JPH11503230A - 走査型プローブ及び走査型エネルギーが組み合わされた顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ及び走査型エネルギーが組み合わされた顕微鏡

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JPH11503230A JP8529485A JP52948596A JPH11503230A JP H11503230 A JPH11503230 A JP H11503230A JP 8529485 A JP8529485 A JP 8529485A JP 52948596 A JP52948596 A JP 52948596A JP H11503230 A JPH11503230 A JP H11503230A
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Abstract

(57)【要約】 走査型プローブ及び走査型エネルギーの組み合わせ顕微鏡であって、同じ走査システムが走査プローブ画像及び走査エネルギー画像の両方に使用される。試料は走査型プローブ顕微鏡のプローブ(14)及び走査型エネルギー顕微鏡の対物レンズ(12)の間又は下のどちらかの水平な平面に沿って実質的に平行移動される。プローブ(14)は形状的又は他の情報を収集する。対物レンズ(12)はエネルギーの固定されたビームを試料上の小さな焦点(16)に集束し、次に同焦点からエネルギーを収集して検出器(18)に転送する。プローブ(14)又は試料支持具(10)に連結された垂直平行移動装置(22)はこれらを近くに維持するために必要な垂直移動を提供する。2つの顕微鏡により生成された画像は互いに実質的に直接的に位置合わせされる。本発明は、試料を平行移動する原子力及び共焦レーザ走査型組み合わせ顕微鏡によっても例示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 走査型プローブ及び走査型エネルギーが組み合わされた顕微鏡 本発明は、米国国立科学財団によって与えられた許可番号DMR−91230 48号、DMR−9221637号及びDMR−9221781号のもとに、合 衆国政府の援助を得て発明された。合衆国政府は本発明についてある権利を有す る。 発明の背景 本発明は、走査型プローブ顕微鏡(SPM)及び走査型エネルギー顕微鏡を組 み合わせた顕微鏡に関する。特定の実施の形態において、この組み合わせには、 試料の表面のトポグラフィーの2次元画像を得るために使用される原子力顕微鏡 、及び試料の表面又は断面からの蛍光放射光又は反射光の2次元画像を得るため に使用される共焦レーザー走査型顕微鏡が含まれる。 走査型プローブ顕微鏡法は、原子力顕微鏡(AFM)(走査力顕微鏡(SFM )とも呼ばれる)及び走査トンネル顕微鏡(STM)の使用を含み、前者は力( force)に依存し、後者は量子トンネル効果に依存して、原子サイズ(0.1ナ ノメーター)からセルサイズ(20マイクロメーター)の形質を写像する。両顕 微鏡はプローブをモニター及び制御するためのフィードバックシステム、プロー ブに関して試料をラスタ模様に移動するための機械走査システム(通常圧電式) 、及び測定データを画像に変換するディスプレイシステムを使用する。AFMで は、プローブは柔らかいカンチレバースプリングの上に取り付けられた鋭いチッ プであり、試料の表面に接触又は非常に接近させられる。カンチレバーの偏向を 関知するための手段が提供される。フィードバック増幅器がピエゾに加える電圧 は、試料の表面の形質の高さを測定するためのメジャーである。AFMの一般的 な議論として、ルガー(Rugar)及びハンスマ(Hansma)の“Atomic Force Microscopy”,Physics Today43,23-30(October,1990)を参照し、その内容は 本明細書中に参考として組み込まれる。光検出スキームは(例えばセグメント光 ダイオードへの偏向)ビーム偏向、及び干渉法を含む。他の検出スキームは、A FMカンチレバーに埋め込まれた圧電抵抗ひずみセンサを使用する(トートネス (Tortonese)らの“Atomic Resolution with an Atomic Force Microsco pe Using Piezoresistive Detection”,Appl.Phys.Lett.62,(8),834-836( February 22,1993)参照。この内容は、本明細書に参考として組み込まれる)。 AFMは、空気中及び液体中においても操作することができる(ハンスマらの 再発行特許第34,489号:“Atomic Force Microscope With Optional Replaceable Fluid Cell”を参照。当該特許の内容は本明細書中に参考とし て組み込まれる)。また、全走査サイクルの間に表面をカンチレバーのチップに 接触させる代わりに、プローブが試料を走査するときにプローブと試料との間隔 を調整して各変調サイクルの極値でのみプローブを表面に軽く当てて摩擦力を最 小限にとどめる操作のタップモード(ハンスマらの“Tapping Mode Atomic Force Microscopy in Liquids”,Appl.Phys.Lett.64,(13),1738-1740(Ma rch 28,1994)を参照。この内容は本明細書中に参考として組み込まれる)を使用 することができる。 AFMは表面を写像するためだけでなく、表面の分子を処理するためにも使用 されてきた。カンチレバーのチップの垂直移動は、2セグメントのフォトダイオ ードを用いて反射ビームの変位を感知することによって検出される。フィードバ ックループはチップの垂直方向の偏向を維持するので、チップが表面に加える力 はxyz平行移動装置を用いて表面を上下に移動させることによって一定に保た れる(ウィーゼンホーン(Wiesenhorn)らの“Imaging and Manipulating M olecules on a Zeolite Surface with an Atomic Force Mciroscope”,Sc ience,247,1330-1333(March 1990)参照)。 走査型エネルギー顕微鏡法は、共焦レーザー走査型顕微鏡法(CLSM)など の共焦走査型光学顕微鏡法(CSOM)を含む集束エネルギー及び超音波顕微鏡 などの他の集束エネルギー方法を用いたあらゆる走査手段を広く含む。CLSM において、試験片はレーザー光の回折制限スポット、及び試験片の焦点内の(焦 点の合った、In-focus)照明体積要素(voxel)により透過若しくは反射された 光によって走査されるか、又は、入射光によってその試験片の中で励起した蛍光 放 射光が光検出器上に集束される。開口(たいていエアリーディスク画像よりわず かに直径が小さい)は検出器の正面の画像平面に配置され、その位置は試験片の 焦点内のvoxelに共焦する位置(焦点と呼ぶこともできる)、即ち特に共焦顕微 鏡では焦点である。焦点からの光は検出器の開口を通過し、焦平面の上下のあら ゆる領域からの光は検出器にほとんど届かないように開口平面で集束をずらされ て実質的に共焦画像に何の影響も与えないようにする。焦点外(out of focus) のぶれを減少することによって得られる光学的仕分け法(optical sectioning) によって、3次元の断層撮影が可能になる(ショットン(Shotton)の“Confo cal Scanning Optical Microscopy and its Application for Biological Specimens”,J.Cell Sci.94,175-206(1989)を参照。この内容は本明細書中 に参考として組み込まれる)。共焦顕微鏡法は表面の輪郭を測定するために使用 されてきた(ハミルトン及びウィルソンの“Surface Profile Measurement Using the Confocal Microscope”,J.Appl.Phys.53(7),5320-5322(July 1982)を参照。この内容は本明細書中に参考として組み込まれる)。超音波顕微 鏡法についての記載については、クオート(Quate)の“Acoustic Microscop y”,Physics Today 38,34-40(1985)を参照する。この内容は本明細書中に参考 として組み込まれる。 走査型プローブ顕微鏡法及び走査型エネルギー顕微鏡法は両方とも、生物学的 試料の写像において成功を収めてきた。これらは典型的には試料について異なる 情報を収集するので、共焦顕微鏡及び走査型プローブ顕微鏡は生産上組み合わせ られてきた。初期の参考としてエンゲル(Engel)らの“Scanning Sensor M icroscopy of Biological Membranes”,Proceedings of the XIIth Intern ational Congress for Electoron Microscopy,San Francisco Press,Inc .,108-109(1990)(この内容は本明細書中に参考として組み込まれる)は、蛍光 走査型共焦顕微鏡法のために備えられた高分解能光顕微鏡と組み合わされた走査 型センサー顕微鏡について記載している。イオンをピックアップするために絶縁 されたSTMチップ及びピペット、並びに窒化シリコンAFMカンチレバーが静 止試料毎に使用されていた。共焦顕微鏡にSFM又はSTMを組み合わたものに ついては、シャベルト(Schabert)らの“Confocal Scanning Laser-Scann ing Probe Hybrid Microscope for Biological Applications”,Ultramic roscopy 53,147-157(1994)に記載されてお り、この内容は本明細書中に参考として組み込まれる。試料は静止している。共 焦顕微鏡はSFM又はSTMから独立しており、反射及び蛍光データを用いて共 焦画像を得るために検流計ミラーを用いる。AFM及びCLSM画像を同時に得 るためにCLSMと組み合わされて空気中及び水中の試料の両用に使用される独 立のAFMが、プットマン(Putman)らの“Atomic Force Microscopy Com bined with Confocal Laser Scanning Microscopy:a new look at cells”, Bioimaging 1,63-70(1993)に記載されており、この内容は本明細書中に参考と して組み込まれる。ここでも試料は静止しており、プローブが移動する。空気中 又は液体中のどちらかで操作されるAFM及び簡単な蛍光顕微鏡の組み合わせが 、プットマンらの“Polymerized LB Films Imaged with a Combined Ato mic Force Microscope-Fluorescence Microscope”,Langmuir8(10),3014-3 019(1992)に記載されており、この内容は本明細書中に参考として組み込まれる 。プットマン(1992)の文献においては、対象物を選択して平行移動ステージを 用いてAFMチップに移動し、写像することができる。試料は走査される間静止 している。同様の装置がヘンダーソンらの“Imaging F-Actin in Fixed Gl ial Cells with a Combined Optical Fluorescence/Atomic Force Micro scope,Neuroimage,1145-1501(1993)に記載されており、この内容は本明細書中 に参考として組み込まれる。 従来の組み合わせAFM−CLSM装置において、AFMは通常“独立型”設 計であって、共焦(照明されて検出された)スポットが試料を通して探索し、試 料は走査されない。このアプローチの欠点は、焦点内のvoxelがAFMプローブ を走査するための手段から独立していることである。焦点内のvoxelを走査する ための手段は一般的に、AFMプローブを走査するための手段とは異なる走査範 囲及び異なる非線型性を有する(例えばシャベルトらのsupraの図6を参照)。 従って、位置合わせして別々の画像間の特徴を比較することがしばしば困難であ る。このアプローチの更なる欠点は、AFM画像及び共焦画像の両方の走査サイ ズが限られていることである。例えば光梃子検出を用いた独立型AFMの走査範 囲は、カンチレバーを光学的に追跡するための方法がなければ、10ミクロンの オーダーで非常に限られている。この問題を回避するために光学追跡を用いた設 計が導入された。しかし、個々に走査された焦点内のvoxelの走査範囲は、顕微 鏡の対物レンズの視野(倍率100×の対物レンズでは直径200μmの範囲) に厳しく制限される。軸外光学収差は更に対物レンズの全視野の使用を妨げるこ とさえある。 発明の概要 本発明の走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡は、プローブ と焦点内のvoxelとを固定させたまま試料を走査方向に移動させることができる 試料走査方法を用いて先述の問題を緩和する。光学カンチレバー追跡は必要では なく、焦点内のvoxelを顕微鏡の対物レンズの中央に置くことができる。走査範 囲は走査するハードウェアが許す限り大きくてもよい。例えば圧電中継器は片側 で300μm四方まで試料を走査することができる。プローブが焦点内のvoxel に配置されるとき、走査プローブ画像及び共焦画像は直接位置合わせされ、画像 特徴が容易に補正することができるようにする。プローブが焦点内のvoxelから わずかに横にずれて配置されても、画像はまだ実質的に位置合わせされた状態で あり、簡単な調整のみが必要である。走査プローブ及び共焦画像は同時又は連続 的に得ることができる。 本発明の走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡は、2つの主 な動作モード(平面写像及び表面追跡)を提供するので、本発明でなければなし えない主な機会を提供する。平面写像では、試料は各画像毎にのみx−y平面で 移動する。従って、共焦顕微鏡は従来と同じように、焦点が当てられた特定のz 値で試料のスライスを写像する。このモードでは、走査型プローブ顕微鏡チップ は試料がプローブの下で移動するときにz軸に沿って垂直に移動する。走査型プ ローブ顕微鏡は、画像の各ポイントで試料の高さzを記録する。試料は異なるz 値に焦点を合わせられた共焦顕微鏡で再び写像されてもよく、また従来と同様に 断層撮影のコンピュータ再成によって3次元画像が構成される。これは、数ある 効果のなかでもとりわけ、走査型プローブ顕微鏡より得た高分解能画像に位置合 わせされた表面の光学解像画像を提供する。視像は、走査型プローブ顕微鏡を用 いた高分解能写像のために、蛍光ラベルを用いて(例えばタンパク質集合の)位 置を表すことができる。これは、複雑な表面の走査型プローブ顕微鏡画像におい て一般的な、何がどこに写像されたかをはっきり識別するという問題を解決する のに役立つ。 表面追跡は、走査型プローブ顕微鏡のチップを表面に接触させて一定の高さに 保持することによって達成することができる。走査型プローブ顕微鏡は、試料の トポグラフィを決定することができるので、プローブと焦点内のvoxelの両方が 試料の表面についていくように試料を移動させることが可能である。これは、走 査型プローブ顕微鏡としてAFMを使用し、試料を垂直移動装置に乗せ、写像中 に試料をx−y平面を水平に移動する時にz軸方向に垂直に試料を移動させるス キャナにフィードバック電圧を加えてAFMカンチレバーの一定の偏向を維持す ることによって達成することができる。共焦顕微鏡の焦点はチップの先端の真下 に合わせられる。試料の移動によりチップの下で表面が走査されるときには当該 チップは静止しているので、共焦顕微鏡の焦点は表面に常に合わせられる。従っ て、複数のスライスからの画像を再成する必要なく、1回の通過で表面上にある ものの画像を提供する。トポグラフィ情報は共焦画像から失われるが、走査型プ ローブ画像により高分解能で得られるであろう。全ての情報を記録する1つのコ ンピュータは、走査型プローブ顕微鏡からのトポグラフィ画像上にその表面上に あるものについての共焦情報を有する組み合わせ画像を位置合わせして組み合わ せた画像を表示することができる。 同様に、焦点内のvoxelを用いて走査型プローブ顕微鏡のチップの下の様々な 距離Δzで追加の追跡画像を得ることができる。これらの各画像は、表面の下の 距離Δzのところに何があるかを明らかにする。1群の画像は複雑な物質、例え ば生物学的物質の表面の下にあるものについての情報を距離Δzの関数として提 供する。各画像がリアルタイムで現れるので、この情報は複雑な3次元再構成か らよりもより直接的に得られ、観察者には例えば特定の層が表面からどれくらい 下にあるかが直接分かる。 共焦顕微鏡のみを用いて試料の表面を追跡するための他の方法が提唱された( ハミルトン及びウィルソンのsupraを参照)。しかし、本発明の方法は、(a) 画像の各ポイントでの垂直移動のサイクルを通じて移動することなく走査の移動 が表面に直接ついていくことができ、且つ(b)反射試料だけでなく蛍光試料の プローブに使用することができるため、優れている。例えば、この写像方 法は、蛍光免疫ラベル方法(fluorescent Immunolabeling)用いて細胞の表面 上のタンパク質の研究をする生物学者にとって非常に価値のあるものである。 本発明の走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡は、走査され るべき表面を有する試料を支持するための支持具、試料の表面に接触又は非常に 近接するように配置されるプローブ、試料の表面上またはその下の空間寸法が1 0μm未満の焦点にエネルギーを収集するための例えば対物レンズなどの手段、 及び焦点から反射、透過、又は蛍光放射されたエネルギーを検出するための手段 を含む。プローブと焦点は位置合わせされ、試料はプローブ及び対物レンズに関 して水平平面に沿って実質的に平行移動されて、実質的に位置合わせされた走査 型プローブ顕微鏡画像及び走査型エネルギー顕微鏡画像を生成する。好適な実施 の形態において、走査型プローブ顕微鏡はAFMであり、走査型エネルギー顕微 鏡はCLSMである。 特定の実施の形態において、試料はプローブと対物レンズとの間を平行移動す る。他の実施の形態においては、例えば試料が集束エネルギーに対して不透明で ある場合、試料はプローブ及び対物レンズの両方の下を平行移動する。プローブ と焦点は、軸上に揃えられるか又は小さなオフセットだけ横に分けられることが できる。焦点を試料の表面に合わせて移動させるために、試料の支持具は試料の 表面の高さを示すプローブからのフィードバックにより制御されるz平行移動圧 電部材によって垂直に動かされ、プローブと焦点を試料の表面上又はそのすぐ近 くに維持する。焦点を有する平面写像では、プローブは試料の表面の高さを示す プローブからのフィードバックにより制御されるz平行移動圧電部材によって垂 直に動かされる。オプショナルで、プローブと焦点との垂直方向の距離を調節す るために焦点をプローブ及び試料と別個に垂直に平行移動させることができる。 また、オプショナルで、プローブ及び焦点を同時に又は縦並びに垂直移動させる こともできる。また、オプショナルで、焦点及びプローブを試料の平面に沿って 別々に平行移動させることもできる。 他の特定の実施の形態において、プローブはプローブと試料との相互作用によ り摩擦発光エネルギーを生成し、これを共焦走査型エネルギー顕微鏡で検出する 。更に他の実施の形態において、走査型エネルギー顕微鏡によって生成されたエ ネ ルギーはAFMのカンチレバーにより検出された超音波信号である。或いは、走 査型プローブ顕微鏡は走査トンネル顕微鏡であり、当該顕微鏡が検出するエネル ギーは走査型エネルギー顕微鏡の焦点より生じた光電流である。 図面の説明 各図面について以下簡単に記載する。幾つかの要素、特に走査型プローブチッ プは明確に示すために大げさに記載されている。 図1は、本発明の走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡の一 般的形態の簡略図であり、試料は走査型プローブと対物レンズとの間の平面に沿 って走査される。 図2は、本発明の好適な実施の形態の原子力及び共焦レーザー走査型組み合わ せ顕微鏡の概略図である。 図3は、図2の顕微鏡の対物レンズのカンチレバーチップ及び集束端の拡大概 略図であり、平面写像モードを示す。 図4は、図2の顕微鏡の対物レンズのカンチレバーチップ及び集束端の拡大概 略図であり、表面追跡モードを示す。 図5は、発明の他の実施の形態の原子力及び共焦レーザー走査型組み合わせ顕 微鏡の概略図であり、試料は走査プローブ及び対物レンズの両方の下の平面に沿 って走査される。 図6は、図5の組み合わせ顕微鏡のチップ及び対物レンズの拡大図である。 図7a及び図7bは、図5の組み合わせ顕微鏡のチップの位置の水平方向に異 なる位置、それぞれ軸上及び軸外の位置を表す。 図8は、本発明の更に他の実施の形態の原子力及び共焦レーザー走査型組み合 わせ顕微鏡の概略図である。 図9は、図8の組み合わせ顕微鏡のCLSM要素で写像したポリマー化PCA フィルムの表面を表す。 図10は、図8の組み合わせ顕微鏡のAFM要素で写像したポリマー化PCA フィルムの表面を表す。 発明の詳細な説明 本発明の走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡の基本的な要 素は、図1の簡略図に描かれている。この実施の形態において、試料をのせた透 明試料支持具10は走査型エネルギー顕微鏡の対物レンズ12と走査型プローブ 顕微鏡のプローブ14との間に配置されている。圧電中継器などのスキャナは、 対物レンズ12が光(又は他のエネルギー)を試料上のスポット16に集束して いるときx−y平面に沿って水平に試料を走査し、放射、反射又は蛍光によって 光又はエネルギーをこの焦点16から放射させる。この放射された光若しくはエ ネルギーは、同じ対物レンズ12によって収集され、検出器18に透過される。 走査型プローブ顕微鏡のプローブ14と試料の表面20との間を近くに保つた めに、この近接を制御することができる垂直平行移動装置が22でプローブに、 又は試料支持具10に、又はこれら両方に取り付けられる。焦点16を垂直に平 行移動する手段を有する必要はないが、24にこのような手段があれば、この器 具のある用途においては価値があるであろう。対物レンズによって集束されたエ ネルギーは図示されたようなレーザー源26からの光であってもよく、又は他の エネルギー源からのエネルギーであってもよい。例えば、超音波検出器で検出す ることのできる超音波信号であってもよい。エネルギー顕微鏡もまた、例えば試 料との摩擦発光作用によってプローブが生成するエネルギー信号を検出するため に使用されてもよい。また、エネルギー顕微鏡が生成する信号を検出するために プローブを使用してもよい。例えばSTMはCLSMの焦点からの光による光電 流を検出することができる。 例えば圧電管、ピエゾスタック、又は電わい要素を用いてx−y平面に沿って 水平方向へと同時にz軸に沿った方向へも試料を移動することができる。機械的 位置決め装置(図示せず)によってだいたいの位置合わせが可能である。オプシ ョナルで、走査型エネルギー顕微鏡はプローブと焦点とをx−y平面に沿って水 平に走査するための手段を含んでも良い。必要であれば、これにより、走査型プ ローブ及び走査型エネルギー顕微鏡のコンポーネントは試料を移動することなく 、例えば組み合わせ走査の間に使用される試料平行移動手段の可能な制限、例え ば走査速度の制限を避けて、画像を得ることができる。 図2は、本発明の好適な実施の形態における原子力及び共焦レーザー走査型組 み合わせ顕微鏡を表す。透明な支持具10に含まれる試料は、例えば接着剤で互 いに直角に固定されたピエゾスタック30、32、34(それぞれx、y及びz 方向への平行移動を提供する)からなる3軸平行移動装置28によって走査され る。ピエゾスタックの代わりに、圧電管又は電わい要素(これらは全て当技術に おいてよく知られている)を使用することができる。ピエゾスタック30、32 及び34は従来型設計であり、ワイヤで100VのDC電圧源に接続されており 、電極によりピエゾスタックに接続されている。ピエゾスタック30、32、3 4の構造、その配線、及び電圧源への接続は当技術においてよく知られており、 それ自体は本発明の部分ではないので、ここには表さない。 走査型プローブ顕微鏡は、光梃子としてモジュール36内に保持されるカンチ レバー38を含むAFMである。カンチレバー38の偏向は、フォーカスレンズ 44を通してレーザーダイオード42からのレーザー光40でこれを照明し、反 射光46を分割フォトダイオード検出器48上に収集することにより、測定され る。カンチレバー38は、試料の表面に接触するための例えばダイヤモンド、シ リコン、又は窒化シリコンでできた硬い先の尖ったチップ50を保持する、例え ば窒化シリコンからできた柔らかいバネである。カンチレバーモジュールの構造 及び操作、走査チップ及び光梃子を含むAFMの詳細は当技術においてよく知ら れており、それ自体は本発明の部分ではないので、ここには表さない。 試料及び原子力顕微鏡の両方は、3軸機械平行移動装置52、54上にそれぞ れ取り付けられており、x軸アジャスター56、58、y軸アジャスター60、 62、z軸アジャスター64、66によって位置合わせされる。カンチレバーモ ジュール36は、z軸のピエゾ試料スキャナ34と同じように構成及び配線され ることができるピエゾスタック68によってz軸に沿って垂直に平行移動する。 追加のピエゾ要素69(例えばスタック又は二態様(bimorph))は、プローブ と試料の間の間隔を調節し、プローブを各変調サイクルの極値でのみ試料と接触 させる。このような変調を用いた走査型プローブ顕微鏡の操作は当技術において よく知られており、それ自体は本発明の部分ではないので、ここには表さない。 走査型エネルギー顕微鏡はレーザー源72からの光ビーム70を用いたCLS Mであり、この光ビーム70はレンズ74によって集束されてピンホール78を 有する光バリヤ76を介して再コリメートレンズ80に通過する。ここから光ビ ームは光学フィルタ82を通ってビームスプリッタ84に達し、対物レンズ86 を通って焦点88を形成する。この焦点88が当該装置の焦点である。組み合わ せ顕微鏡アセンブリのためのハウジングは、試料を保持する支持プレート90、 機械平行移動装置52及びAFM機械平行移動装置54を有し、及び焦点88を 試料上又は試料の中の所望の位置に当てるように対物レンズ86を調節するため の開口92を有する。試験片の焦点内の照明されたvoxelによって透過又は反射 された光ビーム70(又は入射光ビームによってvoxel内で励起した蛍光放射) は、対物レンズ86及びビームスプリッタ84を通って逆戻りして透過する。次 にフィルタ94及びレンズ96を通ってピンホール100を有する光バリヤ98 を通過し、検出器102まで達する。 ピンホール78及び100は、対物レンズの焦点88と共役である。レーザー 源72に関連するバリヤ76及びピンホール78は、光ビームの空間強度のプロ ファイルを向上させる役目を果たす。検出器102に関連するバリヤ98のピン ホール100の直径は、エアリーディスク画像の直径よりも僅かに小さい。この ピンホール100は、検出器102の正面の画像平面に、焦点内のvoxelに共焦 となるように調節可能な位置で配置される。焦点からの光はピンホール78を通 過し、焦平面の上下のあらゆる領域からの光はほとんどが検出器102に達しな いようにバリヤ98で集束をずらされ、これにより共焦画像に実質的に何も影響 を与えない。3次元断層撮影を可能にするのは、焦点外のぶれを減少させること により得られる光学的仕分け法である。 レーザー72に関連するフィルタ82は、入射レーザー光70のみを通過させ るように選択された帯域通過フィルタである。検出器102に関連するフィルタ ー94はオプショナルであって、これも試料からの適切な蛍光照明のみを通過す るように選択された帯域通過フィルタである。ビームスプリッタ84は、レーザ ー光ビーム70の短波を反射し、試料から放射された長波、例えば蛍光照明のみ を透過させるダイクロイックビームスプリッタであってもよい。或いは、ビーム スプリッタ84は、部分的に銀被膜鏡であってもよい。共焦顕微鏡がオンである とき、機械平行移動装置52及び54は、AFM及びCLSM画像が直接位置合 わせされて得られるようにカンチレバーのチップ50を焦点88に位置合わせし て配置するために使用される。カンチレバーのチップ50と焦点88との位置合 わせを補助するために、オプショナルで接眼レンズ104及びプリズム106ア センブリが提供される。これらは検出器102に関連するホール100の直前の ポイントで反射又は放射された光ビームの光路の内外にスライドすることができ る。 図示されていないが、AFMに流体を保持する流体セルを装備することができ 、この流体セルはカンチレバー38を囲んで試料の表面の頂部を覆い、カンチレ バーのチップ50によって試料をプローブする。チップ50と試料との間に液体 を用いてカンチレバーにより試料に加えられる圧力を減少する。異なる液体を用 いれば走査型プローブの特徴を変えることができる。 図3は、AFM及びCLSMの組み合わせ顕微鏡の操作の平面写像モードを表 す。ここでは、共焦顕微鏡がその焦点が合わせられる特定のz値で試料108の スライスを写像するように、試料108は各画像毎にx−y平面においてのみ移 動する。このモードでは、試料108がx−y平面に沿ってチップ50の下を移 動するときにカンチレバーのチップ50はz軸に沿って垂直に移動する。AFM は画像の各ポイントで試料の高さを記録する。試料は、CLSMの焦点を異なる z値で合わせて断層撮影法の数学的再構成により3次元画像を組み立てて、同時 に写像される、又は再写像されることができる。この結果、AFMからの高分解 能画像に表面の光学解像画像が位置合わせされる。 図4は、AFM及びCLSMの組み合わせ顕微鏡の操作の表面追跡モードを表 している。ここでは、試料が各画像毎にx−y平面において移動するのに加えて z軸に沿って垂直に移動するときに、カンチレバーのチップ50は表面に接触し て一定の高さに保たれ、プローブと焦点が試料の表面をたどる。CLSMの焦点 はチップの頂点の真下に合わせられる。試料の移動によって表面がチップの下で 走査されるときにチップは静止したままであるため、CLSMの焦点は常に同じ Δzに合わせられる。 チップ50の下の様々な距離にレーザーの焦点を当てて追加の追跡画像を得る ことができる。リアルタイムで得た一群の画像は、Δzの関数として複雑な物質 の表面の下にあるものについての情報を提供するであろう。更に、垂直ピエゾ平 行移動装置68(図2)にディザリングac電圧を加えることによって、又はピ エゾ要素69(図2)に変調電圧を加えることによって、AFMをタッピングモ ードで操作することができる。チップが試料を走査するときにチップと試料の間 隔が変調され、各変調サイクルの極値でのみチップを表面に軽く当てて摩擦力を 最小限にとどめる。フィードバック増幅器がピエゾに加える電圧は、試料の表面 上の形質の高さを測るためのメジャーである。このような処理は、ハンスマらの supraに記載されている。 図5は、図2に似ているが、CLSMがAFMと同じ側に配置されていて試料 がカンチレバーチップ110と対物レンズ112との両方の下の平面に沿って走 査されるような、本発明の他の実施の形態を図示している。このような同側装置 は、不透明な試料に対して有効である。構成要素は図2と同じであるが、試料の 上でCLSMの配置を調整することが必要である。長使用距離の対物レンズが使 用され、光梃子は使用されず、ハウジング支持プレート114に開口を開ける必 要はない。むしろ、AFMカンチレバー116は例えばトートネス(Tortonese )らのsupraに記載されたような圧電抵抗カンチレバーである。圧電抵抗エレメ ント118からのフィードバックは、図2の光梃子より得られたのと同じような カンチレバーチップ110についてのz軸情報を提供する。 図6、7aは、図5の同側AFM−CLSM装置の対物レンズ/カンチレバー /試料領域の拡大図を表す。図6では、対物レンズ112はレーザー光ビーム1 20を試料126の表面124上の焦点122に集束し、カンチレバーのチップ 110を図7aにも図示したように焦点122の軸上に正確に配置する。図7b において、カンチレバーチップ110は軸から僅かにずれている、即ち焦点12 2の軸よりオフセットされている。このオフセットによって、CLSMに対する カンチレバーチップ110による干渉を完全に排除するが、AFM画像とCLS M画像との間がオフセットされる。しかし、このオフセットは小さくしかも分か るので、これらを補うことができる。この装置のためには、使用距離の長い再帰 対物レンズを使用すると効果的である。光軸に沿って光のアクセスを遮断する第 二のミラーに一般的な不利益は、いずれにしろカンチレバーがこのアクセスを遮 断するので問題ではない。 図8を参照すると、更に他の実施の形態が表されている。試料128は全長1 7.5cmのブーム32によってxy−圧電管32スキャナ(J−スキャナ、デ ジタルインストルメント、カリフォルニア州サンタバーバラ)に取り付けられて いる。このブームは、壁の薄いステンレススチール管材より形成され、第二のz −圧電管134(J−スキャナより)を組み込んで試料に対して垂直移動を提供 する。z−スキャナはCLSMの対物レンズの残りの部分の上のスライドプレー ト(図示せず)によって支持され、センタリング調節が可能である。 走査電圧は、走査型プローブ顕微鏡コントローラ(ナノスコープIII、デジタ ルインストルメント)によって提供される。300μmまでの領域がアクセス可 能である場合、100μmの走査サイズが最も有効である。これはセンタリング 調節にそれほど困難ではなく、共焦分解能に匹敵するピクセルサイズを提供する 。走査速度は、ライン1本についきたいてい1秒である(トレース及び再トレー ス両方で、256本又は512本のラインの画像を再現する)。走査速度が速い とブーム132の最低強制振動モードが励起して画像を周期的に歪める可能性が ある。 標準のシリコン窒化物AFMカンチレバー140が試料の上に取り付けられて いる。このカンチレバー140の偏向は、従来技術の走査スタイラスAFMから なる光梃子システム142によって測定される。ハンスマらの“A New Optic al-Lever Based Atomic Force Microscope,”J.Appl.Phys.76,796-799( July 15,1994)を参照(この内容は本明細書中に参照として組み込まれる)。こ のAFMは赤色ダイオードレーザー、x、y、z、ピエゾ及びレンズ系を含み、 このレンズ系はカンチレバーがx、y、zピエゾによって移動されたときでもカ ンチレバー140上に光の焦点を維持する。ここで、x、y、z、ピエゾのz部 分は、図2の垂直ピエゾ平行移動装置68の部分で述べたように使用されること ができる。前記x、y、z、ピエゾのx、y、z、部分は、−220〜+220 ボルトのdc電圧を加えることによって焦点上にカンチレバーのチップを正確に 配置するために使用することができる。光の焦点はカンチレバー140の裏に当 てられて、2セグメントのフォトダイオード144に反射される。ダイオードレ ーザ及びフォトダイオードでの赤色ポリカーボネイトフィルタは、散光によって 生じるAFM画像の アーチファクト(artifact)を低減する。 試料128の高さは、z−ピエゾを用いて試料のトポグラフィを追跡して調節 される。平らな試料の場合、その効果は“プレインフィット(planefit)”と似 ており、AFM画像から残った試料の傾斜を取り除き、測定可能な範囲内にカン チレバー140の偏向を維持する。試料表面の追跡も、全視野を横切って共焦光 学を最も鋭い角度に維持する。 AFMカンチレバーはCLSMシステムの焦点に位置合わせされる。その光学 トレーンは次のようである:偏光15mWアルゴン−イオンレーザ(オムニクロ ム(Omnichrome)、カリフォルニア州 チノ);直径25μmのピンホールを 有する空間周波数フィルター;N.A.0.09の可変減衰器を有する再コリメ ートレンズ;512/10nmの帯域フィルタ(クロマ、ベルモント州 ブラッ トルボロ(Brattleboro));525nmのカット−オフダイクロイックミラー (クロマ);100X/N.A.1.30の油浸対物レンズ(ゼイス(Zeiss) 、ドイツ国ベッツラー(Wetzlar))。試料からの蛍光放射は同じ対物レンズに よって集束され、ダイクロイックミラーを通過する。この蛍光放射は560/6 0nmの帯域フィルタ(クロマ)によってクリーニングされ、この帯域フィルタ は励起レーザ光及びAFMレーザ光を両方とも除去する。蛍光放射は、次に標準 の倍率10の接眼レンズ(ゼイス)によって写像されて最初の位置合わせがされ るか、又は空間周波数フィルター及びPMT(ハママツ、日本国 床岡村)に送 られてCLSM写像が行われる。空間周波数フィルタはN.A.0.016のレ ンズ及び50μmのピンホールを含む。PMTからの信号は差動増幅器(PAR 、ニュージャージー州 プリンストン)によって増幅され、AFM画像に関連す る走査型プローブ顕微鏡によって記録される。 簡単な圧電管スキャナはその端部を平行に保たないので走査された領域が球面 状に湾曲する。この球は、試料128と圧電管130との間のブーム132の長 さ又は形状にかかわらず、圧電管130上にだいたいセンタリングされる。試料 が走査曲線の中心144からオフセットされた場合、この試料は走査中かなりの 垂直移動にさらされる。(ψ)が走査角度であり、z(ψ)が垂直移動距離であり、 x(ψ)が水平走査距離であり、rが走査曲線の半径であり、dが走査曲線と写像 軸 との間のオフセットであるとすると、 となる。走査型プローブ顕微鏡コントローラをx(ψ)の項で較正すると仮定する とψを除いて が垂直方向の試料移動として得られる。これはAFMによって完全に平らな試料 の上にみられる“試料プロファイル”でもある。 この実施の形態において考慮されるこの写像技術は、大きな垂直移動の余裕が ない。AFMカンチレバー136の最大測定可能偏向は、200〜300ナノメ ーターであり、焦点の深度は同等である。試料を垂直に移動させてそのトポグラ フィを追跡する(μm)。実際に使用するときに100μmの走査サイズが必要 であれば、d/rは<0.04でなければならい。過度に長いブーム132(及 び過度に低いその共鳴振動数)を用いずにこれを達成するために、圧電xy管1 30は、100μmの走査では図8の破線146によって表された写像軸の9m m以内にセンタリングされなければならない。レーザー走査サイズがより大きけ れば、それに比例して正確にセンタリングする必要がある。 この発明を用いた結果は、他の方法よりも優れている。これを表すために、1 0,12−ペンタコサジイノイックアシド(pentacosadiynoic acid,PCA)の ラングミュア・ブロジエットフィルムを使用した。クロロホルム中PCA1mg /mlの溶液を、水(蒸留したMilliQ、ミリポア(Millipore)マサチューセ ッツ州 ベッドフォード)の下の底に幾つかのカバーガラス及び顕微鏡スライド を横 たわらせたラングミュア−トロフ(ミュンヘン トロフ、ドイツ国 ミュンヘン)の 空気/水の界面で拡散した。PCA層を、約25mN/mの圧力に圧縮され、約30 秒間又はPCAフィルムがピンク色に変わってポリマー化されたことを示すまで 、4.5mW/cm2の短波紫外線を用いて洗浄した。ピンセットを用いてPCAフ ィルムを通してカバーガラス及び顕微鏡スライドを水平に持ち上げ、空気乾燥し た。これらを写像のためにスーパーグルーゲル(Super Glue Gel、デブコン (Devcon)、イリノイ州 ウッドデール)を用いてブーム130に取り付けた 。画像は同時又は連続的に収集することができる。 図9及び図10は、それぞれCLSM及びAFMの両方を用いて写像したとき のポリマー化されたPCAフィルムを表す。フィルムは多結晶であり、それぞれ 異なる方向に一群の平行亀裂を表す各領域を有する。AFMはこれらの亀裂を非 常に良く解析する。事実、その分解能はピクセルサイズ195nmよりも良い。 走査サイズが小さければ、このより高い分解能を利用することができるであろう 。AFMもまたフィルムの表面上の直径約1μmのバンプに応答する。CLSM は分解能が低い(約300nm)ので、これはフィルムの光学的性質をプローブす る。ポリマー化されたPCAからの蛍光放射の収量は、入射光の偏光とフィルム の多結晶軸との間の角度に依る(ゲットゲン(Goettgen)らの“Molecular O rder In Polymenzable Langmuir‐Blodgett Films Probed by Microfluor escence and Scanning Force Microscopy.”Langmuir 8,1768-1774(1992) を参照)。これは図9の異なる領域の可変輝度で可視化される。最も明るい領域 は、先述の結果(プットマンら、1992,supra)と同じように偏光方向に平行に 位置合わせされた亀裂を有する。 画像の位置合わせは先述の結果より良い。フィルムの左上の穴を比較してみる (両画像の暗い部分)。オフセット(約4.5μm)はAFMカンチレバーチップ と焦点との間の僅かなずれによるものである。このような僅かなオフセットは、 試料の蛍光動作を変えるようにチップが直ぐ近くにあることが期待される場合は 実際に有効であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルターズ、デロン アメリカ合衆国 93117 カリフォルニア 州 ゴレタエル コレジオ ナンバー 346エー 6750 (72)発明者 ヒルナー、パウル エー. ドイツ連邦共和国 デー10115 ベルリン インバリデンシュトラーセ 110 フン ボルト−ウニベルスィタート ベルリン フィズィク フォン マクロモレケレン インスティテュト フューア フィジク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡であって、 走査されるべき表面を有する試料を支持するための支持体と、 前記試料の表面に接触若しくは非常に近接するように配置されるプローブと、 エネルギーを前記試料で焦点に集束して前記焦点から反射若しくは透過された エネルギーを検出するための手段と、 前記プローブと前記焦点とを位置合わせするための手段と、 前記プローブ及び前記集束手段に関して水平な平面に実質的に沿って前記試料 を平行移動し、実質的に位置合わせされた走査型プローブ顕微鏡画像及び走査型 エネルギー顕微鏡画像を生成するための手段と、 を含む、走査型プローブ及び走査型エネルギー組み合わせ顕微鏡。 2.前記平面が前記プローブと前記収束手段との間にある、請求項1の組み合わ せ顕微鏡。 3.前記平面が前記プローブ及び前記収束手段の下にある、請求項1の組み合わ せ顕微鏡。 4.前記プローブ及び前記焦点がほぼ軸上に位置合わせされた、請求項1に記載 の組み合わせ顕微鏡。 5.前記プローブ及び前記焦点が小さなオフセットにより左右に分離された、請 求項1に記載の組み合わせ顕微鏡。 6.前記焦点が前記試料において10マイクロメーター未満の空間寸法を有する 、請求項1に記載の組み合わせ顕微鏡。 7.前記焦点が前記試料の表面の下にある、請求項1に記載の組み合わせ顕微鏡 。 8.前記焦点が前記試料の表面上にある、請求項1に記載の組み合わせ顕微鏡。 9.前記プローブを前記平面に垂直に平行移動させるための手段を含む、請求項 1に記載の組み合わせ顕微鏡。 10.前記焦点を前記平面に平行移動させるための手段を含む、請求項1に記載 の組み合わせ顕微鏡。 11.前記プローブを前記平面に平行移動させるための手段を含む、請求項1 0に記載の組み合わせ顕微鏡。 12.前記プローブが試料の表面の高さを示す信号を生成し、前記走査中に前記 試料の表面の高さの信号に応じて前記プローブ及び焦点を前記試料の表面上又は そのすぐ近くに維持するフィードバック手段を含む、請求項11に記載の組み合 わせ顕微鏡。 13.前記信号応答手段が前記試料を前記平面に垂直に平行移動するための手段 を含む、請求項12に記載の組み合わせ顕微鏡。 14.前記信号応答手段が前記プローブ及び焦点を縦並びに平行移動するための 手段を含む、請求項12に記載の組み合わせ顕微鏡。 15.前記焦点を前記平面に沿って平行移動するための手段を含む、請求項1に 記載の組み合わせ顕微鏡。 16.前記プローブを前記平面に沿って平行移動するための手段を含む、請求項 1に記載の組み合わせ顕微鏡。 17. エネルギーを集束及び検出するための前記手段が前記プローブにより生 成されたエネルギーを検出することが可能である、請求項1に記載の組み合わせ 顕微鏡。 18.前記プローブ生成エネルギーが、前記プローブと前記試料との相互作用に より生じた摩擦発光エネルギーを含む、請求項17に記載の組み合わせ顕微鏡。 19.前記プローブが、前記エネルギー集束手段により生成されたエネルギーを 検出することが可能である、請求項1に記載の組み合わせ顕微鏡。 20.前記走査型プローブ顕微鏡が原子力顕微鏡であり、前記エネルギーが超音 波信号である、請求項19に記載の組み合わせ顕微鏡。 21.前記走査型プローブ顕微鏡が走査トンネル顕微鏡であり、前記生成された エネルギーが光電流である、請求項19に記載の組み合わせ顕微鏡。 22.前記プローブ及び前記集束手段を前記平面に沿った方向及び前記平面に垂 直な方向の両方に機械的に移動させることによって前記プローブ及び集束手段の 少なくともおよその位置合わせを行うための手段を含む、請求項1に記載の組み 合わせ顕微鏡。 23.前記平行移動手段がX及びYの平行移動圧電部材を含む、請求項1に記載 の組み合わせ顕微鏡。 24.前記プローブを前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材 を含む、請求項9に記載の組み合わせ顕微鏡。 25.前記焦点を前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材を含 む、請求項10に記載の組み合わせ顕微鏡。 26.前記試料を前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材を含 む、請求項13に記載の組み合わせ顕微鏡。 27.前記エネルギーが光であり、前記集束手段が対物レンズである、請求項1 に記載の組み合わせ顕微鏡。 28.前記走査型エネルギー顕微鏡が共焦顕微鏡である、請求項27に記載の組 み合わせ顕微鏡。 29.前記走査型プローブ顕微鏡が前記プローブを構成するチップを有するカン チレバーを含む原子力顕微鏡である、請求項1に記載の組み合わせ顕微鏡。 30.前記原子力顕微鏡が、前記カンチレバーの偏向を測定するための光梃子検 出手段を含む、請求項29に記載の組み合わせ顕微鏡。 31.前記プローブ及び前記焦点を位置合わせするための前記手段が正確な位置 合わせのための少なくとも1つのピエゾ要素を含む、請求項1に記載の組み合わ せ顕微鏡。 32.原子力及び走査型共焦組み合わせ顕微鏡であって、 走査されるべき表面を有する試料を支持するための支持体と、 前記試料の表面に接触するように配置されるチップを有するカンチレバーを含 む原子力顕微鏡と、 前記試料でレーザー光を10マイクロメーター未満の空間寸法の焦点上に集束 する対物レンズ及び前記焦点から反射した又は透過した光を検出するための手段 を含む共焦レーザー走査型顕微鏡と、 前記チップと前記焦点とを位置合わせするための手段と、及び 前記チップ及び前記対物レンズに関して水平平面に沿って前記試料を実質的に 平行移動することによって実質的に位置合わせされた原子力顕微鏡画像及び共 焦顕微鏡画像を生成するための手段と、 を含む、原子力及び走査型共焦組み合わせ顕微鏡。 33.前記平面が前記チップと前記対物レンズとの間にある、請求項32に記載 の組み合わせ顕微鏡。 34.前記平面が前記チップ及び前記対物レンズの下にある、請求項32に記載 の組み合わせ顕微鏡。 35.前記チップ及び焦点がほぼ軸上に位置合わせされた、請求項32に記載の 組み合わせ顕微鏡。 36.前記チップ及び焦点が小さなオフセットによって縦に分離された、請求項 32に記載の組み合わせ顕微鏡。 37.前記焦点が前記試料の表面の下にある、請求項32に記載の組み合わせ顕 微鏡。 38.前記焦点が前記試料の表面上にある、請求項32に記載の組み合わせ顕微 鏡。 39.前記チップを前記平面に垂直に平行移動するための手段を含む、請求項3 2に記載の組み合わせ顕微鏡。 40.前記焦点を前記平面に垂直に平行移動するための手段を含む、請求項32 に記載の組み合わせ顕微鏡。 41.前記チップを前記平面に垂直に平行移動するための手段を含む、請求項4 0に記載の組み合わせ顕微鏡。 42.前記チップが試料の表面の高さを示す信号を生成し、走査中に前記試料の 表面の高さの信号に応答して前記チップ及び焦点を前記試料表面上又は非常に近 くに維持するためのフィードバック手段を含む、請求項41に記載の組み合わせ 顕微鏡。 43.前記信号応答手段が前記試料を前記平面に垂直に平行移動するための手段 を含む、請求項42に記載の組み合わせ顕微鏡。 44.前記信号応答手段が前記チップ及び焦点を縦並びに平行移動するための手 段を含む、請求項42に記載の組み合わせ顕微鏡。 45.前記平面に沿って前記焦点を平行移動するための手段を含む、請求項3 2に記載の組み合わせ顕微鏡。 46.前記平面に沿って前記チップを平行移動するための手段を含む、請求項3 2に記載の組み合わせ顕微鏡。 47.前記光検出手段が前記チップと前記試料との相互作用により生じた摩擦発 光エネルギーを検出することが可能である、請求項32に記載の組み合わせ顕微 鏡。 48.前記原子力顕微鏡及び前記共焦レーザー走査型顕微鏡を前記平面に沿った 方向及び前記平面に垂直方向の両方に機械的に移動することによって前記チップ 及び集束手段の少なくともおよその位置合わせを行うための手段を含む、請求項 32に記載の組み合わせ顕微鏡。 49.前記平行移動手段がX及びY平行移動圧電部材を含む、請求項32に記載 の組み合わせ顕微鏡。 50.前記チップを前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材を 含む、請求項39に記載の組み合わせ顕微鏡。 51.前記焦点を前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材を含 む、請求項40に記載の組み合わせ顕微鏡。 52.前記試料を前記平面に垂直に平行移動するための前記手段が圧電部材を含 む、請求項43に記載の組み合わせ顕微鏡。 53.前記原子力顕微鏡が前記カンチレバーの偏向を測定するための光梃子検出 手段を含む、請求項32に記載の組み合わせ顕微鏡。 54.流体を収容するための前記プローブの周りに流体セルを形成するための手 段を含み、前記カンチレバーがその中に沈められた、請求項32に記載の組み合 わせ顕微鏡。 55.前記チップと前記焦点とを位置合わせするための前記手段が正確な位置合 わせのための少なくとも1つのピエゾ要素を含む、請求項32に記載の組み合わ せ顕微鏡。 56.実質的に位置合わせされた走査型プローブ顕微鏡画像及び走査型エネルギ ー顕微鏡画像を生成する方法であって、 走査されるべき表面を有する試料を支持するステップと、 前記試料の表面に接触するように又は非常に近くにプローブを配置するステッ プと、 エネルギー生成手段からのエネルギーを前記試料で焦点に集束し、前記焦点か ら反射した又は透過した光を検出するステップと、 前記プローブと前記焦点とを位置合わせするステップと、及び 前記プローブ及び前記集束手段に関して水平平面に沿って前記試料を実質的に 平行移動することによって実質的に位置合わせされた走査型プローブ顕微鏡画像 及び走査型エネルギー顕微鏡画像を生成するステップと、 を含む、実質的に位置合わせされた走査型プローブ顕微鏡画像及び走査型エネ ルギー顕微鏡画像の生成方法。 57.前記平面が前記プローブと前記集束手段との間にある、請求項56に記載 の方法。 58.前記平面が前記プローブ及び前記集束手段の下にある、請求項56に記載 の方法。 59.前記プローブ及び焦点がほぼ軸上に位置合わせされた、請求項56に記載 の方法。 60.前記プローブ及び焦点が小さなオフセットによって縦に分離された、請求 項56に記載の方法。 61.前記走査型プローブ顕微鏡画像及び走査型エネルギー顕微鏡画像が同時に 生成される、請求項56に記載の方法。 62.前記試料での前記焦点の空間寸法が10マイクロメーター未満である、請 求項56に記載の方法。 63.前記焦点が前記試料の表面の下にある、請求項56に記載の方法。 64.前記焦点が前記試料の表面上にある、請求項56に記載の方法。 65.前記プローブが前記平面に垂直に平行移動される、請求項56に記載の方 法。 66.前記焦点が前記平面に垂直に平行移動される、請求項56に記載の方法。 67.前記プローブが前記平面に垂直に平行移動される、請求項66に記載の方 法。 68.前記プローブが試料の表面の高さを示す信号を生成し、前記走査動作の間 、信号に応答して前記プローブ及び焦点を前記試料の表面上又は非常に近くに維 持するステップを含む、請求項67に記載の方法。 69.前記信号に応答して前記試料を前記平面に垂直に平行移動するステップを 含む、請求項68に記載の方法。 70.前記プローブ及び焦点を前記信号に応答して縦並びに平行移動するステッ プを含む、請求項68に記載の方法。 71.前記プローブにより生成されたエネルギーが前記エネルギー走査手段によ って検出される、請求項56に記載の方法。 72.前記検出されたエネルギーが、前記プローブと前記試料との相互作用によ り生じた摩擦発光エネルギーである、請求項71に記載の方法。 73.前記エネルギー集束手段により生成されたエネルギーが前記プローブによ り検出される、請求項56に記載の方法。 74.前記走査型プローブ顕微鏡が原子力顕微鏡であり、前記エネルギーが超音 波信号である、請求項73に記載の方法。 75.前記走査型プローブ顕微鏡が走査トンネル顕微鏡であり、前記生成された エネルギーが光電流である、請求項73に記載の方法。 76.前記エネルギーが光であり、前記集束手段が対物レンズである、請求項5 6に記載の方法。 77.前記走査型エネルギー顕微鏡が共焦顕微鏡である、請求項76に記載の方 法。 78.前記走査型プローブ顕微鏡が前記プローブを構成する走査チップを有する カンチレバーを含む原子力顕微鏡である、請求項56に記載の方法。 79.前記カンチレバーの偏向が光梃子検出手段によって測定される、請求項7 8に記載の方法。 80.前記プローブ及び前記焦点が正確な位置合わせのための少なくとも1つの ピエゾ要素を含む手段によって位置合わせされる、請求項56に記載の方法。 81.実質的に位置合わせされた原子力顕微鏡画像及び走査型共焦顕微鏡画像を 生成するための方法であって、 走査されるべき表面を有する試料を支持するステップと、 前記試料の表面に接触するように又はその非常に近くに原子力顕微鏡のカンチ レバーチップを配置するステップと、 共焦レーザー走査型顕微鏡の対物レンズを用いてレーザー光を前記試料で焦点 に集束し、前記焦点から反射した又は透過した光を検出するステップと、 前記チップと前記焦点とを位置合わせするステップと、及び 前記チップ及び前記対物レンズに関して水平平面に沿って前記試料を実質的に 平行移動することによって実質的に位置合わせされた原子力顕微鏡画像及び共焦 顕微鏡画像を生成するステップと、 を含む、実質的に位置合わせされた原子力顕微鏡画像及び共焦顕微鏡画像の生 成方法。 82.前記平面が前記チップと前記対物レンズとの間にある、請求項81に記載 の方法。 83.前記平面が前記チップ及び前記対物レンズの下にある、請求項81に記載 の方法。 84.前記チップ及び焦点がほぼ軸上に位置合わせされた、請求項81に記載の 方法。 85.前記チップ及び焦点が小さなオフセットにより分離された、請求項81に 記載の方法。 86.前記原子力顕微鏡画像及び共焦顕微鏡画像が同時に生成される、請求項8 1に記載の方法。 87.前記試料において前記焦点が10マイクロメーター未満の空間寸法である 、請求項81に記載の方法。 88.前記焦点が前記試料の表面の下にある、請求項81に記載の方法。 89.前記焦点が前記試料の表面上にある、請求項81に記載の方法。 90.前記チップが前記平面に垂直に平行移動される、請求項81に記載の方法 。 91.前記焦点が前記平面に垂直に平行移動される、請求項81に記載の方法。 92.前記チップが前記平面に垂直に平行移動される、請求項91に記載の方 法。 93.前記チップが試料の表面の高さを示す信号を生成し、前記走査動作の間信 号に応答して前記チップ及び焦点を前記試料の表面上又はその非常に近くに維持 するステップを含む、請求項92に記載の方法。 94.前記信号に応答して前記試料を前記平面に垂直に平行移動するステップを 含む、請求項93に記載の方法。 95.前記信号に応答して前記チップ及び焦点を縦並びに平行移動するステップ を含む、請求項93に記載の方法。 96. その走査動作の間に前記チップによって生成されたエネルギーが前記共 焦走査型顕微鏡により検出される、請求項81に記載の方法。 97.前記検出されたエネルギーが前記プローブと前記試料との相互作用により 生じた摩擦発光エネルギーである、請求項96に記載の方法。 98.前記チップ及び前記焦点が正確な位置合わせのための少なくとも1つのピ エゾ要素を含む手段によって位置合わせされる、請求項81に記載の方法。
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