JPH11501290A - 歯科衛生用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、二酸化炭素を放出し、重炭酸塩または炭酸塩を含有する塩基性相と、薬理学上適合する有機または無機プロトンドナー成分を含有する酸性相を含有し、歯科衛生製品がディスペンサーから出た後に初めて互いに接触するような２つの分離した相の形態のペースト形泡形成二相歯科衛生製品であり、塩基性相中の重炭酸塩または炭酸塩の含量が１０ないし１５重量％であることを特徴とするペースト形の泡形成性二相歯科衛生製品に関する。該製品はさらに粘度の問題を予防するためにキシリトールを含んでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科衛生用組成物 本発明は二酸化炭素を放出するペーストの形態の二相歯科衛生製品であって、 炭酸水素塩または炭酸塩と界面活性剤を含んでなる製品に関する。 ペースト形態の歯科衛生製品は数十年にわたってほとんどの家庭で一般的に使 用されている。これにより得られる清浄効果は、第一に歯ブラシの動きによるか またはこれにより生じるペースト中に存在する清浄物質の動きによる歯表面上の 機械的作用と、第二に界面活性剤を仲介して形成される細かい泡の組み合わせに 基づき、これは歯表面上に存在する汚染物質を除去し、活性成分についての輸送 剤として働く。特に完全な歯の洗浄を行うのに望ましいこの泡の形成を促進する ため、従来技術における慣習的な歯科衛生製品は、最近、重炭酸塩または炭酸塩 を含有し、これは清浄操作中に、プラーク菌由来の炭水化物の発酵により形成さ れる唾液中に存在する酸により部分的に中和される。これにより互いに連動した 複数の平衡反応により二酸化炭素が発生し、その結果、界面活性剤によってのみ 起こる場合よりも激しく泡が形成される。 このように、従来の「重曹」歯磨剤は、例えば歯洗浄操作中に泡を形成させる 重炭酸ナトリウム添加物を含有する。しかし、従来のこのタイプの歯科衛生製品 を用いた場合、前記の中和反応に利用可能なのは弱酸性の唾液だけであるので、 重炭酸塩の中和は比較的ゆっくりにしか起こらず、さらには一般に不完全である 。このことはまた必然的に対応する泡の形成の遅延または減少を伴い、したがっ て清浄効果は満足のいくものとは言えない。さらには、その上、清浄操作中に、 ゆっくりかつ徐々に分解されるにすぎない、少なくない濃度の重炭酸塩の添加は 、このタイプの従来の練り歯磨きにおいて、使用者が不快と感じる苦み、塩辛い 味をもたらし得る。使用者が好ましくないと感じるこの味のため、特に歯の清浄 操作を終了するのが早すぎることがしばしばとなり、加えて意図する清浄効果が 妨げられる。 ＧＢ−Ｂ−２１１２６４２（コルゲート（Ｃolgate））において、一の区画中 に少なくとも１５重量％、好ましくは２０ないし４０重量％の重炭酸ナトリウム 、他の区画中に反応性酸化合物を含有する二成分系歯科衛生製品が記載されてい る。この特許における唯一の例は、２０重量％の重炭酸ナトリウムを含有する練 り歯磨剤である。 ＷＯ９５／０３２９２（ユニレバー（Ｕnilever））はアルカリ金属炭酸塩を 含有する第一組成物と酸性化合物を含む第二組成物を含んでなり、重炭酸塩が第 一組成物の２.５ないし１０重量％の量で存在することを特徴とする発泡性オー ラルケア組成物を記載している。この重量範囲は、重炭酸塩が関与する塩味を著 しく減少するように選択される。 したがって、従来の歯科衛生製品の前記のような欠点および限界を克服し、同 時に歯の清浄操作の開始後、すぐに強い泡が形成され、歯清浄効果を最適化でき るような歯科衛生製品が必要とされる。特に、前記の従来品と比べて向上した歯 科衛生製品は使用者に主観的に不快と感じられるような味覚を伴う成分を含んで はならない。 本発明者らは、特定量の重炭酸塩または炭酸塩を二相製剤中に配合することに より、許容しうる風味特性と所望の起泡特性が組み合わさったより許容しうる製 品が得られることを見出した。 本発明によれば、二酸化炭素を放出し、重炭酸塩または炭酸塩を含有する塩基 性相と、薬理学的に許容しうる有機または無機プロトンドナー成分を含有する酸 性相を含有し、歯科衛生製品がディスペンサーから出た後に初めて互いに接触す るような２つの別々の相の形態であり、塩基性相中の重炭酸塩または炭酸塩の含 量が１０ないし１５重量％であることを特徴とするペーストの形態の歯科衛生製 品が提供される。 本発明によれば、塩基性相中に存在する重炭酸塩または炭酸塩は、好ましくは 、アルカリまたはアルカリ土類金属の重炭酸塩あるいはその混合物である。元素 Ｎa、Ｋ、ＣaおよびＭgの重炭酸塩および／または炭酸塩が特に好ましい。特に 、重炭酸塩または炭酸塩は、重炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムである。重炭 酸 塩または炭酸塩は有利には平均粒度２０μｍないし２００μｍ、好ましくは３０ μｍないし１００μｍ、特に４０μｍないし６３μｍである。 このようにして、存在する重炭酸塩または炭酸塩添加物は迅速にかつ完全に中 和され、歯の清浄操作開始直後、ＣＯ₂を放出し、これはまず使用者の側の不快 な味覚を除去し、第二に、放出された二酸化炭素による微細な泡の迅速かつ有効 な形成が起こる。これにより、歯の表面の全領域は、従来の歯科衛生製品では到 達し難いかまたは全く到達し得ない部分も含めて洗浄操作中に練り歯磨剤と確実 に実質的に均一に接触する。この強い泡の形成に基づく輸送効果の結果、歯の洗 浄操作中に得られる活性成分の分布、特に存在するのが好ましいポリリン酸塩の 分布が最適化され、これによりまず、新たに蓄積される歯石がキレート形成反応 の結果阻害され、次にコーヒー、茶またはニコチンの消費による茶色を呈する歯 の表面上の沈着物が緩和される。この結果、漂白プロセスが起こり歯がより白い 外観を呈するようになる。さらに、口腔予防に重要なフッ化物イオンの分布が微 細な泡により最適化される。 本発明の歯科衛生製品の前記二相は、まず、好ましくは少なくとも２つの重な った帯状物または共軸の２または複数の棒状物の形態で容器からでた後に接触す るように供給容器中に装入される。この点について、中心または２または複数の 棒状物の形態または層配置の底層を形成する。酸性相を共軸の中心層とし、塩基 性相を外層とすることにより、あるいは塩基性相を重なった層の下層とすること により、酸性相でなく塩基性相が使用者の口とまず接触する相となる利点が達成 される。このように、使用者は塩基性相のより酸っぱい味ではなく、塩基性相マ イルドな味を感じ、酸性相は塩基性相と部分的にまたは完全に混合し、中和され るまで使用者の口と接触しない。酸性相を心層とする共軸片が好ましい。 本発明の歯科衛生製品を含有することを特徴とし、前記製品をこのような重な った帯状物、特に共軸層として供給できる供給容器は新規であり、本発明の別の 態様である。 このような供給容器は通常、二相のために各々の容器、二相のための各々のポ ンプ手段、および分配された製品をこのように流出させるようにガイドするよう な構造のチャンネルを有する分配ノズルを含んでなる。このような供給容器の構 造、ならびに本発明の粘性製品に適した、これを適当な速度で供給できる容器、 ポンプおよびノズルは当業者には自明である。例えば、共軸片にこのような二相 製品を供給できる供給容器の適当な公知の構造は、ＷＯ９３／０４９４０および ＥＰ０２０２３５９Ａに開示されている。 二相はこのように本発明の歯科衛生製品を使用する直前にまず互いに接触する が、その後、互いによく混合され、添加された重炭酸塩または炭酸塩の所望の最 大速度の中和が起こる。さらに、この迅速な中和により舌の上または歯茎の端が チクチクし、これは泡が同時に形成されるために起こり、使用者には気持ち良く 感じられる。これにより、口中に清浄の非常に快い感覚が得られる。使用者の側 の好ましくない味覚はこのようにもはや生じないが、そのかわりに使用者は本発 明の歯科衛生製品が歯茎に対して非常に快く、リラックスさせるように作用する 収斂効果および刺激効果を受けるので、従来技術の公知の歯科衛生製品と対照的 に、使用者はできるだけ早く歯磨き作業をやめようとはしない。このことは次に これにより行われる歯洗浄作業の完全な遂行を助長する。 本発明の歯科衛生製品の好ましい一具体例はまた、ポリリン酸塩を塩基性相中 含み、これがまず新たに蓄積される歯石をキレート形成反応により阻害し、次に コーヒー、茶またはニコチンの消費による茶色着色を呈する歯表面上の蓄積物を 緩和する。これにより漂白プロセスが起こらなくても歯がより白い外観を呈する ようになる。さらに、製品が含有するのが好ましいこのポリリン酸塩と合わせて 、泡の向上した形成による相乗的清浄効果が得られ、この結果、舌で触ると歯表 面が特に滑らかに感じられる。本発明によると、このポリリン酸塩は、好ましく はトリポリリン酸ナトリウムまたはトリポリリン酸カリウムである。トリポリリ ン酸ナトリウム（トリポリリン酸五ナトリウム、Ｎa₅Ｐ₃Ｏ₁₀；分子量３６８ｇ ／モル）、有利には粒度が４５μｍないし１００μｍ、特に４５μｍのものが最 も好ましい。 本発明の歯科衛生製品の好ましい例の塩基性相中のポリリン酸塩の含量は、有 利には３ないし５０重量％である。 酸性および塩基性相は本発明の歯科衛生製品が得られるようないずれの体積比 でも合してよいが、酸性および塩基性相は、有利には互いに体積比１：１で合す る。 ポリリン酸塩、例えばトリポリリン酸ナトリウムを処方物に添加した場合、製 品の粘度が著しく増加し、許容できない固体製品になることが判明している。本 発明者らは、湿潤剤キシリトールを製剤の塩基性相中に配合することにより、粘 度レベルの劇的な増加を克服できることを見出した。キシリトールは、単独で、 または他の湿潤剤と組み合わせて用いてもよい。好ましくは、キシリトールは単 独で、製剤の塩基性相中に用いる。本発明の歯科衛生製品に用いるキシリトール の含量は、１.０ないし５０重量％、好ましくは、５.０ないし４０重量％、特に ２０重量％（製剤の塩基性相について）である。 本発明の歯科衛生製品の酸性および塩基性相の粘度をこのようにして各場合に おいてＤＶ−１１＋型ブルックフィールド粘度計で、ＴＤスピンドル１０回転／ 分で測定して、８００００ないし１５００００ｍＰａになるように調節する。二 相の粘度は、有利には互いに大きく異ならない；しかし、これらは完全に同一で ある必要はない。 加えて、本発明の歯科衛生製品は、有利にはアニオン性および／または非イオ ン性および／または両性界面活性剤を含む群から選択される１またはそれ以上の 界面活性剤を含有する。サルコシンネートおよび／またはタウレートおよび／ま たはＣ₁₂−Ｃ₁₈アルキルスルフェート、最も好ましくはＣ₁₂−Ｃ₁₈アルキルスル フェート、特にラウリル硫酸ナトリウムはアニオン性界面活性剤を含む群から好 ましく用いられる。ポリオール基および／またはポリアルキレン基、最も好まし くはＣ₈−Ｃ₁₀アルキルポリグルコシド、特にＣ₁₂−Ｃ₁₆アルキルポリグルコシ ドを含むアルキルサッカライドエステルまたは他の非イオン性界面活性剤は非イ オン性界面活性剤を含む群から好ましく用いられる。ベタイン、特にラウラミド −および／またはコカミドプロピルベタインは両性界面活性剤を含む群から好ま しく用いられる。 本発明の歯科衛生製品の酸性および／または塩基性相は、有利には、各ケース においてさらに１またはそれ以上の以下に列挙する成分ａ）ないしｉ）： ａ）保湿剤、特にソルビトールおよび／またはグリセリン； ｂ）増粘剤、好ましくはキサンタンガムおよび／またはヒドロキシプロピルメ チルセルロースおよび／またはヒドロキシエチルセルロースおよび／またはアラ ビアガムおよび／またはアルギン酸塩、ポリアクリル酸塩およびトラガカントガ ムまたはその混合物および／または平均粒度１ないし２０μｍ、好ましくは１な いし１５μｍで、有利には比表面積５０ないし２５０ｍ²／ｇ，好ましくは１０ ０ないし２００ｍ²／ｇ，とくに１９０ｍ²／ｇ（ＢＥＴ法で測定；ＤＩＮ６６１ ３１）の増粘性沈降水和シリカ； 特にキサンタンガムおよび／またはヒドロキシプロピルメチルセルロースおよ び／またはヒドロキシエチルセルロース； ｃ）好ましくはＳiＯ₂をベースとする研磨作用を有する物質；特に増粘効果を ほとんど有しない、平均粒度１ないし２０μｍ、好ましくは１ないし１５μｍ、 好ましくは１ないし１５μｍで、有利には比表面積５０ないし１００ｍ²／ｇ、 好ましくは７０ないし９０ｍ²／ｇ，とくに８０ｍ²／ｇ（ＢＥＴ法で測定；ＤＩ Ｎ６６１３１）の研磨性沈降水和シリカ； ｄ）有利には平均粒度２０ないし８０μｍ、好ましくは３０ないし７０μｍ、 特に４０ないし６０μｍの白色顔料、好ましくは、ＴiＯ₂； ｅ）甘味料、好ましくはアセスルパム-Ｋおよび／またはネオヘスペリジンお よび／またはナトリウムシクラメートおよび／またはサッカリンナトリウム、特 にサッカリンナトリウム； ｆ）pＨを調節するためのＮaＯＨ； ｇ）着色料； ｈ）矯味矯臭剤； ｉ）水 を含有する。 本発明の歯科衛生製品の酸性相中の保湿剤ａ）の含量は、有利には１０ないし ８０重量％、好ましくは２０ないし７０重量％、特に６０重量％である。本発明 の歯科衛生製品の塩基性相中の保湿剤ａ）の含量は、有利には５ないし７０重量 ％の範囲内、特に１０ないし５０重量％である。 本発明の歯科衛生製品の酸性相および／または塩基性相中の増粘剤ｂ）の含量 は、各ケース、好ましくは０.５ないし１５重量％、特に２.５重量％である。 本発明の歯科衛生製品の酸性および／または塩基性相中の研磨性物質ｃ）の含 量は、各ケース、有利には、８ないし２０重量％、好ましくは１０ないし２０重 量％、特に１２ないし１６重量％である。 本発明の歯科衛生製品の酸性相中に含まれる薬理学的適合性有機または無機プ ロトンドナー成分は好ましくはクエン酸、酒石酸、ラセミ酸、コハク酸、乳酸、 リンゴ酸またはオルトリン酸またはその混合物であり；特にクエン酸、酒石酸お よび／またはリンゴ酸であり、最も好ましくは、クエン酸および／または酒石酸 である。 本発明の歯科衛生製品の酸性相中に存在する薬理学的適合性プロトンドナー成 分の含量は、好ましくは塩基性相中に存在する重炭酸塩または炭酸塩の中和当量 に対応する。例えば、塩基性相中の重炭酸ナトリウムの含量が１５重量％の場合 、酸性相中の対応するクエン酸含量は好ましくは６重量％である。 好ましい具体例によれば、本発明の歯科衛生製品の酸性および／または塩基性 相は、１またはそれ以上の水溶性無機または有機フッ素化合物、好ましくはフッ 化ナトリウム、フッ化スズ、ビス（ヒドロキシエチル）−アミノプロピル−Ｎ− ヒドロキシエチル−オクタデシルアミノフルオリド、セチルアミノヒドロフルオ リドおよび／またはオレイルアミノヒドロフルオリドまたはその混合物、特にフ ッ化ナトリウムを含有する。実際には、アミノフルオリドなる用語は、好ましく 用いられる有機フッ化物の総称である。存在するキシリトールも齲歯に対してあ る程度の防御をもたらす。 このタイプの具体例の範囲内で用いられるフッ化物イオン濃度は使用者の年齢 に依存する。６歳までの子供に対しては２５０ｐｐｍないし５００ｐｐｍ；６歳 の子供から青少年までは５００ｐｐｍないし１０００ｐｐｍ；成人に対しては９ ００ないし１４５０ｐｐｍ、特に１２００ｐｐｍである。 本発明の歯科衛生製品を以下の代表例を参照して記載する。実施例１ ： 本発明の歯科衛生製品の好ましい例の二相は以下の組成を有する： 実施例２： 本発明の歯科衛生製品の別の好ましい例の二相は以下の組成を有する： 実施例３： 発泡性歯磨剤 塩基性および酸性相の粘度 ブルックフィールドＴＤ，１０ｒｐｍ ７００００−１００００ｍＰａｓ ＲＶＤＶＩＩ＋型 pＨ₂₀８.９−９.５

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カワ，ゲルトルート ドイツ連邦共和国デー−4000デュッセルド ルフ 13、ポストファッハ130520、アム・ トリッペルスベルク100番 リングナー・ ウント・フィッシャー・ゲゼルシャフト・ ミット・ベシュレンクテル・ハフツング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．二酸化炭素を放出し、重炭酸塩または炭酸塩を含有する塩基性相と、薬理 学上適合する有機または無機プロトンドナー成分を含有する酸性相を含有し、歯 科衛生製品がディスペンサーから出た後に初めて互いに接触するような２つの分 離した相の形態のペースト形歯科衛生製品であって、塩基性相中の重炭酸塩また は炭酸塩の含量が１０ないし１５重量％であることを特徴とするペースト形歯科 衛生製品。 ２．塩基性相がポリリン酸塩を含むことを特徴とする請求項１記載の歯科衛生 製品。 ３．塩基性相中のポリリン酸塩の含量が３ないし５０重量％、好ましくは５な いし４０重量％、特に５ないし２０重量％であることを特徴とする請求項１また は２記載の歯科衛生製品。 ４．塩基性相がキシリトールを含有することを特徴とする請求項３記載の歯科 衛生製品。 ５．塩基性相中のキシリトールの含量が、１.０ないし５０重量％、好ましく は５ないし４０重量％、特に２０重量％であることを特徴とする請求項４記載の 歯科衛生製品。 ６．重炭酸塩または炭酸塩がアルカリまたはアルカリ土類金属の重炭酸塩ある いはその混合物であることを特徴とする請求項１ないし５のいずれか１つに記載 の歯科衛生製品。 ７．薬理学上適合するプロトンドナー成分が、有機または無機酸、好ましくは 、酒石酸、クエン酸、ラセミ酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸またはオルトリン酸 またはその混合物であり、特に酒石酸、クエン酸またはリンゴ酸またはその混合 物であり、最も好ましくは酒石酸またはクエン酸またはその混合物であることを 特徴とする請求項１ないし６のいずれか１つに記載の歯科衛生製品。 ８．酸性および／または塩基性相が、各ケースにおいて、さらに１またはそれ 以上の以下に列挙する成分ａ）ないしｉ）： ａ）保湿剤、特にソルビトールおよび／またはグリセリン； ｂ）増粘剤、好ましくはキサンタンガムおよび／またはヒドロキシプロピルメ チルセルロースおよび／またはヒドロキシエチルセルロースおよび／またはアラ ビアガムおよび／またはアルギン酸塩、ポリアクリル酸塩およびトラガカントガ ムまたはその混合物および／または平均粒度１ないし２０μｍ、好ましくは１な いし１５μｍで、有利には比表面積５０ないし２５０ｍ²／ｇ、好ましくは１０ ０ないし２００ｍ²／ｇ、特に１９０ｍ²／ｇ（ＢＥＴ法で測定；ＤＩＮ６６１３ １）の増粘性沈降水和シリカ； 特にキサンタンガムおよび／またはヒドロキシプロピルメチルセルロースおよ び／またはヒドロキシエチルセルロース； ｃ）好ましくはＳiＯ₂をベースとする研磨作用を有する物質；特に増粘効果を ほとんど有しない、平均粒度１ないし２０μｍ、好ましくは１ないし１５μｍ、 好ましくは１ないし１５μｍで、有利には比表面積５０ないし１００ｍ²／ｇ， 好ましくは７０ないし９０ｍ²／ｇ、特に８０ｍ²／ｇ（ＢＥＴ法で測定；ＤＩＮ ６６１３１）の研磨性沈降水和シリカ； ｄ）有利には平均粒度２０ないし８０μｍ、好ましくは３０ないし７０μｍ、 特に４０ないし６０μｍの白色顔料、好ましくは、ＴiＯ₂； ｅ）甘味料、好ましくはアセスルパム-Ｋおよび／またはネオヘスペリジンお よび／またはナトリウムシクラメートおよび／またはサッカリンナトリウム、特 にサッカリンナトリウム； ｆ）pＨを調節するためのＮaＯＨ； ｇ）着色料； ｈ）矯味矯臭剤； ｉ）水を含有することを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１つに記載の 歯科衛生製品。 ９．少なくとも２つの重なった帯状物の形態または共軸の二または複数の棒状 物の形態の前記二相間で接触が起こることを特徴とする請求項１ないし８のいず れか１つに記載の歯科衛生製品。 １０．酸性相が二または複数の棒状物の心層を形成することを特徴とする請求 項９記載の歯科衛生製品。