 の場合、通常その混合物は、約3〜約50倍に希釈され、最終製品である戻した 飲料が作られる。従って、食用混合物は戻して得られる最終製品よりも濃縮され ているので、食用混合物を調製するときにはこの希釈率を考慮することが必要で ある。 本発明の乾燥食用混合物を得るための好ましい方法では、その工程中に、乾燥 成分と乳化剤(液体である)の混合物を別々に調製する段階が含まれている。既 に述べたように、鉄分およびビタミンCが水分を含んで化合することもなく、ま た水分や水蒸気で塊りになることもないような、安定した乾燥食用混合物を調製 することが重要である。成分はできるだけ無水で、かつ乾燥した状態で混合しな ければならない。 全ての成分は一緒に混合されるが、乳化剤とその他のビタミン補給剤が含まれ る場合は、3〜5種の別々の混合物を調製することが最良であることが判明して いる。この混合物とは、(1)ビタミンC以外のビタミンと鉄分源、(2)ビタ ミンCと鉄分源、および(3)ココアと乳固形分である。この予備混合物はその 後ブレンドされ、甘味料を含む均一な乾燥食用混合物となる。 粉末を処理し混合するため、従来のどのような装置も使用することができる。 微粉砕機などの装置によって塊りを粉砕でき、粉末を完全に混合できることが好 ましい。ブレンド操作がなされても粉砕されない塊りがある場合は、乾燥成分を ふるいにかけで分離しなければならない。 乳化剤(例えばレシチン)を含む場合はこの乳化剤を溶かし、他の液体成分と 混合しなければならない。ビタミンAやEなどの油溶性ビタミンは、乳化剤中に 溶解し後でその他の食用混合物成分とブレンドすることが好ましい。 L.鉄分で強化された調製済み飲料の調製 調製済み飲料の調製は、少なくともココア・パウダーや鉄分源、乳固形分、ビ タミン、その他のミネラルなどに関する飲料混合物の調製と同様の方法で行うこ とができる。主な相違は水性液体の添加であり、通常は完成品である調製済み飲 料製品の約60〜約98%の量であり、好ましくは約75〜約95%である。適 切な水性流体には水と牛乳が含まれる。適切な牛乳源には、全乳、低脂肪乳、脱 脂乳、粉ミルクを水などで元に戻した乳流体を含む。 実施例 以下に、本発明による飲料混合物の詳細な実施形態と、それを調製するための プロセスを示す。 実施例I チョコレート・パウダー混合物は以下に示す成分から調製される。 チョコレート・パウダーは、このパウダーが均質になるまで上記成分を一緒に 混合することによって得られる。飲用に適する飲料は、このパウダー25gを牛 乳240mlに添加し、勢い良くかき混ぜることによって得られる。 実施例II チョコレート・パウダー混合物は、以下の成分から調製される。 チョコレート飲料パウダーは、実施例Iと同様にして得られる。飲用に適する 飲料は、このパウダー42gを水240mlに添加し、勢い良くかき混ぜること によって得られる。 実施例III 調製済みチョコレート飲料は、以下の成分から調製される。 上記成分は、均一になるまで一緒に混合される。この均質な混合物を、5秒間 135℃〜150℃で加熱し、滅菌した後、無菌でパックすることによって調製 済み飲料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)ココア0.05〜30%、好ましくは2〜20%、最も好ましくは3 .5〜16%と、 (b)硫酸第一鉄、フマル酸第一鉄、コハク酸第一鉄、グルコン酸第一鉄、乳 酸第一鉄、酒石酸第一鉄、クエン酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、糖酸第二 鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄、硫酸第二鉄、およびこれら の混合物から成る群から選択された鉄分源のRDAの10〜100%と、 (c)乳固形分0〜25%、好ましくは0.5〜15%と、 (d)有効量の甘味料 とを含む栄養的乾燥チョコレート風味食用混合物であって、 (e)食用緩衝酸、食用緩衝酸の水溶性塩、およびこれらの混合物から成る群 から選択され、食用混合物が水性液体に溶けるときのpHが3.0〜6.5、好 ましくは5.0〜6.0を呈するに十分な量の緩衝剤 をさらに含むことを特徴とする栄養的乾燥チョコレート風味食用混合物。 2.前記鉄分源がフマル酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、およびこれらの混 合物から成る群から選択され、好ましくは化学式 Fe(L)2 を有するアミノ酸第一鉄キレートであり、ここでLはグリシン、リジン、および ロイシンから成る群から選択された配位子と反応するアルファ−アミノ酸反応配 位子であることを特徴とする請求項1に記載の食用混合物。 3.前記緩衝剤がクエン酸、リンゴ酸、フマル酸、アジピン酸、酒石酸、コハク 酸、アスコルビン酸、リン酸、前記酸の水溶性塩、およびこれらの混合物から成 る群から選択されることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一項に記載の 食用混合物。 4.砂糖10〜95%、好ましくは55〜70%を含むことを特徴とする請求項 1ないし3のいずれか一項に記載の食用混合物。 5.飲料混合物の形をとることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に 記載の食用混合物。 6.(a)ココア0.005〜3.5%、好ましくは0.02〜2.5%と、 (b)硫酸第一鉄、フマル酸第一鉄、コハク酸第一鉄、グルコン酸第一鉄、乳 酸第一鉄、酒石酸第一鉄、クエン酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、糖酸第二 鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄、硫酸第二鉄、およびこれら の混合物から成る群から選択された鉄分源のRDAの10〜100%と、 (c)乳固形分0〜25%と、 (d)有効量の甘味料と、 (e)牛乳および水から成る群から選択される水性液体の60〜98% とを含む栄養的調製済みチョコレート風味飲料であって、 (f)食用緩衝酸、食用緩衝酸の水溶性塩、およびこれらの混合物から成る群 から選択され、この飲料のpHが3.0〜6.5、好ましくは5.0〜6.0を 呈するに十分な量の緩衝剤 をさらに含むことを特徴とする栄養的調製済みチョコレート風味飲料。 7.前記鉄分源がフマル酸第一鉄、アミノ酸第一鉄キレート、およびこれらの混 合物から成る群から選択され、好ましくは化学式 Fe(L)2 を有するアミノ酸第一鉄キレートであり、ここでLはグリシン、リジン、および ロイシンから成る群から選択された配位子と反応するアルファ−アミノ酸反応配 位子であることを特徴とする請求項6に記載の飲料。 8.前記緩衝剤がクエン酸、リンゴ酸、フマル酸、アジピン酸、酒石酸、コハク 酸、アスコルビン酸、リン酸、前記酸の水溶性塩、およびこれらの混合物から成 る群から選択されることを特徴とする請求項6ないし7のいずれか一項に記載の 飲料。 9.砂糖1〜15%を含むことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に 記載の飲料。
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