JPH11501720A - 蒸気発生器の管床の加工あるいは点検装置および方法 - Google Patents

蒸気発生器の管床の加工あるいは点検装置および方法

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JPH11501720A JP8527179A JP52717996A JPH11501720A JP H11501720 A JPH11501720 A JP H11501720A JP 8527179 A JP8527179 A JP 8527179A JP 52717996 A JP52717996 A JP 52717996A JP H11501720 A JPH11501720 A JP H11501720A
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Abstract

(57)【要約】 蒸気発生器(2)の管床(6)を加工あるいは点検する装置は本発明に基づいて、フレキシブルテープ(52)を備えたフレキシブルランス(50)であって、その自由端(53)に配置された加工あるいは点検ヘッド(63、68、70)に対する少なくとも一つのフレキシブルな供給配管(58、66、72)が配置されたフレキシブルランス(50)並びに蒸気発生器(2)の管通路(6)の中に挿入できるフレキシブルランス(50)用の搬送装置(20)を有している。搬送装置(20)上に、フレキシブルテープ(52)を前進し、転向し、搬送装置(20)の長手軸線(26)に対して角度(α1;α2)を成して方向づけるための送り装置(40、400)が配置されている。この装置はテープ(52)を前進し、転向し、方向づけるためにローラ(41、42、43、44)が設けられ、それらのローラ間をテープ(52)が導かれ、そのうちの一つのローラ(41、42、43、44)がテープ(52)を送るために駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】 蒸気発生器の管床の加工あるいは点検装置および方法 本発明は、蒸気発生器の管床を加工あるいは点検する装置および方法に関する 。 蒸気発生器の管床の内視鏡的点検は、二次回路の水が流れ難い範囲に所々で高 さが数cmにも達する汚れが固着していることを示している。 この堆積物は管床上におけるその分布の幾何学的形状に基づいて腎臓形堆積体 と呼んでいる。このような堆積体が生ずるのは、一方では伝熱管束の流れ難い内 部範囲にゆるい堆積物がとどまり、他方ではこの堆積物は良好に流れる外側範囲 では二次側の給水流の流れによって一緒に運ばれることによる。この堆積物は運 転時間が増加するにつれて管床に固く付着する。数回の運転サイクルが経過する うちに堆積過程が一層進行して、ゆるい堆積物に比べて高い濃度の金属および塩 分量の堆積集塊が数cmの広がりで成長する。 この固い堆積集塊を分析することによって、混合組織が主に磁鉄鉱から成るこ とが確認されている。鉄の酸化段階が進むほかに、高い濃度の塩分量特に硫酸塩 、ケイ酸塩およびリン酸塩も見出されている。同様に金属屑の堆積によって高い 濃度のクロム成分およびニッケル成分が生ずるおそれがある。機械的硬さが所々 で伝熱管材料の硬さを超えるので、成長の空間的限界において伝熱管が損傷する 危険がある。 この理由から蒸気発生器の管床の場合、伝熱管の間に堆積物が形成されている かどうか、およびどの程度に形成されているかどうかについて、二次側を定期的 に検査する必要がある。そしてこの堆積物を、伝熱管の損傷を防止するために除 去しなければならない。 この堆積物の除去は固く付着した堆積物に対してはまず噴射法によって行われ る。しかし伝熱管間の中間室は、小さな管間隔のために、即ち伝熱管が正方形配 置の場合に約8〜11mm、三角形の狭い配置の場合には3〜4mmである小さ な管間隔のために、そこに到達することが難しい。従ってまずは、例えばヨーロ ッパ特許第0084867号明細書で知られているような噴射法が採用されてい る。この噴射法の場合、高圧水流が管通路内に存在する噴射ヘッドから伝熱管間 における中間室の中に噴射される。 しかしこれでは管束の内部範囲における固く付着した堆積物を完全に除去でき ないことが確認されている。管床の有効な洗浄を保証するために、噴射ヘッドを 伝熱管間の中間室の中に直接導入することおよび高圧液噴射流を伝熱管束の内部 における堆積物に直接向けて噴射することが必要である。 そのために適した装置は例えばヨーロッパ特許第0305483号明細書で知 られている。そこで開示されている装置の場合、噴射液を流出する多数のノズル を備えた噴射ヘッドを自由端に有しているフレキシブルな噴射ランスが設けられ ている。このフレキシブル噴射ランスは断面円形の溝が設けられているフレキシ ブルテープから構成されている。その溝の中に噴射液を噴射ヘッドに導く金属製 の細管がはめ込まれている。このテープおよび溝はプラスチックから一体部品で 押出し成形で作られている。 このテープは硬いガイド内に支持され、このガイドはテープを所定の角度だけ 転向する湾曲端を備えている。この硬いガイドは、蒸気発生器の管通路の中に入 れられ、この管通路に沿って移動できる搬送装置に支持されている。テープを駆 動するために、一緒に駆動される複数のスプロケットが設けられ、これらのスプ ロケットの歯がテープのスプロケット孔にはまり込んでいる。噴射ランスの自由 端は硬いガイドの湾曲端によって管間隙に合わせて整列される。 しかしプラスチックを使用して細管を長手方向において支持していることによ って、ランスの大きな自由長においては安定性が悪くなる。 米国特許第5036871号明細書において、単一のフレキシブルテープで構 成されている噴射ランスの代わりに、互いに結合されている多数のテープセグメ ントから組み立てられたフレキシブルテープが設けられ、、このテープによって 高圧ホースが案内されているような管床乃洗浄装置が知られている。このテープ にはその強度を高めるために補助ケーブルが挿入される。 このようなセグメント構造のテープは、米国特許第5065703号明細書お よび米国特許第5286154号明細書で知られている管床の点検および加工装 置においても利用されている。これらの装置の場合、加工ヘッドに点検光学器械 および機械式加工工具例えばドリルやつかみ装置が設置されている。しかし互い に結合されているテープセグメントは、高圧噴射用細管を収容するために幅が広 くなっており、三角形配置における伝熱管束の場合に存在するような非常に狭い 管間隙を通過できない。 米国特許第4407236号明細書において、ばね鋼から成るテープで構成さ れ、片側面に一つあるいは複数の噴射液用細管が取り付けられているフレキシブ ル噴射ランスが知られている。細管は波形に敷設され、テープの自由端において 下向きにしてテープの下側面にある半円形開口に達しているので、そこから流出 する噴射液は下向きに管床に向けられている。テープはその幅狭面が蒸気発生器 の管通路の中に入れられている上側板および下側板にある溝で案内されている。 下側板にある溝はテープを管間隙に向けて転向する働きをする。テープの駆動は 後ろからテープに与えられる推進力によって行われる。これはテープの大きな曲 げ剛性を必要とし、更にハンドホールが管通路と同じ高さに配置されている蒸気 発生器においてしか行うことができない。 本発明の課題は、簡単に構成され、ハンドホールが管通路の高さに配置されて いない蒸気発生器にも採用でき、狭い管間隙の加工および点検にも適用できるよ うな蒸気発生器の管床を加工および点検する装置を提供することにある。更に本 発明の課題はそのような蒸気発生器の管床を加工および点検する方法を提供する ことにある。 第1の課題は、請求項1に記載の装置によって解決される。即ち本発明に基づ く蒸気発生器の管床を加工あるいは点検する装置は、 a) フレキシブルテープを備えたフレキシブルランスであって、その自由端に 配置された加工あるいは点検ヘッドに対する少なくとも一つのフレキシブルな供 給配管が配置されたフレキシブルランス、 b) 蒸気発生器の管通路の中に挿入できるフレキシブルランス用の搬送装置、 および c) フレキシブルテープを前進し、転向し、搬送装置の長手軸線に対して角度 を成して方向づけるための搬送装置上に配置された送り装置を備え、 d) テープを前進し、転向し、方向づけるために送り装置に支持されたローラ が設けられ、それらのローラ間をテープが導かれ、そのうちの一つのローラがテ ープを送るために駆動される ことを特徴としている。 本発明の一実施態様においては、送り装置が搬送装置に揺動可能に配置されて いる。これによってテープの自由端は種々の自由長においても常に管床の直ぐ上 に位置づけることができる。 特に送り装置は搬送装置の長手軸線に対して垂直に高さ調整可能に配置されて いる。 本発明の他の実施態様においては、搬送装置はそれを前進運動するために、管 通路の両側縁に配置された伝熱管に横に接触支持される歩進装置を有している。 これは搬送装置を管間隙に対して正確に位置決めすることを可能にする。 本発明の他の実施態様においては、鋼から成るテープが設けられ、このテープ に長手方向に連続して複数の開口が設けられ、これらの各開口を供給配管が順々 に通されている。これは特に細くて安定した構造を可能にする。 特に、テープの長手方向において各開口間にそれぞれ、供給配管を収容するた めのテープの表面および裏面を交互に延びる成形部が設けられている。この処置 によって供給配管はそれを通す際に曲げる必要がなくなる。 本発明の一実施態様においては、加工ヘッドとして噴射ヘッドが設けられ、こ の噴射ヘッドにテープに固定された金属製の細管、特にニッケル・チタン合金か ら成る細管を介して噴射液が供給される。 本発明の他の実施態様においては、噴射ヘッドが噴射液用の少なくとも二つの 流出開口を備え、これらの流出開口がテープの長手軸線に対して互いに異なった 角度で傾斜されている。この処置によって、流出開口への質量流量を調整するこ とによって、噴射液の流出によって発生される反力の合力がほぼテープの長手軸 線に対して平行に向けられようにさせられる。 本発明の他の実施態様においては、加工ヘッドとして、テープ内を案内されて いるボーデンケーブルを介して駆動される収容工具が設けられている。 補助的にランスの自由端に配置された内視鏡用の光ファイバーがテープに案内 されている。 第2の課題は、請求の範囲の請求項13記載の方法によって解決される。この 本発明に基づく蒸気発生器の管床を加工あるいは点検する方法は、 a) 蒸気発生器の管通路の中に搬送装置が挿入され、 b) この搬送装置がフレキシブルテープを備えたフレキシブルランスを支持し 、このフレキシブルテープにフレキシブルランスの自由端に配置された加工ある いは点検ヘッド用の少なくとも一つのフレキシブルな供給配管が配置され、 c) 搬送装置上に、フレキシブルテープを前進し、転向し、搬送装置の長手軸 線に対して角度を成して方向づけるための送り装置が配置され、 d) フレキシブルテープが送り装置に支持されたローラ間を導かれ、それらの ローラの少なくとも一つのローラがテープを送るために駆動される ことを特徴としている。 以下図面の実施例を参照して本発明を詳細に説明する。 図1、図2および図3はそれぞれ、蒸気発生器内における作業位置にある本発 明に基づく装置の平面図、管通路に対して平行な側面図および管通路に対して垂 直の側面図である。 図4は蒸気発生器内における本発明に基づく装置の異なった実施例の管通路に 対して垂直の側面図である。 図5は本発明に基づく装置の他の有利な実施例の平面図である。 図6および図7は噴射ランスとして設けられたフレキシブルテープの平面図( 幅広面)および側面図(幅狭面)である。 図8は噴射ランスの自由端の拡大平面図である。 図9および図10はそれぞれフレキシブルテープの異なった実施例の平面図で ある。 図11は加工ヘッドとしてつかみ装置を備えたフレキシブルなテープの平面図 である。 図1は蒸気発生器2のハンドホール4の高さにおける水平部分断面図である。 円筒状の流れ案内胴8の内部に互いに平行に配置されている多数の伝熱管10は 平面図で表されている管床6に開口している。管通路12の中にハンドホール4 を通して搬送装置20が挿入されており、この装置によってフレキシブルランス 50の自由端53が管通路12から出発してその管通路12に対して直角に延び る管間隙14の中に入れられる。図には伝熱管10が三角形に配置され特に狭い 管間隙14が存在している蒸気発生器2が示されている。 フレキシブルランス50はテープ52から成り、このテープにその自由端53 に配置された加工あるいは点検ヘッド63、68、70に供給するための供給配 管58、66、72が配置されている。 搬送装置20は滑り板21を有しており、搬送装置20はこの滑り板21で管 床6の上に置かれている。搬送装置20には管通路12の内部において前進運動 するために、例えばヨーロッパ特許第0084867号明細書で知られている歩 進機構が設けられている。そのために搬送装置20は、空気圧式に作動されるピ ストン28によって搬送装置の長手軸線26の方向に相対移動できる二つの支持 体22、24を有している。これらの各支持体の両側にはそれぞれ対を成して空 気圧式に繰り出せる支持要素30が設けられ、これらの支持要素は管通路12の 両側縁部に存在する伝熱管10に接触支持される。これらの支持要素30を交互 に係止し、ピストン28を交互に出し入れ操作することによって、搬送装置20 が前進移動される。 搬送装置20上には送り装置40が配置されている。この送り装置40は電動 式の駆動ローラ41並びにそれに付設されその円周面に対向して据え付けられた 案内ローラ42を有している。駆動ローラ41と案内ローラ42との間をフレキ シブルランス50が通されている。 送り装置40は別の二つの案内ローラ43、44を有している。これらの案内 ローラ43、44はそれらの円周面が対向して支持され、駆動ローラ41と案内 ローラ42との間を通されたフレキシブルランス50を受け、これを長手軸線2 6に対して従ってそれに対して平行な管通路12の中心軸線14に対して角度α 1に調整している。図示の例においてこの角度は、ランス50が管間隙14の中 に挿入できるように90°となっている。 図示されている有利な実施例においては、駆動ローラ41および案内ローラ4 3は循環ベルト45によって互いに連結されている。同じようにして案内ローラ 42、44および転向ローラ46の周りにもベルト47が導かれている。このベ ルト47は駆動ローラ41の範囲においてベルト45に接している。この処置に よってランス50は特に確実に案内される。 ランス50の転向角度α1は搬送装置20上における駆動ローラ41および案 内ローラ42、43、44の相対位置によって決定される。 送り装置40は他の有利な実施形熊においては、フレキシブルランス50を管 間隙14に正しく整列できるようにするために、補助的に搬送装置20に対して 長手軸線26に対して平行に移動できるか、あるいは垂直軸線を中心として回転 できるようにされる。 図2において、テープ52で構成されたランス50がどのように外からハンド ホール4を通して挿入されているかが理解できる。テープ52がその幅広面で決 定される平面内において曲がることができず、管床6がハンドホール4の下縁よ り下側に存在しているので、テープ52は幅広面を水平にしてハンドホール4の 中に導かれ、蒸気発生器2の内部で90°ねじられる必要がある。 図3において、送り装置40は搬送装置20にその長手軸線26に対して平行 に延びる回転軸線48を中心として揺動可能に配置されている。これによってラ ンス50の自由端53は種々の繰出し長さlにおいても管床6の直ぐ上に位置づ けることができる。 図4における有利な実施例において、送り装置40は更にスライダ28に支持 されており、このスライダは送り装置40を長手軸線26に対して垂直に従って 伝熱管10に対して平行に高さ調整することを可能にしている。 図5は、管通路12の中心軸線14に対して30°の角度を成して延びている 管間隙16もランス50が通行できるように、ランス50が搬送装置20の長手 軸線26に対して角度α2=30°の向きに整列されている実施例を示している 。これによって角度α1=90°で通行する場合には近づき難い死点範囲にも到 達できる。この特別な実施例においても、管床に対して平行に延びる軸線49を 中心として全体が揺動可能に配置されている送り装置400が設けられている。 この実施例の場合も、ランス50を駆動、転向および整列するためのローラ41 0、420、430、440が設けられている。追加的に、管間隙16の中に正 確に通せるようにするために、送り装置400全体が搬送装置20上で移動でき るか、 長手軸線26に対して垂直に延びる軸線を中心として揺動可能に配置されている ことが有利である。 図6および図7においてランス50は、特にクロムニッケル鋼から成る厚さ0 .1〜0.2mmのフレキシブルな金属テープ52を有している。この金属テー プ52にはその長手軸線に対して平行に連続して等間隔を隔てて多数の開口ある いは孔54が打ち抜かれ、これらの開口あるいは孔は二つの孔列56a、56b を形成している。これらの孔列56a、56bを貫通してそれぞれ一本の供給配 管58例えば自由端53に配置された加工ヘッド、図示の実施例の場合に噴射ヘ ッド63に対する細管が通されている。 この細管58は特にニッケル・チタン合金から成る形状記憶金属、例えば商品 名「Nitinol SE 502」で入手できる金属で作られている。その圧縮強さは外径が 2〜3mmの場合に1000バール以上である。 細管58はテープ52の表面および裏面から交互に孔54を貫通して導かれて いる。孔列56aあるいは56bの各孔54間にテープ52の長手軸線62に対 して平行に断面半円形の溝状の成形部あるいは窪み60がテープ52にエンボス 加工されている。この溝状の成形部あるいは窪み60はテープ52の表面および 裏面に交互に連続して成形されている。成形部60はこのようにして孔列56a あるいは56bの孔54と一緒に、細管58が簡単に移動できる真っ直ぐな溝を 形成している。 図6および図7に示されている円形の開口の代わりに、長手軸線62に対して 直角に延び細管58が通される狭いスリットの形をした開口を設けることもでき る。 図8において、噴射ヘッド63において、孔列56a、56bにそれぞれ付設 された細管58は、テープ52の幅広面によって決定された平面内においてテー プ52の長手軸線62から互いに離れる方向に曲げられている。細管58の先端 に特にノズル64が配置され、このノズル64において流出する噴射流が加速さ れ、流出開口65から流出される。この実施例の場合、流出開口65はテープ5 2の幅広面に対して垂直に配置され、即ち流出開口65の垂線あるいは中心線は 幅広面によって決定された平面(テープ平面)内にほぼ位置している。流出開口 65はその垂線が長手軸線62に対して角度βaないしβbを成して配置されて いる。これらの角度βaないしβbはこの長手軸線62に関して互いに逆の符号 を有している。流出開口65はそこから流出する噴射液のそれぞれの質量流量に 合わされ、即ちそこからの流出する単位時間当たりの噴射液量に合わされて、噴 射液の流出によってテープ52に与えられる反力Fa、Fbの合計あるいは合力 Fがテープ52の長手軸線62に対してほぼ平行に作用するように、長手軸線6 2に対して傾斜してテープ平面内に配置されている。換言すれば、長手軸線62 に対して直角に図示の実施例の場合にほぼテープ平面内で作用する反力が相殺さ れる。これによって、テープ52が管床から押し離されることが阻止される。 特にノズル64は同じ構造をしているので、テープ平面内におけるノズル64 の対称的な配置(βa=−βb)は、両ノズル64を通る質量流量が同じである ときに横方向の力が相殺される。このような対称的な配置は、ノズル64が同じ 構造をしている場合、この実施例において設けられている二つの細管58の代わ りに唯一の細管しか設けられておらず、そこから噴射ヘッド63の直前で二つの 経路に分岐されているときに特に必要である。 ノズルを非対称に配置する場合、横方向力が相殺されるように両ノズルの質量 流量を相応して決める必要がある。これは一定に予め規定された調整によって、 あるいは細管58に分配される質量流量の制御によって行われる。 二つのノズル64あるいは流出開口65の代わりに、もっと多くの流出開口を 設けることもでき、その場合にも、流出開口の方向づけおよびそれぞれの質量流 量は、横方向力の相殺が生ずるように互いに調和して決める必要がある。 ノズル64あるいは流出開口65はその垂線あるいは中心軸線をテープ52の 幅広面に対して傾斜して配置することもできる。この場合も、角度およびそれぞ れの質量流量は、この場合に補助的にテープ52の幅広面に対して直角に流出す る分力が相殺されて、テープ52の横方向の曲がりが避けられるように、互いに 調整あるいは制御される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a) フレキシブルテープ(52)を備えたフレキシブルランス(50)で あって、その自由端(53)に配置された加工あるいは点検ヘッド(63、68 、70)に対する少なくとも一つのフレキシブルな供給配管(58、66、72 )が配置されたフレキシブルランス(50)、 b) 蒸気発生器(2)の管通路(6)の中に挿入できるフレキシブルランス( 50)用の搬送装置(20)、 c) フレキシブルテープ(52)を前進し、転向し、搬送装置(20)の長手 軸線(26)に対して角度(α1;α2)を成して方向づけるための搬送装置( 20)上に配置された送り装置(40、400)を備え、 d) テープ(52)を前進し、転向し、方向づけるために送り装置(40、4 00)に支持されたローラ(41、42、43、44)が設けられ、それらのロ ーラ間をテープ(52)が導かれ、そのうちの一つのローラ(41、42、43 、44;410、420、430、440)がテープ(52)を送るために駆動 される ことを特徴とする蒸気発生器(2)の管床(6)の加工あるいは点検装置。 2.送り装置(40、400)が搬送装置(20)に揺動可能に配置されている ことを特徴とする請求項1記載の装置。 3.送り装置(40)が搬送装置(20)の長手軸線(26)に対して垂直に高 さ調整可能に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の装置。 4.搬送装置(20)がそれを前進運動するために、管通路(12)の両側縁に 配置された伝熱管(10)に横方向に接触支持される歩進装置(22、24、2 8、30)を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記 載の装置。 5.鋼から成るテープ(52)が設けられていることを特徴とする請求項1ない し4のいずれか1つに記載の装置。 6.テープ(52)に長手方向に連続して複数の開口(54)が設けられ、これ らの各開口(54)を供給配管(58、66、72)が順々に通されていること を特徴とする請求項5記載の装置。 7.テープの長手方向において各開口(54)間にそれぞれ、供給配管(58、 66、72)を収容するためのテープ(52)の表面および裏面を交互に延びる 成形部(60)が設けられていることを特徴とする請求項6記載の装置。 8.加工ヘッドとして噴射ヘッド(63)が設けられ、この噴射ヘッド(62) が噴射液を供給するためにテープ(52)に固定された金属製の細管(58)に 接続されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の装置 。 9.細管(58)がニッケル・チタン合金から成っていることを特徴とする請求 項8記載の装置。 10.噴射ヘッドが噴射液用の少なくとも一つの流出開口(65)を備え、これ らの流出開口(65)がテープ(52)の長手軸線(62)に対して互いに異な った角度(βa、βb)で傾斜されていることを特徴とする請求項8又は9記載 の装置。 11.加工ヘッドとして、テープ(52)内を案内されているボーデンケーブル (72)を介して駆動される収容工具(70)が設けられていることを特徴とす る請求項1ないし8のいずれか1つに記載の装置。 12.ランス(50)の自由端(53)に配置された内視鏡(68)用の光ファ イバー(66)がテープ(52)に案内されていることを特徴とする請求項1な いし11のいずれか1つに記載の装置。 13.a) 蒸気発生器(2)の管通路(6)の中に搬送装置(20)が挿入さ れ、 b) この搬送装置(20)がフレキシブルテープ(52)を備えたフレキシブ ルランス(50)を支持し、そのフレキシブルテープ(52)に、フレキシブル ランス(50)の自由端(53)に配置された加工あるいは点検ヘッド(63、 68、70)に対する少なくとも一つのフレキシブルな供給配管(58、66、 72)が配置され、 c) 搬送装置(20)上に、フレキシブルテープ(52)を前進し、転向し、 搬送装置(20)の長手軸線(26)に対して角度(α1;α2)を成して方向 づけるための送り装置(40、400)が配置され、 d) フレキシブルなテープ(52)が送り装置(40、400)に支持された ローラ(41、42、43、44)間を導かれ、それらのローラの少なくとも一 つのローラ(41、42、43、44;410、420、430、440)がテ ープ(52)を送るために駆動される ことを特徴とする蒸気発生器(2)の管床(6)の加工あるいは点検方法。
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